Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


例: 年の分離

次の例は、DDMMYY という形式である日付フィールドの年部分を切り離すにはどうすればよいとかを示しています。

03  Last-Review-Date Pic 9(6).
03  Next-Review-Date Pic 9(6).
. . .
Add 1 to Last-Review-Date Giving Next-Review-Date.

上記のコードでは、Last-Review-Date が 230108 (2008 年 1 月 23 日) を含んでいる場合、ADD ステートメントの実行後に Next-Review-Date には 230109 (2009 年 1 月 23 日) が入ることになります。これは、次の年次検査 (review) 日付を設定するための簡単な方法です。しかし、Last-Review-Date が 230199 の場合に 1 を加算すると 230200 になり、意図した結果にはなりません。

これらの日付フィールドは年が日付フィールドの最初の部分ではないので、年の部分を分離するための何らかのコードを追加しないと、DATE FORMAT 節を適用することはできません。次の例では、2 つの日付フィールドの年部分が分離されており、COBOL は世紀ウィンドウを適用して矛盾のない結果を維持できます。

03  Last-Review-Date Date Format xxxxyy.
    05  Last-R-DDMM  Pic 9(4).
    05  Last-R-YY    Pic 99 Date Format yy.
03  Next-Review-Date Date Format xxxxyy.
    05  Next-R-DDMM  Pic 9(4).
    05  Next-R-YY    Pic 99 Date Format yy.
. . .
Move Last-R-DDMM to Next-R-DDMM.
Add 1 to Last-R-YY Giving Next-R-YY.

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