EXPORTALL を使用すると、オブジェクト・デックをリンク・エディットして DLL を形成するときに、PROGRAM-ID 名および各代替入り口点名をそれぞれのプログラム定義から自動的にエクスポートするようコンパイラーに指示することができます。
EXPORTALL オプションの構文 .-NOEXPORTALL-. >>-+-------------+--------------------------------------------->< '-EXPORTALL---'
デフォルト: NOEXPORTALL
省略形: EXP|NOEXP
これらの記号が DLL からエクスポートされた場合、エクスポートされたプログラム名と入り口点名は、同じ DLL にリンクされたプログラムからだけでなく、アプリケーション内のルート・ロード・モジュールまたはその他の DLL ロード・モジュールのプログラムから呼び出すことができるようになります。
EXPORTALL オプションを指定する場合は、RENT リンカー・オプションも併せて指定する必要があります。
NOEXPORTALL は、記号をエクスポートしないようにコンパイラーに指示します。この場合、プログラムには、この COBOL プログラム定義と一緒に同じロード・モジュールにリンク・エディットされた他のルーチンからしかアクセスすることができません。
関連参照
矛盾するコンパイラー・オプション