バージョン 7.0 より前のバージョンからマイグレーションする場合は、
使用しているバージョンからバージョン 7.0 までのすべてのバージョンへのマイグレーションが必要です。
例えば、バージョン 6.0、暫定修正 001 からマイグレーションするには、次のようにします。
- EGL の前のバージョンからのマイグレーションの『開始する前に』セクションの適切なタスクを実行する。
- ワークスペース・マイグレーションをキャンセルする
- 6.0.1 にマイグレーションする
- 7.0 にマイグレーションする
- ワークスペースをマイグレーションする
次の表に、各バージョンのマイグレーション手順を示します。
マイグレーションするには、必要なすべてのステップを実行しなければなりません。
ワークスペースの更新
バージョン 5.1.2 からマイグレーションする場合、ワークスペースをマイグレーションできるようにするためにワークスペースのプロジェクトの更新が必要な場合があります。これは次の 2 つの方法のいずれかで実行できます。
- プロジェクトをリポジトリーにチェックインする
- プロジェクト交換ファイルを作成する
ワークスペース・マイグレーションをキャンセルする
7.0 より前のバージョンからマイグレーションする場合は、
コードのマイグレーションが完了してからワークスペースをマイグレーションします。
ワークスペースのマイグレーションが早すぎると、必要なマイグレーションの一部が実行されません。製品を開始すると、
ワークスペース・マイグレーション・ウィザードが自動で開始されます。
このウィザードはキャンセルする必要があります。
ワークスペース・マイグレーションをキャンセルするには、次のようにします。
- ウィザードが開始されたら、「キャンセル」をクリックします。
- マイグレーションする必要のあるプロジェクトを右クリックし、「プロジェクトを閉じる」をクリックします。
バージョン 6.0 iFix 001 へのマイグレーション
EGL V6.0 マイグレーション・ツールを使用して、コードをバージョン 6.0 iFix 001 にマイグレーションします。
注: EGL バージョン 6.0 暫定修正 001 に更新済みのコードに対してマイグレーション・ツールを使用しないでください。このツールによりコードでエラーが発生する可能性があるためです。
マイグレーション・ツールは、プロジェクト全体、単一のファイル、または選択したファイルに対して使用できます。
このツールをパッケージまたはフォルダーに対して実行すると、そのパッケージまたはフォルダー内にあるすべての EGL ソース・ファイルが変換されます。
- マイグレーション・ツールの設定が行われていることを確認します。
詳しくは、『EGL マイグレーション・ツール設定の設定』を参照してください。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、マイグレーションする EGL プロジェクト、パッケージ、フォルダー、またはファイルを選択します。
- 選択したリソースを右クリックし、をクリックします。
- オプション: 同じコードが 2 度マイグレーションされないようにするために、V6.0 マイグレーション機能を無効にします。
結果
ツールがソース・コードに加えた変更を検討します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、マイグレーションされた EGL ソース・ファイルを右クリックし、をクリックします。
- ワークスペース内のファイルと旧バージョンとの違いを調べる。
- 変更の検討が終了したら、「OK」をクリックします。
マイグレーション・ツールによって変更されるコードについて詳しくは、『V6.0 iFix 001 マイグレーション・ツールで行われる変更』を参照してください。
バージョン 6.0.1 へのマイグレーション
コードをバージョン 6.0.1 にマイグレーションするには、コードに対して以下の変更を手動で行います。
- 識別子 (変数名、パーツ名など) にアットマーク (@) で始まるものがないことを確認します。アットマークは演算子になりました。
- 以下のシステム関数の呼び出しを確認します。引数のプリミティブ型に関する問題を示すエラー・メッセージでわかるように、その呼び出しの最後の引数が数値の場合は、呼び出しを変更してください。
表 2. システム関数への手動による変更| 古い関数 |
新しい関数 |
| StrLib.compareStr |
VGLib.compareBytes |
| StrLib.CopyStr |
VGLib.copyBytes |
| StrLib.concatenate |
VGLib.concatenateBytes |
バージョン 7.0 以上へのマイグレーション
EGL V7.0 マイグレーション・ツールを使用して、EGL バージョン 6.0.1 以降からバージョン 7.0 以上にコードをマイグレーションします。
注: 既に EGL V7.0 へマイグレーションされているコードに対して、
マイグレーション・ツールを使用しないでください。
そのようなことを行うと、コードでエラーが発生する可能性があります。
マイグレーション・ツールは、プロジェクト全体、単一のファイル、または複数のファイルに対して使用できます。
このツールをパッケージまたはフォルダーに対して実行すると、そのパッケージまたはフォルダー内にあるすべての EGL ソース・ファイルが変換されます。
- マイグレーション・ツールの設定が行われていることを確認します。
詳しくは、『EGL マイグレーション・ツール設定の設定』を参照してください。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、マイグレーションする EGL プロジェクト、パッケージ、フォルダー、またはファイルを選択します。
マイグレーションする任意の数の EGL リソースを選択できます。
一度に複数のリソースを選択するには、Ctrl を押したままリソースをクリックします。
- 選択したリソースを右クリックし、をクリックします。
- コードを調べて、エラーや、EGL V7.0 に準拠しない箇所がないことを確認します。
場合によっては、コードを手動で変更することが必要です。詳しくは、『V7.0 マイグレーション・ツールでは行われない変更』を参照してください。
- オプション: 同じコードが 2 度マイグレーションされないようにするために、V7.0 マイグレーション機能を無効にします。
結果
ツールがソース・コードに加えた変更を検討します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、マイグレーションされた EGL ソース・ファイルを右クリックし、をクリックします。
- ワークスペース内のファイルと旧バージョンとの違いを調べる。
- 変更の検討が終了したら、「OK」をクリックする。
COBOL ソース・プロジェクトまたは Rich UI プロジェクトをマイグレーションする場合は、
さらに変更を行わなければならないことがあります。詳しくは、『COBOL から EGL へのマイグレーション』および『Rich UI プロジェクトのマイグレーション』を参照してください。
ワークスペースのマイグレーション
プロジェクトのワークスペースをマイグレーションするには、次のステップを実行します。
- マイグレーションするプロジェクトを右クリックします。
- 「プロジェクトを開く」をクリックします。
- マイグレーションは自動的に行われます。Web プロジェクトをバージョン 6 からマイグレーションする場合は、バージョン 8 で開く前にそれらをバージョン 7 にマイグレーションする必要があります。