クラウド・スナップショットのリストア
透過クラウド階層化が有効であると、ボリュームのスナップショット・バージョンは、サポートされるクラウド・サービス・プロバイダーによって提供されるクラウド・ストレージに保管されます。 システムでのデータ損失からリカバリーするために、クラウドからシステムに、任意のスナップショット・バージョンのデータをリストアできます。
ボリュームが以下のいずれかの状況で使用される場合、そのボリュームはクラウドからのデータのリストアに使用できません。
- ボリュームがリモート・コピー関係の一部である。
- ボリュームが VMware vSphere 仮想ボリュームである。
管理 GUI を使用する場合
スナップショット世代をクラウド・ストレージからシステムに復元するには、以下の手順を実行します。
- 管理 GUI で、を選択します。
- ボリュームを右クリックして、復元に選択可能なすべてのスナップショット・バージョンを表示し、「復元」を選択します。
- 「復元」ページで、システムに復元するスナップショット・バージョンを選択し、「次へ」をクリックします。
- 以下のオプションから、ターゲット・ボリュームを選択します。
- 実動ボリュームに復元 (Restore to the production volume)
- スナップショット・バージョンは、実動ボリューム (スナップショットの作成元のボリューム) に復元されます。復元操作が完了した後、スナップショット・バージョンは、実動ボリュームに存在する現行データを完全に置き換えます。復元操作中、完了するまで実動ボリュームはオフラインになります。復元で実動ボリュームをオフラインにしないようにする場合は、クラウド・スナップショットを新規ボリュームに復元できます。 実動ボリュームはオンラインのままになり、ホスト操作は中断されません。
- 新規ボリュームに復元 (Restore to a new volume)
- スナップショット・バージョンが新規ボリュームに復元される場合、スナップショットが作成された元のボリュームとは関係なく、復元されたデータを使用できます。新規ボリュームがシステムに存在する場合、復元操作では新規ボリュームの固有 ID (UID) を使用します。新規ボリュームがシステムに存在しない場合、元のボリュームからの UID を使用するか、新規 UID を作成するかを選択する必要があります。同じシステムで新規ボリュームの使用を計画する場合は、復元されるスナップショット・バージョンに関連した UID を使用してください。新規ボリュームについて、以下の情報を入力します。
- 名前
- スナップショット・バージョンのリストア先の新規ボリュームの名前を入力します。
- プール
- リストからプールを選択します。圧縮ボリューム、シン・プロビジョニング・ボリューム、および重複排除ボリュームは、データ削減プール内になければなりません。
- 容量の節約
- 「なし」、「シン・プロビジョニング」、または「圧縮」を選択します。これらのいずれのオプションを選択した場合も、作成するボリュームで重複排除を使用することを選択することもできます。 例えば、重複排除を使用して重複データの削除も行う圧縮ボリュームを作成できます。
- 入出力グループ
- 入出力グループを選択するか、システムを選択してボリュームを決定します。
- 「次へ」をクリックする。
- 「要約」ページを検討し、「完了」をクリックします。
コマンド・ライン・インターフェースの使用
CLI を使用して、スナップショットを実動ボリュームに直接リストアするか、新規ボリュームにリストアすることができます。
実動ボリュームへのリストア
クラウド・ボリュームのスナップショット・バージョンを復元する前に、次のコマンドを入力して、選択可能なスナップショット・バージョンを確認してください。
lsvolumebackupgeneration -volume volume_id_or_name
ここで、volume_id_or_name は、ボリュームの名前または ID のどちらかです。最新バージョンのスナップショットを実動ボリュームに復元するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、gen_id は、クラウド・ストレージ上の最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、データをリストアする先の実動ボリュームの名前です。クラウド・ストレージ上の旧バージョンのスナップショットを実動ボリュームに復元するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -generation gen_id -deletelatergenerations volume_id_or_name
ここで、gen_id は、クラウド・ストレージ上の最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、データをリストアする先の実動ボリュームの名前です。旧バージョンのクラウド・スナップショットを復元するには、-deletelatergenerations パラメーターを指定して、後続のすべてのバージョンのスナップショットの削除を確定する必要があります。新規ボリュームへのリストア
また、ローカル・システムに存在しないボリュームのスナップショット・バージョンをリストアすることもできます。この場合、ボリューム・スナップショット・データの固有 ID が使用されます。ボリューム UID を、最初にスナップショットに使用されたボリュームの UID で置き換えると、スナップショット全体をリストアすることもできます。UID がシステム内の他のボリュームで現在使用されていないことを確認してください。スナップショット・バージョンを選択されたボリュームにリストアし、そのボリュームの UID を保持するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -fromuid volume_UID -restoreuid -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、volume_UID はローカル・システムにリストアされるボリューム・スナップショット・データの固有 ID、gen_id はそのボリュームのスナップショットの最新バージョンの ID、また、volume_id_or_name はボリュームの名前または ID です。元のボリュームのボリューム UID を置き換えることなく、新規ボリュームでデータをリストアする場合は、次のコマンドを入力します。
restorevolume -fromuid volume_UID -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、volume_UID は、ローカル・システムにリストアされるボリューム・スナップショット・データの固有 ID であり、gen_id は、そのボリュームの最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、リストア先のボリュームの名前または ID です。