例外の処理
この章では、ILE RPG 例外処理機能の働きと以下の使用法について説
明します。
- 例外処理プログラム
- ILE RPG 特有の処理プログラム
- ILE 条件処理プログラム
- 取り消し処理プログラム
ILE RPG は、次のタイプの例外処理プログラムをサポートします。
- RPG 特有の処理プログラム、例えばエラー標識、'E' 命令コード拡張の使用、MONITOR グループ、あるいは *PSSR または INFSR エラー処理サブルーチンの使用など。
- ILE 条件処理プログラム、ILE 条件処理プログラムとのバインドが可能な API CEEHDLR を使用して実行時に登録するユーザー作成例外処理プログラム。
- プロシージャーが異常終了した時に使用できる ILE 取り消し処理プログラム。
ある種の計画した例外処理を利用すると、不要な異常終了 (すなわち機能 チェックに関連するもの) の数を最小にすることができるので、ほとんどの プログラムにとって役立ちます。ILE 条件処理プログラムによっても、 混合言語のアプリケーション中の例外を一貫性のある方法で処理することができます。
RPG 例外処理プログラムを使用して、RPG アプリケーションで生ずる可能性のあるほとんどの
状況を処理することができます。RPG が提供する最低レベルの例外処理は、
ある種の操作でエラー標識を使用することです。
エラー標識の使用法を学習するためには、この章の次の項を参照してください。
さらに ILE 例外処理の機能方法については、次を参照してください。
- 例外処理の概要(一般概念について)
- RPG 特有の処理プログラムの使用
- 「ILE 概念」のエラー処理に関するセクション。
例外処理および RPG サイクルについては、「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE RPG 解説書」を参照してください。
注: 本書では、「例外処理」という用語は、例外処理とエラー処理の両方を指すた
めに用いられています。 ただし、「エラー」という用語は、RPG 用語の「エラー標識」および「エラー処理サブルーチン」と同様のコンテキストで用いられて
います。