インターフェース・パーツの概要

インターフェース・パーツには関数プロトタイプ が含まれています。これは、EGL システム・コードが関数自体にアクセスできない場合に、関数呼び出しに対して型検査を実行するために使用される定義です。インターフェース・パーツは、サービス・アクセス変数 (サービスを呼び出すステートメントで使用される変数) のベースです。

インターフェース・パーツは、設計ツールとしても使用できます。

カスタム型としてのインターフェース・パーツ

EGL 以外の言語で作成されたサービスにアクセスする場合は、インターフェース・パーツを使用してサービス・アクセス変数を宣言する必要があります。 EGL で作成されたサービスにアクセスする場合は、インターフェース・パーツまたは関連するサービス・パーツを使用して変数を宣言できます。

EGL サービスを作成し、サービス・リクエスターの開発者に対して詳細を配布する際に、サービス内部のロジックを公開しないようにするために、インターフェース・パーツを配布することができます。
  • 組織外部の開発者に対してソース・コードを開示しないことがあります。特に、サービス・パーツから生成された Java™ クラスとともに、EGL インターフェース・パーツを顧客に提供することがあります。
  • 複雑さを削減したい場合があります。この場合、インターフェース・パーツにより、開発者は内部ロジックではなくサービス・オペレーションに集中して取り組むことができます。
『サービス・パーツの概要』に示されているサービスに基づくインターフェース・パーツの例を以下に示します。
Interface IMyService
   Function calculate(theList INT[] IN) 
            returns(BIN (4,2));

   // その他の関数プロトタイプをここに挿入
end
サービス・アクセス変数の宣言を以下に示します。
myServiceVariable IMyService;

サービス・アクセス変数はサービス・バインディング に関連しています。サービス・バインディングは、サービス・ロケーションとアクセス・プロトコルを指定する定義です。バインディングを EGL デプロイメント記述子に組み込むことができます。これにより、柔軟性を最大限に引き出すことができます。Web サービスを呼び出すときに、コード自体でバインディングを設定できます。

サービス・アクセスに関連するタスクの説明については、『サービスへのアクセス』を参照してください。

設計ツールとしてのインターフェース・パーツ

インターフェース・パーツを使用して、EGL サービスの中にコーディングしたい機能を記述できます。インターフェース・パーツが完成した後で、ユーザーまたは他のユーザーがサービスをコーディングできます。これは、インターフェースの実装 と呼ばれます。この用語は、インターフェース・パーツで記述されているすべての機能がサービスに含まれていることを意味します。 このパーツは、サービスが満たす必要があるコントラクトの種類を示します。

設計ツールとしてインターフェース・パーツを使用する上でのメリットを以下に示します。
  • サービスの開発を開始する前に、開発者またはビジネス・アナリストがサービスで必要なオペレーションを明確に検討できるようにします。
  • サービスの開発中に、開発者がサービス・アクセス・コードを作成できるようにします。

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