Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


VS COBOL II プログラムを含んでいるアプリケーション

FDUMP コンパイラー・オプション
FDUMP コンパイラー・オプションは、Enterprise COBOL でサポートされま せんが、その機能はサポートされます。FDUMP は TEST(SYM) コンパイラー・オプションにマップされています。
TEST コンパイラー・オプション
TEST コンパイラー・オプションの構文が変更されたことにより、ユーザーは、コンパイル・フックが置かれる必要があるかどうか (および、それが置かれる位置) と、ディクショナリーおよび CALC テーブルが生成される必要があるかどうかを指定する ことができます。5 つのフック位置サブオプション (ALL、 NONE、STMT、PATH、および BLOCK) が使用可能です。また、2 つの記号テーブル・サブオプション (SYM および NOSYM) が使用可能です。

TEST(...,SYM,...) オプションでコンパイルすると、 コンパイラーは、Debug Tool のバージョン 3 が提供する 拡張デバッグ機能のシンボル情報を追加生成します。この追加情報は TEST(...,SYM,NOSEPARATE) を使用する場合に、アプリケーションの ロード・モジュールのサイズを大きくすることがあります。ロード・モジュールの サイズを小さくするためには、TEST(...,SYM,SEPARATE) サブオプションを 指定してください。

VS COBOL II プログラムと Enterprise COBOL プログラムが混在するアプリケーション では、Debug Tool は、TEST を指定してコンパイルされた VS COBOL II プログラムのみを デバッグすることができます。

バッチ・デバッグの考慮事項
Debug Tool は、COBTEST のバッチ・モードと同等の機能を、いくつかの追加機能と共に 提供します。

バッチ・モードでは、Debug Tool は入力を入力ファイルから取得し、Debug Tool 出力 は COBTEST バッチ・モードの場合と類似した出力ファイルに書き込まれます。Debug Tool のバッチ・モードと COBTEST のバッチ・モード間の違いは、COBTEST のコマンド (RECORD、 QUALIFY、 RESTART、 GO、 および RUN) がバッチ・モードでは対話モードの場合と異なる動作を示すという点です。Debug Tool では、すべてのコマンドがいずれのモードでも同じ動作を示します。

Debug Tool のいくつかのコマンド (フルスクリーン・コマンドなど) は、バッチ・モードでは使用できません。


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