次の例は、COPY ステートメントを使用してライブラリー・テキストをプログラムに含める方法を示しています。
ライブラリー項目 CFILEA が以下の FD 項目から構成されているとしましょう。
BLOCK CONTAINS 20 RECORDS
RECORD CONTAINS 120 CHARACTERS
LABEL RECORDS ARE STANDARD
DATA RECORD IS FILE-OUT.
01 FILE-OUT PIC X(120).
以下のようにして、ソース・プログラムに COPY ステートメントを使用すると、テキスト名 CFILEA を取り出すことができます。
FD FILEA
COPY CFILEA.
このライブラリー記入項目はプログラムにコピーされ、その結果生じるプログラム・リストは次のようになります。
FD FILEA
COPY CFILEA.
C BLOCK CONTAINS 20 RECORDS
C RECORD CONTAINS 120 CHARACTERS
C LABEL RECORDS ARE STANDARD
C DATA RECORD IS FILE-OUT.
C 01 FILE-OUT PIC X(120).
コンパイラー・ソース・リストで COPY ステートメントは別個の行に印刷され、コピーされた行の前には C が付けられます。
テキスト名 DOWORK を持つコピーブックが、以下のステートメントによって保管されているとします。
COMPUTE QTY-ON-HAND = TOTAL-USED-NUMBER-ON-HAND MOVE QTY-ON-HAND to PRINT-AREA
DOWORK として識別されたコピーブックを取り出すには、次のようにコーディングします。
paragraph-name.
COPY DOWORK.
DOWORK プロシージャーに入っているステートメントが、paragraph-name の後に置かれます。
EXIT コンパイラー・オプションを使用して LIBEXIT モジュールを指定すると、結果がこの章で示されるものと異なることがあります。
関連タスク
反復コーディングの除去
関連参照
コンパイラー指示ステートメント