基本キーのほかに、VSAM KSDS ファイル用の 1 つ以上の代替キーをコーディングすることができます。 代替キーを使用すれば、索引付きファイルにアクセスして、基本キー順序以外の順序でレコードを読み取ることができます。
代替キーは固有である必要はありません。 重複してもよいように代替キーがコーディングされている場合、複数のレコードにアクセスできます。 例えば、従業員番号ではなく、従業員の部門を介してファイルにアクセスすることができます。
COBOL プログラムで代替キーを定義するには、ALTERNATE RECORD KEY 節を使用します。
ALTERNATE RECORD KEY IS data-name
上の例で、data-name は、DATA DIVISION のレコード記述項目で定義したときの代替キー・フィールドの名前です。 代替キー・データ項目は、基本キー・データ項目のように、クラス英字、英数字、DBCS、数値、または国別にすることができます。 代替キーの照合は、キーのクラスやカテゴリーに関係なく、キーの 2 進値に基づいて行われます。