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COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


EXTERNAL 文節によるデータの共用

EXTERNAL 文節を使用すると、別々にコンパイルされたプログラムやメソッド (バッチ・シーケンスの プログラムを含む) がデータ項目を共用できるようになります。 EXTERNAL は、WORKING-STORAGE SECTION のレベル 01 のデータ記述にコーディングします。

次の規則が適用されます。

実行単位内で、ある COBOL プログラムまたはメソッドの項目のデータ記述が、その項目を含むプログラムのデータ記述と同じ場合は、そのプログラムまたはメソッドはその項目にアクセスして処理できます。例えば、プログラム A に次のデータ記述があるとします。

01 EXT-ITEM1     EXTERNAL     PIC 99.

この場合、プログラム B は、WORKING-STORAGE SECTION に同じデータ記述を置くことによって、そのデータ項目にアクセスすることができます。

EXTERNAL データ項目へのアクセス権を持っているプログラムは、その項目の値を変更できます。したがって、保護しなければならないデータ項目には、この文節を使用しないでください。


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