COBOL の WRITE ステートメントは、既存のレコードを置き換えずに、ファイルにレコードを追加します。 追加されるレコードは、ファイルの定義時に設定された最大レコード・サイズを超えてはなりません。それぞれの WRITE ステートメントの後で、ファイル状況キーを検査してください。
レコードを順次に追加する場合: OUTPUT または EXTEND としてオープンされたファイルの終わりにレコードを順次に追加するには、ACCESS IS SEQUENTIAL を使用し、WRITE ステートメントをコーディングしてください。
順次ファイルおよび行順次ファイルは、必ず順次に書き込まれます。
索引付きファイルの場合、新規のレコードは昇順キー配列で書き込む必要があります。ファイルが EXTEND としてオープンされている場合、追加されるレコードのレコード・キーは、ファイルがオープンされた時点のファイルの最高位基本レコード・キーよりも大きくなければなりません。
相対ファイルの場合、レコードは正しい順序になっていなければなりません。SELECT 文節に RELATIVE KEY データ項目を組み込むと、書き込まれるレコードの相対レコード番号がそのデータ項目に入れられます。
レコードをランダムまたは動的に追加する場合: ACCESS IS RANDOM または ACCESS IS DYNAMIC をコーディングしているレコードを索引付きデータ・セットに書き込むとき、レコードは任意の順序で書き込むことができます。
関連概念
ファイル編成およびアクセス・モード
関連タスク
ファイル編成およびアクセス・モードの指定
ファイル状況キーの使用
関連参照
ファイルへのレコード書き込み時に使用するステートメント
ファイルの更新に使用する PROCEDURE DIVISION ステートメント
FILE STATUS 文節
(「COBOL for Windows 言語解説書」)