生成後のビルド計画の使用

このトピックでは、作成するビルド計画の使用を延期する方法について説明します。(例えば) 生成時にネットワーク障害によってリモート・システムでコードの準備ができない場合にその必要が生じます。 予期しない必要性が生じていない場合でも、ビルド計画の使用を延期するには、ビルド記述子オプション prepno に設定して出力を生成します。

ビルド計画の使用を延期するには、後のセクションで説明するように以下の手順を実行します。
便宜上、オペレーティング・システムの PATH 変数によって参照されているディレクトリーに build.bat を入れます。その後、以下のようにしてファイルを呼び出すことができます。
build.bat myProgramBuildPlan.xml
myProgramBuildPlan はビルド計画名です。

複数の COBOL プログラムを一度に準備する方法の詳細については、『EGLPREP バッチ・コマンド・ユーティリティー』を参照してください。

ビルド計画を実行するコマンド・ファイルの作成

以下に、build.bat のテンプレートを示します。イタリック体の単語はサイト固有の値を示しています。
set INSTALL_PATH=InstallDirectory
set SHARED_INSTALL_PATH=SharedInstallDirectory
set JDK_PATH=jdk¥jre¥bin
set PLUGIN_PATH=plugins
set EGLBatchGen_JAR=com.ibm.etools.egl.batchgeneration_version¥runtime¥eglbatchgen.jar
set LOGGING_JAR=com.ibm.etools.logging.util_version¥runtime¥logutil.jar
set CCUBLDC_DIR=com.ibm.etools.egl.distributedbuild_version¥executables¥Win

set path=%INSTALL_PATH%¥%JDK_PATH%;%SHARED_INSTALL_PATH%¥%PLUGIN_PATH%¥%CCUBLDC_DIR%
set classpath=%SHARED_INSTALL_PATH%¥%PLUGIN_PATH%¥%EGLBatchGen_JAR%;
              %SHARED_INSTALL_PATH%¥%PLUGIN_PATH%¥%LOGGING_JAR%

cd %INSTALL_PATH%¥%JDK_PATH%
java com.ibm.etools.egl.distributedbuild.BuildPlanLauncher %1
以下に、内容に関する詳細を示します。
  • テンプレートは、Windows プラットフォーム上のコマンド・ファイル用で、Linux で必要なコマンド・ファイルと似ています。
  • set classpath で始まるステートメントは 1 行に入力する必要があります。
  • InstallDirectory は、EGL 開発者製品をインストールしたディレクトリーの完全修飾パスです。
  • SharedInstallDirectory は、EGL 開発者製品の共有リソースをインストールしたディレクトリーの完全修飾パスです。例えば、Windows システムでは C:¥Program Files¥IBM¥SDP70Shared、または Linux システムでは /opt/IBM/SDP70Shared

    現在ご使用の製品をインストールする前に、前のバージョンの EGL 開発者製品をインストールし、保持していた場合、対象の共有インストール・ディレクトリーは、以前のインストール時に使用されたディレクトリーである可能性があります。

  • version はプラグインのバージョンです。値には、ピリオドで区切られた 3 つの数値、その後にストリング区切り文字、さらにその後にプラグインがビルドされた日時が含まれています。例えば、7.0.0.RFB_20070120_1300 です。同じプラグインの複数のバージョンが存在して、以前のバージョンを使用する必要がない場合は、最新のバージョン番号を使用します。バージョン番号は通常、コマンド・ファイルで参照されるリソースによって異なります。
  • %1 は、コマンド・ファイルの唯一の入力パラメーターです。コマンド・ファイルを呼び出す場合は、ファイル拡張子 .xml を含めて EGL 生成のビルド計画を指定します。

CCU セキュリティー・マネージャーの開始

CCU セキュリティー・マネージャーを開始するには、以下のいずれかの手順を実行します。
  1. ワークベンチから、ビルド記述子オプション prepyes に設定して COBOL 生成を実行します。ビルド記述子オプション destHostdestUserID が、ビルド計画で指定したホスト値とユーザー ID 値に設定されていることを確認します。この場合、セキュリティー・マネージャーは、ビルド記述子オプション destPassword の値を受け取ります。
  2. あるいは、PATH 変数と CLASSPATH 変数が、(build.bat に関する) 前のセクションで説明したとおりに設定されていることを確認してから、コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。
    ccubldc -h destHost@destPort -b x -au destUserId -ap destPassword -V

    この場合、destHostdestPortdestUserID、および destPassword は、対応するビルド記述子オプションについて説明したのと同じ意味を持ちます。

    ccubldc コマンドを使用すると、x という名前の存在しないスクリプトを実行しようとするため、ビルド失敗のメッセージが表示されます。ただし、このコマンドには、コマンドで指定したパスワードを使用して CCU セキュリティー・マネージャーが開始されるという副次作用があります。

  3. CCU セキュリティー・マネージャーを開始するための 3 番目の方法では、PATH 変数と CLASSPATH 変数が、(build.bat に関する) 前のセクションで説明したとおりに設定されていることを確認してから、コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。
    java com.ibm.etools.egl.distributedbuild.security.CCUconfig

    「分散ビルド・セキュリティー構成 (Distributed Build Security Configuration)」ダイアログが表示されます。

  4. 「クライアント項目」タブをクリックして、ホスト、ユーザー ID、およびパスワードを指定します。

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