Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


付録E. 日時呼び出し可能サービス

日時の呼び出し可能サービスを使用すると、現行の現地時間および日付をいくつかの形式で入手し、日時の変換を行うことができます。

使用可能な日時の呼び出し可能サービスを、以下に示します。 2 つのサービス CEEQCEN と CEESCEN は、2 桁の年号 (例えば、1991 を表す 91、2008 を表す 08 など) を扱う予測可能な方法を提供します。

表 82. 日時呼び出し可能サービス
呼び出し可能サービス 説明
CEECBLDY (CEECBLDY - 日付から COBOL 整数形式への変換) 文字日付値を COBOL 整数日付形式に変換します。1 日目は 1601 年 1 月 1 日で、その後 1 日ごとに値が 1 ずつ増えます。
CEEDATE (CEEDATE - リリアン日付から文字形式への変換) リリアン形式の日付を文字値に変換します。
CEEDATM (CEEDATM - 秒から文字タイム・スタンプへの変換) 秒数を文字タイム・スタンプに変換します。
CEEDAYS (CEEDAYS - 日付からリリアン形式への変換) 文字日付値をリリアン形式に変換します。1 日目は 1582 年 10 月 15 日で、その後 1 日ごとに値が 1 ずつ増えます。
CEEDYWK (CEEDYWK - リリアン日付からの曜日の計算) 曜日計算を行います。
CEEGMT (CEEGMT - 現在のグリニッジ標準時の取得) 現在のグリニッジ標準時 (日時) を取得します。
CEEGMTO (CEEGMTO - グリニッジ標準時から現地時間までのオフセットの取得) グリニッジ標準時と現地時間の時差を取得します。
CEEISEC (CEEISEC - 整数から秒への変換) 2 進数の年、月、日、時、分、秒、ミリ秒を、1582 年 10 月 15 日の 00:00:00 から数えた秒数を表す数値に変換します。
CEELOCT (CEELOCT - 現在の現地日時の取得) 現在の日時を取得します。
CEEQCEN (CEEQCEN - 世紀ウィンドウの照会) 呼び出し可能サービスの世紀ウィンドウを照会します。
CEESCEN (CEESCEN - 世紀ウィンドウの設定) 呼び出し可能サービスの世紀ウィンドウを設定します。
CEESECI (CEESECI - 秒から整数への変換) 1582 年 10 月 15 日の 00:00:00 から数えた秒数を表す数値を、年、月、日、時、分、秒、ミリ秒を表す 7 つの 2 進整数に変換します。
CEESECS (CEESECS - タイム・スタンプの秒への変換) 文字タイム・スタンプ (日時) を、1582 年 10 月 15 日の 00:00:00 から数えた秒数に変換します。
CEEUTC (CEEUTC - 協定世界時の取得) CEEGMT と同じ
IGZEDT4 (IGZEDT4 - 現在日付の取得) 4 桁年号を使用した現在日付を YYYMMDD 形式で戻します。

これらの日時の呼び出し可能サービスはすべて、Enterprise COBOL for z/OS とのソース・コード互換性があります。ただし、条件の処理方法には大きな違いがあります。

日時の呼び出し可能サービスは、以下に表す日付/時刻組み込み関数への追加です。

表 83. 日時組み込み関数
組み込み関数 説明
CURRENT-DATE 現在の日時とグリニッジ標準時からの時間差
DATE-OF-INTEGER1 整数で表された日付に相当する標準フォーマットの日付 (YYYYMMDD)
DATE-TO-YYYYMMDD1 指定された 100 年間隔に従ったウィンドウ化西暦年を使用した、整数表現の日付に相当する標準フォーマットの日付 (YYYYMMDD)
DATEVAL1 整数または英数字で表された日付に相当する日付フィールド
DAY-OF-INTEGER1 整数で表された日付に相当する年間通算日フォーマットの日付 (YYYYDDD)
DAY-TO-YYYYDDD1 指定された 100 年間隔に従ったウィンドウ化西暦年を使用した、整数表現の日付に相当するユリウス日付 (YYYYMMDD)
INTEGER-OF-DATE 標準フォーマットの日付 (YYYYMMDD) に相当する整数で表された日付
INTEGER-OF-DAY 年間通算日 (YYYYDDD) に相当する整数で表された日付
UNDATE1 整数または英数字で表された日付フィールドに相当する非日付
YEAR-TO-YYYY1 指定された 100 年間隔に従ったウィンドウ化西暦年に相当する拡張西暦年 (YYYY)
YEARWINDOW1 YEARWINDOW コンパイラー・オプションで指定された世紀ウィンドウの開始年
  1. DATEPROC コンパイラー・オプションの設定によって動作が異なります。

例: 出力用の日付形式

関連参照
フィードバック・トークン
CALL ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)
関数定義 ([COBOL for Windows 言語解説書])


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