Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


OBJECT-COMPUTER 段落と SPECIAL-NAMES 段落

プログラム内で少なくとも 1 つのファイルが ASCII コード化ファイルである場合には、SPECIAL-NAMES 段落の英字名節を指定しなければなりません。その英字名は、STANDARD-1 または STANDARD-2 (それぞれ ASCII または ISCII の照合シーケンスやコード・セット用) と関連付ける必要があります。

オブジェクト・プログラムの中の英数字比較で ASCII 照合シーケンスを使用するときには、OBJECT-COMPUTER 段落に PROGRAM COLLATING SEQUENCE 節を指定しなければなりません。使用する英字名も、SPECIAL-NAMES 段落の英字名として指定し、STANDARD-1 と関連付ける必要があります。 以下に例を示します。

Object-computer.  IBM-system
    Program collating sequence is ASCII-sequence.
Special-names. Alphabet ASCII-sequence is standard-1.
   

両方の節が指定されている場合、このプログラムでは、ASCII 照合シーケンスを使用して次のような英数字比較の真の値を判定します。

PROGRAM COLLATING SEQUENCE 節を省略した場合は、そのような比較を行うために EBCDIC 照合シーケンスが使用されます。

PROGRAM COLLATING SEQUENCE 節を英字名節と共に使用すれば、ASCII コード・テープ・ファイルについて EBCDIC による英数字比較を 指定したり、EBCDIC コード・テープ・ファイルについて ASCII による英数字比較を指定したりできます。

英字名節のリテラル・オプションを使用すれば、内部データを NATIVE または STANDARD-1 以外の照合シーケンスで処理することができます。


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