RERUN 節は、チェックポイント・レコードを取ることを指定します。それぞれの句の制約事項に従っていれば、 2 つ以上の RERUN 節を指定することができます。
チェックポイント・データ・セット定義と、標準 COBOL 85 (Standard COBOL 85) に完全準拠するために必要なチェックポイント方式については、「Enterprise COBOL プログラミング・ガイド」を参照してください。
次の場合、RERUN 節を使用しないでください。
VSAM および QSAM の考慮事項:
RERUN 節で指名されたファイルは、 そのファイルが GLOBAL として定義されているものであっても、 同じプログラム内で I-O-CONTROL 段落として定義されたファイルでなければなりません。
QSAM ファイルの場合、割り当て名-1 のフォーマットは次のとおりです。
フォーマット: QSAM ファイル用割り当て名 >>-+------+--+----+--名前---------------------------------------->< '-ラベル--' '-S--'
QSAM ファイルは、磁気テープ装置または直接アクセス装置上になければなりません。 ASCII に関する考慮事項も参照してください。
SORT/MERGE の考慮事項:
I-O-CONTROL 段落の中で RERUN 節を指定する場合、 チェックポイント・レコードは、プログラム中の各 SORT ステートメントや MERGE ステートメントの実行中に ソート/マージ・プログラムによって決定される論理的な間隔で書き込まれます。RERUN 節を省略すると、チェックポイント・レコードは書き込まれません。
プログラム内で SORT/MERGE I-O-CONTROL 段落は 1 つだけ指定することができ、含まれるプログラム内では指定できません。 このフォーマットは、そのプログラム単位内にある SORT ステートメントおよび MERGE ステートメント全体に影響を及ぼします。
整数-1 RECORDS 句を複数回指定する場合、 これらのうちの 2 つで同じファイル名-1 を指定することはできません。
整数-1 RECORDS 句を指定する場合、割り当て-1 を指定する必要があります。
END OF REEL/UNIT 句を複数回指定する場合、 これらのうちの 2 つで同じファイル名-1 を指定することはできません。
END OF REEL/UNIT 句は、ファイル名-1 が順次編成ファイルである場合にのみ指定できます。