メイン・ボードの交換: 2145-SV1

2145-SV1 ノード上のメイン・ボードを交換することができます。メイン・ボードを除去したときに取り外されたコンポーネントはすべて、新しいメイン・ボードを取り付ける際に再利用されます。

始める前に

危険
複数の電源コード。製品が複数の電源コードを備えている場合があります。 危険な電圧をすべて除去するには、すべての電源コードを切り離してください。 (L003)
複数の電源コードの安全アイコン

マシン・シリアル番号またはノードのシリアル番号は、 2145-SV1 ノード前面の MT-M S/N ラベルに示されています。これは、ノードの製造時にメイン・ボードおよび各ブート・ドライブにも書き込まれています。システム・ソフトウェアは、始動時にメイン・ボードからノードのシリアル番号を読み取り、そのシリアル番号をそのノードのパネル ID として使用します。パネル ID は、サービス・アシスタント GUI、管理 GUI、および多数の コマンド・ライン・インターフェース (CLI) コマンドの出力に示されます。

メイン・ボードを FRU 部品に交換すると、マシン・シリアル番号は 0000000 になります。 2145-SV1 ノードでは panel_id が 0000000 になります。この値は、各ブート・ドライブに保管されているノードのシリアル番号と一致しないため、ノード・エラー 545 が発生します。各ブート・ドライブ上にあるノードのシリアル番号のコピーが一致しない場合のノード・エラーは 543 です。 以下の手順を使用して、これらのノード・エラーを修正します。

以下の項目が使用可能であることを確認します。
  • VGA モニターおよび USB キーボード。
  • ノードをラックから外している間、ノードの電源をオンにできるようにするための電源ケーブル。
  • 技術員のポートに直接接続し、サービス・アシスタント GUI にアクセスできるイーサネット・ポートとブラウザーを備えたコンピューター。CLI にアクセスするために、SSH 対応ソフトウェアが必要です (PuTTY)。
  • マイクロプロセッサーを正しく再取り付けするために、アルコール拭き取り布と熱伝導グリースが必要です。メイン・ボードを交換するときは、マイクロプロセッサーを取り外す必要があります。
注:
  • ノードのコンポーネントを再組み立てする場合、ケーブルに過度の圧力がかからないように、すべてのケーブルを慎重に配線してください。
  • SATA ドライブ・バックプレーンおよびシステム・ボードは、「コスト削減」されており、使用されないコネクターは除去されました。 バックプレーンをシステム・ボードに接続するために必要な SATA ケーブルが 1 本だけですむ場合があります。以前は、システムには必要なかった 5 番目および 6 番目のブート・ドライブのために、2 本目の SATA ケーブルが提供されていました。

    「コスト削減」バージョンのシステム・ボードが 2145-SV1 システムに取り付けられている場合、SATA ドライブ・バックプレーンを交換した後に、バックプレーン上の黄色の LED が明滅する可能性があります。ただし、システム・ボードは引き続き適切に機能します。 都合のいいタイミングでバックプレーンを最新バージョンの FRU に交換することで、LED が明滅しないようにすることができます。

このタスクについて

このサービス・アクションでは、以下の条件が満たされていることを前提としています。

メイン・ボードを取り付けるには、次の手順で行います。

手順

  1. 図 1 に示すような角度で、メイン・ボードを位置合わせします。
    図 1. 2145-SV1 メイン・ボードの交換
    
        2145-SV1
        
       メイン・ボードの交換
  2. メイン・ボードが平らに置けるようになるまで、慎重に前方にスライドさせます。ペグに当たらないように注意してください (図 2 に示す  2 )。
    サーバーの後部方向にメイン・ボードをスライドさせます。背面コネクターがシャーシの背面から外に出ていることを確認してください。
  3. 切り離していたメイン・ボード・ケーブルを再接続します。
  4. 2 本のねじを使用して (図 2 に示す  1  および  3 ) メイン・ボードを再取り付けします。
    図 2. 2145-SV1 ノード上のメイン・ボードの再取り付け
    
