テスト・エディターでは、記録したソケット API テストのインスペクションとカスタマイズを行います。
テスト・エディターは、テストの接続およびデータ交換を記録中に起こった順序にリストします。
テスト・エディター・ウィンドウには 2 つの主なエリアがあります。左側のエリアの「テスト・コンテンツ」には、テストを構成するソケット・イベントのフローが表示されます。
右側のエリア、「テスト・エレメント詳細」には、テスト階層で現在選択されているテスト・エレメントの詳細情報が表示されます。
値が緑色で強調表示されることがあります。 この強調表示は、これらの要求に以下のタイプの情報のいずれか 1 つまたは両方が含まれていることを示しています。
- データプール候補: データプールの値で置換するとテスト・ジェネレーターが判断する可能性の高い値で、通常は記録中にテスターが指定します。 データプール候補の 1 例は、記録済みテストで検索する文字列です。
再生前に適切な置換値を含むデータプールの列と文字列を関連付けたい場合、文字列はデータプール候補として強調表示されます。
- 相関データ: これらはテスト内の値です。通常は、応答の中の値の 1 つと、後続の要求の中の値の 1 つを指します。
一例として、製品データベースを検索するテストでブラウザーに戻された製品価格があります。これらの値は、後からテストで再使用可能な参照として使用することができます。
多くの仮想ユーザーを使用してテストを実行する前に、記録されたテストで検索した製品名を、データプール内の名前で置き換えたとします。このテストはデータを相関させるので、各仮想ユーザーは別の製品を検索し、サーバーは該当する価格を戻します。
パフォーマンス・テストの説明図を色付きで表示する場合、または色の設定を変更する場合には、をクリックします。
選択したテスト・エレメントにエレメントを追加するには、「追加」をクリックします。 または別の方法として、テスト・エレメントを右クリックして、メニューからアクションを選択することもできます。表示される選択項目は、その前に選択した内容によって異なります。 例えば、テストを選択した後に新規イベントを追加できます。
「挿入」ボタンも同様の働きをします。 選択したエレメントの前にエレメントを挿入するには、このボタンを使用します。
他のボタン (
「除去」、
「上へ」、
「下へ」) は、主にテストに大幅な変更を加える場合に使用します。
ヒント: これらのボタンまたは選択項目でアクションを実行すると、記録されたテストが破損する可能性があります。
場合によっては、エディターで作業する必要のあるエリアが不明瞭であることがあります。
エリアを拡大するには、上端が上向きの矢印、下端が下向きの矢印の垂直線に形状が変わるまでカーソルを青い線の 1 つをまたいで動かし、左マウス・ボタンを押したまま上下にドラッグします。
バイナリー・データの表示
「ソケットの詳細」ビューを使用して、テスト内の送信エレメントおよび受信エレメントのバイナリ
ー・データを表示できます。「ソケットの詳細」ビューのテキスト・エリアは、多数の国際的な文字エンコード標準をサポートしています。 「ソケットの詳細」ビューを開くには、ソケット送信または受信エレメントを右クリックして、
「ソケットの詳細の表示」をクリックします。
テスト・ログでは、
「ソケットの詳細」ビューに、テスト実行中に送信、受信した実際のバイナリー・データも表示されます。
ソケット・テスト・エディター内のエレメントの操作
ソケット・テストは、多くの場合、さまざまな接続を介した長い一連の送信エレメントおよび受信エレメントから
成ります。 テスト・エディターを使用すれば、
固有のエレメントを見つけて、テスト・エディターで特定タイプのエレメントを操作できます。 以下の例は、大量のテスト・エレメントのセットを
選択および操作する方法を説明しています。
- テスト内の送信エレメントおよび受信エレメントをすべて選択します。
「選択」ボタンをクリックして、「ソケット送信」または「ソケット受信」をクリックします。
- テスト内のすべての接続を見つけます。
「選択」ボタンをクリックして、
「ソケット接続」をクリックします。
- 固有の接続を介したすべての送信アクションおよび受信アクションを使用不可にするか、除去します。テスト・エレメントを右クリックして、「ソケット接続の管理」をクリックし、「使用不可にするにとどめる」をクリックして、使用不可にする、または除去する接続を選択します。
- 固有の接続を介したすべての使用不可の送信アクションおよび受信アクションを再度使用可能にします。接続エレメントを右クリックして、「すべての関連アクションの選択」をクリックし、再度右クリックしてから、
「使用可能にする」をクリックします。