Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


プロシージャー・ポインターと関数ポインターの使用

プロシージャー・ポインター・データ項目および関数ポインター・データ項目の設定には、形式 6 の SET ステートメントのみを使用することができます。

プロシージャー・ポインターとは、USAGE IS PROCEDURE-POINTER 節によって定義されるデータ項目です。関数ポインターとは、USAGE IS FUNCTION-POINTER 節によって定義されるデータ項目です。 ここでは、「ポインター」は、プロシージャー・ポインター・データ項目または関数ポインター・データ項目のどちらかを指します。プロシージャー・ポインター・データ項目または関数ポインター・データ項目は、以下の入り口点の入り口アドレス (ポインター) が入るように設定することができます。

SET ステートメントは、コンパイラー・オプション DYNAM|NODYNAM および DLL|NODLL の設定に応じて、プログラムと同じロード・モジュール内の入り口点、個別のロード・モジュール、または DLL からエクスポートされた入り口点を参照するように、プロシージャー・ポインターを設定します。したがって、これらのポインター・データ項目を使用する場合は、以下の点を考慮する必要があります。

ポインター項目を、動的に呼び出されるロード・モジュールの入り口アドレスに設定し、 その後、動的に呼び出されたモジュールをプログラムで取り消すと、ポインター項目は未定義になります。その後その項目を参照しても、結果は信頼できないものになります。

関連参照
DLL  
DYNAM  
CANCEL ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)
形式 6: プロシージャー・ポインターおよび関数ポインターのデータ項目用の SET
   (Enterprise COBOL 言語解説書)  
ENTRY ステートメント (Enterprise COBOL 言語解説書)


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