HTTP アプリケーションのパフォーマンス・テストには、テストの作成、テストの編集、スケジュールを組み込んだワークロード・エミュレーション、スケジュールの実行、および結果の評価という 5 つのステージがあります。
- テスト作成。 HTTP パフォーマンス・テストは最初から作成することもできますが、一般的には、アプリケーションとの代表的な対話を記録することにより作成します。 これらのアクションは保管され、記録されたこれらのアクションからテストが生成されます。 テストの記録、および関連タスクについては、『HTTP テストの記録』で説明しています。
- テストの編集。 テストを記録したらそれを個別に実行し、その結果を検査して、HTTP テストが予期したとおりに実行されていることを確認します。 テストは編集することができます。 一般的には、以下のような変更が行われます。
- 記録されたテストの値をデータプール 内の値で置き換える。 これによって、より現実的なテスト・データが生成されます。データプールを使用してデータを置き換える方法については、『テストに変数データを提供 (データプール)』を参照してください。
- テストに動的データを追加する (データ相関 と呼ばれます)。 テスト値を手動で相関させる方法など、データ相関については、『応答データと要求データの相関』で説明しています。
- 検査ポイントを使用可能にする。これによって、予期されている振る舞いが発生したかどうかを判別することができます。検査ポイントについては、『予期される振る舞いの確認』で説明しています。
- スケジュールを組み込んだワークロード・エミュレーション。 HTTP テストの編集後に、スケジュール を作成します。 スケジュールにユーザー・グループ を追加し、各グループに適切なテストを追加して、タスクをエミュレートします。 一般的なスケジュールには、以下の項目が含まれます。
- ユーザー・グループおよびテスト。 スケジュールでは、少なくともこれらの項目を実行する必要があります。
- リモート・ロケーションから実行されるユーザー・グループ。 これにより、ワークベンチ・アクティビティーと負荷加重アクティビティーを切り離すことができます。詳しくは、『リモート・ロケーションでのユーザー・グループの実行』を参照してください。
- 負荷をさらにエミュレートするオプションのスケジュール項目 (ループ、遅延、および考慮時間の振る舞いの設定など)。詳しくは、ワークロードのエミュレートを参照してください。
- スケジュールの実行。 一般に、スケジュールは『ローカル・スケジュールまたはテストの実行』の説明に従って実行します。
- 結果の評価。 スケジュールの実行中にレポートが表示されます。実行後にレポートを再生成したり、カスタマイズしたり、HTML 形式でエクスポートしたりすることもできます。これによって、Performance Tester を所有していなくても、レポートを見ることができます。詳しくは、『Eclipse ビューアーでの結果の評価』を参照してください。