文字ピクチャー指定は、無変更の文字データ項目を記述します。 これによって、使用可能な文字セット全体の特定のサブセットに属する文字し かデータ項目のその文字位置に入れられないことを指定できます。 データは、英字、10 進数、およびブランクから形成できます。
文字ピクチャー指定内に記入できる文字は、X と A と 9 だけです。これらの 各文字は、文字値の中の 1 文字桁を表し、そこには次のような文字を 入れることができます。
文字値がピクチャー文字データ項目に割り当てられる (または伝送される) とき には、1 文字ずつ、対応するピクチャー指定文字で指定されたとおりであるかが 検査されます。 文字データがその位置の指定と一致しない場合、先行ゼロの除外が、 CONVERSION 条件が起こります。 (ただし、レコード単位の伝送を行うか、別名を使用するかして値を変更した場合は、 検査は行われません。) 以下に例を示します。
declare Part# picture 'AAA99X'; put edit (Part#) (P'AAA99X');
次の値は、Part# の値として有効です。
'ABC12M' 'bbb09/' 'XYZb13'
次の値は、Part# の値としては有効ではありません (下線で示した文字が無効文字です)。
'AB123M' 'ABC1/2' 'Mb#A5;'
表 35 に、文字ピクチャー指定の例を示します。
|
ソース属性 |
ソース・データ (定数フォーマット) |
ピクチャー指定 |
文字値 |
|---|---|---|---|
|
CHARACTER(5) CHARACTER(5) CHARACTER(5) |
'9B/2L' '9B/2L' '9B/2L' |
XXXXX XXX XXXXXXX |
9B/2L 9B/ 9B/2Lbb |
|
CHARACTER(5) CHARACTER(5) CHARACTER(5) |
'ABCDE' 'ABCDE' 'ABCDE' |
AAAAA AAAAAA AAA |
ABCDE ABCDEb ABC |
|
CHARACTER(5) CHARACTER(5) |
'12/34' 'L26.7' |
99X99 A99X9 |
12/34 L26.7 |