この演習では、アセット・タイプを評価します。アセット・タイプは、単純または複雑なアセットの構造を示します。概要で述べたように、「議事録 (Meeting Minutes)」タイプのアセットの場合、
「実装環境 (Implementation)」タイプのアセットほど厳密な要件は定義されません。要件は、その解決を目的としてアセットが作成された業務上の問題によって決まり、
どのオペレーティング・システムを対象として作成されるかによって異なります。リポジトリー内の各種のアセット・タイプには、さまざまな情報が関連付けられます。
サンプル SOA モデルでアセット・タイプを変更する前に、
このサンプルにインポートされたアセット・タイプのリストを参照して、
アプリケーションと共に提供される各種のアセット・タイプを評価します。また、アセット・タイプはアルファベット順にリストされることに留意してください。Rational®
Asset Manager のアセット・ベースの開発戦略では、
類似するアセット・タイプが可能な限り近くにリストされるように、
慎重にアセット・タイプの名前を付けることを管理者に推奨しています。1 つのリポジトリーに数百のアセット・タイプを含めることができますが、アセット・タイプを部門別またはプロジェクト別に的確にグループ化しておくと、ユーザーが最適なアセットを素早く見つけられるようになります。
リポジトリー内のアセット・タイプの数が多くなってユーザーや管理者が管理しきれなくなる懸念がある場合には、限定された数のアセット・タイプを作成し、ライフサイクルとコミュニティーを使用してアセットに制限を加えることもできます。
詳しくは、ライフサイクルのポリシーを参照してください。
サンプル SOA モデルにリストされるアセット・タイプは、
リポジトリーの新規アセット・タイプを作成するためのガイドとして使用できます。この演習では、リポジトリー構成コミュニティーにサブミットされ、
リポジトリー内のすべてのサインイン・ユーザーによって参照される、
ポリシー・アセットおよびプロセス・アセットのアセット・タイプを
リストし、変更します。
サンプル SOA モデルのリポジトリー内の「アーキテクチャー」および「変更事例 (Case for Change)」アセット・タイプを開いて複製するには、以下のようにします。
- 「リポジトリー管理」サイドバーで、「アセット・タイプ」をクリックします。 リポジトリー内のアセット・タイプのテンプレートとして使用できる、一般的なサンプル・アセット・タイプがいくつかあります。
- 「テスト計画 (Test Plan)」アセット・タイプを、隣にある「複製」リンクをクリックして複製します。
- アセット・タイプの名前を次のように入力します: My Test Plan。 このアセット・タイプの説明で、このタイプのアセットがシステムのテスト計画の概要を表していることを示します。
- 「制約」タブをクリックします。
- 成果物の制約は追加しないでください。 成果物の制約を使用すると、特定のファイル拡張子またはファイル名が付いた成果物を添付することをユーザーに要求できます。
例えば、アセットに文書を添付することをユーザーに求める場合、.txt という拡張子が付いた成果物を 1 つだけ添付する必要があることを示す制約を作成することができます。
- テスト計画の対象となるアセットを指定することをユーザーに求める制約を構成します。
- 「関係の制約」セクションで、「新規関係の制約」をクリックします。
- 「新規関係の制約」ウィンドウで、以下の値を入力または選択します。
- 固定値
- 1
- 「- - 任意 - -」アセット・タイプを選択します。
- 「関係」リストで「テスト対象 (Test for)」を選択します。
- テストを支援する連絡先としてリポジトリー・ユーザーを識別することをユーザーに求める制約を追加します。
- 「制約」タブの「属性の制約」セクションで、「属性の追加」をクリックします。
- 「サポート窓口 (Support Contact)」を選択して「追加」をクリックします。
- 対象となる行の右側にある「必須」チェック・ボックスを選択します。
これで、ユーザーがアセットをサブミットして「My Test Plan」アセット・タイプを選択すると、アセットをサブミットする前に、サポートの連絡先となるユーザーを選択するように求められます。
- 「OK」をクリックして、このアセット・タイプを作成します。
これで、リポジトリーのサンプル・アセット・タイプを使用して、アセット・タイプが作成されました。