データのクラスおよびカテゴリー
ポインター、プロシージャー・ポインター、および指標データ項目を除き、COBOL プログラムで使用するほとんどのデータは、クラスとカテゴリーに分けることができます。 プログラム内の各基本項目は、すべて 1 つのカテゴリーと 1 つのクラスに属しています。 すべてのグループ項目は、その下の基本項目が別のクラスとカテゴリーに属していても、英数字クラスに属します。 表 1 に、データのクラスとカテゴリーと の関係を示します。
ある 1 つの項目のデータ・カテゴリーは、PICTURE 文字ストリング、BLANK WHEN ZERO 属性、および USAGE 属性によって決定されます。 詳細は データ・カテゴリーと PICTURE の規則を参照してください。
項目のデータ・カテゴリーは、その項目用の FORMAT 文節から判別することもできます。 FORMAT 文節は、カテゴリーの日付、時刻、およびタイム・スタンプの項目を定義します。
ブール・データは、表示画面形式および外部記述プリンター・ファイルと関連付けられた標識の値を変更したり渡したりする手段を提供する IBM® 拡張です。 ブール値の 0 は標識がオフの状況で、ブール値の 1 は標識がオンの状況です。
ブール・リテラルには単一の 0 または 1 が入り、引用符で囲まれ、しかもその直前に識別用の B が付きます。 ブール・リテラルは、B"0" または B"1" と定義されます。
ブール文字は 1 バイトを占めます。
表意定数 ZERO がブール・データ項目またはブール・リテラルと関連付けられると、それはブール・リテラル B"0" を表します。
予約語 ALL はブール・リテラルに有効です。
End of IBM Extension組み込み関数であるデータ項目はすべて基本項目であり、英数字、数字、DBCS、国別、ブール、日付、時刻、またはタイム・スタンプのカテゴリーに属し、それに対応するクラスに属します。 各組み込み関数のカテゴリーは、その関数の定義によって判別されます。