Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

関数

関数 とは、ゼロまたはそれ以上の引数を持つプロシージャーであり、 式で関数参照 を使用して呼び出されます。 関数参照は制御を関数プロシージャーに移します。関数プロシージャーは 制御と値を戻します。この値が式の計算で関数参照に置き換わることになります。 集合を戻すことはできません。 また、ENTRY 変数も、LIMITED 属性を持っていない限り戻すことはできません。 式の計算は引き続き行われます。

関数プロシージャーは以下のものでなければなりません。

関数が呼び出されるときはいつでも、呼び出された式の引数は エントリー・ポイントのパラメーターと関連付けられます。 それから、制御はエントリー・ポイントに戻されます。 関数が活動化され、実行が開始します。

RETURN ステートメントは、関数を終了して、 その式に指定された値を呼び出し式に戻します。 詳細については、RETURN ステートメントを参照してください。

プロシージャーの終了で説明されているように、関数は異常終了することもあります。 異常終了した場合は、その関数を呼び出した式の計算は完了されずに、指定のステートメントに制御が移ります。

関数が定義されるので、引数リストを必要としない場合もあります。 そのような場合、式の中に書かれている外部関数名が関数参照として認識されるのは、その関数名が入り口名であると明示的に宣言されている場合だけです。 詳細については、入り口呼び出しまたは入り口値を参照してください。


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