DB2 でのアセット・ライフサイクル用データベースの作成

IBM® DB2® for IBM Rational® Asset Manager で、ライフサイクル管理用データベースを作成します。このデータベースは、組み込みバージョンの IBM Rational Team Concert により使用されます。

始める前に

IBM WebSphere® Application Server を使用しており、サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用する予定の場合は、このタスクをスキップできます。サーバー・セットアップ・アプリケーションによりデータベースの作成と構成が行われます。

既存の Rational Team Concert サーバーを使用している場合は、Rational Team Concert に既にデータベースが含まれるため、このタスクをスキップできます。

DB2 のインストール・ディレクトリーも確認してください (通常、Windows の場合は C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB、Linux、AIX®、および Linux for zSeries® の場合は opt/IBM/DB2/V9.7)。

これらの手順を実行するユーザーには、DB2 データベースに対するシステム管理者 権限が必要です。
ヒント: Linux、AIX、または Linux for zSeries で、DB2 データベースに対するシステム管理者権限を取得するには、DB2 ユーザー db2inst1 に対して sudo を実行し、bash を実行します。db2inst1 は、デフォルト・インスタンス・ユーザーです。

手順

DB2 データベースをセットアップするには、次のようにします。

  1. DB2 コマンド・ウィンドウで、データベースを作成します。以下のコマンドの例では、RTCDB という名前の新規データベースが作成されます。 これらのコマンドは、DB2 コマンド・ウィンドウで実行されます。コマンド・ウィンドウは、アプリケーションの「開始」メニューの「DB2 コマンド行ツール」メニューから開くことができます。
    • Windows の場合: <database_storage_drive> は、データベース・ファイルを保管するドライブ (例えば、C:¥) です。
      db2 create database RTCDB on <database_storage_drive> using codeset UTF-8 territory en pagesize 8192
      ヒント: データベースを作成するハード・ディスクには、使用可能なストレージ・スペースが 5 ギガバイト以上必要です。
    • Linux、AIX、または Linux for zSeries の場合、<database_storage_directory> は、データベース・ファイルを保管する、ファイル・システム上のディレクトリーの完全修飾パスです。
      db2 create database RTCDB on <database_storage_directory> using codeset UTF-8 territory en pagesize 8192
      ヒント: データベース・ストレージ・ディレクトリーが既に存在しており、使用可能なストレージ・スペースが 5 ギガバイト以上ある必要があります。
    注: ユニコードのコンテンツを適切に処理できるよう、データベースの文字セットは UTF-8 エンコードである必要があります。
    ヒント: データベースが実行されていない場合は、コマンド db2start により DB2 が開始されます。
  2. DB2 v9.1 の場合のみ: APP_CTL_HEAP_SZ 設定を、デフォルトの 128 から 1024 に増大させる必要があります。データベース・サーバーを再始動する必要があります。
    1. DB2 コマンド・ウィンドウで、以下のコマンドを入力します。
      db2 UPDATE DATABASE CONFIGURATION FOR RTCDB USING APP_CTL_HEAP_SZ 1024
    2. 以下のコマンドを実行してデータベース・サーバーを停止します。
      db2 stop database manager force
    3. 以下のコマンドを実行してデータベース・サーバーを開始します。
      db2 start database manager

次のタスク

WebSphere の場合:WebSphere Application Server を使用している場合:
サーバー・セットアップ・アプリケーションをデプロイしていない場合は、サーバーまたはクラスターにデプロイします。デプロイするには、サーバーへのデプロイ手順またはクラスターへのデプロイ手順を参照してください。
制約事項: アプリケーション・サーバーのクラスターを作成および使用するには、IBM WebSphere Application Server Network Deployment (ND) が必要です。これは、IBM Rational Asset Manager にバンドルされていません。

WebSphere Application Server クラスターへのインストールを行っており、Rational Team Concert をインストールする必要がある場合は、Rational Team Concert の単一のアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成する必要もあります。

その後、サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用して、ご使用のデータベースに接続するよう WebSphere Application Server を構成します。サーバー・セットアップ・アプリケーションをサーバーまたはクラスターにデプロイした場合は、サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用したアプリケーション・ファイルのデプロイと構成を参照してください。

Apache Tomcat を使用している場合:

Apache Tomcat を構成し、Rational Asset Manager アプリケーション・ファイルをデプロイします。Tomcat 5.5 への Rational Asset Manager サーバー・アプリケーションのデプロイ を参照してください。


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