Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


プログラムの再始動

システム再始動ルーチンは、チェックポイント・レコードに記録された情報を取得し、主ストレージおよびすべてのレジスターの内容を復元し、プログラムを再始動します。

再始動ルーチンは、次のいずれかの方法で開始することができます。

ジョブ制御言語の RD パラメーターは、再始動のタイプを決定します。 RD パラメーターは、JOB または EXEC ステートメントの いずれかに指定することができます。 JOB ステートメントにコーディングされた場合、このパラメーターは、EXEC ステートメントの RD パラメーターをオーバーライドします。

再始動とチェックポイント書き込みの両方を抑止する場合は、RD=NC をコーディングします。

制約事項: SORT または MERGE 操作時に COBOL プログラムによって取られたチェックポイントで再始動しようとすると、エラー・メッセージが出され、再始動は取り消されます。 DFSORT によって取られたチェックポイントだけが有効です。

データ・セットの DD ステートメントに SYSOUT パラメーターが指定されていると、そのデータ・セットは、再始動のタイプに応じてさまざまな方法で処理されます。

チェックポイント・データ・セットがマルチボリュームの場合は、チェックポイント項目が書き込まれたボリュームのシーケンス番号を、VOLUME パラメーターに含めなければなりません。チェックポイント・データ・セットが、標準外ラベル付きまたはラベルなしの 7 トラック・テープに置かれている場合は、SYSCHK DD ステートメントに DCB=(TRTCH=C,. . .) が含まれなくてはなりません。


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