ミッドプレーン・アセンブリーの取り外しと交換: SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV2 および 2145-SA2

トレーニングを受けたサービス・プロバイダーが、この手順を使用して、障害のあるミッドプレーンを、ストックから受け取った新規のミッドプレーンに交換することができます。ミッドプレーン・アセンブリーの交換は、トレーニングを受けたサービス・プロバイダーのみが行うようにしてください。

このタスクについて

危険
システムで作業する場合は、以下の予防措置を守ってください。

電源ケーブルや電話線、通信ケーブルからの電圧および電流は危険です。 感電を防ぐために次の事項を守ってください。

  • IBM® から電源コードが提供されている場合、この装置への電源の接続には、IBM が提供する電源コードのみを使用してください。 その他の製品には、IBM 提供の電源コードを使用しないでください。
  • 電源機構アセンブリーを開いたり、保守したりしないでください。
  • 雷雨の間はケーブルの接続や切り離し、または本製品の設置、保守、再構成を行わないでください。
  • 製品が複数の電源コードを備えている場合があります。 危険な電圧をすべて除去するには、すべての電源コードを切り離してください。
  • すべての電源コードは正しく配線され接地されたコンセントに接続してください。システムの定格プレートに従い、コンセントが正しい電圧と相回転を提供していることを確認してください。
  • この製品に接続する機器があれば正しく配線されたコンセントに接続してください。
  • 信号ケーブルの接続または切り離しは可能なかぎり片手で行ってください。
  • 火災、水害、または建物に構造的損傷の形跡が見られる場合は、どの装置の電源もオンにしないでください。
  • 取り付けおよび構成手順で特別に指示されている場合を除いて、装置のカバーを開く場合はその前に、必ず、接続されている電源コード、通信システム、ネットワーク、およびモデムを切り離してください。
  • ご使用の製品または接続された装置の取り付け、移動、またはカバーの取り外しを行う場合には、次の手順の説明に従ってケーブルの接続および切り離しを行ってください。
    ケーブルの切り離し手順:
    1. すべての電源を切ります (別の指示がない場合)。
    2. 電源コードをコンセントから取り外します。
    3. 信号ケーブルをコネクターから取り外します。
    4. すべてのケーブルを装置から取り外します。
    ケーブルの接続手順:
    1. すべての電源を切ります (別の指示がない場合)。
    2. すべてのケーブルを装置に接続します。
    3. 信号ケーブルをコネクターに接続します。
    4. 電源コードをコンセントに接続します。
    5. 装置の電源を入れます。
  • システムの内部および周辺に鋭利な先端、角、およびジョイントが存在する可能性があります。装置を取り扱う場合は、手や指に怪我をしないよう注意してください。 (D005)
重要:
  • ノード・ミッドプレーン・アセンブリーの交換を行えるのは、トレーニングを受けたサービス・プロバイダーのみです。この手順は、保守アクションまたは IBM サポートの指示があった場合にのみ完了してください。
  • ノードのミッドプレーン・アセンブリーの交換には、ノードのシャットダウンが必要です。ノードが正しく構成された入出力グループに入っている場合、その入出力グループ内の 2 番目のノードが引き続き動作し、入出力グループの入出力を処理します。
  • ノードの背面にあるハードウェア・コンポーネントを交換する場合、不注意によって、取り外すよう指示されていないケーブルを混乱させたり、取り外したりしないように注意してください。
  • ノードを取り外す前に、静電気に弱い装置の取り扱い手順について必ず理解しておいてください。

手順

  1. ノード内のノード・キャニスターでサービス・アシスタントにログインします。「ノードの詳細」パネルで、「ロケーション」タブを選択します。 ノードに関する以下の値を表 1 にメモします。この情報は、後で必要になる場合があります。
    表 1. ノード情報の記録
    項目
    WWNN 1  
    WWNN 2  
    マシン・タイプおよびモデル  
    シリアル番号  
  2. ノードがまだアクティブである場合は、ノードに従属しているすべてのボリューム上のホスト入出力、FlashCopy®、グローバル・ミラー、およびメトロ・ミラーのアクティビティーを停止します。

