「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー

「プロジェクト・エクスプローラー」ビューには、ワークスペース内のすべてのリソース (プロジェクト、ファイル、フォルダーなど) の階層ビューが表示されます。 プロジェクトごとに、そのフォルダーおよびファイルがツリー状に表示されています。 このビューで、ファイルをエディター・ビューで開き、新しいリソースを作成し、既存のリソースを管理 (コピー、切り取り、貼り付け、移動、名前変更) し、またリソースをインポート/エクスポートすることができます。

「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで選択したファイルは、他のビューに表示される情報に影響します。

C/C++ プロジェクトの場合、以下も行うことができます。

ツールバー

ボタン 名前 説明
最小化 ビューを最小化します。
最大化 ビューを最大化します。
すべて省略 ツリー内のすべてのエレメントをトップレベル・エレメントまで省略します。
エディターにリンク アクティブ・エディターにリンクするかどうかを切り替えます。 これが有効になっていると、エディターで開かれたリソースはすべてこのビューで選択されます。
メニュー 黒い逆向きの三角形アイコンをクリックして、ビューに固有の項目のメニューを開きます。
トップレベル・エレメント
プロジェクトまたはワーキング・セットをトップレベル・エレメントとして表示するかどうかを選択します。 大きなワークスペースでは、ワーキング・セットを選択することによって、プロジェクトを簡単にグループ化できます。
ワーキング・セットの選択
ビューのワーキング・セットを選択するための「ワーキング・セットの選択 (Select Working Set)」ダイアログを開きます。
ワーキング・セットの選択解除
現行ワーキング・セットを選択解除します。
アクティブなワーキング・セットの編集
現行ワーキング・セットを変更するための「ワーキング・セットの編集 (Edit Working Set)」ダイアログを開きます。
ビューのカスタマイズ
このコマンドで、ビュー・フィルターおよびコンテンツ・モジュールのカスタマイズが可能になります。 前者によって、特定のタイプのファイルの表示を抑止することができ、後者によって、完全に新しいタイプのコンテンツをビューに表示することができます。
エディターのリンク
アクティブ・エディターにリンクするかどうかを切り替えます。 これが有効になっていると、エディターで開かれたリソースはすべてこのビューで選択されます。

