Rational Developer for System z バージョン 7.5

チュートリアル

ここに示す一連のステップは、BMS マップ・エディターの特徴と機能のいくつかを紹介するものです。 手順と構成について詳しくは、BMS マップ・エディター・ヘルプの特定のトピックを参照してください。

注: マップ・セットに対する変更は、定期的に保存しておくべきです。
Rational® Developer では、 BMS マップ・エディターは .bms マップ・セット・ファイルに関連付けられて、どのパースペクティブでも使用できます。 このエディターは、以下のビューを使用します。

特定のパースペクティブ (「エンタープライズ・サービス・ツール」など) で、マップ・セット・ファイルをインポートすることができます。

マップは、JavaServer Faces Web ページとそのコンポーネントにエクスポートできます。 詳しくは、『JSF Web ページ生成』を参照してください。

新規プロジェクトの作成

マップ・セットを既存プロジェクト内にのみ作成することができます。 既存の単純または動的 Web プロジェクトがない場合は、以下の手順を使用して新規プロジェクトを作成します。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」をクリックします。
  2. 「一般」 > 「プロジェクト」を選択します。
  3. プロジェクト名として Test project と入力します。

「Test project」が、「その他のプロジェクト (Other Projects)」グループの 「プロジェクト・エクスプローラー (Project Explorer)」ビューに表示されます。

新規マップ・セットの作成

以下の手順を使用して、プロジェクト内に 新規マップ・セットを作成します。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「z/OS」をクリックします。
  2. ファイル・ウィザードのリストから「BMS」 > 「マップ・セット」を選択します。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. 親フォルダーとして「Test project」を選択します。
  5. ファイル名として New map set.bms と入力します。
  6. 「完了」をクリックしてデフォルトの構成を受け入れます。

マップ・セット・ファイル「New map set.bms」が、「その他のプロジェクト (Other Projects)」グループの 「プロジェクト・エクスプローラー (Project Explorer)」ビューの「Test project」に表示されます。

マップ・セットへのマップの追加

以下の手順を使用して、マップ・セット内でマップおよびフィールドを追加および変更します。
  1. デザイン・キャンバスで、左マウス・ボタンをクリックしたまま保持します。
  2. フルスクリーン・マップを下の右方にドラッグ・アンド・ドロップします。 マップのサイズと位置が、ポップアップ・ボックスに表示されます。
  3. パレットで「マップ」をクリックします。
  4. カーソルをデザイン・キャンバスに移動し、クリックしてマップを配置します。

「選択」ツールを使用すると、マップを移動およびサイズ変更することができます。

マップ・プロパティーの表示と変更

デザイン・キャンバスでマップを選択します。 マップ・プロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。 選択されたマップは「アウトライン」ビューで強調表示されます。

デザイン・キャンバスからマップ・プロパティーを変更するには、 以下の手順を使用します。

  1. 「アウトライン」ビューで、「MAP2」を右クリックします。 マップがデザイン・キャンバスで強調表示されます。
  2. 「モノクロ・モードに切り替え (Toggle Black and White Mode)」ボタンをクリックすると、選択されたマップをより簡単に表示することができます。
  3. デザイン・キャンバス内の強調表示されたマップを右クリックします。
  4. 「マップ・プロパティー」を選択して設定を変更します。

「ソース」ページでマップ・プロパティーを変更するには、以下の手順を使用します。

  1. デザイン・キャンバスの下にある「ソース」タブをクリックします。
  2. 「Map1」というラベルを見つけます。
  3. ソース・コード内にカーソルを置き、マップ・サイズ・パラメーターを SIZE=(14,60) に変更します。 これにより、マップは、高さが 14 列、幅が 60 列に変更されます。 変更は「プロパティー」ビューに表示されます。

