Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


FILE STATUS 文節

FILE STATUS 文節は、ファイルに対するそれぞれの入出力操作の実行を監視します。

FILE STATUS 文節を指定すると、このファイルを明示的または暗黙のうちに参照する入出力操作が実行されるたびに、システムはファイル状況キー・データ項目の中に値を入れます。その値はそのステートメントの実行状況を示すものです。 (「状況キー」については、共通の処理機能を参照。)

データ名-1
ファイル状況キー・データ項目は、作業用ストレージ・セクション、ローカル・ストレージ・セクション、またはリンケージ・セクションで、以下のいずれかとして定義することができます。

データ名-1 に、PICTURE 記号 'P' を含めることはできません。

データ名-1 は修飾することができます。

ファイル状況キー・データ項目は、任意の位置に指定してはなりません。 すなわち、そのデータ項目の後に OCCURS DEPENDING ON 文節を含むデータ項目があってはなりません。

データ名-8
ファイル・システムから戻される情報を表します。定義はファイル・システムおよびプラットフォームに固有であるため、データ名-8 の特定の値に依存するアプリケーションはプラットフォームをまたがって移植できない可能性があります。

データ名-8 は、PICTURE 9(6) および USAGE DISPLAY を指定して定義する必要があります。ただし、PICTURE X(n) を使用して、追加のフィールドも定義できます。ファイル・システムによって、フィードバック値が定義されます。値は、ファイル・システムのフィードバック値が 100000 未満の場合は先行ゼロを伴う、6 桁の外部 10 進表記に変換されます。PICTURE X(n) を使用して追加のフィールドを定義した場合、X(n) には、ゼロ以外のフィードバック・コードが戻る理由を説明する追加情報が格納されます。(大半のプログラムでは、n の値は 100 あれば、完全なメッセージ・テキストを表示するのに十分です。数多くの代替キーを指定して定義されたファイルの場合、100 バイトに加えて、代替キーごとに 20 バイトを追加します。)


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