iSCSI 接続ホストと連動するようにシステムを構成するには、いくつかのタスクを実行する必要があります。この作業には、システムを構成する前に、ホスト・システム上で行う一般的な作業が含まれます。
始める前に
システム上で構成作業を実行する前に、ホスト・システム上ですべての iSCSI 関連の構成を完了させておくことが重要です。一部のシステムは、iSER 接続もサポートします。iSER 接続ホストを使用する場合は、この機能を使用する前に、サポートおよびインストールの要件を確認してください。
システムは、さまざまなホスト・マシンをサポートしているため、特定のホストに関する具体的な指示および要件については資料を参照してください。サポートされているホストのリストは、次の Web サイトを参照してください。
www.ibm.com/support
このタスクについて
iSCSI または iSER 用にシステムを構成するには、ホスト・システム上で以下の一般的な作業を実行します。
- ソフトウェア・ベースの iSCSI イニシエーターを選択して、iSCSI または iSER のドライバーのインストールを確認します。
- 必要な場合、ホスト・システム用のマルチパス・ドライバーをインストールして構成します。
さらに、ご使用のシステムの iSCSI 名または iSER 名 (修飾名 (IQN) など) の命名規則を判別します。ホストは ・ノードに接続するために iSCSI 名または iSER 名を使用します。例えば、各ノードは固有の IQN を持ち、その IQN の一部としてシステム名とノード名が使用されます。
ポート IP アドレスは、iSCSI 接続ホストが入出力を処理するために使用する IP アドレスです。ホスト・ポート・グループ ID は自動的にポートに割り当てられます。
ホスト・ポート・グループは、同じ最大ポート速度の複数のポートをグループ化して、ホストによってディスカバーされるポートが 4 つを超えないようにします。
手順
- IPv4 アドレスを持つノードの指定のイーサネット・ポートに対して新規のポート IP アドレスを構成するには、次のコマンド・ライン・インターフェース (CLI) コマンドを入力します。
cfgportip -node -ip ipv4addr
-gw ipv4gw -mask subnet_mask -failover -vlan vlan_id port_id
ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv4addr はイーサネット・ポートの IPv4 アドレス、ipv4gw は IPv4 ゲートウェイ IP アドレス、subnet_mask は IPv4 サブネット・マスクを示し、port_id はイーサネット・ポート ID (1 または 2) を指定します。ポートのリストを表示するには、lsportip コマンドを使用します。
オプションの -failover パラメーターは、その IP がフェイルオーバー IP であり、パートナー・ノードに関連していることを指定します。指定されたノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによってアドレスが構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー・アドレスが提示されます。 コマンドが入力されたときに入出力グループ内の 2 つのノードがオンラインである場合は、パートナー・ノードに対して他方のノードによってこのアドレスが提示されます。
オプションの -vlan パラメーターは、iSCSI ホスト接続用に構成された IPv4 アドレスの仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) ID を設定します。
-vlan パラメーターについて詳しくは、CLI を使用した iSCSI 用の VLAN の構成に関する情報を参照してください。
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IPv6 アドレスを持つノードの指定のイーサネット・ポートに対して新規のポート IP アドレスを構成するには、次の CLI コマンドを入力します。
cfgportip -node node_name | node_id -ip_6 ipv6addr
-gw_6 ipv6gw -prefix_6 prefix -failover -vlan_6 vlan_id port_id
ここで、node_name | node_id は構成中のノードの名前または ID を指定し、ipv6addr はイーサネット・ポートの IPv6 アドレス、ipv6gw は IPv6 ゲートウェイ IP アドレス、subnet_mask は IPv6 サブネット・マスクを示し、port_id はイーサネット・ポート ID (1 または 2) を指定します。ポートのリストを表示するには、lsportip コマンドを使用します。
オプションの -failover パラメーターは、その IP が、パートナー・ノードに関連しているフェイルオーバー IP であることを指定します。指定されたノードが入出力グループ内の唯一のオンライン・ノードである場合は、このノードによってアドレスが構成および提示されます。入出力グループ内のもう 1 つのノードがオンラインになると、そのノードによってフェイルオーバー・アドレスが提示されます。 コマンド入力時に入出力グループ内の 2 つのノードがオンラインである場合は、指定されたノードに対し、他方のノードによってこのアドレスが提示されます。
オプションの -vlan_6 パラメーターは、iSCSI ホスト接続用に構成された IPv6 アドレスの仮想ローカル・エリア・ネットワーク (VLAN) ID を設定します。
-vlan パラメーターについて詳しくは、CLI を使用した iSCSI 用の VLAN の構成に関する情報を参照してください。
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IP 構成後、host_port_group_id は、iSCSI ポートに自動的に割り当てられ、以下の基準で構成されます。
- host_port_group_id は、整数で指定されるポートが自動的にグループ化されたものです。ホスト・ポート・グループ ID は、入出力グループ間で固有です。
- 各ホスト・ポート・グループ ID には、最大 4 つのポートが含まれます。
- 1 つのホスト・ポート・グループ ID 内のポートの速度はすべて同じです。
- フェイルオーバー・ポートには同一のホスト・ポート・グループ ID が割り当てられます。host_port_group_id が既にフェイルオーバー・ポートに割り当てられている場合、同じ host_port_group_id がローカル・ポートに割り当てられます。
- -host フラグを yes に設定すると、host_port_group_id が割り当てられます。ホスト・フラグが no に設定されているポートで、ホスト・フラグを yes に設定すると、ポートに host_port_group_id が割り当てられます。
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ノード・イーサネット・ポートから iSCSI IP アドレスを削除するには、以下の CLI コマンドのいずれかを入力します。
次のコマンドは、指定された iSCSI イーサネット・ポートの IPv4 構成を削除します。rmportip -failover
-node node_name | node_id port_id
ここで、node_name | node_id は、IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。イーサネット・ポートの有効値をリストするには、lsportip コマンドを入力します。 オプションの -failover パラメーターは、指定されたデータがフェイルオーバー・データであることを示します。
次のコマンドは、指定された iSCSI イーサネット・ポートの IPv6 構成を削除します。
rmportip -ip_6 -failover
-node node_name | node_id port_id
ここで、-ip_6 は、このコマンドが IPv6 構成を除去することを示し、node_name | node_id は IP アドレスが除去されるイーサネット・ポートを持つノードの名前または ID を指定し、port_id はイーサネット・ポート ID を指定します。イーサネット・ポートの有効値をリストするには、lsportip コマンドを入力します。 オプションの -failover パラメーターは、指定されたデータがフェイルオーバー・データであることを示します。
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各 iSCSI ポートについて、他のパラメーターに加えてホスト・ポート・グループ ID を表示するには、lsportip コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、指定されたポートの詳細ビューが表示されます。
lsportip Ethernet_port_id
ここで、
Ethernet_port_id は、指定するポートです。パラメーター
host_port_grp_id は、ホスト・ポート・グループ ID の値を表示します。
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ポートのすべての IP アドレスが削除された後、ポートに関連付けられているホスト・ポート・グループ ID は削除されます。ホスト・ポート・グループ ID は、ポートで -host フラグの設定が yes から no に変更された場合にも削除されます。
次のタスク
IP アドレスを構成した後、オプションで複数の iSCSI 項目を作成または構成できます。