ここでは、STREAM 属性の PL/I ファイルで使用するデータ・セットの定義方 法について説明します。 使用できる ENVIRONMENT オプション、データ・セットを 作成しデータ・セットにアクセスする方法について説明します。 また、データ・セットの作成、アクセス時に使用する DD ステートメント の必須パラメーターを表にまとめ、文章による記述を 説明するために PL/I プログラムの例もいくつか掲載しています。
STREAM 属性を持つデータ・セットは、ストリーム指向データ伝送で処理されます。 そのため、PL/I プログラムは、ブロックやレコードの境界を無視して、各データ ・セットを、文字の形またはグラフィックの形のデータ値の 1 つの 連続するストリームとして扱うことができます。
ストリーム指向データ伝送用のデータ・セットを作成し、それにアクセス するには、「PL/I 言語解説書」で説明しているリスト指示、 データ指示、および編集指示の入出力ステートメントを使用します。
出力の場合、PL/I は必要に応じてデータ項目をプログラム変数から文字の形に変換し、 文字またはグラフィックスのストリームを、 データ・セットに伝送するためにレコードに構築します。
入力の場合、PL/I はデータ・セットからレコードを取り出し、 ユーザー・プログラムが要求した複数のデータ項目に分割し、さらに それをプログラム変数に割り当てるのに適した形に変換します。
ストリーム指向データ伝送は、グラフィック・データの読み取りと書き込みに使用できます。 適切なプログラミング・サポートがあれば、グラフィックスを表示し、印刷し、 入力することができる端末、プリンター、およびデータ入力装置があります。 ユーザーのデータが使用する装置または印刷ユーティリティー・プログラム で受け入れられているフォーマットになっているかどうか確認する必要があります。