FormGroup パーツ

FormGroup はメイン・パーツです。これはパーツと同じ名前を持つソース・ファイル内にあります。

構文

下の図に FormGroup パーツの構文を示します。
FormGroup パーツの構文図
FormGroup FormGroupPartName
そのパーツがフォーム・グループであることを示し、パーツ名を指定します。
FormGroupProperties
それぞれが次の値とコンマで区切られた、一連のプロパティー。 各プロパティーについては後述します。
formPart
『書式パーツ』で説明されているテキスト書式または印刷書式です。
use formPartName
フォーム・グループに組み込まれていないフォームへのアクセスを提供する use 宣言です。

プロパティー

以下のプロパティーが FormGroup パーツに含まれます。
alias
生成された出力の名前に取り込まれるストリング。alias を指定していない場合は、代わりに FormGroup パーツ名 (または切り捨てられた バージョンの名前) が使用されます。
bidiInput = bidiValue
双方向言語のテキストを受け入れるフィールドにおけるデータ入力のテキスト・レイアウトを指定します。詳しくは、『bidiInput』を参照してください。
helpKey = helpKeyValue
EGL ランタイムに、ヘルプ書式をユーザーに表示させるユーザー・キー・ストローク を識別します。PF1 から PF24 の PF キー値を指定してください。
numericSwapping = booleanValue
アラビア語で表示されるヒンディ数字の特性を指定します。 詳しくは、『numericSwapping』を参照してください。
orientation = orientationValue
双方向言語での入力を受け入れるか双方向言語で出力を表示するフィールドにおけるテキスト方向を指定します。詳しくは、『orientation』を参照してください。
pfKeyEquate = booleanValue
ユーザーが大きい数字のファンクション・キー (PF13 から PF24) を押したときの登録キー・ストロークが、ユーザーが 12 より小さいファンクション・キーを押したときの登録キー・ストロークと同じであるかどうかを指定します。
symmetricSwapping = booleanValue
双方向テキストを表示する際に、対称文字 (大括弧など) を交換するかどうかを 指定します。詳しくは、『symmetricSwapping』を参照してください。
validationBypassKeys = [bypassKeyValues]
EGL ランタイム・コードに入力フィールドの検証をスキップさせる 1 つ以上のユーザー・キー・ストロークを識別します。 引用符を付けないで、コンマ区切りの PF キー名を 指定してください。例えば、[PF3, PF10] です。 このプロパティーは、終了キーや取り消しキーなど、ユーザー入力を無視するキー・ストロークを予約する場合に便利です。
@printFloatingAreas { value = [@printFloatingArea values]}
印刷可能出力で使用される浮動域を定義します。プロパティー名の最後に「s」が 付いていることに注意してください。
次の例に示すように、printFloatingArea プロパティーは、使用するプリンター・サイズごとに一度指定できます。
FormGroup TESTGROUP2 {
   @PrintFloatingAreas { value = [
      @PrintFloatingArea { deviceType=DeviceTypeKind.singleByte,
                           pageSize=[255,132], topMargin=3, 
                           bottomMargin=194, leftMargin=0, rightMargin=0 },
      @PrintFloatingArea { deviceType=DeviceTypeKind.doubleByte,
                           pageSize=[255,158], topMargin=3, 
                           bottomMargin=194, leftMargin=0, rightMargin=26}]
   }}
   use Form2;
end

@PrintFloatingArea のプロパティー・フィールドの詳細については、後述の『印刷浮動域のプロパティー』セクションを 参照してください。

@screenFloatingAreas { value = [@screenFloatingArea values]}
画面出力で使用できる浮動域を定義します。プロパティー名の最後に「s」が 付いていることに注意してください。
次の例に示すように、@screenFloatingAreas プロパティーは、使用する画面サイズごとに一度指定できます。
FormGroup TESTGROUP { 
   helpKey = PF1,
   validationBypassKeys = [PF3, PF10],    
   @ScreenFloatingAreas { value = [
      @ScreenFloatingArea { screenSize=[24,80], topMargin=3,
                            bottomMargin=3, leftMargin=0, rightMargin=0},
      @ScreenFloatingArea { screenSize=[32,80], topMargin=3,
                            bottomMargin=3, leftMargin=0, rightMargin=0 }]
   }}
   use Form1; 
end

