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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ODBC に適したデータ型の使用

ODBC API で指定されたデータ型は、API 定義の ODBC C タイプによって定義されます。 示された ODBC C タイプの引数に対応する COBOL データ宣言を示します。

表 44. ODBC C タイプおよび対応する COBOL 宣言
ODBC C タイプ COBOL 形式 説明
SQLSMALLINT COMP-5 PIC S9(4) 符号付き短整数 (2 バイトの 2 進数)
SQLUSMALLINT COMP-5 PIC 9(4) 符号なし短整数 (2 バイトの 2 進数)
SQLINTEGER COMP-5 PIC S9(9) 符号付き長整数 (4 バイトの 2 進数)
SQLUINTEGER COMP-5 PIC 9(9) 符号なし長整数 (4 バイトの 2 進数)
SQLREAL COMP-1 浮動小数点 (4 バイト)
SQLFLOAT COMP-2 浮動小数点 (8 バイト)
SQLDOUBLE COMP-2 浮動小数点 (8 バイト)
SQLCHAR POINTER 符号なし文字を指すポインター
SQLHDBC POINTER 接続ハンドル
SQLHENV POINTER 環境ハンドル
SQLHSTMT POINTER ステートメント・ハンドル
SQLHWND POINTER ウィンドウ・ハンドル

COBOL の符号なし文字を指すポインターは、ヌル終了ストリングを指すポインターになります。ポインター項目のターゲットを PIC X(n) と定義します。n には、ヌル終了フィールドを表すのに十分な大きさの値を入れます。 ODBC API によっては、ヌル終了文字ストリングを引数として渡す必要があります。

zSeries ホスト・データ・フォーマットは使用しないでください。 ODBC API は、パラメーターがネイティブ・フォーマットであることを予期します。

関連タスク
ODBC 呼び出しにおける引数としてのポインターの受け渡し
ODBC 呼び出しにおける関数戻り値へのアクセス


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