マイルストーンにロールバックするためのバージョンの置換

バージョンを置換する前に、バージョンを比較して、2 つの同じバージョン間の差異を表示します。

チームが前のバージョンにロールバックする必要がある場合、最新のバージョンと古いバージョンを比較すると、その 2 つのバージョン間に組み込まれている製品と欠落している製品が視覚的に示されます。

このタスクについて

2 つのバージョンを比較するには、より古いバージョンを右クリックして、 「前のバージョンとの比較 (Compare with Previous Version)」を選択します。2 つのバージョン間の差異と類似点を調べて、古い方のバージョンが必要としているものであることを確認してください。比較について詳しくは、製品の比較を参照してください。

手順

  1. 製品ツリーで、最新の製品を右クリックして、「バージョンの置換」を選択します。

    バージョンの置換は、特定の親製品でのみ行うことができます。トップレベルの製品は置換できません。

  2. 「バージョンの置換」ダイアログ・ボックスで、 バージョンの選択項目を検討してください。現行のものと置き換えるバージョンをダブルクリックします。

    製品バージョンを作成すると、それは読み取り専用の製品になります。階層に含まれているすべての子製品は読み取り専用になります。製品階層内のすべての製品には、作成時に指定されたバージョン名が付けられます。

チームは、さまざまな理由により、バージョンを使用して前のマイルストーンにロールバックすることができます。 例えば、自動車のパーツがリコールされたり、心臓装置の改善された弁膜が開発された場合に、チームは、障害のある製品を置換したり、新しい製品を使用しなければならない可能性があります。

チームが障害のある製品を置換するときに、その製品が 1 つ以上の製品に含まれている場合があります。同様に、チームが新しい製品を使用するときに、その製品が古い製品、現行製品、および開発中の製品に含まれている場合があります。 以下のステップでは、製品の置換方法を示します。

  1. 置換する製品を使用しているすべての製品を見つけます。

    製品ツリーで、置換する製品を右クリックしてから、「使用の検索」を選択します。

  2. 「使用の検索」ページで、置換する製品を使用している製品のリストを調べます。

    製品は、他の製品の子製品であることがよくあります。 使用の検索操作の結果を表示し、出力の左にあるアイコンを使用して、製品に対するアクションを実行します。 履歴を表示し、他にどこでその製品が使用されているかを検出して、製品ツリーでその製品を表示することができます。

  3. 監査履歴を表示することにより、バージョンをより古いバージョンと比較します。

    製品の比較を参照してください。

  4. 製品ツリーに戻り、置換する製品を右クリックし、「分析の開始」を選択します。
  5. 「影響分析ダイアグラム」ページで、「分析の開始」をクリックして分析を開始します。

    指定された製品と関係のあるすべての成果物を確認します。 さらに、各製品には、製品変更を反映するために更新する必要のある複数の成果物 (ワークアイテム、設計モデル、テスト・ケース) がある場合があります。

    関連の情報は、製品を置換するための他の要因 (例えば、コスト、市場に出すまでの時間、スタッフの配置、および変更の影響を受ける他の製品とチームなど) を決定するために使用します。

  6. すべてのサポート情報 (影響を受ける製品および他の成果物) を確認した後、バージョンを置換します。

    メインメニューで、「製品」 > 「参照」 > 「最近表示された製品」を選択します。

    置換する製品を右クリックし、「バージョンの置換」を選択します。

    「バージョンの置換」ダイアログ・ボックスで、現行バージョンを置換するバージョンを選択します。

    製品ツリーを確認すると、置換した製品にはピン留め状態を示すピン・アイコンが付いています。 このピンは、同じ製品の新しいバージョンが使用可能になっても、その製品は自動的には置換されないことを示しています。 ピン留めされた製品を最新バージョンと置換するには、明示的にそのバージョンをピン解除する必要があります。 ピン解除するには、「ピン解除して最新のバージョンで置換」アイコンを選択します。ピン解除せずに別のバージョンを選択するには、製品バージョンを右クリックして 「バージョンの置換」を選択します。これにより、「バージョンの置換」ダイアログ・ボックスが表示されます。 別のバージョンを選択すると、その新しいバージョンが製品ツリーに表示され、ピン留めされます。

    バージョン 4.0.4 以前では、選択したバージョンが製品にピン留めされ、製品ツリー内で製品名の左側にピン・アイコンが表示されます。ピンは、バージョンを置換したことを視覚的に知らせるためのものです。 置換されたバージョンを右クリックすると、「バージョンのピン解除」と呼ばれるオプションが表示されます。 バージョンをピン解除すると、最新のバージョンとその階層が、ピン留めされたバージョンを置き換えます。 バージョンを置換した後に製品をピン解除せず、新しいバージョンが使用可能になった場合、その新バージョンは使用されず、ピン留めもされません。

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