新しい IBM Enterprise PL/I for z/OS コンパイラーは、以下のものを含む、数多くの
新しい機能および利点を備えています。
- FETCH の向上:
- FETCH されたルーチンは、他のルーチンを FETCH できる
- FETCH されたルーチンは、MAIN と同じ入出力を実行できる
- FETCH されたルーチンは、それ自身の CONTROLLED を持つことができる
- DECIMAL および PICTURE の精度は 31 桁。
- さまざまな制限の緩和:
- 内部名および外部名に最大 100 文字まで使用可能
- FILE および CONTROLLED 変数の数値にコンパイラー限界値なし
- 1 つの PROCEDURE に対して最大 4095 個のパラメーターを指定可能
- 390 の新しい命令をサポート (AHI、ALCR など)。
- 書き込み可能な再入可能静的属性および DLL のサポート。
- 容易になった C/C++ との互換性およびインターオペラビリティー。
- 整数のサポートの向上:
- 符号付き FIXED BIN の最大精度は 63 桁
- UNSIGNED 属性をサポート (最大精度 64 桁)
- 符号付き FIXED BIN(7) は 1 バイトにマップ (UNSIGNED FIXED BIN(8) と同様)
- 多数の新しい強力な言語機能を追加。次のものが含まれます。
- PACKAGE (第 2 の ENTRY に対する ANSI の代替機能)
- DO FOREVER (DO WHILE( 1 = 1 ); に対する優れた代替)
- " (二重引用符) によるストリングの区切り
- 定数を読みやすくするための
アンダースコアーの使用 (例えば "0011_0101"b)
- 複合代入 (例えば x += 1;)
- RESIGNAL (より強力な例外処理用)
- 多数の新しい強力な属性を追加。次のものが含まれます。
- ABNORMAL (C の volatile と同様)
- NONASSIGNABLE (C の const と同様)
- BYVALUE
- LIMITED ENTRY (C の関数ポインター用)
- ORDINAL (強く型付けされた enum 用)
- RESERVED (C に類似した static 用)
- UNION
- UNSIGNED
- VALUE (名前付き定数用)
- VARYINGZ (C スタイルのヌル終了ストリング用)
- 100 種類以上の新しい組み込み関数を追加。次のものが含まれます。
- HEX および HEXIMAGE (デバッグ用)
- PROCNAME および SOURCELINE (トレース用)
- PLIMOVE、PLIFILL、および COMPARE (memcpy、memset、および memcmp と同様)
- IAND、IOR、IEOR、および NOT (ビット単位の整数演算用)
- COPY (ANSI で定義された REPEAT の改良版)
- z/OS UNIX システム・サービスの完全なサポート。次のものが含まれます。
- HFS 内のソース、オブジェクト、およびリスト・ファイル
- HFS ファイルに対する入出力
- 向上したマクロ機能:
- デック・ファイルはソースの大文字小文字を保持
- マクロ変数には配列も使用可能
- さらに多くの組み込み関数をサポート
- ANSWER ステートメントのサポート
- %DO ステートメント内での WHILE、UNTIL、および LOOP キーワードのサポート
- SELECT ステートメントのサポート (オープン・コード内およびマクロ内)
- ITERATE ステートメントのサポート
- LEAVE ステートメントのサポート
- REPLACE ステートメントのサポート:
- マルチスレッド化のサポート
- UTF-16 Unicode のサポート
- IEEE 浮動小数点のサポート
- SAX スタイルの XML 構文解析
- XML 生成
- 統合された CICS プリプロセッサー
- 統合された SQL プリプロセッサー
これらの項目についての詳細は、「PL/I 言語解説書」および「Enterprise PL/I for z/OS プログラミング・ガイド」を参照してください。
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