外部記述ファイルの定義
DDS を使用して IBM® i システムに対してファイルを記述することができます。 ファイル中の各レコード・タイプは、固有のレコード様式名によって識別され ます。
ファイル仕様書の 22 桁目の E の指定は、外部記述ファイルであることを指示し ます。 E の指定は、プログラムがコンパイルされる時に、ファイルの外部記述が システムから検索されることをコンパイラーに指示します。
- ファイル・タイプなどのファイル情報、アクセス方法 (キーまたは相対レコード番号による) などのファイル属性
- レコード様式名およびフィールド記述 (名前、位置、および属性) を 含むレコード様式記述
コンパイラーが外部記述から検索する情報は、ソース・メンバーのコンパイル時に CRTRPGMOD または CRTBNDRPG コマンドに OPTION(*EXPDDS) が指定されている 限り、コンパイラー・リストに印刷されます(これらの両方の コマンドのデフォルト値は OPTION(*EXPDDS) です)。
ファイルが QUALIFIED キーワードで定義されている場合、 ファイルの定義に使用されるキーワード内の様式名を指定する場合を除き、 様式名はプログラム内で filename.formatname の様式で指定されます。 例えば、プログラム内でファイルに MYFILE という名前が付けられ、 FMT1、FMT2、および FMT3 の様式を持つと想定します。FMT3 を NEWFMT3 に名前変更する場合、RENAME(FMT3:NEWFMT3) を指定し、 FMT2 を無視する場合、IGNORE(FMT2) を指定します。計算中または LIKEREC キーワードの指定時に、名前 MYFILE.FMT1 および MYFILE.NEWFMT3 の修飾様式を使用します。
次の項では、ファイル仕様書を使用してレコード様式を名前変更または無視す る方法、および入力仕様書と出力仕様書を使用して外部記述を変更する方法に ついて説明します。 入力および出力仕様書は、グローバルな外部記述ファイルの場合には任意指定であり、サブプロシージャー内の外部記述ファイルまたは修飾ファイルでは使用できないことに注意してください。