次の宣言について考えてみましょう。
declare List fixed decimal(3) dimension(8);
List は、8 つのエレメントからなる 1 次元の配列であり、 それぞれ 3 桁の 10 進固定小数点エレメントであると宣言されています。 List の 1 つの次元は、境界値として 1 と 8 を持ち、 エクステントは 8 です。
以下に例を示します。
declare Table (4,2) fixed dec (3);
Table は、8 つの 10 進固定小数点エレメントからなる 2 次元の 配列であると宣言されています。 Table の 2 つの次元は、1 と 4 および 1 と 2 の境界値を持ち、 エクステントは 4 と 2 です。
その他の例を示します。
declare List_A dimension(4:11); declare List_B (-4:3);
最初の例では、境界は 4 と 11 で、2 番目の例では -4 と 3 です。どちらの場合も下限から上限までに整数が 8 つあるので、 両者のエクステントは同じです。
複数の配列を使って配列データを処理する場合は (配列式を参照)、単に エクステントだけでなく、両者の境界が同じでなければなりません。 前述の List、 List_A、 List_B は、すべてエクステントは同じですが、 境界が異なっています。