Microsoft Windows Vista、Windows 7、および Windows Server 2008 には、以前の Windows バージョンにはないセキュリティー機能が組み込まれています。 応答時間明細データを収集するには、これらのオペレーティング・システムのセキュリティー設定を調整する必要があります。 デフォルトのセキュリティー設定では、応答時間明細の収集は許可されていません。 デフォルトでは、ファイアウォールによりインバウンド接続試行操作がブロックされます。インバウンド接続ルールを作成し、IBM® Rational® Performance Tester Agent がコンピューターに接続できるようにする必要があります。
始める前に
応答時間明細を収集するには、データ収集インフラストラクチャーがインストールされて構成済みであり、テスト中の分散アプリケーションで使用されているすべてのコンピューターで実行中である必要があります。 データ収集インフラストラクチャーのインストール方法については、インストール・ガイドを参照してください。 テストの応答時間明細の収集を使用可能にしたものの、リモート・コンピューターがデータ収集インフラストラクチャーを実行していない場合、以下のエラーが表示されます。IWAY0159E hostname で、データ収集インフラストラクチャーが実行されていないと考えられます。 実行中であることを確認し、再試行してください。
手順
- 「Windows 管理ツール」コントロール パネルを開き、「ローカル セキュリティ ポリシー」をクリックします。 「ローカル セキュリティ ポリシー」ウィンドウが開きます。
- 「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を展開します。
- 「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール - ローカル グループ ポリシー オブジェクト (Windows Firewall with Advanced Security - Local Group Policy Object)」を展開します。
- 「インバウンド ルール (Inbound Rules)」を選択します。 右側のペインを右クリックし、「新規の規則」を選択し、以下の手順を実行します。
- 「規則の種類」ページで「ポート」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「プロトコルおよびポート」ページで「TCP」を選択し、ポート 10002, 10003, 10004, 10005, 10006 を入力してから、「次へ」をクリックします。
- 「操作」ページで「接続を許可する」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 「プロファイル」ページで、すべてのプロファイルを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「名前」ページで、例えば Remote Agent Controller などの名前を入力し、「完了」をクリックします。
- 新規の規則を右クリックし、「規則の有効化」を選択します。