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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ファイル編成およびアクセス・モード

ファイル編成は、順次、行順次、索引付き、相対のいずれかの形式で行うことができます。 アクセス・モードは、ファイルの編成方法ではなく、COBOL でのファイルの読み取り方法と書き込み方法を定義します。

プログラムの設計時には、ファイル編成とアクセス・モードを決定する必要があります。

次の表は、COBOL ファイルのファイル編成とアクセス・モードをまとめたものです。

表 11. ファイル編成およびアクセス・モード
ファイル編成 レコードの順序 レコードは削除または置換可能か アクセス・モード
順次 レコードが書き込まれた順序 レコードは削除できないが、そのスペースを同じ長さのレコードに再利用することが可能 順次のみ
行順次 レコードが書き込まれた順序 いいえ 順次のみ
索引付き キー・フィールドによる照合シーケンス はい 順次、ランダム、または動的
相対 相対レコード番号の順序 はい 順次、ランダム、または動的

ファイル管理システムは、入出力装置からの入出力要求とレコード検索を処理します。

関連概念
順次ファイルの編成
行順次ファイル編成
索引付きファイル編成
相対ファイル編成
順次アクセス
ランダム・アクセス
動的アクセス

関連タスク
ファイル編成およびアクセス・モードの指定

関連参照
ファイル入出力に関する制限


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