製品ワークフロー

製品にとって意味のある製品階層を作成し、編成します。 チームが製品リリースの作業をする際、このツールのさまざまな部分を使用して、サポートする成果物の検索、更新、および提出を速やかに行うことができます。

チーム管理者は、「管理」 > 「設定」 > 「製品の名前変更」で、「製品」という用語を、組織内で受け入れられる用語に変更することができます。管理者は「製品」の用語をいつでも名前変更することができます。

用語を変更して保存すると、メニュー、ダイアログ・ボックス、およびメッセージでそのカスタム用語が使用されます。セッションを実行しているユーザーは、カスタム用語の変更を確認するには、ブラウザーを最新表示する必要があります。吹き出しヘルプとインフォメーション・センターのヘルプでは、「製品」という用語の表示が継続されます。

以下のワークフローは、チームが新しい製品のリリースに関する作業を行う場合の標準的なものです。

  1. 製品階層を作成します。

    「製品の参照」ページで、だれでも製品階層を作成することができますが、通常、チーム・リーダーまたはプロダクト・マネージャーが製品を編成します。 製品は、リリース、モデル年、製品モデル、季節、顧客年齢グループ、その他、製品に意味のある任意のカテゴリーで編成することができます。

    手順については、製品の作成を参照してください。

  2. 製品階層にリンクを追加します。

    製品階層だけでは役に立ちません。 製品には、製品のリリースを構築する情報 (要求、設計モデル、ワークアイテム、およびテスト・ケースなど) が含まれている必要があります。

    手順については、ワークアイテムや要求などへのリンクを参照してください。

  3. 製品階層に対して反復作業を実行します。

    製品階層が構築されて、成果物へのリンクが製品に組み込まれた後、チームはマイルストーンに到達するために反復作業を開始します。 設計変更あるいは要求変更を進めるため、ひいては、テスト・ケースの再処理を進めるために、多くのワークアイテムが作成されます。 進行状況レポートを作成するために、チーム・リーダーは、成果物の照会を行う必要が生じます。 チーム・メンバーは、製品のライフサイクルを視覚的に確認する必要が生じます。

    この期間に実行する必要のある作業の中には、フォルダーの作成やフォルダーへのデータ追加があります。 フォルダーには、チームが実行する必要のある作業に焦点を当てた、製品固有のビュー、照会やレポートが含まれます。 手順については、照会、ビュー、およびレポートの編成用フォルダーの作成を参照してください。

    作業が進むに従い、チームは製品構成の再編成が必要な場合があります。 チームが、製品の名前変更、移動、再使用、あるいは削除をする必要がある場合、再編成が必要です。 手順については、製品の操作を参照してください。

  4. 製品グループ化を行い、ユーザーやチームにとって類似の製品を編成します。

    製品グループ化を使用して、類似の製品を収集してユーザーやチームにとって意味のあるグループを作成します。製品グループ化を行うと、ユーザーやチームは製品リスト・ボックスでそれを表示することができます。手順については、製品グループ化の作成を参照してください。

  5. 製品リリースのマイルストーンでバージョンをチェックインします。

    スプリントの期日やベータ版のリリースなど特定のポイントで、チームはマイルストーンに到達します。 マイルストーンは、製品リリースの中で、製品階層のフリーズされたバージョンを作成する適切な場所になります。 手順については、マイルストーンを取り込むためのバージョンのチェックインを参照してください。製品階層をチェックインした後、製品に対して行う変更はすべて、新しい変更可能なバージョンを作成することになります。 その代わり、製品階層をフリーズすることを明確に選択した場合、変更不可能になります。製品階層を再度変更可能にするには、フリーズ解除操作を実行します。

  6. ブランチをチェックアウトしてバリアント製品をサポートします。

    ときには、製品に対してさらに変更が発生し、新しいバリアントを追加する必要が生じることがあります。これはブランチと呼ばれます。 ブランチは、通常、子製品です。例えば、プリンター製品における用紙トレイの子製品などです。 手順については、製品を分岐するためのバリエーションの作成を参照してください。ブランチのチェックアウト時に、子製品を移動したり、新しいブランチのために再使用する必要が生じる場合があります。 手順については、製品の操作を参照してください。

  7. 製品リリースの次のマイルストーンで別のバージョンをチェックインします。

    製品に関する作業が進行し、次のマイルストーンに到達したら、重要な分岐点ごとにバージョンをチェックインして、製品階層を保存します。

  8. 製品を使用して問題を解決します。

    製品リリースのある時点で、問題が発生したために製品開発のある側面が中断する可能性があります。 バージョンの比較を行って、問題がどこで入ったのかを確認したり、問題の子製品が使用されている場所を検出したり、変更の履歴を見る必要が生じる場合があります。 手順については、製品の比較他のどの場所で製品が使用されているかの検出、および監査履歴の表示を参照してください。

  9. バージョンをフリーズして、製品をリリースします。

    製品を一般出荷版としてリリースする準備ができたら、最終的な製品階層をチェックインしてフリーズします。

  10. 次のリリースの作業を続行するか、または、製品のブランチを作成して新しいバリアントの作業を継続します。

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