- アクセス・モード (* access mode)
- ファイル内でレコードが操作される方式。
- 遊びバイト (slack bytes)
- 一部の数値項目の位置合わせが正しく行われるように、データ項目相互間またはレコード相互間に挿入されるバイト。遊びバイトには意味のあるデータは含まれない。コンパイラーによって挿入される場合もあれば、プログラマーが挿入する必要がある場合もある。SYNCHRONIZED 節は、正しいアライメントが必要な場合に遊びバイトを挿入するようにコンパイラーに指示する。レコード間遊びバイトは、プログラマーが挿入する。
- 暗黙の範囲終了符号 (* implicit scope terminator)
- 終了していないステートメントが前にある場合、その範囲を区切る分離文字ピリオド。または、前にある句の中に含まれるステートメントがある場合、そのステートメントの範囲の終わりをそれが現れることによって示すステートメントの句。
- 異常終了 (abend)
- プログラムの異常終了。
- 移植する、ポート (port)
- (1) 異なるプラットフォームで実行できるようにコンピューター・プログラムを変更すること。(2) インターネット・プロトコルでは、Transmission Control Protocol (TCP) プロトコルまたは User Datagram Protocol (UDP) プロトコルと高水準のプロトコルまたはアプリケーションの間の特定の論理結合子。ポートはポート番号によって識別される。
- 移植性 (portability)
- あるアプリケーション・プラットフォームから別のアプリケーション・プラットフォームに、ソース・プログラムに比較的わずかな変更を加えるだけでアプリケーション・プログラムを移行できる能力。
- インスタンス・データ (instance data)
- オブジェクトの状態を定義するデータ。クラスによって導入されるインスタンス・データは、クラス定義の OBJECT 段落の DATA DIVISION のWORKING-STORAGE SECTION に定義される。オブジェクトの状態には、クラスが導入した、現行クラスによって継承されているインスタンス変数の状態も含まれる。インスタンス・データの個々のコピーは、各オブジェクト・インスタンスごとに作成される。
- 隠蔽 (hide)
- サブクラスのファクトリーまたは静的メソッド (親クラスから継承された) を再定義すること。
- インライン (inline)
- プログラムでは、ルーチン、サブルーチン、または他のプログラムに分岐することなく、順次に実行される命令。
- ウィンドウ表示西暦年 (windowed year)
- 2 桁の年だけから構成される日付フィールド。この 2 桁の年は、世紀ウィンドウを使用して解釈できる。例えば、08 は 2008 として解釈できる。世紀ウィンドウ (century window) も参照。拡張西暦年 (expanded year) と比較。
- ウィンドウ表示日付フィールド (windowed date field)
- ウィンドウ表示 (2 桁) 年を含む日付フィールド。日付フィールド (date field) および ウィンドウ表示西暦年 (windowed year) も参照。
- 埋め込み文字 (padding character)
- 物理レコード内の未使用文字位置を埋めるのに使用される英数字または国別文字。
- 英字 (* alphabetic character)
- 文字または空白文字。
- 英字データ項目 (alphabetic data item)
- 記号 A のみを含む PICTURE 文字ストリングが記述されたデータ項目。英字データ項目は USAGE DISPLAY を持ちます。
- 英字名 (* alphabet-name)
- ENVIRONMENT DIVISION の SPECIAL-NAMES 段落のユーザー定義語であり、特定の文字セットまたは照合シーケンス (あるいはその両方) に名前を割り当てるもの。
- 英数字 (* alphanumeric character)
- コンピューターの 1 バイト文字セットの任意の文字。
- 英数字関数 (* alphanumeric function)
- コンピューターの英数字セットからの 1 つ以上の文字のストリングで値が構成されている関数。
- 英数字グループ項目 (alphanumeric group item)
- GROUP-USAGE NATIONAL 節なしで定義されたグループ項目。INSPECT、STRING、および UNSTRING などの操作の場合、英数字グループ項目は、実際のグループの内容にかかわらず、その内容すべてが USAGE DISPLAY として記述されているかのように処理されます。グループ内の基本項目を処理する必要のある操作 (MOVE CORRESPONDING、ADD CORRESPONDING、または INITIALIZE など) の場合、英数字グループ項目はグループ・セマンティクスを使用して処理されます。
- 英数字データ項目 (alphanumeric data item)
- 暗黙的または明示的に USAGE DISPLAY として記述された、カテゴリー英数字、英数字編集、または数字編集を持つデータ項目を指す一般的な呼び方。
- 英数字編集データ項目 (alphanumeric-edited data item)
- 少なくとも 1 つの記号 A または X のインスタンスおよび少なくとも 1 つの単純挿入記号 B、0、または / を含んでいる、PICTURE 文字ストリングで記述されたデータ項目。英数字編集データ項目は USAGE DISPLAY を持ちます。
- 英数字リテラル (alphanumeric literal)
- 次のセットからの開始区切り文字を有するリテラル。'、"、X'、X"、Z'、または Z"。この文字ストリングには、コンピューターの有する文字セットの任意の文字を含めることができる。
- エレメント (テキスト・エレメント) (element (text element))
- 1 つのデータ項目または動詞の記述などのようなテキスト・ストリングの 1 つの論理単位で、その前にエレメント・タイプを識別する固有のコードが付けられたもの。
- エンクレーブ
- 言語環境プログラムのもとで実行される場合、エンクレーブは実行単位に類似している。エンクレーブは、LINK および C の system() 関数の使用によって、他のエンクレーブを作成できる。
- エンコード・ユニット (encoding unit)
- 文字エンコード・ユニット (character encoding unit) を参照。
- 演算、操作 (operation)
- オブジェクトに関して要求できるサービス。
- 演算符号 (* operational sign)
- 値が正であるか負であるかを示すために数字データ項目または数字リテラルに付けられる代数符号。
- オーバーフロー条件 (overflow condition)
- ある演算結果の一部が意図した記憶単位の容量を超えた場合に発生する条件。
- オープン・モード (* open mode)
- OPEN ステートメントが実行されてから、REEL および UNIT 句の指定のない CLOSE ステートメントが実行される前までのファイルの状態。個々のオープン・モードは、OPEN ステートメントの中で、INPUT、OUTPUT、I-O、または EXTEND のいずれかとして指定する。
- オブジェクト (object)
- 状態 (そのデータ値) および演算 (そのメソッド) を持つエンティティー。オブジェクトは状態と動作をカプセル化する手段である。クラス内の各オブジェクトは、そのクラスの 1 つのインスタンスであると言われる。
- オブジェクト・インスタンス (object instance)
- オブジェクト (object) を参照。
- オブジェクト・コード (object code)
- コンパイラーまたはアセンブラーからの出力。それ自体が実行可能なマシン・コードか、またはその種のコードの作成を目的として処理するのに適する。
- オブジェクト・コンピューター記入項目 (* object computer entry)
- ENVIRONMENT DIVISION の OBJECT-COMPUTER 段落内の記入項目。この記入項目には、オブジェクト・プログラムが実行されるコンピューター環境を記述する節が入っている。
- オブジェクト・デック
- リンケージ・エディターへの入力として適切なオブジェクト・プログラムの部分。「オブジェクト・モジュール (object module)」および「テキスト・デック (text deck)」と同義。
- オブジェクト・プログラム (object program)
- 問題を解決するためにデータと相互に作用することを目的とする実行可能なマシン言語命令とその他の要素の集合またはグループ。このコンテキストでは、オブジェクト・プログラムとは一般に、COBOL コンパイラーがソース・プログラムまたはクラス定義を操作した結果得られるマシン言語である。あいまいになる危険がない場合には、オブジェクト・プログラム という用語の代わりにプログラム というワードだけが使用される。
- オブジェクト・モジュール (object module)
- オブジェクト・デック (object deck) または テキスト・デック (text deck) と同義。
- オブジェクト参照 (object reference)
- クラスのインスタンスを識別する値。クラスが指定されなかった場合、オブジェクト参照は一般的なものとなり、任意のクラスのインスタンスに適用できる。
- オブジェクト時 (* object time)
- オブジェクト・プログラムが実行されるとき。実行時 (run time) と同義。
- オブジェクト指向プログラミング (object-oriented programming)
- カプセル化および継承の概念に基づいたプログラミング・アプローチ。プロシージャー型プログラミング技法とは異なり、オブジェクト指向プログラミングでは、何かが達成される方法ではなく、問題を含むデータ・オブジェクトとその操作方法に重点を置く。
- オプション・ファイル (optional file)
- オブジェクト・プログラムが実行されるたびに必ずしも使用可能でなくてもよいものとして宣言されているファイル。
- オプション・ワード (* optional word)
- 言語を読みやすくする目的でのみ特定の形式で含められる予約語。このようなワードが表示されている形式をソース単位内で使用する場合、そのワードの有無はユーザーが選択できる。
- オペランド (* operand)
- (1) オペランドの一般的な定義は、「操作の対象となるコンポーネント」である。(2) 本書の目的に沿った言い方をすれば、ステートメントや記入項目の形式中に現れる小文字または日本語で書かれた語 (または語群) はオペランドと見なされ、そのオペランドによって指示されたデータに対して暗黙の参照を行う。
- ガーベッジ・コレクション (garbage collection)
- 参照されなくなったオブジェクトのメモリーを、Java ランタイム・システムが自動的に解放すること。
- 下位終了 (* low-order end)
- 文字ストリングの右端の文字。
- 階層ファイル・システム (hierarchical file system)
- 階層構造で編成されたファイルとディレクトリーの集合であり、z/OS UNIX を使用してアクセスできる。
- 外部 10 進数データ項目 (external decimal data item)
- ゾーン 10 進数データ項目 (zoned decimal data item) および 国別 10 進数データ項目 (national decimal data item) を参照。
- 外部コード・ページ (external code page)
- XML 文書では、CODEPAGE コンパイラー・オプションによって指定された値。
- 外部スイッチ (* external switch)
- インプリメントする人によって定義され指名されたハードウェアまたはソフトウェア装置であり、2 つの代替状態のいずれかが存在していることを示す。
- 外部データ (* external data)
- プログラムの中で外部データ項目および外部ファイル結合子として記述されるデータ。
- 外部データ・レコード (* external data record)
- 実行単位の 1 つ以上のプログラムにおいて記述される論理レコードであり、そのデータ項目は、それらが記述されている任意のプログラムから参照できる。
- 外部データ項目 (* external data item)
- 実行単位の 1 つ以上のプログラムにおいて外部レコードの一部として記述されるデータ項目であり、その項目が記述されている任意のプログラムから参照することができる。
- 外部ファイル結合子 (* external file connector)
- 実行単位の 1 つ以上のオブジェクト・プログラムにアクセス可能なファイル結合子。
- 外部浮動小数点データ項目 (external floating-point data item)
- 表示浮動小数点データ項目 (display floating-point data item) および 国別浮動小数点データ項目 (national floating-point data item) を参照。
- 外部プログラム (external program)
- 最外部プログラム。ネストされていないプログラム。
- カウンター (* counter)
- 他の数字を使ってその数字分だけ増減したり、あるいは 0 または任意の正もしくは負の値に変更またはリセットしたりできるようにした、数または数表現を収めるために使用されるデータ項目。
- 拡張 (extensions)
- COBOL 85 標準で記述されるもの以外で、IBM コンパイラーでサポートされる COBOL 構文とセマンティクス。
- 拡張西暦年 (expanded year)
- 4 桁の年だけから構成される日付フィールド。その値には世紀が含まれる (例えば、1998)。ウィンドウ表示西暦年 (windowed year) と比較。
- 拡張日付フィールド (expanded date field)
- 拡張 (4 桁) 年を含む日付フィールド。日付フィールド (date field) および 拡張西暦年 (expanded year) も参照。
- 拡張モード (* extend mode)
- ファイルに対する EXTEND 句の指定のある OPEN ステートメントが実行されてから、そのファイルに対する REEL または UNIT 句の指定のない CLOSE ステートメントが実行される前までの、ファイルの状態。
- 型式化オブジェクト参照 (typed object reference)
- 指定されたクラスまたはそのサブクラスのオブジェクトだけを参照できるデータ名。
- カタログ式プロシージャー (cataloged procedure)
- プロシージャー・ライブラリー (SYS1.PROCLIB) と呼ばれる区分データ・セットに置かれた一連のジョブ制御ステートメント。カタログ式プロシージャーを使用すると、JCL をコーディングする時間を節約して、エラーを減らすことができる。
- カプセル化 (encapsulation)
- オブジェクト指向プログラミングでは、オブジェクトの固有の詳細を隠すのに使用される技法。オブジェクトは、基礎構造を露出しなくても、データの照会と操作を行うインターフェースを提供する。「情報隠蔽 (information hiding)」と同義。
- 可変位置グループ (* variably located group)
- 同じレコード内の可変長テーブルに続くグループ項目 (可変長テーブルに従属するわけではない)。グループ項目は、英数字グループでも国別グループでも構いません。
- 可変位置項目 (* variably located item)
- 同じレコード内の可変長テーブルに続くデータ項目 (可変長テーブルに従属するわけではない)。
- 可変オカレンス・データ項目 (* variable-occurrence data item)
- 可変オカレンス・データ項目とは、反復される回数が可変であるテーブル・エレメントを言う。そのような項目は、そのデータ記述記入項目内に OCCURS DEPENDING ON 節を持っているか、またはそのような項目に従属していなければならない。
- 可変長項目 (variable-length item)
- OCCURS 節の DEPENDING 句で記述された表を含んだグループ項目。
