Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


LINAGE 文節

LINAGE 文節は、論理ページの上下幅を行数で指定します。 オプションとして、さらにフッター域の開始行番号や、論理ページの上部マージンおよび下部マージンも指定できます (論理ページと物理ページは同じサイズであるとは限りません)。

LINAGE 文節は、OUTPUT または EXTEND としてオープンされている順次ファイルに対して有効です。ただし、RSD ファイルに対しては指定できません。

整数はすべて無符号でなければなりません。 データ名はすべて、無符号の整数データ項目として記述する必要があります。

データ名-5整数-8
ここには、この論理ページで書き込みまたは行送りができる行数を指定します。これらの行によって表されるページ域を、ページ本体 といいます。その値は 0 より大きくなければなりません。
WITH FOOTING AT
整数-9 またはデータ名-6 のデータ項目の値は、 ページ本体の中のフッター域の開始行番号を指定します。フッター域の行番号は、 0 より大きくかつページ本体の最終行番号以下の値でなければなりません。 フッター域はそれら 2 つの行の間に置かれます。
LINES AT TOP
整数-10 またはデータ名-7 のデータ項目の値は、 論理ページの上部マージンを行数で指定します。値として 0 も可能です。
LINES AT BOTTOM
整数-11 またはデータ名-8 のデータ項目の値は、 論理ページの下部マージンを行数で指定します。値として 0 も可能です。

以下の図に、LINAGE 文節の各句の使用法を示します。

説明の開始。この図は、LINAGE 文節とその句 LINES AT TOP、WITH FOOTING、および LINES AT BOTTOM に対応するページのセクションを示しています。説明の終わり。

詳細へのリンク。

LINAGE 文節で指定された論理ページ・サイズは、 FOOTING 句を除く各句で指定された値の合計です。 LINES AT TOP 句を省略した場合、上部マージンとしての前提値はゼロになります。同様に、 LINES AT BOTTOM 句を省略した場合、下部マージンとして前提値はゼロになります。各論理ページは、先行する論理ページの直後に置かれ、 両者の間には余分なスペースはありません。

FOOTING 句を省略した場合、前提値はページ本体の値に等しくなります (つまり整数-8 またはデータ名-5)。

OPEN OUTPUT ステートメントが実行される時点で、整数-8整数-9整数-10、および整数-11 の値が指定されていれば、これらの値を使用して、 このファイルの論理ページのページ本体、フッター域開始行、上部マージン、 下部マージンが決定されます。(上の図を参照。)プログラムが実行されている間、そのファイルに関して印刷されるすべての論理ページに対して、 これらの値が使用されます。

このファイルに対して OUTPUT 句を伴う OPEN ステートメントが実行される時点で、 最初の論理ページに関してのみ、データ名-5データ名-6データ名-7データ名-8 によって、ページ本体、フッター域の開始行、上部マージン、下部マージンが決定されます。

ADVANCING PAGE 句を伴う WRITE ステートメントが実行される時点で、 またはページ・オーバーフロー条件が発生した時点で、データ名-5データ-6データ名-7、およびデータ名-8 の値が指定されていれば、これらの値を指定して、次の論理ページのページ本体、フッター域の開始行、上部マージン、下部マージンが決定されます。

外部ファイル結合子がファイル記述項目に関連付けられている場合、そのファイル結合子に関連付けられた実行単位内のすべてのファイル記述項目は、 次のようになっていなければなりません。

外部ファイルの紙送り制御文字の動作については、ADVANCING 句を参照してください。

SD の下の LINAGE 文節は構文チェックされますが、プログラムの実行には何も影響しません。


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