Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


データのレベル

レコードを定義した後で、それをさらに分割し、より詳しいデータ参照ができます。

例えば、百貨店のカスタマー・ファイルの場合に、1 人の顧客に関するすべてのデータを 1 つのレコードに完全に収容することができるとします。そのレコードはさらに、顧客名、顧客の住所、顧客番号、売上の部門番号、売上の単位数、売上高、前回の収支、およびその他の付属情報、という部分に分けることができるでしょう。

レコードの基本的なサブディビジョン (それ以上分割されないフィールド) を、基本項目 といいます。したがって、レコードは一連の基本項目から構成される場合と、レコードそれ自体が 1 つの基本項目である場合があります。

基本項目のセットを参照することが必要な場合があります。したがって、基本項目はひとまとめにしてグループ項目 にすることができます。グループを組み合わせて、 1 つまたは 2 つ以上の小グループを含む、より大きいグループにすることもできます。したがって、データ項目の 1 つの階層の中で、 1 つの基本項目が 2 つ以上のグループ項目に属することができます。

レベル番号のシステムは、基本項目とグループ項目をレコードに編成する方法を指定するものです。 特別な目的に使用されるデータ項目を識別するために、特殊なレベル番号も使用されます。


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