コミットメント制御の有効範囲

コミットメント制御が STRCMTCTL コマンドを使用して開始された時には、 システムはコミットメント定義を作成します。 コミットメント定義には、そのジョブ内のコミットメント制御下で変更中の資 源に関係する情報が入っています。 各コミットメント定義は、STRCMTCTL コマンドを出したジョブにだけ知らされ 、ENDCMTCTL コマンドを出した時に終了します。

コミットメント定義の有効範囲は、ジョブ内でそのコミットメント定義を使用 するプログラムを示します。 コミットメント定義は、活動化グループ・レベルまたはジョブ・レベルまで拡 大することができます。

コミットメント定義のデフォルトの有効範囲は、STRCMTCTL コマンドを出した プログラムの活動化グループ、すなわち活動化グループ・レベルです。 その活動化グループ内で実行するプログラムだけが、そのコミットメント定義 を使用します。 OPM は、*DFTACTGRP コミットメント定義を使います。ILE プログラムは、関連する活動化グループを使います。

STRCMTCTL コマンドのコミットメントの有効範囲 (CMTSCOPE) パラメーターに コミットメント定義の有効範囲を指定します。 ILE 内のコミットメント制御の有効範囲の詳細については、「ILE 概念」で『データ管理の有効範囲』を参照してください。