DATTIM(a b)

4 桁と 2 桁の年号間でデータを移動する必要があり、 移動する時に、ILE COBOL が使用するデフォルトのウィンドウ操作アルゴリズムに基づくと、 間違った結果になることが明らかである場合があります。 この場合、DATTIM 処理ステートメント・オプションを使用してデフォルトの日付ウィンドウを変更できます。 DATTIM は以下の形式をとります。
  DATTIM(a b)
ここで、a4 桁の標準世紀 で、b2 桁の標準年度 です。
  • 4 桁の標準世紀 は最初の引数でなくてはなりません。 これは、ILE COBOL がそのウィンドウ操作のアルゴリズムで使用する標準世紀を定義します。 DATTIM 処理ステートメント・オプションが指定されていない場合は、1900 が使用されます。

    4 桁標準世紀は、@C 変換指定子の変換処理にも影響を与えます。 @C 変換指定子は、0 から 9 までの範囲の値でできた 1 桁の世紀を表しています。 1 桁の世紀が 0 の場合は基本の世紀 1900 を、1 の場合は 2000、… 9 の場合は 2800 をそれぞれ表します。 したがって、形式が @C/%y/%m で値が 1/12/05 の日付データ項目は、2012 年の 5 の月 (5 月) の最初の日 (1 日) を表します。 しかし、@C の 0 の値は、実際は 4 桁の標準世紀に等しくなります。したがって、DATTIM(2200、40) は、0 = 2200、1 = 2300 …、9 = 3100 のようになります。

  • 2 桁の標準年度 は、2 番目の引数でなくてはなりません。 これは、ILE COBOL がそのウィンドウ操作のアルゴリズムで使用する標準年度を定義します。 DATTIM 処理ステートメント・オプションが指定されていない場合は、40 が使用されます。