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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


FLAGSTD

FLAGSTD は、準拠しているとみなされる COBOL 85 標準のサブセットのレベルを指定し、 プログラムに組み込まれている標準 COBOL 85 エレメントに関する通知メッセージを取得する場合に使用します。

フラグ付け処理には、次の項目のどれかを指定することができます。

FLAGSTD オプションの構文
構文図を読む構文図をスキップする   .-NOFLAGSTD-----------------.  
>>-+---------------------------+-------------------------------><
   '-FLAGSTD(x-+----+-+----+-)-'  
               '-yy-' '-,O-'      
 

デフォルト: NOFLAGSTD

省略形: なし

x は、準拠しているとみなす標準 COBOL 85 のサブセットを指定します。

M
最小サブセットからのものではない 言語エレメントに、「規格合致外」というフラグを付けます。
I
最小サブセットまたは中間サブセットからのものではない 言語エレメントに、「規格合致外」というフラグを付けます。
H
高位サブセットが使用されており、言語エレメントにはサブセットによってフラグが付けられません。 IBM 拡張であるエレメントには、「規格合致外、IBM 拡張」というフラグが付けられます。

yy は、単一文字または 2 文字の組み合わせによって、サブセットに組み込むオプション・モジュールを指定します。

D
デバッグ・モジュール・レベル 1 のエレメントには、「規格合致外」というフラグを付けません
N
分割モジュール・レベル 1 のエレメントには、「規格合致外」というフラグを付けません
S
分割モジュール・レベル 2 のエレメントには、「規格合致外」というフラグを付けません

S を指定すると、N が含められます (NS のサブセットです)。

O は、廃止された言語エレメントに「廃止」のフラグを付けることを表します。

通知メッセージはソース・プログラム・リストに表示され、以下の情報を示しています。

FLAGSTD には、予約語の標準セットが必要です。

次の例では、メッセージ・コードとテキストとともに、フラグ付き文節、ステートメントまたはヘッダーが出てきた行番号と桁が示されています。最下部には、フラグ付けされた項目の合計とそれらのタイプがまとめられています。

   LINE.COL CODE       FIPS MESSAGE TEXT

            IGYDS8211  Comment lines before “IDENTIFICATION DIVISION”:
                       nonconforming nonstandard, IBM extension to
                       ANS/ISO 1985.

     11.14  IGYDS8111  “GLOBAL clause”:  nonconforming standard, ANS/ISO
                       1985 high subset.

     59.12  IGYPS8169  “USE FOR DEBUGGING statement”:  obsolete element
                       in ANS/ISO 1985.


 FIPS MESSAGES TOTAL             STANDARD      NONSTANDARD      OBSOLETE

                 3                   1               1              1

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