Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド


システム・ストレージ・ダンプ

システム・ストレージ・ダンプに含まれる PSW (プログラム状況ワード) 情報とレジスター情報は、言語環境プログラムの もとでの実行時と VS COBOL II ランタイムのもとでの実行時とでは異なります。

VS COBOL II では、ダンプはエラー発生時に生成されます。PSW およびレジスターの内容は、エラー発生時に使用可能な情報に基づきます。このため、ダンプ内の PSW 情報とレジスター情報を問題判別に使用することができ ます。

言語環境プログラムでは、ダンプは、言語環境プログラムの条件管理がエラーを処理した後で生成されます。PSW およびレジスターの内容は、エラー発生時に使用可能な情報に基づくの ではなく言語環境プログラムがエラーの処理を完了した時点で使用可能な情報に基づきます。エラー発生時に PSW およびレジスターに入っていた情報を判別するには、言語環境プログラムの定様式 ダンプ出力を調べるか、または言語環境プログラム条件情報ブロックおよび言語環境プログラム・マシン状態情報ブロッ クを使用することができます。詳細については、言語環境プログラム デバッグのガイドおよびランタイム・メッセージを参照してください。

システム・ストレージ・ダンプを入手するには、システム・ダンプまたは CICS トランザクション・ダンプの入手を参照し てください。

z/OS では、ダンプ出力は SYSUDUMP、SYSMDUMP、または SYSABEND に送られます。その他のシステムでは、VS COBOL II ランタイム・ダンプ出力は SYSABOUT に送られます (SYSABOUT は、言語環境プログラムのもとでは、VS COBOL II プログラムに対しても使用されません)。


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)