コンテキスト・メニュー

コマンド 説明
新規 新しいリソースをワークスペース内に作成することができます。 数多くのタイプのリソースを作成できます。
コピー/貼り付け/削除/移動/名前変更 指定したアクションをリソースに対して実行します。
インポート/エクスポート リソースをワークスペースとの間でインポートおよびエクスポートすることができます。
プロジェクトをクリーンにする プロジェクト・プロパティーでの指定に従って、プロジェクトのクリーン・コマンドを実行します。
プロジェクトのビルド プロジェクト・プロパティーでの指定に従って、プロジェクトのビルド・コマンドを実行します。
更新 選択したリソースとその子に対する変更を検索します。 これは、ワークベンチ外でリソースを変更する場合に役立ちます。
プロジェクトを閉じる 選択した、開いているプロジェクトを閉じます。 閉じたプロジェクトは、ワークベンチによって無視されます。
無関係なプロジェクトを閉じる 選択したプロジェクトに関係のないすべてのプロジェクトを閉じます。
プロジェクトを開く 選択した、閉じているプロジェクトを開きます。 そのプロジェクトはもう一度、(ワークベンチによっても) 使用可能になります。
リモート・リコンサイラー 「リモート・リコンサイラー」コンテキスト・メニューをクリックして、ローカル・プロジェクトと 1 つ以上のリモート・ロケーションとの同期化に関連する項目のメニューを開きます。 これらのメニューで、「リモート・リコンサイラー」ビューを開くと使用可能な、また「プロジェクト・エクスプローラー」ビューからも直接使用可能なアクションを実行することができます。
<現行コンテキスト> と同期化
<現行コンテキスト> は、「リモート・コンテキスト」ビューで [現行] に設定されたリモート・コンテキストです。
ビューを更新し、プロジェクト・リソースに対するローカル変更およびリモート変更を検索します。
プッシュ/プル設定
リモート・リソースとの同期化に使用できる設定をリストします。 これらの設定は、プロジェクト設定を開き、「リモート・コンテキスト」ページを選択すると使用できますが、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューから直接使用することもできます。
自動リモート・リフレッシュの構成...
デフォルトのリモート・リフレッシュ間隔 (秒単位) は 0 に設定されています。 ゼロ設定は、自動リフレッシュが行われないことを示します。 設定を、例えば 10 に変更した場合、これはプロジェクト・リソースに対するローカルおよびリモートの変更を 10 秒ごとに探すことを指示します。
保存時にプッシュ
これを有効にすると、リソースは保存されるたびに <現行コンテキスト> にプッシュされます。
すべてのコンテキストにプッシュ
これを有効にすると、リソースは保存されるたびに、プロジェクトのすべてのコンテキストにプッシュされます。 「すべてのコンテキストにプッシュ」を有効にするには、「保存時にプッシュ」を有効にする必要があります。
ビルド時にプッシュ
これを有効にすると、プロジェクトでビルドが起動されるたびにリソースがプッシュされます。 プロジェクトの自動ビルド・オプションを設定するには、「プロジェクト」 > 「自動ビルド」設定にもチェック・マークを付けます。 「ビルド時にプッシュ」は C/C++ プロジェクトまたは IBM i プロジェクトでは使用できません。
リモート更新時にプル
リモート変更が更新されたときに、プロジェクトのリモート・ロケーションにあるすべてのファイルをプロジェクトにプルします。 ダウンロードの対象として、特定のファイル・タイプは無視されます。 これらは、リモート・リコンサイラー設定で変更することができます。 この設定では、リモート変更が更新されると、リソースは自動的に同期化されることに注意してください。 リモート変更は、以下のいずれかが起動されると更新されます。
  • 「自動リモート・リフレッシュの構成...」での設定。
  • 「リモートのリフレッシュ」右クリック・メニューを選択。
  • 「リモートの相手側の存在を確認して、ビュー内のリソースを最新表示します」ビュー・ツールバー・ボタンを押す。
<現行コンテキスト> にプッシュ
保留中のローカル変更を持つ選択済みリソースを、「リモート・コンテキスト」ビューで [現行] に設定されたリモート・コンテキストにプッシュします。
<現行コンテキスト> からプル
保留中のリモート変更を持つ選択済みリソースを、「リモート・コンテキスト」ビューで [現行] に設定されたリモート・コンテキストからプルします。
リモートの置き換え
リモート・ファイルをローカル・コピーで置き換えます。 このオプションは、保留中のローカル変更または競合がある場合に、ファイル・レベルでのみ使用可能です。
ローカルの置き換え
ローカル・ファイルをリモート・コピーで置き換えます。 このオプションは、保留中のリモート変更または競合がある場合に、ファイル・レベルでのみ使用可能です。
表示
このメニューで、以下のように、選択したビュー内の選択したリソースを表示できます。
リモート・リコンサイラー
