SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントの追加

パフォーマンス・テストに SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントを使用して、フィールド選択、キーボード入力、参照に使用する Get エレメント、SAP クライアント GUI との拡張対話などの項目を追加できます。

始める前に

SAP Set エレメントは、フィールドへの値の入力などの SAP GUI とのユーザー対話を表します。 SAP Set エレメントは、SAP 画面エレメントに含まれています。 SAP 画面エレメントは、ウィンドウ、ダイアログ・ボックス、および記録されたトランザクションの一部であるトランザクション画面です。

SAP Get エレメントを使用すると、フィールド値などの情報を SAP GUI から取得できます。 SAP Get エレメントは、SAP 画面エレメントに含まれています。 SAP Get エレメントを使用する主な目的は、テスト内に参照フィールドまたは検査ポイントを作成することです。 SAP 検査ポイントは、実際には検査ポイントが使用可能な SAP Get エレメントです。

SAP 呼び出しエレメントは、SAP Set エレメントでも SAP Get エレメントでもない各種ユーザー対話すべてを表します。 例えば、オブジェクトの選択、スクロール、または Enter キーを押すことにより、呼び出しが生成されます。

テスト・エディターまたは「SAP プロトコル・データ」ビューのいずれかを使用して、SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントを作成または編集できます。 「SAP プロトコル・データ」ビューを使用すると、画面キャプチャーから SAP 画面オブジェクトを選択し、新しい SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントに対して情報を直接コピーできます。 「SAP プロトコル・データ」ビューで SAP イベントを作成または編集する方法は、テスト・エディターからイベントを手動で追加する方法よりも大幅に簡単です。

「SAP プロトコル・データ」ビューには、相互に同期し、かつテスト・エディターとも同期する 2 つのページがあります。
  • 「画面キャプチャー」には、SAP GUI のグラフィカル画面キャプチャーが表示されます。 ウィンドウ、ボタン、フィールド、エリアなどの GUI オブジェクトをすべて選択できます。
  • 「オブジェクト・データ」には、選択した GUI オブジェクトの情報 (ID、タイプ、名前、テキスト、ツールチップ、およびサブタイプ) が表示されます。

手順

SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. テスト・エディターでテストを開き、「SAP プロトコル・データ 」ビューを開きます。 「SAP プロトコル・データ」ビューが開いていない場合は、 「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他」 > 「テスト」 > 「SAP プロトコル・データ」をクリックします。
  2. テスト・エディターの「テスト・コンテンツ」エリアでトランザクションと SAP 画面を展開します。 「SAP プロトコル・データ」ビューに、 選択したトランザクションの画面キャプチャーが表示されます。
  3. トランザクション内で、新規値を入力する項目を選択します。 「SAP プロトコル・データ」ビューの「画面キャプチャー」ページには、SAP GUI の画面キャプチャーが表示され、対応する GUI オブジェクトが強調表示されます。
  4. 「SAP プロトコル・データ」ビューで、SAP Set、SAP Get、または SAP 呼び出しのエレメントの作成対象である GUI オブジェクトを右クリックし、「エレメントの作成」をクリックします。 ウィンドウが開きます。このウィンドウには、記録済みセッションの ID がすでに挿入されています。
  5. 「エレメントの作成」ウィンドウで、作成する SAP エレメントのタイプを指定します。 追加する値を入力してから、テストの目的に応じて以下のいずれかの手順を実行します。
    • 単純な SAP Set エレメントを作成するには、「テキストの設定」を選択してから、SAP GUI に入力するテキスト値を入力します。
    • SAP Get または SAP 呼び出しのエレメントを作成するには、「拡張」を選択してから、「エレメント・タイプ」リストで「SAP Set」または「SAP 呼び出し」を選択します。 SAP Set を使用して SAP GUI クライアントに値を入力します。 SAP 呼び出しを使用して SAP GUI との拡張対話のメソッドを呼び出します。 取得するプロパティーまたは呼び出しのメソッドを指定します。 SAP 呼び出しのメソッドおよびプロパティーについての詳細は、SAP の資料を参照してください。 SAP 呼び出しエレメントは、デフォルト値を使用して作成されます。デフォルト値はテスト・エディターで変更できます。 SAP 呼び出しメソッドは、検査ポイントの定義やデータ相関に使用できます。
    • テキスト以外の SAP Set エレメントを作成するには、「拡張」を選択してから、「エレメント・タイプ」リストで「SAP Set」を選択します。 設定するプロパティーを指定し、そのプロパティーに値が必要な場合は値を入力します。
  6. 「完了」をクリックします。

次のタスク

エレメントの作成後、テスト・エディターでこの値を変更できます。 また、値をデータプール変数または参照に置き換えることもできます。

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