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TYPE 文節

TYPE 文節は、記入項目のサブジェクトのデータ記述がユーザー定義データ・タイプによって指定されることを指示します。 ユーザー定義データ・タイプは TYPEDEF 文節を使用して定義します。 これについては TYPEDEF 文節で説明しています。

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>>-TYPE--タイプ名-1------------------------------------------------><

以下の一般規則が適用されます。
  • (TYPEDEF 文節を使用して定義した) タイプ名-1 がグループ項目を記述している場合は、TYPE 文節のサブジェクトはグループ項目となり、その従属エレメントはタイプ名-1 の従属エレメントと同じ名前、記述、および階層をもちます。
    注: TYPE 文節のサブジェクトが持つことができる最高レベル番号は 49 であり、さらにタイプ名-1 はグループ項目である場合に最大 49 のレベルを持つことができるため、この階層のレベル数が 49 を超えることがあります。 タイプ名の記述では他のタイプ名の参照が認められているため、この階層のレベル数には事実上制限はありません。
  • TYPE 文節のサブジェクトのデータ記述内に VALUE 文節を指定すると、この記入項目に関しては、タイプ名-1 の記述内に指定されている VALUE 文節はすべて無視されます。
  • タイプ名の有効範囲に関する規則は、データ名の有効範囲に関する規則と同様です。
  • TYPE 文節のサブジェクトとなっている基本項目を参照変更することはできません。
  • (タイプ名-1 を参照する) TYPE 文節のサブジェクトを参照する LIKE 文節または TYPE 文節のサブジェクトが従属しているグループ項目をタイプ名-1 の記述に入れることはできません。 この規則はタイプ名-1 の従属データ項目についても同様です。
  • (タイプ名-1 を参照する) TYPE 文節がそのサブジェクトの従属先のレコードを参照する場合は、その TYPE 文節をタイプ名-1 の記述に入れることはできません。 この規則はタイプ名-1 の従属データ項目についても同様です。

    例えば、A は TYPEDEF 文節を使用して定義したグループ項目であるとします。 B も同様に TYPEDEF 文節を使用して定義したグループ項目であるが、B は TYPE A の従属項目も含んでいるとします。 このような場合、A のタイプ定義に TYPE B の項目を含めることはできません。

  • TYPE 文節のサブジェクトの名前は、 全体でも一部でも変更することはできません。
  • TYPE 文節のサブジェクトは、明示的にも暗黙的にも再定義することはできません。
  • TYPE 文節のサブジェクトがグループ項目に従属している場合は、そのグループ項目のデータ記述に USAGE 文節を含めることはできません。
  • TYPE 文節は、文節 BLANK、WHEN ZERO、FORMAT、JUSTIFIED、LIKE、 PICTURE、REDEFINES、RENAMES、SIGN、SYNCHRONIZED、または USAGE が指定されているデータ記述記入項目内で使用することはできません。
  • TYPE 文節は、文節 EXTERNAL、GLOBAL、OCCURS、TYPEDEF、および VALUE が指定されているデータ記述記入項目内に指定することができます。

TYPE および TYPEDEF 文節の使用について詳しくは、 「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。

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