EGL モデル駆動型開発を使用すると、統一モデリング言語 (UML) モデルまたは既存のデータベースから EGL コードを作成できます。 これにより、EGL データベース・アクセス・コードを迅速かつ効率よく作成できるため、アプリケーションのビジネス部分の開発に時間をかけることが可能になります。 モデルから EGL への変換を行うと、データ・アクセス・コードに関連するコーディングの問題が減少します。 生成されたコードは、複数のアプリケーションで使用できます。
コードが生成された後で、ビジネス要求に合わせてそれを変更および更新することができます。
既存のデータベースへの接続が確立した後で、EGL コードをデータベース・スキーマから変換することができます。 「EGL データ・アクセス・アプリケーション」ウィザードでは、データベース接続からのモデル駆動型変換を行うことができます。 この変換では、レコードと、EGL サービスまたはライブラリーが作成されます。EGL サービスやライブラリーは、リレーショナル・データベースを介して EGL データ・アクセス・レイヤーを提供します。 また、作成されたデータ・アクセス・レイヤーを使用する EGL JSF Web アプリケーションも作成されます。
EGL TPM エディターでは、UML モデルからのモデル駆動型変換を行うことができます。 UML モデルは、システムの構造および振る舞いを定義するグラフィカル表現です。 これは、さまざまなエンティティー (人、物、データなど)、およびそれらの相互関係を示すダイアグラムで構成されます。 変換パラメーターを使用すると、生成される EGL 出力のタイプを指定できます。
既存の UML モデルをインポートすることもできますが、UML モデリング・アプリケーションを使用して UML モデルを新規作成することもできます。 このモデルは、emx または uml というファイル・タイプでなければなりません。
図 1 は、航空券予約アプリケーションの UML モデル・ダイアグラムを表しています。 3 つの各クラスは、クラスの名前、クラス属性、およびクラス操作を含むボックスによって表されています。 ボックスとボックスを結ぶ線は、クラス間の関連のタイプを定義しています。

この変換により、変換されたモデルと一致する DDL が作成されます。