ANY 型

特殊な EGL データ型 ANY により、データ型が固定されない変数を作成することができます。ANY 型変数に値を割り当てると、EGL では実行時にその値の型がわかりますが、開発時または生成時にはわかりません。

プログラムの 1 つのポイントで ANY 型変数に INT 値を割り当て、後で同じ変数に STRING または HEX 値を割り当てることができます。

次の例のように、as 演算子を使用して変数を数値型としてキャストしなければ、数式に ANY 型変数を使用することはできません。
myInt INT = 42;
myAny ANY = myInt;
myInt = myAny as INT + 38;

ANY は、BLOB、CLOB、および配列型と同様、値型ではなく参照型です。つまり、変数には、値ではなく予約されたメモリーの領域への参照が含まれます。 この違いについて詳しくは、参照変数を参照してください。

互換性に関する考慮事項

表 1. 互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
JavaScript 生成

サポートされるデータ型は、ANY、BIGINT、BIN (ただし、小数点以下の桁を含まない場合に限る)、Boolean、DataItem、DATE、DECIMAL、Delegate、Dictionary、FLOAT、INT、NUM、NUMBER、SMALLFLOAT、SMALLINT、STRING (ただし、サイズ制限を含まない場合に限る)、TIME、TIMESTAMP、NUM、MONEY、サービス・パーツ、インターフェース・パーツ、外部型 (ステレオタイプ JavaScript)、サポートされるデータ型による配列、 および非構造化の基本、例外、および SQL レコード・パーツです。

サポートされないデータ型は、ArrayDictionary、BIN (小数点以下の桁数を含むもの)、BLOB、CHAR、CLOB、DBCHAR、HEX、INTERVAL、MBCHAR、NUMC、STRING (サイズ制限を含むもの)、PACF、UNICODE、および構造化されたレコード・パーツです。


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