EXIT コンパイラー・オプションのサブオプションを使用してコンパイルし、CICS または SQL ステートメントを変換する必要がある場合、 出口モジュールで実行できるアクションは、 別個の CICS 変換プログラムおよび DB2 プリコンパイラーを 使用するか、組み込まれた CICS 変換プログラムおよび DB2 coprocessor を使用するかによって異なります。
組み込みの変換プログラムを使用するときには、出口モジュールにおいて、EXEC CICS および EXEC SQL ステートメントを処理することができます。 以下のテーブルは、4 つの出口モジュールの選択を示します。
| サブオプションを使用したコンパイル | 組み込みの CICS 変換プログラムおよび DB2 coprocessor を使用した変換 | 別個の CICS 変換プログラムおよび DB2 coprocessor を使用した変換 | モジュールで許可された操作 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| INEXIT | はい | いいえ | INEXIT モジュールでは、EXEC CICS および EXEC SQL ステートメントを処理できます | INEXIT モジュールでは、EXEC ステートメントに生成された COBOL ステートメントの制御が得られません。 |
| いいえ | はい | INEXIT モジュールでは、EXEC ステートメントに生成された COBOL ステートメントを処理できます | 生成されたステートメントは INEXIT モジュールで変更することができます。ただし、この変更について、IBM ではサポートしません。 | |
| LIBEXIT | はい | いいえ | EXEC SQL INCLUDE ステートメントによってもたらされたステートメントを LIBEXIT モジュールで処理できます。 LIBEXIT モジュールで EXEC CICS ソース・ステートメントを処理できます。 | EXEC SQL INCLUDE ステートメントは、COBOL COPY ステートメントと同じように処理されます。 |
| いいえ | はい | LIBEXIT モジュールでは、EXEC CICS ステートメントに生成された COBOL ステートメントを処理できます | EXEC SQL INCLUDE ステートメントによってもたらされた入力ステートメントを処理できるのは、INEXIT サブオプションを使用した場合のみです。 | |
| PRTEXIT | はい | いいえ | PRTEXIT モジュールの SOURCE リストから、EXEC CICS および EXEC SQL ソース・ステートメントを処理できます | PRTEXIT モジュールは、生成された COBOL ソース・ステートメントにアクセスできません。 |
| いいえ | はい | PRTEXIT モジュールでは、EXEC ステートメントに生成された COBOL SOURCE リスト・ステートメントを処理できます | ||
| ADEXIT | はい | いいえ | ADEXIT モジュールでは、EXEC CICS および EXEC SQL ソース・ステートメントを処理できます | ADEXIT モジュールは、生成された COBOL ソース・ステートメントにアクセスできません。 |
| いいえ | はい | ADEXIT モジュールでは、EXEC ステートメントに生成された COBOL SYSADATA ソース・ステートメントを処理できます |