コール・ホーム通知の管理
システムは、クラウド・サービスまたはローカル E メール・サーバーを介したサポート担当員への通知の送信をサポートします。管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースを使用して、コール・ホーム通知の現行の設定を変更できます。
システムのセットアップ時に、コール・ホーム通知を構成して、システム上の問題に対する応答時間を改善することができます。コール・ホーム通知は、診断データをサポート担当員に送信します。サポート担当員は、システム上の操作を中断させる可能性のある問題に対するソリューションを迅速に判別することができます。現行のコール・ホーム通知設定を更新する場合は、を選択します。chcloudcallhome コマンドを使用して、クラウド・サービスを使用したコール・ホームを更新することや、mkemailserver コマンドを使用して、E メール通知を使用したコール・ホームをセットアップすることもできます。リモート・アシスタンスや IBM Storage Insights などの他のサポート関連サービスとコール・ホームを統合することもできます。
システムは、サポート・センターに通知を送信する方法として、次の 2 つの方法をサポートします。
- クラウド・サービスを使用したコール・ホーム
- クラウド・サービスを使用したコール・ホームでは、お客様から収集したトラブルシューティング情報が入っている集中ファイル・リポジトリーに、通知が直接送信されます。サポート担当員はこのリポジトリーにアクセスすることができ、問題は、問題レポートとして自動的にサポート担当員に割り当てられます。システムからサポートへのこの通知送信方式では、お客様が問題レポートを手動で作成する必要はありません。クラウド・サービスを使用したコール・ホームでは、システム上の問題の解決を遅らせることがある、サポートとの間の通知をドロップする E メール・フィルターも使用されません。クラウド・サービスを使用したコール・ホームでは、Web サービス経由でデータを送信するための標準である Representational State Transfer (RESTful) API が使用されます。 新規システムのインストールでは、クラウド・サービスを使用したコール・ホームは、サポートに通知を送信するためのデフォルトの方式として構成されます。システム・ソフトウェアを更新する際には、クラウド・サービスを使用したコール・ホームも自動的にセットアップされます。 サポート・センターへの接続を許可するようにネットワーク設定が構成されていることを確認する必要があります。 この方式では、事前定義されたサポート・センターのみに通知が送信されます。
- E メール通知を使用したコール・ホーム
- E メール通知を使用したコール・ホームでは、ローカル E メール・サーバー経由で、サポート、およびシステム上のアクティビティーをモニターしているローカル・ユーザーまたはサービスに通知を送信します。E メール通知により、通知を IBM サポートに送信するだけではなく、通知の内部配布を指定することもできます。これにより、内部の担当者に潜在的な問題に関するアラートを送信することができます。E メール通知を使用したコール・ホームには、少なくとも 1 つの E メール・サーバーとローカル・ユーザーの構成が必要です。ただし、E メール・サーバーでフィルターがアクティブになっている場合、サポート・センターへの外部通知はドロップされる可能性があります。この問題を避けるため、サポート・センターに通知を送信するための唯一の方式としては、E メール通知を使用したコール・ホームは推奨されません。 E メール通知を使用したコール・ホームは、冗長性を確保し、通知の内部管理を可能にするために、クラウド・サービスと併せて構成することができます。内部のユーザーまたはサーバーにも通知が送信されるようにするには、E メール通知をセットアップする必要があります。
システムは、これらの両方の送信方式を同時に構成することもサポートします。クラウド・サービスと E メール通知の両方が構成されている場合、クラウド・サービスを使用したコール・ホームがサポート・センターへの 1 次送信方式となり、E メール通知はシステムがクラウド・サービスを介してサポート・センターに接続できない場合のバックアップとして使用されます。
それぞれの送信方式で、システムとサポート・センターの間の接続の正常性を示す状況が表示されます。
クラウド・サービスを使用したコール・ホームが構成されている場合、以下の接続状況が表示されます。
- アクティブ
- システムとサポート・センターの間の接続がアクティブであることを示します。システムとサポート・センターの間の最後の正常な接続のタイム・スタンプが表示されます。
- エラー
- クラウド・サービスを使用したコール・ホームを介してシステムがサポート・センターに接続できないことを示します。いつ接続の試行が失敗したかを示すタイム・スタンプが表示されます。問題の原因を判別するには、を選択します。接続の状況を表示するには、lscloudcallhome コマンドを使用します。connection パラメーターに error_sequence_number が表示される場合、これは、問題の原因を判別するために使用できるエラー番号を示します。システムとサポート・センターの間の接続エラーの原因となる一般的な問題の 1 つは、サポート・センターへの接続を除外するファイアウォール・フィルターです。
- 未試行
- クラウド・サービスを使用したコール・ホームは有効ですが、システムがサポート・センターへの接続テストの結果を待っていることを示します。テストが完了すると、接続状況が「アクティブ」または「エラー」のいずれかに変更されます。
- アクティブ
- 定義済みの E メール・ユーザーに通知をアクティブに送信している E メール・サーバーにシステムが接続できることを示します。
- 失敗
- システムが構成済みの E メール・サーバーに接続できないことを示します。このメッセージは、「一時的に失敗」状況の後で接続の試行が繰り返し失敗する場合にも表示されます。このメッセージを受け取る場合、使用している E メール・サーバーが使用可能であることを確認してください。システムのエラー・ログを表示するには、を選択します。lsemailserver コマンドを使用して、E メール・サーバーに関する追加情報を表示することもできます。
- 一時的に失敗
- E メール・サーバーへの最後の接続の試行が失敗したが、問題は一時的なもので、さらに接続の試行が繰り返されることを示します。
- 未試行
- E メール・サーバーは構成されているが、通知を送信するために使用されていないことを示します。
システムは、Simple Network Management Protocol (SNMP) 通知および syslog メッセージを使用した内部通知もサポートしていますが、コール・ホーム機能を使用してサポートに連絡するために、これらの通知を使用することはできません。これらの通知は、E メール通知の代替手段として、内部ユーザーに通知を送信するために使用できます。