この例では、プログラムの実行前に環境変数を設定することにより、同じ COBOL プログラムを使用してさまざまなファイルに アクセスする場合を示します。
次の SELECT 文節が含まれる COBOL プログラムを考えてみてください。
SELECT MASTER ASSIGN TO MASTERA
プログラムは、そのプログラム内の MASTER というファイルを 使用して、checking または savings ファイルにアクセスするものとします。これを行うには、プログラムの実行前に次の 2 つのうち該当する方のステートメントを使用して、MASTERA 環境変数を 設定します。なお、次のステートメントでは、checking および savings ファイルが d:¥accounts ディレクトリーにあることを前提としています。
set MASTERA=d:\accounts\checking set MASTERA=d:\accounts\savings
ソースを変更または再コンパイルしなくても、同じプログラムを使用して、 プログラム内の MASTER というファイルとして checking または savings ファイルのどちらにでもアクセスすることができます。