RELATIVE KEY 文節は、相対ファイル内の特定の論理レコードの相対レコード番号を指定するデータ名を識別します。
RELATIVE KEY 文節 - 形式 >>-RELATIVE--+-----+--+----+--データ名-4--------------------------->< '-KEY-' '-IS-'
順次アクセスで読み取りを行うと、使用可能になったレコードの相対レコード番号を使って RELATIVE KEY データ項目は更新されます。
データ名-4 は、START ステートメントが使用されるときにのみ ACCESS IS SEQUENTIAL に必要です。 これは常に ACCESS IS RANDOM および ACCESS IS DYNAMIC には必要です。 START ステートメントが出されると、システムは、RELATIVE KEY データ項目の内容を使用して、順次処理をどのレコードから開始するかを判別します。
ある値がデータ名-4 に置かれ、かつ START ステートメントが出されない場合、その値は無視され、処理はファイルの最初のレコードから開始されます。
ファイルのオープン時に、OVRDBF CL コマンドの POSITION パラメーターを使ってファイル位置標識をセットすることができます。 これによって最初のレコード以外のレコードから処理を開始します。 詳しくは、IBM® i Information Center (Web サイト http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/) のカテゴリー『プログラミング』のセクション『CL および API』を参照してください。
相対ファイルが START ステートメントで参照される場合、そのファイルに RELATIVE KEY 文節を指定しなければなりません。
ACCESS MODE IS RANDOM 文節は、SORT または MERGE ステートメントの USING あるいは GIVING 句に指定されたファイル名に指定してはなりません。
EXTERNAL ファイルの場合、データ名-4 は外部データ項目を参照しなければならず、それに関連した各ファイル制御記入項目の RELATIVE KEY 句もその同じ外部データ項目を参照しなければなりません。 (相対キーはサブファイルと一緒に使用します。)
トランザクション・ファイルの考慮事項については、「IBM Rational Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」のトランザクション・ファイルの章を参照してください。