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演習 3: EGL サービス・クライアントの作成

次のステップで、サービスを使用するクライアント・プロジェクトを作成します。 このチュートリアルでは、同じワークスペース内にクライアントを作成しますが、全く異なるロケーションあるいは異なるプラットフォームにクライアントを置いてもかまいません。サービスとクライアントを同じコード言語で作成する必要はないため、このクライアント・アプリケーションが異なる言語で書かれたり、全く異なるツールのセットで作成されても問題はありません。

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  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」の順にクリックします。
  2. 「EGL」を展開し、「EGL プロジェクト」をクリックします。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. 新規 EGL プロジェクトに EGLClient と名前を付けます。
  5. 「Web プロジェクト」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. 「新規ビルド記述子の作成」が選択されていることを確認します。 WAS を使用していて、EAR へのプロジェクトの追加を無効にするための設定を以前に変更した場合以外は、拡張設定を変更する必要はありません。
  8. J2EE パースペクティブへの切り替えを確認するウィンドウが、 表示される場合があります。 このウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

クライアント Web ページの作成

サービスを使用するには、入力を取り出してサービスに渡し、サービスから出力を表示するために、クライアントで Web ページを作成します。 まず、Web ページを制御する EGL ロジック・パーツの 1 種である JSF ハンドラーを作成します。すると、EGL により、この JSF ハンドラーと連動する Web ページが作成されます。
  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、EGLClient プロジェクトをクリックして選択します。
  2. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」の順にクリックします。
  3. 「EGL」を展開して、「JSF ハンドラー」をクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. 「新規 EGL JSF ハンドラー」ウィンドウで、「ソース・フォルダー」フィールドが、次のプロジェクトの EGLSource フォルダーに設定されていることを確認します。
    EGLClient¥EGLSource
  6. 「パッケージ」フィールドに、次の名前を入力します。
    jsfhandlers
  7. 「EGL ソース・ファイル名」フィールドに、次の名前を入力します。
    ClientPage
    ウィンドウは次のようになります。
    「新規 EGL JSF ハンドラー」ウィンドウ
  8. 「終了」をクリックします。 新規 JSF ハンドラーがエディターで開きます。

    ファイルは、以下の説明で指示があるまで保管しないでください。JSF ハンドラーを保管すると、EGL は、view プロパティーの参照先の Web ページが存在しているかどうかを確認します。存在しない場合は、EGL によってファイルが作成され、JSF ハンドラーの変数およびそれらの変数の DisplayUse プロパティーに基づいて、自動的にフィールドが追加されます。つまり、お客様が、変数をすべて追加する前にファイルを保管してしまうと、新規 Web ページに一部の変数が含まれなくなります。このような事態が発生した場合は、JSP ファイル (JSF ハンドラー・ファイルではなく) を削除し、JSF ハンドラーを再度生成して、新規 Web ページを取得することができます。

  9. 新規 JSF ハンドラーのうち以下のみが残るように、サンプル・コードを除去します。
    package jsfhandlers;
    
    handler ClientPage type JSFHandler
       {view = "jspLocation/jspName.jsp"}
       
    end
  10. 次の例で示すように、view プロパティーの値を ClientPage.jsp に設定します。
    {view = "ClientPage.jsp"}
  11. JSF ハンドラー内に、次の変数を作成します。
    name string {DisplayUse = input};
    city string {DisplayUse = input};
    output string {DisplayUse = output};
  12. 変数の下に、次の関数を追加します。
    function getHello()
    
    end
    この関数に後でコードを追加します。 JSF ハンドラーは次のようになります。
    JSF ハンドラー内のコード
  13. ファイルを保存します。 ファイルを保管すると、EGL によりファイルから Web ページが自動的に作成されます。このファイルには、view プロパティーの値である ClientPage.jsp という名前が付き、ファイルはプロジェクトの WebContent フォルダーに置かれます。
    JSP ファイルを取得しなかった場合、EGL は JSF ハンドラー・パーツを自動的に生成するように構成されていません。 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューまたは EGL エディターで JSF ハンドラーを右クリックして、「生成」をクリックすることにより、JSF ハンドラーを手動で生成してください。 次に、以下の追加のステップに従って、JSF ハンドラーの自動生成をセットアップします。
    1. 「ウィンドウ」 > 「設定」とクリックします。
    2. 「設定」ウィンドウで、「EGL」をクリックして、「EGL の JSF サポート」「EGL の JSF コンポーネント・インターフェースのサポート」が選択されていることを確認します。
    3. 「EGL」を展開して、「生成」をクリックします。
    4. 「生成」ページで、「Java」チェック・ボックスを選択します。
    5. 「OK」をクリックします。

    これで、JSF ハンドラーを保管すると、自動的に生成されます。

  14. エディターで ClientPage.jsp ファイルを開きます。 このページには、JSF ハンドラー内に作成した変数に基づく複数のフィールドがあります。 これらのフィールドは、事前に変数にバインドされています。このようにして、これらのフィールドの値がページ上で変更されると、変数も合致するように変更されます。同様に、JSF ハンドラー内の変数の値が変更されると、ページ上のフィールドの値も合致するように変更されます。

    また、このページには、いくつかのエラー・メッセージ・フィールドがあります。これは、ページにエラーがあることを意味するのではありません。ページ上のこれらのフィールドには、それを実行してエラーが生じた場合に、エラーが表示されます。

  15. 「ページ・データ」ビューを見つけます。このビューが見つからない場合は、 「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「ページ・データ」をクリックしてください。 このビューに、JSF ハンドラー内に作成した変数など、ご使用のページで使用可能なデータが表示されます。JSF ハンドラーの関数も表示されます。
  16. 「ページ・データ」ビューで、「JSF ハンドラー」 > 「アクション」と展開して、getHello() 関数を見つけます。
  17. 「ページ・データ」ビューから getHello() 関数をページの下部に直接ドラッグします。 この関数にバインドされたボタンが、ページに表示されます。実行時にページ上のそのボタンを押すと、JSF ハンドラーの関数が実行されます。
  18. ページを保存します。
このページは次のようになります。
クライアント Web ページの外観

これで、Web ページの準備が整い、Web サービスを使用することができます。次の演習では、この Web ページを通じてサービスのクライアントとして機能するプロジェクトをセットアップします。

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