Tomcat サーバーでアプリケーションを実行している場合、デフォルトのログ・ファイルのロケーションは Install Dir/server/logs です。
WebSphere® Application Server でアプリケーションを実行している場合は、デフォルトの xx.log ファイルのロケーションは、WAS_Install_Dir/server/profiles/<profile_name>/logs です。
ログ・ファイルのロケーションは、JAZZ_HOME/xx ディレクトリー内の log4j.properties ファイルによって決定されます。xx.log ファイルのデフォルト設定は、log4j.appender.logfile.File=logs/xx.log です。例えば、jts.log ファイルのデフォルト設定は、log4j.appender.file.File=logs/jts.log です。
ロギングとトレースは、同じ場所、すなわち、構成ファイル <RelmInstallDir>/server/conf/relm/log4j.properties 内に構成されます。このファイルは、サーバーの始動時、またはオンデマンドで (動的に)、特別な管理操作を呼び出すことで、ロードされます。 何か変更を加えた後には、その変更を有効にするために、ファイルを再ロードする必要があります。
デフォルトでは、log4j.properties ファイルでログ・ファイルのサイズは 10 MB に設定され、 バックアップ・ファイルの数は 5 に設定されます。 このファイルは installdir/jazz/server/conf/jazz directory にあります。 必要に応じて、log4j.properties ファイルのロールオーバー・プロパティーを変更できます。
log4j.appender.file.MaxFileSize=10MB
log4j.appender.file.MaxBackupIndex=5
これらの行により、ログ・ファイルのサイズは 10 MB に制限され、バックアップ・ファイルの数は 5 個に制限されます。
時間ベースのロールオーバーを行うことも、あるいは毎日ロールオーバーを行うこともできます。 毎日ロールオーバーを行うには、log4j.appender.file=org.apache.log4j.FileAppender を log4j.appender.file=org.apache.log4j.DailyRollingFileAppender に変更します。 この変更を行うと、ログ・ファイルは毎晩ロールオーバーされるようになります。
log4j.appender.trace=org.apache.log4j.RollingFileAppender
log4j.appender.trace.MaxFileSize=100MB
log4j.appender.trace.Threshold=TRACE
log4j.appender.trace.MaxBackupIndex=5
log4j.appender.trace.File=logs/relm_trace.log
log4j.appender.trace.layout=org.apache.log4j.PatternLayout
log4j.appender.trace.layout.ConversionPattern=%d{ISO8601} [%30t] [%x] %5p %c - %m%n
これにより、TRACE レベル以上 (すなわち、全メッセージ) のすべてのメッセージが relm_trace.log と呼ばれるファイルにログ記録されます。