IBM SDK for z/OS、Java 2 Technology Edition、V1.4 は、言語環境プログラムによって定義された XPLINK リンケージ規約に基づいています。
アプリケーションが、Java プログラムから、または COBOL クラスの main ファクトリー・メソッドから開始される 場合、JVM を開始しアプリケーションを実行する java コマンドによって XPLINK 環境は自動的に開始されます。
COBOL クラスまたは Java クラスのメソッドを呼び出す COBOL プログラムからアプリケーションが開始される場合、XPLINK 環境が初期化されるように XPLINK(ON) ランタイム・オプションを指定する必要があります。 ただし、XPLINK(ON) をデフォルト設定にすることはお勧めしません。XPLINK(ON) は、明確にこの設定を必要とするアプリケーションにのみ使用してください。
z/OS UNIX のもとでアプリケーションを実行する場合、次のように _CEE_RUNOPTS 環境変数を使用して XPLINK(ON) オプションを設定できます。
_CEE_RUNOPTS="XPLINK(ON)"
ただし、z/OS UNIX シェル・セッション全体で有効になるように _CEE_RUNOPTS="XPLINK(ON)" をエクスポートすることはお勧めしません。 例えば、OO COBOL アプリケーションが App1Driver という名前の COBOL プログラムから開始されるとしましょう。 XPLINK オプションの影響を App1Driver アプリケーションの実行に限定する方法の 1 つは、App1Driver のコマンド行呼び出しで _CEE_RUNOPTS 変数を次のように設定することです。
_CEE_RUNOPTS="XPLINK(ON)" App1Driver
関連参照
ランタイム環境変数
言語環境プログラム プログラミング・リファレンス (XPLINK)
XL C/C++ プログラミング・ガイド (_CEE_RUNOPTS)