IBM® Rational® Performance Tester を使用して、クラウド内でスケジュールを実行できます。
クラウド内でスケジュールを実行するメリットには、クラウド内の負荷生成エージェントにアクセスできること、データ・センターが世界中に配置されている中、地理的に異なる場所からテスト中のシステムにアクセスできること、負荷生成サービスへの支払いが必要なときのみで済むことなどがあります。
始める前に
- Rational Performance Testerで、をクリックし、IBM 資格情報、およびオーダー番号または販売促進コードを入力します。
- で、
「レポートへのアクセスにセキュリティーを要求する」をクリックし、
「レポートへのアクセスにユーザー認証を要求する」チェック・ボックスを選択して、IBM ログイン資格情報を指定します。
このタスクについて
ローカル・ワークベンチからクラウド・スケジュールを開始すると、クラウド・マネージャーはエージェント仮想マシンのプロビジョンを開始します。エージェント仮想マシンのプロビジョンに必要な時間は、マシンおよびマシンのプロビジョン先のデータ・センターの構成によって異なる場合があります。予期される平均プロビジョン時間は 15 から 30 分間です。
クラウド・スケジュール実行の課金要素の一部を次に示します。
- 実行に対する課金は、仮想テスター時間によって変わります。1 仮想テスター時間は、1 人の仮想テスターによる 1 時間のスケジュール実行です。オプションの販売促進コードを、オーダー番号と組み合わせて使用できます。試用のために販売促進コードを使用することもできます。販売促進コードは、仮想ユーザーおよびクラウド・エージェントの数に制限があり、有効期限が設定されています。販売促進コードの有効期限は、米国の太平洋標時間帯で計算されます。
- スケジュール実行が手動で停止されるか、指定したパフォーマンス基準のために終了した場合、未完了のステージについては課金されません。
- Rational クラウド・マネージャーに問題があるために実行を停止する必要があった場合、その実行は課金されません。
- 実行の結果をローカル・ワークベンチにダウンロードするように要求し、その操作が正常に終了しなかった場合、その実行は課金されません。ただし、結果のダウンロードを要求せず、スケジュール実行は正常に終了した場合、その実行は課金されます。
手順
- テスト・ナビゲーターから、クラウド・スケジュールをダブルクリックします。
- 「スケジュールの実行」をクリックします。 クラウド・スケジュールは、クラウド・マネージャーへの接続、アカウントの資格情報、オーダー番号、または販売促進コードを検証します。
- オプション: 5 人より多いユーザーに対してクラウド・スケジュールを最初に実行するときに、http://www.ibm.com/software/products/en/rpts Web サイトへのリンクが表示されます。この Web サイトを使用して、オーダー番号または販売促進コードを生成します。IBM ID とクレジット・カードの詳細を提供すると、オーダー番号を E メールで受信します。オーダー番号または販売促進コードを受信したら、それを「クラウドの負荷生成サービス」設定ページに入力し、「スケジュールの実行」を再度クリックします。 オーダー番号または販売促進コードが既にある場合は、それを設定ページに入力してスケジュールを実行します。
- 検証に成功した場合は、実行のコストが表示されます。合計コストの内訳を表示するには、「詳細」をクリックします。
- このスケジュールの実行を続行するには、「OK」をクリックします。
タスクの結果
コストを受け入れると、クラウド・マネージャーはクラウドでの実行に必要なエージェントをプロビジョンし、必要なテスト資産をクラウドに転送します。この処理は、エージェントの数に応じて時間がかかることがあります。実行後、テスト結果をワークベンチに転送するためのプロンプトが表示されます。