MAP 5000: 開始
MAP 5000: 開始は、 IBM Spectrum Virtualize™・システム保守分析手順 (MAP) のエントリー・ポイントです。
始める前に
これらの保守分析手順 (MAP) に慣れていない場合は、まず 保守分析手順の使用 をお読みください。
この MAP は、すべての IBM Spectrum Virtualize・モデルに適用されます。 この手順を開始する前に、使用するモデルを認識している必要があります。 使用するモデルを判断するには、ノードの前面でモデル・タイプを示すラベルを見つけてください。
- 修正手順によってここに送られた。
- IBM Spectrum Virtualize・システムの取り付けの際に問題が発生した。
- 別の MAP によってここに送られた。
- システムが検出しなかった問題にお客様が気付いた。
IBM Spectrum Virtualize・ノードはペアで構成されています。 1 台のノードの保守を行っている間に、もう 1 台のノードから、そのペアによって管理されているすべてのストレージにアクセスできます。並行保守を使用すると、SAN およびホスト・システムを電源オンして実動処理を行いながら、1 台の IBM Spectrum Virtualize・システム上のすべての FRU の取り外し、交換、およびテストを行うことができます。
- 特別な理由がなければ、特に指示がない限り、 両方のノードの電源を取り外さないでください。
- これらの手順の処置に部品の取り外しまたは取り替えが含まれている場合は、該当する手順を使用してください。
- この手順の処置を実行した後も問題が続く場合は、MAP のステップ 1 に戻り、再度、問題の修正を試みてください。
手順
- 修正手順からここに進んできましたか?
- (ステップ 1 から)
管理 GUIを参照してください。イベントを表示するための管理 GUIを参照してください。
- (ステップ 2 から)
- (ステップ 3 から)
- (ステップ 4 から)
管理 GUIにログインします。ユーザーから提供されたユーザー ID とパスワードを使用してください。
「イベント」ページに進みます。
推奨アクションの修正手順を開始します。
修正手順により、修正すべきエラーが見つかりましたか?- いいえ
- ステップ 6 に進みます。
- はい
- 修正手順に従ってください。
- (ステップ 1、3、4、および
5 から)
フロント・パネルの電源表示ライトがオフですか? オペレーター情報パネルの電源 LED がオフかどうかを確認してください。
- いいえ
- ステップ 7 に進みます。
- はい
- ノードの電源をオンにしてみます。「IBM Spectrum Virtualize・ノードの電源制御の使用」を参照。注: ノードに電源を供給する無停電電源装置 (uninterruptible power supply)の電源もオフになっている場合があります。ノードの電源をオンにする前に、無停電電源装置 (uninterruptible power supply)の電源をオンにする必要があります。ノードの電源がオンになっている場合は、ステップ 7 に進みます。そうでない場合は、該当する電源 MAP ( MAP 5050: 電源 2145-CG8 および 2145-CF8、または MAP 5040: 電源 SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8) に進みます。
SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 には、外部の無停電電源装置 (uninterruptible power supply)装置はありません。 代わりに、このシステムはフロント・パネルにバッテリー・モジュールを備えています。
- (ステップ 6 から)
ノードのフロント・パネルにハードウェア・エラーが表示されていますか?
- いいえ
- ステップ 8 に進みます。
- はい
- IBM Spectrum Virtualize・システムのサービス・コントローラーが失敗しました。(SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 にはサービス・コントローラーが備わっていません。)
- エラーが表示されているサービス・コントローラーが正しく取り付けられているかどうかチェックします。正しく取り付けられている場合は、サービス・コントローラーを交換します。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 7 から)
オペレーター情報パネル エラー LED (図 1の 1 、図 2 の 4 、または図 3 の 7 ) が点灯または明滅していますか?または、チェック・ログ LED (図 3 の 6 ) が点灯または明滅していますか?
