呼び出し先となる J2EE アプリケーションの TCP/IP リスナーのセットアップ

呼び出し側プログラムで TCP/IP を使用して、J2EE アプリケーション・クライアント・モジュール内の呼び出し先プログラムの呼び出しを開始したい場合は、呼び出し先プログラムの TCP/IP リスナーをセットアップする必要があります。

次の要件を満たしている必要があります。

アプリケーション・クライアントのメイン・クラスの設定。

アプリケーション・クライアントのメイン・クラスを設定するには、次のステップを実行します。
  1. プロジェクトのデプロイメント記述子 (application-client.xml) またはマニフェスト・ファイル (MANIFEST.MF) を編集する。
  2. メイン・クラスの見出しの下に com.ibm.javart.calls.listener.TcpipListenerJ2EE を入力する。

リスナーへのポートの割り当て

リスナーのポートを割り当てるには、次のステップを実行します。
  1. プロジェクトのデプロイメント記述子 (application-client.xml) を開く。
  2. 環境変数の見出しの下で 「追加」をクリックする。
  3. 「名前」フィールドに、tcpiplistener.port を入力する。
  4. 「タイプ」フィールドに、 java.lang.Integer を入力する。
  5. 「値」フィールドに、ポート番号を入力する。これは呼び出し側プログラムのリンケージ・オプション・パーツの serverID フィールドの値と同じである必要があります。

アプリケーション・クライアントの実行

アプリケーション・クライアントは、次の 2 つの方法のいずれかで開始することができます。 使用できるオプションは、ご使用の J2EE サーバーによって決まります。
  • WebSphere® Application Serverを使用している場合は、 起動構成を使用してワークベンチからアプリケーション・クライアントを開始することができます。次のステップを実行します。
    1. ワークベンチで「実行」メニュー項目を見つける。「Run (実行)」 > 「Run (実行)」をクリックする。
    2. ご使用のサーバーの起動構成のタイプをクリックする。 例えば、WebSphere Application Serverの場合は、WebSphere v6.1 アプリケーション・クライアントです。
    3. 既存構成を選択する。 代わりに、「新規」をクリックして新規構成を作成することもできます。 適切なフィールドに、アプリケーション・クライアントおよびエンタープライズ・ アプリケーション (EAR) の名前を入力する必要があります。
  • コマンド・ラインからアプリケーションを開始する。 コマンドは、J2EE サーバーによって異なりますので、サーバーの資料で調べてください。 WebSphere Application Serverの場合は、WebSphere Application Serverのインストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリー内にある launchClient.bat を使用することができます。 コマンド・プロンプトで以下を入力することによって、launchClient.bat を開始することができます。
    launchClient myCode.ear -CCjar=myJar.jar
    myCode
    エンタープライズ・アーカイブ (EAR) の名前。
    myJar
    アプリケーション・クライアント JAR ファイルの名前。
    JAR ファイルの名前は、EAR ファイル内に複数のクライアント JAR ファイルがある場合のみ必要です。 launchClient.bat について詳しくは、WebSphere Application Serverの資料を参照してください。

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