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概要

以下のイメージは、作成するアプリケーションのメインページを表しています。
完成したページには 2 つのウィジェットが含まれており、一方にはすべてのレコードがリストされ、もう一方には選択したレコードのすべてのフィールドが表示されます。

Web ページには、データベース表のすべての行が表示され、ユーザーは各行を更新できます。また、ユーザーは行の追加と削除も実行できます。

EGL Rich UI を使用して Web ページを作成するためのテクノロジーには、以下のいくつかのステップがあります。
  1. コードを記述します。
  2. コードを生成し、そのコードをワークベンチの別のプロジェクトにデプロイします。この時点で、後述されているように、ブラウザー向けのコードは HTML および JavaScript 形式ですが、その他のコードは Java™ 形式です。
  3. すべてのコードを、Apache Tomcat などのサーバーにデプロイします。
  4. サーバーは、HTML と JavaScript コードをユーザーのブラウザーに伝送します。
  5. アプリケーションは、データをユーザーに提供する処理と、サーバーでリモート実行されているサービスへのアクセス処理の両方を実行します。

EGL Rich UI の主な利点は、サービスがデータベースへのアクセスなどのバックグラウンド処理を実行しているときでも、ユーザーが、ローカルで実行されている即応性のある Web アプリケーションと相互作用できることです。

このチュートリアルでは、Rich UI アプリケーションは、ユーザーが Rich UI アプリケーションに合わせて作成およびデプロイするサービスにアクセスします。このような種類のサービスを EGL 専用サービス と呼びます。一般的に、専用サービスを使用して、その他の EGL 生成の Java サービスが実行できるタスク (データベースまたはファイル・システムへのアクセスなど) を実行できます。ただし、専用サービスを EGL 生成の Web サービスとして再デプロイしていない場合は、その他のコードではこの専用サービスを使用できません。

専用サービスの利点は、Rich UI アプリケーションとの共有デプロイメントによってもたらされます。 Rich UI アプリケーションが Web サービスにアクセスする場合は、通常、アプリケーションをデプロイする際にサービスのロケーションを指定する必要があります。 しかし、Rich UI アプリケーションが専用サービスにアクセスする場合は、アプリケーションをデプロイする際にロケーションの詳細は必要ありません。 そればかりか、Rich UI アプリケーションをどこにデプロイしても、サービスを使用できます。

注: Rich UI エディターでの専用サービスの起動には時間がかかりますが、アプリケーションおよびサービスがサーバーにデプロイされている場合のアクセスははるかに高速です。

学習目標

学習目標はEGL Rich UI を使用したデータベースへのアクセスに記載されています。

必要な時間

このチュートリアルを終了するには、約 3 時間かかります。 このチュートリアルに関する他の概念を参照した場合は、この時間内に終わらない可能性がありますのでご注意ください。

このアプリケーションに必要な EGL ファイルは、以下のいずれかの方法で作成できます。
  • 1 行ずつ作成する (最も有益です): 個々の演習を実行して、コードを処理しやすい小さな塊として取り扱い、重要なキーワードおよび概念について学習します。 また、この方法は最も時間がかかります。
  • 完成したコード・ファイルを使用する方法: ロジックを作成する各演習の最後で、完成したコードにリンクでき、そのコードを Rich UI エディターにコピーすることができます。

スキル・レベル

初級

対象読者

このチュートリアルは、プログラミングの基本概念を理解している、EGL Rich UI の使用経験が必要なユーザーを対象としています。

システム要件

このチュートリアルを実行するには、以下のツールおよびコンポーネントがコンピューターにインストールされている必要があります。

前提条件

このチュートリアルの実行に、EGL の使用経験は必要ありません。

期待される結果

有効な Rich UI アプリケーションおよびデータベース・アクセス・サービスを作成します。

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