表 1 には、組み込みの CICS 変換プログラムを使用する Enterprise COBOL プログラム用のコンパイラー・オプションがリストされています。
| コンパイラー・オプション | 説明 |
|---|---|
| CICS |
CICS コンパイラー・オプションは、組み込みの CICS 変換プログラム機能を使用可能にします。ソース・プログラムに CICS ステートメントが含まれており、組み込みの CICS 変換プログラムによってまだ処理されていない場合、CICS オプションを指定する必要があります。 CICS オプションを指定する場合は、LIB、NODYNAM、および RENT オプションも有効にする必要があります。Enterprise COBOL では、NOLIB、DYNAM、または NORENT が CICS オプションと同じレベルで指定された場合、これらのオプションが強制的に指定されます。 NOCICS オプションを指定すると、ソース・プログラムで検出された CICS ステートメントはすべて廃棄されます。 |
| LIB | CICS 変換プログラムによって変換されるプログラムの場合、LIB が必要です。 |
| NODYNAM | CICS 変換プログラムによって変換されるプログラムの場合、NODYNAM が必要です。これは、CICS コマンド・レベル・スタブを動的に呼び出すことができないためです。 |
| RENT | CICS プログラムの場合、RENT が必要です。RENT を指定すると、コンパイラーは再入可能コードを生成するため、COBOL モジュールを LPA (リンク・パック域) または ELPA (拡張リンク・パック域) に置くことができるので、それを CICS のもとで複数のアドレス・スペースで共用することができます。また、LPA および ELPA は読取専用ストレージなので、モジュールに上書きすることはできません。. |