キーによる順次処理
キーによる順次処理方式では、レコードはファイルからキー順に 読み取られます。
キーによる順次処理方式はプライマリー、セカンダリー、または 全手順ファイルとして使用されるキー付きファイルで有効になります。
出力ファイルおよび、ランダム関数 (例えば、SETLL、SETGT、CHAIN、ADD など) を使わず、かつ唯一のレコード様式を持つ入力ファイルについては、ILE RPG コンパイラーはデフォルトの値を取るか、SEQONLY(*YES) が CL コマンド OVRDBF に指定されている場合と同じように作動します (ILE RPG コンパイラーは更新ファイルに対しては、SEQONLY(*YES) が指定された場合と同じようには作動しません)。SEQONLY(*YES) によって、複数レコードを内部データ管理バッファーに入れることができます。 その後、レコードは入力により一度に 1 つずつ ILE RPG コンパイラーに渡されます。
同一ジョブ内で、2 つのファイルが同じ物理ファイルを使用し、1 つのファイ ルが連続して処理され、もう 1 つのファイルがランダム更新用に処理される場 合、プログラムに渡されるバッファーに既に入っているレコードは、更新 することができます。 この場合には、レコードが順次ファイルから処理される時に、レコードには更 新済みデータは反映されません。 この問題を防止するためには、 CL コマンド OVRDBF を使用してオプション SEQONLY(*NO) を指定し、順次処理 ファイルでは複数レコードを転送しないように指示します。
順次のみの処理についての詳細は、Web サイト http://www.ibm.com/systems/i/infocenter/ で IBM® i Information Center の中の『データベースおよびファイル・システム』カテゴリーの『DB2® for i』の節を参照してください。