リポジトリー・ライブラリーの作成

ライブラリーを作成すると、アセットの複数のバージョンおよびアセットのメタデータ (カテゴリー、タイプ、関係、および属性など) を編成、記述、および作成することができます。

始める前に

リポジトリー・ライブラリーで作業するには、リポジトリー管理者である必要があります。

このタスクについて

リポジトリー・ライブラリーを使用すると、以下の高度な方法でアセットおよびメタを管理できます。
  • アセットにはバージョン番号が必要ですが、リポジトリー・ライブラリーを使用する場合、アセットまたはアセット・メタデータのコレクション にバージョン番号を適用することができます。
  • ライブラリーを使用して、アセット・メタデータ、およびアセットのコレクションにバージョン管理を適用することができます。
  • ライブラリーを使用して、Rational® Asset Manager リポジトリーのアクティブな使用対象から、アセットまたはアセット・メタデータを素早く削除したり、それらを追加したりすることができます。
  • アセットまたはメタデータのコレクションを Rational Asset Manager リポジトリー間でコピーするために、リポジトリー・ライブラリーをエクスポートおよびインポートすることができます。
リポジトリー・ライブラリーには以下の制約事項があることに注意してください。
  • アセットまたはアセット・タイプをライブラリーに追加すると、そのアセットまたはアセット・タイプに必要なすべてのカスタム・アセット、属性、カテゴリー、および関係も組み込まれます。
  • バージョン 7.5 より前は、使用可能に設定された複数のライブラリーで、同じアセット、またはアセット・メタデータの要素を共有することはできませんでした。 バージョン 7.5 以降は、同じ要素を持つライブラリーを、両方とも使用可能に設定することはできますが、最後に使用可能に設定されたバージョンの要素のみがリポジトリーでアクティブになります。

手順

ライブラリーを作成するには、以下のようにします。

  1. Rational Asset Manager の Web クライアントにリポジトリー管理者としてログオンします。
  2. 管理」をクリックします。
  3. 「リポジトリー管理」サイドバーで、「ライブラリー」をクリックします。
  4. 「ライブラリー」ページで、「新規ライブラリー」をクリックします。
    新しいライブラリー・リンクの作成。
  5. 「新規ライブラリー」ページで、「名前」、「バージョン」、および「説明」に入力を行います。
  6. ライブラリーにアセット・タイプ、カテゴリー・スキーマ、アセット属性、および関係を追加します。
    1. 追加するメタデータ・タイプのセクションのタイトル周辺にあるアイコンをクリックします。 そのタイプのリポジトリー・メタデータをリストしたウィンドウが開きます。
    2. ライブラリーに追加するアセット・タイプ、カテゴリー・スキーマ、アセット属性、または関係のタイプを選択します。 追加できるのは、他のアクティブ・ライブラリーにないメタデータのみです。
    3. 「完了」をクリックします。
  7. 個々のアセットをライブラリーに追加します。
    1. 「新規ライブラリー」ページの「アセット」セクションで、拡大鏡のアイコン 拡大鏡のアイコン をクリックします。アセット」ページが開きます。
    2. フィルターまたは拡張検索を使用するか、キーワードを入力して、アセットを検索します。
    3. ライブラリーに追加するアセットのアセット名をクリックします。 アセットの詳細ページが開きます。
    4. メイン・ナビゲーションの右上隅で、「タスク」 > 「アセットの追加」をクリックします。
      「ライブラリーの作成」のメニュー

      以下のように、アセットがライブラリーに追加されたことを示す確認メッセージが表示されます。

      アセットが正常に追加されたことを示すメッセージ
  8. あるいは、アセット検索を使用して、検索によって返されたすべてのアセットをライブラリーに追加します。
    1. 「新規ライブラリー」ページの「アセット」セクションで、拡大鏡のアイコン 拡大鏡のアイコン をクリックします。アセット」ページが開きます。
    2. フィルターまたは拡張検索を使用するか、キーワードを入力して、アセットを検索します。
    3. 検索によって検出されたすべてのアセットを追加するには、「タスク」 > 「すべての結果の追加」とクリックします。 以下のように、アセットがライブラリーに追加されたことを示す確認メッセージが表示されます。
      すべての結果が正常に追加された場合の例
      注: 多数のアセットをライブラリーに追加するには数分かかる場合があります。確認メッセージが表示されるまで待ってから、このページを終了します。
  9. オプション: ステップ 67、または 8 を繰り返して、ライブラリーの要件を満たすために必要なだけの数のアセットまたはメタデータ・タイプを追加します。 ライブラリーにアセットを追加する際、関連付けられたアセット・タイプ、カテゴリー、関係、およびカスタム属性がある場合には、それらが自動的にライブラリーに追加されます。
  10. ライブラリーにアセットを追加したら、「タスク」 > 「ライブラリーの表示」 とクリックします。
  11. 「新規ライブラリー」ページで、ライブラリーが完全であるか確認してください。 アセットまたはメタデータ・タイプを削除する必要がある場合は、削除する項目を選択して、「削除」をクリックします。 あるメタデータのタイプを選択または削除できない場合、それは直接的または間接的に他のメタデータのタイプに依存しています。まずは、依存先のメタデータのタイプを削除する必要があります。 例えば、アセット・タイプを削除してからでないと、それに関係するアセット属性を削除できない場合などです。
  12. オプション: 「ライブラリー・アクション」ツールバーで、「エクスポート」をクリックして、ライブラリーをアーカイブとしてエクスポートします。 この時点ではリポジトリーでライブラリーを有効にしないという場合は、「キャンセル」をクリックします。
  13. ライブラリーを保存して、リポジトリーで有効にするには、「作成して使用可能にする」をクリックします。

次のタスク

「ライブラリー」ページで、保存したライブラリーを表示したり、他のライブラリーをインポートしたりできます。

ライブラリーを無効化、編集、またはエクスポートするには、ライブラリーのバージョン番号をクリックします。

一度に有効にできるライブラリーのバージョンは、1 つのみです。 無効になっているライブラリー、および有効になっているライブラリーの旧バージョンを表示するには、「すべて表示」をクリックします。


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