プログラムが QSAM ASCII ファイルを処理する場合には、ASCII アルファベットを要求し、レコード・フォーマットを定義し、(JCL で) DD 名を定義する必要があります。
さらに、プログラムが ASCII ファイルからの符号付き数値データ項目を処理する場合、 別々の符号を持つゾーン 10 進数として数値データを定義してください。すなわち、USAGE DISPLAY として、また SIGN 節の SEPARATE 句で定義してください。
CODEPAGE コンパイラー・オプションは、ASCII テープをサポートするための ASCII と EBCDIC 間での変換に使用されるコード・ページには影響を与えません。ASCII テープのサポートに使用される CCSID がどのように選択されるか、およびデフォルトの CCSID については、z/OS DFSMS の資料を参照してください。
ASCII アルファベットの要求: SPECIAL-NAMES 段落で、ASCII を表す STANDARD-1 をコーディングします。
ALPHABET-NAME IS STANDARD-1
ファイルの FD 項目に、次のようにコーディングしてください。
CODE-SET IS ALPHABET-NAME
レコード・フォーマットの定義: QSAM ASCII テープ・ファイルは、以下のいずれかのレコード形式で処理してください。
可変長レコードを使用する場合、フォーマット D を明示的に指定することはできません。代わりに RECORDING MODE V を指定してください。 この形式情報は、内部で D モードに変換されます。D モード・レコードは、レコードごとに 4 バイトのレコード記述子を持ちます。
DD 名の定義: z/OS のもとでは、ASCII ファイルを処理するには、特別な JCL コーディングが必要です。DCB パラメーターの以下のサブパラメーターを、DD ステートメントにコーディングしてください。
BLOCK CONTAINS 0 をコーディングした場合には、この値を使用してください。
関連タスク
ASCII ファイルのラベルの処理
関連参照
z/OS DFSMS: Using Data Sets (文字データ変換)