リソース・モニター・データを Apache Tomcat から収集するには、データ・ソースを構成する必要があります。
始める前に
Java™ Management Extensions を、Apache Tomcat が実行されているサーバー上に構成する必要があります。Apache Tomcat を Microsoft Windows にインストールした場合は、「Tomcat の構成 (Configure Tomcat)」ショートカットを実行します。「Java」タブをクリックし、「Java オプション」を編集します。以下に、Java オプションの例を示します。
-Dcom.sun.management.jmxremote
-Dcom.sun.management.jmxremote.port=8880
-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
Linux では、
TOMCAT_HOME/bin/setenv.sh ファイルまたは
TOMCAT_HOME/bin/catalina.sh ファイルで環境変数
CATALINA_OPTS を設定します。
例えば、次のようにします。
export CATALINA_OPTS="-Dcom.sun.management.jmxremote=true
-Dcom.sun.management.jmxremote.port=8686
-Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
-Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
-Djava.rmi.server.hostname=your.server.domain.com"
次に、Apache Tomcat を再始動します。
手順
- 「ロケーション」ページで、Apache Tomcat が実行されているサーバーの接続情報と認証情報を指定します。サーバーとの通信に使用するポートを変更する必要がある場合は、「接続」の情報を変更します。通常、Tomcat システム管理者がこの情報を指定します。ポート番号は、サーバー上に Java Management Extensions を構成するときに指定したポートと一致する必要があります。
- 管理セキュリティーがサーバーで使用可能な場合、「管理セキュリティーを使用可能」を選択します。
- Apache Tomcat のユーザー ID とパスワードを「認証」に入力します。
- 「パスワードの保管」を選択して、パスワードをローカルに保管します。パスワードを保管しない場合、構成済みロケーションの編集時や、ロケーションを使用するテスト・スケジュールの実行時に、(ホスト・システムの構成によっては) パスワードの保管を求めるプロンプトが表示されることがあります。
- 「リソース」ページで、収集するデータのタイプを選択します。ツリー・ビューに、アプリケーション・サーバーから使用できるカウンター・グループとカウンターが表示されます。すべての使用可能なリソース・データをモニターすると、大量のメモリーが必要になるため、選択するようにしてください。マウス・ポインターをカウンターの上に置くと、カウンターの測定対象に関する詳細が表示されます。
- 「オプション」ページでオプションを構成します。
- 「ポーリング間隔」に、リソース・データを収集する間隔を秒単位で指定します。例えば、デフォルトの 5 秒を受け入れると、カウンター情報はスケジュールの実行中に指定のホストから 5 秒間隔で収集されます。
- 「タイムアウト間隔」に、応答を待機する時間を秒単位で指定します。リソース・モニター・ホストがスケジュールの実行中にこの時間内に応答しない場合、エラーがログに記録されます。
- クラウドに存在するテスト対象システムのリソース・モニター・データを収集するには、
「クラウド・オプション」タブの「パブリック・クラウドでのロケーション」チェック・ボックスをクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- ロケーションおよび名前を指定して「完了」をクリックします。