LDAP 準拠ソフトウェアの構成

始める前に

ビジネス・ニーズに応じて、Tivoli® Directory Server の体験版もお試しください。この体験版は、次のサイトからダウンロードできます。http://www-01.ibm.com/software/tivoli/products/directory-server/

LDAP および Tivoli Directory Server についての詳細は、IBM® Redbook (SG24-4986-01) を参照してください。この資料は、次のサイトからダウンロードできます。 http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/sg244986.html

このタスクについて

ApacheDS ディレクトリー・サーバーおよび Apache Studio クライアントを使用して、このサンプルを実行できます。 以下の説明は、ApacheDS 1.5.7 および Studio 1.5.3 に特化した内容です。これ以降のバージョンを使用する場合、サンプルが構成どおりに実行されない可能性があります。デモンストレーション目的で ApacheDS および Studio をインストールおよび構成するには、以下の手順に従ってください。

手順

  1. Web サイト http://directory.apache.org/ で、ApacheDS 1.5.7 ディレクトリー・サーバーおよび Studio 1.5.3 クライアントをダウンロードし、インストールします。

    インストールの補足情報については、「Basic User's Guide」を参照してください。「Basic User's Guide」へのリンクは、「Download for Windows」ページの左側ペインにあります。

  2. サーバーに関連付けられているハードウェア・プロファイルが有効であることを確認します。
    1. Windows の「コントロール パネル」を開きます。
    2. 「管理ツール」 > 「サービス」 > 「Apacheds」をダブルクリックします。 「(ローカル コンピュータ) Apacheds のプロパティ」ダイアログが表示されます。
    3. 「ログオン」タブをクリックします。リストされている いずれかのプロファイルが無効である場合は、プロファイル名を選択し、「有効」をクリックします。
    4. 「OK」をクリックします。
  3. ディレクトリー・サーバーを始動できることを検証します。 「サービス」ダイアログで、「Apacheds」を右クリックし、「開始」をクリックします。

    サーバーが始動したら、停止してください。サーバーが始動しなかった場合は、この手順をやり直してください。それでもサーバーが始動しない場合は、デモンストレーション用に LDAP 準拠の別のサーバーを用意する必要があります。

  4. ApacheDS サーバー内の他のデータから EGL サンプル・データを分離するために、そのサーバー内に新規パーティションを作成します。新規パーティションを作成するには、次の手順に従います。
    1. ApacheDS 1.5.7 ディレクトリー・サーバーをインストールしたディレクトリー内の conf フォルダーに移動します (c:¥Program Files¥Apache Directory Server¥instances¥default¥conf など)。
    2. server.xml ファイルのバックアップ・コピーを作成します。
    3. テキスト・エディターで server.xml ファイルを開きます。 LDAP ポート・プロパティーの値を 389 に変更します。元の値は 10389 です。記述は、以下の例のようになります。
      <ldapServer id="ldapServer"...> 	
         ...
         <transports>
            <tcpTransport address="0.0.0.0" port="389" 
                          nbThreads="8" backLog="50" enableSSL="false"/>
            <tcpTransport address="localhost" port="10636" enableSSL="true"/>
         </transports>
         ...
      </ldapServer>
    4. partitions プロパティーを特定し、以下のように samplePartitionConfiguration の新規の子エントリーを追加します。
      <partitions> 	
         ...
            <jdbmPartition id="sample" cacheSize="100" suffix="o=sample"
                           optimizerEnabled="true" syncOnWrite="true">
               <indexedAttributes>
                  <jdbmIndex attributeId="uid" cacheSize="100"/>
                  <jdbmIndex attributeId="ou" cacheSize="100"/>
                  <jdbmIndex attributeId="objectClass" cacheSize="100"/>
               </indexedAttributes>
            </jdbmPartition>
         ...
      </partitions>
    5. 更新後の server.xml ファイルを保存します。
  5. ディレクトリー・サーバーを始動します。

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