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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


環境変数の設定

プログラムに必要な値を設定するには、環境変数を使用します。 環境変数の値を指定するには、SET コマンドを使用するか、または「システムのプロパティー」ウィンドウを使用します。環境変数を設定しなかった場合は、デフォルト値が適用されるか、またはその変数は定義されません。

環境変数 は、変化する可能性のあるユーザー環境またはプログラム環境の一部分を定義します。 例えば、プログラムが別のプログラムによって動的に呼び出されたときに、COBOL ランタイムでそのプログラムを検索できる場所を定義するには、COBPATH 環境変数を使用します。環境変数は、コンパイラーおよびランタイム・ライブラリーの両方で使用されます。

一般に、次の 2 つの方法のいずれかで、環境変数を設定します。

一部の環境変数 (COBPATH や NLSPATH など) は、ファイル検索を行うディレクトリーを定義します。 複数のディレクトリー・パスがリストされる場合は、各パスがセミコロンで区切られます。例えば、ウィンドウで次のコマンドを発行すると、そのウィンドウからプログラムを実行するときに 2 つのディレクトリーを組み込むための COBPATH 環境変数が設定されます。

SET COBPATH=d:\cobdev\dll;d:\dev\dll

環境変数で定義されたパスは、最初のパスから最後のパスへの順番に評価されます。環境変数のパス内で同じ名前のファイルが複数定義されている場合は、最初に 見つかったファイルのコピーが使用されます。

SET コマンドを使用して環境変数に割り当てる値には、 他の環境変数または変数自体を含めることができます。例えば、COBPATH がすでに設定されていると想定した場合は、次のコマンドを発行することで COBPATH の値に直接追加することができます。

SET COBPATH=%COBPATH%;d:\myown\dll;

関連タスク
COBOL for Windows の環境変数の設定

関連参照
コンパイラー環境変数
リンカー環境変数
ランタイム環境変数


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