IBM Rational Web Developer for Windows and Linux、バージョ ン 6.0 インストール・ガイド
第 1 章 概要
第 2 章 Rational Web Developer のインストール要件
第 3 章 IBM Rational Software 開発プラットフォーム
第 4 章 Rational Web Developer for Windows のインストールとアンインストール
マイグレーション、アップグレード、および共存の問題
CD-ROM からのインストール
電子イメージからのインストール
ネットワーク・インストール・イメージの作成
サイレント・インストールの起動
ローカル・イメージのセットアップ
デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト機能のサイレント・インストール
別のディレクトリーへのサイレント・インストール
追加 Rational Web Developer 機能のサイレント・インストール
Rational Web Developer の開始
Rational Web Developer のアンインストール
Rational Web Developer のサイレント・アンインストール
既知の問題と制限事項
失敗したインストールからのリカバリー
WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境がインストールに失敗する
WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境が Windows Server 2003 で アンインストールに失敗する
マージ・インストールされた製品のインストールをキャンセルして、そ のインストールを再試行すると、その製品が正しくインストールされない場合がある。
第 5 章 Rational Web Developer for Linux のインストールとアンインストール
マイグレーション、アップグレード、および共存の問題
CD-ROM からのインストール
電子イメージからのインストール
ネットワーク・インストール・イメージの作成
サイレント・インストールの起動
ローカル・イメージのセットアップ
デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト機能のサイレント・インストール
別のディレクトリーへのサイレント・インストール
追加 Rational Web Developer 機能のサイレント・インストール
使用可能なファイル・ハンドル数の増加
Rational Web Developer の開始
Rational Web Developer のアンインストール
Rational Web Developer のサイレント・アンインストール
既知の問題と制限事項
ディスクの制限事項
WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境がインストールに失敗する
マージ・インストールされた製品のインストールをキャンセルして、そのインストールを再試 行すると、その製品が正しくインストールされない場合がある。
第 6 章 Agent Controller のインストール
ハードウェア前提条件
サポートされるプラットフォーム
サポートされる JVM
インストール・ファイルの探索
ワークステーション ( AIX、HP-UX、 Linux、 Windows 、Solaris) への Agent Controller のインストール
Agent Controller の前のバージョンのアンインストール
Agent Controller のインストール
Agent Controller のサイレント・インストール
Windows ワークステーションでの Agent Controller の開始と停止
Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller の開始と停止
Windows ワークステーションでの Agent Controller のアンインストール
Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller のアンインストール
OS/400 (iSeries) での Agent Controller のインストール
Agent Controller の前のバージョンのアンインストール
Agent Controller のインストール
OS/400 (iSeries) での Agent Controller の開始と停止
OS/400 (iSeries) での Agent Controller のアンインストール
OS/390 (z/OS) での Agent Controller のインストール
Agent Controller の前のバージョンのアンインストール
Agent Controller のインストール
OS/390 (z/OS) での Agent Controller の開始と停止
OS/390 (z/OS) での Agent Controller のアンインストール
Agent Controller セキュリティー機能の使用
既知の問題と制限事項
Agent Controller が Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗することがある
インストール中およびアンインストール中のその他のエラー
第 7 章 チーム環境で作業するための Rational Web Developer のセットアップ方法
サポートされるソフトウェア
IBM Rational ClearCase
IBM Rational ClearQuest
第 8 章 WebSphere Application Server 5.x を統合テスト環境としてインストール
第 9 章 更新のインストール
第 10 章 著作権および特記事項
このインストール・ガイドは、Rational(R) Web
Developer、オプショナル機能、 および Rational Web Developer
で提供されている追加製品のインストールとアンインストールについての説明を提供します。
WebSphere(R) Studio からのマイグレーションについては、 「マイグレーション・ガイド
」を参照してください。
製品の問題と制限事項については、 README ファイルを参照してください。
文書の更新やトラブルシューティング情報については、 http://www.ibm.com/developerworks/rational
を参照してください。
Rational Web Developer
をインストールするためには、事前に以下のハードウェアを
インストールしておく必要があります。
- Intel(R) Pentium(R) III 800 MHz プロセッサー以上
(より高い処理能力を持つものを推奨)。
- 768 MB 以上の RAM (1 GB RAM 推奨)。
- ディスク・スペース:
- Rational Web Developer を フル・インストールするには、 3.0 GB
のディスク・スペースが必要です。さらに開発するリソース用の
追加ディスク・スペースが必要になります。注:
オプショナル機能やランタイム環境をインストールしない場合は、
ディスク・スペース要件を減らすことができます。
- Rational Web Developer
をインストールするための電子イメージをダウンロードする場合は、
追加のディスク・スペースも必要になります。
- NTFS ではなく FAT32 のファイル・システムを使用している場合は、
これより多くのスペースが必要になります。
- 一時ディレクトリーに 500 MB が必要になります。
- ディスプレイ解像度:
Rational Web Developer
をインストールするためには、事前に以下のソフトウェアを
インストールしておく必要があります。
- 以下のオペレーティング・システムのうちの 1 つ:
- Windows(R) XP Professional (Service Pack 1 および 2)
- Windows 2000 Professional (Service Pack 3 および 4)
- Windows 2000 Server (Service Pack 3 および 4)
- Windows 2000 Advanced Server (Service Pack 3 および 4)
- Windows Server 2003 Standard Edition
- Windows Server 2003 Enterprise Edition
- Red Hat Enterprise Linux(R) Workstation、バージョン 3.0
(すべての Service Pack)
- SuSE Linux Enterprise Server (SLES)、バージョン 9 (すべての Service Pack)
- 上記の Windows および Linux オ ペレーティング・システムは、Rational Web
Developer がサポートする各国語をすべてサポートします。
- Linux で作業し ている場合は、GTK、バージョン 2.2.1
以降が必要です。
- README ファイルと「インストール・ガイド」を表示するために、Web
ブラウザーが 必要です。Linux で作 業している場合、Rational Web Developer
を実行するためには、事前に Mozilla 1.4 GTK2 をインストール
しておく必要があります。SWT 3.0 では、 Mozilla 1.5 GTK2 または
Mozilla 1.6 GTK2 も使用することができます。さらに、 Mozilla 1.7
GTK2 以上は SWT 3.1 v3104
から使用することができます。ご使用のシステムにインストールされている Mozilla
のバージョンは、ご使用の Linux ディスト リビューションによって異なります。
- オンライン・ヘルプに含まれている特定のツアーやチュートリアルを表示するためには、
Macromedia Flash Player が必要です。 Windows ではバージョン 6.0r65
以降、 Linux ではバー ジョン 6.0r69 以降が必要です。
- サポートされるデータベース・サーバー、Web アプリケーション・サーバー、
およびその他のソフトウェア製品については、オンライン・ヘルプと README
ファイルを 参照してください。
- アプリケーションのプロファイルを作成したい場合は、 Java(TM) ランタイム環境
(JRE) 1.3 以上がインストールされていることを 確認してください。
IBM(R) Rational Software 開発プラットフォームは、
以下の製品によって共用される共通開発環境です。
- Rational Web Developer
- Rational Application Developer
- Rational Software Architect
- Rational Software Modeler
- Rational Functional Tester
- Rational Performance Tester
このいずれかの製品をインストールすると、Rational Software
開発プラットフォームが
製品の一部として自動的にインストールされます。これらの製品のうち 2
つ以上がインストールされる場合、
開発プラットフォームは一度しかインストールされません。これらのすべての製品は
ワークベンチと呼ばれる同じユーザー・インターフェースを持っており、
それぞれの製品はプラグイン を提供することにより
機能を追加します。プラグイン は、既存のプログラム
またはアプリケーションに機能を追加するソフトウェア・モジュールです。
Windows 上に共にインストールされている Rational ソフトウェア・プロダクトの起動
「スタート」メニューを開くと、
どの製品がインストールされているかに関係なく、最上位メニューは常に IBM
Rational になります。
インストール済みの製品の数に応じて、最上位メニューから 1
つ以上のサブフォルダー (各製品ごとに 1 つ) が選択可能になります。 例えば、
Rational Functional Tester と Rational Application Developer
の両方がインストールされている場合、
そのそれぞれにサブフォルダーが存在することになります。これらのサブフォルダーには、
製品固有の情報 (README ファイルなど) へのリンクと
ユーザー・インターフェースの起動ポイントが含まれます。起動ポイントは
製品の名前 (Rational Application Developer など)
を持ちますが、実際には共通のユーザー・インターフェースを起動します。
また、「IBM Rational」メニューの下にある「Rational Software
開発プラットフォーム」オプションをクリックして
共通ユーザー・インターフェースを起動することもできます。
Linux 上 に共にインストールされている Rational
ソフト ウェア・プロダクトの起動
Red Hat Enterprise Linux で作業を
している場合、製品起動ポイントはメインメニューの「プログラミング」の下にあります。
製品の名前 (Rational Web Developer など) が示された起動ポイントと、 Rational
Software
開発プラットフォームの起動ポイントは、両方とも共通のユーザー・インターフェースを起動します。
製品固有の情報 (readme ファイルなど) を探すには、 Rational Software
開発プラットフォームをインストールしたディレクトリー内の製品固有のディレクトリー
(例: Rational Web Developer の場合は rwd_prod) にナビゲートします。
SuSE Linux Enterprise Server (SLES)
で作業している場合、製品の起動ポイントはメインメニューの「 IBM
Rational」 の下にあります。製品の名前 (Rational Web Developer など)
が示された起動ポイントと、 Rational Software
開発プラットフォームの起動ポイントは、両方とも共通のユーザー・インターフェースを起動します。
製品固有の情報 (readme ファイルなど) を探すには、 Rational Software
開発プラットフォームをインストールしたディレクトリー内の製品固有のディレクトリー
(例: Rational Web Developer の場合は rwd_prod ディレクトリー)
にナビゲートし ます。
マイグレーションと共存
以下の図表は、同一マシン上に Rational Software
開発プラットフォームに共通の複数の製品をインストールしようとした場合に
どうなるかを示したものです (以下の図表では、垂直軸がすでにインストール済みの
製品を示し、水平軸がインストールしようとしている製品を示しています)。
| インストールを試行
| Rational Software Modeler
| Rational Web Developer
| Rational Application Developer
| Rational Software Architect
| Rational Functional Tester
| Rational Performance Tester
|
| Rational Software Modeler
| N/A
| 共用
| 共用
| アップグレード
| 共用
| 共用
|
| Rational Web Developer
| 共用
| N/A
| アップグレード
| アップグレード
| 共用
| 共用
|
| Rational Application Developer
| 共用
| ブロック
| N/A
| アップグレード
| 共用
| 共用
|
| Rational Software Architect
| ブロック
| ブロック
| ブロック
| N/A
| 共用
| 共用
|
| Rational Functional Tester
| 共用
| 共用
| 共用
| 共用
| N/A
| 共用
|
| Rational Performance Tester
| 共用
| 共用
| 共用
| 共用
| 共用
| N/A
|
定義:
- ブロック - 製品のインストールをブロックされる場合 (例えば、
Rational Software Architect がインストール済みなのに、 Rational Application
Developer をインストールしようとしている場合)、1 番目の製品をインストール
したままで 2
番目の製品をインストールすることはできません。これは現在インストールされている製品よりも
少ない機能を提供する製品をインストールしようとした場合に発生します。
- アップグレード - 現行製品に含まれるすべての機能のほかに
追加機能も含まれる製品をインストールすると (例えば、 Rational Web Developer
がインストール済みで、 Rational Application Developer を
インストールしたい場合は)、より高い機能を持つ製品にアップグレードされます。1
番目の製品は アンインストールされますが、ユーザー・インターフェースと、1
