Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, 言語解説書

PICSPEC

PICSPEC 組み込み関数は、CHARACTER から PICTURE タイプへデータをキャストします。

構文図を読む構文図をスキップする>>-PICSPEC--(--x--,--y--)--------------------------------------><
 
x
式。
y
ピクチャー指定。

x は、コンパイル時に既知となる長さの CHARACTER NONVARYING でなければなりません。

y は、最初の引数と同じ長さの外部表記を持つ、有効な PICTURE を指定する文字リテラルでなければなりません。

結果は、2 番目の引数によって指定された PICTURE タイプになります。

EDIT 組み込み関数とは異なり、変換は行われず、最初の引数がピクチャーに有効なデータを保持しているかを調べるチェックも行われません。

UNSPEC 組み込み関数のように、データの「タイプ」だけが変更されます。

そのため、例えば PICSPEC(x,'(5)9') では、x は CHAR(5) でなければなりませんが (ピクチャー指定 '(5)9' の長さは 4 文字であるものの、外部表記では 5 つの文字が必要なため)、x は実際に 5 つの数字を含んでいるかどうかチェックされることはありません。

N = N + PICSPEC(X,'(5)9') という記述によって x が CHAR から PIC'(5)9' に変換されることはありませんが (この変換ではライブラリー呼び出しが必要)、x の内容は、PIC'(5)9' であると宣言されたかのように扱われます。


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