動的アクセスの場合は、FILE-CONTROL 段落で ACCESS IS DYNAMIC をコーディングします。
動的アクセスでは、同じプログラム内での順次アクセスとランダム・アクセスの混在がサポートされています。動的アクセスでは、順次処理とランダム処理の両方を実行する 1 つの COBOL ファイル定義を使用することで、あるレコードへは順次にアクセスし、別のレコードへはキーによってアクセスすることができます。
例えば、従業員レコードの索引付きファイルがあり、従業員の時間給がレコード・キーを形成しているものとします。また、プログラムでは、時間給が $12.00 から $18.00 の従業員と、時間給が $25.00 以上の従業員について処理するものとします。この情報にアクセスするには、1200 のキーに基づいて (ランダム検索 READ を使用して) 最初のレコードをランダムに検索します。次に、給与フィールドが 1800 を超えるまで、(READ NEXT を使用して) 順次読み取りを行います。今度は 2500 のキーに基づいて、ランダム読み取りに切り替えます。このランダム読み取りの後、ファイルの終わりに到達するまで、順次読み取りを行います。