SAS 拡張エンクロージャーの環境要件

SAN ボリューム・コントローラー 2145-12F 2145-24F 2145-92F 、または 2147-92F SAS 拡張エンクロージャーを設置する前に、物理環境が特定の要件を満たしている必要があります。これには、十分なスペースが使用可能であり、電源要件および環境条件が満たされていることの確認も含まれます。 (SAS 拡張エンクロージャーは SAN ボリューム・コントローラー 2145-SV2 ノードまたは 2145-SA2 ノードによりサポートされていません。)

各電源機構 (エンクロージャーごとに 2 つ) ごとの消費電力

お客様の稼働環境が次の電源要件を満たしていることを確認してください。

電源要件および冷却要件の計画に役立つように、表 1 に、エンクロージャー別に各電源機構装置 (PSU) の定格をリストします。

システムによって使用される電力は、システム内のエンクロージャーやドライブの数、周辺温度など、いくつかの要因によって異なります。

表 1. 電源機構ごとの電源仕様
モデルおよびタイプ PSU 入力電源要件 最大入力電流 最大電源出力 熱量値 (BTU/時)

  2145-12F
  
  
  
  
  
  
  
  

2145-24F
  
  
  
  
  
  
  
  
  
764 W (2)

周波数 50 Hz から 60 Hz で、100 V から 240 V の単相 AC

10A (100V)

6A (240V)

764W 2607

2145-92F









2147-92F








2400 W (2)

AC 200-240 V~
(公称; +/- 10% 許容)

50/60 Hz
(公称; 47-63 Hz 許容)

12 A (インレットごとに 2 個の冗長性)

IEC C20 アプライアンス・カプラー (16-20A 分岐回路または C19 電源ソケット PDU) が必要

2400W 8189
注: 92F 電源装置に電源を接続するには、ラック内に 1 つ以上の C19 電力配分装置 (PDU) が必要になります。
表 2 に示されている電力および熱の測定値は、特定の稼働環境において、記載されている条件下で得られたものです。これらの測定値は例として示されています。他の稼働環境で得られる測定値は異なる可能性があります。お客様独自のテストを実施して、ご使用の環境に固有の測定値を判定してください。
表 2. エンクロージャーごとの電力消費量の例
モデルおよびタイプ Configuration 合計電力消費量
2145-12F 12 個の 7.2 K RPM ニアライン SAS ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 175 W
2145-24F 24 個の 2.5 型フラッシュ・ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 151 W
2145-24F 24 個の 10 K SAS ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 175 W
2145-24F 24 個の 15 K SAS ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 234 W
2145-24F 12 個の 7.2 K ニアライン SAS ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 158 W
2147-92F 92 個の 10 TB ニアライン SAS ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 848 W
2147-92F 92 個の 15 TB tier 1 フラッシュ・ドライブを備えた 1 台のエンクロージャー 748 W

各 SAS エンクロージャーには、冗長性を確保するために 2 つの PSU が収容されています。合計電力消費量の値は、両方の PSU によって消費される合計電力量を表しています。

環境要件

システムの空気の流れは、以下のように、各エンクロージャーの前部から後部へ向かいます。
  • 空気の流れは、ドライブ・キャリアの間を通過し、各エンクロージャーを抜けて通ります。
  • 5U エンクロージャーの上部 4U に対する空気の流れは、前面から入り、ディスク・ドライブの間を通過し、エンクロージャー背面にある大きなファンを抜けて外へ出ます。
  • 5U エンクロージャーの下部 1U に対する空気の流れは、電源機構の 40 mm X 56mm のファンを介して駆動されます。空気は ESM やコントローラーを冷却しながらシャーシを抜けて、エンクロージャーの背面から外へ出ます。
  • 結合された電源と冷却装置のモジュールは、各キャニスターの後部から空気を排出します。

