基本移動

基本移動とは、受け入れ項目が基本項目であり、送り出し項目が基本項目またはリテラルである場合の移動のことです。 移動時には、データの内部表現をある形式から別の形式に変換する処理が行われます (必要であれば)。 また、このときに、受け入れ項目内で指定された編集、または受け入れ項目によって暗黙指定された編集解除が実行されます。

編集解除 は、数字編集データ項目からすべての編集文字を論理的に取り除き、 その項目の未編集数字を判別することです。

IBM Extension

IBM Extension 編集解除は、日時クラスにも起こります。 このケースでは、すべての分離文字と数字でない変換指定子はすべて日時項目から取り除かれ、結果として数字になります。 End of IBM Extension

End of IBM Extension
各基本項目は次のカテゴリーの 1 つに属します。
  • 英字 - 英字データ項目および表意定数 SPACE が含まれます。
  • 英数字 - 英数字データ項目、非数字リテラル、および SPACE を除くすべての表意定数が含まれます。 (表意定数 ZERO は、英数字項目または英数字編集項目へ移動される場合に限って、英数字として扱われます。)
  • 英数字編集 - 英数字編集データ項目が含まれます。
  • 数字 - 数字データ項目、数字リテラル、および表意定数 ZERO が含まれます。 (表意定数 ZERO は、数字項目または数字編集項目へ移動される場合に限って、数字として扱われます。)
  • 数字編集 - 数字編集データ項目が含まれます。
IBM Extension
IBM Extension
  • 浮動小数点 - 内部浮動小数点項目 (USAGE COMP-1 または USAGE COMP-2 として定義)、外部浮動小数点項目 (USAGE DISPLAY として定義)、および浮動小数点リテラルが含まれます。
  • ブール - ブール・データ項目およびブール・リテラルが 含まれます。
  • DBCS - DBCS データ項目および DBCS リテラルが含まれます。
  • 変更の始まり国別 - 国別データ項目および国別リテラルが含まれます。変更の終わり
  • 日時— 日時クラスの日付、時刻、お よびタイム・スタンプのデータ項目が含まれます。日時データ項目は、USAGE DISPLAY または PACKED-DECIMAL として定義されます。
End of IBM Extension
End of IBM Extension

次の規則は、有効な基本移動を実行する場合の概略です。受け入れ項目別に示します。