データ構造名の修飾
キーワード QUALIFIED は、データ構造のサブフィールドが修飾表記を使用して参照されることを示します。これは、データ構造のサブフィ
ールドが、データ構造名と、その後にピリオドとサブフィールド名を指定することによってアクセスを許可します (例 DS1.FLD1)。QUALIFIED
キーワードを使用しない場合、サブフィールド名は未修飾のままとなります (例 FLD1)。QUALIFIED
が使用される場合、サブフィールド名は次のいずれか 1 つを使用して指定することができます。
- 「単純修飾名」は形式が「A.B」となる名前です。 単純修飾名は、ファイルおよび定義仕様書、 入力仕様および出力仕様のフィールド名項目、固定形式演算仕様書の演算項目 1、演算項目 2、および結果フィールド項目 (つまり dsname.subf) の キーワードに対する引数として使用できます。 完全修飾名の要素間にスペースを入れることはできますが、 単純修飾名では入れることはできません。
- 「完全修飾名」は、任意のレベルの数に修飾と指標付けが行われている名前です (例 「A(X).B.C(Z+17)」)。 完全修飾名は、ほとんどの自由形式の演算仕様書またはすべての拡張 演算項目 2 記入項目で使用できます。これには、自由形式演算でコード化されている命令コード CLEAR および DSPLY が含まれます。
さらに、任意レベルの指標付けおよび修飾を使用できます。たとえば、プログラマーは ds(x).subf1.s2.s3(y+1).s4 を 式の中のオペランドとしてコーディングできます。 QUALIFIED キーワードの使用の詳細については、QUALIFIEDを 参照してください。
自由形式演算仕様書でコーディングされる場合、完全修飾名は命令コード CLEAR および DSPLY の結果フィールド・オペランドとして 指定することができます。式は、命令コード DSPLY の演算項目 1 および演算項目 2 オペランドとして使用できますが (自由形式 演算仕様書でコーディング)、オペランドが完全修飾名よりも複雑である場合には、式は括弧で囲む必要があります。