        2145-SV1
        
       ノード上のメイン・ボードの再取り付け
    •  1  取り付けねじ 1
    •  2  背面カバーのサポート・ペグ
    •  3  取り付けねじ 2
  5. マイクロプロセッサーとヒートシンクを再取り付けします (マイクロプロセッサーの再取り付け: 2145-SV1の説明を参照)。
  6. DIMM を再取り付けします (メモリー・モジュールの交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  7. ファン・ケージを再取り付けします (ファン・ブラケットの交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  8. エア・バッフルを再取り付けします (エア・バッフルの交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  9. 電源機構ユニットを再取り付けします (電源機構の交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  10. TPM を再取り付けします (トラステッド・プラットフォーム・モジュールの取り外しと交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  11. PCI Express ライザー・カード・アセンブリーの交換: 2145-SV1で説明されているとおりに、PCI ライザー・カード・アセンブリーを再取り付けします。
  12. すべてのケーブル、アダプター、およびその他のコンポーネントが正しく取り付けられて固定されていること、さらに、 ノードの内部でツールやパーツが緩んだままになっていないことを確認します。 すべての内部ケーブルが正しく配線されていることを確認します。 ファイバー・チャネル・ケーブルおよびイーサネット・ケーブルを切り離した場合は、必ず各ケーブルを取り外したポートと同じポートに再接続します。
  13. 上部カバーを交換します (上部カバーの交換: 2145-SV1の説明を参照)。
  14. ノードをラックから取り外した場合は、ラック内へのノードの再取り付け: 2145-SV1の記述に従ってノードをラック内の元の位置に戻します。
  15. ファイバー・チャネル・ケーブル、SAS ケーブル、またはイーサネット・ケーブルを取り外した場合は、各ケーブルに付けたラベルを使用して、これらのケーブルを取り外したときと同じポートに接続します。
  16. 電源コードを交換してください。コードが再接続されると、ノードの電源がオンになります。
  17. ノード状況 LED が安定するまで少なくとも 5 分間待ってから、さらに処置があればそれを実行してください。
    この手順は、完了までに最長 2 時間かかることがあります。
    注:
    • ノード状況、ノード障害、バッテリー状況の各 LED が 5 分より長い時間オフのままである場合は、モニターと USB キーボードを接続してデフォルトのブート順序を変更してください。
    • 修復が成功した場合、ノード障害 LED がオンになり、ノード・エラー 545 がサービス・アシスタント GUI で表示されます。
      • ノード・エラー 545 は、panel_id に使用されるメイン・ボード上のノードのシリアル番号が、2 つのブート・ドライブのそれぞれのノードのシリアル番号に一致しないことを意味します。
      • サービス・アシスタント GUI または sainfo lsbootdrive CLI コマンドを使用してシリアル番号の確認を行ってください。
        • メイン・ボード上のノードのシリアル番号は、panel_id として表示される 0000000 (7 つのゼロ) である。
        • 各ブート・ドライブ・スロットのノードのシリアル番号が、このノードの前面にある MT-M S/N ラベルの番号と同じである。
      • 上記の 2 つの条件が満たされていた場合は、サービス・アシスタント GUI または次の CLI コマンドを使用して、メイン・ボード上のノードのシリアル番号を変更します。
        satask chvpd -type 2145-SV1 -serial  <MT-M S/N ラベル上の S/N 値>
      • ノードがリブートします。
      • ノード・エラーがなければ、ノードが始動し、以前にシステムに属していた場合はシステムに再結合します。ノードによりシステムが再結合されている場合、ノード状況 LED は点灯しています。
    • ノード・エラー 543 が表示された場合は、以下の項目を確認してください。
      • メイン・ボード上のマシン・シリアル番号が 0000000 である場合、ノード・エラー 543 は、各ブート・ドライブ上のノードのシリアル番号のコピー同士が一致しないことを意味しています。これは、ノードのシリアル番号が欠落しているために、シリアル番号をブート・ドライブから読み取れなかった場合に発生することがあります。
      • サービス・アシスタント GUI または sainfo lsbootdrive CLI コマンドを使用して、各ブート・ドライブ・スロットの状態を確認してください。
        例えば、sainfo lsbootdrive からの出力で以下のように表示されます。
        • メイン・ボード上のノード番号は、panel_ID として表示される 0000000 (7 つのゼロ) である。
        • 一方のブート・ドライブ・スロットのノードのシリアル番号は、このノードの前面にある MT-M S/N ラベルに記されているものと同じである。
        • 他方のブート・ドライブ・スロットの状況は、未初期化である。
        上記の 3 つの条件が満たされていた場合にのみ、サービス・アシスタント GUI または次の CLI コマンドを使用して、未初期化のブート・ドライブを初期化してください。
        satask rescuenode
        • ノードがリブートします。
        • このノードについて、ノード・エラー 545 がサービス・アシスタント GUI で表示されます。
        • ノードのシリアル番号を書き込みます。
    • 修復は正常に行われたが、ノードがシャットダウン前にその状態データを保存できなかった場合は、ノードはノード・エラー 578 を表示します。管理 GUIを使用したクラスター化システムからのノードの削除の手順に従って、ノードをクラスターから削除します。その後、ノードを元のクラスターに追加します。複数のノードに障害が起きた場合、各ノードが元の入出力グループに追加されて戻されたことを確認してください。