RDMA 対応イーサネット・ポートの IP アドレスの変更

システム内の RDMA 対応イーサネット・ポートを使用している場合、サービス・アシスタント GUI またはコマンド・ライン・インターフェースを使用して、これらの接続で使用されているポートの IP アドレスを変更できます。

RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を変更する必要がある場合は、サービス・アシスタントまたはコマンド・ライン・インターフェースを使用します。ノード間の通信が実行中の場合は、RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を変更する前に、少なくとも 1 つの冗長パスが作動可能であることを確認してください。一部の値 (ポート ID や RDMA タイプなど) は変更できません。これらの値はノードに取り付けられている RDMA 対応アダプターに基づいています。

ノード間に接続エラーがある場合は、これらの値を変更することで、その問題を修正できます。RDMA 対応イーサネット・ポートの接続の問題を表示するには、管理 GUI またはサービス・アシスタントの「イーサネット接続」ページを使用します。RDMA 対応イーサネット・ポートに以下の接続の問題が発生する可能性があり、ポート設定の更新が必要になることがあります。
表 1. RDMA 対応イーサネット・ポートの接続の問題および実行可能なアクション
接続エラー 原因 実行可能なアクション
プロトコルの不一致 送信元アダプターと宛先アダプターのプロトコルが同じでないことを示します。このエラーは、RDMA 対応アダプターがシステム内のすべてのノードで同じテクノロジーを使用していない場合に発生します。 このエラーを修正するには、以下の手順を実行してください。
  1. それぞれのノードに 25 Gbps イーサネット・アダプターを取り付けます。ノード間通信に RDMA テクノロジーを使用する場合、RDMA 対応アダプターが同じテクノロジー (RoCE や iWARP など) を使用していることを確認してください。これらの RDMA 対応アダプターは、システムのすべてのノードで同じスロットに取り付ける必要があります。これらの取り付け要件を守ることで、システム内のすべてのノードが確実に同じポート ID になります。
  2. RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を再定義します。
到達不能 ローカルおよびリモートの IP アドレスに到達できないことを示します。このエラーは、システム内の 1 つのノードがオフラインである場合に発生する可能性があります。 ping コマンドを使用して、ノード間の接続の問題をトラブルシューティングすることもできます。 「モニター」 > 「イベント」を選択してエラーを確認し、必要な修正手順を実行して、ノードをオンライン状況に戻してください。エラーが解決した後、RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を再定義します。
重複した IP アドレス 1 つ以上の IP アドレスがネットワーク内で使用されていることを示します。各ノード IP アドレスは、固有でなければなりません。 このエラーを修正するには、ポートの IP アドレスを固有の IP アドレスで更新します。
機能低下 ローカル・アダプターとリモート・アダプターの両者でネゴシエーションされた速度が同じではないことを示します。 機能低下状況は、一方または両方のアダプターが、そのアダプターがサポートする最大速度より低速で構成されている場合に発生します。 この問題を修正するには、両方のノードのアダプターを最大速度で構成する必要があります。 「モニター」 > 「イベント」を選択して、この接続状況に関連したエラー・メッセージを表示します。この状況に関連した修正手順を実行します。
VLAN ID の不一致 ネットワークで VLAN が使用されている場合、このエラーは、ローカルとリモートのポート仮想 LAN ID が同じではないことを示します。このエラーを修正するには、ローカルおよびリモートのノードが同じ VLAN に属している必要があります。 ローカルとターゲットの両方のポートの VLAN ID が同じであることを確認してください。同じでない場合は、以下のステップを実行してポートの VLAN ID を変更してください。
  1. ネットワーク内のすべてのイーサネット・スイッチで VLAN サポートが正しく構成されていることを確認します。各スイッチで、VLAN を「Trunk」モードに設定し、同じ VLAN に属す RDMA 対応イーサネット・ポートの VLAN ID を指定します。
  2. RDMA 対応イーサネット・ポートがシステムに既に構成されている場合は、一度に 1 つのポートのみを更新することにより、1 つの冗長パスが使用可能な状態で残るようにしてください。
  3. VLAN ID を個別に変更することはできず、他の RDMA ポート設定と共に定義する必要があるため、サービス・アシスタントでポートの現行 IP アドレスを構成解除するか、satask chnodeip -noip-port_id コマンドを使用してください。
  4. IP アドレスおよび正しい VLAN ID を指定して、ポート情報を再定義します。サービス・アシスタントまたはコマンド・ライン命令を使用してください。
  5. 少なくとも 15 秒待ってから、システムのその他のポートに対して上記のステップを実行してください。

