Rational Team Concert を使用した監査

Rational® Team Concert の監査フィーチャーを使用すれば、 チーム・ビルド中にオブジェクトが作成されるライブラリーのセットを選択して、 オブジェクトが Jazz™ Team Build の外部でそのライブラリーに作成されるのかどうかを判別できます。

1 つ以上のライブラリーを監査するには、「リモート・システム」ビューでライブラリーを選択し、「監査レポートの表示」を選択します。 これにより、選択したライブラリーがスキャンされます。 さらに、i Project でビルド仕様を使用してビルドされたオブジェクト (監査を通ったもの) が識別されます。 また、他のメカニズムを使用して、またはこの製品を使用しないでビルドされたオブジェクト (監査に失敗したもの) も識別されます。 結果は「監査レポート」に示されます。

チーム・ビルドの場合、ビルド定義で使用されるオブジェクト・ライブラリーは、この製品を通して要求またはスケジュールされたビルドだけがそれらのライブラリーでオブジェクトを作成または変更できるように、保護されることが期待されます。 その結果、監査レポートは、オブジェクト・ライブラリーのオブジェクトの作成または変更をユーザーに許可するというセキュリティー違反を示す可能性があります。 チームは、監査に失敗したと判断されたオブジェクトのリストを精査して、適切はアクションを行ってください。

ビューには、「概要」タブと「レポート」タブの 2 つのタブがあります。

「概要」タブは、スキャンされた各ライブラリーのオブジェクトのリストを示します。 オブジェクトを選択すると、ビルド・タグ、作成日時、最終変更日時、リポジトリー・ワークスペース、スナップショット、 およびオブジェクト生成元のソース・メンバーがあればそのリストなどの詳細が示されます。 ビルド・タグは、ビルドで生成された ID です。 リポジトリー・ワークスペースは、リポジトリーからソース・メンバーおよびオブジェクトをロードするためにビルド定義で使用されたビルド・ワークスペースです。 ビルドが実行されると、リポジトリー・ワークスペースのスナップショットが作成されます。 このタブでは、監査に失敗したオブジェクトのリストのみを表示するか、すべてのオブジェクトを表示するかを選択できます。

「レポート」タブには、監査を通ったオブジェクトのリストと、監査に失敗したオブジェクトのリストが表示されます。 監査を通ったオブジェクトのリストには、ビルド・タグ、作成日時、最終変更日時、 およびオブジェクト生成元のソース・メンバーがあればそのリストなどの詳細が含まれます。 監査に失敗したオブジェクトのリストには、作成日時、最終変更日時、 およびオブジェクト生成元のソース・メンバーがあればそのリストなどの詳細が含まれます。 レポートの印刷を選択できます。

どちらのタブからも、レポートを HTML ファイルまたは PDF ファイルとしてエクスポートする選択が可能です。 エクスポートでは、 Business Intelligence and Reporting Tools (www.eclipse.org で入手可能) で作成されたカスタム設計テンプレートを使用して、カスタム・レポートを生成することができます。

詳しくは、Jazz.net を参照してください。


フィードバック