演算式は、1 つまたは複数の単一演算で形成されます。 単一演算とは、接頭演算子演算 (単一オペランドの前に 演算子がある) または挿入演算子演算 (2 つのオペランドの間に 演算子がある) のどちらかです。 挿入演算子演算の 2 つのオペランドは、通常は、演算実行時には データ・タイプが同じでなければなりません。
PL/I では、式に含まれている演算のオペランドは、 演算が行われる前に、必要に応じて同じデータ・タイプに変換されます。 変換の詳しい規則については、データ変換で説明します。
1 つの式で異なるデータ・タイプを使用することに関しては、 ほとんど制約はありません。 ただし、各種のデータ・タイプが混在しているときは変換が行われます。 実行時に変換が行われると、プログラムの実行時間が長くなります。 さらに、変換によって精度が失われることもあります。 データ・タイプが混在している式を使うときは、関係のある変換規則を 理解しておいてください。
演算には、ポインター演算、算術演算、ビット演算、比較演算、 および連結演算という 5 つのクラスがあります。