この用語集は、PL/I のすべてのプラットフォームとリリースで
使用する用語を定義したものです。このマニュアルで使用されていない用語が含まれていることがあります。該当する用語が見つからない場合は、本書の索引を調べるか、「IBM Dictionary of Computing」、SC20-1699 を参照してください。
A
- アクセス (access)
- データを参照するかまたは取り出すこと。
- 処置指定 (action specification)
- ON ステートメント内にある、ON ユニットまたは単一のキーワード SYSTEM。
該当する条件が発生すれば、2 つのうちいずれかがとるべき処置を指定する。
- 活動化 (ブロックの) (activate (a block))
- ブロックの実行を開始すること。
プロシージャー・ブロックは、呼び出されるときに、活動化される。
開始ブロックが活動化するのは、分岐を含め、通常の制御の流れ内に現れたと
きである。
パッケージを活動化することはできない。
- 活動化 (プリプロセッサー変数またはプリプロセッサー・エントリー・ポイントの) (activate (a preprocessor variable or preprocessor entry point))
- マクロ機能 ID を、それに後続するソース・コード内で置換
可能にすること。
%ACTIVATE ステートメントは、プリプロセッサー変数や
プリプロセッサー・エントリー・ポイントを活動化する。
- アクティブ (active)
- 活動化から終了にいたるまでのブロックの状態。
ソース・プログラム・テキスト中の対応する ID をプリプロセッサー変数や
プリプロセッサー入り口名の値に置き換えることができるときの、
その変数や入り口の状態。
イベント変数が非同期操作に結び付けられている間に置かれている状態。
タスク変数に関連するタスクが付加されるときにタスク変数が
置かれている状態。
タスクが終了する前に置かれている状態。
- 実際の起点 (actual origin (AO))
- 配列または構造体内の最初の項目の位置。
- 追加属性 (additive attribute)
- デフォルトを持たず、必要であれば明示的に述べるか、または、
明示的に述べられた別の属性で暗黙指定しなければならないファイル
記述属性。代替属性 (alternative attribute) と対比。
- 調節可能エクステント (adjustable extent)
- 関連変数の世代によって異なることのある境界 (配列の)、
長さ (ストリングの)、またはサイズ (区域の)。
調節可能エクステントは、世代ごとに別々に評価される式またはアスタリスク (ただし、
基底付き変数の場合は REFER オプション) で指定される。
静的変数に使用することはできない。
- 集合 (aggregate)
- 「データ集合」を参照。
- 集合式 (aggregate expression)
- 配列式、構造式、または共用体式のこと。
- 集合タイプ (aggregate type)
- どのデータ項目の場合も、それが構造体、共用体、または配列の
いずれであるかの指定。
- 割り振られた変数 (allocated variable)
- 主記憶域が関連付けられ解放されない変数。
- 割り振り (allocation)
- 変数用の主記憶域の予約。
割り振られた変数の世代。
PL/I ファイルを、システム・データ・セット、装置、またはファイルに
関連付けること。
- 位置合わせ (alignment)
- 機械に依存する特定の境界 (例えば、フルワード境界
またはハーフワード境界) に関連付けて、データ項目を保管すること。
- 英字 (alphabetic character)
- A から Z までの任意の英字と、#、$、@ (これらのグラフィック表記は国によって異なる
場合がある) の拡張英字。
- 英数字 (alphameric character)
- 英字または数字。
- 代替属性 (alternative attribute)
- 属性グループから選択するファイル記述属性。
何も指定しないと、デフォルトがとられる。
追加属性
(additive attribute) と対比。
- あいまい参照 (ambiguous reference)
- 参照時点で認識されている名前をただ 1 つだけ識別するためには
修飾が不十分な参照。
- 領域 (area)
- 基底付き変数を割り振ることのできる、ストレージ中の部分。
- 引数 (argument)
- サブルーチンまたは機能の呼び出しの一部である引数リスト内
にある式。
- 引数リスト (argument list)
- コンマで区切られ、入り口名定数、入り口名変数、総称名、または組み込み関数名に
続く、括弧で囲まれたゼロまたはそれ以上の引数のリスト。
そのリストは、エントリー・ポイントのパラメーター・リストである。
- 算術比較 (arithmetic comparison)
- 数値の比較。
「ビット比較 (bit comparison)」、「文字比較 (character comparison)」も参照。
- 算術定数 (arithmetic constant)
- 固定小数点定数または浮動小数点定数。
大部分の算術定数には符号を付けることができるが、符号は定数の
一部ではない。
- 算術変換 (arithmetic conversion)
- ある 1 つの算術表現から別の表現に値を変換すること。
- 算術データ (arithmetic data)
- 基数、スケール、モード、および精度の特性を持つデータ。
コード化算術データとピクチャー数字データも含まれる。
- 算術演算子 (arithmetic operators)
- 接頭演算子の + と -、あるいは挿入演算子 + - * / ** のうちのいずれか。
- 配列 (array)
- 同じ属性を持ち、1 つ以上の次元別にグループ分けされた
1 つ以上のデータ・エレメントに、名前を付けて順番に並べた集合体。
- 配列式 (array expression)
- 評価されると値の配列が生成される式。
- 構造体の配列 (array of structures)
- 次元属性を構造体名に与えて指定される、順番に並べられた同一構造体の
集まり。
- 配列変数 (array variable)
- 同じ属性を持っていなければならないデータ項目の
集合を表す変数。
構造変数 (structure variable) と対比。
- ASCII
- 情報交換用米国標準コード (American National Standard Code for Information Interchange)。
- 割り当て (assignment)
- 値を変数に与える処理。
- 非同期操作 (asynchronous operation)
- ステートメントの実行と、入出力操作が並行して行われること。
各種タスクに複数の制御の流れを使った、プロシージャーの
並行実行。
- タスクの生成 (attachment of a task)
- 呼び込まれたプロシージャー (およびこれが呼び出す
プロシージャー) を、呼び出しプロシージャーの実行と一緒に、非同期で
実行するために、プロシージャーを呼び出して別に制御の流れを確立
すること。
- アテンション (attention)
- タスクに割り込みが生じる原因となるような、タスクにとっては外部の事柄の発生。
- 属性 (attribute)
- 表明された特性を記述するのに名前と関連付けた記述特性。
式の計算の結果の特性を説明するために用いられる記述特性。
- 自動ストレージ割り振り (automatic storage allocation)
- 自動変数用のストレージ割り振り。
- 自動変数 (automatic variable)
- ブロックの起動時に自動的にストレージを割り振られ、そのブロックの
終了時に自動的にそれを解除される変数。
B
- 基数 (base)
- 算術値を表現するための数体系。
- 基本エレメント (base element)
- それ自身は別の構造体や共用体ではない、構造体や共用体のメンバー。
- 基本項目 (base item)
- 定義変数を定義するための、自動、被制御、または静的変数、
またはパラメーター。
- 基底付き参照 (based reference)
- 基底付きストレージ・クラスを持った参照。
- 基底付きストレージ割り振り (based storage allocation)
- 基底付き変数用のストレージの割り振り。
- 基底付き変数 (based variable)
- ストレージ・アドレスがロケーターによって与えられる変数。
同一変数の複数の世代をアクセスすることができる。
これは、ストレージ内の固定位置を識別しない。
- 開始ブロック (begin-block)
- BEGIN ステートメントと END ステートメントによって区切られ、
名前有効範囲を形成するステートメントの集まり。
開始ブロックの活動化は、条件が生じたために行われる (開始ブロックが ON ユニットへの処置指定である場合) か、または GOTO ステートメントの
結果の分岐を含め、通常の制御の流れを介して行われる。
- 2 進数 (binary)
- 0 と 1 が唯一の数表示である数体系。
- 2 進数字 (binary digit)
- 「ビット (bit)」を参照。
- 2 進固定小数点値 (binary fixed-point value)
- 2 進数字で構成され、オプショナルの 2 進小数点とオプショナルの符号を持った整数。
10 進固定小数点値 (decimal fixed-point value) と対比。
