mkvdisk

mkvdisk コマンドを使用して、順次、ストライプ、またはイメージ・モードのボリューム・オブジェクトを作成します。これらのオブジェクトはホスト・オブジェクトにマップされると、ホストが入出力操作を行えるディスク・ドライブと見なされます。下記の最初の構文図は、ストライプ・ボリュームまたは順次ボリュームを表していて、2 番目の構文図はイメージ・モード・ボリュームを表していることに注意してください。高可用性ボリュームを簡単に作成する方法として、mkvolume コマンドを使用します。これには、stretched トポロジーと hyperswap トポロジーが含まれます。イメージ・モード・ボリュームの簡単な作成方法として mkimagevolume コマンドを使用し、管理対象ディスクから既存のデータをインポートします。

注: 最初の構文図は、順次モードまたは ストライプ・モードのボリュームの作成を表しています。 2 番目の構文図は、イメージ・モード・ボリュームの作成を表しています。

構文

順次 モード・ボリュームまたはストライプ・モード・ボリュームを作成します。

構文図を読む構文図をスキップする mkvdisk -mdiskgrp mdisk_group_id_listmdisk_group_name_list -udidvdisk_udid -vtype stripedseq -iogrpio_group_idio_group_name-accessiogrpiogrp_id_listiogrp_name_list-sizedisk_size-fmtdisk-nofmtdisk-rsizedisk_sizedisk_size_percentage%auto -warning disk_sizedisk_size_percentage%-rsize (continued) -autoexpand-grainsize3264128256-deduplicated-compressed-copies num_copies-createsync-syncratesyncrate-mirrorwritepriority latency  redundancy -mdiskmdisk_id_listmdisk_name_list-nodenode_namenode_id-unitmbbkbgbtbpb-namenew_name_arg-cachereadwritereadonlynone-tiertier0_flashtier1_flashtier_enterprisetier_nearlinetier_scm-easytier on  off 

image モード・ボリュームを作成します。

構文図を読む構文図をスキップする mkvdisk -mdiskgrp mdisk_group_idmdisk_group_name -vtype image -mdisk mdisk_id_listmdisk_name_list  -iogrpio_group_idio_group_name-accessiogrpiogrp_id_listiogrp_name_list-sizedisk_size-accessiogrpiogrp_id_listiogrp_name_list-fmtdisk-nofmtdisk-rsizedisk_sizedisk_size_percentage%auto-warningdisk_sizedisk_size_percentage%-rsize (continued) -autoexpand-grainsize3264128256-deduplicated-import-copies num_copies-createsync  -syncrate syncrate-mirrorwriteprioritylatencyredundancy-udid vdisk_udid-nodenode_namenode_id-unitmbbkbgbtbpb-namenew_name_arg-cachereadwritereadonlynone-easytier on  off 

