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演習 14: 住宅ローン・アプリケーションのデプロイおよびテスト

デプロイメント・プロセスでは、EGL により、ターゲット環境に合った HTML ファイルおよびサーバー固有のコードが作成されます。

デプロイメントは、以下の 2 段階で行われるプロセスです。
  1. 内部デプロイメント。ハンドラーを Web プロジェクトにデプロイします。
  2. 外部デプロイメント。Web プロジェクトをアプリケーション・サーバーにデプロイします。

チュートリアル・アプリケーションは、内部にデプロイした後、ワークベンチを使用してアプリケーション・サーバー上で実行することができます。

デプロイメント記述子の編集

EGL デプロイメント記述子は、内部デプロイメントを管理するもので、各 EGLSource フォルダーに自動的に作成されます。 メイン・ハンドラーは MortgageUIProject 内にあります。ユーザーは、MortgageUIProject/EGLSource フォルダー内の EGL デプロイメント記述子を使用します。

EGL デプロイメント記述子を編集するには、以下のようにします。

  1. EGLSource フォルダーで、MortgageUIProject.egldd ファイルをダブルクリックします。 EGL デプロイメント記述子が、デプロイメント記述子エディターで開きます。 EGL により、デプロイする「Rich UI ハンドラー」のリストに、組み込まれるハンドラーが自動的に追加されます。
  2. 1 つのサービスに対して専用サービスを使用し、サービス・バインディングの詳細は別のサービスのコードに指定しているため、「サービス・バインディングの構成」セクションに情報を追加する必要はありません。 リストは空です。
  3. 「デプロイメント・ターゲット」「ターゲット・プロジェクト」フィールドの横にある「新規作成」をクリックします。
    EGL デプロイメント記述子の「概要」ページには、生成するサービスは表示されず、「Rich UI デプロイメント」にハンドラーのリストが表示されます。
    「動的 Web プロジェクト (Dynamic Web Project)」ウィザードが開きます。
  4. 「プロジェクト名」フィールドに、以下の名前を入力します。
    MortgageWeb
    どのような Web プロジェクトでも指定可能です。 作成しているのは、このチュートリアルを目的とした単純なプロジェクトです。
  5. 「ターゲット・ランタイム」では、リストから以下のいずれかのオプションを選択します。
    • Apache Tomcat v6.0
    • WebSphere Application Server vn.n
    この新しいランタイム環境に合わせて、「構成」フィールドの値が自動的に変更されます。
  6. WebSphere Application Server ランタイムにデプロイする場合は、「EAR メンバーシップ」の下にある「EAR にプロジェクトを追加」を選択します。 EAR にプロジェクトを追加する場合は、ウィザードに表示されたデフォルト名をそのまま使用します。 Apache Tomcat の場合は、「EAR にプロジェクトを追加」チェック・ボックスは必ずクリアしてください。
    WebSphere Application Server 用に構成された「新規動的 Web プロジェクト (New Dynamic Web Project)」ウィザード
  7. 「終了」をクリックします。 EGL により Web プロジェクトが作成され、デプロイメント記述子が再表示されます。
  8. デプロイメント記述子を保存して、閉じます。

Rich UI アプリケーションのデプロイ

デプロイメント記述子でターゲット・プロジェクトを設定したら、以下のようにしてデプロイメント・プロセスを開始できます。

  1. EGLSource フォルダーで、MortgageUIProject.egldd ファイルを右クリックします。
  2. 「EGL 記述子のデプロイ」をクリックします。 デプロイメント・プロセスでは、これ以上のアクションをユーザーが実行する必要はありません。 このプロセスでは多数のファイルがコピーされるため、実行に数分間かかる場合があります。
  3. Tomcat サーバーに「再始動 (Restart)」というステータスが表示された場合は、その記述を、「「サーバー」ビューの右上にある緑の始動 アイコン をクリックしてサーバーを再始動させる」という指示であると見なしてください。 あるいは、サーバー名を右クリックして、「再始動 (Restart)」をクリックしても構いません。

    サーバーが再始動すると、ステータスは「始動済み、同期済み (Started, Synchronized)」になります。

  4. Tomcat サーバーに「停止済み (Stopped)」というステータスが表示された場合は、「サーバー」ビューの右上にある緑の始動 アイコン をクリックしてサーバーを始動してください。 あるいは、サーバー名を右クリックして、「始動」をクリックしても構いません。

    サーバーが始動すると、ステータスは「始動済み、同期済み (Started, Synchronized)」になります。

生成されたコードの実行

  1. 内部にデプロイしたコードを実行するには、ターゲット・プロジェクトである MortgageWeb に着目します。 MortgageWeb/WebContent フォルダーにある MainHandler-en_US.html を見つけます。
  2. ファイル名を右クリックして、「実行」 > 「サーバーで実行」とクリックします。
    メニューに示された「サーバーで実行」オプション
    「サーバーで実行」ウィンドウが開きます。
  3. 「サーバーで実行」ウィンドウで該当するサーバーを選択し、「このプロジェクトを実行するときは、このサーバーを常に使用」をクリックします。 「終了」をクリックします。
    Tomcat の「サーバーで実行」ウィンドウ
    WebSphere Application Server の「サーバーで実行」ウィンドウ
  4. Tomcat を使用していて、page not found エラー (404) が表示された場合は、サーバーに「再始動 (Restart)」ステータスが表示されているかどうかを確認してください。 表示されている場合は、サーバーを再始動してからページを更新してください。
    サーバーの再始動を要求する「サーバー」ウィンドウ。
    ページが開きます。
  5. 異なる率、金額、および期間を基に住宅ローンを計算することで、アプリケーションをテストします。 ヒストリー・ポートレット内の行をクリックしたときに、結果ポートレットに適切な情報が表示されるかを確認します。 マップ・ポートレットの郵便番号を変更して、リンクによりマップが更新されるかを確認します。

演習のチェックポイント

以下のタスクの実行方法を学習しました。
  • デプロイメント記述子を編集して、Rich UI ハンドラーをデプロイする。
  • アプリケーション・サーバー上でアプリケーションを実行する。
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