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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


ファイル・システム状況コードの使用

要求の処理を正確に特定する上で、2 桁のファイル状況コードは一般的過ぎることがよくあります。 FILE STATUS 文節に 2 番目のデータ項目を コーディングすることにより、STL および Btrieve ファイル・システムの入力または出力要求に関する詳細情報を取得することができます。

FILE STATUS IS data-name-1 data-name-8

データ項目 data-name-12 桁の COBOL ファイル状況キーを指定します。 これは、2 文字のカテゴリー英数字またはカテゴリー国別項目、 あるいは 2 桁のゾーン 10 進数または国別 10 進数項目でなければなりません。 データ項目 data-name-8 は、COBOL ファイル状況キーが 0 でないときにファイル・システムの状況コードが入れられるデータ項目を指定します。 data-name-8 の長さは 6 バイト以上で、 英数字項目でなければなりません。

data-name-8 の長さが 6 バイトの場合、状況コードが含まれます。 data-name-8 の長さが 6 バイトを超える場合は、詳細情報付きのメッセージも含まれています。

01  my-file-status-2.
    02 exception-return-value PIC 9(6).
    02 additional-info        PIC X(100).

上記の例で、ファイルの作成に使用した定義と異なる定義でファイルをオープンしようとすると、 戻りコード 39 が exception-return-value で戻され、 オープンを実行するために必要なキーを示すメッセージが additional-info で戻されます。

例: ファイル・システム状況コードの検査

関連参照
STL ファイル・システム


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