テキスト UI の close に関する考慮事項

テキスト UI のコンテキストでは、印刷書式に EGL close ステートメントを使用します。 このステートメントは、用紙送りを実行し、プリンターから切断するか、(印刷書式がファイルにスプールされている場合には) ファイルを閉じます。

EGL は、メインプログラムが終了するたび、または非 EGL (および非 VisualAge Generator) プログラムが呼び出したプログラムが呼び出し側プログラムに戻るたびに、各プリンター・ファイルに自動的に用紙送りを実行します。 プログラムが開始されたときや、呼び出し先プログラムが別の EGL (または VisualAge® Generator) プログラムに戻ったときには、用紙送りは実行されません。

一部のファイル・タイプでは、ファイルの動的な関連付けにより、複数の物理プリンター・ファイルを同時に開くことができます。 複数のプリンター・ファイルがサポートされている場合、印刷書式が表示され、converseVar.printerAssociation が変更されたとき、以前に開かれていたファイルは閉じられません。 位置は、開かれているファイルごとに維持されます。 close ステートメントは、converseVar.printerAssociation に現在、名前が指定されているファイルについてのみ有効です。 複数のプリンター・ファイルがサポートされていない場合、印刷書式が表示され、converseVar.printerAssociation が変更されたとき、以前に開かれていたファイルは閉じられます。 詳しくは、printerAssociationを参照してください。

構文

構文図については、closeを参照してください。

以下の例では、close ステートメントを使用して印刷フォームを閉じています。

	 close myPrintForm;

互換性

各リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS) に独自のバージョンの SQL があることに注意してください。 すべての実装環境にすべての SQL コマンドがあるわけではありません。 組み込み SQL をコーディングする前に、ご使用の RDBMS の資料を確認してください。

表 1. close および SQL の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
CICS® EGL は、プログラムの終了時のほか、converse で改セグメントを実行する場合にも、自動的にクローズ処理を実行します。
IMS™ BMP VSAM ファイルまたは順次ファイルと関連付けられた印刷書式を閉じる場合、EGL はファイルに対して OS CLOSE を発行します。 GSAM ファイルと関連付けられた印刷書式を閉じる場合、EGL は用紙送りを実行した後に、GSAM データベースに対して CLSE 呼び出しを発行します。 出力メッセージ・キューと関連付けられている印刷書式を閉じる場合、EGL は用紙送りを実行した後に、メッセージ・キューに対して PURG 呼び出しを発行します。
IMS/VS 出力メッセージ・キューと関連付けられている印刷書式を閉じる場合、EGL は用紙送りを実行した後に、メッセージ・キューに対して PURG 呼び出しを発行します。 EGL は、プログラムの終了時のほか、converse で改セグメントを実行する場合にも、自動的にクローズ処理を実行します。
z/OS® バッチ VSAM ファイルまたは順次ファイルと関連付けられた印刷書式を閉じる場合、EGL はファイルに対して OS CLOSE を発行します。 GSAM ファイルと関連付けられた印刷書式を閉じる場合、EGL は用紙送りを実行した後に、GSAM データベースに対して CLSE 呼び出しを発行します。

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