HTTP テスト生成設定の変更

パフォーマンス・テストの生成方法 (テストによる検査ポイント、データ相関、およびページの処理方法など) を変更できます。

手順

  1. 「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テスト生成」 > 「HTTP テスト生成」をクリックします。
  2. 変更する設定を選択します。

    テスト生成の設定は以下のとおりです。

    次の値よりも考慮時間が短い場合は、新規ページを生成しない
    ジェネレーターが (ユーザー考慮時間をエミュレートするために) HTTP ページに対して遅延として使用する最小時間をミリ秒で入力します。 テストに含まれているページが予期したよりも少ないときは、もっと間隔を短くしてみてください。
    次の値よりも要求間の遅延が長い場合は、新規ページを生成する
    ページ要求からページ要求までの間にジェネレーターが許容する遅延時間の最大値 (ミリ秒) を入力します。 この時間を超えると、新規ページが生成されます。 テストに含まれているページが予期したよりも多いときは、もっと間隔を長くしてみてください。
    最大要求遅延
    ジェネレーターが HTTP 要求の切り捨てを待機する遅延時間の最大値 (ミリ秒) を入力します。 要求は、生成されたテスト上で切り捨てられます。 テストの記録には元の値が残り、新しいテストを生成すれば元の値を戻すことができます。
    応答の上限文字数 (これを超えると最初の 4KB のみを保存する)
    ジェネレーターが保存する応答データの上限を KB で入力します。 要求が指定した上限よりも大きいときは、データの最初の 4 KB だけが保存されます。
    NSLookup() の抑制および数値 IP の使用
    このオプションは、テストの生成時間を短縮するために選択します。 テストの IP アドレスは Web ページの形式 (www.example.com) に比べて使いにくい、という欠点があります。
    このテストのページ・キャッシュ・エミュレーションを使用不可にする
    このオプションは、ページ・キャッシュ・エミュレーションを使用不可にする場合に選択します。 ページ・キャッシュ・エミュレーションを使用可能にすると、サーバー応答ヘッダーのキャッシュ情報が認識されます。 さらに、クライアントによって最新であると確認されたローカル・キャッシュ内の内容に対する要求はサーバーに送信されません。 デフォルトでは、ページ・キャッシュ・エミュレーションは使用可能になっています。
    既存のテスト・ジェネレーターを使用
    既存の HTTP テスト・ジェネレーターを使用するよう指示されている場合にこのオプションを選択します。
    自動的に含める検査ポイント
    自動的に含める検査ポイントのタイプを指定する場合に、クリックします。 検査ポイントのチェック・ボックスを選択した場合、このタイプの検査ポイントのコード・コントロールおよび編集コントロールがすべてのテストに生成されます。 検査ポイントは特定のテストで使用可能にしたり使用不可にしたりすることもできます。
    あいまい
    同じカテゴリー内の応答コード (例えば、200、201、203、209) は等価とみなされます。応答コードが同じカテゴリーにない場合は、エラーが報告されます。
    正確
    応答コードが記録された値と正確に一致しない場合、エラーが報告されます。
    受け入れる基本要求の最大サイズ
    応答サイズ検査ポイントを自動的に生成する場合は、このオプションをクリックして、受け入れ可能な基本要求のサイズの範囲を指定します。 応答が予期サイズ以上、または予期サイズ以下の指定パーセント内であれば、エラーはレポートされません。 デフォルトでは、基本要求に対する「HTTP 応答サイズ」の検査ポイントは範囲マッチングを使用します。

