複雑な Rich UI アプリケーションを作成する場合、複数の Rich UI ハンドラーでコードを作成します。各ハンドラーは、Web ページ、または Web ページのセクションに対応します。
前述したように、ハンドラーはサービスにアクセスできます。サービスの一部は、EGL サービス・パーツを使用して作成する場合があります。
可能な限り、既存のリソースを使用してください。1 つの例として、今回の Rich UI アプリケーションでは、Yahoo! がホストするサービスにアクセスして、指定の郵便番号から住宅ローン会社のリストを取得します。
もう 1 つの例として、今回は、製品に用意されている以下の EGL プロジェクトを使用します。
- com.ibm.egl.rui.dojo.samples
- 以下を始めとするコードを提供します。
- 柔軟な開発を行えるようにインターフェースを複数のセクションに分割するウィジェット。
- 無効なデータを入力したユーザーに通知を行うダイアログ・ボックスを作成するロジック。
- Google マップ・ウィジェット。
- com.ibm.egl.rui.dojo.widgets
- このチュートリアルに必要な以下のウィジェット・タイプを提供します。
- DojoButton
- DojoComboBox
- DojoCurrencyTextBox
- DojoPieChart
- DojoTextField
- PieChartData
これらのすべてのウィジェット・タイプは、使用可能な他の多くのウィジェットと同様に、Dojo を基にしています。
このテクノロジーの背景について詳しくは、Dojo toolkit (http://dojotoolkit.org) を参照してください。
- com.ibm.egl.rui
- インターフェースに寄与する Rich UI ハンドラー間の通信を可能にする EGL InfoBus を提供します。
このプロジェクトでは、このチュートリアルに必要な以下のウィジェット・タイプも提供します。
- Box
- DataGrid
- GridLayout
- HyperLink
- Image
- TextField
- TextLabel
以下のロジックを作成します。
- MortgageCalculationService
- 毎月の支払金額を計算する専用サービス。
- MortgageLib
- 複数のハンドラーに対してコードを提供するライブラリー。
- MainHandler
- 他のハンドラーを宣言するハンドラー。それぞれのハンドラーは、Web ページの 1 セクションを制御したり、バックグラウンドで他の処理を実行したりします。
- MortgageCalculatorHandler
- 毎月の支払金額を計算するハンドラー。
- CalculationHistoryHandler
- 以前の支払金額計算のインタラクティブ・リストを表示するハンドラー。
- CalculationResultsHandler
- 利子支払金額と元金の円グラフを表示するハンドラー。
- MapLocatorHandler
- 住宅ローン会社の所在地を表示するハンドラー。