番目の製品での作業が含まれている ワークスペースの両方は同じ場所に残されます。
- 共用 - この場合は、2 つ以上の製品が
ユーザー・インターフェースのインストールを共用します。2
番目の製品はユーザー・インターフェース
のコピーをもう一つインストールせずに、既存の製品の機能を拡張します。したがって、例えば
Rational Performance Tester をインストールして、次に Rational Application
Developer をインストールすると、両方ともユーザー・インターフェースの同一コピー
を共用し、ユーザー・インターフェースには Rational Performance Tester と
Rational Application Developer の両方が提供するすべての機能が含まれます。
アンインストール
- アップグレード製品 - 製品がアップグレードされると、
その製品は除去されて、より高い機能を持つ製品に置換されます。新たにアップグレードされた製品が
その後アンインストールされると、製品全体がシステムから除去されます。例えば、
Rational Application Developer をインストールし、その後 Rational Software
Architect にアップグレードし、その後 Rational Software Architect
をアンインストールするよう選択すると、
共通のユーザー・インターフェースを含め、すべてのプラグインがアンインストールされます。
Rational Application Developer には戻りません。Rational Application Developer
を置換するには、再インストールが必要になります。
- 共用製品 - 共用シナリオで 2 つ以上の製品が
インストールされている場合は、最後の製品がアンインストールされるまでは
ユーザー・インターフェースはその位置に残されます。例えば、 Rational
Application Developer と Rational Performance Tester
がインストールされていて、 Rational Application Developer
をアンインストールすると、 Rational Performance Tester
(およびユーザー・インターフェース) はまだシステム上に残されます。
- 注:
- ユーザー・インターフェースは、最初にインストールされた Rational Software
開発プラットフォーム
を基にする製品のインストール・ディレクトリーにインストールされます。これは他の製品と共に
再インストールされないため、1 番目の製品をアップグレードした場合、
アップグレード完了後に 1
番目のインストール・ディレクトリーを除去しないでください。
そのディレクトリーにはまだユーザー・インターフェースの内容が含まれています。
このセクションでは、Windows での Rational Web Developer
のインストールについて説明します。Rational Web Developer は、 CD-ROM
またはダウンロードした電子イメージのいずれかからインストールできます。インストール・ウィザードは提供されていますが、後に本書で説明するように、
コマンド・プロンプト、またはサイレント・インストールを実行して Rational Web
Developer をインストールすることもできます。
インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。
このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モードのコマンド行オプション:
-accessibility
ランタイム・コンソール・モード・ウィザードをスクリーン・リーダー・プログラムで
より使いやすくします。 コンソール・モードで実行するには、1 枚目の Rational Web
Developer のインストール CD 上の ¥setup
ディレクトリーから次のコマンドを実行します。
setup.exe -is:javaconsole -log @NONE -accessibility
画面のプロンプトに従って、インストールを完了します。「-accessibility」オプション
を指定する際には「-is:javaconsole」オプションが重要ですので
注意してください。このオプションを指定しないと、
インストール・プログラムが停止します。「-log @NONE」オプションは
ロギングをオフにして、コマンド・プロンプト・ウィンドウにログ情報を
リストしないようにします。インストール中に問題が起きた場合は、ログ情報を収集するために、
このオプションを外すことをお勧めします。
WebSphere Studio Site Developer または WebSphere Studio Application
Developer v4.x.x または 5.0.x から Rational Web
Developer に マイグレーションすることはできません。ただし、Rational Web
Developer は、これらの製品と 共存することができます。 必要な場合は、 Rational
ClearCase(R)、Clear Case LT、および CVS
から手動でワークスペース、成果物、およびプロジェクトを Rational Web Developer
に マイグレーションすることができます。
WebSphere Studio 5.1.x から Rational Web Developer
へのマイグレーションは可能であり、または共存を選択することもできます。Rational
Web Developer の詳しいマイグレーション情報については、 「マイグレーション・ガイド
」を参照してください。
IBM Rational Software
開発プラットフォームとこの開発プラットフォームを基にした他の製品との共存
について詳しくは、第 3 章, "IBM Rational Software 開発プラットフォーム" を参照してください。
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から
派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールし、
このバージョンの Agent Controller をインストールする前に、
除去されずに残ったファイルをすべてクリーンアップしてください。詳しくは、第 6 章, "Agent Controller のインストール" を参照してください。
製品をインストールする前に、以下のことを確認してください。
- 製品のインストールに必要なスペースとは別に、環境変数 TEMP または TMP
が少なくとも 500 MB の
フリー・スペースのある有効な一時ディレクトリーを指している必要があります。
1 枚目の製品インストール CD から Rational Web Developer
をインストールするには、 以下のステップに従ってください。
- インストール手順を開始する前に、"マイグレーション、アップグレード、および共存の問題" をお読みください。
- 使用するユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていない
ことを確認します。
- CD を CD ドライブに挿入します。
- システムで自動実行が使用可能になっている場合は、インストール・ランチパッド・プログラムが
自動的に開きます。 システム上で自動実行が使用不可にされている場合は、1
枚目のインストール CD の ルートから launchpad.exe
を実行して、 「Rational Web Developer インストール・ランチパッド (Rational Web
Developer Installation Launchpad)」ウィンドウを表示します。
ヒント:
- ランチパッドをバイパスし、 1 枚目のインストール CD の ¥setup
ディレクトリーから setup.exe を 実行して Rational Web
Developer のインストール・ウィザードに直接進むことができます。
- グラフィカル・インターフェースを使用せずに Rational Web Developer
をコマンド・プロンプトからインストールしたい場合は、1 枚目の インストール CD
の ¥setup ディレクトリーから以下のコマンドを実行してください。
setup.exe -console
- 注:
- Rational Web Developer のインストールをコンソール・モードで
取り消すことは制限されています。Rational Web Developer の
インストールが開始された後は、インストールは取り消せません。 インストールの
取り消しはインストール・プロセスの準備ステップ中に行うことができますが、ハード・ディスクへの
ファイルのコピーが始まった後は、サポートされるインストール取り消し方法はありません。
Ctrl+C をクリックするとインストール・プロセスが終了しますが、
これはお勧めできません。
- Rational Web Developer のインストール・ランチパッドから、 「IBM
Rational Web Developer V6.0 のインストール」を選択します。
- インストール・ウィザードが開くのを待ち、
「次へ」をクリックしてインストールを継続します。
- 使用許諾契約書を読んだりターゲット・インストール・ディレクトリーを指定するといった
作業については、画面に表示される説明に従ってください。
- デフォルトのターゲット・インストール・ディレクトリーは、 system_drive
:¥Program Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0
です (ここで、 system_drive は Windows
がインストールされているハード・ディスクです)。
- インストール・プログラムは、他に Rational Software
開発プラットフォーム製品がインストールされていないか確認します。詳しくは、 第 3 章, "IBM Rational Software 開発プラットフォーム" を参照してください。
- 「機能」ウィンドウで、 インストールしたい Rational Web Developer の機能を
選択できます。インストール・ウィザードに戻ってオプショナル機能を後でインストールすることができます。
- インストール・プログラムはデフォルトで、統合開発環境
とテスト用ランタイム環境としてオプションの WebSphere Application
Server、バージョン 6.0 をインストールします。
- 英語以外でサポートされている各国語のユーザー・インターフェースや文書を
インストールする場合は、
「言語パック」を選択してインストールします。デフォルトでは、
ユーザーのシステム・ロケールが英語の場合、この機能は選択されていません。
システム・ロケールがその他のサポートされている各国語である場合は、選択されます。
サポートされる各国語は、ブラジル・ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、
韓国語、中国語 (簡体字)、スペイン語、および中国語 (繁体字) です。
注:
オプションの言語パック機能をインストールするよう選択し、
その直後、ファイルのコピー中にインストールを取り消すと、
その後のインストールで異常が発生します。以降のインストールでは、言語パックを構成する
ファイルが未インストールであるにもかかわらず、「機能」パネルで言語パック機能が
「インストール済み」の状況を表示します。言語パック機能を
再インストールするよう選択して、該当するファイルをディスクにコピーすることができます。
この場合、インストールの終了時に、「ファイルの置換中に 1 つ以上のエラーが
発生しました (One or more errors occurred during replacement of files)」
というメッセージを受け取ることがあります。このエラー・メッセージは無視して差し支えありません。
- デフォルトでは、エンタープライズ開発言語 (EGL)
機能はインストールされません。 EGL
は、複雑なビジネス・アプリケーションを作成するための強力な高水準言語です。
これは基本となるテクノロジー (データベース・アクセス、メッセージ・キュー、J2EE
など) の 複雑さを処理してくれるため、アプリケーション開発者はそれぞれの
ビジネス・ロジックに集中することができます。EGL
プラグインをインストールするには、「エンタープライズ開発言語
(EGL)」チェック・ボックスを選択します。
- デフォルトでは、Eclipse プラグイン開発のサンプルはインストールされません。
これらのサンプルは、独自のプラグイン・ツールを作成してワークベンチを
拡張したい開発者向けのものです。Eclipse
プラグイン開発のサンプルをインストールするには、 「Eclipse
プラグイン開発のサンプル」チェック・ボックスを選択します。
- 「次へ」をクリックして Rational Web Developer インストールの
要約情報を表示します。
- 注:
- 表示されるディスク・スペース所要量は、
すべてのファイルに必要なバイト数の合計数です。実際に必要なディスク・スペースが
これを大幅に上回ることがあるので注意してください。特にディスクが FAT32 で
フォーマットされている場合は、小さなファイルが数多くあると、FAT32 が使用する
ディスク・ブロック構造によりディスク・スペースの使用効率が低下します。
- 「次へ」を クリックして Rational Web Developer
をインストールします。
- インストールの終了時に、ライセンス登録の問題について警告を受け取った場合は、
以下のステップを実行します。
- インストール・ディレクトリーの ¥logs サブディレクトリーに移動する。
- テキスト・エディターで license.log を開く。
- license.log に次のいずれかの行が含まれる場合:
486604803 The requested license has expired
(要求されたライセンスは期限切れです)
486604805 The start dates for all licenses have not yet occurred
(すべてのライセンスの開始日がまだ発生していません)
システム・クロックが正しく設定されていることを確認してから、 Rational
Web Developer を開始する。
- インストール・プログラムでは、開発環境のセットアップと Eclipse
の初期化にしばらく時間がかかります。最後に、インストールの完了を
確認するメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして、
インストールを完了します。
- 次の画面には、Rational Product Updater
を使用してインストール済みの機能の更新をチェックするよう
忠告するメッセージが含まれます (詳しくは、第 9 章, "更新のインストール" を参照してください)。
「終了」をクリックして、 インストール・ウィンドウを閉じます。
- 別のアプリケーション・サーバーで実行するアプリケーションの開発を
予定している場合は、Rational Web Developer
と共に追加のランタイム・テスト環境をインストールするこ
とをオプションで選択することができます。詳しくは、 第 8 章, "WebSphere Application Server 5.x を統合テスト環境としてインストール" を参照してください。
- Rational Web Developer
のプロファイル作成、ランタイム分析、およびロギング機能を
使用してリモート側でデータを収集するには、その前にローカルとリモート・ホストの両方に
Agent Controller をインストールしておく必要があります。詳しくは、 第 6 章, "Agent Controller のインストール" を参照してください。
- 注:
- Rational Web Developer のインストール後はいつでも、 インストール CD の
¥setup ディレクトリーから setup.exe を再実行することで
オプショナル機能を追加できます。Rational Web Developer
インストール・プログラムが起動し、
そこで追加したいオプショナル機能を選択できます (機能選択パネルで、
すでにインストール済みの機能の横には installed (インストール済み)
とリストされます)。必要な機能の インストールに使用したユーザー ID
と同じものを使用する必要があります。
- 機能を追加するためにインストール・プログラムを再実行し、その終了前に
変更を取り消すよう選択した場合は、次のようなエラー・メッセージを受け取ります。
インストール中にエラーが発生しました。ユーザーがインストールを取り消しました。
この状態で製品をアンインストールしようとすると、次のようなエラー・メッセージを受け取ります。
A suitable JVM could not be found. Please run the program again using
the option -is:javahome <JAVA HOME DIR>.
