RSD (レコード順次区切り) ファイル・システムは、順次ファイルに対応しています。 RSD ファイルは、ブラウズ、編集、コピー、削除、印刷などの標準的なシステム・ファイル・ユーティリティー機能を使用して処理することができます。
RSD ファイルは優れたパフォーマンスを提供します。また、AIX システムと Windows ベースのシステムとの間でファイルを容易に移植でき、異なる言語で書かれたプログラムやアプリケーションの間でファイルを共用することができます。
RSD ファイルは、固定長レコード内のあらゆる COBOL データ型に対応しています。書き込まれた各レコードの後には、改行制御文字が続きます。読み取り操作の場合は、ファイル・レコード域にレコード長を示すデータが格納されます。このレコード域にデータが格納される前にファイル・マークが検出された場合は、レコード域にスペース文字が埋め込まれます。
RSD ファイルをテキスト・エディターで編集する場合は、各レコードの長さを必ず維持してください。
RSD ファイルに対して AFTER ADVANCING または BEFORE ADVANCING 句を持つ WRITE ステートメントを試行すると、このステートメントは失敗し、ファイル状況キーが 30 に設定されます。
RSD ファイル・システムは、スレッドとともに使用しても安全です。ただし、複数のスレッドが同時にファイルのレベル 01 のレコードにアクセスしないようにしてください。 複数のスレッドが同一の RSD ファイルを操作することは可能ですが、オペレーティング・システム呼び出し (WaitForSingleObject など) を使用して、アクティブ・スレッド上でのファイル・アクセスが完了するまで、他のすべてのスレッドを待機させるようにする必要があります。
関連概念
ファイル編成およびアクセス・モード
関連タスク
RSD ファイルの識別