RPG IV の仕様書タイプ

変更の始まりRPG IV プログラムにコーディングすることができるソース・レコードには、メイン・ソース・セクション、サブプロシージャー・セクション、およびプログラム・データ・ セクションの 3 つのグループがあります。メイン・ソース・セクションには、 モジュール内の H、F、D、I、C、および O 仕様書からなる最初のセット、または、自由形式でそれらに相当するものが 含まれます。制御仕様書で MAIN または NOMAIN が指定されている場合、このセクションにはサイクル・メイン・プロシージャーは含まれません。 したがって、いかなる実行可能演算も含むことができません。 キーワード MAIN または NOMAIN が指定されていない場合、ここには独立型プログラムまたはサイクル・メイン・プロシージャーに相当するものが入ります。 すべてのモジュールに、サブプロシージャーのコーディングの有無にかかわらず 、メイン・ソース・セクションが必要です。変更の終わり

サブプロシージャー・セクションには、 モジュール内でコーディングされるすべてのサブプロシージャーを定義する仕様書が含まれます。プログラム・データ・セクションには、コンパイル時に指定されるデータが入っているレコードが含まれます。

変更の始まりRPG IV 言語は、位置に依存するコードと自由形式のコードの混合から構成され ます。 キーワード (制御、ファイル記述、定義、およびプロシージャー) をサポートす る仕様書によって、キーワード・フィールドに自由形式を使用することができます。 制御ステートメントファイル記述ステートメント定義ステートメント、および プロシージャー・ステートメントでは、完全に自由形式の仕様書が許可されます。 完全に自由形式の仕様書は、 拡張演算項目 2 をサポートする演算コードが指定された演算ステートメントにも許可されます。 自由形式の演算ステートメントを参照してください。 それ以外の場合、RPG IV 記入項目は位置が固定されています。これを表すために、RPG IV コードのそれぞれの例示は、最上部に横方向のス ケールを付けたリスト形式になっています。変更の終わり

以下の図は、各グループに記入することができるソース・レコードのタイプとその順 序を示しています。

ご注意

RPG IV ソースは、表 1 に示されている順序でシステムに入力しなければなりません。 どの仕様タイプが欠けていてもかまいませんが、メイン・ソース・セクションからの少な くとも 1 つの仕様タイプが存在していなければなりません。

変更の始まりファイル記述仕様と定義仕様を混在させることができます。変更の終わり

表 1. RPG IV ソース・プログラム中のソース・レコードとその順序
ソース・セクション 仕様書の順序
メイン・ソース・セクション

変更の始まり      H     制御
      F、D   ファイル記述および定義
      I     入力
      C     演算
      O     出力   変更の終わり

サブプロシージャー・セクション

変更の始まり(プロシージャーごとに繰り返す)    
      P     プロシージャー
      F、D   ファイル記述および定義
      C     演算
      P     プロシージャー             変更の終わり

** 形式を使用する場合のプログラム・データ

      **
         ファイル変換レコード
      **
         代替照合順序レコード
      **
         コンパイル時配列およびテーブル・データ

**TYPE 形式を使用する場合のプログラム・データ

   (任意の順序で指定)      
      **CTDATA ARRAY1
            コンパイル時配列データ
      **FTRANS
               ファイル変換レコード
      **CTDATA TABLE2
               コンパイル時テーブル・データ
      **ALTSEQ
               代替照合順序レコード
      **CTDATA ARRAY3
               コンパイル時配列データ