既存の 2 コピー・ボリュームからのアクティブ - アクティブ関係の構成

既存の 2 コピー・ボリュームからアクティブ - アクティブ関係を構成できます。

始める前に

このタスクは、拡張システムから HyperSwap® トポロジー・システムへの変換を行う際に使用します。 SAN ボリューム・コントローラーの拡張ボリュームをアクティブ - アクティブ関係に変換するには、拡張ボリューム・コピーを分割してから、分割したコピー間にアクティブ - アクティブ関係を作成します。 このタスクは、ホスト・アプリケーションの稼働を中断せず、またボリュームの高可用性に影響せずに実行できます。

このタスクについて

このタスクでは、既存の拡張システムが以下の構成であることが前提になっています。
  • サイト A では、入出力グループ 0 にノード siteAnode1 があり、入出力グループ 1 にノード siteAnode2 があり、ローカルに mdiskgrp 0 があります。
  • サイト B では、入出力グループ 0 にノード siteBnode1 があり、入出力グループ 1 にノード siteBnode2 があり、ローカルに mdiskgrp 1 があります。
既存の 2 コピー・ボリュームは、次の例のようなコマンドを使用して作成されました。
mkvdisk -size 1 -unit tb -iogrp 0 -mdiskgrp 0:1 -copies 2 -name stretchedVol0
要件が満たされ、以下のようにトポロジーが設定された場合、システムは拡張トポロジーになっている場合があります。
chsystem -topology stretched
拡張ボリュームを持つすべてのホストでは、追加のボリューム・アクセスが可能になっている必要があります。 このアクセスが可能であることを確認してください。確認するには、各入出力グループ内でホストがマップしたボリューム数をチェックすることが必要です。

既存の拡張ボリュームからアクティブ - アクティブ関係を構成するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. ソフトウェアを 7.5 以降に更新して、アクティブ - アクティブ関係がサポートされ、トポロジーを hyperswap に設定できるようにします。
  2. 必要に応じて拡張トポロジーから退出して、ノードを再構成できるようにします。 例えば、lssystem コマンドからの出力内でトポロジーの値を探します。 トポロジーを次のように変更します。
    chsystem -topology standard
  3. 入出力グループ内の両方のノードのサイトが一致するように、ノードを論理的に移動します。 物理的に移動する必要はありません。 WWPN を 1 つのノードから別のノードに再割り当てして、WWPN が同じ入出力グループに留まるようにする必要があります。 (これにより、ノードがサイトを移り、ホストは特定の WWPN を介して特定のボリュームへのアクセスを維持します。) 例えば、次のとおりです。
    rmnode siteAnode2
    rmnode siteBnode1
    サービス・アシスタント・インターフェースまたはフロント・パネル・ディスプレイとボタン (使用可能な場合) を使用して、siteAnode2 と siteBnode1 の WWNN を変更します。
    addnode -panelname siteAnode2 -wwnodename WWNN iogrp 0 -name siteAnode2 -site 1
    addnode -panelname siteBnode1 -wwnodename WWNN -iogrp 0 -name siteBnode1 -site 2
  4. これで、入出力グループの両方のノードは同じサイトになり、トポロジーは hyperswap に変わります。
    chsystem -topology hyperswap
  5. 拡張ボリュームを分割し、マスター・ボリュームと補助ボリュームの間にアクティブ - アクティブ関係を作成します。
    splitvdiskcopy -copy 2 -iogrp 1 -name stretchedAux0 -activeactive
    作成後、関係の状態は inconsistent_stopped になります。 -sync パラメーターが指定された場合、関係は consistent_stopped になります。
  6. 将来使用できるよう、関係の名前を変更します。
    chrcrelationship -name activeRel0 relationship_id
  7. 関係は整合性グループに追加できます。
    • 整合性グループを作成します (mkrcconsistgrp -name consistgrp0)。ただし、空のグループにはタイプがないことに注意してください。
    • アクティブ - アクティブ関係を追加します (chrcrelationship -consistgrp consistgrp0 activeRel0)。
  8. アクティブ - アクティブ関係には、以下のコマンドを使用して定義する、マスター変更ボリュームと補助変更ボリュームが必要です。
    mkvdisk -iogrp 0 -mdiskgrp siteAmdiskgrp -size 1 -unit tb
     -rsize 0 -name mastcv0 
    mkvdisk -iogrp 1 -mdiskgrp siteAmdiskgrp -size 1 -unit tb
     -rsize 0 -name auxCV0 
    chrcrelationship -masterchange mastCV0 activeRel0
    chrcrelationship -auxchange     auxCV0 activeRel0

    1 つの関係に両方の変更ボリュームが定義されていると、同期が開始されます。 関係が整合性グループに含まれている場合は、同期化処理のみが行われます。 グループ内のすべての関係でそのデータがコピーされると、関係は consistent_synchronized 状態に変化します。

  9. 次のように指定して、入出力グループ 1 を介するマスター・ボリュームへのアクセスを追加します。
    addvdiskaccess -iogrp 1 stretchedVo10
  10. 変換する残りの拡張ボリュームについても、ステップ 5 から繰り返します。