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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


データ項目への値の割り当て

データ項目を定義した後、いつでもそれに値を割り当てることができます。 COBOL における割り当ては、その背後にある目的によって多くの形式を取ります。

表 2. プログラム内でのデータ項目の割り当て
目的 方法
データ項目または大きいデータ域に値を割り当てる。 以下のいずれかの方法を使用する。
  • INITIALIZE ステートメント
  • MOVE ステートメント
  • STRING または UNSTRING ステートメント
  • VALUE 文節 (データ項目を、プログラムが初期状態にあるときにそれに与えたい値に設定する場合)
算術の結果を割り当てる。 COMPUTEADDSUBTRACTMULTIPLY、または DIVIDE ステートメントを使用します。
データ項目内の文字または文字グループを検査または置換します。 INSPECT ステートメントを使用する。
ファイルから値を受け取る。 READ (または READ INTO) ステートメントを使用する。
システム入力装置またはファイルから値を受け取る。 ACCEPT ステートメントを使用する。
定数を設定します。 データ項目の定義内で VALUE 文節を使用し、そのデータ項目を受け取り側として使用しない。このような項目は、コンパイラーが読み取り専用の定数としての扱いを強制しなくても、実際には定数になります。
以下のいずれかのアクション。
  • テーブル・エレメントに関連付けられた値を指標に設定する
  • 外部スイッチの状況を ON または OFF に設定する
  • 条件名にデータを移動して、条件を真にする
  • POINTERPROCEDURE-POINTER、または FUNCTION-POINTER データ項目にアドレスを設定する
  • OBJECT REFERENCE データ項目にオブジェクト・インスタンスを関連付ける
SET ステートメントを使用する。

例: データ項目の初期化

関連タスク
構造の初期化 (INITIALIZE)
基本データ項目への値の割り当て (MOVE)
グループ・データ項目への値の割り当て (MOVE)
画面またはファイルからの入力の割り当て (ACCEPT)
データ項目の結合 (STRING)
データ項目の分割 (UNSTRING)
算術結果の割り当て (MOVE または COMPUTE)
データ項目の計算および置換 (INSPECT)
国際環境でのデータの処理


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