算術式は、算術ステートメント以外のコンテキストでも使用できます。 例えば、IF または EVALUATE ステートメントを持つ算術式を使用することができます。
このようなステートメントでは、固定小数点データを持つ中間結果および浮動小数点データを持つ中間結果に関する規則が適用されます。ただし、次のような変更があります。
以下に例を示します。
IF operand-1 = expression-1 THEN . . .
operand-1 が COMP-2 と定義されるデータ名である場合は、expression-1 には、たとえ固定小数点オペランドしか含まれていなくても、浮動小数点算術演算の規則が適用されます。というのは、これは固定小数点オペランドと比較されるためです。
EVALUATE expression-1 WHEN expression-2 THRU expression-3 WHEN expression-4 . . . END-EVALUATE
上記のステートメントでは、それぞれの算術式は、その特性に応じて、固定小数点または浮動小数点算術で評価されます。
関連概念
固定小数点演算と浮動小数点演算の対比
関連参照
中間結果用の用語
固定小数点データと中間結果
浮動小数点データと中間結果
IF ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
EVALUATE ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
条件式 (Enterprise COBOL 言語解説書)