フェッチ・オーバーフロー
18 桁目の F は、この行に定義された印刷装置ファイルについてフェッチ・オーバーフロー・ルーチンを指定します。 このファイルは、オーバーフロー行があ る印刷装置ファイルでなければなりません。 フェッチ・オーバーフロー・ルーチ ンが処理されるのは、オーバーフローが起こり、21 から 29 桁目の標識によって指定 されたすべての条件が満たされた場合だけです。 オーバーフロー標識は、フェッチ・オーバーフロー・ルーチンとして同じ行に指定することはできません。
印刷装置ファイルのファイル仕様書で OFLIND キーワードと一緒にオ ーバーフロー標識が指定されなかった場合には、コンパイラーによってこのファ イルに 1 つの標識が割り当てられます。 ファイルに他の出力レコード存在していない場合、または印刷装置で外部記述デ ータが使用される場合を除いて、 このファイルについてオーバーフロー行がコンパイラーによって生成されます。 このコンパイラー生成のオーバーフローを取り出すことができます。
オーバーフロー行は、明細、合計、または例外出力時に書き出すことができま す。 フェッチ・オーバーフロー・ルーチンを指定した場合には、処理される取り出 しが含まれているファイルと関連したオーバーフロー出力だけが出力となります。 フェッチ・オーバーフローの記入項目 (F) の指定が必要なのは、 オーバーフロー・ルーチンを必要とするレコード・タイプの各 OR 行の場合です。 フェッチ・オーバーフロー・ルーチンでは、用紙が自動的に送られることはありません。 オーバーフロー・ルーチンの詳細について は、オーバーフロー・ルーチンおよび 図 1 を参照してください。
用紙の長さおよびオーバーフロー行は、印刷装置ファイルの中でファイル 仕様書に FORMLEN および OFLIND キーワードを使用するか、 あるいは IBM® i 一時変更コマンドによって指定することができます。