オブジェクト・コード・ライブラリーの作成および管理、インポート・ライブラリーと エクスポート・オブジェクトのペアの作成、およびモジュール定義 (.def) ファイルの生成を行うには、IBM Library Manager (ILIB) を使用します。 リンカーは、ILINK コマンドを発行して 直接呼び出すことも、cob2 コマンドを使用して間接的に呼び出すことも可能です。
コマンド行からリンカーを起動するときには、リンカーが他のファイル、オプション、またはディレクトリーとして認識できない入力データはすべてオブジェクト・ファイルであるものと想定されます。各ファイルは、スペースまたはタブ文字で区切ります。少なくとも 1 つのオブジェクト・ファイルを入力する必要があります。
リンカーが入力ファイルを検索する対象のディレクトリーを増やすには、コマンド行でドライブまたはそのディレクトリー自体を指定します。 ドライブまたはディレクトリーを指定する際には、末尾にスラッシュ (/) または円記号 (¥) を付けます。指定したパスは、LIB 環境変数内にあるパスの前に検索されます。
MAKE ファイルを作成して、プロジェクトの構築に必要な一連の操作 (コンパイルやリンクなど) を 編成することができます。 MAKE ファイルを使用して、これらすべてのアクションを 1 ステップで呼び出すことができます。
例: リンクでの cob2 の使用
例: リンカー・オプションのオーバーライド
関連タスク
NMAKE を使用したプロジェクトの更新
モジュール定義ファイルの作成
関連参照
リンカーの検索規則