Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

OPEN ステートメント

OPEN ステートメントは、ファイルをデータ・セットに関連づけます。 これによって、OPEN ステートメントで指定された属性と DECLARE ステートメント で指定された属性が組み合わされます。 また、オープンされるファイルに必要な属性の一部がまだ宣言されていない場 合は、このステートメントでファイルの属性の指定を完成させることができます。

構文図を読む構文図をスキップする         .-,-----------------.
         V                   |
>>-OPEN----| options-group |-+--;--| options-group: |----------->
 
                         .-STREAM-----.  .-INPUT------.
>--FILE(file-reference)--+------------+--+------------+--------->
                         '-+--------+-'  +-+--------+-+
                           '-RECORD-'    | '-OUTPUT-' |
                                         '-+--------+-'
                                           '-UPDATE-'
 
                 .-BUFFERED-------.
   .-SEQUENTIAL--+----------------+-.
   |             '-+------------+-' |
   |               '-UNBUFFERED-'   |
>--+--------------------------------+--+-------+--+-------+----->
   |         .-UNBUFFERED---.       |  '-KEYED-'  '-PRINT-'
   '-DIRECT--+--------------+-------'
             '-+----------+-'
               '-BUFFERED-'
 
>--+-------------------+--+----------------------+-------------->
   '-TITLE(expression)-'  '-LINESIZE(expression)-'
 
>--+----------------------+------------------------------------><
   '-PAGESIZE(expression)-'
 

OPEN ステートメントのオプションの指定順序は任意です。

FILE
データ・セットに関連付けられるファイルの名前を指定します。
STREAM、RECORD、
INPUT、OUTPUT、UPDATE、
DIRECT、 SEQUENTIAL、
BUFFERED、UNBUFFERED、
KEYED、 および PRINT
これらのオプションは、ファイル宣言で指定した属性を補足する属性を表します。 同一ファイルを参照する OPEN ステートメントと DECLARE ステートメントの両方で、 同じ属性を指定する必要はありません。 レコード入出力とストリーム入出力の属性のリストは、表 30 を 参照してください。

STREAM ファイルがオープンされると、最初の GET または PUT ステートメントは、 ステートメント・オプションまたはフォーマット項目により、アクセスする最初のレコ ードを指定できます。 ステートメント・オプションまたはフォーマット項目は、n 行をスキップした あとにレコードにアクセスすることを指定します。 ついで、ファイルは n 番目のレコードの先頭に位置づけられます。 ステートメント・オプションまたはフォーマット項目がない場合、初期ファイルは、最 初の行もしくは最初のレコードの先頭に位置づけられます。 そのファイルが PRINT 属性を持っているときは、 最初の行または最初のレコードの 1 桁目に物理的に位置づけられます。

すでにオープンされているファイルをオープンしても、そのファイルに影響はありません。

TITLE
expression (式) の内容によって、なにが指定されているかがわかります。 TITLE 属性の詳細については、「プログラミング・ガイド」を参照してください。
LINESIZE

このファイルに対する後続の処理での行の長さ (バイト数) を表す値で、整数値に変換されます。 印刷フォーマット項目や制御フォーマット項目を使用することによって、 あるいは GET または PUT ステートメントの オプションによって、新しい行を開始することができます。 新しい行を開始するための明示的な処置が取られる前に、行の終わりを超えた位置にファイルを位置付けようとすると、新しい行が開始され、この新しい行の始まりにファイルが位置付けられます。 PRINT ファイルのデフォルトの行サイズは 120 です。

LINESIZE オプションは、STREAM OUTPUT ファイルの場合にのみ指定する ことができます。

PAGESIZE

計算後、整数値に変換される、1 ページあたりの行数を表す値です。 この限界値を超えるような操作が試みられた最初の時点で ENDPAGE 条件が起こります。 そのあと、PRINT ファイルへの伝送時に、PAGE フォーマット項目を使用することによって、あるいは PUT ステートメントの PAGE オプションによって、新しいページを開始することができます。 デフォルトのページ・サイズは 60 です。

PAGESIZE オプションは、PRINT 属性を持っているファイルにのみ指定することができます。


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