Lifecycle Query Engine 照会の即応性の向上

照会アクティビティーが活発であるときには、サーバーの負荷が照会の即応性に影響することがあります。 Lifecycle Query Engine の回復力と照会の即応性を向上させるために、管理者としていくつかの対策を取ることができます。例えば、照会実行の制限を定義する、照会キャッシングを有効にする、または負荷制限を使用可能にすることができます。

照会の構成

Lifecycle Query Engine 照会サービスは、索引付きデータの照会を実行します。索引に対して実行されるすべての照会に適用されるサービスのプロパティーを定義できます。 デフォルトでは、照会サービスは使用可能で、値はすべてのノードに適用されます。

照会のパフォーマンスを管理する 1 つの方法は、以下のプロパティーを指定して照会の制限を定義することです。

「照会サービス」ページの照会プロパティーの画面キャプチャー。

新しいデータ・ソースの索引作成時やデータのバックアップ時などのように、LQE が負担の大きい処理を実行している場合、照会サービスを一時的に無効にすると、パフォーマンスが向上することがあります。

照会キャッシング

照会キャッシングを有効にすると、照会結果は中央データベースにキャッシュされ、同じアクセス・グループに属するすべてのユーザー間で共有されます。照会が触れるグループと、ユーザーが属するそれらのグループのサブセットについての情報が、照会結果と共にキャッシュに保管されます。

LQE は、HTTP 応答と照会結果という 2 つのタイプのキャッシングを提供します。HTTP 照会キャッシングは、照会結果キャッシングを補完するものです。システムに負荷がかかっているときは、両方のキャッシング操作が負荷の削減に役立ちます。使用するキャッシングのタイプを選択して、照会結果をキャッシュする時間の長さを指定することができます。
注: ユーザーが LQE 索引の最新データにアクセスしたい場合には、いずれのタイプのキャッシングも使用可能にしないでください。
「照会サービス」ページの照会キャッシング・プロパティーの画面キャプチャー。
  • HTTP 応答キャッシングが有効: 照会結果はクライアントにキャッシュされます。
  • HTTP 応答最大存続期間 (秒): キャッシュされた照会結果がクライアントで使用可能な時間 (秒)。デフォルトは 120 です。
  • 照会結果キャッシングが有効: 照会結果はサーバーにキャッシュされます。
  • 照会結果キャッシュ有効期限 (秒): キャッシュされた照会結果がサーバーで使用可能な時間 (秒)。デフォルトは 120 です。

機能のしかた: ユーザー 1 とユーザー 2 の 2 人のユーザーが同じリソース・グループにいます。ユーザー 1 が照会 A を実行します。ユーザー 2 が 120 秒以内に照会 A を実行すれば、キャッシュされた照会結果が得られます。ユーザー 2 が 120 秒後以降に照会 A を実行すると、照会は再度実行され、更新された結果が得られます。 照会負荷制限を有効にすると、警告しきい値とクリティカルしきい値に達したときにこの動作が変わります。照会負荷制限を参照してください。

照会負荷制限

照会負荷制限のしきい値を定義することにより、照会負荷が大きくなりしきい値に達したときの Lifecycle Query Engine の動作を制御することができます。

「照会サービス」ページの負荷制限プロパティーの画面キャプチャー。

負荷制限が使用不可の場合、照会結果はキャッシュされ、「照会結果キャッシュ有効期限の値に基づいて期限切れになります。 しかし、負荷制限が使用可能な場合は、LQE には 3 つの動作状態があります。
  • 標準: 照会が実行され、結果が 120 秒 (または照会結果キャッシュ有効期限 の値) キャッシュされます。 適切なアクセス権のユーザーが同じ照会を 120 秒以内に実行すると、キャッシュされた結果が戻され、そうでなければ照会が実行されて結果が 120 秒キャッシュされます。標準の動作状態は、負荷制限が使用可能または使用不可のいずれのときにも適用されます。
  • 警告: 照会が履歴上高速照会の最大時間 の値より少ない時間で実行される場合には、照会が実行され、結果がキャッシュされます。そうでなければ、たとえ期限切れになっていても、キャッシュされた結果が戻されます。
  • クリティカル: クリティカルしきい値に達した場合は、新規照会は実行されず、キャッシュされた結果のみが表示されます。
注: 「照会サービス」ページで定義したしきい値が、すべてのノードに適用されます。「LQE ノード」ページでは、個々のノードのしきい値を指定することができます。 Lifecycle Query Engine ノードの管理を参照してください。
ヒント: 「ホーム」ページ、または「統計」ページで、Lifecycle Query Engine のパフォーマンスをモニターすることができます。しきい値を超えた時に通知するよう、LQE を構成することもできます。

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