Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


IGZTUNE に代わるもの

スペース調整 CSECT IGZETUN をアセンブルすることによって生成された CSECT が ロード・モジュール内で検出されると、警告レベル・メッセージが発行され、この CSECT は使用されません。その他の言語環境プログラム機能は、リンク・エディット時ではなく実行時にストレージ管理能力を提供し ます。

注: IGZETUN を使用するアプリケーションの場合、警告レベル・メッセージを抑制する方 法およびそのメッセージを言語環境プログラムの MSGFILE に書き込むときのオーバーヘッドについて は、CEEWUCHA の使用を参照してください。
これは、以下の 5 つのストレージ管理ランタイム・オプションを使用することに よって行われます。
HEAP
WORKING-STORAGE、EXTERNAL データ、および EXTERNAL ファイル情報のような ユーザー・データのためのヒープ・ストレージを管理します。
ANYHEAP
言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるヒープ・ストレー ジ (どこにでも置くことができ、制御ブロック用に使用することができる) を管理します。
BELOWHEAP
言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるヒープ・ストレー ジ (16MB 境界より下に置かれ、制御ブロックおよび入出力バッファー用に使用される) を 管理します。
STACK
言語環境プログラム、LOCAL-STORAGE SECTION 内の COBOL データ項目、および COBOL ライブラリー・ル ーチンによって使用されるスタック・ストレージ (動的ストレージ域 (DSA) 用に使用するこ とができる) を管理します。
LIBSTACK
言語環境プログラムおよび COBOL ライブラリー・ルーチンによって使用されるスタック・ストレー ジ (16MB 境界より下に置かれ、DSA 用に使用される) を管理します。

RPTSTG ランタイム・オプションは、ストレージ管理オプションの指定時に使用すべき最 適な値を提供します。(まず、RPTSTG オプションを使用して、プログラムまたは実行単位内で使用されたスト レージの報告書を生成することが必要です。次に、この報告書を使用して、スペース調整の目的を達成するために言語環境プログラムの 5 つのストレ ージ・オプションに指定する必要のある値を決定することができます。)

言語環境プログラムの調整オプションを指定するときには、IGZTUNE からの値を使用しないでください。これらの値は、言語環境プログラム環境内のストレージ使用の調整には適さない可能性があります。推奨される言語環境プログラムのストレージ・オプション設定値については、推奨されるデフォルトの言語環境プログラム・ランタイム・オプションの設定を参照 してください。


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