実行用のデータ相関の実装

実行中にデータ相関を実装するには、com.ibm.rational.test.lt.kernel.action.KAction クラスを拡張してデータ相関エンジンへの呼び出しを起動する独自のクラスをセットアップしてください。

始める前に

データ相関を実装する前に、以下のクラスについて十分理解しておいてください。 クラスおよびメソッドの説明については、Javadoc 情報を参照してください。

このタスクについて

IKAction インターフェースは、すべてのカーネル・アクションが実装する必要がある基本機能を定義します。IKAction インターフェースは、すべてのカーネル・アクションの基本インターフェースです。アクションは、ループ、条件、またはその他のコード構造を表すことができます。

実行時のデータ相関を実装するために、codegen がハーベスターおよび置換子をコンテナー内に作成します。実行時のデータ相関を実装するために、codegen がハーベスターおよび置換子をコンテナー内に作成する必要があります。この処理は、アクションの変換中、codegen 時に、LTTestTranslator.translateHarvesterContainer() および LTTestTranslator.translateSubstituterContainer() を呼び出すことによって実行されます。これらのメソッドは両方とも、 com.ibm.rational.test.lt.codegen.core プラグイン内に存在します。 これらのコンテナーは、アクションに追加し、アクションと共に保管する必要があります。これらのコンテナーは、アクションに追加し、アクションと共に保管する必要があります。アクションの実行時に、それらの置換子コンテナーおよびデータ・ソース・コンテナーを呼び出す必要があります。置換子コンテナーはアクションの開始時とデータの送信前に呼び出され、データ・ソース・コンテナーはアクションの終了時とデータの受信後に呼び出されます。

手順

データ相関の実行部分を実装するには、以下のようにします。

  1. codegen.core 内の拡張ポイントを拡張して、 再生用に登録されている実行の IProtoActionAdapter を取得する必要があります。
    1. com.ibm.rational.test.lt.codegen.core パッケージの拡張ポイント DataCorrelationProtoAdapter を拡張します。拡張を行うには、com.ibm.rational.test.lt.datacorrelation.execution プラグインに対する拡張であり、IProtoActionAdapter インターフェースを実装するプラグインを使用します。
    2. 処理する IKAction のタイプとプラグインの名前を com.ibm.rational.test.lt.datacorrelation.execution プラグインに通知します。
    3. これが完了すると、生成された .java コードの上部近くに以下のようなコードが追加されているのを確認できます。

      pa.addPA("com.ibm.rational.test.lt.sdksamples.datacorrelation.execution.socket.SocketActionAdapter", "com.ibm.rational.test.lt.sdksamples.protocol.socket.io.SocketSend"); 最初のストリングは IProtoActionAdapter を実装するクラスの名前で、2 番目のストリングは IProtoActionAdapter クラスが呼び出される KAction の名前です。スペルは正確であるように特に注意してください。

  2. datacorrelation.execution プラグイン拡張を実装するには、プラグインが com.ibm.rational.test.lt.datacorrelation.execution.IProtoActionAdapter インターフェースを実装する必要があります。 メインの com.ibm.rational.test.lt.datacorrelation.execution プラグインは、インターフェースを使用してプラグインを呼び出し、実装に必要な情報を取得します。
    注: これは、codegen 拡張ポイントの DataCorrelationProtoAdapter クラスを拡張するプラグインでもあります。
  3. 置換プロセスを開始するには、IDataSub.substituteData() メソッドで、パラメーターとしてアクションおよびハッシュ・マップを使用します。
    1. 現在アクティブなアクションが com.ibm.rational.test.lt.datacorrelation.execution.sub.IDataSub.substituteData() メソッドを呼び出します。置換コンテナーは、すべての置換規則を実行し、新規ストリング値 (データ相関変数から読み取られた値) を hashMap に書き込みます。hashMap の最初の値は propertyType で、2 番目の値はその propertyType 用の新規ストリングです。そのため、置換が完了すると、全ストリングが修正されます。
    2. 次に置換コンテナーが制御を IKAction インターフェースに戻します。
    3. IKAction インターフェースは、ハッシュ・マップからストリング値を読み取って適切な場所に送信します。
  4. データ・ハーベストを開始するために、現在アクティブなアクションが IDataHarvester.harvestData() メソッドを呼び出します。次いで、このアクションがコンテナーに渡されます。
    1. データ・ハーベスターは、データ相関実行プラグインを拡張したプラグインを呼び出して、ハーベスト規則を適用する必要があるストリング値を取得します。
    2. データ・ハーベスター・コンテナーは、獲得された値をデータ相関変数に入れます。これらのデータ相関変数は、今後の置換実行で使用されます。

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