最適化 (OPTIMIZE)

iSeries Java プログラムの最適化レベルを指定します。OPTIMIZE(*INTERPRET) の場合には、結果の Java プログラムが呼び出された時にクラス・ファイルのバイトコードを解釈します。 その他の最適化レベルの場合には、Java プログラムに、そのプログラムが呼び出された時に実行される機械命令順序が入れられます。 OPTIMIZE(*INTERPRET) Java プログラムは、これより高い最適化レベルを使用して作成された Java プログラムより小さいのですが、実行は遅くなります。 最適化レベルを 10 以上に増やした場合には、一般に、Java プログラムのパフォーマンスは改善されますが、Java プログラムの作成に必要な時間は増大し、デバッグもより困難になります。

使用できる値は次の通りです:

10
Java プログラムには、クラス・ファイルのバイトコードのコンパイル済みバージョンが入れられますが、追加のコンパイラー最適化は最小にすぎません。 デバッグ中に変数を表示して変更することができます。

*INTERPRET
作成された Java プログラムは最適化されません。Java プログラムは、呼び出された時にクラス・ファイルのバイトコードを解釈します。デバッグ中に変数を表示して変更することができます。

20
Java プログラムには、クラス・ファイルのバイトコードのコンパイル済みバージョンが入れられ、いくつか追加のコンパイラー最適化があります。 デバッグ中に変数を表示することはできますが、変更することはできません。

30
Java プログラムには、クラス・ファイルのバイトコードのコンパイル済みバージョンが入れられ、最適化レベル 20 より多くのコンパイラー最適化があります。 デバッグ・セッションの間、ユーザー変数は変更できませんが、表示することはできます。 表示される値は変数の現在の値でない場合があります。

40
Java プログラムには、クラス・ファイルのバイトコードのコンパイル済みバージョンが入れられ、最適化レベル 30 より多くのコンパイラー最適化があります。 すべての呼び出しおよび命令トレースが使用不可とされます。

*CMDDFT
システム・デフォルトが使用されます。