スケジュール実行中は、任意の仮想ユーザーを選択し、そのユーザーのリアルタイム・ブラウザーを監視することができます。 リアルタイム・ブラウザーを監視することにより、個々の仮想ユーザーの実行中の状況を調査できます。 個々の仮想ユーザーが失敗しても、実行が有効であるかどうかを判別することができます。
このタスクについて
実行中に仮想ユーザーを監視することは、以下の状況で役に立ちます。
- 仮想ユーザーが予期されるデータを受信していることを、素早く検証することができます。 仮想ユーザーがスケジュール実行中に異なるデータプールのデータを使用するということを検証すると仮定します。 実行中に仮想ユーザーを選択し、そのユーザーのリアルタイム・データを表示することができます。 次に、別の仮想ユーザーを選択し、そのユーザーのデータを表示することができます。
- 失敗が発生しても、スケジュール実行が有効であるかどうかを確認します。 実行中のスケジュールが、完了まで数時間かかると仮定します。 実行中に失敗が断続的に発生します。 これらの失敗が、実行を中断させるほど重大かどうかを突き止めるために、各ロケーション (エージェント・コンピューター) で実行中の仮想ユーザーのアクティビティーを調査することができます。 スケジュールを終了まで実行させるかどうかを決定できます。
- 実行中にエラーを調査することができます。 少数の仮想ユーザーについてエラーが発生したにもかかわらず、スケジュールが正しく実行中であることを確認したと仮定します。 しかし、検査ポイントの失敗が発生した特定の仮想ユーザーを見つけ、失敗が発生したときに各仮想ユーザーが何を実行しているかを調べる必要があります。 これを行うには、別々の仮想ユーザーのモニターを開始し、失敗が発生する仮想ユーザーが見つかるまでモニターを行います。
どのユーザー・グループに失敗が発生しているかを絞り込むのに、検査ポイント・レポートが役に立ちます。 仮想ユーザーが特定され、モニターを開始すると、「イベント・ログ」ページを使用して、そのユーザーのエラーの詳細を表示することができます。
手順
スケジュール実行中に仮想ユーザーを監視するには、以下のようにします。
- スケジュールの実行: 該当するスケジュールを右クリックし、をクリックします。
- 「プロトコル・データ」ビューで、
(仮想ユーザーの監視アイコン) をクリックします。
- 「監視する仮想ユーザーの選択」ウィンドウで、ユーザーを含むユーザー・グループを選択します。
- 仮想ユーザー番号を、ユーザー・グループから、あるいはユーザー・グループが実行中の特定のロケーション (エージェント) から選択し、「OK」をクリックします。
オプション |
説明 |
このユーザー・グループ内のユーザーを指定してください |
このウィンドウは、グループ内のアクティブ・ユーザーの範囲をリストします。
リストされた範囲内でユーザー番号を指定してください。 このオプションは、特定のユーザー・グループ内の任意のユーザーか、または特定のユーザーを監視したいときに便利です。 スケジュールを以前実行してテスト・ログを検査したことがあり、調べる必要がある仮想ユーザー番号が分かっている場合、これが当てはまることがあります。
例えば、ユーザー名のデータプールを使用するスケジュールが最初の 10 ユーザーについて正しく実行されたが、残りのユーザーについて検査ポイントの失敗が発生することがあります。 この場合、11 番のユーザーを監視します。
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このロケーションの索引付きユーザー |
特定のロケーションで実行中のユーザーを調べるときに、このオプションを選択します。
1 から、そのロケーションのユーザーの数までの索引を入力します。
この番号は仮想ユーザー番号にマップされ、「イベント・ログ」タブのタイトルに表示されます。 特定のユーザー番号ではなく、索引付きの番号を入力する理由は、実際のユーザー番号が複数のロケーションに広がっている (ユーザー 1 はロケーション A、ユーザー 2 と 3 はロケーション B である可能性があります) ためだけでなく、ユーザーのロケーションは実行ごとに異なる可能性がある (ユーザー 3 は、ある実行ではロケーション A で、次の実行ではロケーション B で実行される可能性があります) ためです。
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- 「プロトコル・データ」ビューで、「ブラウザー」タブをクリックします。 仮想ユーザーを監視中にロードされたページのみが表示されます。ライブのレンダリングが開始される前にロードされたページは使用できません。
ただし、表示されるデータは、実行完了後にテスト・ログから入手することもできます。 このデータは、スケジュールに設定したテスト・ログ設定にかかわらず、常に使用可能です。
- 仮想ユーザーについて以下のアイコンをクリックします。
アイコン |
説明 |
(一時停止)
(再生)
(戻る)
(進む) |
ナビゲーション・アクションで、ページ間を移動します。 |
(監視の停止) |
現行ユーザーの監視を停止します。 このアイコンをクリックしても、ユーザーの実行は停止されません。 |
(仮想ユーザーの監視) |
あるユーザーから別のユーザーに変更します。 |
実行中においても仮想ユーザーを追加し、追加したユーザーを監視することができます。 詳しくは、『実行中の仮想ユーザー数の変更』を参照してください。