事前設定

管理 GUI には、事前設定と呼ばれる、事前に確立された一連の構成オプションが含まれています。事前設定は、システム上でオブジェクトを短時間で構成するための、通用使用される設定です。

事前設定は、ボリュームの作成、FlashCopy®マッピングの設定、およびアレイ構成用の RAID レベルの確立に使用できます。

ボリュームの事前設定

IBM Spectrum Virtualize™は、以下のタイプのボリュームの事前設定をサポートしています。表 1 に、ボリュームの事前設定とその使用方法をリストしています。
表 1. ボリュームの事前設定とその使用方法
事前設定 目的
基本 1 つのサイトに単一のボリューム・コピーを作成します。
ミラーリング済み 1 つのサイトに存在するボリューム・コピーを作成します。
カスタム カスタマイズされた属性を持つボリュームを作成します。

FlashCopy マッピングの事前設定

管理 GUIFlashCopy マッピングには、テスト環境およびバックアップ・ソリューションに使用できる事前設定が含まれています。 表 2FlashCopy の事前設定をリストしています。
表 2. FlashCopy の事前設定
事前設定 目的
バックアップ 実働データのポイント・イン・タイム・レプリカを作成します。 コピーが完了したら、実動データからバックアップ・ビューをリフレッシュできます。その場合、実動ボリュームからバックアップ・ボリュームへのデータのコピーは最小限で済みます。

この事前設定では、ソース・ボリュームと同じ属性のボリュームを自動的に作成します。 事前設定では、バックグラウンド・コピー率 50 で差分 FlashCopy マッピングを作成します。

クローン 元のボリュームに影響を与えずに変更可能な、ボリュームの正確なレプリカを作成します。 コピー操作が完了すると、事前設定によって作成されたマッピングは自動的に削除されます。

この事前設定では、ソース・ボリュームと同じ属性のボリュームを自動的に作成し、バックグラウンド・コピー率 50 で FlashCopy マッピングを作成します。 FlashCopy マッピングは、FlashCopy マッピングが 100% 完了に達したら自動的に削除されるように構成されています。

スナップショット 実働データのポイント・イン・タイム・ビューを作成します。 スナップショットは、独立したコピーとして作成されるものでなく、スナップショットの作成時の実動データのビューを維持するために使用されます。

この事前設定では、作成時に割り振られた容量の 0% を指定して、自動的にシン・プロビジョン・ターゲット・ボリュームを作成します。 事前設定では、0% のバックグラウンド・コピーによる FlashCopy マッピングを使用して、ソースまたはターゲットに書き込まれたデータのみをターゲット・ボリュームにコピーします。