ARITH は、整数にコーディングできる最大桁数、および固定小数点の中間結果で使用される桁数に影響を与えます。

ARITH オプションの構文
.-COMPAT-.
>>-ARITH(-+-EXTEND-+-)-----------------------------------------><
デフォルト: ARITH(COMPAT)
省略形: AR(C)、AR(E)
ARITH(EXTEND) を指定すると、次のようになります。
- パック 10 進数、外部 10 進数、 および数字編集のデータ項目の PICTURE 節で指定できる桁位置の最大数が、18 から 31 へ引き上げられます。
- 固定小数点数値リテラルに指定できる桁数の最大数が、18 から 31 に上がります。以下の場所を含め、数値リテラルが現在許可されているところであればどこでも、長精度の数値リテラルを使用することができます。
- PROCEDURE DIVISION ステートメントのオペランド
- VALUE 節 (長精度 PICTURE を含む数値データ項目に関する)
- 条件名の値 (長精度 PICTURE を含む数値データ項目に関する)
- NUMVAL および NUMVAL-C への引数の中で指定できる桁数の最大数が、18 から 31 に上がります。
- FACTORIAL 関数への整数引数の最大値は、29 です。
- 算術ステートメントの中間結果は、拡張モード を使用します。
ARITH(COMPAT) を指定すると、次のようになります。
- パック 10 進数、外部 10 進数、 および数字編集のデータ項目の PICTURE 節の桁位置の最大数は 18 です。
- 固定小数点数値リテラルに指定できる桁数の最大数は、18 です。
- NUMVAL および NUMVAL-C への引数の中で指定できる桁数の最大数は、18 です。
- FACTORIAL 関数への整数引数の最大値は、28 です。
- 算術ステートメントの中間結果は、互換モード を使用します。