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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


テーブルの定義 (OCCURS)

テーブルをコーディングするには、テーブルにグループ名を与え、n 回繰り返される従属項目 (テーブル・エレメント) を定義します。

01  table-name.
    05 element-name OCCURS n TIMES.
    . . . (subordinate items of the table element)

上の例で、table-name英数字グループ項目の名前です。 テーブル・エレメント定義 (OCCURS 文節が組み込まれている) は、テーブルを含むグループ項目に従属しています。 OCCURS 文節をレベル 01 記述で指定することはできません。

テーブルに入れるのが Unicode (UTF-16) データのみであり、テーブルを含んでいるグループ項目がほとんどの操作で基本カテゴリー国別項目と同様に振る舞うようにさせたい場合には、グループ項目に GROUP-USAGE NATIONAL 文節をコーディングできます。

01  table-nameN Group-Usage National.
    05  element-nameN OCCURS m TIMES.
        10  elementN1  Pic nn.
        10  elementN2  Pic S99 Sign Is Leading, Separate.
        . . .

国別グループに従属する基本項目は、明示的または暗黙的に USAGE NATIONAL として記述する必要があります。また符合付きの従属数値データ項目は、暗黙的または明示的に SIGN IS SEPARATE 文節で記述されている必要があります。

2 次元から 7 次元までのテーブルを作成するには、ネストされた OCCURS 文節を使用してください。

可変長テーブルを作成するには、OCCURS 文節に DEPENDING ON 句をコーディングしてください。

テーブルの 1 つ以上のキー・フィールドの値に基づいて、テーブル・エレメントが昇順または降順に配列されるよう指定するには、 OCCURS 文節の ASCENDING または DESCENDING KEY 句 (あるいはその両方) をコーディングしてください。 キーの名前は重要度の高い順に指定します。キーは、クラス英字、英数字、DBCS、国別、または数値にすることができます。 (USAGE NATIONAL を持っている場合、キーはカテゴリー国別にすることができます。あるいは国別編集、数字編集、国別 10 進数、または国別浮動小数点の項目にすることもできます。)

テーブルの二分探索 (SEARCH ALL) を行うには、OCCURS 文節の ASCENDING または DESCENDING KEY 句をコーディングする必要があります。

例: 二分探索

関連概念
国別グループ

関連タスク
テーブルのネスト
テーブル内の項目の参照
テーブルに値を入れる方法
可変長テーブルの作成 (DEPENDING ON)
国別グループの使用
二分探索 (SEARCH ALL)
数値データの定義

関連参照
OCCURS 文節 (「COBOL for Windows 言語解説書」)
SIGN 文節 (「COBOL for Windows 言語解説書」)
ASCENDING KEY 句と DESCENDING KEY 句 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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