用語集
この用語集では、Debug Tool ユーザーズ・ガイド
で使用されている、テクニカル用語と省略語を定義しています。探している用語が見つからない場合は、以下の IBM® Terminology の Web サイトにある「IBM Glossary of Computing Terms」を参照してください。
http://www.ibm.com/ibm/terminology
[ア行]
- アテンション割り込み (attention interrupt)
- 端末またはワークステーション・ユーザーが、アテンション・キーあるいは
それと同等のキーを押すことによって生じる入出力割り込み。
- アテンション・キー (attention key)
- 端末またはワークステーション上のファンクション・キーであり、これを押すと、処理装置で
入出力割り込みが生じることになる。
- アニメーション (動画) (animation)
- 命令の結果をすべて見ることができるように、1 つ 1 つの命令を
ずらしながら一度に 1 つの命令を実行するもの。
- 意味エラー (semantic error)
- プログラム仕様のインプリメンテーションにおけるエラー。プログラムの意味は、プログラムの目的に関連する。構文エラーとは異なり、意味エラーは、プログラムの仕様から逸脱したものであるため、実行時にしか検出できない。
構文エラー (syntax error) と対比。
- 入り口点 (entry point)
- コンピューター・プログラム、ルーチンあるいはサブルーチンに入ると最初に
実行される命令のアドレスまたはラベルのことである。コンピューター・プログラムには、複数の異なる入り口点があり、それぞれが異なる
機能または目的に対応することが可能である。
- ウィンドウ化西暦年 (windowed year)
- COBOL において、世紀ウィンドウ内で 2 桁で年を表す (例えば、98)。ウィンドウ化日付フィールドに表示される。世紀ウィンドウ (COBOL) (century window (COBOL)) も参照。
拡張西暦年 と対比。
- ウィンドウ化日付フィールド (windowed date field)
- COBOL の日付フィールドで、ウィンドウ化西暦年 (2 桁) を持つ。日付フィールド (date field)、およびウィンドウ化西暦年 (windowed year) も参照。
- エンクレーブ (enclave)
- 言語環境プログラムにおける独立したルーチンの 1 つの集合体で、その 1 つが MAIN
プログラムとして指定されている。エンクレーブは少なくも 1 つのスレッドを含む。おおよそ、プログラムあるいは
ルーチンと類似である。スレッド (thread) も参照。
- オプション (Options)
- アプリケーション内のオブジェクトあるいはその一部をカスタマイズすることが
できる選択項目。
- オフセット (offset)
- 任意の開始点から他の点までの計測単位の数
[カ行]
- 会話型 (conversational)
- ユーザーから入力を受け入れ、タスクを実行し、ユーザーからの次の入力を入手するために戻る、トランザクション・タイプ。
- 拡張西暦年 (expanded year)
- COBOL では、今世紀 (例えば、1998) を含めて、4 桁で年を表す。拡張日付フィールドに表示される。ウィンドウ化西暦年 (windowed year) と比較。
- 拡張日付フィールド (expanded date field)
- COBOL の日付フィールドで、拡張された (4 桁) 年を持つ。日付フィールド (date field)、および拡張西暦年 (expanded year) も参照。
- 仮想記憶通信アクセス方式 (Virtual Telecommunications Access Method) (VTAM®)
- (1) IBM のソフトウェアで、SNA アプリケーション・プログラミング・インターフェースと SNA ネットワーキング機能によって、SNA ネットワークでの通信とデータの流れを制御する。SNA ネットワークには、サブエリア・ネットワーキング、Advanced Peer-to-Peer Networking (APPN)、高性能ルーティング (HPR) などがある。OS/390® オペレーティング・システムのリリース 5 からは、Communications Server for OS/390 に、VTAM for MVS/ESA 機能が組み込まれるようになった。この機能を、Communications Server for OS/390 - SNA Services という。
- (2) MVS が端末およびその他の通信装置と通信する際に、一般的に使用されるアクセス方式。
- 活動サーバー (active server)
- リモート・デバッグ・セッションによって使用されるサーバー。
非活動サーバー (inactive server) と対比。サーバー (server) も参照。
