Rational Developer for Power Systems Software でのチーム・デバッグ・セッションの開始

チーム・デバッグ・セッションを、リモート・システムのコマンド行から、または Rational Developer for Power Systems Software の「デバッグ構成」から開始できます。 追加情報をいくつか入力すると、通常のデバッグ・セッションを開始するのと同じ方法で、コンパイルされたアプリケーションを開始できます。

始める前に

チーム・デバッグ・セッションに参加しているシステムはすべて、同じネットワーク上にあることが必要です。 特に、次の点に注意してください。

タスクでの AIX および Power Linux プログラムのチーム・デバッグ・セッションの開始についての詳細は、以下のページにあります。

タスクの結果

チーム・デバッグ・セッションは通常のデバッグ・セッションと同じように見えますが、以下の点が異なります。

コマンド行からのチーム・デバッグ・セッションの開始

このタスクについて

コマンド行からチーム・デバッグ・セッションを開始するには、irmtdbgc コマンドの実行時に次のパラメーターを渡す必要があります。

  • -qhost=RTC_server_host_name_or_ip:RTC_compiled_application_debug_port
    ヒント: これは DER_DBG_ADDR 環境変数で設定することもできます。
  • -qteamuser=RTC_user_ID@RTC_server_repository_URI

説明:

  • RTC_server_host_name_or_ip は Rational Team Concert サーバーのホスト名または IP アドレスです。 例えば、rtcserver.example.com のように指定します。
  • RTC_compiled_application_debug_port は、Rational Team Concert サーバーがコンパイル型言語デバッグ接続を待機しているポートです。
  • RTC_user_ID は Rational Team Concert サーバーでのユーザー ID です。
  • RTC_server_repository_URI は、Rational Team Concert サーバー上のリポジトリーの URL です。 例えば、https://rtcserver.example.com:1234/jazz/ のように指定します。

完全なコマンドは次のようになります。

irmtdbgc -qhost=rtcserver.example.com:56789 -qteamuser=myid@https://rtcserver.example.com:1234/jazz/ myprogram

デバッグ構成からのチーム・デバッグ・セッションの開始

このタスクについて

チーム・デバッグ・セッションは、Rational Developer for Power Systems Software バージョン 8.0 以降の、次の 3 タイプのデバッグ構成のいずれかから開始できます。

  • リモートでコンパイルされたアプリケーション
  • リモート・コア・ファイル
  • リモート・プロセス

手順

  1. サポートされるタイプの既存のデバッグ構成を編集するか、新しいデバッグを作成します。
  2. 「チーム」タブを選択します。
  3. チェック・ボックス「チーム・デバッグ・セッションとして開始 (Start as Team Debug session)」を選択します。
  4. チーム・デバッグ・セッションをホストする Rational Team Concert サーバーを選択します。
  5. Rational Team Concert サーバーがコンパイル型言語デバッグ接続を listen しているポート番号を入力します。

タスクの結果

「チーム」タブ

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