ローカル・スケジュールまたはテストの実行

ローカル側で、テストを 1 ユーザーで実行するか、またはデフォルト起動構成でスケジュールを実行することができます。

このタスクについて

このようにスケジュールまたはテストを実行するとき、IBM® Rational® Performance Tester は自動的に単純な起動構成をセットアップします。 テストは、ローカル・コンピューターで 1 ユーザーによって実行されます。 スケジュールは、設定したユーザー・グループおよびロケーションで実行されます。 ただし、実行結果はデフォルト名 (サフィックス付きのスケジュールまたはテストと同じ名前) が付けられ、デフォルト・ロケーションに格納されます。

複数のエージェントを使用してスケジュールを実行すると、長い負荷テストの実行中にエージェントが失われる可能性があります。 エージェントが失われるのは一般的ではなく、コンピューターのメモリーを使い果たした場合など、一部の極端なケースで発生します。エージェントが失われると、デフォルトでは、スケジュールは停止されます。この方法でスケジュールが停止された場合、スケジュールを実行する前に、エージェントの損失の原因を修正するか、またはさらにエージェントを追加する必要があります。失われたエージェントなしでスケジュールの実行を続行するには、スケジュール・エディターで「拡張」タブをクリックし、「エージェントの喪失時に実行を停止」チェック・ボックスをクリアします。通常、エージェントはエージェント間で負荷を分割しています。したがって、失われたエージェントがいないままスケジュールを実行すると、予測不能な結果が生じる可能性があります。 セグメント化されたデータプールを使用している場合に、失われたエージェントがいないままでスケジュールを実行した場合、データは存続しているエージェント間で再配布されません。また、スケジュールに複数のステージがある場合、デフォルトでは、ユーザー・ロードは次のステージで存続しているエージェント間で分散されます。ただし、「現行ステージの喪失ユーザーを置換」チェック・ボックスが選択されている場合、ユーザー・ロードは、現行ステージ内で存続しているエージェント間で均等に分散されます。このチェック・ボックスがクリアされており、ステージの実行中に終了できるユーザーのパーセントが指定されている場合、ユーザー・ロードは次のステージで存続しているエージェント間で分散されます。 スケジュール実行内のエージェントの喪失は、パフォーマンス・レポートに記録されます。

不完全なページ・ヒットを発生させずにテストを正常に停止するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テストの実行」「停止が要求された場合にアクティブなアクションの完了を許可」チェック・ボックスを選択します。

実行の状況を示す E メール通知を受信するには、 「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「テスト」 > 「テストの実行」 で E メールのプロパティーを指定します。

手順

  1. テスト・ナビゲーターでプロジェクトを展開して、スケジュールまたはテストを探索します。
  2. スケジュールまたはテストを右クリックし、「実行」 > 「パフォーマンス・スケジュール」または「実行」 > 「テスト」をクリックします。
    注: HTTP スケジュールをリモートの Macintosh コンピューターで実行すると、テストは失敗します。記録に使用される暗号スイートは、 Macintosh コンピューターの Oracle JDK で使用可能になっている必要があります。 例えば、Macintosh では TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA を使用することができます。

タスクの結果

テストまたはスケジュールの実行後に、「パフォーマンス・テストの実行」ビューが開きます。このビューでは、選択された結果に関するコメントを追加したり、スケジュールの実行に使用された設定を表示したりすることができます。コメントを追加するには、「パフォーマンス・テストの実行」ビューの左下のパネルで「ユーザー・コメント」をクリックします。入力したコメントは、パフォーマンス・レポートの「要約」ページに表示されます。スケジュール実行に使用された設定を表示するには、「スケジュール設定」をクリックします。 「パフォーマンス・テストの実行」ビューの「スケジュール設定」ページが表示され、実行に使用された統計ログ設定およびテスト・ログ設定が示されます。

注: ファイルのダウンロードを含むテストを記録する場合、 そのファイルが物理的にディスクに保存されるわけではありません。しかし、ファイルを要求した要求の応答を調べることによって、 ファイルがサーバーから取得されたことを確認できます。ダウンロードされた大規模なファイルに対する要求を探す 1 つの方法は、 応答のサイズが大きい要求を探すことです。

次のタスク

スケジュールまたはテストを構成することができます。 構成をセットアップする代表的な理由は、実行結果の格納先を制御するためです。 詳しくは、『起動構成の設定』を参照してください。

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