OS/VS COBOL プログラムを、Enterprise COBOL に移行することを 計画しているときは、OS/VS COBOL の MIGR コンパイラー・オプションを使用することが できます。このオプションは、移行処置の程度を理解するのに役立ちます。さらに、このオプションは、Enterprise COBOL によってサポートさ れない OS/VS COBOL ソース言語の使用を避けるのに役立つため、計画されている将来の 移行を容易に行えるようにすることができます。MIGR を使用してプログラムをコンパイルすることによって、移行しなければならない 言語エレメントを事前に判別することができます。
MIGR コンパイラー・オプションは、インストール時にインストール先デフォルトとして設 定することもできますし、OS/VS COBOL プログラムのコンパイル時に設定することもできます。MIGR をオンに設定すると、コンパイラーは、Enterprise COBOL では変更されてい るかまたはサポートされないステートメントのほとんどにフラグを立てます。