Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


EXIT PROGRAM ステートメント

EXIT PROGRAM ステートメントは、呼び出されたプログラムの終わりを指定し、 制御を呼び出し側プログラムに戻します。

EXIT PROGRAM はプログラムの手続き部にしか指定できません。 EXIT PROGRAM は、GLOBAL 句が指定されている宣言型プロシージャーの中で指定することはできません。

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>>-EXIT PROGRAM.-----------------------------------------------><

CALL ステートメントの制御のもとで (すなわち、 CALL ステートメントがアクティブである) 操作が行われているときに、 制御が INITIAL 属性を持たないプログラムの中の EXIT PROGRAM ステートメントに達すると、 呼び出し側ルーチン (プログラムまたはメソッド) の中の CALL ステートメントのすぐ後の地点に制御が戻されます。このとき、呼び出し側ルーチンの状態は、 そのプログラムが CALL ステートメントを実行したときに存在していたものと同じです。ただし、データ項目の内容、 および呼び出し側ルーチンと呼び出されたプログラム間で共用されたデータ・ファイルの内容は、変更されている可能性があります。呼び出されたプログラムまたはメソッドの状態は無変更です。 ただし、実行されたすべての PERFORM ステートメントの範囲の終わりに達したと みなされる場合は除きます。

INITIAL 属性を持つ呼び出されたプログラム内で EXIT PROGRAM ステートメントを実行するのは、 そのプログラムを参照して CANCEL ステートメントを実行するのと同じことになります。

制御が EXIT PROGRAM ステートメントに到達したときに、 CALL ステートメントがアクティブでなければ、制御はこの出口点を通過し、 次の実行可能なステートメントに渡されます。

サブプログラムに手続き部 RETURNING 句が指定されている場合、 その RETURNING 句によって参照されるデータ項目内の値が、サブプログラム呼び出しの結果になります。

EXIT PROGRAM ステートメントは、一連の命令ステートメントの最後に指定する必要があります。指定しないと、CALL ステートメントがアクティブの場合に、 EXIT PROGRAM ステートメントの後のステートメントが実行されません。

呼び出されたプログラムに次の実行可能ステートメントがない場合は、 暗黙の EXIT PROGRAM ステートメントが実行されます。


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