Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, プログラミング・ガイド

SYSIN ファイルおよび SYSPRINT ファイルの使用方法

ユーザー・プログラムに FILE オプションを指定せずに GET ステートメント をコーディングした場合は、コンパイラーは SYSIN というファイル名を挿入します。 また、FILE オプションを指定せずに PUT ステートメントをコーディングする場合は、 コンパイラーは SYSPRINT という名前を挿入します。

SYSPRINT を宣言しないと、コンパイラーは、通常のデフォルト属性 の他に、属性 PRINT をファイルに与えます。属性の完全なセットは、次のとおりです。

FILE STREAM OUTPUT PRINT EXTERNAL

SYSPRINT は PRINT ファイルの一種であるので、コンパイラーはデフォルトの行サイズ (120 文字) や V フォーマット・レコードも与えます。 ユーザーは最小限の情報のみを該当する DD ステートメントに与えるだけで済みます。 クラス A のシステム出力装置がプリンターであるという通常の規則を使用する ユーザーのシステムの場合には、次のステートメントで十分です。

 //SYSPRINT DD SYSOUT=A
注:
SYSIN および SYSPRINT は、初期化中のユーザー出口で設定されます。 SYSIN および SYSPRINT の IBM 提供のデフォルト値は両方とも端末に送られます。

コンパイラーによって SYSPRINT に与えられた属性は、 ファイルを明示的に宣言またはオープンすることによって指定変更することができます。SYSPRINT と z/OS 言語環境プログラム メッセージ・ファイル・オプション間の対話の詳細 については、 「z/OS 言語環境プログラム プログラミングの手引き」を参照してください。

コンパイラーは入力ファイル SYSIN のために特別な属性は 指定しません。 その宣言を行わない場合は、 デフォルトの属性のみを受け取ります。SYSIN に関連するデータ・セットは通常は入力ストリーム内にあります。 それが入力ストリーム内にない場合には、 完全な DD 情報を与えなくてはなりません。

SYSPRINT に関する詳細については SYSPRINT の考慮事項を参照してください。


Terms of use | Feedback

This information center is powered by Eclipse technology. (http://www.eclipse.org)