writeStdErr()

sysLib.writeStdErr() システム関数は、標準エラー・デバイスにテキスト・ストリングを書き込みます。

sysLib.writeStdErr() は主にデバッグに使用されます。

構文

  sysLib.writeStdErr(text STRING in)
text
STRING 型との代入互換性のある任意の変数または式を入力できます。

次の例は、プログラムのデバッグに役立つコメントを、コンソールに送信します。

 sysLib.writeStdErr("Opened file");

互換性

表 1. sysLib.writeStdErr の互換性に関する考慮事項
プラットフォーム 問題
Java™ 生成 この関数の出力は、JVM の System.err 出力ストリームに送られます。 出力のデフォルトのルーティング先はコンソールです。 ただし、JVM の始動時に、出力を別の場所に経路指定することができます。
COBOL 生成 sysLib.writeStdErr() は、COBOL DISPLAY 文を使用して出力を書き出します。 これは、sysLib.writeStdOut() でも使用される宛先に送られます。
CICS® JES 出力ストリームにはすべての出力が表示され、別のトランザクションからの出力が混在します。
IMS/VS 出力宛先は、COBOL コンパイラー・オプション OUTDD で指定した DDNAME になります。 デフォルトでは、出力はメッセージ領域を開始するジョブの DDNAME SYSOUT に書き出されます。
iSeries® COBOL DISPLAY の出力は QPRINT キューに入ります。

z/OS バッチ
IMS BMP

出力宛先は、COBOL コンパイラー・オプション OUTDD で指定した DDNAME になります。 デフォルトでは、出力は実行単位を開始する JCL の DDNAME SYSOUT に書き出されます。
zSeries COBOL テキストを正常に表示するために、ご使用の言語に対して適切な CODEPAGE コンパイラー・オプションが指定されていることを確認してください。 以下のいずれかの方法で、コード・ページ・コンパイラー・オプションを設定します。
  • ビルド・サーバーで、JCL を COBOL コンパイラー・パラメーターとして指定し、設定する。
  • COBOL コンパイラーのセットアップ中に設定する。
  • EGL の場合については、zSeries COBOL 環境の言語コード・ページの設定を参照してください。

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