Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


固定挿入による編集

この編集のタイプは、数字編集項目に対してのみ有効です。次のような挿入記号が使用されます。

固定挿入による編集では、PICTURE 文字ストリングの中に 1 つの通貨記号と 1 つの編集用符号制御記号だけを指定することができます。

前に + または - の記号が付く場合を除き、 この文字ストリングの最初の文字は、通貨記号でなければなりません。

+ または - のどちらかが記号として使用されている場合、それは、 文字ストリングの中で最初か最後の文字でなければなりません。

CR または DB が記号として使用されている場合、それは、 文字ストリングの中で右端の 2 つの文字位置を占有します。 これら 2 つの文字位置が記号 CR または DB を含む場合、 大文字の英字が挿入文字です。

編集用符号制御記号によって作られる結果は、次に示すように、 データ項目の値に応じて異なります。

PICTURE 文字ストリング内の編集記号 結果: データ項目正の値またはゼロ 結果: データ項目負の値
+ + -
- スペース -
CR 2 つのスペース CR
DB 2 つのスペース DB

以下に例を示します。

PICTURE データの値 編集結果
        999.99+
      +6555.556
        555.55+
      +9999.99
      -6555.555
      -6555.55
       9999.99
      +1234.56
       1234.56
       $999.99
       -123.45
       $123.45
      -$999.99
       -123.456
      -$123.45
      -$999.99
       +123.456
       $123.45
      $9999.99CR
       +123.45
      $0123.45
      $9999.99CR
       -123.45
      $0123.45DB

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