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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


クライアントの定義

クラス内の 1 つ以上のメソッドからサービスを要求するプログラムまたはメソッドは、そのクラスのクライアント と呼ばれます。

COBOL クライアントまたは Java クライアントで、以下のことを行うことができます。

COBOL クライアントでは、Java Native Interface (JNI) が提供する サービスを呼び出すこともできます。

COBOL クライアント・プログラムは、次のような通常の 4 つの部分で成り立っています。

表 52. COBOL クライアントの構成
除算 目的 構文
IDENTIFICATION (必須) クライアントの名前。 通常のようにコーディング。ただし、クライアント・プログラムは以下のとおりにする必要があります。
  • スレッド対応 (THREAD オプションでコンパイル、スレッド化アプリケーション用コーディングの指針に準拠)
ENVIRONMENT (必須) コンピューター環境を記述する。クライアント内で使用されるクラス名を、コンパイル単位の外側で判明している、対応する外部クラス名に関連付ける。 CONFIGURATION SECTION (必須)
クライアント定義用の REPOSITORY 段落 (必須)
DATA (オプション) クライアントが必要とするデータを記述する。 クライアント定義用の DATA DIVISION (オプション)
PROCEDURE (オプション) クラスのインスタンスの作成、オブジェクト参照データ項目の操作、メソッドの呼び出し。 INVOKEIF、および SET ステートメントを使用してコーディング

例: クライアントの定義

関連タスク
オブジェクト指向アプリケーションのコンパイル、リンク、および実行
マルチスレッド化のための COBOL プログラムの準備
Java メソッドとの通信
COBOL および Java での相互運用可能なデータ型のコーディング
クラスのインスタンスの作成および初期化
オブジェクト参照の比較および設定
メソッドの呼び出し (INVOKE)
ファクトリー・メソッドまたは静的メソッドの呼び出し

関連参照
THREAD


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