MOVE ステートメントを使用して、基本データ項目に値を割り当てます。
以下の文は、基本データ項目 Customer-Name の内容を、基本データ項目 Orig-Customer-Name に割り当てます。
Move Customer-Name to Orig-Customer-Name
Customer-Name が Orig-Customer-Name より長い場合は、右側で切り捨てが起こります。Customer-Name が短い場合には、Orig-Customer-Name の右側の余分な文字位置がスペースで埋められます。
数値を含んでいるデータ項目の場合、文字データ項目の場合よりも移動が複雑になることがあります。これは、数値には表現方法が幾通りもあるためです。 文字データでは桁ごとの移動が行われますが、一般に数値では、可能な場合には 代数値が移動されます。 例えば、以下の MOVE ステートメントの場合、 Item-x には、値 3.0 (0030 で表される) が入ります。
01 Item-x Pic 999v9.
. . .
Move 3.06 to Item-x
英字、英数字、英数字編集、DBCS、整数、または数字編集の各データ項目を、カテゴリー国別または国別編集データ項目に移動でき、送出項目が変換されます。 国別データ項目をカテゴリー国別または国別編集のデータ項目に移動できます。 カテゴリー国別データ項目の内容に数値が含まれている場合、その項目を、数値、数字編集、外部浮動小数点、または内部浮動小数点のデータ項目に移動できます。 国別編集データ項目は、カテゴリー国別データ項目または別の国別編集データ項目にのみ移動できます。 埋め込みや切り捨てが行われることがあるので、
基本移動の全詳細については、MOVE ステートメントに関する以下の関連資料を参照してください。
以下の例は、国別データ項目に移動される、ギリシャ語の英数字データ項目を示しています。
CBL CODEPAGE(00875)
. . .
01 Data-in-Unicode Pic N(100) usage national.
01 Data-in-Greek Pic X(100).
. . .
Read Greek-file into Data-in-Greek
Move Data-in-Greek to Data-in-Unicode
関連参照 CODEPAGE
データのクラスおよびカテゴリー (Enterprise COBOL 言語解説書)
MOVE ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)