Tomcat での以前のバージョンからのアップグレード

このガイドを使用して、Apache Tomcat 上で以前のバージョンの IBM® Rational® Asset Manager をアップグレードします。

始める前に

重要: Rational Asset Manager バージョン 7.1.1.1 以前からアップグレードする場合は、IBM Rational Team Concert をインストールする必要があります。これには、Tomcat サーバーに追加のデータベースおよびセキュアな証明書が必要です。

ライセンス・サーバーのアップグレードおよび更新されたライセンス・キーの要求の提出を行う必要があります。必要な Rational License Server のバージョンについて詳しくは、Rational License Key Server のインストールを参照してください。

また、アプリケーション・サーバーの停止と再始動を数回行う必要があります。

Rational Asset Manager のパフォーマンスと安定性を向上させるには、その Web アプリケーションおよび組み込み IBM Rational Team Concert 用のアプリケーション・ファイルを異なる Tomcat サーバーにインストールします。本資料では、Rational Asset Manager 用 Tomcat サーバーのインストール・ディレクトリーは tomcat_install_directory と示されます。 Rational Team Concert 用 Tomcat サーバーのインストール・ディレクトリーは、tomcat_for_rtc_install_directory です。 すべての Web アプリケーションを同じ Tomcat サーバーにインストールする場合、ディレクトリーは同じになります。

このタスクについて

この概要では、Rational Asset Manager を最新のバージョンにアップグレードするために必要となる作業について説明します。
  1. アップグレードの準備を行い、重要なファイルおよびデータベースをバックアップします (ステップ 14)。
  2. 最新バージョンの Rational Asset Manager のアプリケーション・ファイルを取得します (ステップ 5)。
  3. V7.1.1.1 以前からアップグレードする場合は、追加のデータベースを作成します (ステップ 6)。
  4. Tomcat サーバーをシャットダウンします (ステップ 7)。
  5. ライセンス・サーバーを Rational Common Licensing 8.1.2 にアップグレードします (ステップ 8)。
  6. Rational Asset Manager および Rational Common Licensing 8.1.2 の新規の共用ライブラリー・ファイルをコピーし、それに合わせて Tomcat サーバーのスタートアップ・ファイルを変更します (ステップ 911)。
  7. Tomcat サーバーをシングル・サインオン用に構成します (ステップ 12)。
  8. 現行のアプリケーション・ファイル (付属の Rational Team Concert 用) を取得します (ステップ 1314)。
  9. V7.1.1.1 以前からアップグレードする場合に、Rational Team Concert が必要であれば、Rational Team Concert をアプリケーション・サーバーにインストールします (ステップ 1724)。
  10. V7.1.1.1 以前からアップグレードする場合は、Rational Team Concert を構成します (ステップ 2531)。
  11. V7.2 以降からアップグレードする場合は、付属の Rational Team Concert をアップグレードします (ステップ 33)。
  12. Rational Asset Manager の既存のアプリケーション・ファイルを削除して、新しいバージョンのアプリケーションをインストールします (ステップ 3439)。
  13. Rational Asset Manager にログインして、リポジトリーをマイグレーションします (ステップ 40)。
  14. V7.1.1.1 以前からアップグレードする場合は、Rational Team Concert に接続するように Rational Asset Manager を構成します (ステップ 42)。
  15. 新規の Rational Common Licensing サーバーに接続するように、設定を変更します (ステップ 43)。
  16. Eclipse クライアントがある場合は、アップグレードします (ステップ 44)。

手順

  1. アップグレードする前に、Rational Asset Manager リポジトリーのバックアップの作成の手順に従ってリポジトリー、データベース、アセット・ファイル、およびアプリケーション・サーバー設定のフルバックアップを作成します。
  2. テーマまたは E メール・メッセージを変更した場合は、Rational Asset Manager サーバーを更新する前に、 現在のテーマおよびメール・メッセージのファイルを (「管理」 > 「ツール」ページで) ダウンロードし、サーバーを更新した後でテーマとメッセージを再適用します。詳しくは、テーマのマイグレーションを参照してください。
  3. すべてのリポジトリー・サーバーが、同じ現在日付、時刻、およびタイム・ゾーンに設定されていることを確認します。
  4. Rational Asset Manager バージョン 7.0.0.2 以前を使用している場合は、ジョブ・サーバーが使用可能であることを確認してください。 ジョブ・サーバーを使用可能にするには、次のようにします。
    1. Rational Asset Manager Web クライアントにリポジトリー管理者としてログインします。
    2. 「管理」をクリックします。
    3. 「リポジトリー管理」サイドバーで、「ツール」をクリックします。
    4. ブラウザーのアドレス・バーで、tools.facesadvancedConfiguration.faces に置き換え、そのアドレスにアクセスします。例えば、http://example.com:9080/com.ibm.ram.repository.web/admin/repository/advancedConfiguration.faces です。
    5. 「詳細設定」ページの「ジョブ・オプション」セクションで、「ジョブ・サーバーを使用可能にする」を選択します。
    6. 「保管」をクリックします。
    7. アプリケーション・サーバーを再始動します。
  5. Tomcat およびご使用のオペレーティング・システムに適切なアーカイブ上で、アプリケーション・ファイルを取得します。アプリケーション・ファイルは、archive_extract_location/apps/tomcat/ フォルダーにあります。
  6. V7.1.1.1 以前からアップグレードしている場合: アセット・ライフサイクル用データベースを作成します。
  7. Tomcat サーバーを停止します。 サーバー上のリポジトリーおよびその他のアプリケーションがオフラインになります。
  8. Windows の場合: Linux の場合:AIX の場合: Rational Licensing Server を Rational Common Licensing V8.1.2 以降にマイグレーションします。詳細については、Rational Licensing Server v7.1.x 以前から Rational Common Licensing へのマイグレーション (Migrating from Rational Licensing Server v7.1.x or earlier to Rational Common Licensing) を参照してください。

