Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


内部ブリッジングの使用

内部ブリッジングの場合、プログラムを適切に構成する必要があります。

以下の手順を 実行します。

  1. 2 桁年号の日付を持つ入力ファイルを読み取る。
  2. これらの 2 桁の日付をウィンドウ表示日付フィールドとして宣言し、コンパイラーがこれらの日付を自動的に 4 桁年号の日付に拡張できるように、これらを拡張日付フィールドに移動する。
  3. プログラムの本体では、すべての日付処理に 4 桁年号の日付を使用する。
  4. ウィンドウ操作により日付を 2 桁の年号に戻す。
  5. 2 桁年号の日付を出力ファイルに書き込む。

このプロセスは、完全拡張日付ソリューションへの便利な移行パスになり、ウィンドウ表示日付を使用するよりもパフォーマンス上の利点もあるかもしれません。

この手法を使用すると、プログラム・ロジックへの変更は最小で済みます。単に、日付を拡張および短縮するステートメントを追加し、また日付を参照するステートメントを、レコードの中の 2 桁年号のフィールドではなく WORKING-STORAGE の中の 4 桁年号の日付フィールドを使用するように変更するだけです。

出力のために日付を変換して 2 桁の年に戻しているので、年が世紀ウィンドウの範囲外になる可能性を考慮しておいてください。 例えば、日付フィールドに 2020 年が入っているが、世紀ウィンドウが 1920 から 2019 である場合、日付は世紀ウィンドウの外側になります。 年を 2 桁年フィールドに移動させるだけでは誤りになります。 この問題が生じないようにするには、COMPUTE ステートメントを使用して日付を保管し、ON SIZE ERROR 句を指定して日付が世紀ウィンドウの外側であるかどうかを検出することができます。

例: 内部ブリッジング


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