EGL0086E 指定の呼び出し先プログラム program_name のエントリーがリンケージ・プロパティー・ファイル linkproperty_file に見つかりません。(An entry for the specified called program program_name cannot be found in the linkproperty_file linkage properties file.)

説明

リンケージ・オプション・パーツ内の呼び出し先プログラムの callLink 要素で、remoteBind が RUNTIME に設定されて呼び出し側プログラムが生成されました。 実行時に、リンケージ・プロパティー・ファイル内で呼び出し先プログラムのエントリーを見つけることができません。 このエラーの理由としては、以下のいずれかのようなことが考えられます。
  • リンケージ・プロパティー・ファイルが見つからない。
  • ファイルは見つかったが、そのファイルに呼び出し先プログラムのエントリーがない。
  • 誤ったリンケージ・プロパティー・ファイルが指定された。

ユーザーの処置

プログラムが Java™ ラッパーから呼び出されている場合、リンケージ・プロパティー・ファイルの名前は、link.properties にしなければなりません。 link は生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツの名前です。 このファイルが存在すること、このファイルに呼び出し先プログラムのエントリーがあること、このファイルが CLASSPATH 変数に指定されたディレクトリーまたはアーカイブ内に入っていることを確認する必要があります。

プログラムが、J2EE 環境で実行されているプログラムから呼び出されている場合、リンケージ・プロパティー・ファイルは、デプロイメント記述子の cso.linkageOptions.link 環境変数で指定することができます。link は、生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツの名前です。 この環境変数が設定されていない場合、リンケージ・プロパティー・ファイルの名前は、link.properties にしなければなりません。 link は、生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツの名前です。 このファイルが存在すること、このファイルに呼び出し先プログラムのエントリーがあること、このファイルが CLASSPATH に指定されたディレクトリーまたはアーカイブ内に入っていることを確認する必要があります。

プログラムが、J2EE 環境で実行されていないプログラムから呼び出されている場合、状況は以下のとおりです。
  • リンケージ・プロパティー・ファイルは cso.linkageOptions.link プロパティーで指定できます。 link は、生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツの名前です。 このプロパティーが設定されていない場合、リンケージ・プロパティー・ファイルの名前は、link.properties にすることができます。link は、生成時に使用されるリンケージ・オプション・パーツの名前です。 これら 2 つのケースでは、このファイルが存在すること、このファイルに呼び出し先プログラムのエントリーがあること、このファイルが CLASSPATH に指定されたディレクトリーまたはアーカイブ内に入っていることを確認する必要があります。
  • リンケージ・プロパティー・ファイルが見つからない場合、リンケージ・プロパティーはプログラムのプロパティー・ファイル内になければなりません。 この場合は、プログラムのプロパティー・ファイルに呼び出し先プログラムのエントリーがあること、プログラムのプロパティー・ファイルが CLASSPATH に指定されたディレクトリーまたはアーカイブ内に入っていることを確認する必要があります。

そのほかの詳細については、callLink 要素、Java ランタイム・プロパティー、および環境セットアップについて、EGL インフォメーション・センターを参照してください。

問題が解決しない場合は、以下の情報を用意して、IBM® ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。
  1. メッセージ番号およびメッセージ・テキスト。
  2. このメッセージが出される状況。
  3. IBM サポート・センターへの問題点の報告に関して詳しくは、「EGL Installation Guide」を参照してください。

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