Rational Developer for System z
COBOL for Windows バージョン 7.5 プログラミング・ガイド


XML 出力生成時のエラーの処理

XML 出力の生成時にエラーが検出された場合、例外条件が存在します。 エラー・タイプを示す数値の例外コードが格納される、特殊レジスター XML-CODE を検査するコードを記述することができます。

エラーを処理するには、XML GENERATE ステートメントの以下の句の一方または両方を使用してください。

XML GENERATE ステートメントに ON EXCEPTION 句をコーディングした場合、指定された命令ステートメントに制御が転送されます。 命令ステートメントをコーディングして、例えば、XML-CODE 値を表示できます。ON EXCEPTION 句がコーディングされていない場合、制御は XML GENERATE ステートメントの終わりに移動します。

エラーが発生する場合、XML 出力を受け取るデータ項目が十分大きくないという問題であることがあります。この場合、XML 出力は不完全となり、特殊レジスター XML-CODE にエラー・コード 400 が格納されます。

次のステップを実行することにより、生成された XML 出力を検査することができます。

  1. XML GENERATE ステートメントに COUNT IN 句をコーディングしてください。

    指定するカウント・フィールドは、XML 生成時に充てんされる XML 文字位置のカウントを保持します。 XML 出力を国別として定義した場合、カウントは国別 文字位置数 (UTF-16 文字エンコード単位数) であり、そうでない場合、カウントはバイト数です。

  2. 参照変更と共にカウント・フィールドを使用して、生成された XML 出力を入れる受信データ項目のサブストリングを指してください。

    例えば、XML-OUTPUT が XML 出力を受け取るデータ項目であり、XML-CHAR-COUNT がカウント・フィールドである場合、XML-OUTPUT(1:XML-CHAR-COUNT) は XML 出力を指します。

XML-CODE の内容を使用して、行うべき修正アクションを判別してください。XML 生成中に発生する可能性がある例外の一覧については、以下の関連参照を参照してください。

関連タスク
データ項目のサブストリングの参照

関連参照
XML GENERATE 例外


ご利用条件 | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1996, 2008.
このインフォメーション・センターでは Eclipse テクノロジーが採用されています。(http://www.eclipse.org)