サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用したアプリケーション・ファイルのデプロイと構成

サーバー・セットアップ・アプリケーションは、他の Rational® Asset Manager アプリケーションをデプロイし、データベース、セキュリティー、パフォーマンス、およびリポジトリーの設定を構成するのに役立つ、IBM® WebSphere® Application Server 用のブラウザー・ベースの Web アプリケーションです。これらの設定を後で変更する場合に、Rational Asset Manager Web クライアント内の「管理」ページを使用する代わりに、サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用できます。

始める前に

サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用すると、以下のタスクを完了できます。
  • Rational Asset Manager サーバー・アプリケーションおよび組み込み IBM Rational Team Concert のデプロイ
  • アセット用およびライフサイクル用のデータベースの作成と構成
  • アプリケーション・サーバーのセキュリティーの構成

Rational Asset Manager を構成するには、セットアップ・エンタープライズ・アーカイブがデプロイされて実行中である必要があり、データベース・サーバーが実行中である必要があります。

このタスクについて

重要: サーバー・セットアップ・アプリケーションでは、Rational Asset Manager を構成するために、クラスター上のすべてのノードを含め、サーバーを停止して再始動する必要があります。 サーバー上またはクラスター上で他のアプリケーションを実行している場合は、サーバーまたはクラスターを停止して再始動するための適切な準備を行ってください。

Rational Asset Manager を構成すると、サーバー・セットアップ・アプリケーションにより、サーバー環境に対するすべての変更を記録するログ・ファイルが作成され、更新されます。サーバー・セットアップ・アプリケーションの使用中に行った現在の変更をすべて表示するには、「ツール」 > 「ログを表示/非表示」「ログを表示/非表示」アイコンをクリックします。現在の変更の一覧が、ブラウザー・ビューの下部に表示されます。

ログがビュー内にあるときに、サーバー・セットアップ・アプリケーションによりサーバー環境に加えられたすべての変更の完全な記録を表示するには、「全ログを表示 「全ログを表示」アイコン」をクリックします。

サーバー環境の現在の詳細を表示するには、「ツール」 > 「構成レポートを表示」「構成レポートを表示」アイコンをクリックします。

手順

  1. すべてのリポジトリー・サーバーが、同じ現在日付、時刻、およびタイム・ゾーンに設定されていることを確認します。
  2. Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合:Linux、AIX®、または Linux for zSeries® では、プロセスで一度に開いておくことができるファイル記述子の数を 3072 以上に増やします。
    1. 現在一度に開いておくことができる記述子の数を表示するには、コマンド行に「ulimit -n」と入力します。
    2. この限度が 3072 より小さい場合は、コマンド「ulimit -n 3072」を使用して限度の値を大きくします。
  3. WebSphere Application Server のアプリケーション・セキュリティーおよび認証設定を構成します。
    1. Web ブラウザーで、WebSphere Application Server 管理コンソールにログインします。 デフォルトでは、これは次の場所にあります。
      • 組み込み WebSphere Application Server の場合: http://localhost:13060/ibm/console。 デフォルトのユーザー名は admin、デフォルトのパスワードは admin です。
      • WebSphere Application Server の場合: http://localhost:9060/ibm/console
    2. 「セキュリティー」をクリックします。
    3. グローバル・セキュリティー」をクリックします。
    4. 「管理セキュリティー」セクションで、「管理セキュリティーを使用可能にする」チェック・ボックスが選択されている場合は、「アプリケーション・セキュリティーを使用可能にする」チェック・ボックスを選択します。
    5. 「認証」セクションで、「Web および SIP セキュリティー」をクリックします。
    6. 一般設定」をクリックします。
    7. 「Web 認証動作 (Web Authentication Behavior)」セクションで、「無保護の URI にアクセスした場合に使用可能な認証データを使用する」チェック・ボックスが選択されていない場合には、選択します。
    8. 「適用」をクリックします。
    9. メッセージ・ウィンドウで、「直接マスター構成に保存できます」をクリックします。
    10. サーバーを停止して、再始動します。
  4. WebSphere の場合:バージョン 7.1.1.1 以前からアップグレードする場合に、WebSphere Application Server クラスターを使用しており、Rational Team Concert をインストールする必要がある場合は、Rational Team Concert のクラスター上にスタンドアロン・アプリケーション・サーバー・インスタンスを作成する必要があります。 作成方法については、WebSphere Application Server の配布済みサーバー・クラスターでの Rational Team Concert のアプリケーション・サーバー・インスタンスの作成を参照してください。 クラスターを使用していない場合は、この操作を行う必要はありません。Rational Team Concert および Rational Asset Manager は、同じアプリケーション・サーバー上にインストールすることができます。
  5. サーバー・セットアップ・アプリケーションを手動でデプロイした場合 (Installation Manager を使用しなかった場合) は、サーバー・セットアップ・アプリケーションをデプロイした同じマシンで、次のアプリケーション・サーバー・ファイルを格納するフォルダーを作成します。
    • com.ibm.ram.repository.web_runtime.ear
    • RTC-Server.zip
    • rlsclients_rlsibmratl_812.zip
    • ramhelp_war.ear
    • rmcabdgovernprocess_war.ear

