Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 言語解説書


RETURNING 句

RETURNING 句では、プログラムまたはメソッドの結果を受け取るデータ項目 を指定します。

データ名-2
データ名-2 は、RETURNING データ項目です。リンケージ・セクションでは、データ名-2 をレベル 01 項目またはレベル 77 項目にする必要があります。

メソッド手続き部のヘッダーでは、データ名-2 のデータ型を Java 相互協調処理に対応したデータ型に する必要があります。詳しくは、COBOL と Java の相互運用可能なデータ型を参照してください。

RETURNING データ項目は、出力専用のパラメーターです。 メソッドへの入力時、RETURNING データ項目の初期状態の値は定まっておらず、予測できません。 RETURNING データ項目の値を参照するには、PROCEDURE DIVISION RETURNING データ項目を初期化する必要があります。 呼び出しルーチンに戻される値は、 メソッドの終了時にデータ項目が持つ値です。 INVOKE RETURNING ID およびメソッド RETURNING のデータ項目へ準拠するための要件については、RETURNING 句を参照してください。

次のプログラムには、手続き部 RETURNING 句を使わないでください。

  • ENTRY ステートメントを含むプログラム
  • ネストされたプログラム
  • メインプログラム: メインプログラムに手続き部 RETURNING を指定すると、結果は予測できません。呼び出されるサブプログラムにのみ 手続き部 RETURNING 句を指定する必要があります。メインプログラムの場合は、 RETURN-CODE 特殊レジスターを使用して操作環境に値を戻してください。

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