Rational Team Concert™ と Rational® Engineering Lifecycle Manager は、ストリーム管理者が Rational Engineering Lifecycle Manager インターフェースを使用してコンポーネント・ベースラインを受信または送信するたびに、コンポーネント・ベースラインを交換します。
このタスクについて
すべての送信操作と受信操作は、Rational Engineering Lifecycle Manager インターフェースから開始されます。主な使用シナリオは、統合のワークフローの「統合の日常的な使用」に記載されています。
製品をストリームに接続した後、ストリームに対して ベースラインを送信するにはまず、ストリームから コンポーネント・ベースラインを受信する必要があります。
手順
- Rational Team Concert のストリームからコンポーネント・ベースラインを受信します。
- Rational Engineering Lifecycle Manager で、または「最近表示された製品」をクリックして、「製品」画面を開きます。
- 「製品」画面で、ストリームに接続された製品を検索します。
接続された製品の左側のアイコンは、このような外観です。
この異なる製品アイコンは、その製品が特別な状態であること、すなわちストリームに接続されていることを示します。接続された製品にとってこれが初回の受信操作である場合、その製品の下にはコンポーネントがありません。
- Rational Team Concert のコンポーネント・ベースラインをストリームから受信します。接続された製品を右クリックして、を選択します。
- 製品ツリーに着信する変更内容を、 「SCM コンポーネントのプレビュー - 受信 (Preview SCM Components - Receive)」ダイアログ・ボックスでプレビューします。
以下のイメージに表示される変更の要約は、SCM コンポーネントの状態を説明します。SCM コンポーネントが受信に含まれない場合は、変更の要約の説明の 1 つに追加されます。

変更の要約の次にある、「前」列は製品ツリー内に現在ある製品に接続されたコンポーネント・ベースラインを示します。「後」列は SCM コンポーネントの受信後に製品ツリーに追加されるベースラインを示します。
追加情報を得るには、変更の要約内の小さな疑問符 (?) の上にカーソルを置き、それから表の「前」および「後」の語の上に置きます。
すべてのユーザー: ストリームのコンポーネント・ベースラインは、すべて子製品として Rational Engineering Lifecycle Manager に取得されます。
ベースラインを受信するときには、SCM ストリーム内にあるベースラインに関わらず、ピン留めされた製品バージョンは更新されません。
製品をクリックすると、Rational Team Concert から得られた詳細情報が右側に表示されます。製品の接続先のストリーム、Rational Team Concert サーバーのフレンド名または URL、およびその他の情報を確認できます。
- Rational Engineering Lifecycle Manager で、フラットな Rational Team Concert のコンポーネント・ベースライン構造を再構築することができます。
ストリームおよびコンポーネント・ベースラインに接続されている製品を移動および再使用し、さらにそれらの製品をコンポーネント・ベースラインとして Rational Team Concert に送信して戻します。再構築について詳しくは、統合のワークフローの「統合の日常的な使用」を参照してください。
ストリームまたはコンポーネント・ベースラインに接続されている製品に対してブランチを実行することもできます。製品を分岐するためのバリエーションの作成を参照してください。
- Rational Team Concert のストリームへコンポーネント・ベースラインを送信します。
送信操作を行う前に、少なくとも 1 回はコンポーネント・ベースラインをストリームから受信する必要があります。これを受信しないと、送信は失敗します。製品が Rational Team Concert のストリームに接続していないと、Rational Team Concert はユーザーが送信するその製品を認識できません。(最初にコンポーネント・ベースラインを受信する必要がある理由は、送信したい接続済み製品の下にコンポーネントがない点にあります。)
Rational Team Concert からコンポーネント・ベースラインを受信した後、それらのコンポーネント・ベースラインを追加または削除して再構築した場合は、Rational Team Concert のストリームにそれらを送信してストリームを同期させてください。
- Rational Engineering Lifecycle Manager で、または「最近表示された製品」をクリックして、「製品」画面を開きます。
- 「製品」画面で、ストリームに接続された製品を検索します。
- 製品の数が多い場合は、カスタム製品グループ化 (例えば「すべてのトップレベル製品」など) を設定して製品グループ化リスト・ボックス内をフィルタリングしてみてください。
- Rational Team Concert から接続済み製品にコンポーネント・ベースラインをまだ受信していない場合は、ステップ 1 の指示に従って、Rational Team Concert からまずコンポーネント・ベースラインを受信してください。
- 接続されている製品の上で右クリックし、を選択して、ストリームにコンポーネント・ベースラインを送信します。
- 製品ツリーから SCM コンポーネントに対して発信する変更を、「SCM コンポーネントのプレビュー - 送信 (Preview SCM Components - Send)」ダイアログ・ボックスでプレビューします。
以下のイメージに表示される変更の要約は、SCM コンポーネントの状態を説明します。SCM コンポーネントが送信に含まれない場合は、変更の要約の説明の 1 つに追加されます。

変更の要約の次にある、「前」列は SCM ストリーム内に現在あるコンポーネント・ベースラインを示します。「後」列には、送信後に SCM ストリームで使用される、製品に接続されているベースラインが表示されます。
追加情報を得るには、変更の要約内の小さな疑問符 (?) の上にカーソルを置き、それから表の「前」および「後」の語の上に置きます。
すべてのユーザー: ストリームのコンポーネント・ベースラインは、すべて子製品として Rational Engineering Lifecycle Manager に取得されます。
製品をクリックすると、Rational Team Concert から得られた詳細情報が右側に表示されます。製品の接続先のストリーム、Rational Team Concert サーバーのフレンド名または URL、およびその他の情報を確認できます。
- Rational Team Concert で、ストリームを更新します。
移動または再使用した Rational Engineering Lifecycle Manager 製品が、「ストリーム」ページの「コンポーネント」セクションに表示されます。
Rational Team Concert はコンポーネント・ベースラインをフラット構造で表示します。Rational Engineering Lifecycle Manager で複雑な製品階層を作成した場合には、Rational Team Concert でそれらを表示することができません。再構築された製品階層は Rational Engineering Lifecycle Manager 内にとどまります。
次のタスク
自分のチームに必要なコンポーネントのみをロードしたい場合には、コンポーネント・ベースライン用ロード規則の生成を参照してください。