クラウド・スナップショットのリストア

透過クラウド階層化が有効であると、スナップショット・バージョンのボリュームは、サポートされるクラウド・サービス・プロバイダーによって提供されるクラウド・ストレージに保管されます。 システムでのデータ損失からリカバリーするために、クラウドからシステムに、任意のスナップショット・バージョンのデータをリストアできます。

ボリュームが以下のいずれかの状況で使用される場合、そのボリュームはクラウドからのデータのリストアに使用できません。

管理 GUI を使用する場合

スナップショット世代をクラウド・ストレージからシステムに復元するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理 GUI で、「ボリューム」 > 「クラウド・ボリューム」を選択します。
  2. ボリュームを右クリックして、復元に選択可能なすべてのスナップショット・バージョンを表示し、「復元」を選択します。
  3. 「復元」ページで、システムに復元するスナップショット・バージョンを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 以下のオプションから、ターゲット・ボリュームを選択します。
    実動ボリュームに復元 (Restore to the production volume)
    スナップショット・バージョンは、実動ボリューム (スナップショットの作成元のボリューム) に復元されます。復元操作が完了した後、スナップショット・バージョンは、実動ボリュームに存在する現行データを完全に置き換えます。復元操作中、完了するまで実動ボリュームはオフラインになります。復元で実動ボリュームをオフラインにしないようにする場合は、クラウド・スナップショットを新規ボリュームに復元できます。 実動ボリュームはオンラインのままになり、ホスト操作は中断されません。
    新規ボリュームに復元 (Restore to a new volume)
    スナップショット・バージョンが新規ボリュームにリストアされる場合、スナップショットが作成された元のボリュームとは関係なく、リストアされたデータを使用できます。新規ボリュームがシステムに存在する場合、リストア操作では、既存の新規ボリュームの固有 ID (UID) を使用します。 新規ボリュームがシステムに存在しない場合、元のボリュームからの UID を使用するか、新規 UID を作成するかを選択する必要があります。同じシステムで新規ボリュームの使用を計画する場合は、復元されるスナップショット・バージョンに関連した UID を使用してください。
  5. スナップショット・バージョンを復元し、選択内容に該当する設定を入力するためにターゲット・ボリュームを選択した後、「次へ」をクリックします。
  6. 要約」ページを検討し、「完了」をクリックします。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

CLI を使用して、スナップショットを実動ボリュームに直接リストアするか、新規ボリュームにリストアすることができます。

実動ボリュームへのリストア

スナップショット・バージョンのクラウド・ボリュームを復元する前に、次のコマンドを入力して、選択可能なスナップショット・バージョンを確認してください。
lsvolumebackupgeneration -volume volume_id_or_name 
ここで、volume_id_or_name は、ボリュームの名前または ID のどちらかです。
最新バージョンのスナップショットを実動ボリュームに復元するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、gen_id は、クラウド・ストレージ上の最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、データをリストアする先の実動ボリュームの名前です。
クラウド・ストレージ上の旧バージョンのスナップショットを実動ボリュームに復元するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -generation gen_id -deletelatergenerations volume_id_or_name
ここで、gen_id は、クラウド・ストレージ上の最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、データをリストアする先の実動ボリュームの名前です。旧バージョンのクラウド・スナップショットを復元するには、-deletelatergenerations パラメーターを指定して、後続のすべてのバージョンのスナップショットの削除を確認する必要があります。

新規ボリュームへのリストア

また、ローカル・システムに存在しないボリュームのスナップショット・バージョンをリストアすることもできます。この場合、ボリューム・スナップショット・データの固有 ID が使用されます。ボリューム UID を、最初にスナップショットに使用されたボリュームの UID で置き換えると、スナップショット全体をリストアすることもできます。UID がシステム内の他のボリュームで現在使用されていないことを確認してください。スナップショット・バージョンを選択されたボリュームにリストアし、そのボリュームの UID を保持するには、次のコマンドを入力します。
restorevolume -fromuid volume_UID -restoreuid -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、volume_UID は、ローカル・システムにリストアされるボリューム・スナップショット・データの固有 ID であり、gen_id は、そのボリュームの最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、ボリュームの名前または ID です。
元のボリュームのボリューム UID を置き換えることなく、新規ボリュームでデータをリストアする場合は、次のコマンドを入力します。
restorevolume -fromuid volume_UID -generation gen_id volume_id_or_name
ここで、volume_UID は、ローカル・システムにリストアされるボリューム・スナップショット・データの固有 ID であり、gen_id は、そのボリュームの最新バージョンのスナップショットの ID であり、volume_id_or_name は、リストア先のボリュームの名前または ID です。