Debug Tool を使って DB2® プログラムをデバッグするのに、特別なコーディング技法の使用は不要です。
以下のセクションでは、デバッグ用に DB2 プログラムを準備するのに必要な作業を記載してあります。
ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。
ご使用のプログラムは DB2 プリプロセッサーまたはコプロセッサーを介して実行する必要があります。この DB2 プリプロセッサーまたはコプロセッサーは、コンパイルの前またはコンパイルの一部として SQL ステートメントを処理します。このセクションでは、 各コンパイラーが DB2 プリプロセッサーまたはコプロセッサーを使用する方法と時点を記載してあります。それにより正しい方法を選択して、Debug Tool を使用してお客様がプログラムをデバッグできるようになります。
| 以下の PL/I コンパイラーを使用している場合 | 以下の作業のいずれかを選択します。 |
|---|---|
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重要: ご使用のプログラム・ソース (分離デバッグ・ファイル)、またはプログラム・リストは、必ず、Debug Tool にとって使用可能な永続データ・セットに保存します。
Debug Tool のパフォーマンスを向上させるには、これらのファイルを保存時に、 大きいブロック・サイズを使用してください。 COBOL または Enterprise PL/I 分離デバッグ・ファイルを使用している場合、Debug Tool のパフォーマンスを最適化するために、 正しい属性を指定してこれらのファイルを割り振ることが重要です。 COBOL または PL/I 分離デバッグ・ファイルが入っている PDS に対して、以下の属性を使用してください。
ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。
DB2 プログラムをデバッグするには、コンパイラーからの出力をプログラムのロード・ライブラリーにリンクする必要があります。ユーザーのランタイム・オプション・モジュール CEEUOPT を、次の方法で組み込むことができます。
old: NOTEST=(ALL,*,PROMPT,INSPPREF), new: TEST=(,*,;,*),
リモート・デバッグ・モードを使用している場合、以下の例にあるとおり、TCPIP サブオプションを指定してください。
TEST=(,,,TCPIP&&9.24.104.79%8001:*)
Debug Tool 端末インターフェース・マネージャーを使用せずに、フルスクリーン・モード (VTAM 端末) セッションを使おうとしている場合、VTAM® LU 名と共に MFI サブオプションを指定してください。以下にその例を示します。
Test=(,,,MFI%TRMLU001)
Debug Tool 端末インターフェース・マネージャーを使用して、フルスクリーン・モード (VTAM 端末) セッションを使おうとしている場合、ユーザー ID と共に VTAM サブオプションを指定してください。以下にその例を示します。
Test=(,,,VTAM%USERABCD)
下記に変更されたアセンブラー・プログラム CEEUOPT を 示します。
*/****************************************************************/
*/* LICENSED MATERIALS - PROPERTY OF IBM */
*/* */
*/* 5694-A01 */
*/* */
*/* (C) COPYRIGHT IBM CORP. 1991, 2001 */
*/* */
*/* US GOVERNMENT USERS RESTRICTED RIGHTS - USE, */
*/* DUPLICATION OR DISCLOSURE RESTRICTED BY GSA ADP */
*/* SCHEDULE CONTRACT WITH IBM CORP. */
*/* */
*/* STATUS = HLE7705 */
*/****************************************************************/
CEEUOPT CSECT
CEEUOPT AMODE ANY
CEEUOPT RMODE ANY
CEEXOPT TEST=(,*,;,*)
END
ユーザーのランタイム・オプション・プログラムを、事前定義の TEST ランタイム・オプションを指定してアセンブルし、1 つ以上のアプリケーションのデフォルト値を設定することができます。アプリケーションをこのプログラムとリンク・エディットすると、アプリケーションを始動したときにデフォルト・オプションが組み込まれます。
システム・プログラマーがこの処置を済ませていない場合、必要なライブラリーすべてを SYSLIB に連結してください。例えば、ISPLINK 呼び出しには ISPLOAD ライブラリーが必要であり、DB2 インターフェース・モジュール (DSNxxxx) には、DB2 DSNLOAD ライブラリーが必要です。
ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。
DB2 プログラムを実行する前に、DB2 バインドを実行して、プログラムと、プリコンパイラーの DBRM 出力のうちの必要なものとをバインドする必要があります。Debug Tool のための特別な要件はありません。