SIZE 条件は、あるデータ項目に割り当てられているサイズの値が、(この値がそ の項目が占有しているストレージの実際のサイズではない場合も) そのデータ項目の 宣言されている (またはデフォルトの) サイズを超えるときに起こります。 例えば、精度 (20) の固定小数点 2 進数項目は、ストレージではフルワードを 占有しますが、FIXED BINARY (20) を超える大きさの値をこの項目に 割り当てようとすると SIZE 条件が起こります。
SIZE 条件の検査が行われると、ストレージ・スペースと実行時間の両方の点でオーバ ーヘッドが必要です。したがって、この条件は主にプログラム・テストに使用 されます。 実稼働プログラムではこの条件を取り除くことができます。 テストと実稼働アプリケーション・プログラムについての詳細は、 「プログラミング・ガイド」を参照してください。
SIZE 条件と FIXEDOVERFLOW 条件は次の点で異なっています。FIXEDOVERFLOW 条件は、 計算された固定小数点値の値が、システムの許可する最大値を超えるときに起こります。 値を割り当てるとき、その値の計算で FIXEDOVERFLOW 条件が起こったか 否かには関係なく、SIZE 条件が起こる可能性があります。
SIZE 条件が起こったとき、この条件が割り込み禁止になっていると、プログラムはエラーになります。
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