OSLC サービスと Rational Asset Manager

Open Services for Lifecycle Collaboration (OSLC) は、ライフサイクル・ツールの連携方法を標準化しているコミュニティーです。IBM® Rational® Asset Manager は、アセット管理ドメインのプロバイダーと、他の製品が提供するドメインのコンシューマーとして、OSLC API をサポートしています。
以下の表では、Rational Asset Manager が使用する OSLC ドメインと、それらのドメインのリソースで行うことができる操作がリスされています。
表 1. OSLC ドメインおよび操作
OSLC ドメインおよびバージョン 製品 サポートされる操作
変更管理 v1 および 2 IBM Rational Team Concert™
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IBM Rational Change  
IBM Rational ClearQuest®
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品質管理 v1 および 2 IBM Rational Quality Manager
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要求管理 v1 IBM Rational Requirements Composer
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IBM Rational DOORS® Web Access
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要求管理 v2 IBM Rational Requirements Composer
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アーキテクチャーの管理 v2 IBM Rational Software Architect Design Manager
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IBM Rational Rhapsody® Design Manager  
OSLC リンクの使用可能化については、 『IBM Jazz™ サーバーのフレンド・サーバーとしての追加』および『アセットからの IBM Jazz サーバー上のリソースの作成またはアセットからリソースへのリンク』を参照してください。

以下のアセット管理ドメインの UI エレメントおよび操作は、Rational Asset Manager でサポートされており、使用できます。v1 仕様の UI エレメントおよび操作が実装されています。

OSLC と Rational Asset Manager REST API

Rational Asset Manager REST API は、アセットと成果物に操作を実行するために、OSLC アセット管理ドメインをサポートして拡張します。

アセット管理リソースでは、ソフトウェア・デリバリー・ライフサイクル用の再利用可能なソフトウェア・アセットを定義します。リソースは、各アセットや、そのアセットと他の共用リソース・タイプ (コミュニティー、カテゴリー、アセット・タイプ、および関係) との関係を表します。REST API を使用してアセットをトランザクションとして処理できます。また、GET、POST、PUT、DELETE メソッド、HTTP 応答コード、MIME 型の処理、およびリソース・フォーマットを使用した HTTP ベースの REST インターフェース・セットに対して、アセット定義およびアセット検索結果を使用することもできます。

これらのインターフェースについて詳しくは、Rational Asset Manager REST API の資料を参照してください。

Rational Asset Manager のリリース・サイクル時に、アセットおよび成果物用の複数の REST API が設計されて実装されましたが、これらの API は変更される可能性があります。 さらに安定した API を必要とするアプリケーションの場合は、OSLC の API を使用してください。

レポートについては、レポート URL を利用してアセット・データを検索することもできます。 詳しくは、『レポート URL』を参照してください。


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