- 可変長レコード (* variable-length record)
- ファイル記述項目またはソート・マージ・ファイル記述記入項目が、文字位置の数が可変であるレコードを許容しているファイルに関連付けられているレコード。
- 環境節 (* environment clause)
- ENVIRONMENT DIVISION 記入項目の一部として現れる節。
- 環境変数 (environment variable)
- コンピューター環境の一部の局面を定義する多数の変数のいずれかであり、その環境で動作するプログラムからアクセス可能。環境変数は、動作環境に依存するプログラムの動作に影響を与える。
- 環境名 (environment-name)
- IBM が指定する名前であり、システム論理装置、プリンターおよびカード穿孔装置の制御文字、報告書コード、またはプログラム・スイッチ、あるいはそれらの組み合わせを識別する。環境名が ENVIRONMENT DIVISION の簡略名と関連付けられている場合は、その簡略名を、置換が有効な任意の形式で置き換えることができる。
- 関係 (* relation)
- 関係演算子 (relational operator) または 比較条件 (relation condition) を参照。
- 関係演算子 (* relational operator)
- 比較条件の構造で使用される、予約語、比較文字、連続する予約語のグループ、または連続する予約語と比較文字のグループ。使用できる演算子とそれらの意味は次のとおり。
| 文字 |
意味 |
| IS GREATER THAN |
より大きい |
| IS > |
より大きい |
| IS NOT GREATER THAN |
より大きくない (以下) |
| IS NOT > |
より大きくない (以下) |
| |
| IS LESS THAN |
より小さい |
| IS < |
より小さい |
| IS NOT LESS THAN |
より小さくない (以上) |
| IS NOT < |
より小さくない (以上) |
| |
| IS EQUAL TO |
に等しい |
| IS = |
に等しい |
| IS NOT EQUAL TO |
に等しくない |
| IS NOT = |
に等しくない |
| |
| IS GREATER THAN OR EQUAL TO |
より大きいか等しい (以上) |
| IS >= |
より大きいか等しい (以上) |
| |
| IS LESS THAN OR EQUAL TO |
より小さいか等しい (以下) |
| IS <= |
より小さいか等しい (以下) |
- 関数 ID (* function-identifier)
- 関数を参照する文字ストリングと区切り文字の構文的に正しい組み合わせ。関数で表現されるデータ項目は、関数名と引数 (ある場合) によって一意的に識別される。関数 ID は、参照修飾子を含むことができる。英数字関数を参照する関数 ID は、一定の制限に従いつつ ID が指定できる一般フォーマットの中ならばどこにでも指定できる。整数関数または数字関数を参照する関数 ID は、算術式が指定できる一般フォーマットの中ならばどこにおいても指定できる。
- 関数ポインター・データ項目 (function-pointer data item)
- 入り口点を指すポインターを保管できるデータ項目。USAGE IS FUNCTION-POINTER 節で定義されるデータ項目に、関数入り口点のアドレスが含められる。一般的に、C および Java プログラムと通信するために使用される。
- 関数名 (function-name)
- 必要な引数を指定した呼び出しによって、関数の値が決定されるメカニズムを指名するワード。
- 簡略複合比較条件 (* abbreviated combined relation condition)
- 連続した一連の比較条件において、共通サブジェクトの明示的な省略、または共通サブジェクトと共通関係演算子の明示的な省略によって生じる複合条件。
- 簡略名 (* mnemonic-name)
- ENVIRONMENT DIVISION において、指定されたインプリメントする人の名前に関連したユーザー定義語。
- キー (* key)
- レコードの位置を識別するデータ項目、またはデータの順序付けを識別するための一連のデータ項目。
- キーワード (* keyword)
- 予約語または関数名で、その語の現れる形式がソース・プログラムの中で使用されるときには必須である。
- 疑似テキスト (* pseudo-text)
- ソース・プログラムまたは COBOL ライブラリーにおいて、疑似テキスト区切り文字によって区切られた一連のテキスト・ワード、コメント行、または区切り文字スペース (疑似テキスト区切り文字を含まない)。
- 疑似テキスト区切り文字 (* pseudo-text delimiter)
- 疑似テキストを区切るために使用される 2 つの連続する等号文字 (==)。
- 記入項目のオブジェクト (* object of entry)
- COBOL プログラムの DATA DIVISION 記入項目内の一連のオペランドと予約語であり、その記入項目のサブジェクトの直後に続く。
- 記入項目のサブジェクト (* subject of entry)
- DATA DIVISION の記入項目内において、レベル標識またはレベル番号の直後に現れるオペランドまたは予約語。
- 機能 (* function)
- ステートメントの実行中に参照された時点で決定される値を持つ、一時的なデータ項目。
- 基本項目 (* elementary item)
- それ以上論理的に分割されないものとして記述されるデータ項目。
- 基本レコード・キー (* prime record key)
- 索引付きファイルのレコードを固有なものとして識別する内容を持つキー。
- 共通プログラム (* common program)
- 別のプログラムに直接的に含まれているにもかかわらず、その別のプログラムに直接的または間接的に含まれている任意のプログラムから呼び出すことができるプログラム。
- 切り替え状況条件 (switch-status condition)
- オンまたはオフに設定可能な UPSI スイッチが、特定の状況に設定されているという命題で、これに関して真理値を判別することができる。
- 記録モード (recording mode)
- ファイル内の論理レコードの形式。記録モードは、F (固定長)、V (可変長)、S (スパン)、または U (不定形式) とすることができる。
- キロバイト (KB) (kilobyte(KB))
- 1 キロバイトは 1024 バイトに相当する。
- 句 (* phrase)
- 連続する 1 つ以上の COBOL 文字ストリングを配列したセットで、COBOL プロシージャー・ステートメントまたは COBOL 節の一部を構成する。
- 空白文字 (white space)
- 文書にスペースを挿入する文字。空白文字には以下のものがある。
Unicode 標準では上記のように呼ばれる。
- 区切り文字 (* delimiter)
- 1 つの文字、または一連の連続する文字であり、文字ストリングの終わりを識別し、その文字ストリングを後続の文字ストリングから区切る。区切り文字は、これを使用して区切られる文字ストリングの一部ではない。
- 句読文字 (* punctuation character)
- 以下のセットに属する文字。
| 文字 |
意味 |
| , |
コンマ |
| ; |
セミコロン |
| : |
コロン |
| . |
ピリオド (終止符) |
| " |
引用符 |
| ( |
左括弧 |
| ) |
右括弧 |
| |
スペース |
| = |
等号 |
- 国別 10 進数データ項目 (national decimal data item)
- 暗黙的または明示的に USAGE NATIONAL として記述されており、PICTURE の記号 9、S、P、および V の有効な組み合わせを含んでいる、外部 10 進数データ項目。
- 国別グループ項目 (national group item)
- 明示的または暗黙的に GROUP-USAGE NATIONAL 節で記述されたグループ項目。国別グループ項目は、INSPECT、STRING、および UNSTRING などの操作で、カテゴリー国別の基本データ項目として定義されているかのように処理されます。英数字グループ項目内で USAGE NATIONAL データ項目を定義するのとは対照的に、この処理により、国別文字の埋め込みおよび切り捨てが確実に正しく行われます。グループ内の基本項目を処理する必要のある操作 (MOVE CORRESPONDING、ADD CORRESPONDING、および INITIALIZE など) の場合、国別グループはグループ・セマンティクスを使用して処理されます。
- 国別データ項目 (national data item)
- カテゴリー国別、国別編集、または USAGENATIONAL の数字編集のデータ項目。
- 国別浮動小数点データ項目 (national floating-point data item)
- 暗黙的または明示的に USAGE NATIONAL として記述されており、浮動小数点データ項目を記述する PICTURE 文字ストリングを持っている、外部浮動小数点データ項目。
- 国別編集データ項目 (national-edited data item)
- 少なくとも 1 つの N のインスタンスおよび単純挿入記号 B、0、または / の少なくとも 1 つを含んでいる PICTURE 文字ストリングで記述されている、データ項目。国別編集データ項目は USAGE NATIONAL を持ちます。
- 国別文字 (national character)
- (1) 国別リテラルまたは USAGE NATIONAL の UTF-16 文字。 (2) UTF-16 で表される任意の文字。
- 国別文字位置 (national character position)
- 文字位置 (character position) を参照。
- 組み込み関数 (built-in function)
- 組み込み関数 (intrinsic function) を参照。
- 組み込み関数 (intrinsic function)
- よく使用される算術関数のような事前定義関数で、組み込み関数参照によって呼び出される。
- クライアント (client)
- オブジェクト指向プログラミングにおいて、クラス内の1 つ以上のメソッドからサービスを要求するプログラムまたはメソッド。
- クラス (* class)
- ゼロ、1 つ、または複数のオブジェクトの共通の動作およびインプリメンテーションを定義するエンティティー。同じ具体化を共用するオブジェクトは、同じクラスのオブジェクトとみなされる。クラスは階層として定義でき、あるクラスを別のクラスから継承することができる。
- クラス・オブジェクト (class object)
- クラスを表す実行時オブジェクト。
- クラス階層 (class hierarchy)
- オブジェクト・クラス間の関係を示すツリーのような構造。最上部に 1 つのクラスが置かれ、その下に 1 つ以上のクラスの層が置かれる。「継承階層 (inheritance hierarchy)」と同義。
- クラス識別記入項目 (* class identification entry)
- IDENTIFICATION DIVISION の CLASS-ID 段落内の記入項目であり、クラス名を指定する節と、選択した属性をクラス定義に割り当てる節を含む。
- クラス条件 (* class condition)
- 項目の内容がすべて英字であるか、すべて数字であるか、すべて DBCS であるか、すべて漢字であるか、あるいはクラス名の定義においてリストされた文字だけで構成されるかという命題で、それに関して真の値を判別することができる。
- クラス定義 (* class definition)
- クラスを定義する COBOL ソース単位。
- クラス名 (オブジェクト指向) (class-name (object-oriented))
- オブジェクト指向 COBOL クラス定義の名前。
- クラス名 (データの)(* class-name (of data))
- ENVIRONMENT DIVISION の SPECIAL-NAMES 段落で定義されるユーザー定義語であり、真理値を定義できる命題に名前を割り当てる。データ項目の内容は、クラス名の定義にリストされている文字だけで構成される。
- グループ区切り文字 (grouping separator)
- 読みやすさのために数値を何桁かまとめて区切るのに使用される文字。デフォルトはコンマである。
- グループ項目 (group item)
- (1) 複数の従属データ項目で構成されるデータ項目。英数字グループ項目 (alphanumeric group item) および 国別グループ項目 (national group item) を参照。 (2) 国別グループまたは英数字グループとして明示的に (またはコンテキストで) 限定されていない場合、この用語は一般のグループを指します。
- グローバル参照 (global reference)
- メソッドの有効範囲外にあるオブジェクトの参照。
- グローバル名 (* global name)
- 1 つのプログラムにおいてのみ宣言されるが、そのプログラム、またはそのプログラム内に含まれている任意のプログラムから参照できる名前。条件名、データ名、ファイル名、レコード名、報告書名、およびいくつかの特殊レジスターが、グローバル名となり得る。
- ケース構造 (case structure)
- 結果として生じた多数のアクションの中から選択を行うために、一連の条件をテストするプログラム処理ロジック。
- 継承 (inheritance)
- クラスのインプリメンテーションを、別のクラスを基にして使用するメカニズム。定義により、継承するクラスは継承されるクラスに準拠する。Enterprise COBOL は 多重継承 をサポートしない。サブクラスは、必ず 1 つの即時スーパークラスを有する。
- 継承階層 (inheritance hierarchy)
- クラス階層 (class hierarchy) を参照。
- 形象定数 (* figurative constant)
- ある予約語を使用して参照されるコンパイラー生成の値。
- 桁位置 (* digit position)
- 1 つの桁を保管するために必要な物理ストレージの大きさ。この大きさは、データ項目を定義するデータ記述記入項目に指定された用途によって異なる。
- 結果 ID (* resultant identifier)
- 算術演算の結果が収められるユーザー定義のデータ項目。
- 現行ボリューム・ポインター (* current volume pointer)
- 順次ファイルの現行のボリュームを指している概念上のエンティティー。
- 現行レコード (* current record)
- ファイル処理では、ファイルに関連したレコード域に使用できるレコード。
- 言語環境プログラム言語環境プログラム準拠 (Language Environment-conforming)
- 言語環境プログラムの規則に準拠したオブジェクト・コードを生成するコンパイラー製品 (Enterprise COBOL、COBOL for OS/390 & VM、COBOL for MVS & VM、C/C++ for MVS & VM、PL/I for MVS & VM など) の特性。
- 言語間通信 (ILC)(interlanguage communication (ILC))
- 異なるプログラム言語で書かれた複数のルーチンが通信できること。ILC サポートにより、各種言語で書かれたコンポーネント・ルーチンからアプリケーションを簡単に構築することができる。
- 言語名 (* language-name)
- 特定のプログラミング言語を指定するシステム名。
- コード・ページ (code page)
- すべてのコード・ポイントに図形文字および制御機能の意味を割り当てるもの。例えば、あるコード・ページでは、8 ビット・コードに対して 256 コード・ポイントに文字と意味を割り当て、別のコード・ページでは、7 ビット・コードに対して 128 コード・ポイントに文字と意味を割り当てることができる。ワークステーション上の英語の IBM コード・ページは IBM-1252 で、ホストは IBM-1047 である。コード化文字セット (coded character set)。