    これらのファイルの取得について詳しくは、インストール・メディアから直接サーバー・アプリケーション・ファイルを取得するを参照してください。

    サーバー・セットアップ・アプリケーションをデプロイしたマシンにアクセスできない場合は、後でファイルをアップロードできます。

  6. Web ブラウザーで http://machine_name:port_number/Server_Setup_Context_Root にナビゲートし、サーバー・セットアップ・アプリケーションを開きます。
    サーバー・セットアップ・アプリケーションのデフォルト URL は、次のとおりです。
    • 組み込み WebSphere Application Server と共に Rational Asset Manager をインストールする場合は、http://localhost:13080/ram.setup
    • 既存の WebSphere Application ServerRational Asset Manager をインストールする場合は、http://localhost:9080/ram.setup
    • WebSphere Application Server Network Deployment クラスターの場合、Installation Manager を使用してサーバー・セットアップ・アプリケーションをデプロイすると、Installation Manager で指定したアプリケーションのホスト名およびポート番号が設定されます。管理コンソールでアプリケーションをデプロイすると、ノードが同期された後に、クラスター上の任意のアプリケーション・サーバー上のアプリケーションにアクセスできます。
      制約事項: アプリケーション・サーバーのクラスターを作成および使用するには、IBM WebSphere Application Server Network Deployment (ND) が必要です。これは、IBM Rational Asset Manager にバンドルされていません。
    アプリケーション・サーバー上でセキュリティーが有効になっている場合は、アプリケーション・サーバー管理者のユーザー ID とパスワードを入力するためのプロンプトが表示されます。
  7. 「概要」ページで、使用するデータベースのタイプとユーザー認証を指定します。
    1. データベース・ベンダー」リストから、使用するデータベース・アプリケーションを選択します。
    2. 使用する Rational Asset Manager Web アプリケーションのユーザー認証のタイプを選択します。
      • LDAP: ユーザー情報は Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) リポジトリーに保管されます。リポジトリーにアクセスするには、管理情報が必要です。
      • ファイル: ユーザー情報は、アプリケーション・サーバーに定義されているカスタム・ユーザー・レジストリーに保管されます。これは、アプリケーション・サーバーに定義されているカスタム・レジストリーの名前として、リストに表示される場合があります。カスタム・ユーザー・レジストリーの例は、ファイル です。この場合、ユーザー情報はサーバー上のフラット・ファイルに保管されます。その他のタイプの認証を使用していない場合は、このオプションを選択してください。
        注: ファイル・ベースの認証は、実稼働環境用ではありません。
      • フェデレーテッド・リポジトリー: ユーザー情報は、LDAP リポジトリーなどの複数のリポジトリーに保管されます。このタイプの認証は、WebSphere Application Server により管理されます。
      • ローカル・オペレーティング・システム: ユーザー情報は、ローカル・オペレーティング・システム上のユーザー・アカウント・データベースに保管されます。 このタイプの認証は、WebSphere Application Server により管理されます。
    3. Rational Asset Manager には、Rational Team Concert が必要です。 Rational Team Concert をインストールする必要があるかどうかを「Rational Team Concert サーバー」リストから選択します。
      • 新規 Rational Team Concert サーバーをインストールする必要があります。 (I need to install a new Rational Team Concert server.): 新しい限定バージョンの Rational Team Concert をご使用のアプリケーション・サーバーにインストールします。WebSphere Application Server クラスターを使用している場合は、Rational Team Concert の単一のアプリケーション・サーバー・インスタンスを作成する必要があります。
      • 既存の Rational Team Concert サーバーを使用します。: 既存の Rational Team Concert を、 Rational Asset Manager を処理するように構成します。
    4. リストに表示されているサーバーまたはクラスターが、構成しようとしている対象であることを確認します。 Rational Asset Manager 用に Network Deployment クラスターを作成する必要がある場合は、WebSphere Application Server の資料を参照してください。
    5. 「次へ」をクリックします。
  8. ステップ 1 の「インストール・ファイルの検出」セクションで、「サーバー上のファイルの場所を指定する (Provide the location of the files on the server)」をクリックし、サーバー・セットアップ・アプリケーションを実行しているサーバー上のファイル・システムで、新規 Web アプリケーション・ファイルが置かれているディレクトリーを入力します。
    Installation Manager を使用した場合は、これらのファイルは package_group_location¥ram¥apps¥was ディレクトリーに置かれます。 このディレクトリーには、以下のファイルが格納されている必要があります。
    • com.ibm.ram.repository.web_runtime.ear
    • RTC-Server.zip
    • rlsclients_rlsibmratl_812.zip
    • ramhelp_war.ear
    • rmcabdgovernprocess_war.ear

    クラスターの一部であるアプリケーション・サーバーにサーバー・セットアップ・アプリケーションをデプロイして、そのアプリケーション・サーバーにアクセスする場合、サーバー・セットアップ・アプリケーションを実行しているサーバーにファイルをアップロードするには、「サーバーにファイルをアップロードする」をクリックしてから「参照」をクリックして、必要な各ファイルを選択します。

