z/OS® の COBOL プログラムを生成する場合、statementTrace ビルド記述子オプションは、プログラムを実行時にトレースするための COBOL DISPLAY ステートメントを、生成するプログラムに含めるかどうかを指定します。COBOL DISPLAY ステートメントは、実行前のそれぞれの EGL ステートメント、それぞれの SQL I/O ステートメントの後の SQL エラー・コード、および EGL 生成の初期化、制御、および終了コードによって行われた処理を表示するために組み込まれています。 statementTrace を YES に設定した場合は、トレース出力は常に実行時に生成され、COBOL DISPLAY ステートメントの標準出力に書き込まれます。トレースを使用不可にする場合は、statementTrace を NO に設定して、プログラムを再度生成する必要があります。
リレーショナル・データベース上での入出力操作中に発生した SQL エラー・コードをトレースするには、sqlErrorTrace ビルド記述子オプションを使用します。SQL エラー・コードを含む実際の SQL I/O ステートメントをトレースするには、sqlIOTrace ビルド記述子オプションを使用します。
| プラットフォーム | 問題 |
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| CICS® | JES 出力ストリーム (通常は CEEMSG) にはすべての出力が表示され、別のトランザクションからの出力が混在します。 |
| IMS/VS | 出力宛先は、COBOL コンパイラー・オプション OUTDD で指定した DDNAME になります。 デフォルトでは、出力はメッセージ領域を開始するジョブの DDNAME SYSOUT に書き出されます。 |
z/OS バッチ |
出力宛先は、COBOL コンパイラー・オプション OUTDD で指定した DDNAME になります。 デフォルトでは、出力は実行単位を開始する JCL の DDNAME SYSOUT に書き出されます。 |
| zSeries COBOL | テキストを正常に表示するために、ご使用の言語に対して適切な CODEPAGE コンパイラー・オプションが指定されていることを確認してください。
以下のいずれかの方法で、コード・ページ・コンパイラー・オプションを設定します。
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