Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


例: ソース・コードから生成されるアセンブラー・コード

次の例は、LIST コンパイラー・オプションを使用したときに、ソース・コードから生成されるアセンブラー・コードのリストを示しています。このリストを使用して、失敗した命令に対応する COBOL 動詞を見つけることができます。

DATA VALIDATION AND UPDATE PROGRAM    IGYTCARA Date 12/30/2007 Time 10:48:16
000433  MOVE
000435  READ
000436  SET   (1)
 
    (2)          (3)              (5)                        (6)
    000F26  92E8 A00A              MVI  10(10),X'E8'          LOCATION-EOF-FLAG
    000F2A                GN=13    EQU  *
    000F2A  47F0 B426              BC   15,1062(0,11)         GN=75(000EFA)
    000F2E                GN=74    EQU  *
000439  IF
    000F2E  95E8 A00A              CLI  10(10),X'E8'          LOCATION-EOF-FLAG
    000F32  4780 B490              BC   8,1168(0,11)          GN=14(000F64)
000440  DISPLAY
    000F36  5820 D05C              L    2,92(0,13)            TGTFIXD+92
    000F3A  58F0 202C              L    15,44(0,2)            V(IGZCDSP )
    000F3E  4110 97FF              LA   1,2047(0,9)           PGMLIT AT +1999
    000F42  05EF                   BALR 14,15
000443  CALL
    000F44  4130 A012              LA   3,18(0,10)            COMP-CODE
    000F48  5030 D21C              ST   3,540(0,13)           TS2=4
    000F4C  9680 D21C              OI   540(13),X'80'         TS2=4
    000F50  4110 D21C              LA   1,540(0,13)           TS2=4
    000F54  58F0 9000              L    15,0(0,9)             V(ILBOABN0)
    000F58  05EF                   BALR 14,15
    000F5A  50F0 D078              ST   15,120(0,13)          TGTFIXD+120
    000F5E  BF38 D089              ICM  3,8,137(13)           TGTFIXD+137
    000F62  0430                   SPM  3,0
    000F64        (4)    GN=14    EQU  *
    000F64  5820 D154              L    2,340(0,13)           VN=3
    000F68  07F2                   BCR  15,2
(1)
ソース行番号と、COBOL 動詞、段落名、またはセクション名。

行 000436 の SET は COBOL 動詞です。名前の前のアスタリスク (*) は、その名前が段落名またはセクション名であることを示しています。

(2)
モジュール内でのオブジェクト・コード命令の相対位置 (16 進表記)。
(3)
オブジェクト・コード命令 (16 進表記)。

16 進数字の最初の 2 桁または 4 桁が命令で、残りの桁は命令オペランドです。2 つのオペランドのある命令もあります。

(4)
コード・シーケンス用のコンパイラー生成名 (GN)。
(5)
アセンブラー言語に非常に類似した形式のオブジェクト・コード命令。
(6)
オブジェクト・コード命令に関するコメント。
  • マシン命令で使用される 1 つまたは 2 つのオペランドは、右側に表示されます。複数の構造で定義される (このようにして、ソース・プログラム内で修飾によって固有にされた) データ名には、その直後にアスタリスクが置かれます。
  • オペランドとして出てくる生成ラベルの相対位置は、括弧内に表示されます。

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