Rational Developer for System z
Enterprise PL/I for z/OS, Version 3.8, コンパイラーおよびランタイム 移行ガイド

DEFAULT(CONNECTED)

非連結配列とは、エレメントがストレージの隣接する部分に配置されていない 配列のことです。 非連結配列は、次に示す両方の呼び出しによって渡されます。

   dcl a(3,4) fixed bin;

   dcl 1 x(5), 2 y fixed bin, 2 z fixed bin;

   call f( a(*,1) );

   call f( x.y );

新旧いずれのコンパイラーでも、非連結配列は完全にサポートされており、 実際には、コンパイラーはどの配列パラメーターも連結されていないこと、つまり 連続した複数の配列エレメントの間に別のバイトが含まれている可能性があることを 想定しています。

この想定のため、コンパイラーはスローダウンし、またより多くのコードを 生成しなければならないため、アプリケーションもスローダウンします。

新しい DFT(CONNECTED) コンパイラー・オプションを使用すると、 コンパイラーは、受け取ったすべての配列が連結されていることを想定し、 より良いコードを生成します。 そのため、配列の分断されたスライス (例えばカラム) を渡すことが決してない場合は、 このオプションを指定することで、より良いパフォーマンスを得ることができます。


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