レポート情報の取得

アセット、ユーザー、およびリポジトリーに関するデータを収集するレポート Web アドレスを作成することによって、カスタム・レポートを作成します。データは XML 形式および JSON 形式で作成できます。

レポート情報を表示するには、IBM® Rational® Insight またはビジネス・インテリジェンスおよびレポート作成ツール (BIRT) のような外部レポート作成製品を使用してください。

Rational Insight を使用して、IBM Rational Asset Manager データおよびその他の Rational 製品からレポートを生成できます。Rational Insight は、組織およびツール・セット全体から一貫性のあるメトリックを得て、状況および進捗を客観的に測定するのに役立つ、共通のレポート作成ソリューションです。 これにより、標準的な測定法、レポート、およびダッシュボードが実装され、システムおよびソフトウェアのデリバリーを正確に理解する上での手掛かりとなります。 詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rentrpt/v1r0m0/index.jspおよび 『Configure Rational Insight for Rational Asset Manager』を参照してください。

レポートを使用したより効果的な管理

ソフトウェア・アセットの管理とは、ソフトウェア・アセットをリポジトリーに登録したり、その使用量を管理したりするだけではありません。 要素の変化、アセットのモデルおよびトレンドの詳細、使用量のユースケース、およびユーザー情報を長期に渡って調査することにより、会社が現在のビジネス戦略のニーズを評価する際に役立ちます。

ロールが異なるユーザーは、異なるレポートが必要

ビジネス・アナリスト、管理者、アセット所有者、およびアセット消費者は、リポジトリーの使用を評価する際に、それぞれ異なる情報を必要とします。 例えば、管理者は、ユーザーにいつロールが割り当てられたのかについて知る必要があります。 アセット所有者は、所有するアセットにだれがサブスクライブしているのかを知る必要があります。 アセット消費者は、最も一般的なアセットは何であるかを知る必要があります。

レポート URL を使用した Rational Asset Manager からのデータの取得

ユーザーは、技術的な知識がなくてもレポートを生成できます。

レポートに使用されるデータは、リポジトリーおよびアセットの情報を返す、ユーザー作成の URL から取り込まれます。 このデータは XML であり、Web ブラウザーからダウンロードすることも、BIRT などのレポート作成ツールから直接アクセスすることもできます。 異なるレポート・パス (つまり URL) からは、異なるタイプのデータが返されます。 また、レポート・パスでは、パラメーターを指定することによって、照会に似た機能を使用することができます。例えば、fromTime および toTime というパラメーターを使用することで、それらのタイム・スタンプで挟まれた期間に発生したアクティビティーのみを取り出すことができます。

レポートのタイプ

レポート・パスが異なると、ターゲットとなるレポートのタイプも異なります。 以下のタイプのレポートを使用できます。
  • アセット情報
  • 関係するアセット
  • アクティビティーのログおよび情報
  • アセットおよびユーザーのサブスクリプション
  • ユーザー・ロールの割り当ておよびアクティビティー
  • ビルド・プロセスにおけるアセットの使用
  • 成果物使用

レポート URL を作成するための構文

レポート作成 URL は、Rational Asset Manager Web サービス URL/reporting/、およびデータを判別する 1 つ以上のレポート・パスおよびパラメーター (ReportPath:Parameter=ParameterValue) を使用します。 以下に、基本構文の例を示します。

http://ホスト名:ポート/ram.ws/reporting/ReportPath:Parameter=ParameterValue

レポートで複数のパラメーターを使用する場合は、それらのパラメーターを以下のようにコンマで区切ります。

http://.../reporting/ReportPath:Parameter1=Parameter1Value,Parameter2=Parameter2Value

レポートを作成するのに、複数のレポート・パスを使用する必要がある場合もあります。レポート・パスが複数ある場合は、 垂直バー文字 (|) で区切ります。

URL を作成したり、サンプル・レポートを表示したり、ある URL の結果が別の URL のパラメーターになるようにデータの URL を結合したりするために使用できるレポート・パスについて詳しくは、このトピックの最後にあるリンクを参照してください。

XML または JSON 直列化オブジェクトのいずれかとして出力されるレポート URL 戻りデータ

レポート・データは、直列化オブジェクトとして作成されます。 レポート URL では、データはデフォルトで XML 形式で出力されます。その他のレポート・パスの前に settings:format=json| を追加することで、データを JSON フォーマットで出力することができます。 例えば、次のようにします。
http://Host Name:Port/ram.ws/reporting/settings:format=json|ReportPath:Parameter=ParameterValue

Web サービス URL の検索

レポート URL は、Rational Asset Manager Web サービス URL (アプリケーション URL ではありません) をベース URL として使用します。Web サービス URL を取得するには、以下のようにします。
  1. Rational Asset Manager の Web クライアントにログオンします。
  2. ヘルプ」アイコンをクリックし、次に「拡張」をクリックします。
  3. 「拡張」ページの「Web サービス」セクションで、「リポジトリー・ロケーション」 URL を選択し、コピーします。 この URL が、レポート URL の作成に使用する Web サービス URL になります。

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