Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


RETURN-CODE 特殊レジスターの理解

COBOL プログラムがその呼び出し側に戻ると、RETURN-CODE 特殊レジスターの内容が レジスター 15 に保管されます

制御が呼び出しから COBOL プログラムまたはメソッドに戻されると、レジスター 15 の内容は、呼び出し側プログラムまたはメソッドの RETURN-CODE 特殊レジスターに保管されます。COBOL プログラムからオペレーティング・システムに制御が戻されると、特殊レジスターの内容はユーザー戻りコードとして戻されます。

非 COBOL プログラムから COBOL プログラムに制御が戻る場合には、このような RETURN-CODE 特殊レジスターの処理を考慮する必要が生じることがあります。 非 COBOL プログラムが、戻りコードを戻すためにレジスター 15 を使用しない場合、COBOL プログラムの RETURN-CODE 特殊レジスターが無効値で更新されることがあります。 Enterprise COBOL プログラムがオペレーティング・システムに戻る前に、この特殊レジスターを意味のある値に設定しない限り、無効な戻りコードがシステムに渡されます。

COBOL プログラムと C プログラムで同じように機能させるためには、COBOL プログラムが RETURNING 句を使用して C プログラムを呼び出すようにしなければなりません。C プログラム (関数) が関数値を正しく宣言していれば、呼び出し COBOL プログラムの RETURNING 値が設定されます。

INVOKE ステートメントを使用して RETURN-CODE 特殊レジスターを設定することはできません。


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