z/OS アプリケーションに関するコード・カバレッジの実行

コード・カバレッジを実行すると、コンパイル済み言語アプリケーションをテスト・ケースがどの程度効率的に実行しているかを調べることができます。 その際、テスト・ケースで実行されたコード内の行のパーセンテージ、および行ごとのカバレッジ詳細を示す結果が報告されます。

このタスクについて

デバッグ可能なコンパイル済み言語アプリケーションに対してはいずれも、コード・カバレッジを実行することができます。

手順

  1. デバッグ情報とともにプログラムをコンパイルします。
    注: アプリケーション内のいくつかの部分にデバッグ情報がない場合、デバッグ情報のあるアプリケーションの部分だけがコード・カバレッジ・レポートに含まれます。
  2. アプリケーションの起動 JCL を変更して、AQE_STARTUP_KEY または EQA_STARTUP_KEY 環境変数を含めます。 この変数の値は CC,<programName> という形式でなければなりません。 例えば、以下の JCL コードの AQE_STARTUP_KEY 行を確認してください。
    // PARM.RUN=('/TEST(,,,TCPIP&&<IP_address_for_RDz_client>%<port_for_RDz_debug_UI_daemon>:*)')
    //******* ADDITIONAL RUNTIME JCL HERE ******
    //CEEOPTS   DD *
     ENVAR("AQE_DBG_V4LIST=//'USER.COBOL.LISTING'",
     "AQE_STARTUP_KEY=CC,PRTPRIM",
     "AQE_DBG_TRACE=/home/user/probe.trc")
    /*
    //CEEDUMP   DD SYSOUT=*
    注: この例では AQE_STARTUP_KEY 環境変数を使用しています。 Rational® Developer for System z® 統合デバッガーでは AQE で始まる環境変数が使用されます。 Debug Tool を使用している場合は、EQA 環境変数を使用してください。 JCL コードの生成については、関連リンク『ランタイム・ステップ・オプション』を参照してください。
  3. JCL を実行依頼します。 z/OS® プロジェクト・パースペクティブから JCL を実行依頼することができます。詳細情報については、『JCL の実行依頼』(http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/ratdevz/v9r0/index.jsp?topic=/com.ibm.uss.projects.doc/tasks/submittingajcl.html) を参照してください

次のタスク

コード・カバレッジ収集が「デバッグ」パースペクティブで起動しますが、コード・カバレッジ・レポートは、データ収集の完了時に現行パースペクティブで自動的に開きます。これで、コード・カバレッジ結果を表示することができます。

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