PERFORM プロシージャー統合とは、PERFORM ステートメントが、実行されるプロシージャーによって置き換えられるプロセスのこと。この利点は、結果として生じるプログラムが、PERFORM リンケージのオーバーヘッドがなく、より線形になった制御フローで、より速く実行される点です。
プログラム・サイズ: 実行されたプロシージャーが複数のステートメントによって呼び出され、それぞれが PERFORM ステートメントを置き換えると、プログラムが大きくなる可能性があります。 最適化プログラムはこの増加を 50 % 以内に制限し、それ以降はプロシージャーを統合しません。 プログラム・サイズが問題である場合は、セクション名の優先順位番号を使用することによって、特定のインスタンスのプロシージャー統合を避けることができます。
ある PERFORM ステートメントを、それによって実行されるプロシージャーで置換したくない場合は、PERFORM ステートメントをあるセクションに置き、実行済みプロシージャーを、異なる優先順位番号を持つ別のセクションに置きます。これにより最適化プログラムはその PERFORM ステートメントに、次善の最適化を選択します。 リンケージのオーバーヘッドを命令 2 つほどにすることができます。
到達不能コード: プロシージャー統合のせいで、1 つの PERFORM プロシージャーが何度か繰り返されることがあります。 その後の最適化はプロシージャーの各コピーで進められるため、コードのコピー先のコンテキストによっては、到達不能な部分が検出されることがあります。