z/OS® CICS® 上で実行され、Web サービスにアクセスする論理パーツを生成およびデプロイできます。
前提条件
- EGL プロジェクト、EGL デプロイメント記述子、およびアクセスするサービスに関するインターフェース詳細を示す Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルが必要です。
- EGL 生成の COBOL コードで Web サービスが必要であり、HTTP 基本認証が使用される (つまり、serviceLib.setHTTPBasicAuthentication() システム関数が使用される) 場合は、CICS システム管理者は、以下のステートメントをリクエスター・パイプライン CONFIGFILE に追加して、トランスポート・ハンドラー ELAWSHBA を CICS に対して定義する必要があります。
<transport>
<default_http_transport_handler_list>
<handler>
<program>
ELAWSHBA
</program>
</handler>
</default_http_transport_handler_list>
</transport>
トランスポート・ハンドラー ELAWSHBA は、ご使用の EGL COBOL ランタイム製品に付属しています。
Web サービス・リクエスターを CICS にデプロイするには、以下のようにします。
- Web サービス・バインディング情報を追加します。詳しくは、『デプロイメント記述子への SOAP サービス・バインディングの追加』を参照してください。
- Web サービスを使用するプログラム・パーツを作成します。
- プロジェクトのビルド記述子で、以下のビルド記述子オプションを設定します。
- deploymentDescriptor
- バインディング情報を追加した EGL デプロイメント記述子の名前。
- destDirectory
- 生成される Web サービス・バインディング・ファイルおよび WSDL ファイルを受信するフォルダーを格納しているルート HFS ディレクトリー。destDirectory 値の例としては、/u/myname/requesters があります。CICS には、このディレクトリーに対する読み取りおよび書き込み権限がなければなりません。
Web サービス・バインディング・ファイルは、実行時に SOAP メッセージを COBOL に変換するために必要です。
- destHost
- ビルド・サーバーが存在するターゲット・システムの名前または TCP/IP アドレス (数値) を指定します。
- destPassword
- 出力がデプロイメント用に準備されるリモート・ビルド・サーバーにログオンする際に、EGL で使用するパスワードを指定します。
- destPort
- リモート・ビルド・サーバーがビルド要求を listen するポートを指定します。
- destUserID
- 準備を実行するリモート・ビルド・サーバーにログオンするために、EGL が使用するユーザー ID を指定します。
- genDirectory
- 生成済み出力
ファイル、制御ファイル、結果ファイルが格納されるディレクトリーの完全修飾パスを指定します。
- prep
- prep を YES に設定します。
- serverType
- serverType を CICS3.1 に設定します。
- system
- system を ZOSCICS に設定します。
- プログラムおよびデプロイメント記述子を生成します。
- Web サービス PIPELINE を定義します。
- リクエスター用に PIPELINE を作成する必要がある場合は、次のコマンドを入力します。
CEDA DEF PIPELINE(name) GROUP(group)
name には新規の PIPELINE の名前を使用し、group にはグループの名前を使用します。
- CONFIGFILE には /u/cicsts31/pipelines/basicsoap11requester.xml を指定します。
コードで HTTP 基本認証が使用される場合は、このトピックで前述したように、再リンクされたトランスポート・ハンドラー ELAWSHBA を CONFIGFILE が参照するようにします。
- SHELF には destDirectory/requester/shelf を指定します。
destDirectory は destDirectory ビルド記述子オプションに使用した値です。
- WSDIR には destDirectory/requester を指定します。
destDirectory は destDirectory ビルド記述子オプションに使用した値です。
- 次のコマンドを入力して、リクエスター用に PROGRAM を作成します。
CEDA DEFINE PROGRAM(name) GROUP(group) LANGUAGE(COBOL)
name にはプログラム名を使用し、group にはグループ名を使用します。
- 次のコマンドを入力して、リクエスター用に TRANSACTION を作成します。
CEDA DEFINE TRANSACTION(name) GROUP(group) PROGRAM(programName) TWASIZE(1024)
トランザクション名を name に対して、グループ名を group に対して、およびプログラム名を programName に対して使用します。
- 次のコマンドを入力して、グループをインストールします。
CEDA INSTALL GROUP(group)
グループの名前を group に対して使用します。
- トランザクションを実行します。