EGL は、仕様レベルの言語です。
EGL を使用すると、以下のタスクを実行できます。
- データの定義。
- データに対して作動するロジックの生成。
- データを表示するユーザー・インターフェースのカスタマイズ。
これらの定義の構文では、5 種類の
トークン (プログラム内で意味を持つ最小のパーティクル) を使用します。以下の EGL コードの行について検討します。
while (customerNumber != 0)
この行には、以下のトークンが含まれています。
- "while"
- "("
- "customerNumber"
- "!"
- "="
- "0"
- ")"
EGL パーサーは、これらのトークンを調べ、分類します。
トークンには、次のような、異なる 5 つのタイプがあります。
- リテラル
- リテラルは、数値 (数) またはストリング (引用符で囲まれた文字) のいずれかです。
例えば、0 はリテラルです。
- 識別子
- 識別子は、関数、変数、ライブラリーに割り当てた名前、およびプログラム内のその他の命名されたエンティティーです。
例えば、customerNumber は識別子です。
- キーワード
- キーワードは、EGL が、関数、プロパティー、文、定数、およびその他の特殊な目的のために予約している名前です。
例えば、キーワード while は、EGL の loop 文の始まりを示します。
文について詳しくは、『EGL 文』を参照してください。
- 演算子
- 演算子は、識別子、キーワード、またはその両方の間の関係を定義する記号です。
例えば、「等しくない」(!=) は演算子です。
- 特殊文字
- 特殊文字は EGL 文に句読点を提供します。
例えば、「customerNumber != 0」のような論理式を囲む括弧などです。