Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

プリプロセッサー・オプション

MACRO または PP(MACRO) コンパイル時オプションを指定すると、 プリプロセッサーが呼び出されます。

また、プリプロセッサーだけに影響するコンパイラー・オプションを 指定することもできます。 オプションによっては、プリプロセッサーの振る舞いを大きく変更する ものもあります。特に重要なオプションは次のものです。

FIXED
FIXED 変数の処理方法を指定します。 このオプションには、次の 2 つのサブオプションがあります。
BINARY
FIXED 変数を BINARY として処理するように指定します。
DECIMAL
FIXED 変数を DECIMAL として処理するように指定します。
CASE
入力テキストを大文字に変換するかどうかを指定します。 このオプションには、次の 2 つのサブオプションがあります。
ASIS
入力テキストを「現状のまま」にするように指定します。
UPPER
入力テキストを大文字に変換するように指定します。
RESCAN
このオプションは、プリプロセッサーがテキストを再スキャンするときに、ID の大/小文字を扱う方法を指定します。 このオプションには、次の 2 つのサブオプションがあります。
ASIS
再スキャンは大文字と小文字を区別します。
UPPER
再スキャンは大文字と小文字を区別しません。
DBCS
このオプションは、プリプロセッサーが、テキストの置換時に DBCS を正規化するかどうかを指定します。 このオプションには、次の 2 つのサブオプションがあります。
EXACT
入力テキストは「現状のまま」残され、プリプロセッサーは <kk.B> と <kk>B を異なる名前として扱います。
INEXACT
入力テキストは「正規化」され、プリプロセッサーは <kk.B> と <kk>B を同じ名前の 2 つのバージョンとして扱います。

これらのオプションのデフォルトは、FIXED(DECIMAL)、CASE(UPPER)、RESCAN(ASIS) および DBCS(INEXACT) です。

これらのオプションの指定方法について詳しくは、 「プログラミング・ガイド」を参照してください。


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