この問題を回避するには、インストール・プログラムを再び再実行して
直前に取り消した変更を完了してから、製品のアンインストールへと進む必要があります。
ダウンロードする必要がある電子イメージの説明については、 製品の README
ファイルを参照してください。
製品をインストールする前に、以下のことを確認してください。
- 環境変数 TEMP または TMP が、少なくとも 500 MB
のフリー・スペースのある有効な一時ディレクトリーを指していなければなりません。これは、製品のインストールに必要な
スペースとは別です。
- ダウンロード可能なイメージの フル・セットの保管用に約 3 GB
のディスク・スペースと、さらにイメージの解凍用に 4 GB
のディスク・スペースが必要です。
電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。
- すべての必要なパーツと必要なオプション・パーツを同じ一時
ディレクトリーにダウンロードします。後でオプション・パーツが必要になった場合は、
インストールを試行する前に、追加のオプション・パーツをダウンロードして、
抽出ツールを再実行してください。
- 一時ディレクトリーにある extractor.exe ファイルを
起動します。インストール・イメージを作成するためのウィザードが開始されます。
- ウィザードの説明に従って、イメージの作成先と組み込む機能を指定します。
- イメージが作成された後は、すぐに製品をインストールしたい場合は、
「終了」をクリックします。あるいは、
「インストール・ウィザードの開始」チェック・ボックスをクリアし、
後でインストール・イメージを作成したディレクトリーから
disk1¥launchpad.exe を起動して
インストール・プログラムを実行することができます。
- "CD-ROM からのインストール" のセクションに記載されている説明に従います。
ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを
ネットワーク・ドライブに置くことができます。
ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、
ダウンロードした Rational Web Developer の電子イメージで作業するか、
あるいは以下のように CD の内容をコピーする必要があります。
ディスクに CD コンテンツを保管するには、約 4 GB のディスク・スペースが
必要です。CD からファイルをコピーするには、次のようにします。
- 1 枚目の Rational Web Developer のインストール CD を CD
ドライブに挿入します。
- ネットワーク・ドライブ上にイメージを保管したい一時ディレクトリーを作成します
(例えば、network_drive:¥install_image)。
- 一時ディレクトリーの下に、disk1
という名前のサブディレクトリーを作成します。このサブディレクトリーは、disk1
という小文字の名前にする必要があります。
- 1 枚目のインストール CD 上のすべての
ファイルとディレクトリーを、一時ディレクトリーの disk1
サブディレクトリーに コピーします。
- ステップ 3 と 4 を繰り返して、他の 2 枚の CD の内容を disk2
および disk3 という名前のサブディレクトリーにコピーします。
これらはすべて中核となるインストール・ファイルです。次のいずれかのオプショナル機能の
インストール・ファイルが必要な場合:
- Agent Controller
- WebSphere V5.x テスト環境
該当する CD の内容を一時ディレクトリーにコピーしてください。
注(R):
インストール・ウィザードと対話したくない場合、 Rational Web Developer
インストール・プログラムはサイレント・インストールを 実行することができます。
Rational Web Developer
のサイレント・インストールを実行する前に、以下に従ってローカル・イメージをセットアップします。
- インストール手順を開始する前に、"マイグレーション、アップグレード、および共存の問題" をお読みください。
- 使用するユーザー ID に 2 バイト文字が含まれていない
ことを確認します。
- "ネットワーク・インストール・イメージの作成" の説明に従って、
ローカルまたはネットワーク・インストール・イメージを作成します。Rational Web
Developer だけをインストールしたい場合に必要なのは、 最初の 3 枚の CD
から情報をコピーするだけです。
以下の機能は、Rational Web Developer
のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。
- 統合開発環境
- WebSphere Application Server、バージョン 6.0
(テスト用ランタイム環境)
- 言語パック (使用するシステム・ロケールが英語以外の場合)
デフォルトで選択されている機能だけを使用して Rational Web Developer を
サイレント・モードでデフォルト・ディレクトリー
system_drive:¥Program
Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0
にインストールするには、以下のようにします。
- "ローカル・イメージのセットアップ" の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合、)
コピーします。
- コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー
(例えば、network_drive:¥install_image¥disk1¥setup)
の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。
- 次のコマンドを実行します。
setup.exe -silent
- Rational Web Developer
のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。
いつインストールが完了したかを判別するには、デフォルト・インストール・ディレクトリー内の
¥logs
ディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log
ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。
installLocation パラメーターを変更することで、Rational Web
Developer を別のディレクトリーにインストールできます。
例えば、"d:¥my softdev"
をインストール・ディレクトリーにしたい場合は、
直前の説明と同じステップに従ってください。
ただし、以下のコマンドを実行してください。
setup.exe -silent -P installLocation="d:¥my softdev"
この例では、デフォルト機能のみがインストールされます。
Rational Web Developer
には、すべてのデフォルト機能をサイレント・インストールする
サンプルの応答ファイル が付属しています。この応答ファイルは
responsefile.txt という名前で、¥disk1¥util
ディレクトリーにあります。他の機能を
インストールするように応答ファイルを変更したい場合は、 最初に
responsefile.txt のバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。
Rational Web Developer の 1
つ以上のオプショナル機能をインストールするように
応答ファイルを更新することができます。
以下の表は、応答ファイルのオプションと応答ファイルの対応するエントリーを示したものです。
表 1. 応答ファイル・オプションのリスト
| 機能
| 応答ファイルのエントリー
|
| 製品インストール・ディレクトリー
| installLocation
|
| WebSphere Application Server バージョン 6.0
| feature_was6_win32.active
|
| 言語パック
| feature_lang_pack_rwd_win32.active
|
| エンタープライズ開発言語 (EGL)
| feature_egl_win32.active
|
| Eclipse プラグイン開発のサンプル
| feature_examples_win32.active
|
このいずれかのオプショナル機能をサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。
- responsefile.txt を新規ファイル (例えば、myresponsefile.txt)
にコピーします。
- 応答ファイルのコピーを編集します。
- 上の表に示したインストール機能名が含まれる行を見つけます。 例えば、Eclipse
プラグイン開発の例をインストールしたい場合は、
応答ファイル内で次の行を見つけてください: 応答ファイル内の
# -P feature_examples_win32.active=<value>
行。
- この行に次の変更を加えます。
- 最初のカラムの # を除去する。
- <value> を true に変更する。
この例では、この行は次のように変更されます。
-P feature_examples_win32.active=true
- 変更を保管します。
- "ローカル・イメージのセットアップ" の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合、)
コピーします。
- コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー
(例えば、network_drive:¥install_image¥disk1¥setup)
の ¥disk1¥setup ディレクトリーに移動します。
- 応答ファイルを実行するとき、下記のように -options パラメーター
と応答ファイルの完全修飾名を追加します。
setup.exe -silent -options "Your_directory¥myresponsefile.txt"
ここで、Your_directory
は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
- 注:
- 応答ファイルが使用されていることを確認するためには、-silent
オプション を指定せずに、まずこのコマンドを
(サイレント・インストールの実行前に) 実行して、
設定がインストール・ウィザードに登録されていることを確認してください。登録されていない場合は、
応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。
- Rational Web Developer
のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。
いつインストールが完了したかを判別するには、インストール・ディレクトリー内の
¥logs
サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log
ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。
Rational Web Developer を開始するには、次のように操作します。
- 「スタート」>「プログラム」> IBM Rational >IBM Rational Web Developer
6.0 > Rational Web Developer を選択します。また、
「スタート」>「プログラム」> 「IBM Rational」> 「Rational Software
開発プラットフォーム」 を選択しても製品を開始できます。
- Rational Web Developer を初めて開始すると、
すでにデフォルトのワークスペース ・ディレクトリーが
指定されてダイアログ・ボックスが開きます。 デフォルトでユーザーの作業は、
C:¥Documents and
Settings¥youruserid¥IBM¥rationalsdp6.0 にある
workspace という名前のディレクトリーに保管されます。作業内容をどこか他の場所に
保管したい場合は、ワークスペースの名前とロケーションを変更することができます。
- 「このワークスペースをデフォルトとして使用し、
今後この質問を表示しない」チェック・ボックスは、デフォルトで
クリアされています。デフォルト値を保持すると、 Rational Web Developer
を開始するたびにダイアログ・ボックスが開き、
ワークスペースを切り替えることができます。例えば異なるプロジェクトに異なる
ワークスペースを維持するよう選択した場合に、このデフォルト値を保持することができます。
ヒント:「これをデフォルトとして使用し、
今後この質問を表示しない」チェック・ボックスを選択すると、
このダイアログ・ボックスは再び表示されず、 Rational Web Developer
は前のセッションからのワークスペースの使用を開始します。デフォルト値は、
「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「始動とシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。
- 「OK」をクリックします。ワークスペース構造の作成中に一回限りの遅延が発生します。
最初にワークベンチでは、製品の概要や新機能についての情報のほか、
チュートリアル、サンプル、外部 Web リソースへのリンクを提供する
一連の「ウェルカム」ページが開きます。しばらく時間を取ってこれらのオプションを
探索してください。また、ヘルプ・メニューから選択可能な情報のソースにも
注目してください。
Rational Web Developer をアンインストールするには、以下のようにします。
- Rational Web Developer を閉じます。
- コントロール パネルを開いて、「プログラムの追加と削除」ウィンドウを
開きます。「IBM Rational Web Developer 6.0」を選択し、
「変更と削除」をクリックしてアンインストールします。
- plug-ins または features ディレクトリー内のすべてのファイル
は、これらのディレクトリーに常駐するユーザー・データおよび
サード・パーティーのプラグインを含め、自動的に削除されます。ユーザーの作業データを含む
workspace ディレクトリーは 削除されません。
残される他のいくつかのディレクトリーには、次のようなものがあります。
- ¥eclipse¥configuration ディレクトリーは、問題が起こったために
Rational Web Developer をアンインストールして同じディレクトリーに
再インストールを予定している場合に備えてそのまま残されます。
- 問題が発生し、そのために同じディレクトリーへ再インストールする予定が
あるために、Rational Web Developer をアンインストールする場合、
サード・パーティー・プラグインが製品にリンクされていると
¥eclipse¥links ディレクトリーは 残されます。
- ¥logs
ディレクトリーは、インストールによって生成されたログ・ファイルの履歴を保持するために残されます。このディレクトリーには、インストール関連の問題のトラブルシューティングに使用できる情報が含まれている場合があります。
Rational Web Developer の必須機能の 1
つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、
次のようなエラー・メッセージが表示されます。
Invalid selection:
Unable to uninstall ide_required: root is not set for uninstall
この問題に対処するには、「製品のアンインストール」
チェック・ボックスを選択します。
アンインストール・パネルが再初期化されます。ここで、Rational Web Developer
全体を アンインストールしたり、アンインストールしない 機能の
選択をクリアすることができます。
Rational Web Developer
をサイレント・アンインストールするには、コマンド・プロンプトから
インストール・ディレクトリーに移動し、次のように入力します。
rwd_prod¥_uninst¥uninstall.exe -silent
このセクションでは、 Windows での Rational Web Developer
のインストールとアンインストールに関する
既知の問題と制限事項について説明します。この製品の実際の使用に影響を与える問題と制限については、
README ファイルまたはオンライン・ヘルプを
参照してください。
インストールが失敗した場合は、 インストールされた Rational Web Developer
ファイルを除去する必要があります。Rational Web Developer
をインストールしようとしたディレクトリーが空の場合は、
インストールされたファイルはすでにインストール・プロセスによって除去されているため、
ユーザーは空のディレクトリーを削除することができます。
Rational Web Developer をインストールするときに WebSphere Application
Server V6.0 統合テスト環境のインストールを選択して、
インストールが失敗した場合、次のメッセージが表示されます:
WebSphere
Application Server V6.0 統合テスト環境のインストールが失敗しました。
IBM Rational Software 開発プラットフォームは稼働しますが、
WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境は使用できない可能性があります。
WebSphere Application Server V6.0 のインストールの
トラブルシューティングについて詳しくは、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ws60help/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/tins_trouble.html
を参照してください。
WebSphere Application Server V6.0
統合テスト環境はデフォルトで、Rational Web Developer がインストールされている
¥runtimes¥base_v6
サブディレクトリーにインストールされる点に注意してください。
Windows Server 2003 では、Terminal Server