- 活動ブロック (active block)
- 現在実行されているブロックのことで、Debug Tool を呼び出したり、また
このブロックまでに至る CALL チェーン内のいずれかのブロックを呼び出す。
- 記憶装置 (storage)
- 記録したテキストを入力したり、保存したり、検索したりすることができる
装置。データを記憶装置へ収める処置。ストレージ・デバイス。
- 疑似会話型トランザクション (pseudo-conversational transaction)
- CICS® の、疑似会話型処理と呼ばれる技法の成果として、一連の非会話型
トランザクションを 1 つの会話型トランザクションに (ユーザーに対して) 見せかける
ことができる。会話型 (conversational)、および 非会話型 (nonconversational) を参照。
- 行の折り返し (line wrap)
- 文字ストリング (ブランクによって行の残りと区別される) の表示位置を
自動的に新しい行へと移動する機能。この機能が働かないと、右マージンの
設定値を超えてしまう。
- 行モード (line mode)
- 非プログラマブル端末で使用するインターフェース・モードで、Debug Tool コマンドの受け入れに 1 行のコマンド行を使用する。
- 区分データ・セット (partitioned data set) (PDS)
- メンバーと呼ばれる区分に分割される直接アクセス・ストレージ内のデータ・セットのことで、それぞれにプログラム、プログラムの一部、またはデータを含めることができる。
- 現行の修飾 (currently qualified)
- 修飾 (qualification) を参照。
- 言語環境プログラム
- IBM ソフトウェア・プロダクトの 1 つで IBM 高水準言語コンパイラーに共通のランタイム環境、および共通の実行時サービスを提供する。
- 高水準言語 (high level language) (HLL)
- C、COBOL、または PL/I などのプログラミング言語。
- 構文 (syntax)
- プログラム言語の構造およびプログラム言語のステートメント構造を
統制する規則。
- 構文エラー (syntax error)
- コンパイラーがソース・プログラムの構文分析を実行する際に示される、指定のプログラミング言語の文法 (規則) からの逸脱。構文分析 (syntactic analysis) も参照。
- 構文分析 (syntactic analysis)
- プログラムの構成およびそのソース・ステートメントの構造を判別する
ためにコンパイラーが実行するプログラムの分析のことで、指定のプログラミング言語に対して有効であるかどうかが分かる。構文検査機能 (syntax checker)、構文エラー (syntax error) も参照。
- 語折り返し (word wrap)
- 行の折り返し (line wrap) を参照。
- コマンド・リスト (command list)
- コマンドのグループのことで、Debug Tool の始動、ブレークポイントでの Debug Tool の処置、およびその他のさまざまなデバッグ処理を統一的に実行するために使用する。
- コンパイラー (compiler)
- 高水準プログラミング言語で書かれた命令をマシン語に変換するプログラム。
- コンパイル (compile)
- 高水準言語で書かれたプログラムをマシン語プログラムに変換すること。
- コンパイル単位 (compile unit)
- コンパイルが正しく行える 1 つの完全なプログラムを形成している一連の
HLL ステートメント。各 HLL プロダクトには、コンパイル単位を構成するものに応じて異なる規則がある。
[サ行]
- 索引 (index)
- コンピューターのストレージ位置またはレジスター。
ここにはテーブル内の個々のエレメントを識別する内容が入る。
- サブルーチン (subroutine)
- あるコンピューター・プログラム内の 1 つ以上の点で、1 つ以上のコンピューター・
プログラムによって使用できる命令またはステートメントを順番に並べた集まり。
- 参照 (reference)
- プログラム言語における、宣言された言語オブジェクトを指定している言語
構成要素。式のサブセットで、答えはストレージ域を指す。すなわち、割り当てステートメントの
受動側になり得る。次のいずれも使用可能である。変数、配列または配列エレメント、あるいは構造または
構造のエレメント。場合に応じて、これらは、ポインターで修飾されることもある。
- シーケンス番号 (sequence number)
- MVS ファイル内のレコードを識別する数値。
- 式 (expression)
- 定数または変数の集まりで、単一の値を生成する演算子によって
区切られている。式には、演算式、関係式、論理式などがあり、1 つの文字ストリングでもある。
