Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

MPSTR

MPSTR は、論理境界でストリングを切り捨て、混合文字ストリングを戻します。 例えば、MPSTR は、2 バイト文字をバイト間では切り捨てません。 戻されるストリングの長さは、式 x の長さ、または y で指定された値と等しくなります。 ストリングの処理は、式 r で選択された規則によって次のように判別されます。

構文図を読む構文図をスキップする>>-MPSTR(x,r-+----+-)------------------------------------------><
             '-,y-'
 
x
文字ストリングの結果が出る式。 必要な場合には、x の値は文字に変換されます。
r
1 文字の結果が出る式。 式は GRAPHIC であることはできません。必要な場合には、文字に変換されます。

r は、ストリングの処理に使われる規則を指定します。 r で使われる文字およびその規則を次に示します。

V または v
混合ストリング x を検証し、混合ストリングを戻します。
S または s
ヌル DBCS ストリングを除去して新しいストリングを作成し、混合ストリングを戻します。

V および S の両方が指定される場合は、順番が指定された順番に関係なく、V は S より優先されます。

V を指定せずに S が指定された場合は、ストリング x は有効なストリングであると想定されます。 ストリングが無効の場合は、結果は不定になります。

注:
Intel および AIX では、パラメーター r は無視されます。
y
式。 必要な場合には、y は、実数の固定小数点の 2 進数の値に変換され ます。 y が省略される場合は、長さはタイプ変換の規則によって決められます。 y の値は、負であってはいけません。 y = 0 の場合は、結果はヌル文字ストリングです。 yx を入れるのに必要な長さより大きい場合は、結 果はブランクで埋められます。 yx を入れるのに必要な長さより小さい場合は、結果は右から 超過した文字を廃棄する (SBCS 文字の場合) か、必要な DBCS 文字 (2 バイト一組) を廃棄して切り捨てます。

Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)