CICS の環境で実行するプログラムを開発する場合は、 次の 2 つの方法のどちらかで EXEC CICS コマンドをすべて変換する必要があります。
CICS プリプロセッサーを使用するには、さらに PP(CICS) コンパイル時オプション も指定する必要があります。
PP(CICS) オプションのサブオプションの 1 つとして CICS を指定しないかぎり、 コンパイラーは、ソースの中に EXEC CICS ステートメントがあると、すべてフラグを立てます。 同様に、EXEC CPSM または EXEC DLI ステートメントについても、PP(CICS) オプションのサブオプションとしてそれぞれ CPSM または DLI を指定しないと、これらのステートメントにフラグが立てられます。
CICS プログラムが MAIN プロシージャーである場合、SYSTEM(CICS) オプションまたは SYSTEM(MVS) オプションも指定してコンパイルする必要があります。 SYSTEM(MVS) を指定してコンパイルする場合は、ランタイム APAR PQ91318 に対応する PTF を適用する必要があります。 このオプションでは NOEXECOPS が暗黙指定され、MAIN プロシージャーに渡される パラメーターはすべて POINTER でなければなりません。SYSTEM コンパイル時オプションに関する説明に ついては、SYSTEMを参照してください。
CICS プログラムを再入可能にしたい場合で、ご使用のプログラムが FILE または CONTROLLED 変数を使用している場合は、それも NOWRITABLE でコンパイルしなければなりません。
CICS プログラムで、EXEC CICS ステートメントが含まれたファイルがイン クルードされているか、またはこのステートメントが含まれたマクロが使用 されている場合は、コードを変換 (上記のいずれかの 方法で) する前に MACRO プリプロセッサーも実行する必要があります。CICS プリプロセッサーを使用する場合、次の例に示すよう な PP オプション 1 つを使用してこのプリプロセッサーを指定できます。
pp (macro(...) cics(...) )
最後に、CICS プリプロセッサーを使用するためには、PL/I コンパイラー用の STEPLIB DD に CICS SDFHLOAD データ・セット が含まれている必要があります。