CICS で
言語環境プログラムを使用する場合にパフォーマンスを最大化するために取ることのできるいく
つかの処置を、以下に示します。
- CICS SIT オプション RUWAPOOL を YES に設定してください。そうすれば、CICS LINK を使用したときの CICS GETMAIN と FREEMAIN アクティビティー
を削減することができます。
- 言語環境プログラムのストレージ・ランタイム・オプションを調整してください。そうすれば、CICS GETMAIN と FREEMAIN アクティビティーを最小に保つことができ、増分が必要なときに発生するオーバーヘッドが回避されます。CICS Transaction Server バージョン 1 リリース 3 以降を使用している場合は、CICS SIT オプション AUTODST を YES に設定すると、自動ストレージ調整が実行されます。
- TERMTHDACT(DUMP) および TERMTHDACT(UADUMP) を実動で使用しないでください。TERMTHDACT のこれらのサブオプションを使用すると、トランザクションの異常終了時
に言語環境プログラムのダンプ・データを一時データ・キュー CESE に書き込むために多くの時間が
費やされるからです。
- 実動でランタイム・オプション RPTOPTS(ON) または RPTSTG(ON) を使用して実行
しないでください。これらのオプションはパフォーマンスに著しい影響を与えます。
- 言語環境プログラムによって CESE に書き込まれた警告メッセージを受け取った場合は、その警告メ
ッセージが出されないように変更を加えてください。