コンパイラーには、ソース・プログラムを変更できるように、MACRO プリプロセッサー が備わっています。 MACRO あるいは PP(MACRO) コンパイル時オプションを指定すれば、コンパイルの前に プリプロセッサーが実行されます。 MACRO プリプロセッサーは、プリプロセッサー入力を走査し、プリプロセッサー 出力を生成します。 プリプロセッサー出力は、コンパイラーへの入力として利用することができます。
この章では、読者が本書全体にわたって説明されている PL/I 言語をすでに理解していることを前提に、 プリプロセッサーを説明します。
プリプロセッサー入力 は、文字ストリングです。 下記のものが混在しています。
プリプロセッサーは、プリプロセッサー・ステートメントを実行し、 それに応じて入力テキストを変更します。 プリプロセッサー・ステートメントを使用すれば、下記のいずれかの方法で 入力テキストの一部を変更することができます。
プリプロセッサー出力 2 は、 文字のストリングで、下記のものが混在しています。
コンパイル時オプションを指定することによって、プリプロセッサー入力を 印刷したり、プリプロセッサー出力または入出力を印刷したり、データ・セッ トに書き出したりすることができます。