ビューは、主要成果物の状態をチームが把握できるようにします。
主要成果物には、テスト・ケース、要求、ワークアイテム、および設計モデルなどがあります。
例えば、「V プロセス」ビューは、システム設計から項目の統合とテストまでの成果物のライフサイクルを示します。
始める前に
ビューの作成には、アクセス権が必要で、アクセス権がないとビュー・エディターは使用できません。
ビューの作成は、特殊なカスタマイズ作業です。
SPARQL 照会の変更または作成、ビューのレイアウトの視覚化、X/Y 座標の変更、リソース・タイプの操作、その他ができなければなりません。
チームのカスタム・ビューの作成についてのご質問は、IBM® サービス担当員にお問い合わせください。
このタスクについて
ビューを最初から作成することも、既存のビューから作成することもできます。以下のステップで、エディターを使用して
ブランクのテンプレートから「シンプル」という名前のビューを作成することができます。
エディターは、ビュー内のデータやビューの外観をコントロールする簡単な方法です。「ページのプロパティー」や「プロパティー」の右にある小さな疑問符 (?) にカーソルを移動すると、エディターについて知ることができます。
このステップを完了すると、ビューはこのイメージ (ただしこれにユーザーのデータが含まれる) のようになります。

手順
- 「シンプル」という名前のビューを作成します。
「マイ・ビュー」または「共有ビュー」で、右上のアイコン・バーの「ビューの作成」をクリックします。
- 「テンプレートから新規ビューを作成 (Create a new view from template)」ダイアログ・ボックスで、
ビューをセットアップします。
- ビューに「シンプル」という名前を付けます。
- 「ビュー・テンプレート」リスト・ボックスから「ブランク・ビュー」を
選択して、作成するテンプレートの種類を設定します。
- ビューを「マイ・ビュー」に保存します。
ビューを完全にテストして結果に納得するまでは、プライベート・ビュー・フォルダーにビューを保存します。テストが完了したら、
必要に応じてビューをチームで共有します。
- 「終了」をクリックすると、「シンプル」ビューが開きます。
バージョン 4.0.4 以前では、「終了」をクリックします。
「マイ・ビュー」で「シンプル」ビューを探して、クリックして開きます。
ビューは空なので、「シンプル」を最初から作成します。
- 右上の「構成の編集」アイコンをクリックして、エディターを開きます。
- バージョン 4.0.4 以前では、ビュー・エリアの左上の小さな四角を見つけてください。これは必要ないので、クリックして削除します。
- 「コンテナー - グリッド・レイアウト」をパレットからビュー・エリアにドラッグして、コンテナーを作成します。コンテナーをビュー・エリアの左上に置きます。最初のコンテナーの右に、2 番目のコンテナーを作成します。
- コンテナーに成果物を取り込むよう、照会を設定します。
- 最初のコンテナーをクリックします。「プロパティー」エディターで、
「照会」の横にある「照会の編集」をクリックします。
- 「照会の編集」ダイアログ・ボックスで、
照会に対して行う変更を表すように照会 ID を変更します。
- SPARQL セクションで、サンプル・コードをカスタム・コードに置換します。
ご使用のプラットフォームで、標準的な編集キーが使用可能です。
SPARQL 照会を編集する際、Control+space と入力すると、コンテンツ支援を受けることができます。
バージョン 4.0.4 以前では、照会コードは黒で表示されます。このときコンテンツ支援は表示されません。
- 「OK」をクリックします。
照会が実行され、結果が最初のコンテナーに表示されます。
コンテナーのフォーマットの表示がおかしい場合がありますが、次のコンテナーに取り込んだ後でフォーマットを修正できます。
- 2 番目のコンテナーをクリックして、ステップ a から d までを繰り返します。
- 「OK」をクリックすると、照会が実行され、結果が 2 番目のコンテナーに表示されます。
- コンテナーの列の数を変更して、結果が並んで表示されるようにします。
- 最初のコンテナーをクリックします。「プロパティー」エディターで、
「列の数」を 1 に変更します。
- 2 番目のコンテナーをクリックします。「プロパティー」エディターで、
「列の数」を 1 に変更します。
- コンテナーをドラッグして列の配置を調整して、均一になるようにします。
- コネクターを設定して、2 つのコンテナー間の関係を表示します。
- 最初のコンテナーをクリックします。「ページのプロパティー」エディターで、
「接続」の横にある「追加」をクリックします。
- 「接続」ダイアログ・ボックスで、
「リンク・タイプ」リストを使用して、表示するリンクの種類を設定します。
以下のリンク・タイプの例では、ワークアイテムとその子ワークアイテム間のリンクを設定します。
rtc_cm:com.ibm.team.workitem.linktype.parentworkitem.children
- コネクターを編集して、より独特な表示にします。
- 「接続」ダイアログ・ボックス内でさらに、
「UI タイプ」を roundConnection に設定してコネクターの矢印を変更します。
- 「UI パラメーター」で
「ストローク」の値をオレンジに変更して、コネクターの色を変更します。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。
- 「ページのプロパティー」エディターを使用して、他の多くのプロパティー、例えば背景、ユーザー・インターフェース・タイプ、および成果物のノードなどを変更できます。
- ビューを保存します。
- レポートを作成し、情報を収集して、印刷用レポートまたは PDF レポートで視覚的に表示します。
レポートを「シンプル」ビューで実行するには、
成果物の状況を示すためのレポートの実行および印刷 を参照してください。
- ビューの結果が有効なことを納得したら、ビューを共有します。
- 「マイ・ビュー」画面で、「シンプル」ビューにカーソルを移動して、
右端にある「選択したビューの移動またはコピー」アイコンをクリックします。
- 「共有ビュー」のフォルダーにビューをコピーするよう選択して、「OK」をクリックします。
- ビューは「共有ビュー」内の誰でも使用できます。