IBM Extension
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GIVING/RETURNING 句
GIVING/RETURNING 句は、リンケージ・タイプのプログラムを使用して呼び出されたプログラムには使用できません。
GIVING と RETURNING は同等です。
- ID-4
- DATA DIVISION で定義しなければならない RETURNING データ項目。
呼び出し先プログラムの戻り値は、ID-4 に暗黙に保管されます。
ID-4 を参照変更することはできません。
ID-4 は、日時データ項目にすることができます。
- ADDRESS OF 特殊レジスター
- この特殊レジスターについては ADDRESS OF 特殊レジスター ページを参照してください。
値を戻す ILE プロシージャーへの呼び出しに RETURNING 句を指定できます。
COBOL サブプログラムへの CALL に RETURNING 句を指定する場合、以下のことを行います。
- 呼び出し先サブプログラムは、その PROCEDURE DIVISION ヘッダーに RETURNING 句を指定しなければなりません。
- ターゲット・プログラムにおける ID-4 および対応する PROCEDURE DIVISION RETURNING ID は、 同じ数の文字位置をもっていなければならず、また同じ USAGE と SIGN 文節およびカテゴリーのものでなければなりません。 ID-4 が TYPE 文節を使用して定義された場合は、呼び出し先プログラムの PROCEDURE DIVISION ヘッダーの GIVING/RETURNING 句で参照される項目も、TYPE 文節を使用して定義しなければなりません。 すなわち、両 TYPE 文節において、同一タイプ名を参照する必要があります。 制御が呼び出し側プログラムに戻ると、ID-4 または特殊レジスターのその ADDRESS は、戻り値を含みます。
EXCEPTION または OVERFLOW が生じると、ID-4 は変更されません。
RETURNING 句の存在は、RETURN-CODE 特殊レジスターの設定には影響しません。
CALL ステートメントの RETURNING/GIVING 句で参照される項目には、TYPE 句を入れることはできません。
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