Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


DUMP

DUMP は、コンパイル時に内部コンパイラー・エラーに関するシステム・ダンプを作成する場合に使用します。

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DUMP オプションの構文

   .-NODUMP-.   
>>-+--------+--------------------------------------------------><
   '-DUMP---'   

デフォルト: NODUMP

省略形: DU|NODU

通常は不使用: DUMP オプションは、IBM 担当員から依頼があったときにのみ使用してください。

ダンプは、コンパイラーのレジスターのリストとストレージ・ダンプで構成され、主として診断を行う担当者がコンパイラーのエラーを判別するために使用するものです。

DUMP オプションを使用する場合は、コンパイル時に DD ステートメントを組み込んで、SYSABENDSYSUDUMP、または SYSMDUMP を定義してください。

DUMP を指定すると、コンパイラーは、異常終了処理の前に診断メッセージを出しません。その代わりに、ユーザー異常終了コードは IGYppnnnn で出されます。一般に、メッセージ IGYppnnnn はコンパイル時のユーザー異常終了コード nnnn に対応しています。ただし、IGYpp5nnn メッセージと IGYpp1nnn メッセージはどちらも、ユーザー異常終了 1nnn を生成します。NODUMP オプションを使用して再コンパイルすれば、 そのメッセージが実際は 5nnn と 1nnn のどちらなのかを区別することができます。

次のものを含め、正常な終了処理を行いたい場合には、NODUMP を使用してください。

DUMP および OPTIMIZE コンパイラー・オプションを一緒に使用すると、コンパイラーは、次の最適化プログラム・メッセージの代わりにシステム・ダンプを作成します。

"IGYOP3124-W  This statement may cause a program exception at
              execution time."

この状況はコンパイラー・エラーではありません。 NODUMP オプションを使用すると、コンパイラーはメッセージ IGYOP3124-W を出して、処理を継続することができます。

関連タスク
言語環境プログラム デバッグのガイド (異常終了コードの理解)


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