EGL ライブラリー portalLib

portalLib は、ポータル Web 環境で実行するように設計された EGL プログラム用の、EGL システム・ライブラリーです。 この環境では Web ブラウザーからアプリケーションを起動することができますが、その処理の大半は、IBM® WebSphere® Portal Server V6.0 上で実行されるポートレット内で実行されます。

これらの関数は、ポータル・アプリケーションの一部として実行される JSF ハンドラー内でのみ、有用です。 ポートレット・コンテナーの外側で portalLib 関数を呼び出すと、エラーが発生します。

下の表に、portalLib ライブラリー内のシステム関数を示します。

関数 説明
clearPortletSessionAttr(key, scope) 指定の PortletSession スコープから、指定のキーと関連付けられている値を除去します。
value = createVaultSlot(resourceName, secretType, active, portletPrivate) ユーザー管理のボールト・セグメントに新規のクレデンシャル・ボールト・スロットを作成します。
deleteVaultSlot(slotID) 指定の slotId を持つユーザー・ボールト・スロットを削除します。
getCredential(slotID, userid, password) 指定のクレデンシャル・ボールト・スロットからユーザー ID およびパスワードを取り出します。
value = getPortletMode() 現行のポートレット・モードを返します。
value = getPorteltSessionAttr(key, scope) 指定のキーを使用して、PortletSession の指定のスコープから値を取り出します。
value = getPreferenceValue(key, defaultValue?) ポータル設定ストアから、指定のキーと関連付けられている最初の値を取り出します。
value = getPreferenceValues(key, defaultValue[]) 指定の設定キーと関連付けられているストリングの配列を返します。
value[] = getWindowState() 現在のウィンドウの状態を返します。
value = isPreferenceReadOnly(key) 指定のキーを持つ設定が読み取り専用である場合に true を返します。
resetPreference(key) 指定のキーと関連付けられている設定値をリセットまたは除去します。
savePreferences() set メソッドを使用して設定に行ったすべての変更を、永続設定ストアにコミットします。
setCredential(slotId, userId, password) 指定の ID を持つクレデンシャル・ボールト・スロットのユーザー ID およびパスワードの値を設定します。
setPortletMode(mode) ポートレット・モードを設定します。
setPortletSessionAttr(key, value, scope) 指定のキーを使用して、指定のスコープで PortletSession 属性の値を設定します。
setPreferenceValue(key, value) 指定の値と、設定ストア内の指定のキーを関連付けます。
setPreferenceValues(key, values) 指定の値配列と、設定ストア内の指定のキーを関連付けます。
setWindowState(state) ポートレットのウィンドウの状態を変更します。

互換性

表 1. portalLib の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
COBOL 生成 portalLib 関数はどれもサポートされません。

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