がインストールされて構成されている場合、 Rational Web Developer
をアンインストールするときに WebSphere Application Server V6.0
統合テスト環境が除去されないことがあります。これを除去するには、
製品をインストールしたディレクトリー (例えば、C:¥Program
Files¥IBM¥Rational¥SDP¥6.0)
から次のコマンドを実行してください。
¥runtimes¥base_v6¥_uninst¥uninstall.exe -silent
システムへのファイルのコピーが開始された後にインストールをキャンセルして、別の
Software Development Platform
製品が既に存在している同じマシンにインストールする場合は、
その製品のその後のインストールは失敗する場合があります。
エラーは発生しないかもしれませんが、新たにインストールした製品は使用できない可能性があります。
その製品の「スタート」メニュー項目がある場合でも、存在するはずのヘルプや製品のメニュ
ーがない場合があります。
その製品内ではいくつかのプラグインが登録されている場合がありますが、その新しい製品は使用できません。
マージ・インストールをキャンセルした後に問題が発生した場合は、状況に応じて以下のいずれかの
措置を講じる必要があります。
- ファイルのコピーが開始される前にインストールをキャンセルした場合は、以下のいずれの対処法も実
行せずにインストールを再開できます。
- この問題の対処法は、インストール・プロセスのどの段階にあるのかによって異なります。
2
回目のインストールをまだ開始していない場合は、ご使用のシステムに応じて次のファイルを編集してくだ
さい。
- Windows 2000、2000 Server:
C:¥winnt¥IBM¥RAT60¥.spdinst¥cdi_ref.properties
- Windows XP、2003 Server:
C:¥Windows¥IBM¥RAT60¥.spdinst¥cdi_ref.properties
- Red Hat 3.0 および SLES 9.0:
/etc/IBM/RAT60/.spdinst/cdi_ref.properties
インストール対象製品を表す 3 文字コードが示された等号 (=)
の後の値をすべて除去します。 これらのコードは以下のとおりです。
- rpt = Rational Performance Tester
- rsm= Rational Software Modeler
- rsa= Rational Software Architect
- rad= Rational Application Developer
- rwd= Rational Web Developer
- rft= Rational Functional Tester
該当するファイルを編集したら、インストールを再開して、ファイルのコピーが開始された後
にはインストールをキャンセルしないでください。
- 製品のインストールを既に完了した場合は、アンインストールを実行してから、再インストールする必
要があります。再インストール時には、ファイルのコピーが開始された後にインストールをキャンセルしないでください。
このセクションでは、 Linux での Rational Web Developer
のインストールについて説明します。 Rational Web Developer は、 CD-ROM
またはダウンロードした電子イメージのいずれかからインストールできます。
インストール・ウィザードは提供されていますが、後に本書で説明するように、
コマンド・プロンプト、またはサイレント・インストールを実行して Rational Web
Developer をインストールすることもできます。
インストール注意事項
- インストール・プログラムは対話式コンソール・モードでも実行できます。
このモードはユーザー補助が必要な人に適しています。アクセシビリティ・モードのコマンド行オプション:
-accessibility
ランタイム・コンソール・モード・ウィザードをスクリーン・リーダー・プログラムで
より使いやすくします。 コンソール・モードで実行するには、次のコマンドを 1
行で入力します。
CD_device/setup/setup.bin -is:javaconsole -log @NONE -accessibility
ここで、CD_device は Red Hat の場合、デフォルトで /media/cdrom
on SuSE and /mnt/cdrom
です。画面のプロンプトに従って、インストールを完了します。「-accessibility」オプション
を指定する際には「-is:javaconsole」オプションが重要ですので
注意してください。このオプションを指定しないと、
インストール・プログラムが停止します。「-log @NONE」オプションは
ロギングをオフにして、コンソール・ウィンドウにログ情報を
リストしないようにします。インストール中に問題が起きた場合は、ログ情報を収集するために、
このオプションを外すことをお勧めします。
重要 - この製品で作業する前に:
- Rational Web Developer では
多数のファイルの実行が必要なため、システムはそれに多数のファイル・ハンドルを
割り振ります。実行される Rational Web Developer のツールごとに、
さらにファイル・ハンドルが必要になります。1 プロセス当たり 1024
ファイル・ハンドルの
デフォルト限度を超えることは珍しくなく、その結果としてツールが失敗し、
さらにワークスペースが失われることがあります。この失敗を回避するには、製品の作業を
行う前にユーザーがシステム管理者に頼んで、Rational Web Developer ユーザーが
使用できるファイル・ハンドル数を増加してもらうことをお勧めします。ハンドル数の
増加についての説明は、"使用可能なファイル・ハンドル数の増加" を参照してください。
WebSphere Studio v5.1.x から Rational Web Developer
へのマイグレーションは可能であり、また Rational Web Developer
と共存させるよう選択することもできます。Rational Web Developer
の詳しいマイグレーション情報については、 「マイグレーション・ガイド
」を参照してください。
WebSphere Studio Site Developer または WebSphere Studio Application
Developer v4.x.x または 5.0.x から Rational Web
Developer に マイグレーションすることはできません。ただし、Rational Web
Developer は、これらの製品と 共存することができます。 必要な場合は、 Rational
ClearCase、Clear Case LT、および CVS
から手動でワークスペース、成果物、およびプロジェクトを Rational Web Developer
に マイグレーションすることができます。
IBM Rational Software
開発プラットフォームとこの開発プラットフォームを基にした他の製品との共存
について詳しくは、第 3 章, "IBM Rational Software 開発プラットフォーム" を参照してください。
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から
派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールし、
このバージョンの Agent Controller をインストールする前に、
除去されずに残ったファイルをすべてクリーンアップしてください。詳しくは、 第 6 章, "Agent Controller のインストール" を参照してください。
製品をインストールする前に、以下のことを確認してください。
- 製品のインストールに必要なスペースとは別に、 環境変数 TEMP または TMP
が、少なくとも 500 MB の
フリー・スペースのある有効な一時ディレクトリーを指していなければなりません。
- 製品のインストールに使用される端末セッションの umask 設定 は 0022
に設定されています。この設定により、root 以外のユーザーが製品を
使用することができます。この変数を設定するには、root
ユーザーとしてログインして 端末セッションを開始し、umask 0022
と入力してください。
- 注:
- ご使用のシステムで自動実行が使用可能になっている場合は、
製品のインストールを試行する前に umask 設定が 0022
に設定されていることを確認してください。 umask 設定が 0022
に設定されていない場合は、システムによって自動的に開かれた
ランチパッドから製品をインストールしないでください。代わりに、ランチパッドを閉じ、
以下のステップに従ってインストール CD から製品をインストールしてください。
製品インストール CD から Rational Web Developer
をインストールするには、以下のステップに従ってください。
- インストール手順を開始する前に、"マイグレーション、アップグレード、および共存の問題" をお読みください。
- root ユーザーとしてログインします。
- 端末セッションを開始します。
- root 以外のユーザーが使用できるように、umask 0022 と入力します。
- CD を CD ドライブに挿入します。
インストール中に次の CD を挿入する必要があります。 CD-ROM を開いて次の CD
を挿入できない場合は、 次のことをチェックしてください。
- 現行作業ディレクトリーとして CD_device を持つ端末がある。
デフォルトで CD_device は、 SuSE の場合は /media/cdrom、Red Hat
の場合は /mnt/cdrom です。
- 別のアプリケーション (インストール・プログラム以外のプログラム) が CD-ROM
を使用している。 その場合は、そのアプリケーションを停止します。
まだ次の CD を挿入できない場合は、以下のステップを実行してください。
- インストール・プログラムが実行中であれば、「キャンセル」をクリックします。
- root ユーザーとしてログインします。
- Linux のデ ィストリビューション CD にある psmisc RPM
パッケージがまだマシンにインストールされていない場合は、
インストールしてください。
- インストール・プログラムを開始します。
- まだ問題がある場合は、別の端末から
/sbin/fuser CD_device と 入力して、CD-ROM
を使用しているプロセスを表示します。
- このプロセスの詳細については、ps <process_id>
と入力してください。
- CD-ROM がマウントされていない場合には、次のように入力してマウントします。
mount CD_device
- /CD_device/launchpad.bin と入力し、「Rational
Web Developer インストール・ランチパッド (Rational Web Developer Installation
Launchpad)」ウィンドウを表示します。
ヒント:
- Rational Web Developer のインストール・ランチパッドから、 「IBM
Rational Web Developer v6.0 のインストール」を選択します。
- インストール・ウィザードが開くのを待ち、
「次へ」をクリックしてインストールを継続します。
- 使用許諾契約書を読んだりターゲット・インストール・ディレクトリーを指定するといった
作業については、画面に表示される説明に従ってください。
- デフォルトのターゲット・インストール・ディレクトリーは、
/opt/IBM/Rational/SDP/6.0 です。 重要: 名前に 2
バイト文字またはドル記号などの特殊文字が含まれるディレクトリーへはインストールしないでください。そのようなディレクトリーへ
インストールすると、WebSphere
テスト環境で、クラスパスの問題など、予期しない結果が生じることがあります。
- インストール・プログラムは、他に Rational Software Development 製品が
インストールされていないか確認します。詳しくは、第 3 章, "IBM Rational Software 開発プラットフォーム" セクションを 参照してください。
- 「機能」ウィンドウで、 インストールしたい Rational Web Developer の機能を
選択できます。
- インストール・プログラムはデフォルトで、統合開発環境
とテスト用ランタイム環境としてオプションの WebSphere Application
Server、バージョン 6.0 をインストールします。
- 英語以外でサポートされている各国語のユーザー・インターフェースや文書をインストールする場合は、
「言語パック」を選択してインストールします。デフォルトでは、
ユーザーのシステム・ロケールが英語の場合、この機能は選択されていません。
システム・ロケールがその他のサポートされている各国語である場合は、選択されます。
サポートされる各国語は、ブラジル・ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、
韓国語、中国語 (簡体字)、スペイン語、および中国語 (繁体字) です。
注:
オプションの言語パック機能をインストールするよう選択し、
その直後にファイルのコピー中にインストールを取り消すと、
その後のインストールで異常が発生します。以降のインストールでは、言語パックを構成する
ファイルが未インストールであるにもかかわらず、「機能」パネルで言語パック機能が
「インストール済み」の状況を表示します。言語パック機能を
再インストールするよう選択して、該当するファイルをディスクにコピーすることができます。
この状態の場合、インストール終了時に、 「ファイルの置換中に 1
つ以上のエラーが発生しました」というメッセージが
表示されることがあります。このエラー・メッセージは無視して差し支えありません。
- デフォルトでは、エンタープライズ開発言語 (EGL)
機能はインストールされません。 EGL
は、複雑なビジネス・アプリケーションを作成するための強力な高水準言語です。
これは基本となるテクノロジー (データベース・アクセス、メッセージ・キュー、J2EE
など) の 複雑さを処理してくれるため、アプリケーション開発者はそれぞれの
ビジネス・ロジックに集中することができます。EGL
プラグインをインストールするには、「エンタープライズ開発言語
(EGL)」チェック・ボックスを選択します。
- デフォルトでは、Eclipse プラグイン開発のサンプルはインストールされません。
これらのサンプルは、独自のプラグイン・ツールを作成してワークベンチを
拡張したい開発者向けのものです。Eclipse
プラグイン開発のサンプルをインストールするには、 「Eclipse
プラグイン開発のサンプル」チェック・ボックスを選択します。
- 「次へ」をクリックして Rational Web Developer インストールの
要約情報を表示します。
- 「次へ」をクリックして、 Rational Web Developer
のインストールを継続します。
- 次の CD を要求された場合は、以下のステップを実行してください。
- CD-ROM を開くには、eject CD_device と入力する。
- 次の CD を CD-ROM に挿入する。
- 自動マウントが使用できない場合は、mount CD_device
と入力して CD-ROM をマウントする。
- 「OK」をクリックしてインストールを続ける。
- インストールの終了時に、ライセンス登録の問題について警告を受け取った場合は、
以下のステップを実行します。
- インストール・ディレクトリーの /logs サブディレクトリーに移動する。
- テキスト・エディターで license.log を開く。
- license.log に次のいずれかの行が含まれる場合:
486604803 The requested license has expired (要求されたライセンスは期限切れです)
486604805 The start dates for all licenses have not yet occurred (すべてのライセンスの開始日がまだ発生していません)
システム・クロックが正しく設定されていることを確認してから、 Rational
Web Developer を開始してください。
- Rational Web Developer がインストールされたら、
「次へ」をクリックしてインストールを完了します。
- 次の画面には、Rational Product Updater
を使用してインストール済みの機能の更新をチェックするよう
忠告するメッセージが含まれます (詳しくは、第 9 章, "更新のインストール" を参照してください)。
「終了」をクリックして、 インストール・ウィンドウを閉じます。
- 別のアプリケーション・サーバーで実行するアプリケーションの開発を予
定している場合は、Rational Web Developer
と共に追加のランタイム・テスト環境をインストールするこ
とをオプションで選択することができます。詳しくは、 第 8 章, "WebSphere Application Server 5.x を統合テスト環境としてインストール" を参照してください。
- Rational Web Developer
のプロファイル作成、ランタイム分析、およびロギング機能を
使用してリモート側でデータを収集するには、その前にローカルとリモート・ホストの両方に
Agent Controller をインストールしておく必要があります。詳しくは、 第 6 章, "Agent Controller のインストール" を参照してください。
- 注:
- Rational Web Developer のインストール後はいつでも、 インストール CD の
/setup ディレクトリーから setup.bin を再実行することで
オプショナル機能を追加できます。Rational Web Developer
インストール・プログラムが起動し、
そこで追加したいオプショナル機能を選択できます (機能選択パネルで、
すでにインストール済みの機能の横には installed (インストール済み)
とリストされます)。
-
機能を追加するためにインストール・プログラムを再実行し、その終了前に
変更を取り消すよう選択した場合は、次のようなエラー・メッセージを受け取ります。
インストール中にエラーが発生しました。ユーザーがインストールを取り消しました
この状態で製品をアンインストールしようとすると、次のようなエラー・メッセージを受け取ります。
A suitable JVM could not be found. Please run the program again using
the option -is:javahome <JAVA HOME DIR>.
