addvolumecopy
addvolumecopy コマンドは、既存のボリュームにコピーを追加するために使用します。標準トポロジー・システムでは、このコマンドを使用して既存のボリュームにミラーリングされたコピーを追加できます。拡張トポロジー・システムまたは HyperSwap® トポロジー・システムでは、このコマンドを使用して、既存の基本ボリュームのコピーを 2 番目のサイトに追加することにより、そのボリュームを高可用性ボリュームに変換できます。
構文
パラメーター
- (必須) 新規ボリューム・コピーを作成するストレージ・プールを指定します。
- (オプション) 新規ボリューム・コピーがキャッシュされる入出力グループを指定します。注: このパラメーターは HyperSwap ボリュームを作成しているときにのみ適用され、システム・トポロジーは入出力グループは、指定されているストレージ・プールと同じサイトになければなりません。
hyperswapであることが必要です。 - (オプション) ボリューム・コピーのキャッシング・オプションを指定します。有効な項目には、以下のものがあります。
readwriteボリュームのキャッシュを有効にする。readonlyは、ボリュームの読み取りキャッシュを許可しますが、書き込みキャッシュは無効にします。noneボリュームのキャッシュ・モードを無効にする。
注: このパラメーターは HyperSwap ボリュームを作成しているときにのみ適用され、システム・トポロジーはhyperswapであることが必要です。 - (オプション) ボリューム・コピーを (任意のトポロジー上に) イメージ・モードで作成することを指定し、現在未使用のどの MDisk を使用するかを指定します。
- (オプション) ボリューム・コピーをシン・プロビジョニングで作成することを指定します。このパラメーターは、-compressed と一緒に指定することはできません。注: -thin パラメーターも -compressed パラメーターも指定しない場合、システムは標準プロビジョニング・ボリューム・コピーを作成します。
- (オプション) ボリューム・コピーを圧縮コピーとして作成することを指定します。 このパラメーターは、-thin と一緒に指定することはできません。
- (オプション) 重複排除ボリュームを追加します。-deduplicated を指定する場合、これはシン・ボリュームまたは圧縮ボリュームのみに適用されるため、-thin または -compressed も指定する必要があります。注: データ重複排除は、データ削減ストレージ・プールでのみ機能します。通常ストレージ・プール内に圧縮ボリュームもボリューム・コピーも存在しない場合、入出力グループに作成できるのは重複排除ボリュームとボリューム・コピーのみです。
- (オプション) ボリュームが、シン・プロビジョニング・ボリュームおよび圧縮ボリュームのバッファーとして予約しようとするプール容量を指定します。 このパラメーターと一緒に、-thin または -compressed のいずれかを指定する必要があります。
- (オプション) ボリューム・コピーに対して警告エラー・ログが生成される時点のしきい値を指定します。シン・プロビジョニング・コピーまたは圧縮コピー上の使用済みディスク容量が、指定されたしきい値を超えた時に、警告が生成されます。warning_capacity を使用してサイズを指定することにより、しきい値を指定できます。このサイズは、-unit パラメーターを指定しなければ、デフォルトで MB になります。注: warning_percentage% を指定して、ボリューム・サイズのパーセンテージを使用することもできます。警告しきい値を指定しない場合、デフォルト値の
80%が使用されます。警告を無効にするには、0を指定します。このパラメーターと一緒に、-thin または -compressed のいずれかを指定する必要があります。
- (オプション) Specifies the data units for the -buffersize and -warning parameters.
