予約語
予約語 とは、
COBOL ソース単位であらかじめ定義された意味を持っている文字ストリングです。
予約語が、付録E. 予約語にリストされています。
予約語には次の 6 つのタイプがあります。
- キーワード
- オプショナル語
- 表意定数
- 特殊文字ワード
- 特殊オブジェクト ID
- 特殊レジスター
- キーワード
- キーワードとは、一定の文節、項目、またはステートメントで必要な予約語です。構文図の各フォーマットでは、これらのキーワードは主経路上に大文字で示されています。
- オプショナル語
- オプショナル・ワードとは、文節、項目、またはステートメントを読みやすくするために、それらのフォーマットの中に
含めることができる予約語です。プログラムの実行には影響しません。
- 表意定数
- 表意定数を参照してください。
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特殊文字ワード
- 特殊文字ワード は以下に示すように 2 種類あります。これらは 1 バイト文字で表示されるときのみに特殊文字として認識されます。
- 算術演算子: + - / * **
算術式を参照してください。
- 比較演算子:
< > = <= >=
条件式を参照してください。
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特殊オブジェクト ID
- COBOL は 2 つの特殊オブジェクト ID である SELF と SUPER を提供します。これらは手続き部のメソッドで使用されます。
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SELF
- メソッドの手続き部で使用できる特殊オブジェクト ID です。SELF は、現在実行中のメソッドを呼び出すために使用するオブジェクトのインスタンスを指します。SELF は、構文図で明示的に示された個所でのみ指定できます。
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SUPER
- INVOKE ステートメントのオブジェクト ID として、メソッドの手続き部で使用できる特殊オブジェクト ID です。このように使用するとき、SUPER は現在実行中のメソッドを呼び出すために使用するオブジェクトのインスタンスを指します。呼び出されるメソッドの解決では、現在実行中のメソッドのクラス定義で宣言されたメソッド、およびそのクラスから派生したクラスで定義されたメソッドは無視されます。そのため、呼び出されたメソッドは親元クラスから継承されます。
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- 特殊レジスター
- 特殊レジスターを参照してください。
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