Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

SKIP オプション

SKIP オプションは、データ・セット内の新しい現在行 (またはレコード) を指定します。 式が計算され、整数値 n に変換されます。データ・セットは、 現在行 (レコード) から数えて n 番目の行 (レコード) の先頭に 位置付けられます。 expression (式) を省略すると、デフォルトとして SKIP(1) が使用されます。

データ指定 (ある場合) によって定義された値が伝送される前に、SKIP オプションの効力が生じます。 以下に例を示します。

  put list(X,Y,Z) skip(3);

この例では、変数 XYZ の値が、 出力ファイル SYSPRINT の現在行の後の 3 行目の行から印刷されます。

PRINT 以外のファイルや入力ファイルの場合に、SKIP オプションの式の値がゼロ以下のときには、1 の値が使用されます。 PRINT ファイルの場合に、n がゼロ以下であると、現在行の先頭に位置づけられます。

ファイルのオープン後、最初の GET ステートメントで SKIP オプションを 指定したときの効果については、OPEN ステートメントを参照してください。

SKIP(n) が発行されたときに現行ページに n 行未満しか残っていないと、ENDPAGE 条件が起こります。

会話モードを使って端末で印刷する場合、SKIP(n) の n が 3 より大きいときは、SKIP(3) と 見なされます。3 行より多くスキップすることはできません。


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