コマンド・ライン・インターフェース (CLI) を使用して、ソフトウェア
・アップデートをインストールできます。
始める前に
バージョン 7.7.0 以降からバージョン 8.1.0 以降への更新の場合は、以下の手順に従います。
注: ファイバー・チャネル・アダプター経由で接続されているホット・スペア・ノードがある状態で、ソフトウェア・レベル 7.8.1.1 以前からソフトウェア・レベル 7.8.1.2 以降に更新すると、更新が停止する場合があります。
この問題を回避するには、システムに追加するノードから各ファイバー・チャネル・アダプターを取り外し、セキュア・ジャンパーが存在するかどうかを確認します。
セキュア・ジャンパーが存在する場合は、セキュア・ジャンパーを取り外し、ファームウェア更新を正常に完了できるようにします。
更新が完了したら、セキュア・ジャンパーをファイバー・チャネル・アダプターに戻します。
詳しくは、
www.ibm.com/supportで「Upgrade to Spectrum Virtualize software-only v7.8.1.2 requires
hardware check」を検索してください。
更新プロセスでいずれかのノードに対するメモリー DIMM 障害が発生した場合は、直ちに停止し、『Updating the system software』の手順に従ってください。
コマンド・ライン・インターフェースを使用して、更新のためにノードをオフラインにしたときにマルチパスの問題を解決することができます。以下の手順を実行して、デフォルトの 30 分の中間点遅延のオーバーライド、更新の一時停止、および停止した更新の再開を行う機能を追加することができます。
- 更新を開始し、中間点で一時停止するには、次のコマンドを入力します。
applysoftware -file filename -pause
- 更新を開始した後、更新のためにノードをオフラインにする前に一時停止するには、次のコマンドを入力します。
applysoftware -file filename -pause -all
- 停止した更新を再開し、中間点で一時停止するには、次のコマンドを入力します。
applysoftware -resume -pause
- 停止した更新を再開し、残りのノードを更新のためにオフラインにする前に一時停止するには、次のコマンドを入力します。
applysoftware -resume -pause -all
注: -all パラメーターを使用すると、各ノードを更新のためにオフラインにする前に、更新を無期限に一時停止することができます。この一時停止は、既存のオブジェクト依存ボリューム検査が実行される前に行われます。-resume パラメーターは、ユーザーが更新を続行することを可能にします。
このタスクについて
システムを更新するには、以下の手順を実行します。
手順
- 最新バージョンのテスト・ユーティリティーをダウンロードし、インストールし、実行して、現行のシステムに問題がないことを確認する必要があります。
重要: 管理 GUI または CLI を使用してテスト・ユーティリティーをインストールおよび実行した後、このページのステップ
2 に戻る必要があります。
このツールの最新バージョンは、次の Web サイトでダウンロードおよびインストールできます。このリンクは、管理 GUI または CLI を使用してテスト・ユーティリティーをインストールおよび実行するための手順を提供します。
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=ssg1S4000585
- 最新のコードを www.ibm.com/support サイトからダウンロードします。
- コードを CD に書き込む場合は、CD イメージをダウンロードする必要があります。
- コードを CD に書き込まない場合は、インストール・イメージをダウンロードする必要があります。
- PuTTY scp (pscp) を使用して、アップデート・ファイルをノードにコピーします。
- アップデート・ファイルが正常にコピーされたことを確認します。
更新を始める前に、以下の状況を理解しておいてください。
- 以下の状態ではインストール・プロセスが失敗します。
- リモート・システムにインストールされているコードが新規コードと互換性がない場合、またはシステム間通信エラーのために、コードに互換性があることをシステムが確認できない場合。
- システムに、新規コードでサポートされていないハードウェア・タイプのノードがある場合。
- 更新処理の一環としてノードをリブートすることで、システムがシステム内の 1 つ以上のボリュームを オフラインにすることを決定した場合。lsdependentvdisks コマンドを使用して、どのボリュームが影響を受けるかについての詳細を見つけることができます。アップデート中にデータへのアクセスが失われても対応できる場合は、force フラグを使用してこの制限を無効にすることができます。