  9. 必要なアプリケーション・ファイルがすべてディレクトリー内にあることを検証するか、必要なアプリケーション・ファイルをすべてサーバーにアップロードするには、「ロケーションの検証」をクリックします。 アプリケーション・ファイルをアップロードすると、サーバー・セットアップ・アプリケーションによって一時ディレクトリーにファイルが保存されます。必要なファイルがすべて存在するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
  10. WebSphere Application Server クラスターを使用している場合は、 アプリケーションのデプロイに十分な Java ヒープ・メモリーがないことを伝えるメッセージが表示される可能性があります。このメッセージが表示される場合は、サーバー・セットアップ・アプリケーションでヒープ・メモリーが推奨設定値まで増やされています。この変更を有効にするには、「サーバーの再起動」リンクをクリックします。再始動するまでの数分間、サーバーが使用不可になる可能性があります。 アプリケーションのデプロイ後、ご使用のアプリケーション・サーバーのヒープ・メモリー設定の変更をすることができます。
  11. ステップ 2 の「インストールするアプリケーションと文書を選択します」セクションで、正常にデプロイされたアプリケーションと、これらのアプリケーションがデプロイされたクラスターまたはサーバーの名前が表示されます。Rational Asset Manager Web アプリケーションをデプロイするには、次のようにします。
    1. デプロイする 1 つ以上のアプリケーションを選択します。
    2. クラスターおよびサーバー」リストまたは「サーバー」リストから、アプリケーションをデプロイするクラスターまたはサーバーを選択します。 Rational Team Concert をクラスターにデプロイすることはできません。ステップ 4 で作成した単一サーバーを使用してください。
      注: Rational Asset Manager ヘルプ・アプリケーションにアクセスするために (例えばアプリケーション・サーバーまたは外部ファイアウォールを通じて) ユーザーを認証する必要がある場合は、Rational Asset Manager ヘルプ・アプリケーションを Rational Asset Manager Web アプリケーションと同じサーバーまたはクラスターにデプロイする必要があります。
    3. 「アプリケーションのデプロイ (Deploy Applications)」をクリックします。 別のページが開いて進行状況が表示されます。1 つ以上のアプリケーションをデプロイする処理には、数分かかる場合があります。
    4. 次へ」をクリックして結果を確認します。
    5. 「要約」ページで、「次へ」をクリックします。
  12. セクション 2 のパート 1 で、新規データベースを作成するか、既存のデータベースに接続します。
    1. 新規データベースを作成するのか、既存のデータベースを使用するのかを選択します。
      • アセットのデータベースおよびライフサイクルのデータベースを新規に作成してデータを取り込むには、「両方のデータベースを作成します」を選択し、「次へ」をクリックします。 ステップ 12.b に進みます。
      • 新規にライフサイクルのデータベースを作成して、既存のアセットのデータベースを使用する場合は、「ライフサイクルのデータベースのみを作成します」を選択し、「次へ」をクリックします。ステップ 12.b.v に進みます。
      • 既存のアセットのデータベースおよび既存のライフサイクルのデータベースを使用するには (旧バージョンの Rational Asset Manager からアップグレードする場合など)、 「既に両方のデータベースを作成しており、設定を変更します」を選択し、「次へ」をクリックします。 ステップ 13 に進みます。
    2. データベースを作成します。
      • DB2 の場合は、Java アプレットを使用してデータベースを作成してデータを取り込むことも、これらの操作を手動で実行することもできます。
        • Java アプレットを使用するには、次の手順に従います。
          1. ロードされたアプレットは、ローカル・コンピューター上の DB2 のインスタンスを探します。サーバー・セットアップ・アプリケーションを実行するブラウザーは、DB2 がインストールされているコンピューター上に置かれている必要があります。アプレットにより DB2 のインスタンスが見つかった場合は、DB2 インストール・ロケーションとバージョンが表示されます。アプレットによりインスタンスが見つからなかった場合は、インストール・ロケーションを入力するためのプロンプトが表示されます。
          2. 別のインストール済み DB2 を使用するには、「インストール・ロケーションの変更」をクリックします。
          3. DB2 管理者の「ユーザー ID」と「パスワード」を入力します。DB2 管理者は、オペレーティング・システムにより管理されます。
          4. 適切なロケーションを選択したら、「アセット管理用のデータベースの作成」フィールドに、アセット・データベースの名前 (RAMDB など) を入力します。
          5. Rational Team Concert を新規にインストールする場合は、「ライフサイクル管理用のデータベースの作成」フィールドに、ライフサイクル管理用データベースの名前 (RTCDB など) を入力します。 既存の Rational Team Concert を使用する場合は、データベースを新規作成する必要はありません。
          6. データベースの作成」をクリックします。これにより、アセット用データベースの表へのデータの取り込みも行われます。
        • DB2 データベースを手動で作成して構成するには、「DB2 データベースを手動で作成する方法についての説明を表示します」をクリックして、表示される指示に従います。
      • Oracle または SQL Server の場合は、指示に従って手動でデータベースを作成してデータを取り込みます。
      サーバー・セットアップ・アプリケーションに表示される指示は、アセット用データベースの作成とデータの取り込みで説明している手順と同じです。
  13. セクション 2 のパート 2 で、データベース接続プロパティーを指定します。
    1. データベース・サーバー」テキスト・フィールドに、データベース・サーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。例えば、servername.example.com です (localhost は使用してはいけません)。
    2. ポート」フィールドに、ポート番号を入力します。例えば、DB2 のデフォルト値は 50000 です。
    3. データベース・アプリケーションに対する管理者権限を持つユーザーのユーザー ID とパスワードを入力します。
    4. サーバー上のデータベースが必要とするアーカイブ・ファイルの場所を指定するか、これらのファイルをサーバーにアップロードするかを選択します。 これらのファイルは、データベース・ベンダーから入手できます。
      • サーバー上のアーカイブ・ファイルのロケーションを指定するには、これらのファイルが格納されたフォルダーの完全パスを入力します (例: C:¥Program Files¥IBM¥SQLLIB¥java)。
      • これらのファイルをサーバーにアップロードするには、そのオプションを選択して、ローカル・コンピューター上のファイルを参照します。 デフォルトでは、これらのファイルは、ローカル・コンピューター上の Rational_Asset_Manager_install_root¥ram¥ewas¥universalDriver¥lib にあります。これらのファイルは、サーバーにアップロードされると、WebSphere_install_directory¥profiles¥profile_name¥config¥cells¥cell_name¥ram_jdbc ディレクトリーに配置されます。
        注: Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合: ディレクトリー・パス内の円記号 (¥) をスラッシュ (/) に置き換えてください。
        注: Oracle の場合、Oracle から適切な .jar ファイルをダウンロードすることができます。 Microsoft SQL Server の場合、Microsoft から適切な .jar ファイルをダウンロードすることができます。
