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COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


XML-CODE

XML-CODE 特殊レジスターは以下の目的で使用されます。

XML パーサーは、各イベントの処理プロシージャーへの制御権移動前およびパーサーの終了時に XML-CODE を設定します。処理プロシージャーから XML パーサーに制御を戻す前に、XML-CODE をリセットすることができます。

XML-CODE 特殊レジスターには、次のような暗黙の定義があります。

01  XML-CODE PICTURE S9(9) USAGE BINARY VALUE 0.

ネストされたプログラムで使用される場合、この特殊レジスターは最外部プログラムの GLOBAL 属性で暗黙的に定義されます。

XML パーサーは、XML イベントを検出すると、XML-CODE を設定し、処理プロシージャーに制御を渡します。 EXCEPTION イベント以外のすべてのイベントについて、処理プロシージャーが制御を受け取ったとき、XML-CODE はゼロ (0) に設定されています。

EXCEPTION イベントの場合、パーサーは XML-CODE を、例外の性質を示す例外コードに設定します。XML PARSE 例外コードについては、「COBOL for Windows プログラミング・ガイド」を参照してください。

パーサーに制御を戻す前に、次のように XML-CODE を設定することができます。

パーサーに制御を戻す前に XML-CODE を上記以外の値に設定した場合、結果は保証されません。

パーサーから XML PARSE ステートメントに制御が戻ったとき、XML-CODE には、パーサーまたは処理プロシージャーによって設定された最新の値が入っています。

XML GENERATE ステートメントの終了時、 XML-CODE には XML 生成が正常に完了したことを示すゼロ、または XML 生成中に例外が発生したことを示すゼロ以外のエラー・コードが含まれます。XML GENERATE 例外コードについては、「COBOL for Windows プログラミング・ガイド」を参照してください。


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