DD ステートメントまたはデータ・セット・ラベルにコーディングされた固定ファイル属性と、SELECT 節および FD 項目でそのファイル用にコーディングされた属性が整合していない場合、プログラムの OPEN ステートメントが機能しないことがあります。
ファイル編成、レコード・フォーマット (固定長または可変長)、レコード長、またはコード・セットの属性が一致していないと、ファイル状況コードが 39 になり、OPEN ステートメントが失敗します。HFS のファイルについては、例外があります。すなわち、レコード形式およびレコード長が一致していなくても、HFS ではエラーとなりません。
一般的なファイル状況 39 の問題が起こらないようにするには、既存ファイルまたは新規ファイルの処理に関するガイドラインに従ってください。
DD または TSO ALLOCATE コマンドでファイルを使用可能にしていなかった場合でも、COBOL プログラムでファイルが作成されるように指定している 場合、Enterprise COBOL はファイルを動的に割り振ります。ファイルがオープンされるときには、プログラム内でコーディングされたファイル属性が使用されます。このため、ファイル属性の矛盾を心配する必要はありません。
JCL または環境変数内の情報は、データ・セット・ラベル内の情報をオーバーライドするので注意してください。
関連タスク
既存ファイルの処理
新規ファイルの処理
QSAM ファイルのオープン
関連参照
FILE SECTION 記入項目