IBM® Rational® Publishing Engine 2.0 Web アプリケーションは、テンプレートからレポートを作成し、文書を生成および表示するための Web インターフェースを備えています。
これには文書生成サービスが含まれます。
文書の作成には通常、レポート設計者と日常ユーザーという 2 つの役割が関与します。
- レポート設計者は、Document Studio で作成したテンプレートを、スタイル・シートとともに Web アプリケーションにアップロードできます。
テンプレートからレポートを組み立て、データ・ソース接続を作成できます。
- これにより、日常ユーザーが、テンプレートのコーディングの知識や構成は必要なしにレポートから文書を生成できるようになります。
2.0 Web アプリケーション機能
2.0 Web アプリケーションには以下の機能があります。
- 日常ユーザーは、文書を生成するために Rational Publishing Engine デスクトップ・アプリケーションをインストールする必要がありません。
- アラートは、文書生成の完了を文書へのリンクとともに通知します。
- すべての文書生成結果または個々のファイル・タイプをダウンロードします。
- 固有 URL を使用して文書を共有します。
- 文書生成ジョブを、特定の時刻または間隔で実行するようにスケジュールします。
- 構成管理が有効になっているプロジェクトに関して報告を行います。
- レポート設計者は、文書生成者に複雑さを意識させないようにすることができます。
- レポート設計者は、1 つ以上のテンプレートを結合してレポートを作成できます。
- レポート設計者はドラフト・レポートを作成できます。
テンプレート、レポート、および文書の相違点
テンプレート とは、レポート設計者がデータ・ソース・スキーマ、変数、およびスタイルを使用して Rational Publishing Engine Document Studio で作成する 1 つのリソースです。テンプレートにはファイル拡張子として .dta が付きます。
レポート は、1 つ以上のテンプレートまたはスタイル・シートから組み立てられます。
テンプレートは、レポートのセクションに対応します。例えば、目次、表紙、本文、索引、および裏表紙に異なるテンプレートを使用できます。これらのテンプレートは、さまざまな文書で再利用することができます。
文書 は、レポートから生成されます。ユーザーは、レポート設計者が作成したレポートを見つけて、シングルクリックで文書を生成できます。
文書は Microsoft Word、HTML、PDF、XSL-FO のいずれかのフォーマットで生成できます。