EXIT オプションは、SYSIN、SYSLIB (またはコピー・ライブラリー)、および SYSPRINT の代わりにユーザー提供モジュールをコンパイラーが受け入れることができるようにする場合に使用します。
SYSADATA の場合、ADEXIT サブオプションは、SYSADATA レコードごとに、そのレコードがファイルに書き込まれた直後に呼び出されることになるモジュールを提供します。
EXIT オプションの構文 .-NOEXIT-----------------------------------. >>-+------------------------------------------+---------------->< | .------------------------------. | | V | | '-EXIT(---+--------------------------+-+-)-' +-INEXIT(-+-------+-mod1)--+ | '-str1,-' | +-NOINEXIT-----------------+ +-LIBEXIT(-+-------+-mod2)-+ | '-str2,-' | +-NOLIBEXIT----------------+ +-PRTEXIT(-+-------+-mod3)-+ | '-str3,-' | +-NOPRTEXIT----------------+ +-ADEXIT(-+-------+-mod4)--+ | '-str4,-' | '-NOADEXIT-----------------'
デフォルト: NOEXIT
省略形: EX(INX|NOINX、LIBX|NOLIBX、PRTX|NOPRTX、ADX|NOADX)
サブオプションをまったく指定せずに EXIT オプションを指定すると、NOEXIT が実施されます。サブオプションは、コンマまたはスペースで区切って任意の順序で指定することができます。サブオプションの肯定形式と否定形式 (INEXIT|NOINEXT、LIBEXIT|NOLIBEXIT、PRTEXIT|NOPRTEXIT、または ADEXIT|NOADEXIT) の両方を指定した場合は、最後に指定された形式が有効になります。同じサブオプションを複数回指定すると、最後に指定したものが有効になります。
EXIT オプションは、呼び出し時に JCL PARM フィールドで (TSO/E のもとではコマンド引数で)、またはインストール時にのみ指定できます。 EXIT オプションを PROCESS (CBL) ステートメントに指定してはなりません。
モジュール名 mod1、mod2、mod3、および mod4 は、同じものを参照することが可能です。
サブオプション str1、str2、str3、および str4 は、ロード・モジュールに渡される文字ストリングです。これらのストリングはオプションです。 ストリングは最高 64 文字までの長さにすることができ、単一引用符で囲む必要があります。 任意の文字を使用できますが、組み込む単一引用符は二重にしなければなりません。 小文字は大文字に変換されます。
str1、str2、str3、または str4 のいずれかが指定された場合、そのストリングは次の形式で、適切なユーザー出口モジュールに渡されます。
| LL | ストリング |
LL は、そのストリングの長さを含む (ハーフワード境界上の) ハーフワードです。