Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


記号レコード: X'0042'

次の表に、記号レコードの内容を示します。

表 1. SYSADATA 記号レコード
フィールド サイズ 説明
記号 ID FL4 固有の記号 ID
行番号 FL4 記号が定義または宣言されるソース・レコードのリスト行番号
レベル XL1 記号の真のレベル番号 (または構造内のデータ項目の相対レベル番号)。 COBOL の場合、これは、01 から 49 の範囲、66 (RENAMES 項目の場合)、77、または 88 (条件項目の場合) になります。
修飾標識 XL1
X'00'
固有の名前。修飾は不要。
X'01'
このデータ項目は修飾が必須。名前はプログラム内で固有ではありません。 このフィールドが適用されるのは、このデータ項目がレベル 01 名ではない 場合のみです。
記号タイプ XL1
X'68'
クラス名 (クラス ID)
X'58'
メソッド名
X'40'
データ名
X'20'
プロシージャー名。
X'10'
簡略名
X'08'
プログラム名
X'81'
予約済み

以下は、上記のタイプの ORed です (該当する場合)。

X'04'
外部
X'02'
グローバル
記号属性 XL1
X'01'
数値
X'02'
次のいずれかのクラスの基本文字:
  • 英字
  • 英数字
  • DBCS
  • 国別
X'03'
グループ
X'04'
ポインター
X'05'
指標データ項目
X'06'
指標名
X'07'
条件
X'0F'
ファイル
X'10'
ソート・ファイル
X'17'
クラス名 (リポジトリー)
X'18'
オブジェクト参照
XL1 記号定義で指定されている文節。

数値 (X'01')、基本文字 (X'02')、グループ (X'03')、ポインター (X'04')、指標データ項目 (X'05')、またはオブジェクト参照 (X'18') の記号属性を持つ記号の場合:

1... ....
.1.. ....
索引付き
..1. ....
再定義
...1 ....
名前変更
.... 1...
発生
.... .1..
Occurs キーあり
.... ..1.
ケースにより発生
.... ...1
親で発生

両方のファイル・タイプの場合:

1... ....
選択
.1.. ....
割り当て
..1. ....
再実行
...1 ....
同一領域
.... 1...
同一レコード域
.... .1..
記録モード
.... ..1.
予約済み
.... ...1
レコード
    簡略名記号の場合:
01
CSP
02
C01
03
C02
04
C03
05
C04
06
C05
07
C06
08
C07
09
C08
10
C09
11
C10
12
C11
13
C12
14
S01
15
S02
16
S03
17
S04
18
S05
19
CONSOLE
20
SYSIN|SYSIPT
22
SYSOUT|SYSLST|SYSLIST
24
SYSPUNCH|SYSPCH
26
UPSI-0
27
UPSI-1
28
UPSI-2
29
UPSI-3
30
UPSI-4
31
UPSI-5
32
UPSI-6
33
UPSI-7
34
AFP-5A
データ・フラグ 1 XL1 両方のファイル・タイプの場合、および数値 (X'01')、基本文字 (X'02')、グループ (X'03')、ポインター (X'04')、指標データ項目 (X'05')、またはオブジェクト参照 (X'18') の記号属性を持つ記号の場合:
1... ....
再定義
.1.. ....
名前変更
..1. ....
同期化
...1 ....
暗黙的に再定義
.... 1...
日付フィールド
.... .1..
暗黙の再定義
.... ..1.
FILLER
.... ...1
レベル 77
データ・フラグ 2 XL1 数値 (X'01') の記号属性を持つ記号の場合:
1... ....
2 進数
.1.. ....
外部浮動小数点 (USAGE DISPLAY または USAGE NATIONAL の)
..1. ....
内部浮動小数点
...1 ....
圧縮
.... 1...
外部 10 進数 (USAGE DISPLAY または USAGE NATIONAL の)
.... .1..
負の位取り
.... ..1.
数字編集 (USAGE DISPLAY または USAGE NATIONAL の)
.... ...1
将来の利用のために予約済み

基本文字 (X'02') またはグループ (X'03') の記号属性を持つ記号の場合:

1... ....
英字
.1.. ....
英数字
..1. ....
編集英数字
...1 ....
グループは独自の ODO オブジェクトを含む
.... 1...
DBCS 項目
.... .1..
グループ可変長
.... ..1.
EGCS 項目
.... ...1
編集 EGCS
    両方のファイル・タイプの場合:
1... ....
レコード内の ODO のオブジェクト
.1.. ....
レコード内の ODO のサブジェクト
..1. ....
順次アクセス
...1 ....
ランダム・アクセス
.... 1...
動的アクセス
.... .1..
位置指定モード
.... ..1.
レコード域
.... ...1
将来の利用のために予約済み

他のすべてのデータ型の場合、フィールドはゼロです。

データ・フラグ 3 XL1 両方のファイル・タイプの場合:
1... ....
すべてのレコードが同じ長さ
.1.. ....
固定長
..1. ....
可変長
...1 ....
未定義
.... 1...
スパン
.... .1..
ブロック
.... ..1.
書き込みのみ適用
.... ...1
同一ソート・マージ領域

