「メモリー」ビューを使用すると、プログラムが使用するメモリーまたはメモリー域の内容を表示および変更できます。
このタスクについて
「変数」ビュー、「モニター」ビュー、「レジスター」ビュー、またはエディターから、
新しいメモリー・モニターを追加するには、次のようにします。
- 「変数」ビュー、「モニター」ビュー、または「レジスター」ビューで、
メモリーをモニターしようとする対象の、変数、式、またはレジスターを右クリックします。あるいは、
エディターで、メモリーをモニターしようとする対象の式を強調表示し、
右クリックします。
注: 式がポインターである場合、その式の値が、
メモリーをアドレッシングするのに使用されます。式が lvalue (メモリー内の
アドレスを伴う) である場合、その式のアドレスが、メモリーをアドレッシングするのに使用されます。それ以外の場合、
式の値がアドレスとして使用されます。例えば、
int i = 0x44; という宣言があると想定します。式が i である場合、
メモリー・モニターはアドレス i に置かれ、式が i+1 である場合、
メモリー・モニターは、式 i+1 の値で取得されるロケーション、つまり 0x45 に置かれます。
- ポップアップ・メニューから「メモリーのモニター」>「<rendering>」を
選択します。ここで、<rendering> は、
「メモリー」ビューの「レンダリング」部分に表示したいレンダリングです。
「メモリー」ビューから式の新規メモリー・モニターを追加するには、
次のようにします。
手順
- 「メモリー」ビューの「メモリー・モニターの追加」
ボタン (
) をクリックします。
- 「メモリーのモニター」ダイアログ・ボックスで、
フィールドに式を入力します (この式の評価結果がアドレスにならなければなりません)。
- 「OK」をクリックします。
- 「メモリー」ビューの「モニター」 (左方) 部分に、
モニターのために入力した式が表示されます。メモリー・モニターが複数ある場合、このセクションに、モニターしている式のリストが表示されます。
- 「メモリー」ビューの「レンダリング」(右方) 部分に、
16 進法と ASCII のレンダリングが取り込まれます。
タスクの結果
C または C++ 変数の内容 (整数など) をメモリー・モニターに表示するには、
変数を指定する (前にアンパーサンド (&) を付ける必要はありません) か、その変数を指すポインターを選択します。
例えば、次のような C または C++ ソース・コードがあるとします。
int i=10; int* p=&i;
変数 i のメモリーをモニターするには、
「メモリーのモニター」ダイアログ・ボックスで i または p を
入力するか、エディターでどちらか後を選択し、ポップアップ・メニューから「メモリーのモニター」>「<rendering>」を
選択します。