Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


DELETE ステートメント

DELETE ステートメントは拡張ソース・ライブラリー・ステートメントです。このステートメントは、BASIS ステートメントによって挿入されたソース・プログラムから COBOL ステートメントを取り除きます。

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   '-シーケンス番号---'                                     

シーケンス番号
これはオプションであり、 使用する場合には第 1 から 6 桁に記入し、後にスペースを 1 つ付けます。 このフィールドの内容は、無視されます。
DELETE
これは、第 1 から 72 桁のどこにでも記述できます。 キーワード DELETE の後には、スペースとシーケンス番号フィールドを続ける必要があります。このステートメントの中に他のテキストを入れないでください。
シーケンス番号フィールド
それぞれの番号は、BASIS ソース・プログラムの中にあるシーケンス番号 と一致している必要があります。このシーケンス番号 は、プログラマーが COBOL コーディング用紙の 1 から 6 桁に記入した 6 桁の番号です。INSERT ステートメントまたは DELETE ステートメントのシーケンス番号フィールド の中で参照する番号は、数字の昇順で指定しなければなりません。

シーケンス番号フィールド は、次のうちのいずれか 1 つでなければなりません。

  • 1 つの番号
  • 複数の番号
  • 1 つの番号範囲 (範囲の両端の番号をハイフンによって分けて示したもの)
  • 複数の番号の範囲
  • 番号 (1 つ以上) と番号の範囲 (1 つ以上) の組み合わせ

シーケンス番号フィールド の中の各項目は、 コンマとその後につけるスペースによって、前の項目と区切る必要があります。以下に例を示します。

000250 DELETE  000010-000050, 000400, 000450

DELETE ステートメントの後にソース・プログラム・ステートメントを続けることができます。 それらのソース・プログラム・ステートメントは、 BASIS ソース・プログラムの中の、 削除されるステートメントの最後のものの後にあるステートメントの前に挿入されます (すなわち、 上記の例では削除されるステートメント 000450 の次にあるステートメントの前に挿入されます)。

DELETE ステートメントが 12 桁目またはそれ以降の桁から指定されており、有効なシーケンス番号フィールド がキーワード DELETE の後になければ、 コンパイラーはこの DELETE ステートメントを COBOL の DELETE ステートメントと見なします。

使用上の注意: INSERT ステートメントや DELETE ステートメントが、 BASIS ステートメントによって提供される COBOL ソース・プログラムを修正するために使用される場合、 COBOL ソース・プログラムのシーケンス・フィールドには、シーケンス番号が昇順で入っていなければなりません。 ただし、ソース・ファイルは変更されないままです。 これらのシーケンス番号を参照する INSERT ステートメントや DELETE ステートメントは、 シーケンス番号の数字が昇順で順番になっていなければなりません。


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