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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


プログラムのチューニング

プログラムが分かりやすいものであってこそ、パフォーマンスの評価を行うことができます。 制御フローが混乱したプログラムは、理解や維持が困難です。また、制御フローが混乱していると、コードの最適化も禁止されます。

このため、パフォーマンスの向上を直接試みる前に、プログラムのいくつかの局面を評価する必要があります。

  1. プログラムの基礎アルゴリズムを調べる。最高のパフォーマンスを得るためには、適切なアルゴリズムが不可欠です。例えば、百万個の品目をソートするような洗練されたアルゴリズムは、単純なアルゴリズムよりも何百万倍も高速になります。
  2. データ構造を調べる。データ構造はアルゴリズムに適したものにする必要があります。プログラムが頻繁にデータにアクセスする場合は、可能であれば、データにアクセスするために必要なステップの数を減らします。
  3. アルゴリズムとデータ構造を改善したら、パフォーマンスに影響を与える COBOL ソース・コードのその他の詳細を調べる。

より優れたコード・シーケンスを生成し、システム・サービスをより活用するようなプログラムを作成することができます。プログラムのパフォーマンスに影響を与えるのは、次の分野です。

関連概念
最適化

関連タスク
最適なプログラミング・スタイルの使用
効率的なデータ型の選択
テーブルの効率的処理
コードの最適化
パフォーマンスを向上させるコンパイラー機能の選択

関連参照
パフォーマンスに関連するコンパイラー・オプション
ランタイム・オプション


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