自由形式でサブフィールドを定義するには、サブフィールドの
名前を指定してその後にキーワードを続けるか、または、
DCL-SUBF を指定してその後にサブフィールド名とキーワードを続けます。
固定形式でサブフィールドを定義するには、定義仕様書の定義タイプ
記入項目 (24 から 25 桁目) にブランクを指定します。サブフィールド定義 (複数も可) は、データ構造定義の直後に続いていなければ
なりません。 自由形式では、サブフィールド定義
は END-DS ステートメントで終わります。固定形式では、サブフィールド定義は、定義タイプ記入項目がブランク以外の定義仕様書
が見つかるか、別の仕様タイプが見つかったときに終わります。 
固定形式では、サブフィールドの名前は 7 から 21 桁目に記入されます。
ソース仕様の読みやすさを向上させるために、サブフィールド名を字下げし、それら
がサブフィールドであることを視覚的に表示することができます。 
データ構造が QUALIFIED キーワードを指定して定義されている場合、サブフィールド名はユーザーのプログラムの中の他の名前と同じであっても構いません。 サブフィールド名は、使用される時点でそのサブフィールドを所有するデータ構造によって修飾されます。
また、LIKE キーワードを使用して、サブフィールドを既存の項目と類似のものと して定義することができます。このようにして定義された場合のサブフィールドの長さとデータ・タイプは、 その基礎になった項目と同じになります。 同様に、LIKEDS キーワードを使用して既存の項目と同じようにデータ構造全体を定義することができます。 LIKE キーワードの使用例については、LIKE キーワードを使用してデータを定義する例 を参照してくださ い。
キーワード LIKEDS はサブフィールド定義に指定できます。 指定される場合、 サブフィールドは、独自のサブフィールドのセットを持つデータ構造として定義されます。 データ構造 DS がサブフィールド S1 を持ち、このサブフィールドが サブフィールド S2 を持つデータ構造と同じに定義されている場合、プログラマーは式 DS.S1.S2 を使用して S2 を参照する必要が あります。
前に定義されたサブフィールドの記憶域は、OVERLAY キーワードを使用し、別の サブフィールドの記憶域でオーバーレイすることができます。 このキーワード は、後の方のサブフィールド定義に指定されます。 OVERLAY キーワードの使用例については、図 4 を参照してく ださい。