IMS 環境で最高のパフォーマンスを得るためには、RENT コンパイラー・オプションを使用して ください。 このオプションを使用すると、COBOL で再入可能コードが生成されます。その後、アプリケーション・プログラムをプリロード・モード (プログラムが常にストレージにある) または非プリロード・モードのいずれでも実行することができます。別のオプションで再コンパイルする必要はありません。
IMS を使用すると、COBOL プログラムをプリロードできます。プリロードによってパフォーマンスが向上します。これは、プログラムが既にストレージにあると (必要が生じるたびにライブラリーから取り出すよりも) プログラムに対する後続の要求をより速く処理できるためです。
IMS プログラムについては、RENT コンパイラー・オプションを使用することをお勧めします。プリロードして実行するプログラム、 またはプリロードおよび非プリロードの両方で実行するプログラムには、RENT コンパイラー・オプションを使用する必要があります。 さらに、COBOL プログラムを含むロード・モジュールをプリロードするときは、そのロード・モジュール内のすべての COBOL プログラムが RENT オプションを指定してコンパイルされていなければなりません。
RENT オプションを指定してコンパイルされたプログラムは、z/OS リンク・パック域に入れることができます。そこでは、IMS 従属領域間でプログラムを共用することができます。
16MB 境界より上で実行するには、RENT または NORENT RMODE(ANY) を指定してアプリケーション・プログラムをコンパイルする必要があります。IMS アプリケーション・プログラムのデータは 16MB 境界より上に常駐させることができ、IMS サービスを使用するプログラムでは DATA(31) RENT または RMODE(ANY) NORENT を指定することができます。
IMS のもとで COBOL プログラムを正しく実行するために推奨されるリンク・エディット属性は、次のとおりです。
関連概念
ストレージとそのアドレス可能度
関連タスク
DYNAM または NODYNAM コンパイラー・オプションの選択
言語環境プログラム プログラミング・ガイド (IMS での条件処理)
関連参照
DATA
RENT
Enterprise COBOL コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド (IMS の考慮事項)