Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

既存の PL/I ロード・モジュール

言語環境プログラムへの移行を計画する上で、ご使用のライブラリーに どのバージョンの PL/I ロード・モジュールが含まれているかを把握しておくことは重要です。 上記のように、Edge Portfolio Analyzer は、既存のロード・モジュールについてインベントリーを 作成するために役立ちます。

AMBLIST ユーティリティーもまた、 ご使用のロード・モジュールについての情報を提供してくれるツールです。AMBLIST は IBM により提供され、通常 SYS1.LINKLIST にあります。 LISTIDR 制御ステートメントを使用することで、 選択した CSECT 識別レコード (IDR) のリストを得ることができます。 IDR のフィールドの 1 つには、CSECT のコンパイルに使用された変換プログラムの名前、 もしくは PL/I の場合はコンパイラーの名前が含まれています。AMBLIST の出力例は次のようになります。

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CSECT       TRANSLATOR        VR.MD                 YR/DY
MYPLI       5655-H31          32.00                 2003/171
MYPLI2      5655-B22          22.01                 2001/073
D1          566896201         02.01                 1972/271
UNRES       566896201         02.01                 1992/034
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TRANSLATOR 列中のテキストを使用して、 どの PL/I コンパイラーがモジュールを作成したか判別することができます。 各種 PL/I コンパイラーの Translator フィールド値 については、pliidr を参照してください。

表 3. PL/I コンパイラーの IDR 値
PL/I コンパイラーのバージョン 変換プログラム識別レコード
OS PL/I V1 リリース 5.1 5734-PL1
OS PL/I V2.3 5668-910
PL/I for MVS & VM 5688-235
VisualAge PL/I for OS/390 V2R2 5655-B22
Enterprise PL/I for z/OS バージョン 4 5655-H31

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