Citrix Web Interface から Citrix セッションを記録し、この接続方式によって提供されるロード・バランシング機能を使用することができます。
これを行うには、この Web インターフェースを使用して記録されたセッション情報を含む HTTP テストを記録し、その後、この情報を使用する Citrix テストを記録します。 セッションの記録を完了すると、ウィザードは Citrix テストを生成します。
始める前に
HTTP テストでは、Citrix ファームへ接続するためのセッション情報がユーザーおよびアプリケーションに提供されます。 同じ HTTP テストを再利用して、さまざまな Citrix テストを記録することができます。
この方式で記録された Citrix テストは、スケジュール内でのみ実行できます。 記録した後、HTTP テストを実行してから Citrix テストを実行するスケジュールを設定する必要があります。
手順
- 最初に HTTP テストを記録します。をクリックし、「HTTP 記録」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「テスト・スイートのロケーションの選択」ページでプロジェクトを選択します。 「テスト・ファイル名」に HTTP Performance Test の名前を入力し、「終了」 をクリックします。 入力した名前は記録、テスト、およびその他の必要ファイルの基本名になります。 これらのファイルは、標準ナビゲーターまたは Java™ パッケージ・エクスプローラーではファイルを区別するための拡張子が付加されていますが、テスト・ナビゲーターでは単純な名前 (テスト名) のみが表示されます。
- Web ブラウザーで、Citrix Web Interface サーバーの URL を入力します。
- 「Citrix Web Interface」ページで、ユーザー名、パスワード、およびドメインを入力してセッションを開きます。 Citrix Web Interface で、サーバー上で公開され、ユーザーが使用可能なアプリケーションのリストが表示されます。
- 「接続設定」を開き、「シームレス」以外の「ウィンドウ・サイズ」を選択します。 シームレス・モードはテスト・スケジュールとは非互換です。
- テストするアプリケーションを選択します。
- アプリケーションと Web ブラウザーを閉じます。 これにより、記録が停止され、StoreICA という名前のカスタム・コード・テスト・エレメントで終わる新規 HTTP テストが生成されます。
- ここで、Citrix テストを記録します。をクリックし、「Citrix 記録」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「テスト・スイートのロケーションの選択」ページでプロジェクトを選択します。
- 「テスト・ファイル名」で Citrix テストの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「Citrix 接続設定」ページで「Web インターフェースを使用」を選択し、「接続シナリオ」で「参照」をクリックして、Citrix Web インターフェース・セッションを含む HTTP テストを選択します。
- 記録を開始するには、「完了」をクリックします。 「Citrix 記録」ウィンドウが開き、Citrix XenApp セッションおよび一連のレコーダー・コントロールが表示されます。
- 「Citrix 記録」ウィンドウで、テストするタスクを実行します。 ツールバーのレコーダー・コントロールを使用して、コメントを追加したり、同期を記録したり、記録中に画面キャプチャーを実行したりすることができます。
- 記録済みテストにユーザー・コメントを追加するには、「ユーザー・コメントの挿入」 (
) ボタンをクリックします。 Citrix テストは長く、テストの内容を読み取ることが困難なことがあるため、重要なエレメントを見分けることができるように、分かりやすいコメントを追加すると便利です。
- 記録済みテストにイメージ同期を追加するには、「イメージ同期の挿入」 (
) ボタンをクリックし、
同期に使用される画面のエリアを選択し、「イメージ同期の挿入」ボタンを再度選択します。 イメージ同期によって、テストは、ウィンドウ・イベントのみに集中するのではなく、再生中に画面区域の内容を追跡することができます。 これを使用することによって、多くのウィンドウの作成や変更はしないがウィンドウの内容を定期的に更新するアプリケーションで、テストの同期を保つことができます。 イメージの内容は、ビットマップ・ハッシュ・コードとしても、光学式文字認識によって取得されたテキスト値としても評価することができます。 テスト・エディターで、イメージ同期に検査ポイントを追加することもできます。
- 記録済みテストに画面キャプチャーを追加するには、「画面のキャプチャー」 (
) ボタンをクリックします。 画面キャプチャーによりテストが読みやすくなり、記録したテストを容易に理解できるようになります。
- 画面キャプチャーの設定を変更するには、「画面キャプチャーの設定」
をクリックし、以下のいずれかのオプションを選択します。 - 自動画面キャプチャーなし
- テスト・レコーダーで画面キャプチャーを自動的に記録しないようにするには、このオプションを選択します。 このオプションを選択しても、画面キャプチャーを手動で記録できます。 デフォルトではこのオプションが選択されています。
- 画面をキャプチャーする頻度 (毎)
- 定期的な画面キャプチャーを自動的に記録し、キャプチャー間の時間を指定するには、このオプションを選択します。
- ウィンドウ作成時に画面をキャプチャー
- Citrix でウィンドウ・オブジェクトが作成されるたびに画面キャプチャーを記録するには、このオプションを選択します。
- ツールチップは除外する
- 「ウィンドウ作成時に画面をキャプチャーする」が選択されている場合、このオプションを使用可能にして、記録中ツールチップ・イベントが表示されるたびに画面キャプチャーが作成されないようにします。 このオプションを使用不可にすると、ツールチップの表示時に画面キャプチャーが記録されます。
- テスト対象のアクションのシーケンスが完了したら、「記録の停止」 (
) をクリックしてセッションを閉じ、レコーダーを停止します。 テストの生成と共に、「進行状況」ウィンドウが開きます。 完了すると、「レコーダー・コントロール」ビューに、テスト生成が完了しました というメッセージが表示され、テスト・ナビゲーターがテストをリスト表示して、テスト・エディター内でそのテストが開きます。
次のタスク
Citrix Web Interface テストを実行するには、新規スケジュールを作成し、HTTP テストを追加した後、Citrix テストを追加する必要があります。