次に挙げることを行えば、ユーザーの PL/I プログラムで、入力ファイル へのデータを端末から入力することができます。
ユーザーは通常、標準のデフォルト入力ファイル SYSIN を使用することができます。 このファイルはストリーム・ファイルであり、 端末に割り振ることができるからです。
ストリーム・ファイルへの入力をユーザーに促すプロンプトは、 コロン (:) で示されます。 プログラムで GET ステートメントが実行されると、その度にコロンが表示され ます。 また、GET ステートメントが実行されると、システムは次の行に移動します。 ユーザーはそこに必要なデータを入力することができます。 GET ステートメントの実行を完了するのに十分なデータの入って いない行を入力すると、コロンの前に正符号の付いた別の プロンプト (+:) が表示されます。
継続させたい行の最後にハイフンを付け加えると、2 行以上 のデータが入力されるまで、ユーザー・プログラムへのデータ伝送を遅らせることができます。
ユーザーのプログラムで、ユーザーに入力を求めるプロンプトを出す出力ステートメント を組み込んだ場合、ユーザー自身のプロンプトをコロンで終了して、 初期システム・プロンプトが出ないようにすることができます。 例えば、GET ステートメントの前に次のような PUT ステートメントを置くことができます。
PUT SKIP LIST('ENTER NEXT ITEM:');
次の GET ステートメントでシステム・プロンプトが表示されないようにするに は、ユーザー独自のプロンプトは次の条件を満たしている必要があります。