Eclipse 表示では (基本的な形式として)、(それぞれが 1 つ以上のビューを含む) 1 つ以上のビュー・スタック によって囲まれた、(開いているエディターを示す 1 つ以上のスタックを含む) エディター・エリア で構成される、充実した環境が提供されます。これらのさまざまなパートは、貴重な画面スペースを求めて互いに競合するため、それぞれのパートに与える画面スペースの量を適正に管理することにより、IDE 内での生産性を大幅に強化することができます。
この問題を管理するための最も一般的な 2 つのメカニズムは、「最小化」(すなわち、可能な限り小さなスペースを利用する) と「最大化」(すなわち、可能な限り大きなスペースを割り当てる) です。Eclipse 表示では、これらの操作を利用するためのさまざまな方法を提供します。
他の部分は除外して、ある特定のパーツだけに注意を集中したい場合があります。この場合に最も頻繁に使用される操作は、編集用に使用可能な表示領域を最大限に利用するために、エディター・エリアを最大化することです (ただし、ビューにフォーカスすることが目的にかなうワークフローもあります)。
3.3 のデフォルト表示では、最大化されるスタックを除いた すべてのスタックを最小化することによって最大化動作が実装されます。これにより、最大化されたスタックがメイン表示を完全に占有できるようにしつつ、それらの トリム・スタック (ウィンドウ外縁の領域を「トリム」という) にあるアイコンを使用することにより、パースペクティブのビューにアクセスして開くことができます。
また 3.3 では、エディターの最大化を管理する動作がエディター・エリア全体で実行されるように変更されています (3.0 および 2.1 のプレゼンテーションの場合のように特定のエディター・スタックが単純に最大化されるのではありません)。これにより、分割されたエディター・エリアで両方のファイルを同時に表示する機能が要求される「比較」ワークフローが可能になります。
画面領域の使用法を最適化するもう一つの方法は、現在は関係のないスタックを直接最小化することです。3.3 のデフォルト表示では、スタックを最小化すると、ワークベンチ・ウィンドウ外縁のトリム領域にスタックが移され、トリム・スタック が作成されます。ビュー・スタックは、スタック内の各ビューのアイコンを含むトリム表示に最小化されます。
エディター・エリアの最小化動作は、やや異なっています。エディター・エリアを最小化すると、開いているエディターごとのアイコンではなく、エディター・エリア全体を表すプレースホルダー・アイコンのみを含むトリム・スタックが作成されます (ほとんどの場合、すべてのアイコンが同じになるため、それらを作成することは基本的に無意味だからです)。
特定のワークフローが、複数の要素を必要とするワークフローである場合 (すなわち、エディター・エリアおよび ビュー・スタックが同時に表示される場合) は、現在は関係のないスタックを最小化することによって、追加の画面スペースを獲得することができます。 これにより、メイン表示からスタックが削除され、ワークベンチ・ウィンドウの外縁にトリム・スタック として配置されるため、残りのスタック用に表示スペースをより多く確保できます。
注: スタックは、次の 2 つの方法でトリムに収容されます。
トリム・スタックの動作は、作成された方法に応じて異なります。最大化が解除されると、初期の最大化時に作成されたトリム・スタックのみがメイン表示に復元され、独立して最小化されたスタックは同じ状態のままになります。
ヒント: この違いは、表示の制御をきめ細かく実行できるという点で重要です。最大化はワンクリックの操作ですが、「すべてか何もなしか」の問題になります (すなわち、最大化されたスタックと表示を共有できる他のスタックはありません)。ほとんどのタスクにおいては適切ですが、複数のスタックを表示させたい場合も考えられます。こうしたシナリオの場合には最大化しないでください。むしろ、表示させたいスタックを除いて、他のすべてのスタックを最小化してください。このセットアップをした後で、エディター・エリアを最大化することができますが、最大化を解除すると、表示を共有していた特定のスタックのみが復元され、明示的に最小化したスタックはそのまま残ります。