サブファイルの使用
サブファイルの代表的な使用法をいくつか次に示します。
- 表示のみ。 ワークステーション・ユーザーが画面を検討します。
- 選択を伴う表示。 画面上の項目の 1 つについてユーザーは、詳細情報を 要求します。
- 変更。 ユーザーは 1 つ以上のレコードを変更します。
- 入力のみで、妥当性検査を行わない。 サブファイルがデータ入力機能に 使用されます。
- 入力のみで、妥当性検査を行う。 サブファイルがデータ入力機能に使用されますが、 レコードは検査されます。
- 作業の組み合わせ。 サブファイルを、変更がある画面、および新しいレコードの入力がある画面として 使用することができます。
次の図は、サブファイル制御レコード様式のデータ記述仕様書の例を示してい ます。 RPG プログラムでのサブファイルの使用例については、 郵便番号による検索を参照してください。
図 1. サブファイル制御レコード様式のデータ記述仕様書
*.. 1 ...+... 2 ...+... 3 ...+... 4 ...+... 5 ...+... 6 ...+... 7 ..*
AAN01N02N03T.Name++++++RLen++TDpBLinPosFunctions++++++++++++++++++++*
A R FILCTL SFLCTL(SUBFIL)
A N70 SFLCLR
A 70 SFLDSPCTL
A 71 SFLDSP
A SFLSIZ(15)
A SFLPAG(15)
A TEXT('Subfile Control Record')
A OVERLAY
A 71 ROLLUP(97 'Continue Search')
A CA01(98 'End of Program')
A HELP(99 'Help Key')
A 1 2'Customer Name Search'
A 3 2'Search Code'
A SRHCOD R I 3 14PUTRETAIN
A 5 2'Number'
A 5 10'Name'
A 5 32'Address'
A 5 54'City'
A 5 76'State'
A*
サブファイル制御レコード様式は、サブファイルの属性、検索入力フィールド、固定情報、および
機能キーを定義します。 使用できるキーワードは次のとおりです。
- SFLCTL は、関連するサブファイル (SUBFIL) を指定します。
- SFLCLR は、サブファイルを消去する時点 (標識 70 がオフの時) を指示し ます。
- SFLDSPCTL は、サブファイル制御レコードを表示する時点 (標識 70 がオ ンの時) を指示します。
- SFLDSP は、サブファイルを表示する時点 (標識 71 がオンの時) を指示し ます。
- SFLSIZ は、サブファイルに組み込むレコードの合計数 (15) を指示します。
- SFLPAG は、1 ページ当たりのレコードの合計数 (15) を指示します。
- ROLLUP は、ユーザーが次ページ・キーを押した時にプログラムの中で標識 97 がオンに設定されることを示します。
- HELP により、ユーザーがヘルプ・キーを押すと、有効な機能キーについて 説明したメッセージが表示されます。
- PUTRETAIN により、SRHCOD フィールドに入力した値を画面に保存すること ができます。
サブファイル制御レコード様式は、これらの制御情報のほかに、サブファイル ・レコード様式の欄見出しとして使用される固定情報も定義します。