Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

ビット演算子

ビット演算を指定するには、 下記のいずれかの論理演算子でオペランドを結び付けます。

  ¬    &    |

NOT/排他的 OR 記号 (¬) は、 接頭部または挿入演算子として使用することができます。 AND (&) 記号および OR (|) 記号は、 挿入演算子としてのみ使用することができます (これらの演算子は、ブール代数の場合と同じです)。

ビット演算のオペランドは、演算の実行前に、必要に応じてビット・ストリングに変換されます。 挿入演算子の演算の両オペランドの長さが異なっている場合は、短い方のストリングの右側に '0'B が埋め込まれます。

ビット演算の演算結果は、両オペランドと同じ長さのビット・ストリングです。

ビット演算は、1 ビットずつ行われます。 表 19 は、各演算子のビット位置の結果を説明しています。 表 20 は、ビット演算子の例を示しています。

表 19. ビット演算子
A B ¬A ¬B A&B A|B A¬B
1 1 0 0 1 1 0
1 0 0 1 0 1 1
0 1 1 0 0 1 1
0 0 1 1 0 0 0
表 20. ビット演算の例
オペランドと値 演算 結果
A = '010111'B
B = '111111'B
C = '110'B
D =  5
¬ A
'101000'B
¬ C
'001'B
C & B
'110000'B
A | B
'111111'B
A ¬ B
''101000''B
A ¬ C
'100111'B
C | B
'111111'B
A | (¬C)
'011111'B
¬((¬C)|(¬B))
'110111'B
SUBSTR(A,1,1)|(D=5)
'1'B

BOOL 組み込み関数

演算子 ¬、&、および | を使用する NOT排他 ORAND、 および OR 演算に加えて、BOOLで 説明している BOOL 組み込み関数を使用してブール演算を行うことができます。


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