package

EGL package 文は、関連するパーツのコレクションに名前を割り当てます。

すべての EGL ソース・ファイルには、package 文が含まれているはずです。 同じパッケージに任意の数のファイルが属することが可能であるため、パッケージには複数の package 文 (各ソース・ファイルにつき 1 つ) を含むことができます。 package 文を指定しないファイルは、ソース・フォルダーに直接格納されます。 つまり、デフォルト・パッケージに格納された状態になります。デフォルト・パッケージ内のパーツを、他のパッケージやプロジェクト内のパーツが共有することはできません。このため、常に package 文を指定して、デフォルト・パッケージの使用を回避してください。

同じ名前の 2 つのパーツを、同じパッケージに定義することはできません。 また、同じパッケージ名を異なるプロジェクトまたは異なるフォルダーで使用しないでください。

構文

package 文の構文図
packageName
パッケージに名前を付ける方法について詳しくは、このトピック内の『命名規則』を参照してください。

命名規則

規則に従って、パッケージ名を、所属組織のインターネット・ドメイン名を逆順にして前から書くことによって固有にします。例えば、IBM® ドメイン名は ibm.com® なので、 EGL パッケージは「com.ibm」で始まるものになります。 パッケージ名 (ピリオドで区切られた識別子のシーケンス) は、以下の例のように、パッケージ・ファイルのフォルダーの識別に使用されます。
  com.CompanyB.Customer

それぞれの名前はサブフォルダーに対応するため、上記の例のディレクトリー構造は financialProjects¥EGLSource¥com¥CompanyB¥Customer となります。 EGL が Java™ リソース・ディレクトリー内にディレクトリーを作成する場合は、すべての名前が小文字に変更されます。 これは、EGL では大/小文字を区別しないのに対し、Java では大/小文字を区別するためです。

以下に、ライブラリー・ファイルの開始および終了の例を示します。CustomerRecord 宣言はライブラリー・パーツの外部にあるため、その有効範囲はパッケージに対してグローバルです (有効範囲を参照)。
package com.companyb.customer;

Record CustomerRecord type SQLRecord 
{ keyItems=["customerNumber"] }
	customerNumber INT;   // キー項目
	customerName STRING;
	customerBalance DECIMAL(9,2);
end

Library CustomerLib

  myCustomer CustomerRecord;

  getCustomer()
  ...
  end  // 関数の終了

end // ライブラリーの終了

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