Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


可変長レコードの定義

VSAM レコードを可変長として定義するには、次のコーディング・オプションのいずれかを使用します。

表 1. VSAM 可変長レコードの定義
RECORD 節形式 最大レコード長 コメント
RECORD IS VARYING FROM integer-6 TO integer-7 をコーディングする。 3 integer-7 バイト ファイルに関連するレベル 01 レコード記述項目の長さは重要ではありません。
RECORD IS VARYING をコーディングする。 3 ファイルに関連する最大のレベル 01 レコード記述項目のサイズ。 コンパイラーが最大レコード長を決定します。
RECORD CONTAINS integer-4 TO integer-5 をコーディングする。 2 integer-5 バイト 最小レコード長は、integer-4 バイトです。
RECORD 節を省略するが、サイズが異なるか OCCURS DEPENDING ON 節を含む、ファイルに関連付けられた複数のレベル 01 レコードをコーディングする。   ファイルに関連する最大のレベル 01 レコード記述項目のサイズ。 コンパイラーが最大レコード長を決定します。

形式 V ファイルに READ INTO ステートメントを指定すると、そのファイルに関して読み取られたレコード・サイズが、コンパイラーによって生成される MOVE ステートメントで使用されます。したがって、読み取られたレコードがレベル 01 レコード記述に対応していない場合には、予期したとおりの結果が得られないことがあります。MOVE ステートメントに関するその他の規則はすべて適用されます。例えば、READ ステートメントによって読み込まれた形式 V レコードに対して MOVE ステートメントを指定すると、レコードのサイズはそのレベル 01 レコード記述に相当します。

関連参照
RECORD 節 (Enterprise COBOL 言語解説書)


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