    Rational License Key Server は、Rational Asset Managerインストール・メディアに含まれています。また、Rational License Server の最新バージョンは、パスポート・アドバンテージ (Passport Advantage) アカウント、または Rational ダウンロード・センター (Rational Download Center) を通じて取得できます。

    このプロセスでは、Rational Licensing Server を使用するすべてのアプリケーションのシャットダウン、既存の Rational Licensing Server のアンインストール、ライセンス・ファイルの更新、および Rational Common Licensing サーバーのインストールが必要です。Windows をご使用の場合は、Windows 用ライセンス・サーバーの構成 (Configuring a license server for Windows) を参照してください。AIX® または Linux をご使用の場合は、UNIX 用ライセンス・サーバーの構成 (Configuring a license server for UNIX) を参照してください。

    Linux for zSeries® の場合、Rational License Server for UNIX および Linux バージョン 7.0.0.1 をそのまま使用します。
  9. 共用ライブラリー・ファイルを Tomcat サーバーの ¥shared¥lib フォルダーに解凍します。
    1. archive_extract_location¥apps¥tomcat¥sharedLib.zip ファイルを見つけて解凍します。
    2. 解凍された sharedLib.zip ファイルのすべてのコンテンツを tomcat_install_directory¥shared¥lib ディレクトリーにコピーします。
  10. Windows の場合: Linux の場合:AIX の場合: Rational Licensing Key Server V8.1.2 のライブラリー・ファイルを tomcat_install_directory¥shared¥lib フォルダーに解凍します。
    重要: Linux for zSeries にインストールする場合は、このステップは実行しないでください。
    1. archive_extract_location¥sharedLibs¥rlsclients_rlsibmratl_812.zip ファイルを見つけて解凍します。
    2. 解凍された .zip ファイルから、ご使用のオペレーティング・システムおよびアーキテクチャー用のファイル rlsibmratl812.zip を見つけます。例えば、32 ビット Windows 用のファイルは、win32 ディレクトリーにあります。
    3. 該当する rlsibmratl812.zip ファイルの内容を解凍します。
    4. 解凍された rlsibmratl812.zip ファイルのすべての内容を tomcat_install_directory¥shared¥lib ディレクトリーにコピーします。
  11. Windows の場合: Linux の場合:AIX の場合:Rational Asset Manager 用の Tomcat サーバーのスタートアップ・スクリプトを変更します。
    1. Tomcat スタートアップ・ファイルを見つけて、テキスト・エディターで開きます。Windows では、このファイルは tomcat_install_directory¥bin¥startup.bat です。 Linux、AIX、または Linux for zSeries では、tomcat_install_directory/bin/startup.sh です。
    2. JAVA_OPTS= を含む行を検索します。
      • JAVA_OPTS 環境変数が既に設定されている場合は、以下のオプションおよび値を追加します。
        • Windows の場合:
          -Djava.library.path="tomcat_install_directory¥shared¥lib"
        • Linux の場合:AIX の場合:
          -Djava.library.path=tomcat_install_directory/shared/lib
      • JAVA_OPTS 環境変数が設定されていない場合は、以下のテキストを入力します。
        • Windows の場合:
          set JAVA_OPTS=-Djava.library.path="tomcat_install_directory¥shared¥lib"
        • Linux の場合:AIX の場合:
          export JAVA_OPTS="-Djava.library.path=tomcat_install_directory/shared/lib"
  12. すべてのアプリケーションへのシングル・サインオン用に Tomcat サーバーを構成します。
    1. テキスト・エディターで、tomcat_install_directory¥conf¥server.xml ファイルを開きます。
    2. 次のテキストを検索します。
      <!--
      <Valve className="org.apache.catalina.authenticator.SingleSignOn" />
      -->
    3. <Valve> エレメントのコメントを外します。
      <Valve className="org.apache.catalina.authenticator.SingleSignOn" />
  13. インストール・メディアで、archive_extract_location/apps/tomcat/RTC-server.zip ファイルを見つけます。
  14. RTC-server.zip を、ハード・ディスク上のロケーション (この説明では、rtc_install_dir で示されます) に解凍します。
  15. 状況に応じて、Rational Team Concert をインストールして構成するか、または更新します。
    • V7.1.1.1 以前からアップグレードしている場合: 組み込み Rational Team Concert をインストールして構成します。 ステップ 16 に進みます。
    • V7.2 以降からアップグレードしている場合: 組み込み Rational Team Concert を更新します。 ステップ 33 に進みます。
  16. 状況に応じて、Rational Team Concert をインストールして構成するか、または構成のみを行います。
    • Rational Team Concert のインストールおよび構成が必要な場合: ステップ 17 に進みます。
    • 既存の Rational Team Concert アプリケーションを使用していて、Rational Asset Manager と連携するように構成する場合: ステップ 25 に進みます。
  17. rtc_install_dir/jazz/server/ramjazz_war.ear ファイルを見つけて解凍します。.ear ファイルを解凍するには、7-Zip などのフリーのユーティリティーを使用できます。 解凍された ramjazz_war.ear パッケージから、ramjazz.war ファイルを tomcat_for_rtc_install_directory/webapps/ ディレクトリーにコピーします。
  18. Rational Team Concert 用の Tomcat サーバーでセキュア・ポートを構成します。
    1. SSL 接続を行うために Rational Team Concert 用の Tomcat サーバーを識別するセキュリティー証明書を作成します。Java JDK keytool コマンドを使用して、自己署名証明書を作成することができます。または、信頼された認証局によって署名された証明書を要求することもできます。
      keytool コマンドを使用した自己署名証明書の作成について詳しくは、Oracle Java の資料を参照してください。 以下の keytool サンプル・コマンドを使用して自己署名証明書を作成することができます。
      keytool -genkey -alias tomcat -keystore tomcat_for_rtc_install_directory/.keystore

