ビルド・プロセスの理解

プロジェクトでビルド仕様ビルド・スタイルを使用する場合は、 ビルド・プロセスを使用してプロジェクトにプログラムと他のオブジェクトを作成できます。

簡単に説明すると、ビルド・プロセスでは、作成する必要があるオブジェクトと、 そのオブジェクトを作成しなければならない順序について記述し、そのオブジェクトの作成に必要なコマンドを実行します。 ビジネス・プロセスでは、プロジェクトにおける変更によって影響を受けるオブジェクトが認識されるため、必要なオブジェクトのみが作成され、 他のオブジェクトはそのままにされます。

作成するオブジェクトの記述はビルド仕様に取り込まれます。 このビルド仕様は XML 文書であり、IBM® i ビルド仕様エディターで 編集します。 プロジェクトごとにビルド仕様が 1 つあります。

チーム・ビルドは、リポジトリー内のビルド・ワークスペースに対して定義されているビルド定義に基づいて実行されます。 ビルド定義は、ビルド仕様が処理される環境を記述したものです。 個々のデベロッパー・ビルドはローカル・ワークスペースから実行依頼されます。 そのデベロッパー・ビルドでは、ビルド定義で定義されているパラメーターではなく、 プロジェクトのビルド・スタイルで定義されているパラメーターが使用されます。

ビルド・エンジンは、チーム・ビルドの実行依頼時に、このビルド仕様をビルド定義からのパラメーターとともに使用して、 後で実行される中間ファイルを作成します。 このファイルには、ビルドの実行に適しているコマンドと依存関係 (ビルド仕様で定義されたもの) に関する下位レベルの記述が含まれています。 ビルドを実行すると、作成または更新が必要となるすべてのオブジェクトが生成されます。 また、これらのオブジェクトを作成するためにビルドで行われた手順が正確に記述されたログ・ファイルも生成されます。

詳しくは、Jazz™.net を参照してください。


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