HTTP テストを記録された速度よりも高速に再生する

HTTP テストの記録に使用したクライアント・コンピューターが必要な速度に達していなかった場合、またはより速いクライアント・コンピューターをエミュレートする必要がある場合は、クライアントの遅延を適宜減らすことによって、記録されたテストの実際の速度を変更せずに、プレイバック速度を上げることができます。 同様に、クライアントの遅延を増やすことによって、クライアントの速度を低下させることもできます。

このタスクについて

記録済みのテストにあるそれぞれの要求には、要求の発行前にプログラムで算出された遅延が含まれています。 この遅延はユーザーの振る舞いを統計的にエミュレートしたものです。 テストの遅延を表示するには、要求をクリックして、「テスト・エレメント詳細」エリアを調べます。遅延フィールド

これらの要求における遅延を調整して、テストを実行する速度を変更できます。 この調整は、テスト・レベルで発生します。

手順

遅延を調整するには、次のようにします。

  1. テスト・ナビゲーターで、テストを参照し、ダブルクリックします。 テストが開きます。
  2. テストの名前をクリックします。
  3. 「テスト・エレメント詳細」エリアで、調整のパーセントを選択します。 スライダーを移動させて、HTTP 要求を送信する速度を調整します。 指定できる範囲は、遅延なしから、記録された長さの 2 倍までです。 この調整は、テスト内のすべての要求に適用されます。
    注: プレイバック速度を大幅に上げると、要求の発生順序が乱れる場合があります。 この問題を訂正するには、テストが正しく実行されるようになるまで、プレイバック速度を落とします。
    「テスト・エレメント詳細」セクションのプレイバック・スライダー

次のタスク

次のようにして、最大 HTTP 遅延を設定することもできます。「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テスト生成」 > 「HTTP テスト生成」をクリックします。「プロトコル」タブを選択して、「最大要求遅延」に値を入力します。 この値を超える要求は生成されるテストでは切り捨てられますが、記録されるテストには元の値が残ります。

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