ストレージ・システムの構成のガイドライン
パフォーマンスを最大化し、入出力問題の可能性を回避するには、ストレージ・システムに関する以下の構成ガイドラインおよび手順に従う必要があります。
一般ガイドライン
ストレージ・システムを構成する場合は、
以下の一般ガイドラインに従う必要があります。
- ストレージ・システム・レベルでアレイを複数の論理ディスクに分割しない。可能であれば、アレイの全容量から単一の論理ディスクを作成してください。
- 1 つのアレイおよび 1 つのストレージ・プールの中で、各種のブロック・サイズ・ドライブを混用できます。ただし、アレイ内で 512 ブロック・サイズ・ドライブと 4096 ブロック・サイズ・ドライブを混用する場合は、性能低下が発生する可能性があります。
- 必要とされる冗長性に応じて、5 から 8 のデータ・ビットにパリティー・コンポーネントを加えたもの (すなわち 5 + P、6 + P、7 + P、または 8 + P) を使用して、従来の RAID-5 (RAID 5) アレイを作成します。
- 同じストレージ・プールの Tier 内で、パフォーマンスの違いが大きい管理対象ディスク (MDisk) を混合しないでください。Tier 内でのストレージ・プール全体のパフォーマンスは、最も低速の MDisk によって制限されます。ストレージ・システムによっては入出力帯域幅が他よりはるかに高い場合があるため、ローエンドのストレージ・システムを備えた MDisk とハイエンドのストレージ・システムを備えた MDisk を同じ Tier で混用しないでください。
以下の要因を考慮する必要があります。
- ストレージ・システムが MDisk を実装するために使用している基礎の RAID タイプ。
- アレイの物理ドライブの数 (例えば、10,0000 または 15,0000 RPM) および物理ディスク・タイプ (例えば、ファイバー・チャネルまたは SATA)。
- 可能な場合は、ストレージ・プールの Tier 内の MDisk のバランスが取りやすいように、ほぼ同じサイズの MDisk をストレージ・プールの Tier に入れてください。ストレージ・プールの Tier 内の MDisk のサイズが大きく異なる場合は、サイズが大きい MDisk を MDisk リストに複数回組み込むことによって、各 MDisk に割り振られるスペースの比率をバランス調整することができます。この構成は、新規ボリュームの作成時に指定されます。例えば、MDisk 0、1、および 2 として識別される 400 MB ディスクが 2 つと 800 MB ディスクが 1 つある場合は、0:1:2:2 の MDisk ID を持つストライプ・ボリュームを作成できます。この構成で、800 MB ドライブのエクステントの数は 2 倍になりますが、このドライブのサイズは他の MDisk の 2 倍なのでこの数に対応できます。
- ストレージ・システムが正しく構成されるように、適切な計算を実行する。
- MDisk に関連付けられているストレージ・システムの allowquorum パラメーターが no に設定されている場合、その MDisk に対する chquorum コマンドは失敗します。いずれかのストレージ・システムで allowquorum パラメーターを yes に設定する場合は、事前に、ストレージ・システム構成要件について次の Web サイトを調べてください。
- ストレージ・システムの論理ディスク構成のガイドライン
ほとんどのストレージ・システムに、単一アレイから複数の論理ディスクを作成する仕組みがあります。このメカニズムは、ストレージ・システムがホストに対してストレージを直接提示している場合に役立ちます。 - ストレージ・システムのアレイ構成のガイドライン
仮想化を使用する場合、必ずストレージ・デバイスがハード・ディスク障害に対してある種の冗長性を備えるように構成してください。 - ストレージ・システムの最適のストレージ・プール構成のガイドライン
ストレージ・プールは、ボリュームの作成に使用されるストレージのプールを提供します。 最適なパフォーマンスと信頼性を得るには、ストレージ・プールの各 Tier を形成する MDisk は、必ず同じ特性を備えたものにする必要があります。 - ストレージ・システム用の FlashCopy マッピングのガイドライン
FlashCopy® マッピングで使用するボリュームを作成する前に、入出力のタイプと更新の頻度を考慮してください。 - ストレージ・システムのイメージ・モード・ボリュームとデータ・マイグレーションのガイドライン
イメージ・モード・ボリュームを使用すると、外部ストレージ・システムによって管理される既存のデータをシステムにインポートし、マイグレーションできます。
親トピック: ストレージ・システムの構成および保守