Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


マルチスレッド化によるファイル・アクセスのシリアライズ

自動シリアライゼーションの利点を最大に活用し、固有のシリアライゼーション・ロジックの明示的書き込みを避けるには、スレッド化プログラム内の ファイルにアクセスするときに、推奨されるいずれかのファイル編成および使用パターンを使用します。

以下のいずれかのファイル編成を使用する。

入力に次のパターンを使用します。

  OPEN INPUT fn
  . . .
  READ fn INTO local-storage-item
  . . .
* Process the record from the local-storage item
  . . .
  CLOSE fn  

出力に次のパターンを使用します。

  OPEN OUTPUT fn
  . . .
* Construct output record in local-storage item
  . . .
  WRITE rec FROM local-storage-item
  . . .
  CLOSE fn

他の使用パターンの場合には、以下のアクションのいずれかを 実行します。

複数のスレッドからファイルにアクセスする際にシリアライゼーション問題の発生を避けるには、LOCAL-STORAGE SECTION で、ファイルに関連付けられた データ項目 (ファイル状況データ項目やキー引数) を定義します。

例: マルチスレッド化によるファイル入出力の使用パターン


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