この問題を回避するには、インストール・プログラムを再び再実行して直前に取り消した
変更を完了してから、製品のアンインストールへと進む必要があります。
ダウンロードする必要がある電子イメージの説明については、 製品の README
ファイルを参照してください。
製品をインストールする前に、以下のことを確認してください。
- /tmp には少なくとも 500 MB のフリー・スペースが必要です。
- ダウンロード可能なイメージのフル・セットの保管用に約 3 GB
のディスク・スペースと、さらにイメージの解凍用に 4 GB のディスク・
スペースが必要です。
電子インストール・イメージをダウンロードして作成するには、次の手順を実行します。
- すべての必要なパーツと必要なオプション・パーツを同じ一時
ディレクトリーにダウンロードします。後でオプション・パーツが必要になった場合は、
インストールを試行する前に、追加のオプション・パーツをダウンロードして、
抽出ツールを再実行してください。
- 次のように入力してこの一時ディレクトリーにある extractor.bin
ファイル に対するアクセス権を変更します。
chmod +x extractor.bin
- ./extractor.bin と入力してファイルを実行します。
- ウィザードの説明に従って、イメージの作成先と、 組み込む機能を指定します。
- イメージが作成された後は、すぐに製品をインストールしたい場合は、
「終了」をクリックします。あるいは、
「インストール・ウィザードの開始」チェック・ボックスをクリアし、
後でインストール・イメージを作成したディレクトリーから
disk1/launchpad.bin を起動して、
インストール・プログラムを実行することができます。
- "CD-ROM からのインストール" のセクションに記載されている説明に従います。
ユーザーがネットワーク上からインストールできるように、インストール・イメージのコピーを
ネットワーク・ドライブに置くことができます。
ネットワーク・ドライブからインストール・プログラムを実行するには、
ダウンロードした Rational Web Developer の電子イメージで作業するか、
あるいは以下のように CD の内容をコピーする必要があります。
ディスクに CD コンテンツを保管するには、約 4 GB のディスク・スペースが
必要です。CD からファイルをコピーするには、次のようにします。
- root ユーザーとしてログインします。
- ネットワーク・ドライブ上にイメージを保管したいディレクトリー
(例えば、install_image) を 作成します。
- 1 枚目の Rational Web Developer のインストール CD を CD
ドライブに挿入します。
- 一時ディレクトリーの下に、disk1
という名前のサブディレクトリーを作成します。
このサブディレクトリーは、disk1
という小文字の名前にする必要があります。
- 1 枚目のインストール CD 上のすべての
ファイルとディレクトリーを、一時ディレクトリーの disk1
サブディレクトリーに コピーします。
- ステップ 3、4、および 5 を繰り返して、他の 2 枚の CD の内容を
disk2 および disk3
という名前のサブディレクトリーにコピーします。
これらはすべて中核となるインストール・ファイルです。次のいずれかのオプショナル機能の
インストール・ファイルが必要な場合:
- Agent Controller
- WebSphere V5.x テスト環境
該当する CD の内容を一時ディレクトリーにコピーしてください。
- 注:
- ネットワーク・インストール・イメージからのインストール中に
マシンが待機モードになると、インストールが失敗することがあります。
インストール・ウィザードと対話したくない場合、Rational Web Developer
インストール・プログラムは サイレント・インストールを実行することができます。
Rational Web Developer
のサイレント・インストールを実行する前に、以下に従ってローカル・イメージをコピーします。
- インストール手順を開始する前に、"マイグレーション、アップグレード、および共存の問題" をお読みください。
- "ネットワーク・インストール・イメージの作成" の説明に従って、
ローカルまたはネットワーク・インストール・イメージを作成します。Rational Web
Developer だけをインストールしたい場合に必要なのは、 最初の 3 枚の CD
から情報をコピーするだけです。
以下の機能は、Rational Web Developer
のサイレント・インストール時にデフォルトでインストールされます。
- 統合開発環境
- WebSphere Application Server、バージョン 6.0
(テスト用ランタイム環境)
- 言語パック (使用するシステム・ロケールが英語以外の場合)
デフォルトで選択されている機能だけを使用して、 デフォルトのディレクトリー
/opt/IBM/Rational/SDP/6.0 にRational Web Developer
をサイレント・インストールするには、以下のようにします。
- root ユーザーとしてログインします。
- "ローカル・イメージのセットアップ" の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合、)
コピーします。
- コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー
(例えば、/tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup
ディレクトリーに移動します。
- 次のコマンドを実行します。
./setup.bin -silent
- Rational Web Developer
のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。
インストールがいつ完了したかを判別するためには、インストール・ディレクトリー
内の /logs
サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log
ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。
installLocation パラメーターを変更することで、Rational Web
Developer を別のディレクトリーにインストールできます。 たとえば、"/my_softdev"
をインストール・ディレクトリーにしたい場合は、
直前に説明したステップと同じステップに従ってください。
ただし、以下のコマンドを実行してください。
./setup.bin -silent -P installLocation="/my_softdev"
この例では、デフォルト機能のみがインストールされます。
Rational Web Developer には、サンプルの応答ファイル
が付属しています。この応答ファイルは、responsefile.txt
と呼ばれ、/disk1/util
ディレクトリーにあります。他の機能をインストールするように
応答ファイルを変更したい場合は、最初に responsefile.txt
のバックアップ・コピーを取っておくことをお勧めします。
Rational Web Developer の 1
つ以上のオプショナル機能をインストールするように
応答ファイルを更新することができます。
以下の表は、応答ファイルのオプションと応答ファイルの対応するエントリーを示したものです。
表 2. 応答ファイル・オプションのリスト
| 機能
| 応答ファイルのエントリー
|
| 製品インストール・ディレクトリー
| installLocation
|
| WebSphere Application Server バージョン 6.0
| feature_was6_linux.active
|
| 言語パック
| feature_lang_pack_rad_linux.active
|
| エンタープライズ開発言語 (EGL)
| feature_egl_linux.active
|
| Eclipse プラグイン開発のサンプル
| feature_examples_linux.active
|
このいずれかのオプショナル機能をサイレント・モードでインストールするには、以下のようにします。
- responsefile.txt を新規ファイル (例えば、myresponsefile.txt)
にコピーします。
- 応答ファイルのコピーを編集します。
- 上の表に示したインストール機能名が含まれる行を見つけます。 例えば、Eclipse
プラグイン開発のサンプルをインストールしたい場合は、
応答ファイルで次の行を見つけてください。
# -P feature_examples_linux.active=<value>
- この行に次の変更を加えます。
- 最初のカラムの # を除去します。
- <value> を true に変更します。
この例では、この行は次のように変更されます。
-P feature_examples_linux.active=true
- 変更を保管します。
- root ユーザーとしてログインします。
- "ローカル・イメージのセットアップ" の説明に従って、 イメージを (まだコピーしていない場合、)
コピーします。
- コマンド行から、前のセクションで作成した一時ディレクトリー
(例えば、/tmp/install_image/disk1/setup) の /disk1/setup
ディレクトリーに移動します。
- 応答ファイルを実行するときに、次の例に示すように -options
パラメーター と応答ファイルの完全修飾名を追加します。
./setup.bin -silent -options "Your_directory/myresponsefile.txt"
ここで、Your_directory
は、応答ファイルが存在するディレクトリーの完全修飾名です。
- 注:
- 応答ファイルが使用されていることを確認するためには、-silent
オプション を指定せずに、まずこのコマンドを
(サイレント・インストールの実行前に) 実行して、
設定がインストール・ウィザードに登録されていることを確認してください。登録されていない場合は、
応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。
- Rational Web Developer
のサイレント・インストールは、完了するまでにしばらく時間がかかります。
インストールがいつ完了したかを判別するためには、インストール・ディレクトリー
内の /logs
サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log
ファイルが表示されていれば、サイレント・インストールは完了しています。
製品を使用して作業する前に、 管理者に連絡して Rational Web
Developer ユーザーが使用できるファイル・ハンドルの数を、 デフォルト限度の 1024
個から増やしてもらうことをお勧めします。
以下のステップに従って Linux でファイ
ル記述子を増やす場合は注意してください。正しく指示に従わないと、
マシンが正しくブートしなくなることがあります。できれば、システム管理者に
この作業を代行してもらってください。
ファイル記述子を増加するには、以下のようにします。
- root としてログインする。root アクセスがない場合は、継続する前に
獲得する必要があります。
- etc ディレクトリーに変更する。
- vi エディターを使用して etc ディレクトリー内の initscript
ファイルを編集する。この ファイルがない場合は、vi initscript
と入力して作成してください。
- 注:
- ファイル・ハンドルの数を増やす場合は、マシン上に空の initscript
ファイルを残さないでください。残した場合、次回マシンがブートしなくなります。
- 1 行目に「ulimit -n 4096」と入力する
(ここで重要なのは、この数値がほとんどの Linux マシンで のデフォルト値である
1024 よりもかなり大きな数値である点です)。注意:
この数をあまり高く設定しないでください。システム全体のパフォーマンスに重大な
影響を及ぼす可能性があります。
- 2 行目に eval exec "$4" と入力する。
- ステップ 4 と 5 の両方を完了したことを確認した後、ファイルを保管して
閉じる。
- 注:
- ステップを正しく実行したことを確認してください。
正しく実行しないと、マシンがブートしなくなります。
- (オプション) etc/security ディレクトリーにある limits.conf
ファイルを変更してユーザーまたはグループを制限します。SuSE Linux Enterprise
Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョ ン 3.0
の両方には、このファイルがデフォルトで用意されています。何らかの理由により
このファイルがない場合は、ステップ 4 でもっと控えめな数 (2048 など) を
指定することができます。これは、プロセスごとに許容できるオープン・ファイルに対して
比較的低い制限をほとんどのユーザーが持てるようにするために必要です。 ステップ
4 で比較的低い数字を使用した場合は、これを行うことは
それほど重要ではありません。ただし、ステップ 4 で高い数字を選択した場合は、
これを行わないとマシンのパフォーマンスに重大な影響があります。
以下は、 すべてのユーザーを制限して、後で異なる限度を設定した場合に、
サンプルの limits.conf
ファイルがどのように見えるかを示したものです。このサンプルでは、
前述のステップ 4 で 8192 を使用したことを想定しています。
* soft nofile 1024
* hard nofile 2048
root soft nofile 4096
root hard nofile 8192
user1 soft nofile 2048
user1 hard nofile 2048
上記サンプルの * は、
最初にすべてのユーザーの限度を設定するために使用されます。これらの限度は、
その後の限度よりも低くなっています。root
ユーザーにオープンされている許容記述子の数は これより高くなり、user1 はその 2
つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに
含まれている文書を必ず読んで理解しておいてください。
ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit
のマニュアル・ページを参照してください。
Rational Web Developer を開始するには、以下のステップに従ってください。
- Rational Web Developer
をコマンド行から開始するには、インストール・ディレクトリーに
移動して次のコマンドを実行します:
./rationalsdp.bin。
- Gnome (Red Hat のデフォルト) で作業している場合、製品の ショートカットは
「プログラミング」> 「Rational Software
開発プラットフォーム」」の下のメインメニューにあります。KDE (SuSE
のデフォルト) で作業している場合、製品のショートカットは 「IBM
Rational」> 「Rational Software 開発プラットフォーム になります。
- Rational Web Developer を初めて開始すると、
すでにデフォルトのワークスペース・ディレクトリーが指定されてダイアログ・ボックスが開きます。
デフォルトで、ユーザーの作業は $HOME/IBM/rationalsdp6.0
ディレクトリーにある、workspace と呼ばれるディレクトリーに保管されます。
- 「このワークスペースをデフォルトとして使用し、
今後この質問を表示しない」チェック・ボックスは、デフォルトでクリアされています。デフォルト値を保持すると、
Rational Web Developer を開始するたびにダイアログ・ボックスが開き、
ワークスペースを切り替えることができます。例えば異なるプロジェクトに異なる
ワークスペースを維持するよう選択した場合に、このデフォルト値を保持することができます。
ヒント:「これをデフォルトとして使用し、
今後この質問を表示しない」
チェック・ボックスを選択すると、このダイアログ・ボックスは再び表示されず、
Rational Web Developer
は前のセッションからのワークスペースの使用を開始します。
デフォルト値は、「ウィンドウ」>「設定」>「ワークベンチ」>「始動とシャットダウン」ページで製品を開始した後に変更することができます。
最初にワークベンチでは、製品の概要や新機能についての情報のほか、
チュートリアル、サンプル、外部 Web リソースへのリンクを提供する
一連の「ウェルカム」ページが開きます。しばらく時間を取ってこれらのオプションを
探索してください。また、ヘルプ・メニューから選択可能な情報のソースにも
注目してください。
Linux 上の Rational Web Developer
をアンインストールするには、以下のステップに従ってください。
- root としてログインします。
- インストール・ディレクトリーの rwd_prod/_uninst/
サブディレクトリーに移動します。
- このコマンドを入力して Rational Web Developer
をアンインストールします:
./uninstall.bin。ファイル・マネージャーで作業を行っている場合は、ファイルをクリックして
アンインストーラーを起動することができます。
- plug-ins または features ディレクトリー内のすべてのファイル
または機能は、これらのディレクトリーに常駐するユーザー・データおよび
サード・パーティーのプラグインを含め、自動的に削除されます。ユーザーの作業データを含む
workspace ディレクトリーは 削除されません。
残される他のいくつかのディレクトリーには、次のようなものがあります。
- eclipse/.config ディレクトリーは、問題が起こったために Rational Web
Developer をアンインストールした場合や、同じディレクトリーに
再インストールを予定している場合に備えてそのまま残されます。
- サード・パーティー・プラグインが製品にリンクされていた場合は、
問題が起こったために Rational Web Developer をアンインストールし、
同じディレクトリーに再インストールを予定している場合に備えて、 eclipse/links
ディレクトリーはそのまま残される場合があります。
- /logs
ディレクトリーは、インストールによって生成されたログ・ファイルの履歴を保持するために残されます。このディレクトリーには、インストール関連の問題のトラブルシューティングに使用できる情報が含まれている場合があります。
