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COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


分離文字の規則

以下の説明では、 {} (中括弧) はそれぞれの分離文字を囲み、b はスペースを表しています。 スペースが分離文字または分離文字の一部として使用されるところでは、複数のスペースを使用できます。

スペース {b}
スペースは、以下の場合を除き、任意の分離文字の直前または直後に置くことができます。
ピリオド {.b}コンマ {,b}セミコロン {;b}
分離文字コンマは 1 つのコンマとその後の 1 つのスペースで構成されます。分離文字ピリオドは 1 つのピリオドとその後の 1 つのスペースで構成されます。分離文字セミコロンは 1 つのセミコロンとその後の 1 つのスペースで構成されます。

分離文字ピリオドは、ある文の終わりを示す場合にだけ使用するか、またはフォーマットに示されているとおりに使用しなければなりません。 分離文字コンマと分離文字セミコロンは、分離文字スペースが使用される場合は、どこでも使用できます。

括弧 { ( } ... { ) }
疑似テキストの中を除き、括弧は左右の括弧の釣り合いが取れた形で使用しなければなりません。 括弧は、添え字、関数の引数のリスト、参照修飾子、算術式、または条件を区切ります。
コロン { : }
コロンは分離文字の 1 つで、一般フォーマットの中に示されているときは必須です。
引用符 {“} ... {”}
開始の引用符は、 直前にスペースまたは左括弧がなければなりません。 終了の引用符は、直後に分離文字 (スペース、コンマ、セミコロン、 ピリオド、右括弧、または疑似テキスト区切り文字) が必要です。引用符は、対になって使わなければなりません。 これらは英数字リテラルを区切ります。ただし、そのリテラルが継続している場合は別です (継続行を参照)。
アポストロフィ {'} ... {'}
開始のアポストロフィは、直前にスペースまたは左括弧がなければなりません。 終了のアポストロフィは、直後に分離文字 (スペース、コンマ、セミコロン、ピリオド、右括弧、または疑似テキスト区切り文字) が必要です。アポストロフィは、対になって使わなければなりません。 これらは英数字リテラルを区切ります。ただし、そのリテラルが継続している場合は別です (継続行を参照)。
ヌル終了リテラル区切り文字 {Z“} ... {”}  {Z'} ... {'}
開始の区切り文字は、直前にスペースまたは左括弧がなければなりません。終了の区切り文字は、直後に分離文字 (スペース、コンマ、セミコロン、ピリオド、右括弧、または疑似テキスト区切り文字) が必要です。
DBCS リテラル区切り文字 {G“} ... {”} {G'} ... {'} {N“} ... {”} {N'} ... {'}
開始の区切り文字は、直前にスペースまたは左括弧がなければなりません。終了の区切り文字は、直後に分離文字 (スペース、コンマ、セミコロン、ピリオド、右括弧、または疑似テキスト区切り文字) が必要です。NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効な場合、N“ と N' は DBCS リテラル区切り文字です。
国別リテラル区切り文字 {N”} ... {“} {N'} ... {'} {NX”} ... {“} {NX'} ... {'}
開始の区切り文字は、直前にスペースまたは左括弧がなければなりません。終了の区切り文字は、直後に分離文字 (スペース、コンマ、セミコロン、ピリオド、右括弧、または疑似テキスト区切り文字) が必要です。NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効な場合、N” と N' は DBCS リテラル区切り文字です。
疑似テキスト区切り文字 {b==} ... {==b}
開始の疑似テキスト区切り文字は、 直前にスペースがなければなりません。 終了の疑似テキスト区切り文字は、直後に分離文字 (スペース、 コンマ、セミコロン、またはピリオド) が必要です。疑似テキスト区切り文字は、対になって使わなければなりません。 これらは疑似テキストを区切ります。 (COPY ステートメントを参照)。

PICTURE 文字ストリング、コメント文字ストリング、 または英数字リテラルの中に含まれる句読記号は、 句読記号とみなされず、文字ストリングまたはリテラルの一部とみなされます。


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