概要ページの使用

ビルド仕様エディターの概要ページでは、ビルド仕様の要約が示されていて、 コマンド・セットに使用したり依存関係として使用したりする他のプロジェクトへの参照を定義することや、 このビルド仕様全体で使用する変数値を定義することができます。

概要ページには、「プロジェクト参照」セクション、「プロジェクト変数」セクション、および「要約」セクションという 3 つのセクションがあります。

「プロジェクト参照」セクション

「プロジェクト参照」セクションには、プロジェクト参照を定義して、そのプロジェクト参照に順序を付けるためのフォームがあります。 プロジェクト参照には、以下の 2 種類があります。
  • コマンド・セットを使用するためにワークスペース内の他のプロジェクトを参照できます。
  • チーム・ビルドの実行時に、他のプロジェクトを参照して、このプロジェクトの前に他のプロジェクトがビルドされるようにすることができます。 そのようなプロジェクトはローカル・ワークスペースに含まれていなくてもかまいませんが、 リポジトリー内のチーム・ビルド・ワークスペースには入っていなければなりません。 前提条件プロジェクトを検索するには、リポジトリー接続が必要となるため、現行プロジェクトがあらかじめ共有されていなければなりません。

プロジェクト参照を追加するには、「プロジェクト参照」セクションを開いて「追加」ボタンをクリックします。 これによって、新規プロジェクト参照が作成されてリストに追加されます。 必要に応じて、右側にあるフォームでプロジェクト参照を編集します。 ドロップダウン・リストを使用すれば、ワークスペースにあるプロジェクトを表示できます。

プロジェクト参照を除去するには、プロジェクト参照を選択して「除去」ボタンをクリックします。

リストにおけるプロジェクト参照の順序は、このプロジェクトが依存するプロジェクトにとって重要です。 そのようなプロジェクトは、ここに指定されている順序でこのプロジェクトより前にビルドされます。 順序を変更する場合は、移動するプロジェクトを選択して、「上へ」ボタンまたは「下へ」ボタンをクリックします。

「プロジェクト変数」セクション

このビルド仕様全体で使用される変数は、プロジェクト変数テーブルで定義できます。 この変数は、ビルダーによって参照されるコマンド・セットで直接使用できます。 この変数に対して値を定義するには、ストリングを入力します。 このストリングでプロパティーを使用すれば、 デベロッパー・ビルドの実行依頼時にこのビルド仕様の外で設定される値を参照したり、 チーム・ビルドの実行依頼時にビルド定義の中で設定される値を参照したりできます。 プロパティーの形式は ${property-name} です。

「要約」セクション

概要ページの「要約」セクションには、 このビルド仕様で定義されているビルダーに関する情報と、他のプロジェクトから定義およびインポートされるコマンド・セットに関する情報が表示されます。

詳しくは、Jazz™.net を参照してください。


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