- コード・ポイント (code point)
- コード化文字セット (コード・ページ) に定義する固有のビット・パターン。コード・ポイントには、グラフィック・シンボルおよび制御文字が割り当てられる。
- コード化文字セット (coded character set)
- 文字セットを設定し、その文字セットの文字とコード化表現との間の関係を設定する明確な規則の集まり。コード化文字セットの例として、ASCII もしくは EBCDIC コード・ページで、または Unicode 対応のUTF-16 エンコード・スキームで表す文字セットがある。
- コード化文字セット ID (coded character set identifier (CCSID))
- 特定のコード・ページを識別する 1 から 65,535 までの IBM 定義番号。
- 高位終了 (* high-order end)
- 文字ストリングの左端の文字。
- 降順キー (* descending key)
- 値に基づくキーであり、そのデータが、キーの最高値からキーの最低値まで、データ項目比較規則に従って順序付けられている。
- 構造化プログラミング (structured programming)
- コンピューター・プログラムを編成してコーディングするための技法であり、この技法では、プログラムはセグメントの階層で構成され、それぞれのセグメントには 1 つの入り口点と 1 つの出口点がある。制御は、構造の下方へと渡され、階層内のより上位レベルへの無条件分岐は行われない。
- 構文 (syntax)
- (1) 意味や解釈および使用の方法に依存しない、文字同士または文字のグループ同士の間の関係。(2) 言語における表現の構造。(3) 言語構造を支配する規則。(4) 記号相互の関係。(5) ステートメントの構築にかかわる規則。
- 項目 (* entry)
- 分離文字ピリオドで終了させられる連続する節の記述セットであり、COBOL プログラムの IDENTIFICATION DIVISION、ENVIRONMENT DIVISION、または DATA DIVISION に書き込まれる。
- 互換性のある日付フィールド (compatible date field)
- 互換 という用語の意味は、日付フィールドに適用される場合、それが COBOL のどの部で使用されるかによって異なる。
- 固定小数点項目 (fixed-point item)
- PICTURE 節で定義される数値データ項目であり、オプションの符号の位置、その中に含まれる桁数、およびオプションの小数点の位置を指定するもの。2 進数、パック 10 進数、または外部 10 進数のいずれかのフォーマットをとることができる。
- 固定長レコード (* fixed-length record)
- ファイル記述項目またはソート・マージ記述記入項目が、すべてのレコードのバイトの個数が同じであるように要求しているファイルに関連付けられたレコード。
- 固定ファイル属性 (* fixed file attributes)
- ファイルに関する情報であり、ファイルの作成時に設定され、それ以降はファイルが存在する限り変更できない。これらの属性には、ファイル (順次、相対、または索引付き) の編成、基本レコード・キー、代替レコード・キー、コード・セット、最小および最大レコード・サイズ、レコード・タイプ (固定または可変)、索引付きファイルのキーの照合シーケンス、ブロック化因数、埋め込み文字、およびレコード区切り文字がある。
- コピーブック (copybook)
- 一連のコードが含まれたファイルまたはライブラリー・メンバーであり、コンパイル時に COPY ステートメントを使用してソース・プログラムに組み込まれる。ファイルはユーザーが作成する場合、COBOL によって提供される場合、または他の製品によって供給される場合とがある。「コピー・ファイル (copy file)」と同義。
- コメント記入項目 (* comment-entry)
- IDENTIFICATION DIVISION 内の記入項目であり、コンピューターの文字セットから任意の文字を組み合わせることができる。
- コメント行 (* comment line)
- 行の標識区域ではアスタリスク (*)、およびその行の区域 A および B ではコンピューターの文字セットの任意の文字で表されるソース・プログラム行。コメント行は、文書化にのみ役立つ。行の標識区域では斜線 (/)、そしてその行の区域 A および B ではコンピューター文字セットの任意の文字で表される特殊形式のコメント行があると、コメントの印刷前に改ページが行われる。
- 固有照合シーケンス (* native collating sequence)
- OBJECT-COMPUTER 段落で指定されたコンピューターに関連した、インプリメントする人が定義した照合シーケンス。
- 固有文字セット (* native character set)
- OBJECT-COMPUTER 段落で指定されたコンピューターに関連した、インプリメントする人が定義した文字セット。
- コンパイラー (compiler)
- 高水準言語で記述されたソース・コードをマシン言語のオブジェクト・コードに変換するプログラム。
- コンパイラー指示ステートメント (compiler-directing statement)
- コンパイル時にコンパイラーに特定の処置を行わせるステートメント。標準コンパイラー指示ステートメントには、COPY、REPLACE、および USE がある。
- コンパイル (* compile)
- (1) 高水準言語で表現されたプログラムを、中間言語、アセンブリー言語、またはコンピューター言語で表現されたプログラムに変換すること。(2) あるプログラミング言語で書かれたコンピューター・プログラムから、プログラムの全体的なロジック構造を利用することによって、または 1 つの記号ステートメントから複数のコンピューター命令を作り出すことによって、またはアセンブラーの機能のようにこれら両方を使用することによって、マシン言語プログラムを生成すること。
- コンパイル時間 (* compile time)
- COBOL コンパイラーによって、COBOL ソース・コードが COBOL オブジェクト・プログラムに変換される時間。
- コンパイル用コンピューター記入項目 (* source computer entry)
- ENVIRONMENT DIVISION の SOURCE-COMPUTER 段落内の記入項目であり、ソース・プログラムがコンパイルされるコンピューター環境を記述する節が入っている。
- コンピューター名 (* computer-name)
- プログラムがコンパイルまたは実行されるコンピューターを識別するシステム名。
- コンポーネント (component)
- (1) 関連ファイルからなる機能グループ化。 (2) オブジェクト指向プログラミングでは、特定の機能を実行し、他のコンポーネントやアプリケーションと連携するように設計されている、再使用可能なオブジェクトまたはプログラム。JavaBeans は、Sun Microsystems, Inc. のコンポーネント作成用アーキテクチャーである。
- 再帰
- それ自体を呼び出すプログラム、または、それ自体で呼び出したプログラムのいずれかによって直接あるいは間接に呼び出されるプログラム。
- 再帰可能 (recursively capable)
- PROGRAM-ID ステートメントで RECURSIVE 属性が指定されていれば、プログラムは再帰可能である (再帰的に呼び出すことができる)。
- 最後に使われた状態 (last-used state)
- 内部値がプログラム終了時と同じままで、初期値にリセットされない、プログラムの状態を言う。
- 再使用可能環境 (reusable environment)
- 事前初期設定用の古い COBOL インターフェース (関数 ILBOSTP0 と IGZERRE、および RTEREUS ランタイム・オプション)、または言語環境プログラム・インターフェース CEEPIPI のいずれかを使用して、アセンブラー・プログラムをメインプログラムとして設定するときに、再使用可能環境が作成されます。
- 再入可能 (reentrant)
- プログラムまたはルーチンの属性。この属性によって、ロード・モジュールの 1 つのコピーを複数のユーザーが共用できる。
- 索引付きデータ名 (indexed data-name)
- データ名とそれに続く 1 つ以上の (括弧で囲まれた) 索引名で構成される ID。
- 索引付きファイル (* indexed file)
- 索引編成のファイル。
- 索引名 (* index-name)
- 特定のテーブルに関係付けられた指標を指名するユーザー定義語。
- サブクラス (* subclass)
- 別のクラスから継承するクラス。継承関係にある 2 つのクラスをまとめて考える場合、継承する側、つまり継承先のクラスをサブクラスといい、継承される側、つまり継承元のクラスをスーパークラスという。
- サブプログラム (* subprogram)
- 呼び出し先プログラム (called program) を参照。
- サロゲート・ペア (surrogate pair)
- UTF-16 形式のユニコードで、共に 1 つのユニコード図形文字を表すエンコード方式ペアの単位。ペアの最初の単位は上位サロゲート と呼ばれ、第 2 の単位は下位サロゲート と呼ばれる。上位サロゲートのコード値の範囲は、X'D800' から X'DBFF' である。下位サロゲートのコード値の範囲は、X'DC00' から X'DFFF' である。サロゲート・ペアは、Unicode 16 ビット・コード文字セットで表現できる 65,536 文字より多くの文字を表現できる。
- 算術演算 (* arithmetic operation)
- ある算術ステートメントが実行されることにより、またはある算術式が計算されることにより生じるプロセスで、そこで与えられている引数に対して数学的に正しい解が求められる。
- 算術演算子 (* arithmetic operator)
- 次に示す集合に属する 1 文字、または 2 文字で構成された固定した組み合わせ。
| 文字 |
意味 |
| + |
加算 |
| - |
減算 |
| * |
乗算 |
| / |
除算 |
| ** |
指数 |
- 算術式 (* arithmetic expression)
- 数字基本項目の ID、数値リテラル、そのような ID とリテラルを算術演算子で区切ったもの、2 つの算術式を算術演算子で区切ったもの、または算術式を括弧で囲んだもの。
- 算術ステートメント (* arithmetic statement)
- 算術演算を実行させるステートメント。算術ステートメントには、ADD、COMPUTE、DIVIDE、MULTIPLY、およびSUBTRACT の各ステートメントがある。
- 参照キー (* key of reference)
- 索引付きファイルの中のレコードをアクセスするために現在使用されている基本キーまたは代替キー。
- 参照形式 (* reference format)
- COBOL ソース・プログラムを記述するに際して標準的な方式を提供する形式。
- 参照修飾子 (* reference-modifier)
- 固有のデータ項目を定義する文字ストリングと区切り文字の構文的に正しい組み合わせ。区切り用の左括弧分離符号、左端の文字位置、分離符号のコロン、長さ (オプション)、および区切り用の右括弧分離符号を含む。
- 参照変更 (reference modification)
- 新規のカテゴリー英数字、カテゴリー DBCS、またはカテゴリー国別のデータ項目を定義する方法であり、USAGE DISPLAY、DISPLAY-1、または NATIONAL データ項目の左端文字および左端文字位置を基準にした長さを指定して定義する方法です。
- 式 (* expression)
- 算術式または条件式。
- シグニチャー (signature)
- (1) ある操作とそのパラメーターの名前。(2) あるメソッドの名前とその仮パラメーターの数と型。
- 指数 (exponent)
- 別の数 (底) をべき乗する指数を示す数。正の指数は乗算を示し、負の指数は除算を示し、小数の指数は数量の根を示す。COBOL では、指数式は記号 ** の後に指数を付けて表す。
- システム名 (* system-name)
- オペレーティング環境と連絡し合うために使用される COBOL ワード。
- 事前初期設定 (preinitialization)
- プログラム (特に非 COBOL プログラム) からの複数の呼び出しの準備としての COBOL ランタイム環境の初期設定。この環境は、明示的に終了されるまで終了されない。
- 実行時 (* run time)
- オブジェクト・プログラムが実行されるとき。「オブジェクト時 (object time)」と同義。
- 実行時 (execution time)
- 実行時 (run time) を参照。
- 実行時環境 (execution-time environment)
- ランタイム環境 (runtime environment) を参照。
- 実行単位 (* run unit)
- 1 つの独立型オブジェクト・プログラム、あるいは COBOL の CALL または INVOKEステートメントによって相互作用し、実行時に 1 つのエンティティーとして機能する複数のオブジェクト・プログラム。
- 実際の小数点 (* actual decimal point)
- 10 進小数点文字のピリオド (.) またはコンマ (,) を使用して、または、データ項目内の 10 進小数点のコンマ (,)。
- 実際の文書エンコード (actual document encoding)
- XML 文書のエンコード・カテゴリーで、以下のいずれかとなる。XML パーサーは文書の最初の数バイトを調べて判別する。
- ASCII
- EBCDIC
- Unicode UTF-16 (ビッグ・エンディアンまたはリトル・エンディアンのいずれか)
- これ以外のサポートされないエンコード
- 認識不能なエンコード
- 失敗した実行 (* unsuccessful execution)
- ステートメントの実行が試みられたが、そのステートメントに指定された操作すべてを実行できなかったこと。あるステートメントの実行不成功は、そのステートメントによって参照されるデータには影響を及ぼさないが、状況表示には影響を与える可能性がある。
- 指定変更 (override)
- サブクラスのインスタンス・メソッド (親クラスから継承された) を再定義すること。
- 指標 (* index)
- その内容が、テーブル内の特定エレメントの識別を表す、コンピューターのストレージ域またはレジスター。
- 指標付き編成 (* indexed organization)
- 各レコードが、そのレコード内の 1 つ以上のキーの値で識別される、永続論理ファイル構造。
- 指標付け (indexing)
- 指標名を使用しての添え字付け と同義。
- 指標データ項目 (* index data item)
- 索引名および関連する値をインストール先指定の形式で保管できるデータ項目。
- 修飾子 (* qualifier)
- (1) レベル標識と関連付けられるデータ名または名前であり、参照の際に、別のデータ名 (修飾子に従属する項目の名前) と一緒に、または条件名と一緒に使用される。(2) セクション名。そのセクションの中で指定されている段落名と共に参照する際に使用される。(3) ライブラリー名。そのライブラリーと関連付けられたテキスト名と共に参照する際に使用される。
- 修飾データ名 (* qualified data-name)
- データ名と、その後に連結語の OF または IN とデータ名修飾子を続けたものが 1 つ以上のセットで続いて構成される ID。
- 従属領域 (dependent region)
- IMS において、メッセージ・ドリブン・プログラム、バッチ・プログラム、またはオンライン・ユーティリティーを含む MVS 仮想記憶領域
- 終了クラス・マーカー (end class marker)
- 語の組み合わせに分離文字ピリオドが続いたもので、COBOL クラス定義の終わりを示す。クラス終了マーカーは次のとおり。
END CLASS class-name.
- 終了メソッド・マーカー (end method marker)
- 語の組み合わせに分離文字ピリオドが続いたもので、COBOL メソッド定義の終わりを示す。メソッド終了マーカーは次のとおり。
END METHOD method-name.
