Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


XML-NAMESPACE-PREFIX

XML-NAMESPACE-PREFIX 特殊レジスターは、XML 構文解析中に、XML イベント START-OF-ELEMENT、END-OF-ELEMENT、および ATTRIBUTE-NAME の XML-TEXT 内に名前があればその接頭部が含まれ、XML イベント NAMESPACE-DECLARATION のローカル属性名が含まれるように定義されます。ネーム・スペース接頭部が完全なネーム・スペース ID の別名として使用されます。

XML PARSE ステートメントのオペランドが英数字データ項目であり、RETURNING NATIONAL 句が指定されていない場合、パーサーは、XML-NAMESPACE-PREFIX を設定してから、制御を処理プロシージャーに転送します。

XML-NAMESPACE-PREFIX を使用するには、XMLPARSE(XMLSS) コンパイラー・オプションでコンパイルする必要があります。

XML-NAMESPACE-PREFIX は、国別カテゴリーの基本データ項目です。XML-NAMESPACE-PREFIX の長さは、0 から 4,096 バイトです。 実行時の長さは、含まれるネーム・スペースの接頭部の長さです。

対応する COBOL データ記述項目はありません。

ネストされたプログラムで使用される場合、 この特殊レジスターは最外部プログラムの GLOBAL 属性で暗黙的に定義されます。

XML-NAMESPACE-PREFIX では、次のものに対しては長さがゼロとなります。
  • 名前に関連した接頭部がない場合の START-OF-ELEMENT、END-OF-ELEMENT、および ATTRIBUTE-NAME XML イベント
  • 宣言がデフォルトのネーム・スペースに対するものである場合の NAMESPACE-DECLARATION XML イベント。この場合、ネーム・スペース宣言の属性名には接頭部が付けられません。
  • 他のすべての XML イベント

XML-NAMESPACE-PREFIX が設定されると、XML-NNAMESPACE-PREFIX 特殊レジスターは長さゼロになります。XML-NAMESPACE-PREFIX 特殊レジスターと XML-NNAMESPACE-PREFIX 特殊レジスターは、両方同時にゼロでない長さを持つことはできません。

LENGTH 関数または LENGTH OF 特殊レジスターを使用すると、XML-NAMESPACE-PREFIX に含まれているバイト数を判別することができます。

XML-NAMESPACE-PREFIX を受け取り項目として使用することはできません。


ご利用条件 | フィードバック

このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)