Rational® Asset
Manager における属性とは、ユーザーがリポジトリーにアセットを登録する際に組み込むデータのことです。
属性を使用することで検索が容易になり、他のユーザーはアセットをいつ、どのように使用するか選択しやすくなります。
属性には、必須属性、オプション属性、またはカスタム属性があります。
必須属性
アセットを登録する際は、次の情報を入力する必要があります。
- 名前: 読みやすく、覚えやすい、説明的なアセット名を選択します。
- バージョン: 自社に最適なバージョン管理システムを作成します。
詳しくは、管理者に相談してください。
- コミュニティー: アセットに適したコミュニティーを指定します。
- タイプ: ユーザーがアセットに組み込む必要のある情報および成果物を管理します。
- 簡単な説明: アセットの用途および目的を説明します。
オプション属性
アセットを登録する際に、次のオプション情報を入力できます。
- タグ: より効率的にアセットを見つけることができるように、アセットを協調的な方法でカテゴリー化します。
タグは通常、アセットの特定の一面を表す 1 語です。
1 つのアセットに複数のタグをつけることができます。
- 作成時間: アセットの作成に要した時間を指定します。
作成時間は、時間、日、月、または年数で表すことができます。
- 使用時間: アセット作成者がユーザーがアセットを使用し始めるまでに要すると見積もった時間を指定します。
使用時間は、時間、日、月、または年数で表すことができます。
- 説明: アセットの特徴および機能について説明します。
ユーザーは、リッチ・テキスト・エディターを使用して、簡単な説明よりも詳しい説明を入力できます。
カスタム属性
管理者は、カスタム属性を作成して、それをアセット・タイプに追加することができます。
ユーザーがアセットを登録するときにカスタム属性を備えたアセット・タイプを選択すると、RationalAsset Manager がカスタム属性用の追加のフィールドを提供します。ユーザーは、アセットの登録時にこれらの属性に値を入力します。この例では、管理者がユーザーに開発コンテキストを定義するように要求しています。
また、下線付きの属性テキストは、属性名にカーソルを当てると、その属性の詳細が表示されることを示しています。この画像は、ユーザーがアセットを登録する際に、これらの属性がどのように表示されるかを示しています。
カスタム属性を使用すべきとき
カスタム属性は、アセットの機能または特性を記述する場合に役立ちます。
ユーザーがアセットを登録すると、属性にカーソルを当てた際に、その属性を効率的に使用するための追加のコンテキストに関する
詳細が表示されるようになります。
1 つのカスタム属性を多数のアセット・タイプに割り当てることができます。
カスタム属性は一意的に検索することができます。
例えば、サポートするユーザーという属性を作成して、特定のユーザーによってサポートされるすべてのアセットをユーザーが検索できるようにすることができます。
特定の値を持つ属性を作成することができます。
例えば、特定部門の各アセットに関するサポート窓口が同じ担当者であることが分かっている場合は、
その属性に設定値を組み込んで、ユーザーがアセットの送信に費やす時間を短縮することができます。
カスタム属性のデータ・タイプ
カスタム属性のデータ・タイプは以下のいずれかです。
- プレーン・テキスト
- 日付
- リポジトリー・ユーザー
- リポジトリー・ユーザー・グループ
- 数値
- ブール値
(TRUE または FALSE)
- リンク (URL)
- XML - アセットの成果物である XML ファイルのコンテンツから属性値を抽出します。
- リソース - Rational Team Concert 内のワークアイテムなどの、Jazz ベースのサーバー上の成果物へのリンクを作成します。
カスタム属性の例
カスタム属性の例を以下に示します。
- 部門: アセットを使用する社内部署です。
- サポート窓口: アセットに関する質問に回答する知識を備えた個人です。
- 実行済みテスト: アセットの品質を確保するために何が行われたかについての情報です。