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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ファイル状況キーの使用

それぞれの入力または出力ステートメントがファイルに対して実行された後、システムはファイル状況キーの 2 つの桁位置の値を更新します。 一般に、最初のがゼロの場合、操作が正常に行われたことを表し、両方のがゼロの場合、異常がなかったことを意味します。

ファイル状況キーは、次のようにコーディングして設定してください。

ファイル状況キー data-name-1 を、2 文字のカテゴリー英数字またはカテゴリー国別項目として、あるいは 2 桁のゾーン 10 進数または国別 10 進数項目として指定してください。 この data-name-1 を可変位置にすることはできません。

プログラムはファイル状況キーを検査して、エラーが発生したかどうか、また発生した場合にはどんなタイプのエラーが発生したかを発見できます。例えば、FILE STATUS 文節が

FILE STATUS IS FS-CODE

とコーディングされると、次のような状況に関する情報を保持するために、FS-CODE が COBOL によって使用されます。

この図では、FS-CODE が 21 を示しています。2 は無効キーを、1 はシーケンス・エラーを意味しています。

各ファイルごとに、次の規則に従ってください。

Btrieve ファイル: 以下のファイル状況キーの値 は、Btrieve については設定されません。

FILE STATUS 文節に 2 番目の ID をコーディングすることで、ファイル状況キーだけでなく、ファイル・システムの入力または出力要求に関する詳細情報を取得することができます。ファイル・システム状況コードについては、以下の関連参照をご覧ください。

ファイル状況キーは単独でも、INVALID KEY オプションと一緒でも使用でき、EXCEPTION または ERROR 宣言を補足するためにも 使用できます。 このようにファイル状況キーを使用すると、それぞれの入力または出力操作の結果に関する正確な情報が得られます。

例: ファイル状況キー
例: ファイル・システム状況コードの検査

関連タスク
ファイル状況フィールドの設定
ファイル・システム状況コードの使用

関連参照
FILE STATUS 文節 (「COBOL for Windows 言語解説書」)
ファイル状況キー (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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