- (オプション) ボリューム・コピーへの書き込み時にボリューム・コピーが自動的に拡張されないことを指定します。つまり、使用済み容量が増えると、使用可能なバッファー容量が減ります。バッファー容量が消費されると、コピーはオフラインになります。
expandvdisksize -rsizeを指定すると、バッファー容量を増やすことができます。 このパラメーターと一緒に、-thin または -compressed のいずれかを指定する必要があります。このキーワードを指定しない場合、コピーへの書き込み時にコピーは自動的に拡張されます。 - (オプション) シン・プロビジョニング・ボリュームのグレーン・サイズ (KB) を設定します。FlashCopy® マッピング内でシン・プロビジョニング・ボリュームを使用する場合は、パフォーマンスを最適にするためにマップ・グレーン・サイズと同じグレーン・サイズを使用してください。シン・プロビジョニング・ボリュームをホスト・システムで直接使用している場合は、小さいグレーン・サイズを使用してください。グレーン・サイズの値は、
32KB、64KB、128KB、256KB のいずれかにする必要があります。デフォルトは256KB です。 - (オプション) HyperSwap ボリュームを作成するときに、このパラメーターを指定すると、マスター・ボリュームは、割り当てられたアクセス入出力グループで別の SCSI LUN ID を持つことができます。
- (必須) ボリューム・コピーの追加先のボリュームを指定します。
- (オプション) 指定される場合、このフラグにより、オブジェクトは不整合な所有権に属することができます。
説明
addvolumecopy コマンドは、既存のボリュームにコピーを追加するために使用します。新規ボリューム・コピーは現行コピーと同期化されます。
一部のノード・タイプでは、入出力グループのデータ削減ストレージ・プール内に圧縮ボリューム・コピーを作成することができます。 データ削減プール内の圧縮ボリューム・コピーは、ノード・タイプが V5030、V7000、または SVC である入出力グループ内にのみ作成できます。シン・プロビジョニング・ボリューム・コピーは、すべてのノード・タイプで作成することができます。 また、データ削減ストレージ・プールでは、ボリュームが標準プロビジョニング・ボリューム・コピーを持つことができます。
ボリューム・コピーをデータ削減ストレージ・プール内に作成する場合、-buffersize を指定することはできません。 -thin または -compressed を指定して、シン・プロビジョニングまたは圧縮を有効にしてください。
データ削減ストレージ・プールからシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーまたは圧縮ボリューム・コピーを作成する場合、-noautoexpand を指定することはできません。
データ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリュームあるいは圧縮ボリュームで、ボリュームのキャッシュ・モードが none または readonly である場合は、ボリューム・コピーを作成することができません。chvdisk を指定して、ボリュームのキャッシュ・モードを readwrite に変更する必要があります。
データ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーまたは圧縮ボリューム・コピーに -warning を指定することはできません。
データ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーおよび圧縮ボリューム・コピーに -grainsize を指定することはできません。 このタイプのボリューム・コピーは、8 KB のサイズで作成されます。
データ削減ストレージ・プールがオフラインで、リカバリーが必要な場合、データ削減プール内にシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーまたは圧縮ボリューム・コピーを作成することはできません。リカバリーが進行中の場合は、リカバリーが完了し、プールが online 状態になるまで待つ必要があります。
標準トポロジー・システムでは、このコマンドを使用して既存のボリュームにミラーリングされたコピーを追加できます。
ボリュームの既存のコピーと同じサイトにボリューム・コピーを作成することはできません。このコマンドは自動的に、キャッシュ入出力グループを、そのボリュームのアクセス入出力グループ・セットに追加します。
HyperSwap ボリュームを作成するときに、システムは、すべてのアクセス入出力グループで同じ SCSI LUN ID をマスター・ボリュームに割り当てようとします。すべてのアクセス入出力グループで同一の SCSI LUN ID を使用できない場合、コマンドは失敗します。 システムがアクセス入出力グループで同一でない SCSI LUN ID を割り振ることを許可するには、-allowmismatchedscsiids パラメーターを使用します。各アクセス入出力グループで使用できる最も低い値が使用されます。 すべてのアクセス入出力グループで同じにならない場合があります。 ホストがこの構成をサポートしていることを確認してください。
シナリオ 1
入出力グループで以下が該当する場合、次のようになります。- 8 GB ノードが少なくとも 1 個含まれている。
- データ削減プール内にシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームが少なくとも 1 つ含まれている。
- その入出力グループの FlashCopy ビットマップ・サイズが 1.5 GB より大きく設定されている。
シナリオ 2
データ削減プール内にシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームを作成する場合、そのプールには、ホストの SCSI マップ解除操作を追跡する追加ボリュームを作成するのに十分な容量が必要です。この容量が使用可能でない場合、コマンドは失敗します。シナリオ 3
シン・プロビジョニングでスペース不足や破損が起こっているため、またはシン・プロビジョニングのもとにあるコンポーネントがプール内のボリュームをオフラインのままにしているために、データ削減プール内にオフラインのシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームが存在する場合、データ削減プールにボリュームを作成できません。既存のボリュームへのボリューム・コピーの追加
addvolumecopy -pool 2 volume5詳細な結果出力
No feedback既存のボリュームへのシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーの追加
addvolumecopy -pool site2pool1 -thin 0詳細な結果出力
No feedback標準プロビジョニング・イメージ・モード・ボリューム・コピーの追加
addvolumecopy -image mdisk12 -pool 3 volume2詳細な結果出力
No feedbackシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーの追加
addvolumecopy -pool paulgilbertl7 -thin thinvdisk3
詳細な結果出力
No feedback
重複排除ボリューム・コピーを追加するための呼び出し例
addvolumecopy -pool datareductionpool10 -thin -deduplicated deduplicatedvolume6
結果出力:
Vdisk [6] copy [1] successfully created
