生成されてデプロイされる JSF アプリケーションと Rich UI アプリケーションには、複数の 差異が存在します。実装するセキュリティーのタイプを選択する際に影響する可能性が あるため、これらの派生結果について理解する必要があります。
JSF アプリケーションでは、各 JSF ハンドラーは Faces JSP に関連付けられます。 JSF ハンドラーおよびそれが参照する EGL パーツは Java™ で生成されます。 各 JSP はそれぞれの独自のファイルに生成され、独自の URL を持ちます。この URL は、JEE セキュリティー を使用して、非認証ユーザーから保護しなければならないことがあります。 URL を保護する際には、JSP の一部を JSF アプリケーションに組み込むか、全部を組み込むかを選択できます。 選択内容によっては、JSF アプリケーションに含まれる JSP の一部をパブリックのままにし、 それ以外の JSP を認証ユーザーのみに制限することができます。
Rich UI アプリケーションの場合は、1 つのアプリケーション内のすべての Rich UI ハンドラーのコンテンツが、EGL によって、単一の HTML ファイルの JavaScriptで生成されます。 EGL Web サービスを呼び出す Rich UI アプリケーションの場合は、それらのサービスを Javaで生成する必要があります。これは、Web サービスは、Web ブラウザー内ではなく、アプリケーション・サーバー上で実行されるためです。 Rich UI アプリケーションのために EGL が生成する HTML ファイルには、JEE セキュリティー を使用して保護できる単一の URL が関連付けられます。JEE セキュリティーを 使用して URL を保護することを選択した場合は、ユーザーが Rich UI アプリケーションの いずれの部分にアクセスする場合でも、その前に認証用のプロンプトが出されます。Rich UI アプリケーションの 一部の領域をパブリックにしたい場合は、JEE 認証を使用できません。 代わりに、カスタム・セキュリティーを使用して、ユーザーがアプリケーションの制限付き部分に アクセスする前にログインするためのプロンプトを出してください。
JSF アプリケーションと Rich UI アプリケーションのもう 1 つの大きな違いは、Rich UI アプリケーションが Web サービスを呼び出すために使用する EGL Rich UI プロキシーを、JSF アプリケーションでは、必要としないことです。これは、JSF ハンドラーは、JavaScriptではなく Javaで生成されるためです。