Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

プログラミングとコンパイルに関する考慮事項

PL/I SQL プリプロセッサーを使用すると、組み込み SQL ステートメントを 含むソース・プログラムはコンパイル時に PL/I コンパイラーによって処理 され、ユーザーは別個のプリコンパイル・ステップを使用する必要がありません。 別個のプリコンパイル・ステップの使用も引き続きサポートされますが、PL/I SQL プリプロセッサーを 使用することをお勧めします。PL/I SQL プリプロセッサーを使用すると、デバッグ中に SQL ステートメント だけが表示されるように (生成された PL/I ソースは表示されない)、 デバッグ・ツールによる対話式デバッグが強化されています。 ただし、SQL プリプロセッサーを使用するには、DB2 for z/OS バージョン 7 リリース 1 以降が必要です。

さらに、PL/I SQL プリプロセッサーを使用すると、SQL プログラムに 対する DB2 プリコンパイラーの制限が一部解消されます。PL/I SQL プリプロセッサーを使用して SQL ステートメントを処理すると、 次のことが可能になります。

PL/I SQL プリプロセッサー・オプションを使用してコンパイルを行うと、 オブジェクト・モジュールやリストなど通常の PL/I コンパイラー 出力とともに、DB2 データベース要求モジュール (DBRM) が生成されます。DB2 バインド・プロセスへの入力になる DBRM データ・セットには、 プログラム内の SQL ステートメントとホスト変数に関する情報が入っています。 ただし、バインドまたは実行時の処理の場合、DBRM の中のすべての情報 が重要であるというわけではありません。 例えば、DBRM の中の HOST 値は、PL/I 以外の言語 を指定するものであり、気にする理由は何もありません。 この値は、HOST 値に対するインストール・デフォルトとして他の言語が選択される ことを意味するだけであって、PL/I のプログラムのバインドまたは実行時の処理には 影響しません。

PL/I コンパイラー・リストには、PL/I SQL プリプロセッサー が生成したエラー診断情報 (SQL ステートメントの構文エラーなど) が含まれています。

PL/I SQL プリプロセッサーを使用するには、次のことを行う 必要があります。


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