SIGN 文節
SIGN 文節は、符号付き数字項目に適用される演算符号の表示位置とモードを指定します。
SIGN 文節が必要であるのは、演算符号の性質や位置を明示的に記述する必要がある場合だけです。
| フォーマット |
 >>-+--------------+--+-LEADING--+------------------------------->
'-SIGN--+----+-' '-TRAILING-'
'-IS-'
>--+-------------------------+---------------------------------><
'-SEPARATE--+-----------+-'
'-CHARACTER-'
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SIGN 文節は、以下の項目についてのみ指定できます。
- 使用法が DISPLAY または NATIONAL で、PICTURE 文字ストリングで S を使用して記述されている基本数字データ項目、または
- 従属項目としてそのような基本項目を少なくとも 1 つ含むグループ項目
SIGN 文節がグループ・レベルに指定されている場合、その SIGN 文節は、使用法が DISPLAY または NATIONAL の従属符号付き数字基本データ項目のみに適用されます。そのようなグループには、SIGN 文節の影響を受けない項目を含めることもできます。SIGN 文節が、SIGN 文節を持つグループ項目に従属するグループ項目または基本項目に対して指定されている場合、従属項目に対する SIGN 文節はその従属項目に優先します。
外部浮動小数点項目に対する SIGN 文節は、説明文として扱われます。
SEPARATE 句を指定しないで SIGN 文節を指定する場合、USAGE DISPLAY を明示的または暗黙的に指定する必要があります。SIGN IS SEPARATE を指定している場合は、USAGE DISPLAY または USAGE NATIONAL のいずれかを指定できます。
CODE-SET 文節を FD 項目の中で指定する場合、そのファイル記述項目と関連付けられた符号付き数字データ記述項目は、
SIGN IS SEPARATE 文節と共に記述する必要があります。
SEPARATE CHARACTER 句を指定しない場合、次のようになります。
- 演算符号は、基本数字データ項目の LEADING または TRAILING 桁位置
(それらのうちどちらを指定するにしても) に関連付けられているとみなされます。
(この場合、SIGN IS TRAILING を指定すると、
コンパイラーによる標準の処置と等しくなります。)
- PICTURE 文字ストリングの中の文字 S は、
その項目のサイズ (標準データ・フォーマットの文字に関して) を判別する際にカウントには入れられません。
SEPARATE CHARACTER 句を指定する場合、次のようになります。
- 演算符号は、
基本数字データ項目の LEADING または TRAILING 文字位置 (それらのうちどちらを指定するにしても) とみなされます。この文字位置は、数字文字位置ではありません。
- PICTURE 文字ストリング内の文字 S は、
データ項目のサイズ (標準データ・フォーマットの文字に関して) を判別する際にカウントに入れられます。
- + は、正の演算符号として使用される文字です。
- - は、負の演算符号として使用される文字です。
SEPARATE CHARACTER 句は、日付フィールドには指定できません。
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