自動再始動が行われるのは、最新のチェックポイントが取られたときだけです。
割り込みの前にチェックポイントが取られなかった場合、自動再始動は、ジョブ・ステップの先頭から行われます。
自動再始動が行われる時は、システムはユニット・レコード装置を除くすべての装置の位置変更をします。
自動再始動を行いたい場合は、RD=R または RD=RNC をコーディングします。
- RD=R は、最新のチェックポイントで再始動を行うことを示します。チェックポイントを記録するためには、プログラム中の少なくとも 1 つのデータ・セットに対して RERUN 節をコーディングしてください。割り込みの前にチェックポイントが取られなかった場合、自動再始動は、ジョブ・ステップの先頭から行われます。
- RD=RNC は、チェックポイントを書き込まないこと、およびどの再始動もジョブ・ステップの先頭から行うことを示します。この場合、RERUN 節は不要です。もしあっても、無視されます。
RD パラメーターを省略すると、CHKPT マクロ命令がアクティブのままとなり、処理中にチェックポイントが取られることがあります。最初のチェックポイントの後で割り込みが行われる場合、自動再始動が行われます。
自動的に再始動するためには、プログラムが次の条件を満たしていなければなりません。
- プログラムでは、RD パラメーターを使用するか、またはチェックポイントを取ることによって、再始動を要求しなければなりません。
- ジョブを中止させた異常終了は、再始動を可能にするコードを戻さなければなりません。
- オペレーターが、再始動を許可しなければなりません。
例: ステップ再始動の要求