コード・カバレッジを実行すると、どの程度テスト・ケースが効率的にコンパイル済み言語アプリケーションを実行しているかを調べることができます。コード・カバレッジ・レポートには、テスト・ケースで実行されたコード内の行のパーセンテージ、および行ごとのカバレッジ詳細が表示されます。
このタスクについて
デバッグ可能なコンパイル済み言語アプリケーションに対してはいずれも、コード・カバレッジを実行することができます。
手順
- デバッグ情報とともにプログラムをコンパイルします。
注: アプリケーション内のいくつかの部分にデバッグ情報がない場合、それらはこの詳細を指定してレポートに含まれますが、計算 (例えば、しきい値) には含まれません。モジュール・レベルのカバレッジには常に、モジュールがデバッグ情報なしで、その計算の一部として含まれます。
- アプリケーションの起動 JCL を変更して、AQE_STARTUP_KEY または EQA_STARTUP_KEY 環境変数を含めます。 この変数の値は CC,programName という形式でなければなりません。 例えば、以下の JCL コードの AQE_STARTUP_KEY 行を確認してください。
// PARM.RUN=('/TEST(,,,TCPIP&&<IP_address_for_RDz_client>%<port_for_RDz_debug_UI_daemon>:*)')
//******* ADDITIONAL RUNTIME JCL HERE ******
//CEEOPTS DD *
ENVAR("AQE_DBG_V4LIST=//'USER.COBOL.LISTING'",
"AQE_STARTUP_KEY=CC,PRTPRIM",
"AQE_DBG_TRACE=/home/user/probe.trc")
/*
//CEEDUMP DD SYSOUT=*
注: この例では AQE_STARTUP_KEY 環境変数を使用しています。
Rational® Developer for System z® 統合デバッガーでは、名前が AQE で始まる環境変数が使用されます。
Debug Tool を使用している場合は、EQA 環境変数を使用してください。
JCL コードの生成については、関連リンク『ランタイム・ステップ・オプション』を参照してください。
- JCL を実行依頼します。 z/OS® プロジェクト・パースペクティブから JCL を実行依頼することができます。詳しくは、『Submitting a JCL』を参照してください。
次のタスク
コード・カバレッジ・データ収集を「デバッグ」パースペクティブで開始しますが、コード・カバレッジ・レポートは、データ収集の完了時に現行パースペクティブで自動的に開きます。これで、コード・カバレッジ結果を表示することができます。