Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

SKIP フォーマット項目

SKIP フォーマット項目は、新しい行を現在行として定義することを指定します。

構文図を読む構文図をスキップする>>-SKIP--+-----------------+-----------------------------------><
         '-(relative-line)-'
 
relative-line
式を指定します。この式は、このフォーマット項目が使用されるたびに計算され、 整数値 n に変換されます。 変換された値は、負の数であってはならず、また、32,768 未満でなければなりません。 PRINT ファイル以外のファイルのときは、この値はゼロより大きくなければ なりません。 この値がゼロであるか、または省略されていると、1 と見なされます。

新しい行は、現在行から n 行だけあとにある行になります。

n が 1 より大きい場合は、1 行または複数の行が入力時に無視されます。出力時には、1 行または複数のブランク行が挿入されます。

n は、PRINT ファイルに限り、ゼロであることがあります。この場合には、位置付けは、現在行の先頭になります。 前に印刷された文字に上重ね印刷されることがあります。

PRINT ファイルの場合、指定した relative-line が OPEN ステートメントの PAGESIZE オプションでセットされた限界 (またはデフォルトの限界) を超えていると、ENDPAGE 条件が起こります。

SKIP フォーマット項目が、ファイルのオープン後に最初に実行される項目である 場合は、最初のページの n 行目から出力が開始されます。 n がゼロまたは 1 である場合、最初のページの最初の行から出力が開始されます。

以下に例を示します。

  get file(In) edit(Man,Overtime)
       (skip(1), A(6), COL(60), F(4,2));

このステートメントは、ファイル In に関連付けられているデータ・セットを 新しい行に位置づけます。 その行の最初の 6 文字が Man に割り当てられ、60 桁目から 始まる 4 文字が Overtime に割り当てられます。


Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)