ビジネス・インテリジェンスおよびレポート作成ツール (BIRT) は、Eclipse ベースのレポート作成システムであり、グラフィックス、テーブル、グラフ、および図表などを、洗練された PDF や HTML フォーマットで出力できるようにするものです。
JSF ハンドラーをコーディングするときや、Java™ 用に生成されるプログラムをコーディングするときに、BIRT で EGL サポートを使用できます。
出力の設計を開始するには、ワークベンチの「レポート設計」パースペクティブを開いて、レポート・プロジェクトを作成します。
代わりに、EGL または Web プロジェクトですべての作業を行うこともできます。
レポート を作成します。
ここでいうレポートとは (出力の設計作業のコンテキストでは)、デフォルトの拡張子が .rptdesign である XML ファイルのことです。
次のステップを実行します。
- 「ファイル」をクリックするか、プロジェクトで右クリックします。
- 「新規」 > 「その他」と選択します。
- 「ウィザードを選択」ダイアログで、「ビジネス・インテリジェンスおよびレポート作成ツール」 >
「レポート」と選択します。
- 親フォルダーおよびレポート名を指定して、「次へ」をクリックします。
- 「新規レポート」ダイアログで、レポートの基礎となるテンプレートを選択します。
質問アイコンを押した場合にヘルプが使用可能になります。
「レポート作成の虎の巻を表示」にチェックを入れると、
それ以降、レポート設計の詳細が表示されます。
- 「終了」をクリックします。
- 次のタスクには、データ・ソース (JDBC 接続など) の指定、データ・セット
(SQL SELECT ステートメントで指定されたデータベース列など) の指定のほか、ラベルおよびテーブルなどの要素をドラッグ・アンド・ドロップするパレットの使用が含まれます。
以下の Web サイトでチュートリアルおよびバックグラウンド詳細にアクセスして、虎の巻を利用したり、レポート設計のより詳しい概要を取得したりすることができます。
http://www.eclipse.org/birt
EGL または Web パースペクティブでの作業で、出力の作成を実行する EGL コードを作成します。
作成には、以下の 2 つのステップがあります。
- レポート (今後は 設計ファイル と呼びます) は、文書ファイル と呼ばれる、第二のファイルに変換されます。このファイルには、デフォルトの拡張子 .rptdocument が付き、中間フォーマットのデータを含んでいます。
- 文書ファイルは、PDF または HTML 出力に変換されます。
処理速度を速めるには、このほかに 2 つの選択肢があります。
- 個々の文書ファイルの作成をスキップできます。
- 設計ファイルの代わりに、既存の文書ファイルから処理を開始できます。
EGL における BIRT の処理に関する基本概念は、以下のとおりです。
カスケーディング・スタイル・シート (CSS) を使用して、レポートの表示特性を制御することができます。