- 2 進浮動小数点値 (binary floating-point value)
- 2 進小数部と見なせる仮数と、2 の基数に対する
整数指数と見なせる指数の形式の実数の近似値。10 進浮動小数点値 (decimal floating-point value) と対比。
- ビット (bit)
- 0 または 1。コンピューター・ストレージの最小スペース量。
- ビット比較 (bit comparison)
- 2 進数字を、左から右へビットごとに比較すること。
「算術比較 (arithmetic comparison)」、「文字比較 (character comparison)」も参照。
- ビット・ストリング定数 (bit string constant)
- 囲まれていて、接尾部 B が直後に付いた 2 進数字の連なり。文字定数 (character constant) と対比。単一引用符に囲まれ、後に接尾部 B4 が付いた 16 進数字の連なり。
- ビット・ストリング (bit string)
- ゼロ以上のビットで構成されたストリング。
- ビット・ストリング演算子 (bit string operators)
- 論理演算子 NOT と排他 OR (¬)、
AND (&)、および OR (|)。
- ビット値 (bit value)
- ビット・タイプを表す値。
- ブロック (block)
- その中で宣言された名前の有効範囲と、その名前用のストレージ割り振りを
指定する、1 つの単位として処理される一連のステートメント。
ブロックとしては、パッケージ、プロシージャー、または開始ブロックの
いずれもありえる。
- 境界 (bounds)
- 任意の配列次元の上限と下限。
- 区切り文字 (break character)
- 下線記号 ( _ )。
ID を読みやすくするために使用することができる。
例えば、変数を OLDINVENTORYTOTAL とする代わりに OLD_INVENTORY_TOTAL と記述できる。
- 組み込み関数 (built in function)
- SQRT (平方根) のような、言語が提供する定義済み関数。
- 組み込み関数参照 (built-in function reference)
- オプショナルの引数リストを持つ組み込み関数名。
- 組み込み名 (built-in name)
- 組み込みサブルーチンの入り口名。
- 組み込みサブルーチン (built-in subroutine)
- コンパイル時に定義され、CALL ステートメントによって呼び出される
入り口名を持つサブルーチン。
- バッファー (buffer)
- レコードが入力時に読み込まれ、レコードが出力時に書き出される、
入出力操作に使用する中間記憶域。
C
- 呼び出し (call)
- CALL ステートメントまたは CALL オプションを使用してサブルーチンを
呼び出すこと。
- 文字比較 (character comparison)
- 照合順序に従って、左から右へ文字単位で行われる比較。
「算術比較 (arithmetic comparison)」、「ビット比較 (bit comparison)」も参照。
- 文字ストリング定数 (character string constant)
- 単一引用符で囲まれる一連の文字。例えば、'Shakespeare''s 'Hamlet:'' など。
- 文字セット (character set)
- あらかじめ決められた文字の集まり。
ASCII と EBCDIC を参照。
- 文字ストリング・ピクチャー・データ (character string picture data)
- 文字値だけを持ったピクチャー・データ。
このタイプのピクチャー・データは、少なくとも 1 つの A または X
ピクチャー指定文字を持っていなければならない。
数値ピクチャー・データ (numeric picture data) と対比。
- クローズ (ファイルの) (closing (of a file))
- ファイルをデータ・セットまたは装置と切り離すこと。
- コード化算術データ (coded arithmetic data)
- 数値を表し、基数 (10 進数または 2 進数)、スケール (固定小数点または浮動小数点)、
および精度 (個々に持ちうる桁数) を特徴とするデータ項目。
このデータは、変換しなくても、算術計算用に受け入れることのできる
形式で保管される。
- 複合ネストの深さ (combined nesting depth)
- プログラム内の PROCEDURE/BEGIN/ON、DO、SELECT、および IF...THEN...ELSE に
よるネストのレベルをカウントして決定される、最も深いネスト・レベル。
- コメント (comment)
- 文書化のために使用され、/* および */ で区切られる、ゼロ以上
の文字数の文字ストリング。
- 商用文字 (commercial character)
-
- CR (貸方) ピクチャー指定文字。
- DB (借方) ピクチャー指定文字。
- 比較演算子 (comparison operator)
- 関係内の項目を相互に比較するよう指示するための算術、ストリング・ロケーター、
または論理関係で使用される演算子。
比較演算子は次のとおり。
- = (に等しい)
- > (より大)
- < (より小)
- >= (より大か等しい)
- <= (より小か等しい)
- ¬= (等しくない)
- ¬> (より大ではない)
- ¬< (より小ではない)
- コンパイル時 (間) (compile time)
- 一般に、ソース・プログラムがオブジェクト・モジュールに
変換されている時間。
PL/I では、変更したい場合に、ソース・プログラムを変更して、
オブジェクト・プログラムに変換し終わるまでに経過する時間。
- コンパイラー・オプション (compiler options)
- コンパイルの特定の面を制御するために指定されるキーワード。例えば、
生成するオブジェクト・モジュールの特徴や、作成する印刷出力のタイプなどがある。
- 複素数データ (complex data)
- おのおのの項目が実数部と虚数部で構成された算術データ。
- 合成演算子 (composite operator)
- <=、**、および /* などの特殊文字を複数含む演算子。
- 複合ステートメント (compound statement)
- 他のステートメントが含まれているステートメント。
PL/I では、IF、ON、OTHERWISE、および WHEN だけが、複合ステートメントである。
「ステートメント本体 (statement body)」を参照。
- 連結 (concatenation)
- 2 つのストリングを指定順に結合し、元の 2 つのストリング
の合計長に等しい長さを持った 1 つのストリングを作成する操作。
これは、演算子 || で指定する。
- 条件 (condition)
- エラー (オーバーフローなど) または予期される状況 (入力ファイルの
終わりなど) のいずれかの例外的な状態。
条件が発生する (検出される) と、その条件に対する規定のアクションが処理される。
「確立された処置 (established action)」および「暗黙処置 (implicit action)」も参照。
- 条件名 (condition name)
- PL/I 定義またはプログラマー定義の条件の名前。
- 条件接頭語 (condition prefix)
- ステートメントの接頭部として付けられる、括弧で囲まれた
1 つ以上の条件名のリスト。
条件接頭語は、指定した条件を使用可能にするか使用不能にするかを指定する。
- 連結集合 (connected aggregate)
- エレメントが、間にデータ項目の入らない連続したストレージを占有する配列または構造体。
非連結集合 (nonconnected aggregate)) と対比。
- 連結参照 (connected reference)
- 連結ストレージに対する参照。
プログラムを実行するには、ストレージが連結されていることが明らかでなければならない。
- 連結ストレージ (connected storage)
- 単一名を使って参照することができる諸項目の非中断かつ線形の
連なりの主記憶域。
- 定数 (constant)
- 名前が付いておらず、変更できない値を持った、算術または
ストリング・データ項目。
VALUE 属性を指定して宣言された ID。
FILE 属性または ENTRY 属性を指定し、VARIABLE 属性を指定しないで宣言された ID。
- 定数参照 (constant reference)
- 対象として定数を持つ値参照。
- 含まれているブロック、宣言、またはソース・テキスト (contained block, declaration, or source text)
- 開始、プロシージャー、またはパッケージのブロック内の
すべてのブロック、プロシージャー、ステートメント、宣言、または
ソース・テキスト。
パッケージ、プロシージャー、および BEGIN ステートメントと
それに対応する END ステートメント全体は、ブロック内には含まれて
いない。
- 収容ブロック (containing block)
- 該当する宣言、ステートメント、プロシージャー、またはその他の
ソース・テキストを収容している、パッケージ、プロシージャー、または開始ブロック。
- コンテキスト宣言 (contextual declaration)
- DECLARE ステートメントで明示的に宣言されていないが、その使用の前後関係から、
特定の属性が ID に関連付けられるような ID の存在。
- 制御文字 (control character)
