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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


プロシージャーに関する情報の生成

プログラムまたはテスト・ケースに関する情報、およびその実行方法に関する情報は、USE FOR DEBUGGING 宣言を使用して生成してください。 この宣言を使用すると、ステートメントをプログラムに組み込んで、プログラムの実行時にいつそれらのステートメントを実行しなければならないかを指示することができます。

例えば、プロシージャーが何度実行されるかを判別するには、デバッグ・プロシージャーを USE FOR DEBUGGING 宣言に組み込み、カウンターを使用して、制御がそのプロシージャーに渡される回数の記録をとることができます。カウンター技法を使用して、次のような項目を検査できます。

プログラムに、デバッグ行かデバッグ・ステートメント、またはその両方を入れることができます。

デバッグ行 は、桁 7 の D で識別されているステートメントです。 プログラムのデバッグ行をアクティブにするには、ENVIRONMENT DIVISIONSOURCE-COMPUTER 行に WITH DEBUGGING MODE 文節をコーディングする必要があります。この文節が含まれていないと、デバッグ行はコメントとしてしか扱われません。

デバッグ・ステートメント とは、PROCEDURE DIVISIONDECLARATIVES セクションにコーディングされたステートメントです。 それぞれの USE FOR DEBUGGING 宣言は別個のセクションにコーディングしなければなりません。デバッグ・ステートメントは、次のようにコーディングしてください。

プログラムでデバッグ・ステートメントを使用するには、WITH DEBUGGING MODE 文節を指定し、さらに、DEBUG ランタイム・オプションを使用する必要があります。 ただし、THREAD オプションを指定してコンパイルするプログラムでは、USE FOR DEBUGGING 宣言を使用できません。

WITH DEBUGGING MODE 文節 TEST コンパイラー・オプションは、どちらか一方しか使用することができません。両方が存在する場合は、WITH DEBUGGING MODE 文節が優先されます。

例: USE FOR DEBUGGING

関連参照
SOURCE-COMPUTER 段落 (「COBOL for Windows 言語解説書」)
デバッグ行 (「COBOL for Windows 言語解説書」)
デバッグ・セクション (「COBOL for Windows 言語解説書」)
DEBUGGING 宣言 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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