サーバーの名前変更を実行する際、ホスト名を変更するのではなく、コンテキスト・ルートだけを変更することができます。
始める前に
- サーバーの名前変更を有効にするには、IBM® ソフトウェア・サポートから
フィーチャー・キー・ファイル (ImportURLMappings.activate) を入手する必要があります。その後、ファイルを server ディレクトリーにコピーする必要があります。
IBM サポートに問い合わせる際は、サーバー名前変更フィーチャー・キー・ファイル が
必要であることを必ず伝えてください。
- コンテキスト・ルートの変更に関するケース・スタディーについては、https://jazz.net/library/article/1148を参照してください。
このタスクについて
サーバー名前変更中にはホスト名を変更するのが最も一般的ですが、コンテキスト・ルートを変更することも可能です。そのためには、古いインストール済み環境をミラーリングする、新しいコンテキスト・ルートを持つ新しいサーバー・インストール済み環境が必要です。マッピング・ファイルの準備の説明に従って、元のサーバーに対するマッピング・ファイルを生成してください。このマッピング・ファイル内の必要なコンテキスト・ルートを変更します。コンテキスト・ルートの変更について詳しくは、「Case
study: server rename」を参照してください。
手順
- Installation Manager を使用して、別々の、バージョン 4 の Jazz Team Server をインストールします。「コンテキスト・ルート・オプション」パネルが表示されたら、「カスタム・コンテキスト・ルート値の選択」をクリックして、カスタム・コンテキスト・ルート値を入力します。1 つのアプリケーションのコンテキスト・ルートのみを名前変更する場合でも、実行を予定しているすべてのアプリケーションをインストールする必要があります。.
- 以下の構成ファイルを、古いインストール済み環境の server/conf/oldContextRoot から新しいインストール済み環境の server/conf/newContextRoot にコピーします。特定のアプリケーションのコンテキスト・ルートを名前変更しない場合でも、これらの構成ファイルをすべてコピーします。
注: 古いインストール済み環境でコンテキスト・ルートを変更している場合は、以下のデフォルト例を、カスタマイズしたバージョンに置き換えてください。
- server/conf/admin から、admin.properties と friends.rdf をコピーします。
- server/conf/jts から、teamserver.properties と indices ディレクトリーをコピーします。
- server/conf/relm から、teamserver.properties と indices ディレクトリーをコピーします。
- server/conf/lqe から、teamserver.properties と indices ディレクトリーをコピーします。
- server/conf/sparql から、fronting.properties と
indices ディレクトリーをコピーします。
- teamserver.properties ファイル内の以下のデータベース・プロパティーが、
正しいデータベース・ロケーションを指していることを確認します。
- com.ibm.team.repository.db.jdbc.location
- com.ibm.team.datawarehouse.db.jdbc.location
最後に、相対テキスト索引のロケーションが新しいロケーションを使用するように修正します。必ず新しいコンテキスト・ルートをパスに組み込んでください。
com.ibm.team.fulltext.indexLocation=conf/new_context_root/indices/workitemindex
- WebSphere® Application Server を使用している場合は、古いインストール済み環境からアプリケーションをアンインストールして、新しいインストール済み環境にインストールします。さらに、JAZZ_HOME が新しいインストール済み環境を指すように更新します。
- Tomcat ユーザー・レジストリーを使用している場合は、OldJazzInstallDir/server/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルを NewJazzInstallLocation/server/tomcat/conf ディレクトリーにコピーして、既存のユーザーを同期させます。
- importURLMappings ステップから開始して、標準の名前変更手順に従います。古いインストール済み環境から生成したマッピング・ファイルを使用して、新しいインストール済み環境に対して importURLMappings コマンドを実行する必要があります。古いインストール済み環境に対して追加のステップを実行しないでください。古いインストール済み環境は、新しいインストール済み環境が正しく機能することを確認するまでのバックアップとしてのみ使用します。
注: 古いアプリケーション・コンテキスト・ルートが、サーバー名前変更の状況 UI に表示される可能性があります。 この UI には、登録されているアプリケーション名が表示されます。デフォルトにより、この名前はコンテキスト・ルートです。したがって、名前をデフォルトから変更していない場合、古いコンテキスト・ルートが表示されます。
- オプション: 名前変更されたすべてのアプリケーションの名前を更新します。
- Jazz Team Server の管理 UI にログインし、に移動します。
- 「編集」をクリックし、各アプリケーションを新しいコンテキスト・ルート、またはユーザーが選択した他の任意の名前に変更します。