特定のページまたはページ・エレメントに対して応答時間明細を使用可能にして、スケジュールの実行中にアプリケーションの各部分に費やす時間を確認できます。特定のページ・エレメントについてのみ応答時間明細の収集の使用可能化を行うことは、収集するデータ量を最小化する場合に便利です。
テスト全体またはスケジュール全体について応答時間明細の収集の使用可能化を行うと、大量のメモリーが必要になることがあります。
始める前に
応答時間明細を収集するには、データ収集インフラストラクチャーがインストールされて構成済みであり、テスト中の分散アプリケーションで使用されているすべてのコンピューターで実行中である必要があります。 データ収集インフラストラクチャーのインストールおよび構成方法については、「インストール・ガイド」および「データ収集インフラストラクチャーの構成」を参照してください。テストの応答時間明細の収集を使用可能にしたものの、アプリケーション・サーバーがデータ収集インフラストラクチャーを実行していない場合、以下のエラーが表示されます。IWAY0159E hostname で、データ収集インフラストラクチャーが実行されていないと考えられます。実行中であることを確認し、再試行してください。
手順
- エディターでテストを開きます。
- 「テスト・コンテンツ」の下のリストを展開して、興味のあるページまたはページ・エレメントを表示します。
- 応答時間明細データを収集するページまたはページ・エレメントを選択します。「テスト・エレメント詳細」の下で、「応答時間明細を使用可能にする」を選択します。
必要に応じて、テスト・エディター・ビューをスクロールダウンし、「応答時間明細を使用可能にする」チェック・ボックスを表示します。 「応答時間明細を使用可能にする」チェック・ボックスは、応答時間明細データ収集に対応しているエレメントでのみ表示されます。応答時間明細に対応するエレメントは、プロトコル (HTTP、SAP、Citrix など) によって異なります。
注: 応答時間明細収集の範囲を制限することで、パフォーマンスとメモリー使用率が改善されます。応答時間明細は、可能な限り詳細なレベルで使用可能にしてください。応答時間明細を使用可能にする範囲を広くしすぎると、エリア内で Java™ EE との大量の対話に費やす時間が著しく増加する可能性があります。
既存の応答時間明細のロケーションを選択するか、新規の応答時間明細のロケーションを追加することを求めるプロンプトが出されます。
- 他の応答時間明細のロケーションを追加するには、「拡張」ページで「追加」をクリックします。
- 新規の応答時間明細のロケーションを追加するには、「新規の追加」を選択します。
- 既存の応答時間明細のロケーションを追加するには、「既存の追加」を選択します。
応答時間明細情報の収集元であるすべてのサーバーのロケーションを追加します。
タスクの結果
これで、指定したページ・エレメントに対して応答時間明細データの収集が使用可能になりました。