LDAP への Rich UI アクセスのセットアップ

このプロジェクトの構成には約 5 分かかります。

始める前に

LDAP への Rich UI アクセスのサンプルには、以下が必要です。
  • LDAP 準拠サーバー
  • IBM® WebSphere® Application Server
  • ワークスペース内に com.ibm.egl.rui プロジェクト

LDAP 準拠サーバーがない場合は、オープン・ソース・サーバー (ApacheDS など)、およびそのサーバーへのアクセスを提供するクライアント (Apache Directory Studio など) を使用できます。ApacheDS および Apache Directory Studio をインストールするには、『LDAP 準拠ソフトウェアの構成』を参照してください。

WebSphere Application Server フィーチャーがインストールされ、ランタイム環境が指定されていることを確認してください。
  • フィーチャーはインストール・プロセス中にリストされています。 インストールされたフィーチャーは WebSphere Application Server のレベルに一致していなければなりません。 インストールされているフィーチャーを確認するには、IBM Installation Manager を開始してください。 「ファイル」 > 「インストール済みパッケージの表示」 > 「IBM Rational Business Developer」をクリックします。適切なフィーチャーがインストールされていない場合は、IBM Installation Manager の変更機能を使用してフィーチャーをインストールしてください。
  • アプリケーション・サーバーの場所を指定するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「サーバー」 > 「ランタイム環境」をクリックします。適切なサーバーを選択し、場所を入力します。

com.ibm.egl.rui プロジェクトは、「EGL Rich UI プロジェクトの作成」ウィザードの使用時に自動的に作成されます。このプロジェクトがない場合は、『LDAP への Rich UI アクセス』ページで「従属プロジェクトの取得」をクリックしてワークスペースにインポートします。

