Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


PASSWORD 節

PASSWORD 節は、ファイルへのアクセスを制御します。

データ名-6データ名-7
パスワード・データ項目。それぞれは、データ部の作業用ストレージ・セクションの中で、英字、英数字、または英数字編集カテゴリーのデータ項目として定義する必要があります。 最初の 8 文字はパスワードとして使用されます。 フィールドが満たない場合は 8 文字までブランクが埋め込まれます。各パスワード・データ項目は、外部的に定義されたものと同じでなければなりません。

PASSWORD 節を指定すると、オブジェクト時にこのファイルに対する有効なパスワードが PASSWORD データ項目に入っていない場合は、このファイルは正常にオープンできません。

フォーマット 1 の考慮事項

PASSWORD 節は、QSAM 順次ファイルでは無効です。

フォーマット 2 とフォーマット 3 の考慮事項

PASSWORD 節を指定する場合、この節は、 それが関連付けられている RECORD KEY データ名または ALTERNATE RECORD KEY データ名の直後になければなりません。

索引付きファイルにおいて、 そのファイルが VSAM に対してあらかじめ完全に定義されている場合は、 RECORD KEY のために PASSWORD データ項目に正しいパスワードが入っている限り、 ファイル作成時にそのファイルを正常にオープンできます。

その他の種類のファイル処理については (COBOL ランタイム・サブルーチンを通じて行われるファイル作成時の動的呼び出し処理を含め)、ファイルを正常にオープンするためには、そのファイルに対するすべての PASSWORD データ項目に有効なパスワードが入っていなければなりません。このことは、そのオブジェクト・プログラムの中でそのデータへのすべてのパスが使用されているかどうかとは無関係です。

外部ファイルの場合、データ名-6データ名-7 は、外部データ項目を参照していなければなりません。関連する各ファイル制御項目内の PASSWORD 節は、同じ外部データ項目を参照する必要があります。


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)