OPTFILE は、データ・セットでの COBOL コンパイラー・オプションの指定を有効化するために使用します。 コンパイラー・オプション・データ・セットを使用することによって、JCL PARM ストリングに指定されたオプションの 100 文字制限を回避します。
デフォルト: なし
省略形: なし
OPTFILE は、コンパイラー呼び出しオプションとして、 または COBOL ソース・プログラムの PROCESS または CBL ステートメントで、指定できます。 OPTFILE は、インストール先デフォルトとしては指定できません。
OPTFILE は、z/OS UNIX 環境で cob2 コマンドを使用してコンパイルした場合には、無視されます。 (その環境では、COBOPT 環境変数が、OPTFILE に同等の機能を提供します。)
OPTFILE が有効化されている場合には、コンパイラー・オプションは、SYSOPTF DD ステートメントで指定したデータ・セットから読み取られます。 SYSOPTF データ・セットには、RECFM F または FB、および 80 バイトの LRECL が存在している必要があります。 SYSOPTF データ・セットのフォーマットの詳細については、コンパイラー・オプション・データ・セットの定義に関する下記の関連タスクを参照してください。
SYSOPTF データ・セットのオプションの優先順位は、OPTFILE オプションを指定した場所で決まります。 例えば、呼び出し PARM ストリングで OPTFILE を指定した場合、 PARM ストリングで後から指定したオプションによって、競合する SYSOPTF データ・セットで指定されたすべてのオプションが置き換えられます。
(概念的には、PARM ストリングの OPTFILE は、SYSOPTF データ・セットにあるオプションで置き換えられます。 それから、コンパイラー・オプションおよび競合するコンパイラー・オプションの優先順位に関する規則が適用されます。)
アセンブラー・プログラム内から COBOL コンパイラーを始動した場合、SYSOPTF でコンパイラー・オプション・データ・セットを指定する代わりに、 代替 DD 名リストを使用して、使用する DD 名を指定することができます。
関連タスク
アセンブラー・プログラムからコンパイラーを開始する
コンパイラー・オプション・データ・セットの定義 (SYSOPTF)
z/OS のもとでのコンパイラー・オプションの指定
UNIX のもとでのコンパイル
関連参照
矛盾するコンパイラー・オプション