Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

REDUCE

REDUCE オプションは、コンパイラーが、構造体に対する ヌル・ストリングの割り当てを縮小して、 単純なコピー操作にすることを認められることを指定します。 その操作が、埋め込みバイトの上書きを意味するにすぎない場合もあります。

REDUCE オプションを使用すると、ヌル・ストリングを構造体に 割り当てるために生成されるコードの行数が少なくなり、 その結果として通常はコンパイルが高速になり、コードの実行速度が大きく向上します。しかし、埋め込みバイトはゼロにリセットされることがあります。

例えば次の構造体では、field11field12 の間に 1 バイトの埋め込み があります。

   dcl
   1 sample ext,
     5  field10          bin fixed(31),
     5  field11          dec fixed(13),
     5  field12          bin fixed(31),
     5  field13          bin fixed(31),
     5  field14          bit(32),
     5  field15          bin fixed(31),
     5  field16          bit(32),
     5  field17          bin fixed(31);

ここで、割り当て sample = ’’; について考えてみます。

NOREDUCE オプションを指定した場合、8 つの割り当てが生成されますが、埋め込みバイトは変更されません。

しかし、REDUCE を指定した場合、その割り当ては 3 演算に削減されます。


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