このレポートは、実行の最も重要なページ・エレメント・データを要約します。
このレポートでは、時間間隔、試行、ヒット、および成功をグラフで表示します。
- 間隔 は、ユーザーがスケジュールに対して設定した「統計サンプル間隔」値に依存します。
- 試行 とは、要求が送信されたことを意味します。
- ヒット とは、サーバーが要求を受信して、何らかの応答を戻したことを意味します。
- 成功 とは、要求に対して応答コードの検査ポイントが合格したことを意味します。 要求に検査ポイントがない場合、成功とは、サーバーが要求を受信し、状況コードが 200 または 300 のカテゴリーである応答が戻されたか、400 または 500 のカテゴリーである予期される応答が戻されたことを意味します。
- 応答時間 とは、先頭の要求文字を送信してから、最後の応答文字を受信するまでの間の時間です。 応答時間には、タイムアウトする HTTP 要求、4XX (クライアント・エラー) から 5XX (サーバー・エラー) の範囲の状況コードを戻す要求、あるいはタイムアウトする要求は含まれません。タイムアウトした HTTP 要求の応答時間、または 4XX (クライアント・エラー) から 5XX (サーバー・エラー) までの範囲の予期しない状態コード (記録されたコードと再生されたコードが一致しない) を返す HTTP 要求の応答時間は、レポート値から除外されます。
全体ページ
「全体」の折れ線グラフでは、すべてのページ・エレメントの平均応答時間を指定した間隔の間で表示します。
スケジュールにステージ付きのロードを設定している場合、このグラフでは、さまざまな色の時刻範囲のマーカーを使用して、最上部に各ステージが示されます。
グラフの後のテーブルには、以下の情報が示されます。
- 実行全体でのすべてのページ・エレメントの平均応答時間。
- 平均応答時間の標準偏差。
標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。 例えば、システム A とシステム B の平均応答時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答時間が同様であることを必ずしも意味していません。 システム A の応答時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の応答時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり応答時間のばらつきが大きいといえます。
- 実行全体での平均のページ・エレメント試行数。
- 実行全体でのページ・エレメント試行の合計。
「応答と時間の要約」ページ
「応答と時間の要約」の折れ線グラフでは、実行中で最も低速な 10 のページ・エレメントの応答時間を表示します。 スケジュールにステージ付きのロードを設定している場合、このグラフでは、さまざまな色の時刻範囲のマーカーを使用して、最上部に各ステージが示されます。 グラフの後のテーブルには、親ページとページ・エレメントがリストされ、以下の情報が示されます。
- 全体の実行時間における対象のページ・エレメントの平均応答時間
- 平均応答時間の標準偏差。
標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。 例えば、システム A とシステム B の平均応答時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答時間が同様であることを必ずしも意味していません。 システム A の応答時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の応答時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり応答時間のばらつきが大きいといえます。
- 最新のサンプル間隔での毎秒の試行回数
- 最新のサンプル間隔での試行回数
「応答と時間の詳細」ページ
「応答と時間の詳細」ページでは、実行でのそれぞれのページ・エレメントごとの応答時間を表示します。 テーブルには、親ページとページ・エレメントがリストされ、実行全体においてそれぞれのページ・エレメントごとに、以下の情報があります。
- 平均応答時間。
- 平均応答時間の標準偏差。
標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。 例えば、システム A とシステム B の平均応答時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答時間が同様であることを必ずしも意味していません。 システム A の応答時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の応答時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり応答時間のばらつきが大きいといえます。
- 試行数
- 毎秒の試行数
「ページ・エレメント・スループット」ページ
「ページ・エレメント・スループット」ページでは、平均応答傾向を指定した間隔の間で表示します。 2 つの折れ線グラフと、対応する要約テーブルがあります。
- 「ページ・エレメント・ヒット率」グラフには、最後に記録した間隔における、すべてのページ・エレメントに対する試行頻度とヒット率がまとめて表示されます。
グラフの後のテーブルに 1 つの数字が示されますが、これは実行中のすべてのページに対する平均ヒット率です。 スケジュールにステージ付きのロードが含まれている場合は、グラフの一番上にある色付きの時刻範囲マーカーでステージが示されます。
- 「ユーザー・ロード」グラフには、アクティブなユーザーとテストを完了したユーザーの比較が表示されます。 グラフの後のテーブルには、実行全体でのアクティブなユーザー数、テストを完了したユーザー数、およびユーザーの合計の数がリストされます。
「サーバー正常性の詳細」ページ
「サーバー正常性の詳細」棒グラフでは、実行中で最も低速な 10 のページ・エレメントの成功率をパーセント表示します。 図の下のテーブルには、親ページとページ・エレメントがリストされ、実行全体についての以下の情報があります。
- 試行数
- ヒット数。
- 成功数。
- 成功のパーセント (棒グラフの情報に一致します)。
- 毎秒の試行数
「キャッシュ詳細」ページ
「キャッシュ詳細」ページは、テスト実行中のキャッシュの振る舞いに関する具体的な詳細情報を提供します。
- 「キャッシュ・アクティビティー」グラフには、実行でのページ・エレメント・キャッシュ試行の総数、ページ・エレメント・キャッシュ・ヒット、ページ・エレメント・キャッシュ・ミスが表示されます。 これらの値は、コンテンツが変更されたかどうかを示す、サーバーからの応答に対応しています。 さらに、棒グラフには、その実行でスキップされたキャッシュ内のページ・エレメントの総数が表示されます。 その値は、ローカル・キャッシュ内でまだ最新であった (サーバーとの通信が不要であった) キャッシュ・ヒットを示します。
- 「ページ・エレメント・キャッシュ・ヒット率」グラフには、その実行について、サーバーが確認した成功とクライアントが確認した成功を示すキャッシュ試行のパーセントが表示されます。 サーバーが 304 の応答コードを返した場合は、サーバーが確認したキャッシュ・ヒットとなります。 ローカル・キャッシュ内の内容がまだ最新の状態であり、サーバーとの通信が不要である場合は、クライアントが確認したキャッシュ・ヒットとなります。
- グラフの下の要約テーブルには、実行のキャッシュ内で最新として検出されたページ・エレメントの総数がリストされます。 この値は、ローカル・キャッシュ内でまだ最新であった (サーバーとの通信が不要であった) キャッシュ・ヒットを示します。 テーブルには、その実行について、試行回数、サーバーに送信されたページ・エレメント・キャッシュ試行の総数、およびサーバーによって確認されたページ・エレメント・キャッシュ・ヒットの総数もリストされます。 さらに、その実行について、サーバーが確認した成功とクライアントが確認した成功を示すキャッシュ試行のパーセントもテーブルにリストされます。