ブレークポイントを設定する際、任意のブレークポイント・ウィザード の「オプション・パラメーター」ページで以下のパラメーターを設定することで (通常、既存のブレークポイントの編集によって)、 そのブレークポイントを条件付き (停止するか、停止しないか) にできます。
| オプションのブレークポイント・パラメーター | 説明 | サポートされるブレークポイントのタイプ |
|---|---|---|
| スレッド | ブレークポイントをスレッド固有にできます。ウィザードで、 ブレークポイントがすべてのスレッドに適用される (デフォルト) のか、それとも 1 つの特定のスレッドに適用される (n=one) のかを 指定できます。 |
このパラメーターは、すべてのタイプのブレークポイントでサポートされます。 |
| 頻度 | 頻度コントロールは、いつブレークポイントで停止するのか、いつブレークポイントをスキップするのかを、
デバッガーに指示するために使用します。デバッガーは、各ブレークポイントが検出された回数を
カウントします。このセクション内のフィールドは、何回目のブレークポイント検出で
デバッガーが初めて停止するのか、デバッガーがどのような頻度で停止するのか、
何回目のブレークポイント検出でデバッガーがもう停止しなくなるのかをデバッガーに指示します。 以下のパラメーターが、ブレークポイント頻度を 設定するために使用されます。
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このパラメーターは、すべてのタイプのブレークポイントでサポートされます。 |
| 式 | このフィールドに式を入力することができます。このフィールドに指定した条件が真の時にのみ (ゼロ以外の値は真と見なされる)、プログラムの実行が
ブレークポイントで停止します。
例えば、C++ プログラムをデバッグする場合、 次の式を入力できます。
条件式 として使用できるのは、ブレークポイントの場所の言語での有効な式であって、 評価結果が数値になり、副次作用がなく、 関数を呼び出したりしない任意の式です。これは、C および C++ の場合、 すべての代入演算子、増分演算子と減分演算子 (++ と --) が 許可されないことを意味します。 重要: 条件を満足していないブレークポイントで
アプリケーションが停止しているようには見えなくても、
デバッガーは、条件を評価している間はアプリケーションを一時的に中断します。ほとんどの
目的に対して、この短い一時停止は重要ではありません。しかし、マルチスレッド・アプリケーションでは、
この一時停止が原因で、スレッドがディスパッチされる順序をオペレーティング・システムが変更する
可能性があります。
注:
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行、エントリー、およびアドレス |