IBM Storwize および IBM FlashSystem 外部ストレージ・システムの構成
デフォルトでは、IBM® Storwize® システムおよび IBM FlashSystem システムは、 SAN ボリューム・コントローラー レプリカ生成層に対するストレージ層デバイスとして構成されます。
IBM Storwize システムまたは IBM FlashSystem システムを外部ストレージとして構成するための管理 GUI の使用
自動構成により、既存の SAN ボリューム・コントローラー・システムで、IBM FlashSystem システムまたは IBM Storwize システムを外部ストレージとして構成できます。自動構成は、ベスト・プラクティスに基づき、SAN ボリューム・コントローラー・システムに最適な仮想化を実装します。これらのサポート対象システムでは、システムのセットアップ時または後の時点でストレージ構成の一環として、このプロセスを管理 GUI で実行できます。自動構成プロセスは新規システムを対象にしています。SAN ボリューム・コントローラー・システムでこのシステムを仮想化する場合は、ボリュームやプールなどの他のオブジェクトをシステムで構成できません。
- 自動構成を実行する前に完了している必要がある前提条件作業を示します。
- 検出されたドライブのテクノロジー・タイプに基づいてRAID アレイを作成します。
- 各アレイのプールを作成します。
- ベスト・プラクティスに基づき、プールに対する容量をプロビジョンします。
- すべてのボリュームを、使用可能な MDisk として SAN ボリューム・コントローラーにマップします。
- システム・セットアップの完了後にこのプロセスを実行した場合、プール、ボリューム、またはホストなどの構成オブジェクトをシステム上に構成することはできません。システムを外部ストレージとして使用するためには、これらのオブジェクトを除去する必要があります。このプロセスはシステムの稼働を中断して行う必要があり、データが失われることがあります。
- SAN ボリューム・コントローラーと、外部ストレージとして使用される IBM Storwize ストレージ・システムまたは IBM FlashSystem ストレージ・システムとの間でサポートされるのは、ファイバー・チャネル接続のみです。
- SAN ボリューム・コントローラーとそれらのシステムの SAN ゾーニングを完了する必要があります。
それらの製品のシステム・セットアップ・ウィザードの「仮想化の自動構成」ページで、「オン」を選択してプロセスを開始し、「次へ」をクリックします。システムについてシステム・セットアップを既に完了している場合は、も選択できます。
SAN ボリューム・コントローラーで圧縮プール、暗号化プール、またはデータ削減プールを使用している場合、仮想化されたシステムで使用可能ストレージをオーバープロビジョンすることはできません。仮想化されているシステムでのオーバープロビジョンを回避するために、自動構成プロセスは、RESERVED_SPACE_do_not_use_or_delete_X という名前 (ここで X は整数) の特殊ボリューム内に容量を予約します。これらの追加ボリュームは有効容量の一部を形成し、パフォーマンスを確保するために入出力操作には使用することはできません。これらのボリュームが削除されると、アレイはオーバープロビジョンになり、入出力操作が影響を受ける可能性があります。
- エンクロージャーの追加
- 仮想化する外部ストレージの一部として組み込むコントロール・エンクロージャーまたは拡張エンクロージャーがある場合は、選択して追加することができます。さらに追加するエンクロージャーがない場合は、前提条件ステップのこの部分をスキップできます。追加するエンクロージャーがあっても、管理 GUI で自動的に検出されない場合は、システムとエンクロージャーとの間のケーブル接続を確認してください。詳細については、システムに付属の取り付けに関する資料を参照してください。
- SAN ボリューム・コントローラー・システム上のゾーニングの確認
- ファイバー・チャネル接続では、ゾーニングとは、複数のポートをグループ化して仮想専用ストレージ・ネットワークを形成することです。1 つのゾーンのメンバーであるポートは互いに通信できるが、他のゾーン内のポートとは分離されている。 自動構成を完了する前に、SAN ボリューム・コントローラーが、ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) 構成の一部として正しくゾーニングされていることを確認してください。
- SAN ボリューム・コントローラーを表すホスト・クラスターの定義
- 前提条件ステップの一部として、SAN ボリューム・コントローラー・システムを表すホスト・クラスターを作成する必要があります。ホスト・クラスターを作成すると、SAN ボリューム・コントローラーと自動構成の一部として仮想化されるシステムとの間のポート管理が簡単になります。SAN ボリューム・コントローラーを表すホスト・クラスターの中で、ホストはノードを表し、各ホスト・ポートはノード上のポートを表します。管理 GUI では、ノード・ポートに関連付けられているワールド・ワイド・ポート名 (WWPN) が表示されます。
- ドライブのテクノロジー・タイプに基づいて適切な RAID アレイを作成します。
- 各アレイのプールを作成します。
