ファイル状況キーは、プログラムのエラーが、ストレージ・メディアで起こっている入出力エラーによるものかどうかを判別するのに役立ちます。
ファイル状況キーをデバッグ・エイドとして使用するためには、各入出力ステートメントの後で、 状況キーの値がゼロ以外かどうか検査します。値がゼロでない (エラー・メッセージで報告される) 場合には、プログラム内の入出力プロシージャーのコーディングを調べる必要があります。状況キーの値に基づいてエラーを訂正するためのプロシージャーを組み込むこともできます。
問題がプログラムの入出力プロシージャーにあると判断した場合は、USE EXCEPTION/ERROR 宣言を組み込んで、問題のデバッグに役立てることができます。その後、ファイルのオープンに失敗すると、適切な EXCEPTION/ERROR 宣言が実行されます。適切な宣言とは、ファイルに固有なもの、あるいはオープン属性 (INPUT、OUTPUT、I-O、または EXTEND) 用に提供されたものです。
それぞれの USE AFTER STANDARD ERROR ステートメントは、PROCEDURE DIVISION の DECLARATIVES キーワードの後のセクションにコーディングします。
関連タスク
ERROR 宣言のコーディング
ファイル状況キーの使用
関連参照
状況キー
(「COBOL for Windows 言語解説書」)