Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


リストの入手

コンパイラー・オプションを使用して適切なコンパイラー・リストを要求することによって、デバッグに必要な情報を 入手してください。

重要: コンパイラーによって作成されるリストは、プログラミング・インターフェースではなく、容易に変更できるものです。

表 42. コンパイラー・オプションとリストの対応
用途 リスト 内容 コンパイラー・オプション
プログラムに有効なオプションのリスト、プログラムの内容に関する統計、およびコンパイルに関する診断メッセージを検査する。

コンパイル時に有効なロケールを検査する。

短縮リスト
  • プログラムに有効なオプションのリスト
  • プログラムの内容に関する統計
  • コンパイルに関する診断メッセージ 1

有効なロケールを示すロケール行

NOSOURCENOXREFNOVBREFNOMAPNOLIST
プログラムのテストおよびデバッグを援助する。プログラムのデバッグ後にレコードを得る。 ソース・リスト ソースのコピー SOURCE
特定のデータ項目を見つける。再入可能性または最適化を考慮した後の最終ストレージ割り振りを調べる。プログラムが定義されている場所を見つけ、その属性を検査する。 DATA DIVISION 項目のマップ すべての DATA DIVISION 項目および暗黙的に宣言されたすべての項目

組み込みマップ要約 (DATA DIVISION 内の、データ宣言が含まれている行のリストの右マージン)

ネストされたプログラム・マップ (ネストされたプログラムが含まれているプログラム)

MAP2
名前が定義、参照、または変更されている場所を調べる。プロシージャーが参照されているコンテキスト (例えば、動詞が PERFORM ブロックで使用されたかどうか) を判別する。 名前のソート済み相互参照リスト データ名、プロシージャー名、プログラム名。これらの名前への参照。

組み込みの変更済み相互参照。この組み込み相互参照は、データ名またはプロシージャー名が定義されている行番号を渡す。

XREF2,3
プログラム内の障害のある動詞を見つける。または、プログラムの実行時に移動されたデータ項目のストレージのアドレスを調べる。 コンパイラーによって生成される PROCEDURE DIVISION コードおよびアセンブラー・コード 3 生成されたコード LIST2,4
特定の動詞のインスタンスを見つける。 アルファベット順の動詞 使用されたそれぞれの動詞、各動詞が使用された回数、各動詞が使用された行番号 VBREF
  1. メッセージを除去するには、コンパイル診断情報のレベルを左右するオプション (例えば、FLAG) をオフにしてください。
  2. コンパイル済みプログラムの行番号を使用するには、NUMBER コンパイラー・オプションを使用してください。 コンパイラーは、ステートメントが読み込まれるときに、桁 1 から 6 にあるソース・ステートメント行番号のシーケンスを 検査します。行番号が順序どおりになっていないことがわかると、コンパイラーは先行のステートメントの行番号より 1 だけ大きい値の番号を 割り当てます。新しい値には、2 つのアスタリスクのフラグが付けられます。シーケンス・エラーを示す診断メッセージがコンパイル・リストに入れられます。
  3. プロシージャー参照のコンテキストは、行番号の前の文字で示されます。
  4. アセンブラー・リストは、ソース・プログラムと同じ名前と拡張子 .asm の付いたファイルに書き込まれます。ただし、SEPOBJ オプションを使用したバッチ・コンパイルの場合は例外です。

例: 短縮リスト
例: SOURCE および NUMBER 出力
例: MAP 出力
例: 組み込みマップ要約
例: ネストされたプログラム・マップ
例: XREF 出力 - データ名相互参照
例: XREF 出力 - プログラム名相互参照
例: 組み込み相互参照
例: VBREF コンパイラー出力

関連タスク
コンパイル・エラー・メッセージのリストの生成

関連参照
コンパイラー検出エラーに関するメッセージおよびリスト
SEPOBJ


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