INTO オプションは、論理レコードをどの要素変数または集合変数の中に読み込むかを指定します。 このオプションは、任意の INPUT または UPDATE ファイルを参照する READ ステートメント内で使用することができます。
変数が集合の場合、その変数は連結ストレージ内になければなりません。 位置合わせされていない固定長ビット・ストリングは、場合によっては許可されない ことがあります (詳細は、データ伝送を参照してください)。
INTO で参照する変数は、可変長のエレメント・ストリング変数であってもかまいません。 VARYINGZ ストリングでは、各レコードにヌル終了文字が含まれます。 VARYING ストリングでは、ファイルに ENVIRONMENT 属性の SCALARVARYING オプションが 指定されていると、各レコードにはストリング・データの長さを指定する 2 バイトの接 頭部が含まれます。
入力時に SCALARVARYING が宣言されていなければ、ストリングの長さはレコードの長 さから計算され、2 バイトの接頭部として付加されます (VARYING ストリングの場合)。 VARYING ビット・ストリングの長さは、この計算で 8 の倍数に切り上げられるの で、計算後の長さは宣言された最大の長さより大きくなることがあります。
次の例は、次の順序のレコードを 変数 RECORD_1 の中に読み込むことを指定しています。
read file (Detail) into (Record_1);