コマンド行からの変数の初期化

XML ファイルのテスト変数を初期化するために、コマンド行インターフェースから varfile オプションを使用してテストを実行できます。

始める前に

手順

  1. コマンド行からテストまたはスケジュールを実行するには、cmdline.bat ファイルおよび cmdline.sh ファイルが入っているディレクトリーに移動します。 Windows オペレーティング・システムでは、このディレクトリーは通常、productInstallationDirectory/cmdline です。例えば、C:¥Program Files¥IBM¥SDP¥cmdline などです。 テストまたはスケジュールを実行する自動化テスト・スクリプトがこのファイルを指すように設定できます。
  2. 次のコマンドを実行します。

    cmdline -workspace workspace_full_path -project proj_rel_path -eclipsehome eclipse_full_path -plugins plugin_full_path -schedule sched_rel_path -suite suite_rel_path -varfile variable_file_full_path -servicename service -serviceargs service_args -configfile file_full_path -results result_file -overwrite {true | false} -quiet -users nn -vmargs JVM_args -exportlog log_full_path -exportstats stats_full_path -exportstatreportlist stats_list -usercomments "any user comment"

    値にスペースが含まれる場合は、値を引用符で囲んでください。このコマンドのオンライン・ヘルプを表示するには、この .bat ファイルが存在するディレクトリーから cmdline -help と入力します。

    次の表に、各オプションの説明を示します。

    オプション 説明
    -workspace 必須。 Eclipse ワークスペースへの完全なパス。
    -project 必須。 プロジェクトのファイル名を含むパス (ワークスペースが基準)。
    -eclipsehome 必須。 eclipse.exe が含まれているディレクトリーの絶対パス。
    -plugins 必須。 プラグインが存在するフォルダーの絶対パス。 Windows オペレーティング・システムでは通常、このフォルダーの場所は C:¥Program Files¥IBM¥IBMIMShared¥plugins です。
    -schedule オプションですが、-schedule オプション、-suite オプション、-servicename オプションのいずれかは指定する必要があります。実行するスケジュールのファイル名を含むパス (プロジェクトが基準)。
    -suite オプションですが、-schedule オプション、-suite オプション、-servicename オプションのいずれかは指定する必要があります。実行するテストのファイル名を含むパス (プロジェクトが基準)。
    -varfile オプション。変数の名前と値のペアが含まれている XML ファイルの絶対パス。
    -servicename オプションですが、-schedule オプション、-suite オプション、-servicename オプションのいずれかは指定する必要があります。実行するサービスの名前。 パフォーマンス・テストを実行する代わりに、指定されたサービスが使用可能になると、そのサービスが実行されます。
    -serviceargs オプション。-servicename オプションによって指定されたサービスに渡す一連の引数。 例えば、-serviceargs "-myserviceparm1 myserviceparm1value" のように指定します。 値はスペースを含むため引用符で囲みます。
    -configfile オプション。テストまたはスケジュールを実行するためのパラメーターが含まれているファイルへの絶対パス。各パラメーターは 1 行で指定しなければなりません。 構成ファイルを作成するには、行を折り返さないエディターを使用してください。 必須であれオプションであれ、どのパラメーターも構成ファイルで設定できます。 コマンド行パラメーターは、このファイルの値をオーバーライドします。
    注: このファイルは、UTF-8 フォーマットでなければなりません。 スペースを含む値であっても、このファイルでは引用符を使用しないでください。
    -results オプション。結果ファイルの名前。 デフォルトの結果ファイルは、テスト名またはスケジュール名にタイム・スタンプを追加したものです。 テスト結果を保管するプロジェクトに関連するフォルダー名を指定します。例えば、-results folder/resultname とします。
    -overwrite オプション。同じ名前の結果ファイルを上書きするかどうかを決定します。 デフォルト値は true で、これは結果ファイルが上書きされることを意味します。
    -quiet オプション。ランチャーからのすべてのメッセージ出力をオフにし、実行または試行が完了するとコマンド・シェルに戻ります。
    -users オプション。実行時にデフォルトの仮想ユーザー数をオーバーライドします。 スケジュールの場合、デフォルトは、スケジュール・エディターで指定されたユーザーの数です。 テストの場合、デフォルトは 1 人の仮想ユーザーです。このオプションでは、指定した数のユーザーを含むスケジュールの新しいコピーが作成されます。
    -vmargs オプション。渡される Java 仮想マシンの引数。 例えば、-vmargs "-debug -Xmx512m" のように指定します。 値はスペースを含むため引用符で囲みます。

    リソース・モニター・データをキャプチャーするには、-vmargs "-Drm.collect=true -Drm.collect.interval=numeric value more than 1000" を使用します。

    アプリケーション自体の応答時間データおよびサーバーとネットワークの応答時間データを収集し、それらを別個の棒グラフに表示するには、-vmargs "-De2e.collect=true" を使用します。

    クラウド実行の場合、-vmargs -Dcloudcostconfirm を指定することが必須です。この引数を使用すると、実行のコストが表示されます。

    -exportlog オプション。エクスポートされた HTTP テスト・ログを格納するファイルの絶対パス。
    -exportstats オプション。エクスポートされた統計レポート・データを格納するディレクトリーの絶対パス。 統計レポート・データは、コンマ区切り値 (CSV) 形式で保管され、レポート名から派生したファイル名が付けられます。 -exportstatreportlist オプションが指定されない場合は、「パフォーマンス・テスト・レポート」設定の「レポートのエクスポート」ページで指定されたレポートがエクスポートされます。
    -exportstatreportlist オプション。-exportstats オプションを使用して統計レポート・データをエクスポートするときに使用する、カスタム・レポート形式ファイル (.view ファイル) の絶対パスのコンマ区切りのリスト。 このパラメーターは、ワークスペース設定をオーバーライドします。 例えば、-exportstatreportlist c:/customreport.view,c:/customreport2.view と入力します。
    -usercomments オプション。二重引用符で囲んだテキストを追加すると、レポートの「ユーザー・コメント」行に表示されます。
    注: Windows の場合、Unicode 文字に対応していない可能性のあるネイティブ言語でコメントを追加するには、CommandLine.exe ファイルを使用してコマンドを実行することをお勧めします。
    注:
    • -quiet オプションを指定しない場合、テストまたはスケジュールの起動時および完了時に、そのことを示すメッセージが表示されます。
    • コマンドを発行すると、ワークスペースがロックされます。 実行中にテストまたはスケジュールの進行状況を確認するには、別のワークスペースを呼び出し、そのワークスペースを介してプロジェクトを開きます。

cmdline -workspace C:/RPTWorkspace -project testProj -eclipsehome C:¥Program Files¥IBM¥SDP¥eclipse.exe -schedule MySchedule -varfile C:/Assets/testProjVar.xml


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