ROUNDED 句

小数点位置合わせが行われた後、算術演算結果の小数部の桁数と、結果の ID の小数部に用意されている桁数とが比較されます。

結果の小数部のサイズが、それを記憶するために用意された桁数を超えているときは、ROUNDED が指定されていない限り切り捨てが行われます。 ROUNDED が指定されている場合は、結果の ID の最下位の桁は、超過した部分の最上位桁が 5 以上の場合は 1 つ増加します。正確に丸めることができる最大の桁数は 62 です。

結果の ID が右端に P (複数個) を持つ PICTURE 文節によって記述されており、また計算結果が指定された整数桁数を超える場合、 ストレージが割り振られている最右端の整数桁に対して、丸めまたは切り捨てが行われます。

IBM Extension

浮動小数点算術演算では、ROUNDED 句はどのような影響も与えません。 浮動小数点算術演算の結果は常に 丸められます。 浮動小数点演算式について詳しくは、「IBM Rational Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。

End of IBM Extension