| 0 | すべてのコードが CCCA によってエラーなしで移行され、Enterprise COBOL のもとで 正しくコンパイルされる |
| 1 ~ 3 | 中程度のテストが必要 |
| 4 | CCCA と、おそらく手動移行が必要 |
| 5 ~ 6 | 中程度から高度の調整が必要 |
| 7 ~ 8 | 高度の調整が必要 |
| 9 | 非常に高度の調整が必要 |
| 10 | モジュールの書き直しが必要 |
上記の複雑度 (またはユーザーが独自に定義した複雑度) に基づいて、プログラム内の 各属性に複雑度を割り当てることができます。示された複雑度の中で最も高いものを、そのプログラム全体の複雑度とし て使用してください。アプリケーションの場合は、そのアプリケーション内で最も高い複雑度を割り当てられたプログラムの複 雑度が、アプリケーション全体の複雑度になります。
表 1 に、特定のプログラム属性の移行についての複雑度の見積もりを 示します。
| プログラム属性 | 属性の説明 | 複雑度 | ||
|---|---|---|---|---|
| ソース・コードの行数 | 1000 以下 | 0 | ||
| 5000 ~ 10,000 | 3 | |||
| 10,000 ~ 20,000 以上 | 5 | |||
| 固定ファイル属性の不一致 (FS 39)1 | 4 | |||
| CMPR2 を指定して VS COBOL II 以上でコンパイルされたプログラム | コンパイラー・オプション CMPR2 はサポートされない | 1 | C | |
| COBOL 74 標準の COPY ライブラリー・メンバー | 1 | M | C | |
| ANS COBOL V4 の COPY ライブラリー・メンバー | 1 ~ 10 | 2 | M | C |
| 10 ~ 20 | 5 | M | C | |
| 20 以上 | 6 | M | C | |
| 安定度 | 変更の計画がないプログラム | 0 | ||
| 年 2 回変更されるプログラム | 3 | |||
| 毎月またはより頻繁に変更されるプログラム | 8+ | |||
| アクセスされるファイルの数 | 1 ~ 3 | 1 | M | C |
| 3 ~ 5 | 2 | M | C | |
| 6 以上 | 3 | M | C | |
| ソース・コードなしのモジュール | 書き直しが必要なモジュール | 102 | ||
| アップグレードの必要がないモジュール | 6 | |||
| CICS マクロ・レベル・プログラム | 103 | |||
| 完全版 ANS COBOL V4 コンパイラー (以前のコンパイラー) でコンパイルしたプログラム | 4 | C | ||
| OS/VS COBOL リリース 2 コンパイラーによるコンパイル | LANGLVL(2) 手動変更なし | 1 | M | C |
| LANGLVL(1) 手動変更なし | 1 | M | C | |
| LANGLVL(2) 手動変更あり | 4 | M | C | |
| LANGLVL(1) 手動変更あり | 4 | M | C | |
| 結果が変わる言語の使用 | 複合 OCCURS DEPENDING ON | 4 | C | |
| 簡略複合比較条件 | 6 | M | ||
| 浮動小数点演算 | 6 | M | ||
| 指数 | 6 | M | ||
| 符号付きデータ | 2 | |||
| バイナリー・データ | 2 | |||
| 使用されるアクセス方式 | ISAM4 | 10 | M | C |
| BDAM | 10 | C5 | ||
| TCAM | 10 | |||
| 報告書作成プログラム言語の使用 (報告書作成プログラム・プリコンパイラーを使用しな い場合) | 6 | M | C | |
| 報告書作成プログラム言語の使用 (報告書作成プログラム・プリコンパイラーを使用する 場合) | 0 | |||
| CICS | 4 | |||
M の印が付いているカテゴリーについては、OS/VS COBOL の MIGR オプショ ンを使用して情報を収集することができます。C の印が付いているカテゴリーについては、COBOL 移行ツール (CCCA) を使用し て情報を収集することができます。