- 実行 (execute)
- プログラム、ユーティリティー、または他のマシンの機能内に含まれる命令を
実行すること。実行 (run) も参照。
- 実行 (run)
- プログラム、ユーティリティー、またはほかのマシン機能を実行させること。プログラムにより、実行を開始して、実行時例外が起こるまで続行できるよう
にする処置。実行時例外が発生した場合、ユーザーは Debug Tool を使用して、問題を分析できる。プログラムの正規の実行の開始または再開についてのユーザーの選択。
- 実行時 (execution time)
- 実行時 (run time) を参照。
- 実行時 (run time)
- プログラムが実行されている瞬間。
- 実行単位 (run unit)
- 一緒に実行される 1 つ以上のオブジェクト・プログラムのグループ。
- 自動保管 (Autosave)
- 1 つの選択項目で、これを選択すると、一定の間隔で作業を自動的に保存できる。
- 修飾 (qualification)
- 特定の変数名、関数名、ラベル、またはステートメントの ID が所属するプロシージャーあるいは
ロード・モジュールを指定する際に使用する 1 つの方法。SET QUALIFY コマンドによって、現行の暗黙修飾を変更する。
- 条件 (condition)
- 実行中のプログラム、またはそのプログラムをサポートしている言語ルーチンの
処置が必要になる同期イベント。条件には、2 つの主要なカテゴリーがある。ハードウェアまたはオペレーティング・システムが検出する条件は、割り込みを起こす。プログラミング言語によって定義され、プログラミング言語特有の生成コードまたは言語ライブラリー・コードによって検出
される条件が第 2 のカテゴリーの条件である。ハードウェア条件の一例は、ゼロによる割り算である。ソフトウェア条件の一例は、EOF である。例外 (exception) も参照。
- 初期設定値 (initial setting)
- ユーザーの Debug Tool セッション開始時に有効な値。
デフォルト (default) と対比される。
- ステートメント
- (1) プログラムまたはプロシージャーの説明。
- (2) プログラム言語における、一連の操作または宣言の 1 つのステップを表す言語構成要素。
- ステップ (step)
- コンピューター・ルーチン内の 1 つのステートメント。コンピューターに 1 つ以上のステートメントを実行させること。デバッグするアプリケーションの 1 つ以上のステートメントの実行についてのユーザーの
選択。
- スレッド ID (thread id)
- Debug Tool によって言語環境プログラム・タスクに割り当てられる小さい正数。
- スレッド (thread)
- 言語環境プログラムのプログラム・モデルでの実行の基本ライン。システムにより、その独自の命令カウンターおよびレジスターを使用して
ディスパッチされる。スレッドは、ほかのスレッドと同時に実行することができる。スレッドには、実際のコードが常駐する。CICS のトランザクションまたはタスクと同義。エンクレーブ (enclave) も参照。
- 世紀ウィンドウ (century window) (COBOL)
- ウィンドウ化西暦年のすべてが入ると COBOL で想定している 100 年間。COBOL での世紀ウィンドウの開始は、COBOL
YEARWINDOW コンパイラー・オプションによって定義される。
- 静的 (static)
- プログラム言語で、プログラムの実行の前に明確化できる特性に関する表現で
ある。例えば、固定長変数の長さは静的である。動的 (dynamic) と対比。
- セッション変数 (session variable)
- セッション変数 (session variable) を参照。
- セッション変数 (session variable)
- 宣言を使用して、Debug Tool セッションが確立されているときにユーザーが宣言
した変数。
- 接頭部域 (prefix area)
- プログラムのソースまたはリストの左の 8 桁で、行番号がある。ステートメント・ブレークポイントは、接頭部域に設定される。
- 接尾部域 (suffix area)
- プログラム・ソースまたはリスト・ステートメントの右側にくる可変サイズの桁であり、最初のステートメントあるいは各行の verb には頻度カウントが含まれている。Debug Tool は、オプションによって、ソース・ウィンドウに接尾部域を表示する。接頭部域 (prefix area) も参照。
- ソース (source)
- 1 つのプログラムを構成するファイル内の HLL ステートメント。
- ソース・ウィンドウ (Source window)
- デバッグするプログラムのソース・コードまたはリストを表示する Debug Tool ウィンドウ。
- 属性 (attribute)
- ユーザーが指定できる特質または特性。
[タ行]
