次の 3 つの方法のいずれかで、オブジェクト指向 COBOL 構文を使用するアプリケーションを構造化することができます。
オブジェクト指向アプリケーションは、次のいずれかで始めることができます。
- COBOL プログラム。名前は何でも構いません。
UNIX のもとでは、リンクされた
モジュールの名前 (プログラム名と一致していなければなりません) をコマンド・プロンプトで
指定することで、アプリケーションを実行できます。また、PDSE のモジュールとして
プログラムをバインドし、EXEC PGM ステートメントを
使用して JCL で実行することもできます。
- main という名前のメソッドを含む Java クラス定義。main は、単一の String[] 型パラメーターを持つ public、static、および void として宣言します。
main を含むクラスの名前を指定し、0 以上のストリングをコマンド行引数として渡すことで、java コマンドでアプリケーションを実行できます。
- main という名前のファクトリー・メソッドを含む COBOL クラス定義。main は、RETURNING 句を指定せず、java.lang.String 型のエレメントの配列であるクラスへのオブジェクト参照である単一の USING パラメーターを指定して宣言します。つまり、main は、事実上、String[] 型のパラメーターを 1 つ持つ、public、static、および void です。
main を含むクラスの名前を指定し、0 以上のストリングをコマンド行引数として渡すことで、java コマンドでアプリケーションを実行できます。
以下の場合には、この方法でオブジェクト指向アプリケーションを構成します。
- java コマンドを使用してアプリケーションを実行する。
- アプリケーションが Java クラス・ファイルの main メソッドで
開始しなければならない環境 (IMS Java 従属領域など) でアプリケーションを実行する。
- 標準的な Java プログラミング方式に従う。
例: java コマンドを使用して実行される COBOL アプリケーション