この章では、OS/VS COBOL 言語と Enterprise COBOL 言語間の違いについて説明します。この章の情報は、Enterprise COBOL へのアップグレードに適した COBOL アプリケーションを言語
の観点から評価するためにも役立ちます。
将来の考慮事項
バージョン 2 リリース 2 以降の CICS TS では、OS/VS COBOL プログラムに
CICS 変換プログラムを使用することはできません。
バージョン 2 リリース 2 以降の CICS で稼働するように、変更の必要な
OS/VS COBOL プログラムを Enterprise COBOL に速やかにアップグレード
してください。
Enterprise COBOL は COBOL 85 標準をサポートします。
OS/VS COBOL プログラムを Enterprise COBOL にアップグレードする際、Enterprise COBOL でコンパイルするためには、そのプログラムを COBOL 85 標準プログラムに変換する必要があります。
この章は、構文のガイドではありません。関係のある COBOL 言語エレメントの詳細およびコーディング規則は、以下の資料で
説明されています。
- VS COBOL for OS/VS Reference GC26-3857-04
- Enterprise COBOL 言語解説書、SC88-9117
注: VS COBOL for OS/VS Reference は、現在 IBM では提供していません。
注: - CICS のもとでの実行時には、新しい言語エレメント、変更された言語エレメント、またはサポートされない言語エレメントについての特別の考慮事項があります。詳細については、COBOL ソースに関する CICS の移行の考慮事項を参照してください。
- 以下のセクションでは、 COBOL 68 標準への参照は、IBM 完全版米国標準規格 COBOL バージョン 4 (プログラム 5734-CB2) によってサポートされる COBOL 言語への参照、または OS/VS COBOL (プログラム 5740-CB1) の LANGLVL(1) への参照です。
- この章 (および本書全体) に記載されている情報は、最新のサービス更新が適用され
た OS/VS COBOL リリース 2.4 を対象としています。