CURRENCY オプションを使用すれば、COBOL プログラムで使用する代替のデフォルト通貨記号を指定することができます。(デフォルトの通貨記号はドル記号 ($) です。)
CURRENCY オプションの構文 .-NOCURRENCY--------. >>-+-------------------+--------------------------------------->< '-CURRENCY(literal)-'
デフォルト: NOCURRENCY
省略形: CURR|NOCURR
NOCURRENCY を指定すると、代替のデフォルト通貨記号が使用されません。
デフォルト通貨記号を変更するには、CURRENCY(literal) オプションを使用します。ここで、literal は、単一文字を表す有効な COBOL 英数字リテラル (または 16 進リテラル) です。 リテラルは、次のリストのものにすることはできません。
プログラムが 1 つの通貨タイプしか処理しない場合には、CURRENCY SIGN 節の代わりに CURRENCY オプションを使用して、プログラムの PICTURE 節で使用する通貨記号を指定できます。プログラムで複数の通貨タイプを処理する場合は、CURRENCY SIGN 節と WITH PICTURE SYMBOL 句を併用して、異なる通貨記号タイプを指定しなければなりません。
CURRENCY オプションと CURRENCY SIGN 節の両方をプログラムで使用した場合は、CURRENCY オプションの方が無視されます。CURRENCY SIGN 節で指定した通貨記号を、PICTURE 節で使用することができます。
NOCURRENCY オプションが有効なときに、CURRENCY SIGN 節を省略すると、通貨記号の PICTURE 記号としてドル記号 ($) が使用されます。
区切り文字: CURRENCY オプション・リテラルは、QUOTE|APOST コンパイラー・オプションの設定に関係なく、単一引用符または二重引用符で区切ることができます。
関連タスク
通貨記号の使用