ビジュアル・カスタム・タグ (VCT) は、特殊な種類の JSP カスタム・タグです。ビジュアル・カスタム・タグでは、ブラウザーと同じように、Page Designer の「デザイン」ビューにオブジェクトを表示できます。
以下のタスクでは、Visualizer を作成および開発して、VCT タグをインクルードします。これらの各タスクについて詳しくは、このトピックの最後にある関連タスクのリストを参照してください。
これらのタスクで実行する例では、Page Designer の JSP デザイン・ページ上とサーバー上の両方に現在の日時を表示します。これを行うために、VCT Visualizer を JSP カスタム・タグに追加します。 JSP カスタム・タグは、サーバー上で実行するときに現在の日時を表示します。 Visualizer を JSP カスタム・タグに追加することによって、Page Designer の「デザイン」ビューでも現在の日時を表示できます。 Visualizer を実装するには、CustomTagVisualizer クラスを拡張します。 Visualizer は、doStart() または doEnd() メソッドも実装して上書きする必要があります。この場合、doStart() を実装しています。 以下に、コードの例を示します。
import java.util.*;
import com.ibm.etools.webedit.vct.*;
public class DateTimeTagVisualizer extends CustomTagVisualizer {
public VisualizerReturnCode doStart(Context context) {
Date now = new Date();
context.putVisual(now.toString());
return VisualizerReturnCode.OK;
}
}
この例では、現在の日時は
putVisual() を使用してコンテキストに保管されます。次に、VisualizerReturnCode.OK の戻りコードが戻され、Page Designer
がレンダリング用にビジュアルを使用できるように指定されます。