Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


ファイルのソートおよびマージ

SORT または MERGE ステートメントを使用すると、レコードを特定のシーケンスで並べることができます。 同じ COBOL プログラムの中に SORT ステートメントと MERGE ステートメントを混在させることができます。

SORT ステートメント
(ファイルまたは内部プロシージャーから) 順序付けられていない入力を受け入れ、要求されたシーケンスで出力を (ファイルまたは内部プロシージャーに) 作成します。ソートの前に、レコードを追加、削除、または変更することができます。
MERGE ステートメント
2 つ以上の順序付けられたファイルからのレコードを比較し、それらを順序正しく結合します。マージの前に、レコードを追加、削除、または変更することができます。

プログラムにいくつのソート操作およびマージ操作を含めても構いません。また、同じ操作を何度も実行しても構いませんし、異なる操作を実行しても構いません。ただし、1 つの操作が終了してからでなければ、別の操作を開始することはできません。

Enterprise COBOL では、ソートおよびマージ用の IBM ライセンス・プログラムは DFSORT™ または同等のプログラムでなければなりません。DFSORT に言及している場所では、任意の同等のソートまたはマージ製品を使用することができます。

SORT または MERGE ステートメントを含む COBOL プログラムは、16MB 境界より上または下のいずれにでも常駐させることができます。

ソートまたはマージで行う手順は一般的に次のようになります。

  1. ソートまたはマージに使用するソート・ファイルまたはマージ・ファイルを記述する。
  2. ソートまたはマージする入力を記述する。レコードをソート前に処理したい場合には、入力プロシージャーをコーディングしてください。
  3. ソートまたはマージからの出力を記述する。レコードをソートまたはマージした後に処理したい場合には、出力プロシージャーをコーディングしてください。
  4. ソートまたはマージを要求する。
  5. ソートまたはマージ操作が成功したかどうかを判別する。

制約事項:

関連参照 CICS SORT アプリケーションの制約事項  
SORT ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
MERGE ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)


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