AddAndroidApp.jar スクリプト

テスト対象アプリケーション (AUT) をインスツルメントしてテスト・ワークベンチに追加するには、 コマンド行から AddAndroidApp.jar を使用します。

AddAndroidApp.jar は、正常に実行されると終了コード 0 を返します。それ以外の場合は終了コード 1 を返します。

以下のコマンドを入力すると、AddAndroidApp.jar コマンド行ツールの必須パラメーターおよびオプション・パラメーターの説明が表示されます。

java -jar AddAndroidApp.jar options
表 1. コマンド行オプション
コマンド行引数およびオプション 説明
-w ワークベンチの URL。IP アドレスおよびポートを含みます (例: http://127.0.0.1:7878)
Android アプリケーション (.apk) Android アプリケーションの名前 (Calculator.apk など)。コマンド行に複数の .apk ファイルを指定することができます。
-c

すべてのアプリケーションがワークベンチに追加されたら、テスト・ワークベンチを閉じます (例: eclipse -launcher.appendVmargs -vmargs -Dcom.ibm.rational.test.lt.services.server.moeb.CLI=true)。このオプションを指定する場合は、com.ibm.rational.test.lt.services.server.moeb.CLI システム・プロパティーを true に設定してワークベンチを起動する必要があります。

ワークベンチを自動的に閉じるには、Eclipse 設定の「一般」 > 「始動とシャットダウン」を使用して 「最後のウィンドウを閉じるときに終了を確認」にチェック・マークを付けます。

-d 説明。このアプリケーションの説明用テキスト。このテキストは、ワークベンチのモバイルおよび Web UI アプリケーション・エディターに表示されます。
-f 強制的に再ビルドします。厳密に同じバージョンの Android アプリケーションが既にワークベンチに追加されている場合は、 別の機会にアプリケーションが強制的に再ビルドされます。
-m .ma ファイル。このアプリケーションの .ma リソースを作成するワークスペース・フォルダー。ワークスペース・フォルダーが見つからない場合、このオプションは無視されます。
-o 出力フォルダー。インスツルメントしたアプリケーションをダウンロードするローカル・フォルダー。
-v バージョン。AddAndroidApp.jar ツールのバージョンを表示します。
-alias 生成されたすべてのアプリケーションへの署名に使用する鍵ストアからの別名
-keepdata デバイスにインストールする間、アプリケーション・データを保持します。元のアプリケーションと同じ署名が必要なため、署名オプションと併用してください。
-keystore keystore 生成されたすべてのアプリケーションへの署名に使用する秘密鍵を含む鍵ストアのローカル・パス。
-aliaspassword alias-password 別名のパスワード。
-keystorepassword keystore-password 鍵ストアのパスワード。

以下のコマンドは、AUT (Calculator.apk など) をインスツルメントし、ワークベンチに追加します。

java -jar AddAndroidApp.jar -w http://192.0.2.24:7878 Calculator.apk

以下のコマンドを実行すると、複数のアプリケーションがインスツルメントされてワークベンチに追加されます。以下のように各 .apk ファイルの名前をコマンド行に指定するだけです。

java -jar AddAndroidApp.jar -w http://192.0.2.24:7878 Calculator.apk MySimpleApp.apk MySecondApp.apk

以下のコマンドを実行すると、ワークベンチが開始され、AUT がインスツルメントされて、 ワークベンチが閉じられます。

eclipse -launcher.appendVmargs -vmargs -Dcom.ibm.rational.test.lt.services.server.moeb.CLI=true
java -jar AddAndroidApp.jar -w http://192.0.2.24:7878 -c Calculator.apk
注: 同じワークスペースをワークベンチの 2 つのインスタンスで使用することはできないため、 コマンド行からテストを実行した後はワークベンチを閉じる必要があります。Eclipse ランタイムのその他のオプションについて詳しくは、http://help.eclipse.org/juno/index.jsp?topic=%2Forg.eclipse.platform.doc.isv%2Freference%2Fmisc%2Fruntime-options.htmlを参照してください。ワークベンチを閉じるときに終了確認ダイアログのプロンプトが表示されないようにするには、Eclipse 設定の「一般」 > 「始動とシャットダウン」にアクセスし、 「最後のウィンドウを閉じるときに終了を確認」を選択します。

以下のコマンドを実行すると、AUT がインスツルメントされ、 生成されたアプリケーションがローカル・フォルダーにダウンロードされます。

java -jar AddAndroidApp.jar -w http://192.0.2.24:7878 -o localdir Calculator.apk

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