Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


cob2 入出力ファイル

cob2 コマンドを使用するときは、入力ファイル名として以下のファイルを指定することができます。

表 1. cob2 コマンドへの入力ファイル
ファイル名 説明 コメント
file.cbl コンパイルおよびリンクされる COBOL ソース・ファイル cob2 オプション -c を指定した場合は、リンクされません。
file.a アーカイブ・ファイル リンク・エディット・フェーズで使用できるように、ar コマンドによって作成されます。
file.o リンク・エディットされるオブジェクト・ファイル COBOL コンパイラー、C/C++ コンパイラー、またはアセンブラーによって作成することができます。
file.x DLL 定義サイド・ファイル ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) を参照するアプリケーションのリンク・エディット・フェーズで使用されます。

cob2 コマンドを使用すると、以下のファイルが現行ディレクトリーに作成されます。

表 2. cob2 コマンドからの出力ファイル
ファイル名 説明 コメント
ファイル 実行可能モジュールまたは DLL cob2 オプション -o file を指定した場合に、リンカーによって作成されます。
a.out 実行可能モジュールまたは DLL cob2 オプション -o を指定しなかった場合に、リンカーによって作成されます。
file.adt 入力 COBOL ソース・プログラム file.cbl に対応する関連データ (ADATA) ファイル コンパイラー・オプション ADATA を指定した場合に、コンパイラーによって作成されます。
file.dbg 入力 COBOL ソース・プログラム file.cbl に対応する、デバッグ・ツール用の記号情報テーブル コンパイラー・オプション TEST(. . .,SEP,. . .)を指定した場合に、コンパイラーによって作成されます。
file.dek ライブラリー処理からの拡張 COBOL ソース出力 コンパイラー・オプション MDECK を指定した場合に、コンパイラーによって作成されます。
file.lst 入力 COBOL ソース・プログラム file.cbl に対応するリスト・ファイル コンパイラーによって作成されます。
file.o 入力 COBOL ソース・プログラム file.cbl に対応するオブジェクト・ファイル コンパイラーによって作成されます。
file.x DLL 定義サイド・ファイル file.dll という名前の DLL を作成する場合に、cob2 リンク・フェーズで作成されます。
class.java Java クラス定義 (ソース) クラス定義をコンパイルしたときに作成されます。

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