Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


算術式

算術式は、ある種の条件ステートメントや算術ステートメントのオペランドとして使われます。

算術式は、次のいずれかにより構成することができます。

  1. 数字基本項目 (数字関数を含む) として記述された ID
  2. 数字リテラル
  3. 形象定数 ZERO
  4. 項目 1、2、および 3 で定義して算術演算子で区切った ID とリテラル
  5. 項目 1、2、3、または 4 で定義して算術演算子で区切った 2 つの算術式
  6. 項目 1、2、3、4、または 5 で定義して括弧で囲んだ算術式

すべての算術式には、単項演算子を先行させることができます。

算術式の中で使われる ID やリテラルは、そこで算術計算が行える、 数字基本項目または数字リテラルのどちらかを表していなくてはなりません。

指数式が正の数と負の数の両方で評価される場合、結果は常に正の値となります。例えば、4 の平方根の場合を考えてみましょう。

4 ** 0.5

この場合、+2 と -2 が計算結果となります。 Enterprise COBOL は常に +2 を戻します。

累乗される式 (指数の底) の値が 0 の場合、指数は 0 より大きな値にしなければなりません。 さもないと、サイズ・エラー条件になります。 式の計算の結果として、実数が存在しないような場合には、サイズ・エラー条件になります。


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