技術的な概説
技術的な概説のトピックでは、システムを使用するために理解しておく必要がある主な概念について説明します。
- IBM Spectrum Virtualize の概要
IBM Spectrum Virtualize™ システムは、ソフトウェアとハードウェアを結合して、対称仮想化を提供する総合的なモジュラー装置を生成します。 IBM Spectrum Virtualize ・ソフトウェアでは対称仮想化が提供されます。 - アプリケーション・サーバー
アプリケーション・サーバー は、システムに接続されて、アプリケーションを実行するホストです。 - 容量標識
システムは、ボリューム、ドライブ、およびその他のシステム・オブジェクトの容量標識として 2 進数を使用します。 管理 GUI とコマンド・ライン・インターフェース (CLI) は、容量を示すのに異なる略語を使用します。 - コール・ホーム (Call Home)
通知をサポート・センターに送信するには、システム上でコール・ホームが構成されている必要があります。コール・ホームは、システムをサポート担当員に接続します。サポート担当員は、システム・イベントをモニターして対応し、システムの稼働状態を維持できるようにします。 - コピー・オフロード
オフロード・データ転送 (ODX) は、Microsoft Windows Server 2012 の機能の 1 つです。ODX 機能は、オーケストレーション全体をストレージ・アレイにオフロードすることにより、ホストを解放し、コピー・プロセスを高速化します。 - コピー・サービス機能
システムは、可用性を改善し、災害復旧をサポートするのに使用できるコピー・サービス機能を提供します。 - データ・マイグレーション
システムでは、データへのアクセスやデータの書き込みを同時に行っているホスト・アプリケーションをいずれも妨げずに、MDisk 間でデータをマイグレーションできます。 - Data Reduction Estimation Tool
Data Reduction Estimation Tool (DRET) は、ブロック・ストレージ・デバイスでのデータ削減節約量を見積もるための、ホスト・ベースのコマンド・ライン・ユーティリティーです。 新規システムにマイグレーションする必要がある既存のユーザー・ワークロードのプロファイル作成および分析を支援するために、IBM は、重複排除と圧縮の両方をサポートする、正確度の高い DRET を提供します。このツールは、さまざまな従来のストレージ・アレイ (IBM に由来するか IBM 以外の企業に由来するかに関係なく) でターゲット・ワークロードをスキャンし、すべてのスキャン結果をマージして、統合システム・レベルのデータ削減の見積もりを提供します。 - Easy Tier 機能
システムには、IBM® Easy Tier® が組み込まれています。これは、ハード・ディスク (HDD) も含まれているストレージ・プール内にドライブが存在している場合に対応する機能です。システムは、頻繁にアクセスされるデータを、HDD MDisks から フラッシュ・ストレージ MDisk へと自動的にしかも処理と中断せずに移動し、そのようなデータをさらに高速な Storage Tier に配置します。 - 暗号化
システムで暗号化を使用するには、暗号化を有効にして、鍵のコピーを作成する必要があります。SuperMicro ベースのサーバーの場合、暗号化を有効にする前に、信頼できるプラットフォーム・モジュールを構成する必要があります。 - 外部ストレージ・システム
外部ストレージ・システム、またはストレージ・コントローラー は、1 つ以上のディスク・ドライブの操作を調整および制御するデバイスです。ストレージ・システムは、ドライブの操作をシステム全体の操作と同期させます。 - ファイバー・チャネル・ポート番号およびワールド・ワイド・ポート名
IBM Spectrum Virtualize ノードで、ファイバー・チャネル・ポートは、その物理ポート番号とワールドワイド・ポート名 (WWPN) によって識別されます。 - ハートビート通知
システムは、コール・ホーム機能の一環として、24 時間ごとにハートビート通知 をサポートに送信します。ハートビート通知はインベントリー通知に似ていますが、システムで定義されているローカル・ユーザーには送信されません。システムで、通知を送信するためにクラウド・サービスを使用したコール・ホームが使用されている場合、ハートビート通知は自動的に構成され、サポートに送信されます。E メール通知を使用したコール・ホームを使用している場合は、この通知はサポートに自動的に送信されますが、少なくとも 1 つの E メール・サーバーが構成されていて、1 人以上のサポート E メール・ユーザーが定義されていて、E メール・サーバーがシステムで始動されていることを必要とします。 - ホスト・クラスター
ホスト・クラスター とは、一緒に管理できる論理ホスト・オブジェクトで構成されるグループのことです。例えば、ホスト・クラスター内のすべてのホストによって共有されるボリューム・マッピングを作成することができます。システムでは内部プロトコルを使用してボリュームへのアクセスを管理し、データの整合性を確保します。ホストを表すホスト・オブジェクトは、ホスト・クラスター内でグループ化し、ボリュームへのアクセスを共有できます。新規ボリュームは、ホスト・クラスターにマップできます。ホスト・クラスターは、ボリュームをホスト・クラスター内に定義されているすべてのホストに同時にマップします。 - ホスト・マッピング
マッピングは、どのホストまたはホスト・クラスターがシステム内の特定のボリュームにアクセスするかを制御するプロセスです。 - ホスト
ホスト・システム は、サポート対象の接続プロトコルを介してシステムに接続されるコンピューターです。システムは、ファイバー・チャネル、Fibre Channel over Ethernet、NVM Express (NVMe) over Fibre Channel (FC-NVMe)、または IP ネットワークを介したホスト接続をサポートします。ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) へのファイバー・チャネル接続または Fibre Channel over Ethernet 接続を使用するには、オプションのホスト・インターフェース・アダプターがシステムに取り付けられていなければなりません。FC-NVMe 接続には、4 ポート 16 GB ファイバー・チャネル・アダプターが必要です。通常、このアダプターはシステムに事前取り付けされています。 - 入出力支配率
