同期化データの利点

データを同期させるとどのような利点があるのでしょうか。 データを同期した場合の利点として、アクセス可能度の点でパフォーマンスが向上します。 欠点は、レコード・サイズが大きくなる (充てん文字スペースがレコードの一部を占める) ために一部のストレージが無駄になることです。

同期化を指定してもしなくても、01 レベルの項目とポインターは、常に 16 バイトの境界上に位置合わせされます。 同期化は、基本項目にしか指定できません。 グループ項目には、この文節を使うことはできません。

図 1 はこの概念を表したものです。

図 1. 同期化したときとしないときのデータ・ストレージ図
この図は同期化したときとしないときのデータ・ストレージを示しています

図 1 は、A と B は常に 16 バイト境界に位置合わせされることを示しています。 同期化を指定しないと、A2 と A3 は、サイズに関係なく連続して保管されます。 同期化を指定すると、4 バイト境界が選択され (A3 のタイプが原因で)、A3 はそれに応じて位置合わせされます。 A2 と A3 の間には、1 バイトの充てん文字があります。 しかし A3 はより迅速にアクセスされるようになります。