SELECT 節でコーディングした file-name は、COBOL プログラム全体にわたって定数として使用されますが、ファイルの名前を実行時に異なる実ファイルを関連付けることができます。
COBOL プログラム内の file-name を変更するには、入力ステートメントと出力ステートメントを変更し、プログラムを再コンパイルしなければなりません。 または、DD ステートメントの DSNAME 値または DSN または export の PATH 値を変更して、 実行時に異なるファイルを使用できます。
OPEN ステートメントの実行時に有効な 環境変数値が、COBOL ファイル名とシステム・ファイル名の関連付け (任意のパス指定を含む) に使用されます。
ASSIGN 節の assignment-name で使用する名前は、DD ステートメントの DD 名または export コマンドの環境変数と同じでなければなりません。
SELECT 節で使用する file-name (SELECT MASTER など) は、FD file-name 記入項目と同じでなければなりません。
2 つのファイルが SELECT 節でそれぞれ同じ ddname または環境変数名を使用することはできません。もし使用した場合、結果は予測できません。 例えば、DISPLAY の出力先が SYSOUT になっている場合、ファイルに対する SELECT 節で DD 名 または環境変数として SYSOUT を使用しないでください。