修飾

名前の階層の中に名前が存在し、その階層の中にある 1 レベルまたはそれ以上高いレベルの名前を指定することによってその名前が識別できる場合には、名前を固有にすることができます。 この場合の高いレベルの名前を修飾子と呼び、このような手順で 名前を 固有にすることを修飾と呼びます。

ユーザー指定の名前の後に 1 つまたは複数の句を書き、それぞれの句は語 IN または OF の後に修飾子を付けて構成することによって、修飾が指定されます。 (IN と OF は論理的に同じです。)

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データ部の名前への参照 - 形式 1
                       .-------------------------.   
                       V                         |   
>>-+-データ名-1----+----+---------------------+-+-------------->
   '-条件名--------'    '-+-IN-+--データ名-2--'     
                          '-OF-'                    

>--+----------------------+-------------------------------------><
   '-+-IN-+--ファイル名-1-'   
     '-OF-'                  

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データ部の名前への参照 - 形式 2

>>-LINAGE-COUNTER--+----------------------+-------------------------><
                   '-+-IN-+--ファイル名-2-'   
                     '-OF-'              

どの階層においても、最高レベルに関連するデータ名は固有でなければならず、その名前を修飾することはできません。

名前を固有にするためには、十分の修飾を指定する必要がありますが、階層のすべてのレベルを指定する必要はありません。 例えば、そのレコードに EMPLOYEE-NO フィールドの入ったファイルが 1 つまたは複数あるが、そのうち 1 つだけが MASTER-RECORD と名付けられたレコードをもっている場合、次のようになります。
  • EMPLOYEE-NO OF MASTER-RECORD は、EMPLOYEE-NO の修飾には十分です。
  • EMPLOYEE-NO OF MASTER-RECORD OF MASTER-FILE は有効ですが、 このような修飾を行う必要はありません。