Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


VSAM ファイルのアクセス・モードの指定

VSAM 順次ファイルのレコードは、順次でしかアクセスできません。 VSAM 索引付きファイルおよび相対ファイルの中のレコードは、順次、ランダム、または動的の 3 つの方法でアクセスすることができます。

順次アクセスの場合は、FILE-CONTROL 記入項目で ACCESS IS SEQUENTIAL をコーディングします。その場合、索引付きファイルのレコードは、選択されたキー・フィールド (基本または代替) の順にアクセスされます。相対ファイルのレコードは、相対レコード番号の順にアクセスされます。

ランダム・アクセスの場合は、FILE-CONTROL 記入項目で ACCESS IS RANDOM をコーディングします。その場合、索引付きファイルのレコードは、キー・フィールドに入れられた値に従ってアクセスされます。相対ファイルのレコードは、相対キーに入れられた値に従ってアクセスされます。

動的アクセスの場合は、FILE-CONTROL 記入項目で ACCESS IS DYNAMIC をコーディングします。動的アクセスは、同じプログラムの中での順次とランダムの混合アクセスです。動的アクセスを使用すると、順次処理とランダム処理の両方を実行する 1 つのプログラムを作成して、あるレコードは順次にアクセスし、別のレコードはキーによってアクセスすることができます。

例: VSAM ファイルでの動的アクセスの使用


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