セキュア通信を使用するように構成されている IBM i 接続は、ホスト・システム上のサーバーに対して、いくつかの異なる通信チャネルを確立します。
Secure Sockets Layer (SSL) 通信は、IBM® i 接続が
コマンドおよびファイル操作のために使用する TCP サーバーとの通信に使用されます。
デバッグにはセキュア・シェル (SSH) サポートが使用されます。
セキュア通信を使用するためには、これらの両方がホスト・システムで有効になっている必要があります。
このタスクについて
ホスト
IBM i システムが
SSL 用に構成され、またホスト・システムで使用する認証局の証明書が
Rational® Developer for Power Systems Software
クライアントで登録されていなければなりません。
さらに、セキュア通信方式を使用するように接続を構成しておく必要があります。
手順
Secure Sockets Layer (SSL) を使用するように構成されている IBM i
サーバーに接続するには、ホスト・システム上でセキュリティーを有効にして、Rational Developer for Power
クライアントを以下のようにして構成する必要があります。 - SSL を使用するように IBM i
ホストが構成されていない場合、まず最初に、このホストのセットアップが必要になります。
『IBM i ホストを SSL 用に構成』で説明されている手順を参照してください。
注: システム管理者が異なるセットアップを選択するか、または必要としている可能性があります。
- セキュア通信によるデバッグを可能にするには、SSL を使用するように構成したホスト・システム上で SSH サーバーを始動する必要があります。
次のコマンドで、SSH サーバーが始動していることを確認してください。
STRTCPSVR(*SSHD)
注: デバッグのための SSH サポートは、V6R1 以降のリリースの IBM i
オペレーティング・システムでのみ有効になっています。
- Rational Developer for Power Systems Software
クライアントからの接続を、セキュア通信方式を使用するように構成します。
『SSL を使用するように IBM i 接続を構成』で説明されている手順を参照してください。
- ホスト・システムで使用する認証局の証明書を Rational Developer for Power Systems Software
クライアントで登録します。
『ホスト証明書をクライアントで登録』で説明されている手順を参照してください。
注: 登録済み証明書が接続で使用されるようにするため、ワークスペースを再始動しなければならない場合があります。