複合プロパティー
@XMLRootElement は、
ルート XML 要素に関する命名とデータ型の詳細を提供します。
ルート XML 要素は、XML 文字列内で最上位の、最も包括的な要素です。プロパティー・フィールドは以下のとおりです。
- name
- ルート XML 要素の名前。デフォルト値はレコード・パーツの名前です。
レコードを XML 文字列に書き込む場合、プロパティー・フィールドの値が XML 文字列内の最上位の要素に代入されます。XML 文字列をレコードに読み込む場合、最上位の XML 要素の名前がプロパティー・フィールドの値と一致しないと、EGL ランタイムにより RuntimeException が発行されます。
- namespace
- ルート XML 要素と関連付けられている XML 名前空間 (ある場合)。
デフォルト名前空間の場合であっても、名前空間を明示的に指定する必要があります。
名前空間を指定した場合は、以下の記述が適用されます。
- レコードを XML 文字列に書き込む場合に、名前空間が割り当てられます。
この場合は、EGL ランタイムにより名前空間接頭部が割り当てられます。
- XML 文字列をレコードに読み込む場合に、その要素が指定された名前空間に含まれていないと、XML 文字列内の名前空間が接頭部によって指定されているか名前空間のデフォルトによって指定されているかを問わず、RuntimeException が発生します。
名前空間を指定していない場合は、以下の記述が適用されます。
- レコードを XML 文字列に書き込む場合に、名前空間接頭部が指定されず、要素は名前空間に含まれません。
- XML 文字列をレコードに読み込む場合に、要素が名前空間に含まれていると、RuntimeException が発生します。
- nillable
- XML 文字列に書き込む要素が NULL 可能かどうかを示すブール値。以下の値を選択できます。
- 値が false (デフォルト) の場合は、内容が NULL のときは、EGL ランタイムは要素を XML 文字列に書き込みません。
- 値が true の場合は、NULL をレコードから XML 文字列に書き込もうとすると、属性値 xsi:nil="true" を含み、その他の属性を含まない空の要素になります。
レコード・フィールドの NULL 可能という特徴は、EGL ランタイムが XML 文字列をレコードに読み込むときに発生する事象に影響を与えます。