Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


Enterprise COBOL でのコンパイル

OS/VS COBOL 用に作成されたプログラムを、CMPR2 オプションを用いて Enterprise COBOL でコンパイルすることはできますか?

いいえ。CMPR2 を Enterprise COBOL で使用することはできません。

VS COBOL II 用に作成されたプログラムを Enterprise COBOL で コンパイルすることはできますか ?

はい。詳細については、ソースを Enterprise COBOL にアップグレードするを参照してください。

OS/VS COBOL および VS COBOL II プログラムを、言語環境プログラムのもとで実行するためには Enterprise COBOL でコンパイルしなければなりませんか?

いいえ。ほとんどの OS/VS COBOL プログラムおよび VS COBOL II プログラム (および 2 つの 混合) は、Enterprise COBOL にアップグレードしなくても、言語環境プログラムのもとで稼働します。

Enterprise COBOL にアップグレードしなければならないプログラムの詳細については、以下の セクションを参照してください。

OS/VS COBOL または VS COBOL II ソースを Enterprise COBOL ソースに移行するときには、どのユーティリティーまたはツールが役立ちますか?

以下の移行ツール (IBM を介して購入可能) が OS/VS COBOL および VS COBOL II ソースを Enterprise COBOL ソースに移行するときに役立ちます。

  1. COBOL 移行援助プログラム (CCCA) 5648-B05 は、OS/VS COBOL および VS COBOL II ソース を Enterprise COBOL ソースに移行するときに役立ちます。
  2. COBOL 報告書作成プログラム・プリコンパイラー 5798-DYR は、OS/VS COBOL 報告書作成 プログラム・コードの変換に役立ちます。
  3. CICS アプリケーション・マイグレーション・エイド 5695-061 は、OS/VS COBOL およ び VS COBOL II の CICS マクロ・レベル・コードを CICS コマンド・レベル・コードに 変換するときに役立ちます。
  4. Debug Tool ロード・モジュール・アナライザーは、ロード・モジュール内の各オブジェクトの言語変換プログラムを決定できます。Debug Tool ロード・モジュール・アナライザー は、 Debug Tool Utilities and Advanced Functions に組み込まれています。
  5. Edge Portfolio Analyzer は、既存の OS/VS COBOL および VS COBOL II ロード・モジュール・ライブラリーの目録の作成に役立ちます。
    注: Edge Portfolio Analyzer は現在 IBM では販売しておりませんが、Edge から直接購入することができます。詳しくは、Web サイト www.edge-information.com を参照してください。
  6. WebSphere Studio Asset Analyzer (プロダクト番号 5655-M22) は目録を作成したり、コード変更が企業の資産に及ぼす影響を分析したりする上で役立ちます。

Enterprise COBOL は COBOL 85 標準に適合していますか?

はい。Enterprise COBOL は、COBOL 85 標準のすべての必要なモジュールを、標準によって 定義されている最高のレベルでサポートします。


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