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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


有効範囲の検査

アドレスが適切な範囲内にあるかどうかを検査するには、SSRANGE コンパイラー・オプションを使用してください。

SSRANGE によって、次のアドレスが検査されます。

SSRANGE オプションが有効な場合、以下の両方の条件が真であれば、実行時に検査が行われることになります。

参照されたデータが入っているデータ項目の範囲外にあるアドレスが生成されていることが検出されると、エラー・メッセージが生成され、プログラムは実行を停止します。メッセージでは、参照されたテーブルまたは ID、およびエラーが発生した行番号が識別されます。エラーの原因となった参照のタイプによっては、追加情報が提供されます。

特定のデータ参照のすべての添え字、指標、および参照修飾子がリテラルであり、データ項目の外側を参照する結果になる場合は、SSRANGE オプションの設定値に関係なく、エラーはコンパイル時に診断されます。

パフォーマンスの考慮: SSRANGE が指定されると、パフォーマンスは少し低下することがあります。これは、それぞれの添え字付きまたは指標付き項目を検査するために必要なオーバーヘッドが余分にかかるためです。

関連参照
SSRANGE
パフォーマンスに関連するコンパイラー・オプション


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