スペース調整 CSECT IGZETUN をアセンブルすることによって生成された CSECT が
ロード・モジュール内で検出されると、警告レベル・メッセージが発行され、この CSECT は使用されません。その他の言語環境プログラム機能は、リンク・エディット時ではなく実行時にストレージ管理能力を提供し
ます。
注: IGZETUN を使用するアプリケーションの場合、警告レベル・メッセージを抑制する方
法およびそのメッセージを
言語環境プログラムの MSGFILE に書き込むときのオーバーヘッドについて
は、
CEEWUCHA の使用を参照してください。
これは、以下の 5 つのストレージ管理ランタイム・オプションを使用することに
よって行われます。
- HEAP
- WORKING-STORAGE、EXTERNAL データ、および EXTERNAL ファイル情報のような
ユーザー・データのためのヒープ・ストレージを管理します。
- ANYHEAP
- 言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるヒープ・ストレー
ジ (どこにでも置くことができ、制御ブロック用に使用することができる) を管理します。
- BELOWHEAP
- 言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるヒープ・ストレー
ジ (16MB 境界より下に置かれ、制御ブロックおよび入出力バッファー用に使用される) を
管理します。
- STACK
- 言語環境プログラム、LOCAL-STORAGE SECTION 内の COBOL データ項目、および COBOL ライブラリー・ル
ーチンによって使用されるスタック・ストレージ (動的ストレージ域 (DSA) 用に使用するこ
とができる) を管理します。
- LIBSTACK
- 言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるスタック・ストレー
ジ (16MB 境界より下に置かれ、DSA 用に使用される) を管理します。
RPTSTG ランタイム・オプションは、ストレージ管理オプションの指定時に使用すべき最
適な値を提供します。(まず、RPTSTG オプションを使用して、プログラムまたは実行単位内で使用されたスト
レージの報告書を生成することが必要です。次に、この報告書を使用して、スペース調整の目的を達成するために言語環境プログラムの 5 つのストレ
ージ・オプションに指定する必要のある値を決定することができます。)
言語環境プログラムの調整オプションを指定するときには、IGZTUNE からの値を使用しないでください。これらの値は、言語環境プログラム環境内のストレージ使用の調整には適さない可能性があります。推奨される言語環境プログラムのストレージ・オプション設定値については、推奨されるデフォルトの言語環境プログラム・ランタイム・オプションの設定を参照
してください。