AIX または Linux での X 仮想フレーム・バッファーのインストール

Linux、Linux for zSeries®、または AIX® の各オペレーティング・システム上でアセットに付加するファイルのサムネールを作成するには、X 仮想フレーム・バッファー (XVFB) をインストールする必要があります。

始める前に

オペレーティング・システムへの管理アクセス権限が必要です。 以下の手順は AIX および Linux を対象としたものですが、このプロセスは他の Linux ディストリビューションでも同様です。

手順

  1. XVFB ファイル・セットをインストールします。 AIX の場合、ファイル・セットはオペレーティング・システム用の製品 CD に含まれています。Linux の場合、ファイル・セットの場所は、ご使用のディストリビューションによって異なります。 一部のディストリビューションでは、xorg-x11-server-Xorg パッケージをインストールして、必要なファイル・セットを取得することができます。取得できない場合は、ご使用のディストリビューションの資料を参照してください。
    インストールするファイル・セットは、以下のとおりです。
    • OpenGL.OpenGL_X.dev.vfb.05.01.0000.0000
    • X11.vfb.05.01.0000.0000
  2. XVFB を開始します。
    • AIX の場合:
      • XVFB を 1 つのディスプレイと関連付けるには、次のコマンドを実行します。n は、XVFB のこのインスタンスと関連付けるディスプレイ番号です。
        /usr/bin/X11/X -force -vfb -x abx -x dbe -x GLX :n & 
      • システム・ブート時に有効になり、失敗した場合に再始動するように XVFB を設定するには、次の項目を /etc/inittab ファイルに追加するようシステム管理者に依頼します。n は、XVFB のこのインスタンスと関連付けるディスプレイ番号です。
        xvfb:2:respawn:/usr/bin/X11/X -force -vfb -x abx -x dbe -x GLX :n > /dev/null 
    • Linux の場合: XVFB を 1 つのディスプレイと関連付けるには、次のコマンドを実行します。n は、XVFB のこのインスタンスと関連付けるディスプレイ番号です。
      /usr/bin/Xvfb :n -screen 0 800x600x24&
  3. オプション: AIX の場合: XVFB が実行中であることを確認します。
    1. 次のコマンドを実行します。sysname はシステム名、n は確認するディスプレイ番号です。
      /usr/lpp/X11/Xamples/bin/xprop -display sysname:n -root | grep VFB 
    2. XVFB が実行中である場合は、ストリング「XVFB_SCREEN(STRING) = "TRUE"」が表示されます。
  4. Linux の場合:AIX の場合: ディスプレイをエクスポートします。
    1. 次のコマンドを実行します。n は、XVFB のディスプレイ番号です。
      export DISPLAY=:n
  5. Linux の場合: gdfontpath をエクスポートします。
    1. 次のコマンドを実行します。font_path は、.ttf システム・フォントが格納されたフォルダーの絶対パスです (例えば、WebSphere_Application_Server_install_location/java/jre/lib/fonts)。
      export GDFONTPATH=font_path
      ヒント: 次のコマンドを使用して、.ttf フォントが格納されたフォルダーを検索します。
      find / -name *.ttf

タスクの結果

AIX での XVFB のインストールおよび検証について詳しくは、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/aix/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.aix.aixwnpgd/doc/aixwnpgd/xvfb.htmを参照してください。

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