Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

アスタリスクの表記法

ALLOCATE ステートメントでは、次元、長さ、またはサイズがアスタリスクで示されたときは、1 つ前の世代から継承されます。 配列の場合、アスタリスクは、配列の 1 つではなくすべての次元に使用しなければなりません。 以下に例を示します。

  dcl X(M,N) char(A) ctl;
    M=10;
    N=20;
    A=5;

  allocate X;
  allocate X(10,10);
  allocate X(*,*);

X の最初の世代は (10,20) の境界を持ちます。2 番目と 3 番目の 世代は (10,10) の境界を持ちます。 X の各世代のエレメントは、すべて長さ 5 の文字ストリングです。

DECLARE ステートメントでもアスタリスク表記を使用することができますが、 その場合は、異なる意味を持ちます。 以下に例を示します。

dcl Y char(*) ctl,
N fixed bin;

N=20;
allocate Y char(N);
allocate Y;

文字ストリング Y の長さが ALLOCATE ステートメントで 指定されていない場合は、 直前の世代からそれを取ります。 その場合は、Y には指定された長さが与えられます。 そのため、ユーザーはストリングの長さの指定を、ストレージの実際の割り振りまで延期することができます。


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