Enterprise PL/I V3R8 には、新しいオプションと、古いオプションで新しいサブオプションを持つものがいくつかありますが、これらの新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用すれば、コンパイラーは Enterprise PL/I V3R3 コンパイラーが生成したコードと互換性のある実行可能コードを生成します。ただし、次の例外があります。
したがって、デフォルト・オプションを使用すれば、V3R3 でコンパイルしたコードと V3R8 でコンパイルしたコードを自由に混合することができます。 そのため、V3R3 から V3R8 に移行する場合、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。 V3R2 から V3R8 に移行する場合であっても、前の節の BACKREG、BIFPREC、および EXTRN オプションに関する注意事項に留意すれば、ご使用のコードすべてを再コンパイルする必要はありません。
ただし、リストには以下のような違いがあります。
また、新しいオプションおよびサブオプションのデフォルトを使用している場合 であっても、V3R4 コンパイラーは、以前の Enterprise コンパイラーでは何も メッセージを出さなかった状況で、メッセージを出すことがあります。 例えば、V3R4 コンパイラーでは RETURN ステートメントの誤用にフラグを立てますが、 以前の Enterprise コンパイラーでは、RULES(NOLAXLINK) オプションが有効な場合にのみ、 この誤用にフラグを立てます。
もちろん、例えば RULES( NOLAXSEMI) または RULES(NOLAXINOUT) を指定して、いくつかの新しい RULES サブオプションをオンにすると、V3R4 コンパイラーは、以前の Enterprise コンパイラー では何もメッセージを出さなかった状況でも、メッセージを出します。