Rational Developer for System z
Enterprise COBOL for z/OS バージョン 4.1 プログラミング・ガイド


論理レコード長とブロック・サイズ

作業データ・セット (SYSUTn) および HFS ファイル以外のコンパイラー・データ・セットの場合は、DCB パラメーターの BLKSIZE サブパラメーターを使用してブロック・サイズを設定することができます。この値は、データ・セットが常駐する装置に許されているものでなければなりません。設定する値は、データ・セットが固定長か可変長かによって異なります。

固定長レコード (RECFM=F または RECFM=FB) の場合、LRECL は論理レコード長で、BLKSIZELRECL × n に等しくなります (n はブロック化因数)。

次の表は、固定長データ・セットに定義されている値を示しています。一般には、これらの値を変更してはなりませんが、以下のデータ・セットの場合は値を変更できます。

表 1. 固定長コンパイラー・データ・セットのブロック・サイズ
データ・セット RECFM LRECL (バイト) BLKSIZE1
SYSDEBUG2 F または FB 80 から 10243 LRECL x n
SYSIN F または FB 80 80 x n
SYSLIB または他のコピー・ライブラリー F または FB 80 80 x n
SYSLIN F または FB 80 80 x n
SYSMDECK F または FB 80 80 x n
SYSOPTF F または FB 80 80 x n
SYSPRINT2 F または FB 133 133 x n
SYSPUNCH F または FB 80 80 x n
SYSTERM F または FB 80 80 x n
  1. n = ブロック化因数
  2. BLKSIZE=0 を指定すると、システムがブロック・サイズを決定します。
  3. SYSDEBUG のデフォルトの LRECL は 1024 です。

可変長レコード (RECFM=V) の場合、LRECL は論理レコード長で、BLKSIZELRECL + 4 に等しくなります。

表 2. 可変長コンパイラー・データ・セットのブロック・サイズ
データ・セット RECFM LRECL (バイト) BLKSIZE (バイト) 最小許容値
SYSADATA VB 1020 1024

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