FILE STATUS 節は、ファイルに対するそれぞれの入出力操作の実行を監視します。
FILE STATUS 節を指定すると、このファイルを明示的または暗黙のうちに参照する入出力操作が実行されるたびに、システムはファイル状況キー・データ項目の中に値を入れます。その値はそのステートメントの実行状況を示すものです。 (「状況キー」については、共通の処理機能を参照。)
データ名-1 に、PICTURE 記号 'P' を含めることはできません。
データ名-1 は修飾することができます。
ファイル状況キー・データ項目は、任意の位置に指定してはなりません。 すなわち、そのデータ項目の後に OCCURS DEPENDING ON 節を含むデータ項目があってはなりません。
データ名-8 は、ファイルが VSAM ファイル (つまり ESDS、 KSDS、 RRDS) の場合に限り指定します。
データ名-8 には、次のものから構成される 6 バイトの VSAM 戻りコードが格納されています。
VSAM が戻りコードとしてゼロ以外の値を戻した場合、データ名-8 が設定されます。
VSAM を呼び出すことなく FILE STATUS が戻された場合、データ名-8 は 0 になります。
データ名-1 が 0 に設定さている場合、データ名-8 の内容は未定義です。VSAM 状況戻りコード情報は、 現在定義されている COBOL プログラムの FILE STATUS コードに変換しなくても使用することができます。 ユーザーは、VSAM で定義されているレベルと同じレベルで、 例外条件を識別し取り扱うことができます。
機能コード とフィードバック・コード が設定されるのは、戻りコード がゼロ以外の値に設定される場合だけです。戻りコードが 0 に設定されている場合にこれらのフィールドを参照しても、 それらの内容は信頼できるものではありません。
戻りコード、機能コード、およびフィードバック・コード の各フィールドの値は、VSAM によって定義されます。VSAM 定義に対して COBOL では何も追加、削除、または修正しません。
詳細については、「DFSMS™ Macro Instructions for Data Sets」を参照してください。