可能な一番小さい添え字値は 1 であり、これはテーブル・エレメントの最初に現れるものを指します。1 次元テーブルでは、添え字は行番号に対応します。
添え字としてはリテラルまたはデータ名を使用できます。 リテラルの添え字を持つデータ項目が固定長である場合は、コンパイラーがそのデータ項目の位置を解決します。
データ名を変数添え字として使用する場合、データ名を基本数値整数として記述する必要があります。 最も効率的な形式は、PICTURE サイズが 5 桁よりも少ない COMPUTATIONAL (COMP) です。添え字として使用されるデータ名に添え字を付けることはできません。 アプリケーションのために生成されるコードが、実行時に変数添え字の位置を解決します。
リテラルまたは変数の添え字を、指定した整数分だけ増分または減分することができます。以下に例を示します。
TABLE-COLUMN (SUB1 - 1, SUB2 + 3)
テーブル・エレメント全体ではなく、その一部を変更することができます。 これを行うには、変更するサブストリングの文字位置と長さを参照すればよいだけです。以下に例を示します。
01 ANY-TABLE.
05 TABLE-ELEMENT PIC X(10)
OCCURS 3 TIMES VALUE "ABCDEFGHIJ".
. . .
MOVE "??" TO TABLE-ELEMENT (1) (3 : 2).
上の例の MOVE ステートメントは、ストリング「??」 を、文字位置 3 から始めて 2 の長さだけ、テーブル・エレメント 1 に移動します。

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