- 特定コンテキスト内に存在することによって
制御機能が指定される、文字セット内の文字。
1 つの例としてファイルの終わり (EOF) マーカーがある。
- 制御フォーマット項目 (control format item)
- ストリーム内または印刷ページの内での、あるデータ項目の位置付けを
指定するために、編集指示伝送の中で使用される指定。
- 制御変数 (control variable)
- DO ステートメントの反復実行を制御するのに使用する変数。
- 被制御パラメーター (controlled parameter)
- DECLARE ステートメント内で CONTROLLED 属性を指定される
パラメーター。
これは、CONTROLLED 属性を持った引数としか関連付けることはできない。
- 被制御ストレージ割り振り (controlled storage allocation)
- 被制御変数用のストレージの割り振り。
- 被制御変数 (controlled variable)
- 現行世代にだけアクセスすることができ、
ALLOCATE と FREE ステートメントによって割り振りと解放が制御される変数。
- 制御セクション (control sections)
- オブジェクト・モジュール内のグループ化された機械命令。
- 型変換 (conversion)
- ある 1 つの表現法から、一組の特定属性に合うよう別の表現法に
値を変換すること。
例えば、文字ストリングを FIXED BINARY (15,0) などの算術値に
変換すること。
- 配列のクロス・セクション (cross section of an array)
- 配列の少なくとも 1 つの次元のエクステントで表すことの
できるエレメント。
配列参照内に添え字の代わりにアスタリスクがあれば、それはその次元
のエクステント全体を表す。
- 現行世代 (current generation)
- 変数名を参照して、現在使用できる自動変数または被制御変数の世代。
D
- データ (data)
- 処理に適合した形式の情報または値の表現。
- データ集合 (data aggregate)
- 異なったデータ項目の集まりであるデータ項目。
- データ属性 (data attribute)
- FIXED BINARY などの、データ項目が表すデータのタイプを指定するキーワード。
- データ指示伝送 (data-directed transmission)
- データを伝送するための、ストリーム指向伝送のタイプ。
代入ステートメントに似ていて、name = constant の形式をとる。
- データ項目 (data item)
- 単一の名前付きデータ単位。
- データ・リスト (data list)
- ストリーム指向伝送における、GET および PUT ステートメント
内で使用するデータ項目を括弧で囲んだリスト。
フォーマット・リスト (format list) と対比。
- データ・セット (data set)
- 単一のファイル名の参照によってアクセスすることができる、
プログラムの外部にあるデータの集まり。
参照されることが可能な装置。
- データ指定 (data specification)
- 伝送モード (DATA、LIST、または EDIT) を指示し、さらに
データ・リストと、編集指示モードの場合はフォーマット・リストを含む、
ストリーム指向伝送ステートメントの一部分。
- データ・ストリーム (data stream)
- ストリーム指向伝送でデータ・セットから、またはデータ・セット
へ、文字形式のデータ・エレメントの連続ストリームとして転送されるデータ。
- データ伝送 (data transmission)
- データ・セットからプログラムへ、およびその逆に、データを
転送すること。
- データ・タイプ (data type)
- 一連のデータ属性。
- DBCS
- 文字セットにおいて、それぞれの文字は 2 つの連続するバイトで表される。
- 非アクティブ (deactivated)
- ある ID の値で、ソース・プログラム・テキスト内のプリプロセッサー
ID を置き換えることができない状態。
アクティブ (active) と対比。
- デバッグ (debugging)
- プログラムからバグを除去する処理。
- 10 進 (decimal)
- 0 から 9 までの数字を使った数体系。
- 10 進ピクチャー文字 (decimal digit picture character)
- ピクチャー指定文字 9 のこと。
- 10 進固定小数点定数 (decimal fixed-point constant)
- 1 つ以上の 10 進数 (および任意で小数点を付けたもの) から成る定数。
- 10 進固定小数点値 (decimal fixed-point value)
- 小数点の想定位置を持つ 10 進数の連なりで構成される有理数。
2 進固定小数点値 (binary fixed-point value) と対比。
- 10 進浮動小数点定数 (decimal floating-point constant)
- 10 進固定小数点定数から成る仮数と、3 桁を超えないオプショナルの
符号付き整定数が後に付いた文字 E から成る指数とで構成される値。
- 10 進浮動小数点値 (decimal floating-point value)
- 10 進小数部と考えることができる仮数形式の実数、
および 10 を底とする整数のべき乗と考えることができる指数の近似値。
2 進浮動小数点値 (binary floating-point value) と対比。
- 10 進ピクチャー・データ (decimal picture data)
- 「数値ピクチャー・データ (numeric picture data)」を参照。
- 宣言 (declaration)
- ID を名前として確立し、その ID 用に一連の属性
を (部分的または全体的に) 指定すること。
特定名の属性のソース。
- デフォルト (default)
- 指定がされていないときに、とられる値、属性、またはオプション。
- 定義された変数 (defined variable)
- 指定された基底付き変数用の一部または全部のストレージに関連付けられる変数。
- 区切る (delimit)
- 1 つ以上の項目またはステートメントの前後を、文字またはキーワードで囲むこと。
- 区切り文字 (delimiter)
- すべてのコメントと、パーセント記号、括弧、コンマ、ピリオド、セミコロン、コロン、
割り当て記号、ブランク、ポインター、アスタリスク、および単一引用符。
これらは ID、定数、ピクチャー指定、iSUB、およびキーワードの
限界を定めるものとなる。
- 記述子 (descriptor)
- 区域サイズ、配列境界、またはストリング長
などの変数に関する情報を保持する制御ブロック。
- 数字 (digit)
- 0 から 9 までの文字の 1 つ。
- 次元属性 (dimension attribute)
- 配列の次元数を指定し、各次元の境界を示す属性。
- 使用不可の (disabled)
- 割り込みが発生せず、規定の処置も取られないような事態になった状態。
- DO グループ (do-group)
- DO ステートメントで区切られ、それに対応する END ステートメント
で終了する、制御目的に使用される一連のステートメント。
ブロック (block) と対比。
- DO ループ (do-loop)
- 「反復 DO グループ (iterative do-group)」を参照。
- 仮引数 (dummy argument)
- 参照によって渡すことのできない引数の値を保持するため自動的に
作成される一時記憶域。
- ダンプ (dump)
- エラーの原因のトレースなどの、プログラムが使用するストレージの一部
または全部、または他のプログラム情報の印刷出力。
E
- EBCDIC
- 拡張 2 進化 10 進コード (Extended Binary-Coded Decimal Interchange Code)。
8 ビットのコード化文字からなるコード化文字セット。
- 編集指示伝送 (edit-directed transmission)
- データが連続した文字ストリームとして中にあり、関連データ・
リストに対して行いたい編集を指定するにはフォーマット・リストを必要とするような
タイプのストリーム指向伝送。
- エレメント (element)
- 配列などのデータ項目の集まりとは対照的な、単一のデータ項目。スカラー項目。
- 要素式 (element expression)
- 評価されるとエレメント値を生じる式。
- 要素変数 (element variable)
- エレメントを表す変数。スカラー変数。
- エレメント名 (elementary name)
- 「基本エレメント (base element)」を参照。
- 使用可能 (enabled)
- 条件により割り込みが生じて、該当する規定 ON ユニットが呼び出される条件の状態。
- end-of-step メッセージ (end-of-step message)
- ジョブ制御ステートメントとジョブ・スケジューラー・メッセージのリストに続いており、
各ステップの成功または失敗を示す戻りコードを含むメッセージ。
- 入り口定数 (entry constant)
- PROCEDURE ステートメントのラベル接頭部 (入り口名)。
ENTRY 属性を指定し、VARIABLE 属性を指定しないで名前を宣言すること。
- 入り口データ (entry data)
- プロシージャーへのエントリー・ポイントを表すデータ項目。