- 出力ファイル (* output file)
- 出力モードまたは拡張モードのいずれかでオープンされるファイル。
- 出力プロシージャー (* output procedure)
- SORT ステートメントの実行中にソート機能が完了した後で制御が渡されるステートメントの集合、または MERGE ステートメントの実行中に、要求があればマージ機能がマージ済みの順序になっているレコードのうち次のレコードを選択できるようになった後で制御が渡されるステートメントの集合。
- 出力モード (* output mode)
- OUTPUT または EXTEND 句の指定のある OPEN ステートメントが実行されてから、 REEL および UNIT 句の指定のない CLOSE ステートメントが実行される前までのファイルの状態。
- 順次アクセス (* sequential access)
- ファイル内のレコードの順序によって規定されている、論理レコードの連続した前後関係順に、論理レコードをファイルから取り出したり、ファイルに書き込んだりするアクセス・モード。
- 順次ファイル (* sequential file)
- 順次編成のファイル。
- 順次編成 (* sequential organization)
- レコードがファイルに書き込まれるときに確定されたレコードの前後関係によって識別されるような永続的な論理ファイル構造。
- 順序構造 (sequence structure)
- 一連のステートメントが、順序どおりに実行されるプログラムの処理ロジック。
- 条件 (式) (condition (expression))
- 真理値を判別できる、実行時のデータの状況。本書で、または一般形式の「条件」(condition-1, condition-2,. . .) に関連して使用される場合は、必要に応じて括弧で囲んだ単純条件からなる条件式、または複合条件 (単純条件、論理演算子、および括弧を構文的に正しく組み合わせたもの) からなる条件式のことであり、これに対して真理値を判別できる。単純条件 (simple condition)、複合条件 (complex condition)、単純否定条件 (negated simple condition)、複合条件 (combined condition)、および 複合否定条件 (negated combined condition) も参照。
- 条件 (例外) (condition (exception))
- 言語環境プログラムによって使用可能にされる、あるいは認識される例外。したがって、ユーザー条件処理ルーチンと言語条件処理ルーチンの活動化に適している。アプリケーションの通常のプログラミングされたフローを変えるもの。条件は、ハードウェアまたはオペレーティング・システムによって検出され、その結果、割り込みが起こる。このほかにも、条件は言語特定の生成コードまたは言語ライブラリー・コードによっても検出できる。
- 条件句 (* conditional phrase)
- ある条件ステートメントが実行された結果得られる条件の真理値の判別に基づいてとられるべき処置を指定する句。
- 条件式 (* conditional expression)
- EVALUATE、IF、PERFORM、または SEARCH ステートメントの中で指定される単純条件または複合条件。単純条件 (simple condition) および 複合条件 (complex condition) も参照。
- 条件ステートメント (* conditional statement)
- 条件の真理値を判別することと、オブジェクト・プログラムの次の処理がこの真理値によって決まることを指定するステートメント。
- 条件変数 (* conditional variable)
- 1 つ以上の値を持つデータ項目であり、これらの値が、そのデータ項目に割り当てられた条件名を持つ。
- 条件名 (* condition-name)
- 条件変数が想定できる値のサブセットに名前を割り当てるユーザー定義語。または、インプリメントする人が定義したスイッチまたは装置の状況に割り当てられるユーザー定義語。
- 条件名条件 (* condition-name condition)
- 真理値を判別できる命題で、かつ、条件変数の値が、その条件変数と関連する条件名に属する一連の値のメンバーである命題。
- 照合シーケンス (* collating sequence)
- コンピューターに受け入れられる文字がソート、マージ、比較を行うため、また索引付きファイルを順次処理するために順序付けられているシーケンス。
- 昇順キー (* ascending key)
- データ項目を比較する際の規則に一致するように、最低のキー値から始めて最高のキー値へとデータを順序付けている値に即したキー。
- 初期状態 (* initial state)
- 実行単位で最初に呼び出されるときのプログラムの状態。
- 初期設定プログラム (* initial program)
- プログラムが実行単位で呼び出されるたびに初期状態に設定されるプログラム。
- ジョブ制御言語 (JCL)
- ジョブをオペレーティング・システムに識別させ、ジョブの要件を記述するために使われる制御言語。
- シンボリック文字 (* symbolic-character)
- ユーザー定義の形象定数を指定するユーザー定義語。
- 真理値 (* truth value)
- 2 つの値 (真または偽) のどちらか一方によって、条件評価の結果を表したもの。
- スーパークラス (* superclass)
- 別のクラスによって継承されるクラス。サブクラス (subclass) も参照。
- 数字 (* numeric character)
- 次のような数字に属する文字。0、1、2、3、4、5、6、7、8、9。
- 数字 (digit)
- 0 から 9 までの任意の数字。COBOL では、この用語を用いて他の記号を参照することはない。
- 数字関数 (* numeric function)
- クラスとカテゴリーは数字だが、考えられる評価のいくつかにおいて整数関数の要件を満たさないような関数。
- 数字編集データ項目 (numeric-edited data item)
- 印刷出力の際に使用するのに適したフォーマットの数値データを含むデータ項目。外部 10 進数字の 0 から 9 の数字、小数点、コンマ、通貨符号、符号制御文字、その他の編集記号から構成される。数字編集項目は、USAGE DISPLAY または USAGE NATIONAL のいずれかで表すことができる。
- 数値データ項目 (numeric data item)
- (1) 記述により内容が数字 0 から 9 より選ばれた文字で表される値に制限されるデータ項目。符号付きである場合、この項目は +、-、または他の表記の演算符号も含むことができます。(2) カテゴリー数値、内部浮動小数点、または外部浮動小数点のデータ項目。数値データ項目は、USAGE DISPLAY、NATIONAL、PACKED-DECIMAL、BINARY、COMP、COMP-1、COMP-2、COMP-3、COMP-4、または COMP-5 を持つことができます。
- 数値リテラル (* numeric literal)
- 1 つ以上の数字から構成されるリテラルで、小数点または代数符号あるいはその両方を含むことができる。小数点は右端の文字であってはならない。代数符号がある場合には、それが左端の文字でなければならない。
- ステートメント (* statement)
- COBOL ソース・プログラムに書かれる、動詞を冒頭に置いた、ワード、リテラル、および区切り記号の構文的に正しい組み合わせ。
- スレッド (thread)
- プロセスの制御下にあるコンピューター命令のストリーム (プロセス内のアプリケーションによって開始される)。
- 世紀ウィンドウ (century window)
- 2 桁年号が固有に決まる 100 年間のこと。COBOL プログラマーが使用できる世紀ウィンドウには、いくつかのタイプがある。
- ウィンドウ表示日付フィールドについては、YEARWINDOW コンパイラー・オプションを使用する。
- ウィンドウ操作組み込み関数 DATE-TO-YYYYMMDD、DAY-TO-YYYYDDD、およびYEAR-TO-YYYY については、引数-2 (argument-2) によって世紀ウィンドウを指定する。
- 言語環境プログラム呼び出し可能サービスについては、CEESCEN で世紀ウィンドウを指定する。
- 整数 (* integer)
- (1) 小数点の右側に桁位置がない数値リテラル。(2) DATA DIVISION に定義される数値データ項目であり、小数点の右側に桁位置を含まないもの。(3) 関数の起こりうるすべての評価の戻り値で、小数点の右側の桁がすべてゼロであることが定義されている数字関数。
- 整数関数 (integer function)
- カテゴリーが数字であり、小数点の右側の桁位置が定義に入っていない関数。
- セクション (* section)
- ゼロ、1 つ、または複数の段落またはエンティティー (セクション本体と呼ばれる) と、その最初のものの前にセクション・ヘッダーが付いているもの。各セクションは、セクション・ヘッダーとそれに関連するセクション本体から構成される。
- セクション・ヘッダー (* section header)
- 後ろに分離文字ピリオドが付いたワードの組み合わせであり、ENVIRONMENT、DATA、またはPROCEDURE の各部において、セクションの始まりを示すもの。ENVIRONMENT DIVISION および DATA DIVISION では、セクション・ヘッダーは、予約語の後に分離文字ピリオドを続けたものから構成される。ENVIRONMENT DIVISION で許可されているセクション・ヘッダーは次のとおり。
CONFIGURATION SECTION.INPUT-OUTPUT SECTION.
DATA DIVISION で許可されているセクション・ヘッダーは次のとおり。
FILE SECTION.WORKING-STORAGE SECTION.LOCAL-STORAGE SECTION.LINKAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION では、セクション・ヘッダーは、セクション名、その後に続く予約語SECTION、およびその後の分離文字ピリオドから構成される。
- セクション名 (* section-name)
- PROCEDURE DIVISION の中にあるセクションに名前を付けるユーザー定義語。
- 節 (* clause)
- 記入項目の属性を指定するという目的で順番に並べられた連続する COBOL 文字ストリング。
- 宣言部分 (* declaratives)
- PROCEDURE DIVISION の先頭に書き込まれた 1 つ以上の特殊目的セクションの集合であり、その先頭にはキーワード DECLARATIVE が付き、その最後にはキーワード END DECLARATIVES が続いている。宣言部分は、セクション・ヘッダー、USE コンパイラー指示文、および 0 個、1 個、または複数個の関連する段落で構成される。
- 宣言文 (* declarative sentence)
- 区切り記号のピリオドによって終了する 1 つの USE ステートメントから構成されるコンパイラー指示文。
- 選択構造 (selection structure)
- 条件が真であるか偽であるかに応じて、ある一連のステートメントか、または別の一連のステートメントが実行されるというプログラムの処理ロジック。
- ソース・プログラム (source program)
- ソース・プログラムは、他の形式や記号を使用して表現することができるが、本書では、構文的に正しい COBOL ステートメントの集合を常に指している。COBOL ソース・プログラムは、IDENTIFICATION DIVISIONまたは COPY ステートメントで開始され、指定された場合はプログラム終了マーカーで終了するか、または追加のソース・プログラム行なしで終了する。
- ソース項目 (* source item)
- SOURCE 節によって指定される ID で、印刷可能な項目の値を提供する。
- ソース単位 (source unit)
- COBOL ソース・コードの 1 単位で、個別にコンパイルできる。プログラムまたはクラス定義。コンパイル単位 とも呼ばれる。
- ソート・ファイル (* sort file)
- SORT ステートメントによってソートされるレコードの集まり。ソート・ファイルは、ソート機能によってのみ作成され使用される。
- ソート・マージ・ファイル記述記入項目 (* sort-merge file description entry)
- DATA DIVISION の FILE SECTION の中にある記入項目。レベル標識 SD と、それに続くファイル名、および、必要に応じて、次に続く一連のファイル節から構成される。
- ゾーン 10 進数データ項目 (zoned decimal data item)
- 暗黙的または明示的に USAGE DISPLAY として記述されており、PICTURE の記号 9、S、P、および V の有効な組み合わせを含んでいる、外部 10 進数データ項目。ゾーン 10 進数データ項目の内容は、文字 0 から 9 で表され、必要に応じて符号が付きます。PICTURE ストリングが符号を指定しており、SIGN IS SEPARATE 節が指定されている場合、符号は文字 + または - として表されます。SIGN IS SEPARATE が指定されていない場合、符号は、符号位置の最初の 4 ビットをオーバーレイする 1 つの 16 進数字です (先行または末尾)。
- 相互参照リスト (cross-reference listing)
- コンパイラー・リストの一部であり、プログラム内においてファイル、フィールド、および標識が定義、参照、および変更される場所に関する情報が入る。
- 相対キー (* relative key)
- 相対ファイルの中の論理レコードを識別するための内容を持つキー。
- 相対ファイル (* relative file)
- 相対編成のファイル。
- 相対編成 (* relative organization)
- 各レコードが、レコードのファイル内における論理的順序位置を指定する 0 より大きい整数値によって、固有なものとして識別される永続的な論理ファイル構造。
- 相対レコード番号 (* relative record number)
- 相対編成ファイル内でのレコードの序数。この番号は、整数の数値リテラルとして扱われる。
- 想定小数点 (* assumed decimal point)
- データ項目の中に実際には小数点のための文字が入っていない小数点位置。想定小数点には、論理的な意味があり、物理的には表現されない。
- 添え字 (* subscript)
- 整数、(オプションで演算子 + または - 付きの整数が後ろにある) データ名、あるいは (オプションで演算子 + または - 付きの整数が後ろにある) 索引名のいずれかによって表されるオカレンス番号。これによりテーブル内の特定のエレメントを識別する。可変数の引数を認める関数では、添え字付き ID を関数引数として使用する場合は、添え字に ALL を使用することができる。
- 添え字付きデータ名 (* subscripted data-name)
- データ名とその後の括弧で囲まれた 1 つ以上の添え字から構成される ID。
- 代替レコード・キー (* alternate record key)
- 基本レコード・キー以外のキーであり、その内容が索引付きファイル内のレコードを識別する。
- ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL)
- リンク時ではなく、ロード時または実行時にプログラムにバインドされる実行可能コードおよびデータが入ったファイル。複数のアプリケーションが DLL 内のコードおよびデータを同時に共用することができる。DLL はプログラムの実行可能ファイルの一部ではないが、実行可能ファイルを正しく実行するためには必要となる可能性がある。
- 大容量記憶 (* mass storage)
- データを順次と非順次の 2 つの方法で編成して保管しておくことができるストレージ・メディア。
- 大容量記憶装置 (* mass storage device)
- 磁気ディスクなど、大きな記憶容量を持つ装置。
- 大容量記憶ファイル (* mass storage file)
- 大容量記憶メディアに格納されたレコードの集合。
- 対話式システム生産性向上機能 (ISPF)
- TSO または VM ユーザーに対してメニュー方式のインターフェースを提供する IBM ソフトウェア・プロダクト。ISPF には、ライブラリー・ユーティリティー、強力なエディター、およびダイアログ管理が組み込まれている。
- 多重定義 (overload)
- 同じクラスで使用可能な別のメソッドと同一の名前を使い (ただし、異なるシグニチャーを使用して)、メソッドを定義すること。シグニチャー (signature) も参照。
- 単項演算子 (* unary operator)
- 正符号 (+) または負符号 (-)。算術式の変数や算術式の左括弧の前に置き、それぞれ +1 または -1 を式に乗算する。
- 単純条件 (* simple condition)
- 以下のセットから選択される任意の単一条件。
- 比較条件
- クラス条件
- 条件名条件
- 切り替え状況条件
- 符号条件
条件 (condition) および 単純否定条件 (negated simple condition) も参照。
- 単純否定条件 (* negated simple condition)
- 論理演算子 NOT とその直後に単純条件を続けたもの。条件 (condition) および 単純条件 (simple condition) も参照。
- 段落 (* paragraph)
- PROCEDURE DIVISION では、段落名の後に分離文字ピリオドが続き、その後に 0 個以上の文が続く。IDENTIFICATION DIVISION および ENVIRONMENT DIVISION では、段落ヘッダーの後に 0 個以上の記入項目が続く。
- 段落ヘッダー (* paragraph header)
- 予約語の後に分離文字ピリオドが付いたもので、IDENTIFICATION DIVISION および ENVIRONMENT DIVISION において段落の始まりを示すもの。IDENTIFICATION DIVISION で許可されている段落ヘッダーは次のとおり。
PROGRAM-ID. (Program IDENTIFICATION DIVISION)CLASS-ID. (Class IDENTIFICATION DIVISION)METHOD-ID. (Method IDENTIFICATION DIVISION)AUTHOR.INSTALLATION.DATE-WRITTEN.DATE-COMPILED.SECURITY.
ENVIRONMENT DIVISION で許可されている段落ヘッダーは次のとおり。
SOURCE-COMPUTER.OBJECT-COMPUTER.SPECIAL-NAMES.REPOSITORY. (Program or Class CONFIGURATION SECTION)FILE-CONTROL.I-O-CONTROL.
