IBM Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4 リリース 1 の変更点
- XML GENERATE ステートメントは、生成されるXML 文書の書式に関して、プログラマーにより高い柔軟性と制御性を提供する、新しい構文で拡張されました。
- WITH ATTRIBUTES 句を使うと、XML 文書内の適格なな項目は、エレメントではなく XML 属性として生成されます。
- WITH ENCODING 句を使うと、ユーザーは生成される文書のエンコード方式を指定できます。
- WITH XML-DECLARATION 句を使うと、文書内にバージョンとエンコード方式の情報が生成されます。
- NAMESPACE および NAMESPACE-PREFIX 句を使うと、XML 名前空間を使用する XML 文書を生成できます。
- XML GENERATE ステートメントは、UTF-8 Unicode でエンコードされた XML 文書の生成をサポートするようになりました。
- XML PARSE のサポートが拡張されました。
- COBOL ライブラリーの一部である既存の XML パーサーの代わりとして、z/OS System Services XML パーサーがサポートされました。
- z/OS System Services XML パーサーには、以下の利点があります。
- COBOL ユーザーのための最新の IBM 構文解析テクノロジーが使用可能です。
- COBOL XML 構文解析を zAAP 専門プロセッサーにオフロードできます。
- XML 名前空間を使用する XML 文書の構文解析のサポートが改良されました。
- UTF-8 Unicode でエンコードされた XML 文書の構文解析が直接サポートされます。
- 非常に大規模な XML 文書を、1 度に 1 つのバッファーで構文解析のサポートします。
- XML PARSE ステートメントの実行中に名前空間を処理するために、新規に 4 つの特殊レジスターが導入されました。
- XML PARSE ステートメントが、新しい構文で拡張されました。新しい WITH ENCODING および RETURNING NATIONAL 句により、プログラマーは入力 XML 文書の想定されるエンコード方式を制御することができ、Unicode での構文解析が容易になります。
- 新しいコンパイラー・オプション XMLPARSE が作成され、XML PARSE ステートメントで z/OS System Services パーサーまたは既存の COBOL パーサーのどちらを使用するかを制御できます。XMLPARSE(COMPAT) オプションを指定した場合、XML 構文解析は Enterprise COBOL バージョン 3 と完全に互換です。デフォルトの XMLPARSE(XMLSS) オプションを指定した場合、z/OS System Services パーサーが使用され、新しい XML 構文解析機能が使用可能になります。
- 新しいz/Architecture® 命令を利用することにより、COBOL アプリケーション・プログラムのパフォーマンスが拡張されました。COBOL Unicode のサポート (USAGE NATIONAL データ) のパフォーマンスが著しく改良されました。
- DB2 バージョン 9 の利用および、コプロセッサーの統合および使用可能度の向上をはじめとして、このリリースで DB2 のサポートが拡張されました。
- DB2 V9 が提供する新しい SQL データ・型と新しい SQL 構文のサポート
- コンパイラー・リストに、DB2 プリコンパイラー・オプションが表示されます。(DB2 V9 のみ)
- コンパイラー・リスト中で、SQLCA および SQLDA 制御ブロックが展開されます (すべての DB2 リリース)。
- 新しいコンパイラー・オプション SQLCCSID が提供され、コード化文字セット ID (CCSID)
を COBOL と DB2 との間で調整できます。
- DFSMS™
大規模フォーマットデータ・セットのサポート
- デバッグ機能の強化
- Debug Tool V8 の使用可能化と新しいデバッグ・コマンド
- 最適化されたコード内での GOTO/JUMPTO と、新しい TEST サブオプションEJPD
- コンパイラー・オプションをデータ・セット内で指定可能 (OPTFILE オプション)
- コンパイラー・リスト内でのCOPY ステートメント、ライブラリー、およびデータ・セットの相互参照
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このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)