ゼロ抑制による編集では、記号 Z および * が使用されます。 これらの記号は、PICTURE 文字ストリングの中で相互に排他的でどちらか一方しか使用できません。
以下に示す記号は、PICTURE 文字ストリングの中で浮動置換記号として相互に排他的でいずれか 1 つしか使用できません。
Z * + - cs
ゼロ抑制と置換による編集を行うには、許容されている記号を 1 つ以上含むストリングを使用して、 ゼロ抑制と置換による編集が可能な左端の文字位置を現します。
浮動編集記号のストリング内か、またはそのすぐ右側の単純挿入記号 (B 0 / ,) は、 そのストリングの一部とみなされます。ピリオド (.) が特殊挿入記号として浮動編集ストリング内に組み込まれている場合、それはストリングの一部とみなされます。
PICTURE 文字ストリングには、ゼロ抑制を表現する方法が 2 とおりあり、 それに応じて 2 とおりの編集を行うことができます。
以下に例を示します。
| PICTURE | データの値 | 編集結果 |
|---|---|---|
****.** |
0000.00 |
****.** |
ZZZZ.ZZ |
0000.00 |
|
ZZZZ.99 |
0000.00 |
.00 |
****.99 |
0000.00 |
****.00 |
ZZ99.99 |
0000.00 |
00.00 |
Z,ZZZ.ZZ+ |
+123.456 |
123.45+ |
*,***.**+ |
-123.45 |
**123.45- |
**,***,***.**+ |
+12345678.9 |
12,345,678.90+ |
$Z,ZZZ,ZZZ.ZZCR |
+12345.67 |
$ 12,345.67 |
$B*,***,***.**BBDB |
-12345.67 |
$ ***12,345.67 DB |
同じ項目に対して、抑止記号としてのアスタリスク (*) と BLANK WHEN ZERO 文節の両方を指定することはできません。