Rational Developer for System z バージョン 7.6

付録E. リモート・デバッグ・モードでのデバッグの注意点

Debug Tool は、ワークステーションにインストールされたリモート・デバッガーに TCP/IP で 接続することにより、リモート・デバッグ・モードで実行できます。 次のリモート・デバッガーを使用できます。

TCPIP& または VADTCPIP& サブオプションを指定するとき、デフォルトのポート番号が変更されている場合には、リモート・デバッガーがデバッグ・セッションを listen するために使用するポート番号を指定する必要があります。リモート・デバッガーは、8001 をデフォルトのポート番号として使用します。

リモート・デバッグ・モードを使用するときには、次のエラーが発生する可能性を考慮してください。

最適化された COBOL プログラムでの変数のモニターに関するヒント

リモート・デバッガーを始動し、最適化された COBOL プログラムを開始した後に、次のステップを実行してください。

  1. Step Into」ボタンを使用してプログラムにステップイントゥします。
  2. 変数をモニターします。変数の名前および現行値がモニター・ウィンドウに表示されます。
  3. モニター中の変数の値を変更するステートメントまでプログラムをステップスルーします。 そのステートメントを実行しようとすると、 「Debugger Message」ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
    Error occurred: EQA2421E The assignment was not performed because
     the assigned value might not be used by the program,
    due to optimization.
  4. 「Command Log」ウィンドウの入力行に、SET WARNING OFF コマンドを入力します。「Command Log」ウィンドウに、SET WARNING OFF コマンドを受け取ったことを示すメッセージが表示されます。
  5. ステートメントをステップスルーします。「Debugger Message」ウィンドウに次のメッセージが表示されます。
    Error occurred: EQA2420W The assignment was performed but the assigned value
     might not be used by the program, due to optimization.
    モニター中の変数の新しい値が、 「Monitors」ウィンドウに表示されます。

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