        重要: Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合: WebSphere Application Server または Apache Tomcat を非ルート・ユーザーとして実行する必要がある場合は、アップロードするデータベース Java アーカイブ・ファイルに対し、適切なアクセス権を設定する必要があります。非ルート・ユーザー用にデータベース接続を使用可能にする (Linux および AIX)の手順を参照してください。
    5. RAM のデータベース名」フィールドに、メインの Rational Asset Manager データベースの名前を入力します。例えば、RAMDB です。次に、データベース管理者の「ユーザー ID」および「パスワード」を入力します。
    6. ライフサイクルのデータベース名」フィールドに、ライフサイクル管理データベースの名前を入力します。例えば、RTCDB です。 次に、データベース管理者の「ユーザー ID」および「パスワード」を入力します。
    7. 「接続のテスト」をクリックします。サーバー・セットアップ・アプリケーションにより、サーバーがデータベースに接続できたかどうかが報告されます。
    8. 接続テストで正常に接続できた場合は、「次へ」をクリックします。
  14. セクション 2 のパート 3 で、次のようにしてデータベースにデータを取り込みます。
    1. ステップ 5「Rational Asset Manager コア・データベースへのデータの取り込み」で、データベースの構成にエラーがある場合は「データベースへのデータの取り込み」をクリックします。
    2. OK」をクリックしてデータベースの構成を続行します。 この処理には、数分かかる場合があります。
    3. ステップ 6「Rational Asset Manager ライフサイクル・データベースへのデータの取り込み」で、データベースの構成にエラーがある場合は「データベースへのデータの取り込み」をクリックします。
    4. OK」をクリックしてデータベースの構成を続行します。 この処理には、数分かかる場合があります。
    5. データベースの構成が完了したら、「次へ」をクリックします。
  15. DB2 の場合:DB2 を使用する場合は、セクション 2 のパート 4 で、Rational Asset Manager のパフォーマンスを最適化するようデータベース設定を構成できます。Oracle または SQL を使用する場合、ここではデータベース設定を構成できません。
    1. DB2 を使用する場合は、データベース設定を構成します。 以下では、いくつかのパラメーターの推奨値と現行値を示します。 すべてのパラメーターを推奨値に変更するには、「推奨値を使用する」を選択します。データベース設定に対する変更内容は、データベース・サーバーを再始動すると有効になります。
      • LOCKLIST: 4 から 60000 の間の数値を入力して、ロック・リストに割り当てられるストレージの容量を指定します。
      • LOCKTIMEOUT: 1 から 30000 の間の数値を入力して、アプリケーションがロックを取得するまで待つ秒数を指定します。 このプロパティーを設定すると、アプリケーションのグローバル・デッドロックを回避するのに役立ちます。 この値に -1 を指定すると、ロックのタイムアウト検知が無効になります。
      • LOGFILSIZ: 1 次ログ・ファイルと 2 次ログ・ファイルそれぞれのサイズを指定する数値を入力します。 これらのログ・ファイルのサイズは、そのファイルに書き込めるログ・レコードの数を制限し、ログ・ファイルがいっぱいになると新しいログ・ファイルが必要になります。 データベースに対して、多数の更新、削除、または挿入トランザクションが実行されている場合は、ログ・ファイルが短時間でいっぱいになるため、LOGFILSIZ の値を大きくしてください。
        注: LOGFILSIZ パラメーターをデフォルト以外の値に変更する必要があるのは、リポジトリー内に多数 (数万から数十万など) のアセットが含まれている場合のみです。
      • MAXAPPLS: 予期される同時接続数より大きい数値を入力します。
      • MAXLOCKS: 1 から 100 までの間の数値を入力して、データベース・マネージャーが、アプリケーションによって保持されているロックを行ロックからテーブル・ロックにエスカレーションする場合に達するロック・リストのパーセンテージを指定します。エスカレーション・プロセスにはあまり時間はかかりませんが、個別の行の代わりにテーブル全体がロックされることで、データベース操作の並行性が低下して、場合によっては、それ以降に該当するテーブルにアクセスしようとしたときに全体的なデータベース・パフォーマンスが低下する可能性があります。
    2. 「次へ」をクリックします。
  16. セクション 2 の「要約」で、サーバー・セットアップ・アプリケーションにより、サーバーの再始動を求めるプロンプトが出されます。 サーバー・セットアップ・アプリケーションの他のセクションに進む場合は、他のセクションを完了した後でサーバーを再始動してかまいません。
    • 構成設定の指定が完了した場合は (サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用して既存の設定を変更している場合など)、この時点でサーバーを再始動してください。 サーバーを再始動するには、「ツール」 > 「サーバーを再始動」をクリックします。
    • サーバーを再始動せずに続行するには、「次へ」をクリックします。
  17. セクション 3 で、ユーザーと認証を構成します。
    • ステップ 7.b で LDAP 認証を選択した場合は、「LDAP 認証の構成」ページで LDAP への接続を構成します。 LDAP が実行中で、かつ、このコンピューターから LDAP サーバーにアクセスできる必要があります。
      1. LDAP リポジトリー接続を構成します。 このページでは、Rational Asset Manager サーバーが LDAP サーバーにアクセスする際に使用する情報を定義します。この情報とは、LDAP サーバーのアドレス、通信ポート、および必要な場合は Rational Asset Manager がレジストリーを照会するために使用するユーザー ID とパスワードです。
        • LDAP ベンダー: ご使用の LDAP ソフトウェアを選択します。ベンダーを選択すると、一部のプロパティーについて、LDAP サーバーが必要とする値の例が推奨値の列に表示されます。
        • サーバー: LDAP がインストールされているサーバーの名前を入力します。例えば、ldap.example.com です。 LDAP サーバー上でセキュリティーが有効になっている場合は、「SSL 使用可能」にチェック・マークを付けます。
        • ポート: LDAP サーバーのポート番号を入力します。
        • 匿名での接続: LDAP リポジトリーにアクセスするためにユーザー ID とパスワードが不要な場合は、このチェック・ボックスを選択します。LDAP リポジトリーによりユーザー ID とパスワードが要求される場合は、このチェック・ボックスをクリアして、「バインド・ユーザー DN」テキスト・フィールドおよび「バインド・パスワード」テキスト・フィールドに入力します。
        • バインド・ユーザー DN: LDAP データベースを照会するための権限を持つユーザーの識別名 (DN) を入力します。 Rational Asset Manager は、このユーザー名を使用して LDAP にアクセスします。例: uid=123456,c=us,ou=exampleorganization,o=example.com
        • バインド・パスワード: ユーザー DN を入力した場合は、そのユーザー名のパスワードを入力します。
        注: LDAP 認証を使用しており、ネットワーク構成で単一の LDAP ホスト名が複数の IP アドレスにマップされている場合、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用し、「セキュリティー」 > 「グローバル・セキュリティー」 > 「スタンドアロン LDAP レジストリー」 > 「構成」とクリックして、適切な構成プロパティーを適用し、ユーザーが無効な資格情報を使用して Rational Asset Manager にログインした場合に LDAP ユーザー・アカウントのロックアウトが起こらないようにする必要があります。

