Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


ピクチャー記号のシーケンス

図の説明の開始。

この図の画像は、有効なピクチャー記号のシーケンスを示す大きな表です。この説明では、ご使用のブラウザーでナビゲートできる形式で情報を提供します。

この形式の説明に慣れているユーザーは、「データ項目カテゴリーの選択」をクリックして、概要をスキップすることができます。

概要

この説明の内容はデータ・カテゴリー別に編成されています。 データ・カテゴリーをクリックすれば、該当するピクチャー記号の詳細を検索できます。1 つのカテゴリーの終了箇所で、前に戻って別のカテゴリーを選択するか、終了して次のピクチャー記号トピックに進むことができます。

この説明で使用する規則を以下に示します。

  • ピクチャー記号の前にある「左方」または「右方」という語は、その記号が小数点位置の右方または左方のいずれに位置するかを示します。例えば、「右方正符号」は小数点の右側の正符号を示します。右方、左方のいずれも示されていない場合は、小数点の右方および左方の両方の記号の位置が有効であることを意味します。
  • 「スラッシュ」はスラッシュを示します。
  • 「通貨記号」はデフォルトの通貨記号、または通貨記号節で定義されたその他の通貨記号を示します。
  • 「9 の後に 9、P、V が後続可能」という句は、記号 9 の後に 9、P、または V のいずれかを続けられることを意味します。
  • ここでは、簡潔に記述するため、データ・カテゴリーとして数字日付を示します。 Enterprise COBOL に関する説明の他の箇所では、数字日付は数字カテゴリーに含まれます。
  • 「または」は、次の 3 組の記号ペアの場合、記号が互いに排他的であることを意味します。
    • Z またはアスタリスク
    • 正符号または負符号
    • CR または DB

ピクチャー記号のシーケンスは、1 つの記号の後に別の 1 つの記号が続く場合に適用されます。記号の有効なシーケンスを構成するには、開始の記号を選択します。 後に続く記号を検索します。記号を 1 つ選択して、後に続く記号を検索し、正しい記号のシーケンスを構成します。

ご使用のブラウザーの「戻る」ボタンをクリックして、いつでもメインのピクチャー記号トピックに戻ることができます。

概要の終わり。

データ項目カテゴリーの選択

次のいずれかのデータ・カテゴリーへのリンク:

数字カテゴリー

数字のピクチャー記号は 9、P、S、および V です。

数字項目のピクチャーは、これらのいずれかで開始できます。 その後、次のように続けることができます。

  • 9 の後: 9、左方 P、V
  • 左方 P の後: V、左方 P
  • 右方 P の後: 9、右方 P
  • V の後: 9、右方 P
  • S の後: 9、V、P

1 つのピクチャーで P と V を使用する場合は、事前に記号 P に関する規則を参照してください。

数字カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

数字日付カテゴリー

数字日付のピクチャー記号は S と 9 です。

数字日付項目のピクチャーを S または 9 で開始できます。その後に次のように続けることができます。

  • S の後: 9
  • 9 の後: 9

数字日付カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

英字カテゴリー

英字のピクチャー記号は A です。

英字カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

英数字カテゴリー

英数字のピクチャー記号は A、X、および 9 です。

英数字項目のピクチャーは、これらのいずれかで開始できます。英数字のピクチャー記号はどの組み合わせでも構成できますが、ピクチャーには少なくとも 1 つの X を含める必要があります。

英数字カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

英数字編集カテゴリー

英数字編集のピクチャー記号は A、X、9、B、0、およびスラッシュです。

英数字編集項目のピクチャーは、これらのいずれかで開始できます。英数字編集項目のピクチャー記号はどの組み合わせでも構成できますが、ピクチャーには少なくとも 1 つの A または X と、少なくとも 1 つの B、0、またはスラッシュを含める必要があります。

英数字編集カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

数字編集カテゴリー

数字編集のピクチャー記号は B、P、V、Z、9、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、正符号、負符号、CR、DB、アスタリスク、通貨記号です。

数字編集ピクチャーを、CR と DB を除く、これらのいずれかの記号で開始することができます。

B、Z、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、正符号、負符号、CR、DB、アスタリスク、通貨記号のうち、少なくとも 1 つの記号をコード化する必要があります。

また、選択した編集タイプの規則に従う必要があります (詳細は、『PICTURE 節の編集』および 『数字編集項目』を参照)。

数字編集のピクチャー記号は、次のセットにグループ化されています。

  • 非浮動挿入記号 (B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、正符号、負符号、CR、DB、通貨記号)
  • 浮動挿入記号 (Z、アスタリスク、正符号、負符号、通貨記号)
  • その他の記号 (9、S、V、P)

