SQL コンパイラー・オプションを使用すると、DB2 coprocessor 機能を使用可能にし、DB2 サブオプションを指定できるようになります。COBOL ソース・プログラムに SQL ステートメントが含まれており、それが DB2 プリコンパイラーで処理されていない場合には、SQL オプションを必ず指定しなければなりません。
SQL オプションの構文 .-NOSQL-----------------------------. >>-+-----------------------------------+----------------------->< '-SQL--+--------------------------+-' '-("DB2-suboption-string")-'
デフォルト: NOSQL
省略形: なし
SQL オプションを使用すると、DB2 コプロセッサーは、データベース要求モジュール (DBRM) を DD 名 DBRMLIB に書き込みます。DB2 がコンパイルするマシンで使用可能になっている必要があります
NOSQL オプションを指定した場合は、ソース・プログラム内で検出された SQL ステートメントは診断され、破棄されます。
DB2 サブオプションのストリングは、引用符または単一引用符を使用して区切ってください。
長いサブオプション・ストリングを、複数のサブオプション・ストリングに分割して、複数の CBL ステートメントに置くことができます。以下に例を示します。
//STEP1 EXEC IGYWC, . . .
// PARM.COBOL='SQL("string1")'
//COBOL.SYSIN DD *
CBL SQL("string2")
CBL SQL('string3')
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. DRIVER1.
. . .
それぞれの DB2 サブオプションは、指定された順に連結されます。そのため、上の例では、コンパイラーは次のサブオプション・ストリングを DB2 coprocessor に渡します。
"string1 string2 string3"
ここに示すように、連結されたストリングはシングル・スペースで区切られます。同じ DB2 オプションの複数インスタンスが見つかった場合は、各オプションで最後に指定されたものが使用されます。コンパイラーは、連結 DB2 サブオプション・ストリングの長さを 4K バイトに限定しています。
関連参照
矛盾するコンパイラー・オプション