      このコマンドを実行すると、鍵ストア・ファイル用のパスワードを入力するようプロンプトが出されます。 デフォルトのパスワードは changeit ですが、別のパスワードを指定する必要があります。 このパスワードは後で server.xml ファイルに入力するため、覚えておいてください。

      IBM JRE を使用している場合、多くの JRE バージョンで、IBM_Java_JRE_install_location/jre/bin/ ディレクトリーに IBM ikeyman ツールが含まれています。 このツールを使用して、サーバー上でセキュリティー証明書を作成および管理することができます。 iKeyman ツールの使用について詳しくは、iKeyman のユーザーズ・ガイドを参照してください。

      また、rtc_install_dir/jazz/server/ フォルダーにはシンプルな証明書が含まれています。証明書ファイルは、ibm-team-ssl.keystore です。

    2. tomcat_for_rtc_install_directory¥conf¥server.xml ファイルで、scheme="https" 属性を持つ <Connector> タグを見つけます。 デフォルトのファイルには、ポート 8443 用のコメント化された <Connector> タグのサンプルが含まれています。
    3. 以下のテキストをコピーして貼り付けます。
      <Connector port="8443"
           maxHttpHeaderSize="8192" 
           maxThreads="150"
           minSpareThreads="25" 
           maxSpareThreads="75"
           enableLookups="false"
           disableUploadTimeout="true"
           connectionTimeout="20000"
           acceptCount="100"
           scheme="https"
           secure="true" 
           clientAuth="false"
           keystoreFile="keystore_file"
           keystorePass="keystore_password"
           sslProtocol="keystore_protocol"
           algorithm="keystore_algorithm"
           URIEncoding="UTF-8"
      />
      ここで、
      • keystore_file は、鍵ストア・ファイルのファイル名です。 これは絶対パスにすることも、ご使用の Tomcat サーバーのルート・ディレクトリー (tomcat_for_rtc_install_directory) からの相対パスにすることもできます。 上記の単純なコマンドを使用した場合、これは .keystore になります。付属の証明書を使用する場合、これは rtc_install_dir/jazz/server/ibm-team-ssl.keystore になります。
      • keystore_password は、鍵ストア・ファイルのパスワードです。付属の鍵ストア・ファイルを使用する場合、これは ibm-team になります。
      • keystore_protocol は、鍵ストア用のプロトコルです。ほとんどの場合、これは TLS または SSL_TLS です。付属の鍵ストア・ファイルを使用する場合、これは SSL_TLS になります。
      • keystore_algorithm は、鍵ストア用の X509 アルゴリズムです。ほとんどの場合、これは、証明書のソースに応じて SunX509 または IbmX509 になります。付属の鍵ストア・ファイルを使用する場合、これは IbmX509 になります。
    4. 非 SSL コネクター用に 8443 以外のポートを使用するように port の値を変更できます (デフォルトでは、ポート 8080)。 ポート値を変更する場合、SSL コネクターのポート番号と一致するように redirectPort 属性の値を変更してください。

    Tomcat 用の SSL の構成について詳しくは、「Apache Tomcat 5.5 SSL Configuration HOW-TO」および「Apache Tomcat Configuration Reference」を参照してください。

  19. Oracle の場合: Microsoft SQL Server の場合: データベース・プロバイダーから該当する .jar ファイルをコピーします。
    • Oracle の場合: ojdbc14.jar ファイルを rtc_install_dir/jazz/server/oracle フォルダーにコピーします (oracle フォルダーの作成が必要になる場合があります)。

      このファイルは Oracle からダウンロードできます。Oracle 11 を使用する場合は、Oracle 10g のパッケージをダウンロードして、ojdbc14.jar ファイルを見つけます。

