CODE-SET 節は、磁気テープ・ファイル上でデータを表現するために使用される文字コードを指定します。CODE-SET 節を指定すると、入出力装置上のデータを表すために使用される文字コード規則が英字名によって識別されます。
英字名は、SPECIAL-NAMES 段落の中で、ASCII コード化ファイルでは STANDARD-1 として、ISO 7 ビット・コード化ファイルでは STANDARD-2 として、EBCDIC コード化ファイルでは EBCDIC として、または NATIVE として定義する必要があります。NATIVE を指定した場合、CODE-SET 節は構文チェックされますが、プログラムの実行には何も影響しません。
また CODE-SET 節は、入出力メディア上の文字コードと内部 EBCDIC 文字セットの間で変換するためのアルゴリズムを指定します。
あるファイルに対して CODE-SET 節を使用する場合、そのファイルのデータはすべて USAGE DISPLAY でなければならず、 また符号付き数字データがある場合は、それを SIGN IS SEPARATE 節を使用して記述していなければなりません。
CODE-SET 節を省略する場合、ファイルの文字セットは EBCDIC 文字セットとみなされます。
関連したファイル結合子が外部ファイル結合子である場合、 そのファイル結合子に関連付けられた実行単位内のすべての CODE-SET 節は、同一の文字セットでなければなりません。
CODE-SET 節は、磁気テープ・ファイルに対してのみ有効です。
CODE-SET 節は、SD で指定された際に、構文チェックされますが、プログラムの実行には何も影響しません。