マルチスレッド化をサポートするために、THREAD コンパイラー・オプションを使用します。 プログラムが 1 つのアプリケーション (MQ アプリケーションなど) によって 単一プロセス内の複数のスレッドで呼び出される場合には、THREAD を 使用します。ただし、シリアライゼーション・ロジックが自動的に生成されるため、THREAD はパフォーマンスに影響する可能性があります。
COBOL プログラムを複数のスレッドで実行するには、THREAD コンパイラー・オプションを使用して、実行単位内の COBOL プログラムの すべてをコンパイルしなければなりません。THREAD でコンパイル されたプログラムと NOTHREAD でコンパイルされたプログラムを同じ実行単位内で混同させることはできません。
オブジェクト指向 (OO) のクライアントとクラスをコンパイルする場合は、 THREAD オプションを使用します。
CICS TXSeries アプリケーションの場合は、 THREAD オプションを使用する必要があります。
言語制限: THREAD オプションを使用する場合は、 ある特定の言語エレメントを使用することができません。 詳細は、下記の関連参照をご覧ください。
再帰: THREAD コンパイラー・オプションを使用してプログラムをコンパイルする際には、スレッド化環境または非スレッド化環境でプログラムを再帰的に呼び出すことができます。 この再帰機能は、PROGRAM-ID 段落内で RECURSIVE 句を指定したかどうかにかかわらず使用できます。
関連タスク
再帰的またはマルチスレッド化されたプログラムでのデータの共用
オブジェクト指向アプリケーションのコンパイル
CICS プログラムのコンパイルおよび実行
関連参照
THREAD