SYSPRINT または他の PRINT ファイルからのデータは、一般的に、 端末でページの形にフォーマットされません。PAGE オプション、LINE オプション、およびフォーマット項目については、 常に、3 行がスキップされます。 通常、ENDPAGE 条件が発生することはありません。SKIP(n) では、n の値が 3 より 大きい場合も、3 行だけスキップされます。SKIP(0) はバックスペースによってインプリメントされるので、 バックスペース機能の備わっていない端末で使用してはなりません。
PRINT ファイルは、ユーザー・プログラムにタブ制御テーブルを挿入する ことによって、ページの形にフォーマット設定することができます。 このテーブルは PLITABS という名前でなければならず、また、テーブルの内容 は タブ制御テーブルの指定変更で説明されています。 ユーザーは、エレメント PAGELENGTH を必要なページ長、すなわち印刷可能な最大行数で表された、各ページを印刷する用紙の長さに初期化しなければなりません。エレメント PAGESIZE は、各ページに印刷しようとする実際の行数に 初期化しなければなりません。 PAGESIZE に指定した行数をページに印刷し終わると、ENDPAGE 条件が生じますが、 これに対する標準システム動作は、PAGELENGTH から PAGESIZE を引いた値に等しい行数を スキップし、その後で次ページの印刷を開始することです。 標準以外のレイアウトの場合は、PLITABS 内の他のエレメントを、図 14 で示されている値に 初期化しなければなりません。PLITABS を使って、リスト指示およびリスト指示出力の タブ位置を変更することもできます。ILC アプリケーションで改ページをフォーマット設定する 必要があるとき、SYSPRINT の代わりに PLITABS を使用することができます。 改ページを制御するには、PAGESIZE を 32767 に 設定して、PUT PAGE ステートメントを使用します。
端末の中にはタブ設定機能を備えたものもありますが、 リスト指示およびリスト指示出力では、常に、 ブランク文字を伝送することによってタブが設定されます。