Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


データ編成とアクセス・モードの関係

このセクションでは、 データ編成の各タイプごとに有効なアクセス・モードについて説明します。

順次ファイル
順次編成のファイルは、順次的な方法でのみアクセスできます。レコードがアクセスされる順序は、最初にレコードが作成された順序になります。
行順次ファイル
順次ファイル (上記) の場合と同じです。
索引付きファイル
3 種類のアクセス・モードがすべて使用できます。

順次アクセス・モードでは、レコードのアクセス順序はレコード・キー値の昇順 (またはオプションで降順) となります。代替レコード・キーの値が重複しているレコードの集合における検索順序は、 レコードがその集合に書き込まれた順序になります。

ランダム・アクセス・モードでは、レコードにアクセスする順番を制御できます。特定のレコードには、RECORD KEY データ項目 (および ALTERNATE RECORD KEY データ項目) の中でそのレコードのキーの値を 指定することによってアクセスします。あるレコードの集合の代替レコード・キー値が重複している場合は、最初に書き込まれたレコードだけにアクセスできます。

動的アクセス・モードでは、適切な形式の入出力ステートメントを使用して、順次アクセスからランダム・アクセスへと必要に応じて 変更することができます。

相対ファイル
3 種類のアクセス・モードがすべて使用できます。

順次アクセス・モードでは、レコードのアクセス順序は、ファイル内に存在するすべてのレコードの相対レコード番号の昇順 (またはオプションで降順) となります。

ランダム・アクセス・モードでは、レコードにアクセスする順番を制御できます。 特定のレコードが、RELATIVE KEY データ項目に相対レコード番号を入れることによってアクセスされます。ファイルのレコード記述項目内で RELATIVE KEY を定義することはできません。

動的アクセス・モードでは、適切な形式の入出力ステートメントを使用して、順次アクセスからランダム・アクセスへと必要に応じて 変更することができます。


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