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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


例: USE FOR DEBUGGING

この例は、DISPLAY ステートメントと USE FOR DEBUGGING 宣言を使用してプログラムをテストする際に必要となるステートメントの種類を示しています。

DISPLAY ステートメントは、端末または出力ファイルに情報を書き込みます。 USE FOR DEBUGGING 宣言は、ルーチンが実行される回数を示すカウンターと一緒に使用されます。

Environment Division.
. . .
Data Division.
. . .
Working-Storage Section.
. . . (other entries your program needs)
01  Trace-Msg    PIC X(30) Value “  Trace for Procedure-Name : ”.
01  Total        PIC 9(9)  Value 1.
. . .
Procedure Division.
Declaratives.
Debug-Declaratives Section.
    Use For Debugging On Some-Routine.
Debug-Declaratives-Paragraph.
    Display Trace-Msg, Debug-Name, Total.
End Declaratives.

Main-Program Section.
    . . . (source program statements)
    Perform Some-Routine.
    . . . (source program statements)
    Stop Run.
Some-Routine.
    . . . (whatever statements you need in this paragraph)
    Add 1 To Total.
Some-Routine-End.

プロシージャー Some-Routine が実行されるたびに、DECLARATIVES SECTIONDISPLAY ステートメントがこのメッセージを出します。

  Trace For Procedure-Name : Some-Routine 22

メッセージの終わりにある番号 22 は、データ項目 Total の累算された値で、Some-Routine が実行された回数を示しています。デバッグ宣言内のステートメントは、名前を指定されたプロシージャーが実行される前に実行されます。

DISPLAY ステートメントを使用して、プログラムの実行をトレースし、プログラム中のフローを示すこともできます。これを行うには、DISPLAY ステートメントから Total を除去し、DECLARATIVES SECTIONUSE FOR DEBUGGING を次のように変更します。

USE FOR DEBUGGING ON ALL PROCEDURES.

この結果、最外部プログラムのそれぞれの非デバッグ・プロシージャーが実行される前にメッセージが表示されるようになります。


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