    • Microsoft SQL Server の場合: 以下のファイルを rtc_install_dir/jazz/server/sqlserver フォルダーにコピーします (sqlserver フォルダーの作成が必要になる場合があります)。
      • sqljdbc.jar (このファイルは Microsoft からダウンロードできます。)
  20. Tomcat スタートアップ・プロパティーの設定を構成します。
    1. Tomcat スタートアップ・ファイルを見つけて、テキスト・エディターで開きます。Windows では、このファイルは tomcat_for_rtc_install_directory¥bin¥startup.bat です。 Linux、AIX、または Linux for zSeries では、このファイルは tomcat_for_rtc_install_directory/bin/startup.sh です。
    2. スタートアップ・ファイルに、次のテキストを入力します。
      • Windows の場合: rtc_install_dir のスペース文字をそれぞれ %20 に置き換えてください。
        set ORACLE_JDBC=oracle_jar_dir
        set SQLSERVER_JDBC=sqlServer_jar_dir
        set JAZZ_INSTALL_DIR=rtc_install_dir
        set JAVA_OPTS=-Djava.awt.headless=true -Djava.library.path="tomcat_for_rtc_install_directory¥shared¥lib" -DSQLSERVER_JDBC="%SQLSERVER_JDBC%" -DORACLE_JDBC="%ORACLE_JDBC%" -DDB2I_JDBC="%DB2I_JDBC%" -DDB2Z_JDBC="%DB2Z_JDBC%" -Dorg.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin=true -DJAZZ_HOME=file:///%JAZZ_INSTALL_DIR%¥jazz¥server¥conf -Dcom.ibm.team.repository.tempDir=%TEMP% -Xmx700M
      • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合:
        ORACLE_JDBC=oracle_jar_dir
        SQLSERVER_JDBC=sqlServer_jar_dir
        JAZZ_INSTALL_DIR=rtc_install_dir
        export JAVA_OPTS="-Djava.awt.headless=true -Djava.library.path=tomcat_for_rtc_install_directory/shared/lib -DSQLSERVER_JDBC=$SQLSERVER_JDBC -DORACLE_JDBC=$ORACLE_JDBC -DDB2I_JDBC=$DB2I_JDBC -DDB2Z_JDBC=$DB2Z_JDBC -Dorg.eclipse.emf.ecore.plugin.EcorePlugin.doNotLoadResourcesPlugin=true -DJAZZ_HOME=file://"$JAZZ_INSTALL_DIR"/jazz/server/conf -Dcom.ibm.team.repository.tempDir=$TEMP_DIR -Xmx700M"
      ここで、
      • rtc_install_dir は、RTC-server.zip ファイルの解凍後のディレクトリーです。 Windows では、rtc_install_dir のスペース文字をそれぞれ %20 に置き換えてください。
      • Oracle の場合: oracle_jar_dir は、ojdbc14.jar ファイルのディレクトリーです (rtc_install_dir/jazz/server/oracle)
      • Microsoft SQL Server の場合: sqlServer_jar_dir は、sqljdbc.jar ファイルのディレクトリーです (rtc_install_dir/jazz/server/sqlserver)
      • tomcat_for_rtc_install_directory は、Tomcat サーバーのインストール・ディレクトリーです
      • Windows の場合: Linux の場合:AIX の場合: Rational Asset ManagerRational Team Concert を 同じアプリケーション・サーバー上にインストールする場合は、 この JAVA_OPTS システム変数を使用して、Rational Asset Manager 用に Tomcat サーバーの開始スクリプトを構成したときに作成した内容を置き換えてください。 この宣言には、従来どおり -Djava.library.path オプションが含まれています。
  21. 該当する Jazz™ サーバー・プロパティー・ファイルを見つけて、名前変更します。
    1. rtc_install_dir/jazz/server/conf/ramjazz/ ディレクトリーで、teamserver.properties ファイルを見つけて、teamserver.derby.properties に名前変更します。
    2. ご使用のデータベース・サーバーに応じて、該当するファイルを見つけます。
      • DB2 の場合:Windows の場合: Windows 上の DB2 の場合: teamserver.db2.win32.properties
      • DB2 の場合:Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合:Linux、AIX、または Linux for zSeries 上の DB2 の場合: teamserver.db2.linux.properties
      • Oracle の場合:teamserver.oracle.properties
      • SQL Server の場合: teamserver.sqlserver.properties
    3. ファイルの名前を teamserver.properties に変更します。
  22. テキスト・エディターで、teamserver.properties ファイルを開き、ご使用のデータベース・プロバイダーに応じて、以下のように変更します。
    • DB2 の場合:
      1. 以下の行を見つけます。
        com.ibm.team.repository.db.vendor = DB2
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:50000/JAZZ:user=db2admin;password={password};
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=db2admin
      2. DB2 サーバー・ロケーションの com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値、およびライフサイクル用のデータベースの名前を編集します。
        1. localhost:50000 を、DB2 データベースのロケーションとポートに置き換えます。
          ヒント: DB2 コマンド・ウィンドウで、 db2 get dbm cfg と入力してから、DB2 のポート名またはポート番号を示す SVCENAME を含む行を見つけます。このコマンドにより番号が表示されたら、それをポート番号として使用します (前述の例では 50000 の代わりに使用します)。コマンドにより非数値の名前が戻される場合は、その名前に割り当てられているポート番号を判別し、そのポート番号を使用します。Linux では、/etc/services ファイルにポート名とポート番号の間のマッピングが含まれています。Windows では、C:¥windows¥system32¥drivers¥etc¥services ファイルにマッピングが含まれています。詳しくは、データベース管理者に問い合わせるか、データベースの資料を参照してください。
        2. JAZZ を、ライフサイクル用のデータベースの名前に置き換えます。
        3. db2admin を、DB2 データベースのユーザー名に置き換えます。
          注: DB2 ユーザーは、テーブルおよびテーブル・スペースを作成する権限、 およびデータベース構成を変更する権限を持っている必要があります。DB2 ユーザーは、オペレーティング・システムによって作成されます。
      3. com.ibm.team.repository.db.jdbc.password プロパティーで、ユーザー・パスワードを指定します。
        注: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティー内の password={password} テキストを変更しないでください。
      4. teamserver.properties ファイルで、 以下のプロパティーを追加します。
        ここで、
        • unsecure_port は、ご使用の Tomcat サーバーの非セキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8080)
