Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


DBCS 文字を含むユーザー定義語

以下に、DBCS文字からユーザー定義語を形成する場合の規則を示します。

含まれる文字
DBCS のユーザー定義語は 2 バイト文字のみを含むことができ、1 つ以上の DBCS 文字を含んでいる必要があります。 DBCS 文字とは、A から Z、a から z、0 から 9、およびハイフン (これらの文字の DBCS 表現では最初のバイトに X'42' が 入ります) からなるセットに含まれない文字です。

DBCS のユーザー定義語には、1 バイト EBCDIC 文字に対応する文字と、1 バイト EBCDIC 文字に対応しない 文字を使用することができます。 1 バイト EBCDIC 文字に対応する DBCS 文字は、COBOL ユーザー定義語の通常の規則に従います。 つまり、文字 A から Z、a から z、0 から 9、およびハイフン (-) を使用することができます。 ハイフンは、 最初の文字または最後の文字として使用することはできません。 対応する 1 バイト EBCDIC 文字のない DBCS 文字を DBCS ユーザー定義語で使用することができます。

大文字および小文字
COBOL ワードでは、小文字の 1 バイト・エンコード文字「a」から「z」は、それぞれ対応する 1 バイト・エンコードの大文字と同じとみなされます。 DBCS エンコードの大文字と小文字は同じではありません。
値の範囲
DBCS ユーザー定義語には、どちらのバイトでも、X'41' から X'FE' の値の文字を含めることができます。
最大長
14 文字。
継続
DBCS 文字で形成されるワードは、複数行にまたがって続けることはできません。
シフトアウト文字およびシフトイン文字の使用
DBCS ユーザー定義語はシフトアウト文字で始まり、シフトイン文字で終わります。

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