    データ相関の設定は以下のとおりです。

    ホストおよびポート・データを自動的に相関
    デフォルトでは、ホストおよびポート・データは自動的に相関されます。 以前のリリースのテストに多数の手動相関がある場合や、プロキシーを使用している場合は、再生中にホスト置換機能のフィーチャーのマイグレーションが失敗する可能性があります。 この場合はこのチェック・ボックスをクリアします。 テストを開き直すと、自動相関のフィーチャーがテストに含まれなくなります。
    次の応答によってリダイレクトされた場合は URL パス名を自動的に関連付ける
    選択された応答コードによって URL パス名がリダイレクトされる場合に、その URL パス名を相関させるかどうかを指定します。 応答コードのチェック・ボックスが選択されている場合、テスト・ジェネレーターはその応答コードに対して相関を実行します。 このオプションは、状況コードが 300 から 399 の間の、リダイレクトである応答のみに適用されます。
    Referer と自動的に関連付ける
    デフォルトでは、HTTP 要求ヘッダーの「Referer」フィールドとの相関が自動的に設定されます。 「Referer」との相関を手動で設定する場合は、このチェック・ボックスをクリアします。 「Referer」フィールドを必要としないサーバーに対してテストを実行する場合、このチェック・ボックスをクリアすると、テストの実行時に行われる相関の数が減り、ユーザー・スループットを増やすことができます。
    その他のすべてのデータ相関を使用可能にする
    デフォルトでは、要求データと応答データとの相関が自動的に設定されます。 要求データと応答データの自動データ相関を使用不可にする場合は、このチェック・ボックスをクリアします。 規則エディターで独自のデータ相関規則を作成する場合も、このチェック・ボックスをクリアすることを検討してください。
    実行用の自動データ相関の最適化
    テストを自動化する場合の特性を指定します。
    • デフォルトの設定である「正確性」の場合、同一のセッション ID 値を持つ多数の参照が作成され、各セッション ID の値の置換元は直前の参照になります。
    • 自動データ相関中に作成される参照の数を減らして、テストを高速に実行するには、最適化を「効率」に変更します。 例えば、ユーザーのログイン時に割り当てられるセッション ID がテストの後続要求すべてに含まれている場合を想定してください。 設定が「効率」だと、すべてのセッション ID の置換元は単一の以前の参照になります。 この設定の不利な点は、相関が不正確になる可能性があることです。 例えば、Joe Smith というストリングを含む要求が、Joe Brown というストリングを含む要求と誤って相関される可能性があります。
    実行用の URL の再作成
    テストの実行中に Web アドレス (URL) を再書き込みする方法を指定します。 データを相関させる際、テスト・ジェネレーターは、URL 要求文字列の一部を、前回の要求に対する応答でサーバーが戻した値に置換します。
    • 「自動」 (デフォルト) では、置換中、いつ URL 全体の再書き込みを行えばテストの実行が円滑になるかを、テスト・ジェネレーターが自動的に判別します。
    • 「オン」 は、データ相関のすべてのインスタンスで URL を再書き込みする場合に選択します。 これを選択すると、テストは大きくなり、実行にかかる時間も長くなります。 テストが予想に反して失敗した場合に、この設定を試みてください。
    • 「オフ」 は、URL の再書き込みが必要なインスタンスを手動で相関する場合に選択します。 この設定によって実行エラーが発生する可能性があります。
    注: データ相関を完全にオフにする場合や、データ相関の参照に自動的に名前を生成するかどうかを設定する場合は、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テスト生成」 > 「HTTP テスト生成」を選択して、「データ相関」タブを選択します。

    データ相関タイプの設定は以下のとおりです。

    データ相関タイプ
    データ相関の構成をいつ生成するかを指定します。 「自動」設定では、テスト・ジェネレーターは、必要な場合に、必要な構成を作成します。 テストに必要な構成が含まれていない場合、設定を「オン」に変更してください。これによって、常時データ相関が実行されます。 テストで特定の構成を必要としない場合は、「オフ」を選択してください。これにより、以降のテスト生成におけるパフォーマンス向上というメリットが得られます。
    Jazz Foundation サービスの場合、「オン」および「自動」を選択すると、Jazz Foundation サービスの REST ストレージまたはクエリー API を使用する Jazz アプリケーションについて、データ相関が使用可能になります。 そのようなアプリケーションの例は Rational DOORS Next Generation です。通常、データ相関はブラウザー・ベースの Jazz Web クライアントに適用されませんが、Web リソースの更新に REST サービスおよび Atom 出版プロトコルを使用する、他の HTTP クライアント/サーバー・アプリケーションには役立つ場合があります。
    Jazz Web アプリケーションの場合、「オン」および「自動」を選択すると、Jazz Foundation Web UI フレームワークを使用する Jazz Web アプリケーションでデータ相関が使用可能になります。このような Web アプリケーションの例としては、Rational Quality Manager と Rational Team Concert の Web インターフェースがあります。 また、データ相関は、クライアント/サーバー・データ交換に JSON を使用する JavaScript を含む、他の Web アプリケーションにも役立つ場合があります。 これは、DOJO ベースおよび AJAX ベースのアプリケーションでは一般的な手法です。
  3. 設定の変更後、「適用」をクリックします。

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