この例は、DISPLAY ステートメントと USE FOR DEBUGGING 宣言を使用してプログラムをテストする際に必要となるステートメントの種類を示しています。
DISPLAY ステートメントは、端末または出力ファイルに情報を書き込みます。 USE FOR DEBUGGING 宣言は、ルーチンが実行される回数を示すカウンターと一緒に使用されます。
Environment Division.
. . .
Data Division.
. . .
Working-Storage Section.
. . . (other entries your program needs)
01 Trace-Msg PIC X(30) Value “ Trace for Procedure-Name : ”.
01 Total PIC 9(9) Value 1.
. . .
Procedure Division.
Declaratives.
Debug-Declaratives Section.
Use For Debugging On Some-Routine.
Debug-Declaratives-Paragraph.
Display Trace-Msg, Debug-Name, Total.
End Declaratives.
Main-Program Section.
. . . (source program statements)
Perform Some-Routine.
. . . (source program statements)
Stop Run.
Some-Routine.
. . . (whatever statements you need in this paragraph)
Add 1 To Total.
Some-Routine-End.
プロシージャー Some-Routine が実行されるたびに、DECLARATIVES SECTION の DISPLAY ステートメントがこのメッセージを出します。
Trace For Procedure-Name : Some-Routine 22
メッセージの終わりにある番号 22 は、データ項目 Total の累算された値で、Some-Routine が実行された回数を示しています。デバッグ宣言内のステートメントは、名前を指定されたプロシージャーが実行される前に実行されます。
DISPLAY ステートメントを使用して、プログラムの実行をトレースし、プログラム中のフローを示すこともできます。これを行うには、DISPLAY ステートメントから Total を除去し、DECLARATIVES SECTION の USE FOR DEBUGGING を次のように変更します。
USE FOR DEBUGGING ON ALL PROCEDURES.
この結果、最外部プログラムのそれぞれの非デバッグ・プロシージャーが実行される前にメッセージが表示されるようになります。