パラメーター

-mdiskgrp mdisk_group_id_list | mdisk_group_name_list
(必須) このボリュームを作成するときに使用する ストレージ・プール を 1 つ以上指定します。複数のコピーを作成している場合は、コピーごとに 1 つのストレージ・プールを指定する必要があります。 1 次コピーは、リスト内の最初のストレージ・プールから割り振られます。
-udid vdisk_udid
(オプション) ディスクの装置番号 udid を指定します。udid は、OpenVMS ホストをサポートするために必要な ID で、他のシステムはこのパラメーターを使用しません。有効なオプションは、10 進数の 0 から 32,767 まで、または 16 進数の 0 から 0x7FFF までです。 16 進数の場合、必ず 0x を前に付ける必要があります (例: 0x1234)。
-vtype seq | striped | image
(オプション) 仮想化タイプを指定します。 順次モードまたはイメージ・モード・ボリュームを作成する場合は、-mdisk パラメーターも指定する必要があります。データ削減プール内で -vtype seq-vtype image を使用することはできません。 デフォルトの仮想化タイプはストライプ (striped) です。
-iogrp io_group_id | io_group_name
(オプション) このボリュームを関連付ける入出力グループ (ノード・ペア) を指定します。-node を指定する場合、-iogrp も指定する必要があります。
要確認:
  • 入出力グループの最初の圧縮ボリューム・コピーを作成し、圧縮をアクティブにします。
  • 圧縮ボリュームをサポートしないノードが 1 つでも含まれる入出力グループには、圧縮されたボリューム・コピーを作成することも移動することもできません。 ボリューム・コピーを移動するには、別の入出力グループを選択する必要があります (ただし、リカバリー入出力グループへの移動には影響しません)。
-accessiogrp iogroup_id_list | iogroup_name_list
(オプション) ボリューム入出力グループのアクセス・セットのメンバーを指定します。 このオプションが指定されない場合、キャッシュ入出力グループのみがボリューム入出力グループのアクセス・セットに追加されます。 このオプションが指定される場合、-iogrp オプションも指定する必要があり、入出力グループのアクセス・セットに -iogrp パラメーターで指定された入出力グループが含まれている必要があります。
-size disk_size
(順次またはストライプ・ボリュームを作成する場合は必須) (イメージ・ボリュームを作成する場合はオプション) ボリュームの容量を指定します。この容量は、単位の値と共に使用されます。すべての容量は、変更を含めて、512 バイトの倍数でなければなりません。指定する容量が 512 の倍数でないと、エラーが発生します。これが発生するのは、バイト単位 (-b) が使用されている場合に限られます。ただし、一部だけ使用されている場合でも、エクステント全体が予約されます。デフォルトの容量は、MB 単位です。容量を 0 に指定することもできます。 サイズは、論理ブロック・アドレス (LBA) サイズの倍数をバイト単位で指定してください。
注: イメージ・モード・ディスクを作成するときに -size パラメーターを指定しないと、MDisk の容量全体が使用されます。
-fmtdisk
(オプション) ボリュームをフォーマットすることを指定します。このパラメーターは、いずれのボリュームにも不要になりました。
標準プロビジョニング・ボリュームを作成する場合は、このパラメーターは不要です。-nofmtdisk パラメーターが指定されない限り、フォーマット操作は、標準プロビジョニング・ボリュームに自動的に適用されます。フォーマット操作は、このボリュームの作成後に、そのボリュームを構成するエクステントをすべてゼロに設定します。このプロセスは、その新しいボリューム上でのホスト入出力操作と同時に、バックグラウンドで実行されます。
要確認: フォーマットは、デフォルトで、単一コピー・ボリューム、標準プロビジョニング・ボリューム、および非イメージ・モード・ボリュームに対してオンになっています。イメージ・モード・ボリュームをフォーマット設定することはできません。

フォーマット操作は、非同期的に完了します。 lsvdiskprogress コマンドを使用して、状況を照会できます。このパラメーターは、-vtype image パラメーターと一緒に指定することはできません。

シン・プロビジョニング・ボリュームを作成する場合は、このパラメーターは不要です。シン・プロビジョニング・ボリュームは、書き込まれていないエクステントに対してゼロを返します。フォーマット操作は不要です。このパラメーターは、デフォルトで、ミラーリングされたコピーの同期化も行います。

-nofmtdisk
(オプション) 新しいボリュームに対するフォーマットをオフにするよう指定します。
要確認: フォーマットは、デフォルトで、単一コピー・ボリューム、標準プロビジョニング・ボリューム、および非イメージ・モード・ボリュームに対してオンになっており、このパラメーターを指定することで、オフにできます。
-rsize disk_size | disk_size_percentage% | auto
(オプション) シン・プロビジョニング・ボリュームや圧縮ボリュームに初期に割り振られる物理スペース量を定義します。このパラメーターは、ボリュームをシン・プロビジョニング・ボリュームにします。これを指定しないと、ボリュームは標準プロビジョニングになります。disk_size | disk_size_percentage 値は、整数または整数とその直後に続くパーセント文字 (%) を使用して指定します。 disk_size に設定する整数の単位は -unit パラメーターで指定します。デフォルトは MB です。-rsize 値は、ボリュームのサイズ以上または以下にすることができます。 auto オプションは、MDisk 全体のサイズを使用するボリューム・コピーを作成します。

-rsize auto オプションを指定する場合は、-vtype image オプションも指定する必要があります。-import を指定する場合、-rsize を指定する必要があります。

ボリュームがデータ削減ストレージ・プール内にある場合、mkvdisk では -rsize パラメーターの値は無視されます。単にそのパラメーターの有無によって、ディスクがデータ削減ボリューム・コピーであるかシック・ボリューム・コピーであるかが判別されます。

