整合性保護
コピー・サービス機能は、システムがボリュームや整合性グループとの接続を失った場合のデータの可用性とリカバリー効率を高めます。データが 1 次 (マスター) ボリューム から 2 次 (補助) ボリュームにコピーされる場合、整合性保護により、書き込み順が整合した一連のデータが 2 次ボリュームに含まれることが保証されます。再同期時に、2 次ボリュームの整合性を保護できます。
メトロ・ミラー、グローバル・ミラー、変更ボリュームを使用するグローバル・ミラー、および HyperSwap® のコピー・サービス機能は、ボリューム間または整合性グループ間にリモート・コピー関係またはリモート複製関係を作成します。コピー・サービス関係にある 2 次ボリュームが 1 次ボリュームから使用できなくなった場合でも、システムは関係を維持します。ただし、2 次ボリュームが使用可能になったときに、データが同期しなくなる可能性があります。
2 次ボリュームの整合したイメージを維持するために、変更ボリュームを使用できます。アクティブ/アクティブ (HyperSwap) 関係、およびサイクル・モードが「複数」に設定されているグローバル・ミラー関係は、常に、変更ボリュームを使用して構成する必要があります。メトロ・ミラー、およびサイクル・モードが「なし」に設定されているグローバル・ミラーは、オプションで変更ボリュームを使用して構成できます。
2 次変更ボリュームが構成されている場合、1 次ボリュームと 2 次ボリュームの間の関係は、リンクがダウンしたり 2 次ボリュームがオフラインになったりしても、停止しません。関係は、整合停止済み状況に移行しません。代わりに、システムは 2 次変更ボリュームを使用して、以前の 2 次ボリュームの整合した状態を自動的にコピーします。システムが再同期を行い、データの整合性を保護するので、関係は自動的に整合コピー中状況に移行します。 再同期プロセスが完了すると、関係の状況は整合同期化済みに変更されます。関係は一時的に接続が失われた後、自動的に複製を再開します。
メトロ・ミラー関係やグローバル・ミラー (サイクルなし) 関係に 2 次変更ボリュームを構成する必要はありません。ただし、リンクがダウンするか 2 次ボリュームがオフラインになった場合、関係は整合停止済み状況に移行します。1 次ボリュームまたは 2 次ボリュームのいずれかに書き込み操作が行われた場合、データはもはや同期していません (Out of sync)。
整合性保護は、整合性グループ内のすべての関係で使用可能に設定されている必要があります。整合性グループ内のすべての関係は、2 次変更ボリュームを使用して構成されている必要があります。1 つの関係で 2 次変更ボリュームが構成されていない場合、リンクがダウンするか整合性グループ内のいずれかの 2 次ボリュームがオフラインになったときにホスト入出力が処理されていると、その整合性グループ全体が 1720 エラーで停止します。その整合性グループ内のすべての関係は、再同期時に整合コピーを保持できません。
メトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係を作成する場合は、整合性保護を追加するためのオプションがデフォルトで選択されています。 整合性保護を使用せずにメトロ・ミラー関係またはグローバル・ミラー関係を作成するには、このオプションをクリアする必要があります。
整合停止済み状態の関係または整合性グループを再始動するには、startrcrelationship コマンドまたは startrcconsistgrp コマンドで –force オプションを指定する必要があります。同期化が行われている間、コピー操作によって一時的に整合性が失われる可能性があります。2 次ボリューム上の整合データが失われる可能性があります。