別のモジュールの表示

「モジュール・ソースの表示」画面に表示されるモジュール・オブジェクトを変更する ためには、モジュール・リストの処理のオプション 5 (モジュール・ソースの 表示) を使用してください。 モジュール・リストの処理には、「モジュール・ソースの表示」画面 から F14 (モジュール・リストの処理) キーを押すことによってアクセスします。

ILE プログラム・オブジェクトでこのオプションを使うと、ルート・ソース、コピー、 またはリスト・ビューの入力モジュールが (もしあれば) 表示されます。そうでない場合には、デバッグ・データを持つ プログラム・オブジェクトにバインドされた、最初のモジュール・オブジェクトが表示されます。OPM プログラム・オブジェクトでこのオプションを使用する場合には、 ソースまたはリスト・ビューが表示されます (使用可能な場合)。

別のモジュール・オブジェクトを表示するもう 1 つの方法として、 DISPLAY デバッグ・コマンドを使用します。 デバッグ・コマンド入力行に以下を入力します。
DISPLAY MODULE module-name

モジュール・オブジェクトのモジュール名 が表示されます。 このモジュール・オブジェクトは、デバッグ・セッションに追加されたプログラム ・オブジェクトに存在していなければなりません。

例えば、モジュール・ソースの表示オプションを使用して 図 1 中のモジュール DBGEX からモジュール cproc に変更するためには、次のステッ プに従ってください。
  1. モジュールを処理するために、DSPMODSRC を入力して実行キー を押してください。 「モジュール・ソースの表示」画面が表示されます。
  2. F14 (モジュール・リストの処理) を押して、モジュール・リストの処理を表示します。 図 1 はサンプルの表示を示します。
  3. cproc を選択するには、その横に 5 (モジュール・ソースの表示) を入力し 実行キーを押してください。ルート・ソースが使用可能なので、図 2 に示されたように表示さ れます。ルート・ソースを使用できなかった場合には、デバッグ・データをもつプログラム ・オブジェクトにバインドされた最初のモジュール・オブジェクトが表示され ます。
図 1. 別のモジュールへの変更
                             モジュール・リストの処理
                                                             システム :   ISERIES1
 オプションを入力して、実行キーを押してください。
   1=プログラムの追加   4=プログラムの除去   5=モジュール・ソースの表示
   8=モジュール停止点の処理
 OPT     プログラム/モジュール     ライブラリー        タイプ
                 *LIBL     *PGM
          RPGPGM            MYLIB          *PGM
          DEBUGEX           MYLIB          *PGM
            DBGEX                          *MODULE     選択
  5         CPROC                          *MODULE
                                                                         終わり
 コマンド
 ===> ________________________________________________________________________
 F3=終了  F4=プロンプト  F5=最新表示   F9=検索   F12=取消し
図 2. ILE C プロシージャー cproc のソース・ビュー
                             モジュール・ソースの表示
 プログラム :   DEBUGEX        ライブラリー:   MYLIB          モジュール:   CPROC
      1       #include <stdlib.h>
      2       #include <string.h>
      3       #include <stdio.h>
      4       extern char EXPORTFLD[6];
      5
      6       char *c_proc(unsigned int size, char *inzval)
      7       {
      8          char *ptr;
      9          ptr = malloc(size);
     10          memset(ptr, *inzval, size );
     11          printf("import string: %6s.¥n",EXPORTFLD);
     12          return(ptr);
     13       }
                                                                         終わり
 デバッグ     _________________________________________________________________
_______________________________________________________________________________
 F3=終了プログラム  F6=停止点の追加/消去   F10=ステップ        F11=変数の表示
 F12=再開            F17=変数監視   F18=監視の処理   F24=キーの続き