Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


IGYTCARB の実行

次のプロシージャーで、IGYTCARB プログラムのコンパイル、リンク・エディット、および実行が行われます。 プログラムのコンパイルだけ、またはコンパイルとリンク・エディットだけを行う場合は、このプロシージャーを変更しなければなりません。

z/OS で IGYTCARB を実行するには、次の手順を行います。

  1. ISPF エディターを使用して、IGYTCARB 呼び出しを含めるよう、ISPF/PDF 基本オプション・パネル (ISR@PRIM) または他のパネルを変更します。パネル ISR@PRIM は、設置場所の PDF パネル・データ・セット (通常は ISRPLIB) に入っています。

    次の例は、2 つの指示された位置で IGYTCARB 呼び出しを含めるよう変更された ISR@PRIM パネルを示しています。パネル定義の上部にオプションを追加 (または変更) する場合は、パネルの下部にも対応する行を追加 (または変更) しなければなりません。

    %----------------------  ISPF/PDF PRIMARY OPTION PANEL  ------------------------
    %OPTION  ===>_ZCMD                                                             +
    %                                                           +USERID   - &ZUSER
    %   0 +ISPF PARMS  - Specify terminal and user parameters   +TIME     - &ZTIME
    %   1 +BROWSE      - Display source data or output listings +TERMINAL - &ZTERM
    %   2 +EDIT        - Create or change source data           +PF KEYS  - &ZKEYS
    %   3 +UTILITIES   - Perform utility functions
    %   4 +FOREGROUND  - Invoke language processors in foreground
    %   5 +BATCH       - Submit to batch for language processing
    %   6 +COMMAND     - Enter TSO or Workstation commands
    %   7 +DIALOG TEST - Perform dialog testing
    %   8 +LM UTILITIES- Perform library management utility functions
    %   C +IGYTCARB    - Run IGYTCARB UPDATE TRANSACTION PROGRAM        (1)
    %   T +TUTORIAL    - Display information about ISPF/PDF
    %   X +EXIT        - Terminate using console, log, and list defaults
    %
    %
    +Enter%END+command to terminate ISPF.
    %
    )INIT
      .HELP = ISR00003
      &ZPRIM = YES         /* ALWAYS A PRIMARY OPTION MENU */
      &ZHTOP = ISR00003    /* TUTORIAL TABLE OF CONTENTS   */
      &ZHINDEX = ISR91000  /* TUTORIAL INDEX - 1ST PAGE    */
      VPUT (ZHTOP,ZHINDEX) PROFILE
    )PROC
      &Z1 = TRUNC(&ZCMD,1)
      IF (&Z1 &notsym.= '.')
        &ZSEL = TRANS( TRUNC (&ZCMD,'.')
                      0,'PANEL(ISPOPTA)'
                      1,'PGM(ISRBRO)  PARM(ISRBRO01)'
                      2,'PGM(ISREDIT) PARM(P,ISREDM01)'
                      3,'PANEL(ISRUTIL)'
                      4,'PANEL(ISRFPA)'
                      5,'PGM(ISRJB1) PARM(ISRJPA) NOCHECK'
                      6,'PGM(ISRPCC)'
                      7,'PGM(ISRYXDR) NOCHECK'
                      8,'PANEL(ISRLPRIM)'
                      C,'PGM(IGYTCARB)'                              (2)
                      T,'PGM(ISPTUTOR) PARM(ISR00000)'
                    ' ',' '
                      X,'EXIT'
                      *,'?' )
        &ZTRAIL = .TRAIL
      IF (&Z1 = '.') .msg = ISPD141
    )END

    この例の (1) で示されているように、以下を入力して、パネルの上部に IGYTCARB を追加します。

    %   C +IGYTCARB    - Run IGYTCARB UPDATE TRANSACTION PROGRAM

    (2) で示されているように、以下を入力して、パネルの下部に対応する行を追加します。

    C,'PGM(IGYTCARB)'
  2. ISR@PRIM (または他の変更したパネル) と IGYTPNL をライブラリーに入れ、このライブラリーを ISPPLIB 連結の最初のライブラリーにします。
  3. IGYTCARB 内のシーケンス行 IB2200 にコメントを加え、シーケンス行 IB2210 のコメントを外します。 (z/OS のもとでは、OPEN EXTEND 動詞がサポートされます。)
  4. IGYTCARB をコンパイルおよびリンク・エディットし、結果として生じたロード・モジュールを LOADLIB に入れます。
  5. 次のコマンドを使用して、ISPLLIB を割り振ります。
    ALLOCATE FILE(ISPLLIB) DATASET(DSN1, SYS1.COBLIB, DSN2) SHR REUSE

    ここで、DSN1 は、ステップ 4 の LOADLIB のライブラリー名です。DSN2 は、インストールされた ISPLLIB です。

  6. 次のコマンドを使用して、入力データ・セットと出力データ・セットを割り振ります。
    ALLOCATE FILE(UPDTRANS) DA('IGY.V4R1M0.SIGYSAMP(IGYTRANB)') SHR REUSE
  7. 次のコマンドを使用して、ISPPLIB を割り振ります。
    ALLOCATE FILE(ISPPLIB) DATASET(DSN3, DSN4) SHR REUSE

    ここで、DSN3 は、変更されたパネルが含まれているライブラリーです。DSN4 は、ISPF パネル・ライブラリーです。

  8. 変更されたパネルを使用して、IGYTCARB を呼び出します。

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