レコード様式の名前変更

外部記述ファイルに指定できる多くの機能 (CHAIN 命令など) は、ファイル名 またはレコード様式名のいずれかに作用します。 プログラム中のファイル名および非修飾レコード様式名は、それぞれ固有の記号名でなければなりません。ファイルが修飾されており、レコード様式が filename.fmtname という様式で指定される場合、様式の名前はプログラム内で固有である 必要はありません。

レコード様式名を変更するためには、図 1 に 示すように外部記述ファイルのファイル仕様書に RENAME キーワードを使用してください。 形式は RENAME(古い名前 :新しい名前) です。 ファイルが修飾されている場合でも、 RENAME キーワードが付いた名前の修飾様式は使用しないということを覚えておいてください。

図 1. 外部記述ファイル中のレコード様式名に対する RENAME キーワード
*.. 1 ...+... 2 ...+... 3 ...+... 4 ...+... 5 ...+... 6 ...+... 7 ...+... *
FFilename++IPEASFRlen+LKlen+AIDevice+.Keywords+++++++++++++++++++++++++++++
FITMMSTL   IP   E           K DISK    RENAME(ITEMFORMAT:MSTITM)
 *

RENAME キーワードは一般的に、プログラムに同じレコード様式名をもつ 2 つのファイルが含まれている場合に、 使用されます。図 1 では、外部記述ファイル ITMMSTL の レコード様式 ITEMFORMAT がこのプログラムで使用するために MSTITM に名前が変更されています。 同じ名前を持つ、異なるファイルからのレコード様式が存在するという問題の 他の解決策としては、 QUALIFIED キーワードを使用して、修飾されているようにファイルを定義します。修飾ファイルのレコード様式は、 filename.formatname という様式で指定され、様式名がプログラム内の他の名前と同じであっても 問題はありません。