NODYNAM および NODLL コンパイラー・オプションを使用して コンパイルされたプログラム内で CALL literal ステートメントを 使用すると、静的呼び出しが行われます。 これらのオプションが使用されていると、CALL literal の呼び出しはすべて、静的呼び出しとして処理されます。
静的呼び出しステートメントを使用すると、COBOL プログラムと呼び出されるプログラムはすべて同一のロード・モジュールの一部になります。 呼び出されるプログラムに制御権が移動すると、そのプログラムは既にストレージにあるので、そのプログラムに対する分岐が行われます。それ以後 CALL ステートメントを実行すると、呼び出されるプログラムは最後に使われた状態で使えます。ただし、 呼び出されるプログラムに INITIAL 属性がある場合は除きます。 その場合、呼び出し先プログラムおよびその中に直接的または間接的に含まれている それぞれのプログラムは、実行単位内で呼び出し先プログラムが呼び出されるたびに、 その初期状態にされます。
代替入り口点を指定すると、静的 CALL ステートメントはいずれかの代替入り口点を使用して、呼び出されるサブプログラムに入ることができます。
関連参照
DLL
DYNAM
CALL ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)