以下に、DBCS文字からユーザー定義語を形成する場合の規則を示します。
- 含まれる文字
- DBCS のユーザー定義語は 2 バイト文字のみを含むことができ、1 つ以上の DBCS 文字を含んでいる必要があります。
DBCS 文字とは、A から Z、a から z、0 から 9、およびハイフン (これらの文字の DBCS 表現では最初のバイトに X'42' が
入ります) からなるセットに含まれない文字です。
DBCS のユーザー定義語には、1 バイト EBCDIC 文字に対応する文字と、1 バイト EBCDIC 文字に対応しない
文字を使用することができます。
1 バイト EBCDIC 文字に対応する DBCS 文字は、COBOL ユーザー定義語の通常の規則に従います。
つまり、文字 A から Z、a から z、0 から 9、およびハイフン (-) を使用することができます。
ハイフンは、
最初の文字または最後の文字として使用することはできません。
対応する 1 バイト EBCDIC 文字のない DBCS 文字を DBCS ユーザー定義語で使用することができます。
- 大文字および小文字
- COBOL ワードでは、小文字の 1 バイト・エンコード文字「a」から「z」は、それぞれ対応する 1 バイト・エンコードの大文字と同じとみなされます。 DBCS エンコードの大文字と小文字は同じではありません。
- 値の範囲
- DBCS ユーザー定義語には、どちらのバイトでも、X'41' から X'FE' の値の文字を含めることができます。
- 最大長
- 14 文字。
- 継続
- DBCS 文字で形成されるワードは、複数行にまたがって続けることはできません。
- シフトアウト文字およびシフトイン文字の使用
- DBCS ユーザー定義語はシフトアウト文字で始まり、シフトイン文字で終わります。