フィールドの追加と変更

以下の手順を使用して、ラベル・フィールド を追加および変更します。
  1. 「定数フィールド」ドロワーの「ラベル」ボタンをクリックします。
  2. デザイン・キャンバスをクリックして、フィールドを配置します。 位置が無効な場合 (例えば、既存のマップの境界外にある場合など)、フィールドを配置することはできません。
  3. ラベル・フィールドは「アウトライン」ビューのマップとともには表示されません。 「名前なしフィールドの表示」をクリックすると、「アウトライン」ビューにラベル・フィールドが表示されます。
  4. デザイン・キャンバスのフィールドを一度左クリックして、新しいラベル値を入力します。
  5. デザイン・キャンバスのフィールドをダブルクリックします。
  6. ラベル・フィールドの名前を追加して、「適用」をクリックします。 「名前なしフィールドの表示」をもう一度クリックすると、「アウトライン」ビューに、 そのフィールドが名前とともに表示されます。
  7. 「アウトライン」ビュー内のフィールドを右クリックします。 「切り取り」を選択すると、フィールドがその現行マップから除去されます。
  8. 「アウトライン」ビュー内の異なるマップを選択します。 Ctrl+V を押して、フィールドをそのマップに配置します。
以下の手順を使用して、パスワード・フィールドを追加および変更を行います。
  1. 「変数フィールド」ドロワーの「パスワード・フィールド」ボタンをクリックします。
  2. デザイン・キャンバスにポインターを置きます。単純なポインターにドロップ・ボックスが追加されます。
  3. 希望する場所で、左マウス・ボタンをクリックしたまま保持します。
  4. フィールドを 5 文字の幅まで描画して、マウス・ボタンを放します。
    注: ポップアップ・ボックスの高さは、2 文字を超えることはできません。 描画されるボックスの高さは 0 または 1 文字にしかできません。
以下の手順を使用して、フィールドを位置合わせします。
  1. 「アウトライン」ビューで、Ctrl キーを押したままフィールド・アイコンをクリックすることによって、複数の フィールドを選択します。
  2. デザイン・キャンバス内の強調表示されたフィールドの 1 つを右クリックします。
  3. 「位置合わせ」 > 「親に合わせる」 > 「上部」を選択します。 フィールドは、マップの先頭に位置合わせされます。

Shift キーを選択ツールとともに使用して、デザイン・キャンバス内の複数の項目を つかみ、移動します。 マップとフィールドの変更にどれだけ役立つかを確認するために、マップとフィールドを他の表示オプションを使用して表示してみてください。

テーブルの追加

それぞれが 5 文字の幅の 3 つの列を持つテーブルを作成するには、15 文字の幅を持つボックスを作成する必要があります。 ラベル行と区切り行を含めたい場合は、デザイン・キャンバスにボックスを描画するときに 2 つの行を追加する必要があります。

以下の手順を使用して、テーブルを追加します。
  1. 「拡張」パレットの「テーブル」ボタンをクリックします。
  2. デザイン・キャンバス上でポインターをクリックし、ポップアップ・ダイアログを使用してテーブルを置きます。「新規テーブルの作成」ウィザードが開きます。
  3. 行と列の数を指定します。「次へ」をクリックします。
  4. 各列のパラメーターを指定して、必要な数の列を追加します。

ラベルと入力フィールドのセットとして、「アウトライン」ビューにテーブルが表示されます。 これらのフィールドは、個々に配置されたフィールドと同じ方法で編集できます。

フィルターとプレビュー

「フィルター」機能を使用すると、 以下のようにして、セット内の特定マップの 表示、優先順位付け、または非表示を行うことができます。
  1. デザイン・キャンバスの上にある「フィルター」ボタンをクリックします。 現行フィルターの名前が選択ボタンの下に表示されることに注意してください。
  2. 新しいフィルターを追加するには、「新規」をクリックします。
  3. 必要に応じて、フィルター・リストの上または下にマップを移動するか、あるいはマップを選択解除します。

    「プレビュー」ペインの変更に注意してください。 フィルターは、プレビュー・ペインまたはデザイン・キャンバスで見られる順番 (2 番目のマップは最初のマップの後に 置かれ、3 番目のマップは 2 番目のマップの後に置かれ、以下同様) で、選択されたマップを表示します。

  4. 「OK」をクリックして、フィルターの変更を完了します。
  5. 「フィルター」ボタンの隣にあるドロップダウン・リストをクリックして、使用可能なフィルターのリストから新しく追加されたフィルターを選択します。フィルタリングされたマップは、デザイン・キャンバスにも「アウトライン」ビューにも表示されないことに注意してください。
  6. 「プレビュー」タブをクリックします。標準モードでは、フィルタリングされたマップは表示されません。

プレビュー・ページには、マップとフィールドが、Web モードと標準モードで 表示されます。 標準モードでは、フル・フィルター機能を持つ端末に似たプレビューが表示されます。Web モードでは、すべてのマップがセットで表示されます。


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