EGL および Jasper でレポートを作成する前に、Jasper レポートのサポートをプロジェクトに追加し、Java™
コンパイラーをシステムのパス変数に追加する必要があります。
Jasper レポート・サポートを追加すると、JAR ファイルがプロジェクトに追加され、EGL でレポート設計ファイルをコンパイルできるようになります。これは、Jasper レポートを使用するプロジェクトごとに 1 回のみ行う必要があり、プロジェクトからサポートを除去する必要はありません。
Jasper レポートのサポートは、EGL プロジェクトにのみ適用され、EGL Web プロジェクトには適用されません。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、EGL プロジェクトを右クリックしてから、
「プロパティー」をクリックします。「プロパティー」ウィンドウが開きます。
- 「プロパティー」ウィンドウで、「EGL プロジェクト・フィーチャー」をクリックします。
- ウィンドウの右側に表示された EGL プロジェクト・フィーチャーで、「jasper レポートがサポートされている EGL」チェック・ボックスを選択する。このチェック・ボックスが既に選択されている場合には、そのままにしてください。
- 「OK」をクリックします。
または、新規プロジェクトで Jasper レポート・サポートを使用可能にすることができます。「新規 EGL プロジェクト (New EGL Project)」ウィザードで「Jasper レポートがサポートされている EGL (EGL with Jasper report support)」チェック・ボックスを選択してください。
このチェック・ボックスを選択すると、「プロパティー」ウィンドウでチェック・ボックスを選択した場合と同じ効果が得られます。
PATH 環境変数への Java コンパイラーの追加
EGL でレポート設計ファイルをコンパイルするためには、システムの PATH 環境変数に Java コンパイラーが含まれている必要があります。
EGL の生成に使用している Java と同じバージョンの Java コンパイラーを使用します。使用している Java のレベルを調べるには、以下のステップに従ってください。
- EGL プロジェクトを右クリックしてから、
「プロパティー」をクリックする。
- 「プロパティー」ウィンドウで、「Java コンパイラー」をクリックする。
このページに、プロジェクトの Java コンパイラーの設定が表示されます。デフォルトでは、「プロジェクト特定設定を使用可能にする」チェック・ボックスがクリアされ、そのページ上の残りのフィールドは使用不可になっています。
- 「プロジェクト特定設定を使用可能にする」チェック・ボックスが選択されている場合には、このプロジェクトで使用している Java のバージョンが「コンパイラー準拠レベル」フィールドに表示されます。
- 「プロジェクト特定設定を使用可能にする」チェック・ボックスがクリアされている場合には、「ワークスペース設定の構成」をクリックする。「設定」ウィンドウで「コンパイラー」ページが開き、すべてのプロジェクトに使用している Java のバージョンが「コンパイラー準拠レベル」フィールドに表示されます。
Java コンパイラーをシステムに追加するには、以下のステップに従ってください。
- Java SDK 入手して、インストールします (未インストールの場合)。Java SDK は、IBM® の Web サイト (http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/) からダウンロードすることができます。
- システムの PATH 環境変数に、Java SDK の場所を追加します。操作方法については、オペレーティング・システムの文書を参照してください。
PDF レポートのサポートの追加
PDF でレポートをエクスポートしたい場合には、Jasper レポートのサポートを追加した後で、以下の追加ステップに従ってください。
- 以下の Web サイトから、iText-1.3.jar ファイルをダウンロードします: http://prdownloads.sourceforge.net/itext
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、プロジェクトを右クリックしてから、
「プロパティー」をクリックします。
- 「プロパティー」ウィンドウで、「Java のビルド・パス」をクリックします。
- 「ライブラリー」タブで「外部 JAR の追加」をクリックします。
- 「JAR の選択」ウィンドウで、ダウンロードした iText-1.3.jar ファイルを選択して「開く」をクリックします。
iText-1.3.jar ファイルが「ビルド・パス上の JAR およびクラス・フォルダー」にリストされます。
- 「OK」をクリックします。
RCP モードでのレポートのエクスポート・ロケーションの設定
リッチ・クライアント・プラットフォーム (RCP) モードで実行されているコンソール UI アプリケーション内でレポートを作成する場合、osgi.user.area システム・プロパティーに、レポートを保存するロケーションを設定する必要があります。この設定を行わないと、レポートは製品のインストール・ディレクトリーに作成されます。
- をクリックする。「実行」ウィンドウが開きます。
- ランタイム構成のリストから「Eclipse アプリケーション」を展開し、プログラムの実行構成をクリックする。
- 実行構成の「引数」タブで、以下のコードを追加する。
-user "<location>"
<location> の代わりに、レポートを生成するディレクトリーを指定します。
- 「適用」をクリックして、実行構成に対して行った変更を保存する。