フィールドの数値形式選択に関する考慮事項
次の場合には、フィールドに整数または符号なし形式を使用しなければなりません。
- 算術のパフォーマンスが重要な場合
特定の算術演算では、使用される値が整数であることが重要な場合があります。 パフォーマンスが向上することがあるいくつかの例として、配列指標の計算およ び組み込み関数 %SUBST 用の引数があります。
- ILE C のような、整数データ・タイプをサポートする他の言語で作成された ルーチンと対話をしている場合。
- 整数として定義され、9999 または 999999999 を超える値が入れられること があるファイル・フィードバック域のフィールドを使用している場合。
次の場合には、フィールドにパック、ゾーン、および 2 進形式を
指定することが必要です。
- 通貨の値のように、暗黙の小数点以下の桁数がある値を使用している場合
- 19 桁を超える値を処理している場合
- フィールドの特定の桁数を確認することが重要な場合
次の場合には、フィールドに浮動形式を指定することが必要です。
- パックまたはゾーン値で表すことのできない非常に小さい値または 非常に大きい値 (あるいはその両方) を保持するために同じ変数が必要な場合。
ただし、16 桁を超える精度を必要とする場合には、 浮動形式を使用しないで ください。
注: 算術演算が整数または符号なし形式を使用して実行され、とくに、整数の演算が
自由形式の式で行われた場合には、オーバーフローが起こる可能性がより高く
なります。 これは、中間結果が十分なサイズの一時 10 進フィールドにではなく、整数ま
たは符号なし形式で保存されるからです。