SoftLayer でスケジュールを実行する際は、エージェント仮想マシンに使用されるデータ・センターのロケーションとホストのタイプが、応答時間の測定に影響します。例えば、共有ハイパーバイザーを使用するエージェント仮想マシンでスケジュールを実行する場合は、他のゲスト・オペレーティング・システムもハードウェアのリソースを消費しています。このアクションは、応答時間の測定に影響を及ぼす可能性があります。
同様に、VMware のセットアップでは、IBM® Rational® Performance Tester 用に仮想マシンがプロビジョンされているホスト・マシンには、同じリソース・セットを使用するその他の仮想マシンが含まれている場合があります。このシナリオも、応答時間の測定に影響することがあります。
スケジュールの応答時間の正確性を検査するには、別のロケーションにあるコントロール・エージェント上で、ごく少数の仮想ユーザーを実行します。実行後にレポートを比較して、応答時間の正確性を検証できます。結果がほぼ同じ (おそらく互いに 10% 以内) であれば、負荷エージェントによって報告された応答時間が正確であると確信できます。
コントロール・エージェントによるアプローチを使用するための物理ハードウェアがない場合は、「固定遅延測定監査をすべてのロケーションで実行」オプションを使用できます。このアプローチでは、エージェントで仮想テスターを 1 つ追加して、おそらく 800 ミリ秒の遅延アクションを実行します。スケジュール実行が完了したら、適用された遅延時間を使用してスケジュール実行の長さを測定し、応答時間の正確性を確認します。遅延時間が 1 秒を超える場合は、そのエージェントに負荷をかけている仮想テスターからの応答時間の正確性はおそらく信頼できません。