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COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


レコード記述項目の中のデータのレベル

レコード内のグループ項目や基本項目にはそれぞれ別々の項目が必要で、 その項目ごとにレベル番号を割り当てなければなりません。

レベル番号は 1 桁または 2 桁の整数であり、 その値は 01 から 49 の整数か、3 つの特別なレベル番号 (66、77、または 88) のうちの 1 つです。次に示すレベル番号は、レコードの構造化に使用します。

01
このレベル番号は、 レコードそのものを指定する最も包括的なレベル番号です。 レベル 01 項目は、英数字グループ項目、国別グループ項目、または基本項目のいずれかにすることができます。レベル番号は、領域 A から開始しなければなりません。
02 から 49
これらのレベル番号は、レコード内のグループ項目や基本項目を指定します。それらは領域 A または領域 B で開始することができます。この系列の中で包括度の低いデータ項目には、 高い (必ずしも連続してはいない) レベル番号が割り当てられます。

グループ項目内のレベル番号間の関係は、そのグループ内のデータ階層を定義します。

1 つのグループ項目には、 そのグループ項目の後にあるすべてのグループ項目と基本項目のうち、 そのグループのレベル番号以下のレベル番号が現れるまでのものが含まれます。

次の図は、レベル 01 の項目に直接従属するグループは、 すべて同一のレベル番号であるグループを示しています。

説明の開始。この図は従属グループと基本項目を持つレコード記述を示しています。グループ内の項目のストレージ・レイアウトが示されています。説明の終わり。

また、階層内の同じレベルに対して、レベル番号が異なる従属項目を持つグループを定義することもできます。例えば、以下のレコード記述項目の 05 EMPLOYEE-NAME および 04 EMPLOYEE-ADDRESS は、階層内の同じレベルを定義します。

01   EMPLOYEE-RECORD.
     05  EMPLOYEE-NAME.
         10  FIRST-NAME PICTURE  X(10).
         10  LAST-NAME  PICTURE  X(10).
     04  EMPLOYEE-ADDRESS.
         08  STREET     PICTURE  X(10).
         08  CITY       PICTURE  X(10).

以下のレコード記述項目は、上記のレコード記述項目と同じデータ階層を定義します。

01   EMPLOYEE-RECORD.
     05  EMPLOYEE-NAME.
         10  FIRST-NAME PICTURE  X(10).
         10  LAST-NAME  PICTURE  X(10).
     05  EMPLOYEE-ADDRESS.
         10  STREET     PICTURE  X(10).
         10  CITY       PICTURE  X(10).
         

基本項目は階層内のどのレベルでも指定することができます。


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