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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


再帰的またはマルチスレッド化されたプログラムでのデータの共用

プログラムが RECURSIVE 属性を持っている場合、またはプログラムを THREAD コンパイラー・オプションを指定してコンパイルする場合、プログラムの以降の呼び出しでは、LINKAGE SECTION で定義されたデータにアクセスできません。

LINKAGE SECTION のレコードをアドレッシングするには、以下のいずれかの技法を使用します。

プログラムが RECURSIVE 属性を持っている場合、またはプログラムを THREAD コンパイラー・オプションを指定してコンパイルする場合、レコードのアドレスは、プログラム起動の特定のインスタンスについて有効です。同じプログラムの別の実行インスタンスにあるレコードのアドレスは、その実行インスタンスに対して再設定する必要があります。アドレスが設定されていないデータ項目を参照すると、予測できない結果が生じます。

関連概念
マルチスレッド化

関連タスク
再帰呼び出しの実行

関連参照
THREAD
SET ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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