Enterprise PL/I for z/OS で使用するために提供される PL/I カタログ式プロシージャーは 次のとおりです。
カタログ式プロシージャー IBMZCB および IBMZCBG では、言語環境プログラムで 提供されるプリリンカーの代わりに、DFSMS/MVS® 1.4 で導入された プログラム管理バインダーの機能を使用します。 これらのプロシージャーは、PDSE にプログラム・オブジェクトを作成します。
カタログ式プロシージャー IBMZCPL、IBMZCPLG、および IBMZCPG では、 言語環境プログラムで提供されるプリリンカーを使用して、PDS にロード・モジュールを 作成します。PDSE を使用したくない場合は、これらのプロシージャーを使用してください。 このセクションでは、各種のカタログ式プロシージャーのプロシージャー・ステップを 説明します。 コンパイルおよびリンク・エディットのための個々のステートメントについては、JCL を使用した z/OS の下でのコンパイラーの呼び出しおよび「z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド」を参照してください。 上記のカタログ式プロシージャーには、入力データ・セット用の DD ステートメントは入っていません。ユーザーが必ず提供しなければなりません。図 7 の例は、PL/I プログラムのコンパイル、バインド、 および実行のためにカタログ式プロシージャー IBMZCBG を呼び出す時に 使用する JCL ステートメントを示しています。
Enterprise PL/I は、最小 REGION サイズ 32M を必要とします。 大きいプログラムにはより多くのストレージが必要です。 実行しようとするカタログ式プロシージャーを呼び出す EXEC ステートメント 上で REGION を指定しないと、 コンパイラーはユーザーのサイト用にデフォルト REGION サイズを使用します。 このデフォルト・サイズは、PL/I プログラムのサイズにより適切な場合と 適切でない場合があります。
最適化をオンにしてプログラムをコンパイルする場合は、 必要な REGION サイズ (および時間) がはるかに大きくなることがあります。
EXEC ステートメントでの REGION の指定方法の例は、図 7 を参照してください。
//COLEGO JOB
//STEP1 EXEC IBMZCBG, REGION.PLI=32M
//PLI.SYSIN DD *
.
.
.
(insert PL/I program to be compiled here)
.
.
.
/*