Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


文字セットおよびコード・ページ

文字セット は、情報を表現するために使用される文字、数字、特殊文字、およびその他のエレメントのセットです。文字セットはコード化表現に依存しません。 コード化文字セット は文字セットのコード化表現で、各文字にはエンコード・スキームでコード・ポイント と呼ばれる数値位置が割り当てられます。コード化文字セットの例としては ASCII および EBCDIC があります。 ASCII または EBCDIC の各バリエーションは特定のコード化文字セットです。

コード化文字セットを表すために コード・ページ という用語を使用します。IBM が定義する各コード・ページは、コード・ページ名 (IBM-1252 など)、およびコード化文字セット ID (CCSID) (1252 など) によって識別されます。

Enterprise COBOL は、コード・ページ依存エレメントについてコンパイル時および実行時に使用するコード化文字セットを指定するための、次のような CODEPAGE コンパイラー・オプションを提供します。

一部の COBOL 操作では、CODEPAGE コンパイラー・オプションによって設定されたエンコード方式がオーバーライドされる場合があります。以下はその例です。

CODEPAGE コンパイラー・オプションの詳細については、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。

コード・ページを指定しない場合、デフォルトのコード・ページは IBM-1140、 CCSID 1140 になります。

国別データのエンコード方式は、CODEPAGE コンパイラー・オプションの影響を受けません。国別リテラルおよび使用法 NATIONAL で記述されたデータ項目のエンコード方式は、UTF-16BE (ビッグ・エンディアン) (CCSID 1200) になります。 本書で UTF-16 と表記するときは、UTF-16BE を指します。


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