FLAGSTD は、準拠しているとみなされる COBOL 85 標準のサブセットのレベルを指定し、 プログラムに組み込まれている標準 COBOL 85 エレメントに関する通知メッセージを取得する場合に使用します。
フラグ付け処理には、次の項目のどれかを指定することができます。
| FLAGSTD オプションの構文 |
|---|
|
デフォルト: NOFLAGSTD
省略形: なし
x は、準拠しているとみなす標準 COBOL 85 のサブセットを指定します。
yy は、単一文字または 2 文字の組み合わせによって、サブセットに組み込むオプション・モジュールを指定します。
S を指定すると、N が含められます (N は S のサブセットです)。
O は、廃止された言語エレメントに「廃止」のフラグを付けることを表します。
通知メッセージはソース・プログラム・リストに表示され、以下の情報を示しています。
FLAGSTD には、予約語の標準セットが必要です。
次の例では、メッセージ・コードとテキストとともに、フラグ付き文節、ステートメントまたはヘッダーが出てきた行番号と桁が示されています。最下部には、フラグ付けされた項目の合計とそれらのタイプがまとめられています。
LINE.COL CODE FIPS MESSAGE TEXT
IGYDS8211 Comment lines before “IDENTIFICATION DIVISION”:
nonconforming nonstandard, IBM extension to
ANS/ISO 1985.
11.14 IGYDS8111 “GLOBAL clause”: nonconforming standard, ANS/ISO
1985 high subset.
59.12 IGYPS8169 “USE FOR DEBUGGING statement”: obsolete element
in ANS/ISO 1985.
FIPS MESSAGES TOTAL STANDARD NONSTANDARD OBSOLETE
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