国別リテラルを指定するには、接頭部文字 N を使用し、オプション NSYMBOL(NATIONAL) を指定してコンパイルします。
次のいずれかの表記を使用できます。
オプション NSYMBOL(DBCS) を指定してコンパイルする場合、リテラル接頭部文字 N は国別リテラルではなく DBCS リテラルを指定します。
国別リテラルを 16 進値として指定するには、接頭部 NX を使用します。 次のいずれかの表記を使用できます。
次の MOVE ステートメントのそれぞれは、国別データ項目 Y を文字「AB」の UTF-16 値に設定します。
01 Y pic NN usage national.
. . .
Move NX"00410042" to Y
Move N"AB" to Y
Move "AB" to Y
国別リテラルを必要とするコンテキストで英数字 16 進数リテラルを使用しないでください。そのような使用法は誤解を招きやすくなります。 例えば、次のステートメントの場合も、UTF-16 文字「AB」(16 進ビット・パターン C1C2 ではない) が、 Y に移動されます (Y は、USAGE NATIONAL で定義されます)。
Move X"C1C2" to Y
国別リテラルは、SPECIAL-NAMES 段落で使用したり、プログラム名として使用したりすることはできません。 国別リテラルは、METHOD-ID 段落のオブジェクト指向メソッドを指定したり、INVOKE ステートメント内のメソッド名を指定したりするのに使用できます。
関連タスク
リテラルの使用