- 入り口式 (entry expression)
- 評価されると入り口名を生じるような式。
- 入り口名 (entry name)
- ENTRY 属性を持つものとして明示的または内容に従って宣言された
ID (ただし、VARIABLE 属性が与えられていない場合に限る)。または、ENTRY 属性を暗黙指定された入り口変数の値を持った ID。
- エントリー・ポイント (entry point)
- そこでプロシージャーを
呼び出すことができるプロシージャー内の 1 地点。
「1 次エントリー・ポイント (primary entry point)」および「2 次
エントリー・ポイント (secondary entry point)」も参照。
- 入り口参照 (entry reference)
- 入り口値を返す入り口定数、入り口変数参照、または関数参照。
- 入り口変数 (entry variable)
- 入り口値を割り当てる対象となりうる変数。
これは、ENTRY 属性と VARIABLE 属性を両方とも持っている必要がある。
- 入り口値 (entry value)
- 入り口定数または入り口変数によって表されるエントリー・ポイント。
入り口値には、その入り口定数に関連した活動化環境が含まれる。
- 環境 (活動化の) (environment (of an activation))
- 収容ブロック内で宣言されたデータに関して、呼び出されたブロックと関連し、
そのブロック内で使用される情報。
- 環境 (ラベル定数の) (environment (of a label constant))
- ステートメント・ラベル定数への参照が適用されるブロックの個々の
活動化の識別情報。
この情報が決定されるのは、ステートメント・ラベル定数が、引数として
渡されたり、またはステートメント・ラベル変数に割り当てられ、
それが定数と一緒に渡されたり割り当てられたときである。
- 確立された処置 (established action)
- 条件が生じたときにとられる処置。
「暗黙の処置 (implicit action)」および「ON ステートメント処置 (ON-statement action)」も参照。
- エピローグ (epilogue)
- ブロックまたはタスクの終了時に自動的に生じる各種処理。
- 評価 (evaluation)
- 単一の値、値の配列、または値の構造化値へ式を換算すること。
- イベント (event)
- 状況および完了を、関連したイベント変数から決定することのできる
プログラムの活動。
- イベント変数 (event variable)
- イベントと関連付けることができる EVENT 属性を持つ変数。
その値は、処置が完了したかどうか、および完了の状況を示す。
- 明示宣言 (explicit declaration)
- ラベル接頭部として DECLARE ステートメント内、または
パラメーター・リスト内に ID (名前) を出すこと。
暗黙宣言 (implicit declaration) と対比。
- 指数文字 (exponent characters)
- 以下のピクチャー指定文字のこと。
- K および E。指数フィールドの先頭を示すため、浮動小数点
ピクチャー指定内で使用される文字。
- F。10 進小数点をその想定位置から
右方向へ (正定数の場合) かまたは左方向へ (負定数の場合) 移動する
ときに、小数部の桁数を示す整定数を使って指定されるスケール因数文字。
- 式 (expression)
- 値、値の配列、または一連の構造化値セットを表すのに、プログラム内で使われる表記。
単独で使用される定数または参照、あるいは、定数または
参照あるいはその両方を演算子と組み合わせたもの。
- 拡張英字 (extended alphabet)
- A から Z までの大文字、小文字の
英字、$、@、および #、または NAMES コンパイラー・オプションで指定されたもの。
- エクステント (extent)
- 配列の次元の境界、ストリング長、または区域サイズによって示される範囲。
この区域がターゲット区域に割り当てられる場合は、ターゲット区域のサイズ。
- 外部名 (external name)
- 有効範囲が必ずしも 1 つのブロックとその収容ブロックだけに
限定されない (EXTERNAL 属性を持つ) 名前。
- 外部プロシージャー (external procedure)
- 他のいずれのプロシージャーにも組み込まれないプロシージャー。
パッケージ内に入っていて同様にエクスポートされるレベル 2 の
プロシージャー。
- 外部シンボル (external symbol)
- それ自身が定義されている制御セクションを除く制御セクション内で参照できる名前。
- 外部シンボル辞書 (External Symbol Dictionary (ESD))
- オブジェクト・モジュール内で使われるすべての外部シンボルの一覧表。
- 特別言語文字 (extralingual character)
- 英数字にも特殊文字にも分類されない文字 ($、@、および # など)。
このグループには、NAMES コンパイラー・オプションで指定された文字も
含まれる。
F
- 属性分配 (factoring)
- 1 つ以上の属性を、DECLARE ステートメント内の括弧で囲まれた名前リストに対して適用して、
複数の名前に共通する属性を反復する必要をなくすこと。
- フィールド (データ・ストリーム中の) (field (in the data stream))
- 単一データまたはスペーシング・フォーマット項目によって、幅 (文字数) を定義
されるデータ・ストリームの部分。
- フィールド (ピクチャー指定の) (field (of a picture specification))
- 任意の文字ストリング・ピクチャー指定、または固定小数点数を
記述した数字ピクチャー指定の部分 (または全部)。
- ファイル (file)
- プログラムにおいて、単数または複数のデータ・セットを
名前付きで表現したもの。
ファイルは、オープンするごとに、単数または複数の
データ・セットに関連付けられる。
- ファイル定数 (file constant)
- FILE 属性を指定し、VARIABLE 属性を指定しないで宣言された名前。
- ファイル記述属性 (file description attribute)
- 各ファイル定数の個々の特性を記述したキーワード。
「代替属性 (alternative attribute)」と「追加属性 (additive attribute)」も参照。
- ファイル式 (file expression)
- 評価されるとファイル・タイプを生じる式。
- ファイル名 (file name)
- ファイル用に宣言された名前。
- ファイル変数 (file variable)
- ファイル定数を割り当てることのできる変数。
この場合、ファイルは、FILE 属性と VARIABLE 属性を持って
いなければならず、ファイル記述属性を持っていることはできない。
- 固定小数点定数 (fixed-point constant)
- 「算術定数 (arithmetic constant)」を参照。
- 修正 (fix-up)
- コンパイル済みプログラムを実行可能にするために、
コンパイル時にエラーを検出したあとでコンパイラーが実行する解決手段。
- 浮動小数点定数 (floating-point constant)
- 「算術定数 (arithmetic constant)」を参照。
- 制御の流れ (flow of control)
- 実行の連なり。
- フォーマット (format)
- ストリーム内のデータ項目の表現法を記述したり (データ・フォーマット項目)、
またはストリーム内のデータ項目の個々の位置決めを
記述する (制御フォーマット項目) ために編集指示データ伝送内で使用される仕様。
- フォーマット定数 (format constant)
- FORMAT ステートメントでのラベル接頭部。
- フォーマット・データ (format data)
- FORMAT 属性を指定された変数。
- フォーマット・ラベル (format label)
- FORMAT ステートメントでのラベル接頭部。
- フォーマット・リスト (format list)
- ストリーム指向伝送における外部メディアでのデータ項目のフォーマット
を指定したリスト。
データ・リスト (data list) と対比。
- 完全修飾名 (fully-qualified name)
- 名前が参照するメンバーより上の階層順序内のすべての名前と、
そのメンバー自身の名前が組み込まれている名前。
- 関数 (プロシージャー) (function (procedure))
- PROCEDURE ステートメント内に RETURNS オプションのある
プロシージャー。
RETURNS 属性を指定して宣言された名前。
これは、関数参照内にその入り口名のうちの 1 つがあると呼び出され、
スカラー値を参照点に返す。
サブルーチン (subroutine) と対比。
- 関数参照 (function reference)
- 入り口定数または入り口変数のことで、このどちらも関数を
表さなければならないが、その後に空と考えられる引数リストが
続く。
サブルーチン呼び出し (subroutine call) と対比。
G
- 世代 (変数の) (generation (of a variable))
- 静的変数の割り振り、被制御変数または自動変数の特定の割り振り、
または基底付き変数の特定のロケーター修飾で、または定義された
変数かパラメーターで指示されるストレージ。
