ファイルとディレクトリは Rational® ClearCase® の管理下にあるため、エレメント自体に影響を与えずに、ディレクトリの特定のバージョンからエレメントを移動または削除することができます。エレメントを移動または削除すると、親ディレクトリの新しいバージョンが作成され、変更が記録されます。
たとえば、/gui_vob/design/src (UNIX®)
または ¥gui_vob¥design¥src (Windows®) のバージョン 4 に prog.c というエレメントが含まれているとします。
design/src (UNIX) または design¥src (Windows) ディレクトリから prog.c を削除すると、/gui_vob/design/src (UNIX) または ¥gui_vob¥design¥src (Windows) のバージョン 5 が作成され、このバージョンには prog.c ファイル エレメントは含まれません。エレメント prog.c 自体は変わりません。
ディレクトリからエレメント名を移動または削除する前に、自分の変更がほかのチーム メンバーに影響を与えないか、また、プロジェクト全体のビルドを妨害しないかプロジェクト マネージャーに確認してください。
このコマンドを使用する場合は、次の点に留意してください。
- エレメントの名前または VOB シンボリック リンクの名前を削除しても、そのエレメントまたはリンク自体が削除されることはなく、エレメントまたはリンクへの参照が削除されるだけです。
- エレメントの名前への最後の参照を削除すると、このエレメントは親のない状態になります。
このようなエレメントは VOB の lost+found ディレクトリに移されます。
- VOB シンボリック リンクへの最後の参照を削除すると、VOB のレプリカが作成されているかどうかに応じて異なる結果になります。
- VOB のレプリカが作成されていない場合は、シンボリック リンク オブジェクトが削除されます。
- VOB のレプリカが作成されている場合は、シンボリック リンクが VOB の lost+found ディレクトリに移動されます。
その他のエレメント削除方法
親ディレクトリからエレメントを削除しても、エレメント自体には影響はありません。
しかし、その他の次の 2 つのタイプの削除操作はエレメントに取り消すことのできない影響を与えるので、これらの操作を行うときは慎重に進めてください。
- エレメントのバージョン ツリーからのバージョンの削除に関する詳細は、『IBM Rational ClearCase コマンド リファレンス』の rmver リファレンス ページを参照してください。
- エレメントの VOB からの除去に関する詳細は、『IBM Rational ClearCase コマンド リファレンス 』の rmelem リファレンス ページを参照してください。