Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


反復コーディングの除去

COPY ステートメントをプログラムの任意の部、また任意のコード・シーケンス・レベルで使用することで、保管されているソース・ステートメントをプログラムに組み込むことができます。 COPY ステートメントは任意の深さにネストできます。

複数のコピー・ライブラリーを使用するには、複数のシステム定義を使用するか、複数の定義と IN/OF 句 (IN/OF library-name) の組み合わせを使用します。

z/OS バッチ
JCL を使用して、SYSLIB DD ステートメント内のデータ・セットを連結します。 あるいは、複数の DD ステートメントを定義し、COPY ステートメントの IN/OF 句を使用します。
TSO
ALLOCATE コマンドを使用して、SYSLIB のデータ・セットを連結します。あるいは、複数の ALLOCATE ステートメントを発行し、COPY ステートメントの IN/OF 句を使用します。
UNIX
SYSLIB 環境変数を使用して、コピーブックへの複数のパスを定義します。あるいは、複数の環境変数を使用し、COPY ステートメントの IN/OF 句を使用します。

以下に例を示します。

COPY MEMBER1 OF COPYLIB

この修飾句を省略した場合、デフォルトは SYSLIB です。

COPY とデバッグ行: コピーされたテキストをデバッグ行として (例えば、7 桁目に D が挿入されているかのように) 扱わせるには、COPY ステートメントの最初の行に D を入れてください。COPY ステートメント自体をデバッグ行にすることはできません。これに D が入っていても、WITH DEBUGGING モードが指定されていなければ、COPY ステートメントが処理されることはありません。

例: COPY ステートメントの使用


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)