Open Services Gateway initiative (OSGi) モデル・ライブラリー

Open Services Gateway initiative (OSGi) モデル・ライブラリーは OSGi バンドル用の情報モデルです。このモデル・ライブラリーを使用して、バンドルおよびその依存関係を管理し、バンドル・リポジトリーを通じて他のアプリケーションで使用可能にできます。

OSGi モデル・ライブラリーは、IBM® Rational® Asset Manager に含まれています。 バンドル、サービス、およびパッケージのアセット・タイプ、OSGi ポリシー、構成マッピング・ファイルを使用して、他の製品を OSGi バンドル・リポジトリー (OBR) として処理できます。

モデル・ライブラリーを使用すると、IBM WebSphere® Application Server や IBM Rational Application Developer などのアプリケーション内で、承認されたバンドルの検索およびプロビジョンを行うことができます。OSGi バンドル・アセットがバンドル・リポジトリーの URL サーブレットから見ることができる場合、これらのアセットを以下の目的のために使用できます。 WebSphere Application Server バージョン 7 および 8 ではサーブレットを OBR として構成できます。

OSGi モデル・ライブラリーを使用可能にするには、リポジトリー管理者である必要があります。詳しくは、OSGi モデル・ライブラリーの使用可能化を参照してください。

OSGi モデル・ライブラリーの機能

OSGi モデル・ライブラリーには以下の機能が含まれています。
アセット・タイプ
OSGi モデル・ライブラリーのアセット・タイプには、OSGiBundle、OSGiPackage、OSGiService、および OSGi マッピング構成があります。
バンドル
バンドル・アセットにはコンテンツが含まれており、承認用のライフサイクルに従います。アセット消費者はインストール用のバンドル・コンテンツをダウンロードできます。マニフェスト・ファイルでは、バンドル内のパッケージやサービスなど、バンドルのコンテンツが指定されます。
パッケージ
パッケージ・アセットには、パッケージがバンドルに関連付けられている場所を識別する属性が含まれています。パッケージ・アセット・タイプは生成済みの読み取り専用アセットです。このアセット・タイプは、パッケージに関する情報を提供し、特定の検索機能を使用可能にします。
サービス
サービス・アセットにはサービスを記述する属性が含まれています。サービス・アセット・タイプは生成済みの読み取り専用アセットです。このアセット・タイプは、サービスに関する情報を提供し、特定の検索機能を使用可能にします。
マッピング構成
OSGi マッピング・ファイルは、Rational Asset Manager の属性および関係にバンドル・マニフェスト・ヘッダーをマップします。デフォルトのマッピング構成ファイルを使用するか、別のファイルを指定できます。ファイルにアクセスするには、「管理」 > 「ツール」をクリックします。ファイルのダウンロードと変更、および新規マッピングのための新規ファイルのアップロードができます。

OBR は、http://<hostname>:<port>/<context-root>/BundleRepository で使用できます。 これは、.xml ファイルを生成するサーブレットの URL です。

Rational Asset Manager は、バンドル・マニフェスト・ファイルの情報に対応するアセット属性を生成して、エクスポートされたパッケージごとにアセットを作成します。サービス・アセットは、OSGi バンドル内の青写真のサービスであるサービスごとに作成されます。

バンドル・リポジトリーについて詳しくは、Apache Felix OSGi Bundle Repository (OBR) を参照してください。

関係のタイプ
OSGi モデル・ライブラリーの関係タイプには、Exports、Exported By、Provides、および Provided By があります。これらの関係タイプを使用して依存関係を指定できます。バンドル・アセットとパッケージ・アセットは、Exports および Exported By 関係により関連付けられています。
OSGi ポリシー
OSGi ポリシーは、アセットに対するバンドルのデフォルト・マッピングを提供します。 追加の属性および関係についてポリシーを構成できます。
構成マッピング・ファイル
OSGi 構成マッピング・ファイルは、アセットの属性および関係に対するバンドル・マニフェスト・ヘッダー・ファイルのデフォルト・マッピングを提供します。デフォルトの OSGi 構成マッピング・ファイルを使用するか、「管理」 > 「ツール」ページで別のファイルを指定できます。「OSGi 構成 (OSGi Configuration)」セクションで、現行のマッピング・ファイルのダウンロードまたは変更、新規のマッピングのアップロード、あるいはデフォルト・マッピングの復元を行うことができます。
OSGi カテゴリー・スキーマ
OSGi カテゴリー・スキーマにはパッケージ・タイプおよびバンドル・タイプのカテゴリーが含まれています。組み込まれている種類カテゴリーを使用して、OSGi アセット・タイプを編成できます。
組み込まれた、事前構成ライフサイクル
OSGi モデル・ライブラリーを使用可能にすると、情報モデルの保守および施行ができるように、組み込み済みアセット・タイプに関する事前構成されたライフサイクルを使用または変更することができます。
OSGi バンドル・リポジトリーと統合するためのツール
サンプルのマッピング構成ファイルを使用すると、バンドル、サービス、パッケージのアセットをバンドル・リポジトリーにマップできます。WebSphere Application Server や Rational Application Developer などの他の製品で、バンドル・リポジトリーを使用できます。

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