COBOL 生成では、COBOL、SQL、および CICS® 予約語の事前定義 (組み込み) リストが維持され、これらを COBOL プログラム内で名前として使用することはできません。メイン・パーツの alias 名 (または alias プロパティーが指定されていない場合は、パーツ自体の 8 文字に切り捨てられた名前) は、予約語リスト内の語と競合することがあります。
その場合、EGL ジェネレーターはエラーで終了します。
メイン・パーツ以外のパーツの場合、EGL によってパーツ名と予約語リストの語との競合が検出されると、EGL 生成プログラムによってパーツ名の別名が作成されます。
通常は、予約語の事前定義リストを補足する必要はありません。ただし、次の場合、予約語ファイルを定義して、EGL 生成プログラムが使用を回避すべき追加の予約語を指定する必要のある場合があります。
次の場合、追加の予約語ファイルが必要となる場合があります。
- ご使用の COBOL、DB2®、または CICS のバージョンが、お持ちのこれらの処理用に開発された EGL のバージョンよりも新しく、
新しい製品によって新しいキーワードが導入された。
- COBOL 変数名として使用したくない特定の語がある。
必要に応じて、システム管理者は、予約語の事前定義リストに追加する予約語ファイルを
作成することができます。
予約語ファイルの形式には、2 つのレコード・タイプが含まれています。
- コメント・ステートメント
- カラム 1 にアスタリスク (*) があるステートメント。
- 予約語ステートメント
- カラム 1 から始まるワードがあるステートメント。
ワードは、最初のブランクまで拡張されます。
以下の例に示すように、特定の予約語に加え、語の末尾でアスタリスク (*) をワイルドカードとして使用できます。
予約語がアスタリスクで終わる場合、
先頭部分の文字がアスタリスクの前にあるストリングに一致するすべての名前は、それらがリストの語に一致したかのように処理されます。
予約語ファイルを作成する場合は、ビルド記述子オプション reservedWord として、そのファイルの完全修飾パス名を設定します。
EGL の予約語について詳しくは、「EGL 言語解説書」を参照してください。