        無効なログインが行われると、サーバーでは各 IP アドレスでユーザーを検証するため、複数のログインの失敗を引き起こします。ログイン試行回数の最大数を設定している場合は、1 回の無効なログインにより LDAP アカウントのロックアウトが発生する可能性があります。この問題が起こらないようにするには、http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg1PK42672 に記載されている手順に従ってください。

      2. 「接続のテスト」をクリックします。サーバー・セットアップ・アプリケーションが LDAP に接続されたら次に進みます。接続が構成されるまで、LDAP 認証を開始できません。
      3. Rational Asset Manager のリポジトリー管理者となる LDAP レジストリー内のユーザーを指定します。
        • 管理者 ID: Rational Asset Manager のリポジトリー管理者となるユーザーの固有 ID を入力します。 リポジトリー管理者は、Rational Asset Manager サーバーの構成を担当します。例えば (LDAP で E メール・アドレスを固有 ID として使用している場合は)、Administrator@example.com です。
        • パスワード: 管理者 ID のパスワードを入力します。
        • ユーザー検索フィルター: LDAP がユーザーを照会するために使用する構文を入力します。 %v は、入力テキスト・フィールドから入力した検索語を表します。 検索は、検索語にワイルドカードが含まれている場合のように実行されます。 デフォルトの検索テンプレートでは、mail プロパティーまたは name プロパティーのいずれかが、 検索語と同じであるすべての person objectClasses を検索するように構成されています。
        • ユーザー検索ベース: LDAP レジストリー内でユーザーの検索を開始する場所となるルートのパスを入力します (例: ou=exampleorganization,o=example.com)。
      4. 「ユーザー検証」をクリックします。
      5. サーバー・セットアップ・アプリケーションにより LDAP レジストリー内のユーザーが検出された場合は、「次へ」をクリックします。 ユーザーがリポジトリー管理者として識別されるまで、LDAP 認証の構成を続行してはいけません。
      6. 次のページで、Rational Asset Manager 内のユーザー・プロパティーを、LDAP レジストリー内の対応するユーザー・プロパティーにマップします。Rational Asset Manager では、ユーザー認証、ユーザー・データの検索と表示、およびユーザーとの E メール通信を行う際に、この情報が必要になります。
        • 固有 ID: 固有ユーザーの ID を表すユーザーの objectClass インスタンスのプロパティー名を入力します。 例: (objectClass) 個人serialNumber プロパティー、 または (objectClass) ユーザーsAMAccountName プロパティー。 デフォルト値は uid です。
        • ログイン ID (Login identifier): ユーザーがログイン ID として使用する (objectClass) プロパティーを入力します。 通常は固有 ID とログイン ID は同じですが、ユーザーが別の ID (E メール・アドレスなど) を使用してログインするようにレジストリーを設定することもできます。 例: userPrincipleName
        • LDAP ユーザー名の照会 (LDAP user name query): ユーザーのショート・ネームを LDAP エントリーにマップする LDAP 検索照会を入力します (例: *:userPrincipleName または *:uid)。
        • E メール: ユーザーの E メール・アドレスが格納されたプロパティーの名前を入力します (例: mail)。
        • 電話番号: ユーザーの電話番号が格納されたプロパティーの名前を入力します (例: telephonenumber)。
        • イメージ URL テンプレート: LDAP レジストリー以外の場所にイメージを保管できます。URL を使用してユーザーのイメージを取得できる場合は、レジストリー内のユーザー情報と同時にユーザーのイメージを取得するようにこのテンプレートを構成します。このテンプレート内の ${value} は、イメージを取得したときに置換されるユーザー・オブジェクトの LDAP ユーザー・プロパティーを表します。例えば、uid プロパティー=123456 が割り当てられたユーザーの場合、デフォルトのテンプレート https://image_server_url/photo/${uid}.jpg は、URL https://image_server_url/photo/123456.jpg になります。
      7. 「マッピングのテスト」をクリックします。 すべてのマッピングが正しい場合は、管理者のユーザー ID、名前、E メール・アドレス、電話番号、および写真が成功メッセージとともに表示されます。
      8. LDAP 内のユーザー・グループ・プロパティーを指定します。 LDAP 内のユーザー・グループ情報は、Rational Asset Manager のコミュニティーで検索したり再利用したりできます。 Rational Asset Manager のコミュニティーとは、リポジトリー内の基本編成グループのことで、あるアセットの集合に対して共通の関心を持っているユーザーの集まりです。コミュニティーごとにメンバー、メンバーのロール、権限、処理、およびアセットを定義することができます。
        • ユーザー・グループ検索フィルター: グループを検索するためのフィルターです。デフォルトでは、ユーザーが入力した検索語に照らし合わせて、groupOfUniqueNames (静的グループ)、groupOfNames (静的 LDAP グループ)、groupOfUrls (動的 LDAP グループ)、group (アクティブ・ディレクトリー定義済みグループ) を検索します。
        • ユーザー・グループ検索ベース (User group search base): グループを検索するためのベース検索を入力します (例: ou=memberlist,ou=groups,o=example.com)。
        • グループ ID マップ: グループのショート・ネームを LDAP エントリーにマップする LDAP 検索照会を入力します (例: *:cn)。
        • グループ・メンバー ID マップ: ユーザーとグループの関係を特定する LDAP 検索照会を入力します (例: memberof:member)。
      9. 「次へ」をクリックします。「ユーザーおよび認証の構成」要約ページが開きます。
      10. 構成を完了するには、アプリケーション・サーバーを再始動します。 サーバー・セットアップ・アプリケーションで他のステップを完了した後にサーバーを再始動することもできます。
      11. 「次へ」をクリックします。
      注:

