WebSphere Application Server からの手動によるアンインストール

IBM® Rational® Asset Manager を手動でアンインストールするには、以下の手順を使用して、アプリケーション・サーバーからエンタープライズ・アーカイブおよび Web アーカイブをアンインストールし、その他の設定および構成を除去します。

始める前に

サーバー・セットアップ・アプリケーションまたは Installation Manager を使用してアプリケーション・ファイルをデプロイ した場合は、それらを使用してファイルを除去できます。 詳しくは、サーバー・セットアップ・アプリケーションおよび Installation Manager を使用したアンインストールを参照してください。

手順

  1. IBM WebSphere® Application Server 管理コンソールを開始します。
  2. 管理者のユーザー ID およびパスワードを使用してログインします。
  3. 以下のようにして、Rational Asset Manager のデータ・ソースを削除します。
    1. JNDI 名が jdbc/RAM_Con のデータ・ソースを探してクリックします。
      • スタンドアロン・サーバーを使用している場合は、サーバーのスコープ内で見つけることができます。
      • ネットワーク・サーバーを使用している場合は、Rational Asset Manager をインストールしたクラスター内で見つけることができます。
    2. データ・ソースが使用するコンポーネント管理認証別名の名前を書き留めます。
    3. データ・ソースを削除します。
    4. 「セキュリティー」 > 「グローバル・セキュリティー」 > 「Java 認証・承認サービス」 > 「J2C 認証データ」にナビゲートします。
    5. 書き留めたコンポーネント管理認証別名と一致する名前を持つエントリーを削除します。
  4. Rational Team Concert をご使用のサーバーまたはクラスターにインストールした場合は、以下のようにして Rational Team Concert のデータ・ソースを削除します。
    1. JNDI 名が jdbc/RTC_Con のデータ・ソースを探してクリックします。
      • スタンドアロン・サーバーを使用している場合は、サーバーのスコープ内で見つけることができます。
      • ネットワーク・サーバーを使用している場合は、Rational Team Concert をインストールしたサーバー内で見つけることができます。
    2. データ・ソースが使用するコンポーネント管理認証別名の名前を書き留めます。
    3. データ・ソースを削除します。
    4. 「セキュリティー」 > 「グローバル・セキュリティー」 > 「Java 認証・承認サービス」 > 「J2C 認証データ」にナビゲートします。
    5. 書き留めたコンポーネント管理認証別名と一致する名前を持つエントリーを削除します。
  5. オプション: ご使用のサーバーが Network Deployment クラスターの場合は、システム統合バスを削除します。
    1. 「サービス統合」 > 「バス」にナビゲートします。
    2. RAMBus という名前のバスを削除します。
    3. 「リソース」 > 「JMS」 > 「接続ファクトリー」にナビゲートします。
    4. RAM Factory という名前のファクトリーを削除します。 Rational Asset Manager をインストールしたクラスターのスコープ内に存在する場合があります。
    5. 「リソース」 > 「JMS」 > 「トピック」にナビゲートします。
    6. RAM Cache という名前のトピックを削除します。 Rational Asset Manager をインストールしたクラスターのスコープ内で見つかる場合があります。
  6. アプリケーションを除去します。
    1. ナビゲーション・ペインで 「アプリケーション」 > 「アプリケーション・タイプ」 > 「WebSphere エンタープライズ・アプリケーション」をクリックします。
    2. インストールされているいずれかのアプリケーションを確認します。
      • RAM1WebApplication
      • com.ibm.ram.repository.setup.web.ear
      • ramhelp_war (Rational Asset Manager 7.5.0.2 以前の場合は iehs_war)
      • rmcabdgovernprocess_war
      • ramjazz_war (Rational Asset Manager 7.5.0.2 以前の場合は jazz_war)
    3. 「アンインストール」をクリックします。
    4. 「保存」をクリックして、マスター構成に変更を適用します。
  7. 以下のようにして、Rational Asset Manager のストレージ・ディレクトリーの場所を探索して削除します。
    1. 「リソース」 > 「URL」をクリックします。
    2. 「すべての有効範囲」をクリックします。
    3. RAM PersistRAM Local、および RAM Index という名前の変数が多数表示されます。
    4. すべての変数をクリックして変数の値 (ディレクトリー) をメモします。
    5. それらのディレクトリーにあるすべてのファイルおよびフォルダーを削除します。 WebSphere Application Server ND 環境では、Persist ディレクトリーは単一の共有ディレクトリーであり、クラスター内のすべてのノードに Index ディレクトリーおよび Local ディレクトリーがあります。