ご使用の環境が、表 3 に示されている範囲内にあることを確認してください。

表 3. 温度の要件
環境 周辺温度 高度 相対湿度 最大湿球温度
操作時 5°C から 35°C (12F/24F の場合は 5°C から 40° C)
41°F から 95°F
(12F/24F の場合は 41°F から 104°F)
0 - 2133 m
(0 - 7000 ft)
8% から 80% まで (結露なし) 23°C (73°F)
5°C から 30°C
(41°F から 86°F)
2134 - 3048 m
(7001 - 10000 ft)
非操作時 1°C から 50°C
(34°F から 122°F)
-305 から 12192 m
(-1000 から 40000 フィート)
8% から 80% まで (結露なし) 27°C (80°F)
ストレージ 1°C から 60°C
(34°F から 140°F)
5% から 80% 結露なし 29°C (84°F)
配送時 -40°C から 60°C
(-40°F から 140°F)
5% から 100% (結露あり、ただし降水なし)

寸法と重量

表 4 に示されているデータに基づいて、このエンクロージャーをサポートできるラックに使用可能なスペースがあることを確認します。

表 4. 物理的特性
エンクロージャー 高さ 奥行き 最大重量
ドライブは作動可能 (ドライブ・モジュールなし) 完全に構成済み (ドライブ・モジュールを使用)
2145-12F 87 mm (3.46 インチ) 483 mm (19.0 インチ) 556 mm (21.9 インチ) 16.4 kg (36.2 lb) 26.7 kg (58.9 lb)
2145-24F 87 mm (3.46 インチ) 483 mm (19.0 インチ) 556 mm (21.9 インチ) 16.7 kg (36.8 lb) 25.0 kg (55.1 lb)

2145-92F









2147-92F








222.2 mm (8.75 インチ) 483 mm (19.0 インチ) 968 mm (38.1 インチ) 67 kg (147.7 lb) 135 kg (297 lb)
警告: 一部のラックでは、背面ドアを閉じるための十分なスペースが提供されません。 2145-92F および 2147-92F モデル・エンクロージャーでは、ラック前面ポストからケーブル管理アーム (CMA) の背面までの間に 968 mm の空間が必要です。さらに、前面ポストからエンクロージャーの背面まで 905 mm の空間を確保してください。電源ケーブル用のスペースを確保するには、エンクロージャーの背面に 60 から 70 mm の空間が必要です。
図 1 は、92F モデルのスペース所要量を示しています。
図 1. 92F モデルのラックのスペース所要量

必要な追加スペース

エンクロージャーの周囲に、表 5 に示すように、追加のスペース所要量が使用可能であることを確認します。

表 5. 保守スペース
ロケーション 必要な追加スペース 理由
左側および右側
50 mm (2 インチ)
冷却用空気の流れ
戻る
最小: 100 mm (4 in.)
これは、92F モデルの場合には必要ありません。
ケーブルの出口

SAN ボリューム・コントローラー SAS 拡張エンクロージャーのサポートされるドライブ

表 6 は、 SAN ボリューム・コントローラー SAS 拡張エンクロージャーのドライブ仕様を示しています。

表 6. ドライブの仕様
モデルおよびタイプ 3.5 型ドライブ 2.5 型ドライブ
2145-12F 3.5 型 7.2 K RPM 12 Gbps SAS ニアライン HDD 4 TB、6 TB、8 TB -
2145-24F -
  • 2.5 型フラッシュ・ドライブ 200 GB、400 GB、800 GB、1.6 TB
  • 2.5” 15 K RPM HDD 300 GB, 600 GB
  • 2.5” 10K RPM HDD 600 GB, 900 GB, 1.2 TB, 1.8 TB, 2.4 TB
  • 2.5” 7.2 K RPM HDD 2 TB

2145-92F









2147-92F








  • 3.5 型 7.2 K RPM 12 Gbps SAS ニアライン HDD 6 TB、8 TB、10 TB
  • 3.5” 10K RPM HDD 1.2 TB, 1.8 TB
  • 3.5” 15 K RPM HDD 600 GB
  • 2.5 型フラッシュ・ドライブ 1.6 TB、1.92 TB、3.2 TB、3.84 TB、7.68 TB、15.36 TB

