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COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


参照の固有性

COBOL プログラムのユーザー定義名は、 データ処理の問題を解決する目的でリソースに名前を付けるためにユーザーによって割り当てられるものです。 あるリソースを利用するには、COBOL プログラムのステートメントは、 そのリソースを固有なものとして識別するための参照名を含む必要があります。

参照の固有性を確保するために、ユーザー定義名の修飾を行うことができます。テーブル・エレメントへの固有の参照のために 1 つの添え字が必要です。ただし、添え字付けで指定されている場合を除きます。データ名または関数名、添え字 (複数可)、特定の参照修飾子は、参照変更によって定義されたデータ項目を一意的に参照します。

別個のプログラムの中で一定のタイプのリソースの 2 つ以上のオカレンスに対して同じ名前が割り当てられた場合、および修飾だけを使用して別個のプログラムの 1 つの中の参照が固有に名前の付いたリソースを区別することができない場合、名前の有効範囲を制限する特定の規則が適用されます。その規則は、識別されたリソースが、参照が含まれているプログラムで記述されたリソースになることを確認します。プログラム名の解決に関する詳細については、名前の解決を参照してください。

ステートメントに関する規則によってそれ以外のことが指定されない場合は、 そのステートメントの実行の最初のステップとして、 添え字および参照変更が 1 回だけ評価されます。


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