この節では、DBCS を使用しての PL/I 言語エレメントの作成方法に関する 補足情報を提供します。 この節における言語エレメントの定義および一般的な使用規則は、SBCS ステートメント・エレメントの 対応する節に記載されています。
DBCS を使用してコード化できる言語エレメント、規則の説明、および使用 法の例を以下にリストします。
dcl Eof /* in SBCS, is the same as */ dcl <.E.o.f> /* this in DBCS. */ dcl <kkkk>X /* these are all the same, where */ dcl <kkkk.X> /* kk is a valid */ dcl <kkkk>x /* DBCS character */ dcl <kkkk.x> /* */
/* comment */ /* all SBCS */ /* <.T.y.p.ekk> */ /* DBCS text */
コメント区切り文字を SBCS で指定しておく必要があります。
ストリングが SBCS 引用符で囲まれている場合は、M 接尾部のあるストリングで終了する必要はありません。
引用符に囲まれた DBCS データは SBCS に変換されません。そのデータおよびシフト・コードは、ストリングの内部表記にそのままで保管されます。
'<.a.b.c>'M '<.I.B.M.'.S>'M '<.I.B.M>''<.S>'M 'IBM<kk>'M
'<.a.b.c>'G /* 6 byte graphic constant */ '<.I.B.M.'.S>'G /* 10 byte graphic constant .I.B.M.'.S */G リテラルは、前後を DBCS 引用符で囲んで指定でき、またその場合は G 自体を DBCS で指定することもできます。そのため、以下はすべて同等です。
'<.a.b.c>'G <.'.a.b.c.'>G <.'.a.b.c.'.G>