-warning disk_size | disk_size_percentage%
(オプション) -rsize パラメーターも指定する必要があります。 ボリューム・コピーに対して警告エラー・ログが生成される時点のしきい値を指定します。シン・プロビジョニング・コピー上の使用済みディスク容量が、指定されたしきい値を初めて超えた時に、警告が生成されます。
注: データ削減プール内のシン・プロビジョニング・ボリュームおよび圧縮ボリュームには、このパラメーターを指定することができません。
disk_size には整数を指定することができます。これは、-unit パラメーターが指定されなければ、デフォルトで MB になります。あるいは、disk_size% を指定することができます。これは、ボリューム・サイズのパーセンテージです。
重要: -autoexpand が有効であるか無効であるかにより、次のようになります。
  1. 有効であると、-warning デフォルト値はボリューム容量の 80% になります。
  2. 無効であると、-warning デフォルト値は実容量の 80% になります。
警告を無効にするには、0 を指定します。
-autoexpand
(オプション) シン・プロビジョニング・コピーが、ストレージ・プールから新規エクステントを割り振ることによって、実容量を自動的に拡張することを指定します。 -rsize パラメーターも指定する必要があります。-autoexpand パラメーターを指定する場合、-rsize パラメーターには、コピーによって予約される容量を指定します。これは、コピーのストレージ・プールでスペース不足になったときに、ストレージ・プールが最初にこの予約済みスペースを消費するようにして、コピーがオフラインになることを防ぎます。

このパラメーターが、イメージ・モード・コピーに即時に影響を及ぼすことはありません。 しかし、後で、イメージ・モード・コピーが管理対象モードにマイグレーションされると、このコピーは自動的に拡張されます。

-grainsize 32 | 64 | 128 | 256
(オプション) シン・プロビジョニング・ボリュームのグレーン・サイズ (KB) を設定します。このパラメーターを指定するときは、-rsize パラメーターも指定する必要があります。FlashCopy® マッピング内でシン・プロビジョニング・ボリュームを使用する場合は、パフォーマンスを最適にするためにマップ・グレーン・サイズと同じグレーン・サイズを使用してください。シン・プロビジョニング・ボリュームをホスト・システムで直接使用している場合は、小さいグレーン・サイズを使用してください。グレーン・サイズの値は、32 KB、64 KB、128 KB、または 256 KB である必要があります。デフォルトは 256 KB です。

作成するボリュームがデータ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリュームである場合、-grainsize パラメーターは使用できません。このタイプのボリュームは、8 KB のグレーン・サイズで作成されます。

-deduplicated
(オプション) 重複排除ボリュームを作成します。-deduplicated を指定する場合、これはシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームにのみ適用されるため、-rsize も指定する必要があります。
注: データ重複排除は、データ削減ストレージ・プールでのみ機能します。通常ストレージ・プール内に圧縮ボリュームもボリューム・コピーもない場合、入出力グループに作成できるのは重複排除ボリュームとボリューム・コピーのみです。
-compressed
(オプション) ボリュームで圧縮が使用可能になるようにします。 このパラメーターは、-rsize と一緒に指定する必要があります。-grainsize と一緒に指定することはできません。
-import
(オプション) MDisk からシン・プロビジョニング・ボリュームをインポートします。-import を指定する場合、-rsize も指定する必要があります。
-copies num_copies
(オプション) 作成するコピーの数を指定します。num_copies 値には 1 または 2 を指定できます。この値を 2 に設定すると、ミラーリングされたボリュームが作成されます。 デフォルト値は 1 です。
-createsync
(オプション) 同期化してコピーを作成します。このパラメーターは、すでに MDisk がフォーマット済みであるか、ボリュームの未書き込み領域に対する読み取り固定が不要な場合に使用します。
-syncrate syncrate 
(オプション) コピー同期速度を指定します。値ゼロ (0) を指定すると、同期化は回避されます。デフォルト値は 50 です。サポートされる -syncrate 値および対応する速度については、表 2 を参照してください。このパラメーターは、標準プロビジョニング・ボリュームまたはミラーリングされたボリュームが同期前にフォーマットする速度を変更する場合に使用します。
-mirrorwritepriority latency | redundancy
(オプション) ミラー書き込みアルゴリズムの優先順位を構成する方法を指定します。 指定されない場合、デフォルト値は latency です。
  1. latency を選択した場合、書き込み入出力 (I/O) に対する応答が遅いコピーでは、他方のコピーが正常にデータの書き込みを完了すると非同期になり、書き込み入出力は完了します。
  2. redundancy を選択した場合、書き込み入出力に対する応答が遅いコピーでは、応答が遅い方の入出力が完了したときに書き込み入出力を完了し、同期状態を維持します。
-mdisk mdisk_id_list | mdisk_name_list
(オプション) 1 つ以上の管理対象ディスクを指定します。 順次モードおよびイメージ・モード・ボリュームの場合、MDisk 数はコピー数と一致していなければなりません。順次モードのボリュームでは、各 MDisk は、特定のストレージ・プールに属していなければなりません。ストライプ・ボリュームについては、-copies 値が 1 より大きい場合は、-mdisk パラメーターを指定できません。

