テスト生成は、記録したデータの処理とテストの生成から構成されています。
記録中に生成される記録セッション・ファイルはテスト生成操作のための入力データを提供します。テスト・ジェネレーターを作成する前に、ジェネレーターが使用するデータのタイプを特定する必要があります。
「記録からの新規テスト」ウィザードを使用した場合、通常は記録とテスト生成がチェーニングされますが、この関係が常に確立されるわけではありません。
ユーザーは、「新規記録セッション」ウィザードを使用して記録のみを生成するようにすることも、既存の記録からテストを生成するようにすることもできます。
テスト生成は、以下のステージおよびフェーズで実行されます。
- 変換ステージは、元のパケットに対してフィルター操作、ソート、集約、または別の (通常は上位の) プロトコルへの変換を実行できる、初期段階のステップです。
拡張により、追加のコンバーターをコントリビュートすることができます。
詳しくは、新規パケット・コンバーターの定義を参照してください。
- テスト生成ステージは、変換ステージから送られたレコーダー・パケットの使用と、その後の、適切なテスト・ジェネレーターへのレコーダー・パケットの配布から構成されます。
その後、テスト・ジェネレーターによって、対応するモデル・エレメントがテスト・モデル内に生成されます。
拡張により、新しいタイプの記録データを処理するための新規テスト・ジェネレーター、または新しいタイプのテスト・エレメントを生成するための新規テスト・ジェネレーターをコントリビュートできます。
詳しくは、新規テスト・ジェネレーターの定義を参照してください。
- データ処理フェーズは、ロー・テストが完全に生成された後に実行されます。
このフェーズでは、データ相関およびデータ変換が実行されます。
- テスト分割フェーズは、記録中に分割ポイントが挿入された場合に実行されるオプション・ステップです。
テスト全体が複数のテストに分割されます。
テスト生成フレームワークでは、以下の 2 つのウィザードも定義します。
- 「テストの生成」ウィザードは、ユーザーが既存の記録からテストを生成するように合図した場合に開くか、または記録の完了時に自動的に開きます。ユーザー入力が不要な場合、「テストの生成」ウィザードは表示されず、記録後、自動的にテスト生成が実行されます。
このウィザードには拡張をコントリビュートできます。
詳しくは、テスト・ジェネレーター・ウィザードの定義を参照してください。
- 「記録からの新規テスト」ウィザードは最上位のウィザードであり、「新規記録セッション」ウィザードと「テストの生成」ウィザードを結合したものです。
このウィザードの記録面について詳しくは、レコーダーおよびクライアントのウィザードの定義を参照してください。
このウィザードのテスト生成面について詳しくは、テスト・ジェネレーター・ウィザードの定義を参照してください。