プログラムのロジックは、DISPLAY ステートメントを追加することによってトレースしてください。
例えば、問題が EVALUATE ステートメントまたは 1 組のネストされた IF ステートメントにあると判断した場合は、それぞれのパスで DISPLAY ステートメントを使用して、ロジック・フローを調べます。問題の原因が数値の計算方法にあると判断した場合は、DISPLAY ステートメントを使用して、いくつかの中間結果の値を検査することができます。
プログラムの中で明示範囲終了符号を使用してステートメントを終了させるようにすると、ロジックはより明確であり、したがってトレースしやすくなります。
例えば、特定のルーチンが開始して終了したかどうかを判別する場合は、プログラムに次のようなコードを挿入してみてください。
DISPLAY "ENTER CHECK PROCEDURE"
.
. (checking procedure routine)
.
DISPLAY "FINISHED CHECK PROCEDURE"
ルーチンが正しく作動していることを確認したら、次のいずれかの方法で DISPLAY ステートメントを使用不可にします。
プログラムを実動に移す前に、使用したすべてのデバッグ・エイドを削除するか使用不可にしてから、プログラムを再コンパイルします。プログラムはより効果的に実行され、使用するストレージは小さくなります。
関連概念
範囲終了符号
関連参照
DISPLAY ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)