F22 を使用した OPM プログラムのステップインの例

この例では、F22 (ステップイン) を使用して プログラム DEBUGEX から OPM プログラム RPGPGM にステップインします。
  1. 「モジュール・ソースの表示」画面が DBGEX のソースを表示します。
  2. CALL 命令の前の最後の実行可能ステートメントである無条件ブレークポイントを 行 102 に設定するために、Break 102 を入力して、 実行キーを押してください。
  3. F3 (プログラム終了) を押して、「モジュール・ソースの表示」画面を終わりにします。
  4. プログラムを呼び出してください。プログラムは 図 1 に示すように ブレークポイント 102 で停止します。
    図 1. RPGPGM にステップインする前の DBGEX の「モジュール・ソースの表示」画面
                                 モジュール・ソースの表示
     プログラム :   DEBUGEX        ライブラリー:   MYLIB          モジュール:   DBGEX
         98        * FLD1A は FLD1 のオーバーレイ・フィールドです。FLD1 は 'ABCDE' に
         99        * 初期設定されているので、FLD1A(1) の値は 'A' です。次の
        100        * MOVE 命令の後の FLD1A(1) の値は '1' になります。
        101        *----------------------------------------------------------------
        102       C                   MOVE      '1'           FLD1A(1)
        103
        104        *----------------------------------------------------------------
        105        * 別のプログラム・オブジェクトであるプログラム RPGPGM を
                   * 呼び出します。
        106        *----------------------------------------------------------------
        107       C     PLIST1        PLIST
        108       C                   PARM                    PARM1
        109       C                   CALL      'RPGPGM'      PLIST1
        110
        111        *----------------------------------------------------------------
        112        * メイン・プロシージャーから EXPORTFLD をインポートする C_PROC を
                   * 呼び出します。
                                                                          続く...
     デバッグ     _________________________________________________________________
    _______________________________________________________________________________
     F3=終了プログラム  F6=停止点の追加/消去   F10=ステップ        F11=変数の表示
     F12=再開            F17=変数監視   F18=監視の処理   F24=キーの続き
     行 102 が停止点。 
  5. F22 (ステップイン) を押してください。 プログラムの 1 ステートメントが実行され 、図 2 に示すように RPGPGM の「モジュール・ソースの表示」画面が 表示されます。
    この場合、RPGPGM の最初の実行可能ステートメントが処理されてから (行 13)、 プログラムが停止します。
    注: F22 を使用する時にはステップスルーするステートメントの数を指定するこ とはできません。 F22 キーを押すと、1 つのステップが実行されます。
図 2. RPGPGM へのステップイン
                             モジュール・ソースの表示
 プログラム :   RPGPGM         ライブラリー :   MYLIB
      1        *===============================================================
      2        *  RPGPGM - DEBUGEX によって呼び出されるプログラム。ILE ソース
      3        *           の STEP 機能を説明しています。
      4        *
      5        *  このプログラムは DEBUGEX から INPUTPARM を受け取り、
      6        *  それを表示してから戻ります。
      7        *===============================================================
      8
      9       D INPUTPARM       S              4P 3
     10
     11       C     *ENTRY        PLIST
     12       C                   PARM                    INPUTPAEM
     13       C     InputParm     DSPLY
     14       C                   SETON
                                                                         終わり
 
 デバッグ     _________________________________________________________________
_______________________________________________________________________________
 F3=終了プログラム  F6=停止点の追加/消去   F10=ステップ        F11=変数の表示
 F12=再開            F17=変数監視   F18=監視の処理   F24=キーの続き
 行 13 でステップが完了した。 

ILE ソースが OPM プログラムを受け入れるように設定 されていない場合、あるいはデバッグ・データが利用できない場合には、 ソースが利用不能であることを知らせるメッセージを持つ、 ブランクの「モジュール・ソースの表示」画面が表示されます (OPM プログラム が OPTION(*SRCDBG) または OPTION(*LSTDBG) を使用して コンパイルされている場合には、このプログラムにはデバッグ・データがあります)。