Rational Web Developer の必須機能の 1
つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、
次のようなエラー・メッセージが表示されます。
Invalid selection:
Unable to uninstall ide_required: root is not set for uninstall
この問題に対処するには、「製品のアンインストール」
チェック・ボックスを選択します。
アンインストール・パネルが再初期化されます。ここで、Rational Web Developer
全体を アンインストールしたり、アンインストールしない 機能の
選択をクリアすることができます。
Rational Web Developer
をサイレント・アンインストールするには、コマンド・プロンプトから
インストール・ディレクトリーに移動し、次のように入力します。
rwd_prod¥_uninst¥uninstall.bin -silent
このセクションでは、 Linux での Rational Web Developer
のインストールとアンインストールに関する既知の問題と制限事項について説明します。この製品の実際の使用に影響を与える問題と制限については、
README ファイルを参照してください。
- Novell NetWare ドライブにインストールしないでください。 Novell NetWare
ドライブへのインストールは失敗します。
Rational Web Developer をインストールするときに WebSphere Application
Server V6.0 統合テスト環境のインストールを選択して、
インストールが失敗した場合、次のメッセージが表示されます:
WebSphere
Application Server V6.0 統合テスト環境のインストールが失敗しました。
IBM Rational Software 開発プラットフォームは稼働しますが、
WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境は使用できない可能性があります。
WebSphere Application Server V6.0 のインストールの
トラブルシューティングについて詳しくは、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ws60help/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.base.doc/info/aes/ae/tins_trouble.html
を参照してください。
WebSphere Application Server V6.0
統合テスト環境はデフォルトで、Rational Web Developer がインストールされている
/runtimes/base_v6 サブディレクトリーにインストールされる点に注意してください。
『"マージ・インストールされた製品のインストールをキャンセルして、そ のインストールを再試行すると、その製品が正しくインストールされない場合がある。"』を参照してください。
Agent Controller は、クライアント・アプリケーションによる
ローカル・アプリケーションまたはリモート・アプリケーションの起動および管理を可能にしたり、
実行中のアプリケーションに関する情報を他のアプリケーションに提供できるようにするデーモンです。次のツールを使用するためには、
事前に Agent Controller を別にインストールしておく必要があります。
- アプリケーションのプロファイルを作成するプロファイル作成ツール。プロファイルを
作成するアプリケーションと同じシステム上に、Agent Controller が
インストールされている必要があります。
- リモート・ログ・ファイルをインポートするためのロギング・ツール。Agent
Controller が、
ログ・ファイルのインポート元のリモート・システムにインストール済みで、
なおかつ実行中である必要があります。
- テスト・ケースを実行するためのコンポーネント・テスト・ツール。Agent
Controller が、
テスト・ケースを実行するシステム上にインストールされている必要があります。
- プローブ追加、コード・カバレッジ、およびリーク分析のためのランタイム分析ツール。
- 注:
- このツールは Rational Web Developer ではサポートされていません。
- WebSphere Application Server バージョン 5.0 または 5.1 での
リモート・アプリケーションのテスト用ツール。(Agent Controller
は、アプリケーションのリモート
公開、またはローカル・アプリケーション公開またはテストのために
インストールする必要はありません)。WebSphere Application Server バージョン
6.0 にはこの機能が組み込まれているため、Agent Controller はバージョン
6.0 のターゲット・サーバーでは必要ない点に注意してください。
注:
- Agent Controller は、ファイアウォールの後ろにインストールすることを
強くお勧めします。
- Agent Controller は、 z/OS(R) または OS/400(R) 上では
ネットワーク・セキュリティー機能を持っていません。
- Agent Controller の使用に伴うセキュリティーの詳細については、 Rational Web
Developer に付属の Agent Controller の資料を参照してください。
- Agent Controller のオンライン資料は、ソフトウェアがインストールされるまで
インストールされません。 その時点で、資料は Rational Web Developer
のオンライン・ヘルプに追加されます。
- Windows、Linux/IA32: Intel(R) Pentium(R) II プロセッサー以上。
Pentium III 500 MHz 以上推奨。
- AIX(R): PowerPC(R) 604e 233MHz (IBM RS/6000(R) 7043 43P
Series) 以上。
- HP-UX: PA8500 300MHz (HP Workstation C3000) 以上。
- Solaris: UltraSPARC-IIi 300MHz (Sun Ultra 10 Workstation) 以上。
- OS/400: iSeries(TM) (オペレーティング・システムにより必要)
- z/OS、LINUX/S39: zSeries(R)
(オペレーティング・システムにより必要)
- 512 MB RAM 以上 (768 MB RAM 推奨)
- ディスク・スペース:
- インストールのために最小 100 MB のディスク・スペースが必要になります。
- ディスプレイ解像度:
- 800 x 600 ディスプレイ以上 (1024 x 768 推奨)
Linux に関する注意: Agent Controller の Hyades Data
Collection Engine 機能は、 libstdc++-libc6.2-2.so.3
共用ライブラリーを使用してコンパイルされます。この共用ライブラリーが /usr/lib
ディレクトリーにあることを確認してください。ない場合は、オペレーティング・システムの
インストール・メディアに付属の RPM パッケージ compat-libstdc++
をインストールする 必要があります。
Agent Controller は以下のプラットフォームでテスト済みです。
- AIX v4.3.3、v5.1、v5.2 on RS/6000
- HP-UX v11.0、v11i on PA-RISC
- z/OS v1R4、v1R5 on zSeries
- OS/400 V5R1、V5R2 on iSeries
- Red Hat Linux v7.1、v7.2、v7.3、v8.0 on Intel
IA32
- Red Hat Linux Advanced Server v2.1 on Intel IA32
- Sun Solaris v8、v9 on SPARC
- SuSE Linux v7.2、v7.3 on Intel IA32
- SuSE Linux Enterprise Server (SLES) v7、v8 on Intel IA32
- SuSE Linux Enterprise Server (SLES) v7 on zSeries
- Windows 2000 Advanced Server (Service Pack 2) on Intel IA32
- Windows 2000 Professional (Service Pack 2) on Intel IA32
- Windows 2000 Server (Service Pack 2) on Intel IA32
- Windows NT(R) 4.0 (Service Pack 6a) on Intel IA32
- Windows Server 2003 on Intel IA32
- Windows XP Professional on Intel IA32
Agent Controller は以下のプラットフォームではテスト済みではありませんが、
これらのプラットフォームで稼働すると予想されています。
- AIX v4.33、v5.1.0、v5.2.0、v5.3
on pSeries(R)
- Connectiva Linux Enterprise Edition 1.0 on zSeries
- Connectiva Linux Enterprise Edition 1.0 on Intel IA32
- HP-UX 11iv1 on PA-RISC
- Red Flag Advance Server v4.0、v4.1 on Intel IA32
- Red Hat Linux v7.2 on zSeries
- RedHat Enterprise Linux 3.0 Update 1 on zSeries
- RedHat Enterprise Linux 3.0 Update 3 on zSeries
- SuSE v7.2 on zSeries
- SuSE Linux v7.1 on Intel IA32
- SuSE Linux Desktop 9.0 on Intel IA32
- SuSE Linux Standard Edition 9.0 on Intel IA32
- SuSE Linux Enterprise Server (SLES) 9 on Intel IA32
- SuSE Linux Enterprise Server 8.0、9.0 on zSeries
- TurboLinux Enterprise Server v8 on Intel IA32
- TurboLinux Enterprise Server v8 on zSeries
- United Linux v1.0 on Intel IA32
- United Linux v1.0 on zSeries
- Windows Server 2003、Standard Edition on Intel IA32
- Windows Server 2003、Enterprise Edition on Intel IA32
- Windows Server 2003、Datacenter Edition on Intel IA32
- zOS 2.10 on zSeries
- z/OS v1R1 to v1R3、v1R6 on zSeries
- z/OS.e v1R3 to v1R6 on zSeries
Agent Controller は以下のプラットフォームでは使用できません。
- Linux on iSeries
- Linux on pSeries
一般に、Agent Controller は JVM バージョン 1.4 以上で機能します。
以下は Agent Controller がテストされた JVM バージョン (java -fullversion)
です。
- AIX: J2RE 1.4.1 IBM AIX build ca1411-20040301
- HP-UX: J2RE
1.4.2.03-040401-18:59-PA_RISC2.0
- Linux IA32: J2RE 1.4.1 IBM build
cxia321411-20040301; J2RE 1.4.2 IBM.
- Linux for OS/390(R): J2RE 1.4.1 IBM build
cx3901411-20040301
- z/OS: J2RE 1.4.1 IBM z/OS Persistent Reusable VM build
cm1411-20030930
- OS/400: J2RE 1.4 IBM
- Solaris SPARC: Sun Java(TM) 2 Standard Edition (build
1.4.2_04-b05)
- Windows: IA32 J2RE 1.4.1 IBM Windows 32 build
cn1411-20040301a; J2RE 1.4.2 IBM Windows 32; Sun
Java(TM) 2 Standard Edition (build 1.4.2_04-b05)
Agent Controller
のインストール・ファイルは、以下にリストされたディレクトリーの
オプション・ソフトウェア・ディスクにあります。
- AIX の 場合: /IBM_Agent_Controller/aix
- HP-UX の場合: /IBM_Agent_Controller/hpux
- OS/400 の場合: /IBM_Agent_Controller/os400
- Linux/S390 の場合: /IBM_Agent_Controller/linux_s390
- Linux/IA32 の場合: /IBM_Agent_Controller/linux_ia32
- Solaris の場合: /IBM_Agent_Controller/solaris_sparc
- Windows の場合: ¥IBM_Agent_Controller¥win_ia32
- z/OS の場合: /IBM_Agent_Controller/os390
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から
派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールし、
このバージョンの Agent Controller をインストールする前に、
除去されずに残ったファイルをすべてクリーンアップしてください。アンインストール後、以下のファイルが除去されずに
残る可能性があります。
Windows:
%RASERVER_HOME%¥*.* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
%SystemRoot%¥system32¥piAgent.dll (Windows の system32 ディレクトリー)
%SystemRoot%¥system32¥LogAgent.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcbnd.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcclco.dll
%SystemRoot%¥system32¥hccldt.dll
%SystemRoot%¥system32¥hccls.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcclserc.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcclsert.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcclsm.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcjbnd.dll
%SystemRoot%¥system32¥hclaunch.dll
%SystemRoot%¥system32¥hcthread.dll
%SystemRoot%¥system32¥piAgent.dll
%SystemRoot%¥system32¥rac.dll
%SystemRoot%¥system32¥sysperf.dll
Linux、AIX、 HP-UX、Solaris:
$RASERVER_HOME/* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
/usr/lib/libpiAgent.so (HP-UX では .sl)
/usr/lib/libLogAgent.so
/usr/lib/libhcbnd.so
/usr/lib/libhcclco.so
/usr/lib/libhccldt.so
/usr/lib/libhccls.so
/usr/lib/libhcclserc.so
/usr/lib/libhcclsert.so
/usr/lib/libhcclsm.so
/usr/lib/libhcjbnd.so
/usr/lib/libhclaunch.so
/usr/lib/libhcthread.so
- 管理者 (または root) としてログインする。
- Windows の場合: Agent Controller を Rational Web Developer
のインストール CD からインストールする場合は、ランチパッド・ウィンドウから
「Agent Controller のインストール」を選択する
(自動実行が使用不可になっている場合は、インストール CD のルートから
lauchpad.exe を 実行してください)。ステップ 5 に進みます。
- アプリケーション・プラットフォームのインストール・メディアにディレクトリーを変更する。
- setup.exe プログラムを実行する。Windows
以外のプラットフォームの場合は、 setup.bin
を実行してください。
- 初期画面で「次へ」をクリックして先へ進む。
- インストールを続ける前に、すべての Eclipse
プラットフォームを閉じる。「次へ」を クリックして先に進みます。
- ご使用条件を読む。
- 「承認 (Approve)」を選択し、「次へ」
をクリックして先に進む。
- 既存の Agent Controller
がある場合は、除去されることが通知される。「次へ」をクリックして先に進みます。
- Agent Controller をインストールするパスを指定し、
「次へ」をクリックして先に進む。
- インストールしたい Agent Controller 機能を選択する。
- Hyades Data Collection Engine - Eclipse
オープン・ソース・プロジェクト によりローカルまたはリモート Java
