SQL 照会言語のコンテキストでは、add 文は、レコードまたはレコードのセットをデータベースに追加します。
EGL は、レコード変数のキー・フィールドの値に基づき、情報を追加します。
EGL は、EGL add 文にある SQL レコード変数の値およびプロパティーに基づき、生成したコードに SQL INSERT 文を作成します。 この暗黙の SQL コードについて詳しくは、SQL データ・アクセスを参照してください。 あるいは、#sql ディレクティブを使用して、 独自の組み込み SQL INSERT 文を作成することもできます (sql ディレクティブを参照)。
add 文は、単一の SQL レコード変数を指定する場合、データベースに単一行を作成します。 また、SQL レコード変数の動的配列を指定することもできます。 その場合、add 文で配列の各メンバーに行が作成されます。

INSERT INTO tableName
(column01, ... columnNN)
values (:recordItem01, ... :recordItemNN)
テーブル内でのデータの論理位置は、レコード内のキー値によって決まります。 データベース管理システムは、SQL テーブルの定義とデータベースの規則に従って、キーを持たないレコードを処理します。 レコード変数のベースとなるレコード・パーツは、レコード・フィールドをデータベース表の列と関連付けます。 EGL はこれらの関連付けを使用して、INSERT 文の値の代入を決定します。 ホスト変数 (SQL をホストする言語 (この場合は EGL) で定義した変数) の使用法は、先頭のコロン文字によって示されます。 詳しくは、ホスト変数を参照してください。
レコード・フィールドが読み取り専用として宣言されている場合、生成された SQL INSERT 文にはそのフィールドが含まれず、 データベース管理システムでは、関連する SQL テーブル列の値がデフォルト値 (その列が定義されたときに指定された値) に 設定されます。
次の例は、add ステートメントを示しています。
if (userRequest == "A")
try
add record1;
onException(sqlEx SQLException)
myErrorHandler(12);
end
end
try
add employees;
onException(sqlEx SQLException)
sysLib.rollback();
end