災害復旧
HyperSwap®、メトロ・ミラー、グローバル・ミラー、および拡張システムに対する、以下の災害復旧時の解決策を使用してください。この場合、サイト障害の発生後も引き続きストレージにアクセスできます。
HyperSwap
最新の整合コピーがある場合は、常にアクティブ/アクティブ・ボリューム・アクセスが行われます。 古い整合コピーがある場合、そのコピーへの自動フェイルオーバーは行われず、そのコピーに対する読み取り専用アクセスも許可されません。そのコピーへのアクセスを可能にするには、stoprcrelationship-access または stoprcconsistgrp-access コマンドを使用します。 これにより、関係がアイドリング状態になります。 stoprcrelationship-access または stoprcconsistgrp-access コマンドを使用してアクセスを可能にした後は、startrcrelationship -primary <master/aux> または startrcconsistgrp -primary <master/aux> コマンドを使用して、関係をアイドリング状態のままにし、HyperSwap 複製を再開します。事前に overridequorum を実行していた場合、startrcrelationship と startrcconsistgrp のいずれのコマンドも失敗します。
HyperSwap 複製を再開する際は、引き続き古い整合コピーを使用するか、最新のコピーに戻るかを検討してください。 マスター・ボリュームと補助ボリュームのどちらにアクセスできるかを特定するには、lsrcrelationship または lsrcconsistgrp コマンドによって表示される primary フィールドを参照してください。 引き続き古いコピーを使用するには、その値を startrcrelationship または startrcconsistgrp コマンドの -primary パラメーターに引数として渡します。最新のコピーに戻るには、反対の値を -primary パラメーターに引数として指定します。例えば、アイドリング状態にあるアクティブ/アクティブ整合性グループで、lsrcconsistgrp の primary フィールドに master が示されている場合、最新のコピーに戻るには、startrcconsistgrp -primary aux を使用します。
メトロ・ミラーとグローバル・ミラー
メトロ・ミラーまたはグローバル・ミラー構成では、各サイトでシステムが構成されます。1 次サイトのストレージから 2 次サイトのストレージにデータをミラーリングするように、システム間の関係が構成されます。2 次サイトで障害が発生した場合、1 次サイトは操作を続行し、介入はまったく必要ありません。1 次サイトで障害が発生した場合は、2 次サイトのストレージへのアクセスを可能にする必要があります。
2 次サイトのストレージへのアクセスを可能にするには、stoprcrelationship-access コマンドまたは stoprcconsistgrp-access コマンドを使用します。
拡張システム
拡張クラスター (以前の分割サイト) 構成では、システムは、各サイトの半数のノードと、第 3 の場所にある 1 つのクォーラム・デバイスとで構成されます。 いずれかのサイトで障害が発生した場合、もう一方のサイトのもう一方のノードがクォーラム・デバイスにアクセスして、介入なしで操作を続行します。2 つのサイトの間の接続が失われた場合は、どちらか最初にクォーラム・デバイスにアクセスしたノードが、操作を続行します。 災害復旧の目的で、ユーザーはクォーラム・デバイスへのアクセス競争に負けたサイトにあるストレージにアクセスできるようにしたい場合があります。
2 次サイトにあるストレージにアクセス可能にするには、satask overridequorum コマンドを使用します。この機能は、システム構成でノードおよびストレージ・コントローラーにサイトを割り当て、システム・トポロジーを「拡張」に変更した場合にのみ使用可能です。
- 障害が生じているサイトからノードの接続を解除する
- これらのノードの電源を入れるか、復旧させる
- クラスター内のすべてのノードに対して satask leavecluster-force コマンドまたは svctask rmnode コマンドを実行する
- ノードを候補状態にする
- それらのノードを、サイト災害復旧機能が実行されたサイトに接続する
その他の構成
その他の構成内のストレージへのアクセスを復旧するには、システムのリカバリー手順を使用してください。