    このステップは、このノードによって管理されているすべての入出力グループ・ボリュームに適用されます。また、影響を受ける入出力グループ内のドライブに従属している他の入出力グループ内のボリュームにも適用されます。

  3. ミッドプレーン・アセンブリーの交換が必要なノード・キャニスターで、手順: ノード・キャニスターの電源オフ: 2145-SV2 および 2145-SA2を実行します。

ミッドプレーン・アセンブリーの取り外し

  1. ノードの背面から両方の電源ケーブルを切り離します。
  2. ノードの背面のポートからすべてのケーブルを切り離す前に、ポートおよびケーブル接続について記録します。 ノード・キャニスターの情報を記録するには、表 2 および表 3 を使用します。
    注: ご使用のシステム構成によっては、一部の PCIe アダプター・ポートおよびイーサネット・ポートが接続されていない場合があります。
    表 2. ノード・キャニスターの PCIe スロットおよびポート接続の要約
    PCIe スロット 1 PCIe スロット 2 PCIe スロット 3
    ポート 1 ポート 2 ポート 3 ポート 4 ポート 1 ポート 2 ポート 3 ポート 4 ポート 1 ポート 2 ポート 3 ポート 4
                           
                           
    表 3. ノード・キャニスターのイーサネット・ポートの要約
    ポート 1 ポート 2 ポート 3 ポート 4
           
           
  3. 電源機構装置の取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードから 2 つの電源機構を取り外します。
  4. 電源変換コネクターの取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードから 2 つの電源変換コネクターを取り外します。
  5. ノード内のノード・キャニスターの取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードからノード・キャニスターを取り外します。
  6. 鼻隠しの取り外しと再取り付け: 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードから鼻隠しを取り外します。
  7. EMC シールドの取り外しと再取り付け: SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードから 3 つの EMC シールドを取り外します。
  8. ノードの前面から 4 個の M5 ねじを取り外して、ノードをラックから外します。
    図 1. ノードの前面のねじの位置
    ノードの前面のねじの位置
  9. ノードをラックから慎重に引き出します。
  10. ノードの底面が上向きになり、ノードの前面が作業員の方を向くように、作業面にノードを配置します。
  11. ノード前部の底面から 9 個のねじを取り外します (図 2 を参照)。
    図 2. ノードの底面のねじの位置
    ノードの底面のねじの位置
  12. ノードの上部が上向きになり、前面が作業員の方を向くように、ノードを回転させます。
  13. ノードの上部から 5 つのねじを取り外します。
  14. ミッドプレーン・アセンブリーをノードに固定している 4 つのねじ (右側) を取り外します。
  15. ミッドプレーン・アセンブリーをノードに固定している 4 つのねじ (左側) を取り外します。
  16. ミッドプレーン・アセンブリーを上に約 45°回転させて、シャーシからミッドプレーン・アセンブリーを取り外します。次に、ノードの前面からミッドプレーン・アセンブリーを引き出します。
    図 3 は、ミッドプレーン・アセンブリーが取り外された状態のノードの前面を示しています。また、ねじの位置も示されています。
    図 3. ノードから取り外されたミッドプレーン・アセンブリー
    ミッドプレーン・アセンブリーが取り外された後のノード。

