COBOL プログラム生成の出力

下の表に、作成および生成フェーズの出力、出力が作成されるメインのパーツ、出力の型のファイル名、作成される出力のターゲット環境、出力の型の生成を制御するビルド記述子オプションを示します。

表 1. 作成および生成フェーズの出力
出力の型 ファイル名 メイン・パーツ ターゲット・ランタイム環境 ビルド記述子オプション
COBOL プログラム alias.cbl

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ
DataTable
パーツ

すべて genDataTables オプションで、生成済みプログラム、ライブラリー、またはサービスによって使用される DataTable パーツの生成を制御します。
ビルド計画 aliasBuildPlan. xml

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ
DataTable
パーツ

すべて buildPlan
リンク・エディット・ファイル alias.ledalias.lkg

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ
DataTable
パーツ

すべての z/OS® 環境 EGL は、必ず LED リンク・エディット・ファイルを作成します。 EGL が LKG ファイルを作成するのは、linkEdit ビルド記述子オプションで特定のリンク・エディット・パーツが指定されている場合です。 また、linkEdit ビルド記述子オプションが指定されていない場合にも、生成されるプログラム、ライブラリー、またはサービスと同じ名前のリンク・エディット・パーツがある場合は、LKG ファイルが作成されます。
バインド制御ファイル alias.bnd

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ

すべての z/OS 環境 プログラム、ライブラリー、またはサービスの場合、bind ビルド記述子オプションで特定のバインド制御パーツを指定できます。 bind オプションが指定されていない場合、EGL のデフォルトでは、生成されるプログラム、ライブラリー、またはサービスの名前に一致するバインド制御パーツを使用します。 バインド制御パーツがない場合は、EGL によって自動的にバインド制御ファイルが作成されます。
CICS® エントリー alias.pctalias.ppt プログラム z/OS CICS cicsEntries
COBOL コピーブック formgroupalias. CPY FormGroup パーツ IMS/VS EGL は EGL アプリケーションの生成時に、genFormGroup ビルド記述子と genHelpFormGroup ビルド記述子 のオプションを使用して、FormGroup およびヘルプ書式グループを生成するかどうかを判別します。
MFS ソース formgroupalias. MFS

FormGroup パーツ
ヘルプ書式グループ
part

IMS/VS
IMS BMP

formServicePgmType が 「ALL」または「MFS」に設定されている場合、EGL は IMS™ BMP 用に MFS ソース・ファイルを作成します。EGL は EGL アプリケーションの生成時に、genFormGroup ビルド記述子と genHelpFormGroup ビルド記述子 のオプションを使用して、FormGroup およびヘルプ書式グループを生成するかどうかを判別します。
FormGroup 書式モジュール formgroupaliasFM.FMT

FormGroup パーツ
ヘルプ書式グループ
part

CICS
iSeries
IMS/VS

EGL は EGL アプリケーションの生成時に、genFormGroup ビルド記述子と genHelpFormGroup ビルド記述子 のオプションを使用して、FormGroup およびヘルプ書式グループを生成するかどうかを判別します。
書式グループ印刷サービス・プログラム formgroupaliasP1. CBL FormGroup パーツ

z/OS バッチ
IMS BMP

EGL は EGL アプリケーションの生成時に、genFormGroup ビルド記述子と genHelpFormGroup ビルド記述子 のオプションを使用して、FormGroup およびヘルプ書式グループを生成するかどうかを判別します。
書式グループ・オンライン印刷サービス・プログラム formgroupalias. CBL FormGroup パーツ

z/OS CICS
IMS/VS

EGL は EGL アプリケーションの生成時に、genFormGroup ビルド記述子と genHelpFormGroup ビルド記述子 のオプションを使用して、FormGroup およびヘルプ書式グループを生成するかどうかを判別します。
ランタイム JCL のサンプル alias.jcx

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ

z/OS バッチ
IMS BMP

genRunFile ビルド記述子オプションで、 ファイルを生成するかどうかを制御します。templateDir ビルド記述子オプションで、テンプレートを置く場所を制御します。
ランタイム CL のサンプル alias.clr

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ

iSeries® templateDir ビルド記述子オプションで、テンプレートを置く場所を制御します。
テーブル・バイナリー・イメージ alias.tab DataTable iSeries genDataTables オプションで、生成済みプログラム、ライブラリー、またはサービスによって使用される DataTable パーツの生成を制御します。
メッセージ・ファイル alias.msg msgTable 型のデータ・テーブル iSeries genDataTables オプションで、生成済みプログラム、ライブラリー、またはサービスによって使用される DataTable パーツの生成を制御します。
データ定義の仕様 alias.dds

プログラム・パーツ
ライブラリー・パーツ
サービス・パーツ

iSeries genDDSFile
準備フェーズの最後には、総合結果ファイルに、ターゲット・ランタイム環境で実行されているビルド・サーバーで実行された準備ステップの状況情報が含まれています。 準備の各ステップに関する結果ファイルもあります。 これらのファイルは、EGL によって生成される出力の準備が行われた場合にのみ 生成されます。 ディレクトリーにソース・コードを生成し、次のようにビルド記述子オプションを設定した場合は、準備が自動的に行われます。

iSeries の場合、1 つのファイルに、生成された COBOL のコンパイルおよびリンクの結果がすべて含まれます。 このファイルの名前は、alias.BUILD.LISTING です。

z/OS については、次の表に、準備フェーズで作成される結果ファイルを示します。 ファイル名には、以下の変数を使用しています。
alias
8 文字に切り捨てられた名前を持つ、生成されたパーツに対して指定されるプロパティー (存在する場合)。 alias が指定されていない場合は、プログラム名が使用され、8 文字に切り捨てられます。
ddname
出力のデータ定義名。
表 2. z/OS におけるコード準備の結果ファイル名
準備ステップ ビルド・クライアント上の結果ファイル名
DB2® プリプロセッサー alias.P.ddname
CICS 変換プログラム alias.T.ddname
COBOL コンパイラー alias.C.ddname
リンケージ・エディター alias.L.ddname
DB2 バインド alias.B.ddname
準備の総合結果 alias_cbl_Results.xml
生成可能なさまざまなタイプのパーツの詳細については、「EGL プログラマー・ガイド」 および「EGL 言語解説書」 の『メイン・パーツ』のトピック、またはパーツに関する各セクションを参照してください。

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