機能強化された拡張システムの構成

機能強化された拡張システムは、サイトの災害復旧に役立ちます。機能強化された拡張システムの構成は、サイト割り振りおよびトポロジー変更のコマンド・ライン (CLI) コマンドを使用して実行できます。管理 GUI を使用して、「システム・トポロジーの変更」ウィザードで拡張トポロジーを構成することもできます。拡張システム構成で iSCSI 接続の外部ストレージを使用する場合は、システムにそのストレージを追加し、iSCSI 接続ストレージ・システムにサイトを指定することも必要です。

始める前に

RDMA 対応イーサネット・ポートを使用して拡張システム内のノードを接続する場合は、拡張システムを構成する前に、すべての前提条件が満たされていることを確認し、すべての RDMA 対応イーサネット・ポートを定義しておく必要があります。詳しくは、ノードの接続に RDMA 対応イーサネット・ポートを使用するための構成の詳細に関するトピックと、RDMA 対応イーサネット・ポートを使用したシステムの構成に関するトピックを参照してください。

このタスクについて

管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースを使用して、機能強化された拡張システムを構成できます。管理 GUI は、機能強化された拡張システムを作成するためのすべてのステップ (ノード、ホスト、および外部ストレージ・システムのサイト定義など) を実行するウィザードをサポートします。CLI を使用するプロセスでは、これらの各ステップを別々に実行します。

管理 GUI を使用する場合
  1. 「モニター」 > 「システム」を選択します。
  2. 「システム・アクション」メニューで、「システム・トポロジーの変更」を選択します。ウィザードを使用して、構成を完了します。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

コマンド・ライン・インターフェースでクラスター化システムのサイト情報を構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. コマンド addnode または chnodechcontroller、および chhost を使用して、サイト情報をサイト 12、および 3 内のノード、ホスト、および外部ストレージ・システムに割り当てます。
    注: サイト 3 はいずれのノードにも割り当てることができず、クォーラム用に使用される外部ストレージ・システムのみが含まれます。
    例えば、ノードのサイト定義を変更するには、次のコマンドを入力します。
    chnode -site site_id node node_id
    ここで、site_id はサイトの ID、node_id はノードの ID です。
    ノード 1 上のサイト 1のノード構成詳細を表示するには、次のコマンドを入力します。
    lsnode 1
    次のコマンドを使用して、すべての外部ストレージ・システムにサイト情報を割り当てます。
    chcontroller –site site_id controller_id
    ここで、
    外部ストレージ・システムのサイトおよび MDisk の情報を表示するには、以下のコマンドを入力します。
    lscontroller controller_id
    lsmdisk object_id
    次のコマンドを発行して、ホスト 1 上のサイト 1 に変更します。
    chost -site 1 host_name
    ノード 1 上のサイト 1のノード構成詳細を表示するには、次のコマンドを発行します。
    lshost host_name
  2. 3 つのサイトすべてに必要なエンティティーでサイトが認識されたら、システム・トポロジーを stretched に変更します。

    CLI で、以下のコマンドを入力します。

    chsystem -topology stretched
  3. lssystem コマンドを使用して、トポロジーが stretched であることを確認できます。
     lssystem 
    注: クォーラム・ディスク割り当ては、システム・トポロジーが stretched になった後で自動的に変更されます。アクティブ・クォーラム・ディスクはサイト 3 にあります。サイト 1 および 2 にはそれぞれ、非アクティブ・クォーラム・ディスクが 1 つあります。

外部 iSCSI ストレージ・システムの構成

このタスクについて

拡張システムを構成し、すべてのノードとホストがサイトに割り当てられたら、iSCSI 接続ストレージを追加して、そのストレージに拡張システム内の特定のサイトを割り当てることができます。 「システム・トポロジーの変更」ウィザードはファイバー・チャネル接続ストレージを自動的に検出しますが、iSCSI ストレージは、サイト割り当てを構成する前に、手動で追加する必要があります。管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースのいずれかを使用して、サポートされている iSCSI 接続ストレージを拡張システムに追加できます。

管理 GUI の使用

拡張トポロジーを構成したら、以下のステップを実行して iSCSI 接続ストレージを追加します。
  1. iSCSI 接続の外部ストレージを使用している場合は、「iSCSI 外部ストレージの追加」ウィザードを使用して、そのストレージをシステムに追加し、サイトを指定する必要があります。このウィザードにアクセスするには、「プール」 > 「外部ストレージ」 > 「iSCSI 外部ストレージの追加」を選択します。
  2. 追加するストレージ・システムのタイプを選択します。 このシステムは、外部ストレージとして使用される Storwize ファミリー製品および Dell Equallogic への iSCSI 接続をサポートします。
  3. iSCSI 接続のソースとターゲットのポートに関する情報を入力し、iSCSI 接続ストレージのサイトを指定します。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

システム・トポロジーを stretched に変更し、ノードにサイトを割り当てたら、以下のステップを実行して iSCSI 接続ストレージ・システムを構成に追加します。コマンド・ライン・インターフェースを使用して iSCSI ストレージを追加する場合は、以下のステップを実行します。

  1. site 1 のノードで、iSCSI ターゲット・ストレージ・システムをディスカバーします。
    detectiscsistorageportcandidate –srcportid 1
     -targetip IP1 -site 1 
  2. ディスカバーされたターゲットの状況を確認します。
    lsiscsistorageportcandidate id src_port_id target_ipv4 | target_ipv6
     target_iscsiname iogroup_list configured status
     site_id site_name 0 1 IP1 IQN1 1:1:1:1 no Full 1 site1
  3. site 1 のノードで、ディスカバーされたターゲットにセッションを追加します。
    addiscsitorageport -site 1 0
  4. site 1 のノードで、確立されたターゲットとのセッションを表示します。
    id src_port_id target_ipv4 | target_ipv6 target_iscsiname
     controller_id iogroup_list status site_id site_name
     0 3 IP1 IQN1 5 1:1:1:1 full 1 site1
  5. lscontroller コマンドを入力することにより、新規ストレージ・システムを使用可能として表示することができます。サイトを割り当てます。
    chcontroller -site 1 controllerID
  6. サイト 2 のシステム・ノードで、同じ iSCSI コントローラーまたは異なる iSCSI コントローラーに対して、ステップ 1 から 5 までの、ディスカバーと確立のセッションを繰り返します。