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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


画面またはファイルからの入力の割り当て (ACCEPT)

データ項目に値を割り当てる方法の 1 つとして、画面またはファイルから値を読み取ることができます。

画面からデータを入力するには、最初にモニターを SPECIAL-NAMES 段落内の簡略名と関連付けます。次に、 ACCEPT を使用して、画面から入力された入力行をデータ項目に割り当てます。以下に、その例を示します。

Environment Division.
Configuration Section.
Special-Names.
    Console is Names-Input.
. . .
    Accept Customer-Name From Names-Input

画面ではなくファイルから読み取る場合は、次のいずれかの変更を行います。

ACCEPT ステートメントは、入力行をデータ項目に割り当てます。入力行がデータ項目より短い場合は、適切な表記となるようデータ項目にスペースが埋め込まれます。画面から読み込む場合に入力行がデータ項目より長いと、残りの文字は破棄されます。ファイルから読み込む場合に入力行がデータ項目より長いと、残りの文字はファイルの次の入力行として保持されます。

ACCEPT ステートメントを使用するなら、値を英数字または国別グループ項目に割り当てたり、USAGE DISPLAYUSAGE DISPLAY-1、または USAGE NATIONAL が指定されている基本データ項目に割り当てたりすることができます。

値を USAGE NATIONAL データ項目に割り当てると、 ターミナルからの入力の場合にのみ、入力データが、現行のランタイム・ロケールに 関連付けられたコード・ページから国別 (Unicode UTF-16) 表記に変換されます。

入力データが他の装置からのものであるときに変換を実行したい場合は、NATIONAL-OF 組み込み関数を使用します。

関連概念
Unicode および言語文字のエンコード

関連タスク
環境変数の設定
英数字および DBCS データから国別データへの変換 (NATIONAL-OF)
CICS のもとでのシステム日付の取得

関連参照
ACCEPT ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)
SPECIAL-NAMES 段落 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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