このタスクについて

サンプルを実行するには、以下の手順を行います。

手順

  1. ワークスペースにサンプル・プロジェクトをインポートするには、『LDAP への Rich UI アクセス』ページで「サンプルの取得」リンクをクリックします。必要なマイグレーションをワークスペース・マイグレーション・ツールで実行できるようにしてください。 ランタイム・サーバーの選択を促すプロンプトがワークスペース・マイグレーション・ツールから出された場合は、このサンプルの実行に使用する WebSphere Application Server を選択します。
  2. ご使用の WebSphere Application Server のデフォルト・ポートが 9080 でない場合は、以下を行います。
    1. LdapRuiSample/EGLSource/bindings フォルダーで WebBindings.egl をダブルクリックして EGL エディターを開きます。
    2. 定数 ldapUri のポートを、ご使用のランタイム・サーバーで使用されているポートに変更します。
    3. 変更内容を保存して、ファイルを閉じます。
    4. LdapRuiSample/EGLSource フォルダーの LdapRuiSample.egldd をダブルクリックして EGL デプロイメント記述子エディターで開きます。
    5. 「サービス・バインディング」タブをクリックし、ベース URI のポートを、ご使用のランタイム・サーバーで使用されているポートに変更します。
    6. 変更内容を保存して、ファイルを閉じます。
    ご使用のランタイム・サーバーのデフォルト・ポートは、管理コンソールを使用して確認できます。
  3. 既存の LDAP 準拠サーバーを使用する場合は、LdapRuiServices プロジェクトに移動し、以下のファイルを開き、ご使用のサーバーに適した内容であることを確認します。
    • EGLSource/libraries/LdapLoginLib.egl (次の providerURL エントリーを変更する必要がある場合があります)
      providerUrl String = "ldap://localhost:389/o=sample";
    • EGLSource/libraries/UserObjectLib.egl
  4. LdapRuiSample プロジェクトで、SampleCompany.ldif ファイルを見つけます。 そのファイルから、サンプル・データをインポートします。
    • 既存の LDAP 準拠サーバーを使用する場合は、SampleCompany.ldif ファイル からサンプル・データをインポートします。このファイルは、次の場所にあります。
      workspace/LdapRuiSample/
      注: workspace は、ご使用の EGL 製品ワークスペースの完全修飾パス名です (例えば、C:/MyWorkspace)。
    • デモンストレーション用にオープン・ソース Apache ソフトウェアを使用する場合 は、『Apache Directory Studio を使用したサンプル・データのインポート』の手順に従って、ApacheDS ディレクトリー・サーバーにサンプル・データをインポートします。
  5. プロジェクトの Web サービスの LdapRuiServices に Java™ コードを生成するには、「LdapRuiServices」を右クリックし、「生成」をクリックします。
  6. プロジェクトのパーツの LdapRuiSample に JavaScript コードを生成するには、「LdapRuiSample」を右クリックし、「生成」をクリックします。
  7. LdapRuiSample の EGL デプロイメント記述子を更新します。
    1. LdapRuiSample.egldd をダブルクリックして EGL デプロイメント記述子エディターを開きます。
    2. 「ターゲット・プロジェクト」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。
    3. 「新規」をクリックし、「プロジェクト名」フィールドに LdapRuiDeployed と入力します。
    4. 特定バージョンの WebSphere Application Server をランタイム・サーバーとして選択します。 「動的 Web モジュール・バージョン (Dynamic web module version)」の値は、バージョン 7.0 以上の場合は 2.5 です。
    5. 「EAR にプロジェクトを追加」チェック・ボックスにチェック・マークが付いていることを確認します。
    6. 「新規プロジェクト」をクリックし、「プロジェクト名」フィールドに LdapRuiDeployedEAR と入力します。
    7. 「終了」をクリックして EAR プロジェクトを作成します。
    8. 「終了」をクリックして動的 Web プロジェクトを作成します。
    9. ターゲット・プロジェクトとして LdapRuiDeployed が指定されていることを確認してから、変更内容を保存してデプロイメント記述子エディターを閉じます。
  8. Rich UI アプリケーションをデプロイします。
    1. LdapRuiSample.egldd を選択します。
    2. 右クリックし、「EGL 記述子のデプロイ」を選択します。
    LdapRuiDeployed プロジェクトと LdapRuiDeployedEAR プロジェクトがワークスペースに表示されます。
  9. 以下のように、LdapRuiDeployedEAR および LdapRuiServicesEAR をご使用の IBM WebSphere Application Server に追加します。
    1. 「サーバー」ビューで、ご使用の WebSphere Application Server を右クリックし、「プロジェクトの追加および除去 (Add and Remove Projects)」をクリックします。
    2. 「LdapRuiDeployedEAR」 > 「追加」をクリックします。
    3. 「LdapRuiServicesEAR」 > 「追加」をクリックします。
    4. 「終了」をクリックします。
  10. 「サーバー」ビューで、WebSphere Application Server を開始します。
  11. サンプル Rich UI アプリケーションを実行します。
    1. LdapRuiDeployed プロジェクトと WebContent を展開します。
    2. SampleCompany-en_US.html を右クリックしてから、「実行」 > 「サーバーで実行」をクリックします。
    3. ご使用の WebSphere Application Server が選択されていることを確認します。 「終了」をクリックします。
    4. Sample Company ログイン・ページで、LDAP 準拠サーバーに格納されているユーザー ID (例えば、msmith) を入力し、ご使用の名前に対してパスワード pass を使用します。「Log in」をクリックします。
    そのユーザー ID に関連付けられているデータが表示されます。 Apache Directory Studio を使用して、LDAP 準拠ディレクトリーに格納されているその他のサンプル・ユーザー ID を参照できます。その他のユーザーのデータを参照するには、その他のユーザー ID を入力し、パスワードに pass を使用します。従業員に対して表示されるフィールドは、顧客に対して表示されるフィールドと異なります。

    認証エラーが発生しないようにするために、ApacheDS ディレクトリー・サーバーが開始されていることを確認してください。サーバーを開始する手順については、『LDAP 準拠ソフトウェアの構成』の最後を参照してください。


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