Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


SYSADATA レコード・タイプ

SYSADATA ファイルは、種々のレコード・タイプに分類されるレコードを含みます。 各レコード・タイプには、コンパイルされる COBOL プログラムに関する情報が提供されます。

各レコードは、以下の 2 つのセクションで構成されます。

表 1. SYSADATA レコード・タイプ
レコード・タイプ アクション
ジョブ識別レコード: X'0000' ソース・データの処理に使用する環境に関する情報を記述します
ADATA 識別レコード: X'0001' SYSADATA ファイルのレコードに関する共通情報を記述します
コンパイル単位の開始|終了レコード: X'0002' ソース・ファイル内のコンパイル単位の開始と終了のマーク付けを行います
オプション・レコード: X'0010' コンパイルに使用するコンパイラー・オプションを記述します
外部シンボル・レコード: X'0020' プログラム内のすべての外部名、定義、および参照を記述します
構文解析ツリー・レコード: X'0024' プログラムの構文解析ツリーにノードを定義します
トークン・レコード: X'0030' ソース・トークンを定義します
ソース・エラー・レコード: X'0032' ソース・プログラム・ステートメントのエラーを記述します
ソース・レコード: X'0038' 単一のソース行を記述します
COPY REPLACING レコード: X'0039' コピーブック内のテキストとの、COPY.?.?.REPLACING operand-1 の突き合わせの結果として、テキスト置換のインスタンスを記述します
記号レコード: X'0042' プログラムに定義される、単一の記号を記述します。プログラムに定義される、それぞれの記号ごとに 1 つの記号レコードがあります。
記号相互参照レコード: X'0044' 単一の記号への参照を記述します
ネストされたプログラム・レコード: X'0046' プログラムの名前とネスト・レベルを記述します
ライブラリー・レコード: X'0060' 各ライブラリーで使用されるライブラリー・ファイルとメンバーを記述します
統計レコード: X'0090' コンパイルに関する統計を記述します
EVENTS レコード: X'0120' EVENTS レコードは、COBOL/370™ との互換性を提供します。 レコード形式は、COBOL/370 と同一ですが、レコードの先頭に置かれる標準 ADATA ヘッダー、および EVENTS レコード・データの長さを示すフィールドが追加されます。

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