Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

ATTACH ステートメント

スレッドの接続 (または作成) は、ATTACH ステートメントを実行して行います。 デフォルトを使用したくなければ、スレッドの特性を明示的に指定できます。

構文図を読む構文図をスキップする>>-ATTACH--entry-reference--+--------------------------+-------->
                            '-THREAD--(task-reference)-'
 
>--+-----------------------------------------+--;--------------><
   '-ENVIRONMENT--(-+--------------------+-)-'
                    '-TSTACK(expression)-'
 
entry
LIMITED 入り口変数の名前、または外部の入り口名やレベル 1 のプロシージャー名を指定します。 内部プロシージャーや取り出し可能プロシージャーの名前は指定できません。 ATTACH された入り口は、パラメーターを持たない、または厳密に 1 つの BYVALUE POINTER パラメーターを 持つものとして宣言されなければなりません。 ただし、プロシージャーに LIMITED 入り口変数を割り当て、その入り口変数をスレッ ドとして接続すれば、プロシージャーを取り出すことはできます。

新しいスレッドに引数を渡すことができます。これはちょうど CALL ステートメントで同期した入り口に引数を渡すのと同様です。

THREAD (task reference)
スレッドと関連づけられるタスク変数の名前を指定します。 タスク変数は、名前を付ければスレッドを参照するために使用できます。

明示的に宣言しない限り、コンテキスト宣言で変数に名前が付与されます。

THREAD オプションを指定しない場合、接続されたスレッドを、別のスレッドに よって停止させたり待機させたりすることができません。

スレッドが THREAD オプションを指定して接続された場合、そのスレッドに 関連付けられたすべてのシステム・リソースを解放するには、DETACH ステートメントを 使用して切り離さなければなりません (スレッドの切り離しを参照してください)。

スレッドの作成にオペレーティング・システムのサービスを直接に使用することはできません。

ENVIRONMENT (省略形: ENV)
環境的な特性を指定します。 通常はオペレーティング・システムに依存します。
TSTACK (expression)
Intel 上では、接続されるスレッドで使用されるスタックのサイズを指定します。 式は FIXED BINARY(31,0) にする必要があります。 スタック・サイズを指定しないと、実行時のデフォルトが使用されます。

z/OS 上では、TSTACK は無視され、スタックのサイズは LE に よって決定されます。


Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)