この演習では、リポジトリー構成というサンプル・コミュニティー内のアセットを参照およびダウンロードするためのアクセス権を「サインイン」ユーザーに付与します。
すべての「サインイン」ユーザーをコミュニティーに追加するには、ユーザーがリポジトリーにサインインする必要があります。アセットのアップロードまたは作成を行う権限は、数人のユーザーのみに与えます。アセットの読み取りおよびレビューは、すべてのユーザーが行えます。
コミュニティーを作成して、グループによって編成される特定のプロジェクトの類似のアセットを保持したり、多数の部門のコラボレーション・ワークスペースを定義したりできます。
それぞれのコミュニティーでは、ユーザーまたはユーザー・グループがそれぞれのロールに応じた特定の権限レベルに基づいて
対話するよう、定義することができます。また、ライフサイクルおよびレビューのポリシーも、コミュニティーで定義することができます。これらは通常、特定のアセット・タイプおよびリポジトリー・カテゴリーに重点が置かれます。
コミュニティーを開き、サインイン・ユーザーに利用者ロールを追加するには、以下のようにします。
- 「管理」をクリックします。
SOA モデルに最初から用意されているサンプル・コミュニティーのリストが開きます。
- 使用可能なサンプル・コミュニティーのリストから、「サンプル・アプリケーション開発 (Sample Application Development)」をクリックします。
- 「ユーザー」タブで、サインイン・ユーザーに対応する「ロールの編集」リンクをクリックします。
- 「ユーザーの検索とロールの割り当て」ウィンドウで、「アセット利用者 (Asset Consumer)」チェック・ボックスを選択します。
- 「完了」 をクリックしてロールをユーザーに追加します。
「サンプル・アプリケーション開発 (Sample Application Development)」コミュニティーに、「アセット利用者 (Asset Consumer)」ロールが割り当てられているサインイン・ユーザーが存在していることを確認します。
これで、IBM® Rational® Asset Manager にサインインしている各ユーザーは、「サンプル・アプリケーション開発 (Sample Application Development)」コミュニティー内のアセットの検索、表示、ダウンロード、およびサブスクライブが行えるようになります。
- 「コミュニティー」ブレッドクラムをクリックするか、「管理」をクリックして、コミュニティーのリストに戻ります。
要確認: リポジトリーにサインインしたすべてのユーザーは、アプリケーションでシングル・ユーザーとして動作します。リポジトリー内のユーザー・グループとは異なり、別々のユーザーに別々のロールを割り当てることはできません。
ロールについて詳しくは、ロールおよび権限の概要を参照してください。
独自のリポジトリーで作業していると、リポジトリー・プロセスおよびポリシーを定義し、そのコミュニティーへのアクセス権をすべてのサインイン・ユーザーに付与する、一般的なコミュニティーを作成する場合があります。こうすると、管理者として、ポリシーおよびプロセス・アセットに含まれている指示情報を制御できるようになります。これは、リポジトリーを使用するために、すべての登録済みユーザーがポリシーおよびプロシージャーに関連するアセットにアクセスできるように
するベスト・プラクティスです。こうして、リポジトリー使用のためのベスト・プラクティスを定義すると、すべての登録済みユーザーが情報にアクセスできるようになります。