プロジェクトへの BIRT レポート・サポートの追加

EGL コードで BIRT レポートを作成できるようにするには、プロジェクトにサポートを追加する必要があります。 プロジェクトごとに 1 回だけサポートを追加することが必要です。 BIRT レポートの使用を停止する場合でも、サポートを除去する必要はありません。

プロジェクトの作成時に、BIRT のサポートを追加できます。「新規 EGL プロジェクト」ウィザードの 2 番目の画面で、「拡張設定を表示 (Show Advanced Settings)」にチェック・マークを付け、 次の画面で「BIRT レポートがサポートされている BIRT (EGL with BIRT report support)」チェック・ボックスを選択します。

代わりに、以下のようにして既存のプロジェクトのサポートを追加することもできます。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、EGL プロジェクトを右クリックしてから、「プロパティー」をクリックします。「プロパティー」ウィンドウが開きます。
  2. 「プロパティー」ウィンドウで、「EGL プロジェクト・フィーチャー」をクリックします。
  3. ウィンドウ右側の「EGL プロジェクト・フィーチャー」の下で 、「BIRT レポートがサポートされている EGL」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスが既に選択されている場合には、そのままにしてください。
  4. 「OK」をクリックします。

また、BIRT リソース・フォルダーに保存されているグラフィックスを参照する必要がある場合は、「ウィンドウ」 ->「設定」->「レポート設計」 ->「リソース」とクリックし、フォルダーを指定します。 グラフィックスおよび BIRT に関する追加の詳細については、『BIRT レポート・レイアウト・イベント・ハンドラーの外部型』 (特に『ImageInstance』のセクション) を参照してください。

PDF レポートのサポートの追加

PDF 形式でレポートをエクスポートする場合は、BIRT レポートのサポートを追加後に、追加ステップを実行します。

一般プロジェクトでは、以下を行います。

  1. 以下の Web サイトから、iText-1.3.jar ファイルをダウンロードします: http://prdownloads.sourceforge.net/itext
  2. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、プロジェクトを右クリックしてから、 「プロパティー」をクリックします。
  3. 「プロパティー」ウィンドウで、「Java のビルド・パス」をクリックします。
  4. 「ライブラリー」タブで「外部 JAR の追加」をクリックします。
  5. 「JAR の選択」ウィンドウで、ダウンロードした iText-1.3.jar ファイルを選択して「開く」をクリックします。

    iText-1.3.jar ファイルが「ビルド・パス上の JAR およびクラス・フォルダー」にリストされます。

  6. 「OK」をクリックします。
プラグイン・プロジェクトでは、統合開発環境の外で、以下の一連のステップを実行します。
  1. 以下の Web サイトから、iText-1.3.jar ファイルをダウンロードします: http://prdownloads.sourceforge.net/itext
  2. IBM® 共用コードの製品インストール・ロケーションを見つけ、次に、以下のような plugins ディレクトリーを見つけます。
    C:¥Program Files¥IBM¥SDP70Shared¥plugins
  3. plugins ディレクトリーで、以下のようなプラグイン com.lowagie.itext のディレクトリーの最新バージョンを見つけます。
    com.lowagie.itext_1.3.0.v20070205-1728

    記載のように、名前の後ろには、バージョン番号とタイム・スタンプが付いています。

  4. lib ディレクトリーが、プラグイン com.lowagie.itext のディレクトリー内にあることを確認します。 lib ディレクトリーがない場合は、以下のように追加します。
    com.lowagie.itext_1.3.0.v20070205-1728¥lib
  5. ファイル iText-1.3.jarlib ディレクトリーにコピーします。

ビルド記述子オプション birtEngineHome の設定

BIRT で作業できるようにするには、BIRT ランタイム・コードをダウンロードして birtEngineHome ビルド記述子 オプションを設定する必要がありますが、これは、一般プロジェクトで作業する場合に限られます。 以下のステップを実行します。
  1. http://www.eclipse.org/birt にアクセスします。
  2. 対象となるランタイム・コードにアクセスします。この説明では、手順は以下のようになります。
    1. ページの左側で、「ダウンロード」をクリックします。
    2. 次ページで、「さらにダウンロード (More Downloads)」セクションに進み 、「最近のビルド・ページ (Recent Builds Page)」をクリックします。
    3. 次ページで、「最新リリース (Latest Releases)」セクションに進み、「ビルド名」列で、「2_3_0」をクリックします。
    4. 次ページで、「レポート・エンジン」セクションに進み、「birt-runtime-2.3.0.zip」をクリックします。
    5. 次ページで、ミラー・ロケーションをクリックし、表示の指示に従ってコードをダウンロードします。
    注: EGL では以下に示す BIRT のバージョンのみがサポートされています。
    表 1. EGL および BIRT のバージョン互換性
    EGL バージョン BIRT バージョン
    7.5 2.3.0
    8.0 2.6.1
  3. ダウンロードしたコードを、C:¥birt など希望のディレクトリーに unzip します。
  4. プロジェクト・ビルド記述子で、birtEngineHome オプションを、ReportEngine ディレクトリーの完全修飾パス (C:¥birt¥birt-runtime-2_3_0¥ReportEngine など) に設定します。

デプロイメント時で必要な非 EGL JAR ファイルへのアクセス

BIRT レポート を実行するコードをデプロイするために、BIRT ランタイム・コードを含むディレクトリーの ReportEngine¥lib サブディレクトリー (C:¥birt¥birt-runtime-2_3_0¥ReportEngine¥lib など) にある JAR ファイルのセットを確実にデプロイしてください。

サブディレクトリーにある JAR ファイルを以下に示します。
  • commons-codec-1.3.jar
  • coreapi.jar
  • engineapi.jar
  • js.jar
  • modelapi.jar
  • scriptapi.jar
ファイルをデプロイする方法の説明については、「生成ガイド」の『デプロイメントの準備』セクションを参照してください。

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