Rational Developer for System z バージョン 7.6

マルチスレッド化プログラムのデバッグ

Language Environment® プログラムで新規スレッドを作成するために POSIX pthread_create を使用する場合は、 マルチスレッド化プログラムを Debug Tool で実行できます。 プログラム内に複数のスレッドがある場合、Debug Tool の始動は任意のスレッドまたはすべてのスレッドで行うことができます。 Debug Tool がマルチスレッドのアプリケーションを処理していると、 端末またはログ・ファイルの使用時に競合が発生する可能性があるため、シングル・スレッドが使用されます。 したがって、プログラムが 2 つのスレッド (スレッド A とスレッド B) として実行されていて、 スレッド A が Debug Tool を呼び出すと、Debug Tool は要求を受け入れて、スレッド A に代わって処理を開始します。 仮にその期間中にスレッド B が Debug Tool を呼び出した場合、スレッド B からの要求は、 スレッド A からの要求が完了するまで (例えば、STEP または GO コマンドが発行されるまで) 保留されます。 その後、Debug Tool は解放され、保留中の呼び出しの受け入れが可能になります。

マルチスレッド化アプリケーションをデバッグする場合の制約事項

ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。


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