プログラムまたはテスト・ケースに関する情報、およびその実行方法に関する情報は、USE FOR DEBUGGING 宣言を使用して生成してください。 この宣言を使用すると、ステートメントをプログラムに組み込んで、プログラムの実行時にいつそれらのステートメントを実行しなければならないかを指示することができます。
例えば、プロシージャーが何度実行されるかを判別するには、デバッグ・プロシージャーを USE FOR DEBUGGING 宣言に組み込み、カウンターを使用して、制御がそのプロシージャーに渡される回数の記録をとることができます。カウンター技法を使用して、次のような項目を検査できます。
プログラムに、デバッグ行かデバッグ・ステートメント、またはその両方を入れることができます。
デバッグ行 は、桁 7 の D で識別されているステートメントです。 プログラムのデバッグ行をアクティブにするには、ENVIRONMENT DIVISION の SOURCE-COMPUTER 行に WITH DEBUGGING MODE 文節をコーディングする必要があります。この文節が含まれていないと、デバッグ行はコメントとしてしか扱われません。
デバッグ・ステートメント とは、PROCEDURE DIVISION の DECLARATIVES セクションにコーディングされたステートメントです。 それぞれの USE FOR DEBUGGING 宣言は別個のセクションにコーディングしなければなりません。デバッグ・ステートメントは、次のようにコーディングしてください。
プログラムでデバッグ・ステートメントを使用するには、WITH DEBUGGING MODE 文節を指定し、さらに、DEBUG ランタイム・オプションを使用する必要があります。 ただし、THREAD オプションを指定してコンパイルするプログラムでは、USE FOR DEBUGGING 宣言を使用できません。
WITH DEBUGGING MODE 文節 TEST コンパイラー・オプションは、どちらか一方しか使用することができません。両方が存在する場合は、WITH DEBUGGING MODE 文節が優先されます。
関連参照
SOURCE-COMPUTER 段落
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
デバッグ行
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
デバッグ・セクション
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
DEBUGGING 宣言
(「COBOL for Windows 言語解説書」)