システムのサイズを増やすためのノードの追加

CLI または管理 GUI を使用してシステムにノードを追加できます。ノードをシステムに追加できるのは、過去にノードに障害が発生し、新規ノードと取り替えられている場合、または修復処置が原因でシステムがノードを認識できなくなっている場合です。 ノードを追加する場合、必ずそれらのノードをペアで追加し、フル入出力グループを作成してください。ノードをシステムに追加すると、システム全体の容量が増加します。

管理 GUI またはコマンド・ライン・インターフェースのいずれかを使用して、ノードをシステムに追加することができます。 一部のモデルでは、新規ノードが正しく追加されたことを確認するためにフロント・パネルを使用することが必要になる可能性があります。

ノードをシステムに追加する前に、追加されるノードがシステム内の他のすべてのノードと同じゾーンに入るようにスイッチ・ゾーニングが構成されていることを確認する必要があります。ノードを交換するときに、スイッチが、スイッチ・ポートではなく、ワールドワイド・ポート名 (WWPN) でゾーンに分けられている場合は、追加するノードが同じ VSAN またはゾーンに含まれるようにスイッチを構成してください。

ノードをシステムに追加する場合の考慮事項

このシステム内の別の入出力グループ内か、別のシステム内で、以前に使用されていたノードを追加する場合は、ワールド・ワイド・ノード名 (WWNN) を変更せずにノードを追加すると、ホストがそのノードが古いロケーションにあるかのようにそのノードを検出する可能性があることを考慮してください。 このアクションにより、ホストが誤ったボリュームにアクセスする場合があります。

  • 新しいノードのモデル・タイプは、現在システムにインストールされているソフトウェア・レベルによってサポートされていなければなりません。モデル・タイプがソフトウェアのレベルによってサポートされていない場合は、新しいノードのモデル・タイプをサポートするソフトウェア・レベルにシステムを更新してください。
  • 入出力グループ内の各ノードは、別々の無停電電源装置に接続する必要があります。
  • サービス・アクションでシステムからノードを削除する必要があった後で、そのノードを同じ入出力グループに再び追加するときに、物理ノードが変更されていない場合、そのノードをシステムに追加して戻すための特殊な手順は必要ありません。
  • ノード障害か、更新のいずれかのために、システム内のノードを交換する場合、ノードをファイバー・チャネル・ネットワークに接続し、システムに追加する前に、元のノードの WWNN と一致するように新しいノードの WWNN を変更する必要があります。
  • SAN にノードを再度追加する場合は、必ずノードを除去したときと同じ入出力グループに追加します。 これが行われないと、データが破損する可能性があります。 ノードを最初にシステムに追加したときに記録した情報を使用する必要があります。この情報にアクセスできない場合は、サポート・センターに連絡して、データを破壊しないようにノードを元どおりにシステムに追加するための支援を受けてください。
  • 各外部ストレージ・システムでは、新規ノードのポートに提示される LUN は、現在システムに存在するノードに提示される LUN と同じでなければなりません。新規ノードをシステムに追加するには、LUN が同じであることを確認しておく必要があります。
  • システム内に新しい入出力グループを作成し、新しいノードを追加する場合は、特別な手順は不要です。このノードは以前にシステムに追加されたことがなく、ノードの WWNN が存在していないためです。
  • システム内で新しい入出力グループを作成し、新しいノードを追加するときに、このノードが以前にシステムに追加されたことがある場合、ホスト・システムは引き続きそのノードの WWPN を使用するように構成され、ノードは引き続きファブリック内にゾーン分けされる可能性があります。ノードの WWNN は変更することができないので、 ファブリック内のその他のコンポーネントが正しく構成されていることを確認する必要があります。 そのノードを使用するように以前構成された任意のホストが正しく更新されていることを確認してください。
  • 追加するノードが、ノードの修理または更新のために前に取り替えられたものである場合、 そのノードの WWNN を取り替えノード用に使用した可能性がありえます。 同じ WWNN を持つ 2 つのノードがファブリックに接続されないように、このノードの WWNN が更新されていることを確認してください。また、追加しようとするノードの WWNN が 00000 でないことも確認してください。00000 である場合は、サポート担当員に連絡してください。
  • 新規ノードは、暗号化をサポートするソフトウェア・レベルを実行している必要があります。
  • HyperSwap システム・トポロジーまたは拡張システム・トポロジーのいずれかを使用するシステムに新規ノードを追加する場合は、ノードを特定のサイトに割り当てる必要があります。

