通常、注釈は、注釈ツールバーにアクションを追加することによって作成します。
このアクションはツールバー・ボタンとして表示されます。
注釈ツールバーに新規アクションをコントリビュートするには、以下の手順を実行します。
- com.ibm.rational.test.lt.recorder.ui.annotationContribution 拡張ポイントおよび annotationAction エレメントを使用して、plugin.xml ファイルで新規の注釈アクションを宣言します。
- 注釈アクションに固有の ID を割り当てます。
- このアクションをデフォルトで表示するかどうかを決定します。
デフォルトで表示されるアクションは、クライアントまたはレコーダーによって使用不可にされない限り、すべての記録セッションで使用できます。
デフォルトで表示されないアクションは、レコーダーまたはクライアントがそのアクションを要求した場合にのみ使用できます。
- このアクションの実装クラスを定義します。
この実装クラスは、com.ibm.rational.test.lt.recorder.ui.actions.AbstractAnnotationAction 抽象クラスを拡張する必要があります。
AbstractAnnotationAction の実装については以下の点を考慮してください。
- このクラスは、JFace Action クラスを拡張します。
- コンストラクターで、アクションの名前、ツールチップ・テキスト、およびイメージ記述子を設定してください。
- run() メソッドを実装してください。
このメソッドは、ユーザーと対話することができます。
例えば、このメソッドは、ユーザーにテキスト・フィールドへの入力を求めるプロンプトを出すことができます。
ユーザーとの対話がある場合には、ユーザーとの対話に費やされた時間をミリ秒単位で測定する必要があります。
- 注釈を作成するには、com.ibm.rational.test.lt.recorder.core.annotations.RecorderAnnotation クラスのインスタンスを作成して、注釈タイプを引数として渡します。
このクラスに用意された setter メソッドを使用して、注釈のプロパティーを設定します。
- 注釈の作成後、注釈レコーダーに AnnotationMessage メッセージを送信して注釈を転送します。
これは通常、次の形式の呼び出しになります。annotationRecorder.sendMessage(new AnnotationMessage(annotation,
interactionTime));