共用リソースへのアクセスを手動で同期化する場合の問題

共用リソースへのアクセスを正常に制御することは非常に難しい作業です。 共用リソースのユーザーはすべて、同じ同期メカニズムを使用することに 同意しなければなりません。共用リソースの可視性の有効範囲が広いほど、 アクセスの制御は難しくなります。例えば、ローカルの all-thread 静的変数へのスレッド・セーフ・アクセスを持つことはきわめて容易です。これは、当該プロシージャーだけがアクセス可能なためです。エクスポート済みの all-thread 静的変数へのスレッド・セーフ・アクセスを持つことは非常に困難です。これは、あらゆるプロシージャーがアクセス可能なためです。