        • secure_port は、ご使用の Tomcat サーバーのセキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8443)
        • team_temp_dir は、一時ファイルを保管するためのディレクトリーのへの絶対パスです
        com.ibm.team.scm.tmpdir=team_temp_dir
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=unsecure_port
        com.ibm.team.repository.user.registry.type=UNSUPPORTED
        com.ibm.team.repository.ws.allow.admin.access=false
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=secure_port
    • Oracle の場合:
      1. 以下の行を見つけます。
        com.ibm.team.repository.db.vendor = ORACLE
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=thin:jazzDBuser/{password}@localhost:1521/ORCL
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=jazzDBpswd
      2. Oracle サーバー・ロケーションの com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値、およびライフサイクル用のデータベースの名前を編集します。
        1. jazzDBUser を、Oracle データベースのユーザー名に置き換えます (例えば、RAMSCHEMA)。
        2. @localhost:1521 を、Oracle データベースのロケーションとポートに置き換えます。ロケーションが localhost でない場合、そのロケーションの前に 2 つのスラッシュ (//) を入力する必要があります。例えば、@//oracleserver.example.com:1521 のようになります。
        3. ORCL を、ライフサイクル・データベースの名前に置き換えます。例えば、rtcdb のようになります。
      3. com.ibm.team.repository.db.jdbc.password プロパティーで、 JazzDBpswd を、上記で指定した Oracle ユーザー用のパスワードに置き換えます。
        注: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティー内の {password} テキストを変更しないでください。
      4. teamserver.properties ファイルで、 以下のプロパティーを追加します。
        ここで、
        • unsecure_port は、ご使用の Tomcat サーバーの非セキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8080)
        • secure_port は、ご使用の Tomcat サーバーのセキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8443)
        • team_temp_dir は、一時ファイルを保管するためのディレクトリーのへの絶対パスです
        com.ibm.team.scm.tmpdir=team_temp_dir
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=unsecure_port
        com.ibm.team.repository.user.registry.type=UNSUPPORTED
        com.ibm.team.repository.ws.allow.admin.access=false
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=secure_port
      5. Oracle 11 を使用する場合: teamserver.properties ファイルで、以下のプロパティーを追加します。
        com.ibm.team.repository.db.override.versioncheck=true
    • Microsoft SQL Server の場合:
      1. 以下の行を見つけます。
        com.ibm.team.repository.db.vendor = SQLSERVER
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.location=//localhost:1433;databaseName=jazz;user=jazzDBuser;password={password}
        com.ibm.team.repository.db.jdbc.password=jazzDBpswd
      2. SQL Server ロケーションの com.ibm.team.repository.db.jdbc.location の値、およびライフサイクル用のデータベースの名前を編集します。
        1. @localhost:1433 を、SQL Server データベースのロケーションとポートに置き換えます。
        2. jazz を、ライフサイクル・データベースの名前に置き換えます。例えば、RTCDB のようになります。
        3. jazzDBUser を、SQL Server データベースのユーザー名に置き換えます。
      3. com.ibm.team.repository.db.jdbc.password プロパティーで、 JazzDBpswd を、上記で指定した SQL Server ユーザー用のパスワードに置き換えます。
        注: com.ibm.team.repository.db.jdbc.location プロパティー内の {password} テキストを変更しないでください。
      4. teamserver.properties ファイルで、 以下のプロパティーを追加します。
        ここで、
        • unsecure_port は、ご使用の Tomcat サーバーの非セキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8080)
        • secure_port は、ご使用の Tomcat サーバーのセキュア・ポート番号です (デフォルトでは 8443)
        • team_temp_dir は、一時ファイルを保管するためのディレクトリーのへの絶対パスです
        com.ibm.team.scm.tmpdir=team_temp_dir
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.http=unsecure_port
        com.ibm.team.repository.user.registry.type=UNSUPPORTED
        com.ibm.team.repository.ws.allow.admin.access=false
        com.ibm.team.repository.server.repourl.port.https=secure_port
  23. Rational Team Concert 用のテーブルを作成します。
    1. コマンド行ウィンドウを開き、rtc_install_dir/jazz/server/ ディレクトリーに移動します。
    2. 以下のコマンドを入力します。
      • Windows の場合:
        repotools.bat -createTables teamserver.properties=conf¥jazz¥teamserver.properties
      • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合:
        ./repotools.sh -createTables teamserver.properties=conf/jazz/teamserver.properties
  24. 組み込み Rational Team Concert のユーザー権限を構成します。
    • ファイル・ベース・セキュリティーの場合:
      1. テキスト・エディターで、tomcat_for_rtc_install_directory¥conf¥tomcat-users.xml ファイルを開きます。
      2. <tomcat-users> タグの間に、以下のテキストを貼り付けます。
        <role rolename="JazzUsers"/>
        <role rolename="JazzAdmins"/>
        <role rolename="JazzDWAdmins"/>
        <role rolename="JazzGuests"/>
      3. admin という名前のユーザーを追加し、そのユーザーに管理者、マネージャー、および JazzAdmins のロールを割り当てます。このユーザーを追加するには、<tomcat-users> タグの間に次のテキストをコピーして貼り付けます。
        <user username="admin" password="" roles="admin,manager,JazzAdmins" />

