EGL レポート・エンジンを使用して単純なテキスト・レポートを作成します。
このエンジンは、Informix® 4GL からレポートをマイグレーションする場合に、特に役立ちます。
以下のステップを通じて、EGL テキスト・レポートの作成プロセスのおおまかな概要について説明します。
- 基本ハンドラー・パーツを作成します。このプログラムは、以下のアクションを実行します。
- レポート・エンジンの関数および変数にアクセスするレポート変数を宣言します。レポート・エンジンは、Java™ クラス (Java 用に生成する場合)、または COBOL プログラム (COBOL 用に生成する場合) に対応する EGL ExternalType パーツです。オプションで、デフォルトの書式の値 (マージンやヘッダーなど) を、この宣言で変更することができます。変数の作成時に設定できる固有の値の詳細については、TextReport 変数の作成を参照してください。
- レポート生成時に特定のイベントと連動する関数を定義します。テキスト・レポートのハンドラー・イベントを参照してください。
- レポート・エンジンに制御が渡されます。レポート・エンジンは、必要に応じてハンドラー関数を呼び出します。
- レポート生成プログラムを作成します。このプログラムは、以下のアクションを実行します。
- 基本ハンドラー・パーツに基づく変数を宣言します。
- ハンドラー・プログラムに制御を渡します。
テキスト・レポート・プログラムおよびハンドラーのサンプルについては、テキスト・レポートを印刷するコードの作成を参照してください。
テキスト・レポート・エンジンには、ハンドラーで実行するほとんどのタスクに関する関数が含まれています。例えば、レポートの開始および終了を行う関数、行、テキスト、空白文字などを印刷する関数、ヘッダーおよびフッターの管理を行う関数、などがあります。これらの関数の完全なリストについては、テキスト・レポート関数を参照してください。
既存の I4GL レポートから EGL レポートへの変換について詳しくは、「IBM® Informix 4GL to EGL Conversion Utility
ユーザーズ・ガイド」を参照してください。