コンパイラーがソース・プログラムの処理を完了すると、有効であったコンパイラー・オプションに応じて、1 つ以上の出力が作成されています。
| コンパイラー・オプション | コンパイラー出力 | 出力のタイプ |
|---|---|---|
| ADATA | コンパイル中のプログラムに関する情報 | 関連データ・ファイル |
| DLL | DLL サポートで使用可能なオブジェクト・モジュール | オブジェクト |
| DUMP | コンパイルが異常終了した場合は、システム・ダンプ (SYSUDUMP、SYSABEND、または SYSMDUMP DD ステートメントが必要)。まれにしか使用されません。 | リスト |
| EXPORTALL | DLL のエクスポートされた記号 | オブジェクト |
| FLAG | コンパイラーがプログラムで検出したエラーのリスト | リスト |
| LIST | マシン言語およびアセンブラー言語でのオブジェクト・コードのリスト | リスト |
| MAP | プログラムのデータ項目のマップ | リスト |
| MDECK | プログラムのライブラリー処理ステートメントの拡張 | ライブラリー処理サイド・ファイル |
| NUMBER | ユーザー提供の行番号がリストに示される | リスト |
| COMPILE を指定した OBJECT または DECK | オブジェクト・コード | オブジェクト |
| OFFSET | オブジェクト・コードの相対アドレスのマップ | リスト |
| OPTIMIZE | OBJECT が有効な場合は、最適化オブジェクト・コード | オブジェクト |
| RENT | OBJECT が有効な場合は、再入可能オブジェクト・コード | オブジェクト |
| SOURCE | ソース・プログラムのリスト | リスト |
| SQL | DB2 バインド処理用の SQL ステートメントおよびホスト変数情報 | データベース要求モジュール (DBRM) |
| SSRANGE | テーブル内の参照を検査するための余分のコード | オブジェクト内 |
| TERMINAL | 端末に送信される進行メッセージと診断メッセージ | 端末 |
| TEST(HOOK) | デバッグ・ツールのコンパイルされたフック | オブジェクト内の余分のコード |
| TEST(NOSEP) | デバッグ・ツールおよび定様式ダンプのための情報テーブル | オブジェクト |
| TEST(SEP) | デバッグ・ツールおよび定様式ダンプのための情報テーブル | 独立したデバッグ・ファイル |
| VBREF | ソース・プログラム内の動詞の相互参照リスト | リスト |
| XREF | プロシージャー、プログラム、およびデータの名前に関するソート済み相互参照リスト | リスト |
コンパイルからのリスト出力は、SYSPRINT で定義されたデータ・セットに入れられ、オブジェクト出力は SYSLIN または SYSPUNCH に入れられます。進行メッセージと診断メッセージは、SYSPRINT データ・セットに入れるだけでなく、SYSTERM データ・セットに送ることができます。データベース要求モジュール (DBRM) は、DBRMLIB 内に定義されるデータ・セットです。 独立したデバッグ・ファイルは、SYSDEBUG 内に定義されるデータ・セットです。
コンパイル時に作成されたリストを保管してください。デバッグまたは調整が必要になったときに、作業のテスト段階でこのリストを使用することができます。
コンパイル後、次に行うのは、コンパイラーがプログラムで見つけたエラーを修正することです。 エラーが 1 つも見つからなかった場合には、プロセスの次のステップである、プログラムのリンク・エディットまたはバインドに進むことができます。 (コンパイラー・オプションを使用してオブジェクト・コードの生成を抑止した場合、オブジェクト・コードを入手するには再コンパイルする必要があります。)
関連タスク
言語環境プログラム プログラミング・ガイド
(言語環境プログラムのもとでのリンク・エディットおよび実行の準備)