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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


XML 出力の拡張

XML フォーマットで表したい情報がすでに DATA DIVISION のグループ項目に存在しているが、1 つ以上の要因のためその項目を使用して XML 文書を直接生成できないような状況が、ときとして生じることがあります。

以下に、その例を示します。

こうした状態を取り扱うことのできるさまざまな方法があります。1 つの手法として考えられるのは、適切な特性を持つデータ項目を新しく定義し、作成した新しいデータ項目の適切なフィールドに必要なデータを移動することです。しかし、この手法は多少面倒な作業で、元のデータ項目と新しいデータ項目の同期を維持するため注意深い保守作業が必要となります。

幾つかの利点のある代替方法として、元のグループ・データ項目の再定義を準備し、その再定義から XML 出力を生成するという方法があります。このためには、元のデータ記述セットを出発点にして、以下の変更を行ってください。

上記の変更を最も安全に行うには、1 つ以上の REPLACE コンパイラー指示ステートメントを伴う元の宣言の別のコピーを使用します。

例: XML 出力の拡張

XML 文書を生成する際に、エレメント名およびエレメント値の中にハイフンを含んでいるものがあります。エレメント値に含まれるハイフンはそのままにして、エレメント名のハイフンを下線に変換したいこともあります。以下に示す例は、その方法を示しています。

例: エレメント名のハイフンを下線に変換する

関連参照
XML GENERATE の操作 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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