        同じ Tomcat サーバー上にアプリケーションをインストールしている場合は、既存の管理ユーザーに JazzAdmins ロールを追加します。

    • LDAP 認証の場合: Tomcat サーバーを LDAP 認証用に構成してから、前記の 4 つのロールと同じ名前を持つ 4 つの LDAP グループを構成します。 または、Tech Tip TN0030: Tomcat でのユーザー管理 (User Management in Tomcat) で説明されているように、既存の LDAP グループを Jazz サーバー・ロールに関連付けできます。 LDAP を使用するように Tomcat 上の Rational Team Concert を構成する というトピックのセクションにあるステップ 2 から 3 に従います。
  25. Rational Team Concertの Tomcat サーバーを始動します。
    Tomcat を始動するには、次のファイルを実行します。
    • Windows の場合: tomcat_for_rtc_install_directory¥bin¥startup.bat
    • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合:tomcat_for_rtc_install_directory/bin/startup.sh
  26. Web ブラウザーで、Rational Team Concert の管理 Web インターフェース (https://machine_name:secure_port/jazz/admin/) を立ち上げます。 https であることに注意してください。つまり、接続は保護されている必要があります。
  27. Rational Team Concert 管理者用のユーザー ID およびパスワードを使用してログインします。 それまでに Rational Team Concert にログインしているユーザーがいない場合は、アプリケーション・サーバーの管理者用ユーザー ID とパスワードを使用します。
  28. Rational Team Concert の新規インストールを使用している場合: Rational Team Concert 用に管理ユーザーを構成します。
    1. 「サーバー状況情報の取り出し」に関するエラーが表示された場合は、データベース・サーバーとアプリケーション・サーバーの両方をシャットダウンして再始動し、再度ログインします。
    2. Rational Team Concert 管理 Web インターフェースで、「ユーザー管理」をクリックします。 外部レジストリーが構成されていないことに関するエラーはすべて無視します。
    3. ユーザーの作成」をクリックします。
    4. 以下の詳細を入力します。
      1. ユーザー名: アプリケーション・サーバー管理者のユーザー ID
      2. ユーザー ID: アプリケーション・サーバー管理者のユーザー ID
      3. E メール・アドレス: アプリケーション・サーバー管理者の有効な E メール・アドレス
    5. 「クライアント・アクセス・ライセンス」セクションで、「Rational Team Concert - 開発者 (Rational Team Concert - Developer)」を選択してそのユーザーに開発者ライセンスを割り当てます。
    6. 「保管」をクリックします。
    7. ログアウトしてから、アプリケーション・サーバーの管理者として、管理 Web インターフェースに再度ログインします。
  29. ライフサイクル・プロセス・テンプレートを Rational Team Concert にインポートします。
    1. Rational Team Concert 管理 Web インターフェースで、「プロセス・テンプレート管理」をクリックします。プロセス・テンプレート管理」リンクが表示されない場合は、ログアウトし、管理 Web インターフェースにログインし直します。
    2. テンプレートのインポート」をクリックし、archive_extract_location/DatabaseScripts/ フォルダー内の com.ibm.ram.lifecycle.zip ファイルを参照します。 「OK」をクリックします。 「RAM ライフサイクル (RAM Lifecycle)」テンプレートが表示されます。
  30. Rational Team Concert にプロジェクト・エリアを作成します。
    1. Rational Team Concert 管理 Web インターフェースで、「プロジェクト・エリアの管理」をクリックします。プロジェクト・エリアの管理」リンクが表示されない場合は、ログアウトし、管理 Web インターフェースにログインし直します。
    2. プロジェクト・エリアの作成」をクリックします。
    3. プロジェクト・エリアについての以下の詳細を入力します。
      • プロジェクト名: RAM ライフサイクル (RAM Lifecycle)
      • 要約: Rational Asset Manager ライフサイクル・コントロール・プロジェクト・エリア
      • 説明: この領域は、Rational Asset Manager のライフサイクルを管理するために使用されます。
    4. 「保管」をクリックします。
  31. プロジェクト・エリアに、適切なメンバーシップおよびプロセス・ロールを割り当てます。
    1. 「プロジェクト・エリアの管理」ページで、「RAM ライフサイクル (RAM Lifecycle)」プロジェクト・エリアをクリックします。
    2. 「管理者」セクションで、「追加」をクリックします。 作成した管理者ユーザーを検索して選択します。既存の Rational Team Concert アプリケーションを使用している場合は、このプロジェクト・エリアの管理者として異なるユーザーを選択することもできます。
    3. 「メンバー」セクションで「追加」をクリックし、プロジェクト・エリアの管理者として選択した同じユーザーを検索して選択します。
    4. 管理者を追加したら、管理者の名前の隣にある「プロセスの役割」アイコンをクリックします。
    5. 「プロセスの役割の編集」ウィンドウの「使用可能な役割」リストで、「管理」を選択し、「追加」をクリックします。
    6. 「完了」をクリックします。
    7. 「保管」をクリックします。
  32. V7.1.1.1 以前からアップグレードしている場合: ステップ 34 に進みます。
  33. V7.2 以降からアップグレードしている場合、組み込み Rational Team Concert をアップグレードします。
    1. インストール・メディアから、RTC-Server.zip ファイルをハード・ディスク上の新しい場所に解凍します。 この手順では、この場所は new_rtc_install_dir と呼ばれています。
    2. 古い rtc_install_dir/jazz/server/conf/jazz/ フォルダーから、teamserver.properties のファイルを新しい new_rtc_install_dir/jazz/server/conf/jazz/ フォルダーにコピーします。

