ADVANCING 句

ADVANCING 句は、ページ上の出力レコードの位置決めを制御します。 この句は、装置タイプ PRINTER にのみ適用されます。次の規則が適用されます。
  1. BEFORE ADVANCING 句を指定した場合には、 ページ送りの前に行 が印刷されます。
  2. AFTER ADVANCING 句を指定した場合には、 ページ送りの後で行 が印刷されます。
  3. ID-2 を指定した場合には、ID-2 の現行値と等しい行数だけページ送りが行われます。 ID-2 は整数データ項目でなければなりません。
  4. 整数-1 を指定した場合には、整数-1 の値と等しい行数だけページ送りが行われます。
  5. 整数-1、または ID-2 の値はゼロにすることもできます。
  6. 簡略名を指定した場合には、システム特有の処置が 取られます。簡略名は、SPECIAL-NAMES 段落の環境名-1 と等価にする必要があります (有効な環境名は 表 1 にリストされています)。簡略名として使用できる値の詳細は SPECIAL-NAMES 段落を参照してください。
  7. PAGE を指定した場合には、 装置が次の論理ページに位置付けられる前 (BEFORE) または後 (AFTER) (使用されている句による) に、 レコードが論理ページに印刷されます。 使用されている装置にとって PAGE が意味をもたない場合には、BEFORE または AFTER (指定されている句による) ADVANCING 1 LINE が使用されます。

    FD 記入項目に LINAGE 文節が入っている場合には、その文節で指定されているように、 次のページの最初の印刷可能行への位置変更が行われます。 LINAGE 文節が省略されている場合には、次のページの 1 行目への位置変更が行われます。

    LINAGE-COUNTER の規則: このファイルについて LINAGE 文節が指 定されている場合は、関連する LINAGE-COUNTER 特殊レジスターが、 WRITE ステートメントの実行時に次の規則に従っ て変更されます。
    1. ADVANCING PAGE が指定されている場合には、LINAGE-COUNTER が 1 にリセットされます。
    2. ADVANCING ID-2 または整数-1 が指定されている場合には、LINAGE-COUNTER が ID-2 または整数-1 内の値だけ増やされます。
    3. ADVANCING 句が省略されている場合には、LINAGE-COUNTER が 1 だけ増やされます。
    4. 装置が新しいページの最初の使用可能行に位置変更されると、LINAGE-COUNTER が 1 にリセットされます。

この句が省略される場合には、AFTER ADVANCING 1 LINE が書かれている場合と同様に、自動的な行送りが行われます。