リンケージ・セクション
リンケージ・セクションは、CALL ステートメントを介して別のプログラムから使用可能にされるデータを記述します。
また、このセクションは、ADDRESS OF 特殊レジスターを使ってアクセスされるデータの形式を記述するのにも使えます。
例えば、リンケージ・セクション項目用の ADDRESS OF 特殊レジスターを、ILE のバインド可能 API を使って動的に割り振られるデータに設定できます。
- レコード記述記入項目
- 詳細は、ファイル・セクションを参照してください。
- データ項目記述記入項目
- 詳細は、作業用ストレージ・セクションを参照してください。
リンケージ・セクションのレコード記述記入項目とデータ項目記述記入項目は、データ項目の名前と記述を提供しますが、ストレージは提供しません。 データ域は別の場所にあるので、ストレージはプログラム内に予約されません。 タイプ名は LINKAGE SECTION で定義できます。
リンケージ・セクションでは任意のデータ記述文節を使用して項目を記述できますが、次のような例外があります。
- VALUE 文節は、
レベル 88 の項目以外の項目に対して指定してはなりません。
IBM Extension
IBM Extension リンケージ・セクションでレベル 88 以外の項目に VALUE 文節を指定すると、それはコメントとして取り扱われます。 End of IBM Extension
End of IBM Extension - EXTERNAL 文節は、リンケージ・セクションに指定することはできません。
- GLOBAL 文節は、リンケージ・セクションに指定することはできません。
- IBM ExtensionIBM Extension GLOBAL 文節は、レベル番号 01 のときリンケージ・セクションのデータ名または条件名に指定できます。 リンケージ・セクションのデータ項目に GLOBAL を指定すると、組み込まれたソース・プログラムは、データ項目名でその項目を直接参照できます。 LINKAGE セクションのコーディングについて詳しくは、 「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」を参照してください。 End of IBM ExtensionEnd of IBM Extension
注: グループ項目 (テーブルを含む) には、最大 16 711 568 バイトが許されます。