ALTERNATE RECORD KEY 文節 (フォーマット 2) は、索引付きファイル内のデータへの代替パスを提供するレコード内のデータ項目を指定します。
データ名-3 は、そのファイルに関連付けられているレコード記述項目の中で記述する必要があります。キーは、以下のデータ・カテゴリーのいずれかにすることができます。
キー・データ項目のカテゴリーには関係なく、キーは英数字項目として扱われます。キーの照合順序は、レコードの位置決め、またはそのファイルに関連付けられているファイル位置標識の設定にキーが使用されたときの項目の 2 進値の順序によって決まります。
データ名-3 をウィンドウ化日付フィールドにすることはできません。
データ名-3 は、可変オカレンス・データ項目を含むグループ項目を参照することはできません。データ名-3 は修飾することができます。
索引ファイルに可変長レコードが含まれる場合、データ名-3 は、そのファイルで指定されている最小レコード・サイズ内に含まれている必要はありません。 すなわち、データ名-3 はレコードの最小レコード・サイズを 超えることも可能ですが、これはお勧めできません。
ファイルが 2 つ以上のレコード記述項目を持っている場合、データ名-3 は、 それらのレコード記述項目のうちの 1 つにだけ記述されている必要があります。いずれかのレコード記述項目の中でデータ名-3 によって参照される同じ文字位置は、そのファイルの他のすべてのレコード記述項目でも、キーとして暗黙のうちに参照されます。
データ名-3 のデータ記述とそのレコード内での相対位置は、 ファイルが定義されたときに使用されたものと同じでなければなりません。 ファイルの代替レコード・キーの個数も、ファイルの作成時に使用された個数と同じでなければなりません。
データ名-3 の左端の文字位置は、基本 RECORD KEY の左端、 あるいはその他の ALTERNATE RECORD KEY がある場合には、その左端の文字位置と同じにすることはできません。
DUPLICATES 句が指定されていない場合、 ALTERNATE RECORD KEY データ項目の中に含まれる値は、 ファイルの中のレコードの間で固有でなければなりません。
DUPLICATES 句が指定されている場合、 ALTERNATE RECORD KEY データ項目の中に含まれる値は、 ファイルの中のレコードの間で重複が可能です。順次アクセスにおいて、キーの重複したレコードは、 ファイルの中にそれらのレコードが配置されている順に取り出されます。ランダム・アクセスでキーの重複している一連のレコードの場合は、 そのうち最初に記述されたレコードしか取り出せません。
EXTERNAL 文節によって定義されたファイルの場合、そのファイルと関連付けられた実行単位内のすべてのファイル記述項目は、レコード内で同じ相対位置を同じ長さで指定するデータ名-3 のデータ記述項目を持っている必要があります。ファイル記述項目は、 同数の代替レコード・キーおよび同じ DUPLICATES 句を指定する必要があります。