言語環境プログラムでは、OS PL/I バージョン 1 リリース 3.0 から 5.0 のロード・モジュールは サポートされていません。 これらのロード・モジュールについては、次のどちらかを実行できます。
言語環境プログラムでは、OS PL/I バージョン 1 リリース 3.0 から 5.1 および バージョン 2 のロー ド・モジュール内のライブラリー・ルーチンを、対応する言語環境プログラムのスタブに置換 するための 2 つのサンプル (SCEESAMP 内に配置) が用意されています。 これらのサンプルには、ロード・モジュール内の各ライブラリー・ルーチ ンを言語環境プログラム内の対応するスタブに置換するための、 リンケージ・エディター REPLACE 制御ステートメントのリストが含まれており、詳しくは次のとおり です。
MVS の非 CICS については、IBMWRLK を使用して、OS PL/I V1R3.0 から V1R5.1 および V2 のロード・モジュールを置換します (マルチ タスキングと非マルチタスキングの両方)。 IBMWRLK には、OS PL/I HLL のユーザー出口 IBMBINT の名前を CEEBINT に変更するための CHANGE ステートメントが含まれています。
IBMWRLKC を使用して、OS PL/I V1R3.0 から V1R5.1 および V2 のロード・ モジュールを置換します。 IBMWRLKC には、OS PL/I HLL のユーザー出口 IBMBINT と PLIMAIN の名前 をそれぞれ CEEBINT と CEEMAIN に変更するための CHANGE ステートメントが 含まれています。 また、ロード・モジュールが CICS 環境で動作できるようにする ための INCLUDE ステートメントも含まれています。
CICS マクロ言語はサポートされていません。
次に示す MVS JCL のサンプルでは、ユーザー・ロード・モジュールのランタイム・ ライブラリー・ルーチンが置換される一方で、ユーザー・オブジェクト・ モジュールが保持されます。 この例では、MYPDS.LOAD は、MYLMOD という名前 のロード・モジュールが含まれたロード・モジュール・ライブラリーのデータ・セット名です。
//RELINK EXEC PGM=IEWL,PARM='LIST,MAP,XREF,SIZE(3072K,4K)',REGION=5M //SYSPRINT DD SYSOUT=A //SYSLIB DD DSN=CEE.V1R4M0.SCEELKED,DISP=SHR //SAMPLIB DD DSN=CEE.V1R4M0.SCEESAMP,DISP=SHR //SYSUT1 DD UNIT=SYSDA,SPACE=(1024,(200,200)) //SYSLMOD DD DSN=MYPDS.LOAD,DISP=OLD //SYSLIN DD * INCLUDE SAMPLIB(IBMWRLK) INCLUDE SYSLMOD(MYLMOD) NAME MYLMOD(R)
CICS 環境でロード・モジュールを置換する場合は、SYSLIB で CICS SDFHLOAD データ・セットを指定する必要があります。