Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


コンパイラー・オプション

コンパイルに対する指示および制御の方法には、コンパイラー・オプションを使用する方法と、コンパイラー指示ステートメント (コンパイラー指示) を使用する方法とがあります。

コンパイラー・オプションは、次の表にリストされているプログラムの局面に影響を与えます。 各オプションに結び付けられている情報は、そのオプションを指定するための構文を与えるもので、オプション、そのパラメーター、および他のパラメーターとの相互作用を説明しています。

表 1. コンパイラー・オプション
プログラムの局面 コンパイラー・オプション デフォルト オプションの省略形
ソース言語 ARITH ARITH(COMPAT) AR(C|E)
CICS NOCICS なし
CODEPAGE CODEPAGE(01140) CP(ccsid)
CURRENCY NOCURRENCY CURR|NOCURR
DBCS DBCS なし
LIB LIB なし
NSYMBOL NSYMBOL(NATIONAL) NS(DBCS|NAT)
NUMBER NONUMBER NUM|NONUM
QUOTE/APOST QUOTE Q|APOST
SEQUENCE SEQUENCE SEQ|NOSEQ
SQL NOSQL なし
SQLCCSID SQLCCSID SQLC|NOSQLC
WORD NOWORD WD|NOWD
XMLPARSE XMLPARSE(XMLSS) XP(X)|XP(C)
日付処理 DATEPROC NODATEPROC、または DATEPROC(FLAG,NOTRIG) (DATEPROC だけが指定された場合) DP|NODP
INTDATE INTDATE(ANSI) なし
YEARWINDOW YEARWINDOW(1900) YW
マップおよびリスト LANGUAGE LANGUAGE(ENGLISH) LANG(EN|UE|JA|JP)
LINECOUNT LINECOUNT(60) LC
LIST NOLIST なし
MAP NOMAP なし
OFFSET NOOFFSET OFF|NOOFF
SOURCE SOURCE S|NOS
SPACE SPACE(1) なし
TERMINAL NOTERMINAL TERM|NOTERM
VBREF NOVBREF なし
XREF XREF(FULL) X|NOX
オブジェクト・デックの生成 COMPILE NOCOMPILE(S) C|NOC
DECK NODECK D|NOD
NAME NONAME、または NAME(NOALIAS) (NAME だけが指定された場合) なし
OBJECT OBJECT OBJ|NOOBJ
PGMNAME PGMNAME(COMPAT) PGMN(CO|LU|LM)
オブジェクト・コード制御 ADV ADV なし
AWO NOAWO なし
DLL NODLL なし
EXPORTALL NOEXPORTALL EXP|NOEXP
FASTSRT NOFASTSRT FSRT|NOFSRT
NUMPROC NUMPROC(NOPFD) なし
OPTIMIZE NOOPTIMIZE OPT|NOOPT
OUTDD OUTDD(SYSOUT) OUT
TRUNC TRUNC(STD) なし
ZWB ZWB なし
仮想記憶域の使用量 BUFSIZE 4096 BUF
DATA DATA(31) なし
DYNAM NODYNAM DYN|NODYN
RENT RENT なし
RMODE AUTO なし
SIZE SIZE(MAX) SZ
デバッグと診断 DIAGTRUNC NODIAGTRUNC DTR|NODTR
DUMP NODUMP DU|NODU
FLAG FLAG(I,I) F|NOF
FLAGSTD NOFLAGSTD なし
SSRANGE NOSSRANGE SSR|NOSSR
TEST NOTEST なし
その他 ADATA NOADATA なし
EXIT NOEXIT EX(INX,LIBX,PRTX,ADX)
MDECK NOMDECK NOMD|MD|MD(C)|MD(NOC)
OPTFILE なし なし
THREAD NOTHREAD なし

インストール先デフォルト: コンパイラーがインストールされたときにセットアップされたデフォルト・オプションは、他のオプションでオーバーライドしない限り、プログラムでは有効になります。(インストール先によっては、特定のコンパイラー・オプションは、オーバーライドできないように固定としてセットアップされます。問題がある場合は、システム管理担当者に連絡してください。) 有効なデフォルトのコンパイラー・オプションを見つけるためには、オプションを指定しないで、テスト・コンパイルを実行してください。出力リストには、インストール先によって指定されたデフォルト・オプションがリストされます。

オーバーライド不可能なオプション: インストール先によっては、特定のコンパイラー・オプションは、オーバーライドできないようにセットアップされます。問題がある場合は、システム管理担当者に連絡してください。

パフォーマンスに関する考慮事項: ARITHAWO DYNAMFASTSRTNUMPROCOPTIMIZERENTSQLCCSIDSSRANGETESTTHREAD、および TRUNC コンパイラー・オプションは、実行時のパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。


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