Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

SYSPRINT の共用

相互に必要な APAR PK01919 (Enterprise PL/I) と PK016197 (PL/I for MVS & VM) によって出荷される機能拡張を使用すると、別プログラム・レベルおよび複数の別プログラム環境でも、SYSPRINT を Enterprise PL/I と PL/I for MVS & VM の間で共用することができます。

以下は、この共用 SYSPRINT がサポートする制限と範囲です。

共用 SYSPRINT のサポートに伴い、属性のオーバーライドが以下の点で変更されました。

マイグレーションを補助するために、APAR PK63659 で、新しい一時環境変数 PLI_SYSPRINT_ATTR_OVERRIDE が導入されました。 共用 SYSPRINT が変更される前と同じ動作を得るには、PARM パラメーターまたは PLIXOPT ストリングで、PLI_SYSPRINT_ATTR_OVERRIDE=YES を指定します。 これによって、SYSPRINT が TEMPORARY または NEW データ・セットに経路指定された場合に、属性のオーバーライドが許可されます。 なお、属性のオーバーライドは、SYSPRINT が既存の (0LD) データ・セットに経路指定された場合には許可されず、SYSPRINT が SYSOUT に経路指定された場合には常に許可されます。

また、この新規環境変数のサポートは単に一時的なものであるということにも注意してください。 LE 1.10Z 以降では、この環境変数は無視されます。 影響を受けるプログラムおよび JCL は変更する必要があり、変更しなければ UNDEFINEDFILE 条件が発生します。


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