EGL デバッガーでのブレークポイントの使用

このトピックでは、プログラムのデバッグ時におけるブレークポイントの使用方法について説明します。 ブレークポイントは、EGL デバッグ・セッションの内側または外側で管理できます。

前提条件

ブレークポイントは、デバッガーでプログラムの実行を一時停止する場合に使用します。ブレークポイントは、EGL デバッグ・セッションの内側または外側で管理できます。 ブレークポイントで作業する場合は、以下の点に留意する必要があります。
  • 「ソース」ビューの左マージンの青マーカーは、 ブレークポイントが設定されていて使用可能であることを示す。
  • 「ソース」ビューの左マージンの白マーカーは、 ブレークポイントが設定されているが使用不可であることを示す。
  • 左マージンにマーカーがない場合は、 ブレークポイントが設定されていないことを示す。

ブレークポイントの追加または削除

EGL ソース・ファイル内で、単一のブレークポイントの追加または除去を行うには、 以下の手順のいずれかを実行します。

ブレークポイントを使用不可または使用可能にする

EGL ソース・ファイル内で、単一のブレークポイントを使用可能または使用不可にするには、以下の手順を実行します。

  1. 「ブレークポイント」ビューで、ブレークポイントを右クリックする。 メニューが開きます。
  2. 「使用可能にする」または「使用不可にする」のいずれかをクリックします。

「ソース」ビューからブレークポイントを使用可能または使用不可にすることもできます。 ブレークポイント標識を右クリックし、ポップアップ・メニューから適切なオプションをクリックします。

グローバル・ブレークポイント条件の作成

デバッガーが、条件が true である最初の行でプログラムを停止するという条件を指定できます。

「ブレークポイント」ビューで、以下の条件付きブレークポイント・アイコンをクリックします。
条件付きブレークポイント・アイコンは、2 番目のアイコン・グループ内の単独のアイコンです。
「グローバル EGL 条件の作成」ウィンドウで、TRUE または FALSE として評価できるステートメントを入力し、「OK」をクリックします。
ウィンドウに表示されている条件
条件が「ブレークポイント」ビューに表示されます。
「ブレークポイント」ビューに表示されている条件

デバッグ・セッションを開始します。条件に一致すると、プログラムが停止し、ブレークポイントが使用不可になります。ブレークポイントを再び使用可能にするには、その条件のチェック・ボックスを選択します。

例えば、次の for ループが含まれているプログラムがあるとします。
	for (i int from 1 to 10 by 1)
		syslib.writeStdout(i);
	end
「グローバル EGL 条件の作成」ウィンドウに次の条件を入力するとします。
i==5

この場合、コンソールには 1 から 4 までが表示され、その後停止します。

ブレークポイントへの条件の追加

既存のブレークポイントを条件付きにするには、以下のステップを実行します。
  1. 以下のいずれかの場所でブレークポイントを右クリックします。
    • ソース・エディター
    • 「ブレークポイント」ビュー
  2. ブレークポイントを右クリックし、「ブレークポイント・プロパティー」をクリックします。
  3. 「EGL 行ブレークポイント」ウィンドウで「条件」チェック・ボックスを選択し、下のテキスト・ボックスにブール式を入力します。
  4. 完了したら「OK」をクリックします。
ブール式が TRUE に評価される場合にのみ、ブレークポイントによりプログラムが停止されます。

すべてのブレークポイントを除去

EGL ソース・ファイルからすべてのブレークポイント (グローバル・ブレークポイントを含む) を削除するには、以下のステップを実行します。

  1. 「ブレークポイント」ビューに表示されているブレークポイントを右クリックする。 メニューが開きます。
  2. 「すべてを除去」をクリックする。

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