リンケージ・オプション・パーツの callLink 要素の conversionTable プロパティーは、
リモート・サーバーで実行されるプログラムへの呼び出しで、データの変換に使用する変換テーブルの名前を指定します。
サーバー上でテキストのエンコードに使用するコード・ページが、クライアント上で
使用するエンコードと異なる場合に、変換が必要となります。
これは、Java™ クライアントが COBOL サーバーを呼び出しているとき、または COBOL クライアントが Java サーバーを呼び出しているときに、必ず発生します。
変換は呼び出し側プログラムで実行されます。callLink 要素は、呼び出し先プログラムに定義します。
変換テーブルは、クライアントがプログラムを呼び出す際に、実行する必要のある変換を指定します。
アラビア語やヘブライ語などの双方向言語をサポートするプログラムでは、
bidi 変換テーブルを使用して、コード・ページ変換と併せてテキスト・データ
の再配列を指定します。詳しくは、双方向データの処理を参照してください。
次の値から 1 つを選択します。
- conversion table name
- 呼び出し側は指定された変換テーブルを使用します。
テーブルのリストについては、データ変換トピックを参照してください。
- *
- デフォルトの変換テーブルを使用します。COBOL クライアントの場合、そのテーブルの名前は ELAxxx です。
xxx の値は targetNLS ビルド記述子オプションの値です。
Java クライアントの場合、
選択されたテーブルはクライアント・システムのロケールに基づきます。
クライアントが Web アプリケーション・サーバー上で稼働している場合は、そのサーバーのロケールに基づきます。
認識できないロケールが見つかった場合は、英語がデフォルトです。
- PROGRAMCONTROLLED
- 呼び出し側プログラムは、実行時、sysVar.callConversionTable システム変数に指定された変換テーブル名を使用します。sysVar.callConversionTable がブランクの場合、型変換は行われません。
システム関数およびシステム変数については、
「
EGL 言語解説書」を参照してください。