応答時間明細レポートには、選択されたページ・エレメントのすべてのインスタンスの集計用テーブルが表示されます。
このタスクについて
データ収集インフラストラクチャーで収集されたデータのみが表示されます。
データ収集インフラストラクチャーがコンピューターにインストールされていないか、または実行されていない場合、そのコンピューターからは何のデータも表示されません。
手順
応答時間明細統計の分析を開始するには、以下のようにします。
- 「レイアウト」ツールバー・ボタン (ビューの右上隅の 1 番目のツールバー・ボタン) をクリックして、シンプル・レイアウト、ツリー・レイアウト、または UML レイアウトを選択します。ツリー・レイアウトは、ホスト、アプリケーション、コンポーネント、パッケージ、クラス、およびメソッドの順序で階層を表示します。 ツリー・レイアウトによって、エンタープライズ環境で応答時間が最も遅い層を識別できます。シンプル・レイアウトはツリー・レイアウトをフラット化したバージョンです。シンプル・レイアウトは、最も遅いメソッドまたは最も速いメソッドを表示する高速かつ簡単な方法です。UML レイアウトには、収集されたデータの UML シーケンス図が表示されます。デフォルトのレイアウトはシンプル・レイアウトです。列見出しをクリックして、その列によってテーブルをソートします。列をドラッグして、列の表示順序を変更します。ツリー・レイアウトでは 1 番目の列を除くすべての列が移動可能です。 各オブジェクトについて、「基本時間」、「平均基本時間」、「累積時間」、および「呼び出し」の 4 つの結果が表示されます。
時間はすべて秒数です。「基本時間」は、このオブジェクト内部での所要時間から、選択されているオブジェクトにより呼び出された他のオブジェクト内での所要時間を差し引いた値です。「平均基本時間」は、このオブジェクト内部での所要時間から、選択されているオブジェクトにより呼び出された他のオブジェクトでの所要時間を差し引いた結果を、呼び出しの数で割った値です。「累積時間」は、選択されているオブジェクトが呼び出した他のオブジェクト内とこのオブジェクト内での所要時間です。「呼び出し」は、選択されているオブジェクトが他のオブジェクトから呼び出された回数です。選択されたページ・エレメントの正確な URL がテーブルの前に表示されます。
- 右上隅のツールバーにより、テーブル表示を変更して、結果をエクスポートすることができます。
- 「フィルターの管理」 (右上隅の 2 番目のツールバー・ボタン) をクリックすると、「フィルター」ウィンドウが開きます。
表示された結果に適用されるフィルターの追加、編集、または除去が可能です。 詳しくは、『フィルター』を参照してください。
- 「列の選択」 (右上隅の 3 番目のツールバー・ボタン) をクリックすると、「列の選択」ページが開きます。ここで、テーブルで表示する列を選択できます。これらの設定は現在のワークスペースに保管され、ワークスペースのすべての応答時間明細テーブルに適用されます。
- 「パーセントの形式」 (右上隅の 4 番目のボタン) をクリックすると、パーセント表示と絶対値表示が切り替わります。
- 「ソースを開く」 (右上隅の 5 番目のツールバー・ボタン) をクリックすると、ワークスペースのソース・コード (使用可能な場合) にジャンプします。
「ソースを開く」をクリックする前に、まずメソッドを選択しておく必要があります。
- 「レポート」 (右上隅の最後のツールバー・ボタン) をクリックすると、「新規レポート」ウィンドウが開きます。ここで、応答時間明細テーブルをコンマ区切り (CSV)、HTML、または XML 形式でエクスポートできます。
- 前のビューにナビゲートして戻るには、左上隅のナビゲーション情報を使用します。