製品、ストリーム、およびコンポーネント・ベースライン

Rational Team Concert™ と統合する際、製品、ストリーム、およびコンポーネント・ベースラインの間に関係を作成します。これらは、特定の方法で対話し、振る舞います。製品ツリーの最上位は製品構成でなければなりませんが、ストリームおよびコンポーネントのベースラインをサポートおよび編成するための子製品を作成することができます。

概念的には、この接続は、製品から Rational Team Concert のストリームまたはコンポーネント・ベースラインへのリンクを追加するのに似ています。ただし、製品の子としてリンクを表示するのではなく、製品が接続先のストリームまたはコンポーネント・ベースラインへ変化します。その後、接続された製品を他の Rational® Engineering Lifecycle Manager 製品と同様に管理できるようになり、接続された製品を必要に応じて変更することも可能になります。 適切なタイミングでいつでも、変更を Rational Team Concert に送信し、ストリーム内のコンポーネント・ベースラインのリストを更新することができます。

「製品」が確立された Rational Engineering Lifecycle Manager 用語であるのと同様に、「ストリーム」「コンポーネント」は確立された Rational Team Concert 用語です。Rational Engineering Lifecycle Manager の「製品」 の定義は、これらの両方のツールで同一です。同様に、Rational Team Concert の「ストリーム」「コンポーネント・ベースライン」 の定義も、両方のツールで同一です。

用語「製品」 について詳しくは、用語および概念を参照してください。用語「ストリーム」「コンポーネント・ベースライン」について詳しくは、ストリームとコンポーネントを参照してください。

ストリームに接続された製品は、引き続き他の製品と同様に振る舞います。製品に対し、移動、再使用、削除、リンクおよび URL の追加、監査履歴の表示、ピン、およびブランチを作成することができます。Rational Engineering Lifecycle Manager は、Rational Team Concert からストリームとコンポーネント・ベースラインを受信し、コンポーネント・ベースライン内にあるソース・ファイルなど、他のものはすべて無視します。

製品に接続された Rational Team Concert のストリームおよびコンポーネント・ベースラインは、引き続き他のストリームおよびコンポーネント・ベースラインと同様に振る舞います。Rational Team Concert は、Rational Engineering Lifecycle Manager によって送信された、ストリームおよびコンポーネント・ベースラインに接続された製品を認識します。Rational Team Concert は、構築に使用される (けれどもストリームまたはコンポーネント・ベースラインには接続されていない) 子製品や、成果物および URL へのリンクなど、他のものはすべて無視します。

製品、ストリーム、およびコンポーネント・ベースラインの間の関係は柔軟です。必要に応じ、あるストリームに接続された製品を切断し、別のストリームに接続することもできます。既存の接続済み製品の下に子製品を作成し、同じストリームまたは別のストリームからコンポーネント・ベースラインを収集することも可能です。この場合、子製品がストリームに接続することはありません。この子製品の目的は、他のストリームからのコンポーネント・ベースラインを編成することのみです。1 つのストリームを接続できる対象は 1 つの製品のみです。これによって、変更が上書きされるのを確実に防ぐことができます。


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