移行の観点からは、VS COBOL II リリース 4 と Enterprise COBOL 間の言語上の唯一の違い は、新しい予約語が追加されたことです。予約語 (オブジェクト指向 COBOL 用に予約された予約語を含む) の完全なリスト は、COBOL 予約語の比較に示されています。
VS COBOL II リリース 3 からアップグレードする場合は、ANSI 解釈の変更に起因する 言語上の 3 つの小さな違いがあります。これらの小さな違いは別として、変更を行わずに Enterprise COBOL でコンパイルして、同じ結果を 得ることができます。詳細については、VS COBOL II ソース・プログラムのアップグレードを参照してください。
VS COBOL II リリース 2 プログラムは、CMPR2 コンパイラー・オプションを指定してコンパ イルされたその他の VS COBOL II プログラムと同様に、COBOL 74 標準に合わせてコーディング されています。CMPR2 コンパイラー・オプションは、Enterprise COBOL ではサポートされなくなりました。このため、CMPR2 を使用してコンパイルされた VS COBOL II リリース 1 または 2 のプログラム、および VS COBOL II リリース 3 または 4 のプログラムは、すべてソースの変換を行う必要があります。ソース・プログラムを COBOL 85 標準にアップグレードするには、移行ツールが役立ちます。CMPR2 と NOCMPR2 間の言語の違いの詳細については、CMPR2 から NOCMPR2 へのマイグレーションに記載されてい ます。
ソース・プログラムのアップグレードに使用できる移行ツールの詳細について は、ソース・プログラム用の移行ツールを参照してください。