MQRecord のオプション・レコード

各 MQRecord は 5 つのオプション・レコード と関連付けられています。 EGL ではこれらを、WebSphere® MQ への隠れた呼び出しにおける引数として使用します。

選択可能なオプション・レコードは以下のとおりです。
MQGMO
オプション・レコードの取得 (getOptionsRecord プロパティーで参照)
MQPMO
オプション・レコードの配置 (putOptionsRecord プロパティーで参照)
MQOO
オプション・レコードを開く (openOptionsRecord プロパティーで参照)
MQMD
メッセージ記述子レコード (msgDescriptorRecord プロパティーで参照)
MQOD
オプション・レコードの取得 (queueDescriptorRecord プロパティーで参照)

個々のレコードについての詳細は、関連するプロパティーの各トピックを参照してください。

オプション・レコードを WebSphere MQ レコードのプロパティーとして指定する場合、 事前定義された BasicRecord パーツ (MQOD など) に基づいて変数の参照を行います。 このパーツは、製品に提供されている EGL ファイル内に置かれます (WebSphere MQ メッセージ・キュー・アクセスを参照)。レコード・パーツをそのまま使用する代わりに、 これをユーザー独自の EGL ファイルにコピーして、カスタマイズすることができます。

所定のオプション・レコードを使用するよう指示しない場合は、EGL はデフォルトのレコードを作成して、 値を割り当てます。この処理については、以下のセクションで説明します。 ただし、MQRecord を使用せずに WebSphere MQ にアクセスする場合は、 デフォルトのオプション・レコードは使用できません。

これらのレコードのフィールドに割り当てられる値の多くは、 MQOT_Q や MQOO_FAIL_IF_QUIESCING などの WebSphere MQ 定数です。これらの定数は数百にも及ぶため、 ここでは多すぎて記述できません。完全なリストについては、WebSphere MQ の資料を参照してください。

キュー記述子レコード

MQSeries オブジェクト記述子 (MQOD) に基づくキュー記述子レコードを作成できます。 MQOD は、MQSeries MQOPEN および MQCLOSE 呼び出しにおける引数です。 キュー記述子レコードを宣言しないと、EGL は自動的に、 MQOD という名前のデフォルトを作成します。 生成されたプログラムは以下を実行します。
  • キュー記述子レコードを初期化します。その際の初期値については、データの初期化を参照してください。
  • そのレコードの OBJECTTYPE を MQOT_Q に設定します。
  • OBJECTMGRNAME を、record.resourceAssociation システム変数に指定されたキュー・マネージャー名に設定します。 ただし、record.resourceAssociation でキュー・マネージャー名を参照しない場合、 OBJECTQMGRNAME は値を持ちません。
  • OBJECTNAME を、record.resourceAssociation 内のキュー名に設定します。

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