リテラル とは、値が文字それ自体によって与えられる文字ストリングのことです。 データ項目に使用したい値が分かっている場合には、PROCEDURE DIVISION でそのデータ値のリテラル表記を使用できます。
値のデータ項目を宣言したり、データ名を使用してデータ項目を参照したりする必要はありません。 例えば、以下に示すように英数字リテラルを移動することにより、出力ファイル用のエラー・メッセージを準備できます。
Move "Name is not valid" To Customer-Name
以下に示すように数値リテラルを使用すれば、データ項目を特定の整数値と比較できます。 次の例では、"Name is not valid" は英数字リテラルであり、03519 は数字リテラルです。
01 Part-number Pic 9(5).
. . .
If Part-number = 03519 then display "Part number was found"
NSYMBOL(NATIONAL) コンパイラー・オプションが有効であるときには、開始区切り文字 N" または N' を使用して国別リテラルを指定でき、 NSYMBOL(DBCS) コンパイラー・オプションが有効であるときには、同様にして DBCS リテラルを指定できます。
開始区切り文字 NX" または NX' を使用すれば、(NSYMBOL コンパイラー・オプションの設定とは無関係に) 16 進表記の国別リテラルを指定できます。 4 桁の 16 進数字のそれぞれのグループが、単一国別文字を指定します。
関連タスク
国別リテラルの使用
DBCS リテラルの使用