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コードが静的変数を変更しなければ、そのコードは「本質的に再入可能」です。
RENT オプションを指定すると、コンパイラーは本質的に再入可能でない コードを検出して、再入可能にします。再入可能性の詳細については、 「z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド」を参照してください。RENT オプションを使用する場合、生成されたオブジェクト・モジュールを リンケージ・エディターによって直接処理することはできないので、 プリリンカーまたは PDSE を使用する必要があります。
NORENT オプションを指定すると、コンパイラーは再入不可コードから 再入可能コードを特に生成しません。 本質的に再入可能なコードは、そのまま再入可能です。
RENT オプションを指定してコンパイルされたプログラムを 1 つ以上含むモジュール (MAIN または FETCHABLE のどちらか) をリンクする場合は、リンク・ステップで DYNAM=DLL および REUS=RENT を指定する必要があります。
NORENT および LIMITS(EXTNAME(n)) (n <= 7 を指定) オプション を指定した場合、コンパイラーによって生成されるテキスト・デックのフォーマットは、 従来の PL/I コンパイラーによって生成されるものと同じです。 このため、PDS スタイルのロード・モジュールの作成に プリリンカーは不要です。 その他のオプションを使用する場合は、プリリンカー または PDSE のいずれかを使用しなければなりません。
NORENT オプションで生成されたコードは、NOWRITABLE オプションも指定していなければ再入可能にはなりません。
NORENT を使用すると、コンパイラーの機能の一部が使用できなくなります。 特に、次の機能が使用できません。
次の制約事項に従う RENT と NORENT コードは、混在できます。
上記の制約事項に従えば、以下を行うこともできます。