Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

HANDLE 属性

HANDLE 属性を使用して、変数を構造体タイプへの ポインターとして宣言することができます。 そのような変数はハンドル と呼ばれます。

構文図を読む構文図をスキップする>>-HANDLE--+-structure-type-name---+---------------------------><
           '-(structure-type-name)-'
 
structure-type-name
このハンドルがポイントするタイプ付き構造体を指定します。

定義された構造体と同様に、ハンドルはタイプが強く付きます。 ハンドルは同じ構造体タイプのハンドルについてのみ、 割り当てられ、比較することができます。 ハンドルについての算術演算はできません。

ADDR 組み込み関数を使用して、タイプ付き構造体のアドレスを ハンドルに割り当てることはできません。 ADDR 組み込み関数はポインターを戻し、そのポインターを ハンドルに割り当てることができないからです。 ただし、HANDLE 組み込み関数は、その引数としてタイプ付き 構造体を取り、そのタイプにハンドルを戻します。 以下の例では、*** ページで定義された tm 構造体タイプを使用しており、tm タイプを見付ける ハンドルが宣言され、Daterec のアドレスがそのハンドルに割り当てられます。

dcl P_Daterec handle tm;
dcl Daterec type tm;

P_Daterec = handle(Daterec);

ハンドルは POINTERVALUE 組み込み関数を使用して、 ポインターに変換することができます。


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