データ記述記入項目に USAGE 節をコーディングすることによって、コンピューターが数値データを保管する方法を制御することができます。
次のような理由から、形式を制御する場合があります。
プログラム内で使用する数値データは、COBOL で使用可能な以下の形式のいずれかです。
COMP および COMP-4 は BINARY と同義であり、COMP-3 は PACKED-DECIMAL と同義です。
コンパイラーは、表示可能な数値をそれらの数値の内部表現に変換してから、それらを算術演算で使用します。したがって、データ項目を DISPLAY や NATIONAL ではなく BINARY または PACKED-DECIMAL と定義すると、さらに効率的になることがよくあります。 以下に例を示します。
05 Initial-count Pic S9(4) Usage Binary Value 1000.
どの USAGE 節を使用して値の内部表現を制御するかにかかわらず、使用する PICTURE 節の規則 および VALUE 節の 10 進値は同じです (ただし、 内部浮動小数点データの場合は別で、この場合、PICTURE 節を使用できません)。
関連概念
数値データの形式
データ形式の変換
中間結果および算術精度