サービス・プログラム作成の方針
サービス・プログラム作成の際、以下のことを覚えておいてください。
- 後日プログラムを更新する意図があるかどうか
- 更新の中にインターフェース (すなわち、使用されているインポートおよ びエクスポート) に対する変更が含まれるかどうか。
サービス・プログラムに対するインターフェースが変更された場合には、 元のサービス・プログラムにバインドされているすべての プログラム を再バインドしなければなりません。 しかし、必要な変更が上向きの互換性がある場合、バインダー言語を使用して サービス・プログラムが作成されていれば、再バインドの量を減らすことができます。 この場合には、新しいエクスポートを識別するためのバインダー言語ソースの 更新後に、これらを使用するプログラムだけを再バインドする必要があります。
ヒント
サブプロシージャーだけのモジュール (すなわち、 制御仕様書でキーワード NOMAIN を指定したモジュール) を計画している場合には、 これをサービス・プログラムとして作成することができます。 システム上にはサービス・プログラムのコピーが 1 つしか必要でないので モジュールに必要な記憶域がより小さくなります。
また、制御仕様書の COPYRIGHT キーワードを使用してサービス・プログラムを 版権表示することができます。
バインダー言語によって、サービス・プログラムのエクスポートを
制御することができます。
以下のことを行いたい場合には、この制御が非常に有用です。
- サービス・プログラム・ユーザーからの特定の サービス・プログラム・プロシージャーのマスクをする
- 問題を修正する
- 機能を拡張する
- アプリケーションのユーザーに対して変更の影響を軽減する
サービス・プログラムを作成するためのバインダー言語の使用例については、 サンプル・サービス・プログラムを参照してください。
バインダー言語、マスク・エクスポート、およびその他のサービス・プログラムの概念については、「ILE 概念」を参照してください。