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演習 11: 支払アプリケーションのデプロイおよびテスト

デプロイメント・プロセスでは、EGL により、ターゲット環境に合った HTML ファイルおよびサーバー固有のコードが作成されます。

デプロイメントは、以下の 2 段階で行われるプロセスです。
  1. 内部デプロイメント。ハンドラーを Web プロジェクトにデプロイします。
  2. 外部デプロイメント。Web プロジェクトをアプリケーション・サーバーにデプロイします。
チュートリアル・アプリケーションは、内部にデプロイした後、ワークベンチを使用してアプリケーション・サーバー上で実行することができます。

デプロイメント記述子の編集

EGL デプロイメント記述子は、内部デプロイメントを管理するもので、各 EGLSource フォルダーに自動的に作成されます。 メイン・ハンドラーは MortgageUIProject 内にあり、ユーザーは PaymentClient/EGLSource フォルダーにある EGL デプロイメント記述子を使用します。

EGL デプロイメント記述子を編集するには、以下のようにします。

  1. 「EGLSource」フォルダーで、PaymentClient.egldd ファイルをダブルクリックします。 EGL デプロイメント記述子が、デプロイメント記述子エディターで開きます。 EGL により、デプロイする「Rich UI ハンドラー」のリストに、組み込まれるハンドラーが自動的に追加されます。
  2. 専用サービスを使用するので、「サービス・バインディングの構成」セクションに情報を追加する必要はありません。 リストは空です。
  3. 「デプロイメント・ターゲット」「ターゲット・プロジェクト」フィールドの横にある「新規作成」をクリックします。
    EGL デプロイメント記述子の「概要」ページには、生成するサービスは表示されず、「Rich UI デプロイメント」にハンドラーのリストが表示されます。
    「動的 Web プロジェクト (Dynamic Web Project)」ウィザードが開きます。
  4. 「プロジェクト名」フィールドに、以下の名前を入力します。
    PaymentWeb
    どのような Web プロジェクトでも指定可能です。 このチュートリアルの目的に従い、単純なプロジェクトを作成します。
  5. 「ターゲット・ランタイム」では、リストから以下のいずれかのオプションを選択します。
    • Apache Tomcat v6.0
    • WebSphere Application Server vn.n
    この新しいランタイム環境に合わせて、「構成」フィールドの値が自動的に変更されます。
  6. WebSphere Application Server ランタイムにデプロイする場合は、「EAR メンバーシップ」の下にある「EAR にプロジェクトを追加」を選択します。 EAR にプロジェクトを追加する場合は、ウィザードに表示されたデフォルト名をそのまま使用します。 Apache Tomcat の場合は、「EAR にプロジェクトを追加」チェック・ボックスは必ずクリアしてください。
    WebSphere Application Server 用に構成された「新規動的 Web プロジェクト (New Dynamic Web Project)」ウィザード
  7. 「終了」をクリックします。 EGL により Web プロジェクトが作成され、デプロイメント記述子が再表示されます。
  8. デプロイメント記述子を保存して、閉じます。

新規プロジェクトのデータ・ソースの設定

新規プロジェクトからデータベースにアクセスするには、事前にプロジェクトをデータベースに接続する必要があります。
  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「PaymentWeb」プロジェクトを右クリックし、「プロパティー」 > 「EGL ランタイム・データ・ソース」とクリックします。
  2. 「データ・ツール接続からの値をロード」をクリックします。
  3. 「接続」フィールドの横にある下矢印をクリックし、演習 2 で作成した接続プロファイルである「Derby Database Connection」を選択します。
    表示されている接続を選択可能です。
  4. 「OK」をクリックします。

Rich UI アプリケーションのデプロイ

次に、以下のようにしてデプロイメント・プロセスを起動します。

  1. 「EGLSource」フォルダーで、PaymentClient.egldd ファイルを右クリックします。
  2. 「EGL 記述子のデプロイ」をクリックします。
    「EGL 記述子のデプロイ」オプション
    デプロイメント・プロセスでは、ユーザー側でこれ以上アクションを行う必要はありません。このプロセスでは多数のファイルをコピーするため、終了するまでに数分間かかる場合があります。
  3. Tomcat サーバーに「再始動 (Restart)」というステータスが表示された場合は、その記述を、「「サーバー」ビューの右上にある緑の始動 アイコン をクリックしてサーバーを再始動させる」という指示であると見なしてください。あるいは、サーバー名を右クリックして、「再始動 (Restart)」をクリックしても構いません。 サーバーが再始動されたら、ステータスが「始動済み、同期済み (Started, Synchronized)」になります。

生成されたコードの実行

  1. 内部的にデプロイしたコードを実行するには、ターゲット・プロジェクト PaymentWeb に注目してください。PaymentWeb/WebContent フォルダーで、PaymentFileMaintenance-en_US.html を見つけます。
  2. ファイル名を右クリックして、「実行」 > 「サーバーで実行」とクリックします。
    メニューに示された「サーバーで実行」オプション
    「サーバーで実行」ウィンドウが開きます。
  3. 「サーバーで実行」ウィンドウで該当するサーバーを選択し、「このプロジェクトを実行するときは、このサーバーを常に使用」をクリックします。 「終了」をクリックします。
    Tomcat の「サーバーで実行」ウィンドウ
    WebSphere Application Server の「サーバーで実行」ウィンドウ
  4. Tomcat を使用していて、ページが見つかりません (404) のエラーが表示される場合は、サーバーに「再始動 (Restart)」ステータスが表示されているかどうか確認してください。表示されている場合は、サーバーを再始動してページを更新してください。
    サーバーの再始動を要求する「サーバー」ウィンドウ。
    ページが開きます。
  5. 支払記録を追加、削除、および変更してアプリケーションをテストします。

演習のチェックポイント

以下のタスクの実行方法を学習しました。
  • デプロイメント記述子を編集して Rich UI ハンドラーをデプロイする。
  • アプリケーション・サーバーでアプリケーションを実行する。
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