- 総称記述子 (generic descriptor)
- GENERIC 属性内で使用する記述子。
- 総称キー (generic key)
- キー・クラスを識別する文字ストリング。
そのストリングで始まるキーはすべて、そのクラスのメンバーである。
例えば、
'ABCD'、'ABCE'、および 'ABDF'、という記録済みキーは、すべて総称キー 'A' および 'AB' で識別されるクラスのメンバーであり、最初の 2 つは、'ABC' というクラスのメンバーでもある。そして、これら 3 つの記録済みキーは、
それぞれ 'ABCD'、'ABCE'、'ABDF' というクラスの
固有のメンバーであると見なすことができる。
- 総称名 (generic name)
- 入り口名ファミリーの名前。
総称名への参照は、呼び出し点にある引数リスト内の引数の属性に一致
するパラメーター記述子を持った入り口名によって置き換えられる。
- グループ (group)
- より大きいプログラム単位に入っているステートメントの
集まり。
グループは、DO グループまたは選択グループのどちらかであるが、
ON ユニットとしての場合を除き、単一ステートメントを使用できる
ところでは常に使用することができる。
H
- 16 進 (hex)
- 「16 進数字 (hexadecimal digit)」を参照。
- 16 進数 (hexadecimal)
- 16 の基数を持った数体系。有効数は 0 から 9 の数字と、A は 10 を、F は 15 を
表す A から F までの文字。
- 16 進数字 (hexadecimal digit)
- 0 から 9 までと A から F までの数字のいずれか。A から F までは、それぞれ 10 進数値の 10 から 15 までを表す。
I
- ID (identifier)
- コメントや定数内に入ることがなく、前後に区切り文字を伴う文字のストリング。
ID の先頭文字は、26 個の英字、または特別言語文字 (ある場合) でなければならない。
その他の文字がある場合には、拡張英字、数字、区切り文字を追加して入れることができる。
- IEEE
- 米国電気電子学会 (Institute of Electrical and Electronics Engineers)。
- 暗黙の (implicit)
- 明示指定のないまま取られる処置。
- 暗黙処置 (implicit action)
- 使用可能な条件が生じたときに、その条件用に現在確立されている
ON ユニットがない場合にとられる処置。
ON ステートメント処置 (ON-statement action) と対比。
- 暗黙宣言 (implicit declaration)
- DECLARE ステートメント内で明示的に宣言されていないか、
または内容に従って宣言されていない名前。
- 暗黙オープン (implicit opening)
- OPEN ステートメント以外の入力ステートメントまたは出力ステートメント
が原因で、ファイルがオープンされること。
- 挿入演算子 (infix operator)
- 2 つのオペランド間にある演算子。
- 継承次元 (inherited dimension)
- 構造体、共用体、またはエレメントでの、収容構造から派生する次元。
名前が配列ではないエレメントであれば、その次元
全体が継承次元で構成される。
名前が配列であるエレメントであれば、その次元は、継承次元および
明示的に宣言された次元で構成される。
1 つ以上の継承次元を持つ構造体を、非結合集合と呼ぶ。
結合集合 (connected aggregate) と対比。
- 入出力 (input/output)
- 補助メディアと主記憶装置との間でデータを転送すること。
- 挿入点文字 (insertion point character)
- 関連データを文字ストリングへ割り当てるときに、指示位置に
挿入されるピクチャー指定文字。
入力のときに P フォーマット項目内で使用される挿入文字は、検査の目的で用いられる。
- 整数 (integer)
- 符号を付けるか付けないかは任意の、10 進または 2 進小数点のない一連の数字、または
一連のビット。
通常は、FIXED BINARY (p,0) または FIXED DECIMAL (p,0) と記述される、
符号を付けるか付けないかは任意の整数。
- 規定境界 (integral boundary)
- そこでデータを位置合わせすることができる任意の 8 ビット単位のバイト・マルチアドレス。
通常はハーフワード、フルワード、
またはダブルワード (2、4、または 8 バイトの長さの整倍数) 境界である。
- 介在配列 (interleaved array)
- 非結合ストレージを参照する配列。
- 介在添え字 (interleaved subscripts)
- 添え字付き修飾参照の最下位レベル以外のレベルに存在する添え字。
- 内部ブロック (internal block)
- ブロックの中に組み込まれている別のブロック。
- 内部名 (internal name)
- 名前が宣言されたブロック内のみで認識されている名前、また
そのブロック内に入っているブロックの中でも認識されている可能性もある名前。
- 内部プロシージャー (internal procedure)
- ブロックの中に組み込まれている別のプロシージャー。
外部プロシージャー (external procedure) と対比。
- 割り込み (interrupt)
- 条件やアテンションの発生の結果として、プログラムの制御の流れを変更すること。
- 起動 (invocation)
- プロシージャーの活動化。
- 起動する (invoke)
- プロシージャーを活動化すること。
- 呼び出されたプロシージャー (invoked procedure)
- 活動化されているプロシージャー。
- 呼び出し側ブロック (invoking block)
- プロシージャーを活動化するブロック。
- 反復因数 (iteration factor)
- INITIAL 属性指定において、特定の値を使って初期化されることになっている
配列の連続エレメント数を指定するための式。
フォーマット・リストにおける、特定のフォーマット項目またはフォーマット項目のリストを
連続して使用する回数を指定するための式。
- 反復 DO グループ (iterative do-group)
- 制御変数または WHILE や UNTIL オプション、またはこの両方
を指定した DO ステートメントを持つ DO グループ。
K
- キー (key)
- 直接アクセス・データ・セット内のレコードを
識別するデータ。
「ソース・キー (source key)」および「記録済みキー (recorded key)」を参照。
- キーワード (keyword)
- PL/I において定義されたコンテキスト内で使用されると特定の意味を持つ ID。
- キーワード・ステートメント (keyword statement)
- ステートメントの機能を示すキーワードで始まる単純ステートメント。
- 認識された (名前に関する用語) (known (applied to a name))
- 宣言された意味で認識されること。
名前は、その有効範囲内で認識される。
L
- ラベル (label)
- ステートメントの接頭部として付く名前。
PROCEDURE ステートメント上の名前を、入り口定数と呼び、FORMAT ステートメント上の名前を、
フォーマット定数と呼ぶ。その他の種類のステートメント上の名前を、ラベル定数と呼ぶ。
LABEL 属性を持つデータ項目。
- ラベル定数 (label constant)
- ステートメント (PROCEDURE、ENTRY、FORMAT、または PACKAGE を除く)
のラベル接頭語として書き込まれる名前。実行時に、そのラベル接頭語が
参照されれば、そのステートメントにプログラムの制御を渡す
ことができる。
- ラベル・データ (label data)
- ラベル定数または、ラベル変数の値。
- ラベル接頭部 (label prefix)
- ステートメントの接頭部として付けられたラベル。
- ラベル変数 (label variable)
- LABEL 属性を指定して宣言された変数。
その値は、プログラム内でのラベル定数である。
- 先行ゼロ (leading zeroes)
- 算術値としては意味のないゼロ。
ある数値内で最初の非ゼロより左側にあるすべてのゼロ。
- レベル番号 (level number)
- DECLARE ステートメント中の名前の前に付く番号で、
構造体名の階層内のその相対位置を指定するもの。
- レベル 1 変数 (level-one variable)
- 大構造体または共用体の名前。
構造体または共用体の中に含まれていない、添え字なし変数。
- 字句単位の (lexically)
- 単位を左から右への順序に扱うことに関連した用語。
- ライブラリー (library)
- メンバーと呼ばれるその他のデータ・セットを保管するのに使用できる MVS 区分データ・セット
、または CMS MACLIB のこと。
- リスト指示 (list-directed)
- ストリーム内のデータがブランクやコンマで区切られた定数になり、
フォーマット設定が自動的に行われるタイプのストリーム指向伝送。
- ロケーター (locator)
- 変数のアドレスまたはその記述子を保持する制御ブロック。
- ロケーター/記述子
- その後に記述子の付いたロケーター。
ロケーターは、記述子のアドレスではなく、変数のアドレスを
保持する。
- ロケーター修飾 (locator qualification)
