このレポートは、実行で最も低速な 10 のページと、実行ですべてのユーザーおよびすべてのページに対する 85、90、および 95 百分位数の応答時間を示します。
多くの場合、このレポートのデフォルトの百分位数である 85、90、および 95 で十分です。 ただし、別の百分位数セットで報告する必要がある場合は、を選択してこのレポートおよびトランザクション百分位数レポートの百分位数を変更します。
「要約」ページには、実行内のすべてのユーザーとすべてのページの 85 百分位数、90 百分位数、および 95 百分位数の応答時間を表す、3 つのバーのグラフが示されます。 85 百分位数のバーの場合、すべてのユーザーの 85% が、表示の応答時間か、これより短い応答時間を実現しています。
90 百分位数のバーの場合、すべてのユーザーの 90% が、表示の応答時間か、これより短い応答時間を実現しています。 95 百分位数のバーの場合、すべてのユーザーの 95% が、表示の応答時間か、これより短い応答時間を実現しています。
85%、90%、95% のページには、実行中で最も遅い 10 のページの応答時間百分位数が表示されます。 例えば、85 百分位数のタブをクリックし、あるページの合計値が 110 である場合 (合計値は各バーの下に表示)、そのページの応答時間の 85 パーセントは 110 ミリ秒以下であることがわかります。
このグラフは、それぞれのページごとの応答時間の全体的な着想を提供します。 例えば、「ページ・パフォーマンス」レポートは、ログイン・ページが 10 の最も遅いページの 1 つであることを示す場合があります。 しかし、非常に遅いページ試行は 1 つだけで、他の試行は範囲内に収まっていることも考えられます。 ページ百分位数レポートでは、(多くの応答のうち) わずかな応答が非常に低速なことが原因ではなく、一般的に低速なことが原因となって応答が低速なページが表示されます。
グラフの下のテーブルは、各ページのより詳細な情報を提供します。
- 実行での最小応答時間。
- 実行での平均応答時間。
- 平均応答時間の標準偏差。
標準偏差は、データが平均値付近にどの程度緊密に集まっているかを示します。 例えば、システム A とシステム B の平均応答時間はいずれも 12 ミリ秒ですが、このことは、応答時間が同様であることを必ずしも意味していません。 システム A の応答時間が 11、12、13、12 ミリ秒で、システム B の応答時間が 1、20、25、2 ミリ秒であるとします。平均時間は同じですが、システム B の方が標準偏差が大きい、つまり応答時間のばらつきが大きいといえます。
- 実行での最大応答時間。
- 実行での 85 百分位数。 つまり、この特定のページについては、応答時間の 85% がこの時間と等しいかそれよりも短いことを意味します。
- 実行での 90 百分位数。 つまり、この特定のページについては、応答時間の 90% がこの時間と等しいかそれよりも短いことを意味します。
- 実行での 95 百分位数。 つまり、この特定のページについては、応答時間の 95% がこの時間と等しいかそれよりも短いことを意味します。
- 実行での試行数。