テストによって、アプリケーション (あるいは、IMS 領域または TSO で複数のア
プリケーションを実行する場合は、アプリケーションのグループ) 全体が予期どおりの
結果を受け取ることが示されたら、単位全体を実動使用に移すことができます。ただし、予期しないエラーが発生した場合に備えて、すぐにリカバリーできる状態に
しておいてください。
- z/OS のもとでは、新バージョンの代わりに旧バージョンを最新の生産性チェックポ
イントから実行します。
- DB2、CICS、および IMS のもとでは、最後のコミット点に戻り、その点から、移行前
の COBOL プログラムを使用して処理を継続します。(DB2 の場合、SQL ROLLBACK WORK ステートメントを使用してください。)
- バッチ・アプリケーションの場合は、インストール先のバックアップおよび復元機能を
使用して回復を行います。
既存のアプリケーションを言語環境プログラム・ランタイムのもとでの実動使用に移した後、少し
の間アプリケーションを監視して、それが正しく機能し続けることを確認してください。その後は、以前のランタイムの場合と同様に信頼して実行することができます。