EGL テキスト・レポートは、より複雑なレポート・ツールに簡略化された代替を提供します。
テキスト・レポートには、次の 2 つの EGL 論理パーツが必要です。
- プログラム・パーツ。レポート処理を開始して、コントロールを汎用ハンドラー・パーツに渡します。
- 汎用ハンドラー・パーツ。レポート作成プロセス中の特定のイベントに関連付けられた関数が含まれています。
EGL は、ExternalType パーツを使用して、レポートを生成する処理を実行します (
ExternalType パーツを参照)。
これらの外部型は、Java™ 環境の Java クラス、および COBOL 環境の COBOL プログラムに対応するように設計されています。一般的に、ユーザーが処理するのは、次の外部型の 3 つ程度です。
- TextReports
- この外部型に基づく変数をハンドラー内に作成します。この変数がレポート・エンジンになります。ハンドラーはコントロールをエンジンに渡し、エンジンから関数を呼び出します。この変数を宣言するときに、レポートのレイアウト (ヘッダー、余白など) を作成します。詳しくは、TextReport 変数の作成を参照してください。
要確認: z/OS では、出力レポートのフォーマットとして RECFM=VB,LRECL=255 を指定する必要があります。例えば、次のようになります。
//REPORT1 DD SYSOUT=*,DCB=(RECFM=VB,LRECL=255,BLKSIZE=2550)
- TextReportEvent
- この型は、レポート作成プロセスで、イベントに関連付けられたハンドラー関数を宣言するときにのみ使用します。テキスト・レポート変数を参照してください。
- TextReportDriver
- この型は、生成済みのレポート・ファイルと対話する必要がある場合、または固有名のついたレポート・ファイルが必要な場合にのみ使用します。テキスト・レポート・ドライバーを参照してください。
要確認: COBOL 生成は TextReportDriver 外部型をサポートしません。
レポート・エンジン変数を作成した後、その変数から関数を呼び出してレポートの本体を作成することができます。これらの関数について詳しくは、テキスト・レポート関数を参照してください。