ライフサイクル・データをライフサイクル索引に提供する各アプリケーションは、LQE アプリケーションに、アプリケーションの Tracked Resource Set (TRS) を取得することでそのデータを収集するためのアクセス権限を与える必要があります。
これは、特別なインデクサー・クライアント・アクセス・ライセンス (CAL) によって行われます。このインデクサー CAL は、LQE アプリケーションと一緒に提供され、索引付けされるアプリケーションの
Jazz™ Team Server 上にインストールされている必要があります。
インデクサー CAL は、LQE アプリケーションに TRS 経由でライフサイクル・データを取り出すことを許可するという明確な目的だけのものです。
他のアプリケーションが TRS 経由でライフサイクル・データを取り出すためにインデクサー CAL を使用することはできません。
LQE アプリケーションは、LQE の JTS 経由で間接的に TRS にアクセスします。したがって、インデクサー CAL は、LQE の JTS アプリケーションに対応するユーザー ID に割り当てられている必要があります。
以下に、ユーザーの役割と LQE 使用の間の関係について要点をまとめました。
- アプリケーションからデータを取得するには、LQE が登録されている機能ユーザーが TRS Consumer-Internal ライセンスを持っている必要があります。
- ユーザーは、Rational® Engineering Lifecycle Manager などのアプリケーションから LQE を照会できますが、自分の資格情報を使用してそれを行い、LQE は、アプリケーション・レベルで適用されているすべてのアクセス制御を実施します。
- JTS_USER は、Jazz Team Server 用に定義されているデフォルトの機能ユーザーです。2 つ以上の Jazz Team Server がフレンド関係に構成されている場合、1 つのサーバーから別のサーバーへの要求は、JTS_USER をプロキシー機能ユーザーとして使用します。
- TRS プロバイダー (RTC、RQM、DOORS®、または Rhapsody®) と LQE が同じ JTS インスタンスに登録されている場合、以下のようになります。
- LQE 機能ユーザーと JTS 機能ユーザーには TRS
Consumer-Internal ライセンスが割り当てられている必要があります。ここで、jts_user はデフォルト JTS 機能ユーザーで、lqe_user はデフォルト LQE 機能ユーザーです。
- TRS プロバイダー (RTC、RQM、DOORS、または Rhapsody) と LQE が別々の JTS インスタンスに登録されている場合、以下のようになります。
- LQE は、アプリケーションの OAuth コンシューマーとして登録されている必要があります。
- 機能ユーザー (デフォルトで lqe_user) は、この OAuth コンシューマーに関連付けられている必要があります。
- この機能ユーザーには、TRS Consumer-Internal ライセンスが割り当てられている必要があります。
以下に、ユーザーの役割と LQE 管理の間の関係について要点をまとめました。
- 管理者、すなわち、管理者役割のあるユーザーのみが、管理用タスクを実行できます。
アクセス制御を無効にする
各製品のアクセス制御を無効にして、データ・セット全体をユーザーに表示することができます。
これは、LQE 管理コンソールの「構成」>「照会サービス」パネルで実行できます。
このオプションが選択されていると、LQE は、ユーザーがアクセス権を持つ製品やプロジェクトの成果物だけでなく、すべての照会結果をユーザーに表示します。
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