MAP 5600: ファイバー・チャネル

MAP 5600: ファイバー・チャネルは、 IBM Spectrum Virtualize™のファイバー・チャネル・ポートで発生する問題の解決に役立ちます。

始める前に

これらの保守分析手順 (MAP) に慣れていない場合は、まず 保守分析手順の使用 をお読みください。

この MAP は、すべての IBM Spectrum Virtualize・モデルに適用されます。 この手順を開始する前に、使用するモデルを認識している必要があります。 使用するモデルを判断するには、ノードの前面でモデル・タイプを示すラベルを見つけてください。

注: フロント・パネル・ディスプレイがない場合は、サービス・アシスタント GUI を使用します。例えば、SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 では、技術員用ポートを介してサービス・アシスタント GUI にアクセスできます。
以下のいずれかの理由で、ここに送られてきた可能性があります。
  • IBM Spectrum Virtualize・システムの取り付けの際に問題が発生し、ファイバー・チャネル検査が失敗した。
  • 別の MAP によってここに送られた。

このタスクについて

ファイバー・チャネル・ポートによって起こった問題を解決するには、以下の手順を完了します。

手順

  1. ファイバー・チャネル・ポート速度の問題を解決しようとしていますか?
    いいえ
    ステップ 2 に進みます。
    はい
    ステップ 11 に進みます。
  2. (ステップ 1 から) のフロント・パネル・ディスプレイ、またはサービス・アシスタント GUI に、ファイバー・チャネル・ポート 1 の状況を表示します。詳しくは、IBM Spectrum Virtualizeのフロント・パネルの使用を参照してください。
    IBM Spectrum Virtualizeフロント・パネル・ディスプレイ、またはサービス・アシスタント GUI は、ファイバー・チャネル・ポート 1 がアクティブであることを示していますか?
    いいえ
    ファイバー・チャネル・ポートが正しく作動していません。フロント・パネル・ディスプレイの 2 行目またはサービス・アシスタント GUI で、ポート状況を確認します。
    • 非アクティブ: ポートは操作可能ですが、 ファイバー・チャネル・ファブリックにアクセスできません。 ファイバー・チャネル・アダプターが正しく構成されていないか、ファイバー・チャネル small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー に障害があるか、ファイバー・チャネル・ケーブルに障害があるか、取り付けられていないか、あるいはケーブルの他方の端の装置に障害があります。 ポート 1 をメモします。ステップ 7 に進みます。
    • 障害: ポートは、ハードウェア障害のため操作不能です。 ポート 1 をメモします。ステップ 9 に進みます。
    • 未取り付け: このポートは取り付けられていません。 ポート 1 をメモします。ステップ 10 に進みます。
    はい
    右移動ボタンを押して放し、ファイバー・チャネル・ポート 2 を表示します。ステップ 3 に進みます。
  3. (ステップ 2 から)

    IBM Spectrum Virtualizeフロント・パネル・ディスプレイ、またはサービス・アシスタント GUI は、ファイバー・チャネル・ポート 2 がアクティブであることを示していますか?

    いいえ
    ファイバー・チャネル・ポートが正しく作動していません。ポート状況を確認します。
    • 非アクティブ: ポートは操作可能ですが、 ファイバー・チャネル・ファブリックにアクセスできません。 ファイバー・チャネル・アダプターが正しく構成されていないか、ファイバー・チャネル small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー に障害があるか、ファイバー・チャネル・ケーブルに障害があるか、取り付けられていないか、あるいはケーブルの他方の端の装置に障害があります。 ポート 2 をメモします。ステップ 7 に進みます。
    • 障害: ポートは、ハードウェア障害のため操作不能です。 ポート 2 をメモします。ステップ 9 に進みます。
    • 未取り付け: このポートは取り付けられていません。 ポート 2 をメモします。ステップ 10 に進みます。
    はい
    右移動ボタンを押して放し、ファイバー・チャネル・ポート 3 を表示します。ステップ 4 に進みます。
  4. (ステップ 3 から)

    IBM Spectrum Virtualizeフロント・パネル・ディスプレイ、またはサービス・アシスタント GUI は、ファイバー・チャネル・ポート 3 がアクティブであることを示していますか?

    いいえ
    ファイバー・チャネル・ポートが正しく作動していません。ポート状況を確認します。
    • 非アクティブ: ポートは操作可能ですが、 ファイバー・チャネル・ファブリックにアクセスできません。 ファイバー・チャネル・アダプターが正しく構成されていないか、ファイバー・チャネル small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー に障害があるか、ファイバー・チャネル・ケーブルに障害があるか、取り付けられていないか、あるいはケーブルの他方の端の装置に障害があります。 ポート 3 をメモします。ステップ 7 に進みます。
    • 障害: ポートは、ハードウェア障害のため操作不能です。 ポート 3 をメモします。ステップ 9 に進みます。
    • 未取り付け: このポートは取り付けられていません。 ポート 3 をメモします。ステップ 10 に進みます。
    はい
    右移動ボタンを押して放し、ファイバー・チャネル・ポート 4 を表示します。ステップ 5 に進みます。
  5. (ステップ 4 から)

    IBM Spectrum Virtualizeフロント・パネル・ディスプレイ、またはサービス・アシスタント GUI は、ファイバー・チャネル・ポート 4 がアクティブであることを示していますか?

