SOAP サービスにアクセスするための変数の宣言

SOAP サービスへのアクセス方法に関する詳細を指定するには、インターフェース・パーツに基づく変数を作成します。 例えば、次のようになります。
myService WeatherForcast {@webBinding
                             {wsdlLocation="wsdl/weatherForecast",
                              wsdlService="wsdlforecast",
                              wsdlPort="wsdlport"};

この宣言では、@webBinding@BindService の 2 つのプロパティーのいずれかを指定できます。これらのそれぞれのプロパティーは、Web サービスへのアクセス方法を示す詳細を指定するための方法を提供します。@webBinding プロパティーを使用すると、WSDL ファイル詳細をコードに直接指定できます。@BindService プロパティーを使用すると、デプロイメント記述子でそれらの詳細情報を指定できます。このプロパティーは構成時に変更が可能です。

この 2 つのプロパティーは相互に排他的です。
@webBinding
Web サービスへのアクセス方法を示す詳細をコードで指定する場合は、このプロパティーを使用します。@webService 複合プロパティーを最初から作成する必要はありません。Rich UI によって、詳細がコメントに書き込まれ、WSDL ファイルから作成されたインターフェース・パーツを含むファイルに保存されます。プロパティー・フィールドは以下のとおりです。
wsdlLocation
WSDL ファイルの名前と場所を識別するストリング。場所は、プロジェクトのルート・ディレクトリーを基準としています。例えば、ファイルが weatherForecast.wsdl という名前で、wsdl フォルダーにある場合は、ストリングは「wsdl/weatherForecast.wsdl」になります。
wsdlPort
WSDL ファイル内の wsdl:service 要素内にある wsdl:port 要素の名前を識別するストリング。
wsdlService
WSDL ファイル内の wsdl:service 要素の名前を識別するストリング。
uri
指定されている場合は、uri は WSDL ファイルに指定された URL をオーバーライドするストリングです。 実動用またはテスト用に別バージョンのサービスを使用する場合など、WSDL ファイルでの指定以外のロケーションでサービスを利用できる場合は、ここにそのロケーションを入力して、そのバージョンのサービスを代わりに使用することができます。デフォルトでは、この値はヌルです。
@BindService
Web サービスへのアクセス方法を示す EGL デプロイメント記述子の項目を使用する場合は、このプロパティーを使用します。このプロパティーを使用する場合は、以下のようになります。
  • WSDL ファイルを使用して EGL デプロイメント記述子にサービス・バインディングを作成する。
  • デプロイメント記述子エディターは、このファイルのファイル・ロケーション、wsdl:port 要素、および wsdl:service 要素の詳細を維持する。

@BindService プロパティーには、以下の 1 つのフィールドがあります。

bindingKey
2 つの詳細を含むデプロイメント記述子項目を識別します。
bindingKey フィールドを指定せずに @BindService プロパティーを指定することができます。 この場合、プロパティーはインターフェース・パーツと同じ名前のデプロイメント記述子項目を示します。以下に、この使用法の例を示します。ここでは、WeatherForecast という名前のデプロイメント記述子項目が参照されています。
MyService WeatherForecast {@BindService{}}

EGL デプロイメント記述子のセットアップについて詳しくは、『デプロイメント記述子への SOAP サービス・バインディングの追加』を参照してください。

各 SOAP サービス呼び出しで、新規 HTTP セッションが使用されます。 呼び出し間でセッション情報は保持されません。セッション変数を使用するサービスは、 コードで実用的に呼び出すことができません。セッション変数は、呼び出し間で 情報を保持します。


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