Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

DBCS ID

DBCS ID は、DBCS フォーマットの 1 バイト文字、2 バイト文字、 またはその両方を組み合わせたものでもかまいません。

DBCS フォーマットの 1 バイト ID

1 バイト文字だけを含む DBCS ID は、 先頭文字規則も含めて通常の PL/I 命名規則に 従っていなければなりません。 DBCS と同等のものとして表された 1 バイト文字を含む DBCS ID は、 SBCS での同じ ID の同義語です。

注:
  1. 本書では記号「.」を使用します。 (太字ピリオド) を使用して SBCS としても表すことのできる、2 バイト文字セットの最初のバイトを表します。
  2. 本書では、「kk」を使用して、2 バイト文字を表します。
  3. 本書では、「<」を使用してシフトアウト文字 ('0E'X) を表します。
  4. 本書では、「>」を使用してシフトイン文字 ('0F'X) を表します。

  <.I.B.M> = 3;    /* is the same as IBM=3; */

2 バイト文字を含む DBCS ID

DBCS 名に使用されるバイト数は、 コンパイラーの LIMITS オプションで名前の最大長として 指定された値を超えてはなりません。

DBCS ID 内部の DBCS フォーマットで表された SBCS 文字は、SBCS と見なされます。 例えば、次のようになります。

  A<kk>B
  A<kk.B>
  <.Akk>B            /* are all A<kk>B  (SBCS-DBCS-SBCS) */

2 バイト文字 ID の用途

DBCS ID は、SBCS ID が許される個所ならどこでも、使用することができます。 DBCS ID が EXTERNAL 名および %INCLUDE ファイル名として使用される場合には、 その ID をオペレーティング・システムが受け入れるか、 または以下のいずれかによって受け入れ可能になるかどうかを 確かめなければなりません。


Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)