マスター・パスワードの有効期間

セキュア・ストレージに格納されているデータの暗号化および暗号化解除には、「マスター」パスワードを使用します。 マスター・パスワードはプロバイダーに固有です。各プロバイダーは別々のマスター・パスワードを所有します。

マスター・パスワードの有効期間は、パスワード・プロバイダーが初めてそのパスワードの入力を求めたときから始まります。 プロバイダーによっては、マスター・パスワードを内密に生成する場合と、ユーザーになんらかの入力を求める場合があります。 同じパスワード・プロバイダーをそれ以降使用する場合にはすべて、このマスター・パスワードが使用されます。

マスター・パスワードのライフ・サイクル。

図 1. マスター・パスワードのライフ・サイクル。

パスワード・プロバイダーからマスター・パスワードを取得すると、 このパスワードはアプリケーションが終了するか、「セキュア・ストレージ」設定ページを使用してパスワード・キャッシュをクリアするまで、メモリー内のキャッシュに格納されます。

マスター・パスワードは、「セキュア・ストレージ」設定ページを使用して変更できます。 プロバイダーによっては、パスワードの変更操作にユーザーの入力が必要である場合と、 パスワードの変更が完全に内密に行われる場合があります。

マスター・パスワードを失っても、パスワード・リカバリーの質問と答えが指定されていれば、パスワードを回復することができます。 パスワード・リカバリーを使用することで、ユーザーの問題とマシンの問題の両方を回避することができます。 例えば、UI プロンプトを使用してパスワードを入力していた場合に、ユーザーがパスワードを忘れてしまったとします。 オペレーティング・システム統合モジュールを使用していた場合は、 オペレーティング・システムを再インストールするか、 マスター・パスワードに使用していたシステムの鍵リング内の項目を削除しなければなりません。

関連概念
セキュア・ストレージ
セキュア・ストレージの動作の仕組み

関連参照
「セキュア・ストレージ」設定ページ
セキュア・ストレージのランタイム・オプション