targetNLS ビルド記述子オプションは、ランタイムのメッセージを識別するために使用する各国語コードを指定します。開発システムの Java™ ロケールがサポート対象言語のいずれかに関連付けられている場合、targetNLS のデフォルト値はその言語になります。 それ以外の場合は、targetNLS にはデフォルト値はありません。
COBOL プログラムの場合、実行単位内のすべてのプログラムのメッセージに使用する言語は、実行単位内の最初のプログラムのコードによって決まります。
Java コードを生成する際、targetNLS ビルド記述子オプションにより、vgj.nls.code Java ランタイム・プロパティーに値が割り当てられます。 ただし、割り当てが行われるのは、genProperties ビルド記述子オプションが GLOBAL または PROGRAM に設定されている場合のみです。 sysLib.setLocale システム関数を使用して、実行時にその値を変更することもできます。 システム関数について詳しくは、「EGL 言語解説書」を参照してください。
下の表に、サポートされる言語を示します。 指定した言語のコード・ページは、ターゲット・プラットフォーム上にロードする必要があります。
| コード | 言語 | COBOL のサポート対象 |
|---|---|---|
| CHS | 中国語 (簡体字) | はい |
| CHT | 中国語 (繁体字) | はい |
| CZE | チェコ語 | いいえ |
| DEU | ドイツ語 | はい |
| ENU | 米国英語 | はい |
| ESP | スペイン語 | はい |
| FRA | フランス語 | はい |
| HUN | ハンガリー語 | いいえ |
| ITA | イタリア語 | はい |
| JPN | 日本語 | はい |
| KOR | 韓国語 | はい |
| PLK | ポーランド語 | いいえ |
| PTB | ブラジル・ポルトガル語 | はい |
| RUS | ロシア語 | いいえ |
プログラムで使用されるユーザー・メッセージ・テーブルについて詳しくは、「EGL 言語解説書」の『プログラム・パーツ・プロパティー』にある messageTablePrefix プロパティーのセクションを参照してください。 VGWebTransaction プログラムで VGUI レコードに使用されるメッセージ・テーブルに関する追加詳細については、msgTablePrefix ビルド記述子オプションに関するトピックを参照してください。
JSF ハンドラーは、メッセージ・テーブルは使用せずに、JavaServer Faces メッセージ・リソースを使用します。 このリソースについて詳しくは、「EGL 言語解説書」の『JSF ハンドラー』にある msgResource プロパティーの説明を参照してください。