Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


コーディングの単純化

コーディング技法を使用して、生産性を向上させることができます。 COPY ステートメント、COBOL 組み込み関数、および言語環境プログラム呼び出し可能サービスを使用することによって、反復コーディングや、多数の算術計算または他の複雑なタスクをコーディングする必要性を回避することができます。

プログラムに頻繁に使用されるコード・シーケンス (共通データ項目のブロック、入出力ルーチン、エラー・ルーチン、または COBOL プログラム全体) が含まれている場合は、それらのコード・シーケンスを 1 度作成し、それらを COBOL コピー・ライブラリーに入れてください。COPY ステートメントを使用してこれらのコード・シーケンスを取り出し、 コンパイル時にプログラムに含めることができます。このようにコピーブックを使用することによって、コーディングの繰り返しがなくなります。

COBOL は、ストリングおよび数値を扱うためのさまざまな機能を提供します。これらの機能がコーディングの単純化に役立ちます。

言語環境プログラム日時呼び出し可能サービスは、日付をフルワード・バイナリー整数として保管し、タイム・スタンプを長精度 (64 ビット) 浮動小数点値として保管します。これらの形式を使用することにより、算術計算を日時の値に基づいて単純かつ効率的に行うことができます。 このような計算を実行するために、言語ライブラリーの外側でサービスを使用する特別なサブルーチンを書く必要はありません。


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