他のすべてのデータ型の場合、フィールドはゼロです。

ファイル編成 XL1 両方のファイル・タイプの場合:
1... ....
QSAM
.1.. ....
ASCII
..1. ....
標準ラベル
...1 ....
ユーザー・ラベル
.... 1...
VSAM 順次
.... .1..
VSAM 索引
.... ..1.
VSAM 相対
.... ...1
行順次

他のすべてのデータ型の場合、フィールドはゼロです。

USAGE FL1
X'00'
USAGE IS DISPLAY
X'01'
USAGE IS COMP-1
X'02'
USAGE IS COMP-2
X'03'
USAGE IS PACKED-DECIMAL または USAGE IS COMP-3
X'04'
USAGE IS BINARYUSAGE IS COMP、または USAGE IS COMP-4
X'05'
USAGE IS DISPLAY-1
X'06'
USAGE IS POINTER
X'07'
USAGE IS INDEX
X'08'
USAGE IS PROCEDURE-POINTER
X'09'
USAGE IS OBJECT-REFERENCE
X'0B'
NATIONAL
X'0A'
FUNCTION-POINTER
記号 FL1
X'00'
SIGN 節なし
X'01'
SIGN IS LEADING
X'02'
SIGN IS LEADING SEPARATE CHARACTER
X'03'
SIGN IS TRAILING
X'04'
SIGN IS TRAILING SEPARATE CHARACTER
標識 FL1
X'01'
JUSTIFIED 節あり。右寄せ属性が有効。
X'02'
BLANK WHEN ZERO 節あり。
サイズ FL4 このデータ項目のサイズ。この項目がストレージで占有する実バイト数。DBCS 項目の場合、この数は、文字数ではなく、バイト数で示されます。可変長項目の場合、このフィールドには、コンパイラーによってこの項目に予約されるストレージの最大サイズが反映されます。「長さ属性」とも呼ばれます。
精度 FL1 固定データ項目または浮動データ項目の精度
スケール FL1 固定データ項目のスケール係数。小数点の右方の桁数。
ベース・ロケーター・タイプ FL1 ホストの場合:
01
ベース・ロケーター・ファイル
02
ベース・ロケーター作業用ストレージ
03
ベース・ロケーター・リンケージ・セクション
05
ベース・ロケーター特殊レジスター
07
変数別索引付き
09
COMREG 特殊レジスター
10
UPSI スイッチ
13
Varloc 項目のベース・ロケーター
14
外部データのベース・ロケーター
15
ベース・ロケーター英数字 FUNC
16
ベース・ロケーター英数字 EVAL
17
オブジェクト・データのベース・ロケーター
19
Local-Storage のベース・ロケーター
20
ファクトリー・データ
21
XML-TEXT および XML-NTEXT

Windows および AIX の場合:

01
ベース・ロケーター・ファイル
02
ベース・ロケーター・リンケージ・セクション
03
Varloc 項目のベース・ロケーター
04
外部データのベース・ロケーター
05
オブジェクト・データのベース・ロケーター
06
XML-TEXT および XML-NTEXT
10
ベース・ロケーター作業用ストレージ
11
ベース・ロケーター特殊レジスター
12
ベース・ロケーター英数字 FUNC
13
ベース・ロケーター英数字 EVAL
14
変数別索引付き
16
COMREG 特殊レジスター
17
UPSI スイッチ
18
ファクトリー・データ
22
Local-Storage のベース・ロケーター
日付形式 FL1 日付形式は以下のとおりです。
01
YY
02
YYXX
03
YYXXXX
04
YYXXX
05
YYYY
06
YYYYXX
07
YYYYXXXX
08
YYYYXXX
09
YYX
10
YYYYX
22
XXYY
23
XXXXYY
24
XXXYY
26
XXYYYY
27
XXXXYYYY
28
XXXYYYY
29
XYY
30
XYYYY
データ・フラグ 4 XL1 数値 (X'01') の記号属性を持つ記号の場合:
1... ....
数値国別

基本文字 (X'02') の記号属性を持つ記号の場合:

1... ....
国別
.1.. ....
国別編集

グループ (X'03') の記号属性を持つ記号の場合:

1... ....
国別グループ (Group-Usage National)
予約済み FL3 将来の利用のために予約済み
住所情報 FL4 ホストの場合、ベース・ロケーター番号および変位は以下のとおりです。
ビット 0 から 4
未使用
ビット 5 から 19
ベース・ロケーター (BL) 番号
ビット 20 から 31
ベース・ロケーターの変位

Windows および AIX の場合、W コード SymId。

構造変位 AL4 構造内の記号のオフセット。このオフセットは変数位置指定項目に 0 を設定します。
親変位 AL4 定義中の項目の即時親からのバイト・オフセット。
親 ID FL4 定義中の項目の即時親の記号 ID。
再定義 ID FL4 この項目が再定義するデータ項目の記号 ID (該当する場合)。
開始名前変更 ID FL4 この項目がレベル 66 項目の場合は、この項目が名前変更した開始 COBOL データ項目の記号 ID。 レベル 66 項目でない場合、このフィールドは 0 に設定されます。
終了名前変更 ID FL4 この項目がレベル 66 項目の場合は、この項目が名前変更した終了 COBOL データ項目の記号 ID。 レベル 66 項目でない場合、このフィールドは 0 に設定されます。
プログラム名記号 ID FL4 プログラムのプログラム名の ID またはこの記号が定義されているクラスのクラス名。
OCCURS 最小

