SYSADATA ファイルには、別々のレコード・タイプに分類されるレコードが含まれています。 各レコード・タイプには、コンパイルされる COBOL プログラムに関する情報が提供されます。
各レコードは、以下の 2 つのセクションで構成されます。
| レコード・タイプ | アクション |
|---|---|
| ジョブ識別レコード - X'0000' | ソース・データの処理に使用する環境に関する情報を記述します |
| ADATA 識別レコード - X'0001' | SYSADATA ファイルのレコードに関する共通情報を記述します |
| コンパイル単位の開始|終了レコード - X'0002' | ソース・ファイル内のコンパイル単位の開始と終了のマーク付けを行います |
| オプション・レコード - X'0010' | コンパイルに使用するコンパイラー・オプションを記述します |
| 外部シンボル・レコード - X'0020' | プログラム内のすべての外部名、定義、および参照を記述します |
| 構文解析ツリー・レコード - X'0024' | プログラムの構文解析ツリーにノードを定義します |
| トークン・レコード - X'0030' | ソース・トークンを定義します |
| ソース・エラー・レコード - X'0032' | ソース・プログラム・ステートメントのエラーを記述します |
| ソース・レコード - X'0038' | 単一のソース行を記述します |
| COPY REPLACING レコード - X'0039' | コピーブック内のテキストとの、COPY. . .REPLACING operand-1 の突き合わせの結果として、テキスト置換のインスタンスを記述します |
| 記号レコード - X'0042' | プログラムに定義される、単一の記号を記述します。プログラムに定義される、それぞれの記号ごとに 1 つの記号レコードがあります。 |
| 記号相互参照レコード - X'0044' | 単一の記号への参照を記述します |
| ネストされたプログラム・レコード - X'0046' | プログラムの名前とネスト・レベルを記述します |
| ライブラリー・レコード - X'0060' | 各ライブラリーで使用されるライブラリー・ファイルとメンバーを記述します |
| 統計レコード - X'0090' | コンパイルに関する統計を記述します |
| EVENTS レコード - X'0120' | EVENTS レコードは、COBOL/370™ との互換性を提供します。レコード形式は、COBOL/370 と同一ですが、レコードの先頭に置かれる標準 ADATA ヘッダー、および EVENTS レコード・データの長さを示す フィールドが追加されます。 |