- ダイナミック・リンク・ライブラリー (dynamic link library) (DLL)
- 実行可能コードとデータを収めるファイルを言い、ロード時または実行時に
プログラムに結合される。ダイナミック・リンク・ライブラリーのコードとデータは、いくつかのアプリケーションに
よって、同時に共用可能である。ロード・モジュール (load module) も参照。
- 対話式 (interactive)
- 入力の受け入れとそれに対する応答を交互に行うプログラムまたはシステムに
関する用語。対話式システムは、会話型のシステムです。すなわち、ユーザーとシステムの間に
ダイアログが継続します。バッチ (batch) と対比。
- 単一制御点 (Single Point of Control)
- コマンドを IMSplex の 1 つ以上のメンバーに送り、コマンド応答を受け取る制御インターフェース。
- データ型 (data type)
- フィールドで仮定できる値の種類を判別するための特性。
- データ・セット (data set)
- データの保管と取り出しの主要単位で、いくつかの規定された配置の 1 つにおかれた
データの集合体で構成され、システムがアクセスする制御情報によって記述される。
- デバッグ (debug)
- プログラム内のエラーを検出し、診断し、取り除くこと。
- デバッグ・プロファイル (debugging profile)
- 一緒にデバッグされる
アプリケーション・プログラムのセットを指定するデータ。
- デフォルト (default)
- コマンド内のオペランドを省略した場合に仮定される値。初期設定値 と対比される。
- トークン (token)
- 特定形式で表した文字ストリングで、プログラミング言語である種の定義された意味を持っているもの。
- 動的 (dynamic)
- プログラム言語で、プログラムの実行中にしか明確化できない特性に関する
表現である。例えば、可変長データ・オブジェクトの長さは動的である。静的 (static) と対比。
[ナ行]
- 入出力 (I/O)
- 入出力。
- ネットワーク ID (network identifier)
- TCP/IP においては、ネットワークを定義する、
IP アドレスの部分。 ネットワーク ID の長さは、ネットワーク・クラスのタイプ (A、B、または C) によって異なります。
[ハ行]
- パス点 (path point)
- 制御を別の場所に渡そうとしている場合のプログラム内の点、もしくは制御を
渡したときのプログラム内の点。
- バッチ (batch)
- 事前に定義されている一連の動作に関する用語で、これらの動作はユーザーと
システムの間で対話を行わずに、あるいはわずかな対話によって実行される。対話式 (interactive) と対比。
- バッチ・ジョブ (batch job)
- バッチ処理を行うように実行依頼された 1 つのジョブ。バッチ (batch) を参照。対話式 (interactive) と対比。
- バッチ・モード (batch mode)
- MFI Debug Tool で使用するインターフェース・モードで、端末からの入力を必要と
しない。バッチ (batch) を参照。
- パネル (panel)
- Debug Tool では、特定のタイプの情報を表示する画面の区域を言う。
- パラメーター (parameter)
- プログラム相互間または手順相互間で受け渡しされるデータ。
- 非会話型 (nonconversational)
- 入力を受け入れ、タスクを実行し、終了するトランザクション・タイプ。
- 非活動ブロック (inactive block)
- 現在実行されていないか、あるいは活動ブロックに至る CALL チェーン内にない
ブロック。活動ブロック 、ブロック も参照。
- 日付処理ステートメント (date processing statement)
- 日付フィールドを参照する COBOL ステートメント、すなわち、日付フィールドを
参照する EVALUATE または SEARCH ステートメントの WHEN 句。
- 日付フィールド (date field)
- COBOL のデータ項目で、次のいずれかである。
- データ項目でそのデータ記述記入項目に DATE FORMAT 文節を含むもの。
- 次の組み込み関数の 1 つによって戻される値
- DATE-OF-INTEGER
- DATE-TO-YYYYMMDD
- DATEVAL
- DAY-OF-INTEGER
- DAY-TO-YYYYDDD
- YEAR-TO-YYYY
- YEARWINDOW
- ACCEPT FROM DATE ステートメントおよび ACCEPT
FROM DAY ステートメントそれぞれにおける、概念的なデータ項目 DATE および DAY。
- ある種の算術演算の結果。
日付フィールドという用語は、拡張日付フィールド および
ウィンドウ化日付フィールド の両方を指す。非日付 も参照。
