Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


年先行型、年単独型、および年末尾型の日付フィールドの使用

年先行型日付フィールドは、DATE FORMAT 指定が、YY または YYYY とその後に続く 1 つ以上の X で構成される日付フィールドです。 年単独型 日付フィールドの日付形式は YY または YYYY だけです。年末尾型日付フィールドは、 DATE FORMAT 節で 1 つ以上の X とその後に YY または YYYY を指定している日付フィールドです。

年先行型または年単独型のどちらかのタイプの 2 つの日付フィールドを比較するとき、その 2 つの日付には互換性がなければなりません。すなわち、その 2 つは、年以外の文字の数は同じでなければなりません。年部分の桁数は同じである必要はありません。

年末尾型の日付形式は日付の表示によく使われますが、コンピューターにとってはあまり便利ではありません。それは、日付の中で最も比重の大きい部分である年が日付表現における比重の小さい部分になるからです。

使用している DFSORT (または等価の製品) のバージョンに適切な機能が備わっている場合、年末尾型日付は、SORT または MERGE ステートメントではウィンドウ表示キーとしてサポートされます。ソートおよびマージの操作以外で機能的な年末尾型日付フィールドのサポートは、等しいか等しくないかの比較とある種の代入操作のみに限られます。 オペランドは、日付形式が同一 (年末尾型) の日付であるか、または日付と非日付でなければなりません。コンパイラー自体には、年末尾型日付の操作のための自動ウィンドウ操作機能は含まれていません。年末尾型日付の算術演算など、サポートされていない方法で使用されると、コンパイラーはエラー・レベル・メッセージを提供します。

年末尾型日付のためのより一般的な日付処理が必要な場合は、日付の年部分を分離して処理する必要があります。

例: 年先行型日付フィールドの比較


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