モデル・クラスの必須属性

モデル・エレメントには、異なるタイプの属性 (プリミティブと複合の両方) を含めることができます。
モデル・エレメントは一般に、以下のタイプ (複数可) から構成されます。
属性タイプ 説明
プリミティブ (バイトまたはバイト配列を除く)
  • エレメントのプロパティーを設定する適切な setProperty() メソッドを呼び出します。byte を除くすべてのプリミティブ・タイプには、さまざまなオーバーライドが存在します。
バイト配列または大きなストリング
  • バイナリー・データを保管するには、属性が LTAnnotation タイプか、それを拡張したものでなければなりません。このクラスには、バイナリー情報を保管および取得する setBytes() および getBytes() メソッドがあります。getBytes() または setBytes() が呼び出されると、データはテストが保管されるまでメモリーに保守されます。
    注: このような処理をする必要がなく、データ・セットが膨大になることがない場合は、LTAnnotation で個別に flush() メソッドを呼び出すことにより、データをファイルにフラッシュできます。set または get を呼び出した直後にこのメソッドを呼び出すようにしてください。
複合
  • 属性の古い値と新規の値を渡すことができる setProperty(CBActionElement,CBActionElement) を呼び出します。すべてのモデル・エレメントは CBActionElement クラスから拡張されます。古い値を渡すことによって古い値をモデルから除去でき、新規の値を渡すことによって新規の値を設定できます。 値がない場合は、NULL を渡します。例えば、値を val1 から val2 に変更する場合は、setProperty(val1,val2) メソッドを呼び出します。 値を初めて設定する場合は、setProperty(null,val1) メソッドを呼び出します。 値を設定解除する場合は、setProperty(val1,null) を呼び出します。
  • これは、プリミティブ・タイプに対する他の setProperty() メソッドと類似していますが、このタイプでは古い値も必要とするという制約が追加されています。
  • モデルがロードされると、addReference() メソッドが呼び出されますが、属性を解釈してオブジェクトに適切に割り当てるにはこのメソッドを上書きする必要があります。適切な setXXX() メソッドを呼び出して、渡された値をその属性に設定します。
リスト
  • 属性のタイプは EList です。エレメントがコンテナーの場合は LTElementHost インターフェースが実装されるので、リストにアクセスするには getElements() メソッドを実装する必要があります。このメソッドは EList を戻す必要があります。このモデル・エレメントの子をロードしているときにリストをロードするために、それぞれの子に対して addReference() メソッドが呼び出され、エレメントが子を適切なリストに配置します。
他のモデル・エレメントの参照
  • 参照するエレメントのタイプの属性を定義します。これにより、単純な Getter および Setter がこの属性に提供されます。これらの Getter または Setter は getProperty または setProperty を呼び出すのではなく、単に属性値を取得または設定します。
  • このエレメントのプロキシーの役割を果たす他の属性を定義します。このエレメントは、LTBM から ProxyElement を拡張するユーザー独自のクラスです。
  • 参照を作成するときは、参照先エレメントの ID (getId()) を使用して ProxyElementsetHref() メソッドを呼び出します。
  • 参照先エレメントを取得するときは、ProxyElement の href を使用して (getHref())、テスト内のエレメントを見つけます。BehaviorUtil.findElement() メソッド (そのエレメント、つまり検索するエレメントの ID が含まれるテスト) を使用して、エレメントを取得することもできます。

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