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形式 2 - 内部データ域

この形式を使用して、ジョブ用に作成されたシステム定義の内部データ域にデータを転送します。

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DISPLAY ステートメント - 形式 2 - 内部データ域

            .------------.              
            V            |              
>>-DISPLAY----+-ID-1---+-+--UPON--簡略名--------------------------->
              '-リテラル-1-'                

>--+---------------------+--+-------------+--------------------><
   |                 (1) |  '-END-DISPLAY-'   
   '-FOR--+-ID-2---+-----'                    
          '-リテラル-2-'                          

注:
  1. 構文検査だけ行われます。

この形式が適用可能なのは、SPECIAL-NAMES 段落の中で簡略名が環境名 LOCAL-DATA と関連付けられている場合だけです。

ID-1 とリテラル-1 の変換および表示規則については 形式 1 - データの転送に説明があります。 しかし、ID-1 の説明に TYPE 文節が入っており、参照されるタイプ名が基本項目でなければならないという制約は適用されません。

ID-2 とリテラル-2 は、浮動小数点データ項目であってはなりません。

ID-1 は、日時データ項目にすることができます。

ID-1 は DBCS または国別データ項目にすることができます。

DISPLAY ステートメントのリテラル・オペランド、または DISPLAY ステートメントの ID・オペランドの内容は、DISPLAY を出すプログラムを含んでいるジョブのシステム定義内部データ域に書き込まれます。データは、CORRESPONDING 句がなく、しかも右側がスペースが埋めこまれていないグループ転送の場合の MOVE ステートメントの規則に従って内部データ域に書き込まれます。

FOR 句 (指定されている場合) は、コンパイル時に構文上の検査を受けるが、プログラムの実行中にはコメントとして扱われます。 リテラル-2 または ID-2 の値は、内部データ域にデータ書き込み中の装置のプログラム装置名を示しています。 各ジョブに設けられる内部データ域は 1 つだけあり、1 つのジョブで使用される装置は、すべて同一の内部データ域をアクセスします。 リテラル-2 (これが指定されている場合) は、非数字でなければならず、10 文字以下の長さでなければなりません。 ID-2 (これが指定されている場合) は、長さが 10 文字以下の英数字データ項目を参照するものでなければなりません。

ローカル・データ域について詳しくは、資料「CL プログラミング」および「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。

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