Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, メッセージおよびコード

コード生成メッセージ (5000 から 5999)

IBM5001
INTERNAL COMPILER ERROR: text
説明:

コンパイル中に内部コンパイラー・エラーが発生した。

サービス担当者に連絡してください。

IBM5002
Virtual storage exceeded.
説明:

ファイルのコンパイル中に、コンパイラーがメモリー不足になった。 大きなファイル、または大きな関数を使用するプログラムでは、 この問題が発生する場合がある。 非常に大きなプログラムの場合、実行できる最適化の量が制限される ことに注意する。

実行中の大規模なプロセスをシャットダウンし、スワップ・パスが 十分に大きいことを確認して、最適化はオフにし、仮想記憶域をより大きな サイズに再定義する。 また、ファイルをいくつかの小さなセクションに分割したり、 関数を短縮したりすることもできる。

IBM5003
text
説明:

一般エラー・メッセージ。

IBM5031
Unable to open file filename.
説明:

コンパイラーは示されているファイルをオープンできない。

ファイル名が正しいことを確認する。正しいファイルが指定されていることを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。 また、ファイルが別のプロセスによってロックされているか、 許可が十分でないためにアクセスが拒否された可能性もある。

IBM5032
An error occurred while reading file filename.
説明:

示されているファイルからの読み取り中にコンパイラーがエラーを検出した。

正しいファイルが読み取られていて、ファイルに損傷がないことを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。

IBM5033
An error occurred while writing to file filename.
説明:

示されているファイルへの書き込み中にコンパイラーがエラーを検出した。

正しいファイルが指定されていることを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。

IBM5034
Read-only pointer initialization of dynamically allocated object name is not valid.
説明:

読み取り専用ポインターの値は、コンパイル時に既知でなければならない。 ポインターは、読み取り専用であると同時に、動的に割り振られたオブジェク トを指していてはならない。これは、ポイント先のアドレスが実行時にしか 分からないためである。

コードを変更して、ポインターが読み取り専用の値によって初期化される ようにするか、ポインターを読み取り/書き込みにする。

IBM5051
Function function-name exceeds size limit.
説明:

関数の ACU が、INLINE サブオプションに指定された LIMIT を超えた。

可能ならば、LIMIT を増やす。

IBM5052
Function function-name is (or grows) too large to be inlined.
説明:

関数が大きすぎて、インライン展開によって別の関数にすることができない。

IBM5053
Some calls to function function-name cannot be inlined.
説明:

少なくとも 1 つの呼び出しが直接再帰的であるか、 間違った数のパラメーターが指定されている。

指定したすべての関数呼び出しを検査し、パラメーター数が 関数定義に一致していることを確認する。

IBM5054
Automatic storage for function function-name increased to over value.
説明:

インライン展開のために、関数用の自動ストレージのサイズが 少なくとも 4 KB 増加した。

大きな自動ストレージを使用する関数のインライン展開は避ける。

IBM5055
Parameter area overflow while compiling function-name. Parameter area size exceeds the allowable limit of value.
説明:

関数のパラメーター域は、その関数用の自動ストレージ内で最初の 4K にある。 このメッセージは、パラメーター域が 4K に収まらないことを示している。

渡すパラメーターの数を減らすか、大きな構造体そのものの代わりに 構造体のアドレスを渡すことによって、パラメーター域のサイズを削減する。

IBM5057
name section size cannot exceed 16777215 bytes. Total section size is value bytes.
説明:

Data セクションまたは Code セクションのサイズは、16M を超えてはならない。

入力ソース・ファイルを、別個にコンパイルできる複数のソース・ファイルに 分割する。

IBM5101
Maximum spill size of value is exceeded in function function-name.
説明:

予備サイズは、予備域のサイズである。予備域は、マシン・レジスターの 数がプログラムの変換に十分でない場合に割り振られるストレージである。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5102
Spill size for function function-name is not sufficient. Recompile specifying option SPILL(n) where lower-limit < n <= upper-limit.
説明:

予備サイズは、予備域のサイズである。予備域は、マシン・レジスターの 数がプログラムの変換に十分でない場合に割り振られるストレージである。

SPILL(n) オプション lower-limit < n <= upper-limit を 使用するか、別の OPT レベルを指定して再コンパイルする。

IBM5103
Internal error while compiling function function-name text.
説明:

コンパイル中に内部コンパイラー・エラーが発生した。

サービス技術員に連絡するか、別の OPT レベルを指定してコンパイルする。

IBM5104
Internal error while compiling function function-name text. Compilation terminated.
説明:

重大度の高い内部コンパイラー・エラーが発生した。

サービス担当者に連絡してください。 このメッセージのテキストを伝えられるように準備しておいてください。

IBM5105
Constant table overflow compiling function function-name. Compilation terminated.
説明:

定数テーブルは、整数と浮動小数点の定数をすべて保管する テーブルである。

プログラム内の定数の数を減らして再コンパイルする。

IBM5106
Instruction in function function-name on line value is too complex. Compilation terminated.
説明:

示されている命令が複雑すぎて最適化できない。

命令の複雑さを軽減して再コンパイルするか、別の OPT レベルを指定して 再コンパイルする。

IBM5107
Program too complex in function function-name.
説明:

示されている関数が複雑すぎて最適化できない。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルするか、別の OPT レベルを指定して 再コンパイルする。

IBM5108
Expression too complex in function function-name. 一部の最適化が実行されなかった。
説明:

示されている式が複雑すぎて最適化できない。

式の複雑さを減らすか、別の OPT レベルを指定してコンパイルする。

IBM5109
Infinite loop detected in function function-name. Program may not stop.
説明:

所定の関数で無限の可能性があるループが検出されたので、コードを変更する必要がある。 ただし、コンパイラーはコードに問題がない場合でもこのメッセージを発行することがある。 例えば、ループが ON ユニットから GOTO を介して終了した場合、 コードを変更する必要がなくてもコンパイラーはこのメッセージを発行することがある。

ループが終了するように再コーディングする。

IBM5110
Loop too complex in function function-name. 一部の最適化が実行されなかった。
説明:

示されているループが複雑すぎて最適化できない。

アクションは不要です。

IBM5111
Division by zero detected in function function-name. Runtime exception may occur.
説明:

示されている関数内でゼロ除算が検出された。

式を再コーディングしてゼロ除算を除去する。

IBM5112
Exponent is non-positive with zero as base in function function-name. Runtime exception may occur.
説明:

浮動小数点のゼロ除算が行われる可能性がある。

式を再コーディングしてゼロ除算を除去する。

IBM5113
Unsigned division by zero detected in function function-name. Runtime exception may occur.
説明:

示されている関数内でゼロ除算が検出された。

式を再コーディングしてゼロ除算を除去する。

IBM5114
Internal error while compiling function function-name text.
説明:

重大度の低い内部コンパイラー・エラーが発生した。

サービス技術員に連絡するか、別の OPT レベルを指定してコンパイルする。

IBM5115
Control flow too complex in function function-name; number of basic blocks or edges exceeds value.
説明:

基本ブロックは、制御フローのない実行可能コードのセグメントである。 エッジは、基本ブロック間での可能な制御フローのパスである。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5116
Too many expressions in function function-name; number of symbolic registers exceeds value.
説明:

シンボリック・レジスターは、計算結果の内部表現である。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5117
Too many expressions in function function-name; number of computation table entries exceeds value.
説明:

計算テーブルは、プログラムの変換によって生成された命令すべてを 収容するテーブルである。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5118
Too many instructions in function function-name; number of procedure list entries exceeds value.
説明:

プロシージャー・リストは、各サブプログラムの変換によって生成 された命令すべてのリストである。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5119
Number of labels in function function-name exceeds value.
説明:

ラベルは、プログラムの実行パスが変更される可能性がある場合に 必ず使用される (例: if ステートメント、switch ステートメント、 ループ、条件式)。

プログラムの複雑さを軽減して再コンパイルする。

IBM5120
Too many symbols in function function-name; number of dictionary entries exceeds value.
説明:

ディクショナリー・エントリーは、変数、集合体メンバー、 ストリング・リテラル、ポインター参照解除、関数名、および 内部コンパイラー・シンボルに対して使用される。

低い最適化レベルでプログラムをコンパイルするか、 変数または式の数を減らしてプログラムを単純化する。

IBM5121
Program is too complex in function function-name. Specify MAXMEM option value greater than value.
説明:

一部の最適化が実行されなかった。

さらに最適化を行うには、推奨値を使用してオプション MAXMEM を指定し、 再コンパイルする。

IBM5122
Parameter area overflow while compiling name. Parameter area size exceeds value.
説明:

パラメーター域は、関数呼び出しの際にパラメーターを渡すために 使用される。 そのサイズは、参照パラメーターの数、値パラメーターの数とサイズ、 および使用されるリンケージによって異なる。

渡すパラメーターの数を減らすか、大きな構造体そのものの代わりに 構造体のアドレスを渡すことによって、パラメーター域のサイズを削減する。

IBM5123
Spill size for function function-name is exceeded. Recompile specifying option SPILL(n) where lower-limit < n <= upper-limit for faster spill code.
説明:

予備サイズは、1 次予備域の予約サイズである。 予備域は、マシン・レジスターの 数がプログラムの変換に十分でない場合に割り振られるストレージである。

予備コードの生成を改良するには、SPILL(n) オプションに lower-limit < n <= upper-limit を 指定して再コンパイルする。

IBM5130
An error occurred while opening file filename.
説明:

コンパイラーは示されているファイルをオープンできない。

ファイル名が正しいことを確認する。正しいファイルがオープンされていて、 ファイルに損傷がないことを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。 また、ファイルが別のプロセスによってロックされているか、 許可が十分でないためにアクセスが拒否された可能性もある。

IBM5131
An error occurred while writing file filename.
説明:

コンパイラーは示されているファイルを読み取ることができない。

ファイル名が正しいことを確認する。書き込み先のファイルが正しく、ファイルに損傷がないことを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。 また、ファイルが別のプロセスによってロックされているか、 許可が十分でないためにアクセスが拒否された可能性もある。

IBM5132
An error occurred while closing file filename.
説明:

コンパイラーは示されているファイルに書き込むことができない。

ファイル名が正しいことを確認する。正しいファイルがクローズされていて、 ファイルに損傷がないことを確認する。 ファイルが LAN ドライブ上にある場合は、LAN が正しく機能して いることを確認する。 また、ファイルが別のプロセスによってロックされているか、 許可が十分でないためにアクセスが拒否された可能性もある。

IBM5141
Automatic area for function-name is too large
説明:

自動データはスタック内にある。スタック・サイズは、ターゲット・マシン のアドレス可能性によって制限される。

大きな構造体や大きな配列をローカル変数とすることは避け、 動的割り振りデータの使用を試みる。 または、プロシージャーをいくつかの小さなプロシージャーに分割する。


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