SAN ボリューム・コントローラー SAS 拡張エンクロージャーの騒音仕様

次の表は、 2145-12F および 2145-24F SAS 拡張エンクロージャーの騒音仕様を示しています。

表 7. 2145-12F および 2145-24F SAS 拡張エンクロージャーの騒音仕様
モデルおよびタイプ エンクロージャーごとの音響出力
2145-12F 7.7 B LwA より小 - 操作時 (40% 平均シーク率) @ 23°C 周辺温度
2145-24F 6.3 B LwA より小 - 操作時 (40% 平均シーク率) @ 23°C 周辺温度

記載されている放出ノイズ・レベルは、サンプルとして無作為に抽出されたマシンに対するデシベル単位の公称 (上限) 音響パワー・レベルです。すべての測定は、ISO 7779 に従って実施され、ISO 9296 に準拠して報告されています。

表 8は、ISO 9296(1、2、3) に準拠した 2145-92F および 2147-92F SAS 拡張エンクロージャーの音響の仕様を示します。

重要: 2145-92F または 2147-92F SAS 拡張エンクロージャーを保守するフィールド・サービス担当員には、聴力保護プログラム (HCP) 手順が必須です。
表 8. ISO 9296 に準拠した 2145-92F および 2147-92F SAS 拡張エンクロージャーの公称放出ノイズ
モデルおよびタイプ 公称 A 加重音響パワー・レベル、LWAd (B) 公称 A 加重音圧レベル、LpAm (dB)
操作時 アイドリング 操作時 アイドリング
完全に構成済みの拡張エンクロージャー、MTM/モデル 2145-92F 2147-92F 8.5 8.5 85 85
注:
  1. 公称レベル LWAd は、A 加重音響パワー・レベルの上限です。公称レベル LpAm は、1 メートルのバイスタンダー位置で測定された平均 A 加重音圧レベルです。
  2. すべての測定は ISO 7779 に従って実施され、ISO 9296 に準拠して公表されています。
  3. 「B」および「dB」はそれぞれ、ベルおよびデシベルの略語です。1 B = 10 dB.
重要: 政府の規制 (OSHA や欧州共同体指令による規制など) がワークプレースのノイズ・レベルを対象としている場合があり、サーバーの設置に適用される可能性があります。本システムでは、本システムから放出される雑音の低減に役立つオプションの音響ドア機構を併用できます。インストール済み環境の実際の音圧レベルは、さまざまな要因によって異なります。これらの要因には、インストール済み環境内のラックの台数、ラックを設置するよう指定した部屋のサイズ、材質、および構成、他の装置からのノイズ・レベル、部屋の周囲温度、および従業員と装置の位置関係が含まれます。 さらに、このような政府の規制への準拠は、従業員の露出の期間や従業員が防音保護具を着用しているかどうかなど、さまざまな追加要因によっても異なります。この分野の資格を持つ専門家と相談して、適用法規に準拠しているかどうかを判断することをお勧めします。

SAN ボリューム・コントローラー SAS 拡張エンクロージャーの衝撃/振動仕様

表 9 および表 10 は、 SAN ボリューム・コントローラー SAS 拡張エンクロージャーの衝撃および振動のテスト結果を示しています。

表 9. 衝動テストの結果
衝撃カテゴリー テスト・レベル パフォーマンス
操作時 5 g 10 ms 1/2 Sine <=25 g 10 ms
非操作時 30 g 10 ms 1/2 Sine <=75 g 11 ms
表 10. 振動テストの結果
振動カテゴリー テスト・レベル パフォーマンス
操作時 0.21 grms 5-500Hz ランダム スループット・ロス <=10% FCAL <= 0.68 grms
非操作時 1.04 grms 2-200Hz ランダム <=3.12 grms
配送時 0.3 g 2 - 200 Hz Sine <=5 g
回転振動 外部振動がない場合のエンクロージャー内の通常の操作時のパフォーマンス測定 パフォーマンス・プロファイル範囲内の、同じタイプのすべてのドライブのスループット・ロス。