「EGL データ」ビューから EGL Rich UI エディターの「設計」サーフェスに変数をドラッグできます。目的は、ビジネス・データを格納するウィジェットを配置することです。コントローラーと書式マネージャーを追加することもできます。コントローラーの詳細については、『Rich UI の検査およびフォーマット設定』を参照してください。書式マネージャーの詳細については、『Rich UI での書式処理』を参照してください。
Rich UI ページ表示にデータを追加するには、以下のようにします。
- EGL エディターで Rich UI ハンドラー・パーツを開き、必要に応じて「設計」タブをクリックします。「EGL データ」ビューを確認します (デフォルトでは、ワークベンチの左下隅にあります)。
- 「EGL データ」ビューで、ハンドラーの下にあるツリーが展開されていて、ハンドラーに含まれているすべてのグローバル変数が表示されていることを確認します。
- ハンドラーで新しいグローバル変数を作成するには、以下のようにします。
- 「EGL データ (EGL Data)」ビューの背景を右クリックし、をクリックします。
- 「新規 EGL データ変数の作成」ウィンドウの「型の選択」で、変数の型をクリックします。
- プリミティブ変数の場合は、リストで「データ型」をクリックし、必要に応じて「ディメンション」フィールドにサイズを入力します。
- レコード変数またはプリミティブ変数の場合は、リストから既存のパーツを選択します。リストを絞り込むには、「検索する [レコード | データ項目] パーツの名前を入力」にパーツ名の先頭の文字を指定します。
- レコード変数またはプリミティブ変数の場合は、「配列プロパティー」の下にある「配列」オプションを選択できます。「サイズ」フィールドでは、動的配列内の初期数の要素のサイズを指定できます。そのフィールドをブランクのままにしておくことも可能です。
- 新規変数の名前を「フィールド名を入力してください」に指定します。
- 「終了」をクリックします。
- 「EGL データ (EGL Data)」ビューからエディターに変数をドラッグします。目的は、ウィジェットと関連コードを追加することです。レコードの配列をドラッグすることはできますが、プリミティブ型またはデータ項目に基づく変数の配列をドラッグすることはできません。
変数をドロップできる領域にカーソルを合わせると、その領域の背景色が緑色になります。その他の使用可能な領域の背景色は黄色です。
このデフォルトの配色を変更するには、をクリックします。
- 「ウィジェットの挿入」ウィザードが開きます。このウィザードでは、EGL によりレコードのフィールドから作成されるウィジェットのタイプを指定します。
非配列変数の場合は、このウィザードによってウィジェットのペアが追加されます。つまり、ビジネス・データを表示するウィジェットとそのウィジェットのラベルというペアです。このウィザードでは、新しいグリッド・レイアウトが作成され、そのレイアウトに新しいウィジェットが組み込まれます。
生成されるコードにさらに影響を与える一連のラジオ・ボタンを以下にまとめます。
- 読み取り専用データ
- ビジネス・データを表示するウィジェットを読み取り専用にします。このウィザードで各ウィジェット・ペアのコントローラーを追加する場合は、「フォーマットと検証のサポートを追加 (Add support for formatting and validation)」チェック・ボックスをクリックします。
- 編集可能データ
ビジネス・データを表示するウィジェットでユーザー入力を受け付けます。このウィザードで各ウィジェット・ペアのコントローラーを追加し、さらに新しいグリッド・レイアウトのすべてのコンテンツを対象にした書式マネージャーと関連機能を追加する場合は、「フォーマットと検証のサポートを追加 (Add support for formatting and validation)」チェック・ボックスを選択します。
コントローラー・レベルの検証のためのエラー・メッセージ処理をセットアップする作業との関連では、このウィザードのデフォルトの動作は、以下のようになります。
- ビュー・レベルの検証に対応している EGL Dojo ウィジェットのいずれかを使用する場合、コントローラー・レベルの検証で生成されるメッセージは、ウィジェットにフォーカスがあるときに、ウィジェットの近くのツールチップに配置されます。
- 他のウィジェットを使用する場合は、機能を作成して、コントローラー固有の validStateSetter プロパティーにその機能を割り当てることによって、エラーを処理します。
メッセージにアクセスするには、コントローラー固有の機能 getErrorMessage を使用します。
エラー・ラベルを使用して、コントローラー・レベルの検証から自動的にエラー・メッセージを表示する場合は、「エラー・ラベルを使用してエラー・メッセージに対応 (Use error label to support error messages)」を選択します。
- 読み取り専用データと編集可能データの組み合わせ
ビジネス・データを表示するウィジェットを初期状態で読み取り専用にしますが、必要に応じてコード内の設定を変更することもできます。このウィザードで各ウィジェット・ペアのコントローラーを追加し、さらに新しいグリッド・レイアウトのすべてのコンテンツを対象にした書式マネージャーと関連機能を追加する場合は、「フォーマットと検証のサポートを追加 (Add support for formatting and validation)」チェック・ボックスを選択します。エラー・ラベルを組み込む場合は、「エラー・ラベルを使用してエラー・メッセージに対応 (Use error label to support error messages)」を選択します。
レコード配列の場合は、このウィザードによって新しいグリッド・レイアウトが作成され、そのレイアウトにデータ・グリッドが組み込まれます。この時点で、そのデータ・グリッドは常に読み取り専用になります。最初の一連のラジオ・ボタンで選択した項目にかかわりなく、生成されるコードは、そのデータ・グリッドだけです。
- 「表示するフィールド」で、インターフェースに表示するフィールドを選択します。フィールドごとに、以下の列の情報を変更できます。
- フィールド名
- コードに組み込むフィールドを選択します。この列は、レコードとレコード配列の場合に便利です。
すべてのフィールドを選択するには、「すべて」をクリックします。フィールドを選択せず、1 つずつフィールドを追加できるようにするには、「なし」をクリックします。
- ラベル
- EGL によりインターフェースでフィールドの横に表示される名前を入力してください。レコード配列の場合、ラベルは列ヘッダーに使用されます。
- ウィジェット・タイプ
- デフォルトの選択項目の横にある矢印をクリックして、そのフィールドに使用可能なウィジェット・タイプのリストを表示します。レコード配列の場合は、このオプションは使用できません。
- ウィジェット名
- ソース・コードでウィジェットに関連付ける変数名を入力します。
- コード内で作成される各フィールドの順序を変更できます。次にプロセスを示します。
- 1 つの行を選択します。そのためには、その行の左端の部分をクリックします。1 つの行が既に選択されている場合は、キーボードの上矢印キーまたは下矢印キーを押すことで別の行を選択することもできます。
- 1 つの隣接行も選択する場合は、Ctrl キーを押しながらその第 2 の行をクリックします。一定範囲の隣接行を選択する場合は、Shift キーを押しながらその範囲の最後の行をクリックします。
- 「データ・ウィジェットの構成」ページの右側にある上矢印または下矢印をクリックします。
- 「終了」をクリックします。