ソース・コード・エラーに関するメッセージは、そのエラーが発生した場所 (LINEID) を示します。 メッセージのテキストは何が問題なのかを知らせます。この情報を使用して、ソース・プログラムを訂正することができます。
エラーを訂正するとしても、すべてのエラーを修正する必要はありません。警告レベルまたは通知レベルのメッセージは、プログラムの中に残っていても支障はなく、それらのエラーを除去するために、再コーディングやコンパイルを行う必要はありません。ただし、重大レベルやエラー・レベルのエラーは、プログラム障害の可能性が大きいため、訂正しなければなりません。
低い方の 4 つのレベルのエラーとは対照的に、回復不能 (U レベル) エラーは、ソース・プログラムの間違いの結果として生じたものではない場合があります。コンパイラー自体あるいはオペレーティング・システム中の欠陥から生じる可能性があります。この場合は、コンパイラーが強制的に早期終了させられ、完全なオブジェクト・コードまたはリストを作成しないため、問題を解決するしかありません。多くの S レベルの構文エラーを持つプログラムに関するメッセージが発生した場合には、これらのエラーを訂正し、プログラムを再度コンパイルしてください。また、コンパイル・ジョブに変更を加えることによって、ジョブ・セットアップの問題 (データ・セット定義の欠落やコンパイラー処理用のストレージの不足などの問題) を解決することが可能です。コンパイル・ジョブ・セットアップが正しく、S レベルの構文エラーを訂正した場合は、IBM に連絡して他の U レベル・エラーの調査を要求してください。
ソース・プログラムのエラーを訂正した後で、プログラムを再コンパイルしてください。この 2 回目のコンパイルが成功した場合は、リンク・エディット・ステップに進んでください。コンパイラーによってまだ問題が検出される場合は、通知メッセージだけが戻されるようになるまで、上記の手順を繰り返さなければなりません。