Citrix Web Interface から Citrix セッションを記録し、この接続方式によって提供されるロード・バランシング機能を使用することができます。セッションの記録を完了すると、ウィザードは Citrix テストを生成します。
始める前に
- デフォルトでは、IBM® Rational® Performance Tester Agent はサービスとして開始されます。エージェントで Citrix テストを実行する場合は、Rational Performance Tester Agent をプロセスとして開始する必要があります。
エージェントをプロセスとして開始するには、次のようにします。
- 「Windows サービス」ウィンドウを開きます。
- Majordomo サービスについて、「スタートアップの種類」を「手動」に変更し、「状態」を「停止」に変更します。
- エージェントのインストール・ディレクトリーにある Majordomo フォルダーを開き、Majordomo.exe ファイルをダブルクリックします。
手順
- をクリックし、「Citrix 記録」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「テスト・スイートのロケーションの選択」ページでプロジェクトを選択します。
- 「テスト・ファイル名」で Citrix テストの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「Citrix 接続設定」ページで「Web インターフェースを使用」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「クライアント・アプリケーションの選択」ページで、使用する Web ブラウザーを選択し、「次へ」をクリックします。
- 選択内容に応じて、以下のいずれかの手順を実行します。「レコーダーの設定」ページで、選択したブラウザーに応じて以下の詳細を指定します。
- プロキシーを通じた HTTP または SOCKS トラフィックを記録する場合は「プロキシー・レコーダーを使用してトラフィックを記録する」をクリックし、プロキシーを使用できないアプリケーションの低レベルネットワーク・トラフィックを記録する場合は 「ソケット・レコーダーを使用してトラフィックを記録する」をクリックします。 このオプションは、主に Mozilla
Firefox または Microsoft Internet
Explorer を使用していない場合に使用します。
注: プロキシー記録の使用時に、特定のエンドポイントへの HTTP 要求または HTTPS 要求をフィルターで除外して、それらのエンドポイントへの要求が記録されないようにすることができます。
プロキシー記録の設定を参照してください。
- サーバーでクライアントの SSL 認証を必要とする場合は、プロキシー・レコーダーがクライアントとしてサーバーから認証されるように、クライアント証明書の鍵ストアを提供します。「サーバーは特定のクライアント証明書を要求します」チェック・ボックスを選択します。 サーバー証明書の鍵ストアのファイル名およびパスワードを指定します。 複数の証明書が必要な場合は、「複数の証明書」をクリックし、「追加」をクリックして、ホスト名とポートごとに証明書の鍵ストアのファイル名およびパスワードを指定します。
- 「Mozilla Firefox」を選択した場合は、Firefox の一時プロファイルを使用するように選択することもできます。 これにより、通常のプロファイルに関連付けられている可能性のあるブックマーク、プラグイン、およびツールバーがない状態で、Firefox が開始されます。「代替 Firefox プロファイルを使用する」チェック・ボックスを選択し、「一時 Firefox プロファイルを使用する」を選択します。
- 「プロキシー・レコーダーを使用してトラフィックを記録する」をクリックした場合、「拡張」をクリックすると、ブラウザーが使用するネットワーク接続設定のレビューおよび編集を行うために HTTP または SOCKS のプロキシー・レコーダーを使用するかどうかを指定したり、拡張 SSL 認証設定を指定したりすることができます。 「ソケット・レコーダーを使用してトラフィックを記録する」をクリックした場合は、拡張 SSL 認証設定を指定します。
- 記録を開始するには、「完了」をクリックします。 Web ブラウザーが開きます。
- Web ブラウザーで、Citrix Web インターフェース・サーバーの URL を指定します。
- 「Citrix Web Interface」ページで、ユーザー名、パスワード、およびドメインを入力してセッションを開きます。Citrix Web Interface で、サーバー上で公開され、ユーザーが使用可能なアプリケーションのリストが表示されます。テストするアプリケーションを選択します。 「Citrix 記録」ウィンドウが開きます。ツールバーのレコーダー・コントロールを使用して、コメントを追加したり、同期を記録したり、記録中に画面キャプチャーを実行したりすることができます。
- 記録済みテストにユーザー・コメントを追加するには、「ユーザー・コメントの挿入」アイコン
をクリックします。 Citrix テストは長く、テストの内容を読み取ることが困難なことがあるため、重要なエレメントを見分けることができるように、分かりやすいコメントを追加すると便利です。
- 記録済みテストにイメージ同期を追加するには、「イメージ同期の挿入」アイコン
をクリックし、同期に使用される画面区域を選択して、「イメージ同期の挿入」アイコンを再度クリックします。 イメージ同期によって、テストは、ウィンドウ・イベントのみに集中するのではなく、再生中に画面区域の内容を追跡することができます。 イメージ同期を使用することによって、多くのウィンドウの作成や変更はしないがウィンドウの内容を定期的に更新するアプリケーションで、テストの同期を保つことができます。イメージの内容は、ビットマップ・ハッシュ・コードとしても、光学式文字認識によって取得されたテキスト値としても評価することができます。テスト・エディターで、イメージ同期に検査ポイントを追加することもできます。
- 記録したテストに画面キャプチャーを追加するには、「画面のキャプチャー」アイコン
をクリックします。 画面キャプチャーによりテストが読みやすくなり、記録したテストを容易に理解できるようになります。
- 画面キャプチャーの設定を変更するには、「画面キャプチャーの設定」アイコン
をクリックし、以下のいずれかのオプションを選択します。 - 自動画面キャプチャーなし
- テスト・レコーダーで画面キャプチャーを自動的に記録しないようにするには、このオプションを選択します。 このオプションを選択しても、画面キャプチャーを手動で記録できます。 デフォルトではこのオプションが選択されています。
- 画面をキャプチャーする頻度 (毎)
- 定期的な画面キャプチャーを自動的に記録し、キャプチャー間の時間を指定するには、このオプションを選択します。
- ウィンドウ作成時に画面をキャプチャー
- Citrix でウィンドウ・オブジェクトが作成されるたびに画面キャプチャーを記録するには、このオプションを選択します。
- ツールチップは除外する
- 「ウィンドウ作成時に画面をキャプチャーする」が選択されている場合、このオプションを使用可能にして、記録中ツールチップ・イベントが表示されるたびに画面キャプチャーが作成されないようにします。 このオプションを使用不可にすると、ツールチップの表示時に画面キャプチャーが記録されます。
- テスト対象のアクションのシーケンスが完了したら、「記録の停止」 (
) をクリックするか、Citrix アプリケーションおよび Web ブラウザーを閉じて、セッションを閉じ、レコーダーを停止します。 テストの生成と共に、「進行状況」ウィンドウが開きます。完了すると、「レコーダー・コントロール」ビューに、テスト生成が完了しました というメッセージが表示され、テスト・ナビゲーターがテストをリスト表示して、テスト・エディター内でそのテストが開きます。
タスクの結果
テスト・エディターに HTTP ページおよび Citrix ユーザー・アクションの両方が表示されます。
次のタスク
Citrix Web インターフェース・テストを実行するには、テスト・エディターで
「テストの実行」をクリックします。