テスト・エディター内で、Citrix イメージ同期を使用すると、Citrix パフォーマンス・テストは、再生中に画面区域の内容を追跡することができます。 これらの設定は、選択されたイメージ同期エレメントに適用されます。
イメージ同期属性
- ロケーション
- これらは、イメージ同期エリアの左上隅の座標およびイメージ同期エリアのサイズ (ピクセル単位) です。 このフィールドは読み取り専用です。
- 同期状態
- イメージで同期タイムアウトが発生した場合のテストの振る舞いを記述します。 基本タイムアウト遅延は Citrix テスト生成の設定で指定しますが、実際の遅延時間は同期のレベルによって異なります。
- 条件付き
- 条件付きタイムアウト遅延は、Citrix テスト生成の設定で指定される基本タイムアウト遅延です。 同期が失敗した場合、テストは実行の再開を試み、タイムアウトが Citrix パフォーマンス・レポートおよびテスト・ログに記録されます。
- 必須
- 必須タイムアウト遅延は、基本タイムアウト遅延の 3 倍です。 同期が失敗した場合、テストはエラー状況で終了し、タイムアウトがテスト・ログに記録されます。
- オプション
- オプション・タイムアウト遅延は 2 秒に固定されています。 同期が失敗した場合、テストはタイムアウトを無視します。
- イメージ同期のプレビュー
- これは、記録されたときのイメージ同期エリアの画面キャプチャーです。 「可視エリアに画面を合わせる」を選択して、テスト・エディター内の画面キャプチャーのサイズを制限します。
同期
- ビットマップ・ハッシュ・コード
- 同期をビットマップ・ハッシュ・コードで評価することを指定します。 ハッシュ・コードは、選択されたエリアのイメージから計算された固有の数値です。 テスト実行中にイメージ同期が出現すると、テストは選択されたエリアでハッシュ・コードを計算し、タイムアウトが発生する前に、画面区域のハッシュ・コードが予期されるハッシュ・コードと一致した場合は、テストを同期化します。
- 光学式文字認識
- 同期を認識されたテキスト値で評価することを指定します。 光学式文字認識は、選択されたイメージ・エリアからテキスト・ストリングを抽出します。 テスト実行中にイメージ同期が出現すると、テストは選択されたエリアに対してテキスト認識を継続的に適用し、タイムアウトが発生する前に、抽出されたテキスト値が予期されるテキスト値に一致すると、ただちにテストを同期化します。
- 値
- このページでは、指定された認識技法に応じて、予期される値を指定します。 複数の条件でイメージ同期を正常に実行できるように、「追加」をクリックして代替値を追加することができます。 代替値は、メインの予期される値と同様に評価されます。
- ビットマップ・ハッシュ・コード
- 「ビットマップ・ハッシュ・コード」が選択された場合、これは記録中に選択されたイメージ・エリアで計算されたハッシュ・コードです。
テストの実行後に、生成されたハッシュ・コードを「Citrix イメージ同期」ビューからコピーして、代替ハッシュ・コード値を作成することができます。
- 予期されるテキスト
「光学式文字認識」が選択されている場合、これは、選択されたイメージ・エリアから光学式文字認識によって抽出された予期されるテキスト値です。 「テキストを抽出」をクリックして、選択されたイメージ・エリアからテキスト・ストリングを抽出します。
テキスト抽出が正常に行われない場合は、「オプション」ページでテキスト認識の設定を変更してください。
ただし、認識されるテキストの正確性はそれほど重要ではありません。 重要なのは、テストの同期のためにテストが実行されるたびに、認識されるテキストに整合性があることのみです。
- 正規表現を使用
- 予期されるテキスト・ストリングを標準の正規表現構文を使用して表すには、このオプションを選択します。
- オプション
- このページでは、光学式文字認識によるテキスト抽出の設定を指定します。 良好な結果を得るためには、さまざまな設定を試みる必要があります。 設定を変更したら、「値」タブをクリックし、「テキストを抽出」をクリックして、テキスト認識が改善されたかどうかを確認します。 光学式文字認識は検査の目的で使用されるため、抽出されたテキストの正確性よりも結果の整合性の方が重要です。
- ズーム係数
- これは、画像に適用される拡大係数です。 デフォルト設定は、標準のフォント・サイズの中間です。 このズーム係数は、小さいフォントの認識度を向上させる場合は大きくし、大きいフォントの場合は小さくします。
- 言語
- テキスト認識同期が使用する辞書の言語です。
テストするアプリケーションの言語を選択してください。 アプリケーションの言語がリスト内に提供されていない場合は、「Citrix テスト生成」の設定の「デフォルトの OCR 設定」で言語設定を変更してください。
- 輝度
- これは、画像に適用される輝度レベルで、0 から 250 までの間で指定します。
デフォルト設定は、普通のコントラストのテキスト用の 70 です。 暗い画像の認識度を高めるには輝度設定を大きくし、明るい画像の場合は小さくします。
- 認識率
- これは、抽出されたストリングを予期したテキストに一致させるために必要な認識率です。 認識されたテキスト内の不一致文字の比率が高くなるのを容認する場合、この認識率を小さくします。 デフォルトは 100% で、これは完全一致が必要であることを意味します。
検査ポイント
- 同期化済みエレメントの検査ポイントを使用可能にする
- 選択すると、イメージ同期が正常に行われたかどうかが検査されます。
同期によってタイムアウトが生成された場合、検査ポイントは不合格 状況を戻し、Citrix パフォーマンス・テスト・レポートに記述します。
応答時間
- 停止応答時間
- 現在のイメージ同期を使用して応答時間測定を停止する場合、このオプションを選択します。 応答時間にリンクされていないイメージ同期でこのオプションを選択すると、デフォルト名のついた新規応答時間が作成されます。 停止アクションがない応答時間があれば、それらもリストされます。 リンクする応答時間を選択してください。
- 応答時間の定義にジャンプ
- 「応答時間の定義」テーブルを表示するには、ここをクリックしてセッション・エレメントにナビゲートします。