PLIDUMP を使用する場合は、次の考慮事項が適用されます。
- ルーチンが PLIDUMP を何回か呼び出すような場合には、PLIDUMP 呼び出しごと
に固有のユーザー ID を使ってください。
そうすると、各ダンプの開始を簡単に識別できます。
- DD 名が PLIDUMP、PL1DUMP、または CEEDUMP である DD ステートメントは、
ダンプ用のデータ・セットの定義に使うことができます。
- PLIDUMP、PL1DUMP、または CEEDUMP DD ステートメントで定義されたデータ・セットでは、
ダンプ・レコードの折り返しを防ぐために 133 以上の論理レコード長 (LRECL) を
指定する必要があります。
これらのいずれかの DD 内でターゲットとして SYSOUT を使用する場合は、
MSGFILE(SYSOUT,FBA,133,0) または MSGFILE(SYSOUT,VBA,137,0) を指定して、
行が折り返されないようにする必要があります。
- PLIDUMP への呼び出し内に H オプションを指定するときには、
PL/I ライブラリーは、仮想記憶域のダンプを入手するため、OS SNAP マクロを出します。
PLIDUMP の最初の起動で SNAP ID は 0 になります。それ以降の各呼び出しでは、ID が 1 ずつ、最大 256 まで増え、
それから 0 にリセットされます。
- PLIDUMP を使ったスナップ・ダンプは、z/OS 下でのみサポートされます。スナップ・ダンプは、CICS 環境では作成されません。
- プログラム単位名、プログラム単位アドレス、およびプログラム単位オフセットをダンプ・トレースバック・テーブルに正しくリストするには、TEST(NONE,NOSYM) 以外のコンパイル時オプションを指定して PL/I プログラム単位をコンパイルしておく必要があります。
例えば、TEST(NOSYM,NOHOOK,BLOCK) をオプションとして指定することができます。
各システム・プラットフォーム間での移植性を
確保するには、PLIDUMP を使って PL/I ルーチンのダンプを生成します。
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