データ削減プールの作成

システム上でデータ削減を使用するには、データ削減プールを作成し、シン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームを作成し、SCSI マップ解除コマンドをサポートするホストにこれらのボリュームをマップする必要があります。

データ削減により、ストレージ効率とパフォーマンスを向上させ、ストレージ・コスト (特にフラッシュ・ストレージ) を削減することができます。 データ削減により、ホスト・システムで以前に使用されていたが不要になったストレージ・リソースをレクラメーション処理することで、外部ストレージ・システムおよび内蔵ドライブに保管されるデータ量が減ります。システムは、データ削減プールをサポートします。データ削減プールには、シン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームを含めることができます。また、データ削減プールは、データ重複排除をサポートすることで、シン・プロビジョニング・ボリュームおよび圧縮ボリュームでの追加の容量節約もサポートします。 シン・プロビジョニング・ボリュームまたは圧縮ボリュームに対して重複排除が指定された場合、重複するデータ・バージョンは除去され、ストレージに書き込まれません。これによってさらに容量を節約できます。 データ削減プールには、スペースがホストから解放されるタイミングを追跡する特定のボリュームや、ストレージ・プール内で収集して再使用することが可能な未使用の容量も含まれます。スペースがホストから解放されると、マップ解除 のプロセスが呼び出されます。マップ解除は、割り振り済みの容量がターゲット・ボリューム上で不要になったことを示すためにホストが使用する一連の SCSI コマンドです。 解放されたスペースは、ストレージ上で容量を再割り振りしなくても、収集してシステム上で再使用することができます。また、プールは、データ削減プール内の未使用の容量をレクラメーション処理し、その容量を再配分してエクステントを解放することもできます。レクラメーション処理が可能な容量 は、データが上書きされたとき、ボリュームを削除したとき、あるいはホストが SCSI マップ解除コマンドを使用してデータが不要であるとマークしたときに作成される未使用の容量です。 データ削減プールでは、レクラメーション処理が可能な容量は、モニターおよび収集され、最終的に再配分によってプールに戻されて使用できるようになります。レクラメーション処理が可能な容量は、他のボリュームに使用することができます。これにより、既存のストレージ・リソースがさらに効率的に使用されます。データ削減プールが作成されると、システムは、ホストのマップ解除操作からレクラメーション処理が可能な容量がないかプールをモニターします。この容量は、システムで再使用したり、プールに再配分したりすることができます。

管理 GUI を使用する場合

システム上でデータ削減を作成するには、以下のステップを実行します。
  1. 以下のステップを実行して、データ削減プールを作成します。
    1. 管理 GUI で、「プール」 > 「プール」を選択します。
    2. 「プール」ページで、「作成」をクリックします。
    3. 「プールの作成」ページで、プールの名前を入力し、「データ削減」を選択します。
    4. 「作成」をクリックします。 データ削減プールは、子プールではなく、親プールとしてのみ作成されます。
  2. 以下のステップを実行して、ストレージをデータ削減プールに追加します。
    1. 管理 GUI で、「プール」 > 「プール」を選択します。
    2. 作成したデータ削減プールを右クリックし、「ストレージの追加」を選択します。
    3. 使用可能なストレージから選択し、プールに容量を割り振ります。「割り当て」をクリックします。
  3. 以下のステップを実行して、データ削減プールに圧縮ボリューム、シン・プロビジョニング・ボリューム、または重複排除ボリューム、あるいはこれらのボリュームの組み合わせを作成し、それらをホストにマップします。
    1. 管理 GUI で、「ボリューム」 > 「ボリューム」を選択します。
    2. 「ボリューム」ページで、「ボリュームの作成」をクリックします。
    3. 「ボリュームの作成」ページで、さまざまなタイプのボリュームを作成することができます。作成できるボリュームのタイプは、システム上で構成されているトポロジーのタイプによって異なります。システムで標準トポロジーが使用されている場合 (単一サイト構成)、以下のいずれかのタイプのボリュームを選択します。
      • 基本
      • ミラーリング済み
      • カスタム
      システムで拡張トポロジーが使用されている場合 (複数サイト構成)、以下のいずれかのタイプのボリュームを選択します。
      • 基本
      • 拡張
      • カスタム
      システムで HyperSwap® トポロジーが使用されている場合 (これも複数サイト構成)、以下のいずれかのタイプのボリュームを選択します。
      • 基本
      • HyperSwap
      • カスタム
  4. ボリュームに関する以下の情報を入力します。
    プール
    リストからデータ削減プールを選択します。圧縮ボリューム、シン・プロビジョニング・ボリューム、および重複排除ボリュームとコピーは、データ削減プール内になければなりません。
    ボリュームの詳細
    作成するボリュームの数量、容量、および名前を入力します。
    容量の節約
    「なし」「シン・プロビジョニング」、または「圧縮」を選択します。 これらのいずれのオプションを選択した場合も、作成するボリュームで重複排除を使用することを選択することもできます。 例えば、重複排除を使用して重複データの削除も行う圧縮ボリュームを作成できます。
  5. 「作成およびマップ」をクリックします。
    注: ホストへのマッピングを行わずにデータ削減プール内にボリュームを作成する場合は、「作成」を選択します。 後でボリュームをホストにマップしたい場合は、「ホスト」 > 「ホスト」 > 「ホストの追加」を選択します。
  6. 「マッピングの作成」ページで、「ホスト」を選択すると、マッピングに使用可能なすべてのホストが表示されます。 ホストは、SCSI マップ解除コマンドをサポートしている必要があります。選択されたホスト・タイプが SCSI マップ解除コマンドをサポートしていることを確認してください。「次へ」をクリックする。
  7. ボリュームを確認し、「ボリュームのマップ」をクリックします。

コマンド・ライン・インターフェースの使用

システム上でデータ削減を作成するには、以下のステップを実行します。
  1. データ削減プールを作成するには、次のコマンドを入力します。
    mkmdiskgrp -name pool_name -ext extent_size -datareduction yes
    ここで、pool_name はプールの名前、extent_size はプールのエクステント・サイズです。 データ削減プールは、子プールではなく、親プールとしてのみ作成されます。
  2. データ削減プール内に圧縮ボリュームまたはシン・プロビジョニング・ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。
    mkvolume -name name -pool storage_pool_name -size disk_size -compressed
    mkvolume -name name -pool storage_pool_name -size disk_size -thin
    ここで、name は新規ボリュームの名前、storage_pool_name はデータ削減プールの名前、disk_size はボリュームの容量です。
  3. ボリュームをホストにマップするには、次のコマンドを入力します。
    mkvdiskhostmap -host host_name vdisk_name 
    ここで、host_name はホストの名前、vdisk_name はボリュームの名前です。