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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


組み込みの CICS 変換プログラム

CICS コンパイラー・オプションを指定して COBOL プログラムをコンパイルする場合、COBOL コンパイラーは組み込みの CICS 変換プログラムと連動して、ソース・プログラム内のネイティブ COBOL ステートメントと組み込みの CICS ステートメントの両方を処理します。

コンパイラーは、CICS ステートメントを検出したとき、およびソース・プログラム内の重要な地点で、組み込みの CICS 変換プログラムとインターフェースをとります。変換プログラムは適切な処置を行ってから、通常は、生成するネイティブ言語ステートメントを指示してコンパイラーに制御を戻します。

COBOL プログラムを cicstcl コマンドを使用してコンパイルする場合、組み込み CICS 変換プログラムを使用するには -p フラグを指定します。 cicstcl -p コマンドは、CICS コンパイラー・オプションの適切なサブオプションでコンパイラーを呼び出します。

組み込みの CICS ステートメントは、分離型の変換も引き続き可能ですが、組み込みの CICS 変換プログラムを使用することを推奨します。 分離型の変換プログラムを使用する場合に適用される一部の制約は、組み込みの変換プログラムを使用する場合には適用されません。および組み込みの変換プログラムの使用には、以下のいくつかの利点があります。

重要: 組み込みの CICS 変換プログラムを使用するには、TXSeries V6.1 (またはそれ以降) が必要です。

関連タスク
CICS のもとで実行する COBOL プログラムのコーディング

関連参照
CICS


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