システム構成のバックアップおよび復元

予備作業が完了すると、システムの構成データのバックアップおよび復元が可能です。

システムの構成データには、システムおよびそれに定義されたオブジェクトに関する情報があります。svcconfig コマンドのバックアップおよびリストア機能でバックアップおよびリストアできるのは、システムの構成データのみです。アプリケーション・データは、該当するバックアップ方法を使用して定期的にバックアップする必要があります。

システムの構成データは、以下の作業を実行することにより保守できます。
  • 構成データのバックアップ
  • 構成データの復元
  • 不要なバックアップ構成データ・ファイルの削除

構成データをバックアップするには、 以下の前提条件が満たされている必要があります。

注:
  • オブジェクトの ID が現在の構成データ・ファイル内の記録と異なる場合、 コントローラーのデフォルト・オブジェクト名、入出力グループ、および 管理対象ディスク (MDisk) は正しく復元されません。
  • デフォルト名の他のオブジェクトは、 復元処理の間にすべて名前変更されます。 新規名は name_r のフォーマットで表示されます。 ここで name はシステム内のオブジェクトの名前です。
  • マイグレーションが目的の場合、iSCSI MDisk への接続は復元されません。

構成データを復元するには、 以下の前提条件が満たされている必要があります。

  • セキュリティー管理者の役割がユーザー名とパスワードに関連付けられている。
  • システムにアクセス可能なサーバー上に バックアップ構成ファイルのコピーを持っている。
  • 構成情報の復元操作が完了した後でシステムにロードする準備ができたアプリケーション・データのバックアップ・コピーを持っている。
  • システムの現行ライセンス設定値を知っている。
  • システム構成の最後のバックアップ以降、ハードウェアを取り外していない。 障害のあるノードを取り替える必要があった場合、新しいノードは、取り替えられる前の 障害のあるノードと同じワールド・ワイド・ノード名 (WWNN) を使用する必要があります。
    注: 新しいハードウェアを追加することはできますが、ハードウェアの取り外しは、復元処理が失敗する原因になる場合があるため、行わないでください。
  • ファイバー・チャネル・ファブリックで、システムと構成内に存在するストレージ・コントローラーの間の通信を妨げるようなゾーニングの変更が行われていない。
  • システムで USB フラッシュ・ドライブを使用して暗号鍵を保管する場合は、暗号鍵が含まれている USB フラッシュ・ドライブが挿入されたシステム内の任意のノードからリカバリーを実行します。
  • システムで USB フラッシュ・ドライブを使用して暗号鍵を保管する場合は、鍵サーバーに接続されているノード上でリカバリーを実行します。鍵は、鍵サーバーからリモートでフェッチされます。
  • システムで、USB 暗号化と鍵サーバー暗号化の両方が使用される場合、USB フラッシュ・ドライブまたは鍵サーバーへの接続のどちらかを提供する (必要なのは 1 つのみですが、両方でも機能します) と、システムはアンロックされます。
以下のステップを使用して、最適な T4 リカバリーを実施する方法を確認してください。
  • 適当なテキスト・エディターまたはブラウザーを使用して、該当する svc.config.backup.xml (または svc.config.cron.xml) ファイルを開き、ファイルの node section にナビゲートします。
  • ノード項目ごとに、プロパティー IO_group_id および panel_name の値をメモします。
  • CLI sainfo lsservicenodes コマンドおよびデータを使用して、以前どのノードが各入出力グループに属していたかを判別します。
システム構成の復元は、以前に入出力グループ 0 に属していたいずれかのノードから実行する必要があります。例えば、property name="IO_group_id" value="0" です。必要に応じて、残りのノードを、そのノードの以前の IO_group_id に基づいた適切な順序で追加する必要があります。

システムは、構成のバックアップ・データ・ファイルおよびシステムを分析して、必要なディスク・コントローラー・システム・ノードが使用可能であるか検証します。

まず、ハードウェア・リカバリーを完了する必要があります。 ホスト、システムノード、および拡張エンクロージャー (該当する場合)、イーサネット・ネットワーク、SAN ファブリック、およびすべての外部ストレージ・システム (該当する場合) などのハードウェアが操作可能でなければなりません。