フィードバック・トークンには、フィードバック情報が条件トークンの形式で含まれています。 呼び出し可能サービスによって設定される条件トークンは呼び出しルーチンに戻され、サービスが正常に完了したかどうかを示します。
COBOL for Windows では、言語環境プログラムと同じフィードバック・トークンを使用します。これは次のように定義されます。
01 FC.
02 Condition-Token-Value.
COPY CEEIGZCT.
03 Case-1-Condition-ID.
04 Severity PIC S9(4) COMP.
04 Msg-No PIC S9(4) COMP.
03 Case-2-Condition-ID
REDEFINES Case-1-Condition-ID.
04 Class-Code PIC S9(4) COMP.
04 Cause-Code PIC S9(4) COMP.
03 Case-Sev-Ctl PIC X.
03 Facility-ID PIC XXX.
02 I-S-Info PIC S9(9) COMP.
各フィールドの内容とホスト上の IBM 言語環境プログラムとの違いは、以下のとおりです。
付属のサンプル・コピーブックでは、条件トークンが定義されています。プログラムでネイティブのデータ形式を使用している場合は、ファイル CEEIGZCT.CPY に使用する条件トークンの定義が含まれています。ファイル CEEIGZCT.EBC には、ホストのデータ形式を持つコピーブックが含まれています。このファイルを使用するには、この名前を CEEIGZCT.CPY に変更します。これらのファイルは Samples¥cee ディレクトリーに入っています。
これらのファイル内の条件トークンは、言語環境プログラムに備わっている条件トークンと同じです。ただし、ネイティブのデータ形式の場合は、文字表現が EBCDIC ではなく ASCII になり、2 進数フィールド内のバイトが反転されます。
各呼び出し可能サービスの記述には、シンボリック・フィードバック・コードのリストが含まれます。これらのコードは、サービスの呼び出し時に指定されたフィードバック・コード出力フィールドに戻される場合があります。このほかに、任意の呼び出し可能サービスに対してシンボリック・フィードバック・コード CEE0PD が戻される場合があります。詳細については、メッセージ IWZ0813S を参照してください。
日時の呼び出し可能サービスはすべて、グレゴリオ暦に基づいています。グレゴリオ暦に関連する日付変数には、アーキテクチャー上の制限があります。これらの制限を次に示します。
日付の入力として有効となるのは、1582 年 10 月 15 日の 00:00:00 以降です。
関連参照
付録I. ランタイム・メッセージ