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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ASCII DBCS ストリングと EBCDIC DBCS ストリングの違いの処理

DBCS 文字を含む英数字データ項目のメインフレーム動作を取得するには、 CHAR(EBCDIC) コンパイラー・オプションと SOSI コンパイラー・オプションを使用します。 ASCII DBCS 文字と EBCDIC DBCS 文字のデータ表現の違いによる問題を避けるには、CHAR(EBCDIC) コンパイラー・オプションを使用します。

英数字データ項目では、メインフレームの 2 バイト文字ストリング (EBCDIC DBCS 文字を含む) はシフト・コードで囲まれますが、Windows ベースのワークステーションのマルチバイト文字ストリング (ASCII DBCS 文字を含む) はシフト・コードではエンコードされません。 また、同じ文字の表現に使用される 16 進値も異なります。

DBCS データ項目で、メインフレームの 2 バイト文字ストリングはシフト・コードで囲まれませんが、文字を表すために使用される 16 進値は、 ワークステーションのマルチバイト・ストリングで同じ文字を表すために使用される 16 進値とは異なります。

大半のプログラムでは、これらの違いがあっても移植に問題はありません。ただし、プログラムが、マルチバイト・ストリングの 16 進値に依存する場合や、英数字ストリングに 1 バイト文字とマルチバイト文字が混在することを期待する場合は、コーディングの方法に注意してください。

関連参照
CHAR
SOSI


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