ファイル編成は、順次、行順次、索引付き、相対のいずれかの形式で行うことができます。 アクセス・モードは、ファイルの編成方法ではなく、COBOL でのファイルの読み取り方法と書き込み方法を定義します。
プログラムの設計時には、ファイル編成とアクセス・モードを決定する必要があります。
次の表は、COBOL ファイルのファイル編成とアクセス・モードをまとめたものです。
| ファイル編成 | レコードの順序 | レコードは削除または置換可能か | アクセス・モード |
|---|---|---|---|
| 順次 | レコードが書き込まれた順序 | レコードは削除できないが、そのスペースを同じ長さのレコードに再利用することが可能 | 順次のみ |
| 行順次 | レコードが書き込まれた順序 | いいえ | 順次のみ |
| 索引付き | キー・フィールドによる照合シーケンス | はい | 順次、ランダム、または動的 |
| 相対 | 相対レコード番号の順序 | はい | 順次、ランダム、または動的 |
ファイル管理システムは、入出力装置からの入出力要求とレコード検索を処理します。
関連概念
順次ファイルの編成
行順次ファイル編成
索引付きファイル編成
相対ファイル編成
順次アクセス
ランダム・アクセス
動的アクセス
関連タスク
ファイル編成およびアクセス・モードの指定
関連参照
ファイル入出力に関する制限