COBOL 入出力ステートメントは、外部メディアに保管されたファイルへデータを転送し、 また外部メディアに保管されたファイルからデータを転送します。また、入出力装置から 取得または入出力装置への送信が行われた少量のデータも制御します。
COBOL では、プログラムで使用できるファイル・データの単位はレコードです。 プログラマーはレコードに注意を払うだけで済みます。バッファー、内部記憶域、妥当性検査、 エラー訂正 (可能な場合)、ブロック化と非ブロック化、およびボリューム切り替えプロシージャーへのデータの移動といった処理は、自動的に行われます。
環境部とデータ部でファイルがどのように記述されているかによって、 手続き部で使用できる入出力ステートメントが決まります。 順次ファイルで使用可能なステートメントは表 2に記載されています。 索引ファイルと相対ファイルで使用可能なステートメントは表 3に記載されています。