Lifecycle Query Engine の概要

IBM® Lifecycle Query Engine (LQE) を使用すると、追跡するリソース・セット (TRS) 仕様をサポートする複数のライフサイクル・ツール全体からのデータに索引付けできます。各ライフサイクル・ツールは、追跡するリソース・セット (TRS) フィードをコントリビュートすることによって、データを使用可能にします。Lifecycle Query Engine では TRS フィードのコントリビューションを使用して、LQE 管理ページで定義されている TRS データ・ソースからリンク・アクセス可能なリソースの索引を作成および保守します。索引は定期的に各データ・ソースと同期化されて、最新のデータがライフサイクル照会で確実に使用できるようになっています。
以下の製品は TRS 仕様を実装し、データ・ソースとして構成できます。
  • Rational® Team Concert
  • Rational Rhapsody® Design Manager
  • Rational DOORS®
  • Rational DOORS Next Generation
  • Rational Quality Manager
  • Rational Engineering Lifecycle Manager
  • Rational Focal Point™
  • Rational Asset Manager

Lifecycle Query Engine は、デフォルトの Apache Derby データベースまたは外部データベースのいずれかと一緒に使用できます。どちらを選択するかは、LQE のデプロイ方法によって決定されます。例えば、単一の LQE ノードをデプロイする場合には、どちらのオプションでも使用できます。しかし、複数のノードにわたって LQE をデプロイする場合には、外部データベースを使用する必要があります。 サポートされるデータベースについては、データベースのセットアップを参照してください。

Lifecycle Query Engine は、単一の Jazz™ Team Server で登録される Jazz アプリケーションです。 分散環境では、複数の異なるサーバーにまたがってフレンド関係をセットアップすることによって、アプリケーション・データへのアクセスを提供できます。

動作方法

ライフサイクル・ツールではデータを索引付けに使用できるようにするために、追跡するリソース・セット (TRS) を使用します。TRS のメンバーは、索引リソースと呼ばれる、Resource Description Framework (RDF) の表記で検索可能なリソースです。索引リソースの RDF グラフを集約する RDF データ・セットに対して SPARQL 照会を作成して実行することができます。これらの照会には、複数のライフサイクル・ツールからのデータが含まれます。また、それらはリソースの間でツールにまたがるリンクでもあります。 追跡するリソース・セットの変更ログは、索引リソースで発生したすべての変更を取り込みます。変更は、ライフサイクル索引に伝搬されて、それを常に最新の状態に維持します。

TRS 内のリソースは、保護リソースにすることができます。LQE 管理者は、索引全体に基づいた索引付けされたリソース、索引付けされた各データ・ソース、またはライフサイクル・ツールにより定義されたアクセス・コンテキストへのアクセス権を付与できます。

TRS 仕様について詳しくは、Open Services for Lifecycle Collaboration Tracked Resource Set Specification Version 2.0 を参照してください。

LQE で使用される用語

リソース
リソースは、RDF 表現で記述されるオブジェクトです。 RDF リソースは、URI で識別されます。
詳しくは、Composite Capabilities/Preference Profiles: Terminology and Abbreviations を参照してください。
トリプル
RDF トリプルには 3 個のコンポーネント、すなわち、主語、述語、および目的語が含まれます。
詳しくは、Resource Description Framework (RDF): Concepts and Abstract Syntax を参照してください。
グラフ
RDF グラフは、RDF トリプルの集合です。
詳しくは、Resource Description Framework (RDF): Concepts and Abstract Syntax を参照してください。
RDF 語彙
RDF 語彙は、RDF データのプロパティーとクラスの意味のある使用を記述します。
詳しくは、RDF Vocabulary Description Language 1.0: RDF Schema を参照してください。

LQE で使用される URL

「ホーム」ページ
https://server:port/lqe/web
「管理」ページ
https://server:port/lqe/admin
これは、すべての LQE 管理機能に関して使用されるページです。
「照会」ページ
https://server:port/lqe/query
このページを使用して SPARQL 照会を実行します。他の製品の予期しない照会結果のトラブルシューティング時に便利です。
ルート・サービス文書
https://server:port/lqe/scr
Jazz Team Server には、ルート・サービス文書と呼ばれる Jazz アプリケーションを記述する標準的な方法が用意されています。LQE のルート・サービス文書では、そのサービス、認証モデル、ライセンス、および機能ユーザーを記述します。

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