コンパイラーは、磁気テープ・ファイル用の情報交換用米国標準コード (ASCII) をサポートします。したがって、プログラマーは、次の規格に従って記録されるテープ・ファイルを作成し、処理することができます。
1 バイト ASCII コード化テープ・ファイルは、システムの中に読み込まれたとき、自動的にバッファーの中で 1 バイト EBCDIC に変換されます。 データの内部操作は、あたかもそれらの ASCII ファイルが 1 バイトの EBCDIC コード・ファイルであるかのように行われます。 出力ファイルの場合は、システムがバッファーの中で EBCDIC 文字を 1 バイトの ASCII に変換してから、ファイルをテープに書き出します。 したがって、ASCII コード化ファイルを COBOL で処理するときには、特別に考慮する必要があります。
この付録は、国際規格 646 「情報交換用 7 ビット符号化文字セット」 (ISCII) で定義された ISO 7 ビット・コードの国際参照バージョンにも適用します (適宜修正あり)。 ISCII コード・セットが、ASCII と異なるのは、次の 2 つのコード・ポイントにある図形表現だけです。
以下の段落では、ASCII エンコード化 (または ISCII エンコード化) ファイルに関して特に考慮すべき点について説明します。 STANDARD-1 についての説明内容は、特に断りがない限り、STANDARD-2 にも適用されます。