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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


SEPOBJ

SEPOBJ は、バッチ・コンパイル内で最外部にある各 COBOL プログラムを、単一のオブジェクト・ファイルとしてではなく個別のオブジェクト・ファイルとして生成するかどうかを指定します。

SEPOBJ オプションの構文
構文図を読む構文図をスキップする   .-SEPOBJ---.  
>>-+----------+------------------------------------------------><
   '-NOSEPOBJ-'  
 

デフォルト: SEPOBJ

省略形: なし

バッチ・コンパイル

コンパイラーがバッチを 1 回呼び出すことで、複数の最外部プログラム (ネストされていないプログラム) が コンパイルされる場合は、コンパイラー・オプション SEPOBJ によって、 そのバッチ・コンパイルのオブジェクト・プログラム出力に対して生成されるファイルの数が決まります。

COBOL ソース・ファイル pgm.cbl に、pgm1pgm2pgm3 という名前の 3 つの COBOL 最外部プログラムが含まれているとします。次の図に、オブジェクト・プログラム出力が 2 ファイル (NOSEPOBJ の場合) また は 3 ファイルの場合 (SEPOBJ) のどちらで生成されるかを示します。

NOSEPOBJ を使用したバッチ・コンパイル

NOSEPOBJ を使用したバッチ・コンパイルにより、2 つのファイル内に 3 つのプログラムが作成されます。ファイル pgm.ojb には pgm1 が入ります。 ファイル pgm.lib には 3 つのプログラムすべてが入ります。

SEPOBJ を使用したバッチ・コンパイル

SEPOBJ を使用したバッチ・コンパイルにより、3 つのファイル pgm.obj、pgm2.obj、および pgm3.obj に個別に 3 つのプログラムが作成されます。

使用上の注意

オブジェクト・ファイルには、当該プラットフォームおよびファイル・システムに対応した、有効なファイル名を付ける必要があります。例えば、FAT ファイル・システムを使用する場合、PROGRAM-ID の名前の長さは 8 文字以内でなければなりませんが、前述 (NOSEPOBJ を使用した場合) のように、オブジェクト・ファイル名がソース・ファイル名から作成される場合は例外 となります。


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