データ項目を主に算術に、または添え字として使用する場合、その項目のデータ記述項目に USAGE BINARY をコーディングしてください。 2 進データを処理する操作は、10 進データを処理する操作よりも高速で行われます。
しかし、固定小数点算術ステートメントが大きな精度 (有効数字) の中間結果を持つ場合、コンパイラーは、オペランドを パック 10 進数形式に変換したうえで、10 進数演算を使用します。 固定小数点算術ステートメントについては、コンパイラーは通常、精度が 8 桁以下にとどまる場合には、2 進オペランドを 使用した簡単な計算に 2 進数算術演算を使用します。 18 桁を超えると、コンパイラーは常に 10 進数算術演算を使用します。 9 から 18 桁の精度では、コンパイラーはいずれの形式でも使用できます。
BINARY データ項目について最も効率的なコードを作成するには、以下の特性を持たせるようにしてください。
8 桁より大きいデータ項目、あるいは DISPLAY または NATIONAL データ項目と一緒に使用されるデータ項目の場合は、PACKED-DECIMAL を使用してください。PACKED-DECIMAL データ項目で生成されるコードは、場合によっては (特にステートメントが複雑であるか、丸めを指定している場合は) BINARY データ項目で生成されるコードと同じ速さになることがあります。
PACKED-DECIMAL データ項目について最も効率的なコードを作成するには、以下の特性を持たせるようにしてください。