このチュートリアルでは、EGL を使用して単純で動的な Web サイトを構築する方法を学習します。このサイトには、データベース内のレコードの リストを表示するページと、ユーザーがそれらのレコードの 1 つからのデータを 変更できるようにするページの 2 つのページがあります。
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Enterprise Generation Language (EGL) は、開発環境およびプログラミング言語です。EGL を使用することで、全機能を搭載したアプリケーションを速やかに作成することができます。これによって、ソフトウェア・テクノロジーを意識することなく、作成するコードによって対応すべきビジネス上の問題に集中できるようになります。このチュートリアルでは、EGL Web プロジェクトを作成して、サンプル・データベースをインポートします。その後で、そのデータベースと連携する単純な EGL Web アプリケーションを作成します。 アプリケーションの 2 つの Web ページのうち、最初のページには、データベース内に保存されているデータから取得された顧客のリストが表示されます。

Web ページの 2 ページ目には、1 人の顧客についての詳細情報が表示され、ユーザーはその詳細情報を 変更することができます。

EGL は、ユーザーとデータベースの 間の対話を管理するために使用する言語です。
上で表示している 2 つの各ページは、 ハンドラー と呼ばれる EGL 論理パーツで制御されています。 これは、ユーザー・インターフェースとの 実行時の対話を制御するものです。 この場合、ハンドラー・パーツは JSF ハンドラー・パーツ で、 実行時に単一 Web ページを制御するように指定されます。 JSF ハンドラー関数は、ユーザーがクリックすると呼び出され、 さらに、この関数によって、 ユーザーが作成したライブラリー関数が呼び出されます。 その結果、Web ブラウザーで作業している ユーザーがデータベースに保管されたデータを表示および変更することができます。
このチュートリアルで示しているように、EGL はいくつかの方法でコードの 再使用をプロモートしています。
DataItem パーツは、データ・ディクショナリーのエントリーに似ており、各パーツには、データのサイズ、型、フォーマット・ルール、入力検査ルール、および表示に関する提案に関する詳細が含まれています。DataItem を 一度定義すると、それをベースとして使用することで、変数またはレコード・フィールドを いくつでも作成することができます。
このチュートリアルでは、顧客の連絡先情報を表すレコード・パーツを作成します。このレコード・パーツには、 氏名、電話番号、住所など、顧客に関する情報を表すデータ項目が含まれます。 また、このレコード・パーツは、sqlRecord パーツとして 特化またはステレオタイプ化 され、データベースと直接連動します。
このチュートリアルで示すように、レコード・パーツは一連の DataItem パーツを 参照することができます。この方法でデータを編成すると、より整合性のあるデータ・パーツ の定義を実現し、次第に効率を改善することができます。単一の DataItem パーツを 変更すると、関連する保管データにアクセスするすべての変数が変更されます。
また、EGL では「データ・アクセス・アプリケーション」 ウィザードも提供されています。 このウィザードを使用して、リレーショナル・データベースへのアクセスに必要な、 基本コードを作成します。 このウィザードでは、以下のような、特定の目的を持つ EGL パーツを作成します。
ライブラリー関数には、ウィザードによって作成されたレコード・パーツを 基にしたパラメーターが組み込まれています。同じレコード・パーツを基にした 引数とともにこれらの関数を呼び出すだけで、堅固なアプリケーションの作成を 開始することができます。