リリース情報 - IBM Rational Performance Tester バージョン 9.0

本書には、IBM® Rational® Performance Tester の既知の制限および問題に関する情報が記載されています。

目次

説明

Rational Performance Tester は、Web、ERP、およびサーバー・ベースのソフトウェア・アプリケーションの負荷テストおよびスケーラビリティー・テストを自動化するためのスクリプト不要な環境です。 Rational Performance Tester は、システムのボトルネックの存在と原因を特定するのに役立つ、情報が豊富でカスタマイズ可能なレポート作成機能を備えています。 テスト中のアプリケーションがサーバーと対話するときに利用するネットワーク・トラフィックをキャプチャーします。 このネットワーク・トラフィックは、テストを再生するときに複数の仮想ユーザーに対してエミュレートされます。 Rational Performance Tester では、次のプロトコルまたはドメインを使用するアプリケーションをテストできます。
  • HTTP
  • SAP (GUI)
  • Citrix
  • Socket
  • TN3270
  • サービス (SOA)
コンピューターにお金を投資せずにテストの負荷の規模を拡大する場合は、クラウド・ロケーションで実行するスケジュールを作成できます。実行に必要なエージェントの数を指定できます。クラウド実行のコストは、仮想ユーザー数と時間数に基づいています。

このファイルの情報は、IBM Rational Performance Tester に適用されます。

注: このファイルの翻訳バージョンは、Rational Performance Tester のナレッジ・センターにもあります。

システム要件

Rational Performance Tester のハードウェアおよびソフトウェアの互換性については、http://www.ibm.com/software/products/en/performance#tab_othertab1の資料を参照してください。

バージョン 9.0 の新機能

  • SOA テスト拡張を指定した WebSphere Java MQ テストの記録および実行のサポート。WebSphere Java MQ のサービス・テストの作成を参照してください。
  • IBM Rational Quality Manager サーバーに接続するための Kerberos 認証およびプロキシー・モードをサポートする UI。Rational Quality Manager アダプターの構成を参照してください。
  • Rational Performance Tester Stater Edition が利用可能。製品ライセンスを必要とすることなく、テストの作成とデバッグを簡単に行えるように、Starter Edition が利用可能になりました。ただし、一部のテスト実行機能は、フル・バージョンの製品でのみ利用可能です。http://developer.ibm.com/testing/docs/rptse/を参照してください。
  • ベータ版で Web 分析がサポートされ、新しい Web ベースのレポート・インフラストラクチャーの探索およびフィードバック提供を行うことができます。この新しい実装では、レポート作成のための新機能が提供されているほか、対話性およびビジュアルの面が向上しています。その一方で、統計データの収集、永続化、処理における CPU 使用量とメモリーのオーバーヘッドが低下しています。Web 分析のベータ版は実動用ではなく、実行結果を標準のレポートで参照することはできません。Web 分析のベータ版を探索するには、eclipse.ini ファイル内で -DltStats=2 を使用し、Rational Performance Tester を開始し、テストまたはスケジュールを実行します。Web 分析レポートの結果の評価を参照してください。
  • プロトコル・ライセンスを必要とすることなく、SOA 拡張を指定して単一ユーザーに対するサービス・テストの実行をサポート。製品の試用版では、以前と同様に、ユーザー数 5 人までのテストを実行できます。それより多いユーザー数でテストを実行する場合は、以前と同様に、Virtual Tester Pack のライセンス、IBM Rational Performance Test ServerIBM Rational Test Virtualization Server が必要です。あるいは、IBM Rational Performance Tester on Cloud サービスをサブスクライブする必要があります。
  • Windows プラットフォームおよび Linux プラットフォーム上での WebSphere Application Server Liberty プロファイル 8.5.5.5 のインスツルメントのサポート。

製品のインストール

IBM Installation Manager の更新手順を使用して、以前のバージョンの製品から v9.0.0 以降に更新することはできません。最初に以前のバージョンをアンインストールしてからフレッシュ・インストールを実行する必要があります。詳しくは、製品ソフトウェアのインストールを参照してください。

既知の制限

既知の問題についてはダウンロード資料で説明しています。ダウンロード資料は http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27036136 から選択してください。 既知の問題は、個別の技術情報の形式でサポート知識ベースにも掲載されています。

IBM Rational ソフトウェア・サポートへのお問い合わせ

IBM Rational Software Support では、技術的な支援を提供します。

サポートを求める際に必要となる連絡先情報、ガイドラインまたは参照資料については、IBM Software Support Handbook を参照してください。

Rational Performance Tester の製品情報については、製品のホーム・ページ (www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/) にアクセスしてください。

FAQ、既知の問題やフィックスの一覧、およびその他のサポート情報については、製品のサポート・ページ www.ibm.com/software/awdtools/tester/service/support/index.html にアクセスしてください。

重要なアップグレードの通知など個人別のサポートを受けるには、http://www.ibm.com/support/mysupport/ で登録してください。

Rational ソフトウェア製品ニュース、イベントなどの情報については、IBM Rational Software Web サイトにアクセスしてください。

IBM Rational ソフトウェア・サポートに連絡する前に、問題を説明するために必要な背景情報を収集してください。 IBM ソフトウェア・サポート・スペシャリストに問題を説明する際は、効率的に問題を解決できるよう、できるだけ具体的に、関連する背景情報をすべて説明してください。 時間の節約のため、次の質問に対する回答を用意しておいてください。
  • 問題が発生したときに実行していたソフトウェアのバージョンは何ですか。
  • 問題に関するログ、トレース、またはメッセージはありますか。
  • 問題を再現できますか。 再現できる場合、再現するために行う手順は何ですか。
  • 問題の予備手段はありますか。 ある場合、予備手段を説明する用意をしてください。


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