COBOL 入出力ステートメントは、外部メディアに収められているファイルとの間で、 データを転送し、また入出力装置間で得られる (出力装置へ送られる) 少量のデータを制御します。
COBOL では、プログラムで使用できるファイル・データの単位はレコードです。プログラマーはレコードに注意を払うだけで済みます。バッファー、内部記憶域、妥当性検査、 エラー訂正 (可能な場合)、ブロック化と非ブロック化、およびボリューム切り替えプロシージャーへのデータの移動といった処理は、自動的に行われます。
環境部とデータ部でファイルがどのように記述されているかによって、 手続き部で使用できる入出力ステートメントが決まります。各種のファイル編成で使用できるステートメントは、索引付きファイルと相対ファイルで使用可能なステートメント (表 49) および順次ファイルで使用可能なステートメント (表 50) に示されています。