V6R1 での変更点

以下に、V6R1 において ILE COBOL に対して行われた機能強化について説明します。

  • 国別 UCS-2 CCSID サポート

    NTLCCSID パラメーターが、CRTCBLMOD コマンド、CRTBNDCBL コマンド、および PROCESS ステートメントに追加され、国別データ項目で使用できるように UCS-2 CCSID を指定できるようになりました。このパラメーターによって、国別項目で使用できるように CCSID 1200 のようなデフォルトの 13488 以外の CCSID を指定できます。

  • モジュール内の PCML サポート
    • CRTCBLMOD コマンドおよび CRTBNDCBL コマンドの PGMINFO パラメーターは、生成された PCML を置く位置を指定できるように拡張されました。ユーザーが *PCML を PGMINFO キーワードの最初のパラメーターとして指定するときに、*STMF、*MODULE、または *ALL の位置を指定する 2 番目のパラメーターも指定できます。*STMF によって PCML は INFOSTMF パラメーターで指定されたストリーム・ファイルに置かれ、*MODULE によって PCML は生成されたモジュールに置かれ、および *ALL によって PCML はこれらの位置のすべてに置かれます。
    • PROCESS ステートメントのオプション PGMINFO

      このオプションにより、ユーザーは PCML がモジュールに追加され、PGMINFO(PCML MODULE) として指定できるように要求できるようになります。 ユーザーが作成コマンドで PCML をストリーム・ファイルに追加するように要求した場合、PCML はモジュールとストリーム・ファイルの両方に追加されます。

  • 複合 OCCURS DEPENDING ON (ODO) デバッガー・サポート
    • サポートが追加され、システム・デバッガーおよびクライアント・デバッガーは複合 OCCURS DEPENDING ON 配列をデバッグできるようになりました。
  • 大規模プログラム・サポート
    • コンパイラーが拡張され、ラージ・プログラムおよび多量のデータ項目を含むプログラムをコンパイルできるようになりました (システム制限によって異なります)。