マルチパス・デバイス・ドライバーを使用する場合の考慮事項

  • ホスト・システム上のアプリケーションが入出力操作を送る先のファイル・システムまたは論理ボリュームは、オペレーティング・システムによって仮想パス (vpath) にマップされています。vpath は、マルチパス・デバイス・ドライバーでサポートされている疑似ディスク・オブジェクトです。 マルチパス・デバイス・ドライバーは、vpath とボリューム間の関連を維持します。この関連では、ボリュームに固有で、しかも再利用されない ID (UID) を使用します。 UID によって、マルチパス・デバイス・ドライバーは vpath をボリュームに直接関連付けることができます。
  • マルチパス・デバイス・ドライバーは、ディスクおよびファイバー・チャネル・デバイス・ドライバーが含まれるプロトコル・スタック内で作動します。これらのデバイス・ドライバーは、ANSI FCS 標準で定義されているように、ファイバー・チャネル上で SCSI プロトコルを使用してシステムと通信するために使用されます。これらの SCSI およびファイバー・チャネル・デバイス・ドライバーによって提供されるアドレッシング方式では、ファイバー・チャネル・ノードおよびポートに、SCSI 論理装置番号 (LUN) とワールドワイド・ノード名 (WWNN) を組み合わせて使用します。
  • エラーが発生すると、エラー・リカバリー手順 (ERP) は、プロトコル・スタック内のさまざまな層で動作します。これらの ERP が実行されると、場合によっては、以前に使用されたものと同じ WWNN および LUN 番号を使用して入出力が再駆動されることがあります。
  • マルチパス・デバイス・ドライバーは、実行するすべての入出力操作 について、ボリュームと vpath の関連付けをチェックするわけではありません。

新規ノードがゾーニングされて、既存のシステムに正しくケーブル接続されたら、addnode コマンド、または管理 GUI の「ノードの追加」ウィザードを使用できます。「ノードの追加」 ウィザードにアクセスするには、「モニター」 > 「システム」と選択します。イメージで新規ノードをクリックして、ウィザードを起動します。ウィザードを完了して、新規ノードを確認します。イメージに新規ノードが表示されない場合、潜在的なケーブル接続の問題を示しています。取り付け情報を調べて、ノードが正しくケーブル接続されていることを確認します。

