使用可能な移行ツールを使用すると、アップグレードを非常に簡単なプロシージャーで行うことがで
きます。ソース・プログラムを Enterprise COBOL プログラムにアップグレードするときは、以下の
移行ツールが役立ちます。
- COBOL 移行ツール (CCCA)
- COBOL および CICS/VS コマンド・レベル移行援助プログラム (CCCA)
は、CMPR2 をともなう OS/VS COBOL または VS COBOL II の古い COBOL プログラムを
、Enterprise COBOL でコンパイルが可能な COBOL 85 標準コードへ自動的に変換します。
また、変更されたステートメントのレポートも提供されます。
CCCA は Debug Tool
ユーティリティーと拡張機能に含まれます。
CCCA の詳細については、ソース・プログラム用の移行ツールを参照してください。
- OS/VS COBOL MIGR コンパイラー・オプション
- MIGR オプションは、Enterprise COBOL でコンパイルするためには変換が必要なソー
ス・ステートメントを識別します。
- CMPR2、FLAGMIG、および NOCOMPILE コンパイラー・オプション
- COBOL CMPR2、FLAGMIG、および NOCOMPILE オプションは、Enterprise COBOL
でコンパイルするためには変換が必要なソース・ステートメントを識別します。CMPR2 オプションと FLAGMIG オプションは Enterprise COBOL ではサポートされませんが、古いコンパイラーでこれらのオプションを指定してコンパイルすることで、Enterprise COBOL でコンパイルするために変更が必要なステートメントにフラグを立てることができます。
使用可能なその他の移行ツールには、次のものがあります。
これらの移行ツールについては、ソース・プログラム用の移行ツールで詳しく説明されています。
CCCA、CAMA、または COBOL 報告書作成プログラム・プリコンパイラーの使用
を計画している場合は、この時点でそれをインストールしてください。インストールの説明については、使用する移行ツールの資料を参照してください。