show ステートメントを使用して、ユーザーにテキスト書式を送信し、ユーザーが書式に入力したときに新規トランザクションを開始できます。
show ステートメントで次のトランザクションの名前とテキスト書式を指定します。レコード名はオプションです。生成されたプログラムは、書式を表示し、CICS® 環境または IMS™ 環境に対して次のトランザクションを識別します。プログラム・ユーザーから入力を受け取ると、新規トランザクションがスケジュールされます。
show ステートメントを使用する場合、転送先プログラムの inputForm プロパティーに同じ書式を指定する必要があります。inputForm プロパティーには、処理を開始する前にプログラムに入力を提供する書式の名前が含まれています。転送先プログラムは、初期プログラムで show ステートメントを使用して表示されるのと同じ書式を読み取ることにより処理を開始します。inputForm プロパティーと show ステートメントを使用して、CICS に対して IMS 据え置きプログラム切り替えまたは RETURN TRANSID を作成できます。
注: IMS/VS では、show ステートメントと inputForm プロパティーを使用する場合、2 つのプログラムが同じ FormGroup を共用する必要があります。その他の環境では、フォームの FormGroups が異なっていてもかまいませんが、同じ書式である必要があります。
プログラムに対して
inputForm プロパティーを指定する場合、プログラムの開始時に発生する処理は、以下のように異なります。
- 書式が受信されない場合、生成されたプログラムは inputForm プロパティーに指定された書式を自動的に表示します。
- 書式が受信される場合、生成されたプログラムは通常の処理ロジックを開始する前に必要な検証編集を自動的に実行します。
show ステートメントを使用してプログラム制御を転送するときに、ユーザーの思考時間中に保存されるデータの量、およびそのデータの保存場所を制御します。
IMS/VS 環境では、書式のコピーを作業データベースに保存しない場合、次のようにする必要があります。
- すべての変数フィールドについて modified プロパティーを YES に設定します。これは、書式上のフィールドのデフォルト属性を定義するとき、または set ステートメントを使用して行うことができます。
- show ステートメントを使用する前に、その他のすべてのプロパティーが定義済み値に設定されていることを確認します。
- EGL の add ステートメントまたは replace ステートメントを使用してデータベースにデータを保存し、その後転送先プログラムにデータを復元できます。
- show ステートメントを使用して同じプログラムに転送することもできます (プログラム A は show ステートメントを使用してプログラム A に転送できます)。