- 基底付き変数への参照において、その参照が参照している基底付き変数
の世代を指定するために、基底付き変数の左側に矢印で接続されているロケーター変数
または関数参照。
これは、暗黙参照であることもある。
- ロケーター値 (locator value)
- ストレージ・アドレスを識別する値か、またはストレージ・アドレスを識別するのに使用できる値。
- ロケーター変数 (locator variable)
- 変数またはバッファーの主記憶域内の位置を識別する値を
持った変数。
これは、POINTER 属性または OFFSET 属性を
持つ。
- ロック・レコード (locked record)
- EXCLUSIVE DIRECT UPDATE ファイル内のレコードであって、1 つのタスクにだけ
しか使用することはできず、そのレコードを使用しているタスクによって
解放されるまで、他のタスクからアクセスできないレコード。
- 論理レベル (構造体または共用体メンバーの) (logical level (of a structure or union member))
- 全レベル番号が直接順序になっているとき (あるレベル番号から次の
レベル番号までの増分が 1 のとき) に、レベル番号で示される深さ。
- 論理演算子 (logical operators)
- ビット・ストリング演算子の NOT や排他 OR (¬)、
AND (&)、および OR (|)。
- ループ (loop)
- 繰り返し実行される一連の命令。
- 下限 (lower bound)
- 配列次元の下限。
M
- 主プロシージャー (main procedure)
- OPTIONS (MAIN) 属性を持った PROCEDURE ステートメントのある
外部プロシージャー。
このプロシージャーは、プログラム実行の
最初のステップで自動的に呼び出される。
- 大構造 (major structure)
- レベル番号 1 を指定して宣言された名前を持つ構造。
- メンバー (member)
- 構造体または共用体の中の、構造体、共用体、あるいはエレメントの名前。
ライブラリー内のデータ・セット。
- 小構造 (minor structure)
- 別の構造体または共用体の中に組み込まれている構造体。
小構造の名前は、1 よりも大きくかつ親構造体または
親共用体よりも大きいレベル番号を指定して宣言される。
- モード (算術データの) (mode (of arithmetic data))
- 算術データの属性。
これは、実数 または複素数 のどちらかである。
- 多重宣言 (multiple declaration)
- 同一ブロックに対して内部であり、別の修飾を持たない同一
ID の複数宣言。
同一 ID の複数外部宣言。
- マルチプロセッシング (multiprocessing)
- 複数のプログラムを同時に実行するために、複数の処理装置
を備えた計算機システムを使用すること。
- マルチプログラミング (multiprogramming)
- 単一の処理装置を使って、複数のプログラムを並行して
処理するのに、計算機システムを使用すること。
- マルチタスキング (multitasking)
- 複数の PL/I プロシージャーをプログラムが同時に実行できるようにする機能。
N
- 名 (name)
- 変数や定数にユーザーが与える ID。
コンテキスト中に現れる、キーワードではない ID。
場合によっては、ユーザー定義名とも呼ぶ。
- ネスト (nesting)
- 次のものの発生。
- ブロック内にある別のブロック。
- グループ内にある別のグループ。
- THEN 文節または ELSE 文節内の IF ステートメント。
- 関数参照の引数としての関数参照。
- FORMAT ステートメントのフォーマット・リスト内のリモート・フォーマット項目。
- パラメーター記述子リスト内の別のパラメーター記述子リスト。
- 1 つ以上の属性が分配されている括弧で囲まれた名前リスト内の属性の指定。
- 非結合ストレージ (nonconnected storage)
- 非結合データ項目が占有するストレージ。
例えば、継承次元を持つ介在配列や構造体は、非結合ストレージ
内にある。
- ヌル・ロケーター値 (null locator value)
- 内部記憶域内のどの位置も識別できない特殊ロケーター値。
これは、現在ロケーター変数がデータの世代を識別できないことを示すのに役立つ。
- ヌル・ステートメント (null statement)
- セミコロン記号 (;) のみの入ったステートメント。
これは、何も処置はとられないことを示す。
- ヌル・ストリング (null string)
- 長さゼロの文字ストリング、漢字ストリング、またはビット・ストリング。
- 数字データ (numeric-character data)
- 「10 進ピクチャー・データ (decimal picture data)」を参照。
- 数値ピクチャー・データ (numeric picture data)
- 算術値と文字値を持ったピクチャー・データ。
このタイプのピクチャー・データは、'A' または 'X.' という文字を
含むことはできない。
O
- オブジェクト (object)
- 単一名で参照されるデータの集まり。
- オフセット変数 (offset variable)
- OFFSET 属性を持ったロケーター変数のことであり、その値は、
ストレージ内のある区域の先頭からの相対位置を識別する。
- オン条件 (ON-condition)
- PL/I プログラムにおける、プログラム割り込みの原因となりうる
オカレンス。
予期しないエラーが検出されたり、予期できる出来事ではあるものの、
予期しない時にそれが起きたときに発生する。
- ON ステートメント処置 (ON-statement action)
- ある条件が生じたときに処置を取れるよう、条件に対して
明示的に設定された処置法。
プログラムの制御の流れ内で ON ステートメントが見つかると、
とられる処置で、その条件に対する処置が設定される。
この処置は、ON ユニットが設定されたままであるか、RESIGNAL ステートメントで再設定されて条件が生じたときにとられる。
暗黙の処置 (implicit action) と対比。
- ON ユニット (ON-unit)
- 該当する条件が起きたときに、とられるよう指定された処置。
- オープン (ファイルの) (opening (of a file))
- ファイルをデータ・セットに関連付けること。
- オペランド (operand)
- ID、定数、または式。式には演算子が、時には他のオペランドと
ともに使用される。
- 演算式 (operational expression)
- 1 つ以上の演算子から成る式。
- 演算子 (operator)
- 実行する演算を指定する記号。
- option
- ステートメントの実行や解釈に影響を及ぼすのに使われるステートメント中
の指定。
P
- パッケージ定数 (package constant)
- PACKAGE ステートメントのラベル接頭語。
- パック 10 進 (packed decimal)
- 固定小数点 10 進データ項目の内部表現。
- 埋め込み (padding)
- ストリングの長さを必要な長さまで拡張するために、ストリングの右側に
連結される、1 つ以上の文字、漢字、またはビット。
構造体または共用体の中に挿入される、1 つ以上のバイトまたはビット。
その構造、または共用体内の後続エレメントが正しい規定境界に位置合わせされるようにするためのもの。
- パラメーター (parameter)
- PROCEDURE ステートメントの後に続くパラメーター・リスト中の名前。
そのプロシージャーが呼び出されれば、渡される引数を指定する。
- パラメーター記述子 (parameter descriptor)
- ENTRY 属性指定内でパラメーター用に指定される一連の属性。
- パラメーター記述子リスト (parameter descriptor list)
- ENTRY 属性指定内のすべてのパラメーター記述子のリスト。
- パラメーター・リスト (parameter list)
- コンマで区切られ、プロシージャー・ステートメント内の
キーワード PROCEDURE の後に続くか、または ENTRY ステートメント内の
キーワード ENTRY の後に続く、括弧で囲まれた 1 つ以上のパラメーターのリスト。
このリストは、呼び出し時に渡される引数リストと対応する。
- 部分修飾名 (partially-qualified name)
- 不完全な修飾名。
これには名前が参照する構造メンバーまたは共用体メンバーより上の階層順序内にある
名前のうちの全部ではない 1 つ以上の名前、およびそれ自身のメンバー名が
含まれる。
- ピクチャー・データ (picture data)
- 文字形式で表された、数値データ、文字データ、またはそれらの混合。
- ピクチャー指定 (picture specification)
- PICTURE 属性を指定した宣言内で、または P フォーマット項目内でピクチャー文字を
使用して宣言されたデータ項目。
- ピクチャー指定文字 (picture specification character)
- ピクチャー指定で使用できるすべての文字。
- PL/I 文字セット (PL/I character set)
- PL/I のプログラム・エレメントを表現するために定義されている文字セット。
- PL/I プロンプター (PL/I prompter)
- PL/I コマンドのコマンド・プロセッサー・プログラムで、オペランドを調べ、コンパイラーに必要なデータ・セットを割り振る。
