形式 1 - 指標名、ID の初期設定

形式 1 の SET ステートメントが実行されると、受け入れフィールドの現行値が送り出しフィールドの値によって置き換えられます (変換を伴います)。

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SET ステートメント - 形式 1

        .--------------.                  
        V              |                  
>>-SET----+-指標名-1-+-+--TO--+-指標名-2-+---------------------------><
          '-ID-1-----'        +-ID-2-----+   
                              '-整数-1---'   

指標名-1、ID-1
受け入れフィールド。

指標データ項目または基本数字整数項目のいずれかでなければなりません。

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IBM Extension ID-1 は、浮動小数点データ項目にすることができません。 End of IBM Extension

End of IBM Extension
指標名-2
送り出しフィールド。

SET ステートメント実行前の指標名-2 の値は、それに関連するテーブルのオカレンス番号と一致していなければなりません。

ID-2
送り出しフィールド。

指標データ項目または基本数字整数項目のいずれかでなければなりません。

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IBM Extension ID-2 は、浮動小数点データ項目にすることができません。 End of IBM Extension

End of IBM Extension
整数-1
送り出しフィールド。

正の整数でなければなりません。

形式 1 の SET ステートメントの実行方法は、次のように受け入れフィールドのタイプによって異なります。
  • 指標名の受け入れフィールド (指標名-1 など) は、通常、送り出しフィールドによって指示されたオカレンス番号を表す変位値に変換されます。 結果としての指標名の値が有効になるのは、関連するテーブル・エレメントのオカレンス番号と一致している場合です。 1 つの例外として、送り出しフィールドが指標データ項目である場合には、 指標データ項目の値は変換されずに指標名へ入れられます。
  • 指標データ項目の受け入れフィールド (ID-1 など) は、 送り出しフィールドの内容 (指標名または指標データ項目でなければならない) と等しく設定されます。 変換は行われません。 数字整数またはリテラルの送り出しフィールドを指定してはなりません。
  • 整数データ項目の受け入れフィールド (ID-1 など) は、 送り出しフィールド (指標名でなければならない) に関連付けられたオカレンス番号に設定されます。 整数データ項目、指標データ項目、またはリテラルの送り出しフィールドを指定してはなりません。

表 1 に、形式 1 の SET ステートメントでの送り出しフィールドと受け入れフィールドの有効な組み合わせを示します。

表 1. 形式 1 の SET ステートメントに関する送り出しフィールドおよび受け入れフィールド
送り出しフィールド 受け入れフィールド
指標名 指標データ項目 整数データ項目
指標名 有効 有効 有効
指標データ項目 有効* 有効*
整数データ項目 有効
整数リテラル 有効
* 変換は行われません。

受け入れフィールドは、それらが指定された順序で左から右に処理されます。 ID の受け入れフィールドに関連する添え字付けまたは指標付けは、 フィールドが処理される直前に評価されます。

送り出しフィールドに使用される値は、SET ステートメントの実行開始時の値です。

SEARCH または PERFORM ステートメントの実行後には、指標名の値が 未定義 になることがあります。このため、他のテーブル処理操作が試みられる前 に、形式 1 の SET ステートメントによってそのような指標名を再び初期設定 しなければなりません。

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IBM Extension 指標名-2 が OCCURS DEPENDING ON 文節を含む従属項目を持つテーブルを参照する場合、 指標名-1 は未定義の値を受け取る可能性があります。 詳細については 付録 H. 複合 OCCURS DEPENDING ONを参照してください。 End of IBM Extension

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