ファイルからのデータ読み取りとファイルへのデータ書き込みは、大半の COBOL プログラムで重要となります。 プログラムは情報を検索し、それを要求どおりに処理した後、結果を書き込みます。
ただし、処理を行う前に、各ファイルを識別してそれらの物理構造を記述し、順次、相対、 索引付き、行順次のいずれでファイルが編成されているかを示す必要があります。ファイルを識別するには、ファイルとそのファイル・システムに名前を付ける必要があります。また、処理が正しく行われたことを確認するために、後で検査が可能なファイル状況フィールドを設定することも可能です。
ファイルの処理で実行できる主なタスクでは、まずファイルをオープンして読み取り、(ファイル編成およびアクセスのタイプに応じて) レコードの追加、置換、または削除を行います。
関連概念
ファイル・システム
関連タスク
ファイルの識別
ファイル・オープン時のエラーからの保護
ファイル編成およびアクセス・モードの指定
ファイル状況フィールドの設定
ファイル構造の詳細記述
ファイルの入出力ステートメントのコーディング