detectable

detectable プロパティーは、ライト・ペンによるフィールド選択が可能な 3270 端末で使用され始めました。 Java™ 用に生成されたプログラムでは、ライト・ペンによる選択の代わりにマウス・クリックが使用されます。 detectable プロパティーを YES に設定すると、ユーザーがフィールドを選択した際に、フィールドの変更データ・タグが設定されます。 新規のコードでこのプロパティーを実際に使用することは、ほとんどあるいは全くありません。

フィールド内容 (value プロパティー、またはフィールドに値を割り当てるプログラムで指定) の先頭の文字は、ユーザーがフィールドを選択した際に実行するアクションを指定する指定文字 でなければなりません。 最も一般的な指定文字は以下のとおりです。
&
即時検出 を実行します。この場合、実行時にフィールドを選択することは、フィールドに変更を行って ENTER キーを押すことと同じです。
?
遅延検出 を実行します。この場合、実行時にフィールドを選択することは、フィールドに変更を行うことと同じですが、プログラムがフォーム情報を受け取るのは、ユーザーが ENTER キーを押すか、即時検出用に構成されたフィールドをクリックした後です。

ユーザーが変数フィールドの指定文字を変更することがないようにするには、protect プロパティーを YES または SKIP に設定します。

通常、detectable は変数フィールドで使用されます。 即時検出の指定文字を使用した detectable を定数フィールドに指定した場合、プログラムは、フィールドの表示直後にユーザーが ENTER を押したときと同様の動作をします。

IBM® 3278 および 3279 端末は、どちらの種類の検出もサポートしています。 IBM 3277 端末では、遅延検出のみをサポートします。 正しい指定文字を判別するには、サポートする予定の端末またはエミュレーターの資料を参照してください。

互換性

表 1. detectable プロパティーのサポート
データ項目 JSF ハンドラー VGUI レコード コンソール UI テキスト書式 Java テキスト書式 COBOL 印刷書式 Java 印刷書式 COBOL
あり なし なし なし あり* あり* なし なし

* 以下の互換性に関する考慮事項を参照してください。

表 2. detectable の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
テキスト UI detectable フィールドの intensity プロパティーには、invisible 以外の値を指定する必要があります。

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