コード・カバレッジを実行すると、コンパイル済み言語アプリケーションをテスト・ケースがどの程度効率的に実行しているかを調べることができます。
その際、テスト・ケースで実行されたコード内の行のパーセンテージ、および行ごとのカバレッジ詳細を示す結果が報告されます。
このタスクについて
デバッグ可能なコンパイル済み言語アプリケーションに対してはいずれも、コード・カバレッジを実行することができます。
手順
- デバッグ情報とともにプログラムをコンパイルします。
注: アプリケーション内のいくつかの部分にデバッグ情報がない場合、それらはこの詳細を指定してレポートに含まれますが、計算 (例えば、しきい値) には含まれません。モジュール・レベルのカバレッジには常に、モジュールがデバッグ情報なしで、その計算の一部として含まれます。
- コンパイル済み言語プログラムのコード・カバレッジはツールバー、「デバッグ」パースペクティブ、または
「リモート・システム・エクスプローラー」パースペクティブから実行します。
- ツールバーまたは「デバッグ」パースペクティブから:
- ツールバーにある「コード・カバレッジ」プルダウン
で、「コード・カバレッジ構成...」を選択します。 ヒント: 「デバッグ」
パースペクティブでは、を
選択します。
- 「コンパイル済みコード・カバレッジ構成 (Compiled Code Coverage Configurations)」ダイアログの
「プログラム」タブで、RSE 接続を選択し、コード・カバレッジを実行する対象のプログラムを指定します。
- オプション: コード・カバレッジ・パラメーターを設定します。 デフォルトで、コード・カバレッジ結果は実行ごとに収集されます。
ただし、同じプログラムにおけるコード・カバレッジ・データを異なるパラメーターを使用して、または異なるシナリオのもとで収集するようお勧めします。
例えば、異なるパラメーターを使用することにより、if または else ブロック内の行の実行が影響を受ける可能性があります。
このような場合、コード・カバレッジ結果を累積して収集するためのオプションが用意されています。これで、コード・カバレッジ・パフォーマンスが向上します。
このオプションを選択するには、次の手順に従ってください。
- 「コード・カバレッジ」タブを選択します。
- 「前の結果に追加」(前回の起動の結果を現在の起動のベースラインとして使用)、または「特定の結果に追加」(指定した起動ファイルによるコード・カバレッジ結果を現在の起動のベースラインとして使用) を選択します。
- コード・カバレッジ・レベルを指定します。
デフォルトで、コード・カバレッジは行レベルで実行されます。
ただし、パフォーマンスの理由から、コード・カバレッジは関数レベルまたはモジュール・レベルで実行するようお勧めします。
オプション: モジュール・レベル・コード・カバレッジを実行する場合、予期されるモジュールのリストが入ったモジュール・ファイルを指定します。
- オプション: 「レポート・オプション (Report Options)」を指定します。
デフォルトで、ワークベンチ・レポートは常に作成されます。
コード・カバレッジ完了後に HTML レポートを生成するには、「HTML レポートの生成 (Generate HTML report)」を選択してください。
コード・カバレッジ完了後に PDF レポートを生成するには、「PDF レポートの生成 (Generate PDF report)」を選択してください。
- オプション: 「その他のオプション (Additional Options)」を選択します。
エラー条件に関係なく、コード・カバレッジにレポートの作成を強制するには、「エラーを無視 (Ignore errors)」を選択してください。
コード・カバレッジ実行に関連付けたい「タグ」を指定してください。
例えば、テスト・ケースの名前または番号で、コード・カバレッジ結果にタグを付けることができます。
- 「適用」をクリックします。
- 「カバレッジ (Coverage)」ボタンをクリックします。
- 「リモート・システム・エクスプローラー」パースペクティブから:
- コンパイル済みプログラムを選択します。
- 右クリックして、を選択します。
タスクの結果
コード・カバレッジ収集が「デバッグ」パースペクティブで起動しますが、コード・カバレッジ・レポートは、データ収集の完了時に現行パースペクティブで自動的に開きます。これで、コード・カバレッジ結果を表示することができます。