本書では、OS PL/I または PL/I for MVS & VM から Enterprise PL/I V3R8 に移行する上でのマイグレーション作業を中心に説明しています。
既に VisualAge PL/I、Enterprise
PL/I V3R1、V3R2、V3R3、V3R4、V3R5、V3R6、または V3R7 に移行済みの場合は、Enterprise PL/I V3R8 へのマイグレーションは比較的簡単です。
この章では、コンパイラー・オプションおよびコンパイラー・メッセージにおける相違点に焦点を当てますが、その他にコンパイラー出力に関して次の 2 つの相違点があり、Enterprise PL/I のこれまでのリリースのユーザーに影響を及ぼす可能性があります。
- 1 つのファイル内のリストには、行番号用に 7 カラムが含まれるようになります。
- ブロックが使用する、AUTOMATIC ストレージのストレージ・オフセット (ブロックごと) 順のリストも、MAP 出力に含まれるようになりました。
- アセンブラー・リストのニーモニック・フィールドの長さが増えて、長いニーモニックを持つ新しい z/OS 命令をさらにサポートすることができます。
- より多くの右マージンが、属性、相互参照、およびメッセージ・リストで使用されます。
- コンパイラーが生成する SYSADATA にも若干の変更点があります。
- プロシージャー・レコードおよびその関連ステートメントのチェーニングに変更が加えられ、コンパイルのブロック構造を素早く判別できるようになりました (詳細については、「プログラミング・ガイド」の付録に記されています)。
- エディション番号および sysadata レベル番号が更新されました (さらに、こうした値をコードで使用して、プロシージャー・レコードの新旧の両方のチェーニングを処理できます)。
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