Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


Enterprise COBOL で使用不能なコンパイラー・オプション

IBM COBOL で使用可能なコンパイラー・オプションの大部分は、以下のものを除いて、Enterprise COBOL のコンパイルでも使用できます。

表 1. Enterprise COBOL で使用不能なコンパイラー・オプション

コンパイラー・
オプション

説明
ANALYZE ANALYZE オプションは Enterprise COBOL では使用不能です。代わりに CICS、SQL、および ADATA オプションを使用してください。
CMPR2 CMPR2 オプションは使用不能です。CMPR2 でコンパイルされたプログラムを Enterprise COBOL でコンパイルするために、COBOL 85 標準に変換する必要があります。
EVENTS EVENTS オプションは使用不能です。COBOL/370 の EVENTS コンパイラー・オプションをエミュレートするには、次のようにします。
  1. ADATA コンパイラー・オプションを指定する。
  2. SYSADATA および SYSEVENTS を割り振る。
  3. EXIT コンパイラー・オプションの ADEXIT サブオプションを、サンプル出口プログラ ム IGYADXIT と共に使用する。
FLAGMIG FLAGMIG オプションは使用不能です。FLAGMIG には CMPR2 が必要ですが、これは Enterprise COBOL では使用不能です。FLAGMIG を使用するプログラムをコンパイルするには、CCCA、本書 (移行ガイド)、または Enterprise COBOL 以前のリリースのコンパイラーを使用してください。
IDLGEN IDLGEN オプションは使用不能です。IDLGEN には SOM ベースの OO COBOL が必要ですが、これは Enterprise COBOL では使用不能です。
TYPECHK TYPECHK オプションは使用不能です。TYPECHK オプションを使用するには SOM ベースの OO COBOL が必要ですが、これは Enterprise COBOL では使用不能です。
WORD(NOOO) WORD(NOOO) コンパイラー・オプションを使用してコンパイルされた既存の IBM COBOL プログラムについては、以下の予約語を使用している場合、変更が必要です。 CLASS-ID、 END-INVOKE、 INHERITS、 INVOKE、 LOCAL-STORAGE、 METACLASS、 METHOD、 METHOD-ID、 OBJECT、 OVERRIDE、 RECURSIVE、 REPOSITORY、 RETURNING、 SELF、 SUPER。

WORD オプションの NOOO サブオプションは、Enterprise COBOL ではサポートされていません。


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