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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


DBCS リテラルの使用

DBCS リテラルを表すには、接頭部 N または G を使用できます。

すなわち、次のいずれかの方法で DBCS リテラルを指定できます。

APOST または QUOTE コンパイラー・オプションの設定にかかわりなく、引用符 () または単一引用符 (') を DBCS リテラルの区切り文字として使用できます。 DBCS リテラルに対して、同じ開始区切り文字と終了区切り文字をコーディングする必要があります。

SOSI コンパイラー・オプションが有効な場合、シフトアウト (SO) 制御文字 X'1E' は開始区切り文字の直後に続けなければなりません。 シフトイン (SI) 制御文字 X'1F' は終了区切り文字の直前に来るようにする必要があります。

DBCS リテラルのほかにも、英数字リテラルを使用して、サポートされるコード・ページの 1 つの任意の文字を指定できます。 ただし、SOSI コンパイラー・オプションが 有効な場合、英数字リテラルに含まれる DBCS 文字のストリングは、SO および SI 文字で区切る必要があります。

マルチバイト文字を含んでいる英数字リテラルを継続させることはできません。 さらに DBCS リテラルの長さは、B 領域の単一ソース行で使用可能なスペースによって限定されます。したがって、DBCS リテラルの最大長は 28 個の 2 バイト文字です。

マルチバイト文字を含んでいる英数字リテラルはバイトごとに、すなわち 1 バイト文字に適したセマンティクスによって処理されます。 ただし、例えば、国別データ項目への割り当てや国別データ項目との 比較のように、明示的または暗黙的に国別データ表現に変換された場合は、そのような仕方で処理されません。

関連タスク
DBCS リテラルの比較
表意定数の使用

関連参照
NSYMBOL
QUOTE/APOST
SOSI
DBCS リテラル (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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