システム状態

システムの状態はすべての構成データと内部データを保持します。システム状態の情報は、揮発性メモリーに保持されます。

ノードの電源に障害が発生し、バックアップ用の給電部が使用可能でない場合、システム状態の情報は失われ、結果的にデータ損失が発生する可能性があります。データ損失を防ぐには、各ノードに無停電電源装置 (UPS) から電源が供給されるようにしてください。 メインラインの電源に障害が発生した場合、UPS によって電源が供給され、時間の猶予が与えられるため、svctask stopsystem コマンドを発行し、確認メッセージを受け入れるために「yes」と応答し、システムのシャットダウン・プロセスを開始できます。システムがシャットダウンしているとき、ノードはボリュームにアクセスできません。ただし、データは失われません。UPS が電源を供給する間、ノードはメモリーに保持されているキャッシュ・データと構成情報をそのブート・ドライブに書き込みます。ノードの UPS は、シャットダウン・プロセスを完了できる十分な電力を供給できなければなりません。
  • ブート・ドライブが HDD ドライブの場合は、少なくとも 3 分必要です。
  • ブート・ドライブが SSD ドライブの場合は、少なくとも 2 分 30 秒必要です。
重要: システムをシャットダウンするための svctask stopsystem コマンドの発行と確認メッセージの受け入れ (またはそのコマンドを自動的に発行する外部システムの作成) を行わない場合、システム・データが失われる可能性があります。ノードにシャットダウン・プロセスを完了するための十分な電力がない場合、データが失われる可能性もあります。

図 1 は、4 つのノードが入っているシステムの例を示しています。ノード 1 が構成ノードとして選択されます。構成ノードは、システム状態の更新を制御するノード・キャニスターであると見なすことができます。構成ノードに障害が起こると、システムは新しいノードを選択してその役割をテークオーバーすることができます。構成または内部システム・データに対して変更が行われると、同じ変更がすべてのノード・キャニスターに対して適用されます。状態を基にして実行されるこのクラスタリング・モデルでは、システム内のすべてのノードがいつでも正確なシステム状態を知り、それを維持することができます。

  1. ユーザー要求 (1) が行われ、その結果としてシステム構成が変更されます。
  2. 構成ノード (ノード 1) がシステム状態に対する更新を制御します (2)。
  3. 次に、構成ノードは状態の変更をすべてのノード・キャニスター (ノード 1 を含む) に転送します。それにより、すべてのノードが同時に状態の変更を行います (3)。
図 1. システム、ノード、およびシステム状態の関係
この図は、システムの構成ノード、ノード、およびシステム状態を示しています。