ファイバー・チャネル接続を使用する HyperSwap® システムを構成する場合は、SAN およびファイバー・チャネルに固有の要件がすべて満たされていることを確認してください。
HyperSwap システムは、以下の要件を満たすように構成する必要があります。
- 各ノードは、1 次サイトおよび 2 次サイトの 2 つ以上の SAN ファブリックに直接接続する (2 から 8 個のファブリックがサポートされている)。サイトは独立した障害ドメインとして定義されます。障害ドメインは、境界内のシステムの一部分です。その境界内のすべての障害 (電源障害、火災、または洪水など) は境界内に留まります。障害はその境界の外部にあるすべての部分に影響します。
障害ドメインは、データ・センター内の同じ部屋あるいはデータ・センター内の複数の部屋にまたがって配置することができ、また、同じ構内にある複数の建物、あるいは別の町にある複数の建物に配置することができます。異なる種類の障害ドメインが存在することにより、さまざまなタイプの障害からの保護が可能です。
- 接続は、ファイバー・タイプおよび small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー (長波と短波) によって異なる可能性があります。
- スイッチとの間の接続距離が 100 メートル (109 ヤード) を超えるノードでは、長波ファイバー・チャネル接続を使用する必要がある。長波 small form-factor pluggable (SFP) トランシーバー は、オプション・コンポーネントとして購入可能であり、以下の Web サイトにリストされている長波 SFP トランシーバー のいずれかであることが必要である。
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- ノードと外部ストレージ・システムの間のパスでのスイッチ間リンク (ISL) の使用は避ける。この構成が避けられない場合は、ISL 間の大量のファイバー・チャネル・トラフィックによる ISL の定量オーバーが起きないようにしてください。大部分の構成で、トランキングが必要です。 ISL の問題は診断が難しいので、障害を検出するために、スイッチ・ポートのエラー統計を収集し、定期的にモニターする必要があります。
- 3 番目のサイトで単一スイッチを使用することは、2 つの独立で予備のファブリックではなく、
単一ファブリックの作成につながる可能性がある。
単一ファブリックは、サポートされていない構成です。
- すべてのノード上のイーサネット・ポート 1 を、同じサブネット (複数可) に接続する必要があります。すべてのノードのイーサネット・ポート 2 (使用している場合) は、同じサブネットに接続されている必要があります (ポート 1 のサブネットとは別のサブネットでも構いません)。別のイーサネット・ポートにも同じ原則が適用されます。
- 一部のサービス・アクションでは、
システム内のすべてのノードに物理的にアクセスする必要がある。HyperSwap システム内のノード間の距離が 100 メートルを超える場合、サービス・アクションに複数のサービス担当員が必要な場合があります。複数サイトのサポートについて サービス担当員に連絡を取ってください。
- アプリケーションに属するボリュームを管理するために整合性グループを使用する。
この構造では、ローリング災害が発生した場合に、古いイメージは整合性があるため、そのアプリケーションに対して、必ず、使用することができます。
- 整合性グループを使用して、各アプリケーションの災害復旧に使用できるデータを維持します。
アプリケーションの各ボリュームで、適切な整合性グループに関係を追加します。
- 関係を整合性グループに追加できるのは、両方のサイトがアクセス可能である場合など、特定の状態に限ります。
- 1 つのサイトにしかアクセスできないときに、より多くの容量をアプリケーションに提供するためにボリュームをそのアプリケーションに追加する必要がある場合、HyperSwap 関係を作成して追加することはできないため、注意してください。
障害が起きたサイトがリカバリーしたら、できるだけ早く関係を作成して整合性グループに追加してください。
- 3 番目の専用サイトを使用して、クォーラム・ディスクまたは IP クォーラム・アプリケーションを格納する。
ファイバー・チャネル接続の HyperSwap システムの場合は、1 次サイトと 2 次サイトの間で通信が失われると、クォーラム・ディスクまたは IP クォーラム・アプリケーションが冗長性を提供します。また、どちらにも、必要な場合にシステムをリカバリーするために使用される構成メタデータが含まれています。IP クォーラム・アプリケーションは、HyperSwap システムが iSCSI 接続ストレージ・システムに接続するときに使用されます。iSCSI ストレージは第 3 のサイトに構成することはできません。
- 3 番目のサイトでストレージ・システムが使用されている場合、そのストレージ・システムは、拡張クォーラム・ディスクをサポートしている必要があります。詳しい情報は、以下の Web サイトで利用できるインターオペラビリティー・マトリックスに記載されています。
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- 独立したストレージ・システムを 1 次サイトおよび 2 次サイトに配置し、アクティブ/アクティブ関係を使用してその 2 つのサイト間でホスト・データをミラーリングする。
HyperSwap システムでは、アクティブ・クォーラム・ディスクは 3 番目のサイトに配置されます。1 次サイトと 2 次サイトの間の通信が失われた場合、
アクティブ・クォーラム・ディスクにアクセスできるサイトがトランザクションの処理を続行します。 アクティブ・クォーラム・ディスクへの通信が失われた場合は、
別のサイトの代わりのクォーラム・ディスクがアクティブ・クォーラム・ディスクになることができます。
ノードのシステムは、最大 3 つのクォーラム・ディスクを使用するように構成できます。ただし、システムがサイズの等しい 2 組のノードに分割されている場合の状態を解決するためには、1 つのクォーラム・ディスクしか選択できません。それ以外のクォーラム・ディスクの目的は、システムが分割される前にクォーラム・ディスクに障害が起きた場合の冗長性を提供することです。
制約事項: 一方のサイトの外部ストレージ・システムを他方のサイトのスイッチ・ファブリックに直接接続しないでください。
これに代わる構成として、3 番目のサイトで追加のファイバー・チャネル・スイッチを使用し、そのスイッチから 1 次サイトと 2 次サイトに接続するようにできます。
HyperSwap システム構成がサポートされるのは、クォーラム・ディスクをホストするストレージ・システムが拡張クォーラムをサポートする場合のみです。システムは、
他のタイプのストレージ・システムを使用してクォーラム・ディスクを提供できますが、
これらのクォーラム・ディスクへのアクセスは常に、単一のパスを通じて行われます。
クォーラム・ディスクの構成要件については、技術情報「Guidance for Identifying and Changing Managed Disks Assigned as Quorum Disk Candidates」 (http://www.ibm.com/support) を参照してください。