Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ソートまたはマージ基準の設定

ソートまたはマージ基準を設定するには、 その操作を実行する対象となるキーを定義します。

以下の手順を実行します。

  1. ソートまたはマージするファイルのレコード記述の中で、キー (複数の場合もある) を定義します。

    制約事項: キーは可変位置にすることはできません。

  2. SORT または MERGE ステートメントの中で、 ASCENDING 句または DESCENDING KEY 句 (あるいはその両方) をコーディングすることにより、 順序付けに使用するキー・フィールドを指定してください。複数のキーをコーディングする場合、一部を昇順にし、残りを降順にすることができます。

    キーの名前は重要度の高い順に指定します。 左端のキーが基本キーです。次のキーが 2 次キー、というようになります。

SORT および MERGE キーは、 クラス英字、英数字、国別 (コンパイラー・オプション NCOLLSEQ(BIN) が有効な場合)、 または数値 (ただし、USAGE NATIONAL の数値ではない) にすることができます。 USAGE NATIONAL を持っている場合、キーはカテゴリー国別にするか、あるいは国別編集または数字編集データ項目にすることができます。キーを、国別 10 進数データ項目にしたり、国別浮動小数点データ項目にすることはできません。

国別キーの照合順序は、そのキーの 2 進順序によって決まります。 キーとして国別データ項目を指定する場合は、SORT または MERGE ステートメントの COLLATING SEQUENCE 句はいずれもそのキーに適用されません。

同じ COBOL プログラムの中に SORT ステートメントと MERGE ステートメントを混在させることができます。プログラムはいくつのソート操作およびマージ操作でも実行することができます。ただし、1 つの操作が終了してからでなければ、次の操作を開始することはできません。

関連タスク
ロケール付きの照合シーケンスの制御

関連参照
NCOLLSEQ
SORT ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)
MERGE ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)