Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 言語解説書


英数字リテラルの 16 進表記

英数字リテラルでは 16 進表記を使用することができます。 16 進表記のフォーマットを次に示します。

フォーマット 3: 英数字リテラルの 16 進表記

X“hexadecimal-digits”
X'hexadecimal-digits'
X“ または X'
英数字リテラルの 16 進表記の開始の区切り文字
” または '
英数字リテラルの 16 進表記の終了の区切り文字。開始の区切り文字に引用符を使用した場合は、終了の区切り文字にも引用符を使用する必要があります。同様に、開始の区切り文字にアポストロフィを使用した場合は、終了の区切り文字にもアポストロフィを使用する必要があります。

16 進数字は '0' から '9'、'a' から 'f'、および 'A' から 'F' の範囲に含まれる文字です。2 つの 16 進数字で 1 バイト文字セット (EBCDIC または ASCII) の 1 つの文字を表します。4 つの 16 進数字で DBCS 文字セットに含まれる 1 つの文字を表現します。 16 進数は、偶数桁で指定しなければなりません。 16 進リテラルの最大長は、320 桁までです。

継続に関する規則は、他の英数字リテラルのための規則と同じです。開始の区切り文字 (X“ または X') は、行にまたがって分割できません。

16 進表記の英数字リテラルは、英数字のデータ・クラスおよびカテゴリーに属します。コンパイラーは、16 進表記を英数字リテラルの通常の文字に変換します。英数字リテラルの 16 進表記は、英数字リテラルを使用できるのであればどこでも使用できます。

使用上の注意: 英数字リテラル内で X'00' から X'1F' の制御文字を表すために 16 進表記を使用します。 基本英数字リテラルでこれらの制御文字を指定すると、結果は予測不能です。

国別リテラルの 16 進表記も参照してください。


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)