Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

Enterprise PL/I V3R7 からの移行

V3R8 コンパイラーは、V3R7 コンパイラーと同様に、PDSE にインストールする必要があります。 また、(これも V3R7 コンパイラーと同様ですが) LE ランタイム・オプション XPLINK は、コンパイラーの呼び出し時に常にオンにする必要があります。 IBMZPLI を使用してバッチで、または pli コマンドを使用して Unix System Servies でコンパイラーを呼び出した場合は、 コンパイラー自体によって XPLINK(ON) で確実に実行されます。 ただし、それ以外の方法でコンパイラーを呼び出す場合は、ユーザーが XPLINK(ON) を確実に有効にする必要があります。

CMPAT の新しい V3 サブオプションのため、Enterprise PL/I V3R8 コンパイラーによって生成されたメッセージ挿入の一部は、 タイプが FIXED BIN(63) の 8 バイト整数になります。 この変更は、コンパイラーの EXIT オプションによって呼び出されるユーザー独自のルーチンを記述していない限り、影響はありません。 この場合、メッセージ挿入の可能なタイプの SELECT ステートメントがある場合は、恐らく、その SELECT ステートメントに新しい WHEN 節を追加する必要があります。

Enterprise PL/I V3R8 には、新しいオプションと、古いオプションで新しいサブオプションを持つものがいくつかありますが、 これらの新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用すれば、 コンパイラーは Enterprise PL/I V3R7 (または V3R3 または V3R4 または V3R5 または V3R6) コンパイラーが生成したコードと互換性のある実行可能コードを生成します。

したがって、上記の注意により、デフォルト・オプションを使用すれば、V3R7 でコンパイルしたコードと V3R8 でコンパイルしたコードを自由に混合することができます。 そのため、V3R7 (または V3R6 または V3R5 または V3R4 または V3R3) から V3R8 に移行する場合、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

V3R2 から V3R8 に移行する場合であっても、前の節の BACKREG、BIFPREC、および EXTRN オプションに関する注意事項に留意すれば、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

また、「プログラミング・ガイド」で記述されているように、V3R8 には新しいオプションおよび古いオプションに追加されたサブオプションが導入されましたが、 そのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは V3R8 以前のコンパイラー下で生成されたコードと同じコードを生成します。 新しいオプション

新しいサブオプションを持つオプション

要約すると、これらのオプションに対する変更は次のとおりです。

また、V3R8 コンパイラーでは、SCHEDULER オプションのサポートが除去されました。

V3R7 では、以下の組み込み関数の資料が除去され、V3R8 ではこれらの組み込み関数自体がサポートされなくなりました。


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