- ベスト・プラクティスに基づき、ボリュームに対する各プールの使用可能な容量をすべてプロビジョンします。
- 仮想化のために、すべてのボリュームを SAN ボリューム・コントローラー・システムに MDisk としてマップします。
このプロセスが完了すると、SAN ボリューム・コントローラー・システムで外部ストレージとしてこのシステムの使用を開始するためのタスクを実行するよう求めるプロンプトが出されます。
SAN ボリューム・コントローラー・システムでの管理 GUI 構成の完了
自動構成プロセスが完了したら、システムにアクセスし、構成を実行して、ストレージを使用できるようにする必要があります。
自動構成プロセスでは、システムで構成されるプール用の MDisk として割り当てることができるボリュームのリストが作成されます。 自動構成プロセスが完了したら、これらのオブジェクトの構成に役立つボリューム情報をエクスポートします。
圧縮アレイをサポートするシステムの場合、自動構成プロセスで、RESERVED_SPACE_do_not_use_or_delete_X という名前 (ここで X は整数) の特殊ボリュームを使用します。これらの追加ボリュームは有効容量の一部を形成し、パフォーマンスを確保するために入出力操作には使用することはできません。これらのボリュームが削除されると、アレイはオーバープロビジョンになり、入出力操作が影響を受ける可能性があります。これらのボリュームをシステムにマップしてはなりません。ストレージ管理者が誤ってこれらのプールにさらに多くのボリュームをプロビジョニングすることを防止する目的で作成されているためです。ご使用のシステムに合わせて編集や名前変更を行うことはできます。
- 管理 GUI で、を選択します。
- を選択します。
- ディスカバーされた MDisk が、自動構成プロセス中に生成されたエクスポート済みボリュームと一致していることを確認します。使用可能な MDisk が「プール別の MDisk」の下部に表示されます。「割り当て」をクリックします。
- 「ストレージの割り当て」ページで、ストレージを追加する先のプールの名前を選択します。「割り当て」をクリックします。システムが自己圧縮アレイをサポートするときに、データ削減プールを使用する必要がある場合、そのプールを使用するすべてのボリュームが、圧縮を有効にして構成されなければなりません。
- ストレージをプールに割り当てた後、SAN ボリューム・コントローラー・システムでボリュームの作成、ホストのマップ、およびその他の拡張機能の構成を実行できます。
ストレージ層システムの構成作業
ストレージ層のストレージ・システム上のクォーラム・ディスク
ストレージ層システムは、クォーラム・ディスクをサポートしています。 ストレージ・レベル・システムを備えたクラスター化システムは、ストレージ・レベル・システムが提供する MDisk をクォーラム・ディスクとして選択することができます。
ストレージ層システムの拡張機能
レプリカ生成層システムは、ストレージ層システムによって提示されるストレージを使用できますが、メトロ・ミラーとグローバル・ミラーをこの 2 つのシステム間で相互運用することはできません。 レプリカ生成層システムをメトロ・ミラー協力関係およびグローバル・ミラー協力関係に加える際に一緒に加えることができるのは、他のレプリカ生成層システムのみです。ストレージ層システムをメトロ・ミラー協力関係およびグローバル・ミラー協力関係に加える際に一緒に加えることができるのは、他のストレージ層のみです。
詳しくは、メトロ・ミラー協力関係およびグローバル・ミラー協力関係に関する情報を参照してください。
ストレージ層システム上に定義されているボリュームは、レプリカ生成層システムが拡張コピー機能のソースまたはターゲットとして使用できます。拡張コピー機能には、FlashCopy®、メトロ・ミラー、およびグローバル・ミラーが含まれます。 MDisk として使用されるボリュームに対しては、IBM Storwize および IBM FlashSystem の拡張コピー機能はサポートされません。
ホストとシステムとの間でのストレージ層システムの共有
IBM Storwize ストレージ・システムまたは IBM FlashSystem ストレージ・システムは、一部のボリュームを SAN ボリューム・コントローラー システムに提示し、その他のボリュームを SAN 上のホストに提示することができます。ただし、個々のボリュームは、 SAN ボリューム・コントローラー ・システムとホストの両方に同時に提示することはできません。
ストレージ層システムの SAN ゾーニング
多数のストレージ層システムを単一の SAN ボリューム・コントローラー システムで管理する場合、ファブリック当たりの IBM Storwize または IBM FlashSystem ストレージ・システム の最大数について公開されている制限に留意してください。ストレージ・システム数がこの制限を 1 つでも超える場合は、ストレージ層システムを複数のゾーンに分割してください。 レプリカ生成層の IBM Storwize システムまたは IBM FlashSystem システムは、単一の SAN ゾーン内に存在することが可能な SAN ボリューム・コントローラー ・ノードの最大数にカウントされます。詳しくは、次の Web サイトを参照してください。
http://www.ibm.com/support