Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

データ・リスト項目の伝送

データ・リスト項目が複素数モードのときは、実数部分が伝送されたあと虚数部分が伝送されます。

データ・リスト項目が配列式の場合は、 配列のエレメントは行の大きい順に伝送されます。すなわち、 配列の右端の添え字が最も頻繁に変化します。

データ・リスト項目が構造式のときは、構造体のエレメントは、構造体の宣言で指定された順序で伝送されます。

次に例を示します。

  declare 1 A (10),
          2 B,
          2 C;
  put file(X) list(A);

このステートメントは、次の順序で出力されます。

  A.B(1) A.C(1) A.B(2) A.C(2) A.B(3)
      A.C(3)...

しかし、次のように宣言する場合は、

  declare 1 A,
            2 B(10),
            2 C(10);

同じ PUT ステートメントを使用しても、次の順序で出力されます。

  A.B(1) A.B(2) A.B(3) ... A.B(10)
  A.C(1) A.C(2) A.C(3) ... A.C(10)

リスト・ディレクティブ伝送または編集ディレクティブ伝送の入力ステートメントで 使用するデータ・リスト内で、 ある変数に値が割り当てられ、 同じデータ・リスト内の後方でこの変数が参照されると、 その新しい値が使用されます。 以下に例を示します。

  get list (N,(X(I) do I=1 to N),J,K,);
       substr (Name, J,K));

このステートメントが実行されると、下記の順序で値が伝送され、割り当てられます。

  1. 新しい値が N に割り当てられます。
  2. 反復指定に指定されているとおりに、 X(1)、X(2)、...X(N) の順に、 エレメントが配列 X に割り当てられます。 割り当てられる項目の数を指定するために、 N の新しい値が使われます。
  3. 新しい値が J に割り当てられます。
  4. 新しい値が K に割り当てられます。

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