    いいえ
    ファイバー・チャネル・ポートが正しく作動していません。ポート状況を確認します。
    • 非アクティブ: ポートは操作可能ですが、 ファイバー・チャネル・ファブリックにアクセスできません。 ファイバー・チャネル・アダプターが正しく構成されていないか、ファイバー・チャネル small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー に障害があるか、ファイバー・チャネル・ケーブルに障害があるか、取り付けられていないか、あるいはケーブルの他方の端の装置に障害があります。 ポート 4 をメモします。ステップ 7 に進みます。
    • 障害: ポートは、ハードウェア障害のため操作不能です。 ポート 4 をメモします。ステップ 8 に進みます。
    • 未取り付け: このポートは取り付けられていません。 ポート 4 をメモします。ステップ 10 に進みます。
    はい
    ノードに 4 つを超えるファイバー・チャネル・ポートが存在する場合は、サービス・アシスタントを使用して、追加のファイバー・チャネル・ポートごとにステップ 5 を繰り返します。
    ステップ 6 に進みます。
  6. (ステップ 5 から)

    これまでに報告されたファイバー・チャネル・ポートに関する障害が表示されなくなりました。 SAN ファイバー・チャネル・ファブリックに伴う問題は修正済みの可能性があるか、または偶発的な問題が発生した可能性があります。

    お客様に相談して、いずれかのファイバー・チャネル・ポートを切り離していなかったかどうか、または SAN ファイバー・チャネル・ファブリックのいずれかのコンポーネントに障害があり、最近修正したかどうかを調べます。

    上述の検査でファイバー・チャネル・ポート障害は説明されていますか?

    いいえ
    偶発的なファイバー・チャネル・エラーの可能性があります。
    1. SAN 問題判別手順を使用して、すべてのファイバー・チャネル・ファブリックの接続問題の有無のチェックおよび解決を行います。問題が解決された場合は、MAP 5700: 修復検査を続行します。
    2. この IBM Spectrum Virtualize・ノードの同一ポート上で最近発生した類似のファイバー・チャネル・エラーがないかどうか確認します。発生している場合は、ファイバー・チャネル・ケーブルを交換します (既に交換済みでなければ)。
    3. ファイバー・チャネル SFP トランシーバー を交換します (既に交換済みでなければ)。
      注: IBM Spectrum Virtualizeのノードは、 長波 SFP トランシーバー および短波 SFP トランシーバー の両方でサポートされます。取り替える SFP トランシーバー と同じタイプの SFP トランシーバー に交換する必要があります。 例えば、取り替える SFP トランシーバー が長波 SFP トランシーバー である場合、適切な交換部品を提供する必要があります。間違った SFP トランシーバーを取り外すと、データ・アクセスが失われるおそれがあります。「 IBM Spectrum Virtualizeのノード上のファイバー・チャネル SFP トランシーバーの取り外しおよび取り替え」について資料を参照し、SFP トランシーバーの取り替え方法を確認してください。
    4. 表 1示されているファイバー・チャネル・アダプター・アセンブリーを交換します。
      表 1. ファイバー・チャネル・アセンブリー
      ノード アダプター・アセンブリー
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-CG8 ポート 1、2、3 または 4 (スロット 1) 4 ポート・ファイバー・チャネル HBA
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-CG8 ポート 5、6、7、または 8 (スロット 2) 4 ポート・ファイバー・チャネル HBA
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-CF8 ポート 1、2、3 または 4 4 ポート・ファイバー・チャネル HBA
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 ポート 1、2、3、または 4 (スロット 1 必須。最初の FC アダプター) 4 ポート・ファイバー・チャネル・アダプター
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 ポート 5、6、7、または 8 (スロット 2 オプション。2 番目の FC アダプター) 4 ポート・ファイバー・チャネル・アダプター
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 ポート 9、10、11、または 12 (スロット 5 オプション。3 番目の FC アダプター) 4 ポート・ファイバー・チャネル・アダプター
    5. MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
    はい
    MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
  7. (ステップ 234、および 5 から)

    IBM Spectrum Virtualizeのメモしておいたポートが非アクティブの状況を示しています。いくつかのモデルについては、ファイバー・チャネルの速度が正しく設定されていないときに、この非アクティブ状態が発生する場合があります。

  8. (ステップ 7 から)

    IBM Spectrum Virtualize のメモされたポートは非アクティブの状況を示しています。メモされたポートがまだ非アクティブの状況を表示している場合は、メモされたポートに関連する部品を、問題が修正されるまで、次の順序で交換します。

