日付フィールドの使用に関する制約事項
以下のセクションでは、日付フィールドを以下の関連で使用する場合の制約事項について説明します。
- DATE FORMAT 文節と他の文節との結合
- 日付フィールドだけから構成されるグループ項目
- 日付フィールドを非日付データとして扱う言語エレメント
- 日付フィールドを引数として受け入れない言語エレメント
日付フィールドを他の関連で使用する場合の制約事項については、以下を参照してください。
DATE FORMAT 文節と他の文節との結合
DATE FORMAT 文節と結合可能な USAGE 文節の句は以下の句のみです。
- BINARY
- COMPUTATIONAL1
- COMPUTATIONAL-3
- COMPUTATIONAL-4
- DISPLAY
- PACKED-DECIMAL
1TRUNC(BIN) コンパイラー・オプションが有効である場合、USAGE COMPUTATIONAL は DATE FORMAT 文節と結合できません。
PICTURE 文字ストリングでは、DATE FORMAT 文節と同じ文字数または桁数を指定しなければなりません。英数字の日付フィールドの場合、許可される PICTURE 文字ストリング記号は、A、9、および X だけです (少なくとも 1 つの X がなければなりません)。数字日付フィールドの場合、可能な PICTURE 文字ストリング記号は 9 と S だけです。
以下の文節は、DATE FORMAT で定義されたデータ項目には使用できません。
- BLANK WHEN ZERO
- JUSTIFIED
- SIGN 文節の SEPARATE CHARACTER 句
EXTERNAL 文節は、ウィンドウ化日付フィールドまたはウィンドウ化日付フィールド従属項目を含むグループ項目には使用できません。
次の文節を DATE FORMAT と結合するときには、いくつかの制約事項が適用されます。
日付フィールドであるグループ項目
グループ項目が DATE FORMAT 文節を使用して定義されている場合は、次の制約事項が適用されます。
日付フィールドが以下の言語エレメントで使用されると、それらは非日付データとして扱われます。すなわち、DATE FORMAT は無視され、日付データ項目の内容は自動拡張を受けずに使用されます。
- 環境部 FILE-CONTROL 段落:
- SELECT ... ASSIGN USING データ名
- SELECT ... PASSWORD IS データ名
- SELECT ... FILE STATUS IS データ名
- データ部項目:
- LABEL RECORD IS データ名
- LABEL RECORDS ARE データ名
- LINAGE IS データ名 FOOTING データ名 TOP データ名 BOTTOM データ名
- クラス条件
- 符号条件
- DISPLAY ステートメント
ウィンドウ化日付フィールドは、以下のものとして使用することはできません。
- 環境部 FILE-CONTROL 段落の以下のフォーマットにおけるデータ名:
- SELECT ... RECORD KEY IS
- SELECT ... ALTERNATE RECORD KEY IS
- SELECT ... RELATIVE KEY IS
- データ部のファイル記述 (FD) またはソート記述 (SD) 項目の RECORD IS VARYING DEPENDING ON 文節におけるデータ名
- データ部データ定義項目の OCCURS DEPENDING ON 文節のオブジェクト
- データ部データ定義項目の OCCURS 文節の ASCENDING KEY または DESCENDING KEY 句のキー
- 以下のステートメントにおけるデータ名または ID:
- CANCEL
- GO TO ... DEPENDING ON
- INSPECT
- SET
- SORT
- STRING
- UNSTRING
- CALL ステートメントで、プログラム名を含む ID として
- INVOKE ステートメントで、メソッドが呼び出されるオブジェクトを指定する ID、またはメソッド名を含む ID として
- PERFORM ステートメントの TIMES および VARYING 句の ID として (ウィンドウ化日付フィールドは PERFORM 条件の中では指定可能)
- 逐次 (フォーマット 1) SEARCH ステートメントの VARYING 句の ID、
または 2 進 (フォーマット 2) SEARCH ステートメントの ID として (ウィンドウ化日付フィールドは SEARCH 条件の中では指定可能)
- WRITE ステートメントの ADVANCING 句における ID
- 組み込み関数 (UNDATE 組み込み関数を除く) への引数
ウィンドウ化日付フィールドは、MERGE または SORT ステートメントで昇順キーまたは降順キーとして使用することはできません。
ウィンドウ化日付フィールドまたは拡張日付フィールドのいずれも使用することができません。
- DIVIDE ステートメント (GIVING または REMAINDER 文節の ID として使用する場合を除く)
- MULTIPLY ステートメント (GIVING 文節の ID として使用する場合を除く)
(日付フィールドは、除算または乗算のオペランドとして使用することはできません。)
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