Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

ストレージ制御組み込み関数

ストレージ制御組み込み関数により、ストレージ所要量および変数の位置を判別して、特殊値 の区域およびロケーター変数への割り当て、オフセット値とポインター 値間の変換の実行、被制御変数の世代番号の入手、およびオブジェクトとクラス のデータおよび手法の参照が可能です。表 60 に、ストレージ制御組み込み関数をリストします。

表 60. ストレージ制御組み込み関数
関数
説明
ADDR
変数のアドレスを戻す。
ADDRDATA
可変ストリングに適用されるときに、ストリングの最初のデータ・バイトのアドレスを戻す。
ALLOCATE
ヒープ内に、指定されたサイズのストレージを割り振る。
ALLOCATION
被制御変数の現在の世代番号を戻す。
ALLOCSIZE
特定のポインターとともに割り振られたストレージ量を示す FIXED BIN(N,0) 値を戻す。
AUTOMATIC
スタック内に、指定されたサイズのストレージを割り振る。
AVAILABLEAREA
区域内で、単一の作成可能な最大割り振りサイズを戻す。
BINARYVALUE
ポインター、オフセット、または序数を整数に変換する。
BITLOCATION
バイト内での変数のビット・オフセットを戻す。
CHECKSTG
割り振られていたストレージが破壊されていないかどうかを判別するビット (1) 値を戻す。
CURRENTSIZE
変数の現行サイズを戻す。
CURRENTSTORAGE
CURRENTSIZE の同義語。
EMPTY
「空の」区域を戻す。
ENTRYADDR
入り口に関連したルーチンのアドレスを戻す。
HANDLE
タイプ付き構造体または共用体にハンドルを戻す。
LOCATION
構造体内の変数のバイト・オフセットを戻す。
NULL
ヌル・ポインター値を戻す。
OFFSET
ポインターをオフセットに変換する。
OFFSETADD
整数をオフセットに追加する。
OFFSETDIFF
2 つのオフセットを減算する。
OFFSETSUBTRACT
オフセットから整数を減算する。
OFFSETVALUE
整数をオフセットに変換する。
POINTER
オフセットをポインターに変換する。
POINTERADD
整数をポインターに加える。
POINTERDIFF
2 つのポインターを減算する。
POINTERSUBTRACT
ポインターから整数を減算する。
POINTERVALUE
整数またはハンドルをポインターに変換する。
SIZE
変数の最大サイズを戻す。
STORAGE
SIZE の同義語。
SYSNULL
システム・ヌル・ポインターの値を戻す。
TYPE
ハンドルによって位置付けされるタイプ付き構造体または共用体を戻す。
UNALLOCATED
指定されたポインター値が割り振り済みストレージの開始点であるかどうかを示すビット (1) 値を戻す。
VARGLIST
プロシージャーに渡された最初のオプション・パラメーターのアドレスを戻す。
VARGSIZE
byvalue パラメーターが占めるバイト数を戻す。

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