Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


XML-NAMESPACE

XML-NAMESPACE 特殊レジスターは、XML 構文解析中に、XML イベント START-OF-ELEMENT、END-OF-ELEMENT、および ATTRIBUTE-NAME の XML-TEXT 内の名前に関連付けられたネーム・スペースがあればその ID が含まれ、XML イベント NAMESPACE-DECLARATION の宣言されたネーム・スペース ID が含まれるように定義されます。

XML PARSE ステートメントのオペランドが英数字データ項目であり、RETURNING NATIONAL 句が XML PARSE ステートメントに指定されていない場合、パーサーは、XML-NAMESPACE を名前に関連付けられたネーム・スペースの ID に設定してから、制御を処理プロシージャーに転送します。

XML-NAMESPACE を使用するには、XMLPARSE(XMLSS) コンパイラー・オプションでコンパイルする必要があります。

XML-NAMESPACE は、英数字カテゴリーの基本データ項目です。XML-NAMESPACE の長さは、0 から 32,768 バイトにすることができます。実行時の長さは、含まれるネーム・スペース ID の長さです。

対応する COBOL データ記述項目はありません。

ネストされたプログラムで使用される場合、 この特殊レジスターは最外部プログラムの GLOBAL 属性で暗黙的に定義されます。

XML-NAMESPACE では、次のものに対しては長さがゼロとなります。
  • 名前に関連したネーム・スペースがない場合の START-OF-ELEMENT、END-OF-ELEMENT、および ATTRIBUTE-NAME XML イベント
  • 空ストリングを指定することでネーム・スペースが宣言されていない 場合の NAMESPACE-DECLARATION XML イベント
  • 他のすべての XML イベント

XML-NAMESPACE が設定されると、XML-NNAMESPACE 特殊レジスターは長さゼロになります。XML-NAMESPACE 特殊レジスターと XML-NNAMESPACE 特殊レジスターは、両方同時にゼロでない長さを持つことはできません。

LENGTH 関数または LENGTH OF 特殊レジスターを使用すると、XML-NAMESPACE に含まれているバイト数を判別することができます。

XML-NAMESPACE を受け取り項目として使用することはできません。


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