Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


NOCMPR2

NOCMPR2 のもとでは、非数字項目との比較演算では、位取りされた数値項目の実際の 文字表現または文字値が使用されます。位取りされた数値項目の文字値には、記号 P で指定された桁位置は含まれません。これらの桁位置は無視され、オペランドのサイズとしては数えられません。

以下に例を示します。
01  NUM    PIC 99PP  VALUE 2300.
01  ALPHA1 PIC XX    VALUE "23".
01  ALPHA2 PIC XXX   VALUE "23".
01  ALPHA3 PIC XXXX  VALUE "2300".

    IF NUM EQUAL ALPHA1 DISPLAY "ALPHA1".
    IF NUM EQUAL ALPHA2 DISPLAY "ALPHA2".
    IF NUM EQUAL ALPHA3 DISPLAY "ALPHA3".

                   CMPR2              NOCMPR2

Results            ALPHA3             ALPHA1
displayed                             ALPHA2

この例では、NOCMPR2 のもとでは、NUM の文字値には 2 つの桁位置しかありません。ALPHA2 のような長さの異なる非数字項目と NUM を比較する場合、短いほうのオペラン ド (NUM) に、他方のオペランドと同じ長さになるようにブランクが埋め込まれます。


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