ユーザー定義の論理パーツは、EGL アプリケーションにビジネス・ロジックを提供するものです。EGL では、2 種類の論理パーツが用意されています。
- メイン論理パーツ
- EGL は、これらのパーツを実行可能な Java™ または COBOL プログラムに変換します。
EGL 関数の EGL 文を使用して、EGL ロジックを指定します。
メインのパーツ型は、エントリー・ポイントの数と呼び出し方法により、次のように分類されます。
- プログラム
- プログラム・パーツには、単一のエントリー・ポイントがあり、このパーツはプログラムの開始、プログラムへの移動、またはプログラムの呼び出しによって呼び出されます。
- ライブラリー
- ライブラリー・パーツは共用関数および変数をサポートします。ライブラリーは、共用ライブラリー関数への直接呼び出しによって、または共用ライブラリー変数への直接参照によってアクセスする複数のエントリー・ポイントを持つメイン・パーツです。
- サービス
- サービスは、含まれる関数がローカルで呼び出されるか、ネットワーク (インターネットを含む) 経由で呼び出される共用関数ライブラリーです。
- ハンドラー
- ハンドラーは複数のエントリー・ポイントのあるプログラムであり、その外部関数はイベントへの応答で呼び出されます。コア EGL パッケージにはハンドラーはありません。すべての EGL ハンドラーは、ある種類のユーザー・インターフェースに関連します。ハンドラー・パーツ を参照してください。
- プロトタイプ論理パーツ
- これらのパーツは、それ自体のロジックを持ちません。ですが、任意の場所で定義されたサービス、プログラム、関数を呼び出すのに必要な情報を提供します。プロトタイプ・パーツに含まれるものは、以下のとおりです。
- インターフェース
- インターフェース・パーツは、リモート・サービスを呼び出すのに必要な情報を提供します。
- ExternalType
- ExternalType パーツは、Java のクラスおよびオブジェクトに関連付けられたメソッドを呼び出すために必要な情報を提供します。
- 委譲
- 委譲パーツは、関数ポインター変数を介して EGL 関数を呼び出すための情報を提供します。
- 関数
- 関数はパーツではありませんが、メイン論理パーツの主要なコンポーネントです。関数は、プログラム内で最初の実行可能コードを含んでいるか (main() 関数)、別の関数から呼び出されるかのいずれかです。
これらの主なカテゴリーに加えて、独立型関数は論理パーツであるという特殊な場合があります。EGL は、互換性のために独立型関数を保持します。これは、新規コードでは使用しないでください。
詳しくは、独立型関数パーツを参照してください。
これらのパーツのほとんどに、固有のプロパティー・セットがあり、
ユーザーはこれらを設定して、EGL ソースから生成するコードの振る舞いを制御することができます。