@ScreenFloatingArea のプロパティー・フィールドの詳細については、後述の『画面浮動域のプロパティー』セクションを 参照してください。IMS/VS 用の出力を生成する際は、プロパティー @screenFloatingAreas が無効であることにも注意してください。

以下に、FormGroup パーツの例を示します。
FormGroup TSTGROUP3 { 
   helpKey = PF1,
   validationBypassKeys = [PF3, PF10],

   @ScreenFloatingAreas { value = [
      @ScreenFloatingArea { screenSize=[24,80], topMargin=3,
                            bottomMargin=3, leftMargin=0, rightMargin=0},
      @ScreenFloatingArea { screenSize=[32,80], topMargin=3,
                            bottomMargin=3, leftMargin=0, rightMargin=0 }]
   }, 

   @PrintFloatingAreas { value = [
      @PrintFloatingArea { deviceType=DeviceTypeKind.singleByte,
                           pageSize=[255,132], topMargin=3, 
                           bottomMargin=194, leftMargin=0, rightMargin=0 },
      @PrintFloatingArea { deviceType=DeviceTypeKind.doubleByte,
                           pageSize=[255,158], topMargin=3, 
                           bottomMargin=194, leftMargin=0, rightMargin=26}]
   }}
   use myForm01;
   use myForm02;
	end

画面浮動域のプロパティー

screenFloatingArea と関連付けられたプロパティーは、中括弧 ({ }) で区切られ、各プロパティーは次のプロパティーとコンマで分離されます。
screenSize = [rows, columns]
オンライン表示域内の行および列の数 (余白として使用されるすべての行または列を含む)。 デフォルトは、screenSize=[24,80] です。
topMargin= rows
浮動域の開始行の前にある行の数。デフォルトは 0 です。 上部マージンは、見出しなどの固定書式を表示する場合に使用できます。
bottomMargin= rows
浮動域の終了行の後にある行の数。デフォルトは 0 です。 下部マージンは、トレーラーなどの固定書式を表示する場合に使用できます。
leftMargin= columns
浮動域の左側にあるブランク列の数。 デフォルトは 0 です。
rightMargin= columns
浮動域の右側にあるブランク列の数。 デフォルトは 0 です。

印刷浮動域のプロパティー

printFloatingArea と関連付けられたプロパティーは、中括弧 ({ }) で区切られ、各プロパティーは次のプロパティーとコンマで分離されます。
pageSize = [rows, columns]
印刷可能表示域内の行および列の数 (余白として使用されるすべての行または列を含む)。 このプロパティーは、印刷浮動域を指定する場合は必須です。
deviceType = singleByte, deviceType = doubleByte
浮動域の宣言が、1 バイト出力 (デフォルト) と 2 バイト出力のどちらをサポートするプリンターに対するものであるかを指定します。 いずれかのフォームに DBCHAR 型または MBCHAR 型のフィールドが 含まれている場合は、doubleByte を指定してください。
topMargin = rows
浮動域の開始行の前にある行の数。デフォルトは 0 です。 上部マージンは、見出しなどの固定書式を印刷する場合に使用できます。
bottomMargin = rows
浮動域の終了行の後にある行の数。デフォルトは 0 です。 下部マージンは、トレーラーなどの固定書式を印刷する場合に使用できます。
leftMargin = columns
浮動域の左側にあるブランク列の数。 デフォルトは 0 です。
rightMargin = columns
浮動域の右側にあるブランク列の数。 デフォルトは 0 です。

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