      これによって構成できる LDAP 認証は、Rational Asset Manager アプリケーションについてのみです。

    • ステップ 7.b でファイル・ベースの認証を選択した場合は、「ファイル・ベースの認証の構成」ページのリストでユーザーを追加または削除します。 ファイル・ベースの認証では、ユーザー情報はサーバー上のテキスト・ファイルに保管されます。 デフォルトでは 6 人のユーザーが用意されています (admin、user1 から user5)。
      注: 6 人のデフォルト・ユーザーのパスワードはそれぞれのユーザー ID と同じです。
      1. ユーザーを追加、編集、または削除します。
        • ユーザーのリストにフィルターを適用するには、検索ストリングを「検索」1 行テキスト領域に入力して「検索」をクリックします。 ワイルドカード (*) を使用できます。 リスト全体を表示するには、「検索」1 行テキスト領域に * と入力します。
        • ユーザーを追加するには、「ユーザーの追加」をクリックして、そのユーザーの ID とパスワードを入力します。
        • ユーザーを削除するには、そのユーザー名の隣にある「削除」をクリックします。
      2. 完了したら、「次へ」をクリックします。 「ユーザーおよび認証の構成」要約ページが開きます。
      3. 構成を完了するには、アプリケーション・サーバーを再始動します。 サーバー・セットアップ・アプリケーションで他のステップを完了した後にサーバーを再始動することもできます。
      4. 「次へ」をクリックします。
      5. ステップ 11 に進みます。
    • ステップ 7.b で、フェデレーテッド・リポジトリー、ローカル・オペレーティング・システム、または (ファイル・ベースではない) カスタム・ユーザー・レジストリーを使用するよう選択した場合は、ユーザー・レジストリーの管理者のユーザー ID が、リポジトリー管理者となることを確認するプロンプトが出されます。このタイプの認証には、その他の構成オプションはありません。
  18. セクション 4 で、Rational Asset Manager の設定を構成します。
    1. ライセンス・サーバーのアドレスを、port_number@host_name という形式で入力します。例えば、27000@example.com です。

      jazz.net から Rational Asset Manager をダウンロードした場合は、このフィールドには一時ライセンス・キーが取り込まれます。製品の評価中にキーを変更しないでください。

      代替ライセンス・サーバーがある場合は、複数のエントリーをコンマで区切ります (サーバーを 3 つ指定する必要があります)。例えば、27000@primary.example.com,27000@secondary.example.com,27777@tertiary.example.com のようになります。

