Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


数字リテラル

数字リテラル とは、0 から 9 の数字、符号文字 (+ または -)、および小数点で構成される文字ストリングです。リテラルが小数点を含まない場合、そのリテラルは整数です。(本書では、フォーマットの中に現れる整数 という語は、符号と小数点を含まない非ゼロ値の数字リテラルを表しています。ただし、その他の規則がフォーマットの説明に含まれている場合は、その説明に従います。) 次の規則が適用されます。

数字リテラルの値は、 リテラルの中の数字によって表現される代数的な量です。 数字リテラルのサイズは、ユーザーが指定した数字の桁数と同じです。

数字リテラルは、固定小数点数または浮動小数点数です。

浮動小数点リテラルの値に関する規則

浮動小数点リテラルのフォーマットおよび規則を以下に示します。

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フォーマット 

>>-+----+--仮数E--+----+--指数-------------------------------------><
   +-+--+       +-+--+       
   '- --'       '- --'       

  • 仮数および指数の前の符号はオプショナルです。 符号を省略すると、コンパイラーは正の値を想定します。
  • 仮数は、1 から 16 桁の数字を含めることができます。小数点は、仮数に含めなければなりません。
  • 指数は、E の文字とそれに続くオプションの符号および 1 桁か 2 桁の数字によって表現されます。
  • 浮動小数点リテラルの値の大きさは 0.54E-78 から 0.72E+76 の範囲内でなければなりません。 この範囲に入らない値に関しては、E レベルの診断メッセージが作成され、値はそれぞれ 0 または 0.72E+76 のいずれかに置き換えられます。

数字リテラルは、数値のデータ・クラスおよびカテゴリーに属します。 (データ・クラスおよびカテゴリーについては、データのクラスとカテゴリーで解説しています)。


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