この章では、バッチ環境で長時間稼働するプログラムの実行途中で チェックポイントをとるために役立つ手段である PL/I チェックポイント/再始動機能 について説明します。
プログラム内の指定されたポイントで、プログラムの現状についての情報が、 データ・セットにレコードとして書き込まれます。 システム障害が原因でプログラムが終了したときに、この情報を使えば、 プログラムを全部実行し直す必要がなく、障害の発生地点の近くから プログラムを再始動することができます。
この再始動は、自動再始動または据え置き再始動のどちらもあり得ます。 自動再始動は、即時に実行される再始動です (ただし、 システム・メッセージで要求されたときに、オペレーターがそれを許可することを前提とします)。 据え置き再始動は、新しいジョブとして、あとから実行される再始動です。
システム障害が起きていなくても、プログラム内から自動再始動を要求することができます。
PL/I チェックポイント/再始動は、オペレーティング・システムの 拡張チェックポイント/再始動機能を使用します。 この機能については、参考文献に掲載したマニュアルを参照してください。
チェックポイント/再始動を使うには、次の操作を行う必要があります。