Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


クライアントの定義

クラス内で 1 つ以上のメソッドからサービスを要求するプログラムまたはメソッドは、そのクラスの クライアント と呼ばれます。

COBOL クライアントまたは Java クライアントで、以下のことを行うことができます。

COBOL クライアントでは、Java Native Interface (JNI) が提供する サービスを呼び出すこともできます。

COBOL クライアント・プログラムは、次のような通常の 4 つの部分で成り立っています。

表 1. COBOL クライアントの構成
除算 目的 構文
IDENTIFICATION (必須) クライアントの名前。 通常のようにコーディング。ただし、クライアント・プログラムは以下のとおりにする必要があります。
  • 再帰的 (PROGRAM-ID 段落内の RECURSIVE 宣言)
  • スレッド対応 (THREAD オプションでコンパイル、スレッド化アプリケーション用コーディングの指針に準拠)
ENVIRONMENT (必須) コンピューター環境を記述する。クライアント内で使用されるクラス名を、コンパイル単位の外側で判明している、対応する外部クラス名に関連付ける。

CONFIGURATION SECTION
(必須)

クライアント定義用の REPOSITORY 段落 (必須)
DATA (オプション) クライアントが必要とするデータを記述する。 クライアント定義用の DATA DIVISION (オプション)
PROCEDURE (オプション) クラスのインスタンスの作成、オブジェクト参照データ項目の操作、メソッドの呼び出し。 INVOKEIF、および SET ステートメントを使用してコーディング

THREAD コンパイラー・オプションを使用して、オブジェクト指向構文を含む、または Java と相互協調処理する、すべての COBOL プログラムをコンパイルする必要があるため、以下の言語エレメントは COBOL クライアントで使用できません。

THREAD コンパイラー・オプションを使用してコンパイルする プログラムは、再帰的である必要があります。各 OO COBOL クライアント・プログラムの PROGRAM-ID 段落で、RECURSIVE 節を指定しなければなりません。

例: クライアントの定義

関連参照
THREAD


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