Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


システム論理出力装置上でのデータの表示

データをシステム論理出力装置に書き込むには、UPON 節を省略するか、または宛先 SYSOUT を指定した UPON 節を使用してください。

Display "Hello" upon sysout.

出力は、OUTDD コンパイラー・オプションで指定された DD 名に送られます。 この DD 名に階層ファイル・システムのファイルを指定できます。

OUTDD という DD 名が割り振られておらず、プログラムが z/OS UNIX 環境で実行されていない場合には、SYSOUT=* というデフォルトの DD が割り振られます。 OUTDD という DD 名が割り振られていないときに、プログラムが z/OS UNIX 環境で実行されていれば、_IGZ_SYSOUT 環境変数が次のように使用されます。

未定義または stdout に設定されている
出力は stdout に送られます (ファイル記述子 1)。
stderr に設定されている
出力は stderr に送られます (ファイル記述子 2)。
それ以外 (stdout または stderr 以外に設定されている)
DISPLAY ステートメントが失敗し、重大度 3 の言語環境プログラム条件が起こります。

DISPLAY 出力が stdout または stderr に経路指定された場合、出力はレコード単位に分割されません。出力は改行のない単一の文字ストリームとして書き込まれます。

OUTDD言語環境プログラムのランタイム・オプションの MSGFILE が同じ DD 名を指定していると、DISPLAY 出力と言語環境プログラム実行時診断の両方が言語環境プログラムのメッセージ・ファイルに経路指定されます。

関連参照
OUTDD  
DISPLAY ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)


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