システム・データ・パーツ

データ・パーツは以下の 2 つの方法でカテゴリー化することができます。 以下の表は、これら両方のシステムによってデータ・パーツをカテゴリー化したものです。
表 1. データ・パーツのカテゴリー
  単純 複合
言語による提供 プリミティブ、リテラル Dictionary、Exception、arrays、 ArrayDictionary
ユーザー定義 DataItem Record、DataTable、Exception

システム定義データ・パーツは、EGL プログラムに基本ビルディング・ブロックを提供します。 これらのパーツには、ユーザーが作成する変数用のモデルが用意されています。 パーツに基づいた変数の宣言があった場合に限り記憶域が予約されます。

EGL は、以下のシステム・データ・パーツを提供します。
プリミティブ・データ型
これらの基本的な数値型および文字型は、すべてのプログラムで使用できます。宣言する必要はありません (『プリミティブ・データ型』を参照)。
リテラル
値の直接表現 (『リテラル』を参照)。
Dictionary
キーと値のペアを保持する辞書パーツ。常時、ユーザーのプログラムから使用できます (『Dictionary パーツ』を参照)。
Exception
システムは多数の基本的な例外を提供します。それ以外のものは、ユーザーが定義することができます (『例外処理』を参照)。
配列
配列は、別のデータ・パーツが複数出現するものです (『配列』を参照)。
ArrayDictionary
事実上の辞書パーツの配列。ArrayDictionary は常時、ユーザー・プログラムから使用できます (『ArrayDictionary』を参照)。

互換性に関する考慮事項

表 2. 互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
JavaScript 生成 サポートされるデータ型は、ANY、BIGINT、BIN (ただし、小数点以下の桁を含まない場合に限る)、Boolean、DataItem、DATE、DECIMAL、Delegate、Dictionary、FLOAT、INT、NUM、NUMBER、SMALLFLOAT、SMALLINT、STRING (ただし、サイズ制限を含まない場合に限る)、TIME、TIMESTAMP、NUM、MONEY、サービス・パーツ、インターフェース・パーツ、外部型 (ステレオタイプ JavaScript)、サポートされるデータ型による配列、 および非構造化の基本、例外、および SQL レコード・パーツです。

サポートされないデータ型は、ArrayDictionary、BIN (小数点以下の桁数を含むもの)、BLOB、CHAR、CLOB、DBCHAR、HEX、INTERVAL、MBCHAR、NUMC、STRING (サイズ制限を含むもの)、PACF、UNICODE、および構造化されたレコード・パーツです。


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