INVALID KEY 条件
INVALID KEY 条件は、START、READ、WRITE、 REWRITE、または DELETE ステートメントの実行中に発生することがあります。
(条件の発生理由の詳細は 手続き部のステートメントを参照してください。)
無効キー条件が発生すると、その条件を引き起こした入出力ステートメントは正常に実行されません。
無効キー条件が入出力操作の後に存在している場合、以下の処置がとられます。
- 該当するファイル状況文節 (該当する USE プロシージャーではない) が存在している場合は、ファイル状況は変更され、制御がプログラムに戻されます。
- INVALID KEY 句が指定されている場合には、その句の命令ステートメントに制御が渡されます。
- ファイルに明示または暗黙の EXCEPTION/ERROR プロシージャーが指定されている場合は、それが実行されます。 そのようなプロシージャーが指定されていない場合には、結果は予測できません。
- ファイル状況文節、USE プロシージャー、またはエラー処理の INVALID KEY 句が存在しないときは、 実行時メッセージが出されて、プログラムを終了させるかプログラムに戻るかのオプションがユーザーに与えられます。
入出力操作の後に無効キー条件が存在しない場合、指定された INVALID KEY 句は無視され、次の処置がとられます。
- 無効キー条件ではない例外条件が存在する場合、制御は、USE AFTER EXCEPTION プロシージャーが実行された後に、USE ステートメントの規則に従って転送されます。
- 例外条件が存在しない場合には、NOT INVALID KEY 句に指定される入出力ステートメントまたは命令ステートメントの終わりにこれらが指定されれば、 制御が転送されます。
エラー処理および INVALID KEY 句の役割について詳しくは、 「IBM® Rational® Development Studio for i: ILE COBOL プログラマーの手引き」の例外処理およびエラー 処理に関する章を参照してください。