Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

XINFO

XINFO オプションは、現行コンパイル単位に関する追加の情報が入った ファイルを追加して生成するようにコンパイラーに指定します。

構文図を読む構文図をスキップする             .-+---+---------.
             | '-,-'         |
             V   .-NODEF-.   |
>>-XINFO--(----+-+-DEF---+-+-+--)------------------------------><
               | .-NOMSG-. |
               +-+-MSG---+-+
               | .-NOSYM-. |
               +-+-SYM---+-+
               | .-NOSYN-. |
               +-+-SYN---+-+
               | .-NOXMI-. |
               +-+-XMI---+-+
               | .-NOXML-. |
               '-+-XML---+-'
 

DEF
定義 SIDEDECK ファイルが作成されます。 このファイルは、コンパイル単位について、次のすべてをリストします。

バッチ環境では、このファイルは SYSDEFSD DD ステートメントによって指定された ファイルに書き込まれます。z/OS UNIX Systems Services の環境では、このファイルはオブジェクト・デックと同じディレクトリーに書き込まれ、拡張子 "def" が付けられます。

例えば、次のプログラムがあるとします。

     defs: proc;
        dcl (b,c) ext entry;
        dcl x ext fixed bin(31) init(1729);
        dcl y ext fixed bin(31) reserved;
        call b(y);
        fetch c;
        call c;
     end;

この場合、次の def ファイルが生成されます。

   EXPORTS CODE
     DEFS
   EXPORTS DATA
     X
   IMPORTS
     B
     Y
   FETCH
     C

def ファイルを使用して、アプリケーションの 依存性グラフを作成したり、相互参照分析を行ったりすることができます。

NODEF
定義 SIDEDECK ファイルは作成されません。
MSG
メッセージ情報が ADATA ファイルに生成されます。ADATA ファイルのフォーマットについての詳細は、付録を参照してください。

バッチでは、ADATA ファイルは、SYSADATA DD ステートメントによって指定されたファイルに生成されます。z/OS UNIX では、ADATA はオブジェクト・ファイルと同じディレクトリーに生成され、adt という拡張子を持ちます。

NOMSG
メッセージ情報は ADATA ファイルに生成されません。MSG も SYM も指定しないと、ADATA ファイルは生成されません。
SYM
シンボル情報が ADATA ファイルに生成されます。ADATA ファイルのフォーマットについての詳細は、付録を参照してください。

バッチでは、ADATA ファイルは、SYSADATA DD ステートメントによって指定されたファイルに生成されます。z/OS UNIX では、ADATA ファイルはオブジェクト・ファイルと同じディレクトリーに生成され、adt という拡張子を持ちます。

NOSYM
シンボル情報は ADATA ファイルに生成されません。
SYN
構文情報が ADATA ファイルに生成されます。 ADATA ファイルのフォーマットについての詳細は、付録を参照してください。 XINFO(SYN) オプションを指定すると、コンパイラーが必要とするストレージ量 (メモリーと生成されるファイルの両方) が大幅に増えることがあります。

バッチでは、ADATA ファイルは、SYSADATA DD ステートメントによって指定されたファイルに生成されます。z/OS UNIX では、ADATA ファイルはオブジェクト・ファイルと同じディレクトリーに生成され、adt という拡張子を持ちます。

NOSYN
構文情報は ADATA ファイルに生成されません。
XMI
XMI サイド・ファイルが作成されます。 他のツールによる場合を除いて、この XMI は読み取られたり、解釈されたりするよう設計されていません。

バッチ環境では、このファイルは SYSXMI DD ステートメントによって指定された ファイルに書き込まれます。z/OS UNIX Systems Services の環境では、このファイルはオブジェクト・デックと同じディレクトリーに書き込まれ、拡張子「xmi」が付けられます。

NOXMI
XMI サイド・ファイルは作成されません。
XML
XML サイド・ファイルが作成されます。 この XML ファイルには、以下が含まれます。

バッチ環境では、このファイルは SYSXMLSD DD ステートメントによって指定される ファイルに書き込まれます。z/OS UNIX Systems Services の環境では、このファイルはオブジェクト・デックと同じディレクトリーに書き込まれ、拡張子 "xml" が付けられます。

作成された XML の DTD ファイルは次のとおりです。

 <?xml encoding="UTF-8"?>

 <!ELEMENT PACKAGE ((PROCEDURE)*,(MESSAGE)*,FILEREFERNCETABLE)>
 <!ELEMENT PROCEDURE (BLOCKFILE,BLOCKLINE,(PROCEDURE)*,(BEGINBLOCK)*)>
 <!ELEMENT BEGINBLOCK (BLOCKFILE,BLOCKLINE,(PROCEDURE)*,(BEGINBLOCK)*)>
 <!ELEMENT MESSAGE (MSGNUMBER,MSGLINE?,MSGFILE?,MSGTEXT)>
 <!ELEMENT FILE (FILENUMBER,INCLUDEDFROMFILE?,INCLUDEDONLINE?,FILENAME)>
 <!ELEMENT FILEREFERENCETABLE (FILECOUNT,FILE+)>

 <!ELEMENT BLOCKFILE (#PCDATA)>
 <!ELEMENT BLOCKLINE (#PCDATA)>
 <!ELEMENT MSGNUMBER (#PCDATA)>
 <!ELEMENT MSGLINE (#PCDATA)>
 <!ELEMENT MSGFILE (#PCDATA)>
 <!ELEMENT MSGTEXT (#PCDATA)>
 <!ELEMENT FILECOUNT (#PCDATA)>
 <!ELEMENT FILENUMBER (#PCDATA)>
 <!ELEMENT FILENAME (#PCDATA)>
 <!ELEMENT INCLUDEFROMFILE (#PCDATA)>
 <!ELEMENT INCLUDEDONLINE (#PCDATA)>
NOXML
XML サイド・ファイルは作成されません。

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