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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


Java 用の配列およびストリングの宣言

Java と通信する場合には、特別な配列クラスで配列を宣言し、jstring でストリングを宣言してください。 次の表に示されている COBOL データ型をコーディングします。

表 59. COBOL および Java で相互運用可能な配列およびストリング
Java データ型 対応する COBOL データ型
boolean[ ] オブジェクト参照 jbooleanArray
byte[ ] オブジェクト参照 jbyteArray
short[ ] オブジェクト参照 jshortArray
int[ ] オブジェクト参照 jintArray
long[ ] オブジェクト参照 jlongArray
char[ ] オブジェクト参照 jcharArray
Object[ ] オブジェクト参照 jobjectArray
String オブジェクト参照 jstring

Java とのインターオペラビリティーのためにこれらのクラスのいずれかを使用するには、 REPOSITORY 段落で項目をコーディングする必要があります。以下に、その例を示します。

Configuration section.
Repository.
    Class jbooleanArray is “jbooleanArray”.

オブジェクト配列型に対する REPOSITORY 段落記入項目では、以下のいずれかの形式の外部クラス名を指定しなければなりません。

“jobjectArray”
“jobjectArray:external-classname-2

最初のケースでは、REPOSITORY 記入項目は、配列エレメントが java.lang.Object 型のオブジェクトである配列クラスを指定しています。2 番目のケースでは、REPOSITORY 記入項目は、配列のエレメントが external-classname-2 型のオブジェクトである配列クラスを指定しています。jobjectArray 型の指定と、配列のエレメントの外部クラス名の間の分離文字として、コロンをコーディングします。

次の例は、両方のケースを示しています。例では、oa は、java.lang.Object 型のオブジェクトであるエレメントの配列を定義しています。また、aDepartment は、com.acme.Employee 型のオブジェクトであるエレメントの配列を定義しています。

Environment Division.
Configuration Section.
Repository.
    Class jobjectArray is “jobjectArray”
    Class Employee     is “com.acme.Employee”
    Class Department   is “jobjectArray:com.acme.Employee”.
. . .
Linkage section.
01 oa          usage object reference jobjectArray.
01 aDepartment usage object reference Department.
. . .
Procedure division using by value aDepartment.
. . .

例: java コマンドを使用して実行できる COBOL アプリケーション

以下の Java 配列型は現在、COBOL プログラムとの相互協調処理にはサポートされていません。

表 60. COBOL および Java で相互運用可能でない配列型
Java データ型 対応する COBOL データ型
float[ ] オブジェクト参照 jfloatArray
double[ ] オブジェクト参照 jdoubleArray

関連タスク
クラス定義用の REPOSITORY 段落


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