Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


z/OS のもとでのコンパイラー・オプションの指定

コンパイラーは、デフォルトのコンパイラー・オプションを使用してインストールされます。 コンパイラーのインストール時に、システム・プログラマーは、例えば、パフォーマンスの向上やある程度の標準の維持を確実に行うために、 コンパイラー・オプションの設定を固定することができます。固定されたコンパイラー・オプションはオーバーライドできません。

固定されていないオプションについては、以下のいずれかの方法でコンパイラー・オプションを指定して、デフォルト設定をオーバーライドすることができます。

コンパイラーは、以下の優先順位で高位から下位へ、オプションを認識します。

  1. 設置場所で固定されているインストール先デフォルト
  2. バッチ内の最初のプログラムで有効にされた BUFSIZELIBOUTDDSIZE、および SQL コンパイラー・オプションの値
  3. IDENTIFICATION DIVISION の前に置かれた PROCESS (または CBL) ステートメント
  4. コンパイラー呼び出しで指定されたオプション (JCL PARM パラメーターまたは TSO CALL コマンド)
  5. 固定されていないインストール先デフォルト

この優先順位の順序は、対立するオプションまたは互いに排他的なオプションが指定されたときにどのオプションが有効かも決定します。

SYSOPTF データ・セットのオプションの優先順位は、OPTFILE コンパイラー・オプションを指定した場所に依存します。 例えば、PROCESS ステートメントで OPTFILE を指定した場合、SYSOPTF オプションによってコンパイラーの呼び出し時に指定したオプションが置き換えられます。 詳細については、OPTFILE オプションに関する下の関連参照を参照してください。

大部分のオプションは対になっているため、いずれか一方を選択します。例えば、相互参照リストのオプションの対は XREF|NOXREF です。 相互参照リストが必要な場合は、XREF を指定します。そうでない場合には、NOXREF を指定します。

サブパラメーターがあるオプションもあります。例えば、リストで 1 ページ当たり 44 行が必要な場合には、LINECOUNT(44) と指定します。


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