チェックポイント・レコードを書かせたいときには、そのたびに、
PL/I プログラムから組み込みサブルーチン PLICKPT を呼び出す必要があります。

>>-CALL--PLICKPT------------------------------------------------>
>--+--------------------------------------------------------+--><
'-(--ddname--+--------------------------------------+--)-'
'-,--check-id--+---------------------+-'
'-,--org--+---------+-'
'-,--code-'
4 つの引数はすべてオプショナルです。
引数を使わない場合は、所定の順序でその引数に続く別の引数を指定するとき以外は、
引数を指定する必要はありません。
引数を指定する場合は、未使用引数をヌル・ストリング ('') として指定します。
次に、引数について説明します。
- ddname
- 文字ストリングの定数または変数で、
チェックポイント・レコードに使用するデータ・セットを
定義する DD ステートメントの名前を指定します。
この引数を省略すると、システムはデフォルトの DD 名 SYSCHK を使用します。
- check-id
- あとからチェックポイント・レコードを識別できるようにするために
チェックポイント・レコードに割り当てる名前を指定する文字ストリングの定数または変数です。
この引数を省略すると、システムは固有の ID を提供し、
それをオペレーターのコンソールに印刷します。
- org
- 値がオペレーティング・システム用語でチェックポイント・データ・セットの編成を示す
属性 CHARACTER(2) を持つ文字ストリング定数または変数です。
PS は順次 (すなわち、CONSECUTIVE) 編成を示し、
PO は区分編成を表します。
この引数を省略すると、PS がとられます。
- code
- PLICKPT から戻りコードを受け取ることができる、属性 FIXED BINARY (31) を持つ変数です。
戻りコードには、次の値があります。
- 0
- チェックポイントは正常にとられた。
- 4
- 再始動は正常に行われた。
- 8
- チェックポイントはとられていない。
PLICKPT ステートメントを調べる必要があります。
- 12
- チェックポイントはとられていない。
欠落した DD ステートメント、ハードウェア・エラーがないか、
またはデータ・セットのスペースが不十分でなかったかを調べてください。
REPLY オプションを指定した DISPLAY ステートメントが完了する前に
チェックポイントをとろうとしても、失敗します。
- 16
- チェックポイントはとられたが、ENQ マクロ呼び出しが未解決のままで、
再始動時に復元されない。
このような事態は、通常、PL/I プログラムの場合は生じません。
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