iOS のテストおよびインスツルメンテーションに関する問題をトラブルシューティングするためのログへのアクセス

このトピックでは、iOS アプリケーションのテスト中に検出される問題のトラブルシューティングに役立つ情報にアクセスする方法について説明します。iOS モバイル・テスト・クライアントでアプリケーションを記録または再生するときに生成される各種のログ・ファイルを使用できます。インスツルメンテーションに関する問題が発生した場合は、問題の調査およびトラブルシューティングに必要なすべてのデータを含む .zip ファイルを取得できます。

手順

  1. ネイティブ iOS アプリケーションのテストを記録および再生すると、すべてのステップのログがコンソールに記録されます。異常終了の情報は、いずれも関連したデバイス・ログに書き込まれます。アプリケーションが正しくインスツルメントされていることを確認してください。その後、USB ケーブルを通じてデバイスを Macintosh コンピューターに接続します。接続が確立されたら、Xcode を開いてデバイス・ログにアクセスします。その方法は以下のとおりです。
    1. Xcode バージョン 6.0 以降を使用する場合は、 「Window」 > 「Devices」をクリックし、 「View Devices Logs」をクリックします。

      Xcode バージョン 6.0 以降の場合のデバイス・ログへのアクセス

    2. Xcode バージョン 5.0 以前を使用する場合は、「Xcode (Xcode)」 > 「ウィンドウ (Window)」 > 「オーガナイザー (Organizer)」をクリックして、デバイス・ログを表示します。

      Xcode バージョン 5.0 までの場合のデバイス・ログへのアクセス

  2. iOS シミュレーターを通じてテストしているときに記録や再生の問題をデバッグする必要がある場合は、「iOS シミュレーター (iOS Simulator)」 > 「デバッグ (Debug)」 > 「システム・ログを開く (Open System Log)」から iOS シミュレーターのシステム・ログにアクセスできます。
    システム・ログ・ファイルへのアクセス
  3. AUT をインスツルメントするときに問題が発生した場合は、インスツルメンテーションの処理中に生成された RTWinvestigate.zip を取得できます。このファイルを使用できるのは、RTWinvestigate オプションを指定して rtwBuildXcode スクリプトを実行する方法で AUT をインスツルメントした場合のみです。このスクリプトは、インスツルメンテーションに関する問題をトラブルシューティングするために必要なすべての情報を収集します。このスクリプトについて詳しくは、iOS アプリケーションのインスツルメントおよびrtwBuildXcode.sh スクリプトを参照してください。
    収集されたすべてのデータが RTWinvestigate.zip ファイルにまとめられます。このファイルは、コマンドを実行したフォルダーに格納されます。

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