Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

端末からの入力の制御

次に挙げることを行えば、ユーザーの PL/I プログラムで、入力ファイル へのデータを端末から入力することができます。

  1. CONSECUTIVE 環境オプションを指定して、明示的または暗黙的に入力ファイ ルを宣言する (ストリーム・ファイルはすべてこの条件を満たしています)。
  2. 入力ファイルを端末に割り振る

ユーザーは通常、標準のデフォルト入力ファイル SYSIN を使用することができます。 このファイルはストリーム・ファイルであり、 端末に割り振ることができるからです。

ストリーム・ファイルへの入力をユーザーに促すプロンプトは、 コロン (:) で示されます。 プログラムで GET ステートメントが実行されると、その度にコロンが表示され ます。 また、GET ステートメントが実行されると、システムは次の行に移動します。 ユーザーはそこに必要なデータを入力することができます。 GET ステートメントの実行を完了するのに十分なデータの入って いない行を入力すると、コロンの前に正符号の付いた別の プロンプト (+:) が表示されます。

継続させたい行の最後にハイフンを付け加えると、2 行以上 のデータが入力されるまで、ユーザー・プログラムへのデータ伝送を遅らせることができます。

ユーザーのプログラムで、ユーザーに入力を求めるプロンプトを出す出力ステートメント を組み込んだ場合、ユーザー自身のプロンプトをコロンで終了して、 初期システム・プロンプトが出ないようにすることができます。 例えば、GET ステートメントの前に次のような PUT ステートメントを置くことができます。

PUT SKIP LIST('ENTER NEXT ITEM:');

次の GET ステートメントでシステム・プロンプトが表示されないようにするに は、ユーザー独自のプロンプトは次の条件を満たしている必要があります。

  1. 独自のプロンプトは、リスト指示か編集指示のどちらかでな ければなりません。 また、リスト指示の場合は、PRINT ファイルにあてたものでなければなりません。
  2. プロンプトを伝送するファイルは、端末に割り振る必要があります。 端末でファイルをコピーするだけの場合は、 システム・プロンプトが表示されないようにすることはできません。

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