ポートレット・セッションの管理

一般にポートレットは、クライアントからの要求間で保存する必要がある状態情報を収集します。 この情報の管理は、セッション属性として情報を保存する方法で行われます。 ポートレット・セッションは Web アプリケーション・セッションと似ていて、 属性の管理は概念上では同等です。

ポートレット・セッションには、1 つの大きな違いがあります。Web アプリケーション・セッションとは異なり、ポートレット・セッションにはスコープがあります。 ポートレット・スコープに置かれるセッション属性に簡単にアクセスできるのは、 その属性を追加したポートレットだけです。

属性をセッションに追加するときには、ポートレット・アプリケーション内の属性に対するアクセスのレベルを指定する必要があります。 これは、portalLib.setPortletSessionAttr() 関数の scope パラメーターを介して行います。 このパラメーターは、SessionScopeKind 型の列挙値を取ります。例えば、 宣言ポートレットにのみアクセス可能なセッション属性を追加するには、以下の関数呼び出しを JSF ハンドラーで使用します。
portalLib.setPortletSessionAttr("myKey", "myValue", SessionScopeKind.portletScope);

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