HTTP テストのリダイレクトのサポート

HTTP テストを実行すると、自動的にリダイレクト要求が追跡されます。これにより、ロード・バランシングなどの一般的な使用パターンがサポートされます。

HTTP リダイレクト応答とは、要求されたコンテンツが異なるロケーションで検出されたことを示す 300 番台の状況コードが含まれた、要求への応答です。 リダイレクト応答には、「301 Moved Permanently」および「302 Found」などの HTTP 状況コードが含まれます。 一部の HTTP アプリケーションでは、クライアントを特定の URL にリダイレクトしますが、各サーバーが処理する負荷のバランスを取るため、クライアント要求への最終的な応答を処理できるのは、いくつかのサーバーのうちの 1 つです。 例えば、http://www.example.com/ に送信された要求が、トラフィックと負荷の状態に応じて、http://www-1.example.com または http://www-2.example.com にリダイレクトされます。

テストの実行時には、予期されるリダイレクト応答と予期しないリダイレクト応答の両方がサポートされています。 予期されるリダイレクト応答は、テストを記録するときに発生します。 予期しないリダイレクト応答は、テストの実行時にサーバーから受信されますが、その応答は記録済みテストには存在しません。

予期されるリダイレクト応答は、自動データ相関によって処理されます。 ホスト名とポート番号を自動的に相関させるには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テスト生成」 > 「HTTP テスト生成」 > 「データ相関」をクリックし、「応答によってリダイレクトされた場合は URL パス名を自動的に関連付ける」チェック・ボックスを選択します。 デフォルトではこのオプションが選択されています。

予期しないリダイレクト要求は、「200 OK」などの、リダイレクト応答ではない HTTP 状況コードがサーバーから返されるまで、またはリダイレクト応答の最大数に達するまで追跡されます。 デフォルトでは、追跡するリダイレクト応答の最大数は 10 です。 「200 OK」応答を受信すると、最終応答のデータを使用する参照が作成されます。

予期しないリダイレクト応答の場合、サーバー・アクセス構成は動的に更新されます。 例えば、ホストが abc.example.com であり、ポートが 80 である Config_1 サーバー・アクセス構成で、その構成を使用する要求が xyz.example.com ホストのポート 8080 にリダイレクトされる場合、同じ構成を使用する、テスト内の後続のすべての要求は、xyz.example.com ホストのポート 8080 を使用します。

要求内の検査ポイントは、最終宛先に適用されます。 予期しないリダイレクトを適切に処理できるように、要求内に ResponseCode 検査ポイントを設定することができます。 正確な ResponseCode 検査ポイントを設定した場合、リダイレクトが発生するとその検査ポイントは不合格になります。 300 ファミリー内の状況コードが、あいまいコード・リストに含まれない場合、あいまい検査ポイントも不合格になります。


フィードバック