Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

ソートするレコードの指定

PLISRTx への 2 番目の引数として、RECORD ステートメントを使用してください。RECORD ステートメントの構文は、評価時には次に示す構文をとる 文字ストリング式でなければなりません。

'bRECORDbTYPE=rectype[,LENGTH=(L1,[,,L4,L5])]b'

次に例を示します。

' RECORD TYPE=F,LENGTH=(80) '
b
1 つ以上のブランクを表します。 ここに示されているブランクは必須です。 これ以外のブランクは認められません。
TYPE
次のように、レコード・タイプを指定します。
F
固定長
V
可変長 EBCDIC
D
可変長 ASCII

未ソート・データとソート済みデータを処理するのに 入力ルーチンと出力ルーチンを使用するときでも、 ソート・プログラムが使用する作業データ・セットに 適用されるレコード・タイプを指定しなければなりません。

可変長ストリングを入力ルーチン (E15 出口) からソート・プログラムに渡すときには、 通常はレコード・フォーマットとして V を指定すべきです。 ただし、F を指定すると、最大長になるまでレコードにブランクが埋め込まれます。

LENGTH
ソートするレコードの長さを指定します。PLISRTA や PLISRTC を使う場合、レコード長は入力データ・セットからとられるので、LENGTH は 省略することができます。 ソートできるレコードの最大長と最小長には、制限があることに注意してください。 可変長のレコードの場合は、4 バイトの接頭部を含める必要があります。
L1
ソートされるレコードの長さです。VSAM データ・セットを可変長レコードとしてソートする場合は、 長さは最大レコード・サイズ +4 になります。
,,
PL/I から呼び出しを行うとき、ソート・プログラムに適用されない 2 つの引数を表します。その後に引数を使用する場合は、コンマを入れなければなりません。
L4
可変長レコードを使用するときの、最小レコード長を指定します。 これを指定すると、この値は、ソート・プログラムによって最適化のために使用されます。
L5
可変長レコードを使用するときの、形式指定上の (最も一般的な) レコード長を指定します。 これを指定すると、この値は、ソート・プログラムによって最適化のために使用されます。

最大レコード長

レコードの長さは、ユーザーが指定する最大長を超えることはありません。 可変長レコードの最大レコード長は 32756 バイトで、固定長レコードの場合は 32760 バイトです。


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