@EGLProperty は、Rich UI ウィジェットのフィールド・レベルのプロパティーです。
EGL Rich UI アプリケーションがプロパティーを使用する場合に、EGL フィールド値を取得および設定する EGL 関数を識別します。
関数の名前が、直後に変数名が続く単語
get または
set で指定されている場合は、関数名を指定せずにこのプロパティーを使用できます。
例えば、変数が
UpperLimit で、Rich UI ウィジェット・タイプに
getUpperLimit() と
setUpperLimit() という名前の関数が含まれている場合、必要なのは、複合プロパティーを追加することのみです。次のその例を示します。
UpperLimit INT { @EGLProperty{} };
@EGLProperty のプロパティー・フィールドは、以下のとおりです。
- getMethod
- 指定された変数の get メソッドの名前を含む (引用符で囲んだ) ストリング (小括弧は含まれません)。
メソッドはパラメーターを持たず、その戻り値はフィールドと同じ型になります。
- setMethod
- 指定された変数の set メソッドの名前を含む (引用符で囲んだ) ストリング (小括弧は含まれません)。
メソッドは型がフィールドと同じパラメーターを 1 つ持ちます。
規則により、setMethod には戻り値はありませんが、メソッドが値を戻してもエラー状態にはなりません。
フィールドが読み取り専用か書き込み専用であることを示すには、次の 2 つのプロパティー・フィールドのうちの 1 つのみを指定できます。Rich UI アプリケーションが、読み取りまたは書き込みがサポートされていないプロパティーを読み取ったり、書き込みしようとすると、EGL コンパイルに中にエラーが発生します。
外部型のウィジェットの場合、@EGLProperty と同等のプロパティーは @JavaScriptProperty です。これについては『JavaScript コードの外部型』で説明しています。