OBJECT REFERENCE 句を使用して定義されたデータ項目をオブジェクト・リファレンス といいます。
クラス名-1 は、そのクラスまたは最外部プログラムの構成セクション中の REPOSITORY 段落で宣言しなければなりません。
クラス名-1 を指定すると、データ名-1 が常にクラス名-1 のクラスまたはクラス名-1 から導出されたクラスのオブジェクト・インスタンスを参照するよう指示されます。
注: プログラマーは、参照されるオブジェクトがこの要件に適合することを 確認する必要があります。違反は診断されません。
クラス名-1 を指定しないと、オブジェクト・リファレンスはどのクラスのオブジェクトでも参照できます。この場合、データ名-1 は、汎用 オブジェクト・リファレンスです。
英数字グループ項目のセマンティクスに影響を与えずに、そのグループ項目中のデータ名-1 を指定できます。グループに影響を与えるステートメントが実行される際に、 値または他のオブジェクト・リファレンスの特殊処理は変換されません。 グループは引き続き英数字グループ項目として使用されます。
オブジェクト・リファレンスは、ファクトリー定義、オブジェクト定義、メソッド、またはプログラムのデータ部の どのセクションでも定義できます。オブジェクト・リファレンス・データ項目を使用できるのは、次のものだけです。
オブジェクト・リファレンス・データ項目には次のことが当てはまります。
オブジェクト・リファレンス・データ項目の VALUE 文節には、 NULL または NULLS だけを指定できます。
SYNCHRONIZED 文節と USAGE OBJECT REFERENCE 文節を一緒に使用すると、 オブジェクト・リファレンス・データ項目の有効な位置合わせを行うことができます。
DATE FORMAT、JUSTIFIED、PICTURE、および BLANK WHEN ZERO の文節は、USAGE OBJECT REFERENCE 文節を使用して定義されたグループ項目または基本項目を記述するのに使用することはできません。