単純定義によって、要素変数、配列変数、または構造変数を 別の名前で参照できます。
定義済み変数と基本変数は、任意のデータ・タイプで構成できますが、 一致している必要があります (前述のとおり)。 定義済み変数のエレメントと、対応する基本変数のエレメントごとに、 ALIGNED 属性と UNALIGNED 属性が一致している必要があります。
定義済み変数は次元属性を持つことができます。
配列の単純定義では、次のことが当てはまります。
ストリングの単純定義では、定義済みストリングの長さは 基本ストリングの長さ以下であることが必要です。
区域の単純定義では、定義済み区域のサイズは基本区域のサイズと 等しくなければなりません。
定義済み変数の対応部分が同じ最大長の可変ストリングであれば、 基本変数は可変ストリングであっても、また可変ストリングを含んで いても構いません。
例:
DCL A(10,10,10),
X1(2,2,2) DEF A,
X2(10,10) DEF A(*,*,5),
X3 DEF A(L,M,N);
X1 は、A のそれぞれの行、列、および平面のうち、最初の 2 つのエレメントから なる 3 次元配列です。X2 は、A の 5 つ目の平面からなる 2 次元配列です。X3 は、 添え字式 L、M、および N によって識別されるエレメントからなるエレメントです。
DCL B CHAR(10),
Y CHAR(5) DEF B;
Y は、B の最初の 5 文字からなる文字ストリングです。
DCL C AREA(500),
Z AREA(500) DEF C;
Z は、C 上で定義される区域です。
DCL 1 D UNALIGNED,
2 E,
2 F,
3 G CHAR(10) VAR,
3 H,
1 S UNALIGNED DEF D,
2 T,
2 U,
3 V CHAR(10) VAR,
3 W;
S は、D 上で定義される構造体です。 単純定義の場合、2 つの構造体の編成は同一でなければなりません。 T への参照は E への参照になり、V は G に、その他も同様です。