Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


プログラム・ロジックのトレース

プログラムのロジックは、DISPLAY ステートメントを追加することによってトレースしてください。

例えば、問題が EVALUATE ステートメントまたは 1 組のネストされた IF ステートメントにあると判断した場合は、それぞれのパスで DISPLAY ステートメントを使用して、ロジック・フローを調べます。問題の原因が数値の計算方法にあると判断した場合は、DISPLAY ステートメントを使用して、いくつかの中間結果の値を検査することができます。

プログラムの中で明示範囲終了符号を使用してステートメントを終了させるようにすると、ロジックはより明確であり、したがってトレースしやすくなります。

例えば、特定のルーチンが開始して終了したかどうかを判別する場合は、プログラムに次のようなコードを挿入してみてください。

DISPLAY "ENTER CHECK PROCEDURE"
    .
    .  (checking procedure routine)
    .
DISPLAY "FINISHED CHECK PROCEDURE"

ルーチンが正しく作動していることを確認したら、次のいずれかの方法で DISPLAY ステートメントを使用不可にします。

プログラムを実動に移す前に、使用したすべてのデバッグ・エイドを削除するか使用不可にしてから、プログラムを再コンパイルします。プログラムはより効果的に実行され、使用するストレージは小さくなります。

関連概念
範囲終了符号

関連参照
DISPLAY ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)


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