Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


例: COPY ステートメントの使用

次の例は、COPY ステートメントを使用してライブラリー・テキストをプログラムに含める方法を示しています。

ライブラリー項目 CFILEA が以下の FD 項目から構成されているとしましょう。

    BLOCK CONTAINS 20 RECORDS
    RECORD CONTAINS 120 CHARACTERS
    LABEL RECORDS ARE STANDARD
    DATA RECORD IS FILE-OUT.
01  FILE-OUT       PIC X(120).

以下のようにして、ソース・プログラムに COPY ステートメントを使用すると、テキスト名 CFILEA を取り出すことができます。

FD FILEA
         COPY CFILEA.

このライブラリー記入項目はプログラムにコピーされ、その結果生じるプログラム・リストは次のようになります。

FD FILEA
         COPY CFILEA.
C    BLOCK CONTAINS 20 RECORDS
C    RECORD CONTAINS 120 CHARACTERS
C    LABEL RECORDS ARE STANDARD
C    DATA RECORD IS FILE-OUT.
C    01  FILE-OUT   PIC X(120).

コンパイラー・ソース・リストで COPY ステートメントは別個の行に印刷され、コピーされた行の前には C が付けられます。

テキスト名 DOWORK を持つコピーブックが、以下のステートメントによって保管されているとします。

COMPUTE QTY-ON-HAND = TOTAL-USED-NUMBER-ON-HAND
MOVE QTY-ON-HAND to PRINT-AREA

DOWORK として識別されたコピーブックを取り出すには、次のようにコーディングします。

paragraph-name.
    COPY DOWORK.

DOWORK プロシージャーに入っているステートメントが、paragraph-name の後に置かれます。

EXIT コンパイラー・オプションを使用して LIBEXIT モジュールを指定すると、結果がこの章で示されるものと異なることがあります。

関連タスク
反復コーディングの除去

関連参照
コンパイラー指示ステートメント


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