Eclipse プロジェクトでのアセット成果物の使用

IBM® Rational® Asset Manager にファイルを保管して管理し、アセット成果物をプロジェクトにリンクすることで、それらのファイルを Eclipse プロジェクト内で再利用することができます。

始める前に

Rational Asset Manager リポジトリーにある成果物へのリンクを作成するには、現行の Eclipse ワークスペースにプロジェクトがなければなりません。

このタスクについて

このプロセスによって、Rational Asset Manager に保管されている共通のツールやソリューションを各自の組織から再利用しやすくなります。

このプロセスを使用してリンクされた成果物を異なるアセットに追加した場合は (例えば、あるアセット内の共有されたツール・セットをソフトウェア・リリース用の新しいアセットに格納した場合)、リンクされた成果物ファイルはそのアセットに直接は格納されません。 代わりに、この新しいアセットには元のアセットにある成果物へのリンクが格納されます。 新しいアセットは、元のアセットに対する「依存関係」という関係を持つことになります。 新しいアセットをワークスペースにインポートした場合は、他のアセットからリンクされた成果物もインポートされます。

手順

  1. 使用する成果物が含まれているアセットを検索します。 アセットは、「アセットの検索」ビューで検索を実行し、フィルターおよびタグを使用することで見つけることができます。 「アセット」ビューが開き、検索結果がリストされます。
  2. アセット名をダブルクリックすると、アセット・エディターでそのアセットが開かれます。
  3. コンテンツ」をクリックします。
  4. 「コンテンツ」ページで、Eclipse プロジェクトにリンクするファイルを参照します。
  5. 以下のいずれかの手順を実行して、ワークスペース内のプロジェクトに成果物をリンクします。
    • 「アセット・エディター」ビューの「コンテンツ」ページから、「プラグイン開発」ビューまたは「ナビゲーター」ビュー内のプロジェクトにファイルをドラッグする。
    • ファイルを右クリックして、以下のようにする。
      1. 成果物をプロジェクトにリンク」をクリックします。 現行の Eclipse ワークスペースにあるプロジェクトをリストしたウィンドウが開きます。
      2. リンクされたファイルを置くプロジェクトまたはフォルダーを選択します。
      3. オプション: 選択したプロジェクト・フォルダー内でアセットのディレクトリー構造を再作成するには、「成果物のパスを保存」を選択します。
      4. 次へ」をクリックします。
  6. 関係するアセットがアセットにある場合は、関係するアセットからプロジェクトに成果物を追加することもできます。 関係するアセット、およびそのアセットから追加するすべての成果物を選択して、「次へ」をクリックします。 例えば、.wsdl ファイルを組み込んでいる場合に、関係するアセットに、関連付けられた .xsd がある場合などです。
  7. 選択項目を確認し、「完了」をクリックします。

タスクの結果

Eclipse ワークスペースに、成果物のローカル・コピーおよび必要なすべてのフォルダーが作成されます。 Rational Asset Manager リポジトリー上で成果物が変更された場合は、ワークスペース内のその成果物 のローカル・コピーは自動的に更新されてこれらの変更が反映されます。

リンクされた成果物ファイルはワークスペース内に表示され、そのファイル・アイコンの横には 青いボックス リンクされた成果物の例 が示されます。 成果物が完全にダウンロードされていない場合は、ワークスペースに完全にダウンロードされるまで、プレースホルダー・アイコン ダウンロード中の成果物を示すプレースホルダー・アイコン が使用されます。

成果物を含んだアセットに関する詳細を表示するには、ファイル名を右クリックして、「プロパティー」 > 「再利用可能アセットの設定」とクリックします。 アセットに複数のバージョンがある場合は、「再利用可能アセットの設定」ページで、「アセットのバージョン」リストからバージョンを選択することができます。これにより、成果物ファイルが別のバージョンに更新されます。 リンク先にする成果物ファイルがそのバージョンのアセットに含まれていない場合は (例えば、そのファイルが最新バージョンで削除された場合など)、そのファイルをワークスペース内に保持するために異なるバージョンを選択するためのプロンプトが出されます。

プロジェクトをコミットしても、リンクされた成果物ファイルは、Jazz™ や Concurrent Versions System (CVS) などのソース管理リポジトリーには追加されません。


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