Rational ClearQuest 統合のための Rational Asset Manager の構成

IBM® Rational® Asset Manager と IBM Rational ClearQuest® を統合し、2 つの製品間の接続をセットアップします。

このタスクについて

Rational Asset Manager と Rational ClearQuest を統合するには、Rational Asset Manager サーバーと同じコンピューター上に Rational ClearQuest クライアントをインストールします。 Rational Asset Manager を正しい Rational ClearQuest サーバーのロケーションに接続するために、管理者は Rational ClearQuest Web クライアントの URL を知っている必要があります。

以下のイメージは、Rational ClearQuest をセットアップする接続の概要を示したものです。

Rational ClearQuest をインストールした後、Web サーバー上のパスにダイナミック・ライブラリーを組み込みます。
  • Windows
    1. マイ コンピュータ」を右クリックして、「プロパティ」をクリックします。
    2. 「詳細設定」ページで、「環境変数」をクリックします。
    3. 「システム環境変数」の下で Path 変数を選択し、「編集」をクリックします。
    4. パス・ストリングの最後に Rational ClearQuest のインストール・ディレクトリーを入力します。ディレクトリーおよびパスはセミコロンで区切ります。 例えば、;C:¥Rational¥ClearQuest など。
    5. 変更を保管します。
  • Linux および UNIX
    1. 次の環境変数を設定します。
      • Bourne Shell (sh) の場合
        export TZ=[local_time_zone] (i.e., EST5EDT)
        export LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19
        export LD_LIBRARY_PATH=/opt/rational/clearquest/linux_x86/shlib
      • C-Shell (csh) の場合
        setenv TZ=[local_time_zone] (i.e., EST5EDT)
        setenv LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19
        setenv LD_LIBRARY_PATH=/opt/rational/clearquest/linux_x86/shlib
    2. ソース cq_setup.sh ファイル:
      • csh、tcsh、およびその他の csh 互換シェルの場合:
        source cquest-home-dir/cq_setup.csh
      • sh、ksh、bash、およびその他の Bourne 互換シェルの場合:
        . cquest-home-dir/cq_setup.sh
Web サーバーの基本クラス・ローダーが Rational ClearQuest の cqini.jar ファイルをロードするように設定します。
  • IBM WebSphere® Application Server
    Web アプリケーションを cqJni.jar ファイルが含まれている共用ライブラリーにリンクするには、以下のようにします。
    1. <RAM_install_dir>¥ram¥conf¥cq にある linkscript.py ファイルを WebSphere Application Server インストール・ディレクトリーの ¥bin フォルダーにコピーします。
    2. コマンド・プロンプトを開き、その ¥bin フォルダーまでナビゲートします。
    3. 次のコマンドを実行します。
      wsadmin -f linkscript.py -lang jython -conntype SOAP -user user name
      -password password -rInstallPath rational-dir -appName application-name
      -machine machineName -node nodeName -cell cellName -process process-name
      -library library-name -force
      各部の内容は次のとおり。
      • user name および password は、WebSphere Application Server 管理ユーザーの名前およびパスワードです。
      • rational-dir は、Rational アプリケーションがインストールされているルート・ディレクトリー (C:/Rational など) です。 パスの区切り文字にはスラッシュ (/) を使用してください。これは、Windows オペレーティング・システムを使用している場合も同様です。 Rational ClearQuest が C:/Rational/ClearQuest にインストールされている場合は、rational-dir の値として C:/Rational を入力してください。
        注: Windows オペレーティング・システムの場合は、フォルダーの短縮名を使用してください。 例えば、Rational アプリケーションがインストールされているルート・ディレクトリーが C:/Program Files/Rational/ClearQuest である場合、rational-dir の値には C:/Progra~1/Rational/ClearQuest を入力します。
      • application-name は、Rational Asset Manager アプリケーションの表示名です。 Installation Manager を使用して Rational Asset Manager をインストールした場合、表示名は RAM1WebApplication になります。 Web アプリケーションをご使用の WebSphere Application Server にインストールした場合、表示名はユーザーがインストール中に指定したものになります。 デフォルト値は RAM1WebApplication です。
      • process-name はオプションです。接続するプロセスの指定が必須である場合に指定します。 デフォルト値は server1 です。
      • machineNamenodeName、および cellName はオプションです。 これらは、Rational Asset Manager Web アプリケーションのインストール先サーバー・パスを指定する必要がある場合に指定します (例えば、Cell:machineNodeCell)。 3 つすべて指定してください。 デフォルトでは、これらはプロセス名を使用して自動検出されます。
      • library-name はオプションです。 library-name は、スクリプトに既存の共用ライブラリーを使用させたり、その名前の共用ライブラリーを作成したりする場合に指定します。 デフォルトのライブラリー名は、CQLib です。
      • force はオプションです。 既に存在している場合でも新規の共用ライブラリーを作成する場合に指定します。
  • Tomcat

    cqJni.jar ファイルを Tomcat 内の基本クラス・ローダーに追加するには、以下のいずれかの方法に従ってください。

    • Rational ClearQuest インストール・ディレクトリーから Tomcat インストール・ディレクトリーの ¥common¥lib フォルダーに、cqJni.jar ファイルをコピーします。
      注: Rational ClearQuest の新規バージョンにアップグレードする場合は、新規の cqini.jar ファイルを使用してこのステップを繰り返す必要があります。
    • ファイルをコピーしなくて済むようにするには、Tomcat のクラスパス上に cqJni.jar ファイルを組み込むように catalina.bat 開始スクリプトを変更します。
      1. Tomcat インストールの ¥bin フォルダーにナビゲートします。
      2. テキスト・エディターで catalina.bat ファイルを開きます。
      3. ファイル内で次のような行を検索します。
        set CLASSPATH=%CLASSPATH%;%CATALINA_HOME%¥bin¥bootstrap.jar
      4. この行の最後に次のコードを追加します。
        ;ClearQuest-dir¥cqJni.jar
        ここで、ClearQuest-dir は、Rational ClearQuest インストール済み環境の絶対パスです。
      5. ファイルを保管して閉じます。

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