Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


クラス・インスタンス・メソッドの定義

クラス定義の OBJECT 段落の PROCEDURE DIVISION に COBOL インスタンス・メソッドを定義します。インスタンス・メソッドは、クラスのそれぞれのオブジェクト・インスタンスごとにサポートされる 操作を定義します。

COBOL インスタンス・メソッド定義は、4 つの部 (COBOL プログラムに類似) とその後の END METHOD マーカーから構成されます。

表 1. インスタンス・メソッド定義の構成
除算 目的 構文
IDENTIFICATION (必須) メソッドの名前を指定する。
クラス・インスタンス・メソッド定義用の METHOD-ID 段落 (必須)

AUTHOR 段落 (オプション)
INSTALLATION 段落 (オプション)
DATE-WRITTEN 段落 (オプション)
DATE-COMPILED 段落 (オプション)

ENVIRONMENT (オプション) メソッド内で使用されるファイル名を、オペレーティング・システムに認識された、対応するファイル名に 関連付ける。 クラス・インスタンス・メソッド定義用の INPUT-OUTPUT SECTION (オプション)
DATA (オプション) 外部ファイルを定義する。データのコピーを割り振る。 クラス・インスタンス・メソッド定義用の DATA DIVISION (オプション)
PROCEDURE (オプション) メソッドによって提供されるサービスを完了するために実行可能ステートメントをコーディングする。 クラス・インスタンス・メソッド定義用の PROCEDURE DIVISION (オプション)

定義: メソッドのシグニチャーは、メソッドの名前およびその仮パラメーターの数と型から構成されています。 (COBOL メソッドの仮パラメーターの定義は、そのメソッドの PROCEDURE DIVISION ヘッダーの USING 句で行います。)

クラス定義内では、各メソッド名を固有にする必要はありませんが、各メソッドに固有のシグニチャーを与える必要があります。(メソッドに同じ名前を与えても、別々のシグニチャーを与えると、メソッドを多重定義 することになります。)

COBOL インスタンス・メソッドは Java public 非静的メソッドと同じです。

例: メソッドの定義


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)