無条件ジョブ・ブレークポイントの設定例

この例では F6 (ブレークポイントの追加/消去) を使って、無条件ジョブ・ブレークポイントを設定 します。ブレークポイントは最初の実行可能な演算仕様書に設定されるので、各種のフィールドおよび データ構造を表示することができます。
  1. モジュールを処理するためには、DSPMODSRC を入力して、実行キ ーを押してください。 「モジュール・ソースの表示」画面が表示されます。
  2. 表示されたモジュールでジョブ・ブレークポイントを設定したいときは 、ステップ 3 を続けます。別のモジュールでジョブ・ブレークポイントを 設定したいときは、
    DISPLAY MODULE module-name
    とデバッグ・コマンド行で入力します。ここで、module-name は 表示したいモジュールの名前です。
  3. 最初の演算仕様書で無条件ブレークポイントを設定するために、カーソル を行 88 に置いてください。
  4. F6 (ブレークポイントの追加/消去) キーを押してください。 行 88 にブレークポイントがなければ 、図 1 に示すように、無条件ブレークポイントがその行に設定されます。 その行に ブレークポイントがある場合には、除去されます。
    注: 最初の 演算仕様書でブレークポイントが必要なのですから、カーソルを 演算仕様書の開始前のいずれかの行に位置付けることもでき、 行 88 は最初の実行可能ステートメントであるためにブレークポイントは その行に設定されることになります。
    図 1. 無条件ジョブ・ブレークポイントの設定
                                 モジュール・ソースの表示
     プログラム :   DEBUGEX        ライブラリー:   MYLIB          モジュール:   DBGEX
         84        *-------------------------------------------------------------------
         85        * 'A' をデータ構造 DS2 に転送します。転送後、DS2 の
         86        * 最初のオカレンスには 10 桁の 'A' が入っています。
         87        *-------------------------------------------------------------------
         88       C                   MOVE      *ALL'a'       DS2
         89
         90        *-------------------------------------------------------------------
         91        * DS2 のオカレンスを 2 に変更して、'B' を DS2 に転送すると
         92        * 最初の 10 バイトが 'A' になり、次の 10 バイトが 'B' になります。
         93        *-------------------------------------------------------------------
         94       C     2             OCCUR     DS2
         95       C                   MOVE      *ALL'b'       DS2
         96
         97        *-------------------------------------------------------------------
         98        * FLD1A は FLD1 のオーバーレイ・フィールドです。FLD1 は 'ABCDE' に
                                                                          続く...
     デバッグ     _________________________________________________________________
    _______________________________________________________________________________
     F3=終了プログラム  F6=停止点の追加/消去   F10=ステップ        F11=変数の表示
     F12=再開            F17=変数監視   F18=監視の処理   F24=キーの続き
     停止点が行 88 に追加されました。 
  5. ブレークポイントが設定されたら、F3 (終了) キーを押して「モジュール・ソース 表示」画面を終了してください。ブレークポイントは除去されません。
  6. プログラムを呼び出してください。ブレークポイントに達するとプログラムは停止し、 ブレークポイントのある行が強調表示されて、「モジュール・ソースの表示」画面が 再び表示されます。この時点で、プログラムをステップスルーするか、あるいは処理を再開するこ とができます。