LOWER-CASE 関数は、引数のそれぞれの大文字をそれに対応する小文字に置き換えて、引数の文字が含まれた文字ストリングを戻します。
関数のタイプは、次に示すように引数のタイプに応じて異なります。
| 引数のタイプ | 関数のタイプ |
|---|---|
| 英字 | 英数字 |
| 英数字 | 英数字 |
| 国別 | 国別 |
各大文字がそれに対応する小文字に置き換えられるという点を除いては、引数-1 と同じ文字ストリングが戻されます。
引数-1 が英字または英数字クラスに属する場合は、「A」から「Z」までの大文字は対応する小文字「a」から「z」に置き換えられます。ここで「A」から「Z」の範囲と「a」から「z」の範囲は、有効になっているコード・ページにかかわらず、EBCDIC 照合シーケンスに示されているようになります。
引数-1 が国別クラスに属する場合は、各大文字は Unicode データ ベース UnicodeData.txt (www.unicode.org/ の Unicode Consortium から入手可能) の仕様に基づいて、 対応する小文字に置き換えられます。
戻される文字ストリングは、引数-1 と同じ長さになります。