Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


ユーザー出口作業域の使用

ユーザーが出口を使用するとき、コンパイラーはユーザー出口作業域を提供します。その作業域には、出口モジュールが取得した GETMAIN ストレージのアドレスを保管できます。 この作業域を使用して、モジュールを再入可能にすることができます。

ユーザー出口作業域は、フルワード境界に常駐する 4 フルワードです。このフルワードは、最初の出口ルーチンが呼び出される前に、2 進ゼロに初期化されます。作業域のアドレスは、パラメーター・リストの出口モジュールに渡されます。初期化後、コンパイラーは作業域に参照を行いません。

コンパイル時に複数の出口がアクティブになる場合は、作業域を使用するための独自の規則を確立する必要があります。例えば、INEXIT モジュールは作業域の最初のワードを使用し、LIBEXIT モジュールは 2 番目のワードを使用し、PRTEXIT モジュールは 3 番目のワードを使用し、ADEXIT モジュールは 4 番目のワードを使用します。


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