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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ネストされた IF ステートメントの使用

IF ステートメントが、 可能な分岐の 1 つとして IF ステートメントを含む場合、これらの IF ステートメントはネストされている といいます。 論理上は、ネストされた IF ステートメントの深さに制限はありません。

ただし、ネストされた IF ステートメントを多用しないでください。明示範囲終了符号および字下げが役に立つとはいえ、ロジックをたどるのが困難になる可能性があります。プログラムが 2 つを超える値について変数をテストしなければならない場合には、EVALUATE を使用する方が適切です。

以下に、ネストされた IF ステートメントの疑似コードを示します。

IF condition-p
  IF condition-q
    statement-1
  ELSE
    statement-2
  END-IF
  statement-3
ELSE
  statement-4
END-IF

上の疑似コードで、IF ステートメントと順次構造は、 外側の IF の 1 つの分岐でネストされています。このような構造では、ネストされた IF を閉じる END-IF が非常に重要になります。ピリオドは外側の IF 構造も終了させるため、ピリオドではなく END-IF を使用してください。

次の図は、上の疑似コードの論理構造を示しています。

この図は、ネストされた IF ステートメントのフローチャートです。前述の本文の疑似コードは、同じネストされた IF ステートメントを記述しています。

関連タスク
アクションの選択項目のコーディング

関連参照
明示範囲終了符号 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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