OpenStack Swift アカウントの設定の変更

クラウド・アカウントの設定を OpenStack Swift に変更するには、管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースのどちらかを使用できます。

クラウド・アカウントで設定が変更される場合、クラウドに保管されている任意のスナップショット・バージョンのボリュームが使用不可になります。クラウド・アカウントに関連した設定を変更する前に、クラウド・ストレージからのデータをリストアするか、クラウド・ストレージからクラウド・スナップショットを削除していることを確認してから、処理を続行してください。クラウド・アカウントに対する変更が完了した後、ボリューム・データの新しいクラウド・スナップショットを作成できます。クラウド・アカウントで特定の設定の更新が必要な状況があります。例えば、クラウド・サービス・プロバイダーが資格情報を更新する場合、システムでクラウド・アカウント情報の変更が必要です。一部の設定では、システムはあらゆる更新を禁止します。

OpenStack Swift を使用するクラウド・アカウントの場合、次の設定を変更できません。
テナント
テナントは、特定のアカウント用に作成されるオブジェクトの保管に使用されるコンテナーです。テナント名はクラウド・サービス・プロバイダーによって定義され、アカウントで使用される基礎のストレージを表します。テナント名は一貫性が必要です。そうでないと、クラウドに保管されているデータにアクセスできません。
コンテナー接頭部
どのテナントがシステムに関連付けられているかを識別するために、テナント名の先頭にコンテナー接頭部が追加されます。また、同じクラウド・アカウントを使用してボリューム・データのスナップショットを保管する複数のシステムを識別するのにも、接頭部を使用できます。テナント名と同様に、クラウド上のデータにアクセスするには、これらの接頭部に一貫性が必要です。
暗号化
クラウド・アカウントに暗号化が設定された後、変更することはできません。

管理 GUI を使用する場合

OpenStack Swift アカウントの設定を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. 管理 GUI で、「設定」 > 「システム」 > 「透過クラウド階層化 (Transparent Cloud Tiering)」を選択します。
  2. 「透過クラウド階層化 (Transparent Cloud Tiering)」ページで、クラウド・アカウントの状態がオンラインであることを確認します。クラウド・アカウントがオンラインでない場合、クラウド・サービス・プロバイダーとの接続が使用不可です。「モニター」 > 「イベント」を選択して、問題の原因を調べてください。接続の問題を判別するには、クラウド・サービス・プロバイダーへのアクセスが必要な場合があります。
  3. 「アカウント情報 (Account information)」を展開して、アカウントに関連した設定を表示します。次の設定を更新できます。
    ユーザー名
    アカウントに関連付けられる新しいユーザー名を入力します。ユーザー名は、クラウド・サービス・プロバイダーによって保管されるコンテンツにアクセスできるクライアントを特定するために使用されます。
    パスワード
    指定されたユーザー名のクラウド・ストレージにアクセスできるようにする新規パスワードを入力します。パスワードを更新するには、「編集」をクリックしてください。
    エンドポイント
    クラウド・サービス・プロバイダーのクラウド・ストレージへのアクセスにシステムが使用する新規 URL を入力します。
    SSL 証明書
    クラウド・サービス・プロバイダーに対してシステムを認証するのに使用される新規 SSL 証明書を選択します。
    Keystone
    Keystone 認証が OpenStack Swift クラウド・サービス・プロバイダーへの接続に使用されるかどうかを変更できます。Keystone は、クラウド・オブジェクトおよびサービスに対してクライアントを認証します。クラウド・サービス・プロバイダーの管理者に問い合わせて、OpenStack Swift インターフェースへのアクセスに使用される認証方式の変更を確認してください。
  4. 「保存」をクリックします。
  5. 「強制変更」ページで、「強制」をクリックして変更内容を受け入れるか、「キャンセル」をクリックして変更内容を破棄し、元の設定を保持します。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

クラウド・アカウントのエンドポイント、ユーザー名、パスワード、証明書、Keystone 認証設定を変更するには、次のコマンドを入力します。
chcloudaccountswift -keystone yes -endpoint https_endpoint_URL -username username -password 'password' -certificate certificate_path cloud_account_id_or_name
 
ここで、https_endpoint_URL はクラウド・サービス・プロバイダーの URL、username は新規ユーザー名、password はアカウントの新規パスワードです。cloud_account_id_or_name パラメーターは、クラウド・アカウントの名前またはシステム割り当て ID のどちらかです。この例では、証明書の新規パスが追加され、アカウントに対して Keystone 認証が有効になります。
クラウド・アカウントのユーザー名とパスワードを変更するには、次のコマンドを入力します。
chcloudaccountswift -username username -password 'password' cloud_account_id_or_name
 
ここで、username は新規ユーザー名であり、password はアカウントの新規パスワードです。cloud_account_id_or_name パラメーターは、クラウド・アカウントの名前またはシステム割り当て ID のどちらかです。
クラウド・アカウントで使用される証明書を変更するには、次のコマンドを入力します。
chcloudaccountswift -certificate certificate_path cloud_account_id_or_name
ここで、certificate_path は、新規証明書がシステム上で保管されるファイル・パスであり、cloud_account_id_or_name は、クラウド・アカウントの名前、またはシステムで割り当てられた ID です。
クラウド・アカウントで使用される証明書を削除するには、次のコマンドを入力します。
chcloudaccountswift -nocertificate cloud_account_id_or_name -ignorefailures
ここで、cloud_account_id_or_name は、クラウド・アカウントの名前またはシステム割り当て ID のどちらかです。-nocertificate パラメーターは証明書を削除します。