Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


固定挿入による編集

この編集のタイプは、数字編集項目に対してのみ有効です。 次のような挿入記号が使用されます。

固定挿入による編集では、PICTURE 文字ストリングの中に 1 つの通貨記号と 1 つの編集用符号制御記号だけを指定することができます。

前に + または - の記号が付く場合を除き、この文字ストリングの最初の文字は、通貨記号でなければなりません。

+ または - のどちらかが記号として使用されている場合、それは、 文字ストリングの中で最初か最後の文字でなければなりません。

CR または DB が記号として使用されている場合、それは、 文字ストリングの中で右端の 2 つの文字位置を占有します。これら 2 つの文字位置が記号 CR または DB を含む場合、大文字の英字が挿入文字です。

編集用符号制御記号によって作られる結果は、次に示すように、 データ項目の値に応じて異なります。

PICTURE 文字ストリング内の編集記号 結果: データ項目正の値またはゼロ 結果: データ項目負の値
+ + -
- スペース -
CR 2 つのスペース CR
DB 2 つのスペース DB

以下に例を示します。

PICTURE データの値 編集結果

        999.99+      

      +6555.556      

        555.55+      

      +9999.99       

      -6555.555      

      -6555.55       

       9999.99       

      +1234.56       

       1234.56       

       $999.99       

       -123.45       

       $123.45       

      -$999.99       

       -123.456      

      -$123.45       

      -$999.99       

       +123.456      

       $123.45       

      $9999.99CR     

       +123.45       

      $0123.45       

      $9999.99CR     

       -123.45       

      $0123.45DB     

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