単一コピーのストライプ・ボリュームを作成する場合は、ストライプ対象となる MDisk のリストを指定できます。

非管理モードの MDisk を指定するには、このパラメーターを使用する必要があります。

-node node_id | node_name
(オプション) このボリュームへの入出力操作の優先ノード ID またはノード名を指定します。 -node パラメーターを使用して、優先アクセス・ノードを指定できます。-node を指定する場合、-iogrp も指定する必要があります。
注: このパラメーターは、マルチパス・デバイス・ドライバーによって評価されます。 このパラメーターが指定されていない場合、システムはデフォルトを選択します。
-unit b | kb | mb | gb | tb | pb
(オプション) -size パラメーターおよび -rsize パラメーターで指定される容量と一緒に使用するデータ単位を指定します。デフォルトの単位は MB です。
-name new_name_arg
(オプション) 新規のボリュームに割り当てる名前を指定します。
-cache readwrite | readonly | none
(オプション) ボリュームのキャッシング・オプションを指定します。 有効な項目には、以下のものがあります。
  • readwrite ボリュームのキャッシュを有効にする。
  • readonly ボリュームの読み取りキャッシュは許可するが、書き込みキャッシュは無効にする。
  • none ボリュームのキャッシュ・モードを無効にする。

デフォルトは readwrite です。

-tier tier0_flash | tier1_flash | tier_enterprise | tier_nearline | tier_scm
(オプション) イメージ・モード・コピーが追加されるときの MDisk Tier を指定します。
tier0_flash
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームの tier0_flash ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
tier1_flash
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームに対して、tier1_flash (またはフラッシュ・ドライブ) ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
tier_enterprise
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームの tier_enterprise ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
tier_nearline
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームの tier_nearline ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
tier_scm
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームの tier_scm ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
ssd
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームに対して、SSD (またはフラッシュ・ドライブ) ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
ニアライン (nearline)
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームに対して、ニアライン・ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
エンタープライズ (enterprise)
新規にディスカバーされたボリュームまたは外部ボリュームに対して、エンタープライズ・ハード・ディスクまたは外部 MDisk を指定します。
注: このコマンドを使用して 2 つのイメージ・モード・コピーを持つミラーリング済みボリュームを作成する場合、このアクションは両方のコピーに適用されます。
-easytier on | off
IBM® Easy Tier® 機能でこのボリュームのエクステントを移動できるかどうかを決定します。
注: -easytier パラメーターの後に、on または off のいずれかを続けて指定する必要があります。
  • on に設定すると、Easy Tier 機能はアクティブになります。
  • off に設定すると、Easy Tier 機能は非アクティブになります。

Easy Tier 機能が有効にされており、ボリューム・コピーがストライプであり、マイグレーション中でない場合、次の表が適用されます。

表 1. ストレージ・プールおよびボリュームの Easy Tier 設定
ストレージ・プール Easy Tier 設定 ストレージ・プール内の Tier の数 ボリューム・コピー Easy Tier 設定 ボリューム・コピー Easy Tier 状況
オフ 1 つ オフ 非アクティブ (注 1 を参照)
オフ 1 つ オン 非アクティブ (注 1 を参照)
オフ 2 つ オフ 非アクティブ (注 1 を参照)
オフ 2 つ オン 非アクティブ (注 1 を参照)
Measure 1 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
Measure 1 つ オン 測定 (注 2 を参照)
Measure 2 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
Measure 2 つ オン 測定 (注 2 を参照)
Auto 1 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
Auto 1 つ オン 平衡 (注 3 を参照)
Auto 2 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
Auto 2 つ オン アクティブ (注 4 を参照)
オン 1 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
オン 1 つ オン 平衡 (注 3 を参照)
オン 2 つ オフ 測定 (注 2 を参照)
オン 2 つ オン アクティブ (注 4 を参照)
注:
  1. ボリューム・コピーの状況が inactive である場合、そのボリューム・コピーの Easy Tier 機能は使用不可です。
  2. ボリューム・コピーの状況が measured である場合、Easy Tier 機能はボリュームの使用統計を収集しますが、自動データ配置はアクティブではありません。
  3. ボリューム・コピーの状況が balanced である場合、Easy Tier 機能によってそのボリューム・コピーのパフォーマンスに基づくプール平衡化が有効です。
  4. ボリューム・コピーの状況が active である場合、Easy Tier 機能は、そのボリュームに対して自動データ配置モードで作動します。

