Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

スケール因数

ピクチャー文字 F は、固定小数点 10 進数のピクチャー・スケール因数を指定します。 この文字は、ピクチャー指定の右端に 1 回だけ記入することができます。

構文図を読む構文図をスキップする>>-F-(-+-----+-integer)----------------------------------------><
       +- + -+
       '- - -'
 
F
ピクチャー・スケール因数を指定します。 ピクチャー・スケール因数は、変数の算術値における小数点の位置が、文字値における仮想小数点の位置からどれだけ右に (ピクチャー・スケール因数が正の場合) または左に (負の場合) あるかを表します。

ピクチャー文字 V のあとにある数字の個数から、F で指定した整数を引いた値が、-128 から 127 の範囲内になければなりません。

表 43 に、ピクチャー・スケール因数文字の例を示します。

表 43. スケール因数文字の例
 
ソース属性
ソース・データ
(定数フォーマット)
 
ピクチャー指定
 
文字値
 FIXED(4,0)
FIXED(7,0)
FIXED(5,5)
 1200
-1234500
.00012
 99F(2)
S999V99F(4)
99F(-5)
 12
-12345
12
 FIXED(6,6)
 .012345
 999V99F(-4)
 12345

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