Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


GO TO ステートメント

GO TO ステートメントは、手続き部のある部分から別の部分へ制御を移します。 GO TO ステートメントには、次のような種類があります。

無条件 GO TO

無条件 GO TO ステートメントは、プロシージャー名に識別された段落またはセクションの最初のステートメントに制御を移します。ただし、ALTER ステートメントによって GO TO ステートメントが変更されていた場合はこの限りではありません (ALTER ステートメントを参照)。

フォーマット 1: 無条件
構文図を読む構文図をスキップする>>-GO--+----+--プロシージャー名-1------------------------------><
       '-TO-'                      
 
プロシージャー名-1
GO TO ステートメントと同じ手続き部のプロシージャーまたはセクションの名前でなければなりません。

無条件 GO TO ステートメントが一連の命令ステートメントの先頭または途中に指定されていると、 その後のステートメントが実行されません。

段落が ALTER ステートメントによって参照されている場合、その段落は無条件 GO TO ステートメントまたは変更された GO TO ステートメントに続く段落名である必要があります。

条件付き GO TO

条件付き GO TO ステートメントは、 ID-1 によって参照されるデータ項目の値に応じて、複数のプロシージャーのうちの 1 つのプロシージャーに制御を移します。

フォーマット 2: 条件
構文図を読む構文図をスキップする               .--------------------.                     
               V                    |                     
>>-GO--+----+----プロシージャー名-1-+--DEPENDING--+----+-------->
       '-TO-'                                     '-ON-'  
 
>--ID-1--------------------------------------------------------><
 
プロシージャー名-1
GO TO ステートメントと同じ手続き部のプロシージャーまたはセクションでなければなりません。プロシージャー名の個数は 255 以下でなければなりません。
ID-1
これは、整数からなる数字基本データ項目でなければなりません。 ID-1 をウィンドウ化日付フィールドにすることはできません。

1 を指定すると、プロシージャー名-1 の最初のオカレンスによって指名されたプロシージャーの最初のステートメントに制御が移ります。

2 を指定すると、プロシージャー名-1 の 2 番目のオカレンスによって指名されたプロシージャーの最初のステートメントに制御が移ります。以下同様です。

ID の値が、1 から n (n はこの GO TO ステートメント中で指定されているプロシージャー名の個数) の範囲以外の値である場合、制御の移動は起きません。 その代わり、制御は、正規の実行シーケンスの次のステートメントに渡されます。

変更される GO TO

変更される GO TO ステートメントは、ALTER ステートメント中に指定された段落の最初のステートメントに制御を移します。

変更される GO TO ステートメントは、以下のものには指定できません。

変更される GO TO ステートメントが入った段落を参照している ALTER ステートメントが実行されていないと、 この GO TO ステートメントを実行することはできません。それ以外の場合、GO TO ステートメントは CONTINUE ステートメントと同じように機能します。

フォーマット 3: 変更
構文図を読む構文図をスキップする>>-段落名--.--GO--+----+--.------------------------------------><
                  '-TO-'     
 

ALTER ステートメントがある段落を参照している場合、その段落は無条件 GO TO ステートメントまたは変更される GO TO ステートメントを後に付けた段落名のみで構成することもできます。

 

MORE-LABELS GO TO

GO TO MORE-LABELS は構文チェックされますが、プログラムの実行には何の影響も及ぼしません。

フォーマット 4: MORE-LABELS
構文図を読む構文図をスキップする>>-GO--+----+--MORE-LABELS-------------------------------------><
       '-TO-'               
 

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