Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


パフォーマンスを向上させるコンパイラー機能の選択

どんなパフォーマンス関連コンパイラー・オプションを選択するか、また USE FOR DEBUGGING ON ALL PROCEDURES ステートメントを使用するかどうかは、プログラムがどの程度うまく最適化されるかに影響を与えます。

カスタマイズ済みシステムには、最適なパフォーマンスを得るために特定のオプションが必要なものもあります。以下の手順を 実行します。

  1. システム・デフォルトの内容を調べるには、プログラムの短縮リストを入手し、リストされたオプション設定値を検討する。
  2. システム・プログラマーと一緒に、どのオプションがインストール先のオーバーライド不能オプションとして固定されているかを調べる。
  3. インストール先で固定されていないオプションについては、プログラムをコンパイルするためのパフォーマンス関連オプションを選択する。

    重要: COBOL プログラムの調整方法については、システム・プログラマーと相談してください。 そうすれば、選択したオプションがインストール先のプログラムに適したものであるかどうかを確認できます。

考慮する必要のあるもう 1 つのコンパイラー機能として、USE FOR DEBUGGING ON ALL PROCEDURES ステートメントがあります。これは、コンパイラーの最適化プログラムに大きな影響を与える可能性があります。ON ALL PROCEDURES オプションは、プロシージャー名に移動するたびに、余分のコードを生成します。これはデバッグには大変便利ですが、プログラムは非常に大型になり、実質上最適化を抑制する可能性があります。

COBOL ではセグメンテーション言語を使用できますが、それを使用してもストレージ割り振りは改善されません。COBOL はオーバーレイを実行しないからです。

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