- 言語環境プログラムの ABTERMENC オプションは、異常終了時にアプリケーション
が受け取る戻りコードや異常終了コードのタイプを制御します。
ABTERMENC(RETCODE) を指定すると、アプリケーションはランタイム戻りコードを
受け取ることができ、OS PL/I と同等の動作になります。
- 言語環境プログラムの ERRCOUNT オプションは、ランタイムに処理される
条件の数を制限します。ERRCOUNT(0) を指定するとこの数は無制限に
なり、OS PL/I と同等の動作になります。
- 言語環境プログラムの DEPTHCONDLMT オプションは、条件をネストできる度合いを
制限します。互換性を維持するには、深さに制限がないことを
示す DEPTHCONDLMT(0) を指定します。
- 言語環境プログラムの XUFLOW オプションは、
アンダーフローが発生したときに UNDERFLOW 条件をオンにするかどうかを
決定します。XUFLOW(AUTO) を指定すると、UNDERFLOW 条件のオン/オフに関して PL/I の
セマンティクスが維持されます。
- 言語環境プログラムの ALL31 オプションは、ライブラリー・ルーチン間での AMODE の切り替えを制御します。
すべてのアプリケーションが AMODE(31) である場合は、ALL31(0N) を設定する必要があります。
ランタイム・オプションを MVS GO ステップで渡す場合は、
メイン・プロシージャーのパラメーター・ストリングと区別するため、
ランタイム・オプションのストリングの末尾をスラッシュ (/) にする必要があります。
スラッシュを省略すると、そのストリングはメイン・プロシージャーの
パラメーターとして渡されます。
次に示すランタイム・オプションは、OS PL/I との互換性を提供するために
必要になります。
- ABTERMENC(RETCODE)
- ERRCOUNT(0)
- DEPTHCONDLMT(0)
- STORAGE(,,CLEAR)
- TRAP(ON)
- XUFLOW(AUTO | ON)
STORAGE オプションの CLEAR サブオプションを使用する前に、APAR PK02614 用の適切な PTF をインストールしておく必要があることに注意してください。
またこのオプションを使用すると、Enterprise PL/I コード全体が効率的ではなくなる可能性があります。変数の初期化については、本書の後続部分を参照してください。
ランタイム・オプションについての詳細は、「z/OS 言語環境プログラム Programming Reference」を参照してください。
OS PL/I アプリケーションの場合、PLIXOPT ストリングに指定した
オプションは、アプリケーション固有のオプションとして処理されます。
言語環境プログラムの CEEUOPT を指定すると、CEEUOPT は無視されます。
メイン・ロード・モジュールに ILC が含まれている場合、PLIXOPT ストリングは
無視されます。
この場合、アプリケーション固有オプションに対しては、CEEUOPT を指定する必要が
あります。
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