Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


OS/VS COBOL ソース・プログラムのアップグレード

この章では、OS/VS COBOL 言語と Enterprise COBOL 言語間の違いについて説明します。この章の情報は、Enterprise COBOL へのアップグレードに適した COBOL アプリケーションを言語 の観点から評価するためにも役立ちます。

将来の考慮事項

バージョン 2 リリース 2 以降の CICS TS では、OS/VS COBOL プログラムに CICS 変換プログラムを使用することはできません。 バージョン 2 リリース 2 以降の CICS で稼働するように、変更の必要な OS/VS COBOL プログラムを Enterprise COBOL に速やかにアップグレード してください。

Enterprise COBOL は COBOL 85 標準をサポートします。 OS/VS COBOL プログラムを Enterprise COBOL にアップグレードする際、Enterprise COBOL でコンパイルするためには、そのプログラムを COBOL 85 標準プログラムに変換する必要があります。

この章は、構文のガイドではありません。関係のある COBOL 言語エレメントの詳細およびコーディング規則は、以下の資料で 説明されています。
注: VS COBOL for OS/VS Reference は、現在 IBM では提供していません。
注:
  1. CICS のもとでの実行時には、新しい言語エレメント、変更された言語エレメント、またはサポートされない言語エレメントについての特別の考慮事項があります。詳細については、COBOL ソースに関する CICS の移行の考慮事項を参照してください。
  2. 以下のセクションでは、 COBOL 68 標準への参照は、IBM 完全版米国標準規格 COBOL バージョン 4 (プログラム 5734-CB2) によってサポートされる COBOL 言語への参照、または OS/VS COBOL (プログラム 5740-CB1) の LANGLVL(1) への参照です。
  3. この章 (および本書全体) に記載されている情報は、最新のサービス更新が適用され た OS/VS COBOL リリース 2.4 を対象としています。

ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)