PICTURE 節で記述される項目の場合、基本項目のサイズは、PICTURE 文字ストリングと SIGN 節 (該当する場合) に記述された文字位置の数によってソース・コードで記述されます。 ただし、ストレージ・サイズは、その項目が実際に占有するバイト数 (PICTURE 文字ストリング、SIGN IS SEPARATE 節 (該当する場合)、および USAGE 節の組み合わせによって決定) によって決められます。
USAGE DISPLAY で記述された項目 (カテゴリーは英字、英数字、英数字編集、数字編集、数字、および外部浮動小数点) の場合、項目の PICTURE 文字ストリングと SIGN IS SEPARATE 節 (該当する場合) によって記述されたそれぞれの文字位置ごとに 1 バイトのストレージが予約されます。
USAGE DISPLAY-1 で記述される項目 (カテゴリー DBCS) の場合は、項目の PICTURE 文字ストリングによって記述されたそれぞれの文字位置ごとに 2 バイトのストレージが予約されます。
USAGE NATIONAL で記述される項目 (カテゴリーは国別、国別編集、数字編集、数字、および外部浮動小数点) の場合、項目の PICTURE 文字ストリングと SIGN IS SEPARATE 節 (指定されている場合) によって記述されたそれぞれの文字位置ごとに 2 バイトのストレージが予約されます。
内部浮動小数点項目の場合、その USAGE 節によってストレージ内の項目のサイズが決められます。USAGE COMPUTATIONAL-1 はその項目のために 4 バイトのストレージを予約し、 USAGE COMPUTATIONAL-2 は 8 バイトのストレージを予約します。
通常、算術項目をあるフィールドからそれより短いフィールドへ移動する場合、コンパイラーは先行桁の切り捨てによって、短いほうの項目の PICTURE 文字ストリングで表されている桁数に合わせてデータを切り捨てます。 例えば、送り出しフィールドに PICTURE S99999 と指定されていて、その値が +12345 である場合に、 そのデータが PICTURE S99 と指定された BINARY の受け取りフィールドに移動されるとすると、 そのデータは切り捨てられて +45 になります。追加情報については、USAGE 節を参照してください。
TRUNC コンパイラー・オプションは、2 進数字項目に影響を及ぼすことがあります。TRUNC については、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。