CALLINT
CALL ステートメントで行う呼び出しに該当する呼び出しインターフェース規約を示す場合や、引数記述子を生成するかどうかを示す場合は、
CALLINT を使用します。
| CALLINT オプションの構文 |
 .-SYSTEM--.
>>-CALLINT(-+-OPTLINK-+-+--------------------+-)---------------><
'-CDECL---' | .-NODESC-------. |
'-,-+-DESC---------+-'
+-DESCRIPTOR---+
'-NODESCRIPTOR-'
|
デフォルト: CALLINT(SYSTEM,NODESC)
省略形: なし
特定の CALL ステートメントでこのオプションをオーバーライドするには、コンパイラー指示 >>CALLINT を使用します。
(ENTRYINT は、プログラム・エントリー・ポイントまたはエントリー・ポイントの呼び出しインターフェース規約を選択する場合に使用します。)
CALLINT には 2 つのサブオプション・セットがあります。
- 呼び出しインターフェース規約の選択
- SYSTEM
- SYSTEM サブオプションは、プラットフォームの標準システムのリンケージ規約が呼び出し規約となることを指定します。この規約は、Windows ベースのシステム API で使用されるリンケージ STDCALL です。
重要: 呼び出し先プログラムに複数の入り口点がある場合は、この規約を使用できない場合があります。
- OPTLINK
- OPTLINK サブオプションは、呼び出しインターフェース規約が OPTLINK であることを指定します。
OPTLINK は、SYSTEM 規約に代わる高速の規約です。
OPTLINK は、既存の IBM C および C++ 関数と、COBOL および PL/I プログラムが使用します。
- CDECL
- CDECL サブオプションは、呼び出しインターフェース規約が CDECL であることを指定します。CDECL は、Microsoft® Visual C/C++ for Windows 関数とのインターフェースに使用されます。CDECL は、Microsoft C および C/C++ 関数のデフォルト規約です。
- 引数記述子が生成されるかどうかの指定
- DESC
- DESC サブオプションは、CALL ステートメントの各引数に、引数記述子が渡されることを指定します。引数記述子の詳細については、下記の関連参照を参照してください。
重要: オブジェクト指向プログラムでは、DESC
サブオプションを指定しないでください。
- DESCRIPTOR
- DESCRIPTOR サブオプションは、DESC サブオプションと同義です。
- NODESC
- NODESC サブオプションは、CALL ステートメントのどの引数に対しても、引数記述子を渡さないことを指定します。
- NODESCRIPTOR
- NODESCRIPTOR サブオプションは、NODESC サブオプションと同義です。
関連タスク
COBOL と C/C++ 用のリンケージ規約の設定
複数の入り口点のコーディング
関連参照
コンパイラー指示ステートメント
呼び出しインターフェース規約
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