Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

Enterprise PL/I V3R5 からの移行

Enterprise PL/I V3R8 には、新しいオプションと、古いオプションで新しいサブオプションを持つものがいくつかありますが、これらの新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは Enterprise PL/I V3R5 (または V3R3 か V3R4) コンパイラーが生成したコードと互換性のある実行可能コードを生成します。ただし、次の例外があります。

したがって、デフォルト・オプションを使用すれば、V3R5 でコンパイルしたコードと V3R8 でコンパイルしたコードを自由に混合することができます。 そのため、V3R5 (または V3R4 か V3R3) から V3R8 に移行する場合、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

V3R2 から V3R8 に移行する場合であっても、前の節の BACKREG、BIFPREC、および EXTRN オプションに関する注意事項に留意すれば、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。

また V3R6 では、コンパイラー・オプションに以下の変更が加えられています。

V3R6 では、CEESTART オプションのデフォルトは CEESTART(LAST) だったことに注意してください。 このため、コンパイラーは CEESTART CSECT を生成されたオブジェクト・デックの最後に置きます。 これは、リンカー CHANGE カードを使っている場合は必要ですが、以前のリリースのコンパイラーで行われたものとは異なります。 さらに、オブジェクトのバインド時に ENTRY CEESTART リンカー・カードを使用しない場合は、コードが間違った動作をしてしまいます。 お客様の多くは、おそらく CEESTART(FIRST) オプションを好むと思われます。


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