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COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


小数点付き 10 進数図の読み方

小数点付き 10 進数フォーマットでは、各構文エレメントは別々の線上に書かれます。複数の構文エレメントが常に一緒に存在する (または常にいずれも存在しない) 場合、単一の複合コマンド構文エレメントと考えることができるため、それらは同一線上に現れることがあります。

各線は小数点付き 10 進数番号で始まります (例えば、33.1、または 3.1.1)。これらの番号を正しく聞き取るために、ご使用のスクリーン・リーダーを句読点を読み取るように確実に設定してください。同じ小数点付き 10 進数番号を持つすべての構文エレメント (例えば、番号 3.1 を持つすべての構文エレメント) は、相互に代替にはなりません。例えば、3.1 USERIDという線と 3.1 SYSTEMID という線を聞き取った場合、構文には USERID または SYSTEMIDのいずれか (両方ではなく) が含まれる可能性のあることが分かります。

小数点付き 10 進数による番号付けレベルは、ネストのレベルを示します。例えば、小数点付き 10 進数番号 3 が付いた構文エレメントに、小数点付き 10 進数番号 3.1 が付いた一連の構文エレメントが続く場合、3.1 の番号が付いた構文エレメントは、3 の番号が付いた構文エレメントに従属します。

構文エレメントのストリングを分離するコンマなどの文字は、構文内でそれが分離する項目の直前に示されます。これらは、各項目と同じ線上に、または関連項目と同じ小数点付き 10 進数番号を持つ別々の線上に出現する可能性があります。線には、構文エレメントに関する情報を提供する別の記号が表示されることもあります。これらの記号については、下記で説明します。例えば、5.1* ,5.1 LASTRUN5.1 DELETE の各線は、複数の構文エレメント LASTRUN および DELETE を使用している場合には、それらをコンマで分離する必要があることを意味します。分離文字が指定されていない場合は、各構文エレメントの分離にはブランクを使用すると考えてください。

構文エレメントの前に % 記号がある場合、これは別のどこかで定義された参照を示します。% に続くストリングは、リテラル以外の、構文フラグメントの名前です。例えば、2.1 %OP1 という線は、この時点で別の構文フラグメント OP1 を参照する必要があることを意味します。この例の場合の構文では、OP1 はいくつかのオプションのリストを提供します。

構文エレメントに関する情報を追加するため、特定のワードおよび記号が小数点付き 10 進数番号の次に使用されます。場合によっては、これらのワードや記号はエレメント自身の先頭に出現することがあります。識別しやすいように、ワードまたは記号が構文エレメントの一部である場合には、その前にエスケープ文字 ¥ (円記号) が付きます。例えば、* 記号を小数点付き 10 進数番号の次に使用すると、この構文エレメントを繰り返えすことができることを意味します。構文エレメントが実際に * 記号で始まる場合 (例えば、ドット 10 進番号 3 の付いた * FILE)、これはフォーマット 3 \* FILE で示されます。フォーマットが 3* FILE であれば、繰り返すことのできる構文エレメント FILE があることを意味します。フォーマットが 3* \* FILE であれば、これは、繰り返すことのできる構文エレメント * FILE が存在することを意味します。

小数点付き 10 進数番号の次に使用されるワードおよび記号は、以下のとおりです。

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