Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

TRANSMIT 条件

状況
TRANSMIT 条件は常に割り込み可能です。
結果
TRANSMIT 条件が起こると、伝送されたデータのいずれかが正しくない可能性があります。
原因と構文
TRANSMIT 入出力条件は、どの入出力処理時にも起こる可能性があります。 この条件は、レコード (ブロック化されていればブロック) の訂正不能な伝送エ ラーによって引き起こされます。この訂正不能な伝送エラーとは、実行中に訂 正できなかった入出力エラーのことです。 記録メディアが損傷していたり、指定やセットアップが正しくないような場合、 このエラーが起こることがあります。

入力の場合は、潜在的に不正なレコードが伝送されたあとで、TRANSMIT 条件が起こります。 レコードがブロック化されているときは、そのブロック内の後続の 各レコードごとに TRANSMIT 条件が起こります。

出力の場合は、伝送後に TRANSMIT 条件が起こります。 レコードがブロック化されているときの伝送は、それぞれの出力ステートメントが実行されたときではなく、ブロックがいっぱいになったときに行われます。

スパン・レコードの更新処理時には、レコードの最後のセグメントでのみ TRANSMIT 条件が起こります。 同一ブロック内の後続のレコードではこの条件は起こりませんが、それらの レコードの保全性は保証できません。

構文図を読む構文図をスキップする>>-TRANSMIT--(file-reference)----------------------------------><
 

file-reference (ファイル参照) はスカラー参照でなければなりません。

暗黙アクション
メッセージが印刷され、ERROR 条件が起こります。
正常な戻り
エラーが起こらなかった場合と同様に処理が続けられます。したがって、TRANSMIT 条件を引き起こしたステートメントまたはデータ項目によって、別の条件 (例えば、RECORD 条件) が引き起こされることがあります。

この条件の ON ユニット内でファイルをクローズした場合は、正常な戻りの結果がどうなるかはわかりません。 ファイルをクローズした ON ユニットから出るときは、GO TO ステートメントを使用しなければなりません。

条件コード
40-46

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