INDICATORS 句

データ・レコードが書き込まれるときに使用される標識を指定します。 標識は、データ・レコードについての情報と、それがプログラムに入力された方法を渡すために使用できます。

INDICATORS 句について詳しくは、「IBM Rational Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」の『トランザクション・ファイルでの標識の使用』を参照してください。

ID-8 は、OCCURS 文節なしで指定された基本ブール・データ項目か、または基本ブール・データ項目が従属しているグループ項目でなければなりません。

図 1 に、行送り (ローリング) の例を示します。 初期画面形式 FMT1 がワークステーション画面に書き出されています。 プログラムは、この画面形式を処理し、現在、次の画面形式 FMT2 をワークステーション画面に書き出す準備ができています。 FMT2 がワークステーション画面に書き出される前に、FMT1 の一部が 2 行下方送りされます。

次の WRITE ステートメントの実行によって、FMT1 の一部が 2 行下方送りされ、FMT2 がワークステーション画面に書き出されます。
   WRITE SCREENREC FORMAT "FMT2"
    AFTER ROLLING LINES 14 THROUGH 20
    DOWN 2 LINES
この WRITE ステートメントが実行されるとき、次のステップが行われます。
  1. 行 14 ~ 20 の内容が 2 行下方送りされます。
    1. 行 14 ~ 18 の内容が行 16 ~ 20 に表示されるようになります。
    2. 行 14 および 15 の内容は空きになり、消去されます。
    3. 行 19 および 20 の内容はウィンドウの外側に送られて消えます。
  2. 行送り操作が行われた後、FMT2 がワークステーション画面に書き出されます。
    1. FMT2 の一部は、行送り操作で空きとなった区域に書き出されます。
    2. FMT2 の一部は、FMT1 から残っているデータの上に書き出されます。
  3. READ ステートメントによってワークステーション画面の内容がプログラムに戻されるときには、FMT2 の入力可能フィールドだけが戻されます。
図 1. ROLLING 操作の例
この図は ROLLING 操作の結果を示しています