データ項目に値を割り当てる方法の 1 つとして、画面またはファイルから値を読み取ることができます。
画面からデータを入力するには、最初にモニターを SPECIAL-NAMES 段落内の簡略名と関連付けます。次に、 ACCEPT を使用して、画面から入力された入力行をデータ項目に割り当てます。以下に、その例を示します。
Environment Division.
Configuration Section.
Special-Names.
Console is Names-Input.
. . .
Accept Customer-Name From Names-Input
画面ではなくファイルから読み取る場合は、次のいずれかの変更を行います。
SYSIN is Names-Input
SET CONSOLE=\myfiles\myinput.rpt
この環境変数名は、使用しているシステム装置名と同じでなければなりません。 上記の例では、システム装置は Console ですが、有効なシステム装置であればシステム装置名に環境変数を割り当てることができます。例えば、システム装置が SYSIN の場合は、ファイル指定を割り当てる環境変数も SYSIN でなければなりません。
ACCEPT ステートメントは、入力行をデータ項目に割り当てます。入力行がデータ項目より短い場合は、適切な表記となるようデータ項目にスペースが埋め込まれます。画面から読み込む場合に入力行がデータ項目より長いと、残りの文字は破棄されます。ファイルから読み込む場合に入力行がデータ項目より長いと、残りの文字はファイルの次の入力行として保持されます。
ACCEPT ステートメントを使用するなら、値を英数字または国別グループ項目に割り当てたり、USAGE DISPLAY、USAGE DISPLAY-1、または USAGE NATIONAL が指定されている基本データ項目に割り当てたりすることができます。
値を USAGE NATIONAL データ項目に割り当てると、 ターミナルからの入力の場合にのみ、入力データが、現行のランタイム・ロケールに 関連付けられたコード・ページから国別 (Unicode UTF-16) 表記に変換されます。
入力データが他の装置からのものであるときに変換を実行したい場合は、NATIONAL-OF 組み込み関数を使用します。
関連タスク
環境変数の設定
英数字および DBCS データから国別データへの変換 (NATIONAL-OF)
CICS のもとでのシステム日付の取得
関連参照
ACCEPT ステートメント
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
SPECIAL-NAMES 段落
(「COBOL for Windows 言語解説書」)