Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


テーブルの定義 (OCCURS)

テーブルをコーディングするには、テーブルにグループ名を与え、n 回繰り返される従属項目 (テーブル・エレメント) を定義します。

01  table-name.
    05 element-name OCCURS n TIMES.
    . . . (subordinate items of the table element)

上記の例では、table-name は、英数字グループ項目の名前です。 テーブル・エレメント定義 (OCCURS 節が組み込まれている) は、テーブルを含むグループ項目に従属しています。 OCCURS 節をレベル 01 記述で指定することはできません。

テーブルに入れるのが Unicode (UTF-16) データのみであり、テーブルを含んでいるグループ項目がほとんどの操作で基本カテゴリー国別項目と同様に振る舞うようにさせたい場合には、グループ項目に GROUP-USAGE NATIONAL 節をコーディングします。

01  table-nameN Group-Usage National.
    05  element-nameN OCCURS m TIMES.
        10  elementN1  Pic nn.
        10  elementN2  Pic S99 Sign Is Leading, Separate.
        . . .

国別グループに従属する基本項目は、明示的または暗黙的に USAGE NATIONAL として記述する必要があります。また符合付きの従属数値データ項目は、暗黙的または明示的に SIGN IS SEPARATE 節で記述されている必要があります。

2 次元から 7 次元までのテーブルを作成するには、ネストされた OCCURS 節を使用してください。

可変長テーブルを作成するには、OCCURS 節に DEPENDING ON 句をコーディングしてください。

テーブルの 1 つ以上のキー・フィールドの値に基づいて、テーブル・エレメントが昇順または降順に配列されるよう指定するには、 OCCURS 節の ASCENDING または DESCENDING KEY 句 (あるいはその両方) をコーディングしてください。 キーの名前は重要度の高い順に指定します。 キーは、クラス英字、英数字、DBCS、国別、または数値にすることができます。 (USAGE NATIONAL を持っている場合、キーはカテゴリー国別にすることができます。あるいは国別編集、数字編集、国別 10 進数、または国別浮動小数点の項目にすることもできます。)

テーブルの二分探索 (SEARCH ALL) を行うには、OCCURS 節の ASCENDING または DESCENDING KEY 句をコーディングする必要があります。

例: 二分探索

関連概念
国別グループ

関連参照
OCCURS 節 (Enterprise COBOL 言語解説書)
SIGN 節 (Enterprise COBOL 言語解説書)
ASCENDING KEY および DESCENDING KEY 句   (Enterprise COBOL 言語解説書)


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