ほとんどのアプリケーションは、言語環境プログラムで実行した場合でも、既存のランタイム での場合と同じ結果を生じますが、コーディングのスタイル、リソースの使用状況、パフォーマンス、 異常終了時の動作、あるいは言語環境プログラムでの IBM の規則をより厳格に順守していることが原因で、 異なる結果を生じる場合があります。 既存のコードが異なる動作をする状態については、作業コードを変更する必要がある可能性のある場合についてを参照してください。
コーディングの技法には非常に多くの組み合わせがあるため、 アプリケーションが言語環境プログラムでも実行でき、期待される結果を生じるかどうかを 判別する唯一の方法は、レグレッション・テストの手順をセットアップ することです。アプリケーションをテスト環境に移動し、言語環境プログラムで実行した場合にも、 期待される結果を生じるようにします。
レグレッション・テストは、次の項目の有無を識別するために役立ちます。
テストの際には、既存のアプリケーションを現在のランタイムと言語環境プログラム・ランタイムの 両方で同時に実行し、結果が同じであることを 検証します。既存アプリケーションのパフォーマンスを 測定し、言語環境プログラムのパフォーマンスと比較します。
プログラムが正常に実行されたら、プログラムを個別にテストし、 また実行単位内の別のプログラムとともにテストします。プログラムを各種のデータで テストすることで、プログラムのすべての処理機能を実行できるため、実行の予期しない相違 が生じないようにすることができます。
プログラムの出力を分析し、結果が正しくない場合は、デバッグ・ツールまたは言語環境プログラムのダンプ 出力を使用して、エラーを見つけ出し、それらのエラーを 修正します。必要なその他の変更も行い、その後に再実行します。必要な場合には、 デバッグを継続します。