Enterprise COBOL バージョン 3 と比較すると、Enterprise COBOL バージョン 4 では、XML PARSE のサポートが新たに導入されました。 特に、z/OS システム・サービスの XML パーサーは現在、COBOL ランタイム・ライブラリーの一部である XML パーサーの代替としてサポートされています。
Enterprise COBOL バージョン 4 では、XMLPARSE コンパイラー・オプションが新しく導入されました。これによって、以下のように XML PARSE ステートメントで使用するパーサーを制御することができます。
XML PARSE ステートメントを使用する Enterprise COBOL バージョン 3 プログラムを変更して Enterprise COBOL バージョン 4 にアップグレードする必要はありません。コンパイラー・オプションの XMLPARSE(COMPAT) を指定してください。
コンパイラーのデフォルトは XMLPARSE(XMLSS) なので、互換性のある動作が必要な場合は XMLPARSE(COMPAT) を指定してください。
XMLPARSE(XMLSS) を使用するように変更する場合は、XML PARSE ステートメントを使用する Enterprise COBOL バージョン 3 プログラムを変更する必要があります。
ご使用の Enterprise COBOL バージョン 3 プログラムをマイグレーションして XMLPARSE(XMLSS) を使用するには、XMLPARSE(XMLSS) が有効なときに発生する、新規に変更され、停止された、XML 構文解析イベントを反映するようにプログラムを変更してください。