- 呼び出し点 (point of invocation)
- 呼び込まれたプロシージャーへの参照が現れる呼び込み側
ブロック内の地点。
- ポインター (pointer)
- ストレージ内の位置を識別するための変数のタイプ。
- ポインター値 (pointer value)
- ポインター型を識別する値。
- ポインター変数 (pointer variable)
- ポインター値が入った POINTER 属性を持ったロケーター変数。
- 精度 (precision)
- 固定小数点データ項目内にある桁数またはビット数、または、
浮動小数点データ項目での最小確保有効数字 (指数は除く) の数。
- 接頭部 (prefix)
- ステートメントの先頭に付けられるラベル、または 1 つ以上
の条件名の括弧で囲まれたリスト。
- 接頭演算子 (prefix operator)
- オペランドの前に置かれ、そのオペランドにだけ適用される演算子。
接頭演算子には、プラス (+)、マイナス (-)、および not (¬)
がある。
- プリプロセッサー (preprocessor)
- コンパイルを実行する前に、ソース・プログラムを調べるためのプログラム。
- プリプロセッサー・ステートメント (preprocessor statement)
- プリプロセッサーがとる
処置を指定するために、ソース・プログラム内に入れる特殊ステートメント。
これは、プリプロセッサーによって検出されると実行
される。
- 1 次エントリー・ポイント (primary entry point)
- PROCEDURE ステートメントのラベル・リスト内の任意の名前によって識別される
エントリー・ポイント。
- 優先度 (priority)
- タスクに関連する値で、他のタスクに対するそのタスクの優先順位 (指名順
位) を指定する。
- 問題データ (problem data)
- コード化された算術データ、ビット・データ、文字データ、グラフィック・データ、
およびピクチャー・データ。
- 問題状態プログラム (problem-state program)
- オペレーティング・システムの問題プログラム状態内で
稼働するプログラム。
これには、入出力指示やその他の特権命令は入らない。
- プロシージャー (procedure)
- PROCEDURE ステートメントと END ステートメントで
区切られたステートメントの集まり。
プロシージャーとはプログラムまたはプログラムの一部であり、名前の有効範囲を区切り、
そのプロシージャーまたは入り口名の 1 つへの参照によって活動化される。
「外部プロシージャー (external procedure)」および「内部プロシージャー (internal procedure)」も参照。
- プロシージャー参照 (procedure reference)
- 入り口定数または入り口変数。
この後に引数リストを続けることができる。
プロシージャー参照は、CALL ステートメントや CALL オプションに入れることも、または
関数参照として使用することもできる。
- プログラム (program)
- 1 つ以上の外部プロシージャーまたはパッケージのセット。
外部プロシージャーのうちの 1 つは、PROCEDURE ステートメント内に OPTIONS(MAIN) 指定を
持っていなければならない。
- プログラム制御データ (program control data)
- PL/I プログラムの処理を制御するのに使用するための
区域、ロケーター、ラベル、フォーマット、項目、およびファイルのデータ。
- プロローグ (prologue)
- ブロックの起動時に自動的に生じる処理。
- 疑似変数 (pseudovariable)
- ターゲット変数を指定するのに使用できるすべての組み込み関数の名前。
これは通常、代入ステートメントの左側にある。
Q
- 修飾名 (qualified name)
- 構造メンバーまたは共用体メンバーの階層順序。ピリオドで結合されていて、
構造体の中の名前を識別するのに使用される。
どの名前にも添え字を付けることができる。
R
- 範囲 (デフォルト指定の) (range (of a default specification))
- DEFAULT ステートメント内の属性を適用される ID
またはパラメーター記述子のどちらか、またはこの両方のセット。
- レコード (record)
- レコード単位入力または出力の操作における、伝送の
論理単位。
1 つ以上の関連データ項目の集まり。
これらの項目には通常、それぞれ異なったデータ属性があり、
また通常は構造体か共用体の宣言で記述される。
- 記録済みキー (recorded key)
- 直接アクセス・データ・セット内でレコードを識別する
文字ストリングのことであり、そこでは文字ストリングそのものも
データの一部として記録される。
- レコード単位データ伝送 (record-oriented data transmission)
- 別々のレコードの形式でデータを伝送すること。
ストリーム指向のデータ伝送 (stream data transmission) と対比。
- 再帰的プロシージャー (recursive procedure)
- そのプロシージャー自身からでも、または別のアクティブ・プロシージャー
からでも呼び出すことのできるプロシージャー。
- 再入可能プロシージャー (reentrant procedure)
- 複数のタスク、スレッド、またはプロセスから同時に活動化でき、
しかもこれらのタスク、スレッド、およびプロセス間で相互に干渉が
生じないプロシージャー。
- REFER 式 (REFER expression)
- REFER というキーワードの前に付いた式。この式は、REFER
オプションを含む基底付き変数が、ALLOCATE ステートメントまたは LOCATE
ステートメントのいずれかによって割り振られるときの境界、長さ、または
サイズとして使用される。
- REFER オブジェクト (REFER object)
- REFER オプション中の変数。メンバーの現行境界、長さ、またはサイズを保持しているか、
あるいは保持する予定のもの。
REFER オブジェクトは、同一構造体または共用体のメンバーでなければならない。
これは、ロケーター修飾したり添え字を付けてはならず、また REFER
オプションを持ったメンバーの前になければならない。
- 参照 (reference)
- 明示宣言を生じることになる 1 つのコンテキスト内以外の名前の出現。
- 相対仮想起点 (relative virtual origin (RVO))
- 配列の実際の原点から配列の仮想原点を引いたもの。
- リモート・フォーマット項目 (remote format item)
- R という文字の後に FORMAT ステートメントのラベル (括弧に囲まれている)
のあるもの。
フォーマット指定ステートメントは、転送するデータのフォーマットを制御するために、
編集指示データ伝送ステートメントにより使用する。
- 反復因数 (repetition factor)
- 以下のものを指定する、括弧に入れられた符号なし整定数。
- 後続するストリング定数を繰り返す回数。
- 後続するピクチャー文字を繰り返す回数。
- 反復指定 (repetitive specification)
- 1 つ以上のデータ項目伝送の被制御反復を指定するための
データ・リストの 1 エレメントであり、通常は配列と同時に使用する。
- 制限付き式 (restricted expression)
- コンパイル時にコンパイラーによって評価されて定数を生じる式。
このような式のオペランドは、定数、指定した定数、および
制限付きの式になる。
- 返される値 (returned value)
- 関数プロシージャーから返される値。
- RETURNS 記述子 (RETURNS descriptor)
- RETURNS 属性内と、PROCEDURE および ENTRY ステートメントの RETURNS オプション内
で使用する記述子。
S
- スカラー変数 (scalar variable)
- 構造、共用体、配列ではない変数。
- スケール (scale)
- 1 つの数値表記体系であり、その算術値は固定小数点
または浮動小数点で表現される。
- スケール因数 (scale factor)
- 固定小数点数内の小数桁数の指定。
- スケール因数 (scaling factor)
- 「スケール因数 (scale factor)」を参照。
- 有効範囲 (条件接頭語の) (scope (of a condition prefix))
- 全体にわたって特定の条件接頭語が適用される、プログラムの部分。
- 有効範囲 (宣言の) (scope (of a declaration or name))
- 全体にわたって特定名が認識されているプログラムの部分。
- 2 次エントリー・ポイント (secondary entry point)
- 入り口ステートメントのラベル・リスト内の任意の名前によって識別されるエントリー・ポイント。
- 選択グループ (select-group)
- SELECT ステートメントと END ステートメントで区切られたステートメントの連なり。
- 選択文節 (selection clause)
- 選択グループの WHEN 文節または OTHERWISE 文節。
- 自己定義データ (self-defining data)
- プログラム実行時に決定され、集合のメンバー内に保管される
境界、長さ、およびサイズを持つデータ項目を含む集合。
- 分離文字 (separator)
