EGL エディター

EGL コード・エディターは、他の言語の標準のテキスト・エディターやコード・エディターと同様の外見と機能を持つだけでなく、EGL コードの編集を支援する機能が追加されています。 このコード・エディターは、無効な構文を強調表示し、コード内の問題点の説明を提供し、キーワード、ストリング、およびコメントの色を変えて表示し、EGL コードの作成を支援します。

基本

EGL ソース・ファイルを EGL エディターで開くには、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでそのファイルをダブルクリックするか、右クリックしてから「アプリケーションから開く」 > 「EGL エディター」をクリックします。

このエディターでは、下記のような、ワークベンチ内の他のテキスト・エディターやコード・エディターと同じ多数の編集機能を使用します。
  • 切り取り、コピー、および貼り付け (「編集」メニューのコマンドを使用します)
  • 現行ファイルの保存 (CTRL+S を押すか、ツールバーの「保存」ボタンをクリックするか、または「ファイル」 > 「保存」をクリックします)
  • 現行ファイルの生成 (CTRL+G を押すか、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでファイルを右クリックしてから「生成」をクリックします)
  • 直前の変更を元に戻す (CTRL+Z を押すか、「編集」 > 「元に戻す」をクリックします)
  • 開いているファイル間の切り替え (エディターの上部にあるタブをクリックします)
  • 異なるビュー内でのファイルの場所を探索 (「ナビゲート」 > 「表示」をクリックしてから、「プロジェクト・エクスプローラー」「アウトライン」、または 「ナビゲーター」をクリックします)
  • コードのインデントまたはアウトデント (1 行以上を選択し、右クリックしてから、「右へシフト」または「左へシフト」をクリックします)
  • 1 行以上のコードのコメント化またはコメント解除 (1 行以上を選択し、右クリックしてから、「コメント」または「コメント解除」をクリックします)
エディターの一部の機能では、コードを 1 行以上 (コードのブロック と呼ばれることもあります) 選択することが必要です。コードの選択は、以下のいずれかの方法で行うことができます。
  • 1 行以上のコードの上をマウスでクリックしてドラッグします。
  • 1 つの単語をダブルクリックしてその単語を選択します。
  • コード・ブロックの先頭にカーソルを置き、シフト・キーを押したまま、矢印キーを使用してカーソルをブロックの末尾に移動させます。 または、コード・ブロックの先頭または末尾でダブルクリックして、そのコード・ブロック全体を選択します。
  • Ctrl+A を押して、ファイル全体を選択します。

エディターでの EGL コードの表示方法をコントロールできます。EGL テキストの設定の変更を参照してください。

コードの迅速な作成

コードの開発時間の短縮のために EGL エディターが提供する主要なツールは、コード・アシスト です。コード・アシストは、ユーザーが入力した最初の数個の文字で始まる有効なキーワード、変数、またはパーツ名、および一致するコードを検索します。 コード・アシストをアクティブにするには、Ctrl + スペースを押して、オプションのリストからキーワード、変数、パーツ、または関数を選択します。 キーワード、パーツ、または変数の最初の数個の文字を入力して、リストをフィルターにかけることもできます。 コンテンツ・アシストを参照してください。

コード・アシストは、パーツのフレームワークのように、より大きいコード・テンプレート をコードに挿入することもできます。コード・テンプレートを参照してください。

エディターには、編集中のファイルに EGL コードを生成できるウィザードも組み込まれています。 例えば、データ項目パーツ・ソース・アシスタントは、データ項目パーツのプロパティーの設定を支援できます。ソース・アシスタントによる DataItem パーツの編集を参照してください。

変数の宣言または他のケースで、時々プロパティーの値として関数名を指定することが必要になります。 ワークベンチでは、スケルトン関数を入力する必要はありません。 そうする代わりに、ステートメントを右クリックし、「関数の作成」をクリックするか、Ctrl + 2 を押すことによって関数名を指定できます。

ヘルプの取得

このエディターは、ほとんどの EGL キーワードに対してダイナミック・ヘルプを提供しています。 ダイナミック・ヘルプをアクティブにするには、package のような EGL キーワードを強調表示して、F1 を押します。さらに、ほとんどの EGL 関連のウィザードやウィンドウ内で F1 キーを押すことで、ダイナミック・ヘルプが表示されます。

コードの編成

EGL エディターは、import ステートメントの編成を支援できます。import ステートメントを編成するには、エディター内で右クリックしてから、「インポートの編成」をクリックします。 エディターは、以下のようにして import ステートメントを変更します。
  • エディターは、import ステートメントを「インポートの編成」 設定ページに指定されている順に配置します。 EGL エディターの import ステートメント編成の設定を参照してください。
  • エディターは、未使用の import ステートメントを削除します。
  • エディターは、設定ページの設定に基づいて、同じパッケージへの複数の import ステートメントを、ワイルドカード文字を使用して単一の import ステートメントに結合します。
  • エディターは、ファイル内で使用されていても、スコープ内にないパーツのために、import ステートメントを追加しようとします。

エディターを使用して、コードを「折りたたむ」こともできます。コードのブロックを折りたたむことにより、その部分は一時的に非表示になり、ソース・ファイルの表示したい部分のみを表示させることができます。 コードのブロックを折りたたむには、エディターの左側にある負符号アイコンをクリックします。コードは一時的に縮小表示されます。 任意の行のコードを選択し、右クリックしてから 「テキストを折り返す」をクリックすることで、その部分を折りたたむこともできます。コードを復元するには、そのアイコンをもう一度クリックします。 折りたたみによって、コードの動作が変わることはまったくありません。

折りたたみの設定によっては、ソース・ファイルをエディターで開くと特定のコードのブロックが自動的に折りたたまれることがあります。EGL エディターの折りたたみにおける設定の変更を参照してください。

使用されている書式の編成

EGL エディターでは、書式グループを参照する use ステートメントを編成できます。書式グループの use ステートメントを編成するには、エディター内で右クリックしてから「使用されている書式の編成」をクリックします。エディターは、以下のようにして use ステートメントを変更します。
  • 書式グループに対する use ステートメントがある場合、「使用されている書式の編成」により、このステートメントが書式に対する use ステートメントに変換され、プログラムが使用する書式のみがリストされます。
  • 書式に対する use ステートメントがある場合、「使用されている書式の編成」により、プログラム内での書式の使用状況が検証され、プログラムによって実際には使用されていない書式はすべて use ステートメントから削除されます。
  • 書式名はアルファベット順に配置されます。

EGL エディターのカスタマイズ

フォーマット設定は、インデントに使用する文字の種類と文字の数、大文字小文字の いずれをキーワードに使用するか、ソース・コードに含める空白文字の数など、エディターでのコードのフォーマット方法に影響します。

「EGL エディター・フォーマッター (EGL Editor Formatter)」設定を使用して、EGL エディターのプロファイルを 1 つ以上作成できます。 EGL 内では、以下のような 2 つのフォーマット・プロファイルが定義されています。
  • EGL [ビルドイン]
  • VA Gen [ビルドイン]
これら 2 つのプロファイル内にあるフォーマット設定を変更したり、これらのプロファイルを削除することはできません。 作成するプロファイルはすべて、選択可能なプロファイルのリストに追加されます。 作成したプロファイルはすべて、変更または削除することができます。

エディター・プロファイル設定の定義については 、EGL エディターにおけるフォーマット設定の変更を参照してください。


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