EGL デバッガーを Windows プラットフォームで実行しているときに、z/VSE® および z/VSE CICS® に定義されているリモート VSAM ファイルにアクセスできます。
z/VSE 上のリモート VSAM ファイルにアクセスするには、以下のようにします。
VSAM ファイルにアクセスするには、まず最初に、VSAM ファイルを常駐させるシステム上で VSAM ファイルを定義する必要があります。
リモート VSAM アクセスを実行するには、ワークステーション上に VSE 分散データ管理 (VSEDDM) をインストールする必要があります。
以下のようにします。
installDir¥bin¥vsamwin.zip
installDir はご使用の製品のインストール・ディレクトリーです。ご使用のシステムの PATH 環境変数に以下を追加します。
vseddmDir は、ファイルの解凍先ディレクトリーです。
VSEDDMLO "VSE Host Name" "UseID"
このコマンドによって、vseddm.cfg という構成ファイルが EGLDFM ディレクトリーに作成されます。このセットアップを完了するには、VSEDDM_CFG という環境変数を作成し、その変数に値として vseddmDir¥EGLDFM¥vseddm.cfg を割り当てます。EGL デバッガーからリモート VSAM ファイルにアクセスできるようにするには、事前に EGL デバッガーを構成しておく必要があります。ご使用の VSE Connector Server に構成された「VSE リモート VSAM コード・ページ (VSE Remote VSAM code page)」を「ASCII コード・ページ (ASCII code page)」に設定します。VSE Connector Server に構成された「文字エンコード」を「EBCDIC コード・ページ (EBCDIC code page)」に設定します。CICS を使用してデバッグする場合は、ctglient.jar (CTG 提供) が「クラス・パスの順序」にあることを確認します。
詳しくは、EGL デバッガーの設定の変更を参照してください。
Windows 上で EGL プログラムをデバッグする際に使用するリソース関連パーツを作成するには、以下のようにファイル・タイプおよび systemName を指定します。
VSE:¥¥machineName¥catalog ID¥data set name
CTG:¥¥install_dns_or_ip:port¥cics_region¥dataset
CICS を使用したリモート・アクセスの詳細については、『CICS のリモート VSAM サポートのインストールと構成』を参照してください。
命名規則は、汎用命名規則 (UNC) 形式と同様です。UNC 形式の詳細については、「Distributed FileManager User's Guide」を参照してください。この資料は、vsamwin.zip ファイルに含まれています。