アプリケーションの起動およびプロファイル作成のために提供されるフレームワーク。
- IBM Rational Plugins -
このリストの残りの機能を選択するために選択する必要があります。
- ロギング - アプリケーションのプロファイル作成および
トレースのための、イベント・ベースのロギング・フレームワーク。これは、
WebSphere Application Server
のコンポーネント・テストまたはリモート・サポートが
選択されている場合は必須選択です。
- コンポーネント・テスト - 手動テストを使用可能にするための
レガシー・サポート。
- ランタイム分析 - プローブ追加、コード範囲、およびリーク分析
のための機能。
- 注:
- この機能は Rational Web Developer では
サポートされていないため、インストールされません。
- セキュリティー - Eclipse ワークベンチと Agent Controller
間のセキュア・データ通信チャネルの作成のために提供されます。
- WebSphere Application Server のリモート・サポート -
デプロイメント、管理、およびパフォーマンス分析のために、 リモート WebSphere
Application Server バージョン 5.0 または 5.1 に
接続するための機能。WebSphere Application Server バージョン 6.0 には
これらの機能が組み込まれていますので注意してください。
「次へ」をクリックして先に進みます。
- Agent Controller が使用すべき Java ランタイム環境 (JRE) 実行可能プログラム
java.exe または java のパスを指定する。ここに入力された JRE が Java
アプリケーションを起動するために、 Agent Controller
によって使用されます。従って、インストーラー・プログラム
によって事前入力された JRE パスを変更することができます。
- 注:
- この時点で提供した JRE は、Agent Controller の実行と、 Agent Controller が
Java アプリケーションを起動するための両方に使用されます。
ただし後で、これらの各機能について別々の JRE を使用するように Agent Controller
を 構成することができます。詳しくは、Agent Controller
のヘルプ・トピック「Agent Controller で
起動するようにアプリケーションを構成 」を参照してください。
- オプション: 「WebSphere Application Server
のリモート・サポート」が選択された場合、IBM WebSphere Application
Server、バージョン 5.0 (Windows のみ) および 5.1
のパスを指定する。
- どのホストが Agent Controller
にアクセスできるかを指定する。次の中から選択できます。
- 「任意のコンピューター」を選択すると、 すべてのクライアントが
Agent Controller にアクセスできます。(デフォルト選択)。
- 「このコンピューターのみ」を選択すると、ローカル・ホスト だけが
Agent Controller にアクセスできます。
- 「特定のコンピューター」を選択すると、指定されたクライアントの
リストが Agent Controller
にアクセスできます。リストでホスト名を区切るにはコンマを 使用してください。
「次へ」をクリックして先に進みます。
- 上記ステップ 9 でセキュリティーを選択した場合:
セキュリティー設定を選択する。
「次へ」をクリックして先に進みます。
- 要約画面で「次へ」をクリックして先に進む。
- ファイル転送が完了したら、「終了」をクリックする。
セットアップ・コマンドと共に以下のパラメーターを使用して、サイレント・モードで
インストール・プロセスを実行することができます。
| パラメーター
| 説明
|
| 必要パラメーター
|
|
-silent
| インストーラーにサイレント・モードで実行するよう伝えます
|
-P installLocation
| インストール・パスを指定します
|
-W javaHome_win.path
| (Windows) java.exe 実行可能プログラムの完全修飾パスを指定します
|
-W javaHome_unix.path
| (Windows 以外) java 実行可能プログラムの完全修飾パスを指定します
|
-W hostList.type
| クライアントによる Agent Controller への接続方法を指定します
(ALL、LOCAL、CUSTOM)
- ALL: すべてのクライアントを許可
- LOCAL: ローカル・ホストのみを許可
- CUSTOM: クライアントのリストを許可 (-W hostList.hosts
パラメーターも必要)
|
-W security.type
| セキュリティーをオンにするかどうかを指定します (true、false)
- true: セキュリティーを使用可能にする ("-W security.users"
オプショナル・パラメーターも 必要)
- false: セキュリティーを使用不可にする
|
|
|
|
| オプショナル・パラメーター
|
|
-W wasHome_win.was510path
| (Windows) IBM WebSphere Application Server 5.1
のインストール場所を指定します
|
-W wasHome_unix.was510path
| (Windows 以外) IBM WebSphere Application Server 5.1
のインストール場所を指定します
|
-W wasHome_win.was500path
| (Windows) IBM WebSphere Application Server 5.0
のインストール場所を指定します
|
-W wasHome_unix.was500path
| (Windows 以外) IBM WebSphere Application Server 5.0
のインストール場所を指定します
|
-W hostList.hosts
| コンマで区切ってクライアント・ホスト名を指定します
(hostList.type="CUSTOM" の場合)
|
-W security.users
| どのユーザーが Agent Controller に接続できるかを指定します
(security.type = "true" の場合)
|
-P hyadesdc_ibm_runtimeAnalysis_feature.active=false
| ランタイム分析機能をインストールしないことを 指定します
(この機能はデフォルトによりサイレント・インストール中にインストールされます)
|
- 注:
- 非セキュア接続を使用して Agent Controller をサイレント・インストール
する場合は、パラメーター security.type.="false"
を使用してください。
Windows の例:
setup.exe
-silent
-P installLocation="D:¥IBM¥AgentController"
-W javaHome_win.path="d:¥jdk1.4.1¥jre¥bin¥java.exe"
-W wasHome_win.was510path="d:¥WebSphere5.1¥AppServer"
-W wasHome_win.was500path="d:¥WebSphere5.0¥AppServer"
-W hostList.type="CUSTOM"
-W hostList.hosts="host1,host2"
-W security.type="true"
-W security.users="user1,user2"
Windows 以外の例:
setup.bin
-silent
-P installLocation="/opt/IBM/AgentController"
-W javaHome_unix.path="/opt/java1.4.1/jre/bin/java"
-W wasHome_unix.was510path="/opt/WebSphere5.1/AppServer"
-W wasHome_unix.was500path="/opt/WebSphere5.1/AppServer"
-W hostList.type="CUSTOM"
-W hostList.hosts="host1,host2"
-W security.type="true"
-W security.users="user1,user2"
応答ファイルの使用
コマンド行にパラメーターを指定する代わりに、応答ファイル (例えば、
setup.rsp) を作成して上記パラメーターすべてを保管することができます。
# Start of response file
-P installLocation="D:¥IBM¥AgentController"
-W javaHome_win.path="d:¥jdk1.4.1¥jre¥bin¥java.exe"
-W wasHome_win.was510path="d:¥WebSphere5.1¥AppServer"
-W wasHome_win.was500path="d:¥WebSphere5.0¥AppServer"
-W hostList.type="CUSTOM"
-W hostList.hosts="host1,host2"
-W security.type="true"
-W security.users="user1,user2"
# End of response file
応答ファイルを使用してインストールするには、以下のようにします。
Windows: setup.exe -silent -options
d:¥temp¥setup.rsp
Windows 以外: setup.bin -silent -options
/tmp/setup.rsp
- Windows では、Agent Controller システム・サービス (RAService.exe)
は自動的に開始されます。
- 「コントロール・パネル」の下の Windows
の「サービス」ダイアログを使用して、Agent Controller
サービスの開始と停止を行います
(「スタート」>「設定」>「コントロール・パネル」>
「管理ツール」>「サービス」>「IBM Rational Agent Controller」)。
- Windows 以外のプラットフォームでは、Agent Controller プロセス (RAServer)
は 自動的に開始されません。ユーザー自身が開始する必要があります。
- 重要: Windows
以外のプラットフォームに対する以下の環境設定は、 Agent Controller
を開始する前に設定する必要があります。
- Agent Controller プロセスを開始するには、インストール場所の bin
ディレクトリー (例えば、/opt/IBM/AgentController/bin) に変更して、
以下を実行します。
./RAStart.sh
- Agent Controller プロセスを停止するには、インストール場所の bin
ディレクトリー (例えば、/opt/IBM/AgentController/bin) に変更して、
以下を実行します。
./RAStop.sh
- Agent Controller は、コントロールパネルの下にある
「プログラムの追加と削除」ダイアログから除去することができます。
- サイレント・アンインストールを実行するには、インストール場所の
_uninst ディレクトリー (例、C:¥Program
Files¥IBM¥AgentController¥_uninst) でコマンド
uninstall.exe -silent を実行します。
- インストール場所の _uninst ディレクトリーからプログラム
uninstall.bin を実行します
(例、/opt/IBM/AgentController/_uninst)。
- 画面の指示に従って、アンインストールを完了します。
- サイレント・アンインストールを実行するには、コマンド
uninstall.bin -silent を使用します。
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から
派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、
このバージョンをインストールしてください。
- iSeries ホストに、HYADESDC という名前のライブラリーと IBMRAC
いう名前の別のライブラリーを作成します。
CRTLIB HYADESDC
CRTLIB IBMRAC
- iSeries ホストの HYADESDC ライブラリーに、HYADESDC.SAVF
という名前の 空の保管ファイルを作成します。
CRTSAVF HYADESDC/HYADESDC
- iSeries ホストの IBMRAC ライブラリーに、IBMRAC.SAVF
という名前の空の保管ファイルを作成します。
CRTSAVF IBMRAC/IBMRAC
- FTP の BINARY モード転送を使用して IBMRAC.SAVF
ファイルをインストール CD から、 iSeries ホストにある IBMRAC
ライブラリーに追加します。
- FTP の BINARY モード転送を使用して HYADESDC.SAVF
ファイルをインストール CD から、 iSeries ホストにある HYADESDC
ライブラリーに追加します。
- 次のように入力して、 iSeries ホストにある HYADESDC.SAVF
保管ファイルを、HYADESDC ライブラリーに復元します。
RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(HYADESDC) DEV(*SAVF) SAVF(HYADESDC/HYADESDC)
- 次のように入力して、 iSeries ホストにある IBMRAC.SAVF
保管ファイルを、IBMRAC ライブラリーに復元します。
RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(IBMRAC) DEV(*SAVF) SAVF(IBMRAC/IBMRAC)
- QShell を開始して、Integrated File System (IFS) 上に /opt/hyadesdc
ディレクトリーを作成します。
- HYADESDC の保管ファイル HYADESIFS.SAVF を IFS ディレクトリー
/opt/hyadesdc に復元します。例:
RST DEV('/QSYS.LIB/HYADESDC.LIB/HYADESIFS.FILE') OBJ('/opt/hyadesdc/*')
- IBMRAC にある IBMRACIFS.SAVF 保管ファイルを、IFS ディレクトリー
/opt/hyadesdc に復元します。 例えば、次のコマンドを 1 行で入力します。
RST DEV('/QSYS.LIB/IBMRAC.LIB/IBMRACIFS.FILE') OBJ('/opt/hyadesdc/*') ALWOBJDIF(*ALL)
- Agent Controller をインストールしたら、 インストール場所の bin
ディレクトリー /opt/hyades/bin に
ディレクトリーを変更し、次を入力してセットアップ・スクリプトを実行します。
./SetConfig.sh
- 画面上のプロンプトに従って、Agent Controller を構成します。
- Agent Controller を開始するには、HYADESDC および IBMRAC ライブラリーを
ライブラリー・リストに追加します。
ADDLIBLE HYADESDC
ADDLIBLE IBMRAC
- 以下を入力して RAStart ジョブを実行依頼します。
SBMJOB CMD(CALL RASERVER) JOBD(RASTART)
- Agent Controller を停止するには、以下を入力して RAStart
ジョブを停止します。
ENDJOB JOB(RASTART)
- HYADESDC および IBMRAC ライブラリーを除去します。
- IFS ディレクトリー /opt/hyadesdc (すべてのサブディレクトリーと
ファイルを含む) を除去します。
Agent Controller の前のバージョンまたは Hyades Data Collection Engine から
派生したソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、
このバージョンをインストールしてください。
- UNIX(R) システム・サービス・シェルで、Agent Controller
をインストールしたい ディレクトリーに移動します。/usr/lpp/
ディレクトリーにインストールすることをお勧めします。
- インストール・イメージ ibmrac.os390.pax を
インストール・ディレクトリーに転送します。
- Agent Controller ファイルを抽出するために、 次のコマンドを実行します。
pax -ppx -rf ibmrac.os390.pax
- インストール bin ディレクトリー /usr/lpp/IBM/AgentController/bin に
ディレクトリーを変更し、次を入力して makelinks スクリプトを実行します。
./createLinks.sh
- UNIX(R) システム・サービス・シェルで以下のコマンドを発行して、 Agent
Controller 共用オブジェクト・ファイルをプログラム制御にします。
extattr +p /usr/lpp/IBM/AgentController/lib/*.so
- Agent Controller をインストールしたら、 インストール場所の bin
ディレクトリー /usr/lpp/IBM/AgentController/bin に
ディレクトリーを変更し、次を入力してセットアップ・スクリプトを実行します。
./SetConfig.sh
- 画面上のプロンプトに従って、Agent Controller を構成します。
z/OS でのデータ・チャネル使用法:
serviceconfig.xml ファイル内に大規模な dataChannelSize
を設定するには、ご使用のマシンの共用メモリー・セグメントの最大サイズ設定を増やす必要があります。それには、BPXPRMxx
parmlib メンバー内の IPCSHMMPAGES
値を増やします。この値は、データ・チャネルに許可される 4K
ページの最大数です。例えば、dataChannelSize を 32M
にしたい場合には、IPCSHMMPAGES を 8192 より大きい値に設定します。
Agent Controller に多数のエージェントとの同時通信を許可するには、 BPXPRMxx
parmlib メンバー内の IPCSHMNSEGS 値を適切な値に設定します。この値は、
