データ項目の計算および置換 (INSPECT)
INSPECT ステートメントを使用して、データ項目内の文字または文字グループを検査し、必要に応じてそれらを置換します。
INSPECT ステートメントを使用して以下のタスクを行います。
- データ項目内に特定文字が現れる回数をカウント
します (TALLYING 句)。
- データ項目またはデータ項目内の選択部分に、指定された文字 (スペース、アスタリスク、またはゼロなど) を充てんします (REPLACING 句)。
- データ項目内に特定文字または文字ストリングがあればそれらすべてを、指定された置換文字に変換します (CONVERTING 句)。
検査する項目として、以下のデータ項目の 1 つを指定できます。
- USAGE DISPLAY、USAGE DISPLAY-1、または USAGE NATIONAL として明示的または暗黙的に記述された基本項目
- 英数字グループ項目または国別グループ項目
検査する項目に何が指定されているかによって次のような違いが生じます。
- USAGE DISPLAY が指定されている場合、ステートメント内のそれぞれの ID は (TALLYING カウント・フィールドを除いて) USAGE DISPLAY が指定されている必要があり、ステートメント内のそれぞれの
リテラルは英数字でなければなりません。
- USAGE NATIONAL が指定されている場合、ステートメント内のそれぞれの ID は (TALLYING カウント・フィールドを除いて) USAGE NATIONAL が指定されている必要があり、ステートメント内のそれぞれのリテラルは国別でなければなりません。
- USAGE DISPLAY-1 が指定されている場合、ステートメント内のそれぞれの ID は (TALLYING カウント・フィールドを除いて) USAGE DISPLAY-1 が指定されている必要があり、ステートメント内のそれぞれのリテラルは DBCS リテラルでなければなりません。
例: INSPECT ステートメント
関連概念
Unicode および言語文字のエンコード
関連参照
INSPECT ステートメント
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
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