言語環境プログラムおよび IMS の条件処理は調整されます。つまり、アプリケーションが IMS 環境で実行されている際に、プログラム割り込みや異常終了が発生すると、アプリケーション、または IMS のどちらで問題が発生したかが、言語環境プログラム条件マネージャーに通知されます。問題が IMS 内で発生した場合、言語環境プログラム (および呼び出された HLL 固有の 条件処理ルーチンと同様に) は条件を IMS に戻してパーコレートします。
言語環境プログラムのランタイム・オプション TRAP(ON) を使用すると、 PL/I ルーチンから呼び出した PLITDLI および ASMTDLI の 両インターフェースに対する調整条件処理が、継続して言語環境プログラムによって サポートされます。
PTF UN4928 を適用した IMS/ESA 第 3 版、または IMS/ESA 第 4 版を 使用する場合は、CEETDLI、C ルーチンからの CTDLI、COBOL プログラム からの CBLTDLI、PL/I プログラムからの AIBTDLI、 および非 PL/I プログラムからの ASMTDLI の調整条件処理も、 言語環境プログラムによってサポートされます。
IMS の外部のアプリケーション内でプログラム割り込みまたは異常終了が 発生した場合、または重大度 2 以上のソフトウェア条件が IMS の外部で 発生した場合、言語環境プログラムの条件マネージャーは、「z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド」に記述されている 通常の条件処理を実行します。 このケースで、IMS がデータベース・ロールバックを実行できるようにする ためには、次のいずれかの処置を行う必要があります。
ユーザー提供のアセンブラー・ユーザー出口は、戻りコードと 理由コードまたは CEEAUE_ABTERM ビットを検査し、該当する場合に は CEEAUE_ABND フラグを ON にして異常終了を要求する必要があります。 詳しくは、「z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド」を参照してください。