PL/I プログラムを実行すれば、 特定のデータ・タイプのさまざまなデータ項目が処理されます。 名前が付いていない算術定数やストリング定数を除き、 プログラム内ではデータ項目はすべて名前によって参照されます。 各データ名には、(明示的または暗黙的な) 宣言によって、属性と意味が与えられます。
データ項目のほとんどの属性は、 プログラムがコンパイルされるときに判別されます。 非静的項目の場合は、属性の値 (配列の次元の境界、ストリングの長さ、 区域のサイズ、初期値) と一部のファイル属性は、 プログラムの実行時に判定されます。 詳細については、ブロックの活動化を参照してください。
データ項目、タイプ、および属性については、データ・エレメントで紹介しています。
この章では、明示宣言および暗黙宣言、スカラー、配列、 構造体、および共用体の宣言、名前の有効範囲、データの位置合わせ、 デフォルトの属性を説明します。