COBOL プログラムのロケール情報を提供するには、いずれかの環境変数を使用します。
すべてのロケール・カテゴリー (メッセージ、照合シーケンス、 日付と時刻形式、文字種別、および大/小文字の変換) に使用するコード・ページを指定するには、LC_ALL を使用します。
特定のロケール・カテゴリーの値を設定するには、以下の該当する環境変数を使用します。
上記のロケール環境変数のいずれかで指定されないロケール・カテゴリーは、LANG 環境変数の値から設定されます。
ロケールの環境変数を設定するには、以下のフォーマットを使用します (codepageID はオプションです)。
SET LC_xxxx=ll_CC.codepageID
ここで、 LC_xxxx は ロケール・カテゴリーの名前、 ll は小文字の 2 文字の言語コード、CC は 大文字の 2 文字の ISO 国別コード、および codepageID は ネイティブ DISPLAY と DISPLAY-1 データに使用される コード・ページです。 COBOL for Windows では、POSIX で定められたロケール規則を使用しています。
例えば、ロケールを IBM-863 でエンコードされるカナダ・フランス語に設定するには、COBOL アプリケーションをコンパイルして実行するコマンド・ウィンドウで、次のコマンドを発行します。
SET LC_ALL=fr_CA.IBM-863
ロケール名の有効な値 (ll_CC) と、 指定するコード・ページ (codepageID) はロケール名に有効でなければなりません。 有効な値は、後述のロケールおよびコード・ページの表に示されています。
関連概念
システム設定からのロケールの決定
関連タスク
ロケール付きのコード・ページの指定