Rational Developer for System z バージョン 7.6

DB2 プログラムのデバッグ

SQL ステートメントを含むプログラムをデバッグする場合、以下の動きに注意してください。

以下のトピックでは、Debug Tool を使用して、DB2 プログラムをデバッグするためのステップを説明します。

ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。

バッチ・モードでの DB2 プログラムのデバッグ

バッチ・モードで Debug Tool を使用してプログラムをデバッグする場合には、以下のステップに従ってください。

  1. Debug Tool モジュールが、STEPLIB によるか、または LINKLIB によって 使用可能になっていることを確認してください。
  2. DD ステートメントにより、すべてのデータ・セット (例: ログ・ファイル、優先ファイル、リスト・ファイルなど) を定義します。
  3. コマンド入力ファイルにデバッグ・コマンドを指定します。
  4. TSO バッチ機能を使用してユーザーのプログラムを実行します。

ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。

フルスクリーン・モードでの DB2 プログラムのデバッグ

フルスクリーン・モードでは、テスト中に出すデバッグ・コマンドを、デバッグ時に決めることができます。

Debug Tool セットアップ・ユーティリティー (DTSU) の使用

Debug Tool セットアップ・ユーティリティーは、Debug Tool Utilities から使用できます。

  1. TSO コマンドを使用するか、可能であれば ISPF パネル・オプションを使用して、DTSU を始動する。ISPF パネル・オプションが使用可能かどうかは、システム管理者に問い合わせてください。
  2. セットアップ・ファイルを作成する。必ず、「Initialize New setup file for DB2」フィールドを選択してください。
  3. すべてのフィールドに適切な情報を入力する。「DSN command options」フィールド、および「RUN command options」フィールドには、必ず適切なコマンドを入力してください。
  4. RUN コマンドを入力して、DB2 プログラムを実行する。

TSO コマンドの使用

  1. CLIST または REXX EXEC を使用して、すべてのデータ・セットの割り振りが 済んでいることを確認してください。
  2. DSN コマンドを出して、DB2 を始動します。
  3. RUN サブコマンドを出してユーザー・プログラムを実行します。TEST ランタイム・オプションを、RUN サブコマンドのパラメーターとして指定できます。 COBOL プログラムの場合の例を次に示します。
    RUN PROG(progname) PLAN(planname) LIB('user.library')
        PARMS('/TEST(,*,;,*)')

TSO/Call Access Facility (CAF) の使用

  1. CAF 言語インターフェース・モジュール DSNALI とユーザー・プログラムを リンク・エディットしてください。
  2. Debug Tool およびユーザー・プログラムが必要とするデータ・セットが、CLIST または REXX プロシージャーを使用して割り振られていることを確認してください。
  3. TSO CALL コマンド、CALL 'user.library(プログラム名)' を入力し、プログラムを始動します。TEST ランタイム・オプションを、このコマンドのパラメーターとして含めてください。

Debug Tool の端末インターフェース・マネージャーを使用せずに、フルスクリーン・モード (VTAM 端末) の中で

  1. TEST ランタイム・オプションの一部として、MFI%LU_name パラメーターを指定します。
  2. TSO またはバッチ・モードのいずれかで、DB2 プログラムをデバッグする際の、その他の要件に従ってください。

Debug Tool の端末インターフェース・マネージャーを使用して、フルスクリーン・モード (VTAM 端末) の中で

  1. TEST ランタイム・オプションの一部として、VTAM%userid パラメーターを指定します。
  2. TSO またはバッチ・モードのいずれかで、DB2 プログラムをデバッグする際の、その他の要件に従ってください。

プログラムの実行開始後は、必要な Debug Tool コマンドで指令してデバッグを 進めてください。

注:
Debug Tool を起動してもソースが表示されない場合は、リスト・ファイルまたはソース・ファイルの名前が、MVS ライブラリー名と一致しているかどうか、およびその MVS ライブラリーに対して少なくとも読み取りアクセス権があるかどうかを、確認してください。

ここで述べた内容に関して詳しくは、以下のトピックを参照してください。


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