- アップデートは、ノード間の内部接続を使用してシステム内のすべてのノードに配布されます。
- ノードは一度に 1 つずつ更新されます。
- ノードは、通常のシステム・アクティビティーと並行して、新しいコードの実行を始めます。
- ノードは、更新中、入出力グループの入出力アクティビティーには参加しません。 その結果、入出力グループ内のボリュームのすべての入出力アクティビティーは、ホスト・マルチパス・ソフトウェアによって、入出力グループ内のほかのノードに送られます。
- ノードの更新から次の更新まで、30 分の遅延が設けられています。この遅延によって、更新されたノードへのパスをホスト・マルチパス・ソフトウェアが再発見する時間が得られます。入出力グループの別のノードが更新されるときにアクセスが失われることはありません。
- 更新は、システム内のすべてのノードが新しいコード・レベルに正常に更新されるまでコミットされません。すべてのノードが新しいコード・レベルで正常に再始動されると、新しいレベルがコミットされます。 新しいレベルがコミットされると、システムの重要プロダクト・データ (VPD) は更新されて、新しいコード・レベルを反映します。
- すべてのメンバー・ノードが更新され、更新がコミットされるまで待ってから、更新されたコードの新規機能を起動します。
- 更新処理は若干時間がかかるため、インストール・コマンドは、コード・レベルがシステムによって検査されるとただちに完了します。更新の完了時点を判別するには、システムの VPD のコード・レベルを表示するか、あるいはエラー/イベント・ログでソフトウェア更新完了イベントを探す必要があります。ノードが新規コード・レベルで再始動できない場合、あるいはプロセスの他の時点に障害を起こした場合、コード・レベルは元に戻されます。
- 更新中、各ノードのバージョン番号は、コードがインストールされ、そのノードが再始動された時点で更新されます。システムのコード・バージョン番号は、新規コード・レベルがコミットされると更新されます。
- アップデートが開始すると、エラー・ログまたはイベント・ログで項目が作成され、アップデートが完了または失敗したときにも項目が作成されます。
- この CLI コマンドを発行して、アップデート・プロセスを開始します。
applysoftware -file software_update_file
ここで、software_update_file は、ステップ 3 でファイルをコピーした先のディレクトリー内のコード・アップデート・ファイルの名前です。
システムのアップデートの一部としてノードをリブートした結果、いずれかのボリュームがオフラインになることがシステムで識別される場合、コードのアップデートは開始されません。識別された問題に関係なく更新を続行するよう指示するために、オプションの force パラメーターを使用できます。
force パラメーターを使用すると、続行することを確認するためのプロンプトが出されます。
- 次の CLI コマンドを発行して、コード更新プロセスの状況を確認します。
lsupdate
このコマンドは、アップデートの完了時に success と表示します。
システム上でホット・スペア・ノードが構成されている場合、ホット・スペア・ノードは、更新が完了した時点で各ノードからの入出力操作を受け入れます。注: stalled_non_redundant という状況が表示された場合、
残りのノードのセットの更新を続行すると、ボリュームがオフラインになる場合があります。サービス担当員に連絡して、更新を完了してください。
- アップデートが正常に完了したことを確認するには、システム内のノードごとに lsnodevpd CLI コマンドを発行します。
「コード・バージョン (code version)」フィールドに、新しいコード・レベルが表示されます。
重要: 既に 64 GB を超える RAM を取り付け済みのシステム上で、システム・ソフトウェアを 8.1.0 より前のバージョンからバージョン 8.1.1 以降に更新すると、すべてのノードがエラー・コード 841 で更新から戻ります。バージョン 8.1.0 以降では、以前のバージョンと異なる方法でメモリーを割り振るため、RAM を再度「受け入れる」必要があります。
エラーを解決するには、以下のステップを実行します。
- 単一ノード上で、svctask chnodehw コマンドを実行します。複数のノード上で同時にコマンドを実行しないでください。
- ノードが再始動してエラーなしで戻るまで待ちます。
- マルチパス・ドライブがホスト上で回復するまで、さらに 30 分待ちます。
- すべてのノード上でエラーがクリアされるまで、このプロセスを各ノードに対して個別に繰り返します。
タスクの結果
新規コード・レベルが適用されると、そのレベルがシステム内のすべてのノードに自動的にインストールされます。
注: 自動的なシステム更新には、最大で 1 ノードにつき 30 分かかることがあります。