本リリースは、本書および他の IBM PL/I ブックに記載されている次の機能強化を提供します。
- 新しい PLISAXC 組み込み関数によって、ユーザーは、z/OS XML System Services パーサーを、SAX パーサーのように活用できます。
このパーサーの基礎サポートのおかげで、PLISAXC で、名前空間および 2G を超える文書がサポートされます。
- 新しい ULENGTH、ULENGTH8、ULENGTH16、UPOS、USUBSTR、UVALID、および UWIDTH 組み込み関数によって、ユーザーは、UTF-8 および UTF-16 データが入ったストリングの照会および処理を行えます。
- 新しい FIXEDBIN、FIXEDDEC、FLOATBIN、および FLOATDEC 組み込み関数によって、ユーザーは、数値変換で (モード以外の) すべての結果属性を指定できるため、
より分かりやすいだけではなく、パフォーマンスも向上したコードを記述できます (特に一部の DFP 変換において)。
- 新規 ONLINE 組み込み関数を使用すると、以前は実行時のエラー・メッセージまたはダンプでしか使用できなかった情報のもう一方の部分、つまり、条件が発生したユーザー・コードの行番号に簡単にアクセスすることができます。
- 新規 REG12 組み込み関数によって、CAA のアドレスが返され、ユーザーは、一部の Language Environment サービスを使用したコードを記述しやすくなります。
- REPATTERN 組み込み関数がさらに 3 つの DB2 日時フォーマットをサポートします。
- 新規 DIMACROSS 属性によって、DB2 複数行フェッチの活用が容易になります。
- 新規 SUPPRESS 属性によって、未初期化および未参照の変数に対するコンパイラー警告メッセージを選択的に抑止するのが容易になります。
- 末尾の OPTIONAL 引数が内部プロシージャーの呼び出しでも省略可能になりました。
- USAGE コンパイラー・オプションの新規 HEX サブオプションによって、ユーザーは HEX 組み込み関数を VARYING および VARYINGZ ストリングに適用する際のデータの表示量を指定できます。
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