データ・アクセス文

EGL の各データ・アクセス文はデータ・ソースに対して、基本となる作成、読み取り、更新、および削除 (CRUD) の機能を実行します。

アクセスするデータ・ソースは、リレーショナル・データベースの結果セット、階層データベース、VSAM またはシリアル・ファイル、またはメッセージ・キューのいずれであってもかまいません。 データ・ソースは親 (階層データベースのように) を持つことができます。親は、データ・ソースを作成しなければならない場合もあります (例えば、結果内のナビゲーション用カーソルを含む結果セットを作成するために EGL の open 文を使用する場合)。

EGL プログラム内では、データ・アクセス・ステートメントを使用して、レコード変数内のフィールドにデータを移動します。 ほとんどの場合、データ・アクセス文をコーディングする場合にはレコード変数を指定します。 特定のレコード定義を参照する型を持ったレコード変数を宣言してください。 その定義にあるステレオタイプによって、特定のデータ・ソースを操作するようにレコードがカスタマイズされます。 詳しくは、ステレオタイプを参照してください。

SQLRecord としてステレオタイプ化されたカスタム・レコード・パーツを定義する場合、カスタム・パーツを基にした変数では、リレーショナル・データベースに固有のプロパティーが取得されます。 EGL では、レコード変数のステレオタイプ化とプロパティーを使用して、データ・アクセス文の正確な振る舞いを判別します。 例えば、SQL レコード変数を対象とする get 文と、WebSphere® MQ レコード変数を対象とする文とでは振る舞いが異なります。

各データ・アクセス・ステートメントには、特定の中核的な振る舞いがあります。この振る舞いについては、このセクションの各トピックで取り上げられています。 こうした中核的な振る舞いに特定のステレオタイプが与える影響を理解するには、関連するデータ・アクセス・テクノロジーのセクションの該当するトピックをお読みください。 例えば、すべての get 文は、データ・ソースから読み取ります。 get 文の対象が SQL レコード変数である場合、データ・ソースはリレーショナル・データベースから取り出された結果セットになります。 詳しくは、SQL データ・アクセスを参照してください。

EGL Rich UI では、サービスを介してのみ、ファイル、データベース、およびプリンターへのアクセスをサポートします。EGL データ・アクセス・ステートメントは、Rich UI ハンドラー、または JavaScript に生成されたライブラリーでは使用できません。


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