プリンター出力に対する一時データ・キューの使用

生成時に printer を一時データ・キューに関連付けると、システム・リソース名 (systemName プロパティー) はキューの RDO TDQUEUE 名になります。

キューの宛先は、システム・プリンター、端末プリンター、またはデータ・セットとして定義できます。宛先が端末プリンターである場合は、キューにデータを書き込むときに開始されるトランザクションを定義する必要があります。トランザクションは、Rational® COBOL Runtime プログラム FZETPRT を実行します。FZETPRT は、キューを読み取り、RDO TDQUEUE エントリーで識別される端末プリンターにデータを書き込みます。

印刷ファイルが閉じられるまでは、プログラムは実際にはプリンター出力を一時データ・キューに書き込みません。印刷出力は、一時ストレージに蓄積されます。ファイルが閉じられる (close ステートメントまたはトランザクションの終了) ときに、Rational COBOL Runtime は以下の手順を実行します。
  1. systemName プロパティーの値をリソース名として使用して一時データ・キューにエンキューします。
  2. プリンター出力をキューにコピーします。
  3. デキューします。

一時データ・キューに蓄積できる印刷レコードの最大数は 32765 です。プログラムは、32765 レコードが蓄積される前に印刷ファイルを閉じる必要があります。


フィードバック