リモート・プロジェクトにはそれぞれ、リモート・ロケーションが関連付けられていなければなりません。
リモート・プロジェクトにローカル・ロケーションも関連付けられている場合、そのタイプはローカルになります。
リモートのみである場合、タイプはリモートになります。
リモート・プロジェクトにはすべて、そのプロジェクトに含まれるソースをターゲット・リモート・サーバーでビルドおよび実行できる『リモート・ロケーションまたはコンテキスト』が関連付けられています。
さらに、このプロジェクトにローカル・ロケーションを関連付けることを選択できます。
これにより、以下の一連の機能が使用可能になります。
- リモート・サーバーへの接続がない場合でも、ソースの処理を続行できます。
- Rational® Team Concert のような製品で Eclipse ベースのソース制御を使用できます。
- 単一プロジェクトから複数の言語、ホスト、および環境をターゲットにするために、複数のコンテキストを使用できます。
デフォルトでは、ローカル・ロケーションまたはローカル・コンテキストは、Eclipse ワークスペース・ディレクトリー内のディレクトリーになります。
必要に応じてこれをカスタマイズするオプションが用意されています。
ローカル・ロケーションにあるソース・ファイルとリモート・ロケーションとの同期を維持する方法には、2 つのオプションがあります。
- 初めてプロジェクトを作成する際には、リモート・ロケーションにあるファイルがすべてローカル・ロケーションにコピーされます。
これは設定を通じて構成可能です。
ローカル・ロケーションで変更されたファイルはいずれも、リモート・ロケーションにプッシュできます。
これは、ファイルが保存されるたびに、またはビルドが要求されるたびに、自動的に行われるように構成できます。
また、「リモート・リコンサイラー」ビューでユーザーが明示的に要求することにより、ファイルをプッシュすることもできます。
リモート・サーバーに接続せずに作業を行いたい場合は、この後者のオプションが便利です。
他のユーザーまたはツールによってファイルがリモート・ロケーションで変更された場合、これらの変更は自動的にローカル・プロジェクトにダウンロードされないため、同じファイルがローカル側で変更されると、リモート・ロケーションでの変更が無視される恐れがあることに注意してください。
- ローカル・ロケーションが、リモート・サーバーからマウントされているディレクトリーを指し、リモート・ロケーションとまったく同じディレクトリーに対応している場合は、ファイルのコピーが 1 つしかないため、すべてのファイルが常に同期した状態になります。
このマウント・オプションの使用を選択する場合、リモート・ロケーションとローカル・ロケーションが同じディレクトリーを指していることを確認するのはお客様の責任になります。
この検証を要求した場合、プロジェクトの作成前に、製品によってこれが検査されます。
他のツールまたはユーザーがリモート・ロケーションでファイルを変更しても、このタイプのロケーションでは、それらのファイルは同期を維持することができます。
Eclipse ベースのソース制御を行うこともできますが、このオプションを使用して、切断状態で作業を行うことはできません。