Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


COBOL ステートメントと国別データ

PROCEDURE DIVISION および以下の表に示すコンパイラー指示ステートメントで、国別データを使用できます。

表 18. COBOL ステートメントと国別データ
COBOL ステートメント 国別にできるもの コメント 詳細の参照先
ACCEPT identifier-1, identifier-2 identifier-1 は、入力がターミナルからのものである場合にのみ、 ランタイム・ロケールで示されたコード・ページから変換されます。 画面またはファイルからの入力の割り当て (ACCEPT)
ADD ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。   COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用
CALL identifier-2identifier-3identifier-4identifier-5; literal-2literal-3   データの受け渡し
COMPUTE identifier-1 は、USAGE NATIONAL を持つ数値または数字編集 にすることができます。 arithmetic-expression は、 USAGE NATIONAL を持つ数値項目を含むことができます。   COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用
COPY . . . REPLACING REPLACING 句の operand-1operand-2   コンパイラー指示ステートメント
DISPLAY identifier-1 identifier-1 は、現在のロケールに関連付けられたコード・ページに変換されます。 画面上またはファイル内での値の表示 (DISPLAY)
DIVIDE ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。identifier-3 (GIVING) お よび identifier-4 (REMAINDER) は、USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。   COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用
INITIALIZE identifier-1REPLACING 句の identifier-2 また は literal-1 REPLACING NATIONAL または REPLACING NATIONAL-EDITED を指定する場合、identifier-2 ま たは literal-1 は、identifier-1 への移動における送信オペランドとして有効でなければなりません。 例: データ項目の初期化
INSPECT ID はすべてリテラルです。(TALLYING 整数データ項目である identifier-2USAGE NATIONAL を持つことができます。) これらのいずれか (TALLYING ID である identifier-2 を除く) が USAGE NATIONAL を持っている場合、すべてが国別でなければなりません。 データ項目の計算および置換 (INSPECT)
INVOKE identifier-2 または literal-1 としてのメソッド名。BY VALUE 句の identifier-3 または literal-2   メソッドの呼び出し (INVOKE)
MERGE NCOLLSEQ(BIN) を指定した場合はマージ・キー COLLATING SEQUENCE 句は適用されません。 ソートまたはマージ基準の設定
MOVE 送り出し側と受け取り側の両方、または受け取り側のみ 有効な MOVE オペランドについては、暗黙変換が実行されます。 基本データ項目への値の割り当て (MOVE)

グループ・データ項目への値の割り当て (MOVE)

MULTIPLY ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。   COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用
SEARCH ALL (二分探索) キー・データ項目とその比較対象の両方 キー・データ項目とその比較対象は、比較規則に従って互換性がなければなりません。 比較対象がクラス国別である場合、キーもそうでなければなりません。 二分探索 (SEARCH ALL)
SORT NCOLLSEQ(BIN) を指定した場合はソート・キー COLLATING SEQUENCE 句は適用されません。 ソートまたはマージ基準の設定
STRING ID はすべてリテラルです。 (POINTER 整数データ項目である identifier-4USAGE NATIONAL を持つことができます。) identifier-3 (受信データ項目) が国別である場合、すべての ID およびリテラル (POINTER ID である identifier-4 を除く) は国別でなければなりません。 データ項目の結合 (STRING)
SUBTRACT ID はすべて USAGE NATIONAL を持つ数値項目にすることができます。 identifier-3 (GIVING) は、 USAGE NATIONAL を持つ数字編集にすることができます。   COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用
UNSTRING ID はすべてリテラルです。 (identifier-6 および identifier-7 (それぞれ COUNT および TALLYING 整数データ項目) は USAGE NATIONAL を持つことができます。) identifier-4 (受信データ項目) が USAGE NATIONAL を持っている場合、送信データ項目およびそれぞれの区切り文字は USAGE NATIONAL を持っている必要があり、それぞれのリテラルは国別でなければなりません。 データ項目の分割 (UNSTRING)
XML GENERATE identifier-1 (生成された XML 文書)、identifier-2 (ソース・フィールド (1 つまたは複数))   XML 出力の生成
XML PARSE identifier-1 (XML 文書) XML-NTEXT 特殊レジスターには、構文解析時に国別文字文書フラグメントが入ります。  XML 入力の処理

関連タスク
数値データの定義
数値データの表示
COBOL での国別データ (Unicode) の使用
国別 (UTF-16) データの比較

関連参照
NCOLLSEQ
データのクラスおよびカテゴリー (「COBOL for Windows 言語解説書」)


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)