PROCEDURE DIVISION および以下の表に示すコンパイラー指示ステートメントで、国別データを使用できます。
| COBOL ステートメント | 国別にできるもの | 説明 | 詳細の参照先 |
|---|---|---|---|
| ACCEPT | identifier-1, identifier-2 | identifier-1 が CODEPAGE コンパイラー・オプションで指定されたネイティブ・コード・ページから変換されるのは、入力が CONSOLE からのものである場合のみです。 | 画面またはファイルからの入力の割り当て (ACCEPT) |
| ADD | ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。 | COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用 | |
| CALL | identifier-2、identifier-3、 identifier-4、identifier-5; literal-2、literal-3 | データの受け渡し | |
| COMPUTE | identifier-1 は、USAGE NATIONAL を持つ数値または数字編集 にすることができます。 arithmetic-expression は、 USAGE NATIONAL を持つ数値項目を含むことができます。 | COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用 | |
| COPY . . . REPLACING | REPLACING 句 の operand-1、 operand-2 | コンパイラー指示ステートメント | |
| DISPLAY | identifier-1 | identifier-1 が EBCDIC に変換されるのは、CONSOLE mnemonic-name が直接的または間接的に指定されている場合のみです。 | 画面上またはファイル内での値の表示 (DISPLAY) |
| DIVIDE | ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。identifier-3 (GIVING) お よび identifier-4 (REMAINDER) は、USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。 | COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用 | |
| INITIALIZE | identifier-1。REPLACING 句の identifier-2 また は literal-1。 | REPLACING NATIONAL または REPLACING NATIONAL-EDITED を指定する場合、identifier-2 ま たは literal-1 は、identifier-1 への移動における送信オペランドとして有効でなければなりません。 | 例: データ項目の初期化 |
| INSPECT | ID はすべてリテラルです。 (TALLYING 整数データ項目である identifier-2 は USAGE NATIONAL を持つことができます。) | これらのいずれか (TALLYING ID である identifier-2 を除く) が USAGE NATIONAL を持っている場合、すべてが国別でなければなりません。 | データ項目の計算および置換 (INSPECT) |
| INVOKE | identifier-2 または literal-1 としてのメソッド名。BY VALUE 句の identifier-3 または literal-2。 | メソッドの呼び出し (INVOKE) | |
| MERGE | マージ・キー | COLLATING SEQUENCE 句は適用されません。 | ソートまたはマージ基準の設定 |
| MOVE | 送り出し側と受け取り側の両方、または受け取り側のみ | 有効な MOVE オペランドについては、暗黙変換が実行されます。 | 基本データ項目への値の割り当て (MOVE) |
| MULTIPLY | ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。 | COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用 | |
| SEARCH ALL (二分探索) | キー・データ項目とその比較対象の両方 | キー・データ項目とその比較対象は、比較規則に従って互換性がなければなりません。 比較対象がクラス国別である場合、キーもそうでなければなりません。 | 二分探索 (SEARCH ALL) |
| SORT | ソート・キー | COLLATING SEQUENCE 句は適用されません。 | ソートまたはマージ基準の設定 |
| STRING | ID はすべてリテラルです。 (POINTER 整数データ項目である identifier-4 は USAGE NATIONAL を持つことができます。) | identifier-3 (受信データ項目) が国別である場合、すべての ID およびリテラル (POINTER ID である identifier-4 を除く) は国別でなければなりません。 | データ項目の結合 (STRING) |
| SUBTRACT | ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。 | COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用 | |
| UNSTRING | ID はすべてリテラルです。 (identifier-6 および identifier-7 (それぞれ COUNT および TALLYING 整数データ項目) は USAGE NATIONAL を持つことができます。) | identifier-4 (受信データ項目) が USAGE NATIONAL を持っている場合、送信データ項目およびそれぞれの区切り文字は USAGE NATIONAL を持っている必要があり、それぞれのリテラルは国別でなければなりません。 | データ項目の分割 (UNSTRING) |
| XML GENERATE | identifier-1 (生成された XML 文書)、 identifier-2 (ソース・フィールド)、 identifier-4 または literal-4 (名前空間 ID)、 identifier-5 または literal-5 (名前空間接頭部) | XML 出力の生成 | |
| XML PARSE | identifier-1 (XML 文書) | XML-NTEXT 特殊レジスターには、構文解析時に国別文字文書フラグメントが入ります。 XML-NNAMESPACE および XML-NNAMESPACE-PREFIX 特殊レジスターには、国別文字で関連した名前空間 ID および名前空間接頭部 (存在する場合) が含まれています。 | XML 入力の処理 |
関連参照 CODEPAGE
データのクラスおよびカテゴリー (Enterprise COBOL 言語解説書)