GROUP-USAGE NATIONAL 文節で明示的または暗黙的に指定される国別グループは、USAGE NATIONAL を持つデータ項目のみを含みます。 ほとんどの場合、国別グループ項目は、PIC N(m) (ここで、m はグループ内の国別 (UTF-16) 文字の数です) として記述されたカテゴリー国別基本項目として再定義されているかのように処理されます。
ただし、国別グループに対する操作の中には (英数字グループに対する一部の操作の場合と同様に)、グループ・セマンティクスが適用されるものがあります。 そのような操作 (例えば、MOVE CORRESPONDING や INITIALIZE) は、国別グループ内の基本項目を認識または処理します。
可能な場合、USAGE NATIONAL 項目を含んでいる英数字グループではなく、国別グループを使用してください。 国別グループでの国別データの処理の場合、英数字グループ内の国別データの処理と比較して、幾つかの利点があります。
これに対し、これらのコンテキストで国別文字を含む英数字グループを使用した場合、文字はバイトごとに処理されます。結果として、取り扱いが無効になったり、データの破壊が起こることがあります。
USAGE NATIONAL グループ: グループ項目では、グループ内のそれぞれの 基本データ項目の USAGE の便利な省略表現として、グループ・レベルで USAGE NATIONAL 文節を指定できます。 ただし、このようなグループは国別グループではなく、英数字グループであり、多数の操作 (移動や比較など) において USAGE DISPLAY の基本データ項目のように振る舞います (ただし、データの編集や変換は行われません)。
関連タスク
グループ・データ項目への値の割り当て (MOVE)
データ項目の結合 (STRING)
データ項目の分割 (UNSTRING)
データ項目の計算および置換 (INSPECT)
国別グループの使用
関連参照
GROUP-USAGE 文節
(「COBOL for Windows 言語解説書」)