FILE SECTION で、そのファイルのファイル記述 (FD) 記入項目をコーディングします。関連するレコード記述項目では、record-name およびレコード長を定義します。
RECORD 節を使用して、レコードの論理サイズ (バイト単位) をコーディングしてください。行順次ファイルはストリーム・ファイルです。行順次ファイルの本質は文字中心であるので、物理レコードは可変長です。
次の例は、行順次ファイルの FD 記入項目を示しています。
固定長レコードの場合:
FILE SECTION.
FD COMMUTER-FILE
RECORD CONTAINS 80 CHARACTERS.
01 COMMUTER-RECORD.
05 COMMUTER-NUMBER PIC X(16).
05 COMMUTER-DESCRIPTION PIC X(64).
可変長レコードの場合:
FILE SECTION.
FD COMMUTER-FILE
RECORD VARYING FROM 16 TO 80 CHARACTERS.
01 COMMUTER-RECORD.
05 COMMUTER-NUMBER PIC X(16).
05 COMMUTER-DESCRIPTION PIC X(64).
同一の固定サイズをコーディングし、どのレベル 01 レコード記述項目の OCCURS DEPENDING ON 節もファイルと関連付けられていない場合には、その固定サイズが論理レコード長になります。しかし、レコードの終わりにあるブランクはファイルに書き込まれないので、物理レコードは可変長になります。
関連参照
データ部 -- ファイル記述項目 (Enterprise COBOL 言語解説書)