アプリケーション・ダイアグラムの起動

次のタスク

新しいアプリケーション・ダイアグラムを作成してそれをビューアーで開くには、 「アプリケーション・ダイアグラムの視覚化」アクションを使用します。 このアクションは、以下のリモート・システム・エクスプローラー・リソースの ポップアップ・メニューに表示されます。
  • ソース・メンバー ILE RPG、ILE COBOL、および ILE CL
  • IFS ファイルおよびローカル・ファイル
  • IFS フォルダー (フォルダー内の ILE RPG、ILE COBOL、および ILE CL ソース・ファイルがすべて含まれます)
  • ローカル・フォルダー (フォルダー内の ILE RPG、ILE COBOL、および ILE CL ソース・ファイルがすべて含まれます)
  • メンバー・フィルター
  • プログラム・オブジェクトおよびサービス・プログラム・オブジェクト
  • オブジェクト・フィルター

上記リソースのすべてで複数選択が可能なので、 例えば ILE RPG ソース・メンバーを 5 個、ILE CL ソース・メンバーを 2 個選択し、さらにプログラム・オブジェクトを 2 個、 サービス・プログラム・オブジェクトを 4 個選択することができます。

また、 「ソース」 > 「アプリケーション・ダイアグラムの視覚化」アクションまたはツールバー・アイコンを使用して、リモート・システム LPEX エディターからアプリケーション・ダイアグラムを起動することもできます。

リモート・システム LPEX エディターからアプリケーション・ダイアグラムを起動

こうすると、エディターの内容 (保存されていない変更を含む) でアプリケーション・ダイアグラムが作成されます。 アプリケーション・ダイアグラムは、i プロジェクトとも統合されています。 このアクションは、ILE RPG、ILE COBOL、または ILE CL プロジェクト・メンバーから起動することも、 ソース・ファイルやプロジェクト自体から起動することもできます。

アプリケーション・ダイアグラムは、 ILErpg、ILErpgSql、および ILEcobolSqlCics には LPEX パーサーの関連付けを使用し、 選択したソース・メンバー (IFS ファイルまたはローカル・ファイル) が ILE RPG、ILE COBOL、ILE CL のいずれであるかを判別するには、cl パーサーを使用します。デフォルトでは、標準タイプ (RPGLE、 SQLRPGLE、CBLLE、SQLCBLLE、CL、CLLE、CLP、および CMD) はこれらのパーサーのいずれかと関連付けられています。 非標準タイプを使用する場合、「アプリケーション・ダイアグラムの視覚化」アクションは、 そのタイプを上記 4 つのパーサーのいずれかに関連付けるまで、ソース・メンバーのポップアップ・メニューには 表示されません。この関連付けは、 「LPEX エディター」 > 「パーサー」 > 「パーサー関連」設定ページで行うことができます。

「アプリケーション・ダイアグラムの視覚化」アクションの起動後は、選択したリソースがこのツールによって 1 つずつスキャンされ、アプリケーション・ダイアグラムがビルドされます。 選択したリソースの数やサイズにもよりますが、これにはある程度の時間がかかります。 「アプリケーション・ダイアグラムのビルド中」進捗モニターの「バックグラウンドで実行 (Run in Background)」ボタンをクリックすると、 このタスクをバックグラウンドで実行し、その間リモート・システム・エクスプローラーで 作業を続けることができます。タスクの状況を確認するには、 「進行 (Progress)」ビューに切り替えます。

ILE RPG ソース・リソースのスキャンには、 ILE RPG プログラム検査プログラムが使用されます。ILE RPG プログラム検査プログラムは、 ワークステーション上のローカル・キャッシュを使用して、外部の依存関係を解決してから リモート・システムを検査します。「リモート・システム (Remote Systems)」 > IBM i > 「プログラム確認用プログラム」設定ページで「キャッシュのリフレッシュ」オプションを選択すると、プログラム検査プログラムを強制的に更新することができます。
注: 複数のローカル・ファイルをスキャンする場合、この検査プログラムはサーバー上の /COPY メンバーのみを探すため、 異なるファイル間の呼び出しは検出しません。ローカルの RPG、COBOL、および CL ソース・ファイルの保管と処理には、 i プロジェクトの 使用をお勧めします。i プロジェクトには、この /COPY メンバーの制限がありません。
注: ILE RPG サブルーチン/サブプロシージャー、 ILE COBOL プロシージャー、または CL サブルーチンの開始と終了が同一のソース・メンバーで行われない場合は、 そのサブルーチン/サブプロシージャー/プロシージャーからの呼び出しがアプリケーション・ダイアグラムで正しく表示されないか、呼び出しのプロパティーが正しくならない可能性があります。

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