エラー処理サブルーチンの使用

エラー処理サブルーチンを作成する時には、次の 2 つのことを行います。
  1. RPG サブルーチン・エラー処理プログラムの活動化

    このサブルーチン・エラー処理プログラムは例外を処理して、制御をユーザー のサブルーチンに渡します。

  2. 回復処置の指定 (任意指定)

    エラー処理サブルーチンを使用して、起こったエラーに基づいて特定の処置を 取るか、あるいは一般処置 (例えば、すべてのエラーに照会メッセージを出 すなど) を取ることができます。

エラー処理サブルーチンには次の考慮事項が適用されます。
  • EXSR 命令の演算項目 2 にエラー処理サブルーチンの名前を指定して、そ のサブルーチンを明示的に呼び出すことができます。
  • サブルーチンの ENDSR 命令の演算項目 2 に値を指定して、 サイクル・メイン・プロシージャーの処理が再開される点を制御することができます。サブプロシージャーでは、ENDSR の演算項目 2 はブランクでなければなりませ ん。 サブプロシージャーが異常終了しないようにするためには、ENDSR 命令の前に GOTO または RETURN 命令のいずれかを使用してください。
  • エラー処理サブルーチンが呼び出される場合には、 RPG エラー処理サブルーチン処理プログラムが既に例外を処理しています。 このように、エラー処理サブルーチンに対する呼び出しは、プログラム処理へ の戻りを反映しています。 サブルーチンの実行中に例外が起こった場合には、そのサブルーチンが再び呼 び出されます。 この問題を避けるようにサブルーチンをコーディングしていない限り、 プロシージャーはループします。

    このようなループを避けるためのエラー処理サブルーチンのコーディング方法 については、 エラー処理サブルーチンでのループの防止を参照してください。