ライブラリー・パーツの概要

ライブラリー・パーツは関数および変数の共用をサポートします。

ライブラリー・パーツは、複数のエントリー・ポイントを持つ、メインの論理パーツです。 ライブラリー・パーツへは、共用ライブラリー関数への直接呼び出しによるか、共用ライブラリー変数への直接参照によってアクセスできます。

EGL には、共通関数を含む多数のシステム・ライブラリーが用意されています。また、 頻繁に使用する関数の独自のライブラリーを作成することもできます。プログラムはステレオタイプを使用して、 関数のコードを特殊化します。コア EGL パッケージのパーツとして使用可能なステレオタイプは、以下のとおりです。
BasicLibrary
EGL によって記述された関数および他の EGL ロジックでランタイムに使用される関数と値が含まれます。 これは、最も一般的なタイプのライブラリーです。詳しくは、BasicLibrary ステレオタイプを参照してください。
RUIPropertiesLibrary
外部ファイルから表示可能テキストを取得するために必要なリンケージが含まれます。RUIPropertiesLibrary ステレオタイプを参照してください。
NativeLibrary
Informix® 4GL からマイグレーションされたコードを使用可能にして、 ローカルで実行されている単一の DLL (動的リンク・ライブラリー。ドライバーとも呼ばれます) を呼び出します。 通常、開発者は NativeLibrary ステレオタイプを使用しません。 詳しくは、NativeLibrary ステレオタイプを参照してください。

生成済みコードの振る舞いを決定する多数のプロパティーが、ライブラリーで使用可能です。 使用可能なプロパティーは、ライブラリーのステレオタイプによって異なります。 ライブラリー・プロパティー、およびNativeLibrary プロパティーを参照してください。

EGL ライブラリーは、そのライブラリーを使用するパーツとは別に生成されます。実行時に、EGL はライブラリーを初めて使用するときにロードし、実行単位が終了するときにアンロードします。ライブラリーが他のライブラリーを呼び出すと、呼び出されたライブラリーは、呼び出し元のライブラリーがメモリー内に存続している間はメモリー内に存続します。


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