このリリースの製品をインストールすると、Jazz™ Team Server に加えて、「変更管理と構成管理 (CCM)」、「品質管理 (QM)」、 Rhapsody、Design Management、および Engineering Lifecycle Manager の各アプリケーションをデプロイすることになります。 ここでアクティベーション・キットを使用して、製品クライアント・アクセス・ライセンスを Jazz Team Server にインストールし、これらのライセンスをユーザーに割り当てて、ユーザーが各アプリケーションによって提供される機能にアクセスできるようにします。
Rational Team Concert™ で使用されているような、役割ベースのライセンス交付方式では、特定の役割のクライアント・アクセス・ライセンスを購入すると、各アプリケーションの一部またはすべての機能に対する 読み取り、書き込み、およびコメントのアクセス権限が付与されます。
ライセンスのインストールについて詳しくは、クライアント・アクセス・ライセンス・キーのインストールおよび管理を参照してください。
ライセンスによって、機能のアンロックが行われますが、特定のプロジェクト・エリアに対するアクセス権限は付与されません。 サーバー管理者またはプロジェクト・エリア管理者が、役割およびアクセス権をユーザーに割り当てます。
| 製品 | クライアント・アクセス・ライセンス | 説明 |
|---|---|---|
| Rational® Engineering Lifecycle Manager | TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational によって承認されたアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を通じて個々のツールによって公開されたデータを使用すること、およびアプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 |
| Jazz Team Server | データ・コレクター | バックグラウンドのデータウェアハウスおよびレポート・タスクを実行するために使用されるユーザー ID にのみ割り当てられます。 |
| LPA アプリケーション内 | 「ライフサイクル・プロジェクト管理」アプリケーションがバックグラウンドでタスクを実行するために、機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 | |
| TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational によって承認されたアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を通じて個々のツールによって公開されたデータを使用すること、およびアプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 | |
| Rational Team Concert | ビルド・システムまたは CLM ビルド・システム | ビルド・システムによって使用されるユーザー ID にのみ割り当てられます。このライセンスにより、ビルド・システムのデバイスは、すべての機能に対する読み取りアクセス権限を持ち、別途プロセス許可によって制限されない限り、すべての機能に対する書き込みアクセス権限を持つことができるようになります。 |
| ClearCase® Synchronizer または CLM ClearCase Synchronizer | このライセンスは、同期化プロセス・アカウント (ClearCase 同期ストリームを作成して同期化するビルド・エンジンによって使用されるアカウント) にのみ割り当てることができます。その機能は、ClearCase Synchronizer に必要な機能のみに制限されます。 | |
| ClearQuest® Synchronizer または CLM ClearQuest Synchronizer | このライセンスは、ClearQuest Synchronizer によって使用される単一ユーザー ID にのみ割り当てることができます。 その機能は、ClearQuest Synchronizer に必要な機能のみに制限されます。 | |
| TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational が承認するアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を使用して個々のツールによって公開されるデータを使用すること、および、アプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 | |
| Rational Quality Manager | Connector または CLM Connector | Connector のクライアント・アクセス・ライセンスは、Rational Quality Manager アダプター接続、インポート/エクスポート機能、および ClearQuest 接続の提供に使用される単一ユーザー ID への割り当てだけのためのライセンスです。 このユーザー ID は、Rational Quality Manager への Web アクセスを許可しません。 |
| TRS コンシューマー内 | ライフサイクル照会エンジンまたは RM サスペクト・リンクなどの TRS 使用アプリケーションに関連付けられている機能ユーザー ID に割り当てられます。このライセンスは、Rational が承認するアプリケーションが、Tracked Resource Set (TRS) を使用して個々のツールによって公開されるデータを使用すること、および、アプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 | |
| Rhapsody Design Manager | TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational が承認するアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を使用して個々のツールによって公開されるデータを使用すること、および、アプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 |
| DOORS® Next Generation | RM アプリケーション内 | 「要求管理」アプリケーションがバックグラウンドでタスクを実行するための機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 |
| TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational が承認するアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を使用して個々のツールによって公開されるデータを使用すること、および、アプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 | |
| Rational DOORS | TRS コンシューマー内 | バックグラウンドで稼働してサスペクト・トレーサビリティーのリンク・チェックをサポートする TRS 使用アプリケーションの機能ユーザー ID にのみ割り当てられます。 使用の制限: このライセンスは、Rational が承認するアプリケーションが、 Tracked Resource Set (TRS) を使用して個々のツールによって公開されるデータを使用すること、および、アプリケーション間でのデータのアクセス制御セキュリティーを強制することを許可します。 |
Rational Team Concert 機能 CAL が有効なのは、少なくとも 1 つの有効な (有料または無料の) Developer または CLM Professional クライアント・アクセス・ライセンスをサーバーにインストールしている場合のみです。
IBM® Rational ライフサイクル照会エンジン (LQE) は、Tracked Resource Set (TRS) フィードに接続し、提供されているライフサイクル・ツールからどの成果物の索引を作成するかを決定します。例えば、IBM Rational DOORS は、IBM Rational DOORS Web Access セッションを通じて TRS フィードを提供します。したがって、LQE は、TRS フィードに接続し、データを取得するために、提供されているライフサイクル製品にログインする必要があります。
これらは、LQE がさまざまな TRS データ・ソースに接続するために必要な最小限のライセンスです。ただし、Rational Engineering Lifecycle Manager ビューまたは照会をクリックしてリソースにアクセスした場合、または成果物への OSLC リンクの上にマウス・ポインターを移動し、そのリンクから元のライフサイクル・ツールにアクセスした場合は、そのツールで標準セッションを開始した場合と同様にユーザー・ライセンスが使用されます。この場合は、製品にログインを使用するか、製品内の成果物への OSLC リンクを使用して特定の製品内のデータを表示する非 LQE ユーザー用のライセンスを追加する必要があります。
どのデプロイメント・トポロジーでも、「変更管理と構成管理」アプリケーションの登録済みインスタンスを 1 つ以上含んだ Jazz Team Server があるいずれかのマシンに、 「Rational Team Concert 必須ベース・ライセンス・キー (評価版を含む)」パッケージをインストールする必要があります。
Jazz Team Server をインストールした後に、追加のライセンス・キーをインストールすることができます。詳しくは 、クライアント・アクセス・ライセンス・キーのインストールおよび管理を参照してください。
クライアント・アクセス・ライセンスによって、同じ Jazz Team Server アプリケーションに登録されているすべてのアプリケーションの機能が使用可能になります。 例えば、「利害関係者」ライセンスを使用している場合、Jazz Team Server に登録されているすべての「変更管理と構成管理」アプリケーション内で同じ機能を使用できることになり、2 つの CCM アプリケーションにアクセスするために 2 つのライセンスを持つ必要はありません。
ただし、複数の Jazz Team Server 環境がある場合、異なる Jazz Team Server に登録されたアプリケーションで機能をアンロックするには、複数のライセンスが必要です。 例えば、1 つの Jazz Team Server に登録された CCM アプリケーションを 1 つ持っていて、別の Jazz Team Server に登録された CCM アプリケーションをもう 1 つ持っている場合、ライセンスは 2 つ、つまりそれぞれの CCM アプリケーションに 1 つずつ必要です。