テスト・エディターでは、テストの SAP トランザクションがタイトルに基づいてリストされます。 テスター・アクション (サーバーへのログオン、Material Master Display トランザクション (mm03) の起動、品目 SCREW の「Basic Data」画面の表示、記録の停止) の記録から生成されたテスト MySAPTest の例で説明します。
テスト・エディター・ウィンドウには 2 つの主要なエリアがあります。 左側のエリア、「テスト・コンテンツ」には、テストの SAP トランザクションの階層が表示されます。 右側のエリア、「テスト・エレメント詳細」には、テスト階層で現在選択されている項目 (トランザクションまたはイベント) の詳細情報が表示されます。 前述の例では、「テスト・コンテンツ」エリアでテスト名 MySAPTest が選択されているため、「テスト・エレメント詳細」にこのテストに関する情報が表示されます。
テスト・トランザクションを展開すると、SAP 画面のリストが表示されます。 各 SAP 画面は SAP GUI の新規のページまたはウィンドウに対応しており、「SAP プロトコル・データ」ビューの画面キャプチャーにより反映されます。
SAP 画面を展開すると、その画面の SAPGUI イベントが、アクションを説明する名前と共に表示されます。 以下の例は、「SAP Easy Access」画面で展開されている Material Master Display (mm03) トランザクションを示します。 「テスト・コンテンツ」エリアでは、SAP GUI での mm03 テキスト入力を記述する Set イベントが選択されています。
パフォーマンス・テストの説明図を色付きで表示する場合、または色の設定を変更する場合には、「ウィンドウ」>「設定」>「テスト」>「Performance Test エディター」をクリックし、次に「色とフォント」タブをクリックします。
各要求内の「応答」データには、要求に基づいて SAP R/3 サーバーがブラウザーに戻したデータが表示されます。
選択したテスト・エレメントにエレメントを追加するには、「追加」をクリックします。 または別の方法として、テスト・エレメントを右クリックして、メニューからアクションを選択することもできます。 表示される選択項目は、その前に選択した内容によって異なります。 例えば、テストを選択した後に新規イベントを追加できます。
「挿入」ボタンも同様の働きをします。 選択したエレメントの前にエレメントを挿入するには、このボタンを使用します。
他のボタン (「除去」、「上へ」、「下へ」) は、主にテストを大幅に変更するときに使用します。これらのアクションまたは選択項目は、記録されたテストを中断する可能性があるからです。 記録済みテストで一般に使用される構造のタイプについては、 『SAP 検査ポイントの追加』および『SAP テストへのエレメントの追加』で説明しています。
テスト・エディターは「SAP プロトコル・データ」ビューと同期します。 テスト・エディターでテスト・エレメントを選択すると、「SAP プロトコル・データ」ビューに対応する画面が画面キャプチャーとして表示されます。 特定の SAP GUI オブジェクトがテスト・エレメントに関連している場合、このオブジェクトは「SAP プロトコル・データ」ビューで強調表示されます。 また、関連するイベントまたは検査ポイントをテストに追加するときには、「SAP プロトコル・データ」ビューで SAP GUI オブジェクトを右クリックします。
場合によっては、エディターで作業する必要のあるエリアが不明瞭であることがあります。
エリアを拡大するには、カーソルを形状が変わるまで (上端が上向きの矢印、下端が下向きの矢印の垂直線に変わる) 青い線の 1 つをまたいで動かし、左マウス・ボタンを押したまま上下にドラッグします。