IBM® Rational® Performance Tester Extension for Socket Protocols では、TN3270 端末サーバー・アプリケーションのパフォーマンスをテストできます。
有益なパフォーマンス・テスト結果が得られるかどうかは、テスト開発が適切かどうかによって決まります。
以下の各段階が、有意義なテスト結果の生成につながります。
- テスト作成。 テストを作成するには、クライアント・アプリケーションでセッションを記録します。一般に、記録されたセッションは、TN3270 端末クライアントを実行すると開始します。関連するネットワーク・トラフィックを生成するために、アプリケーションと対話します。端末クライアントを閉じるか、記録を終了すると、セッションは終了します。この記録は、クライアント・アプリケーションの振る舞いを再現するパフォーマンス・テストの生成に使用されます。
- テストの編集。 記録終了後に、記録されたイベントを編集できます。
記録済みテストの値を変数テスト・データに置き換えるか、または動的データをテストに追加できます。
- テストの検証。 テストをデプロイする前に、単一の仮想ユーザーとしてテストを手動で実行して、最小サーバー・ロードの公称環境でテストが円滑に実行され、予期される結果が生成されることを確認することができます。 テストを予期したとおりに実行するには、事前にテストの編集と検証のサイクルを複数回実行しなければならないこともあります。
- スケジュールを組み込んだワークロード・エミュレーション。 テストを予想どおり繰り返し実行したら、多数の仮想ユーザーが生成するワークロードをエミュレートする目的で、実行スケジュールおよびユーザー・グループを指定します。
- スケジュールの実行。 スケジュールを実行し、リモート・ホストでホスト可能な仮想ユーザーに対してテスト実行をデプロイします。 各仮想ユーザーは、テストのインスタンスを実行します。応答時間結果が収集されます。
- 結果の評価。 実行時に生成される各種レポートを使用して、テストの結果を評価します。カスタム・レポートを設計することもできます。