      Tomcat スタートアップ・ファイル内で既存の rtc_install_dir の場所を検索できます。 スタートアップ・ファイル内で、JAZZ_INSTALL_DIR= を含む行を検索します。JAZZ_INSTALL_DIR 変数の値は、現在の Rational Team Concert ファイルの場所です。

    3. Tomcat スタートアップ・ファイルを見つけて、テキスト・エディターで開きます。Windows では、このファイルは tomcat_for_rtc_install_directory¥bin¥startup.bat です。 Linux、AIX、または Linux for zSeries では、このファイルは tomcat_for_rtc_install_directory/bin/startup.sh です。
    4. Tomcat スタートアップ・ファイル内で、JAZZ_INSTALL_DIR= を含む行を検索します。 以下に従って値を編集します。ここで、new_rtc_install_dir は、ステップ 33.a で解凍されたディレクトリーです。
      • Windows の場合: (new_rtc_install_dir 内のスペース文字は %20 に置換します):
        set JAZZ_INSTALL_DIR=new_rtc_install_dir
      • Linux の場合:AIX の場合:Linux for zSeries の場合::
        JAZZ_INSTALL_DIR=new_rtc_install_dir
    5. Tomcat サーバーを始動します。
    6. Web ブラウザーで、https://host:secure_port/jazz/admin?internal の URL を入力します。 ここで、host は IP アドレスまたはサーバー名、secure_port は Tomcat サーバーのセキュア・ポートです。
    7. アプリケーション・サーバー管理者としてログオンします。
    8. サイドバーの「内部ツール (Internal Tools)」にある「サーバーのリセット (Server reset)」をクリックします。
    9. サーバーのリセットの要求 (Request server reset)」をクリックします。
    10. Tomcat サーバーを停止して再始動します。 組み込み Rational Team Concert アプリケーションが更新されます。
  34. Rational Asset Manager の Tomcat サーバーを停止します。
  35. Tomcat にインストールされている古い Rational Asset Manager の .war Web アプリケーション・ファイルを除去します。
    1. tomcat_install_directory/webapps/ ディレクトリーにナビゲートします。
    2. すべての Rational Asset Manager Web アプリケーションのフォルダー名およびファイル名を書き留めます。 以前のバージョンの Rational Asset Manager では、これらのフォルダーに以下の名前が推奨されていました (つまり、アプリケーションのコンテキスト・パス)。
      • /com.ibm.ram.repository.web.tomcat_runtime
      • /com.ibm.ram.repository.web.ws.tomcat_runtime
      • /help/
      • /abdprocess/
    3. 以下のアプリケーション・ファイルを削除します。
      • com.ibm.ram.repository.web.tomcat_runtime.war
      • com.ibm.ram.repository.web.ws.tomcat_runtime.war
      • ramhelp.war
      • rmcabdgovernprocess.war
      ご使用のサーバーにアプリケーションをインストールした方法によっては、ファイル名がリスト内の名前とは異なる場合があります。
    4. これらのアプリケーションで関連付けられているフォルダーを削除します。
  36. archive_extract_location/apps/tomcat/ ディレクトリーから、次のファイルを tomcat_install_directory/webapps/ ディレクトリーにコピーします。
    • com.ibm.ram.repository.web.tomcat_runtime.war
    • com.ibm.ram.repository.web.ws.tomcat_runtime.war
    • ramhelp.war
    • rmcabdgovernprocess.war
  37. アプリケーションのコンテキスト・パスを変更するには、WAR アプリケーション・ファイルの名前を変更します。 以前使用していた同じコンテキスト・パスを使用します。新しいインストール済み環境のファイル名およびコンテキスト・パスは、以下のとおりです。
    表 1. Rational Asset Manager Web アプリケーション・ファイルのコンテキスト・パス
    元のファイル名 新規ファイル名 変更後のコンテキスト・パス ファイルの内容
    com.ibm.ram.repository.web.tomcat_runtime.war ram.war ram Tomcat 用 Rational Asset Manager 基本 Web アプリケーション
    com.ibm.ram.repository.web.ws.tomcat_runtime.war ram.ws.war ram.ws Tomcat 用 Rational Asset Manager Web サービス・アプリケーション
    ramhelp.war ram.help.war ram.help Rational Asset Manager ヘルプおよびユーザー支援アプリケーション
    rmcabdgovernprocess.war ram.process.war ram.process アセット・ベースの開発および統轄管理プロセス用文書アプリケーション
