Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


RERUN 節

RERUN 節は、チェックポイント・レコードを取ることを指定します。それぞれの句の制約事項に従っていれば、 2 つ以上の RERUN 節を指定することができます。

チェックポイント・データ・セット定義と、標準 COBOL 85 (Standard COBOL 85) に完全準拠するために必要なチェックポイント方式については、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。

次の場合、RERUN 節を使用しないでください。

ファイル名-1
このファイルは、 順次編成のファイルでなければなりません。

VSAM および QSAM の考慮事項:

RERUN 節で指名されたファイルは、 そのファイルが GLOBAL として定義されているものであっても、 同じプログラム内で I-O-CONTROL 段落として定義されたファイルでなければなりません。

割り当て名-1
チェックポイント・ファイル用の外部データ・セット。これは、含まれるプログラムと含んでいるプログラムのプログラム全体を通じて、 ASSIGN 節で指定された割り当て名と同じにすることはできません。

QSAM ファイルの場合、割り当て名-1 のフォーマットは次のとおりです。

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フォーマット: QSAM ファイル用割り当て名 

>>-+------+--+----+--名前----------------------------------------><
   '-ラベル--'  '-S--'       

QSAM ファイルは、磁気テープ装置または直接アクセス装置上になければなりません。 ASCII に関する考慮事項も参照してください。

SORT/MERGE の考慮事項:

I-O-CONTROL 段落の中で RERUN 節を指定する場合、 チェックポイント・レコードは、プログラム中の各 SORT ステートメントや MERGE ステートメントの実行中に ソート/マージ・プログラムによって決定される論理的な間隔で書き込まれます。RERUN 節を省略すると、チェックポイント・レコードは書き込まれません。

プログラム内で SORT/MERGE I-O-CONTROL 段落は 1 つだけ指定することができ、含まれるプログラム内では指定できません。 このフォーマットは、そのプログラム単位内にある SORT ステートメントおよび MERGE ステートメント全体に影響を及ぼします。

EVERY 整数-1 RECORDS
チェックポイント・レコードは、処理されるファイル名-1 の中の整数-1 で指定したレコード数ごとに書き込まれます。

整数-1 RECORDS 句を複数回指定する場合、 これらのうちの 2 つで同じファイル名-1 を指定することはできません。

整数-1 RECORDS 句を指定する場合、割り当て-1 を指定する必要があります。

EVERY END OF REEL/UNIT
チェックポイント・レコードは、ファイル名-1 のボリュームの終わりが発生すると必ず書き込まれます。用語 REEL と UNIT は、どちらを使用しても同じことです。

END OF REEL/UNIT 句を複数回指定する場合、 これらのうちの 2 つで同じファイル名-1 を指定することはできません。

END OF REEL/UNIT 句は、ファイル名-1 が順次編成ファイルである場合にのみ指定できます。


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