COBOL 再使用可能環境を初期設定するための RTEREUS ランタイム・オプション は言語環境プログラムによってサポートされますが、インストール先のデフォルトとしては推奨されません。重要な考慮事項については、非 CICS アプリケーションについて推奨されるランタイム・オプションの RTEREUS の説明を参照してください。RES 環境では、RTEREUS の動作は、SVC LINK の使用 (たとえば、ISPF "SELECT PGM()") を 除き、VS COBOL II の場合と同じです。
言語環境プログラムのもとでは、再使用可能環境での実行時にアセンブラー・プログラムが SVC LINK を発行すると、言語環境プログラムは、重大度 3 のメッセージ IGZ0168S が出されることになる条件を起こします。VS COBOL II では、エラーは検出されませんが、2 次実行単位の環境は再使用可能ではありませ ん。IGZERREO CSECT を変更すれば、言語環境プログラムのもとでの動作を、VS COBOL II のもとでの動作に類似す るように変更することができます。ただし、ネストされたエンクレーブ内の STOP RUN は、ネストされたエンクレーブだけを終 了させ、親エンクレーブを終了させません。
最初の COBOL プログラムの呼び出し元がオペレーティング・システムである場合 は、RTEREUS は無視されます。
RTEREUS は、インストール・システム全体のデフォルト・ルーチン CEEDOPT または アプリケーション固有オプション・ルーチン CEEUOPT を用いて指定するか、または アセンブラー・ユーザー出口で指定することができます。
IMS の重要な考慮事項については、IMS のもとで再使用可能環境を確立する場合の注意事項を参照してください。