入出力支配率 は、ホストがボリュームに送信する入出力アクティビティーの最大数を設定します。管理速度は、1 秒当たりの入出力数または 1 秒当たりの MB で表示します。 - 入出力グループ
ノード・ペアは、入出力 (I/O) グループ と呼ばれます。入出力グループは、システム構成プロセス中に定義されます。 あるボリュームに対して書き込み操作が実行されると、その入出力を処理するノードは、その入出力グループに属するパートナー・ノードにデータを複製します。パートナー・ノード上でデータが保護されると、ホスト・アプリケーションに対する書き込み操作が完了します。 データは、後でディスクに物理的に書き込まれます。 - IBM Storage Insights
IBM Storage Insights は、システム内およびデータ・センター全体のストレージ・リソースをモニターおよび最適化するのに役立つ IBM Cloud™ Software as a Service オファリングです。 - インベントリー通知
インベントリー通知は、システム構成に関する情報を要約します。 - 管理 GUI
システムには、システムのモニター、管理、および構成に役立つ、使いやすい管理 GUI が装備されています。 - MDisk
管理対象ディスク (MDisk) は、物理ストレージの論理装置です。MDisk は、ホスト・システムからは認識されません。 - ノード
各ノードは、システム内の単一の処理装置です。 - オブジェクトの命名
システム内のすべてのオブジェクトは、ユーザー定義、またはシステム生成の名前を持っています。 - オブジェクトの概要
システムをセットアップする前に、その環境で使用される概念とオブジェクトについて理解しておく必要があります。 - パフォーマンス統計
リアルタイム・パフォーマンス統計は、システムの短期間の状況情報を提供します。これらのパフォーマンス統計にアクセスするには、管理 GUI で「モニター」 > 「パフォーマンス」をクリックします。さらに、管理 GUI では、「ダッシュボード」の「パフォーマンス」セクションにシステム・パフォーマンスの概要が表示されます。 - SAN ファブリック
SAN ファブリック は、ルーターとスイッチを含むネットワーク領域です。ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) は多数のゾーンで構成されます。SAN を使用している装置は、その装置が入っている同じゾーンに組み込まれている装置のみと通信できます。システムには、いくつかの特殊タイプのゾーン (システム・ゾーン、ホスト・ゾーン、およびディスク・ゾーン) が必要です。システム間ゾーンはオプションです。 - SAN
ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) は、企業内のサーバーに相互接続されているストレージ・システムのプールです。SAN 管理者は、SAN を構成している各種リソースを管理する責任者です。 - SSH クライアントのセットアップ
セキュア・シェル (SSH) は、クライアント/サーバー・ネットワークのアプリケーションです。これは、ホスト・システム (例えば、ラップトップ・コンピューター) とシステム・コマンド・ライン・インターフェース (CLI) との間の通信手段として使用されます。 - サービスおよびサポート
システムは、サービス・サポート担当員の支援が必要になる可能性がある問題を識別および解決するのに役立ついくつかのオプションを提供します。 - 標準および永続予約
SCSI 予約コマンドおよび SCSI 永続予約コマンドは、SCSI 規格により指定されています。サーバーはこれらのコマンドを使用して、他のサーバーのポートが 特定の LUN にアクセスするのを防ぎます。 - Storage Management Initiative Specification
Storage Management Initiative Specification (SMI-S) は、Storage Networking Industry Association (SNIA) によって発表された Storage Management Initiative (SMI) の設計仕様です。 - ストレージ・プール
一般に、プール またはストレージ・プールは、指定されたボリューム・セットのデータがすべて一緒に含まれる、割り振り済みの容量です。システムは、標準プール (親プールと子プール) およびデータ削減プールをサポートします。 - スイッチ
システムは、スイッチを使用してストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) またはイーサネット・ネットワーク上のホスト・システムとストレージ・デバイスに接続します。さまざまなベンダーのスイッチをシステム構成内で一緒に使用できます。 - システム
システムは、ノードの集合です。システムは、2 から 8 個のノードで構成することができます。 - システム層
システム層 は、システムが SAN ボリューム・コントローラー IBM Spectrum Virtualize・システムおよび他の外部 Storwize® ファミリー・システムと相互作用する方法に影響を与えます。 - スロットル
スロットル は、サポートされるオブジェクトの入出力をシステムが処理しているときに使用されるリソースの量を制御するためのメカニズムです。システムは、ホスト、ホスト・クラスター、ボリューム、コピー・オフロード操作、およびストレージ・プールで、スロットルをサポートします。スロットル限度が定義されていると、システムはそのオブジェクトの入出力を処理するか、または入出力の処理を遅らせて重要度の高い入出力操作のためにリソースを解放します。 - 透過クラウド階層化
透過クラウド階層化は、ボリューム・データをコピーしてクラウド・ストレージに転送することを可能にするライセンス交付対象機能です。システムはクラウド・サービス・プロバイダーへの接続を作成して、ボリューム・データのコピーをプライベート・クラウドやパブリック・クラウドのストレージに保管することをサポートします。 - ユーザーの役割
管理 GUI の各ユーザーは、サインオンするためにユーザー名とパスワードを指定する必要があります。各ユーザーは、モニター担当者やセキュリティー管理者などの役割にも関連付けられます。これらの役割は、システム・レベルで定義されます。例えば、あるユーザーが 1 つのシステムでは管理者になり、別のシステムではセキュリティー管理者になる可能性があります。 - 仮想化
仮想化 とは、 情報技術産業の多くの分野に適用される概念です。 - ボリューム
ボリュームは、システムが接続ホストに提示する論理ディスクです。
親トピック: 製品の概要