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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


CURRENCY

CURRENCY オプションを使用すれば、COBOL プログラムで使用する代替のデフォルト通貨記号を指定することができます。 (デフォルトの通貨記号はドル記号 ($) です。)

CURRENCY オプションの構文
構文図を読む構文図をスキップする   .-NOCURRENCY--------.  
>>-+-------------------+---------------------------------------><
   '-CURRENCY(literal)-'  
 

デフォルト: NOCURRENCY

省略形: CURR|NOCURR

NOCURRENCY を指定すると、代替のデフォルト通貨記号が使用されません。

デフォルト通貨記号を変更するには、CURRENCY(literal) を指定します。ここで、literal は、単一文字を表す有効な COBOL 英数字リテラル (オプションで 16 進リテラル) です。以下のリストに示すリテラルを指定することはできません。

プログラムが 1 つの通貨タイプしか処理しない場合には、CURRENCY SIGN 文節の代わりに CURRENCY オプションを使用して、プログラムの PICTURE 文節で使用する通貨記号を指定できます。プログラムで複数の通貨タイプを処理する場合は、CURRENCY SIGN 文節と WITH PICTURE SYMBOL 句を併用して、異なる通貨記号タイプを指定しなければなりません。

CURRENCY オプションと CURRENCY SIGN 文節の両方をプログラムで使用した場合は、CURRENCY オプションの方が無視されます。CURRENCY SIGN 文節で指定した通貨記号を、PICTURE 文節で使用することができます。

NOCURRENCY オプションが有効なときに、CURRENCY SIGN 文節を省略すると、通貨記号の PICTURE 記号としてドル記号 ($) が使用されます。

区切り文字: CURRENCY オプション・リテラルは、QUOTE|APOST コンパイラー・オプションの設定に関係なく、単一引用符または二重引用符で区切ることができます。


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