callConversionTable

sysVar.callConversionTable システム変数には、EGL がリモート・システムのために使用する変換テーブルの名前が含まれています。

EGL では、プログラムが実行時に以下の任意のアクションを実行する場合のデータの変換で、この変数に含まれているテーブル名を使用します。

その他の必要条件については、このトピックの『定義に関する考慮事項』を参照してください。

データ変換について詳しくは、データ変換を参照してください。

特性

sysVar.callConversionTable には、以下の特性があります。

プリミティブ型
CHAR
データ長
256
セグメント化された converse にわたって値が保存されるかどうか
はい

定義に関する考慮事項

sysVar.callConversionTable は、プログラムの中で変換テーブルを切り替えたり、プログラムでデータ変換をオン/オフにしたりするときに使用します。

sysVar.callConversionTable の初期値はブランクです。 データ変換を使用可能にするには、次の両方のアクションを実行する必要があります。
  • 変換テーブルの名前を sysVar.callConversionTable に代入します。
  • callLinkasynchLink、または fileLink 要素の conversionTable プロパティーの設定を行って、PROGRAMCONTROLLED を指定します。

システムのデフォルト各国語コード用のデフォルト変換テーブルを使用する には、sysVar.callConversionTable にアスタリスク (*) を設定します。 Java™ 生成の場合、デフォルトの NLS (各国語サポート) コードが vgj.nls.code Java ランタイム・プロパティーに指定されています。このコードは、targetNLS ビルド記述子オプションにリストされているコードの 1 つでなければなりません。 COBOL 生成の場合、この設定は、EGL ランタイム・サービスのインストール時に指定したデフォルトの各国語コードを指します。

変換テーブルの割り当て例を以下に示します。

  sysVar.callConversionTable = "CSOX850"; 
// AIX サーバーの米国英語用の変換テーブル

互換性

表 1. sysVar.callConversionTable の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
COBOL 生成 COBOL では変換テーブル名は 8 文字を超えることができないため、EGL は最初の 8 文字より後の文字をすべて無視します。
z/OS® EGL ランタイムが特定の変換テーブルをシークするときは、 この値が大文字に変換されます。この処理は、変数に格納されている 値には影響しません。

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