    1. IBM Spectrum Virtualize からファイバー・チャネル・ネットワークへのファイバー・チャネル・ケーブル。
    2. 障害のあるファイバー・チャネル・ファブリック接続。特に、ファイバー・チャネル・スイッチの SFP トランシーバーSAN 問題判別手順を使用して、すべてのファイバー・チャネル・ファブリック接続問題を解決します。
    3. IBM Spectrum Virtualize ファイバー・チャネル SFP トランシーバー.
      注: IBM Spectrum Virtualizeのノードは、長波 SFP および短波 SFP の両方でサポートされます。 取り替える SFP トランシーバー と同じタイプの SFP と取り替える必要があります。 例えば、取り替える SFP トランシーバー が長波 SFP トランシーバー である場合、適切な交換部品を提供する必要があります。間違った SFP トランシーバーを取り外すと、データ・アクセスが失われるおそれがあります。「 IBM Spectrum Virtualizeのノード上のファイバー・チャネル SFP トランシーバーの取り外しおよび取り替え」について資料を参照し、SFP トランシーバーの取り替え方法を確認してください。
    4. 表 1 に示されているファイバー・チャネル・アダプター・アセンブリーを交換します。
    5. MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
  9. (ステップ 234、および 5 から)

    IBM Spectrum Virtualize上のメモされたポートは、障害のある状況を示しています。 IBM Spectrum Virtualizeノードをスイッチに接続するファイバー・チャネル・ケーブルがしっかり接続されていることを確認します。メモされたポートに関連する部品を、問題が修正されるまで、次の順序で交換します。

    1. ファイバー・チャネル SFP トランシーバー.
      注: IBM Spectrum Virtualizeのノードは、 長波 SFP トランシーバー および短波 SFP トランシーバー の両方でサポートされます。取り替える SFP トランシーバー と同じタイプの SFP トランシーバー に交換する必要があります。 例えば、取り替える SFP トランシーバー が長波 SFP トランシーバー である場合、適切な交換部品を提供する必要があります。間違った SFP トランシーバーを取り外すと、データ・アクセスが失われるおそれがあります。「 IBM Spectrum Virtualizeのノード上のファイバー・チャネル SFP トランシーバーの取り外しおよび取り替え」について資料を参照し、SFP トランシーバーの取り替え方法を確認してください。
    2. 表 1 に示されているファイバー・チャネル・アダプター・アセンブリーを交換します。
    3. MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
  10. (ステップ 234、および 5 から)

    IBM Spectrum Virtualizeのメモされたポートは未インストールの状況を表示しています。ファイバー・チャネル・アダプターを交換した場合は、正しく取り付けられていることを確認します。既に他のシステム・ボードのコンポーネントを交換している場合は、ファイバー・チャネル・アダプターに支障をきたしていないかを確認してください。

    上述の検査でファイバー・チャネル・アダプター障害は説明されていますか?
    いいえ
    1. 表 1 に示されているファイバー・チャネル・アダプター・アセンブリーを交換します。
    2. 問題が修正されない場合は、ファイバー・チャネル接続ハードウェアを、表 2 に示されている順序で交換します。
      表 2. IBM Spectrum Virtualize ファイバー・チャネル・アダプター接続ハードウェア
      ノード アダプター接続ハードウェア
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-CG8 ポート 1、2、3 または 4 (スロット 1)
      1. PCI Express® FC ライザー・カード・アセンブリー 1 付き
      2. システム・ボード
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-CG8 ポート 5、6、7、または 8 (スロット 2)
      1. PCI Express® FC ライザー・カード・アセンブリー 2 付き
      2. システム・ボード
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 ポート 1 から 8
      1. PCI Express® ライザー・カード・アセンブリー 1
      2. システム・ボード
      SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 ポート 9 から 12
      1. PCI Express® ライザー・カード・アセンブリー 2
      2. システム・ボード
    3. MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
    はい
    MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
  11. (ステップ 1 から)

    動作速度が、スイッチがサポートする動作速度より低速の場合は、多数のリンク・エラーが検出されます。

    現在のリンク速度を表示するには、ファイバー・チャネル・ポート速度の判別を参照してください。

    ポートは期待される速度より低速で作動していますか?
    いいえ
    障害のあるポートが特定されるまで、他のファイバー・チャネル・ポートの検査を繰り返します。障害のあるポートが見つからない場合は、問題は存在しません。 MAP 5700: 修復検査を続行して修復結果を検証します。
    はい
    以下のステップを実行します。
    1. ファイバー・チャネル・ケーブルのルーティングを検査して、損傷がないこと、およびケーブル経路に急な曲がりがない (半径約 8 cm を下回らない) ことを確認します。ファイバー・チャネル・ケーブルを再経路指定または交換します。
    2. ファイバー・チャネル・ケーブルを 2 秒間取り外し、その後に再挿入します。これにより、ファイバー・チャネル・アダプターが動作速度の再ネゴシエーションを行います。
    3. ファイバー・チャネル・ポートの速度を再検査します。速度が正しくなった場合は、問題が解決されました。そうでない場合は、問題の原因が以下の条件の 1 つである可能性があります。
      • 4 ポート・ファイバー・チャネル HBA
      • IBM Spectrum Virtualize SFP トランシーバー
      • ファイバー・チャネル・スイッチのギガビット・インターフェース・コンバーター (GBIC) または SFP トランシーバー
      • ファイバー・チャネル・スイッチ
      問題が解決されるまで、コンポーネントを変更して速度を再検査します。その後で、MAP 5700: 修復検査に進んで、修復を検査します。