Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


最適化

生成されたコードの効率を上げるため、OPTIMIZE コンパイラー・オプションを使用することができます。

OPTIMIZE を使用すると、COBOL 最適化プログラムが以下の最適化を行います。

含まれているプログラム・プロシージャーの統合

含まれているプログラム・プロシージャーの統合では、含まれているプログラム・コードが、含まれているプログラムへの CALL と置き換わります。 結果として生じるプログラムは、CALL リンケージのオーバーヘッドもなく、より線形の制御フローとなり、より速く実行されます。

プログラム・サイズ: 含まれているプログラムを複数の CALL ステートメントが呼び出している場合、それぞれのプログラムがこのような各ステートメントと置き換わるのであれば、収容プログラムが相当大きくなる可能性があります。 最適化プログラムはこの増加を 50 % 以内に制限し、それ以降はプログラムを統合しません。これにより最適化プログラムはその CALL ステートメントに、次善の最適化を選択します。 リンケージのオーバーヘッドをわずか 2 つの命令にすることができます。

到達不能コード: この統合の結果として、含まれている 1 つのプログラムが何回も繰り返されることがあります。 その後の最適化はプログラムの各コピーで進められるため、コードのコピー先のコンテキストによっては、到達不能な部分が検出されることがあります。

関連参照
OPTIMIZE


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