Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


割り込みおよびチェックポイント・リスタート

時間を延長してプログラムを実行していると、ジョブ終了になる前に、割り込みによって処理が停止することがあります。z/OS のチェックポイント・リスタート機能を使用すれば、割り込みを受けたプログラムを、ジョブ・ステップの先頭からまたは設定したチェックポイントから再始動することができます。

チェックポイント・リスタート機能は、多くの余分な処理を引き起こすので、マシン誤動作、入出力エラー、またはオペレーターの意図的な介入が原因の割り込みであると予想される場合にだけ使用するようにしてください。

チェックポイント・ルーチンは、プログラムが入っている COBOL ロード・モジュールから開始されます。 プログラムの実行中に、チェックポイント・ルーチンは、COBOL RERUN 節を使用して指定されたポイントでレコードを作成します。 チェックポイント・レコードには、プログラムがそのチェックポイントに達したときにレジスターおよび主記憶域の中に保管されていた情報のスナップショットが入れられます。

再始動ルーチンにより、割り込まれたプログラムが再始動されます。 プログラムが割り込みを受けた後、いつでも再始動することができます。すなわち、即時に再始動すること (自動再始動) も、後で再始動すること (据え置き再始動) もできます。

関連タスク
チェックポイントの設定  
プログラムの再始動  
再始動用のジョブの再実行依頼  
z/OS DFSMS: Checkpoint/Restart

関連参照
チェックポイント・データ・セットの定義用の DD ステー トメント  
チェックポイント時に生成されるメッセージ  
据え置き再始動の要求用の形式


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