Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


OBJECT REFERENCE 句

OBJECT REFERENCE 句を使用して定義されたデータ項目をオブジェクト・リファレンス といいます。

クラス名-1
オプションのクラス名。

クラス名-1 は、そのクラスまたは最外部プログラムの構成セクション中の REPOSITORY 段落で宣言しなければなりません。

クラス名-1 を指定すると、データ名-1 が常にクラス名-1 のクラスまたはクラス名-1 から導出されたクラスのオブジェクト・インスタンスを参照するよう 指示されます。

注: プログラマーは、参照されるオブジェクトがこの要件に適合することを 確認する必要があります。違反は診断されません。

クラス名-1 を指定しないと、オブジェクト・リファレンスはどのクラスのオブジェクトでも参照できます。この場合、データ名-1は、汎用 オブジェクト・リファレンスです。

英数字グループ項目のセマンティクスに影響を与えずに、そのグループ項目中のデータ名-1 を指定できます。グループに影響を与えるステートメントが実行される際に、 値または他のオブジェクト・リファレンスの特殊処理は変換されません。 グループは引き続き英数字グループ項目として動作します。

オブジェクト・リファレンスは、ファクトリー定義、オブジェクト定義、メソッド、またはプログラムのデータ部の どのセクションでも定義できます。オブジェクト・リファレンス・データ項目を使用できるのは、次のものだけです。

オブジェクト・リファレンス・データ項目には次のことが当てはまります。

オブジェクト・リファレンス・データ項目の VALUE 節には、 NULL または NULLS だけを指定できます。

SYNCHRONIZED 節と USAGE OBJECT REFERENCE 節を一緒に使用すると、 オブジェクト・リファレンス・データ項目の有効な位置合わせを行うことができます。

DATE FORMAT、JUSTIFIED、PICTURE、および BLANK WHEN ZERO の節は、USAGE OBJECT REFERENCE 節を使用して定義されたグループ項目または基本項目を記述するのに使用することはできません。


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)