ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) は、頻繁に使用する 1 つ以上の関数のライブラリーとして構築することができます。 DLL は、必要に応じてそれらの関数を呼び出し側プログラムに提供できます。
COBOL の用語における DLL とは、最外部プログラムの集合を意味します。 最外部プログラムにはネストされたプログラムが含まれている可能性がありますが、DLL の外部にあるプログラムは、その DLL 内の最外部プログラム (入り口点 とも呼ばれる) しか呼び出すことができません。 複数の COBOL プログラムをまとめて 1 つの実行可能モジュール (.EXE) としてコンパイルおよびリンクできるのと同様に、1 つ以上のコンパイル済み最外部 COBOL プログラムをまとめてリンクして、DLL を作成することができます。
DLL 内の最外部プログラムはプログラム・ライブラリーの一部であるため、DLL 内の各プログラム (そのような最外部プログラムが 1 つしかない場合も) は、サブプログラム と呼ばれます。
関連概念
スタティック・リンクおよびダイナミック・リンク
DLL への参照をリンカーが解決する方法
関連タスク
DLL の作成