- 「区切り文字 (delimiter)」を参照。
- シフト (shift)
- ストレージ内のデータを元の位置の左または右へ変更すること。
- シフトイン (shift-in)
- 2 バイト・ストリングの終わりをコンパイラーに知らせるために
使用される記号。
- シフトアウト (shift-out)
- 2 バイト・ストリングの先頭でコンパイラーにシグナルを送るために
使用される記号。
- 符号および通貨記号 (sign and currency symbol characters)
- ピクチャー指定文字。
S、+、-、および $ (または < と > で囲まれたその他の通貨記号)。
- 単純パラメーター (simple parameter)
- ストレージ・クラス属性が指定されていないパラメーター。
単純パラメーターはどのストレージ・クラスの引数も表すことができるが、
被制御引数の現行世代だけを表すことができる。
- 単純ステートメント (simple statement)
- IF、ON、WHEN、および OTHERWISE 以外のステートメント。
- ソース (source)
- 問題データに変換されるデータ項目。
- ソース・キー (source key)
- 直接アクセス・データ・セット内で個々のレコードを
識別するため、レコード単位伝送ステートメント内で参照されるキー。
- ソース・プログラム (source program)
- ソース・プログラム・プロセッサー、およびコンパイラーへの入力となる
プログラム。
- ソース変数 (source variable)
- 他の演算に使用されるが、その演算で変更されることのない変数。
ターゲット変数 (target variable) と対比。
- 予備ファイル (spill file)
- 一時作業ファイルとして使われる SYSUT1 という名前のデータ・セット。
- 標準デフォルト (値) (standard default)
- 属性またはオプションの指定がなく、適用できる DEFAULT ステートメント
がない場合の、代替属性または代替オプション。
- 標準ファイル (standard file)
- GET ステートメントや PUT ステートメントで FILE オプションまたは STRING オプションが
ない場合に、PL/I が想定するファイル。
SYSIN が標準入力ファイルであり、SYSPRINT が標準出力ファイルである。
- 標準システム処置 (standard system action)
- 使用可能な条件のための ON ユニットがないときにその条件が発生した場合にとられる、
言語で指定された処置。
- ステートメント (statement)
- キーワード、区切り文字、ID、演算子、および定数から構成され、
セミコロン (;) で終わる PL/I ステートメント。
任意で、条件接頭語リストとラベルのリストを付けることができる。
「キーワード・ステートメント (keyword statement)」、「代入ステートメント (assignment statement)」、および「ヌル・ステートメント (null statement)」も参照。
- ステートメント本体 (statement body)
- ステートメント本体は、単純ステートメントまたは
複合ステートメントのどちらでもかまわない。
- ステートメント・ラベル (statement label)
- 「ラベル定数 (label constant)」を参照。
- 静的ストレージ割り振り (static storage allocation)
- 静的変数用のストレージの割り振り。
- 静的変数 (static variable)
- プログラム実行の開始前に割り振られ、その実行の継続時間中は
その割り振りの変わらない変数。
- ストリーム指向データ伝送 (stream-oriented data transmission)
- 文字形式になった個々のデータ値の連続ストリームであるものとしてデータを
扱って、データを伝送すること。
レコード単位データ伝送 (record-oriented data transmission) と対比。
- ストリング
- 単一のデータ項目として処理される、連続した文字、グラフィックス、
またはビットの列。
- ストリング変数 (string variable)
- BIT、CHARACTER、または GRAPHIC 属性を指定して宣言される変数。
この変数の値は、ビット・ストリング、文字ストリング、または漢字ストリング
のいずれでもかまわない。
- 構造体 (structure)
- 必ずしも同じ属性を持たなくても差し支えないデータ項目の集まり。
配列 (array) と対比。
- 構造式 (structure expression)
- 評価されると構造体の値セットを生成する式。
- 配列の構造体 (structure of arrays)
- 次元属性を持つ構造体。
- 構造体メンバー (structure member)
- 「メンバー (member)」を参照。
- 構造化 (structuring)
- メンバー数、配置順、属性、および論理レベルによって表現される構造階層。
- サブルーチン (subroutine)
- PROCEDURE ステートメント内に RETURNS オプションのないプロシージャー。
関数 (function) と対比。
- サブルーチン呼び出し (subroutine call)
- 後に CALL ステートメント内にあるオプショナルの引数リストが付く、
サブルーチンを表さなければならないエントリー参照。
関数参照 (function reference) と対比。
- 添え字 (subscript)
- 配列の次元内の位置を指定するための要素式。
添え字がアスタリスクであれば、次元のすべてのエレメントを
指定する。
- 添え字リスト (subscript list)
- 括弧に入れられた、1 つ以上の添え字のリスト。配列の各々の
次元に対して 1 つの添え字が対応する。これらによって配列の単一エレメントまたはクロスセクションを一意的に識別する。
- サブタスク (subtask)
- 特定のタスクによって生成されるタスク、または特定のタスクから最後に
生成されたタスクへの直接ライン内の任意のタスク。
- 同期 (synchronous)
- プログラムの順次実行での単一の制御の流れ。
T
- ターゲット (target)
- データ項目 (ソース) が変換される属性。
- ターゲット参照 (target reference)
- 受取側変数 (または受取側変数の一部) を指定する参照。
- ターゲット変数 (target variable)
- 値が割り当てられる変数。
- タスク (task)
- 単一の制御の流れによる 1 つ以上のプロシージャーの実行。
- タスク名 (task name)
- タスク変数を参照するのに使用される ID。
- タスク変数 (task variable)
- TASK 属性を持ち、その値がタスクの相対優先順位を示す変数。
- 終了 (ブロックの) (termination (of a block))
- ブロックの実行が終了して、RETURN ステートメントまたは END ステートメントによって、
制御がその起動側ブロックに戻るか、
または GO TO ステートメントによって起動側ブロックまたは
他のアクティブ・ブロックに制御が渡ること。
- 終了 (タスクの) (termination (of a task))
- タスクへの制御の流れを停止すること。
- 切り捨て (truncation)
- ターゲット変数のストリング長や精度が限度を超えたときに、
データ項目の片方の端から 1 つ以上の数字文字、グラフィックス、
またはビットを除去すること。
- タイプ (type)
- データの世代、値、または項目に対して適用される一連の
データ属性とストレージ属性。
U
- 未定義 (undefined)
- ユーザーが行ってはならないことを示す。
未定義機能が使用されると、PL/I 製品の個々のインプリメンテーションによって違った
結果が出る可能性がある。
このような場合、アプリケーション・プログラムはエラーとなる。
- 共用体 (union)
- 同一のストレージを占有し、相互にオーバーレイしたデータ・エレメントの集まり。
メンバーは構造体、共用体、基本変数、または配列のいずれであっても構わない。
それらは、同一の属性を持っていなくてもかまわない。
- 配列の共用体 (union of arrays)
- DIMENSION 属性を持った共用体。
- 上限 (upper bound)
- 配列次元の上限。
V
- 値参照 (value reference)
- データ項目の値を得るのに使用する参照。
- 変数 (variable)
- データを参照するのに使用され、値を割り当てる対象となりうる
名前付きのエンティティー。
その属性は一定のままであるが、場合に応じてそれぞれ
異なる値を参照することができる。
- 変数参照 (variable reference)
- 変数全体またはその一部を指定する参照。
- 仮想起点 (virtual origin (VO))
- すべてゼロの添え字を持った配列のエレメントを保持するための位置。
このようなエレメントが配列内になければ、仮想起点は本来それが保持されるべき
場所になる。
Z
- ゼロ抑止文字 (zero-suppression characters)
- ピクチャー指定文字の Z と *。これは、対応する桁位置の
ゼロを抑止し、それぞれをブランクまたはアスタリスクで置き換えるのに使用する。
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