この章では、VS COBOL II 言語と Enterprise COBOL 言語間の違いについて説明します。この章の情報は、Enterprise COBOL でコンパイルするためにはソースの修正が必用となる VS COBOL II プログラムを判別する上でも役立ちます。たとえば、CMPR2 オプションを指定してコンパイルされた VS COBOL II プログラムは、Enterprise COBOL が CMPR2/NOCMPR2 コンパイラー・オプションをサポートしていないので、ソースの修正が必要です。
この章では、
VS COBOL II ソース・プログラムを
Enterprise COBOL へアップグレードする際に考慮が必用な以下の項目についての情報を掲載しています。
- Enterprise COBOL でコンパイルする前にアップグレードが必用なプログラムの判別
- CMPR2 コンパイラー・オプションを指定してコンパイルされた VS COBOL II プログラムのアップグレード
- COBOL 85 標準の解釈の 3 つの小さな変更
- VS COBOL II リリース 3.0 からの ACCEPT ステートメントの変更
- 新しい予約語
- 文書化されていない VS COBOL II 拡張