WRITE、START、READ、REWRITE、または DELETE ステートメントを使用してファイル内のレコードを処理するためには、 前もってそのファイルを OPEN ステートメントでオープンしておかなければなりません。
ファイルの可用性および作成は、OPEN 処理、オプション・ファイル、およびファイル状況コード 05 と 35 に影響を与えます。 例えば、EXTEND、I-O、または INPUT モードで、オプションでも利用可能な状態にもないファイルを開いた場合、 ファイル状況 35 になり、OPEN ステートメントは失敗します。 ファイルが OPTIONAL である場合、同じ OPEN ステートメントでファイルが作成され、ファイル状況 05 が返されます。
OPEN 操作が正しく機能するのは、ファイルの DD ステートメントまたはデータ・セット・ラベルで固定ファイル属性を指定し、 しかも COBOL プログラムの SELECT 節および FD 記入項目でそのファイルについて一貫性のある属性を指定する場合だけです。 以下の項目が一致していないと、 ファイル状況コード 39 が戻され、OPEN ステートメントは失敗に終わります。
VSAM ファイルについての OPEN ステートメントをコーディングする方法は、ファイルが空である (レコードが入ったことがない) か、ロード済みであるかによって異なります。ファイルのタイプがどちらであっても、プログラムでは、それぞれの OPEN ステートメントの後でファイル状況キーを検査しなければなりません。