Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

ストリング・データとその属性

ストリングに関する一般情報については、データ・タイプとその属性を参照してください。

BIT 属性、CHARACTER 属性、GRAPHIC 属性、および WIDECHAR 属性

BIT 属性は、ビットの変数を指定します。

CHARACTER 属性は、文字変数を指定します。 ストリングは、PICTURE 属性を使用して宣言することができます。

WIDECHAR 属性は、UTF-16 データを保持するワイド文字変数を指定します。

GRAPHIC 属性は、グラフィック変数を指定します。

BIT 属性、CHARACTER 属性、GRAPHIC 属性、および WIDECHAR の構文は、次のとおりです。

構文図を読む構文図をスキップする>>-+-BIT-------+--+-(length-+-----------------+-)-+------------->
   +-CHARACTER-+  |         '-REFER(variable)-'   |
   +-GRAPHIC---+  '-(*)---------------------------'
   '-WIDECHAR--'
 
   .-NONVARYING---.
>--+-+---------+--+--------------------------------------------><
   | '-VARYING-'  |
   '-+----------+-'
     '-VARYINGZ-'
 
表 12. ストリング・データ属性の省略形
属性 省略形
CHARACTER CHAR
GRAPHIC G
WIDECHAR WCHAR
NONVARYING NONVAR
VARYING VAR
VARYINGZ VARZ  
長さ
NONVARYING ストリングの長さ、あるいは VARYING ストリングまたは VARYINGZ ストリングの最大長を指定します。 長さは、場合に応じて、ビット、文字、ワイド文字、またはグラフィック (DBCS 文字) 単位になります。

長さは式またはアスタリスクとして指定できます。 長さが指定されていない場合には、デフォルトは 1 となります。名前のついた定数の場合には、長さは式の値の長さで判別します。

パラメーターの場合は、パラメーターが CONTROLLED であるときだけ式は有効です。 パラメーターにアスタリスクで指定すると、渡される引数から長さが取られます。

長さを式で指定すると、変数にストレージが割り振られるときにその式が計算され、 FIXED BINARY(31,0) に変換されます。変換後の値は正でなければなりません。

STATIC データの場合には、式は、制限付きの式でなければなりません。

BASED データの場合には、ストリングが構造体または共用体のメンバーであり、 かつ REFER オプションが使用されていない限り、長さは制限付き式でなければなりません。

REFER
REFER オプションに関しては、REFER オプション (自己定義データ)を参照してください。

User を長さ 15 の文字データを表すことができる変数として 宣言するステートメントを以下に示します。

  declare User character (15);

以下の例は、ビット変数の宣言を示します。

  declare Symptoms bit (64);

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