- 段落名 (* paragraph-name)
- PROCEDURE DIVISION の中の段落を識別し開始するユーザー定義語。
- チェックポイント (checkpoint)
- ジョブ・ステップを後で再始動することができるように、ジョブとシステムの状況に関する情報を記録しておくことができるポイント。
- 置換文字 (substitution character)
- ソース・コード・ページからターゲット・コード・ページへの変換の際に、ターゲット・コード・ページで定義されていない文字を表すのに使用される文字。
- 逐次探索 (serial search)
- 最初のメンバーから始めて最後のメンバーで終わるように、ある集合のメンバーが連続的に検査される探査方法。
- 中間結果 (intermediate result)
- 連続して行われる算術演算の結果を収める中間フィールド。
- 直接アクセス (* direct access)
- プロセスが、以前にアクセスされたデータへの参照ではなく、そのデータの位置にのみ依存する方法で、ストレージ・デバイスからデータを入手したり、ストレージ・デバイスにデータを入力したりする機能。
- 通貨記号 (currency symbol)
- 数字編集項目内の通貨記号値の部分を示すために、PICTURE 節で使用される文字。通貨記号は、CURRENCY コンパイラー・オプションで定義するか、ENVIRONMENT DIVISION の SPECIAL-NAMES 段落内の CURRENCY SIGN 節によって定義することができる。CURRENCY SIGN 節が指定されない場合、NOCURRENCY コンパイラー・オプションが有効であれば、ドル記号 ($) がデフォルトの通貨記号値および通貨記号として使用される。通貨記号と通貨符号値は複数定義可能。通貨記号値 (currency sign value) も参照。
- 通貨記号値 (currency-sign value)
- 数字編集項目に保管される通貨単位を識別する文字ストリング。典型的な例としては、$、USD、EUR などがある。通貨記号値は、CURRENCY コンパイラー・オプションで定義するか、ENVIRONMENT DIVISION の SPECIAL-NAMES 段落内の CURRENCY SIGN 節によって定義することができる。CURRENCY SIGN 節が指定されない場合、NOCURRENCY コンパイラー・オプションが有効であれば、ドル記号 ($) がデフォルトの通貨記号値として使用される。通貨記号 (currency symbol) も参照。
- 次の実行可能ステートメント (* next executable statement)
- 現在のステートメントの実行完了後に制御が移される次のステートメント。
- 次の実行可能な文 (* next executable sentence)
- 現在のステートメントの実行完了後に制御が移される次の文。
- 次のレコード (* next record)
- ファイルの現在のレコードに論理的に続くレコード。
- データ記述記入項目 (* data description entry)
- COBOL プログラムの DATA DIVISION 内の記入項目であり、レベル番号の後に必要に応じてデータ名が続き、その後に必要に応じて一連のデータ節で構成されるもの。
- データ項目 (* data item)
- COBOL プログラムによってまたは関数演算の規則によって定義されるデータ単位 (リテラルを除く)。
- データ節 (* data clause)
- COBOL プログラムの DATA DIVISION のデータ記述記入項目に現れる節で、データ項目の特定の属性を記述する情報を提供する。
- データ名 (* data-name)
- データ記述記入項目で記述されたデータ項目に名前を割り当てるユーザー定義語。一般形式で使用された場合、データ名は、その形式の規則で特に許可されていない限り、参照変更、添え字付け、または修飾してはならないワードを表す。
- テーブル (* table)
- DATA DIVISION の中で OCCURS 節によって定義される、論理的に連続するデータ項目の集合。
- テーブル・エレメント (* table element)
- テーブルを構成する反復項目の集合に属するデータ項目。
- 停止点 (breakpoint)
- 通常は命令によって指定されるコンピューター・プログラムの場所であり、プログラムの実行は外部からの介入またはモニター・プログラムによって割り込まれる場合がある。
- テキスト・デック (text deck)
- オブジェクト・デック (object deck) または オブジェクト・モジュール (object module) と同義。
- テキスト・ワード (* text word)
- 以下のいずれかの文字から成る COBOL ライブラリー、ソース・プログラム、または疑似テキスト内のマージン A およびマージン R の間の、1 文字または連続した文字のシーケンス。
- スペース以外の区切り記号、疑似テキスト区切り文字、英数字リテラルの開始と終了の区切り文字。ライブラリー、ソース・プログラム、または疑似テキスト内のコンテキストに関係なく、右括弧文字と左括弧文字は常にテキスト・ワードと見なされる。
- 英数字リテラルの場合には、リテラルを囲む左引用符と右引用符を含むリテラル。
- コメント行および区切り記号によって囲まれたワード COPY を除く、その他の連続する一連の COBOL 文字で、区切り記号でもリテラルでもないもの。
- テキスト名 (* text-name)
- ライブラリー・テキストを識別するユーザー定義語。
- デバッグ・セクション (* debugging section)
- USE FOR DEBUGGING ステートメントが含まれているセクション。
- デバッグ行 (* debugging line)
- 行の標識区域に文字 D がある行のこと。
- トークン (token)
- COBOL エディターでは、プログラムにおける意味の単位。トークンには、データ、言語キーワード、ID、またはその他の言語構文の一部を含めることができる。
- 動詞 (* verb)
- COBOL コンパイラーまたはオブジェクト・プログラムによってとられる処置を表すワード。
- 動的 CALL (dynamic CALL)
- DYNAM オプションおよび NODLL オプションを使用してコンパイルされたプログラム内の CALL literal ステートメント、または NODLL オプションを使用してコンパイルされたプログラム内の CALL identifier ステートメント。
- 動的アクセス (* dynamic access)
- 1 つの OPEN ステートメントの実行範囲内において、特定の論理レコードを、大容量記憶ファイルからは順次アクセス以外の方法で取り出したりそのファイルに入れたりでき、またファイルからは順次アクセスの方法で取り出せるアクセス・モード。
- 動的ストレージ域 (dynamic storage area (DSA))
- 動的に獲得されるストレージであり、レジスター保管域、および動的ストレージ割り振りに使用可能な区域 (プログラム変数など) から構成される。DSA は、プログラムまたは関数が呼び出されるときに割り振られ、呼び出しインスタンスの継続時間の間持続します。DSA は通常、言語環境プログラムによって管理されるスタック・セグメント内に割り振られる。
- 特殊名記入項目 (* special names entry)
- ENVIRONMENT DIVISION の SPECIAL-NAMES 段落内の記入項目。この記入項目は、通貨記号を指定したり、小数点を選択したり、シンボリック文字を指定したり、インプリメントする人の名前をユーザー指定の簡略名と関連付けたり、英字名を文字セットまたは照合シーケンスと関連付けたり、クラス名を一連の文字と関連付けたりするための手段を提供する。
- 特殊文字 (* special character)
- 以下のセットに属する文字。
| 文字 |
意味 |
| + |
正符号 |
| - |
負符号 (-) (ハイフン) |
| * |
アスタリスク |
| / |
斜線 (スラッシュ) |
| = |
等号 |
| $ |
通貨記号 |
| , |
コンマ (小数点) |
| ; |
セミコロン |
| . |
ピリオド (小数点、終止符) |
| " |
引用符 |
| ( |
左括弧 |
| ) |
右括弧 |
| > |
より大記号 |
| < |
より小記号 |
| : |
コロン |
- 特殊レジスター (* special registers)
- 特定のコンパイラー生成ストレージ域のことで、その基本的な使用法は、具体的な COBOL 機能を使用したときに作り出される情報を記憶することである。
- 独立項目 (* noncontiguous items)
- WORKING-STORAGE SECTION およびLINKAGE SECTION 内の基本データ項目で、他のデータ項目と階層上の関係を持たないもの。
- トップダウン開発 (top-down development)
- 構造化プログラミング (structured programming) を参照。
- トップダウン設計 (top-down design)
- 関連付けられた諸機能が、構造の各レベルで実行されるようにする階層構造を使ったコンピューター・プログラムの設計。
- トラブルシューティング (troubleshoot)
- コンピューター・ソフトウェアの使用中に問題を検出し、突き止め、除去すること。
- トレーラー・ラベル (trailer-label)
- (1) 記録メディア・ユニットのデータ・レコードの後にある、ファイルまたはデータ・セットのラベル。(2) 「ファイル終わりラベル (end-of-file label)」の同義語。
- 内部 10 進数データ項目 (internal decimal data item)
- USAGE PACKED-DECIMAL または USAGE COMP-3 として記述されており、項目を数値として定義する PICTURE 文字ストリング (記号 9、S、P、または V の有効な組み合わせ) を持っている、データ項目。 「パック 10 進数データ項目 (packed-decimal data item)」と同義。
- 内部データ (* internal data)
- プログラムの中で記述されるデータで、すべての外部データ項目および外部ファイル結合子を除いたもの。プログラムの LINKAGE SECTION で記述された項目は、内部データとして扱われる。
- 内部データ項目 (* internal data item)
- 実行単位内の 1 つのプログラムの中で記述されるデータ項目。内部データ項目は、グローバル名を持つことができる。
- 内部ファイル結合子 (* internal file connector)
- 実行単位内にあるただ 1 つのオブジェクト・プログラムのみがアクセスできるファイル結合子。
- 内部浮動小数点データ項目 (internal floating-point data item)
- USAGE COMP-1 または USAGE COMP-2 として記述されているデータ項目。COMP-1 は、単精度浮動小数点データ項目を定義します。COMP-2 は、倍精度浮動小数点データ項目を定義します。内部浮動小数点データ項目に関連した PICTURE 節はありません。
- 名前 (name)
- COBOL オペランドを定義する 30 文字を超えないで構成されたワード。
- 名前空間 (namespace)
- XML 名前空間 (XML namespace) を参照。
- 二分探索 (binary search)
- 二分探索では、探索の各ステップで、一連のデータ・エレメントの集合が 2 つに分割される。エレメントの数が奇数の場合には、何らかの適切なアクションが取られる。
- 入出力状況 (* I-O status)
- 入出力操作の結果としての状況を示す 2 文字の値を収める概念上のエンティティー。この値は、そのファイルについてのファイル制御記入項目で FILE STATUS 節を使用することによって、プログラムに使用可能にされる。
- 入出力ステートメント (* input-output statement)
- 個々のレコードに対して操作を行うことにより、またはファイルを 1 つの単位として操作することにより、ファイルの処理を行うステートメント。入出力ステートメントには、ACCEPT (ID 句付き)、CLOSE、DELETE、DISPLAY、OPEN、READ、REWRITE、SET (TO ON または TOOFF 句付き)、START、および WRITE がある。
- 入出力ファイル (* input-output file)
- I-O モードでオープンされるファイル。
- 入出力モード (* I-O mode)
- ファイルに対する I-O 句の指定のある OPEN ステートメントが実行されてから、そのファイルに対する REEL または UNIT 句の指定のない CLOSE ステートメントが実行される前までの、ファイルの状態。
- 入力ファイル (* input file)
- 入力モードでオープンされるファイル。
- 入力プロシージャー (* input procedure)
- ソートすべき特定のレコードの解放を制御する目的で、SORT ステートメントの実行時に制御が渡されるステートメントの集合。
- 入力モード (* input mode)
- ファイルに対する INPUT 句の指定のある OPEN ステートメントが実行されてから、そのファイルに対する REEL または UNIT 句の指定のない CLOSE ステートメントが実行される前までの、ファイルの状態。
- ヌル (null)
- 無効なアドレスの値をポインター・データ項目に割り当てるために使用される形象定数。NULL を使えるところならばどこでも、NULLS を使用できる。
- ネイティブ・メソッド (native method)
- COBOL などの別のプログラム言語で記述されたインプリメンテーションを備える Java メソッド。
- ネストされたプログラム (nested program)
- 他のプログラムの中に直接的に含まれているプログラム。
- 年フィールド拡張 (year field expansion)
- 2 桁の年の日付フィールドを、ファイルおよびデータベースの中で完全な 4 桁の年になるように明示的に拡張した後、そのフィールドをプログラムの中で拡張形式で使用する方法。これは、2 桁の年を使用していたアプリケーションに対して確実に信頼できる日付処理を行う唯一の方法である。
- バイト (byte)
- 特定の数のビット (通常 8 ビット) から成るストリングであり、1 つの単位として処理され、1 つの文字または制御機能を表す。
- バイトコード (bytecode)
- Java コンパイラーによって生成され、Java インタープリターによって実行される、マシンから独立したコード。(Sun)
- バイナリー項目 (binary item)
- 2 進表記 (基数 2 の数体系) で表される数値データ項目。等価の 10 進数は、10 進数字 0 から 9 に演算符号を加えたもので構成される。項目の左端ビットは演算符号。
- ハイパースペース (hiperspace)
- z/OS 環境で、プログラムがバッファーとして使用できる最大 2 GB までの連続する仮想記憶アドレス範囲。
- 配列 (array)
- データ・オブジェクトで構成される集合体。それぞれのオブジェクトは添え字付けによって一意的に参照できる。配列は、COBOL ではテーブルに類似する。
- パック 10 進数データ項目 (packed-decimal data item)
- 内部 10 進数データ項目 (internal decimal data item) を参照。
- パッケージ (package)
- 関連する Java クラスの集まり。個々に、または全体としてインポートすることができる。
- バッファー (buffer)
- 入力データまたは出力データを一時的に保持するために使用されるストレージの一部分。
- パラメーター (parameter)
- (1) 呼び出し側プログラムと呼び出し先プログラムの間で受け渡されるデータ。(2) メソッド呼び出しの USING 句内のデータ・エレメント。引数によって、呼び出されたメソッドが要求された操作を実行するために使用できる追加情報を与える。
- 範囲区切りステートメント (* delimited scope statement)
- 明示的範囲終了符号を含んでいるステートメント。
- 範囲終了符号 (scope terminator)
- PROCEDURE DIVISION の特定のステートメントの終わりを示す COBOL 予約語。これは明示的なもの (例えば、END-ADD など) であることもあれば、暗黙のもの(分離文字ピリオド) であることもある。
- 反復構造 (iteration structure)
- ある条件が真である間、あるいはある条件が真になるまで、一連のステートメントが繰り返して実行されるプログラムの処理ロジック。
- 汎用オブジェクト参照 (universal object reference)
- どのクラスのオブジェクトでも参照できるデータ名。
- 比較条件 (* relation condition)
- ある算術式、データ項目、英数字リテラル、または索引名の値が、他の算術式、データ項目、英数字リテラル、または索引名の値と特定の関係があるという命題 (それに対して真理値を判別する)。関係演算子 (relational operator) も参照。
- 比較文字 (* relation character)
- 以下のセットに属する文字。
| 文字 |
意味 |
| > |
より大きい |
| < |
より小さい |
| = |
に等しい |
- 引数 (argument)
- (1) ID、リテラル、算術式、または関数 ID で、これにより関数の評価に使用する値を指定する。 (2) CALL または INVOKE ステートメントの USING 句のオペランドであり、呼び出されたプログラムまたは起動されたメソッドに値を渡すのに使用されます。
- ビジネス・メソッド (business method)
- ビジネス・ロジックまたはアプリケーションのルールをインプリメントする Enterprise Bean のメソッド。(Sun)
- 非制限ストレージ (unrestricted storage)
- 2 GB バーより下のストレージ。16MB 境界より上または下がある。16MB 境界より上では、31 ビット・モードでのみ、アドレス可能。
- ビッグ・エンディアン (big-endian)
- メインフレームおよび AIX ワークステーションが 2 進データおよび UTF-16 文字を保管する際に使用するデフォルトの形式。この形式では、2 進数データ項目の最下位バイトが最上位のアドレスになり、UTF-16 文字の最下位バイトが最上位のアドレスになる。リトル・エンディアン (little-endian) と比較。
- 日付形式 (date format)
- 次のいずれかの方法で指定される、日付フィールドの日付パターン。
- DATE FORMAT 節または DATEVAL 組み込み関数 argument-2 によって明示的に。
