組織内にある再利用可能アセットを一元的に参照できるカタログとして、IBM® Rational® Asset Manager を利用できます。こちらのオンデマンド・デモ (4 分間) をご覧ください。
アセットには問題を解決する成果物を組み込むことができる
アセットには、特定のビジネス上の問題を解決するために連動するその他のアセットも含む、すべての成果物が含まれます。成果物は、ユーザーがアセットを形成するためにひとまとめにグループ化できるファイルです。成果物としては、ソフトウェア開発プロセスのワーク・プロダクト (例えば、ソフトウェア要件、デザイン、モデル、ソース・コード、データ、テスト、ユーザー・インターフェース、および文書など) があります。 アセットの作成および使用における目標、プロセス、および動機付けを解説する成果物を組み込むこともできます。
成果物について詳しくは、アセット成果物を参照してください。
アセットには記述メタデータが含まれる
記述メタデータにより、キーワードを使用して検索したり、フィルターを使用して検索結果を絞り込んだり、アセットのカテゴリーを参照したり、関係と依存関係によって他のアセットを検出したりするときに、アセットを検索しやすくなります。
アセットは任意のサイズにすることができる
大規模なアセットになると、ユースケース、設計モデル、コンポーネント、コンポーネントの仕様、テスト・ケース、テスト・ドライバー、テスト・データなど、ビジネス要件のすべての要素が収容されていることがあります。小規模なアセットには、実装のテスト・ケースなど、特定の問題についての情報が含まれていることがあります。
アセットは再利用できる
アセットを会社内で再利用することで、異なる部門で重複したアセットを作成せずに済むため、コストを削減することができます。 例えば、大企業のある部門が、Web ベース・アプリケーションのヘルプ・ウィンドウの実装を開発したとします。 その企業の別の部門でも、ヘルプ・ウィンドウを必要としています。 その別部門の開発者たちは、独自に実装を開発する代わりに、自分たちの要件に合ったアセットを検索します。 ヘルプ・ウィンドウに関する既存のアセット実装が見つかったら、それをダウンロードし、自分たちのコンテキストに合うように修正します。
アセットはカスタム・レビュー・プロセスを経て、長期にわたって管理できる。
レビュー・プロセス (ライフサイクル) により、アセットが長期にわたって完全かつ正確であり、再利用のために最適化されていることが保証されます。 ユーザーおよびユーザー・グループは、それぞれの専門分野に応じてアセットをレビューできます。
ライフサイクル内のアセットは、「ドラフト」、「承認済み」などといった状態が必ず与えられます。 リポジトリー管理者は、コミュニティー管理者によって拡張可能なマスター・ライフサイクルを作成して、各状態におけるアクション、状態間の遷移、特定の状態にあるアセットの表示と変更を行うことのできるユーザーの管理を行います。レビュー・プロセスおよびライフサイクルについて詳しくは、アセットのレビューと統括管理を参照してください。
アセットはさまざまな方法で制御できる
アセットを管理することで、アセットのアクセス、表示、変更などを行えるユーザーを会社側で制御することが可能になります。会社は、ユーザーがアセットを変更する方法を管理したり、ユーザーに特定のメタデータや成果物をアセットに組み込むように要求したりできます。 例えばテスターは、テスト目的でアセットをダウンロードする必要があります。同様に、開発者もアセットをダウンロードして、変更する必要があります。アセットの統括管理を行うことで、テスターと開発者は、タスク要件に従って異なる方法でリポジトリーを扱うことができます。Rational Asset Manager におけるアセットの統括管理には、コミュニティーおよびロールと権限の、2 つの主要なコンポーネントがあります。