Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


COMPUTE およびその他の算術ステートメントの使用

ほとんどの算術計算では、ADDSUBTRACTMULTIPLY、および DIVIDE ステートメントではなく、COMPUTE ステートメントが使用されます。 幾つかの個々の算術ステートメントの代わりに、1 つの COMPUTE ステートメントをコーディングするだけでよいことがよくあります。

COMPUTE ステートメントは、算術式の結果を 1 つ以上のデータ項目に割り当てます。

Compute z     = a + b / c ** d - e
Compute x y z = a + b / c ** d - e

COMPUTE 以外の算術ステートメントを使用した算術計算の中には、いっそう直感的なものがあります。以下に例を示します。

COMPUTE 等価の算術ステートメント
Compute Increment = Increment + 1
Add 1 to Increment
Compute Balance =
    Balance - Overdraft
Subtract Overdraft from Balance
Compute IncrementOne =
    IncrementOne + 1
Compute IncrementTwo =
    IncrementTwo + 1
Compute IncrementThree =
    IncrementThree + 1
Add 1 to IncrementOne,
    IncrementTwo,
    IncrementThree

さらに、剰余を処理したい除算については、DIVIDE ステートメント (REMAINDER 句を指定した) を使用したい場合もあります。REM 組み込み関数も、剰余を処理する機能を提供します。

算術計算を実行するとき、ゾーン 10 進数データ項目を使用するのと同様に、国別 10 進数データ項目をオペランドとして使用できます。 また、表示浮動小数点オペランドを使用するのと同様に、国別浮動小数点データ項目を使用することもできます。

関連タスク
数値データの定義


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)