アーキテクチャー

Rational® Publishing Engine には、アプリケーション・サーバーにデプロイされた Web アプリケーション、およびユーザー・ワークステーションのデスクトップにインストールされた Eclipse ベースのアプリケーションが含まれています。
図 1. Rational Publishing Engine アーキテクチャー
Rational Publishing Engine アーキテクチャー

Rational Publishing Engine クライアント

Rational Publishing Engine では、文書を生成するために以下のクライアントが提供されます。
  • Document Studio: レポート作成者は、このスタンドアロン・アプリケーションを使用して、指定されたデータ・ソースからデータを引き出すテンプレートを作成できます。Document Studio は、文書テンプレート・アーカイブ・ファイル (.dta) を作成します。
  • ランチャー: このスタンドアロン・アプリケーションから文書を生成することができます。 ランチャーは、文書仕様ファイル (.dsx) を通じて、テンプレート出力を構成し、レポートを生成します。

追加のコンポーネント

Rational Publishing Engine クライアントのインストール時に、以下の追加のコンポーネントをオプションでインストールできます。
  • リモート・サービス:
    • 2.0 Web アプリケーション: レポート設計者は、Document Studio で作成されたテンプレートを Web アプリケーションにインポートし、それらをデータ・ソースに接続できます。 その後で、エンド・ユーザーは、テンプレートまたはデータ・ソースに関する知識を必要とすることなく、シングルクリックで文書を生成できます。 文書生成をスケジュールに入れることもできます。
    • 1.x リモート・サービス・アプリケーション: リモート・サービス・アプリケーションに含まれているリモート文書生成コンポーネントを使用して、リソースと時間を消費する発行操作を、別のコンピューターまたはサーバーに再配置することができます。 リモート・サービス・アプリケーションには、以下の機能も含まれています。
      • セントラル管理コンポーネント: セントラル管理コンポーネントは、組織内で一般的に使用されるファイルにアクセスするための共通アセット・ストレージ・システムです。
      • モニターおよび制御コンポーネント: 管理者は、モニターおよび制御コンポーネントの管理ユーザー・インターフェースを使用して、異なるクライアントからリモートで実行するように要求されたすべての文書生成ジョブの状況を確認できます。管理者は、必要に応じてトラブルシューティングのヘルプまたはジョブの取り消しを行うことができます。
      • レポート・スケジューラー・コンポーネント: レポート・スケジューラー・コンポーネントを使用すると、リモート文書生成ジョブを指定時刻にまたは指定間隔で実行するようスケジュールできます。
  • アドイン: このアドインは IBM® Rational DOORS® 統合で使用可能です。 アドインを使用して、発行プロセスを Rational DOORS から直接開始することができます。 これらのいずれかの製品の有効なインストール済み環境が検出されると、アドインが自動的にインストールされます。

リモート文書生成用にサーバーにリモート・アプリケーションと Rational Publishing Engine クライアントをインストールしている場合、リモート・アプリケーションはインストールが完了したときにアプリケーション・サーバーにデプロイできる状態になっています。

アプリケーション・サーバー

Rational Publishing Engine のインストールにはアプリケーション・サーバーは含まれないため、Rational Publishing Engine の Web アプリケーションまたはリモート・サービス・アプリケーションをデプロイするには、以下のいずれかのアプリケーション・サーバーを事前にインストールしておく必要があります。