別のバージョンのアセットの作成

業務上の新しい問題を解決するため、または別の状況で使用するために既存のアセットを改善したときに、古い、既存のバージョンのアセットを保持したい場合は、アセットの新規バージョンを作成します。

始める前に

アセットをダウンロードして変更するには、Rational® Asset Manager リポジトリーに接続していて、かつ、使用しているアカウントに十分なアクセス権がある必要があります。

このタスクについて

アセットの新規バージョンの作成に関する詳細:
例えば、以下のような場合に、新規バージョンを作成します。
  • 既存のソフトウェア・アセットの新規バージョンを、他のユーザーに使用してもらいたい場合。
  • 既存のアセットが、別の環境または事業単位で使用されるように変更された場合。
  • アセットの記述メタデータまたは成果物を変更する一方で、他のユーザーが検索できるように古いアセットを保持したい場合。
  • アセットの各バージョンごとに、統括管理情報、使用量統計、またはその他のメタデータを別個に保持したい場合。
アセットの新規バージョンを作成することには、ほかにも以下のような利点があります。
  • 完全に新しいアセットにすべての情報をする代わりに、既存のアセット内の以前の成果物とアセット・メタデータを変更することができます。
  • Rational Asset Manager には、アセットのその他のバージョンが表示されるため、「一般情報」ページから、アセットの古いバージョンや新しいバージョンを参照することができます。
  • アセットにブックマークを設定して、URL からバージョン番号を削除すると、常に最新バージョンのアセットが開かれるようにブックマークが設定されます。
  • 古いバージョンのアセットを検索し、表示することができます。

自分が指定するバージョン番号を使用することでバージョンの形式と関係の詳細を理解するには、リファレンス・トピック アセットのバージョンのフォーマットを参照してください。

新しいアセットの作成を希望しない場合は、新規バージョンを作成せずにアセットを変更することができます。

手順

  1. 「アセットの検索」ビューを使用して、キーワード、フィルター、およびタグを任意に組み合わせて検索を実行し、リポジトリー上の変更対象アセットを検索します。 「アセット」ビューに検索の結果が表示されます。
  2. ワークスペースにアセットをインポートします。 アセットを変更するには、まずインポートする必要があります。 アセットをインポートするには、以下のようにします。
    1. 「アセット」ビューでアセット名を右クリックして、「アセットのインポート」を選択します。

      「アセット」ビューの「アセットのインポート」

    2. インポートしているアセットに関係したアセットもすべてインポートするように要求するプロンプトが出されます。 インポートする追加の関係するアセットをすべて選択して、「次へ」をクリックします。
    3. アセットをプロジェクトにインポートする必要があります。 既存のプロジェクト・フォルダーを選択してください。
      • ワークスペース内に使用可能プロジェクトがない場合は、「新規プロジェクト」ウィンドウが開きます。 プロジェクトに名前を付け、「OK」をクリックします。
      • 既存のプロジェクトがある場合に、「新規プロジェクト・ウィザード」アイコンをクリックすることで、新規プロジェクトを作成することもできます。
    4. 「完了」をクリックします。アセットおよび関係するすべてのアセットが、ワークスペースにダウンロードされます。
  3. アセットが自動的に開かない場合は、「アセット・エクスプローラー」ビューでアセット名をダブルクリックして開きます。
  4. アセット・エディターの「一般情報」ページで、「バージョン」フィールドに隣接した「バージョンの編集」リストをクリックし、「新規バージョンの作成」を選択します。 アセットのバージョン番号だけを変更 して、新規アセットは作成しない ようにする場合は、「既存のバージョンを置換」を選択します。
  5. バージョン」フィールドに、アセットの新規バージョン番号を入力します。 変更内容を破棄して、元のバージョン番号を保持するには、「バージョン」フィールドに隣接したドロップダウン・リストをクリックして、「バージョン変更を廃棄」を選択します。
  6. 引き続き、アセットの記述属性、添付成果物、カテゴリー、または関係の変更を行います。
    注意:
    リッチ・テキスト・エディターは、アセットに未保存の変更があることを示すマークを常に付けるわけではありません。そのため、アセット・エディターを閉じた場合に未保存の変更が失われることがあります。 変更があることを Eclipse に強制認識させるには、Enter キーを押すか、太字イタリックのテキストなど、いずれかのリッチ・テキスト入力ツールを使用します。
  7. 必要なすべての変更を行ったら、「更新」をクリックします。更新」ボタンが無効になっている場合は、サーバー上のアセットが変更されています。アセットを更新する前に差分をすべて同期化する必要があります。 「サーバー・コンテンツが変更されました」をクリックして、サーバーから最新のコンテンツを取得するように選択して、ワークスペース内のコンテンツのみを使用するか、「同期化」ビューでサーバーとローカル・バージョンを比較します。 詳しくは、リポジトリーとのアセットの同期化を参照してください。
  8. 「アセット更新の確認」ウィンドウで、「はい」をクリックします。
    1. オプション: 行った変更について説明するコメントを入力することができます。 コメントは、すべてのサブスクライバーに送信されます。
  9. CVS や Jazz™ などのソース・コントロール管理 (SCM) システムからチェックアウトしたがチェックインして戻していない成果物ファイルがアセットに含まれている場合は、Rational Asset Manager リポジトリーに SCM 情報を記録しないように求めるプロンプトが出されます。 続行するには、「はい」をクリックします。 取り消すには、「いいえ」をクリックします。すべての成果物ファイルを SCM に登録して戻して、このアセットの登録を再試行してください。 SCM 情報をリポジトリーに記録するには、これらのファイルが SCM システムに完全にチェックインされている必要があります。 アセットに関する情報を含んだファイル、Rational Asset Manager リポジトリー、および SCM リポジトリーが適切なプロジェクトに追加されます。 SCM 情報を記録する場合に、アセットを後でインポートする場合は、これらの成果物を (Rational Asset Manager からではなく) ソース管理システムから直接ダウンロードできます。

タスクの結果

「アセットの更新中」ウィンドウが開いて、アップロード操作の進行状況が表示されます。 新規アセットが正常にリポジトリーに登録されると、確認メッセージを受け取ります。

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