ボリューム・コピーがイメージ・モードまたは順次モードであるか、マイグレーション中である場合、ボリューム・コピーの Easy Tier 状況は、active ではなく、measured になります。

ストレージ・プールに対するデフォルトの Easy Tier 設定は auto であり、ボリューム・コピーに対するデフォルトの Easy Tier 設定は on です。すなわち、単一 Tier を持つストレージ・プールに対して、プールのパフォーマンスの平衡化を除く Easy Tier 機能は無効になり、複数の Tier を持つストレージ・プール内のすべてのストライプ・ボリューム・コピーに対して自動データ配置モードが有効になります。

説明

このコマンドは、新規ボリューム・オブジェクトを作成します。 このコマンドを使用して、さまざまなタイプのボリューム・オブジェクトを作成できます。このため、このコマンドは最も複雑なコマンドの 1 つです。
要確認: 子プールにはストライプ・ボリュームのみを作成できます。子プールに順次ボリュームまたはイメージ・ボリュームを作成することはできません。

どのストレージ・プール (複数の場合もあり) がボリュームにストレージを提供するかを決定する必要があります。 使用可能なストレージ・プールおよび 各プールのフリー・ストレージ量をリストするには、lsmdiskgrp コマンドを使用します。複数コピーを持つボリュームを作成する場合は、指定する各ストレージ・プールには、ボリュームのサイズに十分なスペースが必要です。

データ削減ストレージ・プールからシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームを作成する場合、そのボリュームは、データ削減ストレージ・プールと同じプロパティーを使用します。データ削減プールから標準プロビジョニング・ボリュームを作成することはできますが、それらのボリュームは、別のデータ削減プロパティーを使用します。

データ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームは、以下の条件を満たす必要があります。
  • 順次モードでもイメージ・モードでもない。
  • 警告しきい値が設定されていない (-warning を使用)。
  • キャッシングの際に -cache readwrite を使用する。
  • -autoexpand が有効にされている。
データ削減ストレージ・プール内のシン・プロビジョニング・ボリューム・コピーおよび圧縮ボリューム・コピーの場合、そのデータは中央管理ディスクによって管理されるため、Easy Tier 状況はデータ削減プールから受け継ぎます。これは、シン・プロビジョニング・ボリュームでも圧縮ボリュームでも -easytier を指定できないことを意味します。
重要: ストレージ・プールのエクステント・サイズにより、ボリューム・サイズが制限されることがあります。ストレージ・プールの作成時には、使用したい最大ボリューム・サイズも考慮してください。エクステント・サイズごとの最大ボリューム容量の比較については、ストレージ・プールの作成に関する情報を参照してください。 シン・プロビジョニング・ボリュームの場合、最大値は異なります。

データ削減プール内の圧縮ボリュームは、ノード・タイプが V5030、V7000、または SVC である入出力グループ内にのみ作成できます。シン・プロビジョニング・ボリュームは、どのノード・タイプでも作成できます。

データ削減ストレージ・プール内の圧縮ボリュームの数に制限はありません。

ボリュームの入出力グループを選択します。このアクションにより、ホスト・システムからの入出力要求を処理するシステム内のノードが決まります。入出力グループが複数ある場合は、ボリュームを入出力グループに分散させて、入出力ワークロードがすべてのノード間で均等に分配されるようにします。lsiogrp コマンドを使用すると、入出力グループと、各入出力グループに割り当てられたボリュームの数を表示できます。
注: 通常、複数の入出力グループのあるシステムは、異なる入出力グループにボリュームが属しているストレージ・プールを持っています。FlashCopy 処理を使用すると、ソースとターゲットのボリュームが同一の入出力グループに属しているかどうかに関係なく、ボリュームのコピーを作成できます。ただし、システム内メトロ・ミラーまたはグローバル・ミラー操作を使用する計画の場合は、マスター・ボリュームと補助ボリュームの両方が同じ入出力グループに属していることを確認してください。
このコマンドは、新規に作成されたボリュームの ID を戻します。

