ストレージ構成計画

すべてのストレージ構成計画タスクを完了してから、ご使用の SAN ボリューム・コントローラー環境を構成します。

・クラスター・システムの計画

以下について決定します。
  • クラスター・システムの数とノード・ペア (入出力グループ)の数。各ノード・ペアは、1 つ以上のボリュームのコンテナーです。
  • 使用するホストの数。
  • ホストとノード間の毎秒の入出力数。

ホストの計画

ホスト・マッピングを使用すると、ホストはストレージ・システム内の特定の論理装置 (LU) にアクセスできます。 以下について決定します。
  • SCSI over Fibre Channel 接続を使用するホストの場合、ホスト上のファイバー・チャネル (HBA) ポートのワールド・ワイド・ポート名 (WWPN)
  • iSCSI over Ethernet 接続を使用するホストの場合、ホストの iSCSI 修飾名 (IQN) および認証資格情報。
  • ホストに割り当てる名前
  • ホストに割り当てるボリュームの数
  • SCSI over Fibre Channel over Ethernet (FCoE) 接続を使用するホストの場合、ホスト上のコンバージド・ネットワーク・アダプター (CNA) のワールド・ワイド・ポート名 (WWPN)

MDisk の計画

注:
管理対象ディスク (MDisk) を計画するには、以下について決定します。
  • ストレージ・システム内の論理ディスクまたは物理ディスク (論理装置)
  • 論理装置構成
  • テクノロジー・タイプ (RAID レベルなど)
  • ドライブが フラッシュ・ドライブ かどうか。
  • 内部 MDisk がパフォーマンスを維持するために冗長度を失ってはならないかどうか

ストレージ・プールの計画

必要なアクティビティー:
  • 使用するストレージ・システムのタイプを判別します。
  • 順次ポリシーでボリュームを作成するには、それらのボリューム用に別個のストレージ・プールを作成するように計画するか、あるいはそれらのボリュームを作成してからストライプ・ポリシーでボリュームを作成するようにします。
  • 同じレベルのパフォーマンスまたは信頼性 (あるいはパフォーマンスと信頼性の両方) を提供するストレージ・システム用のストレージ・プールを作成するように計画します。 例えば、RAID 10 であるすべての管理対象ディスクを 1 つのストレージ・プールにまとめ、RAID 5 の 全 MDisk を別のストレージ・プールにまとめます。
  • 複数のストレージ層を持つストレージ・プールを作成するかどうかを計画します。複数のストレージ層には、Easy Tier® によって管理されるフラッシュ・ドライブ・ベースのボリュームと、通常のハード・ディスク (HDD) ボリュームの両方が含まれます。複数層のストレージ・プールの場合、各層で同じレベルのパフォーマンスまたは信頼性 (あるいはパフォーマンスと信頼性の両方) を提供するように作成します。
  • ストレージ・プールのエクステント・サイズを計画します。 例えば、エクステント・サイズを大きくすると、システムが管理できるストレージの総量が増加します。より小さいエクステント・サイズを使用すると、ストレージ割り振りをよりきめ細かく制御できます。 エクステント・サイズはパフォーマンスに影響しません。

ボリュームの計画

個々のボリュームは、1 つのストレージ・プールと 1 つの入出力グループ のメンバーです。 ストレージ・プールは、どの MDisk がボリュームを作成するバックエンド・ストレージを提供するかを定義します。 どのノードがボリュームへの入出力アクセスを提供するかは、入出力グループによって定義されます。

ボリュームを作成する前に、以下について決定します。
  • 保存が必要なデータが入った管理対象ディスクからイメージ・モードでボリュームを作成するかどうか。
    注: 外部ストレージ・システムからイメージ・モード管理対象ディスクとして提示された論理装置番号 (LUN) をマップすることができます。 その後、データをボリュームからシステムにマイグレーションすることができます。
  • ボリューム名。
  • ボリューム入出力グループ。
  • ボリューム・ストレージ・プール。 例えば、ストレージ・プールが異なれば、そのストレージ・プールに含まれているストレージに応じて、パフォーマンス特性が異なる場合があります。
  • ボリューム容量。
  • ボリュームストレージ・プール全体にわたってミラーリングして、一層の冗長性を提供するかどうか。 例えば、ボリューム・ミラーリング機能を使用して、複数のストレージ・プールにまたがって冗長性を提供できます。
  • 完全割り振りボリュームを作成するか、それともシン・プロビジョニングボリュームを使用するか。
  • ボリュームのキャッシュ・モードを readwritereadonlynone のどれにするか。デフォルトは readwrite です。

FlashCopy®、グローバル・ミラー、メトロ・ミラー、およびシン・プロビジョニングボリュームがパフォーマンスに与える影響を考慮します。影響は、入出力のタイプによって異なり、加重係数を使用して計算されます。

圧縮ボリュームは特殊なタイプのボリュームで、データはこのボリュームに書き込まれるときに圧縮され、余分なスペースが節約されます。圧縮機能を使用するには、必ず、IBM Real-time Compression ライセンスを入手してください。

圧縮ライセンスを購入する前に、analyzevdiskbysystem コマンドを使用して、ご使用の現行環境の潜在的な圧縮節約量を判別することができます。analyzevdisk コマンドを使用して、圧縮節約量について単一ボリュームを分析することもできます。これらのコマンドはどちらも使用可能であり、圧縮ライセンスは必要ありません。