- 日付フィールドを戻すステートメントまたは組み込み関数によって暗黙的に。詳細については、日付フィールド (Enterprise COBOL 言語解説書) を参照してください。
- 日付フィールド (date field)
- 次のうちのいずれか。
- データ記述記入項目に DATE FORMAT 節が含まれているデータ項目。
- 次の組み込み関数の 1 つで戻される値。
DATE-OF-INTEGERDATE-TO-YYYYMMDDDATEVALDAY-OF-INTEGERDAY-TO-YYYYDDDYEAR-TO-YYYYYEARWINDOW
- ACCEPT ステートメントの概念上のデータ項目 DATE、DATE YYYYMMDD、DAY、および DAY YYYYDDD。
- ある種の算術演算の結果。詳細については、日付フィールドを使用する算術計算 (Enterprise COBOL 言語解説書) を参照してください。
「日付フィールド (date field)」という用語は、「拡張日付フィールド (expanded date field)」と「ウィンドウ表示日付フィールド (windowed date field)」の両方を指す。非日付 (nondate) も参照。
- 非日付 (nondate)
- 次のうちのいずれか。
- 日付記述記入項目に DATE FORMAT 節が含まれていないデータ項目
- リテラル
- UNDATE 関数を使用して変換された日付フィールド
- 参照変更された日付フィールド
- 日付フィールド・オペランドを含む特定の算術演算の結果。例えば、2 つの互換日付フィールドの差
- 表示浮動小数点データ項目 (display floating-point data item)
- 暗黙的または明示的に USAGE DISPLAY として記述されており、外部浮動小数点データ項目を記述する PICTURE 文字ストリングを持っている、データ項目。
- 標準 COBOL 85 (Standard COBOL 85)
- 以下の標準によって定義された COBOL 言語。
- 「ANSI INCITS 23-1985, Programming languages -COBOL」は「ANSI INCITS 23a-1989, Programming Languages -COBOL - Intrinsic Function Module for COBOL」および「 ANSI INCITS 23b-1993, Programming Languages - Correction Amendmentfor COBOL」に改訂されました。
- 「ISO 1989:1985, Programming languages -COBOL」は「ISO/IEC 1989/AMD1:1992, Programming languages -COBOL: Intrinsic function module」および「ISO/IEC 1989/AMD2:1994, Programming languages -Correction and clarification amendmentfor COBOL」に改訂されました。
- 部 (* division)
- 部の本体と呼ばれる、0 個、1 個、または複数個のセクションまたは段落の集合であり、特定の規則に従って形成および結合されたもの。それぞれの部は、部のヘッダーおよび関連した部の本体で構成される。COBOL プログラムには、見出し部、環境部、データ部、および手続き部の 4 つの部がある。
- ファイル (* file)
- 論理レコードの集合。
- ファイル・システム (file system)
- データ・レコードおよびファイル記述プロトコルの特定のセットに準拠するファイルの集合、およびこれらのファイルを管理する一連のプログラム。
- ファイル位置標識 (file position indicator)
- 概念的エンティティーであり、索引付きファイルの場合は参照キー内の現行キーの値、順次ファイルの場合は現行レコードのレコード番号、相対ファイルの場合は現行レコードの相対レコード番号が入っている。あるいは、次の論理レコードが存在しないことを示すか、オプションの入力ファイルが使用可能でないことを示すか、AT END 条件が既に存在していることを示すか、もしくは有効な次のレコードが設定されていないことを示す。
- ファイル記述記入項目 (* file description entry)
- DATA DIVISION の FILE SECTION の中にある記入項目。レベル標識 FD と、それに続くファイル名、および、必要に応じて、次に続く一連のファイル節から構成される。
- ファイル結合子 (* file connector)
- ファイルに関する情報が入っており、ファイル名と物理ファイルの間のリンケージとして、さらにファイル名とその関連レコード域の間のリンケージとして使用されるストレージ域。
- ファイル制御記入項目 (* file control entry)
- SELECT 節と、ファイルの関連物理属性を宣言するすべての従属節。
- ファイル節 (* file clause)
- DATA DIVISION の記入項目であるファイル記述項目 (FD 記入項目) およびソート・マージ・ファイル記述項目 (SD 記入項目) のいずれかの一部として現れる節。
- ファイル属性対立条件 (* file attribute conflict condition)
- ファイルに入出力操作の実行を試みて失敗した場合に、プログラムの中でそのファイルに対して指定されたファイル属性が、そのファイルの固定属性と一致しないこと。
- ファイル編成 (* file organization)
- ファイルの作成時に確立される永続論理ファイル構造。
- ファイル名 (* file-name)
- DATA DIVISION の FILE SECTION の中のファイル記述項目またはソート・マージ・ファイル記述項目で記述されるファイル結合子に名前を付けるユーザー定義語。
- ファクトリー・データ (factory data)
- いったんクラスに割り振られ、クラスのすべてのインスタンスに共用されるデータ。ファクトリー・データは、クラス定義の FACTORY 段落の DATA DIVISION のWORKING-STORAGE SECTION 内に宣言される。Java private 静的データと同義。
- ファクトリー・メソッド (factory method)
- オブジェクト・インスタンスとは無関係に、クラスによってサポートされるメソッド。ファクトリー・メソッドは、クラス定義の FACTORY 段落に宣言される。Java public 静的メソッドと同義。これらは通常オブジェクトの作成をカスタマイズすることに使用される。
- フォーマット (* format)
- 一連のデータの特定の配置。
- 複合 ODO (complex ODO)
- 次のような OCCURS DEPENDING ON 節の特定の形式。
- 可変位置項目またはグループ: DEPENDING ON オプションを指定したOCCURS 節によって記述されたデータ項目の後に、非従属データ項目またはグループが続く。グループは英数字グループでも国別グループでも構いません。
- 可変位置テーブル: DEPENDING ON オプションを指定したOCCURS 節によって記述されたデータ項目の後に、OCCURS 節によって記述された非従属データ項目が続く。
- 可変長エレメントを持つテーブル: OCCURS 節によって記述されたデータ項目に、DEPENDING ON オプションを指定した OCCURS 節によって記述された従属データ項目が含まれている。
- 可変長エレメントを持つテーブルの指標名。
- 可変長エレメントを持つテーブルのエレメント。
- 複合条件 (* combined condition)
- 2 つ以上の条件を AND または OR 論理演算子で結合した結果生じる条件。条件 (condition) および 複合否定条件 (negated combined condition) も参照。
- 複合条件 (* complex condition)
- 1 つ以上の論理演算子が 1 つ以上の条件に基づいて作動する条件。条件 (condition)、単純否定条件 (negated simple condition)、および 複合否定条件 (negated combined condition) も参照。
- 複合否定条件 (* negated combined condition)
- 論理演算子 NOT とその直後に括弧で囲んだ複合条件を続けたもの。条件 (condition) および 複合条件 (combined condition) も参照。
- 含まれているプログラム (contained program)
- 別の COBOL プログラムにネストされている COBOL プログラム。
- 符号条件 (* sign condition)
- データ項目や算術式の代数値が、0 より小さいか、大きいか、または等しいかという命題で、それに関して真理値が判別できる。
- 物理レコード (* physical record)
- ブロック (block) を参照。
- 浮動小数点 (floating point)
- 実数を 1 対の数表示で表す、数を表記するための形式。浮動小数点表記では、固定小数点部分 (最初の数表示) と、暗黙浮動小数点の底を指数で表される数だけ累乗して得られる値 (2 番目の数表示) との積が、実数になります。例えば、数値 0.0001234 の浮動小数点表記は 0.1234 -3 です (ここで、0.1234 は小数部であり、-3 は指数です)。
- 浮動小数点データ項目 (floating-point data item)
- 小数部と指数が入っている数値データ項目。その値は、小数部に、指数で指定されただけ累乗された数字データ項目の底を乗算することによって得られる。
- 部の見出し (* division header)
- ワードとその後に続く、部の先頭を示す分離文字ピリオドの組み合わせ。部のヘッダーは次のとおり。
IDENTIFICATION DIVISION.ENVIRONMENT DIVISION.DATA DIVISION.PROCEDURE DIVISION.
- 古くなったエレメント (* obsolete element)
- 標準 COBOL 85 の COBOL 言語エレメントのうち、標準 COBOL 2002 から削除されたもの。
- プログラム (program)
- (1) コンピューターで処理するのに適した一連の命令。処理には、コンパイラーを使用してプログラムの実行準備をすることやランタイム環境を使用してプログラムを実行することが含まれます。(2) 1 つ以上の相互に関係のあるモジュールの論理アセンブリー。同じプログラムの複数のコピーを異なるプロセスで実行することができる。
- プログラム識別記入項目 (* program identification entry)
- IDENTIFICATION DIVISION の PROGRAM-ID 段落内の記入項目であり、プログラム名を指定し、選択されたプログラム属性をプログラムに割り当てる節が入っている。
- プログラム終了マーカー (* end program marker)
- 語の組み合わせに分離文字ピリオドが続いたもので、COBOL ソース・プログラムの終わりを示す。プログラム終了マーカーは、次のように記述する。
END PROGRAM program-name.
- プログラム名 (* program-name)
- IDENTIFICATION DIVISION およびプログラム終了マーカーにおいて、COBOL ソース・プログラムを識別するユーザー定義語または英数字リテラル。
- プロシージャー (* procedure)
- PROCEDURE DIVISION 内にある 1 つの段落または論理的に連続する段落のグループ、あるいは 1 つのセクションまたは論理的に連続するセクションのグループ。
- プロシージャー・ブランチ・ステートメント (* procedure branching statement)
- ソース・コードの中にステートメントが書かれている順番どおりに次の実行可能ステートメントに制御の移動をせず、別のステートメントに明示的に制御の移動を引き起こすステートメント。プロシージャー分岐ステートメントは次のとおり。ALTER、CALL、EXIT、EXIT PROGRAM、GO TO、MERGE (OUTPUTPROCEDURE 句付き)、PERFORM および SORT (INPUTPROCEDURE または OUTPUT PROCEDURE 句付き)、XML PARSE。
- プロシージャー・ポインター・データ項目 (procedure-pointer data item)
- 入り口点を指すポインターを保管できるデータ項目。USAGE IS PROCEDURE-POINTER 節で定義されるデータ項目には、プロシージャー入り口点のアドレスが入っている。一般的に、COBOL および言語環境プログラムのプログラムと通信するために使用される。
- プロシージャー統合 (procedure integration)
- COBOL 最適化プログラムの機能の 1 つであり、実行されるプロシージャーまたは含まれているプログラムへの呼び出しを単純化する。
PERFORM プロシージャー統合とは、PERFORM ステートメントが、実行されるプロシージャーによって置き換えられるプロセスのこと。含まれているプログラムのプロシージャー統合とは、含まれているプログラムへの呼び出しがプログラム・コードによって置き換えられるプロセスのこと。
- プロシージャー名 (* procedure-name)
- PROCEDURE DIVISION の中にある段落またはセクションに名前を付けるために使用されるユーザー定義語。プロシージャー名は、段落名 (これは修飾することができる) またはセクション名から構成される。
- プロジェクト (project)
- ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) や他の実行可能ファイル (EXE) などのターゲットを作成するのに必要な、データおよびアクションの完全セット。
- プロセス (process)
- プログラムの全部または一部の実行中に発生する一連のイベント。複数のプロセスを並行して実行することができ、1 つのプロセス内で実行されるプログラムはリソースを共用することができる。
- ブロック (* block)
- 通常は 1 つ以上の論理レコードで構成される物理的データ単位。大容量記憶ファイルの場合、ある論理レコードの一部がブロックに入ることがある。ブロックのサイズは、そのブロックが含まれているファイルのサイズと直接関係はなく、そのブロックに含まれているか、そのブロックにオーバーラップしている論理レコードのサイズとも直接関係はない。「物理レコード (physical record)」と同義。
- 文 (* sentence)
- 1 つ以上のステートメントの並びで、その最後のものは、分離文字ピリオドで終了する。
- 文書タイプ定義 (document type definition (DTD))
- XML 文書のクラスの文法。XML タイプ定義 (XML type definition) を参照。
- 分離文字 (* separator)
- 文字ストリングを区切るために使用される、1 文字または連続する 2 文字以上。
- 分離文字コンマ (* separator comma)
- 文字ストリングを区切るために使われる、後ろに 1 つのスペースが続く 1 つのコンマ (,)。
- 分離文字セミコロン (* separator semicolon)
- 文字ストリングを区切るために使われる、後ろに 1 つのスペースが続く 1 つのセミコロン (;)。
- 分離文字ピリオド (* separator period)
- 文字ストリングを区切るために使われる、後ろに 1 つのスペースが続く 1 つのピリオド (.)。
- ページ (page)
- データの物理的分離を表す、出力データの垂直分割。分離は、内部論理要件または出力メディアの外部特性、あるいはその両方に基づいて行われる。
- ページ本体 (* page body)
- 行を記述できる、または行送りすることができる (またはその両方ができる) 論理ページの部分。
- 米国規格協会 (American National Standards Institute: ANSI)
- 米国で認定された組織が自発的工業規格を作成して維持する手順を設定する組織であり、製造業者、消費者、および一般の利害関係者で構成される。
- 別個にコンパイルされたプログラム (* separately compiled program)
- あるプログラムが、その中に含まれているプログラムと一緒に、それ以外のすべてのプログラムとは別個にコンパイルされること。
- ヘッダー・ラベル (header label)
- (1) 記録メディア・ユニットのデータ・レコードの前にあるファイル・ラベルまたはデータ・セット・ラベル。(2) 「ファイル開始ラベル (beginning-of-file label)」の同義語。
- 編集解除 (* de-edit)
- 項目の編集解除された数値を判別するために、数字編集データ項目からすべての編集文字を論理的に除去すること。
- 編集済みデータ項目 (edited data item)
- 0 の抑止または編集文字の挿入、あるいはその両方を行うことによって変更されたデータ項目。
- 編集用文字 (* editing character)
- 次に示す集合に属する 1 文字、または 2 文字で構成される固定した組み合わせ。
| 文字 |
意味 |
| |
スペース |
| 0 |
ゼロ |
| + |
正符号 |
| - |
負符号 |
| CR |
貸方 |
| DB |
借方 |
| Z |
ゼロの抑止 |
| * |
チェック・プロテクト |
| $ |
通貨記号 |
| , |
コンマ (小数点) |
| . |
ピリオド (小数点) |
| / |
斜線 (スラッシュ) |
- 変数 (* variable)
- オブジェクト・プログラムの実行によって変更を受ける可能性のある値を持つデータ項目。算術式で使われる変数は、数字基本項目でなければならない。
- ポインター・データ項目 (pointer data item)
- アドレス値を保管できるデータ項目。これらのデータ項目は、USAGE IS POINTER 節を使用してポインターとして明示的に定義される。ADDRESS OF 特殊レジスターは、ポインター・データ項目として暗黙的に定義されている。ポインター・データ項目は、他のポインター・データ項目と等価かどうか比較したり、他のポインター・データ項目に内容を移動したりできる。
- ボリューム (volume)
- 外部ストレージのモジュール。テープ装置の場合はリール、直接アクセス装置の場合はユニット。
- ボリューム切り替え処理手順 (volume switch procedures)
- ファイルの終わりに達する前にユニットまたはリールの終わりに達したとき、自動的に実行されるシステム固有の処理手順。
- マージ・ファイル (* merge file)
- MERGE ステートメントによってマージされるレコードの集まり。マージ・ファイルは、マージ機能により作成され、マージ機能によってのみ使用できる。