      複数のライセンス・サーバーがある (サーバーが異なるネットワーク上にあり、異なるライセンスを持つ) 場合は、以下のようにします。
      • Windows の場合: サーバー・アドレスをセミコロン (;) で区切ります。例えば、27000@main.example.com;27000@backup.example.com のようになります。
      • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合: サーバー・アドレスをコロン (:) で区切ります。例えば、27000@main.example.com:27000@backup.example.com のようになります。

      Rational License Server はデフォルトで TCP/IP ポート 27000 を使用します。

    2. 「ライセンス・タイプ」セクションで、Rational Asset Manager サーバーが使用するライセンスのタイプを選択します。
    3. ステップ 11 でアプリケーションをデプロイしたサーバーのアドレスを構成します。 プロトコル、完全修飾ホスト名、およびポート番号を入力します。例えば、http://example.com:9080 です。
      重要: これらのエントリーには、常にホスト名または IP アドレスを使用してください。 localhost は使用してはいけません。IPV6 を使用する場合は、IPV6 ホスト名は使用できますが、IPV6 アドレスは使用できません。
    4. アプリケーションのパスを構成します。 デフォルト・パスは、提供されるサーバー・アドレスに基づいています。
      • Rational Asset Manager: Rational Asset Manager サーバー・アプリケーションのデプロイメント URL を入力します。例えば、http://example.com:9080/ram です。
      • Web サービス: Web サービスのデプロイメント URL を入力します。例えば、http://example.com:9080/ram.ws です。
      • ヘルプとユーザー支援: Rational Asset Manager ユーザー支援アプリケーションのデプロイメント URL を入力します。例えば、http://example.com:9080/ram.help です。
      • アセット・ベースの開発プロセス: Rational アセット・ベース開発プロセス・アプリケーションのデプロイメント URL を入力します。例えば、http://example.com:9080/ram.process です。
      (WebSphere Application Server で異なるコンテキスト・ルートを指定した場合などに) 場所またはコンテキスト・ルートを変更するには、「編集」をクリックします。
    5. 「次へ」をクリックします。
    6. ストレージ・フォルダーの場所を構成します。クラスターにインストールする場合は、そのクラスター名が表示され、そのクラスター内のすべてのノードについて、フォルダーを選択する必要があります。最初のノードに対して入力した設定をすべてのノードに使用するには、「すべてのノードにこれらの設定を使用」をクリックします。
      注: Windows の場合: WebSphere の場合: リモート・ファイル・サーバーまたは WebSphere Application Server クラスターを使用している場合は、同じ Windows ユーザー・アカウント (ユーザー名およびパスワード) で Rational Asset Manager により使用される各マシンにログオンできる必要があります。 そうでない場合は、Rational Asset Manager では異なるファイル・サーバーにファイルを保存することができません。
      • 永続フォルダー: アセットと検索索引の保管場所となるファイル・システム上のフォルダーの完全パスを入力します。 これはマップされたディレクトリーでもかまいません。 クラスターにインストールしようとしている場合は、これは、そのクラスターのすべてのノード間で共用されているロケーションである必要があります。
      • ローカル・ストレージ・フォルダー: Rational Asset Manager Web アプリケーションによりデータが保管されるフォルダーの絶対パスを入力します。これはローカル・コンピューター上のロケーションである必要があり、マップされた場所や共用されている場所であってはいけません。 クラスターにインストールしようとしている場合は、そのクラスター内の各ノードには、他のノードと共用されていない専用のローカル・ストレージ・フォルダーが配置されている必要があります。 複数のサーバーを同じ物理ノードにインストールする場合は、これらのサーバーはすべて、同じ物理ローカル・ストレージ・フォルダーを使用する必要があります。
      • 索引フォルダー: Rational Asset Manager Web アプリケーションにより検索索引ファイルが保管されるフォルダーの絶対パスを入力します。クラスター上では、各ノードにそれ専用の索引フォルダーが保持されます。
        ヒント: 最適なパフォーマンスを得るには、これらのフォルダーはすべて異なる物理ドライブ上にある必要があります。これらのドライブは高速に読み書きできる必要があり、オペレーティング・システムやアプリケーション・サーバーと同じドライブであってはいけません。クラスター・インストールの場合は、各コンピューターには、そのローカル・ハード・ディスク上に専用のローカル・フォルダーが配置されている必要があります。 すべてのアプリケーション・サーバー間でローカル・フォルダーを共用すると、パフォーマンスが低下します。
    7. 「次へ」をクリックします。
    8. クラスター・インストールの場合は、Rational Asset Manager がクラスター内のサーバー間で通信できるように、Java Messaging Service (JMS) が正しく構成されている必要があります。JMS が正しく構成されていることを確認して、「次へ」をクリックします。
  19. オプション: セクション 4 のパート 3 で、WebSphere Application Server のパフォーマンス設定を構成します。
    1. サーバー設定を構成します。
      • クラス・ガーベッジ・コレクション: オプションで、使用するガーベッジ・コレクション・アルゴリズムの名前を入力します。次の推奨値は、サーバー・パフォーマンスを向上させることを目的としています。
        • -XX:+UseParallelGC
        • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合: -Xgcpolicy:optavgpause
      • パフォーマンス・モニター: パフォーマンス・モニターは無効のままにしておく必要があります。アプリケーション・サーバー上でパフォーマンス・モニターをオンにするには、「使用可能」にチェック・マークを付けます。
