Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


SQL オプションを使用したコンパイル

SQL コンパイラー・オプションを使用すると、DB2 coprocessor が使用可能 になり、DB2 サブオプションを指定できるようになります。

SQL オプションは、コンパイラー・オプション・ソース (すなわち、コンパイラー呼び出し、PROCESS または CBL ステートメント、あるいはインストール・デフォルト) のいずれにでも指定することができます。SQL オプションが COBOL インストール・デフォルトであるときは、DB2 サブオプションを指定することはできません。ただし、DB2 プロダクトのインストール・デフォルトをカスタマイズすることによって、デフォルトの DB2 サブオプションを指定することができます。

SQL コンパイラー・オプションで指定された DB2 サブオプション・ストリングは、DB2 coprocessor で使用可能になります。ストリングの内容を見るのは、DB2 coprocessor だけです。

DB2 coprocessor を使用するには、下記の表に示されているオプションを指定してコンパイルする必要があります。 また、コンパイルを行うマシンで DB2 が使用可能でなければなりません。.

表 1. DB2 coprocessor に必要なコンパイラー・オプション
コンパイラー・オプション 説明
SQL 一緒に NOLIB を使用すると、LIB が強制的にオンにされます。
LIB SQL と一緒に指定する必要があります。
SIZE(xxx) xxx は、DB2 coprocessor サービスのための十分なストレージをユーザー領域に残すようなサイズ値 (MAX ではない) です。

標準の JCL プロシージャー・ステートメントを使用して、プログラムを DB2 coprocessor でコンパイルすることができます。上記のコンパイラー・オプションを指定する以外に、以下の項目を JCL に指定する必要があります。

例えば、以下の行が JCL に含まれる場合があります。

//DBRMLIB  DD  DSN=PAYROLL.MONTHLY.DBRMLIB.DATA(MASTER),DISP=SHR
//STEPLIB  DD  DSN=DSN910.SDSNLOAD,DISP=SHR

バッチでのコンパイル: SQL オプションを使用して、一連の COBOL プログラム (バッチ・コンパイル・シーケンス) を含んでいるソース・ファイルをコンパイルする場合、SQL オプションはバッチ・シーケンスの最初のプログラムに有効でなければなりません。SQL オプションが CBL または PROCESS ステートメントに指定された場合、CBL または PROCESS ステートメントは、バッチ・シーケンスの最初のプログラムより前に置かれなければなりません。

関連参照
DYNAM  
SQL  
DB2 コマンド解説書


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