REPLACE ステートメント

REPLACE ステートメントは、ソース・プログラムのテキストを置き換えるために使用されます。

REPLACE ステートメントは、文字ストリングを指定できる場所であれば、ソース・プログラム内のどこにでも指定できます。 このステートメントは、個別にコンパイルされるプログラムの最初のステートメントである場合を除き、前に分離文字ピリオドを付けなければなりません。 分離文字ピリオドで終わらせる必要があります。

REPLACE ステートメントは COPY ステートメントの REPLACING 句に似ていますが、COPY ライブラリー内のテキストだけでなくソース・プログラム全体を対象とする点が異なります。

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REPLACE ステートメント - 形式 1

            .----------------------------------------.      
            V                                        |      
>>-REPLACE----==--疑似テキスト-1--==--BY--==--疑似テキスト-2--==-+--.------><

一致するそれぞれの疑似テキスト -1 が、対応する疑似テキスト -2 によって置き換えられます。 この処理は、次のいずれかが検出されるまで継続されます。
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REPLACE ステートメント - 形式 2

>>-REPLACE--OFF--.---------------------------------------------><

形式 2 は、形式 1 によって指定された現行のテキスト置き換えを終了させます。
疑似テキスト -1、疑似テキスト -2
疑似テキストは、疑似テキスト分離 文字 (==) によって結合された (ただし分離文字は含まない) 一連のテキスト 語、コメント行、または区切りスペースです。

疑似テキスト -1 は、分離文字コンマまたは分離文字セミコロン以外の、最低 1 個のテキスト語を含んでいなければなりません。 最初と最後のスペースは、テキスト比較処理には含まれません、複数の組み込みスペースはシングル・スペースであると見なされます。

疑似テキスト -2 は、テキスト語を含んでいる必要はなく、また、スペース文字またはコメント行 (あるいはその両方) だけから構成できます。

疑似テキスト -1 には、分離文字で結合しなければならないテキスト語が必要であるため、 疑似テキストをデータ名の一部 (例えば接頭部) を置き換えるのに使用することはできません。 データ名全体が置き換えられる必要があります。

IBM Extension

疑似テキスト -1 または疑似テキスト -2 に、DBCS 文字ストリングまたは国別文字ストリングを含めることができます。 ただしこの場合、疑似テキストは 2 行にわたってはなりません。

End of IBM Extension
IBM Extension

REPLACE ステートメントが有効である場合には、形式 2 - DDS 変換 COPY ステートメントのレイアウトにはある特定の制限があります。 (COPY ステートメント - 形式 2 - DDS 変換を参照。)

End of IBM Extension

REPLACE ステートメントは、すべての COPY ステートメントが処理された後で処理されます。 REPLACE ステートメントの処理の結果得られるテキストには、REPLACE ステートメントが入っていてはいけません。

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