callLink 要素の location

リンケージ・オプション・パーツの callLink 要素の location プロパティーは、 実行時における呼び出し先プログラムのロケーション判別方法を指定します。 location プロパティーは、呼び出し側プログラムの 生成に影響します。 location プロパティーは、以下のような状況で適用できます。

次のリストから値を選択してください。

PROGRAMCONTROLLED
呼び出しの実行時に、呼び出し先プログラムのロケーションを sysVar.remoteSystemID システム関数から取得することを指定します。
system name
呼び出し先プログラムが存在するロケーションを指定します。
CICS® COBOL プログラムを生成する場合は、 システム名に対し、次の規則が適用されます。
  • 次の両方の特性を持つ接続定義の名前を指定できます。
    • 呼び出し側プログラムが稼働する CICS 領域にインストール済みである。
    • 呼び出し先プログラムが稼働する CICS 領域との接続を定義している。
  • PROGRAMCONTROLLED 値または接続定義を指定しない場合は、呼び出し先プログラムのロケーションは、CICS Processing Program Table (PPT) または RDO PROGRAM エントリー内の呼び出し先プログラム用のエントリーから決定されます。

Java プログラムまたはラッパーを生成する場合、location プロパティーの意味は、remoteComType プロパティーによって以下のように異なります。

  • remoteComType プロパティーの値が JAVA400 の場合、 location は iSeries® システム ID を参照します。
  • remoteComType プロパティーの値が CICSECI、CICSEXCI、または CICSSSL の場合、location は CICS システム ID を参照します。
  • remoteComType プロパティーの値が CICSJ2C の場合、 location は、呼び出しによって開始される CICS トランザクション用に設定する ConnectionFactory オブジェクトの JNDI 名を示します。J2EE サーバーをセットアップするときは、ConnectionFactory オブジェクトを設定します。 これに関する説明は、CICSJ2C 呼び出し用 J2EE サーバーのセットアップに記載されています。 規則により、ConnectionFactory オブジェクト名は、次の例のように eis/ で開始します。
      eis/CICS1
  • remoteComType プロパティーの値が IMSJ2C の場合、 location は、呼び出しによって起動される IMS™ トランザクション用に設定する ConnectionFactory オブジェクトの JNDI 名を参照します。 後述の関連トピックのリストにあるトピック 『IMSJ2C 呼び出し用 J2EE サーバーのセットアップ』で説明されているように、J2EE サーバーをセットアップする際は、ConnectionFactory オブジェクトを設定します。 規則により、ConnectionFactory オブジェクト名は、次の例のように eis/ で開始します。
    eis/IMS1
  • remoteComType プロパティーの値が IMSTCP の場合、 location は以下の値になります。
    host:portNumber/dataStoreName
    host
    IMS 上で呼び出し先プログラムが実行されるシステムを参照する TCP/IP ホスト名またはアドレス
    portNumber
    ターゲット IMS Connect インストールによる TCP/IP 接続用に使用されるポート番号
    dataStoreName
    ターゲット IMS のデータ・ストア名。これは、IMS Connect 構成メンバーで指定されるデータ・ストア要素の ID パラメーターに一致している必要があります
  • remoteComType プロパティーの値が TCPIP の場合、 location は TCP/IP ホスト名またはアドレスを参照します。
  • remoteComType プロパティーの値が DEBUG の場合、 location は、 Eclipse ワークベンチが実行されているシステムのホスト名を参照します。
  • remoteComType プロパティーの値が DISTINCT の場合、 location は、DLL またはプログラムを含むライブラリーの名前が含まれている iSeries 環境でのみ使用されます。 library プロパティーには、 DLL またはプログラムの名前が含まれています。
  • 次の条件がすべて適用されると、location は、次のように呼び出し先プログラムのライブラリーを参照します。
    • 呼び出し側プログラムが EGL で生成された Java プログラムであり、 iSeries 上で実行される。
    • remoteComType プロパティーの値が DIRECT または DISTINCT である。
    • remotePgmType の値が EXTERNALLYDEFINED である。

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