v60SQLNullableBehavior ビルド記述子オプションは、変数に NULL 値を割り当てた場合の EGL の動作方法に影響を与えます。
バージョン 7 から、EGL は以下の環境で SQL 例外をスローします。
- SQL 照会が NULL 値を戻す。
- isSQLNullable プロパティーが YES に設定されていない (つまり、NO に設定されているか、まったく設定されていない) 変数に値を割り当てた。
v60SQLNullableBehavior ビルド記述子オプションが NO に設定されている場合は、この動作は変わりません。
v60SQLNullableBehavior ビルド記述子オプションが YES に設定されている場合は、非 NULL 可能変数は、その型に応じてブランクまたは 0 に設定されます。
値
- NO
- SQL 照会が、isSQLNullable プロパティーが YES に設定されていない 変数に割り当てられた NULL 値を戻す場合は、EGL は SQL 例外をスローします。
- YES
- 同じ環境では、EGL は変数を 0 またはブランクに設定します。
デフォルト値
v60SQLNullableBehavior のデフォルト値は、
vagCompatibility ビルド記述子オプションに依存します。
- vagCompatibility が YES に設定されている場合は、v60SQLNullableBehavior のデフォルト値は YES です。
- vagCompatibility が NO に設定されている場合は、v60SQLNullableBehavior のデフォルト値は NO です。
オプションの手動設定
ほとんどの場合、v60SQLNullableBehavior ビルド記述子オプションを手動で設定する必要はありません。
- VisualAge® Generator からマイグレーションした場合は、v60SQLNullableBehavior を手動で設定する必要はありません。これは、vagCompatibility を YES に設定すると、このオプションは自動的に YES に設定されるためです。
- VisualAge Generator からマイグレーションしなかった場合は、v60SQLNullableBehavior を手動で設定する必要はありません。これは、vagCompatibility を NO に設定すると、このオプションは自動的に NO に設定されるためです。
- vagCompatibility ワークスペース設定が YES に設定されている新規アプリケーションを作成している場合に、VisualAge Generator のデフォルトの動作を継承しないようにするには、V60SQLNullableBehavior および vagCompatibility ビルド記述子オプションを明示的に NO に設定する必要があります。