export コマンドを使用すると、PL/I ファイルに関連付けるデータ・セットを識別する 環境変数を設定することができます。 また、任意でデータ・セットの特性を指定することもできます。 環境変数から得られる情報を、データ定義 (または、DD) 情報と呼びます。
環境変数名の形は DD_DDNAME です。 この場合、DDNAME は、PL/I ファイル 定数 (または、代替 DDNAME (後述)) の名前です。 ファイル名が HFS ファイルを参照する場合は、ファイル名を適切に修飾する必要があります。 そうしないと PL/I ライブラリーは、MVS データ・セットを参照するファイル名と見なします。
次に例を示します。
declare MyFile stream output; export DD_MYFILE=/datapath/mydata.dat
/datapath/mydata.dat は HFS ファイルを参照します。 ファイル名は完全修飾されています。
export DD_MYFILE=./mydata.dat
./mydata.dat は、現行ディレクトリーにある HFS ファイルを参照します。
export DD_MYFILE=mydata.dat
mydata.dat は MVS データ・セットを参照します。
IBM のメインフレーム環境に詳しい方は、この環境変数は以下のものと同様と考えることができます。
DD_DDNAME 環境変数を併用した構文およびオプションの 詳細については、DD_DDNAME 環境変数の使用による特性の指定を参照してください。
z/OS UNIX 環境では、バッチ環境よりも多くの可変長 HFS ファイル・タイプがサポートされます。この環境では、PL/I は HFS ファイルの扱いを以下のように決定します。