コマンド・ライン・インターフェースを使用して ノードをシステムに値を追加するには、以下の手順を実行します。
  1. 次のコマンドを入力して、ノードがファブリック上で検出されることを確認します。
    svcinfo lsnodecandidate
    次に、このコマンドの出力例を示します:
    # svcinfo lsnodecandidate
    id               panel_name UPS_serial_number UPS_unique_id    hardware serial_number product_mtm machine_signature
    500507680C007B00 KD0N8AM                      500507680C007B00       KD0N8AM       2145-DH8    0123-4567-89AB-CDEF
    id パラメーターは、ノードの WWNN を表示します。ノードが検出されない場合は、ノードへのケーブル接続を調べてください。
  2. 次のコマンドを入力して、ノードが追加される入出力グループを判別します。
    lsiogrp
  3. ノード・カウントがゼロ (0) の最初の入出力グループの名前または ID を記録します。その名前または ID は次のステップで必要になります。 注: このステップは、追加する最初のノードについてのみ行う必要があります。ペアの 2 番目のノードは、同じ入出力グループ番号を使用します。
  4. 次のコマンドを入力して、ノードをシステムに追加します。
    addnode -wwnodename WWNN -iogrp iogrp_name -name new_name_arg -site site_name 
    ここで、WWNN はノードの WWNN、iogrp_name はノードを追加する 入出力グループの名前、new_name_arg はノードに割り当てる名前です。 新規のノード名を指定しないと、デフォルト名が割り当てられます。ただし、ユーザーが分かりやすい名前を指定することをお勧めします。site_name は、新規ノードのサイト・ロケーションの名前を指定します。このパラメーターは、トポロジーが HyperSwap または拡張システムである場合のみ必須です。
    注: ノードの追加には、かなりの時間がかかることがあります。
  5. この情報は今後の参照用に記録してください:
    • シリアル番号。
    • ワールド・ワイド・ノード名。
    • すべてのワールド・ワイド・ポート名。
    • 入出力グループの名前または ID
コマンド・ライン・インターフェースを使用して SAN ボリューム・コントローラー 2145-CG8 または SAN ボリューム・コントローラー 2145-CF8 のいずれかのノードをシステムに追加するには、以下の手順を実行します。
  1. ノードのフロント・パネルを使用して、WWNN を記録します。フロント・パネルには、WWNN の末尾 5 桁のみが表示されます。
  2. 次のコマンドを入力して、ノードがファブリック上で検出されることを確認します。
    svcinfo lsnodecandidate
    次に、このコマンドの出力例を示します:
    # svcinfo lsnodecandidate
    id               panel_name UPS_serial_number UPS_unique_id    hardware serial_number product_mtm machine_signature
    500507680100E85F 168167     UPS_Fake_SN       100000000000E85F CG8      78G0123       2145-DH8    0123-4567-89AB-CDEFsvcinfo lsnodecandidate
    id パラメーターは、ノードの WWNN を表示します。表示された末尾 5 桁がフロント・パネル上の WWNN と一致していることを確認します。ノードが検出されない場合は、ノードへのケーブル接続を調べてください。
  3. 次のコマンドを入力して、ノードが追加される入出力グループを判別します。
    lsiogrp
  4. ノード・カウントがゼロ (0) の最初の入出力グループの名前または ID を記録します。ID は、次のステップで必要になります。注: このステップは、追加する最初のノードについてのみ行う必要があります。ペアの 2 番目のノードは、同じ入出力グループ番号を使用します。
  5. 次のコマンドを入力して、ノードをシステムに追加します。
    addnode -wwnodename WWNN -iogrp iogrp_name -name newnodename -site newsitename 
    ここで、WWNN はノードの WWNN、iogrp_name はノードを追加する 入出力グループの名前または ID、newnodename はノードに割り当てる名前です。 新規のノード名を指定しないと、デフォルト名が割り当てられます。ただし、ユーザーが分かりやすい名前を指定することをお勧めします。newsitename は、新規ノードのサイト・ロケーションの名前を指定します。このパラメーターは、トポロジーが HyperSwap または拡張システムである場合のみ必須です。
    注: ノードの追加には、かなりの時間がかかることがあります。
  6. この情報は今後の参照用に記録してください:
    • シリアル番号。
    • ワールド・ワイド・ノード名。
    • すべてのワールド・ワイド・ポート名。
    • 入出力グループの名前または ID
ノード・エラー 578 あるいはノード・エラー 690 が表示される場合、そのノードはサービス状態です。 サービス状態を終了するには、フロント・パネルから以下の手順を完了します。
  1. アクション?」オプションが表示されるまで、上移動または下移動ボタンを押して放す。
  2. 「選択」ボタンを押します。
  3. 「サービスの 終了?」オプションが表示されるまで、上移動または下移動ボタンを押して放します。
  4. 「選択」ボタンを押します。
  5. 「終了の 確認?」オプションが表示されるまで、またはボタンを押して放します。
  6. 「選択」ボタンを押します。