EXEC ステートメントでオプションを指定するもう 1 つの方法は、 オプション・ファイルの中ですべてのオプションを宣言し、次のように コーディングするというものです。
//STEP1 EXEC PGM=IBMZPLI,PARM='+DD:OPTIONS'
この方法を使うと、よく使用するオプションの整合性のあるセットを 作成できます。 これは他のプログラマーに共通のオプション・セットを使ってもらいたい 場合に特に効果的です。 また、100 文字の制限もなくなります。
MARGINS オプションは、オプション・ファイルには適用されません。1 桁目の データは、オプションの一部として読み取られます。 また、ファイルが F フォーマットの場合、72 桁目より後のデータは無視されます。
parm ストリングには「通常」のオプションを使用でき、 複数のオプション・ファイルを指定することもできます。 例えば、オプション LIST を指定し、さらに GROUP DD と PROJECT DD 内 の両方のファイルからオプションを指定する場合は、次のように指定できます。
PARM='LIST +DD:GROUP +DD:PROJECT'
PROJECT ファイルのオプションは、GROUP ファイルのオプション より優先されます。
またこの例では、どちらかのオプション・ファイルに NOLIST オプション を指定することによって、LIST オプションをオフにすることもできます。LIST が必ずオンになるようにするには、次のように指定します。
PARM='+DD:GROUP +DD:PROJECT LIST'
オプション・ファイルは、z/OS UNIX 環境でも使用できます。 例えば、z/OS UNIX で、ファイル /u/pli/group.opt のオプション を使用して sample.pli をコンパイルするには、次のように指定します。
pli -q+/u/pli/group.opt sample.pli
コンパイラーの旧リリースでは、オプション・ファイルの指定の前に付ける トリガー文字として、文字 '@' を使用していました。 この文字は EBCDIC コード・ポイントのインバリアント・セットに含まれ ないため、文字 '+' (インバリアント) の使用をお勧めします。 ただし、16 進値 '7C'x を使用して指定すれば、'@' 文字も引き続き使用できます。