代替照合順序の使用は、文字の突き合わせフィールド (ファイル選択) および文字比 較の照合順序を変更することを意味します。 制御仕様書の ALTSEQ キーワードを 指定することによって、代替照合順序が使用されることを指定します。 代替照合順 序によって影響を受ける演算命令は、ANDxx、COMP、CABxx、CASxx、DOU、 DOUxx、DOW、DOWxx、IF、IFxx、ORxx、WHEN、および WHENxx です。 これは、図形または UCS-2 比較操作には適用されません。LOOKUP および SORTA が影響を受けるのは、ALTSEQ(*EXT) を指定した場合だけです。 文字は、代替照合順序によって永続的に変更されるのではなく、フィールド 突き合わせまたは文字比較操作が完了するまで一時的に変更されます。
変数の定義仕様書で ALTSEQ(*NONE) キーワードを使用して、その変数が 他の文字データと比較されるときは、代替照合順序が定義されている場合でも、 必ず通常の照合順序を使用する必要があることを示します。
照合順序の変更は、LOOKUP および SORTA 命令 (ALTSEQ(*EXT) を指定しない場合) または形象定数 *HIVAL および *LOVAL に割り当てられた 16 進値には影響 しません。 しかし、照合順序の変更により、照合順序中の *HIVAL および *LOVAL の値に影響する可能性があります。 したがって、プログラム中で代替照合 順序を指定し、それによって *HIVAL および *LOVAL の値の順序に変化があった 場合には、望ましくない結果が起こることがあります。