1 つの記号を複数のセットで使用でき、1 つのピクチャーで異なるセットの記号を使用できます。

有効なシーケンスを決定するには、開始の記号を選択します。 次に、以下のうち適切なセットをクリックします。

非浮動挿入記号

非浮動挿入記号は次のように構成できます。

B、0、スラッシュおよびコンマの後に次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号:
    • Z またはアスタリスク
    • 正符号または負符号
    • 通貨記号
  • その他の記号: 9、左方 P、V

ピリオドの後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号:
    • 右方 Z または右方アスタリスク
    • 右方正符号または右方負符号
    • 右方通貨記号
  • その他の記号: 9

左方正符号または左方負符号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、通貨記号)
  • 浮動挿入記号:
    • Z またはアスタリスク
    • 通貨記号
  • その他の記号: 9、V、P

通貨記号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号:
    • Z またはアスタリスク
    • 正符号または負符号
  • その他の記号: 9、V、P

続行するには、次のオプションのいずれかを選択します。

浮動挿入記号

浮動挿入記号は次のように構成できます。

左方 Z または左方アスタリスクの後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: 左方 Z または左方アスタリスク、右方 Z または右方アスタリスク
  • その他の記号: 9、左方 P、V

右方 Z または右方アスタリスクの後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: 右方 Z または右方アスタリスク
  • その他の記号: なし

左方正符号または左方負符号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド
  • 浮動挿入記号: 左方正符号または左方負符号、右方正符号または右方負符号
  • その他の記号: 9、左方 P、V

右方正符号または右方負符号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ
  • 浮動挿入記号: 右方正符号または右方負符号
  • その他の記号: なし

左方通貨記号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: 左方通貨記号または右方通貨記号
  • その他の記号: 9、左方 P、V

右方通貨記号の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: 右方通貨記号
  • その他の記号: なし

続行するには、次のオプションのいずれかを選択します。

その他の記号

その他の記号は次のように構成できます。

9 の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、ピリオド、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: なし
  • その他の記号: 9、左方 P、V

V の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号:
    • 右方 Z または右方アスタリスク
    • 右方正符号または右方負符号
    • 右方通貨記号
  • その他の記号: 9、右方 P

左方 P の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: 右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号: なし
  • その他の記号: 左方 P、V

右方 P の後に、次の記号を続けることができます。

  • 非浮動挿入記号: B、0、スラッシュ、コンマ、右方正符号または右方負符号、CR または DB
  • 浮動挿入記号:
    • 右方 Z または右方アスタリスク
  • その他の記号: 9、右方 P

続行するには、次のオプションのいずれかを選択します。

数字編集カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進みます。

外部浮動小数点カテゴリー

外部浮動小数点小数部のピクチャー記号は 9、ピリオド、および V です。

小数部のピクチャーは、これらのいずれかで開始できます。その後、次のように続けることができます。

  • 9 の後: 9、ピリオド、V
  • V の後: 9
  • ピリオドの後: 9

ピリオドまたは V のいずれかを挿入する必要がありますが、両方を挿入することはできません。

外部浮動小数点フォーマットに関するその他の詳細については、『外部浮動小数点項目』を参照してください。

外部浮動小数点カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進みます。

DBCS カテゴリー

DBCS のピクチャー記号は G と B です。

NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効な場合、これらの代わりに記号 N を使用できます。

次の 3 とおりのシーケンスのいずれかを使用できます。

  • 1 つ以上の、ピクチャー記号 G のオカレンス
  • ピクチャー記号 G および B のあらゆる順序の組み合わせ
  • NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効な場合、ピクチャー記号 N の 1 つ以上のオカレンス

DBCS カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進みます。

国別カテゴリー

国別のピクチャー記号は N です。

NSYMBOL(NATIONAL) コンパイラー・オプションが有効な場合、ピクチャー記号 N の 1 つ以上のオカレンスを使用して、国別カテゴリーのデータ項目を記述できます。NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効な場合、ピクチャー記号 N は DBCS データ項目を記述します。

国別カテゴリーの終わり。 『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進みます。

国別編集カテゴリー

国別編集のピクチャー記号は N、B、0、およびスラッシュです。

国別編集項目のピクチャーは、これらのいずれかで開始できます。記号はどの組み合わせでも構成できますが、ピクチャーには少なくとも 1 つの N と、少なくとも 1 つの B、0、またはスラッシュを含める必要があります。

国別編集カテゴリーの終わり。『データ項目カテゴリーの選択』に戻るか、終了して『PICTURE 節で使用される記号』 の先頭に進むか、あるいは終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進むことができます。

図の説明の終わり。終了して次のピクチャー記号トピック『記号 P』に進む。


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