プログラムとサービス・プログラムの記憶域モデルに関する推奨事項
- プログラムやサービス・プログラムがテラスペース記憶域モデルの利点を必ずしも必要としない場合は、ACTGRP(*CALLER) プログラムおよびサービス・プログラムに対して STGMDL(*INHERIT) を使用することを検討してください。
- プログラムとサービス・プログラムが名前付き活動化グループとともに作成される場合は、命名規則を使用してテラスペース活動化グループを識別することを検討してください。 例えば、テラスペース活動化グループ名を TS で終わるようにすることができます。 これは、CRTBNDRPG または CRTPGM に ACTGRP(*STGMDL) を指定したときに活動化グループ名の選択方法に従っています。その場合、テラスペース記憶域モデルには QILETS が使用され、単一レベル記憶域モデルには QILE が選択されます。
- 同じ活動化グループ属性を持つテラスペース記憶域モデル・プログラムと単一レベル記憶域モデル・プログラムを作成しないようにしてください。 例えば、TERAPGM がテラスペース記憶域モデル・プログラムであり、SLSPGM が単一レベル記憶域モデル・プログラムであり、TERAPGM と SLSPGM が両方とも ACTGRP(MYACTGRP) を使用するようにコンパイルされるとします。 TERAPGM が先に呼び出された場合は、活動化グループ MYACTGRP がテラスペース記憶域モデルの活動化グループとして作成され、記憶域モデルの不一致のために SLSPGM の呼び出しは失敗します。 同様に、SLSPGM が先に呼び出された場合は、活動化グループ MYACTGRP が単一レベル記憶域モデルの活動化グループとして作成され、記憶域モデルの不一致のために TERAPGM を呼び出す試みはすべて失敗します。
詳細については、「ILE 概念」を参照してください。