製品階層の管理
バージョンとバリアント
バージョンとは、他の形式と何らかの点で異なる、製品構成または製品の 1 つの形式です。バリアントは、製品の 1 バリエーションです。バージョンとバリアントはどちらも、製品を構成する方法です。Rational® Engineering Lifecycle Manager では、バリアントはブランチと呼ばれます。
ディメンション値の優先順位
製品構成では、ディメンションと値のペアによって、構成内のすべての製品のバージョンが決まります。特定の値を他の値より固有にするために、値を順位付けすることができます。
製品バージョンのチェックイン
チームは通常、週次ビルドなどのマイルストーンにマークを付けるために、製品バージョンをチェックインします。
製品を分岐するためのバリエーションの作成
ブランチは、製品のバリエーションです。 例えば、
「Interior」
という製品を分岐させて、
「Car (model=luxury)」
構成の
「Interior (cloth=leather, model=luxury)」
を作成する場合などがあります。
「Interior」
は再度分岐され、
「SuperCar (model=sport)」
構成の
「Interior (cloth=suede,model=sport)
を作成します。
ブランチの置換
ブランチは、製品のバリエーションです。 製品ブランチを置換してバリエーションを使用します。 例えば、コストが下がると、チームは、
「Sound System (shared:model=base)」
を、以前は luxury ブランチでのみ使用可能だった
「Sound System (shared:model=premium)」
で置換する可能性が生じるかもしれません。
マイルストーンにロールバックするためのバージョンの置換
製品バージョンを置換する前に、親ベースライン同士を比較し、この 2 つの製品バージョン間の差異を表示します。
他のツールからのベースラインとしてのファイルのインポート
「製品の参照 (Browse Products)」
ページを使用して、 他のツールから Rational Engineering Lifecycle Manager へファイルをインポートします。
製品構成と製品の操作
製品構成と製品は柔軟性のある成果物です。よく使用する製品構成には「お気に入り」のマークを付け、 製品ツリーに表示される製品構成をフィルターに掛けて、お気に入りのみを表示することができます。構成と製品は、子構成や子製品として、 複数の構成や製品、または同じ構成や製品の中で再使用できます。構成や製品を移動して、別の構成や製品に子として組み込むことができます。 構成や製品の名前を変更することができます。名前変更すると、その構成や製品が再使用されているすべての場所に新しい名前が伝搬されます。構成や製品が不要になれば、その構成や製品は削除できます。
監査履歴の表示
「監査履歴」
ページは、指定された製品に対して実行された過去のイベントの可視リストです。 このページには、バージョンとブランチの両方が存在する場合、その両方が表示されます。表示される履歴はメタデータです。製品を変更したユーザー、どのような変更がいつ行われたか、追加、インポートまたは削除された製品の名前が表示されます。
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