      • 最大セッション数: WebSphere Application Server がメモリー内に保持するセッションの数を入力します。デフォルト値は 1000 です。 メモリー内に保持できるセッション数を増やすには、この数値を大きくします。
      • JDBC 最大接続数: Rational Asset Manager に同時にログインする可能性のあるユーザー数以上の数値を入力します。例えば、100 と入力します。
      • セッション・タイムアウト (分): ユーザーのセッションがタイムアウトになるまでの分数を入力します。 WebSphere Application Server のデフォルトの分数は 30 です。
        ヒント:セッション・タイムアウト」値を小さくすると、特に多数のユーザーが短時間のトランザクションを実行する環境では、より多くのユーザーをサポートできる可能性がありますが、タイムアウト値の設定を小さくしすぎると、ユーザーが不便を被ったり、大きいアセットをアップロードできなくなったりする可能性があります。
      • Web コンテナーの最小サイズ: Web コンテナーで許容される最小スレッド数を入力します。 デフォルト値は、Windows では 25 であり、Linux および AIX では 15 です。 サーバーのプロセッサーの使用率が低い場合は、この数値を大きくし、プロセッサーの使用率が高い場合は、この数値を小さくします。
      • Web コンテナーの最大サイズ: Web コンテナーで許容される最大スレッド数を入力します。 デフォルト値は、Windows では 50 であり、Linux および AIX では 30 です。 サーバーのプロセッサーの使用率が低い場合は、この数値を大きくし、プロセッサーの使用率が高い場合は、この数値を小さくします。
    2. 「次へ」をクリックします。
    3. 「Java 仮想メモリー・ヒープ設定の構成」ページで、サーバーのヒープ・サイズを変更します。 クラスターにインストールしようとしている場合は、ノードごとにヒープ・サイズを設定できます。 デフォルトは「設定なし (No setting)」です。他のいずれかのオプション (「低 (Low)」、「」、または「」) を選択する前に、コンピューターで使用できる物理メモリー量を確認してください。
    4. 「次へ」をクリックします。 要約ページがもう一度表示されます。
  20. サーバーを再始動します。WebSphere Application Server を再始動するには、ページの下部にある「サーバーの再始動」をクリックし、サーバー管理者の「ユーザー ID」と「パスワード」を入力して、「再始動」をクリックします。 サーバーが再始動されるまでは、いずれの Rational Asset Manager デプロイ済みアプリケーションも起動できません。 サーバーが再始動すると、「ライフサイクル管理設定」ページが開きます。サーバーの再始動に 180 秒より長くかかる場合は、サーバー・セットアップ・アプリケーションのスタート・ページ (http://machine_name:port_number/Server_Setup_Context_Root。例えば、http://localhost:13080/ram.setup) にナビゲートして、「ライフサイクル管理設定」ページにアクセスします。
  21. 組み込み WebSphere Application Server を使用する場合は、セキュリティーが構成されているため、WebSphere Application Server 管理者のユーザー名パスワードを使用してログインする必要があります。 ログインすると、「ライフサイクル管理設定の構成」ページが開きます。
  22. 「ライフサイクル管理設定の構成」ページで、Rational Team Concert アプリケーションのパスおよびログイン情報を入力します。
    1. ステップ 1 で、「Rational Team Concert server」フィールドに Rational Team Concert の場所へのパスを入力します。 保護された (https://) 接続を使用する必要があります。 デフォルトでは、この値は次のとおりです。
      • 組み込み WebSphere Application Server の場合: https://localhost:13443/ramjazz
      • 既存の WebSphere Application Server の場合: https://localhost:9443/ramjazz
      • 外部 Rational Team Concert サーバーの場合: https://url:port/jazz
    2. ステップ 2 で、「Jazz 管理者 ID」フィールドに、Rational Team Concert サーバーの管理者のユーザー ID (デフォルトは admin) を入力します。次に、「パスワード」フィールドにそのユーザーのパスワード (デフォルトは admin) を入力します。 サーバー・セットアップ・アプリケーションを使用して Rational Team Concert をインストールした場合は、アプリケーション・サーバー管理者のユーザー名とパスワードを入力してください。
    3. ステップ 3 で、「プロジェクト・エリアの名前」フィールドに、ライフサイクル用に作成されるプロジェクト・エリアの記述名 (例えば、Rational Asset Manager のライフサイクル) を入力します。 次に、「プロジェクト・エリアの管理者 ID」フィールドに、プロジェクト・エリアの管理者にするユーザーのユーザー ID を入力します。次に、そのユーザーのパスワードを入力します。 外部の Rational Team Concert サーバーを使用している場合、プロジェクト・エリア管理者は Jazz サーバー管理者とは異なるユーザーになることがあります。新規 Rational Team Concert をインストールしている場合は、サーバー・セットアップ・アプリケーションにより、プロジェクト・エリアの管理者 ID として Jazz の管理者 ID を使用することを推奨されます。
    4. サーバーの構成」をクリックします。 この処理には、数分かかる場合があります。 構成が完了すると、「要約」ページが表示されます。
  23. 「要約」ページで、「Rational Asset Manager の使用開始」をクリックします。または、「完了」をクリックします。 Web クライアントが開きます。

次のタスク

次は、Rational Asset Manager の E メール設定を構成します。 構成方法については、E メール設定の構成を参照してください。

パフォーマンス・チューニングに関するその他の情報については、Rational Asset Manager のパフォーマンスのチューニングを参照してください。


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