コンパイル出力では、各コンパイラー・メッセージは、
範囲 5000 から 5999 のコード生成メッセージを除き、IBMnnnnI X で始まります。ここで、
- IBM は、メッセージが PL/I メッセージであることを示します。
- nnnn はメッセージの番号です。
- 終了文字 I は、システム・オペレーターの処置は必要ないことを示します。
- X は重大度コードを示します。
本書では、メッセージは番号順に示します。
この章に示す各コンパイラー・メッセージのフォーマットは、IBMnnnnI X です。
X は重大度コードです。
重大度コードは、I、W、E、S、または U のいずれかです。
これらの重大度コードの意味は次のとおりです。
(示されている戻りコードは、生成される
戻りコードの最大値です。)
- I
- 通知 (informational) メッセージ (RC=0) は、
コンパイルされたプログラムが正しく実行されることを示します。
非効率になる可能性のあるコードや、その他の注意すべき条件がある
と、コンパイラーはユーザーに通知します。
- W
- 警告 (warning) メッセージ (RC=4) は、
ステートメントは構文上は正しいが、
なんらかのエラーがある可能性 (警告) を示します。
コンパイルされたプログラムは正常に実行されますが、
予想とは異なる結果が生成されたり、かなり効率が悪くなる場合があります。
- E
- エラー (error) メッセージ (RC=8) は、単純なエラー
が検出され、コンパイラーによって修正されたことを示します。
コンパイルされたプログラムは正常に実行されますが、予想とは
異なる結果が生成される場合があります。
- S
- 重大 (severe) エラー・メッセージ (RC=12) は、
コンパイラーにより修正できなかったエラーがあることを示します。
プログラムがコンパイルされ、オブジェクト・モジュールが
生成されても、そのモジュールを使用してはなりません。
- U
- 回復不能 (unrecoverable) エラー・メッセージ (RC=16) は、
コンパイルの強制終了を招くエラーを示します。
オブジェクト・モジュールは正常には作成されません。
コンパイラー・メッセージは、これらの重大度レベル別、および
生成元のコンポーネント別にグループに分けられます。
コード生成メッセージ (5000 から 5999 の範囲内のもの) は、IBMnnnn で始まります。
- IBM は、メッセージが PL/I メッセージであることを示します。
- nnnn はメッセージの番号です。
バッチ環境では、コード生成メッセージは STDOUT DD データ・セットに
書き込まれ、その他のメッセージはすべてリストに出力されて、SYSPRINT
DD データ・セットに書き込まれます。z/OS UNIX 環境では、コード生成メッセージは STDOUT に書き込まれ、
その他のメッセージはすべてリストに出力されるとともに、STDOUT にも書き込まれます。
コンパイラーの FLAG オプションを使用して、
コンパイル・リスト内にメッセージを入れないようにすることもできます。
FLAG オプションの説明は、「Enterprise PL/I for z/OS プログラミング・ガイド」に記載されています。
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