Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


DLL での CALL ID の使用

DLL オプションを指定してコンパイルされた COBOL プログラムの場合、CALL identifier および CALL literal ステートメントを使用して DLL を呼び出すことができます。 ただし、CALL identifier の場合には、追加の考慮事項があります。

identifier の内容または literal の場合は、次のいずれかのプログラムの名前を使用してください。

ネストされていない場合、ランタイム環境は、CALL ステートメントを含むプログラムの PGMNAME コンパイラー・オプションの設定に従って、identifier 内のプログラム名を解釈します。また、ターゲット DLL からエクスポートされたプログラム名は、ターゲット・プログラムのコンパイル時に使用された PGMNAME オプションの設定に従って解釈されます。

階層ファイル・システム (HFS) におけるターゲット DLL の探索には、大/小文字の区別があります。ターゲット DLL が PDS または PDSE メンバーである場合、DLL メンバー名は 8 文字以下でなければなりません。PDS または PDSE メンバーとして DLL を探索するために、ランタイム環境は名前を自動的に大文字に変換します。

ランタイム環境が上記のいずれかの CALL ステートメントを解決できない場合、制御権は CALL ステートメントの ON EXCEPTION または ON OVERFLOW 句に移動します。この状況で CALL ステートメントにこれらの句の 1 つが指定されていないと、言語環境プログラムは重大度 3 の条件を発生させます。

関連参照
DLL  
PGMNAME  
CALL ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
HFS での DLL の探索順序


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