EXTERNAL 文節
EXTERNAL 文節は、データ項目に関連したストレージを、実行単位内の特定のプログラムにではなく、実行単位に関連付けることを指定します。
EXTERNAL 文節 - 形式 >>-+----+--EXTERNAL-------------------------------------------->< '-IS-'
外部データ項目は、実行単位にあってしかもデータ項目を記述した任意のプログラムから参照できます。 データ項目の別々の記述を使ってさまざまなプログラムから外部データ項目を参照しても、常に同一のデータ項目を対象とします。 1 つの実行単位では、外部データ項目は 1 回しか現れません。
EXTERNAL 文節は、作業用ストレージ・セクションの 01 レベル記入項目に、またはファイル記述記入項目に指定できます。 同一のデータ部に同一のデータ名の付いた 2 つのデータ記述記入項目があると、そのうち 1 つの項目にしか EXTERNAL 文節を入れられません。 外部データ・レコード内の指標名、条件名、および名前変更 (レベル 66) 項目は EXTERNAL 属性を持ちません。
データ名文節で指定されたレコードに含まれるデータは、外部データであり、そのデータを記述し、オプショナルで再定義する実行単位内の任意のプログラムからアクセスしたり処理したりできます。
このデータには、次のような規則が適用されます。
- 実行単位内の複数のプログラムが同一の外部データ・レコードを記述するときは、それに関連したレコード記述記入項目のすべてのレコード名は同一でなければならず、それらのレコードは同一数の標準データ・フォーマット文字を定義しなければなりません。 しかし、外部レコードを記述するプログラムには、その外部レコード全体を再定義する REDEFINES 文節を含めたデータ記述記入項目を入れることができ、 その全体の再定義は、実行単位内の他のプログラムと同様に行う必要はありません。
- EXTERNAL 文節を使用しても、それに関連したデータ名がグローバル名であることを意味しません。
- EXTERNAL 文節を含むか、またはこの文節を含む記入項目に従属するデータ記述記入項目に、VALUE 文節を使ってはなりません。 そのようなデータ記述記入項目に関連した条件名記入項目には、VALUE 文節を指定できます。
- TYPEDEF 文節は EXTERNAL 文節と同じデータ記述記入項目に指定することはできません。
詳しくは、データ参照と名前の有効範囲を参照してください。
