Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

Java Native Interface (JNI) の概要

Java は、Sun Microsystems によって開発されたオブジェクト指向プログラミング 言語で、インターネット文書を対話式に作成するための 強力な手段です。

Java Native Interface (JNI) は、 ネイティブ・プログラミング言語に対する Java インターフェース で、Java Development Kit の一部です。 JNI を利用するプログラムを作成すれば、 さまざまなプラットフォーム間でコードを移植できるようになります。

JNI によって、Java 仮想マシン (JVM) 内で稼働する Java コードは、 PL/I などの他言語で書かれたアプリケーションやライブラリー と相互運用できます。さらに、Invocation API を使用すれば、 Java 仮想マシンをネイティブ PL/I アプリケーションに組み込むことができます。

Java は完成度の高いプログラム言語ですが、状況によっては 他のプログラミング言語で書かれたプログラムを呼び出す必要も生じます。 Java からこの呼び出しを行うには、ネイティブ・メソッド と呼ばれる、 ネイティブ言語へのメソッド呼び出しを使用します。

ネイティブ・メソッドを使用する理由のいくつかを挙げます。

JNI を介したプログラミングを行うことにより、ネイティブ・メソッドを使 用してさまざまな操作を実行できます。 ネイティブ・メソッドは次の操作を実行できます。

最後に、ネイティブ・メソッドは Java プログラミング・フレームワーク に既に組み込まれている機能を利用して、既存の Java メソッドを 呼び出すことも簡単にできます。 このように、アプリケーションのネイティブ言語側と Java 側の 両方で Java オブジェクトを作成、更新、および使用でき、 さらにこれらのオブジェクトを相互間で共用できます。


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