Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


UPPER-CASE

UPPER-CASE 関数は、引数のそれぞれの小文字をそれに対応する大文字に置き換えて、引数の文字が含まれた文字ストリングを戻します。

関数のタイプは、次に示すように引数のタイプに応じて異なります。

引数のタイプ 関数のタイプ
英字 英数字
英数字 英数字
国別 国別
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フォーマット 

>>-FUNCTION UPPER-CASE--(--引数-1--)-----------------------------><

引数-1
クラスの英字、英数字、または国別でなければならず、少なくとも 1 文字位置の長さを持たなければなりません。

各小文字がそれに対応する大文字に置き換えられるだけで、引数-1 と同じ長さの文字ストリングが戻されます。

引数-1 が英字または英数字である場合は、「a」から「z」までの小文字は対応する大文字「A」から「Z」に置き換えられます。ここで「a」から「z」の範囲と「A」から「Z」の範囲は、有効になっているコード・ページにかかわらず、EBCDIC 照合シーケンスに示されているようになります。

引数-1 が国別である場合は、各小文字は、Unicode データベース UnicodeData.txt (www.unicode.org/ の Unicode Consortium から入手可能) の仕様に基づいて、対応する大文字に置き換えられます。

戻される文字ストリングは、引数-1 と同じ長さになります。


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