Rational DOORS Web Access 用の OAuth-OSLC 認証の構成

base_urlconsumer_key、および secret の各プロパティー値を保管するための oslcServiceProviders.xml ファイルを作成します。

始める前に

このタスクについて

デフォルトでは、製品は RPE_HOME/config ディレクトリーで oslcServiceProviders.xml ファイルを検索します。 このデフォルト RPE_HOME/config ディレクトリーの下に oslcServiceProviders.xml ファイルを作成する利点は、これ以上の構成を行う必要がないことです。 ただし、製品を新しいバージョンにアップグレードするときには、このファイルのバックアップを作成することを忘れないでください。 インストールおよびアップグレードを行った後、新たにインストールした製品の RPE_HOME/config ディレクトリーにバックアップ oslcServiceProviders.xml ファイルを入れることができます。
oslcServiceProviders.xml ファイルをデフォルトの RPE_HOME/config ディレクトリー外に指定することはできますが、その場合は com.ibm.rational.rpe.config.oslcServiceProviders プロパティーで oslcServiceProviders.xml ファイルの場所を指定する必要があります。 ロケーションが HTTP セキュア・パスである場合、com.ibm.rational.rpe.config.oslcServiceProviders.usr および com.ibm.rational.rpe.config.oslcServiceProviders.pwd プロパティーで認証資格情報を指定する必要があります。 以下のいずれかのスコープを使用して、これらのプロパティーを指定してください。

oslcServiceProviders.xml ファイルをデフォルト RPE_HOME/config ディレクトリー外に作成することにより、チーム・コラボレーション環境がサポートされます。 oslcServiceProviders.xml ファイルは、共有ロケーションに置かれ、その共有ロケーションを指すように com.ibm.rational.rpe.config.oslcServiceProviders プロパティーが設定されていれば、複数のユーザーが再利用できます。

手順

  1. Rational Publishing Engine インストール・ディレクトリーにあるサンプル RPE_HOME/config/oslcServiceProviders-sample.xml のコピーを作成します。
  2. テキスト・エディターで、oslcServiceProviders.xml ファイルのコピーを開きます。
  3. title タグで、データ・ソース・プロバイダーの名前を入力します。
  4. description タグで、データ・ソース・プロバイダーの説明または注を入力します。
  5. base_url タグで、データ・ソースへの基本 URL を入力します。

    Rational DOORS クライアント内で URL を識別するには、オープン・モジュールからオブジェクト URL を右クリックし、「URL のコピー」をクリックします。

    Rational DOORS Web Access 内で URL を識別するには、「データベース・エクスプローラー」ビューに移動し、モジュールを開いてオブジェクトを選択します。 「属性」 > 「システム」セクションの下で、「URL」フィールドの値をコピーします。 例えば、「URL」フィールドを右クリックして「ショートカットのコピー」メニュー・オプションを選択します。

    例: https://server:port/dwa

  6. pattern タグで、データ・ソースの URL パターンを入力します。 一般に、base_url タグおよび pattern タグには、同じ Rational DOORS Web Access データ・ソース URL 値が含まれています。 oslcServiceProviders.xml ファイルに指定されているデータ・ソースのリストがある場合、このパターンを使用して、どのデータ・ソース詳細がデータ・ソース要件に一致するかを識別します。

    例: https://server:port/dwa

  7. consumer_key タグで、データ・ソースからのコンシューマー・キーを入力します。

    consumer_key 値を識別するには、Rational DOORSで、「ファイル」 > 「OSLC」 > 「ローカル・キー」をクリックします。

  8. secret タグで、データ・ソースからの秘密値を入力します。

    secret 値を識別するには、Rational DOORS で、「ファイル」 > 「OSLC」 > 「ローカル・キー」をクリックします。 「OAuth 秘密鍵」フィールドを見つけます。 「OAuth 秘密鍵」の値は、Rational Publishing Engine secret プロパティーに入力する値です。

  9. oslcServiceProviders.xml ファイルを、Rational Publishing Engine インストール・ディレクトリー外のロケーションに保存します。