以下のように、Rich UI エディターの外観設定を開始します。
- メインメニューから、とクリックします。「設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
- 「EGL」および「Rich UI」を展開し、「外観」をクリックします。「外観」ページが表示されます。このページには、「一般」、「ブラウザー・サイズ」、および「言語」の 3 つのタブがあります。
各タブについて、順番に説明します。タブでの作業は、以下のように行います。
- 「外観」ペインの設定を元の製品設定に戻すには、「デフォルトの復元」をクリックします。
- 「適用」をクリックして変更を保存します。
「設定」ダイアログ・ボックスが引き続き表示されます。
または、変更を保存してダイアログ・ボックスを終了するには、「OK」をクリックします。変更を取り消してダイアログ・ボックスを終了するには、「キャンセル」をクリックします。
「一般」タブ
「一般」タブでは、以下のように行います。
- 「エディター・タブ」セクションで、「設計」、「ソース」、または「プレビュー」を選択して、Rich UI エディターを開いたときに最初に使用するタブを指定します。
- 「ウィジェット作成」セクションでは、パレットから「設計」サーフェスにウィジェットをドラッグするたびに、Rich UI エディターが変数名についてのプロンプトを表示するかどうかを指定します。
チェック・ボックスをクリアすると、Rich UI エディターは独自の変数名を作成します。これは、連続的に割り当てられる整数が続くウィジェット・タイプ名 (Button など) です。
例えば、割り当てられる名前は、Button1、Button2、Box1 などのようになります。
- 「透過性」セクションでは、透過性コントロールの処理方法を指定します。これは、ウィジェットが、Rich UI エディターの「設計」タブでどのように表示されるかを制御します。特に、近接する多数のウィジェットを使用して「設計」サーフェスで作業を行っている場合に、透過性コントロールが役立ちます。
「設計」サーフェスは 2 つのレイヤーで構成されます。
ボトム・レイヤーは Web ブラウザーであり、ウィジェットを表示します (初期テキスト値を含む)。
トップ・レイヤーは編集オーバーレイであり、各ウィジェットの両端に不等号括弧があります。
トップ・レイヤーの背景には、透過的、白色と透過のドット・パターン、または (Windows プラットフォームでは) さまざまな透過レベルを持つ白色レイヤーのいずれかの特性を設定できます。
「外観」ペインで指定された透過オプションは、エディターを開くたびに Rich UI エディターの動作に影響します。ただし、エディターで作業しているときに、編集セッションで使用中の透過オプションを変更できます。
オプションを以下に示します。
- 「透過性コントロールの表示」チェック・ボックスを選択またはクリアして、透過性コントロールを表示するかどうかを指定します。
Rich UI での作業を開始するとき、コントロールを非表示にできます。これは、この設定のデフォルト設定です。
- 次に、以下のいずれかの透過モードを選択します。これは、「設計」サーフェスのトップ・レイヤーの背景に影響します。
- 「完全透過」は、背景が透過的であることを意味します。
- 「点線透過パターン」は、背景が白色と透過のドット・パターンであることを意味します。
モニターの最新表示頻度によっては、パターンが揺らいで見える場合があります。
- Windows プラットフォームでは、「可変透過性」は、背景がさまざまな透過レベルを持つ白色レイヤーであることを意味します。
スライダーの数値を変更することで、レベルを変化させます。前述の点線透過パターンは、38% の可変透過性パターンとほぼ同じになります。
- 「ドラッグ中の半透過を有効にする」チェック・ボックスは、パレットから「設計」サーフェスにウィジェットをドラッグするとき、または「設計」サーフェスの特定の場所から別の場所にウィジェットをドラッグするときに、一時的な透過モードを使用できるようにします。
このチェック・ボックスを選択すると、一時モードは点線透過パターンになります。
チェック・ボックスをクリアすると、通常の透過モードが引き続き有効になります。
通常の透過モードが点線透過パターンである場合、このチェック・ボックスは機能しません。
- 「色」セクションでは、以下の点に関する詳細を指定します。
- 現在選択されているウィジェットの境界線。
- パレットから「設計」サーフェスに、または「設計」サーフェスの特定の場所から別の場所にドラッグされるウィジェットをドロップ可能な場所。
- 「選択済みドロップ・ロケーション」。ドラッグ・アンド・ドロップ操作中にウィジェットが移動するドロップ可能な場所。
境界線およびそれぞれの場所について、隣接ボタンをクリックして色のダイアログを表示できます。このダイアログで、色を選択したり、調整したりすることができます。また、境界線および選択済みドロップ・ロケーションについて、チェック・ボックスを選択 (またはクリア) して、表示されるパターンを組み込む (または除外する) ことができます。
- 「パフォーマンス」セクションでは、現在のニーズ (より大きい反応性が必要であるか、メモリーなどのランタイム・リソースの使用低減が必要であるか、など) を反映するラジオ・ボタンを選択します。
「リソースの使用を少なくするための最適化」を選択した場合の影響の 1 つとして、「設計」または「プレビュー」タブを選択したときに内容を表示するまでの所要時間が増加することが挙げられます。
- 「Visual Editor で使用するレンダリング・エンジンを選択します」セクションで、次のいずれかのタスクを実行します。
- Mozilla レンダリング・エンジンを使用して Visual Editor にウィジェットを表示するには、「Mozilla XULRunner」を選択します。このエンジンは Firefox およびその他の Mozilla アプリケーションに組み込まれています。
(Rich UI を使用するには、Firefox バージョン 3 以上が必要である点に注意してください。)
- Microsoft Internet
Explorer のレンダリング・エンジンを使用する場合は、「Microsoft Internet Explorer」を選択します。
「ブラウザー・サイズ」タブ
「ブラウザー・サイズ」タブでは、特定の種類のデバイス (携帯電話など) に適したブラウザー・サイズを設定します。
具体的には、Rich UI エディターを開いたときに有効であるオプションを設定します。ただし、エディターで作業しているときに、編集中のファイルのブラウザー・サイズ・オプションを変更できます。
オプションを以下に示します。
- 「ブラウザー・サイズ・コントロール」チェック・ボックスを選択またはクリアして、Rich UI エディターでファイルが開かれている場合にコントロールを表示するかどうかを指定します。
Rich UI での作業を開始するとき、コントロールを非表示にできます。これは、この設定のデフォルト設定です。
- スライダーの数値を変更して、デフォルトの高さと幅をピクセル単位で指定します。
設定したデフォルト値が、Rich UI エディターで最初に指定されるブラウザー・サイズになります。同様に、スライダーの数値を変更して、Rich UI エディターで開かれているファイルで有効な高さと幅の最大値および最小値を指定します。
最大値と最小値は、「外観」ページに戻った場合にのみ変更できます。
「言語」タブ
「言語」タブでは、Rich UI エディターの「プレビュー」タブまたは外部ブラウザーで Rich UI アプリケーションを実行したときに、使用するメッセージを決定する値を割り当てます。
ロケールの使用方法の詳細については、『表示可能テキストのプロパティー・ファイルの使用』を参照してください。
「言語」タブでの作業では、
「Rich UI」ペインでリストされているロケールから選択します。これについては、『
Rich UI の設定』で説明されています。作業を以下に示します。
- 「ランタイム・メッセージ・ロケール」リスト・ボックスで、EGL ランタイム・メッセージのロケールを選択します。これは、EGL ランタイムにより提供されるものであり、カスタマイズするプロパティー・ファイルに含まれるメッセージとは異なります。
- 「Rich UI ハンドラー・ロケール」リスト・ボックスで、カスタマイズするプロパティー・ファイルに含まれるメッセージのロケールを選択します (該当する場合)。