カタログ式プロシージャーは、JCL の EXEC ステートメントに指定してください。
例えば、次の JCL は、Enterprise COBOL プログラムをコンパイルし、必要なデータ・セットを定義するために、IBM 提供のカタログ式プロシージャー IGYWC を呼び出します。
//JOB1 JOB1
//STEPA EXEC PROC=IGYWC
//COBOL.SYSIN DD *
000100 IDENTIFICATION DIVISION
* (the source code)
. . .
/*
ソース・コードの後の /* は省略できます。ソース・コードがデータ・セットに格納されている場合は、SYSIN DD * を、データ・セットを 記述する適切なパラメーターに置き換えてください。
これらのプロシージャーは、z/OS の一部であるすべてのジョブ・スケジューラーで使用することができます。スケジューラーは、不要なパラメーターを検出すると、それらを無視するか、または代替パラメーターで置き換えます。
コンパイラー・オプションがプロシージャーで明示的に指定されない場合、インストール時に設定されたデフォルト・オプションが適用されます。これらのデフォルト・オプションは、必要なオプションを含めた EXEC を使用してオーバーライドすることができます。
対応する DD ステートメントをオーバーライドすれば、階層ファイル・システム内のデータ・セットを指定することができます。 ただし、指定するコンパイラー・ユーティリティー・ファイル (SYSUTx) およびコピー・ライブラリー (SYSLIB) は MVS データ・セットでなければなりません。
カタログ式プロシージャーの呼び出し、EXEC ステートメントのオーバーライドと追加、および DD ステートメントのオーバーライドと追加の詳細は、言語環境プログラム情報の中で記載されています。
関連タスク
言語環境プログラム プログラミング・ガイド
関連参照
コンパイル・プロシージャー (IGYWC)
コンパイルおよびリンク・エディット用プロシージャー (IGYWCL)
コンパイル、リンク・エディット、実行用のプロシージャー (IGYWCLG)
コンパイル、ロード、実行用のプロシージャー (IGYWCG)
コンパイル、プリリンク、リンク・エディット用のプロシージャー (IGYWCPL)
コンパイル、プリリンク、リンク・エディット、実行用のプロシージャー (IGYWCPLG)
プリリンクおよびリンク・エディット用のプロシージャー (IGYWPL)
コンパイル、プリリンク、ロード、実行用のプロシージャー (IGYWCPG)
MVS プログラム管理: ユーザーズ・ガイドおよび解説書