テスト実行時のサブシステム管理の拡張

サブシステムとは、多くのアクションにサービスを提供する Performance Test エンジン内部の個別のコンポーネント内にあるクラスの集合のことです。 例えば、テストの実行時に、KernelWait サブシステムは、テストが実行されている間の仮想ユーザーの考慮時間やスリープ時間を管理します。

このタスクについて

サブシステムが提供するサービスのその他の例を以下に示します。

Performance Test エンジンのサブシステム・サンプルの作成

Performance Test エンジンのサブシステムは、1 つ以上のアクションにサービスを提供します。 テストの実行時にサブシステムを使用するアクションのことを、反復アクションと呼びます。大半のアクションには、その execute() の最後に finish() が組み込まれています。反復アクションでは、execute() が終了する前に、サブシステムからサービスを要求します。サービスの提供後、サービスを提供したサブシステムは、アクション内部の状態情報を更新し、アクションを再送出して実行に備えます。 Performance Test エンジンのワーカー・スレッドは、状態情報に基づいて、execute() を繰り返し呼び出す間にさまざまな実行手順をたどり、最終的には finish() を呼び出して、アクションを終了します。

以下のリストには、このサンプルを使用するために必要な手順の概要を示します。
  • Performance Test エンジンのサブシステム・サンプルの作成
  • Performance Test エンジンへのサブシステムの存在の通知
  • 簡単なテストおよびスケジュールの作成
  • SampleAction および SampleSubsystem のプロジェクトへの追加
  • SampleSubsystem を使用する SampleAction によるスケジュールの実行

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