ソート・プログラムはソートが完了すると、 PLISRTx の呼び出しの 4 番目の引数内で指定した変数内に、 戻りコードを設定します。 次に、 CALL PLISRTx ステートメントの後のステートメントに制御を戻します。 戻された値は、次のようにソートが成功または失敗のどちらであったかを示します。
戻りコードを渡す先の変数は FIXED BINARY (31,0) と宣言する必要があります。 通常の作業では、 CALL PLISRTx ステートメントの後で戻りコードの値をテストし、 操作が成功したか失敗したかに応じて適切な処置をとります。
例を示します (戻りコードが RETCODE という名前であると仮定して)。
IF RETCODE¬=0 THEN DO; PUT DATA(RETCODE); SIGNAL ERROR; END;
ソート後のジョブ・ステップが、ソートの成功、失敗に依存している場合は、 ソート・プログラム内で戻された値を、PL/I プログラムからの戻りコードとして 設定する必要があります。 これで、その戻りコードを次のジョブ・ステップに使用することができます。 PL/I 戻りコードは、PLIRETC への呼び出して設定されます。 PLIRETC を呼び出すには、次のようにソート・プログラムから戻された値を使うことができます。
CALL PLIRETC(RETCODE);
この PLIRETC の呼び出しを、ソート・プログラムへ制御情報を渡すのに 戻りコードが使用される入出力ルーチン内での呼び出しと混同しないでください。