Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


数値データの保管方法の制御

データ記述記入項目に USAGE 節をコーディングすることによって、コンピューターが数値データを保管する方法を制御することができます。

次のような理由から、形式を制御する場合があります。

プログラム内で使用する数値データは、COBOL で使用可能な以下の形式のいずれかです。

COMP および COMP-4BINARY と同義であり、COMP-3PACKED-DECIMAL と同義です。

コンパイラーは、表示可能な数値をそれらの数値の内部表現に変換してから、それらを算術演算で使用します。したがって、データ項目を DISPLAY NATIONAL ではなく BINARY または PACKED-DECIMAL と定義すると、さらに効率的になることがよくあります。 以下に例を示します。

05  Initial-count   Pic S9(4)  Usage Binary   Value 1000.

どの USAGE 節を使用して値の内部表現を制御するかにかかわらず、使用する PICTURE 節の規則 および VALUE 節の 10 進値は同じです (ただし、 内部浮動小数点データの場合は別で、この場合、PICTURE 節を使用できません)。

例: 数値データおよび内部表現


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)