ソース・デバッグ用のプログラムの作成
この例では、ソース・デバッガーを使ってデバッグできるよう、プログラム
EMPRPT を作
成します。CRTBNDRPG または CRTRPGMOD のどちらかの DBGVIEW パラメーターが
コンパイルの間にどのタイプのデバッグ・データを作成するかを決定します。このパラメーターには必要なビューを選択できる 6 個のオプションが
あります。
- *STMT — コンパイラー・リストを使用して、変数を表示し、ステートメント 位置への停止点の設定を可能にする。 このビューでは、ソース・ステートメントは表示されません。
- *SOURCE — 入力ソース・ステートメントと同一のビューを作成する。
- *COPY — ソース・ビューおよび任意の /COPY メンバーのソースを含む ビューを作成する。
- *LIST — コンパイラー・リストと同様のビューを作成する。
- *ALL — 上記のすべてのビューを作成する。
- *NONE — デバッグ・データを作成しない。
EMPRPT のソース・ステートメントは 図 2 に示されています。
- オブジェクトを作成するには、以下のとおり入力してください。
CRTBNDRPG PGM(MYLIB/EMPRPT) DBGVIEW(*SOURCE) DFTACTGRP(*NO)プログラムはそれが基礎になっているソース・メンバーと同じ名前、すなわち EMPRPT のライブラリー MYLIB に作成されます。 デフォルトに より、QILE という名前のデフォルトの活動化グループで実行す るということに注意してください。 このプログラム・オブジェクトはソース・ビューを使ってデバッグすることができ ます。
- プログラムをデバッグするには、以下のとおり入力してください。
STRDBG EMPRPT図 1 は、上記のコマンドを入力したあとで表示される画面です。
図 1. EMPRPT 用のモジュール・ソースの表示画面モジュール・ソースの表示 プログラム : EMPRPT ライブラリー: MYLIB モジュール: EMPRPT 1 *==============================================================* 2 * MODULE NAME: EMPRPT 3 * RELATED FILES: EMPMST (PHYSICAL FILE) 4 * QSYSPRT (PRINTER FILE) 5 * DESCRIPTION: This program prints employee information 6 * from the file EMPMST. 7 *==============================================================* 8 FQSYSPRT O F 80 PRINTER 9 FEMPMST IP E K DISK 10 11 D TYPE S 8A 12 D EMPTYPE PR 8A 13 D CODE 1A 14 15 IEMPREC 01 続く... デバッグ _________________________________________________________________ _______________________________________________________________________________ F3=終了プログラム F6=停止点の追加/消去 F10=ステップ F11=変数の表示 F12=再開 F17=変数監視 F18=監視の処理 F24=キーの続きユーザーは、この画面 (モジュール・ソースの表示画面) からデバッグ・コマンド を入力して、フィールド値の表示および変更を行ったり、デバッグ中のプロ グラムの流れを制御するために停止点を設定することができます。
デバッグの詳細については、プログラムのデバッグを参照してください。