HEXADEC および IEEE は、関連した変数を保管する際に、IBM 16 進浮動小数点フォーマットを使用するか、IEEE フォーマットを使用するかを指定します。 HEXADEC 属性と IEEE 属性は、浮動小数点変数の場合以外には無視されます。
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デフォルト: IEEE。ただし、z/OS の場合は HEXADEC がデフォルトです。
HEXADEC は、変数が 16 進数 (z/OS) フォーマットで保管されることを表します。
IEEE は、変数が IEEE フォーマットを使用して保管されることを表します。
DEFAULT コンパイラー・オプションの HEXADEC と IEEE サブオプションを使用して、この属性のデフォルトを変更することができます。
Windows および AIX プラットフォームでは、すべての計算は、IEEE の浮動小数点を使用して行われるので、HEXADEC で宣言された変数は必要に応じて IEEE に変換されます。
z/OS プラットフォームでは、浮動小数点の計算は、次の 3 セットの浮動小数点命令を使用して行うことができます。
z/OS プラットフォームで浮動小数点の計算にどのセットの命令を使用するかは、次の 2 つのコンパイラー・オプションによって決まります。
したがって、FLOAT(NODFP) および DEFAULT(HEXADEC) オプションのもとでは、すべての計算は 16 進浮動小数点命令を使用して行われ、IEEE で宣言された変数は HEXADEC に変換されます。 一方、FLOAT(NODFP) および DEFAULT(IEEE) オプションのもとでは、すべての計算は、IEEE 2 進浮動小数点命令を使用して行われ、HEXADEC で宣言された変数は必要に応じて IEEE に変換されます。
FLOAT(DFP) コンパイラー・オプションのもとでは、IEEE および HEXADEC 属性は FLOAT BIN でのみ有効で、DEFAULT(IEEE/HEXADEC) オプションは FLOAT BIN にのみ適用されます。