言語環境プログラムへの移行を計画する上で、ご使用のライブラリーに どのバージョンの PL/I ロード・モジュールが含まれているかを把握しておくことは重要です。 上記のように、Edge Portfolio Analyzer は、既存のロード・モジュールについてインベントリーを 作成するために役立ちます。
AMBLIST ユーティリティーもまた、 ご使用のロード・モジュールについての情報を提供してくれるツールです。AMBLIST は IBM により提供され、通常 SYS1.LINKLIST にあります。 LISTIDR 制御ステートメントを使用することで、 選択した CSECT 識別レコード (IDR) のリストを得ることができます。 IDR のフィールドの 1 つには、CSECT のコンパイルに使用された変換プログラムの名前、 もしくは PL/I の場合はコンパイラーの名前が含まれています。AMBLIST の出力例は次のようになります。
--------------------------------------------------------------------------- CSECT TRANSLATOR VR.MD YR/DY MYPLI 5655-H31 32.00 2003/171 MYPLI2 5655-B22 22.01 2001/073 D1 566896201 02.01 1972/271 UNRES 566896201 02.01 1992/034 ---------------------------------------------------------------------------
TRANSLATOR 列中のテキストを使用して、 どの PL/I コンパイラーがモジュールを作成したか判別することができます。 各種 PL/I コンパイラーの Translator フィールド値 については、pliidr を参照してください。
| PL/I コンパイラーのバージョン | 変換プログラム識別レコード |
|---|---|
| OS PL/I V1 リリース 5.1 | 5734-PL1 |
| OS PL/I V2.3 | 5668-910 |
| PL/I for MVS & VM | 5688-235 |
| VisualAge PL/I for OS/390 V2R2 | 5655-B22 |
| Enterprise PL/I for z/OS バージョン 4 | 5655-H31 |