EGL ライブラリー serviceLib

関数 serviceLib は、サービス変数情報を取得および設定します。

次の表で、serviceLib ライブラリーのシステム関数について説明します。 variable パラメーターは、サービス・パーツまたは インターフェース・パーツのいずれかに基づく変数を表します。 いずれのパーツも、サービスへのアクセスを提供します。

表 1. serviceLib のシステム関数
システム関数およびシステム呼び出し 説明
result = bindService (string) EGL デプロイメント記述子ファイルの要素を参照するバインディング名を指定します。
convertFromJSON (json, variable) JSON 文字列をレコードまたは辞書に変換します。
result = convertFromURLEncoded (url) デコードされた Resource Locator (URL) のバージョンを戻します。例えば、戻された文字列では、数字の組み合わせ「%20」ではなく、スペースが使用されます。
result = convertToJSON (variable ) レコードまたは辞書を JSON 文字列に変換します。
result =convertToURLEncoded (input) サービスの呼び出しで文字列を使用できるように、エンコードされた Resource Locator (URL) のバージョンを戻します。
endStatefulServiceSession (interface, exceptionHandler) ステートフルな IBM i プログラムへのアクセスを提供する EGL REST-RPC サービスのアクセスをサポートするために使用されたランタイム・リソースを解放します。
result = getCurrentCallbackResponse() サービスを呼び出した後、コールバック関数または onException 関数が受信した HTTP 応答からの詳細にアクセスできます。
result = getOriginalRequest() HTTP 要求へのアクセスを提供します。この関数がコールバック関数または onException 関数から呼び出された場合は、この HTTP 要求は、サービスがコールバック関数または onException 関数を呼び出す原因となった特定の呼び出しの間に、サービスに送信されています。serviceLib.getOriginalRequest() がその他の場所から呼び出された場合は、この HTTP 要求は、最新のサービス呼び出しの間に送信されています。
result =getRestRequestHeaders (interface) REST サービスへのアクセスに使用するインターフェース変数で使用可能な HTTP 要求ヘッダーを戻します。戻り値は EGL 辞書です。
result = getRestServiceLocation (interface) REST サービスへのアクセスに使用するベース URI を戻します。 戻り値は文字列です。
getSOAPRequestHeaders (headerRecord) サービス・リクエスターにより提供される SOAP 要求ヘッダーへのアクセスを付与します。 この関数は、EGL 生成の Java ベース SOAP サービスでのみ有効であり、かつサービスが JAX-RPC ではなく JAX-WS に依存している場合にのみ有効です。
getSOAPResponseHeaders (interfaceheaderRecord) サービス・リクエスターに提供される SOAP 応答ヘッダーへのアクセスを付与します。 この関数は、JAX-RPC ではなく JAX-WS に依存する Java ベースまたは JavaScript ベースのリクエスターでのみ使用可能です。
result = getTCPIPLocation (variable) EGL サービスへの TCP/IP アクセスを提供するホスト名およびポート番号を戻します。
result = getWebServiceLocation (variable) SOAP サービスへのアクセスを提供する URL を戻します。
setHTTPBasicAuthentication (userID, password) アクセスが JEE 基本認証によって保護されている場合に、Web アプリケーションへのユーザー・アクセスを提供します。この関数では、ユーザー ID とパスワードの入力が必要です。ユーザー ID とパスワードは自動的に暗号化され、HTTP ヘッダーに含められます。
setProxyBasicAuthentication (userID, password) EGL Rich UI プロキシーへのアクセスが JEE 基本認証によって保護されている場合に、 EGL Rich UI プロキシーへのユーザー・アクセスを提供します。この関数では、ユーザー ID とパスワードの入力が必要です。ユーザー ID とパスワードは自動的に暗号化され、HTTP ヘッダーに含められます。
setRestRequestHeaders (interface, headers) REST サービスに送信される HTTP ヘッダーを設定します。ヘッダーは EGL 辞書内にあります。
setRestServiceLocation (interface, baseURI) REST サービスへのアクセスに使用するベース URI を設定します。
setSOAPRequestHeaders (interfaceheaderRecord) SOAP サービスに送信される要求ヘッダーを設定します。 この関数は、JAX-RPC ではなく JAX-WS に依存する Java ベースまたは JavaScript ベースのリクエスターでのみ使用可能です。
setSOAPResponseHeaders (headerRecord) サービス・リクエスターに返される応答ヘッダーを設定します。 この関数は、EGL 生成の Java ベース SOAP サービスでのみ使用可能であり、かつサービスが JAX-RPC ではなく JAX-WS に依存している場合にのみ使用可能です。
setTCPIPLocation (variablestring) EGL サービスへの TCP/IP アクセスを提供するホスト名およびポート番号を設定します。
setWebServiceLocation (variable, string) SOAP サービスへのアクセスを提供する URL を設定します。

互換性

表 2. serviceLib の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
IMS/VS、IMS™ BMP serviceLib はサポートされません。
VSE serviceLib はサポートされません。

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