ページの応答時間は通常、ページ要求の合計と異なります。 これはデータが正しくないことを意味しているわけではありません。
この相違は、同時要求、ページ接続時間、要求間の遅延、およびページ内のカスタム・コードによって発生しうるものです。
ページ内の個々の要求時間の合計が、ページ応答時間の合計を超える最も一般的な理由は、多くの場合、複数の要求が同時に (並行して) サーバーに送信されるということです。 したがって、個々の要求応答時間の一部が重なり合うため、要求応答時間の合計がページ応答時間を超えることになります。
さらに以下の理由で、ページ応答時間がページ内の個々の要求応答時間の合計を超えることがあります。
- 個々の要求応答時間は接続を確立する時間を含みませんが、ページ応答時間は接続要求時間を含みます。
- 要求間の遅延は個々の要求応答時間に反映されませんが、ページ応答時間には反映されます。
- ページ内に配置されたカスタム・コードは (前の個々の要求すべてが完了するのを待機した後に) 逐次実行されるため、ページ応答時間を増やす原因となります。 これは個々の要求応答時間には影響しません。 ただし、カスタム・コードは、ページ応答時間に影響しない、ページの外部に配置することを推奨します。
詳しくは、『カスタム・コードがパフォーマンスに及ぼす影響の削減』を参照してください。