スレッド関連の API の使用
システム API を呼び出して、スレッドを開始し、スレッドの完了を待ち、 さらに、共用リソースへのアクセスを同期化することができます。
以下の例では、いくつかのスレッドを作成し、2 つの異なる同期化技法を使用して いくつかの共用変数へのアクセスを制御します。この例を十分に理解するには、 http://www.ibm.com/systems/infocenter/ で『マルチスレッド・アプリケーション』を参照してください。これらの例は、セマフォーおよび mutex の使用方法を示す C の例に似ています。
セマフォーの例は、パラメーターを thread-start プロシージャー threadSem に渡す方法を示します。通常、thread-start プロシージャー・パラメーターは、 サブフィールドがパラメーターの代わりをして、通常のプロシージャーが使用する値を戻す データ構造体です。この例には、2 つのサブフィールドがあります。"val" サブフィールドは、 thread-start プロシージャーへの入力で、"result" サブフィールドはプロシージャーによる出力です。 例では、thread-start プロシージャーは 2 で乗算した入力値に結果を設定します。