添え字の代わりにアスタリスクを使えば、配列のクロスセクションを参照できます。 アスタリスクは、そのエクステント全体を使用することを意味します。 例えば、TABLE(*,1) は TABLE の第 1 列のすべてのエレメントを指します。 つまり、TABLE(1,1)、TABLE(2,1)、TABLE(3,1)、および TABLE(4,1) からなるクロスセクションを表します。 添え字付きの名前 TABLE(2,*) は TABLE の第 2 行のすべてのデータ項目を指します。 TABLE(*,*) は、TABLE と同様に、配列全体を指します。
添え字としてアスタリスクが付いている名前は、1 つのデータ・エレメントを表すのではなく、アスタリスクと同数の次元を持つ配列を表します。 したがって、そのような名前は要素式ではなく配列式です。
配列のクロスセクションを参照すると、ストレージで隣接していない複数のエレメントを参照することがあります。 そのようなクロスセクションによって表されるストレージを、 非連結 ストレージといいます (CONNECTED 属性と NONCONNECTED 属性を参照)。 次のような規則があります。 左端の境界をアスタリスクにし、 その右側の境界をアスタリスク以外のものにすると、 配列のクロスセクションは非連結ストレージになります。 例えば、A(4,*,*) は連結ストレージになりますが、A(*,2,*) はなりません。