Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


CHAR

CHAR は、USAGE DISPLAY および USAGE DISPLAY-1 データ項目の表記および実行時の処置に影響を与えます。

CHAR オプションの構文
構文図を読む構文図をスキップする         .-NATIVE-.    
>>-CHAR(-+-EBCDIC-+-)------------------------------------------><
         '-S390---'    
 

デフォルト: CHAR(NATIVE)

省略形: なし

プラットフォームのネイティブの文字表現 (ネイティブの形式) を使用するには、CHAR(NATIVE) を指定します。 COBOL for Windows の場合、ネイティブ形式は、実行時に有効なロケールによって示されるコード・ページによって定義されます。コード・ページは、単一バイト ASCII コード・ページまたは ASCII DBCS コード・ページです。

CHAR(EBCDIC)CHAR(S390) は同義です。これらは、DISPLAY および DISPLAY-1 データ項目が zSeries の文字表現 (つまり EBCDIC) であることを示します。

ただし、USAGE 文節の NATIVE 句で 定義された DISPLAY および DISPLAY-1 データ項目は、CHAR(EBCDIC) オプションの影響を受けません。 これらは常にプラットフォームのネイティブ形式で格納されます。

CHAR(EBCDIC) コンパイラー・オプションは、実行時の処理に次のような影響を及ぼします。

16 進数リテラルが文字データに割り当てられるか、文字データと比較される場合は、16 進数リテラルが EBCDIC 文字を表すものと想定されます。例えば、X'C1' は、値 'A' を持つ英数字項目と等しくなります。

表意定数 HIGH-VALUE または HIGH-VALUESLOW-VALUE または LOW-VALUESSPACE または SPACESZERO または ZEROS、 および QUOTE または QUOTES は論理的に、EBCDIC で エンコードされたデータ項目の割り当てまたは比較を行うための EBCDIC 文字表現として扱われます。

非数値の DISPLAY 項目間の比較では、照合シーケンスとして、2 進数 (16 進数) 値に基づく 文字順序シーケンスが使用され、1 バイト文字の代替照合シーケンスが指定されている場合は、これによって変更されます。

関連タスク
ロケール付きのコード・ページの指定

関連参照
付録B. zSeries ホスト・データ形式についての考慮事項
COLLSEQ


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