FLAG コンパイラー・オプションを使用すると、コンパイル時に診断するエラーのレベルを 指定すること、およびエラー・メッセージをリストに組み込みかどうかを指示することができます。 すべてのエラーが通知されるようにするには、FLAG(I) または FLAG(I,I) を使用してください。
最初のパラメーターには、発行される構文エラー・メッセージのうち最も重大度レベルの低いものを指定してください。オプションとして、2 番目のパラメーターには、ソース・リストに組み込む構文メッセージのうち最も重大度レベルの低いものを指定します。この重大度レベルは、最初のパラメーターのレベルと同じかそれ以上でなければなりません。両方のパラメーターを指定する場合は、一緒に SOURCE コンパイラー・オプションも指定する必要があります。
| 重大度レベル | 結果メッセージ |
|---|---|
| U (回復不能) | U (メッセージのみ) |
| S (重大) | すべての S および U メッセージ |
| E (エラー) | すべての E、S、および U メッセージ |
| W (警告) | すべての W、E、S、および U メッセージ |
| I (通知) | すべてのメッセージ |
2 番目のパラメーターを指定すると、コンパイラーがエラーを検出するために利用できる情報が十分ある時点で、 構文エラー・メッセージ (U レベルのメッセージを除く) がソース・リストに組み込まれます。 ライブラリー・コンパイラー・フェーズで出されるメッセージ以外のすべての組み込みメッセージは、それらが参照するステートメントの直後に続きます。エラーがあるステートメントの番号もメッセージに示されます。組み込みメッセージは、ソース・リストの終わりに出される残りの診断メッセージで繰り返されます。
NOSOURCE コンパイラー・オプションを指定した場合は、構文エラー・メッセージはリストの終わりにだけ入れられます。回復不能エラーに関するメッセージはソース・リストに組み込まれません。この重大度のエラーはコンパイルを終了させるからです。
関連タスク
コンパイル・エラー・メッセージのリストの生成