テスト実行中に許容される URL リダイレクトの回数の指定

負荷分散環境でテストを実行する場合、HTTP 処理中に予期しないリダイレクト・ループが発生する可能性があります。 通常は特定の文書を返す HTTP 要求が、ブラウザーを別のロケーションにリダイレクトしたときに、予期しないリダイレクト応答が発生します。

このタスクについて

システムがリダイレクトの無限ループを検出すると、その無限ループは中断され、要求のエラー判断が発行され、以下のメッセージが表示されます。

URL n の取得中に無限リダイレクト・ループが検出されました。これが予期および把握された現象である場合は、RPT_VMARGS rptMaxRedirection パラメーターを増やしてください。 リダイレクト・ヒストリー (最初の URL から現在の URL まで)

デフォルトのリダイレクト数は 10 に設定されています。ただし、–DrptMaxRedirection 設定で RPT_VMARGS 引数を更新することによって、リダイレクトの最大数を編集することができます。

エラーが報告される前に許容されるリダイレクトの数を変更するには、各エージェント・コンピューターで以下の手順を実行してください。

手順

  1. テスト・ナビゲーターで、変更するデプロイメント・ロケーションでエージェント・コンピューターが表示されるまで、プロジェクトを展開します。 エージェント・コンピューターは、3 つの小さなモニターのようなロケーション・アイコン アイコンによって表されます。
  2. エージェント・コンピューターを右クリックして、「開く」をクリックします。
  3. 「プロパティー・グループ」で、「一般プロパティー」をクリックして、「追加」をクリックします。
  4. 「新規プロパティー」ウィンドウで、以下の手順を実行します。
    1. 「プロパティー名」フィールドに、RPT_VMARGS と入力します。
    2. 「演算子」フィールドで、演算子が = であることを確認します。
    3. 「プロパティー値」フィールドで、–DrptMaxRedirection=n と入力します。ここで n は、エラー・メッセージが表示される前に許容されるリダイレクトの最大数です。次に「OK」をクリックします。
    4. エージェント・コンピューターのロケーションごとに、RPT_VMARGS 引数を 1 つのみ指定できます。 複数の RPT_VMARGS スタイル・プロパティーが必要な場合は、-Dname=Value をスペースで区切る必要があります。 例えば、 -DrptMaxRedirection=15 -DanotherProperty=Value のように指定します。
    以下の「新規プロパティー」ウィンドウでは、リダイレクトの最大数を 15 に設定しています。
    「プロパティー名」が「RPT_VMARGS」、「演算子」が「は以下の値と等しい」、「プロパティー値」が「DrptMaxRedirection=15」に設定されている「新規プロパティー」ウィンドウ

フィードバック