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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


国別リテラルの使用

国別リテラルを指定するには、接頭部文字 N を使用し、オプション NSYMBOL(NATIONAL) を指定してコンパイルします。

次のいずれかの表記を使用できます。

オプション NSYMBOL(DBCS) を指定してコンパイルすると、リテラル接頭部文字 N は国別リテラルではなく DBCS リテラルを指定します。

国別リテラルを 16 進値として指定するには、接頭部 NX を使用します。 次のいずれかの表記を使用できます。

次の MOVE ステートメントのそれぞれは、国別データ項目 Y を文字「AB」の UTF-16 値に設定します。

01 Y pic NN usage national.
. . .
    Move NX“00410042” to Y
    Move N“AB”        to Y
    Move “AB”         to Y

国別リテラルを必要とするコンテキストで英数字 16 進数リテラルを使用しないでください。そのような使用法は誤解を招きやすくなります。例えば、次のステートメントの場合も、UTF-16 文字「AB」(ビット・パターン 4142 の 16 進数ではない) が Y に移動されます。ここで、YUSAGE NATIONAL として定義されています。

Move X“4142” to Y

国別リテラルは、SPECIAL-NAMES 段落で使用したり、プログラム名として使用したりすることはできません。 国別リテラルは、METHOD-ID 段落のオブジェクト指向メソッドを指定したり、INVOKE ステートメント内のメソッド名を指定したりするのに使用できます。

国別リテラル内のシフトアウト文字とシフトイン文字の処理方法を制御するには、SOSI コンパイラー・オプションを使用します。

関連タスク
リテラルの使用

関連参照
NSYMBOL
SOSI
国別リテラル (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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