レポート設計者 Ryan: テンプレートからレポートを設計

レポート設計者は、Document Studio で作成済みのテンプレートを Rational® Publishing Engine Web アプリケーションにアップロードし、ここでテンプレートをレポートに組み立てることができます。 設計者のチームのユーザーは誰でも、そのレポートから文書を生成できます。 Ryan の例に従ってください。

始める前に

この例で、Ryan は Document Studio で 2 つのテンプレート (.dta ファイル) を作成します。 最初のテンプレートは RSS 2.0 フィードの先頭 25 項目を作成し、2 番目のテンプレートは終了ページです。 また、この文書の Microsoft Word 出力に適用するスタイル・シート (.dot ファイル) も設計します。

このタスクについて

複数のセクションがある大きなテンプレートを 1 つ作成することもできますが、Ryan は各セクション用に小さなテンプレートを使用したいと考えました。 そのようにすれば、マネージャーから新規文書を要求されたときに、テンプレートを再使用して、さまざまなレポートに素早く組み立てることができます。例えば、表紙、目次、概要、本文、索引、および裏表紙のテンプレートを作成したとします。

手順

  1. Web アプリケーションの「設計」ページを開きます。
  2. 最初に、Ryan は作成したテンプレートをアップロードしてテンプレートのリストにする必要があります。
    ヒント: 「例を生成するにはここをクリックします」リンクを使用して、サンプルのテンプレート、レポート、およびデータ・ソース接続をインポートできます。 このチュートリアルではリソースとして、「News Feed」テンプレートおよび「Closing Page」テンプレートと、スタイル・シート Standard RPE Format を使用できます。 これらのアセットを使用すれば、テンプレートおよびスタイル・シートのアップロードをスキップして、ステップ 4 に進むことができます。
    生成例
    1. 「アセットのアップロード」をクリックします。
    2. 「名前」フィールドに News feed と入力します。
    3. デフォルトのテンプレート・タイプを受け入れます。
    4. ファイルを参照して探し、「アップロード」をクリックします。
    5. 以上の手順を繰り返して、終了ページのテンプレートを追加します。
    RSS フィード・テンプレートと終了ページ・テンプレートがリストに追加されます。
  3. 次に、Ryan は処理対象のスタイル・シートを追加したいと考えます。
    1. 「アセットのアップロード」をクリックします。
    2. スタイル・シートの名前を指定します。
    3. 「タイプ」フィールドで「スタイル・シート」を選択します。
    4. ファイルを参照して探し、「アップロード」をクリックします。
  4. これで Ryan はこれらのテンプレートを 1 つのレポートに組み立てることができます。完成した文書に表示したい順序でテンプレートを配置することが重要です。 「レポートの作成」をクリックします。
    1. 「使用可能なテンプレート」リストから「News Feed」テンプレートを「このレポートで使用されるテンプレート」リストにドラッグします。
    2. この手順を繰り返して、「Closing Page」テンプレートを追加します。
    ヒント: テンプレートは、レポートに表示される順序でリストされます。 テンプレートをレポートにドラッグ後、順序を変更できます。 また、1 つのレポートで必要な回数だけ同じテンプレートを追加できます。
  5. Ryan の上司は PDF と Microsoft Word の両方の出力を提供するよう要求したため、Ryan はこれらの両オプションを選択します。
  6. Ryan はスタイル・シートを Microsoft Word 出力に適用したいため、「Microsoft Word」チェック・ボックスの下にある *.dot スタイル・シートを選択します。
  7. Ryan はレポートに Daily News という名前を付け、レポートを保存します。 彼のチームとレポートを共有する準備がまだできていないため、「文書生成に使用可能にする」チェック・ボックスはクリアしたままにします。
    2 つのテンプレートから作成されたレポート
  8. Ryan は、チームとレポートを共有する前に、文書を手短にテストしたいと考えます。
    1. 「設計に戻る」をクリックして「設計 (Design)」ページに戻ります。
    2. 「設計」ページの「レポート」タブをクリックします。 レポートはまだエンド・ユーザーに対して使用可能になっていないため、レポートの名前には [Draft] が付加されます。
    3. 必要なレポートの「アクション」列で、「文書のプレビュー」アイコン 文書のプレビュー を選択します。
    4. Ryan に、データ・ソース接続をレポートに関連付けるように求めるプロンプトが出されます。 Jazz™.net からの RSS フィードを使用したいので、「接続が表示されませんか? 作成しましょう」リンクをクリックします。
      1. フィードのタイトルと説明を入力します。
      2. URL をデータ・ソースに追加します。 この例では RSS フィードを使用するため、Ryan は https://jazz.net/library/rss/ と入力します。
      3. この特定のデータ・ソースは、公にアクセス可能であるため、Ryan は認証のフィールドをブランクのままにします。
      4. 接続を保存します。
      注: データ・ソース接続の定義は、レポートを作成する前に行うことも可能です。
    5. 「接続」リストで、Ryan は作成した Jazz.net 接続を選択し、「プレビュー」をクリックして文書をプレビューします。
      注: 「Closing Page」テンプレート例では、endingTitle 変数の値の入力を求めるプロンプトが出されます。 End of Document のようなテキストを入力して、「次へ」をクリックします。
      データ・ソース接続の選択
      「プレビュー」は各照会から最初の 10 レコードを表示し、「生成」は各照会からのすべてのレコードが含まれる文書を作成します。
    6. ジョブが終了したら、「状況」列の「文書のダウンロード」 文書のダウンロード をクリックします。
      文書のプレビュー
    7. Ryan に、.zip ファイルを開くか保存するように求めるプロンプトが出されます。 Ryan はファイルを開いて内容を確認します。
    8. 生成された文書に問題がなければ、「編集」列の「レポートの編集」 レポートの編集 をクリックして、レポートをチームと共有します。
    9. Ryan は「文書生成に使用可能にする」チェック・ボックスを選択し、「更新」をクリックします。 これでレポートはドラフト状態ではなくなり、Susan はこのレポートから文書を生成できます。