- マルチスレッド化 (multithreading)
- コンピューター内で複数のパスを使用して実行を行う並行操作。「マルチプロセッシング (multiprocessing)」と同義。
- マルチタスキング (multitasking)
- 2 つ以上のタスクの並行実行またはインターリーブド実行を可能にする操作モード。
- 無効キー条件 (* invalid key condition)
- 索引付きファイルまたは相対ファイルに関連するキーの特定値が無効であると判別された場合に生じる、実行時の条件。
- 明示的範囲終了符号 (* explicit scope terminator)
- 特定の PROCEDURE DIVISION ステートメントの有効範囲を終わらせる予約語。
- 命令ステートメント (* imperative statement)
- 命令の動詞で開始して、行うべき無条件の処置を指定するステートメント。または明示範囲終了符号によって区切られた条件ステートメント (範囲区切りステートメント)。1 つの命令ステートメントは、一連の命令ステートメントから構成することができる。
- メインプログラム (main program)
- プログラムとサブルーチンからなる階層において、プロセス内でプログラムが実行されたときに最初に制御を受け取るプログラム。
- メガバイト、MB (* megabyte (MB))
- 1 メガバイトは 1,048,576 バイトに相当する。
- メソッド (method)
- オブジェクトによってサポートされる操作の 1 つを定義し、そのオブジェクトに対する INVOKE ステートメントによって実行されるプロシージャー・コード。
- メソッド定義 (* method definition)
- メソッドを定義する COBOL ソース・コード。
- メソッドの起動 (method invocation)
- あるオブジェクトから別のオブジェクトへの通信で、受信オブジェクトにメソッドを実行するように要求するもの。
- メソッド見出し記入項目 (* method identification entry)
- IDENTIFICATION DIVISION の METHOD-ID 段落内の記入項目。この記入項目には、メソッド名を指定する節が入っている。
- メソッド名 (method-name)
- オブジェクト指向操作の名前。メソッドを起動するのに使用する場合、名前は、英数字リテラル、国別リテラル、カテゴリー英数字データ項目、またはカテゴリー国別データ項目にすることができます。メソッドを定義する METHOD-ID 段落で使用する場合、名前は英数字リテラルまたは国別リテラルにする必要があります。
- メッセージ・キュー (message queue)
- メッセージがアプリケーション・プログラムによって処理されたり端末に送信されたりする前に、キューに入れられるデータ・セット。
- メッセージ処理プログラム (MPP)
- トランザクションによって駆動され、オンライン IMS データベースとメッセージ・キューにアクセスできる、IMS アプリケーション・プログラム。
- 文字 (* character)
- 言語のそれ以上分割できない基本単位。
- 文字 (* letter)
- 以下の 2 つのセットのいずれかに属する文字。
- 英大文字:A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z
- 英小文字: a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k、l、m、n、o、p、q、r、s、t、u、v、w、x、y、z
- 文字位置 (character position)
- 1 文字を保持または表示するために必要な物理ストレージまたは表示スペースの量。この用語はどのような文字のクラスにも適用される。文字の特定のクラスについては、以下の用語が適用される。
- 英数字文字位置。USAGE DISPLAY を使用して表される DBCS 文字。
- DBCS 文字位置。USAGE DISPLAY-1 を使用して表される DBCS 文字。
- 国別文字位置。USAGE NATIONAL を使用して表される文字。UTF-16 の文字エンコード・ユニット と同義。
- 文字エンコード・ユニット (character encoding unit)
- コード化文字セット内の 1 つのコード・ポイントに相当するデータの単位。1 つ以上の文字エンコード・ユニットを使用して、コード化文字セットの文字が表現される。エンコード・ユニット とも呼ばれる。
USAGE NATIONAL の場合、文字エンコード・ユニットは、UTF-16 の 2 バイト・コード・ポイントに対応している。
USAGE DISPLAY の場合、文字エンコード・ユニットは、1 つのバイトに対応している。
USAGE DISPLAY-1 の場合、文字エンコード・ユニットは、DBCS 文字セットの 2 バイト・コード・ポイントに対応している。
- 文字ストリング (character string)
- COBOL ワード、リテラル、PICTURE 文字ストリング、またはコメント記入項目を形成する一連の連続した文字。文字ストリングは区切り文字で区切らなければならない。
- 文字セット (character set)
- テキスト情報を表すために使用されるエレメントの集合。ただし、コード化表現は想定されていない。コード化文字セット (coded character set) も参照。
- モジュール定義ファイル (module definition file)
- ロード・モジュール内のコード・セグメントを記述するファイル。
- ユーザー定義語 (* user-defined word)
- 節やステートメントの形式を満たすためにユーザーが提供する必要のある COBOL ワード。
- 優先順位番号 (* priority-number)
- セグメンテーションの目的で、PROCEDURE DIVISION 内のセクションを分類するユーザー定義語。セグメント番号には 0 から 9 までの文字だけしか使用できない。セグメント番号は 1 桁または 2 桁として表すことができる。
- ユニット (unit)
- 直接アクセスのモジュール。その大きさは IBM によって規定されている。
- 呼び出し可能サービス (callable services)
- 言語環境プログラムでは、従来の言語環境プログラム定義の呼び出しインターフェースを使用して COBOL プログラムが呼び出すことができる一連のサービス。言語環境プログラムの規則を共有するすべてのプログラムがこれらのサービスを使用できる。
- 呼び出し側プログラム (* calling program)
- 別のプログラムへの CALL を実行するプログラム。
- 呼び出し先プログラム (called program)
- CALL ステートメントの対象となるプログラム。呼び出し先プログラムと呼び出し側プログラムが実行時に結合されて、1 つの実行単位が作成される。
- 予約語 (* reserved word)
- COBOL ソース・プログラムの中で使用することができるが、ユーザー定義語またはシステム名としてプログラムの中で使用されてはならないワードのリスト中に挙げられている COBOL ワード。
- ライブラリー・テキスト (* library text)
- COBOL ライブラリー内の一連のテキスト・ワード、コメント行、区切りスペース、または区切りの疑似テキスト区切り文字。
- ライブラリー名 (* library-name)
- COBOL ライブラリーの名前を表すユーザー定義語。与えられたソース・プログラムをコンパイルするためにコンパイラーが使用するライブラリーを識別する。
- ラッパー (wrapper)
- オブジェクト指向コードとプロシージャー指向コード間のインターフェースを提供するオブジェクト。ラッパーを使用すると、他のシステムがプログラムを再利用したり、プログラムにアクセスしたりできるようになる。
- ランタイム環境 (runtime environment)
- COBOL プログラムが実行される環境。
- ランダム・アクセス (* random access)
- キー・データ項目のプログラム指定値を使用して、相対ファイルまたは索引付きファイルから取り出したり、削除したり、またはそこに入れたりする論理レコードを識別するアクセス・モード。
- リール (reel)
- ストレージ・メディアの個別部分。その大きさはインプリメントする人によって決定され、1 つのファイルの一部、1 つのファイルの全部、または任意の個数のファイルが収容される。「ユニット (unit)」および「ボリューム (volume)」と同義。
- リソース (* resource)
- オペレーティング・システムの制御下に置かれており、実行中のプログラムによって使用できる機能またはサービス。
- リテラル (literal)
- ストリングを構成するために配列された文字によって、または形象定数を使用することによって、その値が決められる文字ストリング。
- リトル・エンディアン (little-endian)
- Intel プロセッサーが 2 進データおよび UTF-16 文字を保管する際に使用するデフォルトの形式。この形式では、2 進数データ項目の最上位バイトが最上位のアドレスになり、UTF-16 文字の最上位バイトが最上位のアドレスになる。ビッグ・エンディアン (big-endian) と比較。
- リリアン日 (Lilian date)
- グレゴリオ暦の開始以降の日数。第 1 日は 1582 年 10 月 15 日、金曜日。リリアン日フォーマットは、グレゴリオ暦の考案者であるルイジ・リリオにちなんだ名称。
- リンカー (linker)
- z/OS リンケージ・エディターまたは z/OS バインダーのいずれかを指す。
- リンク (link)
- (1) リンク接続 (伝送メディア) と、それぞれがリンク接続の終端にある 2 つのリンク・ステーションの組み合わせ。1 つのリンクは、マルチポイントまたはトークンリング構成において、複数のリンク間で共用できる。(2) データ項目あるいは 1 つ以上のコンピューター・プログラムの部分を相互接続すること。例えば、リンケージ・エディターによってオブジェクト・プログラムをリンクして実行可能ファイルを作成すること。
- ルーチン (routine)
- コンピューターに操作または一連の関連操作を実行させる、COBOL プログラム内の一連のステートメント。言語環境プログラムでは、プロシージャー、関数、またはサブルーチンのいずれかを指す。
- ルーチン名 (* routine-name)
- COBOL 以外の言語で記述されたプロシージャーを識別するユーザー定義語。
- レコード (* record)
- 論理レコード (logical record) を参照。
- レコード・キー (record key)
- 索引付きファイル内のレコードを識別する内容を持つキー。
- レコード域 (* record area)
- DATA DIVISION の FILE SECTION 内のレコード記述項目で記述されるレコードを処理する目的で割り振られるストレージ域。FILE SECTION では、レコード域の現行の文字位置の数は、明示または暗黙の RECORD 節によって決められる。
- レコード記述 (* record description)
- レコード記述項目 (record description entry) を参照。
- レコード記述項目 (* record description entry)
- 特定のレコードに関連したデータ記述記入項目全体。「レコード記述 (record description)」と同義。
- レコード内データ構造 (* intrarecord data structure)
- 連続したデータ記述記入項目のサブセットによって定義される、1 つの論理レコードから得られるグループ・データ項目および基本データ項目の集合全体。これらのデータ記述記入項目には、レコード内データ構造を記述している最初のデータ記述記入項目のレベル番号より大きいレベル番号を持つすべての記入項目が含まれる。
- レコード番号 (* record number)
- 編成が順次であるファイル内のレコードの順序数。
- レコード名 (* record-name)
- COBOL プログラムの DATA DIVISION 内のレコード記述項目で記述されるレコードに名前を付けるユーザー定義語。
- 列 (* column)
- 印刷行または参照形式行におけるバイト位置。列は、行の左端の位置から始めて行の右端の位置まで、1 から 1 ずつ増やして番号が付けられる。列は 1 つの 1 バイト文字を保持する。
- レベル番号 (* level-number)
- 階層構造におけるデータ項目の位置を示すか、またはデータ記述記入項目の特性を示す、2 桁の数字で表されたユーザー定義語。1 から 49 のレベル番号は、論理レコードの階層構造におけるデータ項目の位置を示す。1 から 9 のレベル番号は、1 桁の数字として書くことも、0 の後に有効数字を付けて書くこともできる。レベル番号 66、77、および 88 は、データ記述記入項目の特性を識別する。
- レベル標識 (* level indicator)
- 特定のタイプのファイルを識別するか、または階層での位置を識別する 2 つの英字。DATA DIVISION 内のレベル標識には、CD、FD、および SD がある。
- 連続項目 (* contiguous items)
- DATA DIVISION 内の連続する記入項目によって記述され、相互に一定の階層関係を持っている項目。
- ローカル参照 (local reference)
- メソッドの有効範囲内にあるオブジェクトの参照。
- ロケール (locale)
- プログラム実行環境の一連の属性であり、文化的に重要な考慮事項を示す。例えば、文字コード・ページ、照合シーケンス、日時形式、通貨表記、数値表記、または言語など。
- 論理演算子 (* logical operator)
- 予約語 AND、OR、または NOT のいずれか。条件の形成において、AND または OR、あるいはその両方を論理連結語として使用できる。NOT は論理否定に使用できる。
- 論理レコード (* logical record)
- 最も包括的なデータ項目。レコードのレベル番号は 01。レコードは、基本項目またはグループ項目のどちらでもよい。「レコード (record)」と同義。
- ワークステーション (workstation)
- エンド・ユーザーが使用するコンピューターの総称 (パーソナル・コンピューター、3270 端末、インテリジェント・ワークステーション、および UNIX 端末を含む)。ワークステーションはメインフレームまたはネットワークに接続されることがよくある。
- ワード (* word)
- ユーザー定義語、システム名、予約語、または関数名を形成する、30 文字を超えない文字ストリング。
- 割り当て名 (assignment-name)
- COBOL ファイルの編成を識別する名前で、システムがこれを認識する際に使用する。
- 1 バイト文字セット (single-byte character set (SBCS))
- 各文字が 1 バイトで表現される文字のセット。ASCII および EBCDIC (拡張 2 進化 10 進コード) (EBCDIC (Extended Binary-Coded Decimal Interchange Code)) も参照。
- 16MB 境界より上 (above the 16-MB line)
- いわゆる 16MB 境界より上で、2 GB バーより下のストレージ。このストレージは、31 ビット・モードでのみアドレス可能である。1980 年代に IBM が MVS/XA™ アーキテクチャーを導入する以前、プログラムの仮想ストレージは 16 MB に限定されていました。24 ビット・モードでコンパイルしたプログラムは、あたかも架空のストレージ境界線の下に抑えられているように、16MB のスペースしかアドレスすることができない。VS COBOL II 以降、31 ビット・モードでコンパイルしたプログラムは、16MB 境界より上に配置することができる。
- 2 バイト文字セット (double-byte character set (DBCS))
- それぞれの文字が 2 バイトで表現される 1 組の文字。256 個のコード・ポイントで表現される記号より多くの記号を含んでいる言語 (日本語、中国語、および韓国語など) は、2 バイト文字セットを必要とする。各文字に 2 バイトが必要なため、DBCS 文字の入力、表示、および印刷には、DBCS を受け入れ可能なハードウェアおよびサポートされるソフトウェアが必要。
- 77 レベル記述記入項目 (77-level-description-entry)
- レベル番号 77 を持つ不連続データ項目を記述するデータ記述記入項目。
- ASCII
- 情報交換用米国標準コード。7 ビットのコード化文字をベースとする 1 つのコード化文字セット (パリティー・チェックを含む 8 ビット) を使用する標準コードであり、データ処理システム、データ通信システム、および関連装置の間での情報交換に使用される。ASCII セットは、制御文字と図形文字から構成されている。
IBM は、ASCII に対する拡張 (文字 128 から 255) を定義している。
- AT END 条件 (AT END condition)
- 次のような特定の条件のもとで、READ、RETURN、または SEARCH ステートメントを実行した場合に引き起こされる条件。
- 順次アクセス・ファイルに対して READ ステートメントを実行中に、そのファイル内に次の論理レコードが存在しない場合、または相対レコード番号中の有効数字の桁数が相対キー・データ項目のサイズより大きい場合、またはオプションの入力ファイルが使用可能でない場合。
- RETURN ステートメントの実行中に、関連するソート・ファイルまたはマージ・ファイルについての次の論理レコードが存在しない場合。
- SEARCH ステートメントの実行中に、関連する WHEN 句のいずれかで指定された条件を満足することなく、検索操作が終了した場合。
- byte order mark (BOM)
- UTF-16 または UTF-32 テキストの先頭に使用して、後続テキストのバイト・オーダーを示す Unicode 文字。バイト・オーダーには、「ビッグ・エンディアン (big-endian)」または「リトル・エンディアン (little-endian)」がある。
- CCSID
- コード化文字セット ID (coded character set identifier) を参照。
- COBOL 文字セット (* COBOL character set)
- COBOL 構文を作成する際に使用される文字セット。完全な COBOL 文字セットは、以下にリストする文字で構成される。
| 文字 |
意味 |
| 0,1, . . . ,9 |
数字 |
| A,B, . . . ,Z |
英大文字 |
| a,b, . . . ,z |
英小文字 |
| |
スペース |
| + |
正符号 |
| - |
負符号 (-) (ハイフン) |
| * |
アスタリスク |
| / |
斜線 (スラッシュ) |
| = |
等号 |
| $ |
