Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


可変長テーブルへの値の割り当て

DEPENDING ON 句を持つ OCCURS 節を含んでいる、従属データ項目のある英数字または国別グループ項目に、VALUE 節をコーディングできます。 DEPENDING ON 句を含むそれぞれの従属構造は、最大オカレンス回数を使用して初期化されます。

DEPENDING ON 句を使用してテーブル全体を定義する場合、ODO (OCCURS DEPENDING ON) オブジェクトの最大定義値を使用して、全エレメントが初期化されます。

ODO オブジェクトが VALUE 節で初期化される場合、これは必然的に、ODO サブジェクトが初期化された後に初期化されます。

01  TABLE-THREE           VALUE "3ABCDE".
    05 X                  PIC 9.
    05 Y OCCURS 5 TIMES
          DEPENDING ON X  PIC X.

例えば、上記のコードで、ODO サブジェクト Y(1) は「A」に、Y(2) は「B」に、・・・Y(5) は「E」に初期化され、最後に ODO オブジェクト X が 3 に初期化されます。 TABLE-THREE への後続の参照 (DISPLAY ステートメントでの 参照など) は、Xテーブルの最初の 3 つのエレメント

(Y(1) から Y(3)) を参照します。
関連タスク
テーブルの定義時の値の割り当て (VALUE)

関連参照
OCCURS DEPENDING ON 節 (Enterprise COBOL 言語解説書)


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