各アドレス・スペースの接続共用メモリー・セグメントの最大数を指定します。デフォルト値は
10 なので、これを 50 に増やす必要があります。
Agent Controller の使用するデータ・チャネルについて詳しくは、 Agent
Controller のオンライン・ヘルプ情報を参照してください。
z/OS BPXPRMXX parmlib メンバーの詳細およびその更新方法については、
「IBM z/OS MVS(TM) 初期設定 およびチューニング
解説書」を参照してください。
注: RAServer では、libjvm.so
などの実行可能ライブラリーを含む JRE のディレクトリーを LIBPATH
環境変数に追加する必要があります。 例えば、IBM JRE 1.4.1 を
使用している場合、LIBPATH 変数は次のように設定されます。
export LIBPATH=/usr/lpp/java/IBM/J1.4/bin/classic:/usr/lpp/java/IBM/J1.4/bin:$LIBPATH
- root としてログインし、/usr/lpp/IBM/AgentController/bin
ディレクトリーを開き、以下のコマンドを発行してサーバーを開始します。
./RAStart.sh
- サーバーを停止するには、root
としてログインし、/usr/lpp/IBM/AgentController/bin
ディレクトリーを開き、以下のコマンドを発行します。
./RAStop.sh
以下のリストには、すべてのプラットフォームで Agent Controller
のセキュリティー機能を使用するためのヒントが含まれています。
- オペレーティング・システムによって認証が付与されます。
インストール時に指定されたユーザーのみが認証を許可されます。ユーザー名として
ANY が指定されると、
有効なユーザー名とパスワードのペアは、すべて認証のためにオペレーション・システムに送られます。
それ以外の場合は、リストされたペアのみが送られます。
- セキュリティーが使用可能になっている場合、インストール時に指定されたユーザーは、
Agent Controller との情報を交換を行う前に、オペレーティング・システムの
認証を受ける必要があります。ワークベンチのユーザーは、
オペレーティング・システムのユーザー名とパスワードである、
有効なユーザー名およびパスワードの組み合わせを提供する必要があります。
- (Windows のみ) ドメイン・ネームのパスワード は認証されません。
ローカル・ユーザー名とパスワードのペアを指定する必要があります。
- 鍵管理機能は提供されません。Agent Controller は、セキュリティーのために
Java 鍵ストアを使用します。
- デフォルトの鍵ストアとエクスポート済み証明書は、 Windows では Agent
Controller ディレクトリーの
¥plugins¥com.ibm.etools.pd.security¥security
にあり、Linux では and
/plugins/com.ibm.etools.pd.security/security
にあります。これらはサンプルです。意味のある証明書を含む
鍵ストアで置き換える必要があります。
このセクションでは、Agent Controller
のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限について説明します。
特に記載がなければ、以下の情報は Agent Controller
をサポートするすべてのオペレーティング・システムに適用されます。
Agent Controller は Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗し、
以下のメッセージが表示されることがあります。
RAServer failed to start. (RAServer が始動に失敗しました)
この障害は通常、TCP/IP ポート 10002 が空いていないために起こります。Agent
Controller はデフォルトでこのポートを listen します。 Agent Controller
が開始されたときにシステム上で別のプロセスがこのポートを使用しているか、
または Agent Controller が停止され、その後再始動されたばかりで、
ポートがまだ解放されていないことが考えられます。
Agent Controller
が開始に失敗した場合は、以下の方法で開始することができます。
- ポート 10002 が他のプロセスによって使用中である場合は、
serviceconfig.xml
ファイルを編集してポート番号を変更できます。これについては、
ドキュメンテーションに説明があります。
- 注:
- serviceconfig.xml
ファイルに構成されている通信ポート番号が変更された場合、 WebSphere Application
Server 構成に定義されているプロパティー INSTANCE_RAC_PORT_NUM_ID を
同じポート番号に変更する必要があります。
- Agent Controller が停止したばかりの場合は、数分待って再始動してください。
インストールまたはアンインストール中にエラーを検出する場合は、
実行中のプロセスによって Agent Controller
のオブジェクト・ファイルがロードされるためだと考えられます。
オブジェクト・ファイルが確実に変更されるように、以下の操作を行なってください。
- Rational Web Developer をシャットダウンします。
- Java Profiling Agent または J2EE Request Profiler
のいずれかを含む、すべての java.exe プロセスを終了します。
デフォルトで、 Rational ClearCase SCM アダプターのプラグインは、 Rational
ClearCase のソフトウェア構成管理 (SCM)
システムとしての使用をサポートするために、 Rational Web Developer
と共に自動的にインストールされます。Rational ClearCase の詳細については、www.ibm.com/software/awdtools/clearcase/
を参照してください。
Concurrent Versions System (CVS) プラグインも、SCM システムとしての CVS の
使用をサポートするために、Rational Web Developer
と共に自動的にインストールされます。最新バージョンの CVS サーバーは、www.cvshome.org
から入手できます。CVS を使用するためには、CVS
クライアントをインストールする必要はなく、CVS
サーバーをインストールするだけで済みます。 CVS
のインストールおよび使用の詳細については、チームのオンライン・ヘルプを参照してください。
Rational ClearCase SCM アダプターと CVS
プラグインを使用するためには、その両方を使用可能にする必要があります。プラグインを使用可能にするには、以下のようにします。
- 「Rational Web
Developer」メニューから「ウィンドウ」>「設定」を選択します。
- ワークベンチの下の「設定」ページで、「機能
(Capabilities)」をクリックします。
- 「機能 (Capabilities)」ウィンドウで、「チーム」までスクロール
し、使用可能にしたいアダプターのチェック・ボックスをクリックします。
- 「適用」をクリックしてから、「OK」をクリックします。
プラグインは、要求のチーム・リポジトリー・プロバイダーを選択して、
プロジェクトを共用するときに使用可能にすることもできます。
Rational ClearCase クライアントまたはサーバー、あるいは CVS
サーバーのいずれも
自動的にインストールされることはありません。これらは、Rational Web Developer
とは別個にインストールする必要があります。
他の使用可能な SCM システムで Rational Web Developer の作業を行う場合は、
その SCM 製品に特定のアダプターが必要になります。通常、SCM アダプターは SCM
製品のベンダーによって提供されます。IBM は SCM
アダプターの使用を推奨または保証するものではありません。他の SCM
製品のアダプターについてサポートまたは
詳細な情報が必要な場合は、製品のベンダーに直接お問い合わせください。
Rational ClearCase SCM
アダプターには、以下の表にリストされた必須の最小パッチが少なくとも適用されている
ClearCase v2002 以上 (フル ClearCase または ClearCase LT) が必要です。
表 3. Windows
| 必要な ClearCase バージョンと最小パッチ
|
| IBM Rational ClearCase v2002.05.00 および
p2002.05.00.NT-32
|
| IBM Rational ClearCase LT v2002.05.00 および
clearcase_lt_p2002.05.00.NT-11
|
| IBM Rational ClearCase v2003.06.13
|
| IBM Rational ClearCase LT v2003.06.13
|
表 4. Linux
| 必要な ClearCase バージョンと最小パッチ
|
| IBM Rational ClearCase v2002.05.00 および
clearcase_p2002.05.00-38
|
| IBM Rational ClearCase LTv2002.05.00 および
clearcase_lt_p2002.05.00-17
|
| IBM Rational ClearCase v2003.06.00 および
clearcase_p2003.06.00-11
|
| IBM Rational ClearCase LT v2003.06.00 および
clearcase_lt_p2003.06.00-6
|
重要: Rational ClearCase (または ClearCase LT) および
Rational Web Developer をインストールした後は、 ClearCase
クライアントおよびサーバー環境に最新の適切なパッチが適用されて更新されていることを
確認する必要があります。パッチは、統一モデリング言語 (UML)
ダイアグラム・ファイル
の比較およびマージに適切なサポートを提供するために必須です。Rational Web
Developer で作業している場合、 Rational ClearCase (または ClearCase LT)
に最新の適切なパッチを適用して更新しないと、UML ダイアグラム・ファイルの
比較およびマージ時にモデル破壊が発生することがあります。
Rational ClearCase のリリースおよびパッチの入手については、 www.ibm.com/software/awdtools/clearcase/support/index.html
をご覧いただくか、 IBM Rational Support にお問い合わせください。
Rational Web Developer は、 Rational ClearQuest(R)
の以下のバージョンをサポートしています。
- Rational ClearQuest v2003.06.13 (SR3)
Rational ClearQuest
は高い柔軟性を持つ欠陥および変更のトラッキング・システムで、変更要求の実行、割り当て、
トラッキング、テスト、およびリリースに関連するプロセスを編成および自動化します。
Rational ClearQuest について詳しくは、www.ibm.com/software/awdtools/clearquest/
を参照してください。Rational ClearQuest Client for Eclipse は、 ClearQuest
と、Rational Software 開発プラットフォームなど、Eclipse
プラットフォームの間のシームレス統合を提供します。
Rational ClearQuest Client for Eclipse
を使用するには、最初に以下のことを実行する必要があります。
- Rational Web Developer をインストールする。
- 基本の Rational ClearQuest アプリケーション (バージョン
2003.06.13) をインストールして構成する。 Rational ClearQuest
クライアント・アプリケーションのインストールと構成方法、
およびデータベースへの接続の確立方法については、担当の Rational ClearQuest
管理者にお問い合わせください。
Rational ClearQuest Client for Eclipse のダウンロードについて詳しくは、 www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24007802
を参照してください。完全なインストール説明については、 この URL にある
README ファイルを参照してください。
デフォルトで、 WebSphere Application Server 6.0 は Rational Web
Developer と共に自動的にインストールされます。 5.x
アプリケーション・サーバーで稼働するアプリケーションの開発を予定している場合は、
オプションで追加のランタイム・テスト環境をインストールすることができます。
追加のランタイム・テスト環境をインストールするには、その前に Rational Web
Developer をインストールしておく必要があります。
次の統合テスト環境を選択してインストールすることができます。
- WebSphere Application Server 5.1
- WebSphere Application Server Express 5.1
-
WebSphere Application Server 5.0.2
-
WebSphere Application Server Express 5.0.2
1
つ以上のバックレベル統合テスト環境をインストールするには、以下のステップに従ってください。
- Rational Web Developer のランチパッドから、「 WebSphere テスト環境
V5.x のインストール」をクリックする。 IBM Rational 5.x
統合テスト環境のインストーラーが開きます。
- 「次へ」をクリックする。
- 使用許諾契約書を受諾して、「次へ」をクリックする。
- インストールしたい統合テスト環境を選択する。「次へ」をクリックします。
- 要約情報を検討し、「次へ」をクリックしてインストールを開始する。この
要約インストールには、テスト環境がインストールされるロケーションが含まれます。
- インストールが完了したら、「終了」をクリックしてインストーラーを終了する。
- 注:
- 組み込みメッセージングおよびキューイング・サポート機能をインストールする場合は、
その組み込みメッセージングおよびキューイング機能をアンインストールする前に
WebSphere バージョン 5.x テスト環境をアンインストールしないでください。

バージョン 5.x テスト環境を Windows
からアンインストールするには、以下のステップに従ってください。
- コントロールパネルを開く。
- 「プログラムの追加と削除」をクリックする。
- 「IBM Rational 5.x
レガシー統合テスト環境」をクリックし、
「変更/除去」をクリックする。
- IBM Rational 5.x
テスト環境のアンインストーラーが開く。「次へ」をクリックします。
- アンインストールしたいテスト環境を選択して、
「次へ」をクリックする。
- 要約情報を検討し、「次へ」をクリックする。
- テスト環境がアンインストールされたら、
「終了」をクリックしてアンインストーラーを終了する。

レガシー・テスト環境を Linux から
アンインストールするには、以下のステップに従ってください。
- root としてログインする。
- インストール・ディレクトリーの lte_prod/_uninst
サブディレクトリーに移動する。
- 次のコマンドを入力してバージョン 5.x
テスト環境をアンインストールする:
./uninstall.bin。ファイル・マネージャーで作業を行っている場合は、ファイルをクリックして
アンインストーラーを起動することができます。
- IBM Rational 5.x テ
スト環境のアンインストーラーが開く。「次へ」をクリックします。
- アンインストールしたいテスト環境を選択して、
「次へ」をクリックする。
- 要約情報を検討し、「次へ」をクリックする。
- テスト環境がアンインストールされたら、
「終了」をクリックしてアンインストーラーを終了する。
Rational Product Updater は、システム上にインストールされているすべての
Rational
ソフトウェア開発製品のトラックを保持し、製品更新と新機能を検索してインストールするツールです。
Product Updater は初めてインストールされる Rational
ソフトウェア開発製品と共に
自動的にインストールされます。これ以降インストールされるすべての Rational
ソフトウェア
開発製品は、自動的にこのツールに登録されます。これらの製品について、以下の種類の
更新を検索し、自動的にインストールすることができます。
- 製品更新。フィックスパック、リフレッシュ・パック、および暫定修正など。
- 新機能を提供するオプショナル機能。
更新間の依存関係がある場合は、自動的に強制されます。Product Updater
を使用すると、 単一ロケーションからすべての Rational
ソフトウェア開発製品の更新を管理することができます。Product Updater
は自身の更新も行います。
また、Product Updater の使用により、以下のタスクも実行することができます。
- インストール済みのフィックスやオプショナル機能についての情報など、インストールされている
Rational ソフトウェア開発製品の詳細なリストを作成します。
- 1 つ以上のローカル (プロキシー) 製品の更新サイトを作成します。
それにより組織に所属するユーザーはすべてインターネットから更新をインストールする
必要がありません。
ツールの使用に関する情報については、Product Updater
のヘルプ・システムを参照してください。
このヘルプには以下の方法でアクセスすることができます。
- Product Updater を起動するには、Rational Web Developer で
「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」> 「IBM Rational
Product Updater」を選択する。
- Product Updater
で、「ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択する。
著作権および特記事項を参照