変数のインスペクション

IBM® Debugger には、プログラム内の変数に容易にアクセスできるようにする「変数」ビューが用意されています。このビューでは、変数を監視および編集することができます。

このタスクについて

スレッドが中断すると、スレッドの一番上のスタック・フレームが自動的に選択されます。 スタック・フレームが選択されると、 そのスタック・フレームの可視変数が「変数」ビューに表示されます。 複雑な変数は展開して、その変数を構成するエレメントを表示できます。

注: C および C++ は、 配列および構造体の 1 行の集約表示 (配列の最上位ノードに下位エレメントの値を表示する) を サポートしています。

「変数」ビューで変数値を変更するには、 「値」列にある変数の値をクリックしてからインラインで値を変更するか、 または、以下のステップを実行します。

手順

  1. 編集する変数を右クリックし、ポップアップ・メニューから 「値の変更」を選択します。
  2. 表示されたダイアログで、変数値を変更します。
  3. 「OK」をクリックします。
  4. 変数値が変更されたことを示すため、 そのインディケーターの横にデルタ・シンボルが表示されます。変更の影響を受けた他のすべての変数にも、そのインディケーターの横にデルタ・シンボルが表示されます。

タスクの結果

「変数」ビューは、選択されたスタック・フレームのすべての変数を 表示します。現在のスコープ内の変数が動的に表示され、 変数は、プログラムがステップされるか再開されると、表示されたり表示されなくなったりします。「変数」ビューを 使用する代わりに、「モニター」ビューで変数をモニターできます。その場合、 デバッガーは変数の値を常に表示します (値を取得できる場合)。一度に 1 つ以上の変数を表示し、検査するには、 変数 (複数可) を右クリックして、ポップアップ・メニューから 「ローカル変数のモニター」を選択し、「モニター」ビューで変数を処理します。

デバッグする言語に基づいて、 一定の変数のみが表示されるように「変数」ビューをフィルター操作できます。これを行うには、「変数」ビューで右クリックして、「ローカルのフィルター」サブメニューから項目を選択します。

注: 「ローカルのフィルター」サブメニューで使用できるフィルター・オプションは、デバッグしている言語によって異なります。フィルター・オプションについては、 関連トピックを参照してください。

フィードバック