Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


日付関連診断メッセージの分析および回避

DATEPROC(FLAG) コンパイラー・オプションが有効である場合、日付フィールドを定義または参照しているすべてのステートメントについて、コンパイラーは診断メッセージを作成します。

コンパイラー生成のすべてのメッセージと同じく、日付関連の各メッセージも以下の重大度レベルの 1 つを持っています。

MLE メッセージを最も簡単に使用するには、FLAG オプション設定を使用してコンパイルします。これによって、ソース・リストの中でメッセージの参照する行の直後にメッセージが出力されるようになります。すべての MLE メッセージを表示したり、重大度によって選択したりできます。

すべての MLE メッセージを表示するには、FLAG(I,I) および DATEPROC(FLAG) コンパイラー・オプションを指定します。自分のプログラム内の日付フィールドが MLE でどのように処理されるかを理解するため、最初はすべてのメッセージを表示することをお勧めします。例えば、コンパイル・リストを使用してプログラム内のデータ使用の静的分析をしたい場合は、FLAG (I,I) を使用してください。

しかし、MLE 固有のコンパイルでは FLAG(W,W) を指定することをお勧めします。重大レベル (S レベル) エラー・メッセージとエラー・レベル (E レベル) メッセージはすべて訂正する必要があります。警告レベル (W レベル) のメッセージについては、各メッセージを調べ、以下の指針に従って、メッセージを除去するか、または回避不能なメッセージの場合はコンパイラーが正しい仮定を行うようにしなければなりません。

W レベル・メッセージが出ても気にしなければいいのですが、コードを変更して戻りコード = 0 のコンパイルを達成するのも良い方法です。

警告レベルの診断メッセージを回避するには、以下の簡単な指針に従ってください。

関連タスク
日付処理の明示的制御  
COBOL 2000 年言語拡張の手引き (日付関連診断メッセージの分析)

関連参照
日付フィールドの使用に関する制約事項 (Enterprise COBOL 言語解説書)


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