Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

CMPAT

CMPAT オプションは、ストリング、AREA、配列、および構造体 (あるいは、これらのいずれか) を共用するプログラムの ために、OS PL/I バージョン 1、OS PL/I バージョン 2、PL/I for MVS and VM、VisualAge PL/I for OS/390 または Enterprise PL/I for z/OS とのオブジェクト互換性を維持するかどうかを指定します。

構文図を読む構文図をスキップする             .-V2-.
>>-CMPAT--(--+-LE-+--)-----------------------------------------><
             '-V1-'
 

LE
CMPAT(LE) を指定すると、ユーザー・プログラムは、VisualAge PL/I for OS/390 または Enterprise PL/I for z/OS を使用して コンパイルし、そのコンパイル時に CMPAT(V1) および CMPAT(V2) オプションを使用しなかったプログラムに限り、 ストリング、AREA、配列、および構造体を共用できます。
V1
CMPAT(V1) を指定すると、OS PL/I コンパイラー を使用してコンパイルされたプログラム、およびそれ以降の PL/I コンパイラー を使用してコンパイルされたプログラムとの間で、CMPAT(V1) オプションを 使用した場合に限りストリング、AREA、配列、および構造体を共用できます。
V2
CMPAT(V2) を指定すると、OS PL/I コンパイラー を使用してコンパイルされたプログラム、およびそれ以降の PL/I コンパイラー を使用してコンパイルされたプログラムとの間で、CMPAT(V2) オプションを 使用した場合に限りストリング、AREA、配列、および構造体を共用できます。
V3
CMPAT(V3) では、CMPAT(V*) オプションのいずれかが使用されていれば、 OS PL/I コンパイラーでコンパイルされたプログラムおよび新しい PL/I コンパイラーでコンパイルされたプログラムで、ストリングを共用できます。 ただし、CMPAT(V3) を指定してコンパイルされていないコードでは、AREA、配列、または構造体は共用できません。

DB2 ストアード・プロシージャーは、CMPAT(LE) を指定してコンパイルしてはいけません。

1 つのアプリケーション内のモジュールはすべて、 同じ CMPAT オプションを指定してコンパイルする必要があります。

新旧のコードを混合する場合は、次の制限があります。 これらの制限に関する情報については、「Enterprise PL/I for z/OS コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド」を参照してください。

DFT(DESCLIST) オプションは、CMPAT(V*) オプションと競合するため、 そのいずれかのオプションとともに指定された場合、メッセージが出されて、DFT(DESCLOCATOR) オプションとしてとられます。

CMPAT(V3) では、配列は、8 バイトの整数としてとれるすべての値で宣言できます。 ただし、配列の合計サイズには今のところまだ、CMPAT(V2) で宣言された配列と同じ制限があります。

CMPAT(V3) では、以下の組み込み関数で、FIXED BIN(63) の結果が常に返されます。

これらの関数は 8 バイトの整数値を返すため、CMPAT(V3) では、LIMITS オプションの FIXEDBIN サブオプションにおける 2 番目のオプションは、63 にする必要があります。

ただし、CMPAT(V3) でも、ステートメントおよびフォーマット・ラベル定数は、4 バイト整数を使用して指定する必要があります。


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