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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


引数の引き渡し用の USING 句

引数をメソッドに渡す場合、INVOKE ステートメントの USING 句に引数を指定してください。 それぞれの引数のデータ型が、意図されたターゲット・メソッドの対応する仮パラメーターの型と一致するように、それぞれの引数のデータ型をコーディングしてください。

表 53. COBOL クライアントでの引数の合致
ターゲット・メソッドのプログラミング言語 引数はオブジェクト参照ですか 引数の DATA DIVISION 定義を次のようにコーディングします 制約事項
COBOL いいえ 対応する仮パラメーターの定義と同じ  
Java いいえ 対応する Java パラメーターと相互運用可能  
COBOL または Java はい ターゲット・メソッドの対応するパラメーターと同じクラスに型式化されるオブジェクト参照 COBOL クライアントでは (Java クライアントとは異なり)、引数のクラスを、対応するパラメーターのクラスのサブクラスにすることができません。

SET ステートメントまたは REDEFINES 文節を使用して、オブジェクト参照引数を対応する仮パラメーターの型と一致させる方法については、以下に参照されている例を参照してください。

例: COBOL クライアントからの規格合致オブジェクト参照の引数の引き渡し

ターゲット・メソッドが多重定義されている場合、引数のデータ型は、同じ名前を持つメソッドの中から選択するために使用されます。

引数が BY VALUE で渡される 指定をしなければなりません。 言い換えれば、引数は、呼び出されるメソッドの対応する仮パラメーターが変更されても影響を受けません。

各引数のデータ型は、Java と相互運用可能な型のいずれかでなければなりません。

関連タスク
クラス・インスタンス・メソッド定義用の PROCEDURE DIVISION
インスタンス・メソッドの多重定義
COBOL および Java での相互運用可能なデータ型のコーディング
データの受け渡し

関連参照
INVOKE ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)
SET ステートメント (「COBOL for Windows 言語解説書」)
REDEFINES 文節 (「COBOL for Windows 言語解説書」)


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