本書の使用法

本書では、読者がプロシージャー型プログラミングの概念を理解していても、 EGL には精通していないことを前提としています。 また、Java™ やオブジェクト指向の方法論には精通していないことも前提としています。 以下のいずれかの言語に詳しい場合は、内容を容易に理解できます。

EGL ドキュメンテーションのセクション

言語リファレンス
EGL 言語解説書 」では、概念、構文、EGL 自体の使用法にのみ焦点を当てています。 つまり、このドキュメンテーションでは、ユーザー・インターフェースや生成プロセスについては説明しません。 単に内容を読み通すのではなく、索引、目次、相互参照を使用して、 プログラミング上の疑問に対する具体的な回答を得るようにしてください。
生成ガイド
EGL 生成ガイド」は、生成プロセスに焦点を当て、Java の生成の場合は、デプロイメント・プロセスについても説明しています。 このガイドは、EGL ソース・ファイルから Java または COBOL 出力を生成するユーザー向けに書かれたものです。 生成可能なパーツ、生成プロセスへの入力のデータ型、生成プロセスの出力、およびデプロイメントの各種手法についても説明しています。
プログラマーズ・ガイド
EGL プログラマー・ガイド」では、より早いコード作成と、さまざまな EGL ソース・ファイルの編集を支援するツールなどを含め、Eclipse 統合開発環境 (IDE) 内での EGL の使用法と EGL ユーザー・インターフェースについて説明しています。 また、このガイドでは、EGL を使用して作成できるプロジェクトの主なタイプを要約し、 実行する必要がある共通タスクについても説明しています。
チュートリアルとサンプル
製品内にある EGL チュートリアルとサンプルは、EGL プログラミングに慣れるための実践的な方法を 提供します。
EGL Java エラー・コード
EGL Java エラー・コード』では、トラブルシューティング情報を中心に説明します。 このトピックでは、EGL によって生成されるエラー・メッセージおよびエラー・コードについて説明します。メッセージの説明には、 メッセージが記録した問題を解決するための説明および対応が含まれています。メッセージは、連続した順序でリストされています。

プラットフォーム、フィーチャー、および互換性

Rational® では、EGL がコンポーネントで配布されます。 これにより、ユーザーはプログラミング上の必要性に応じてフィーチャーを選択できます。 基本プログラム・パーツとキーワードで構成される コア EGL があり、 そのコアに対する拡張機能 があります。 これを使用すると、さまざまな特殊化タスクの実行や、 SQL のような他のテクノロジーを使用した作業が可能になります。

このように、本書における多くの主題には、用語の中核となる意味を扱うトピックと、 コアとなる意味が他の文脈で変化する様子を検討する追加トピックがあります。 例えば、get 文は、その言語の基本的な「読み取り」機能を提供します。 データベース管理に SQL を使用する場合は、 コアの『get』のトピックのほかに、SQL の『get』に関する考慮事項を読む必要があります。

さらに、一部のトピックには、IMS/VS や CICS® などの、 特定のプラットフォームの互換性に関する考慮事項があります。 必要に応じて、トピックの終わりにあるこのような考慮事項を参照してください。

用語

本書では、「EGL」が実行時にアクションを実行すると記述されている場合 (例えば、 「EGL が要求関数を呼び出す」など)、この「EGL」は EGL 製品の一部である EGL ランタイム・サービス・プログラムを表わします。このランタイム・プログラムは以下のいずれかです。
  • IBM® Rational COBOL Runtime Guide for zSeries
  • IBM Rational COBOL Runtime Server for zSeries
  • IBM Rational Business Developer EGL Server Guide for IBM i
  • EGL Java ランタイム

本書で、単に IMS™ と記述されている場合、IMS/VS と IMS BMP の両方を表わします。


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