PASSWORD 節は、ファイルへのアクセスを制御します。
PASSWORD 節を指定すると、オブジェクト時にこのファイルに対する有効なパスワードが PASSWORD データ項目に入っていない場合は、このファイルは正常にオープンできません。
フォーマット 1 の考慮事項
PASSWORD 節は、QSAM 順次ファイルでは無効です。
フォーマット 2 とフォーマット 3 の考慮事項
PASSWORD 節を指定する場合、この節は、 それが関連付けられている RECORD KEY データ名または ALTERNATE RECORD KEY データ名の直後になければなりません。
索引付きファイルにおいて、 そのファイルが VSAM に対してあらかじめ完全に定義されている場合は、 RECORD KEY のために PASSWORD データ項目に正しいパスワードが入っている限り、 ファイル作成時にそのファイルを正常にオープンできます。
その他の種類のファイル処理については (COBOL ランタイム・サブルーチンを通じて行われるファイル作成時の動的呼び出し処理を含め)、ファイルを正常にオープンするためには、そのファイルに対するすべての PASSWORD データ項目に有効なパスワードが入っていなければなりません。このことは、そのオブジェクト・プログラムの中でそのデータへのすべてのパスが使用されているかどうかとは無関係です。
外部ファイルの場合、データ名-6 とデータ名-7 は、外部データ項目を参照していなければなりません。関連する各ファイル制御項目内の PASSWORD 節は、同じ外部データ項目を参照する必要があります。