フェッチ・オーバーフローの指定

フェッチ・オーバーフローは、PRINTER ファイルの詳細行、合計行、または例外行のどの出力仕様書にしても、18 桁目 に F を指定します。フェッチ・オーバーフロー・ルーチンは、用紙を自動的に次のページへ 進めることはしません。

出力中、出力行の条件標識は、その行が書き出されるべきものかどうかを判別するかめに テストされます。その行が書き出されるべきもので 18 桁目に F が指定されていると、 コンパイラーはオーバーフロー標識がオンかどうかを判別するために テストします。オーバーフロー標識がオンのときは、オーバーフロー・ルーチンが 取り出され、以下の処理がなされます。
  1. 取り出しが指定されたファイルのオーバーフロー行のみが、出力のために検査 される。
  2. オーバーフロー標識によって条件の設定された、すべての合計行が書き出される。
  3. プリンターが現在処理中の行番号よりも小さい行番号にスキップする指定が、 オーバーフロー標識によって条件設定された行に指定されると、用紙が新しい ページに進む。
  4. オーバーフロー標識によって条件設定された見出し、詳細、および例外行が 書き出される。
  5. オーバーフロー・ルーチンを取り出した行が書き出される。
  6. このプログラム・サイクルに書き出すために残っていた詳細、および合計行があればすべて 書き出される。

各 OR 行の 18 桁目は、オーバーフロー・ルーチンが OR 関係で各レコードに使われるものである 場合は、F でなければなりません。フェッチ・オーバーフローは、オーバーフロー標識が 同じ仕様書行の 21 から 29 桁目で指定されていると使われることはありま せん。その場合は、オーバーフロー・ルーチンは取り出され ません。