相対ファイル

相対ファイルは、次の装置タイプから読み取ることができます。
  • DISK
  • DATABASE

相対ファイルは、順次ランダム、または動的アクセス・モードで読み取ることができます。

相対ファイルが順次アクセス・モードで読み取られるときには、READ ステートメントによって使用可能となるレコードは、次のように判別されます。
  • ファイル位置標識が START または OPEN ステートメントの処理によって設定された場合には、 ポインターによって指し示されているレコードが使用可能になります (それが、ファイル位置標識によって示されているパスを介してアクセスできる場合)。 そのレコードがアクセス可能でなくなっている (例えば、レコードの削除が原因で) 場合には、現行レコード・ポインターがファイル内に存在する次のレコードを指し示すように更新されます。 次に、そのレコードが使用可能となります。
  • ファイル位置標識が前の READ ステートメントの処理によって設定された場合には、 ファイル位置標識がファイル内に存在する次のレコードを指し示すように更新されます。 次に、そのレコードが使用可能となります。

このファイルに対して RELATIVE KEY 句が指定されている場合には、READ ステートメントの処理によって、RELATIVE KEY データ項目が、使用可能にされるレコードの相対レコード番号を示すように更新されます。

相対ファイルがランダム・アクセス・モードで読み取られるときには、RELATIVE KEY データ項目に入っている相対レコード番号を持つレコードが使用可能になります。 ファイル内にそのようなレコードがない場合には、INVALID KEY 条件が発生し、READ ステートメントの処理は正常に行われません。