テストでのレスポンシブ・デザイン条件の作成

テストのアクションに対するテスト実行条件を設定できます。 これを行うには、アプリケーションのインストール・ステップの後で、テストの初回実行時に 1 回だけ実行する一連のアクションの条件を作成します。この一連のアクションはそれ以降のテスト実行では無視されて、ステップが失敗するのを防ぎます。これはレスポンシブ・デザイン条件です。

このタスクについて

このタスクは、テストの初回実行時にログイン資格情報と、場合によっては位置情報が求められる Android アプリケーションから記録されるテストに適用されます。このタスクは、テストの記録と再生に使用するターゲット・デバイス (解像度、デバイスのタイプ、方向、OS レベル、ネイティブ言語、およびその他のパラメーターが異なるさまざまなデバイス) に動作が依存するアプリケーションにも適用されます。

手順

  1. 編集するテスト・スクリプト内のステップを選択し、「挿入」 > 「レスポンシブ・デザイン条件」をクリックします。「選択したオブジェクトを挿入済みエレメントの下に移動しますか?」というプロンプトが出されたら、「はい」をクリックします。
    図 1. 選択したステップにレスポンシブ・デザイン条件を挿入
    選択したステップにレスポンシブ・デザイン条件を挿入
  2. 「レスポンシブ・デザイン条件の詳細」エリアの「条件名」フィールドで条件に名前を割り当てます。 デフォルトでは、条件名は最初に選択したアクションの現在のアクティビティー (または画面) に設定されています。条件名は、テスト内で条件を識別するためのコメントとして使用されます。 例えば、あるアプリケーションで、最も近いショップを検索するために、ユーザーが現在の位置を入力するように求められるとします。この条件の目的は、アプリケーションのインストール後、テストの初回実行時にのみ一連のアクションを実行することです。以降のテスト実行では、この一連のアクションを実行すべきではありません。
    図 2. 条件およびアプリケーション・パーツへの名前の割り当て
    条件およびアプリケーション・パーツへの名前の割り当て
  3. 「アプリケーション・パーツ」に名前を割り当てます。この名前は、条件を識別するためのキーとして使用されます。これは、同じアプリケーション内の条件間で共有される変数です。同じアプリケーションまたは複数のアプリケーションの複数の条件で同じ条件パーツを共有する場合、この条件は 1 回だけ実行されます。
  4. これらのステップが完了したら、テストを再実行します。一連のアクションは、アプリケーションが初めてインストールされた後、テストの初回実行時にのみ実行されます。それ以外のテスト実行では、このアクションは実行されません。テスト・レポートを確認して、これらのステップでエラーが発生していないことを確かめます。

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