EDIT データ指定の構文については、データ指定オプションを参照してください。
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反復因数は、関連づけられたフォーマット項目またはフォーマット・リストが、連続して n 回使用されることを指定します。 ゼロまたは負数の反復因数は、対応するフォーマット項目またはフォーマット・リストをスキップ し、使用しないことを表します (そのデータ・リスト項目は次のデータ・フォーマット項目に関連付けられます)。
反復因数を式で表したときは、その式が計算され、整数に変換されます。この計算と変換は、一組の繰り返しにつき 1 回だけ行われます。
反復因数に対応するフォーマット項目またはフォーマット・リストは、反復因数のすぐ右に書かれている項目または項目リストです。
最初のデータ・フォーマット項目は最初のデータ・リスト項目に、2 番目のデータ・フォーマット項目 は 2 番目のデータ・リスト項目に、というように対応づけられます。 フォーマット・リスト内のデータ・フォーマット項目の数が、関連データ・リスト内の項目の数 より少ないときは、そのフォーマット・リストが再使用されます。 余分なフォーマット項目は無視されます。
たとえば、フォーマット・リスト内に 5 つのデータ・フォーマット項目があり、関連データ・リス トでは、10 個の項目を伝送することを指定したとします。 このとき、データ・リスト内の 6 番目の項目は最初のデータ・フォーマット項目に対応づけられます (以下同様)。 フォーマット・リスト内に 10 個のデータ・フォーマット項目があり、関連データ・リストには 5 つの項目しかないとすれば、 6 番目から 10 番目までのフォーマット項目は無視されます。
制御フォーマット項目が検出されると、制御処置が実行されます。
PAGE 制御フォーマット項目と LINE 制御フォーマット項目は、PRINT ファイルの場合にのみ使用でき、 したがって PUT ステートメント内でだけ使用できます。 SKIP、COLUMN、および X フォーマット項目は、入力のときも出力のときも使用できます。
フォーマット項目 PAGE、SKIP、および LINE はそれぞれ、PUT ステート メント (SKIP の場合は GET ステートメントも) の対応するオプションと同じ働きをします。 ただし、フォーマット項目は、フォーマット・リストで検出されたときに効力を生じますが、オプションは、 データが伝送される前に効力を生じる点が異なっています。
COLUMN フォーマット項目は、GET STRING ステートメントまたは PUT STRING ステートメントで 使用することはできません。
ファイルのオープン後、最初の GET または PUT ステートメントで 制御フォーマット項目を指定したときの効果については、OPEN ステートメントを 参照してください。
変数の中に読み込まれた値を、同じデータ・リスト内の後方にある別の変数に対応するフォーマット項目内で 使用することができます。
get edit (M,String_A,I,String_B)(F(2),A(M),X(M),F(2),A(I));
この例では、最初の 2 文字が M に割り当てられます。 この M の値は、String_A に割り当てられる文字の個数、 および I に 2 文字が割り当てられる前に無視される文字の個数を表します。 I に割り当てられた値は、String_B に割り当てられる文 字の個数を示すために使用されます。
入力処理中に変数に割り当てられた値を、後方にあるデータ項目に対応するフォーマット項目内の式で使用することができます。 フォーマット項目内の式は、そのフォーマット項目が使用されるたびに計算され、整数に変換されます。
最後のデータ・リスト項目の処理が終わると、伝送が完了します。 後続のフォーマット項目 (制御フォーマット項目も含めて) は無視されます。