スイッチ間リンクを使用する HyperSwap 構成
ノード間のパスでスイッチ間リンク (ISL) を使用して、IBM® HyperSwap® トポロジー・システムを構成することができます。2 つの製品設置サイト間のケーブル距離が 100 km を超えた場合、パフォーマンスに影響する可能性があります。
ISL を収容するネットワーク・ハードウェアは、2 つの冗長ファブリックの物理的な分離と独立性を維持する必要があります。例えば、単一のダーク・ファイバー・リンクに 2 つのファブリックを接続しないでください。2 つのダーク・ファイバー・リンクが存在する場合は、ファブリックごとに 1 つのリンクを専用にします。 2 つのリンクそれぞれに、2 つのファブリックを交差させて接続しないでください。
ISL を使用する HyperSwap 構成の規則
HyperSwap 構成では、サイトは独立した障害ドメインとして定義されます。異なるタイプのサイトが存在することにより、さまざまなタイプの障害からの保護が可能です。例えば、適切に構成されている場合、システムは、1 つの障害ドメインを失った後も継続して稼働します。
ただし、2 つのサイトに障害が発生した場合、システムが継続して稼働できる保証はありません。
専用スイッチを使用してプライベート SAN およびパブリック SAN を実装する場合、サポートされるスイッチを任意の組み合わせで使用できます。 サポートされるスイッチのリスト、サポートされるスイッチ・パーティショニング、および仮想ファブリック・オプションについては、次のインターオペラビリティー Web サイトを参照してください。
すべての管理対象ディスクと同様に、コントロール・エンクロージャーはすべて、同じストレージ・システム・ポートを使用してクォーラム・ディスクにアクセスできなければなりません。アクティブ/パッシブ・コントローラーを備えたストレージ・システム (IBM DS3000、IBM DS4000®、IBM DS5000、または IBM FAStT など) がファブリックに接続されている場合、ストレージ・システムは、両方の内部コントローラーを使用して、そのファブリックに接続されている必要があります。
クォーラム・サイト接続に FCIP、パッシブ WDM、またはアクティブ WDM を使用することで、拡張機能に追加することができます。接続は、信頼できるものでなければなりません。両方の製品設置サイトからクォーラム・サイトへのリンクが独立しており、長距離の装置を共有していないことは、絶対に必須です。FCIP リンクは、パブリック SAN およびプライベート SAN 内の 2 つの実動場所間の ISL についてもサポートされています。プライベート SAN とパブリック SAN は、同じ FCIP リンクで経路指定することができます。ただし、プライベート SAN への帯域幅を確保するために、一般には FCIP トンネルを構成する必要があります。 同様に、DWDM リンクでの複数 ISL リンクの多重化が可能です。
HyperSwap 構成がサポートされるのは、クォーラム・ディスクをホストするストレージ・システムが拡張クォーラムをサポートする場合のみです。 システムは、 他のタイプのストレージ・システムを使用してクォーラム・ディスクを提供できますが、 これらのクォーラム・ディスクへのアクセスは常に、単一のパスを通じて行われます。
追加の帯域幅要件
入出力グループ間のサイト間通信には、ピーク時の書き込み帯域幅に相当する帯域幅 (すべてのホストからの合計) が必要です。この帯域幅は、プライベート SAN 内で取得できなければなりません。さらに、ホストが (例えば、ホストのローカル入出力グループの障害の後に、または HyperSwap 機能を使用しないボリュームにアクセスするために) 他のサイト内のノードにアクセスする場合は、ホストとノードの間の通信用にパブリック SAN 内にサイト間帯域幅が必要です。プライベート SAN に関する、ピーク時の書き込み帯域幅に相当する帯域幅のガイドラインに従うと、HyperSwap 操作の場合にサポートされる最小帯域幅が得られます。最適でない構成では、潜在的なパフォーマンス問題を回避するために、追加の帯域幅が必要になる場合があります。例えば、異なるサイトにあるホスト同士が 1 つのボリュームを共有する場合、プライベート SAN には、ピーク時の書き込み帯域幅にピーク時の読み取り帯域幅を加えたものの 2 倍の帯域幅が必要になります。