数字リテラル
数字リテラル とは、
0 から 9 の数字、符号 (+ または -)、および小数点で構成される文字ストリングです。
リテラルが小数点を含まない場合、そのリテラルは整数です。(本書では、フォーマットの中に現れる整数 という語は、符号と小数点を含まない非ゼロ値の数字リテラルを表しています。ただし、その他の規則がフォーマットの説明に含まれている場合は、その説明に従います。) 次の規則が適用されます。
- ARITH(COMPAT) コンパイラー・オプションが有効な場合は、1 から 18 桁が使用できます。ARITH(EXTEND) コンパイラー・オプションが有効な場合は、1 から 31 桁が使用できます。
- 符号文字は 1 つだけ使用できます。符号文字を付ける場合、それはリテラルの左端の文字でなければなりません。
リテラルに符号が付かない場合、そのリテラルは正の値です。
- 小数点は 1 つだけ使用できます。小数点を入れる場合は、
想定小数点として扱われます (つまり、リテラル中の 1 桁をとりません)。
小数点は、
右端の文字として以外であればリテラル中のどこでも置けます。
数字リテラルの値は、
リテラルの中の数字によって表現される代数的な量です。数字リテラルのサイズは、ユーザーが指定した数字の桁数と同じです。
数字リテラルは、固定小数点数または浮動小数点数です。
浮動小数点リテラルの値に関する規則
浮動小数点リテラルのフォーマットおよび規則を以下に示します。
| フォーマット |
 >>-+-----+--仮数 E--+-----+--指数------------------------------><
+- + -+ +- + -+
'- - -' '- - -'
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- 仮数および指数の前の符号はオプショナルです。符号を省略すると、コンパイラーは正の値を想定します。
- 仮数は、1 から 16 桁の数字を含めることができます。小数点は、仮数に含めなければなりません。
- 指数は、E の文字とそれに続くオプションの符号および 1 桁か 2 桁の数字によって表現されます。
- 浮動小数点リテラルの値の大きさは、以下の範囲でなければなりません。
- 32 ビット表現: 1.175(10-38) から 3.403(1038)
- 64 ビット表現: 2.225(10-308) から 1.798(10308)
数字リテラルは、数値のデータ・クラスおよびカテゴリーに属します
(データ・クラスおよびカテゴリーについては、データのクラスとカテゴリーで解説しています)。
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