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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


メインフレーム上で実行するコードの作成

IBM COBOL for Windows を使用して新しいアプリケーションを記述すると、Windows ベースのワークステーションを使用した場合の生産性と柔軟性が向上します。 ただし、IBM メインフレーム COBOL でサポートされていない言語機能は使用しないようにする必要があります。

IBM COBOL for Windows がサポートしている言語機能の中には、IBM メインフレーム COBOL コンパイラーでは対応していないものもあります。 メインフレーム上で実行するコードを Windows ベースのワークステーション上で作成する場合は、次の機能を使用しないでください。

下の各コンパイラー・オプションは、メインフレーム・コンパイラーでは使用できません。 コードをメインフレームに移植する場合は、ソース・コードに次のどのオプションも使用しないでください。

Windows と他のファイル・システムではファイル命名規則が異なることに注意してください。 ソース・プログラム内でファイル名をハードコーディングすることは避けてください。この代わりに、各プラットフォーム上で定義する簡略名を使用して、これをメインフレームの DD 名または環境変数にマップします。その後、プログラムをコンパイルして、ソース・コードに変更を加えずにファイル名の変更に対応することができます。

特に、次の言語エレメントでのファイル参照方法を検討してください。

メインフレーム上のマルチスレッド・プログラムは再帰的でなければなりません。 したがって、プログラムをメインフレームに移植して、それをマルチスレッド環境で実行できるようにしたい場合は、ネストされたプログラムをコーディングしないでください。


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