表 1 に、COBOL プログラムとアセンブラー・プログラムに関係のある
呼び出しの可能な組み合わせをリストし、非 CICS での言語環境プログラムのもとでの実行時に呼び出し
がサポートされるかどうかを示します。サポートされない 呼び出しの場合は、多くのケースで戻される
症状 (メッセージまたは異常終了コード) もリストします。一部のケースでは (アプリケーション環境によっては)、症状が発生しない場合もあります。その場合は、別の障害が発生することもありますし、アプリケーションが正常に稼働している
ように見えることもあります。
注: IBM COBOL という用語は、COBOL/370、COBOL (MVS および VM 版) および COBOL (OS/390 および VM 版) を指しています。
表 1. 非 CICS で実行される COBOL プログラムとアセンブラー (Asm) プログラム相互間の呼び出しに対する言語環境プログラムのサポート| 呼び出し元 |
|
発行先 |
| 発行側プログラム |
呼び出しタイプ |
Enterprise COBOL |
IBM COBOL |
VS COBOL II |
OS/VS COBOL |
LanEnv1 Asm メイン |
LanEnv1 Asm サブルーチン |
非LanEnv Asm |
Enterprise COBOL
IBM COBOL
VS COBOL II
OS/VS COBOL
|
静的
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
いいえ2
いいえ2
いいえ2
いいえ2
|
はい
はい
はい3
はい3
|
はい
はい
はい
はい
|
Enterprise COBOL
IBM COBOL
VS COBOL II
OS/VS COBOL
|
動的
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
いいえ2
いいえ2
いいえ2
いいえ2
|
はい
はい
はい
はい
|
はい
はい
はい
はい
|
Asm (LanEnv)
Asm (非LanEnv)
|
VCON
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい
はい
|
いいえ2
はい4
|
はい
いいえ5
|
はい
はい
|
Asm (LanEnv)
Asm (非LanEnv)
|
LOAD
BALR
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい
はい
|
いいえ2
はい4
|
はい
いいえ5
|
はい
はい
|
Asm (LanEnv)
Asm (非LanEnv)
|
LINK
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい
はい
|
はい6
はい6
|
はい
はい
|
いいえ5
いいえ5
|
はい
はい
|
注: 以下に記述されている障害症状は、
言語環境プログラムの TRAP(ON) および ABTERMENC(ABEND) ランタイム
・オプションが有効であるときのものです。
- MAIN=YES を指定した CEEENTRY マクロは、言語環境プログラム・アセンブラー・メインを作成し
ます。CEEENTRY マクロで MAIN=NO を指定すると、言語環境プログラム・アセンブラー・サブルーチンが作成され
ます。デフォルトは MAIN=YES です。
- 確立された言語環境プログラム・エンクレーブ内から言語環境プログラム・アセンブラー・メインプログラムを
呼び出すことはお勧めしません (SVC LINK の使用を介する場合を除く)。このため、この脚注に関連した表項目は「いいえ」になっています。ネストされたエンクレーブは作成されず、したがって、プログラムは呼び出し側エンクレーブ内のサブプログラムとして稼働します。この勧告に従う場合には、将来の再プログラミングの必要性を避けることができます。
- CEEENTRY マクロで NAB=NO および MAIN=NO を指定しなければなりません。指定しなければ、障害症状 0C1、0C4、または 0C5 異常終了を受け取ります。
- 非言語環境プログラム・アセンブラー呼び出し元が、確立された言語環境プログラム・エンクレーブ内で稼働している場合は、注 2 を参照してください。
- 障害症状 0C1、0C4、または 0C5 異常終了。
- OS/VS COBOL プログラムが、別の確立された言語環境プログラム・エンクレーブに存在する場合を除きます。詳細については、障害症状: メッセージ
IGZ0005S を参照してください。