Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


日付フィールド

日付フィールド は、次のいずれかにすることができます。

日付フィールド という用語は、拡張日付フィールド およびウィンドウ表示日付フィールド の両方を指します。

ウィンドウ表示日付フィールド

ウィンドウ表示日付フィールド とは、ウィンドウ表示西暦年を含む日付フィールドです。 ウィンドウ表示西暦年 は、世紀ウィンドウ内の年を表す 2 桁から構成されます。

拡張日付フィールド

拡張日付フィールド とは、拡張西暦年を含む日付フィールドです。 拡張西暦年 は 4 桁から構成されます。

拡張日付フィールドの主な用途は、ウィンドウ表示日付フィールドと組み合わせて使用し たときに正しい結果をもたらすことです。例えば、4 桁年号の日付への移行が不完全な場合などです。アプリケーションの中のすべての日付が 4 桁の年号を使用する場合には、2000 年言語拡張を使用する必要はありません。

年末尾型日付フィールド

年末尾型日付フィールド とは、DATE FORMAT 節において YY または YYYY の前に 1 つ以上の X が 指定されている日付フィールドのことです。 年末尾型日付フィールドがサポートされるのは、 同じデータ (年末尾型) 日付フォーマットの別の日付が関係している場合や、非日付データが関係している場合など、一部の操作においてです。

日付形式

日付フォーマット とは日付フィールドの日付パターンであり、 次のいずれかの方法で指定されます。

  • DATE FORMAT 節または DATEVAL 組み込み関数 引数-2 によって明示的に
  • 日付フィールドを戻すステートメントおよび組み込み関数によって暗黙的に指定される。

互換日付フィールド

互換 という用語の意味は、日付フィールドに適用される場合、 それが COBOL のどの部で使用されるかによって異なります。

データ部
2 つの日付フィールドの USAGE が同じであり、 以下の少なくとも 1 つの条件を満たす場合、 その 2 つの日付フィールドには互換性がある。
  • 日付フォーマットが同じである。
  • 両方ともウィンドウ表示日付フィールドである (一方がウィンドウ表示西暦年であ る DATE FORMAT YY だけで構成されている)。
  • 両方とも拡張日付フィールドである (一方が拡張西暦年である DATE FORMAT YYYY だけで構成されている)。
  • 一方が DATE FORMAT YYXXXX で、他方が YYXX である。
  • 一方が DATE FORMAT YYYYXXXX で、他方が YYYYXX である。

ウィンドウ表示日付フィールドを拡張日付グループ・データ項目の従属とすることもできる。2 つの日付フィールドに互換性があるのは、従属のほうの日付フィ ールドに USAGE DISPLAY が指定されており、グループ拡張日付フィールドの 開始より 2 バイト後で開始していて、かつ 2 つのフィールドが以下の条件の少な くとも 1 つを満たしている場合です。

  • 従属日付フィールドに指定されている DATE FORMAT パターンの中の X の数が、グループ日付フィールドの DATE FORMAT パターンと同じであ る。
  • 従属日付フィールドに DATE FORMAT YY が指定されている。
  • グループ日付フィールドに DATE FORMAT YYYYXXXX が指定されてお り、従属日付フィールドに DATE FORMAT YYXX が指定されている。
手続き部
2 つの日付フィールドの日付フォーマットが、年部分を除いて同じ場合、それら には互換性がある。これらは、ウィンドウ表示または拡張することが可能。例えば、DATE FORMAT YYXXX のウィンドウ表示日付フィールド は、以下と互換性がある。
  • DATE FORMAT YYXXX の別のウィンドウ表示日付フィールド
  • DATE FORMAT YYYYXXX の拡張日付フィールド

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