ユーザー・プログラムに FILE オプションを指定せずに GET ステートメント をコーディングした場合は、コンパイラーは SYSIN というファイル名を挿入します。 また、FILE オプションを指定せずに PUT ステートメントをコーディングする場合は、 コンパイラーは SYSPRINT という名前を挿入します。
SYSPRINT を宣言しないと、コンパイラーは、通常のデフォルト属性 の他に、属性 PRINT をファイルに与えます。属性の完全なセットは、次のとおりです。
FILE STREAM OUTPUT PRINT EXTERNAL
SYSPRINT は PRINT ファイルの一種であるので、コンパイラーはデフォルトの行サイズ (120 文字) や V フォーマット・レコードも与えます。 ユーザーは最小限の情報のみを該当する DD ステートメントに与えるだけで済みます。 クラス A のシステム出力装置がプリンターであるという通常の規則を使用する ユーザーのシステムの場合には、次のステートメントで十分です。
//SYSPRINT DD SYSOUT=A
コンパイラーによって SYSPRINT に与えられた属性は、 ファイルを明示的に宣言またはオープンすることによって指定変更することができます。SYSPRINT と z/OS 言語環境プログラム メッセージ・ファイル・オプション間の対話の詳細 については、 「z/OS 言語環境プログラム プログラミングの手引き」を参照してください。
コンパイラーは入力ファイル SYSIN のために特別な属性は 指定しません。 その宣言を行わない場合は、 デフォルトの属性のみを受け取ります。SYSIN に関連するデータ・セットは通常は入力ストリーム内にあります。 それが入力ストリーム内にない場合には、 完全な DD 情報を与えなくてはなりません。
SYSPRINT に関する詳細については SYSPRINT の考慮事項を参照してください。