Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


COBOL および DB2 CCSID の決定

すべての DB2 ストリング・データ (BLOB、BINARY、および VARBINARY データを除く) には関連するコード化スキームとコード化文字セット ID (CCSID) があります。 このことは、固定長および可変長の文字ストリング、固定長および可変長の図形文字ストリング、CLOB ホスト変数、ならびに DBCLOB ホスト変数にもいえます。

組み込み DB2 coprocessor を使用すると、SQL ステートメント処理で使用されるストリング・ホスト変数に関連付けられるコード・ページ CCSID の決定は、COBOL SQLCCSID オプションの設定、使用されるプログラミング手法、および各種 DB2 構成オプションによって異なります。

SQL および SQLCCSID COBOL コンパイラー・オプションを使用すると、CODEPAGE コンパイラー・オプションで指定されたり、ホスト変数の COBOL データ・タイプから決定されたりする CCSID 値 nnnnn は自動的に COBOL から DB2 に伝えられます。 DB2 はホスト変数に COBOL CCSID を関連付け、そうしなければ DB2 の外部メカニズムおよびデフォルトによって暗黙に指定される CCSID をオーバーライドします。 この関連付けられた CCSID は、ホスト変数を参照する SQL ステートメントの処理に使用されます。

SQL および NOSQLCCSID コンパイラー・オプションを使用すると、CODEPAGE コンパイラー・オプションで指定される CCSID 値 nnnnn は COBOL プログラム内の COBOL ステートメントの処理にのみ使用されます。この CCSID は SQL ステートメントの処理には使用されません。 代わって、DB2 は、SQL ステートメントの処理で、DB2 の外部メカニズムおよびデフォルトによって指定される CCSID に従ってホスト変数のデータ値がエンコードされるものと見なします。

関連概念
DB2 coprocessor

関連タスク
SQLCCSID または NOSQLCCSID オプションを使用したプロ グラミング

関連参照
SQL ステートメントのストリング・ホスト変数のコード・ ページ決定  
CODEPAGE  
SQL  
SQLCCSID


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