Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


コンパイラー・オプション・データ・セットの定義 (SYSOPTF)

以下に示す SYSOPTF DD ステートメントをコーディングすることによって、COBOL プログラムのコンパイラー・オプションが入ったデータ・セットを定義します。

//SYSOPTF  DD  DSNAME=dsname,UNIT=SYSDA,VOLUME=(subparms),DISP=SHR

コンパイラー・オプション・データ・セットを使用するには、OPTFILE を、コンパイラー呼び出しオプションとして、 またはソース・プログラムの PROCESS または CBL ステートメントで、指定します。

SYSOPTF データ・セット内で以下を行います。
  • 呼び出しオプション、または PROCESS または CBL ステートメントのコンパイラー・オプションで使用するものと同じ構文を使用して、 桁 2 から桁 72 に、フリー・フォームで、コンパイラー・オプションを指定します。
  • 行がコメントとして扱われるようにするには、桁 1 にアスタリスク (*) をコーディングします。
  • オプションとして、桁 73 から 80 に、シーケンス番号をコーディングします。これらの桁は無視されます。

また、OPTFILE オプションを使用してコンパイルする場合は、SYSOPTF DD ステートメントの後ろの入力ストリームに直接、コンパイラー・オプションを配置することができます。

//COB      EXEC PGM=IGYCRCTL,PARM='OPTFILE' 
//SYSOPTF  DD DATA,DLM=@@ 
 SSRANGE   ARITH(COMPAT)
 OPTIMIZE 
 . . .
@@ 
//SYSIN    DD . . . 

複数のコンパイラー・オプション・データ・セットがある場合には、以下のように、複数の SYSOPTF DD ステートメントを連結することができます。

//SYSOPTF  DD  DSNAME=dsname1, . . .
//         DD  DSNAME=dsname2, . . .

連結の後ろのデータ・セットにあるコンパイラー・オプションが、連結のそれより前にあるデータ・セットのオプションよりも優先されます。


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