AIX® COBOL プロジェクトには、ソース・コードおよび関連ファイルが収容されます。
プロジェクトには、自動ビルド、AIX マシンとの同期、デバッグ、コード・ナビゲーション/編集、ソース・コントロールなど、数多くの便利なツールが用意されています。
このタスクについて
AIX COBOL プロジェクトを作成するには、以下のようにします。
手順
- 「ファイル」>「新規」>「AIX COBOL プロジェクト」を選択します。
「AIX COBOL プロジェクト」ウィザードが開きます。
- プロジェクト・タイプを選択します。
「同期化」は、プロジェクトのローカル・コピーを作成し、それをリモート・ロケーションと同期した状態で保持します。-- ソース制御
(Rational® Team Concert など) を使用する場合、またはオフラインで作業を行う場合、このタイプが必要になります。
「リモートのみ」を選択すると、プロジェクト内のファイルを編集することによって、リモート・ロケーションにあるファイルが直接編集され、ローカル・コピーは維持されません。
リモート・ファイル・システム (NFS や Samba など) を使用する場合、「ネットワーク・ファイル・システム」を選択する必要があります。
「次へ」をクリックします。次のページは、選択したプロジェクト・タイプによって異なります。
- 「同期化」プロジェクトであれば、プロジェクト名およびリモート・ロケーションを入力します。
「保存時にプッシュ」は、変更済みファイルが保存されるたびに、それらを対応するリモート・ロケーションにプッシュします。
「ビルド時にプッシュ」は、プロジェクト・ビルドが行われるたびに、変更済みファイルを対応するリモート・ロケーションにプッシュします。
これらは後で変更できます。
「プロジェクト作成時にリモートからプル」は、プロジェクト作成時に、すべてのソース・ファイルをリモート・ロケーションからダウンロードします。
- 「リモートのみ」プロジェクトであれば、プロジェクト名およびリモート・ロケーションを入力します。
- 「ネットワーク・ファイル・システム」であれば、プロジェクト名、リモート・ロケーション、およびロケーションを入力します。
(ローカル・マシン上の) ロケーションと (リモート・マシン上の) リモート・ロケーションは、リモート・ネットワーク・ファイル・システムにおいて同じ場所を指していなければなりません。
これが正しいことを確認するために、「マウント・ロケーションの検証」が役立ちます。
- 「完了 (Finish)」をクリックしてプロジェクトを作成するか、または「次へ」をクリックし、いずれかのオプション設定を次のページで変更します。
- プロジェクトのビルド・オプションを選択します。
ビルド・ディレクトリーは、ビルドが実行されるロケーションです。
デフォルトは「.」で、これはプロジェクト・ロケーションを意味します。
プロジェクト・ロケーションを相対パスにするには、そのパスを「.」の後に続けます。
絶対パスを表すには、パスの先頭に「/」を付けてください。「次へ」をクリックします。
- 「テンプレート Make ファイルをプロジェクトに追加する」を選択して、テンプレート Make ファイルを
(まだ Make ファイルを作成していない場合) ビルド・プロジェクトに追加します。
テンプレートのリストが用意されていて、ここから選択することができます。
プロジェクトの必要性に合わせて簡単に編集できるよう、すべてのテンプレートにコメントが付けられています。
Make ファイルが作成され、プロジェクトに追加され、「makefile」という名前が付けられます。「次へ」をクリックします。
- コピーブックを検索するディレクトリーのリストを指定します。
コピーブックはビルドによって与えられた情報から自動的に検出されるため、プロジェクトをビルドできない場合のみ、これが必要になります。「次へ」をクリックします。
- プリプロセッサーを使用している場合、このページを使用して、ポストプロセス・ファイルの場所をエディターに指示することができます。そのため、エディターは実際の
COBOL コードを解決でき、非標準 COBOL プリプロセッサー・ステートメントが入っているコードをより適切に処理するようになります。
プリプロセッサーは順番に動作するため、いくつかの一連のプリプロセッサーがある場合、それらを正しい順序で
(上から下に) 定義する必要があります。
- 「完了」をクリックします。
タスクの結果
また、必要なリモート・ロケーションをリモート・システム・エクスプローラー・ビューで選択し、右クリックして、「
AIX COBOL プロジェクトにインポート」を選択する方法もあります。
これで、上で説明したウィザードが開きますが、リモート・ロケーションは既に入力されています。