大文字/小文字の区別について

エレメントの名前は大文字小文字を区別しません。

Windows ログオン ユーザー名

Windows® ログオン ユーザー名は、大文字小文字を区別しませんが、大文字と小文字を保存します。Windows へのログオンに使用するアカウントが同じでも大文字小文字が異なると (たとえば mike と MIKE)、Rational® ClearCase® の操作に混乱が生じます。Rational ClearCase の操作では、Windows ログオン プロンプトでユーザーが入力したユーザー名が大文字小文字を区別して記憶されます。したがって、MIKE としてログオンして自分のチェックアウトを要求する場合 (cleartool lsco-me)、mike としてのチェックアウトは行なわれません。

Rational ClearCase LT の場合のみ

UNIX® ワークステーションのスナップショット ビューでは、大文字/小文字の別だけが異なる 2 つのエレメント名を作成できます。 たとえば、次のようにします。

/design/func_specs/bas
/design/func_specs/Bas

UNIX ワークステーションでは、UNIX 固有のファイル システムおよび Rational ClearCase コンポーネント (cleartool および cleartool サブコマンドなど) はすべて大文字/小文字を区別します。 UNIX ワークステーションのスナップショット ビューでは、この 2 つのエレメントは異なるエレメントです。

Windows コンピュータの場合、Windows 固有のファイル システム (FAT や NTFS など) は大文字小文字を区別しない (大文字と小文字の区別を無視する) ファイル ルックアップを行い、ファイルやフォルダの作成操作では大文字小文字を保存します。 Windows コンピュータのスナップショット ビューでは、Windows 固有のファイル システムを使用するため、大文字小文字を区別するファイル ルックアップをサポートせず、上の例の 2 つのエレメントを区別しません。 これらの 2 つのエレメントを Windows コンピュータ上のスナップショット ビューにロードした場合、ビューにコピーされるときに一方のエレメントだけに正しいデータが保有され、重複するファイルはハイジャックされたファイルとして認識されます

大文字/小文字の別だけが異なる名前を付けた 2 つ以上のエレメントを作成しないようにしてください。

Rational ClearCase の場合のみ

UNIX ワークステーションの動的ビューまたはスナップショット ビューでは、大文字/小文字の別だけが異なる 2 つのエレメント名を作成できます。 たとえば、次のようにします。

/design/func_specs/bas
/design/func_specs/Bas

UNIX ワークステーションでは、UNIX 固有のファイル システムも Rational ClearCase コンポーネント (マルチバージョン ファイル システム (MVFS)、cleartoolclearmakecleartool サブコマンドなど) もすべて大文字/小文字を区別します。 UNIX ワークステーションの動的ビューとスナップショット ビューでは、この 2 つのエレメントは異なるエレメントです。 動的ビューでは、MVFS は大文字/小文字を区別したファイル ルックアップを行い、大文字/小文字の自動変換は一切行いません。

Windows コンピュータの場合、Windows 固有のファイル システム (FAT や NTFS など) は大文字小文字を区別しない (大文字と小文字の区別を無視する) ファイル ルックアップを行い、ファイルやフォルダの作成操作では大文字小文字を保存します。 Windows コンピュータのスナップショット ビューでは、Windows 固有のファイル システムを使用するため、大文字小文字を区別するファイル ルックアップをサポートせず、上の例の 2 つのエレメントを区別しません。 これらの 2 つのエレメントを Windows コンピュータ上のスナップショット ビューにロードした場合、ビューにコピーされるときに一方のエレメントだけに正しいデータが保有され、重複するファイルはハイジャックされたファイルとして認識されます

Windows コンピュータでは、MVFS は動的ビューで大文字/小文字を区別しないファイル ルックアップを実行し、新規作成されたビュープライベート ファイルやディレクトリ、Rational ClearCase エレメントとバージョンの名前を小文字に変換するようにデフォルトで設定されます。 ただし、大文字/小文字を区別するファイル ルックアップを実行し、新規作成されたビュープライベート ファイルやディレクトリ、Rational ClearCase エレメントとバージョンの名前の大文字小文字の別を保持するように MVFS 設定を構成することができます。 cleartoolclearmake を含め、VOB 内のパス名を参照するすべての Rational ClearCase アプリケーションは、MVFS 設定の構成方法に関わらず、大文字/小文字を区別します。 大文字/小文字を保存するように MVFS を構成した場合、MVFS ネームスペースの新しいビュープライベート ファイルやディレクトリを含め、MVFS オブジェクトに対するパス名を指定するときには、大文字と小文字を区別して正しく入力する必要があります。

大文字/小文字の別だけが異なる名前を付けた 2 つ以上のエレメントを作成しないようにしてください。

関連概念
Windows コンピュータと UNIX ワークステーションの相互運用について
ビュー
動的ビューで大文字/小文字の区別オプションを設定する前に (Windows)
ビューのタイプについて

フィードバック