Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


引数の引き渡し用の USING 句

引数をメソッドに渡す場合、INVOKE ステートメントの USING 句に引数を指定してください。 それぞれの引数のデータ型が、意図されたターゲット・メソッドの対応する仮パラメーターの型と 一致するように、それぞれの引数のデータ型をコーディングしてください。

表 1. COBOL クライアントでの引数の合致
ターゲット・メソッドのプログラミング言語 引数はオブジェクト参照ですか 引数の DATA DIVISION 定義を次のようにコーディングします 制約事項
COBOL いいえ 対応する仮パラメーターの定義と同じ  
Java いいえ 対応する Java パラメーターと相互運用可能  
COBOL または Java はい ターゲット・メソッドの対応するパラメーターと同じクラスに型式化されるオブジェクト参照 COBOL クライアントでは (Java クライアントとは異なり)、引数のクラスを、対応するパラメーターのクラスのサブクラスにすることができません。

SET ステートメントまたは REDEFINES 節を使用して、オブジェクト参照引数を対応する仮パラメーターの型と一致させる方法については、以下に参照されている例を参照してください。

例: COBOL クライアントからの規格合致オブジェクト参照の引数の引き渡し

ターゲット・メソッドが多重定義されている場合、引数のデータ型は、同じ名前を持つメソッドの中から選択するために使用されます。

引数が BY VALUE で渡される 指定をしなければなりません。 言い換えれば、引数は、呼び出されるメソッドの対応する仮パラメーターが変更されても影響を受けません。

各引数のデータ型は、Java と相互運用可能な型のいずれかでなければなりません。

関連参照
INVOKE ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
SET ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
REDEFINES 節 (Enterprise COBOL 言語解説書)


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