図 1. IBM Spectrum Virtualize のモデルのエラー LED
図 2 は、SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 の オペレーター情報パネル を示しています。
図 2. SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV1 オペレーター情報パネル
- 1 電源制御ボタンおよび電源オン LED
- 2 識別 LED
- 3 ノード状況 LED
- 4 ノード障害 LED
- 5 バッテリー状況 LED
図 3 は、SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 のオペレーター情報パネルを示しています。
図 3. SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 オペレーター情報パネル
- 1 電源制御ボタンおよび電源オン LED
- 2 イーサネット・アイコン
- 3 システム・ロケーター・ボタンおよび LED
- 4 ライト・パス診断パネルのリリース・ラッチ
- 5 イーサネット活動 LED
- 6 チェック・ログ LED
- 7 システム・エラー LED
注: ノードにイーサネット・ポートが 5 つ以上ある場合、ポート 5 以降でのアクティビティーは、オペレーター情報パネル上のイーサネット・アクティビティー LED では示されません。- いいえ
- ステップ 9 に進みます。
- はい
- MAP 5800: ライト・パスに進みます。
- (ステップ 8 から)
図 4 に表示されているハードウェア・ブート表示がノード上に表示されていますか?(SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 にはフロント・パネル・ディスプレイが備わっていません。この 2145-DH8 モデルの場合、図 5 に示すノード状況 LED、ノード障害 LED、およびバッテリー状況 LED はすべてオフですか?)
図 4. ハードウェア・ブートの表示
- (ステップ 9 から)
図 4 に示すハードウェア・ブート表示が 3 分を超えて表示されていますか?2145-DH8 の場合、図 5 に示すノード状況 LED、ノード障害 LED、およびバッテリー状況 LED がすべて、3 分を超えてオフですか?
- いいえ
- ステップ 11 に進みます。
- はい
- 2145-DH8 の場合、ステップ 23 に進みます。その他:
- MAP 5900: ハードウェア・ブートに進みます。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 9 から)
フロント・パネル・ディスプレイの先頭行に「障害 (Failed)」が表示されているノードがありますか? または、SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 のフロント・パネルにあるノード障害 LED (図 5 の 8 ) がオンになっていますか?
図 5 は、ノード障害 LED を示しています。図 5. SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 フロント・パネル
- 7 ノード状況 LED
- 8 ノード障害 LED
- 9 バッテリー状況 LED
- いいえ
- ステップ 12 に進みます。
- はい
- 以下の手順を実行してください。
- ノードにフロント・パネル・ディスプレイが備わっている場合は、障害コードをメモして ブート・コード・リファレンスに進み、修復処置を行います。
- ノードにアクセスするための技術員用ポートを使用してサービス・アシスタント・インターフェースにアクセスし、表示される保守の推奨事項に従います。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 11 から)
- (ステップ 12 から)
進行状況表示バーおよびブート・コードが表示されます。 進行状況表示バーが 3 分間を超えて進まなかった場合、進行は停止しています。
進行状況表示バーが停止しましたか?
- いいえ
- ステップ 14 に進みます。
- はい
- 障害コードをメモし、ブート・コード・リファレンスに進んで修復処置を行います。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 12 およびステップ 13 から)
フロント・パネル上のいずれかのナビゲーション・ボタンを押した場合は、60 秒間待って、表示がデフォルト表示に切り替わったことを確認します。
フロント・パネル・ディスプレイの先頭行に「ノード・エラー (Node Error)」が表示されたノードがありますか?
または、SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 のフロント・パネルにある 3 つの状況 LED のうち、中央にあるノード障害 LED がオンになっていますか? 図 5 は、ノード障害 LED を示しています。
- いいえ
- ステップ 15 に進みます。
- はい
- 以下の手順を実行してください。
- 障害コードをメモし、ノード・エラー・コードの概要に進んで修復処置を行います。
- ノードにフロント・パネル・ディスプレイがない場合、ノードにアクセスするための技術員用ポートを使用してサービス・アシスタント・インターフェースにアクセスして、表示される保守の推奨事項に従います。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 14 から)
フロント・パネル・ディスプレイの先頭行に「クラスター・エラー (Cluster Error)」が表示されたノードがありますか?
