ロケール とは、国/地域別環境に関する情報をエンコードするデータの集合をいいます。 アクティブ・ロケールとは、プログラムをコンパイルまたは実行するときに有効なロケールです。アプリケーションの国/地域別環境を設定するには、アクティブ・ロケールを指定します。
一度にアクティブにできるロケールは 1 つだけです。
アクティブ・ロケールは、プログラム全体を通して国/地域別依存のインターフェースの動作に影響します。
アクティブ・ロケールは、次の項目には影響しません。これらについては、COBOL 85 標準で特定の言語および動作が定義されています。
アクティブ・ロケールは、プログラムをコンパイルおよび実行するためのコード・ページを決定します。
ソース・プログラム内のリテラル値の評価は、コンパイル時にアクティブなロケールを使用して処理されます。例えば、プログラムを実行するために国別リテラルをソース表現から UTF-16 に変換する処理では、 コンパイル時のロケールを使用します。
COBOL for Windows は、該当する環境変数とシステム設定の組み合わせからアクティブ・ロケールの設定を決定します。まず最初に、環境変数が使用されます。該当するロケールのカテゴリーが環境変数によって定義されていない場合、 COBOL ではデフォルトとシステム設定を使用します。
関連概念
システム設定からのロケールの決定
関連タスク
ロケール付きのコード・ページの指定
環境変数を使用したロケールの指定
ロケール付きの照合シーケンスの制御
関連参照
変換が使用可能なメッセージのタイプ