Android アプリケーションによっては、
テストする前に秘密鍵を用意して再ビルドする必要があります。このようなアプリケーションの例として、
管理者または root レベルの権限が必要なデバイスまたは API にプリインストールされたものが挙げられます。
始める前に
テスト対象アプリケーションをテスト・ワークベンチにアップロードする必要があります。デバイスにインストールされた
IBM® Rational® Test Workbench Mobile Client で
「アプリケーションのアップロード」オプションを使用してアプリケーションをアップロードすることができます。
詳しくは、『
モバイル・クライアントからの Android アプリケーションのアップロード』を参照してください。あるいは、
テスト・クライアントにアプリケーションをインポートし、
「モバイルおよび Web
UI アプリケーション」エディターから
「アプリケーションの追加」ウィザードを使用することもできます。
ワークベンチでテストするアプリケーションのインポートを参照してください。
このタスクについて
特定のアプリケーションをテストするには、管理者または root レベルの権限が必要です。例えば、デバイスにプリインストールされているアプリケーションは保護されており、管理者権限がなければアンインストールできません。root レベルの権限が必要なその他のアプリケーションの例としては、Gmail、Facebook、Dropbox、Google API を使用するアプリケーション (例えば Google マップや Google marketplace にアクセスする目的で使用) または Facebook API を使用するアプリケーションなどがあります。これらのタイプのアプリケーションをテストするには、
秘密鍵を提供してアプリケーションを再ビルドする必要があります。それにより、
アプリケーションが新しい証明書で再コンパイルされます。プリインストールされたアプリケーションの場合は、
記録パッケージと再生パッケージが元のアプリケーションと同じ署名鍵を共有するため、
パッケージをデバイスにインストールできるようになります。デバイスで記録または再生を開始するときにオプション
「このアプリケーションはあらかじめインストールされており、アンインストールはできません」が選択されている場合、
現在インストールされているアプリケーションはアンインストールされず、
それぞれ記録対応のアプリケーションまたは再生対応のアプリケーションによって置き換えられます。
手順
- 「モバイルおよび Web UI アプリケーション」エディターでいずれかのアプリケーションをクリックし、「アプリケーションの再ビルド」をクリックします。 アプリケーションの新しいバージョンを使用してそのアプリケーションをビルドするには、最初に新しいバージョンをエディターにインポートする必要があります。
- ダイアログ・ボックスで「独自の秘密鍵でアプリケーションに署名する」を選択し、「はい」をクリックしてアプリケーションを再ビルドします。
- ウィザードが表示されたら「鍵ストア・ファイル」を選択し、「鍵ストアのパスワード」を入力します。次に、「別名」を選択して「別名のパスワード」を入力し、「OK」をクリックします。 ビルド処理が完了すると、別名用の秘密鍵 (証明書) でテスト対象のアプリケーションが署名されます。これでアプリケーションの再ビルドと再インスツルメントが実行され、記録とテストで使用できるようになります。
- プリインストールされたアプリケーションの場合のみ (オプション): 「モバイルおよび Web
UI アプリケーション」エディターで「このアプリケーションはあらかじめインストールされており、アンインストールはできません」オプションを選択します。このオプションを選択しておくと、
テストを記録する準備ができたときにアプリケーションがアンインストールされず、
現在インストールされているアプリケーションの上に記録対応のアプリケーションまたは再生アプリケーションがインストールされます。