Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


最適化

生成されたコードの効率を改善するには、OPTIMIZE コンパイラー・オプションを 使用することができます。

OPTIMIZE によって COBOL 最適化プログラムは以下の最適化を実行します。

含まれているプログラム・プロシージャーの統合

含まれているプログラムのプロシージャーの統合では、含まれているプログラム・コードが、含まれているプログラムへの CALL に置き換わります。 結果として生じるプログラムは、CALL リンケージのオーバーヘッドもなく、より線形の制御フローとなり、より速く実行されます。

プログラム・サイズ: 含まれているプログラムを複数の CALL ステートメントが呼び出している場合、それぞれのプログラムがこのような各ステートメントと置き換わるのであれば、含まれているプログラムが相当大きくなる可能性があります。最適化プログラムはこの増加を 50 % 以内に制限し、それ以降はプログラムを統合しません。これにより最適化プログラムはその CALL ステートメントに、最適化の次善の策を選択します。リンケージのオーバーヘッドは命令 2 つほどにすることができます。

到達不能コード: この統合の結果として、含まれている 1 つのプログラムが何回も繰り返されることがあります。その後の最適化はプログラムの各コピーで進められるため、コードのコピー先のコンテキストによっては、到達不能な部分が検出されることがあります。

関連概念
テーブル参照の最適化

関連参照
OPTIMIZE


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)