オブジェクト指向 COBOL アプリケーションをリンクするには、cob2 コマンドを使用します。
オブジェクト指向 COBOL クライアント・プログラムを実行できるよう準備するには、 オブジェクト・ファイルと次の 2 つの DLL サイド・ファイルをリンクして、 実行可能モジュールを作成します。
COBOL クラス定義を実行できるように準備する。
Classname に対応するクラス定義が格納されている COBOL ソース・ファイル Classname.cbl の場合は、 次のコマンドを使用して、アプリケーションのコンポーネントのコンパイルとリンクを行います。
| コマンド | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| cob2 -c -qdll,thread Classname.cbl | Classname.cbl | Classname.o, Classname.java |
| cob2 -bdll -o libClassname.so Classname.o /usr/lpp/java/IBM/J1.3/bin/classic/libjvm.x /usr/lpp/cobol/lib/igzcjava.x | Classname.o | libClassname.so |
| javac Classname.java | Classname.java | Classname.class |
cob2 および javac コマンドが正常に発行されると、プログラムの実行可能コンポーネントである、実行可能 DLL モジュール libClassname.so およびクラス・ファイル Classname.class が生成されます。 これらのコマンドによって生成されるファイルは、すべて現行作業ディレクトリーに置かれます。
例: z/OS UNIX のもとでの COBOL クラス定義のコンパイルとリンク
関連参照 cob2 の構文およびオプション