Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

ソート・プログラムの使用

コンパイラーは、PLISRTx (x = A、B、C、または D) という 名前のインターフェースを提供しますが、このインターフェースを 用いれば、IBM 提供のソート・プログラムを使用できます。

ソート・プログラムを PLISRTx と併用するには、 次の操作を行う必要があります。

  1. PLISRTx のいずれかのエントリー・ポイントに対する呼び出しを組み込み、 ソートされるフィールドの情報をそのエントリー・ポイントに渡します。 この情報には、レコード長、使用ストレージの最大値、戻りコードとして 使用する変数の名前、およびソートを実行するのに必要なその他の情報が含まれます。
  2. JCL DD ステートメント内で、ソート・プログラムに必要なデータ・セットを指定します。

ソート・プログラムは、PL/I から使用されると、 大量のソート・フィールド上の正常な長さのレコードすべてをソートします。 ほとんどのタイプのデータは、昇順または降順でソートできます。 ソートされるデータのソースは、データ・セットである場合と、 ソートにレコードが必要になるたびにソート・プログラム によって呼び出されるユーザー作成の PL/I プロシージャーである場合とがあります。 同様に、ソートの宛先も、データ・セットでも、ソートされたレコードを処理す る PL/I プロシージャーでもかまいません。

PL/I プロシージャーを使えば、 ソート自体の前でも後でも処理を行えるので、1 回のソート・インターフェースの 呼び出しで、ソート操作をすべて完了することができます。 入出力を処理する PL/I プロシージャーは、ソート・プログラム自身から呼び出されるため、 事実上ソート・プログラムの一部となることを理解しておくことが大切です。

PL/I は、DFSORT™ と一緒に、 または同じインターフェースを持ったプログラムと一緒に稼働することができます。DFSORT は、プログラム・プロダクト 5740-SM1 の 1 リリースです。 DFSORT はプログラム論理を書く必要をなくすために使用できる 多数の組み込み機能 (例えば、INCLUDE、OMIT、OUTREC および SUM ステートメント、プラス多数の ICETOOL オペレーター) を持っています。 詳細については「DFSORT Application Programming Guide」を、ま たチュートリアルとしては「Getting Started with DFSORT」を参照してください。

次の資料は DFSORT に適用されます。 DFSORT 以外のプログラムを使用することもできるため、実際の機能や制約事項はさまざまです。 このような機能や制約事項に関しては、「DFSORT Application Programming Guide」または、 ご使用になるソート製品用のこれに相当する資料を参照してください。

ソート・プログラムを使うには、 ソース・プログラム内に正しい PL/I ステートメントを入れなければならず、 また JCL 内で正しいデータ・セットを指定しなければなりません。


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