Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

A フォーマット項目

文字 (A) フォーマット項目は、文字値の表記を記述するものです。

構文図を読む構文図をスキップする>>-A--+---------------+----------------------------------------><
      '-(field-width)-'
 
field-width
データ・ストリーム中で、そのストリングが入っている (または、これから入る) 文字桁の数を指定します。 この式は、このフォーマット項目が使用されるたびに計算され、整数値 (負であってはならない) に変換されます。

GET EDIT ステートメントで長さを指定せずに A フォーマット項目を指定すると、 コンパイラーから警告メッセージが発行され、その項目は L フォーマット項目として 扱われます (エラー・メッセージが発行され、長さ 1 が割り当てられるのではありません)。

入力の場合は、指定した文字数がデータ・ストリームから取り出され、 データ・リスト項目に割り当てられます (必要に応じて、変換、切り捨て、または埋め込みが行われます)。 入力の場合、フィールド幅を必ず指定しなければなりません。フィールド幅がゼロのときは、ストリングはヌル・ストリングになります。 ストリーム中の引用符は、ストリング内の文字と見なされます。

次の例を考えてみてください。

  get file (Infile) edit (Item) (A(20));

この GET ステートメントは、Infile 内にある次の 20 文字を Item に割り当てます。 この値は、フォーマット項目 A(20) で指定された文字表記から、 Item 用に宣言された属性によって指定される表記に変換されます。

出力の場合は、データ・リスト項目が必要に応じて文字ストリングに変換され、指定の フィールド幅に合わせて、切り捨てまたはブランクの追加が右側で行われた あと、データ・ストリーム中に書き出されます。 フィールド幅がゼロのときは、データ・ストリーム中になにも書き出されません。 ストリングを囲むための引用符が挿入されることはなく、ストリング内の引用符も二重にされません。 フィールド幅を省略すると、データ・リスト項目の文字ストリングの長さに 等しい幅が (必要に応じて、データ変換に示した規則に 従って変換後に) 想定されます。


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