- いいえ
- ステップ 16 に進みます。
- はい
- クラスター・エラーが検出されました。このエラー・コードは、システム内のすべての操作可能なノード上に表示されます。通常、このタイプのエラーは修正手順により修復されます。次の手順を実行します。
- クラスター化システム・コードの概要に進んで修正手順を実行します。
- MAP 5700: 修復検査に進みます。
- (ステップ 15 から)
フロント・パネル・ディスプレイの先頭行に「電源オフ中 (Powering Off)」、「再始動中 (Restarting)」、「シャットダウン中 (Shutting Down)」、または「電源障害 (Power Failure)」が表示されていますか?
- (ステップ 16 から)
ノードが電源オフになりましたか?
- いいえ
- 以下の手順を実行します。
- 電源コードをボックスの背面から外してください。
- 60 秒待ちます。
- 電源コードを戻します。
- ノードが電源オンにならない場合は、電源を押してノードを電源オンにしてから、この MAP のステップ 1 に戻ります。
- はい
- 以下の手順を実行します。
- 60 秒待ちます。
- 電源をクリックして、ノードを電源オンにしてから、この MAPのステップ 1 に戻ります。
注: 2145 UPS-1U は、その電源ボタンが押されたとき、入力電源の消失が 5 分を超えたとき、または入力電源の消失が報告された後で IBM Spectrum Virtualize・ノードによりシャットダウンされたときにのみ、電源オフになります。
- (ステップ 17 から)
フロント・パネル・ディスプレイの先頭行に「充電中 (Charging)」または「リカバリー中 (Recovering)」が表示されているノードがありますか?
- いいえ
- ステップ 19 に進みます。
- はい
- 「充電中 (Charging)」が表示されている場合は、無停電電源装置 (uninterruptible power supply)のバッテリーはノードをサポートできるほど十分に充電されていません。2 時間を超えて「充電中 (Charging)」が表示されている場合は、MAP 5150: 2145 UPS-1U に進みます。
- 「リカバリー中 (Recovering)」が表示されている場合は、電源機構障害の直後にノードをサポートできるほど、無停電電源装置 (uninterruptible power supply)のバッテリーが十分に充電されていません。 ただし、「リカバリー中 (Recovering)」が表示されている場合、ノードは正常に使用できます。
- 2 時間を超えて「リカバリー中 (Recovering)」が表示されている場合は、MAP 5150: 2145 UPS-1U に進みます。
- (ステップ 18 から)
フロント・パネル・ディスプレイに「WWNN の検証? (Validate WWNN?)」が表示されているノードがありますか?
- いいえ
- ステップ 20 に進みます。
- はい
- ノードは、その WWNN を変更する必要があるかもしれないことを示しています。 ノードがこのモードに入るのは、ノードのサービス・コントローラーまたはディスクが変更されたが、必要な保守手順が実行されなかった場合です。注: 以下の情報を読み、正しい値を選択したことを確認するまでは、WWNN の検証を行わないでください。正しくない値を選択した場合、ノードの SAN ゾーニングも正しくなく、複数のノードが同じ WWNN を使用していることが検出される可能性があります。したがって、続ける前に正しい WWNN を確立することが重要になります。
- 使用したい WWNN を判別する。
- サービス・コントローラーが交換された場合、正しい値は、ディスクに保管されている WWNN (ディスク WWNN) であると考えられます。
- ディスクが、おそらく、フレーム交換手順の一部として交換されたが、再初期化されなかった場合、正しい値は、サービス・コントローラーに保管されている WWNN (パネル WWNN) であると考えられます。
- このノードで使用する保管済み WWNN を選択します。
- ディスクに格納されている WWNN を使用するには、以下のようにします。
- 「WWNN の妥当性検査 (Validate WWNN?)」パネルから、「選択」ボタンを押して放します。「ディスク WWNN: (Disk WWNN:)」パネルは表示され、 ディスクに格納されている WWNN の最後の 5 桁の番号が示されます。
- 「ディスク WWNN: (Disk WWNN:)」パネルから、ボタンを押して放します。「ディスク WWNN を使用しますか ? (Use Disk WWNN?)」パネルが 表示されます。
- 「選択」ボタンを押して放します。
- サービス・コントローラーに格納されている WWNN を使用するには、以下のようにします。
