付録 B. 中間結果と算術精度

コンパイラーは、算術ステートメントを、演算子優先順位に従って実行される演算の連続として取り扱い、 これらの演算の結果を入れるための中間フィールドを設定します。

中間結果が生成される可能性があるのは、次の場合です。
  • ADD または SUBTRACT ステートメントで、verb の直後に複数のオペランドがある場合。
  • COMPUTE ステートメントで、一連の算術演算または複数の結果フィールドを指定している場合。
  • 算術式で、条件ステートメントおよび参照変更の指定に含まれている場合。
  • GIVING オプションで、ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、または DIVIDE ステートメントに対する複数の結果フィールドを持つ場合。
  • ステートメントで、組み込み関数をオペランドとして使用している場合。

いつコンパイラーが固定小数点または浮動小数点演算を使用するのかの説明については、 「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」の章『 "データ項目の処理"』を参照してください。