SEPOBJ は、バッチ・コンパイル内で最外部にある各 COBOL プログラムを、単一のオブジェクト・ファイルとしてではなく個別のオブジェクト・ファイルとして生成するかどうかを指定します。
| SEPOBJ オプションの構文 |
|---|
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デフォルト: SEPOBJ
省略形: なし
コンパイラーがバッチを 1 回呼び出すことで、複数の最外部プログラム (ネストされていないプログラム) が コンパイルされる場合は、コンパイラー・オプション SEPOBJ によって、 そのバッチ・コンパイルのオブジェクト・プログラム出力に対して生成されるファイルの数が決まります。
COBOL ソース・ファイル pgm.cbl に、pgm1、pgm2、pgm3 という名前の 3 つの COBOL 最外部プログラムが含まれているとします。次の図に、オブジェクト・プログラム出力が 2 ファイル (NOSEPOBJ の場合) また は 3 ファイルの場合 (SEPOBJ) のどちらで生成されるかを示します。
NOSEPOBJ を使用したバッチ・コンパイル

SEPOBJ を使用したバッチ・コンパイル

使用上の注意
オブジェクト・ファイルには、当該プラットフォームおよびファイル・システムに対応した、有効なファイル名を付ける必要があります。例えば、FAT ファイル・システムを使用する場合、PROGRAM-ID の名前の長さは 8 文字以内でなければなりませんが、前述 (NOSEPOBJ を使用した場合) のように、オブジェクト・ファイル名がソース・ファイル名から作成される場合は例外 となります。