- 非日付 (nondate)
- COBOL のデータ項目で、次のいずれかである。
- データ項目で、その日付記述項目に DATE FORMAT 文節がないもの
- リテラル
- 日付フィールドの参照変更
- ある種の算術演算の結果で、日付フィールド・オペランドを含むもの、例えば、2 つの互換性のある日付フィールドの間の差。
非日付の値は、日付を表すことも表さないこともある。
- 頻度カウント (frequency count)
- 現在修飾されているプログラム単位のステートメントの実行回数の計測値。
- ファイル (file)
- 1 つの単位として記憶または処理される、名前を与えられた 1 組のレコード。コンテナーに入っているエレメント、例えば、MVS メンバー、区分データ・セットなど。データ・セット (data set) も参照。
- フック (hook)
- コンパイル・オプションの TEST を指定したときに、コンパイラーがプログラムに挿入する命令。これらのフックを使用してブレークポイントを設定し、ユーザー・プログラムの実行中に、指定の場所で Debug Tool が制御を得るよう指示する。
- 物理ウィンドウ (physical window)
- モニター・ウィンドウ、ソース・ウィンドウ、ログ・ウィンドウ、メモリー・ウィンドウの 4 つの論理ウィンドウのいずれかを表示するための専用の画面セクション。
- フルスクリーン・モード (full-screen mode)
- 非プログラマブル端末で使用されるインターフェース・モードで、デバッグしている
プログラムに関して各種の情報を表示する。
- ブレークポイント (breakpoint)
- プログラム内の 1 つの点であり、通常はコマンドあるいは条件によって
指定され、この位置で実行を中断し、ユーザーまたは Debug Tool に制御を渡すことができる。
- プログラム (program)
- コンピューターによる処理に適合した一連の命令。処理において、アセンブラー、コンパイラー、インタープリター、または変換プログラムを使用して実行するだけでなく、プログラムの実行も
準備する。
- プログラム単位 (program unit)
- コンパイル単位 (compile unit) を参照。
- プログラム変数 (program variable)
- Debug Tool が呼び出されたときに存在する事前定義変数。
- プロシージャー (procedure)
- プログラム言語における 1 つのブロックのことで、仮パラメーターの使用
に関係なく、その実行は手順呼び出しによって呼び出される。一連の関連制御ステートメント。例えば MVS CLIST など。
- プロセス (process)
- 言語環境プログラムのプログラム管理モデルの最上位レベル。プログラム・コードおよびデータのリソースの集合体であり、少なくも 1 つのエンクレーブより成る。
- ブロック (block)
- プログラム言語において、ステートメント内に含まれた宣言のうち、少なく
とも 1 つの宣言の有効範囲に一致する複合ステートメント。
- プロファイル (Profile)
- Debug Tool において、例えば、ステートメントの実行速度などのような、作業環境のいくつかの特性を変更することができる選択項目。
- 別名 (alias)
- 一部の高水準プログラミング言語で使用されるフィールドの代替名。
- 変数 (variable)
- データ項目を表すのに使用する名前。この値はプログラムの実行中に変更する
ことができる。
[マ行]
- マイナー・ノード (minor node)
- VTAM で、メジャー・ノード内で定義された固有の
リソース。
- マルチタスキング (multitasking)
- 複数のタスクの並行したパフォーマンス、あるいはインターリーブした実行を提供する操作モード。
[ヤ行]
- ユーティリティー (utility)
- コンピューター処理の汎用サポートを行うコンピューター・プログラム。例えば、診断プログラム、トレース・プログラム、あるいはソート・プログラムがある。
[ラ行]
- ライブラリー・ルーチン (library routine)
- プログラム・ライブラリー内に保持されるルーチン。
- ランタイム環境 (execution-time environment)
- ランタイム環境 (run-time environment) を参照。
- ランタイム環境 (run-time environment)
- プログラムの実行をサポートするために使用するリソースの集まり。
- リスト (listing)
- すべてのプリプロセッサー・ステートメント、インクルード、およびマクロが展開されたプログラムのソース言語ステートメントを記載した印刷出力。
- リンク・エディット (link-edit)
- リンケージ・エディターを使用して、ロード可能のコンピューター・プログラム
を作成すること。
