Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


ソートまたはマージの成否の判断

DFSORT プログラムは、各ソートまたはマージ操作の終了後に、0 (正常終了) または 16 (異常終了) のいずれかの完了コードを返します。 完了コードは、SORT-RETURN 特殊レジスターに保管されます。

それぞれの SORT または MERGE ステートメントの後で、正常終了かどうかをテストしなければなりません。以下に例を示します。

    SORT SORT-WORK-2
        ON ASCENDING KEY SORT-KEY
        INPUT PROCEDURE IS 600-SORT3-INPUT-PROC
        OUTPUT PROCEDURE IS 700-SORT3-OUTPUT-PROC.
    IF SORT-RETURN NOT=0
        DISPLAY "SORT ENDED ABNORMALLY. SORT-RETURN = " SORT-RETURN.
    . . .
600-SORT3-INPUT-PROC SECTION.
    . . .
700-SORT3-OUTPUT-PROC SECTION.
    . . .

プログラムの中で SORT-RETURN をまったく参照しないと、COBOL ランタイムで完了コードがテストされます。 16 の場合、COBOL は、ランタイム診断メッセージを出します。

デフォルトでは、DFSORT 診断メッセージは SYSOUT データ・セットに送られます。このデフォルトを変更したい場合は、DFSORT の OPTION 制御カードの MSGDDN パラメーターを使用するか、SORT-MESSAGE 特殊レジスターを使用してください。

SORT または MERGE ステートメントの 1 つ以上 (しかし、必ずしも全部ではない) について SORT-RETURN をテストすると、 COBOL ランタイムで完了コードが検査されません。

関連参照 DFSORT アプリケーション・プログラミング・ガイド (DFSORT メッセ
ージおよび戻りコード)


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