IBM COBOL for Windows を使用して新しいアプリケーションを記述すると、Windows ベースのワークステーションを使用した場合の生産性と柔軟性が向上します。 ただし、IBM メインフレーム COBOL でサポートされていない言語機能は使用しないようにする必要があります。
IBM COBOL for Windows がサポートしている言語機能の中には、IBM メインフレーム COBOL コンパイラーでは対応していないものもあります。 メインフレーム上で実行するコードを Windows ベースのワークステーション上で作成する場合は、次の機能を使用しないでください。
下の各コンパイラー・オプションは、メインフレーム・コンパイラーでは使用できません。 コードをメインフレームに移植する場合は、ソース・コードに次のどのオプションも使用しないでください。
Windows と他のファイル・システムではファイル命名規則が異なることに注意してください。 ソース・プログラム内でファイル名をハードコーディングすることは避けてください。この代わりに、各プラットフォーム上で定義する簡略名を使用して、これをメインフレームの DD 名または環境変数にマップします。その後、プログラムをコンパイルして、ソース・コードに変更を加えずにファイル名の変更に対応することができます。
特に、次の言語エレメントでのファイル参照方法を検討してください。
メインフレーム上のマルチスレッド・プログラムは再帰的でなければなりません。 したがって、プログラムをメインフレームに移植して、それをマルチスレッド環境で実行できるようにしたい場合は、ネストされたプログラムをコーディングしないでください。