以下の文書では、リモート・システム・エクスプローラーのサーバー・コンポーネントを Windows サーバーにインストールする方法と、インストール後、ワークベンチ環境内からそのサーバーに接続する方法を示しています。サーバー・コンポーネントは基本的に以下の 2 つのファイルで構成されます。rseserver.jar はサーバー・コードを含んでおり、rseserver_setup.sh は rseserver.jar のセットアップ・ファイルです。
始める前に
注意:
Windows デーモン (クライアントが Windows サーバーに接続する前に接続するプロセス) を実行した場合、ユーザーのワークステーションは、認証なしで接続する危険にさらされることになります。他のユーザーがそのデーモンへの接続を試行する場合、サーバー・セッションを開始するのに認証は不要であり、サーバー・セッションは、Windows デーモンを開始したワークステーションと同じユーザー ID と許可によって実行されます。
サーバー・コードのインストール:
- サーバー・コードをインストールしたいディレクトリーを作成します。この説明の残り部分では、ディレクトリー名および位置が C:¥rseserver であることを前提として話を進めますが、自分で選んだディレクトリーを自由に使用することができます。
- x:¥product directory¥SDP70Shared¥plugins¥com.ibm.etools.systems.universal_version_number¥serverruntime¥rseserver.jar
ファイルをローカル・ワークステーションで検索します。ここで x:¥product directory は、製品をインストールしたディレクトリーです。
- rseserver.jar を C:¥rseserver ディレクトリー (これは別のマシン上にあってもかまいません) にコピーします。
- コマンド・プロンプトを開き、次のコマンドを C:¥rseserver ディレクトリー内で実行して、
サーバー・コードを解凍します。
jar xf rseserver.jar
注: ただし、エラーを受け取った場合はパス環境変数内に /bin JDK ディレクトリーの項目があることを確認してください。
また、JDK version 1.3 が必要であることにも注意してください。
サーバーの開始:
RSE 通信サーバーは手動またはデーモンで開始できます。
サーバーを手動で開始する場合:
- まず、CLASSPATH を構成してから、通信サーバーを開始する必要があります。コマンド・プロンプトで、次のように入力してください。
c:
cd:¥rseserver
win.env.bat
run.win.bat [port]
run.win.bat プログラムのポート・パラメーターはオプションです。ポートを指定しない場合には、サーバーは使用可能な最初のポートを選択し、ポート番号を標準出力に表示します。デフォルトでは通常、4033 です。
次に、リモート・システム・エクスプローラーでの接続のために、このポート番号をファイル・サブシステムのポート・プロパティーに入力しなければなりません (後述の「接続」を参照してください)。
サーバーをサーバー・デーモンで開始する場合:
- まず、CLASSPATH を構成してから、サーバー・デーモンを開始する必要があります。コマンド・プロンプトで、次のように入力してください。
c:
cd:¥rseserver
win.env.bat
daemon.win.bat
サーバー・デーモンでは、ユーザー認証を実施しないことに注意してください。
サーバー・デーモンを実行する場合は、どのユーザーでもマシンに接続することができます。これによって、ユーザーはファイル・システムで作業し、コマンドを実行することができます。これは推奨されません。
このタスクについて
リモート Windows サーバーへの接続手順は、別のリモート・システムを「システム・タイプ (System Type)」ドロップダウン・リストから選択する点を除き、
IBM® i サーバーへの接続とよく似ています。ケーブルの接続手順:
手順
- リモート・システム・エクスプローラー・パースペクティブに切り替えます。
- 「リモート・サーバー」ビューで、「新規接続」が自動的に
展開して、リモート・システム・エクスプローラーを介して接続できる各種の
リモート・システムが表示されます。「Windows」を拡張してダイアログを呼び出し、接続を構成します。
- 「ホスト名」フィールドに、リモート・サーバーの名前またはリモート Windows サーバーの TCP/IP アドレスを入力します (例: jsandler)。
このフィールドに入力する値は、「接続名」フィールドに自動的にコピーされます。これは「リモート・システム」ビューに表示され、接続に対して固有です。
- 「説明」(オプション)。この説明は、接続の作成後にプロパティー・ビューに表示されます。
- 「終了」をクリックしてシステムを定義します。
次のタスク
注: ポート番号を調べるには、「リモート・
システム」ビューから「接続」または「サブシステム」を右クリックして、
「プロパティー」を選択します。
「サブシステム」をクリックして関係のある情報を見ます。ポートが「0」である場合は、 リモート・システム・エクスプローラー通信サーバーが Windows サーバー上の空きポートを選びます。
サーバーの開始時にポート番号を指定した場合は、例えば、ファイアウォールを処理するために、それをここで入力する必要があります。