ミッドプレーン・アセンブリーの交換

  1. 交換用のミッドプレーン・アセンブリーをアンパックします。パッケージに入っている交換用ねじのパックを見つけます。 このパッケージには 24 個のねじが入っていますが、ノード・シャーシの固定に使用するのは 22 個のねじだけです (図 4 を参照)。
    図 4. ミッドプレーン・アセンブリーのねじ
    ミッドプレーン・アセンブリーが取り外された後のノード。
  2. ミッドプレーン・アセンブリーを正しい向きで持ちます。ドライブ・ベイが手前を向くようにしてください。
  3. ミッドプレーン・アセンブリーを 45°の角度でノードの前面に挿入します。次に、ミッドプレーン・アセンブリーのねじ穴とノードのねじ穴の位置が合うように、ミッドプレーン・アセンブリーをノードの前面に下ろします。
  4. ノード・シャーシの左右両側で、それぞれ 4 個のねじを使用して (ステップ 17 および 18 で取り外したねじを再取り付けして) ミッドプレーン・アセンブリーを固定します。
  5. 5 個のねじを使用して (ステップ 16 で取り外したねじを元の位置に戻して) ノード・シャーシの上部を固定します。
  6. 底面が上向きになるようにノードを回転させ、9 個のねじを (ステップ 14 で取り外したねじを元の位置に戻して) ノードの底面に挿入します。
  7. ノードをラック・キャビネットに再び取り付け、ステップ 11 で取り外したねじを使用して固定します。
  8. EMC シールドの取り外しと再取り付け: SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードに 3 つの EMC シールドを再取り付けします。
  9. 鼻隠しの取り外しと再取り付け: 2145-SV2 および 2145-SA2に説明されているとおりに、ノードに鼻隠しを再取り付けします。
  10. ノード内のノード・キャニスターの取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2の説明に従って、ノード・キャニスターを再取り付けします。
  11. 電源変換コネクターを再取り付けします (電源変換コネクターの取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2の説明を参照)。
  12. 2 つの電源機構を再取り付けします (電源機構装置の取り外しと交換: 2145-SV2 および 2145-SA2の説明を参照)。
  13. データ・ケーブルをノードの背面の同じコネクターに再接続します。ステップ 5 で収集したデータを使用します。
  14. 電源をノードに再接続します。

    ノード・キャニスターが再始動します。新しいノードは古いノードの ID で設定されていないため、黄色の障害 LED インディケーターがオンになります。 ノード・キャニスターは、ノード・エラー 504 をログに記録し、ノード・キャニスターが誤った場所に配置されていることを報告します。システム・イベント・ログでは、エラー・コードは 1192 です。

  15. ssh クライアントを使用して、ノード・キャニスターのサービス IP アドレスに superuser としてログインします。 次に、サービス・アシスタント CLI にアクセスします。
  16. satask chvpd -replacemidplane コマンドを入力します。

    コマンドが正常に実行されると、ノード・キャニスターは VPD データを変更します。ノード・キャニスターがリブートすると、CLI から切断されます。

    satask chvpd -replacemidplane コマンドが失敗する場合は、以下の手順を実行します。

    1. ノード・キャニスターのサービス・アシスタント・ツールに接続します。http://service_ip/service にアクセスするか、ノード・キャニスターの技術員用ポートに接続します。
    2. サービス・アシスタント・ツールで、「ノードの構成」パネルを使用します。
    3. ステップ 1 で記録したデータ (WWNN 1、WWNN 2、マシン・タイプおよびモデル、シリアル番号) のノード・コピーを使用することを選択します。

      ノード・コピーを使用できない値がある場合は、欠落している各値に対して「指定」オプションを選択します。 次に、ステップ 1 で記録した値を入力します。

    4. 「ノード情報」パネルですべての値を指定した後、「変更」をクリックします。

      ノード・キャニスターが再始動します。再始動が終了すると、システムがオンラインになります。

      重要:
      • システム ID はリセットしないでください。
      • 交換用のミッドプレーンが変更されると、そのミッドプレーンを別のノードの交換用パーツとして使用することはできなくなります。 変更されたミッドプレーン・アセンブリーは、FRU ストックに返さないでください。
  17. 緑色の状況 LED が点灯し、システム内でノード・キャニスターがアクティブになったことを示すまで待ちます。

注: 新規のミッドプレーンが取り付けられ、ノードが稼働を再開したら、お客様は以下の作業を実行することができます。

  1. 管理 GUI を使用して、すべてのボリュームおよび物理ストレージの状況を検査し、システムが正常に稼働していることを確認します。
  2. 「モニター」 > 「イベント」に進み、イベント・ログで他のイベントやエラーがないか確認します。
  3. ホスト・アプリケーション、および停止されていた FlashCopy、グローバル・ミラー、またはメトロ・ミラー・アクティビティーを再開します。