Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


COBOL および Java での相互運用可能なデータ型のコー ディング

Java との通信時には、COBOL プログラムは、特定のデータ型しか使用できません。

表 1. COBOL および Java で相互運用可能なデータ型
Java の基本データ型 対応する COBOL データ型
boolean1 PIC X の後に以下の形式とまったく同じ 2 つの条件名を記述する。
level-number data-name PIC X.
88           data-name-false value X'00'.
88           data-name-true  value X'01' through X'FF'.
byte1 1 バイト英数字: PIC X または PIC A
short USAGE BINARYCOMPCOMP-4、または COMP-5、形式 S9(n)PICTURE 節付き。ここで、1<=n<=4
int USAGE BINARYCOMPCOMP-4、または COMP-5、形式 S9(n)PICTURE 節付き。ここで、5<=n<=9
long USAGE BINARYCOMPCOMP-4、または COMP-5、形式 S9(n)PICTURE 節。ここで、10<=n<=18
float2 USAGE COMP-1
double2 USAGE COMP-2
char 1 文字基本国別: PIC N USAGE NATIONAL. (国別グループは不可です。)
クラス型 (オブジェクト参照) USAGE OBJECT REFERENCE class-name
  1. boolean 型と byte 型はいずれも PIC X に対応しているため、この 2 つは区別する必要があります。 PIC X は、前述の 2 つの条件名を指定して引数またはパラメーターを定義した場合にのみ、boolean 型として解釈されます。それ以外の場合、PIC X データ項目は、Java の byte 型として解釈されます。
  2. Java 浮動小数点データは、IEEE 浮動小数点として表現されます。Enterprise COBOLただし、16 進浮動小数点表記を使用します。 INVOKE ステートメントを使用して浮動小数点引数を渡すとき、 または、浮動小数点データを Java メソッドから受け取るとき、引数およびデータは必要に応じて、自動的に変換されます。

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