通貨記号 |
| , |
コンマ (小数点) |
| ; |
セミコロン |
| . |
ピリオド (小数点、終止符) |
| " |
引用符 |
| ( |
左括弧 |
| ) |
右括弧 |
| > |
より大記号 |
| < |
より小記号 |
| : |
コロン |
- COBOL ワード (* COBOL word)
- ワード (word) を参照。
- * CONFIGURATION SECTION
- ENVIRONMENT DIVISION のセクションであり、ソース・プログラムとオブジェクト・プログラムの全体的な仕様およびクラス定義を記述する。
- CONSOLE
- オペレーター・コンソールと関連する COBOL 環境名。
- DATA DIVISION
- COBOL プログラムまたはメソッドの 1 つの部。使用するファイルおよびファイルに含まれるレコード、必要となる内部作業用ストレージ・レコード、COBOL 実行単位内の複数のプログラムで使用可能なデータを記述する。
- DBCS
- 2 バイト文字セット (double-byte character set (DBCS)) を参照
- DBCS データ項目 (DBCS data item)
- 少なくとも 1 つの記号 G または少なくとも 1 つの記号 N (NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効なとき) を含んでいる PICTURE 文字ストリングで記述されたデータ項目。DBCS データ項目は USAGE DISPLAY-1 を持っています。
- DBCS 文字 (DBCS character)
- IBM の 2 バイト文字セットで定義された任意の文字。
- DBCS 文字位置 (DBCS character position)
- 文字位置 (character position) を参照。
- DLL
- ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) (dynamic link library (DLL)) を参照。
- DLL アプリケーション (DLL application)
- インポートしたプログラム、関数、または変数を参照するアプリケーション。
- DLL リンケージ (DLL linkage)
- DLL および NODYNAM オプションを使用してコンパイルされたプログラム内の CALL。CALL は、別個のモジュール内のエクスポートされた名前に解決されるか、または、別個のモジュールに定義されたメソッドの INVOKE に解決される。
- Do 構造 (do construct)
- 構造化プログラミングでは、DO ステートメントを使えば、プロシージャー内の複数のステートメントをグループ化できる。COBOL では、インライン PERFORM ステートメントが同様に機能する。
- do-until
- 構造化プログラミングにおいて、do-until ループは、少なくとも 1 回は実行され、所定の条件が真になるまで実行される。COBOL では、TEST AFTER 句を PERFORM ステートメントで使用すれば、同様に機能する。
- do-while
- 構造化プログラミングにおいて、do-while ループは、所定の条件が真である場合、および真である間に実行される。COBOL では、TEST BEFORE 句を PERFORM ステートメントで使用すれば、同様に機能する。
- EBCDIC (拡張 2 進化 10 進コード) (* EBCDIC (Extended Binary-Coded Decimal Interchange Code))
- 8 ビット・コード化文字をベースとするコード化文字セット。
- EBCDIC 文字 (EBCDIC character)
- EBCDIC (拡張 2 進化 10 進コード) セットに含まれているいずれかの記号。
- EJB
- Enterprise JavaBeans を参照。
- EJB コンテナー (EJB container)
- J2EE アーキテクチャーの EJB コンポーネント契約を実装するコンテナー。この契約は、セキュリティー、並行性、ライフ・サイクル管理、トランザクション、デプロイメント、およびその他のサービスを含んでいるエンタープライズ Bean 用のランタイム環境を指定します。EJB コンテナーは、EJB サーバーまたは J2EE サーバーによって提供される。(Sun)
- EJB サーバー (EJB server)
- EJB コンテナーにサービスを提供するソフトウェア。EJB サーバーは、1 つ以上の EJB コンテナーをホストできる。(Sun)
- Enterprise Bean
- ビジネス・タスクを実装し、EJB コンテナーに存在するコンポーネント。(Sun)
- Enterprise JavaBeans
- エンタープライズ・レベルのオブジェクト指向分散アプリケーションの開発と配置のために Sun Microsystems, Inc. が定義したコンポーネント・アーキテクチャー。
- ENVIRONMENT DIVISION
- COBOL プログラム、クラス定義、またはメソッド定義の 4 つの主コンポーネントの 1 つ。ENVIRONMENT DIVISION では、ソース・プログラムがコンパイルされるコンピューターと、オブジェクト・プログラムが実行されるコンピューターを記述する。この部では、ファイルの論理概念とそのレコードの間のリンケージ、およびファイルが保管される装置の物理的局面を提供する。
- Extensible Markup Language
- XML を参照。
- * FILE SECTION
- DATA DIVISION のセクションであり、ファイル記述項目、ソート・マージ・ファイル記述項目、および関連するレコード記述が入っている。
- FILE-CONTROL 段落 (FILE-CONTROL paragraph)
- ENVIRONMENT DIVISION 内の段落であり、この中では、特定のソース単位で使用されるデータ・ファイルが宣言される。
- * I-O-CONTROL
- ENVIRONMENT DIVISION 段落の名前。この段落では、再実行開始点についてのオブジェクト・プログラム要件、複数データ・ファイルによる同じ区域の共用、および単一入出力装置上の複数のファイル・ストレージが指定される。
- I-O-CONTROL 記入項目 (* I-O-CONTROL entry)
- ENVIRONMENT DIVISION の I-O-CONTROL 段落内の記入項目であり、プログラム実行中に指定のファイルへのデータの伝送と処理を行うために必要な情報を提供する節が入っている。
- IBM COBOL 拡張部分 (IBM COBOL extension)
- COBOL 85 標準で記述されるもの以外で、IBM コンパイラーでサポートされる COBOL 構文とセマンティクス。
- ID (* identifier)
- データ項目に名前を付けるための文字ストリングと区切り文字の構文的に正しい組み合わせ。関数ではないデータ項目を参照するときは、ID は、データ名と、修飾子、添え字、または参照修飾子 (一意的に参照するために必要な場合) から構成される。関数であるデータ項目を参照する際には、関数 ID が使われる。
- IDENTIFICATION DIVISION
- COBOL プログラム、クラス定義、またはメソッド定義の 4 つの主コンポーネントの 1 つ。IDENTIFICATION DIVISION では、プログラム、クラス、またはメソッドを識別する。IDENTIFICATION DIVISION には、作成者名、インストール、または日付を含めることができる。
- IGZCBSO
- Enterprise COBOL のブートストラップ・ルーチン。このルーチンは、Enterprise COBOL プログラムが含まれているモジュールとリンク・エディットしなければならない。
- * INPUT-OUTPUT SECTION
- ENVIRONMENT DIVISION のセクションであり、オブジェクト・プログラムまたはメソッドに必要なファイルおよび外部メディアに名前を付け、実行時にデータの伝送および処理に必要な情報を提供する。
- is-a
- 継承階層におけるクラスおよびサブクラスの特徴を表す関係。あるクラスに対して is-a 関係を持つサブクラスは、そのクラスから継承する。
- ISPF
- 対話式システム生産性向上機能 (ISPF) (Interactive System Productivity Facility (ISPF)) を参照。
- J2EE
- Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) を参照。
- Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE)
- Sun Microsystems, Inc. が定義する、エンタープライズ・アプリケーションの開発とデプロイメントのための環境。J2EE プラットフォームは、マルチスレッドの Web ベース・アプリケーションを開発するための機能を提供する、一群のサービス、アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)、およびプロトコルで構成される。(Sun)
- Java Database Connectivity (JDBC)
- Java プログラムのデータベースへのアクセスを可能にする API を定義する、Sun Microsystems の仕様。
- Java Native Interface (JNI)
- Java 仮想マシン (JVM) 内で実行される Java コードが、他のプログラム言語で記述されたアプリケーションおよびライブラリーと連携できるようにするプログラミング・インターフェース。
- Java 仮想マシン (JVM) (Java virtual machine (JVM))
- コンパイル済みの Java プログラムを実行する中央演算処理装置のソフトウェア・インプリメンテーション。
- Java バッチ処理プログラム (JBP)
- オンライン・データベースおよび出力メッセージ・キューにアクセスできる IMS バッチ処理プログラム。JBP はオンラインで動作するが、バッチ環境のプログラムと同じように、JCL または TSO セッションで起動する。
- Java バッチ処理領域 (Java batch-processing region)
- Java バッチ処理プログラムだけがスケジュールされる IMS 従属領域。
- Java メッセージ処理プログラム (JMP)
- トランザクションによって駆動され、オンライン IMS データベースとメッセージ・キューにアクセスできる、IMS Java アプリケーション・プログラム。
- Java メッセージ処理領域 (Java message-processing region)
- Java メッセージ処理プログラムだけがスケジュールされる IMS 従属領域。
- JavaBeans
- 移植可能で、プラットフォームに依存しない、再使用可能なコンポーネント・モデル。(Sun)
- JBP
- Java バッチ処理プログラム (JBP) (Java batch-processing program (JBP)) を参照。
- JDBC
- Java Database Connectivity (JDBC) を参照。
- JMP
- Java メッセージ処理プログラム (JMP) (Java message-processing program (JMP)) を参照。
- JVM
- Java 仮想マシン (JVM) (Java virtual machine (JVM)) を参照。
- K
- 記憶容量に関連して使われるときは、2 の 10 乗。10 進表記では 1024。
- * LINAGE-COUNTER
- ページ本体内の現在位置を指す値を収めた特殊レジスター。
- LINKAGE SECTION
- 呼び出し先のプログラムまたはメソッドの DATA DIVISION 内のセクションであり、呼び出し側プログラムまたはメソッドから使用可能なデータ項目が記述される。これらのデータ項目は、呼び出し側プログラムまたはメソッドおよび呼び出し先プログラムまたはメソッドの両方から参照できる。
- * LOCAL-STORAGE SECTION
- DATA DIVISION のセクションであり、VALUE 節で割り当てられた値に応じて、呼び出し単位で割り振りまたは解放が行われるストレージを定義する。
- Make ファイル (makefile)
- アプリケーションに必要なファイルのリストが収められたテキスト・ファイル。make ユーティリティーはこのファイルを使用して、ターゲット・ファイルを最新の変更で更新する。
- MPP
- メッセージ処理プログラム (MPP) (message-processing program (MPP)) を参照。
- * OBJECT-COMPUTER
- ENVIRONMENT DIVISION にある段落の名前であり、ここではオブジェクト・プログラムが実行されるコンピューター環境が記述される。
- ODO オブジェクト (ODO object)
- 次の例では、X が OCCURS DEPENDING ON 節のオブジェクト (ODO オブジェクト) である。
WORKING-STORAGE SECTION01 TABLE-1. 05 X PICS9. 05 Y OCCURS 3 TIMES DEPENDING ON X PIC X.
ODO オブジェクトの値によって、テーブル内の ODO サブジェクトの数が決まる。
- ODO サブジェクト (ODO subject)
- 上記の例では、Y が OCCURS DEPENDING ON 節のサブジェクト (ODO サブジェクト) である。テーブル内の ODO サブジェクトの数である Y の値は、X の値によって決まる。
- Persistent Reusable JVM
- トランザクション間で JVM をリセットすることによりトランザクション処理用にシリアルに再利用できる JVM。リセット・フェーズでは、JVM が既知の初期状態に復元される。
- private
- ファクトリー・データまたはインスタンス・データに適用されるため、そのデータを定義するクラスのメソッドだけがアクセス可能である。
- PROCEDURE DIVISION
- COBOL の部の 1 つで、問題を解決するための命令を記述する。
- PROCEDURE DIVISION の終わり (* end of PROCEDURE DIVISION)
- COBOL ソース・プログラムにおいて、それ以後にはプロシージャーが存在しない物理的な位置。
- QSAM (待機順次アクセス方式)(queued sequential access method)
- 基本順次アクセス方式 (BSAM) の拡張版。この方式を使用する場合、処理を待っている入力データ・ブロック、または処理が終わって補助記憶装置または出力装置への転送を待っている出力データ・ブロックのキューが形成される。
- SBCS
- 1 バイト文字セット (SBCS) (single-byte character set (SBCS)) を参照。
- Session Bean
- EJB において、クライアントによって作成され、通常は 1 つのクライアント/サーバー・セッションの期間だけ存在する Enterprise Bean。(Sun)
- * SOURCE-COMPUTER
- ENVIRONMENT DIVISION にある段落の名前であり、ここではソース・プログラムがコンパイルされるコンピューター環境が記述される。
- SPECIAL-NAMES
- ENVIRONMENT DIVISION にある段落の名前。この段落では、環境名がユーザー指定の簡略名と関連付けられる。
- Unicode
- 現代世界の各国の言語で記述されるテキストの交換、処理、表示をサポートする汎用文字エンコード標準。UTF-8、UTF-16、UTF-32 など、Unicode を表現する複数のエンコード・スキームがある。Enterprise COBOL では、国別データ・タイプの表記としてビッグ・エンディアン・フォーマットの UTF-16 を使用して Unicode をサポートしている。
- UPSI スイッチ
- ハードウェア・スイッチの機能を実行するプログラム・スイッチ。UPSI-0 から UPSI-7 の 8 つのスイッチがある。
- URI
- リソースを一意に指す文字のシーケンスのことで、Enterprise COBOL では、名前空間の ID。URI 構文は、文書「Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax」で定義されています。
- URI
- URI を参照。
- VSAM ファイル・システム (VSAM file system)
- COBOL の順次編成、相対編成、および索引編成をサポートするファイル・システム。
- Web サービス (Web service)
- 特定のタスクを実行し、HTTP や SOAP といったオープン・プロトコルを介してアクセス可能なモジュラー・アプリケーション。
- * WORKING-STORAGE SECTION
- 独立項目または作業用ストレージ・レコードあるいはその両方から構成される、作業用ストレージ・データ項目を記述する DATA DIVISION。
- x
- PICTURE 節内の記号であり、コンピューターの有する文字セットの任意の文字を含めることができる。
- XML
- Extensible Markup Language。マークアップ言語を定義するための標準メタ言語。SGML から派生した、SGML のサブセットである。XML では、SGML の複雑で使用頻度の低い部分が省略され、文書タイプを扱うアプリケーションの作成、構造化情報の作成および管理、異種コンピューター・システム間での構造化情報の伝送および共用がはるかに容易になっている。XML を使用するときに、SGML で必要とされるような堅固なアプリケーションや処理は不要である。XML は、World Wide Web Consortium (W3C) の主導で開発された。
- XML 宣言 (XML declaration)
- 使用している XML のバージョンや文書のエンコードなど、XML 文書の特性を指定する XML テキスト。
- XML タイプ定義 (XML type definition)
- あるクラスの文書に対する文法を規定するマークアップ宣言を含む、または指示する XML エレメント。この文法は、文書タイプ定義または DTD とも呼ばれる。
- XML データ (XML data)
- XML エレメントを持つ階層構造に編成されたデータ。データ定義は XML エレメント・タイプ宣言で定義される。
- XML 名前空間 (XML namespace)
- エレメント名および属性名のコレクションのスコープを制限する、W3C XML 名前空間仕様によって定義されたメカニズム。一意的に選択された XML 名前空間によって、複数の XML 文書または XML 文書内の複数のコンテキストでエレメント名または属性名が一意的に識別されます。
- XML 文書 (XML document)
- W3C XML 仕様で定義される形式のデータ・オブジェクト。