Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


例: 単純な文書の構文解析

この例では、基本的な XML 文書の構文解析におけるイベントのフローおよび特殊レジスター XML-TEXT の関連コンテンツを説明します。

COBOL プログラムには次のようなデータ項目 Doc の基本的な XML 文書が含まれていると仮定します。

<?xml version="1.0"?><msg type="short">Hello, World!</msg>

次のコードの断片では、Doc を構文解析する XML PARSE ステートメント、および XML イベントを処理する処理プロシージャー P を示します。

 XML Parse Doc
   Processing procedure P
   ...
P. Display XML-Event XML-Text. 

処理プロシージャーでは、パーサーが構文解析中にシグナル通知する各イベントの XML-EVENT および XML-TEXT のコンテンツが表示されます。 結果を下表に示します。

表 1. XML イベントおよび特殊レジスター
XML-EVENT XML-TEXT
START-OF-DOCUMENT

VERSION-INFORMATION 1.0
START-OF-ELEMENT msg
ATTRIBUTE-NAME タイプ
ATTRIBUTE-CHARACTERS short
CONTENT-CHARACTERS Hello, World!
END-OF-ELEMENT msg
END-OF-DOCUMENT  

関連参照XML-EVENT  
XMLPARSE (コンパイラー・オプション)

XML PARSE (「Enterprise COBOL 言語解説書」)    


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