Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


マルチスレッド化されたプログラムへの制御権移動

マルチスレッド化環境用に COBOL プログラムを 書くときは、適切なプログラム・リンケージ・ステートメントを選択します。

単一スレッド環境の場合のように、実行単位内で最初に呼び出されるとき、および 呼び出されるプログラムに対する CANCEL 後に最初に呼び出されるときは、呼び出されるプログラムは初期状態にあります。

一般に、複数のスレッドを開始および管理するプログラムには COBOL 事前初期設定インターフェースを使用することをお勧めします。

プログラムが複数の COBOL スレッドを開始する場合 (例えば、C プログラムが COBOL プログラムを呼び出してデータの入出力を実行する場合) に、COBOL プログラムが不要になったストレージの解放などの環境のクリーンアップを当然行うものとは考えないでください。 特に、ファイルが自動的にクローズされるものと考えないでください。このような場合は、アプリケーションが COBOL のクリーンアップを制御できるように、COBOL 環境を事前に初期設定する必要があります。

関連概念
COBOL ランタイム環境の事前初期設定

関連タスク
マルチスレッド化されたプログラムの終了
メインプログラムまたはサブプログラムの終了と再入


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)