Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


ソートまたはマージ・ファイルの記述

ソートまたはマージに使用するソート・ファイルを記述してください。WORKING-STORAGE または LOCAL-STORAGE からのデータ項目のみをソートまたはマージする場合でも、 SELECT 節および SD 項目が必要です。

次のようにコーディングします。

  1. ENVIRONMENT DIVISIONFILE-CONTROL 段落に 1 つ以上の SELECT 節をコーディングし、ソート・ファイルの名前を指定します。以下に例を示します。
    ENVIRONMENT DIVISION.
    INPUT-OUTPUT SECTION.
    FILE-CONTROL.
        SELECT Sort-Work-1 ASSIGN TO SortFile.

    Sort-Work-1 は、プログラム内のファイルの名前です。この名前を使用してファイルを参照してください。

  2. そのソート・ファイルを、DATA DIVISIONFILE SECTIONSD 記入項目で記述します。それぞれの SD 記入項目がレコード記述を含んでいなければなりません。以下に例を示します。
    DATA DIVISION.
    FILE SECTION.
    SD  Sort-Work-1
        RECORD CONTAINS 100 CHARACTERS.
    01  SORT-WORK-1-AREA.
        05  SORT-KEY-1   PIC  X(10).
        05  SORT-KEY-2   PIC  X(10).
        05  FILLER       PIC  X(80).

SD 記入項目で記述するファイルは、ソートまたはマージ操作に使用される作業ファイルです。 このファイルに入力または出力操作を実行することはできません。また、このファイルに DD 名定義を提供する必要もありません。


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