以下のヒントに従うなら、CICS または IMS のもとで実行されるオンライン・プログラム、あるいは VSAM を使用するプログラムのパフォーマンスを向上させることができます。
CICS: アプリケーションが CICS のもとで実行される場合、EXEC CICS LINK コマンドを CALL ステートメントに変換してトランザクション応答時間を改善します。
IMS: アプリケーションが IMS のもとで実行される場合は、アプリケーション・プログラムとライブラリー・ルーチンをプリロードすれば、ロードおよび検索のオーバーヘッドを削減するのに役立ちます。 入出力活動も減少する可能性があります。
システムのパフォーマンスを向上させるためには、RENT コンパイラー・オプションを使用して、可能な限りアプリケーションとライブラリー・ルーチンをプリロードします。また、言語環境プログラムのライブラリー・ルーチン保存 (LRR) 機能を使用すると、IMS/TM 領域でのパフォーマンスを向上することができます。
VSAM: VSAM ファイルを使用する場合、順次アクセスの場合にはデータ・バッファーの数、ランダム・アクセスの場合には索引バッファーの数を増やしてください。 また、アプリケーションに適した制御インターバル・サイズ (CISZ) を選択してください。 CISZ が小さいと、ランダム処理での検索は速くなりますが、挿入が犠牲になります。 CISZ が大きいと、順次処理の場合に効率がよくなります。
パフォーマンスを向上させるためには、レコードを順次アクセスし、複数の代替索引の使用を可能な限り避けます。代替索引を使用する場合、アクセス方式サービス・プログラムにより、 AIXBLD ランタイム・オプションよりもさらに効率的に索引が作成されます。
関連参照
言語環境プログラム プログラミング・ガイド (ランタイム・オプションの指定)