- 「WWNN の検証?」パネルから、選択ボタンを押して放します。「ディスク WWNN:」パネルが表示されます。
- 「ディスク WWNN:」パネルで、右移動ボタンを押して放します。「パネル WWNN: (Panel WWNN:)」パネルは表示され、 サービス・コントローラーに格納されている WWNN の最後の 5 桁の番号が表示されます。
- 「パネル WWNN: (Panel WWNN:)」パネルから、ボタンを押して放します。「パネル WWNN を使用しますか ? (Use Panel WWNN?)」パネルが 表示されます。
- 「選択」ボタンを押して放します。
- ディスクに格納されている WWNN を使用するには、以下のようにします。
- WWNN を設定した後で、フロント・パネル・ディスプレイ を確認します。
- 「ノードの WWNN:」パネルがフロント・パネルに表示された場合、そのノードが、選択された WWNN を現在使用中です。「ノードの WWNN:」パネルは、ユーザーが選択した WWNN の最後の 5 桁の番号が示されます。
- フロント・パネルに「クラスター:」と表示されているにもかかわらず、システム名が表示されない場合は、クラスター化システムのリカバリー手順を使用して、いったんシステムからノードを削除し、ノードをシステムに追加し直す必要があります。
- 使用したい WWNN を判別する。
- (ステップ 19 から)
クラスター化システムのメンバーではないノードがありますか?ノードがシステムのメンバーでないかどうかは、ノード状況 LED が消灯しているのか、明滅しているのかによって (SAN ボリューム・コントローラー 2145-DH8 の場合)、あるいはフロント・パネルのメニューを確認することによって判別できます。 「クラスター (Cluster):」は表示されているがシステム名が表示されていない場合は、そのノードはシステムのメンバーではありません。現行の言語フォントが 2 行の表示に対応できる場合、名前は、フロント・パネル・ディスプレイの 2 行目に示されます。そうでない場合は、 名前を表示するには、「選択」ボタンを押すことができます。)
- いいえ
- ステップ 21 に進みます。
- はい
- ノードはシステムのメンバーではありません。保守手順の間にノードが削除され、システムに再び追加されていない可能性があります。 システム内の各入出力グループには、2 つのノードが含まれていることを確認します。入出力グループにノードが 1 つだけある場合は、ノードをそのシステムに戻します。 次に、ノードが削除されたのと同じ入出力グループに復元されていることを確認します。
- (ステップ 20 から)
フロント・パネル・ディスプレイ が不鮮明ですか?
- いいえ
- ステップ 22 に進みます。
- はい
- 以下の手順を実行します。
- 言語を調べます。画面が別の言語に設定されていることがあります。
- 言語が正しく設定されている場合は、MAP 5400: フロント・パネルに進みます。
- (ステップ 21 から)
IBM Spectrum Virtualize・システムによって検出されたエラーはありません。お客様から報告された問題がハードウェア障害の疑いがある場合は、以下のタスクを実行します。
- ホスト・システム、ディスク・コントローラー、およびファイバー・チャネル・スイッチで、問題判別手順を実行します。
- IBM リモート技術サポートに支援を依頼します。
- (ステップ 10 から)
2145-DH8 技術員用ポートまたはサービス IP アドレスを使用してサービス・アシスタント・インターフェースにアクセスするか、USB フラッシュ・ドライブを使用して satask_results.html を表示することができますか?
- いいえ
- IBM Spectrum Virtualize ソフトウェアが実行していない可能性があります。USB キーボードおよび VGA モニターを 2145-DH8 に接続して、ノードがブートの途中で止まっているかどうかを確認します。
- はい
- ステップ 24 に進みます。
- (ステップ 23 から)
ノード・エラー 561 が表示されますか?
- いいえ
- 表示されるノード・エラーがあれば、その推奨アクションを実行します。
- はい
- IBM Spectrum Virtualize・ソフトウェアがバッテリー・バックプレーンと通信できない可能性があります。
- システム・ボードとバッテリー・バックプレーン間の接続を確認します。その後、ノード・エラー 561 の推奨アクションを実行します。
タスクの結果
問題がソフトウェア問題であると思われる場合は、ご使用の IBM Spectrum Virtualize環境全体の更新方法の詳細について、「システムの更新」資料を参照してください。
問題がまだ修正されない場合は、診断情報を収集して、IBM® リモート技術サポートに連絡してください。