いずれのプロパティーも必須ではありません。
accelerators、labelText、または labelKey の 3 つのプロパティーのいずれかを設定すると、ユーザー選択を決定できます。
以下の共通プロパティーは各メニュー項目で使用可能ですが、実行時でのアクセシビリティーはそれぞれ異なります。
表 1. メニュー項目の各変数に適用されるプロパティー| プロパティー |
説明 |
| help |
メニュー項目を選択し、consoleLib.key_help で定義済みのキーを押した場合に表示されるヘルプ・テキストを指定します。
実行時に変更可能です。 |
| labelKey |
メニュー項目のラベルを収容したリソース・バンドルを検索するキーが含まれるフィールドの名前。
実行時には変更できません。 |
| labelText |
メニュー項目のラベルを識別する文字列リテラル。
実行時には変更できません。 |
以下のプロパティーは、メニュー項目に固有であるか、またはこのコンテキストにおいて特殊な意味があります。
- accelerators
- メニュー項目のユーザー選択に相当するキー・ストロークを openUI 文とともに示します。
これらの各キー・ストロークにより、EGL は、メニュー項目の選択に対応する OnEvent 文節を実行します。
- 型: String[]
- 例: accelerators = ["F1", "ALT_F1"]
- デフォルト: なし
- 実行時の更新可能性: なし
- comment
- メニュー項目が選択された場合に、そのメニュー項目に固有のコメント行に表示するテキストを指定します。
- 型: String
- 例: "Delete the record"
- デフォルト: 空ストリング
- 実行時の更新可能性: あり
コメント行は、メニュー行の直下に配置されています。
- commentKey
- 表示テキストを収容したリソース・バンドルの検索に使用されるキーを指定します。
そのテキストがある場合は、メニュー項目が選択されたときにそのメニュー項目用のコメント行に表示されます。
comment と commentKey
の両方を指定した場合、comment が使用されます。
- 型: String
- 例: commentKey = "myKey"
- デフォルト: 空ストリング
- 実行時の更新可能性: あり
リソース・バンドルは、consoleLib.messageResource システム変数により識別されます。messageResource (EGL システム変数)を参照してください。
- labelText
- メニュー項目を表すラベル。
- 型: ストリング・リテラル
- 例: labelText = "Delete"。
- デフォルト: なし。
- 実行時の更新可能性: なし
- labelKey
- メニュー項目ラベルが収容されたリソース・バンドルを検索するキーを指定します。
labelText と labelKey の両方を指定した場合、labelText が使用されます。
- 型: String
- 例: labelKey = "myKey"
- デフォルト: 空ストリング
- 実行時の更新可能性: なし
リソース・バンドルは、『messageResource (EGL システム変数)』で説明されているように、consoleLib.messageResource システム変数により識別されます。
- name
- 実行時に解決されるメニュー項目の名前。
特に、この名前はメニュー項目の選択に対応する openUI 文で使用されます。
name プロパティーを使用する場合は、変数の名前と同じ値にしてください。
- 型: String
- 例: name = "myItem"
- デフォルト: なし
- 実行時の更新可能性: なし