ASSIGN 文節は、プログラム内のファイル名を、オペレーティング・システムに既知のファイル名と関連付けます。
ASSIGN 文節には、環境変数、システム・ファイル名、リテラル、データ名のいずれかを使用することができます。環境変数を割り当て名として指定した場合は、実行時に環境変数が評価され、その値が (オプションのディレクトリー およびパス名とともに) システム・ファイル名として使用されます。
デフォルト以外のファイル・システムを使用する場合は、システム・ファイル名の前にファイル・システム ID を 指定するなどの方法で、ファイル・システムを明示的に示す必要があります。例えば、MYFILE が Btrieve ファイルで、プログラム内でファイル名として F1 を使用する場合、ASSIGN 文節は次のようになります。
SELECT F1 ASSIGN TO BTR-MYFILE
MYFILE が環境変数ではない場合、前述のコードは MYFILE をシステム・ファイル名として扱います。 MYFILE が環境変数の場合は、その環境変数の値が使用されます。例えば、環境変数 MYFILE が MYFILE=STL-YOURFILE として設定されている場合、システム・ファイル名は実行時に YOURFILE となり、ファイルは STL ファイルとして扱われ、ASSIGN 文節で使用されているファイル・システム ID はオーバーライドされます。
ただし、割り当て名が引用符または一重引用符で囲まれている場合は (例: “BTR-MYFILE”)、環境変数に値が指定されていても無視されます。この場合、割り当て名はリテラルとして扱われます。
関連タスク
実行時の入出力ファイルの変更
ファイルの識別