テスト生成の設定を変更することで、テスト・レコーダーが複数の送信エレメントおよび受信エレメントを新規のソケット・テスト内でどのように編成するかを変更することができます。
テストの読みやすさを向上させるために、同じ接続を使用する連続した送信エレメントまたは受信エレメントはマージすることができます。
始める前に
テスト・エレメントのデフォルトの編成方法を新規テスト内で変更するには、テストを記録する前にテスト生成の設定を変更します。
既存のテスト内でエレメントをマージまたは再編成するには、「編成」ウィザードを使用します。
詳しくは、ソケット送信エレメントとソケット受信エレメントのマージを参照してください。
手順
新規のソケット・テスト内で送信エレメントまたは受信エレメントをマージするには、以下のようにします。
- とクリックします。 「ソケット・テスト生成」設定ウィンドウが開きます。
- 「ストラテジー」を選択します。 さまざまなアプリケーションを処理するために複数の編成ストラテジーを作成できます。
記録中にアクティブになるストラテジーは 1 つだけです。
- 「デフォルトのストラテジー」または「新規」を選択して、編成ストラテジーを作成します。
- 「設定」をクリックします。
- 「ソケット・ストラテジー設定の編集」で、テスト・レコーダーが複数の送信エレメントおよび受信エレメントをどのように生成するかを指定します。
- 送信エレメント
- 連続する送信エレメントのマージ
- 同じ接続を使用する連続したすべてのソケット送信エレメントをマージする場合は、このオプションを選択します。
- カスタム・コードによるデータを操作
- 選択したすべての送信エレメントで「カスタム・コードによるデータを操作」設定を使用可能にするには、このオプションを選択します。設定では、ソケット送信エレメント内のデータを API を使用して処理するカスタム Java™ クラスの指定の「クラス名」を使用します。
- 受信アクション
- マージしない
- 受信エレメントを変更せず、最初に記録された状態のままにしておく場合は、このオプションを選択します。
- 連続する受信エレメントのマージ
- 同じ接続を使用する連続したすべてのソケット受信エレメントをマージする場合は、このオプションを選択します。
- 最後の受信エレメントのみ保持
- 最後に記録された受信エレメント以外の連続した複数の受信エレメントをすべて廃棄する場合は、このオプションを選択します。
- 応答タイムアウト
- 応答の最初のバイトを受信するまでの最大遅延値 (秒数) です。
応答タイムアウト遅延が終わる前にデータを受信しない場合、受信アクションはテスト・ログでエラーを作成します。応答タイムアウト・カウンターは、考慮時間の後、受信アクションの開始時に開始します。最初のバイトの受信時にカウンターは中断されます。
- 終了ポリシー
- このオプションは、いつデータの受信を停止して次のテスト・エレメントへ移るかを指定します。
- 「正確なバイト数を受信します」: 受信アクションは、記録されたバイト数を受信した時に停止します。「タイムアウト」 (秒) を指定します。正しい数のバイトを受信しない場合、この時間が超過すると、受信アクションがエラーをテスト・ログに作成します。「リンク・データ・サイズ」が使用可能である場合、受信アクションは「データ」エリアに表示されているバイト数を予期します。
「リンク・データ・サイズ」が使用不可である場合、受信アクションは「バイト」エリアに表示されているバイト数を予期します。
これがデフォルト設定です。
- 「ストリームの終わりまで受信します」: 受信アクションは、接続がリモート・コンピューターによって閉じられた時に停止します。「空の応答を受け入れる」が選択されている場合は、1 バイトの受信も必要ではなく、「応答タイムアウト」は無視されます。
「タイムアウト」 (秒) を指定します。正しい数のバイトを受信しない場合、この時間が超過すると、受信アクションがエラーをテスト・ログに作成します。
- 「ストリングの突き合わせを行います」: 受信アクションは、指定されたバイトのシーケンスを受信した時に停止します。「タイムアウト」 (秒) を指定します。正しい数のバイトを受信しない場合、この時間が超過すると、受信アクションがエラーをテスト・ログに作成します。
- 「正規表現を認識します」: 受信アクションは、正規表現と一致するバイトのシーケンスを受信した時に停止します。「タイムアウト」 (秒) を指定します。正しい数のバイトを受信しない場合、この時間が超過すると、受信アクションがエラーをテスト・ログに作成します。
- 「カスタム・コードへの委任」: カスタム Java クラス内の条件と一致した場合に受信アクションが停止します。
この設定を使用すると大きな柔軟性が得られますが、Rational® Performance Tester 拡張 API に従ったカスタム Java クラスをコーディングする必要があります。
「コードの生成」をクリックして、この API に基づいたテンプレートを生成するか、「コードの表示」をクリックして、指定のクラスを Java エディターで開きます。
「ストリームの終わりまで受信します」ポリシーが有効である場合以外は、受信アクションは、接続がリモート・コンピューターによって閉じられた時にテスト・ログにエラーを作成します。
- タイムアウト
- 「タイムアウト」設定のある終了ポリシーの場合、この設定は、終了ポリシーの基準が満たされない時に、受信アクションがエラーをテスト・ログに作成するまでに経過する遅延 (秒) を指定します。タイムアウト・カウンターは、最初のバイトの受信時に開始します。
- 「OK」をクリックして変更を適用し、「設定」ウィンドウを閉じます。