「リモート・リコンサイラー」ビュー内のリソースのローカル・ロケーションを選択します。
リモート・コンテキスト
「リモート・コンテキスト」ビュー内のプロジェクトの <現行コンテキスト> を選択します。 プロジェクト・レベルでのみ使用可能です。
リモート・システム
「リモート・システム」ビュー内のリソースのリモート・ロケーションを選択します。
リモート・コンテキスト 「リモート・コンテキスト」コンテキスト・メニューをクリックして、プロジェクトで使用可能なリモート・コンテキストに関連する項目のメニューを開きます。 これらのメニューで、「リモート・コンテキスト」ビューを開くと使用可能な、また「プロジェクト・エクスプローラー」ビューからも直接使用可能なアクションを実行することができます。 このメニューはプロジェクト・レベルでのみ使用可能です。
<現行コンテキスト>
コンテキスト・リスト
<現行コンテキスト> は、「リモート・コンテキスト」ビューで [現行] に設定されたリモート・コンテキストです。 <現行コンテキスト> は先頭に表示され、その他のコンテキストが (プロジェクトに追加されていれば) その後に続きます。 <現行コンテキスト> のアイコンが選択済みとして表示されます。 現行コンテキストではないコンテキストを選択すると、そのコンテキストが現行コンテキストになります。
コンテキストの作成...
プロジェクトに追加する新しいコンテキストを作成できます。
コンテキストの追加..
リモート接続の「コンテキスト」サブシステムに見られるように、リモート接続に使用可能なすべてのリモート・コンテキストのリストを提供します。 コンテキストを選択すると、そのコンテキストがプロジェクトに追加されます。
「リモート・システム」ビューに表示 「リモート・システム」ビュー内のリソースのリモート・ロケーションを選択します。
ソフトウェア・アナライザー パフォーマンス調整を行うためにプロジェクトを構成できます。 リモート C/C++ 開発ツールでのみ使用可能です。
ローカル・ロケーションの関連付け... すでにリモート・プロジェクトがあるとき、プロジェクト・コードでのソース制御システムなどのローカル・ツールの使用を容易にするために、ローカル・ロケーションをプロジェクトに関連付けたい場合があります。 このようなローカル・ツールは、ファイルのローカル・コピーまたはバージョンの確認を可能にし、そのコピーまたはバージョンで作動します。 これにより「ローカル・ロケーションの関連付け」ウィザードが起動します。
「ローカル・ロケーションの関連付け」ウィザード
デフォルトでは、ローカル・ロケーションはローカル・ワークスペースの内部になります。 「デフォルト・ロケーションの使用」チェック・ボックスのチェック・マークを外し、別のロケーションを選択することによって、別のロケーションを選択できます。 ロケーションを選択して同期化オプションを構成した場合、「終了」を押すと、そのロケーションを使用するようにプロジェクトが変換され、必要に応じてファイルがローカル・システムに転送されます。
ローカル・ロケーションの除去... ローカル・ロケーションがすでにリモート・プロジェクトに関連付けられている場合は、純粋にリモート方式でのみプロジェクトを処理するために、ローカル・ロケーションを除去することができます。 これにより「ローカル・ロケーションの除去」ウィザード が起動します。
「ローカル・ロケーションの除去」ウィザード
このウィザードは、ローカル・ロケーションを除去する対象となるプロジェクトのリストを表示します。 これらのプロジェクトに、必要に応じてチェック・マークを付けるかまたは外して、「終了」を押します。 これらのプロジェクトは、ローカル・ロケーションとの関連付けが解除されます。
指定して実行 アプリケーションを起動することができます。
指定してデバッグ アプリケーションのデバッグを起動することができます。
チーム このサブメニューのメニュー項目はバージョン管理に関連していて、プロジェクトに関連付けられている バージョン管理システムによって決定されます。
比較 「比較」サブメニューのコマンドによって、以下のタイプの比較を行うことができます。
  • 2 つまたは 3 つの選択したリソースを相互に比較する。
  • 選択したリソースをローカル・ヒストリーと比較する。 これにより、リソースに対して行ったすべての変更が表示されます。
  • 選択したリソースをバージョン管理システムのバージョンと比較する。
置換 選択したリソースを、ローカル・ヒストリーからの別のリソースで置換できます。 プロジェクトがバージョン管理の制御下にある場合は、他のコマンドで、バージョン管理システムからのバージョンで置換できる場合があります。
ローカル・ヒストリーからの復元 プロジェクトを以前の状態に復元するために使用できる、「ローカル・ヒストリーから復元 (Restore from Local History)」ダイアログを開きます。
プロパティー 選択したリソースのプロパティーを開きます。

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