Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


NOFASTSRT によるソート・エラーの検査

NOFASTSRT オプションを使用してコンパイルすると、ソート・プロセスは、SORT ステートメントの USING または GIVING 句で参照されるファイルに関して、オープン、クローズ、または入出力操作時にエラーの有無を検査しません。 このため、SORT が正常に完了したかどうかを調べることが必要になる場合があります。

必要なコードは、次の表に示されているように、USING および GIVING 句で参照されるファイルに FILE STATUS 節または ERROR 宣言がコーディングされているかどうかによって異なります。

表 1. NOFASTSRT によるソート・エラーの検査のメソッド
FILE STATUS 節の有無 ERROR 宣言の有無 必要なコード
いいえ いいえ 特別なコーディングは不要です。ソート・プロセス時に障害が起こると、プログラムは異常終了します。
はい いいえ SORT ステートメントの後で SORT-RETURN 特殊レジスターをテストし、ファイル状況キーをテストします。(ファイル状況コードは設定されますが、COBOL はこれを検査できないため、ファイル状況検査を完了したい場合にはお勧めしません。)
どちらでも可 はい ERROR 宣言で、SORT-RETURN 特殊レジスターを 16 に設定して、ソート・プロセスを停止し、それが失敗したことを示します。SORT ステートメントの後で、SORT-RETURN 特殊レジスターをテストします。

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