言語環境プログラムでは、OS PL/I-COBOL ILC アプリケーションはサポートされていません。 PL/I-COBOL ILC アプリケーション内の OS PL/I オブジェクト・モジュー ルは、すべて再リンクする必要があります。 言語環境プログラムでの ILC のサポートについては、言語間通信 (ILC) のサポートの相違点を参照してください。 ただし、PL/I-COBOL ILC アプリケーション内の OS PL/I オ ブジェクト・モジュールを PN69803 を使用して再リンクした場合は、得られたロード ・モジュールは言語環境プログラムでサポートされます。 PN69803 により、OS PL/I バージョン 2 リリース 3 の使用中に、PL/I-COBOL ILC の 再リンクを準備できるという柔軟性が得られます。 再リンクを完了したら、準備ができ次第言語環境プログラムに切り替えることができます。
PL/I-COBOL ILC アプリケーションを PN69803 を使用して再リンクする 前に、まず次の PL/I-COBOL ILC APAR を PL/I と COBOL に適用する必要があ ります。
上記の APAR をまだ適用していない場合は、PN69803 は機能しません。 アプリケーションに PL/I-COBOL ILC が含まれていない場合は、上記の APAR は不要です。
PL/I-COBOL ILC アプリケーションを PN69803 を使用して再リンクした場合でも 、これらのアプリケーションが、本書または「COBOL for OS/390 & VM Migration Guide」で説明されている再リンクが必要な機能を備え ている場合は、言語環境プログラムを使用してこれらのアプリケーションをさらにリンクする必要が ある場合があります。 例えば、アプリケーションに COBOL NORES が含まれているか、また はロード・モジュールに言語環境プログラムでサポートされていない OS PL/I オブジェクト・モ ジュールが含まれている場合は、アプリケーションをさらに再リンクする必要がありま す。 後者の場合は、OS PL/I オブジェクト・モジュールを Enterprise PL/I または OS PL/I バージョン 2 で再コンパイルする必要があります。