生産性を向上させるコーディング手法を使用することができます。 COPY ステートメント、COBOL 組み込み関数、および呼び出し可能サービスを使用することによって、コーディングの繰り返しを避けることができ、また、算術演算などの複雑なタスクを多数コーディングせずに済みます。
プログラムに頻繁に使用されるコード・シーケンス (共通データ項目のブロック、入出力ルーチン、エラー・ルーチン、または COBOL プログラム全体) が含まれている場合は、それらのコード・シーケンスを一度作成し、それらを COBOL コピー・ライブラリーに入れてください。COPY ステートメントを使用してこれらのコード・シーケンスを取り出し、コンパイル時にプログラムに含めることができます。このようにコピーブックを使用すると、反復コーディングが除去されます。
COBOL は、ストリングおよび数値を扱うためのさまざまな機能を提供します。これらの機能がコーディングの単純化に役立ちます。
日時の呼び出し可能サービスは、日付をフルワード 2 進整数として保管し、タイム・スタンプを長精度 (64 ビット) 浮動小数点値として保管します。これらの形式を使用することにより、算術計算を日時の値に基づいて単純かつ効率的に行うことができます。こうした計算を実行するために、言語ライブラリーの外側でサービスを使用する特別なサブルーチンを書く必要はありません。
関連タスク
数字組み込み関数の使用
反復コーディングの除去
データ項目の変換 (組み込み関数)
データ項目の評価 (組み込み関数)
日時の取り扱い