多くのアプリケーションでは、日付フィールドで年号を表すのに 4 桁ではなく 2 桁を使用しており、 これらの値は 1900 から 1999 の年を表すと想定しています。 この短縮した日付フォーマットは 1900 年代の間は正しく機能しますが、 2000 年を超えると機能しません。 これらのアプリケーションでは “00” を 2000 ではなく 1900 と解釈するため、間違った結果が生成されるためです。
2000 年言語拡張は、既存のコードに最小の変更を加えるだけで、2 桁の年号を使用するアプリケーションが 2000 年を超えても正しく実行し続けることができるように設計されています。これは、2 桁の年号フィールドがすべて 1900 から 1999 の年を表すという想定を取り除く、ウィンドウ化 と呼ばれる手法を使用して行われます。ウィンドウ化では 2 桁の年号フィールドを使用して、 任意の 100 年範囲内の年号を表すことができます。これを世紀ウィンドウ と呼びます。
例えば、2 桁の年号フィールドに値 15 が含まれている場合、ほとんどのアプリケーションはそれを 1915 と解釈します。しかし、1960 から 2059 の世紀ウィンドウを使用すれば、 その年は 2015 と解釈されます。
2000 年言語拡張は、日付フィールドに対する一般的なほとんどの操作 (比較、移動および保管、増加および減少) をサポートします。このサポートは、特定のフォーマットの日付フィールドに限定されます。詳細については、DATE FORMAT 文節を参照してください。
日付フィールドを使用するときにサポートされる操作および制約事項については、日付フィールドの使用に関する制約事項を参照してください。