プリンター出力に対する VSE/POWER ファイルの使用

プログラムが EGL 定義の印刷書式用の print ステートメントを処理すると、印刷が開始されます。このトピックで後述する状況では、プログラムが add ステートメントを処理するときにも印刷が開始される可能性があります。

print ステートメントと印刷書式を使用して印刷を開始すると、プリンター出力は printer に関連付けられたリソースとして指定されているファイルに経路指定されます。 printer に関連付けられたリソースは、生成時、または実行時に指定できます (converseVar.printerAssociation システム変数を使用)。

CICS® for z/VSE® の場合、printer に関連付けられているリソースが spool ファイルである場合、VSE/POWER にスプールされます。 そのキューを LST または PRT として指定し、spool ファイルを VSE/POWER LST キュー・メンバーにすることができます。VSE/POWER LST キュー・メンバーの jobname、class、disp、form、node、および userid を指定できます。 これらの値は、スプール・ファイルのシステム・リソース名フォーマットを使用して指定します。詳しくは、VSE CICS でのスプール・ファイルの使用を参照してください。

CICS Report Controller を Rational® COBOL Runtime プリンター関数とともに使用して、印刷出力の処理を簡単にすることができます。

印刷は、プログラムが、spool ファイル・タイプ、および LST の宛先キューを指定する systemName プロパティーに関連付けられているシリアル・レコードに対して add ステートメントを処理するときにも開始されます。systemName プロパティーは、VSE/POWER キュー宛先を指定します。キューが LST または PRT として指定されると、ファイルは VSE/POWER LST キュー・メンバーになります。


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