JEE 環境ファイル

EGL パーツに関連するプロパティーのほかに、データベース、ファイル、およびその他のリソースへのアクセスを制御する Java™ ランタイム・プロパティーがいくつかあります。 これらのプロパティーを EGL プロパティーと区別できるように、またこれらが JEE 下のプロパティーではないことを強調するために、この資料ではこれらの Java ランタイム・プロパティーを設定 と呼ぶ場合があります。

Java コードを生成する場合、genProperties ビルド記述子オプションが GLOBAL または PROGRAM に設定されていると、さまざまなビルド記述子オプションの設定は、Java ランタイム・プロパティーとして保存され、次の 3 つの場所のいずれかに書き込まれます。 JEE 環境ファイル は、プロパティーと値のペアを含む テキスト・ファイルで、特定のビルド記述子オプションを設定することによってビルド記述子パーツに指定した情報から派生します。 情報のその他のソースは、リソース関連パーツ、およびリンケージ・オプション・パーツなどのその他のビルド・パーツです。

JEE 環境ファイルは、j2ee ビルド記述子オプションを YES に設定し、genProject ビルド記述子オプションの代わりに genDirectory ビルド記述子オプションを設定した場合に作成されます。 また、JEE 環境ファイルは、j2ee ビルド記述子オプションを YES に設定し、genProject ビルド記述子オプションを非 JEE プロジェクトに設定したときにも作成されます。

注: 有効な JEE プロジェクトに生成することを選択すると、JEE 環境ファイルには、 通常は JEE デプロイメント記述子に書き込まれる XML タグが含まれます。 このファイルは、次の生成では自動的に更新されません。 ディレクトリーの外部にコードを生成して、他のプロジェクトにインポートする場合は、 必ず、XML タグを JEE 環境ファイルから手動でコピーして、ご使用のプロジェクトの JEE デプロイメント記述子内に貼り付けてください。

JEE 環境ファイルの更新

JEE 環境ファイルには、次の例のような一連のエントリーが含まれます。
  <env-entry>
    <env-entry-name>vgj.nls.code</env-entry-name>
    <env-entry-type>java.lang.String</env-entry-type>
    <env-entry-value>ENU</env-entry-value>
  </env-entry>
サブ要素の順序は、j2eeLevel ビルド記述子オプションによって決まります。 上記の例では、name-type-value という順序を使用しており、これは、JEE 1.4 以上に準拠しています。j2eeLevel ビルド記述子オプションが 1.3 に設定されている場合、サブ要素の順序は name-value-type になります。 上記の例で、JEE 1.3 に設定すると、サブ要素の順序が次のように変更されます。
  <env-entry>
    <env-entry-name>vgj.nls.code</env-entry-name>
    <env-entry-value>ENU</env-entry-value>
    <env-entry-type>java.lang.String</env-entry-type>
  </env-entry>
name-type-value の順序は、JEE 1.4 以上で実行されているすべての Web プロジェクト、EJB およびアプリケーション・クライアント・プロジェクトで必要です。 JEE 1.3 で実行されている Web プロジェクトの場合は、代わりに順序 name-value-type が使用されます。

ディレクトリーではなくプロジェクトへ直接に生成する場合は、 このステップを回避できます。 プロジェクトへ生成すると、EGL は、 使用しているプロジェクトの型を判別することができ、 環境エントリーを適切な順序で生成します。 また、serverType ビルド記述子オプションが、j2eeLevel ビルド記述子オプションのデフォルト・レベルに影響を与えることがあります。


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