フィーチャー およびファセット を介して、EGL プロジェクトに追加機能を持たせることができます。
フィーチャー
EGL プロジェクト・フィーチャーは、特定の振る舞いやプロジェクトのタイプに、サポートを追加します。プロジェクトにフィーチャーを追加した後に、そのフィーチャーを除去することはできません (ただし、フィーチャーを除去すべきケースは、ほとんどありません)。
プロジェクトで使用できるフィーチャーは、プロジェクトのタイプによって異なります。
プロジェクトのオプションとして使用できる特定のフィーチャーが見あたらないときは、正しいタイプの EGL プロジェクトを使用しているかどうかを確認してください。
プロジェクトの作成時にフィーチャーを指定することも、後でフィーチャーをプロジェクトに追加することもできます。プロジェクトの作成時にフィーチャーを追加するには、
EGL プロジェクトの作成を参照してください。
既存のプロジェクトにフィーチャーを追加するには、以下のステップを実行します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、プロジェクトを右クリックし、「プロパティー」をクリックする。
「プロパティー」ウィンドウが開きます。
- EGL プロジェクト・フィーチャー」をクリックする。以下の
「EGL プロジェクト・フィーチャーの選択項目」にある
チェック・ボックスが、プロジェクトに適用できるフィーチャーです。
- EGL デプロイメント記述子の作成
- プロジェクトにサービスとして使用可能なプログラムを含める場合、このフィーチャーを選択します。
- BIRT レポートがサポートされている EGL
- プロジェクトのデータに基づいて BIRT レポートを作成する場合、このフィーチャーを選択します。
- jasper レポートがサポートされている EGL
- プロジェクトのデータに基づいて Jasper レポートを作成する場合、このフィーチャーを選択します。
このフィーチャーは、Web プロジェクトでは選択できません。
- 下位の WebSphere® MQ API がサポートされている EGL
- get や add のような EGL ステートメントではなく、API 呼び出しを使用してメッセージ・キューにアクセスする場合、
このフィーチャーを選択します。
- LDAP がサポートされている EGL (EGL with LDAP support)
- LDAP 対応サーバーからセキュリティー情報を取り出すファイルをプロジェクトに
追加する場合、このフィーチャーを選択します。
- IBM® i オブジェクトがサポートされている EGL
- iSeries® 環境でデータ・キューまたはその他のオブジェクトにアクセスできるようにする場合、このフィーチャーを選択します。
この機能を選択し、COBOL ではなく Java™ 用に生成する場合は、IBMToolbox for Java のクラスが必要です。このライブラリーの取得について詳しくは、必要な IBM Toolbox for Javaを参照してください。
デフォルトとしてフィーチャーを選択した場合、フィーチャーは、個々のプロジェクトの「プロパティー」ウィンドウでぼかし表示されます。
このセクションの後半に、デフォルトのフィーチャーに関する情報があります。
- プロジェクトに追加したいフィーチャーの横にある、チェック・ボックスを選択する。チェック・ボックスが既に選択されている場合は、そのフィーチャーは既にプロジェクトに追加されており、除去することはできません。
- 「OK」をクリックします。
デフォルトで新規 EGL プロジェクトに適用されているフィーチャーを、選択することもできます。
- とクリックします。「設定」ウィンドウ
が開きます。
- 「EGL」をクリックする。
- 「デフォルトの EGL プロジェクト機能の選択項目」で、それぞれの新規プロジェクトにデフォルトで追加するフィーチャーを選択する。
EGL プロジェクトは、以下のフィーチャーをサポートします。
表 1. フィーチャーとプロジェクト| フィーチャー |
EGL プロジェクト |
EGL Web プロジェクト |
EGL プラグイン・プロジェクト |
EGL ポートレット・プロジェクト |
| Jasper レポート・サポート |
あり |
なし |
あり |
なし |
| BIRT レポート・サポート |
あり |
あり |
あり |
なし |
| LDAP がサポートされている EGL (EGL with LDAP support) |
あり |
あり |
あり |
? |
詳しくは、プロジェクトにフィーチャーを追加する方法を説明しているトピックを、それぞれ参照してください。
フィーチャーが実行する内容について詳しくは、このトピックの最後にある関連のリンクを参照してください。
ファセット
ファセットは、J2EE フレームワーク内のプロジェクトの特性と要件を定義します。EGL プロジェクト・フィーチャー (ここでは EGL プロジェクトに限られます) とは異なり、プロジェクト・ファセットは、J2EE モジュールとして振る舞うプロジェクトに対して、いくつかの制限付きで適用できます。このため EGL では、EGL Web プロジェクトや、EGL プラグイン・プロジェクトに既に変換されている EGL Web プロジェクトにのみ、フィーチャーを追加できます。
プロジェクト・フィーチャーと同様に、ファセットはプロジェクト作成時に追加することもできますし、既存のプロジェクトに追加することもできます。
既存プロジェクトにファセットを追加するには、以下のステップを実行します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、EGL Web プロジェクトを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。「プロパティー」ウィンドウが開きます。
- 「プロジェクト・ファセット」をクリックする。プロジェクト内に現存するファセットのリストが表示されます。
- 「プロジェクト・ファセットの追加/除去」をクリックする。「プロジェクト・ファセット」ウィンドウが開きます。
- 「プロジェクト・ファセット」ウィンドウで、プロジェクトに追加したい
ファセットの横にあるチェック・ボックスを選択する。
プロジェクトに対して有効なファセットのみがリストされます。
- プロジェクトに対して選択されているランタイムのリストにより、リストされるファセットが制限されます。選択されたターゲット・ランタイムすべてと互換性のあるファセットのみが、表示されます。
- 現在選択されているファセットとそのバージョン番号により、リストされる他のファセットが制限されます。例えば、動的 Web モジュール・ファセットがプロジェクトに含まれていると、EJB モジュール・ファセットはリストされません。
これら 2 つのファセットが、同じプロジェクト内に存在できないためです。
それぞれのファセットの要件および制限について調べるには、ファセット名を右クリックして、
「制約を表示」をクリックします
「構成」リストから、事前設定されたファセットの組み合わせを選択することもできます。
- ファセットのバージョン番号を選択します。現行のバージョン番号を
クリックして、ドロップダウン・リストからバージョン番号を選択してください。
- ファセットを除去するには、チェック・ボックスをクリアします。除去できないファセットもあります。
- 1 つ以上のランタイムと互換性を持たせるようにプロジェクトを制限するには、「ランタイムを表示」ボタンをクリックし、
プロジェクトに互換性を持たせたいランタイムを選択します。
- 「終了」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
デフォルトで新規 EGL Web プロジェクトに適用されているファセットを、選択することもできます。
- とクリックします。「設定」ウィンドウ
が開きます。
- 「EGL」をクリックする。
- 「デフォルトの EGL Web Project ファセットの選択項目」で、それぞれの新規 EGL Web プロジェクトにデフォルトで追加したいファセットを選択する。
プロジェクト・フィーチャーとは
異なり、一部のファセットはプロジェクトから除去できます。
これもプロジェクト・フィーチャーとは異なり、ファセットはバージョン番号を持ちます。他のファセットの有無、および他のファセットの特定のバージョン番号に、ファセットを依存させることができます。
プロジェクト・フィーチャーは、バージョン番号を持ちません。
プロジェクト・フィーチャーと同様に、
特定のプロジェクト・タイプにファセットを依存させることができます。
EGL 固有のファセットについて詳しくは、プロジェクトにファセットを追加する方法を説明しているトピックを、それぞれ参照してください。一般的なファセットについて詳しくは、「プロジェクト・ファセット」を参照してください。