言語環境プログラムでは、次の制限のもとで OS PL/I バージョン 1 リリース 5.1 のメイン・ロード・モジュ ールがサポートされます。
ZAP されたメイン・ロード・モジュール (OS PL/I の高速初期化/終了機能 を備えたものを含む) は、引き続き OS PL/I バージョン 1 リリース 5.1 および バージョン 2 の環境 で動作します。 ZAP されたメイン・ロード・モジュールは、OS PL/I の高速初期化/終了機能を備 えている場合、OS PL/I のランタイム初期化ルーチン IBMBPIIA を必ず動的に 1 回 ロードします。 IBMBPIIA は、この作業が終了するまで削除されません。 この一回限りの IBMBPIIA のロードにより、アプリケーションのパフォー マンスが影響を受けることがあります。 IBMBPIIA を LPA 内に配置すると、パフォーマンスへの影響を最小限 に抑えることができます。
ZAP されたメイン・ロード・モジュールは言語環境プログラムでサポートされますが、こ のロード・モジュールが OS PL/I の高速初期化/終了機能を備えている場合は サポートされません。 言語環境プログラムでは、初期化ルーチンと終了ルーチンは必ず動的にロードされます。 「z/OS Language Environment Installation and Customization under OS/390」 および「z/OS 言語環境プログラム カスタマイズ」 で推奨されているように、言語環境プログラムのライブラリー・ルーチン と CEEBLIIA を LPA(E) に配置すると、パフォーマンスへの影響を最小限 に抑えることができます。
ZAP されたメイン・ロード・モジュールは、OS PL/I バージョン 1 リリース 5.1 および バージョン 2 の環境ではサポートされていません。 これは、言語環境プログラムでのみサポートされています。
メイン・ロード・モジュールを ZAP しない場合は、OS PL/I ルーチン置換ツールを参照して、他にでき ることを確認してください。 アプリケーションを Enterprise PL/I または OS PL/I バージョン 2 で再コンパイルす ることもできます。 言語環境プログラムでの OS PL/I のオブジェクト・モジュールとロード・モジュールの サポートについて詳しくは、オブジェクト・モジュールおよびロード・モジュールに関する考慮事項を参照してください。
サンプル ZAP は、言語環境プログラムを所有していないが言語環境プログラムへのマイグレーション準備をご希望の お客様のために IBM サポートで提供されています。