    6. すべてのディレクトリーを削除した後に、RAM PersistRAM LocalRAM Index、および RAM CQJRE という名前の変数をすべて削除します。
  8. IBM Rational Team Concert のカスタム・プロパティーを削除します。
    1. 「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」をクリックします。
    2. Rational Team Concert をデプロイしたサーバーの名前をクリックします。
    3. Java およびプロセス管理」をクリックします。
    4. プロセス定義」をクリックします。
    5. Java 仮想マシン」をクリックします。
    6. 「カスタム・プロパティー」をクリックします。
    7. 以下のプロパティーを選択します。
      1. JAZZ_HOME (この変数の値は、ご使用のハード・ディスク上の、削除する必要のあるフォルダーになります)
      2. java.awt.headless
      3. org.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin
      4. (Oracle データベースを使用していた場合) ORACLE_JDBC
      5. (Microsoft SQL Server データベースを使用していた場合) SQLSERVER_JDBC
    8. 「削除」をクリックします。
  9. Rational Asset Manager の共用ライブラリー参照を削除します。
    1. 「サーバー」 > 「サーバー・タイプ」 > 「WebSphere Application Server」をクリックします。
    2. Rational Asset Manager のデプロイ先のサーバーの名前をクリックします。
    3. Java およびプロセス管理」をクリックします。
    4. クラス・ローダー 」をクリックします。
    5. クラス・ローダー ID をクリックします。
    6. 共用ライブラリー参照」をクリックします。
    7. 接頭部 rlsibmratl で始まるプロパティーを選択します。 例: rlsibmratl_812
    8. 「削除」をクリックします。
    9. WebSphere Application Server Cluster の場合は、クラスター内のアプリケーション・サーバーごとに、上記のステップを繰り返します。
  10. Rational Asset Manager の共用ライブラリーを削除します。
    1. 「環境」 > 「共用ライブラリー」をクリックします。
    2. すべての有効範囲」を選択します。
    3. 共用ライブラリー参照」をクリックします。
    4. 接頭部 rlsibmratl で始まるすべての共用ライブラリーを選択します。 例: rlsibmratl_812
    5. 「削除」をクリックします。
  11. オプション: サーバー上に存在していたアプリケーションが Rational Asset Manager のみの場合は、すべての環境変数を除去します。
    1. 「ナビゲーション」ペインで、「環境」 > 「WebSphere 変数」の順にクリックします。
    2. Rational Asset Manager に対して設定したすべての環境変数の名前をクリックします (例えば、Oracle_JDBC_DRIVER_PATH)。
    3. 「削除」をクリックします。
    4. 「保存」をクリックして、マスター構成に変更を適用します。
  12. オプション: 認証とセキュリティーの設定を再構成します。 Rational Asset Manager 専用のセキュリティーを構成していた場合は、設定を以前の構成に戻します。 セキュリティー設定が他のアプリケーションに適用されている場合は、変更しないでください。
  13. サーバーを停止します。 クラスターの場合に必要になるのは、Rational Team Concert を実行していたアプリケーション・サーバーを停止することだけです。
  14. ハード・ディスク上の WebSphere_install_directory¥profiles¥profile_name¥temp¥server_name¥ ディレクトリーにナビゲートします。
  15. server_name ディレクトリーで、以下のディレクトリーを削除します。
    • RAM1WebApplication
    • ramhelp_war (Rational Asset Manager 7.5.0.2 以前の場合は iehs_war)
    • rmcabdgovernprocess_war
    • ramjazz_war (WebSphere Application Server ND 環境では、このフォルダーは Rational Team Concert を実行していたアプリケーション・サーバーを持つコンピューターにのみ存在します)

    WebSphere Application Server クラスターの場合は、セル内のすべての物理コンピューターから上記のディレクトリーを削除します。

  16. ハード・ディスク上の WebSphere_install_directory¥profiles¥profile_name¥config¥cells¥cell_name¥ ディレクトリーにナビゲートします。 クラスターでは、Deployment Manager がインストールされているマシンのプロファイルのサブディレクトリー内にこのディレクトリーがあります。
  17. cell_name ディレクトリー内の RTC ディレクトリー (ram_jdbcramSharedLibs) を削除します。
  18. サーバーを再始動します。

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