Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


共通ヘッダー・セクション

次の表は、すべてのレコード・タイプに共通するヘッダー・セクションの形式を示しています。 MVS および VSE の場合、各レコードの前に 4 バイトの RDW (レコード記述子ワード) が置かれます。この RDW は通常、アクセス方式によってのみ使用され、ダウンロード・ユーティリティーによって、ストリップされます。

表 1. SYSADATA 共通ヘッダー・セクション
フィールド サイズ 説明
言語コード XL1
16
高水準アセンブラー
17
すべてのプラットフォームの COBOL
40
サポートされるプラットフォームの PL/I
レコード・タイプ HL2 以下のいずれかのレコード・タイプ。
X'0000'
ジョブ識別レコード 1
X'0001'
ADATA 識別レコード
X'0002'
コンパイル単位の開始/終了レコード
X'0010'
オプション・レコード 1
X'0020'
外部シンボル・レコード
X'0024'
構文解析ツリー・レコード
X'0030'
トークン・レコード
X'0032'
ソース・エラー・レコード
X'0038'
ソース・レコード
X'0039'
COPY REPLACING レコード
X'0042'
記号レコード
X'0044'
記号相互参照レコード
X'0046'
ネストされたプログラム・レコード
X'0060'
ライブラリー・レコード
X'0090'
統計レコード 1
X'0120'
EVENTS レコード
関連データ・アーキテクチャー・レベル XL1
3
ヘッダー構造の定義レベル
フラグ XL1
.... ..1.
ADATA レコード整数は、リトル・エンディアン (Intel) 形式です
.... ...1
このレコードは、次のレコードに続行されます
1111 11..
将来の利用のために予約済み
関連データ・レコード・エディション・レベル XL1 特定のレコード・タイプの新規形式を表すために使用され、通常は 0 です
予約済み CL4 将来の利用のために予約済み
関連データ・フィールド長 HL2 ヘッダーの後に置かれるデータの長さ (バイト単位)
  1. バッチ・コンパイル (一連のプログラム) が ADATA オプションで実行されるときには、それぞれのコンパイルごとに、複数ジョブ識別、オプション、および統計レコードがあります。

12 バイト・ヘッダーのマッピングには、MVS および VSE のアクセス方式が必要とする、可変長レコード記述子ワードに使用される領域は組み込まれません。


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