Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

スレッド間のデータの共用

すべての静的データと被制御データは、スレッドの間で共用されます。 その他のすべてのデータも、 それが割り振られており、 スレッドのすべてがそのデータの使用を終わりにしない限り、 引数/パラメーターおよび 基底付き参照を介して共用されます。 例えば、接続する側のスレッドの持つ自動変数は、 接続される側のスレッドと共用され、接続する側のブロックは、 接続される側のスレッドが共用変数の使用を終わりにするまで 終了することはできません。

データの逐次化に関しては、ユーザーが責任を持たねばなりません。 被制御データの新しい世代が割り振られたり、既存の世代が解放される場合、 一部のスレッドがより古い世代やもはや存在しない世代に依然としてアクセス していることがあります。 このような場合、予期せぬ結果を引き起こします。

すべての割り振られたストレージは、明示的に解放しない限り、プログラムが終了するまで解放されません。

PL/I は、AREA 変数内の ALLOCATE や FREE は逐次化しません。


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