無条件スレッド・ブレークポイントの設定および除去
以下を使って、無条件スレッド・ブレークポイントを設定または除去することができます。
- 「モジュール・ブレークポイントの処理」画面
- 現行スレッドのスレッド・ブレークポイントを設定する TBREAK デバッグ・コマンド
- スレッド・ブレークポイントを除去する CLEAR デバッグ・コマンド
「モジュール・ブレークポイントの処理」画面を使って、無条件スレッド・ブレークポイントを
設定するには、次のようにします。
- OPT フィールドに 1 (追加) を入力します。
- スレッド・フィールドにスレッド識別子を入力します。
- 残りのフィールドを、無条件ジョブ・ブレークポイントと同様に埋めます。
- 実行 (キー) を押します。
注: スレッド・フィールドは、SPAWN コマンドの
DEBUG オプションが 1 より大きいか等しい場合に表示されます。
TBREAK デバッグ・コマンドの構文は、BREAK デバッグ・コマンドと同じです。BREAK デバッグ・コマンドは すべてのスレッドの同じ位置でジョブ・ブレークポイントを設定するのに対して、TBREAK デバッグ・コマンドは 単一スレッド、すなわち現行スレッドでスレッド・ブレークポイントを設定します。
現行スレッドとは、現在デバッグされているスレッドのことです。 デバッグ・コマンドはこのスレッドに対して出されます。 ブレークポイントのようなデバッグ停止が起こると、 現行スレッドはデバッグ停止が起こったスレッドに設定されます。 現行スレッドを変更するには、 デバッグ THREAD コマンドおよび「デバッグされたスレッドの処理」画面を使うことができます。
無条件スレッド・ブレークポイントを除去するには、CLEAR デバッグ・コマンドを使います。 スレッド・ブレークポイントが消去される時は、現行スレッドのみが対象です。