複数のユーザーが同時にアプリケーション・プログラムを実行する場合 (例えば、異なるアドレス・スペースのユーザーが リンク・パック域にある 1 つのプログラムにアクセスする場合)、RENT オプションを 使用してコンパイルすることによって、プログラムを再入可能にする必要があります。
プログラマーとしては、変数の複数コピーについて心配する必要はありません。コンパイラーが、オブジェクト・モジュールの中で必要な再入可能制御コードを作成します。
以下の Enterprise COBOL プログラムは再入可能でなければなりません。
再入可能プログラムの場合は、DATA コンパイラー・オプションと HEAP および ALL31 ランタイム・オプションを使用して、WORKING-STORAGE などの 動的データ域を 16MB 境界より下のストレージから獲得するか、または上のストレージから獲得するかを制御します。
関連概念
ストレージとそのアドレス可能度
関連参照
RENT
DATA
言語環境プログラム プログラミング・リファレンス (ALL31、HEAP)