ウォッチ条件の設定および除去

プログラムの実行時に、式または変数の現行値が変更されるかどうかをモニ ターするためには、ウォッチ条件を使用します。 ウォッチ条件の設定は、条件付きブレークポイントの設定とほぼ同じですが、 次のような重要な相違点が 1 つあります。
  • ウォッチ条件では、ウォッチされている式または変数が現行値から変更されると、ただちに プログラムが停止します。
  • 条件付きジョブ・ブレークポイントがプログラムを停止させるのは、変数が条件で指定 された値に変わる場合に限られます。
デバッガーは、ウォッチ条件の設定時に算出される記憶域の アドレスの内容によって、式または変数を ウォッチします。 記憶域アドレスの内容が、ウォッチ条件が設定された時、または 最後のウォッチ条件が発生した時の値から変わった時に プログラムは停止します。
注: ウォッチ条件が登録された後、ウォッチされている記憶域の位置における新しい内容が、 対応する式または変数の新しい現行値として保管されます。 ウォッチされている記憶域の位置の新しい内容がそれ以降に変更されると、 次のウォッチ条件が登録されます。