Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


既存のアプリケーションのリンク・エディット

既存のアプリケーションのうち、言語環境プログラムとリンク・エディットすることが必要であるもの、またはそのことから利益を得るものを判別した後、正しいライブラリー名を指定する必要が あります。言語環境プログラムのリンク・エディット・ライブラリーは、非 CICS アプリケーションの場合と CICS アプ リケーションの場合とで同じです。

言語環境プログラムの SCEELKED を SYSLIB 連結に組み込んでください。

NCAL: NCAL リンケージ・エディター・オプションを指定してリンク・エディットする 場合は、SCEELKED からのすべての必須ランタイム・ルーチンがロード・モジュールに 組み込まれるようにしてください。そうしなければ、予期しないエラーが発生します (一般に、プログラム・チェック)。

SCEELKED ライブラリーには、IBM 命名規則に従っていない名前、およびサブプログラム 名と対立する可能性のある名前がいくつか入っています。たとえば、静的に呼び出されるサブルーチンの名前が DUMP であり、SCEELKED がリンク・ エディット時の連結内で private サブルーチン・ライブラリーの前にある場合 は、DUMP の参照は SCEELKED 内で解決されることになります。この例で、FORTRAN ルーチン AFHUDUMS がリンク・エディットされると、その結果、ユーザーは誤りの結果を得るか、機能が消失するか、またはパフォーマンスが低下する 可能性があります。(別の共通名は ABORT で、これは EDC4$05C (C ランタイム・ライブラリー・ルーチン) の 入り口点です。)

これらの問題を回避するための方法が 2 つあります。
言語環境プログラムとのリンク・エディットが必要なアプリケーションを判別するには、以下のいずれかを参照してください。

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