2 組の結果を表示するためのマトリックス・レポートの設定

2 組の結果 (例えば、1 組のテスト・ケースと 1 組のワークアイテム) の関係を表示するように、マトリックス・レポートをセットアップします。

このタスクについて

1 つまたは 2 つの照会を選択して、マトリックス・レポートを定義します。 これらの照会で検出された成果物が、列と行のヘッダーに取り込まれます。それらの成果物間の 1 つ以上の関係を定義してセルに取り込みます。

手順

  1. メインメニューで「照会」 > 「自分の照会」または「共有照会」または「成果物要素照会」のいずれかをクリックし、照会を 1 つまたは 2 つ選択してから、右上にある「マトリックスの生成」アイコンをクリックします。
  2. 最初の「マトリックスの生成」ダイアログ・ボックスで、 「行」に取り込む照会と、 「列」に取り込む照会を設定します。選択した照会の数により、 「行」「列」に同じ照会を設定したり異なる照会を設定したりできます。
  3. 「ラベル」リスト・ボックスを使用して、マトリックスの行と列に表示される成果物を選択します。 例えば、ステップ 2 で照会「テスト・ケースでテストされるワークアイテム (Work Items tested by Test Cases)」を指定した場合、 行ラベル「ワークアイテム」と列ラベル「テスト・ケース」を選択することができます。

    マトリックス・レポートの行と列に、照会結果から索引付きの成果物が取り込まれます。リテラルまたは索引なしの成果物を含む照会結果を選択して、行や列にすることはできません。

    SPARQL 照会のフォーマット構文を使用して、「ラベル」リスト・ボックスに表示される ラベルを変更することができます。「共有照会」「サンプル」フォルダーにある照会のいくつかは、フォーマット構文を使用しています。例えば、「テスト・ケースでテストされるワークアイテム (Work Items tested by Test Cases)」には、以下のフォーマット構文が含まれます。

    #!Label Work Item
    #!Label Status
    #!Label Test Cases
    #!Format ?{cm_uri:link:?cm_shortTitle ?cm_title}
    #!Format ?{status}
    #!Format ?{qm_uri:link:?qm_title}

    この例で、Label は、 マトリックス・レポートに表示される、人間が読める名前を示しています。Label「関係の追加」表の「名前」フィールドにマップされます。Format は SPARQL 変数名を示します。

  4. 2 番目の「マトリックスの生成」ダイアログで、 表示する行と列の関係を定義します。「関係の追加」をクリックして、 「関係の選択」表にある関係を選択します。 適切な関係が表示されない場合は、「追加」アイコンをクリックして、 「関係の追加」表を開きます。「定義済みリンク・タイプの付加」表を使用して、 リンク・タイプ (oslc_cm:implementedByTestCase など) を追加できます。

    「テスト・ケースでテストされるワークアイテム (Work Items tested by Test Cases)」では、 oslc_cm:relatedChangeRequestoslc_cm:testedByTestCase の関係を選択して、 有効なマトリックス・レポートを作成することができます。

  5. 同じレポートに複数の関係を表示することができます。 その場合、関係があることを示す個別の記号を設定することができます。記号の 1 つをデフォルトの X のままにして、別の記号をアスタリスク * に変更することもできます。複数の関係がある場合には、同じセルに両方の記号が表示されます。
  6. 関係を設定すると、レポートの表示はこの例のようになります。

    「テスト・ケースでテストされるワークアイテム (Work Items tested by Test Cases)」の照会で、"oslc_cm:testedByTestCase" の関係を設定した Microsoft Excel マトリックス・レポートを示すイメージ。

    レポートの X は、成果物間に関係があるところを示しています。

    注: 多くのリンクには特定の方向の意味があるため、マトリックス・レポートを使用して、 予想される方向の関係が欠落しているか存在しているかを示すことができます。したがって、行と列は交換可能とは限りません。 マトリックス・レポートは、行から列への指定されたパスの存在を示します。

    上のレポート例では、マトリックスは <workitem> oslc_cm:implementedByTestCase <testcase> (<workitem> が行で、<testcase> が列) を示すようセットアップされています。 行と列を入れ替えると、マトリックス・レポートはおそらく何も関係が見つからなかったことを示し、X がまったく表示されないことになります。マトリックス・レポートが X を戻したなら、 問題が見つかることになります。

    レポートが双方向関係を示すようにしたい場合には、 「関係の追加」表で以下のように設定することができます。 oslc_cm:implementedByTestCase|ˆoslc_cm:implementedByTestCase バーは「または」を表し、キャレットは「逆方向に検索」を表します。

  7. マトリックス・レポートを表示するには、「matrix.csv を開く (Opening matrix.csv)」ウィンドウで「OK」をクリックします。ファイルを保存する場合は、 「ファイルの保存」をクリックして、「OK」をクリックします。

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