Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

基本的な繰り返しの例

次の例では、DO グループは 10 回実行され、 参照 I は 1 から 10 までの範囲を値にとります。

  do I = 1 to 10;

·
·
·
end;

DO および END ステートメントを使用すると、 次のように書く場合と同等の結果になります。

    I = 1;
  A: if I > 10 then go to B;

·
·
·
I = I +1; go to A; B: next statement

以下の DO ステートメントは DO グループを、3 回実行します。 Name'Tom''Dick'、 および 'Harry' をそれぞれ割り当てる度に 1 回です。

  do Name = 'Tom', 'Dick', 'Harry';

以下のステートメントは、DO グループを 13 回実行することを指定します。 I の値を 1 から 10 に等しくして 10 回、また I の 値を 13 から 15 に等しくして 3 回です。

  do I = 1 to 10, 13 to 15;

参照を添え字として使用した反復

DO ステートメントの参照は、DO グループ内のステートメントで添え字として 使用することができます。そのため、各実行では、表または配列の連続する エレメントを処理します。

次の例では、 A の最初の 10 個のエレメントは、順次 1 から 10 にセットされます。

  do I = 1 to 10;
     A(I) = I;
  end;

TO および BY を使用した反復

次の例では、DO グループを 5 回実行することを指定しています。 I の値は、2、4、6、8、10 となります。

  do I = 2 to 10 by 2;

参照の値を減らしていく場合は、BY オプションを使用しなければなりません。 例えば、次の例は、I が 10、8、6、4、2、0、-2 の値で実行されます。

  do I = 10 to -2 by -2;

次の例では、I が 1、3、5 値で DO グループが実行されます。

  I=2;
  do I=1 to I+3 by I;

·
·
·
end;

前述の例は、次のように書く場合と同等の結果になります。

  do I=1 to 5 by 2;

·
·
·
end;

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