Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


XML 出力生成時のエラーの処理

XML 出力の生成時にエラーが検出された場合、例外条件が存在します。 エラー・タイプを示す数値の例外コードが格納される、XML-CODE 特殊レジスターを検査するコードを記述することができます。

エラーを処理するには、XML GENERATE ステートメントの以下の句の一方または両方を使用してください。

XML GENERATE ステートメントに ON EXCEPTION 句をコーディングした場合、指定された命令ステートメントに制御が転送されます。 命令ステートメントをコーディングして、例えば、XML-CODE 値を表示できます。ON EXCEPTION 句がコーディングされていない場合、制御は XML GENERATE ステートメントの終わりに移動します。

エラーが発生する場合、XML 出力を受け取るデータ項目が十分大きくないという問題であることがあります。 この場合、XML 出力は不完全となり、XML-CODE 特殊レジスターにエラー・コード 400 が格納されます。

次のステップを実行することにより、生成された XML 出力を検査することができます。

  1. XML GENERATE ステートメントに COUNT IN 句をコーディングしてください。

    指定するカウント・フィールドは、XML 生成時に充てんされる XML 文字エンコード・ユニットのカウントを保持します。 XML 出力を国別として定義した場合、カウントは UTF-16 文字エンコード・ユニット数であり、すべての他のエンコードの場合 (UTF-8 の場合を含む)、カウントはバイト数です。

  2. カウント・フィールドを参照変更長として使用して、エラー発生時点までに生成された XML 文字を含んだデータ項目を受け取るサブストリングを参照してください。

    例えば、XML-OUTPUT が XML 出力を受け取るデータ項目であり、XML-CHAR-COUNT がカウント・フィールドである場合、XML-OUTPUT(1:XML-CHAR-COUNT) は XML 出力を指します。

XML-CODE の内容を使用して、行うべき修正アクションを判別してください。XML 生成中に発生する可能性がある例外の一覧については、以下の関連参照を参照してください。

関連参照
XML GENERATE 例外


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