チェックポイント・レコードを入れる先の データ・セットを定義するには、ジョブ制御プロシージャー内 に DD ステートメントを入れなければなりません。 このデータ・セットは、CONSECUTIVE 編成と区分編成のいずれでもかまいません。 任意の有効 DD 名を使用することができます。 DD 名 SYSCHK を使う場合は、PLICKPT を呼び出すときに DD 名を指定する必要はありません。
データ・セット名を指定しなければならないのは、 据え置き再始動用にデータ・セットをとっておきたい場合だけです。 入出力装置は、直接アクセス装置であれば使用できます。
最後のチェックポイント・レコードだけを取得するには、 状況を NEW (または、データ・セットが既に存在する場合は OLD) と指定します。 これにより、各チェックポイント・レコードが直前のレコードを上書きします。
複数のチェックポイント・レコードを保存するには、状況を MOD と指定します。 これで、各チェックポイント・レコードが直前のレコードのあとに続けて追加されます。
チェックポイント・データ・セットがライブラリーであれば、 メンバー名として 『check-id』 が使用されます。 したがって、チェックポイントは、それ以前にとられた同一名を 持つすべてのチェックポイントを削除します。
直接アクセス・ストレージの場合、保持しようとする最大数の チェックポイント・レコードを保管するのに十分な 1 次スペースを 割り振らなければなりません。 増分スペース割り振りを指定することはできますが、ここでは使用されません。 チェックポイント・レコードはこのステップで 割り振られる主記憶域の大きさより約 5000 バイト長くなっています。
DCB 情報は必要ありませんが、 適切であれば次のどれでも組み込むことができます。
OPTCD=W, OPTCD=C, RECFM=UT
これらのサブパラメーターについては、「z/OS JCL User’s Guide」に説明があります。