イメージ・モード MDisk を作成する場合、暗号鍵は使用できません。暗号化を (MDisk に暗号鍵があるときに) 使用するには、MDisk が自己暗号化を行っていることが必要です。

-vtype パラメーターを使用して、仮想化タイプを指定します。サポートされるタイプは順次 (seq)、striped、および image です。
seq
この仮想化タイプは、指定された MDisk (複数コピーを作成する場合は複数の MDisk) から順次エクステントを使用するボリュームを作成します。指定された MDisk に十分な順次エクステントがない場合、コマンドは失敗します。
ストライプ (striped)
デフォルトの仮想化タイプ。-vtype パラメーターが無指定の場合、striped がデフォルトになります。ストレージ・プール内の管理対象ディスクはすべて、ボリュームの作成に使用されます。ストライピングは、エクステント・レベルで行われ、グループ内のそれぞれの管理対象ディスクから 1 エクステントずつ使用されます。例えば、10 個の管理対象ディスクを持つストレージ・プールは、各管理対象ディスクからエクステントを 1 つずつ使用します。 その後に、最初の管理対象ディスクの 11 番目のエクステントを使用する、というように続きます。

-mdisk パラメーターも指定されている場合、ストライプ・セットとして使用する管理対象ディスクのリストを提供できます。 指定できるのは、同じストレージ・プールに属する 2 つ以上の管理対象ディスクです。ストライプ・セットで、同じ循環アルゴリズムが使用されます。 ただし、リストで、単一の管理対象ディスクを複数回指定できます。 例えば、-mdisk 0:1:2:1 と入力した場合、管理対象ディスク 0、1、2、1、0、1、2 (以下同様) の順序でエクステントが使用されます。-mdisk パラメーターで指定される MDisk はすべて管理対象モードでなければなりません。

容量が 0 でもかまいません。

image
この仮想化タイプを使用すると、管理対象ディスクに既にデータが存在するときに、場合によっては事前に仮想化されたサブシステムから、イメージ・モード・ボリュームを作成できます。作成されたイメージ・モード・ボリュームは、その作成元である管理対象ディスク (以前は非管理) に直接対応します。 したがって、シン・プロビジョニング・イメージ・モード・ボリュームの場合を除き、ボリューム論理ブロック・アドレス (LBA) x は、管理対象ディスク LBA x に等しくなります。このコマンドを使用して、非仮想化ディスクをシステムの制御下に置くことができます。システムの制御下に置いた後、単一の管理対象ディスクからボリュームをマイグレーションすることができます。マイグレーションされると、ボリュームはイメージ・モード・ボリュームではなくなります。
イメージ・モード・ボリュームは、他のタイプのボリューム (ストライプや順次など) が既に存在するストレージ・プールに追加できます。
重要: イメージ・モード・ボリュームは 512 バイト以上でなければなりません。 1 つ以上のエクステントがイメージ・モード・ボリュームに割り振られます。
要確認: -size 値が無指定で、2 つのイメージ・モード MDisk から、ミラーリングされたボリュームを作成する場合、結果のボリュームの容量は、2 つの MDisk のいずれか小さい方と同じになり、大きい方の MDisk に残されたスペースにはアクセスできません。
重要:
  1. オフラインの入出力グループにボリュームを作成しないでください。データ損失を避けるために、ボリュームを作成する前に、入出力グループがオンラインであることを確認する必要があります。このアクションは、特にボリュームを再作成し、同一のオブジェクト ID に割り当てる場合に当てはまります。
  2. イメージ・モード・ディスクを作成するには、クォーラム・ディスクが既にシステム内になければなりません。イメージ・モード・ディスクを使用してクォーラム・データを保持することはできないからです。 詳しくは、クォーラム・ディスクの作成に関する情報を参照してください。
  3. 1 入出力グループ当たり 2048 個のボリュームまたは 1 システム当たり 8192 個のボリューム ・コピーのいずれかの制限に達すると、コマンドは失敗します。
同期が失われた後にボリューム・コピーの再同期を行う速度は、-syncrate パラメーターを使用して指定できます。次の表に、syncrate 値と 1 秒当たりにコピーされるデータの関係を示します。
注: これらの設定は、フォーマットの初期速度にも影響します。
表 2. syncrate 値とコピーされるデータ/秒との関係
ユーザー指定の syncrate 属性値 コピーされるデータ/秒
1 から 10 128 KB
11 から 20 256 KB
21 から 30 512 KB
31 から 40 1 MB
41 から 50 2 MB
51 から 60 4 MB
61 から 70 8 MB
71 から 80 16 MB
81 から 90 32 MB
91 から 100 64 MB

呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0 -size 0
-iogrp 0 -vtype striped -mdisk mdisk1 -node 1

結果出力:

Virtual Disk, id [1], successfully created

イメージ・モード・ボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0
-iogrp 0 -vtype image -mdisk mdisk2 -node 1

結果出力:

Virtual Disk, id [2], successfully created

新規ボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0 -size 0 -unit kb 
-iogrp 0 -vtype striped -mdisk mdisk1 -node 1 -udid 1234 -easytier off

結果出力:

Virtual Disk id [2], successfully created 

シン・プロビジョニング・ボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0 -iogrp 0 -vtype striped -size 10 -unit gb -rsize 20% -autoexpand -grainsize 32 

結果出力:

Virtual Disk id [1], successfully created 

圧縮ボリューム・コピーの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp 0 -iogrp 0 -size 1 -unit tb -rsize 0 -autoexpand -warning 0 -compressed

結果出力:

Virtual Disk id [1], successfully created 

ミラーリングされたイメージ・モード・ボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0:Group0 -mdisk mdisk2:mdisk3 -iogrp 0 -vtype image -copies 2

結果出力:

Virtual Disk id [1], successfully created 

ミラーリングされたボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -iogrp 0 -mdiskgrp 0:1 -size 500 -copies 2

結果出力:

Virtual Disk id [5], successfully created 

ミラー書き込みアルゴリズムの優先順位を構成するための呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0 -iogrp 0 -vtype striped -mirrorwritepriority redundancy -size 500

結果出力:

Virtual Disk id [5], successfully created 

デフォルト・グレーン・サイズを持つディスクの作成の呼び出し例

mkvdisk -iogrp 0 -mdiskgrp 0 -size 100 -rsize 5%

結果出力:

Virtual Disk id [5], successfully created 

入出力グループのアクセス・セットに入出力グループ 0 および 1 を持つボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -iogrp 0 -mdiskgrp 0 -size 500 -accessiogrp 0:1

結果出力:

Virtual Disk id [5], successfully created 

警告の考慮事項を含むボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp 6 -size 200 -rsize 50 -iogrp 0            

結果出力:

Virtual Disk, id [2], successfully created
...
lsvdisk 2 
...
warning 20   # threshold in MB = 50 x 80 / 100 = 40 MB; threshold as %age of 
volume capacity = 40 / 200 * 100 = 20 ...

警告の考慮事項を含むボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp 6 -size 200 -rsize 50 -iogrp 0  -warning 80% 

結果出力:

Virtual Disk, id [2], successfully created
...
lsvdisk 2 
... 
warning 80   # displayed as %age of volume capacity
...

警告の考慮事項を含むボリュームの作成の呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp 6 -size 200 -rsize 50 -iogrp 0 -autoexpand

結果出力:

Virtual Disk, id [2], successfully created
...
lsvdisk 2 
...
warning 80   # displayed as %age of volume capacity
... 

読み取りキャッシュを使用可能にしてボリュームを作成するための呼び出し例

mkvdisk -iogrp 0 -size 10 -unit gb -mdiskgrp 0 -cache readonly 

結果出力:

Virtual Disk, id [2], successfully created

ボリューム Group0 を作成するための呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Group0 -iogrp io_grp0 -vtype image -mdisk 13 -node 1 -udid 1234 -tier tier_nearline 

結果出力:

Virtual Disk, id [0], successfully created

ボリューム Burnley1 を作成する際にフォーマットをオフにするための呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp Burnley1 -iogrp 0 -mdiskgrp 0:1 -size 500 -nofmtdisk -copies 2 

結果出力:

Virtual Disk, id [0], successfully created

重複排除ボリューム・コピーを作成するための呼び出し例

mkvdisk -mdiskgrp datareductionpool0 -size 100 -unit gb -iogrp 0 -rsize 0 -autoexpand -deduplicated

結果出力:

Virtual Disk, id [4], successfully created