段落 ID

FL4 OCCURS の最小値

段落名の PROC 名 ID

OCCURS 最大

セクション ID

FL4 OCCURS の最大値

セクション名の PROC 名 ID

寸法 FL4 寸法の数
大/小文字ビット・ベクトル XL4 シンボル名の文字の大/小文字は、1 文字につき 1 ビットで表現されます。それぞれのビットには次の意味があります。
0
大文字
1
小文字

ビット 0 は、先頭文字の大/小文字を示します。ビット 1 は、2 番目の文字の大/小文字を示します。ビット 3 以降も同様です。

予約済み CL8 将来の利用のために予約済み
値の組のカウント HL2 値の組のカウント
記号名の長さ HL2 記号名の文字数
データ名のピクチャー・データ長

または

ファイル名の割り当て名の長さ

HL2 ピクチャー・データ内の文字の数: 関連した PICTURE 節を記号が持たない場合はゼロ。 (PICTURE フィールドの長さ。) 長さは、ソース入力内で検出されたときのフィールドを表します。 この長さは、複製係数を含んでいる PICTURE 項目の拡張フィールドを表すものではありません。PICTURE ストリングの最大 COBOL 長は、50 バイトです。このフィールドがゼロの場合は、PICTURE が指定されていないことを示します。

これがファイル名の場合は、外部ファイル名の文字数。 これは、割り当て名の DD 名部分です。ファイル名および ASSIGN USING が指定されている場合は、ゼロ。

データ名の初期値の長さ

CLASS-ID の外部クラス名の長さ

HL2 記号値の文字の数。記号に初期値がない場合はゼロ。

CLASS-ID

の外部クラス名の文字の数
データ名の ODO 記号名 ID

ファイル名の場合、ASSIGN データ名の ID

FL4 データ名の場合、ODO 記号名の ID。ODO が指定されていない場合はゼロ。

ファイル名の場合、ASSIGN USING データ名の記号 ID。ASSIGN TO が指定されている場合はゼロ。

キー・カウント HL2 定義されたキーの数
索引カウント HL2 索引記号 ID のカウント。指定がない場合は、ゼロ
記号名 CL(n)  
データ名のピクチャー・データ・ストリング

または

ファイル名の割り当て名

CL(n) ユーザーが入力したとおりの PICTURE 文字ストリング。 文字ストリングには、全記号、括弧、およびレプリカの生成係数が含まれます。

これがファイル名の場合は外部ファイル名。 これは、割り当て名の DD 名部分です。

索引 ID リスト (n)FL4 各索引記号名の ID
キー (n)XL8 このフィールドには、配列に対して指定するキーを記述するデータが 含まれます。 以下の 3 つのフィールドは、「キー・カウント」フィールドに指定されている回数 だけ繰り返されます。
...キー・シーケンス FL1 昇順または降順の標識。
X'00'
DESCENDING
X'01'
ASCENDING
...充てん文字 CL3 予約済み
...キー ID FL4 配列内のキー・フィールドであるデータ項目の記号 ID
データ名の初期値データ

 

CLASS-ID の外部クラス名

CL(n) このフィールドには、この記号の INITIAL VALUE 節で指定するデータが 含まれます。 以下の 4 つの適切なサブフィールドは、「値の組カウント」フィールド内のカウントに応じて繰り返されます。このフィールドのデータの全長は、「初期値の長さ」フィールドに入れられます。

CLASS-ID の外部クラス名。

...第 1 値の長さ HL2 最初の値の長さ
...第 1 値のデータ CL(n) 最初の値。

このフィールドには、ソース・ファイルの VALUE 節に指定されたとおりに、リテラル (または形象定数) が入ります。このフィールドには、開始/終了区切り文字、組み込み引用符、および SHIFT IN/SHIFT OUT 文字が入ります。リテラルが複数行にわたる場合には、行は 1 つの長いストリングに 連結されます。形象定数が指定された場合には、このフィールドには、そのワードに 関連付けられた値ではなく、実際の予約語が入ります。

...第 2 値の長さ HL2 2 番目の値の長さ ― THRU 値の組でない場合は、ゼロ
...第 2 値のデータ CL(n) 2 番目の値。

このフィールドには、ソース・ファイルの VALUE 節に指定されたとおりに、リテラル (または形象定数) が入ります。このフィールドには、開始/終了区切り文字、組み込み引用符、および SHIFT IN/SHIFT OUT 文字が入ります。リテラルが複数行にわたる場合には、行は 1 つの長いストリングに 連結されます。形象定数が指定された場合には、このフィールドには、そのワードに 関連付けられた値ではなく、実際の予約語が入ります。


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