整数形式

整数形式は、次の 2 つの例外を除いて、2 進形式と 類似しています。
  • 整数形式ではすべての範囲の 2 進値を使用することができます。
  • 整数フィールドの小数点以下の桁数は常にゼロです。

変更の始まり整数フィールドを定義するには、自由形式での定義に INT キーワード を指定するか、または、適切な仕様書のデータ・タイプ記入項目に I を 指定します。パラメーターが整数フィールドの場合には、 定義仕様書で LIKE キーワードを使用することによって、 整数フィールドを定義することもできます。変更の終わり

整数フィールドの長さは桁数によって定義され、3 桁、5 桁、10 桁、または 20 桁のいずれかの長さにすることができます。3 桁のフィールドは 1 バイトの記憶域を占め、5 桁のフィールドは 2 バイト、10 桁のフィールドは 4 バイト、20 桁のフィールドは 8 バイトをそれぞれ占めます。整数フィールドに使用可能な値の範囲は、その長さによって異なります。
フィールド長
使用できる値の範囲
3 桁の整数
-128 から 127
5 桁の整数
-32768 から 32767
10 桁の整数
-2147483648 から 2147483647
20 桁の整数
-9223372036854775808 から 9223372036854775807
整数フィールドについては、次の点に注意してください。
  • 整数フィールドへのアクセスのパフォーマンスを向上させるためには、整数フ ィールドの位置合わせが必要になる場合があります。 定義仕様書に定義された整数サブフィールドを位置合わせするためには、ALIGN キー ワードを使用することができます。

    2 バイトの整数サブフィールドは、2 バイト境界に位置合わせ され、4 バイト整数サブフィールドは 4 バイト境界に、さらに 8 バイト・サブフィールド は 8 バイト境界にそれぞれ位置合わせされます。 整数サブフィールドの位置合わせの詳細については、ALIGNを参照 してください。

  • LIKE キーワードを使用して整数フィールドと類似のフィールドを定義する場合に は、「長さ」記入項目に桁数による長さの調整を含めることができます。調整値は、調整後のフィールドの桁数が、3、5、10、または 20 になるようにする必要があります。
  • 整数入力フィールドを突き合わせフィールドまたは制御フィールドとして定義するこ とはできません。