製品階層の管理
バージョンとバリアント
バージョンとは、製品の 1 つの形式で、他の形式とは何らかの点で異なるものです。バリアントは、製品の 1 バリエーションです。バージョンもバリアントも、製品を構成する方法です。 Rational® Engineering Lifecycle Manager では、バリアントはブランチと呼ばれます。
マイルストーンを取り込むためのバージョンのチェックイン
チームは通常、週次ビルド、ベータ版、または一般リリースなど、マイルストーンにマークを付けるために、バージョンのチェックインを行います。
製品を分岐するためのバリエーションの作成
ブランチは、製品のバリエーションです。 例えば、
「SuperCar」
という製品からの分岐で
「SuperCar (shared:Model=ClassicCar)」
というブランチが作成され、再び
「SuperCar」
からの分岐で
「Car (shared:Model=ElectricCar)」
というブランチが作成され、さらに再び
「SuperCar」
からの分岐で
「SuperCar (shared:Model=PlugInCar))」
というブランチが作成されます。
ブランチの置換
ブランチは、製品のバリエーションです。 製品ブランチを置換してバリエーションを使用します。 例えば、コストが下がると、チームは、
「Sound System (shared:model=base)」
を、以前は luxury ブランチでのみ使用可能だった
「Sound System (shared:model=premium)」
で置換する可能性が生じるかもしれません。
マイルストーンにロールバックするためのバージョンの置換
バージョンを置換する前に、バージョンを比較して、2 つの同じバージョン間の差異を表示します。
他のツールからの製品としてのファイルのインポート
バージョン 4.0.6 以降では、
「製品」
ページを使用して、他のツールから Rational Engineering Lifecycle Manager に子製品としてファイルをインポートできます。
製品の操作
製品は、柔軟性のある成果物です。 よく使用する製品には「お気に入り」のマークを付け、
「製品」
ページに表示される製品をフィルターに掛けて、お気に入りのみを表示することができます。製品は、複数の製品または同じ製品の子製品として再使用できます。 製品を移動して、別の製品の子製品として組み込むことができます。製品を名前変更することができ、新規名はその製品が再使用されたすべての場所に伝搬します。製品が不要になった場合は、削除できます。
監査履歴の表示
「監査履歴」
ページは、指定された製品に対して実行された過去のイベントの可視リストです。 このページには、バージョンとブランチの両方が存在する場合、その両方が表示されます。表示される履歴はメタデータです。製品を変更したユーザー、どのような変更がいつ行われたか、追加、インポートまたは削除された製品の名前が表示されます。
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