次のサンプル XML 文書は短いものですが、多数の XML イベントを含んでいます。 それらのイベントは、構文解析時に発生する順序で文書の後に示してあります。それぞれの XML イベントの正確なテキストは不等号括弧 (<<>>) で 区切られています。
一般に、このテキストは、XML-TEXT または XML-NTEXT のどちらかの内容になります。以降のサンプル XML 文書は、XML-NTEXT を必要とするテキストを含んでおらず、XML-TEXT のみを使用しています。
この例は XML 宣言で始まっています。構文解析する文書に XML 宣言が含まれている場合、宣言は文書の先頭バイトから開始していなければなりません。先頭バイトから開始していない場合、パーサーは例外コードを生成します。XML 宣言でコーディングする属性名は、すべて小文字で指定する必要があります。
<?xml version=“1.0” encoding=“ibm-1140” standalone=“yes” ?> <!--This document is just an example--> <sandwich> <bread type=“baker's best” /> <?spread please use real mayonnaise ?> <meat>Ham & turkey</meat> <filling>Cheese, lettuce, tomato, etc.</filling> <![CDATA[We should add a <relish> element in future!]]> </sandwich>junk
サンプルの type 属性の値は、ストリング 'baker'、単一文字 '''、およびストリング 's best' という 3 つのフラグメントで構成されます。単一文字のフラグメント ''' は、ATTRIBUTE-CHARACTER イベントとして個別に渡されます。
<<'>>
このサンプルでは、「中身」となるエレメントの内容は、ストリング 'Ham '、文字 '&'、およびストリング 'turkey' で構成されます。単一文字のフラグメント '&' は、CONTENT-CHARACTER イベントとして個別に渡されます。この 2 つのストリングのフラグメントには、先頭と末尾の空白があります。
関連概念
XML-TEXT および XML-NTEXT の内容
関連タスク
XML 文書の構文解析
XML を処理するためのプロシージャーの作成
関連参照
XML-EVENT の内容
XML-EVENT
(「COBOL for Windows 言語解説書」)
4.6
Predefined Entities (「XML 仕様」)
2.8 Prolog and document type declaration (「XML 仕様」)