CURRENCY SIGN 節は、PICTURE 文字ストリングに通貨記号 が含まれている数字編集データ項目に影響します。通貨記号は通貨符号値 を表します。これは、以下のようになります。
一般に通貨符号値は、データ項目に保管される通貨単位を示します。 例えば、「$」、「EUR」、「CHF」、「JPY」、「HK$」、「HKD」、または X'9F' (ph conref="lrsymbols.dita#lrm/euro"> (ユーロ通貨記号) 用の一部の EBCDIC コード・ページの中の 16 進コード・ポイント)。ユーロ通貨の処理に関するプログラミング・テクニックについては、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。
CURRENCY SIGN 節は、通貨符号値、 および PICTURE 節でその通貨符号値を表すために使用する通貨記号を指定します。
SPECIAL-NAMES 段落には複数の CURRENCY SIGN 節を含めることができます。 各 CURRENCY SIGN 節ごとに違う通貨記号を指定することが必要です。 他のすべての PICTURE 節記号とは異なり、通貨記号は大/小文字が区別されます。例えば、'D' と 'd' は異なる通貨記号を指定します。
PICTURE SYMBOL 句が指定されていない場合、リテラル-6 は、以下のようになります。
PICTURE SYMBOL 句が指定されている場合、リテラル-6 は、以下のようになります。
リテラル-7 は 1 つの 1 バイト文字で構成される英数字リテラルでなければなりません。リテラル-7 を以下のものにすることはできません。
CURRENCY SIGN 節が指定されている場合、CURRENCY および NOCURRENCY コンパイラー・オプションは無視されます。 CURRENCY SIGN 節が指定されない場合に NOCURRENCY コンパイラー・オプションが有効であれば、デフォルトの通貨符号値および 通貨記号としてドル記号 ($) が使用されます。 CURRENCY および NOCURRENCY コンパイラー・オプションの詳細については、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。