DBCS リテラルを表すには、接頭部 N または G を使用できます。
すなわち、次のいずれかの方法で DBCS リテラルを指定できます。
APOST または QUOTE コンパイラー・オプションの設定にかかわりなく、引用符 (") または単一引用符 (') を DBCS リテラルの区切り文字として使用できます。 DBCS リテラルに対して、同じ開始区切り文字と終了区切り文字をコーディングする必要があります。
シフトアウト (SO) 制御文字 X'0E' は、開始区切り文字の直後に続けなければなりません。シフトイン (SI) 制御文字 X'0F' は終了区切り文字の直前に来るようにする必要があります。
DBCS リテラルのほかにも、英数字リテラルを使用して、サポートされるコード・ページの 1 つの任意の文字を指定できます。 ただし、英数字リテラルに含まれる DBCS 文字のストリングは、SO および SI 文字で区切る必要があり、SO および SI 文字がシフト・コードとして 認識されるためには DBCS コンパイラー・オプションが有効になっている必要があります。
DBCS 文字を含んでいる英数字リテラルを継続させることはできません。 さらに DBCS リテラルの長さは、B 領域の単一ソース行で使用可能なスペースによって限定されます。 したがって、DBCS リテラルの最大長は 28 個の 2 バイト文字です。
DBCS 文字を含んでいる英数字リテラルはバイトごとに、す なわち 1 バイト文字に適したセマンティクスによって、処理されます。ただし、(例えば、国別データ項目への割り当てや国別データ項目との 比較のように) 明示的または暗黙的に国別データ表現に変換された場合は、そのような仕方で処理されません。
関連タスク
形象定数の使用
関連参照 DBCS
NSYMBOL
QUOTE/APOST
DBCS リテラル (Enterprise COBOL 言語解説書)