次に、CPU 使用効率を高めるために役立つ方法を説明します。
ストレージ報告書を作成するには、言語環境プログラムの RPTSTG(ON) オプション を使用します。 対応する言語環境プログラムのストレージ・ランタイム・オプションに、 報告されるストレージの量を指定します。
通常使用される言語環境プログラムのライブラリー・ルーチンは、(E)LPA 内に 配置します。 次に、PL/I 用の推奨候補のリストを示します。
(E)LPA 内に配置できるライブラリー・ルーチンの完全なリストについて は、「z/OS Language Environment Installation and Customization under OS/390」または「z/OS 言語環境プログラム カスタマイズ」を参照してください。
言語環境プログラム ALL31(ON) オプションを指定できるように、可能ならば アプリケーションに対して AMODE(31) を使用してください。 ALL31(ON) を有効にすれば、ライブラリー・ルーチン間で AMODE の切り替 えは行われません。
すべての PL/I 条件処理は大きな負荷を発生させるため、適切な場 合にのみ使用する必要があります。 PL/I 条件処理を使用し過ぎると、アプリケーションのパフォーマンスが 低下します。
MVS の場合、ブロック化できる出力ファイルに対しては BLKSIZE(0) を 使用します。 DF/SMS が最適なブロック・サイズを決定するので、これに従えばファイルの パフォーマンスを高めることができます。
LRR を使用すれば、CPU パフォーマンスを高めることができます。 LRR を使用すると、アプリケーションの終了時に、言語環境プログラムはストレージ内の 特定の言語環境プログラム・リソースを保持します。 ストレージに残っている言語環境プログラム・リソースが再利用されるので、 LRR を使用するプログラムの起動は大幅に高速化します。
例えば、IMS/DC 環境で LRR を使用してパフォーマンスを向上できます。
LRR を使用するとストレージ内に言語環境プログラム・リソースが長期間残るので、 その状況に対応できるだけのストレージが使用できるかどうかを調べる必要があります。