EGL における JasperReport アプリケーションの主な要素は、レポートを実行するプログラムと、レポートのレイアウトを制御するレポート設計ファイルです。また、レポート・ハンドラーを使用すると、レポートに含めるデータをさまざまな方法で制御することができます。
レポート設計ファイルは、XML ファイル (拡張子 .jrxml) であり、レポートの外観とデータの表示場所を示します。独自の XML ファイルをコーディングすることも、サード・パーティー製のツールを使用することもできます。 ワークベンチでは、グラフィカルな方法でレポート設計ファイルを作成することはできません。
レポート設計ファイルの作成が完了すると、EGL がそのファイルを .jasper ファイルにコンパイルします。この .jasper ファイルを使用して、レポート・ドライバー・プログラムがレポートを作成します。レポート設計ファイルの詳細とその例については、JasperReport 設計ファイルの作成を参照してください。
レポート・ハンドラーは、レポートの実行時に実行される追加関数を提供する EGL 論理パーツです。 レポート・ハンドラー内で関数を定義して、レポート設計ファイルの特定の場所からその関数を呼び出すことができます。 また、このレポートは、レポート作成プロセスにおける特定の時点で、レポート・ハンドラー内の関数を自動的に呼び出します。例えば、レポートの実行前、レポートの実行後、および各ページの先頭および末尾で、レポート・ハンドラー内の関数を呼び出します。
レポート・ハンドラーはオプションです。データやレポート外観については、ほとんどの場合、レポート・ドライバー・プログラムとレポート設計ファイルから操作できますが、レポート内のイベントに応答する必要がある場合には、レポート・ハンドラーを使用することをお勧めします。