Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

ラベル

オペレーティング・システムは内部ラベルを使って、直接アクセス・ボリューム を識別したり、データ・セット属性 (例えば、レコード長やブロック・サイズ) を保管します。 これらの属性情報は、最初は DD ステートメントまたはユーザー・プログラムから入手する必要があります。

IBM 標準ラベルには 2 つの部分、すなわち、初期ボリューム・ラベル とヘッダー・ラベルがあります。 初期ボリューム・ラベルは、特定のボリュームとその所有者を識別します。 一方、ヘッダー・ラベルはボリューム上の各データ・セットの前後にあります。 ヘッダー・ラベルには、システム情報、装置依存情報 (例えば、記録手法)、およびデータ・セット特性が入っています。

直接アクセス・ボリュームには、IBM 標準ラベルが付きます。 ボリューム・ラベルで各ボリュームが識別されます。 このラベルには、ボリューム通し番号とボリューム目録 (VTOC) のアドレスが入っています。 この目録には、ボリュームに保管されているデータ・セットごとの データ・セット制御ブロック (DSCB) と呼ばれるラベルが入っています。


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