IBM i サーバーでのテキスト・ストリングの検索

このタスクについて

リモート・システム・エクスプローラーでネイティブ IBM® i ファイル・システム上のテキスト・ストリングを検索できます。IBM i IFS と Linux、 UNIX、 Windows システムの検索については、『リモート・サーバーでのテキストおよびファイルの検索』を参照してください。

このアクションは、メンバーまたはファイル中のストリングを検索する、PDM における FNDSTRPDM コマンドと対応しています。リモート・システム・エクスプローラーにおけるこのオプションは、メンバーおよびファイルだけでなく、ライブラリーも検索します。ネイティブ IBM i ファイル・システムは、設定に応じて「リモート・システム」ビューから、またはデータを取り込んだ「オブジェクト・テーブル」ビューから検索できます。検索が完了した後で、ポップアップ・メニューにリストされた項目に対してアクションを実行できます。

このオプションは、(異なるタイプまたは同じタイプにできる) 複数の項目を選択できるという点で柔軟性があります。例えば、ソース・メンバーをあるライブラリーから選択して、次に物理ファイルを別のライブラリーから選択して、同じストリングを検索できます。また、フィルターとライブラリーを選択してから、それらを同時に検索することもできます。

検索する方法は、選択から、または IBM i サーバー全体からの 2 通りあります。選択から検索する場合は、検索したい項目が見つかるまで、ライブラリーとファイル全体にわたってナビゲートします。IBM i サーバー全体から検索する場合は、どの選択または収容項目からも始めることはありません。検索は必要なだけ広範囲にできます。また検索する特定のライブラリー、ファイル、またはメンバーの名前をダイアログ・ボックスで指定することによって、検索を絞り込むことができます。

重要: 読み取りまたはブラウズのアクセス権限のある IBM i ライブラリーおよびファイルしか検索できません。所有していないライブラリーに対する読み取りアクセス権が必要な場合は、IBM i システム管理者に連絡してください。

ストリングを選択から検索するには、以下のようにします。

  1. 「リモート・システム」ビューで、検索したい項目に達するまで、IBM i 接続を展開してから、「オブジェクト」を展開します。または、「オブジェクト・テーブル」ビューに表示された項目全体にわたってナビゲートします。項目をクリックすることによって収容項目を選択します。
  2. 「ストリングの検索」を右クリックして選択します。
  3. 「ストリングの検索」ウィンドウで、検索したいストリングを「検索ストリング」フィールドに指定します。そのストリングは文字または 16 進数にすることができます。
  4. 該当する場合は、「大/小文字の区別」チェック・ボックスを選択します。
  5. 「有効範囲」エリアには、選択済みのターゲットが表示されます。ライブラリーまたはライブラリー・フィルターを検索しようとする場合は、このエリアの下の 2 つのチェックボックス (「ソース・メンバー」および「データ・メンバー」) が使用可能です。デフォルトで、「ソース・メンバー」にチェック・マークが付けられています。データ・メンバーも検索する場合は、「データ・メンバー」にチェック・マークを付けてください。(データ・メンバーの検索は、ソース・メンバーのみの検索よりも時間がかかります。そのため、データ・メンバーの検索にはデフォルトではチェック・マークが付けられていません。)
  6. 該当する場合は、検索する列を「列」ラジオ・ボタンで指定します。デフォルトでは、すべての列が検索されます。
  7. 「OK」をクリックします。
ストリングを IBM i サーバー全体から検索するには、以下のようにします。
  1. ワークベンチ・メニューから「検索」 > IBM i を選択します。
  2. 「検索」ウィンドウの「IBM i 検索」タブで、検索したいストリングを「検索ストリング」フィールドに指定します。そのストリングは文字または 16 進数にすることができます。
  3. 該当する場合は、「大/小文字の区別」チェック・ボックスを選択します。
  4. IBM i 接続は自動的に入力されていること注意してください。
  5. 「ターゲット」エリアを使用して、検索したいターゲットを指定します。この名前は総称にすることができます。
    • 「ライブラリー」「ファイル」、および「メンバー」の各フィールドに値またはアスタリスク (*) を入力するか、「ブラウズ」をクリックして、これらの項目にナビゲートします。
    • ファイル名が総称である場合は、このエリアの下の 2 つのチェックボックス (「ソース・メンバー」および「データ・メンバー」) が使用可能です。デフォルトで、「ソース・メンバー」にチェック・マークが付けられています。データ・メンバーも検索する場合は、「データ・メンバー」にチェック・マークを付けてください。(データ・メンバーの検索は、ソース・メンバーのみの検索よりも時間がかかります。そのため、データ・メンバーの検索にはデフォルトではチェック・マークが付けられていません。)
  6. 該当する場合は、検索する列を「列」ラジオ・ボタンで指定します。デフォルトでは、すべての列が検索されます。
  7. 「OK」をクリックします。
一致するストリングが「リモート検索」ビューに表示されます。このビューには、検索されたストリングまたはファイルが、ツリー・ビュー構成で下にリストされた一致とともに表示されます。例えば、ファイルでストリング「disk」を検索した場合は、「リモート検索結果」ビューは (ポップアップ・メニューを活動化すると) 次のように見えると考えられます。

検索結果のセットを操作するには、以下のようにします。
  • ツリーの親項目 (この例では、「RSELABXX/QRPGLESRC(PAYROLL)」) を右クリックして、通常のリモート・システム・オプションのいずれか (例えば、「アプリケーションから開く」「PDM オプション」「プロパティー」など) を選択します。
  • ツリーで親検索項目の行 (この例では、「(Line 32) FEMPMST UF A E KDISK」) を右クリックします。
    • 「アプリケーションから開く」を選択してメンバーをロックしてエディターで開きます。
    • 「ブラウズ」を選択して、サーバー上のメンバーをロックしないでそのメンバーをエディターで開きます。
  • 親項目または明細項目をダブルクリックして、そのメンバーを開き、カーソルが検出された行に位置付けられるようにします。

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