Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

ストリーム指向データ伝送

データ伝送ステートメント
GET ステートメント
PUT ステートメント
データ伝送ステートメントのオプション
COPY オプション
データ指定オプション
FILE オプション
LINE オプション
PAGE オプション
SKIP オプション
STRING オプション
データ・リスト項目の伝送
データ・ディレクティブのデータ指定
データ・ディレクティブ・データの制限
データ・ディレクティブ・データの構文
GET データ・ディレクティブ
PUT データ・ディレクティブ
編集ディレクティブのデータ指定
GET 編集ディレクティブ
PUT 編集ディレクティブ
FORMAT ステートメント
リスト・ディレクティブ・データ指定
リスト・ディレクティブ・データの構文
GET リスト・ディレクティブ
PUT リスト・ディレクティブ
PRINT 属性
ストリーム入出力での DBCS データ

この章では、ストリーム指向データ伝送に使用される入出力ステートメントを説明します。 ストリーム指向データ伝送とレコード単位データ伝送の両方に適用される機能 (ファイル、ファイル属性、ファイルのオープンとクローズなど) については、入出力で説明しています。

ストリーム指向データ伝送では、データ・セットは、文字フォーマット、グラフィック・フォーマット、または混合フォーマットのデータ値の連続するストリームとして処理されます。 プログラムでは、一般的にレコード境界が無視されます。 ただし、データ・セットは一連のデータ行から構成されていると見なされるので、ストリーム指向データ伝送によって作成またはアクセスされるデータ・セットにはそれぞれ、行のサイズが対応しています。 通常、1 行はデータ・セットの 1 レコードと同じですが、行サイズは必ずしもレ コード・サイズと同じではありません。

ストリーム指向データ伝送ステートメントで FILE オプションを指定する代わりに STRING オプションを指定すれば、内部でデータを移動させることができます。 STRING オプションを指定したときは入出力操作ではありませんが、この章では STRING オプションの使用方法も説明します。

ストリーム指向データ伝送は、リスト・ディレクティブ伝送、データ・ディレクティブ伝送、編集ディレクティブ伝送の 3 種類に分けられます。

リスト・ディレクティブ・データ伝送
データ・リスト項目の値が伝送されます。ストリーム内の値のフォーマットを指定する必要はありません。 それらの値は、外部では、ブランクまたはコンマで区切られた定数のリストとして記録されます。
データ・ディレクティブ・データ伝送
データ・リスト項目の値だけでなく、それらの名前も伝送されます。ユー ザーがストリーム内の値のフォーマットを指定する必要はありません。 たとえ DBCS データが存在しなくても、変数名に DBCS 文字が含まれる場合は、 ENVIRONMENT 属性の GRAPHIC オプションを指定する必要があります。
編集ディレクティブ・データ伝送
データ・リスト項目の値が伝送されますが、ユーザーがストリーム内の値のフォーマットを指定する必要があります。 それらの値は、外部では、フォーマット・リストに従って 1 文字ずつ (またはグラフィック 1 文字ずつ) 処理される文字または漢字ストリングとして記録されます。

以降の節では、データ伝送ステートメントとそれらのオプション、およびリス ト・ディレクティブ・データ、データ・ディレクティブ・データ、編集ディレクティブ・データの指定方法について説明し ます。 2 バイト文字の使用方法については、ストリーム入出力での DBCS データを参照してください。


Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)