STARTING 句

STARTING 句は、可変開始行キーワードを使用するレコード形式の 開始行番号を指定します。この句は、ディスプレイ装置についてのみ有効です。

フィールドが始まる実際の行番号は、次の式によって求めることができます。

    実際の行 = 開始行 + DDS 開始行 - 1

ここで、
  • 実際の行は、実際の行番号
  • 開始行は、プログラム内で指定された開始行番号
  • DDS 開始行は、データ記述仕様用紙の桁 39 ~ 41 に指定された行番号
以下の場合は、書き込み操作が正常に行われます。
  • 上記の式の結果が正であり、ワークステーション画面の行数以下である。
  • STARTING 句に指定された値が 0 である。この場合は、値 1 が想定されます。
以下の場合は、書き込み操作が失敗し、プログラムが終了します。
  • 上記の式の結果がワークステーション画面の行数より大きい。
  • STARTING 句に指定された値が負である。

STARTING 句に指定された値が画面区域内にある場合、画面区域の外側のフィールドは無視されます。

STARTING 句のリテラル-3 は数字リテラルでなければなりません。 ID-4 は基本数字項目でなければなりません。

STARTING 句を使用するには、書き込まれる形式について、DDS レコード・レベル・キーワード SLNO(*VAR) を指定しなければなりません。 レコード形式でこのキーワードが指定されていない場合、STARTING 句は実行時に無視されます。

DDS キーワード CLRL も STARTING 句に影響を与えます。 CLRL は、WRITE ステートメントの実行時に画面がどの程度消去されるかを制御します。

SLNO(*VAR) および CLRL について詳しくは、「IBM® i Information Center」(Web サイト http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/) 内のカテゴリー『データベースおよびファイル・システム』のセクション『DB2® for i』を参照してください。