DB2 付属の WebSphere Application Server をデータ・ソースとして構成

WebSphere® Application Server 上で DB2® データベースをセットアップし、Web アプリケーションとの接続を構成する必要があります。

始める前に

IBM® DB2 データベースを Rational® Publishing Engine Web アプリケーション用に作成する必要があります。 このデータベースには 16K ページと UTF-8 コード・セットが必要です。この例では、rpedb1 という名前のデータベースを使用します。データベースの作成については、DB2 製品資料を参照してください。

手順

  1. JDBC プロバイダーを作成します。
  2. rpeng アプリケーションのデータ・ソースを作成します。
  3. dgaas アプリケーションのデータ・ソースを作成します。
  4. 認証データ入力を作成します。

JDBC プロバイダーの作成

手順

  1. WebSphere Application Server を開始します。
  2. ブラウザーで管理コンソール (https://server:port/ibm/console) を開いてログインします。

    例: https://localhost:9043/ibm/console

  3. 「リソース」 > 「JDBC」 > 「JDBC プロバイダー (JDBC Providers)」を選択します。
  4. スコープを「セル」に設定します。
    セル
  5. 「新規」をクリックします。
  6. 「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザードで、以下のように選択します。
    1. データベース・タイプ (Database type): DB2
    2. プロバイダー・タイプ (Provider type): DB2 Universal JDBC ドライバー・プロバイダー (DB2 Universal JDBC Driver Provider)
    3. 実装タイプ (Implementation type): XA データ・ソース (XA data source)
    4. 実装タイプ (Implementation type): 名前を入力します (例: RPE)。
    「新規 JDBC プロバイダーの作成 (Create new JDBC provider)」ウィザード
  7. 「次へ」をクリックします。
  8. 「データベース・クラスパス情報の入力 (Enter database class path information)」セクションに、クラスパスを入力します。以下の DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH を、DB2 .jar ファイルが置かれているディレクトリーに置き換えてください。
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc.jar
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc_license_cu.jar
    <DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH>/db2jcc_license_cisuz.jar
  9. WebSphere 変数 ${DB2UNIVERSAL_JDBC_DRIVER_PATH} として保存されている db2jcc.jar、db2jcc_license_cisuz.jar のディレクトリー・ロケーションを入力します (例: C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥java)。
  10. ネイティブ・ライブラリー・パスを入力します (例: C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥java)。
  11. 「適用 (Apply)」をクリックします。
    データベース・クラスパス情報の入力
  12. ネイティブ・ライブラリー・パスが正しいことを確認し、「次へ」をクリックします。
    ネイティブ・ライブラリー・パス
  13. 「要約」ページを確認して、「終了」をクリックします。
    ネイティブ・ライブラリー・パス
  14. 変更内容をマスター構成に保存します。

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

  1. 作成した JDBC プロバイダーに移動します。
    1. 「データ・ソース」をクリックします。
      「データ・ソース」リンク
    2. 「データ・ソース名」フィールドに、rpeng と入力します。
    3. 「JNDI 名 (JNDI name)」フィールドに RPENG_DB と入力し、「次へ」をクリックします。
      基本データ・ソース情報の入力
  2. データ・ソースに関するデータベース固有のプロパティーを入力し、「次へ」をクリックします。
    1. 「ドライバー・タイプ (Driver Type)」値を 4 に設定します。
    2. 「データベース名 (Database Name)」フィールドに、データベース名を入力します。
    3. 「サーバー名 (Server Name)」フィールドに、DB2 が稼働しているマシンのホスト名を入力します。
    4. 「ポート番号 (Port Number)」フィールドに、DB2 データベースのポート番号を入力します。
      データ・ソースに関するデータベース固有のプロパティーの入力
  3. 「セキュリティー別名の設定 (Setup security aliases)」セクションで、「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページを確認して、「終了」をクリックします。
    データ・ソースの要約
  5. 変更内容をマスター構成に保存します。

dgaas アプリケーションのデータ・ソースの作成

手順

rpeng アプリケーションのデータ・ソースの作成』の手順を繰り返し、DGAAS「データ・ソース名 (Data source name)」として設定し、DGAAS_DB「JNDI 名 (JNDI name)」として設定します。
基本データ・ソース情報の入力

認証データ入力項目の作成

手順

  1. RPE JDBC プロバイダーに移動し、「データ・ソース」をクリックします。
  2. 「データ・ソース」ページで、rpeng データ・ソースをクリックします。
  3. 「関連項目 (Related Items)」セクションで、「JAAS-J2C 認証データ (JAAS-J2C authentication data)」をクリックします。
  4. 「新規」をクリックします。
  5. DB2 別名、ユーザー ID、パスワードを入力し、「OK」をクリックします。
    新規認証データ
  6. 変更内容をマスター構成に保存します。
  7. rpeng データ・ソースに戻ります。
  8. 「セキュリティー設定 (Security settings)」で、以下のオプションに対して rpedb1 データベースを選択します。
    1. XA リカバリーの認証別名 (Authentication alias for XA recovery)
    2. コンポーネント管理認証別名 (Component-managed authentication alias)
    3. コンテナー管理認証別名 (Container-managed authentication alias)
    セキュリティー設定
  9. 「OK」をクリックして保存します。
  10. rpeng データ・ソースに再度移動し、「接続のテスト (Test Connection)」をクリックしてデータ・ソースをテストします。
    接続テストの成功
  11. dgaas データ・ソースについてステップ 7 から 10 を繰り返します。