Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


NUMPROC

数値内部 10 進数およびゾーン 10 進数データで非優先符号を使用することがある場合には常に NUMPROC(NOPFD) を使用してください。

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NUMPROC オプションの構文

            .-NOPFD-.     
>>-NUMPROC(-+-PFD---+-)----------------------------------------><
            '-MIG---'     

デフォルト: NUMPROC(NOPFD)

省略形: なし

コンパイラーは、任意の有効符号構成 (X'A'、X'B'、X'C'、X'D'、X'E'、または X'F') を受け入れます。ほとんどの場合の推奨オプションは NUMPROC(NOPFD) です。

NUMPROC(PFD) の場合、数値内部 10 進数およびゾーン 10 進数データの処理のパフォーマンスが向上します。 このオプションは、プログラム・データが以下の IBM システム標準と正確に一致する場合にのみ 使用してください。

ゾーン 10 進数、符号なし: 符号バイトの高位 4 ビットに X'F' が入ります。

ゾーン 10 進数、符号付きオーバーパンチ: 符号バイトの高位 4 バイトに、X'C' (数値が正または 0 の場合)、お よび X'D' (数値がそれ以外の場合) が入ります。

ゾーン 10 進数、分離符号: 分離符号は、文字「+」(数値が正または 0 の場合)、および「-」(数値がそれ以外の場合) を含みます。

内部 10 進数、符号なし: 下位バイトの下位 4 ビットには、X'F' が入ります。

内部 10 進数、符号付き: 下位バイトの下位 4 ビットには、その数値が正または 0 であれば X'C' が入り、そうでなければ X'D' が入ります。

COBOL 算術ステートメントが作成するデータは、上記の IBM システム標準に適合します。しかし、REDEFINES を使用したり、グループ移動を行うと、データが変更されて、この標準に適合しなくなることがあります。NUMPROC(PFD) を使用する場合は、グループ移動を行うのではなく、INITIALIZE ステートメントを使用してデータ・フィールドを初期化しなければなりません。

NUMPROC(PFD) を使用すると、数値データのクラス・テストに影響を与えることがあります。PL/I または FORTRAN で書かれたプログラムを COBOL プログラムで呼び出す場合は、NUMPROC(NOPFD) または NUMPROC(MIG) を使用しなければなりません。

サイン表記は、NUMPROC オプションばかりでなく、インストール時のオプション NUMCLS の影響も受けます。

NUMPROC(MIG) は、OS/VS COBOL プログラムを Enterprise COBOL に移行する際の援助手段として使用してください。 NUMPROC(MIG) が有効であると、次の処理が行われます。


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