ファイルとディレクトリをマージするには、以下のようにします。
コントリビュータの比較と差分の解決には差分マージが使用されます。 差分マージでは、解決された変更内容をマージ出力ファイルに書き込みます。

通常、このマージ出力ファイルがターゲット ストリームの宛先バージョンとしてチェックインされます。
マージは、ファイル比較の直接的な拡張です。相違箇所を表示する代わりに、差分マージは相違を分析し (開発者の支援が必要な場合もある)、テキスト部分を出力ファイルにコピーします。
------------[changed 3-4]----|--------[changed to 3-4 file 2]---
now is the thyme | now is the time
for all good men | for all good people
-|-
*** Automatic: Applying CHANGE from file 2 [lines 3-4]
============
[changed 10] | [changed to 10 file 2]---
cent | sent
-|-
[changed 10] | [changed to 10 file 3]---
cent | scent
|-
Do you want the CHANGE made in file 2? [yes]
no
Do you want the CHANGE made in file 3? [yes]
yes
Applying CHANGE from file 3 [line 10]
============
受け入れた変更内容によって生成されるマージ出力に矛盾がないことを確認してください。たとえば、ファイル util.h に関係するマージを実行した後で、util.h.contrib (古い内容を含む) と新しい util.h (マージ出力を含む)のファイルを比較できます。
すべてのコントリビュータが同じエレメントの異なるバージョンである場合、差分マージによってベース コントリビュータが自動的に決まります。差分マージではエレメントのバージョン ツリーが調査され、それまでのマージ操作で作成されたすべてのマージ矢印がその対象となります。この調査によって、作成された順序 (どのバージョンがこのバージョンより前に作成されたか) ではなく内容 (どのバージョンのデータがこのバージョンに寄与しているか) の観点で、バージョンどうしの関係が明確にされます。差分マージがベース コントリビュータとして選択するのは、このバージョン ツリー全体の中で最も近い共通の祖先です。
次の図は、一般的なマージの例とマージ結果のベース コントリビュータがどのように決まるかを示しています。

エレメント内でマージが実行されていなければ、バージョン ツリー内のコントリビュータ (test/4 と windows/1) ので実際の共通の祖先 (5) がベース コントリビュータに選ばれます。
すべてのコントリビュータが同じエレメントの異なるバージョンのものではないなら、共通の祖先 (またはベース コントリビュータ) は存在しません。 このとき、自動マージはオフになるので、コントリビュータの間のすべての矛盾を自力で解決する必要があります。
以下の条件を満たす場合、1 つ以上のマージ矢印 (Merge タイプのハイパーリンク) が作成され、マージが記録されます。
差分マージでは、各コントリビュータ バージョン (ベース コントリビュータを除く) から出た矢印がターゲット バージョンをポイントします。このマージ矢印は、バージョン ツリー ブラウザで見ることができます。
find と lsvtree -merge コマンドを使用して、Merge ハイパーリンクを含むバージョンを検索できます。describe コマンドを実行すると、次に示すように、1 つのバージョンの、マージ矢印を含むすべてのハイパーリンクをリストします。
cleartool describe util.h@@/main/3version "util.h@@/main/3" . . . Hyperlinks: Merge@278@/vob_3 /vob_3/src/util.h@@/main/rel2_bugfix/1 -> /vob_3/src/util.h@@/main/3
Rational ClearCase ディレクトリ エレメントの各バージョンには、特定のファイル エレメント、ディレクトリ エレメント、VOB シンボリック リンクの名前が含まれます。差分マージでは、同じディレクトリ エレメントの複数のバージョンを処理して、すべてのコントリビュータの内容を反映するディレクトリ バージョンを作成することができます。そのアルゴリズムは、ファイル マージのアルゴリズムと似ています。複数のコントリビュータが競合するときにだけ、差分マージからユーザー対話のプロンプトが表示されます。
ディレクトリ バージョンの 1 つであるマージ ターゲットをチェックアウトする必要があります。(通常は、自分のビューにあるバージョンをチェックアウトします。)差分マージは、エレメントとリンクの名前を追加、削除、変更して、チェックアウトするディレクトリを更新します。