カテゴリー・スキーマ

カテゴリー・スキーマは、ユーザーがアセットを検出して再利用できるように、リポジトリー内のアセットを階層分類法で編成します。カテゴリー・スキーマは、カテゴリーのグループです。

リポジトリー管理者は、会社のニーズや構造、および会社が作成するアセットのタイプに基づいてカテゴリー・スキーマを作成します。

リポジトリー管理者およびコミュニティー管理者は 、Rational® Asset Manager Web クライアント内のリポジトリー全体および特定のコミュニティーに合わせてカテゴリーを構成することができます。

ユーザーは、アセットに適用される、任意に組み合わされたカテゴリー・スキーマを使用して、 アセットを登録することができます。

カテゴリーの使用法

以下の方法でカテゴリーを使用してアセットを検出し、リポジトリーを統括管理できます。
  • さまざまなアセット・タイプのアセットを、カテゴリーを使用して編成およびグループ化することができます。 多くのアセット・タイプに合わせて共通の記述情報をグループ化し、再使用することができます。
  • ユーザーはカテゴリーを使用してアセットを検出できます。カテゴリーを使用して検索結果をフィルターに掛けたり、特定のカテゴリーのすべてのアセットを表示したりできます。
  • カテゴリーは、コミュニティー内の特定のカテゴリーに割り当てられたカスタム・レビューを起動することができます。
  • コミュニティーのロールを、特定のカテゴリーのアセットに割り当てることができます。

カテゴリーの考慮事項

カテゴリー・スキーマを作成する際には、以下の点を考慮してください。
  • 広範なカテゴリーも限定されたカテゴリーも作成できます。 広範囲のカテゴリーは、徐々に範囲を狭めながら特定のサブカテゴリーに分類していくことができます。
  • サブカテゴリーを排他 として指定することができます。このようにすると、ユーザーはそのレベルのサブカテゴリーを 1 つのみ選択することができます。 例えば、ユーザーが「自動車」スキーマを使用してアセットをカテゴリー化する場合は、車体形状のカテゴリーに「クーペ」および「ワゴン」という子ノードが存在することがあります。スキーマにおいて、「車体形状」の子ノードに排他的というマークを付けることにより、ユーザーが 1 つの車体形状のみを選択できるようにする必要があります。

カテゴリー・スキーマのスコープ設定

いずれかのコミュニティーが、他のコミュニティーに適用されない、または他のコミュニティーの役に立たないカテゴリー・スキーマを必要とする場合、リポジトリー管理者は、特定のコミュニティーで使用するためにカテゴリー・スキーマをスコープ設定 (つまり制限) することができます。 コミュニティー管理者は、コミュニティー内のアセットの必要性に良く合うように、さらにカテゴリー・スキーマを変更することができます。

管理者は、特定のカテゴリー・スキーマのみを使用するようにアセット・タイプを構成することもできます。

サンプル

ある会社が、多くのソフトウェア・アセット・タイプで再使用するためにソフトウェアという名前のカテゴリー・スキーマを作成します。 このスキーマには、「プラットフォーム」、「言語」、および「公式の文書があるか?」のフィールドがあります。「公式の文書があるか?」フィールドには排他的な子があります。

各フィールドには、以下のようなサブカテゴリーがあります。
プラットフォーム
  • Windows
  • Macintosh
  • Linux
言語
  • 英語
  • 中国語
    • 簡体字
    • 繁体字
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 韓国語
  • 日本語
  • スペイン語
公式の文書があるか?
  • はい
  • いいえ

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