Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


行順次ファイルの構造の記述

FILE SECTION で、そのファイルのファイル記述 (FD) 記入項目をコーディングします。関連するレコード記述項目では、record-name およびレコード長を定義します。

RECORD 節を使用して、レコードの論理サイズ (バイト単位) をコーディングしてください。行順次ファイルはストリーム・ファイルです。行順次ファイルの本質は文字中心であるので、物理レコードは可変長です。

次の例は、行順次ファイルの FD 記入項目を示しています。

固定長レコードの場合:

FILE SECTION.
FD  COMMUTER-FILE
    RECORD CONTAINS 80 CHARACTERS.
01  COMMUTER-RECORD.
    05  COMMUTER-NUMBER        PIC  X(16).
    05  COMMUTER-DESCRIPTION   PIC  X(64).

可変長レコードの場合:

FILE SECTION.
FD  COMMUTER-FILE
    RECORD VARYING FROM 16 TO 80 CHARACTERS.
01  COMMUTER-RECORD.
    05  COMMUTER-NUMBER        PIC  X(16).
    05  COMMUTER-DESCRIPTION   PIC  X(64).

同一の固定サイズをコーディングし、どのレベル 01 レコード記述項目の OCCURS DEPENDING ON 節もファイルと関連付けられていない場合には、その固定サイズが論理レコード長になります。しかし、レコードの終わりにあるブランクはファイルに書き込まれないので、物理レコードは可変長になります。

関連参照
データ部 -- ファイル記述項目 (Enterprise COBOL 言語解説書)


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