- リンケージ・エディター (linkage editor)
- 別個にコンパイルされたオブジェクト・モジュールの間の相互参照を解決し、最終のアドレスを割り当てて、単一の再配置可能ロード・モジュールを作成する
プログラム。
- 例外 (exception)
- プログラムの実行における異常事態であって、このような事態が発生すると、一般的には通常の流れが変わる。条件 (condition) も参照。
- レコード (record)
- 1 つの名前、アドレス、および電話番号など、1 つの単位として取り扱われる
関連データ、ワード、またはフィールドの集合。
- レコード・フォーマット (record format)
- ファイル内に収容されるレコードの中でデータの構造がどのようになっているかを
定義したもの。この定義には、レコード名、フィールド名、およびフィールド記述 (長さや
データ・タイプなど) が含まれる。ファイルに使用されるレコード形式は、ファイル記述に含まれる。
- ロード・モジュール (load module)
- 実行に備えて主記憶域にロードするのに適した形式のプログラム。本書では、この用語はダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) を指すのにも使用。
- 論理ウィンドウ (logical window)
- 物理ウィンドウに表示できるようにフォーマット設定された、関連するデバッグ情報 (例えば、変数) のグループ。
[数字]
- 1 次入り口点 (primary entry point)
- 入り口点 を参照。
- 1 バイト文字セット (single-byte character set) (SBCS)
- 各文字が 1 バイト・コードで表現される文字セット。
- 2 バイト文字セット (double-byte character set) (DBCS)
- それぞれの文字が 2 バイトで表される文字のセット。日本語などの言語は、256 のコード点で表すことができないほどの記号を含んでおり、2 バイト文字セットを必要とする。1 文字で 2 バイトを必要とするため、DBCS 文字を入力、表示、および印刷する
場合には、このような文字をサポートするハードウェアおよびプログラムが
必要になる。
- 3 文字表記 (trigraph)
- 3 文字のグループで、3 字一体で、単一の特殊文字を示す。例えば、??) と ??( は、それぞれ左ブラケット (<) と右ブラケット (>) に等しい。
C
- CADP
- 3270 端末からのデバッグ・プロファイルの管理
に使用される、CICS 提供のトランザクション。
D
- DBCS
- 2 バイト文字セット (double-byte character set) を参照してください。
- Debug Tool プロシージャー (Debug Tool procedure)
- 一連の Debug Tool コマンドのことで、PROCEDURE と対応する END コマンドで
区切られている。
- Debug Tool 変数 (Debug Tool variable)
- 事前に定義された変数で、セッション時に使用できるように、ユーザー・プログラムについての情報を提供する。すべての Debug Tool 変数は、%BLOCK または %CU のように、% で始まる。
- DTCN
- Debug Tool Control ユーティリティー。デバッグする CICS プログラムを
ユーザーが識別できるようにする CICS トランザクション。
E
- eXtra Performance LINKage (XPLINK)
- 関数と関数を結ぶ新しい呼び出しリンケージで、小規模な関数同士の間で
頻繁に呼び出しを行うような環境で使用されると、著しいパフォーマンスの向上が見込まれる。
XPLINK は不要な命令をメインパスから除去することで、より効率的にサブルーチン呼び出しを
作成する。すべての関数が XPLINK オプションでコンパイルされると、ポインターを
無制限に使用することが可能になり、これにより
z/OS® に対する新しいアプリケーションの移植が容易になる。
H
- HLL
- 高水準言語 (high level language) を参照。
P
- PDS
- 区分データ・セット (partitioned data set) を参照。
S
- SBCS
- 1 バイト文字セット (single-byte character set) を参照。
- SPOC
- 単一制御点 (Single Point of Control)を参照。
V
- VTAM
- 仮想記憶通信アクセス方式 (Virtual Telecommunications Access Method)を参照。
X
- XPLINK
- eXtra Performance LINKage (XPLINK) を参照。
|
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)