Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

入り口データ

入り口データは、入り口定数または入り口変数の値です。

入り口定数は、 PROCEDURE または ENTRY ステートメントに接頭部として付けられた名前、 または VARIABLE 属性ではなく ENTRY 属性で宣言された名前です。 これは、入り口変数に割り当てられます。 以下の例では、PE1、および E2 が入り口定数です。 Ev は入り口変数です。

  P:  procedure;
      declare Ev entry variable,
       (E1,E2) entry;

 
  Ev = E1;
  call Ev;
  Ev = E2;
  call Ev;

最初の CALL ステートメントは、エントリー・ポイント E1 を呼び出します。 2 番目の CALL はエントリー・ポイント E2 を呼び出します。

以下の例では、添え字のついた入り口変数の F(5) を宣言しています。

ABCD、 および E という 5 つの入り口は XY、 および Z というパラメーターを使用してそれぞれ呼び出されます。

  declare (A,B,C,D,E) entry,
  declare F(5) entry variable initial (A,B,C,D,E);
  do I = 1 to 5;
    call F(I) (X,Y,Z);
  end;

内部プロシージャーのエントリー・ポイントである入り口定数が 入り口変数に割り当てられるときに、 入り口定数が内部にあったブロックがアクティブのままである間は、 割り当てられた値は有効なままです (再帰的プロシージャーの場合は、現行のままです)。


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