Enterprise COBOL は、ANALYZE コンパイラー・オプションをサポートしません。IBM COBOL では、ANALYZE オプションを指定することにより、SQL ステートメントや CICS ステートメントを含むプログラムの構文チェックを行うことができました。ANALYZE オプションと ADATA オプションの両方を指定したときは、SYSADATA ファイルを生成して、program understanding tool を使用してこのファイルを分析することができました。しかし、VisualAge COBOL では program understanding tool をサポートしなくなったので、Enterprise COBOL では、SQL コンパイラー・オプションおよび CICS コンパイラー・オプションを介して SQL ステートメントと CICS ステートメントをサポートします。ADATA コンパイラー・オプションを使用すると、似たような SYSADATA ファイルを生成することができ、このファイルは program understanding tool で分析する必要がありません。