Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


SHIFT-OUT と SHIFT-IN

SHIFT-OUT および SHIFT-IN 特殊レジスターは、次のフォーマットの英数字データ項目として暗黙に定義されています。

01  SHIFT-OUT GLOBAL PICTURE X(1) USAGE DISPLAY VALUE X"0E".
01  SHIFT-IN  GLOBAL PICTURE X(1) USAGE DISPLAY VALUE X"0F".

ネストされたプログラムで使用される場合、これらの特殊レジスターは最外部プログラムの GLOBAL 属性で暗黙的に定義されます。

これらの特殊レジスターは、印刷不能文字である EBCDIC シフトアウトおよびシフトインの各制御文字を表します。

英数字引数が使用できる関数であれば、 どこでも SHIFT-OUT 特殊レジスターと SHIFT-IN 特殊レジスターを指定できます。

これらの特殊レジスターは受け入れ側の項目になることはできません。 DBCS ユーザー定義語を定義しているとき、または EBCDIC DBCS リテラルを指定しているときには、キーボード制御文字として SHIFT-OUT と SHIFT-IN を使用することはできません。

次に示すのは、SHIFT-OUT と SHIFT-IN の使用法の例です。

DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE.
01  DBCSGRP.
    05  SO       PIC X.
    05  DBCSITEM PIC G(3) USAGE DISPLAY-1.
    05  SI       PIC X.
...
PROCEDURE DIVISION.
    MOVE SHIFT-OUT TO SO
    MOVE G"<D1D2D3>" TO DBCSITEM
    MOVE SHIFT-IN TO SI
    DISPLAY DBCSGRP

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