Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


編集記号を指定した PICTURE ストリング

データ項目の PICTURE ストリングに編集記号が含まれている場合、データ項目にデータが移動さ れるときは、それらの編集記号で表された文字位置には編集文字が入れられます。VALUE 文節では、初期設定は編集記号による影響を受けません。つまり、VALUE 文節のデータがそのまま項目に入れられ、MOVE ステートメントで行われるような編集は 行われません。

以下は CMPR2 の場合の例です。
01 E PIC X/X VALUE SPACE. (Result = "   ")
   88 V VALUE SPACE.

SET V TO TRUE             (Result = " / ")
MOVE SPACE TO E           (Result = " / ")
以下は NOCMPR2 の場合の例です。
01 E PIC X/X VALUE SPACE. (Result = "   ")
   88 V VALUE SPACE.
SET V TO TRUE                             (Result = "   ")

MOVE SPACE TO E           (Result = " / ")
CMPR2 のもとでの動作が NOCMPR2 のもとで必要な場合は、以下のように、88 レベル 項目の VALUE 文節のデータを編集形式で指定してください。
01 E PIC X/X VALUE SPACE. (Result = "   ")
   88 V VALUE " / ".

SET V TO TRUE             (Result = " / ")
MOVE SPACE TO E           (Result = " / ")

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