サービス・アシスタント GUI の使用

ノードの VLAN ID 設定の変更を計画している場合は、RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を更新する前に、必ず以下の手順を実行してください。
  1. ネットワーク内のすべてのイーサネット・スイッチで VLAN サポートが正しく構成されていることを確認します。各スイッチで、VLAN を「Trunk」モードに設定し、同じ VLAN に属す RDMA 対応イーサネット・ポートの VLAN ID を指定します。
  2. RDMA 対応イーサネット・ポートがシステムに既に構成されている場合は、一度に 1 つのポートのみを更新することにより、1 つの冗長パスが使用可能な状態で残るようにしてください。
  3. VLAN ID を独立して変更することはできず、他の RDMA 対応イーサネット・ポート設定と共に定義する必要があるため、以下のステップを実行して、ポートの現行 IP アドレスを消去します。
    1. サポートされているブラウザーで、システム内のいずれかのノードのサービス IP アドレスを入力します。
    2. サービス・アシスタント GUI で、ノードの 1 つを選択して、「ノード IP の変更」を選択します。
    3. 「ノード IP の変更」パネルで、変更するポートを選択して、「構成解除」をクリックします。
    4. 「保存」をクリックします。
RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を変更するには、以下のステップを実行します。
  1. サポートされているブラウザーで、システム内のいずれかのノードのサービス IP アドレスを入力します。
  2. サービス・アシスタント GUI で、ノードの 1 つを選択して、「ノード IP の変更」を選択します。
  3. 「ノード IP の変更」パネルで、変更するポートを選択して、「変更」をクリックします。
  4. 変更が完了したら、「保存」 をクリックします。
  5. 変更するポートが他にもある場合は、他のポートを更新する前に少なくとも 15 秒待ってください。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

ノードの VLAN ID 設定の変更を計画している場合は、RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を更新する前に、必ず以下の手順を実行してください。
  1. ネットワーク内のすべてのイーサネット・スイッチで VLAN サポートが正しく構成されていることを確認します。各スイッチで、VLAN を「Trunk」モードに設定し、同じ VLAN に属す RDMA 対応イーサネット・ポートの VLAN ID を指定します。
  2. RDMA 対応イーサネット・ポートがシステムに既に構成されている場合は、一度に 1 つのポートのみを更新することにより、1 つの冗長パスが使用可能な状態で残るようにしてください。
  3. VLAN ID を独立して変更することはできず、他の RDMA ポート設定と共に定義する必要があるため、以下のコマンドを入力してポートの現行 IP アドレスを消去します。
    satask chnodeip -noip  -port_id port_number 
    ここで、-npip は、指定されたポート (port_number) の現行 IP アドレスを消去します。
ノード上の RDMA 対応イーサネット・ポートの設定を変更するには、以下のコマンドを入力します。
satask chnodeip  -ip ip_address -mask mask -gw gateway -port_id port_number -vlan vlanid panel_name
ここで、ip_address は新規の RDMA ポートの IP アドレス、ノード名 (panel_name) は新規ポートの追加先のノードの名前です。
新規 IP アドレスがノードに追加されたことを確認するには、次のコマンドを入力します。
sainfo lsnodeipconnectivity
表示される結果で、RDMA 対応イーサネット・ポートに対する変更が更新されていることを確認します。