共通レイヤーでは、インターフェースと拡張ポイントが定義され、API クラスおよびインターフェースが提供されます。 Eclipse ユーザー・インターフェース (UI) メニュー、アクション、マーカーへのフックも提供します。共通フレームワーク・レイヤーは、TPTP エディター・アーキテクチャーによって初期化されます。RPT エディターは、実際には、org.eclipse.hyades.ui.editorExtensions 拡張ポイントを介して TPTP プラットフォームによりロードされ初期化される拡張機能であるため、共通エディター・フレームワークの役目の 1 つは、具体的なエディター実装が TPTP と通信するためのフックおよびアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) を提供することです。 共通エディター・フレームワークは、より具体的な動作が拡張エディター実装で使用されるように拡張する必要があるクラスを定義します。この拡張機能は、Load Test Editor プラグインによって拡張された TestEditor クラスによって実現され、LoadTestEditor と呼ばれます。
エディター・レイヤーは、共通フレームワーク・レイヤーのクラスを拡張して、そのモデルに特定の実装を提供します。プロトコル・レイヤーは、基本レイヤーと従属レイヤーのいずれでも構いません。基本プロトコルは、HTTP など、その他のプロトコルには依存しません。従属プロトコルは、他のプロトコルの上側に構築されます (例: HTTP の上位に構築された Siebel)。プロトコル・レイヤーは、単一エディター・レイヤーの上に実装されます。プロトコル・レイヤーは、プロトコル固有のオブジェクトに対応するハンドラーを備えています。
モデル・ファイル上でエディターを開く必要がある場合、Hyades は、この特定のモデルを処理できるエディターを判別してロードし、特定の拡張機能を初期化します。共通レイヤーは、ハンドラー・クラス (CommonEditorExtension クラス) を実装します。共通エディター・レイヤーでは、このエディター・レイヤーで拡張する必要がある TestEditor クラスのインスタンスが作成されます。 TestEditor オブジェクトが作成されると、モデル・データを表示するためのユーザー・インターフェース (UI) ウィジェットおよびコンポーネントが作成されます。
TestEditor は、TPTP、モデル、Eclipse、および具体的なプロトコル・コード間のブリッジを提供します。CommonEditorExtension クラスが使用されます。 エディターがユーザーによって閉じられたり再ロードされると、TestEditor の最初のインスタンスは破棄され、新しいインスタンスが作成されます。
前述のレイヤーは、独立したプラグインに分割されます。各プラグインでは、上位のプラグインや定義側のプラグイン自体が使用するいくつかの拡張ポイントが定義されます。 さらに、クラスの作成時に使用する必要がある Java インターフェースがいくつかあります。