このチュートリアルでは、EGL と JSF の高度な使い方を解説しながら、
EGL の紹介」チュートリアルの内容をさらに深く掘り下げます。
このチュートリアルでは、
ユーザーが異なる方法でデータベース検索を行うことができる 2 つのページを作成します。
これらのページは、ユーザーからデータ入力を受け入れ、入力されたデータと一致するレコードをデータベースから検索し、同じページに検索結果を表示します。
検索ページを作成するには、他にも優れた方法がありますが、この方法では EGL と JSF の
重要な概念が説明されます。
このモジュールで作成する検索ページは、
インターネットや単一の Web サイトを検索する Web 検索エンジンや Web 検索ページとは、
非常に異なるものです。
このモジュールで作成する検索ページは、データベース・レコードを検索するもので
あって、Web ページや Web ページ上の情報を検索するものではありません。
学習目標
このチュートリアルでは、次の作業を行う方法を学習します。
- SQL ステートメントを使用して、検索ページの結果をフィルターに掛ける
- カスタマイズした EGL レコード・パーツを作成して、ページに表示する
- JSF コンボ・ボックスに動的なデータを取り込む
- 入力コントロールに先行入力サポートを適用する
必要な時間
このチュートリアルの所要時間は、約 90 分です。
このチュートリアルに関する他の概念を参照した場合は、
この時間内に終わらない可能性がありますのでご注意ください。
チュートリアルにおけるアプリケーション
このチュートリアルを終了した時点で、検索ページが完成します。
このページでは、ユーザーからのデータ入力を受け付けて、
入力内容をデータベース内のデータと比較し、
その結果をユーザーに返すことができます。
ここでは、2 つのパラメーターを同時に使用する検索 (AND 検索) の作成方法を学習します。
また、AND 検索を変更して、2 つのパラメーターのいずれかを使用する
検索 (OR 検索) にする方法も学習します。
この場合は、ユーザーがいずれかのタイプを選択できるように、
ページ上にラジオ・ボタン・グループを配置します。
また、ページ上にコンボ・ボックスを配置して、
検索パラメーターの選択項目を限定する方法も学習します。
コンボ・ボックスでは、ユーザーが文字列を入力する代わりに、
選択項目のリストが表示されます。
最後に、フィールドを組み合わせたり、出力のページ上での表示方法を決めることによって、検索結果をカスタマイズする方法を学習します。
チュートリアル完了後に最初に作成される検索ページは、次のようになります。
2 番目に作成される検索ページでは、EGL を使用した AJAX 機能の単純な使用を実際に試みることができます。よく使用される AJAX の機能は、先行入力サポートとしてユーザー入力の候補を提供するものです。
この方法で、検索ページは、ユーザーが入力フィールドに既に入力した内容に類似した項目をデータベースから検索します。
ユーザーが入力候補の 1 つを受け入れると、検索ページは別の AJAX 要求を使用して、ページを再ロードすることなくデータベース情報を表示します。