パフォーマンス・テストを記録および実行するには、SAP R/3 アプリケーション・サーバーと、リモート・コンピューターにインストールされているすべての SAP GUI クライアントでスクリプトが使用可能に設定されている必要があります。 以下の説明は SAP R/3 バージョン 6.40 を対象としており、その他のバージョンでは説明と異なる場合があります。 詳しくは、SAP の資料を参照してください。
始める前に
パフォーマンス・テストは、SAP Scripting API および ActiveX に依存します。 SAP GUI クライアントのインストール時に ActiveX がインストールされていることを確認し、SAP R/3 サーバーでスクリプトを使用可能にしてください。
注: 以下のアクションは、1 回実行するだけで構いません。 再始動後も、SAP R/3 サーバーでスクリプトは使用可能なままとなります。
手順
SAP R/3 サーバーでスクリプトを使用可能にするには、以下のようにします。
- SAP GUI インストール・ディレクトリーに Scripting ディレクトリーがあることを確認します。 このディレクトリーが存在しない場合、SAP Scripting API はインストールされていません。SAP Scripting API オプションを使用して SAP GUI を再インストールしてください。
- SAP GUI クライアントを実行し、ご使用のユーザー名とパスワードで SAP R/3 にログオンします。 サーバーでのスクリプトを使用可能にするには、管理者特権が必要な場合があります。
- SAP で、トランザクション rz11 を実行し、パラメーター名 sapgui/user_scripting を入力して、「Display」をクリックします。 パラメーターが見つからない場合、SAP から正しいサポート・パッケージ・レベルを入手していることを確認してください。 詳しくは、SAP 担当員にお問い合わせください。
- 「Current value」が FALSE である場合、「Change value」ボタンをクリックし、「New value」を大文字で TRUE に設定します。
- 「Save」をクリックし、トランザクションを終了します。 次にログオンするときに、スクリプトが使用可能になります。
- SAP GUI クライアント・ツールバーで、「Customizing of Local Layout」ツールバー・ボタンをクリックし、「Options」を選択します。
- 「Scripting」ページを選択します。
- 「Enable Scripting」を選択し、「Notify When a Script Attaches to Running GUI」および「Notify When a Script Opens a Connection」の両方を使用不可にします。
- 「OK」をクリックします。
- 「Help」メニューで「Settings」を選択し、次に「F4 Help」ページを選択します。
- 「Display」で「Dialog (modal)」を選択し、「Enter」
ボタンをクリックします。
次のタスク
すべてのリモート・コンピューター上の SAP GUI について、ステップ 5 から 9 を繰り返します。 SAP R/3 アプリケーション・サーバーでのスクリプトの使用可能化についての詳細は、SAP から入手可能な以下の SAP ノートを参照してください。
- 480149: ABAP and patch level requirements
- 587202: Limitations of SAP GUI Scripting
- 527737: Composite SAP Note on SAP GUI Scripting
- 612454: SAP GUI Scripting status and lifetime
- 619459: SAP GUI Scripting support of SAP applications