この演習では、プロジェクトを作成して EGL アプリケーションを 保持し、使用するデータベースを追加します。
このチュートリアルでは、EGL Web プロジェクトのファイルを 処理することが、作業の大半を占めることになります。このプロジェクトには、EGL コードや Web ページが含まれ、 アプリケーションのロジック、インターフェース、およびデータを作成する サンプル・データベースも含まれます。 ただし、プロジェクトの作成を開始する前に、チュートリアルでどのサーバーを使用するか決めておく必要があります。
WebSphere® Application Server を選択した場合は、EGL Web プロジェクトの他にエンタープライズ・アプリケーション・リソース・プロジェクト (EAR プロジェクト) が必要となります。EAR プロジェクトには、J2EE フレームワークでアプリケーションを デプロイするための情報 (サーバー上での実行方法や、 データ・ソースへの接続法など) が含まれています。 EAR プロジェクトには、1 つ以上のプロジェクトを含めることができます。 つまり、これらのプロジェクトをデプロイするための 情報も、EAR プロジェクトに含まれるということです。 EAR プロジェクトに含まれるプロジェクトは、モジュール と呼ばれます。 この場合、EGL Web プロジェクトは、EAR プロジェクト内の モジュールということになります。 大規模なアプリケーションの場合、 EAR プロジェクトは、 さまざまなジョブを実行する、多数の異なるモジュールを持っている場合があります。
ただし、Apache Tomcat を選択した場合は、EAR プロジェクトは必要ありませんし、実際、EAR プロジェクトは使用できません。WebSphere Application Server は全機能が装備されたアプリケーション・サーバーです。Web プロジェクト (EGL Web プロジェクトなど)、EAR プロジェクト、エンタープライズ JavaBean (EJB) プロジェクトなど、J2EE フレームワークの各種モジュールを実行できます。一方、Tomcat は Web サーバーであり、Web プロジェクトのみを実行するために設計されています。つまり、EAR プロジェクトや EJB プロジェクトなど、他のタイプの J2EE プロジェクトをサポートしません。
このチュートリアル・アプリケーションは、どちらのサーバーを使用するかに関係なく、同じ方法で実行されますが、これらサーバー間の違いについて知っておく必要があります。WebSphere Application Server を使用する場合は、EAR プロジェクトを作成し、その EAR プロジェクトの中にデータベース接続情報を入れます。Tomcat を使用する場合は、EGL Web プロジェクトの中にデータベース接続情報を直接入れます。
チュートリアルが終わるまで、WebSphere Application Server または Apache Tomcat に該当するセクションに注意を払ってください。お客様が持っていないプロジェクト、ファイル、またはオプションが説明に出てきた場合は、ご使用のサーバーに対して正しいセクションを読んでいるか確認してください。

使用するプロジェクトでは Web ページ・インターフェースを使用するため、EGL Web プロジェクトを作成する必要があります。EGL Web プロジェクトは、動的 Web プロジェクトおよび EGL プロジェクトの機能を結合します。WebSphere Application Server を使用している場合は、EAR プロジェクトも作成します。
この演習では、ご使用のサーバーに応じて、1 つまたは 2 つのプロジェクトを作成しました。「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、次のプロジェクトを探索できます。
WebSphere Application Server を使用している場合、「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューは次のようになります。

Tomcat を使用している場合、「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューは次のようになります。
