Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, メッセージおよびコード

メッセージのフォーマット

コンパイル出力では、各コンパイラー・メッセージは、 範囲 5000 から 5999 のコード生成メッセージを除き、IBMnnnnI X で始まります。ここで、

本書では、メッセージは番号順に示します。 この章に示す各コンパイラー・メッセージのフォーマットは、IBMnnnnI X です。 X は重大度コードです。

重大度コードは、I、W、E、S、または U のいずれかです。

これらの重大度コードの意味は次のとおりです。 (示されている戻りコードは、生成される 戻りコードの最大値です。)

I
通知 (informational) メッセージ (RC=0) は、 コンパイルされたプログラムが正しく実行されることを示します。 非効率になる可能性のあるコードや、その他の注意すべき条件がある と、コンパイラーはユーザーに通知します。
W
警告 (warning) メッセージ (RC=4) は、 ステートメントは構文上は正しいが、 なんらかのエラーがある可能性 (警告) を示します。 コンパイルされたプログラムは正常に実行されますが、 予想とは異なる結果が生成されたり、かなり効率が悪くなる場合があります。
E
エラー (error) メッセージ (RC=8) は、単純なエラー が検出され、コンパイラーによって修正されたことを示します。 コンパイルされたプログラムは正常に実行されますが、予想とは 異なる結果が生成される場合があります。
S
重大 (severe) エラー・メッセージ (RC=12) は、 コンパイラーにより修正できなかったエラーがあることを示します。 プログラムがコンパイルされ、オブジェクト・モジュールが 生成されても、そのモジュールを使用してはなりません。
U
回復不能 (unrecoverable) エラー・メッセージ (RC=16) は、 コンパイルの強制終了を招くエラーを示します。 オブジェクト・モジュールは正常には作成されません。

コンパイラー・メッセージは、これらの重大度レベル別、および 生成元のコンポーネント別にグループに分けられます。

コード生成メッセージ (5000 から 5999 の範囲内のもの) は、IBMnnnn で始まります。

バッチ環境では、コード生成メッセージは STDOUT DD データ・セットに 書き込まれ、その他のメッセージはすべてリストに出力されて、SYSPRINT DD データ・セットに書き込まれます。z/OS UNIX 環境では、コード生成メッセージは STDOUT に書き込まれ、 その他のメッセージはすべてリストに出力されるとともに、STDOUT にも書き込まれます。

コンパイラーの FLAG オプションを使用して、 コンパイル・リスト内にメッセージを入れないようにすることもできます。 FLAG オプションの説明は、「Enterprise PL/I for z/OS プログラミング・ガイド」に記載されています。


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