拡張システム

拡張システムは、システムの半分が失われた後でも入出力操作を続行できるよう、SAN ボリューム・コントローラー によってサポートされている拡張高可用性 (HA) メソッドの 1 つです。 拡張システムは、分割システム と呼ばれることもあります。システムおよび入出力グループの半分が、通常は互いに地理的に遠く (多くの場合は 10 キロメートル以上) 離れた場所にあるためです。クォーラム・ディスクを提供するストレージ・システムをホストするために、3 番目のサイトが必要です。

強化された拡張システム

SAN ボリューム・コントローラーは、機能強化された拡張システム構成をサポートしています。この構成は、拡張システムを構成する際にノード間に ISL があるかまたは ISL がないかに関係なく、使用することができます。

機能強化された拡張システムは、主として、以下のような利点を備えています。

  • 標準的な拡張システム構成でサイトに障害が発生したときに発生する自動フェイルオーバーに加えて、機能強化された拡張システムでは手動オーバーライド機能が提供され、この機能を使用して、2 つのサイトのどちらで操作を続行するかを選択できます。
  • 機能強化された拡張システムでは、ノードとコントローラー間の入出力トラフィックを効果的に経路指定するため、サイト間の入出力トラフィックの量を削減し、ホスト・アプリケーションの入出力待ち時間に対する影響を最小限にとどめます。
  • 機能強化された拡張システムには、標準拡張システムが適切に構成されるように保証する、追加のポリシング規則の実装が組み込まれています。
注: 機能強化された拡張システムでは、ノードおよびコントローラー・オブジェクトのサイト属性を設定する必要があります。