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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


評価の順序の指定

算術式の中の日付フィールドに関する制限のために、以前は正常にコンパイルされたプログラムが、今では一部のデータ項目が日付フィールドに変更された結果、診断メッセージが出るようになることがあります。

01 Dates-Record.
    03 Start-Year-1 Pic 99 Date Format yy.
    03 End-Year-1   Pic 99 Date Format yy.
    03 Start-Year-2 Pic 99 Date Format yy.
    03 End-Year-2   Pic 99 Date Format yy.
. . .
    Compute End-Year-2 = Start-Year-2 + End-Year-1 - Start-Year-1.

上の例では、評価される最初の算術式は次のものです。

Start-Year-2 + End-Year-1

しかし、2 つの日付フィールドを加算することは許可されません。これらの日付フィールドを解決するためには、括弧を使用して、許可される算術式の部分を分離しなければなりません。以下に、その例を示します。

Compute End-Year-2 = Start-Year-2 + (End-Year-1 - Start-Year-1).

この場合、評価される最初の算術式は次のものです。

End-Year-1 - Start-Year-1

ある日付フィールドから別の日付フィールドを減算することは許可され、非日付の結果が与えられます。次に、この非日付の結果が日付フィールド End-Year-1 に加算され、日付フィールドの結果が与えられ、これが End-Year-2 に保管されます。


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