callLink 要素の luwControl

リンケージ・オプション・パーツの callLink 要素の luwControl プロパティーは、呼び出し側プログラムと呼び出し先プログラムのどちらで作業単位を制御するかを指定します。 luwControl プロパティーは、呼び出し側プログラムの生成に影響します。このプロパティーは、次の状況でのみ適用されます。
次の値から 1 つを選択します。
CLIENT
作業単位が呼び出し側の制御下にあることを指定します。 呼び出し先プログラムによる更新は、呼び出し側がコミットまたはロールバックを要求するまでコミットまたはロールバックされません。呼び出し先プログラムがコミットまたはロールバックを発行すると、ランタイム・エラーが発生します。

呼び出し側の制御下にある作業単位が呼び出し先プログラムのあるプラットフォームでサポートされない場合を除いて、CLIENT がデフォルト値となります。

CLIENT は以下の場合に使用できます。
  • 呼び出し先プログラムが CICS® 上にある場合。または、
  • 呼び出し元が、IBM® Toolbox for Java™ を使用して iSeries ベースの COBOL プログラムと通信する Java プログラムまたはラッパーの場合。このケースでは、呼び出しの remoteComType の値は JAVA400 または JAVA400J2C です。
SERVER
呼び出し先プログラムによって開始された作業単位は、呼び出し側プログラムによって制御されたすべての作業単位から独立していることを指定します。呼び出し先プログラムでは、次の規則が適用されます。
  • 回復可能リソースに対する最初の変更によって作業単位が開始される。
  • sysLib.commit および sysLib.rollback システム関数の使用は有効である。

EGL で生成された Java コードから VisualAge® Generator COBOL プログラムまたは EGL で生成された COBOL プログラムを呼び出す場合、呼び出し先プログラムが戻ると、コミット (異常終了の場合はロールバック) が自動的に発行されます。コマンドは、呼び出し先プログラムによって行われた変更のみに有効です。

type プロパティーが ejbCall の場合、実行時の振る舞いは、SERVER で説明したとおりです。

システム関数について詳しくは、「EGL 言語解説書」を参照してください。

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