  38. Tomcat サーバーのキャッシュをクリアします。tomcat_install_directory/work/ ディレクトリーを削除します。
  39. Rational Asset Manager の Tomcat サーバーを再始動します。
  40. Rational Asset Manager リポジトリーを最新バージョンにマイグレーションします。
    1. Web ブラウザーで、Rational Asset Manager Web クライアントを開きます。 更新後、初めて Web クライアントを開くときに、リポジトリーをマイグレーションする必要があることを示すメッセージが表示されます。
    2. 必要に応じて、リポジトリー管理者権限のあるユーザー ID を使用してログインします。
      注: SQL Server を使用している場合に、既存の Rational Asset Manager データベースに _BIN2 で終わるシーケンスに設定された照合 (例えば、Latin1_General_BIN2) がない場合は、メッセージを含む「手動による構成が必要」ページが表示されます。データベースを再作成し、Rational Asset Manager と問題なく動作するように、照合オプションで大/小文字の区別をするよう設定するか、予期しない大/小文字の区別による競合が発生する可能性があることを受諾します。
    3. マイグレーション」をクリックします。 大規模リポジトリーでは、マイグレーションに数分かかる場合があります。マイグレーションが完了するまでの間、リポジトリーに関する情報の一部が使用できなくなる場合があります。
    4. マイグレーション・プロセスが完了したら、「ホーム」をクリックします。
  41. リポジトリーのマイグレーションが完了したら、アプリケーション・サーバーを停止して再始動してください。
  42. V7.1.1.1 以前からアップグレードしている場合: Rational Asset Manager から Rational Team Concert に接続するように設定を構成します。
    1. Rational Asset Manager Web クライアントで「管理」をクリックします。
    2. 構成」をクリックします。
    3. 「Rational Team Concert 内部パス」セクションに以下の情報を入力します。
      1. パス: 構成済みの Rational Team Concert サーバーへのセキュアな URL。例えば、https://localhost:9443/ramjazz と入力します。 https 接続およびセキュア・ポート番号に注意してください。
      2. ユーザー: 「RAM ライフサイクル」プロジェクト・エリアの管理者である、Rational Team Concert のユーザーのユーザー名。
      3. パスワード: 「RAM ライフサイクル」プロジェクト・エリアの管理者であるユーザーのパスワード。
      4. タイムアウト: Rational Asset ManagerRational Team Concert に接続できる時間 (秒単位)。 デフォルト値は 120 です。
  43. アップグレードするには、新しいライセンス・キーを要求する必要があります。 新しいサーバー・ライセンスおよび新しいユーザー許可ライセンスを取得する必要があります。 Rational License Key Center (http://www-01.ibm.com/software/rational/support/licensing/) にアクセスします。 Rational License Server に関するエラーが表示された場合は、ライセンス構成を次のように調整してください。
    1. 管理」をクリックします。
    2. 「管理」ページで、「構成」をクリックします。
    3. 「ご使用条件とバージョン」セクションで、このリポジトリーで使用するサーバー・ライセンスのタイプを選択するには、「Standard Edition」または「Enterprise Edition」を選択します。
    4. ページ下部で、「保存」をクリックします。
    5. License Server のエラーが再度表示される場合があります。「ライセンス・サーバーへの接続を再試行 (Retry connection to license server)」をクリックします。
  44. Rational Asset Manager Eclipse アプリケーションを、インストールに使用した方法と同じ方法で更新します。 Eclipse クライアントのインストールについて詳しくは、Rational Asset Manager Eclipse クライアントのインストールを参照してください。
    注: 最新バージョンの Rational Asset Manager Eclipse クライアントをインストールする前に、Rational Asset Manager Eclipse クライアント・プラグインをアンインストールしてください。

    Installation Manager を使用して、Rational Asset Manager V7.0.0.2 Eclipse クライアントを既存の Eclipse V3.3 アプリケーションにインストールした場合は、Installation Manager を使用してそのクライアントをアンインストールしてください。 Eclipse 構成マネージャーを使用して、Eclipse クライアントから Rational Asset Manager をアンインストールすることはできません。

    Eclipse 更新マネージャーを使用して Rational Asset Manager Eclipse クライアント・プラグインをインストールした場合は、最新バージョンの Rational Asset Manager をインストールする前に、Eclipse 構成マネージャーを使用して、名前に Rational Asset Manager が付いているすべてのフィーチャーを削除してください。 Eclipse 構成マネージャーを使用するには、Eclipse で、「ヘルプ」 > 「ソフトウェア更新」 > 「構成の管理」とクリックします。


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