コミットメント制御の使用

ここでは、コミットメント制御を使用してファイル命令をグループとして処 理する方法について説明します。 コミットメント制御を使用した場合には、ファイル命令の 次の 2 つの結果のいずれかを確認します。
  • すべてのファイル命令が正常に行われる (コミット命令)
  • ファイル命令はすべて影響しない (ロールバック命令)

このように、命令のグループを 1 つの単位として処理することができます。

コミットメント制御を使用するためには、以下のことを行います。
  • IBM® i 上では、
    1. コミットメント制御使用のための準備をします。 CL コマンドの CRTJRN (ジャーナル作成)、CRTJRNRCV (ジャーナル・レシーバー作成)、 および STRJRNPF (物理ファイル・ジャーナル開始) を使用してください。
    2. コミットメント制御の開始と終了を IBM i システムに通知します。 これには CL コマンド STRCMTCTL (コミットメント制御の開始) および ENDCMTCTL (コミットメント制御の終了) を使用します。これらのコマンドについての詳細は、Web サイト http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/IBM i Information Center の中の『プログラミング』カテゴリーの『CL および API』の節を参照してください。
  • RPG プログラムでは、
    1. コミットメント制御の下に置きたいファイルのファイル仕様書に コミットメント制御 (COMMIT) を指定してください。
    2. COMMIT (コミット) 命令コードを使用して 1 群の変更をコミットメント制御下 にあるファイルに適用するか、あるいは ROLBK (ロールバック) 命令コード を使用してコミットメント制御下にあるファイルに対する 1 群の保留中の変 更を除去してください。システムによるロールバック機能の実行方法については、資料「バックアップおよび回復」を参照してください。
注: コミットメント制御はデータベース・ファイルに対してだけ適用されま す。