cob2 のオプションを指定するには、先頭にハイフン (-) を付けます。 cob2 を使用してリンカーにオプションを渡す場合以外は、スラッシュ (/) をオプションに使用しないでください。 cob2 コマンドで指定するオプションのうち、 以下にリストされていないものはリンカーに渡されます。
デフォルトは -comprc_ok=4 です。
また、以下に参照される関連タスクで説明されているように、-host オプションはコマンド行引数の形式にも影響を与えます。
各 -I オプションに使用できるパスは 1 つだけです。複数のパスを追加するには、-I オプションを必要な数だけ使用してください。I と xxx の間にスペースを入れないでください。
COPY ステートメントを使用する場合には、LIB コンパイラー・オプションを必ず有効にしなければなりません。
コンパイラー・オプションまたはサブオプションに括弧が含まれている場合や、一連のオプションが指定されている場合には、各オプションを引用符で囲みます。
複数のオプションを指定する場合は、各オプションをブランクまたはコンマで区切ります。例えば、次の 2 つのオプション・ストリングは同じです。
-qoptiona,optionb
-q“optiona optionb”
別の方法として、リンカー・オプションを個々の cob2 オプションとして直接指定することも可能です。例えば、/DE オプションをリンカーに渡すには、次のコマンドを使用します。
cob2 /DE myprog.cbl
リンクする C または PL/I オブジェクト・ファイルに、1 つ以上の COBOL オブジェクト・ファイルを持つメインルーチンが含まれている場合は、-cmain を使用して、Cまたは PL/I ルーチンを実行可能ファイル内のメインの入り口点として指定する必要があります。C または PL/I メインプログラムを含む実行可能ファイル内のメインの入り口点として、COBOL プログラムを指定することはできません。これを行うと、予測不能な動作が発生し、診断は行われません。
例えば、次の 2 つのコマンドは同じです。
cob2 -cmain myCmain.obj myCOBOL.obj
cob2 -cmain myCOBOL.obj myCmain.obj -main:myCmain
どちらのコマンドも、実行可能ファイル myCmain.exe を生成します。メインの入り口点は、myCmain.obj オブジェクト・ファイルに含まれる C main() 関数です。
このオプションは、ランタイム・コマンド行引数をホストのデータ形式 (つまり、文字データの場合は EBCDIC、2 進数データの場合はビッグ・エンディアン) で示します。
cob2 -main:abc a1.cbl d:\cats\abc.obj b2.cbl
-main を指定しない場合は、最初に指定されたオブジェクト・ファイルまたはソース・ファイルが COBOL メインプログラムになります (リンカー応答ファイルなし)。
-main:xxx の構文が無効な場合や、xxx が cob2 によって処理されるオブジェクト・ファイルまたはソース・ファイルのファイル名でない 場合は、cob2 が終了します。
関連タスク
コマンド行引数の使用